JP7115043B2 - タイヤ - Google Patents

タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP7115043B2
JP7115043B2 JP2018105187A JP2018105187A JP7115043B2 JP 7115043 B2 JP7115043 B2 JP 7115043B2 JP 2018105187 A JP2018105187 A JP 2018105187A JP 2018105187 A JP2018105187 A JP 2018105187A JP 7115043 B2 JP7115043 B2 JP 7115043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outboard
longitudinal edge
land portion
tire
tread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018105187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019209732A (ja
Inventor
龍太 木寅
亮 大場
泰将 石飛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2018105187A priority Critical patent/JP7115043B2/ja
Priority to EP19174269.1A priority patent/EP3575110B1/en
Priority to CN201910397683.1A priority patent/CN110539594B/zh
Priority to US16/415,735 priority patent/US11285762B2/en
Publication of JP2019209732A publication Critical patent/JP2019209732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7115043B2 publication Critical patent/JP7115043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤに関し、詳しくは、オールシーズンタイヤとして好適に実施され得るタイヤに関する。
オールシーズンタイヤは、ドライ路面だけではなく雪道での基本的な走行性能が求められる。滑りやすい雪道での走行性能を高めるために、タイヤには、大きな雪柱せん断力及び路面引っ掻き効果が要求される。雪柱せん断力は、路面の雪を横溝で押し固め、かつ、それをせん断することにより得られる。従って、雪上性能を向上させるためには、トレッド部に長い横溝を多数設けることが効果的である。また、横溝やサイプのエッジは、押し固められた圧雪路を引っ掻くことでトラクションを向上させる。関連する技術として、下記特許文献1がある。
特開2015-013604号公報
トレッド部に設けられた横溝やサイプは、雪上性能の向上には役立つが、トレッド部のパターン剛性を低下させ、ひいては、ドライ路面での操縦安定性を悪化させるという傾向があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ドライ路面での操縦安定性と雪上性能とを向上することができるタイヤを提供することを主たる課題としている。
本発明は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、前記外側トレッド端とタイヤ赤道との間に配された外側ミドル陸部とを有し、前記外側ミドル陸部は、前記内側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、前記第1縦エッジと前記第2縦エッジとの間の踏面とを有し、前記外側ミドル陸部には、前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル陸部内で途切れる外側ミドル横溝と、前記外側ミドル横溝の途切れ端から前記第2縦エッジまで延びる第1外側ミドルサイプと、前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル横溝の前記途切れ端よりも前記第2縦エッジ側で途切れる第2外側ミドルサイプとが設けられ、前記外側ミドル陸部には、前記第2縦エッジから前記第1縦エッジ側に延びかつ前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられていない。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部は、前記外側ミドル陸部の前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に連続して延びる外側ショルダー主溝と、前記外側ショルダー主溝と前記外側トレッド端との間で区分された外側ショルダー陸部とを有し、前記外側ショルダー陸部には、前記外側ショルダー主溝から前記外側トレッド端まで延びる外側ショルダー横溝が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側ショルダー横溝は、前記外側ショルダー主溝から延びる第1溝部と、前記第1溝部に連なり、前記第1溝部よりも大きい溝幅で前記外側トレッド端まで延びる第2溝部とを含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1溝部のタイヤ軸方向の長さは、前記外側ミドル横溝のタイヤ軸方向の長さよりも大きいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側ショルダー陸部には、その踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部が設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記面取り部は、前記外側ショルダー横溝に接続されているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記面取り部をタイヤ軸方向に沿って延長した領域は、前記第2外側ミドルサイプと交わるのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部に配された外側ミドル陸部は、内側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、外側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、第1縦エッジと第2縦エッジとの間の踏面とを有する。外側ミドル陸部には、第1縦エッジから延びかつ外側ミドル陸部内で途切れる外側ミドル横溝と、外側ミドル横溝の途切れ端から第2縦エッジまで延びる第1外側ミドルサイプと、第1縦エッジから延びかつ外側ミドル横溝の途切れ端よりも第2縦エッジ側で途切れる第2外側ミドルサイプとが設けられている。
外側ミドル横溝は、雪上走行時、雪柱せん断力を提供することができる。また、外側ミドル横溝は、第1縦エッジから延びかつ外側ミドル陸部内で途切れているため、外側ミドル陸部の第2縦エッジ側の剛性低下を防ぎ、操縦安定性の悪化を抑制する。
第1外側ミドルサイプは、幅の小さな切れ込みであり、陸部の過度な剛性低下を抑制しつつ、外側ミドル横溝を開き易くして外側ミドル横溝内に入る雪の量を増やすことができる。第2外側ミドルサイプは、外側ミドル陸部の第2縦エッジ側の剛性を維持しつつ、第1縦エッジ側における外側ミドル横溝と第2外側ミドルサイプとの間の陸部片を適度に動き易くし、ひいては外側ミドル横溝内に入った雪を強く押し固めることができる。このように、本発明では、第1外側ミドルサイプ及び第2外側ミドルサイプの配置によって外側ミドル横溝の雪柱せん断力が大きくなり、優れた雪上性能が得られる。
外側ミドル陸部には、第2縦エッジから第1縦エッジ側に延びかつ外側ミドル陸部のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられていない。一般に、この種の溝は、陸部の第2縦エッジ付近の剛性を大きく低下させるが、この種の溝を設けないことで、外側ミドル陸部の剛性が維持され、優れた操縦安定性が発揮される。
以上のように、本発明のタイヤは、ドライ路面での操縦安定性と雪上性能とを向上することができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の外側ミドル陸部及び内側ミドル陸部の拡大図である。 (A)は、図2のA-A線断面図であり、(B)は、図2のB-B線断面図であり、(C)は、他の実施形態における第2外側ミドルサイプの断面図である。 図2のC-C線断面図である。 図1の外側ショルダー陸部の拡大図である。 図1の内側ショルダー陸部の拡大図である。 比較例のタイヤの外側ミドル陸部の拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、空気入りタイヤとして構成される。本実施形態では、好ましい態様として、乗用車やSUVに装着が意図されたオールシーズンタイヤが示されている。
図1に示されるように、本発明のタイヤ1は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部2を有する。本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、左右非対称のトレッドパターンを有する。トレッド部2は、タイヤ1の車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端Toと、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端Tiとを有する。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示省略)に、文字又は記号で表示される。
外側トレッド端To及び内側トレッド端Tiは、空気入りタイヤの場合、正規状態のタイヤ1に正規荷重が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。正規状態とは、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
本実施形態のトレッド部2には、例えば、タイヤ周方向に連続して延びる複数の主溝3が設けられている。主溝3は、例えば、最も外側トレッド端To側に配された外側ショルダー主溝4と、最も内側トレッド端Ti側に配された内側ショルダー主溝5と、これらの間に配されたクラウン主溝6とを含む。本実施形態では、タイヤ赤道C上に1本のクラウン主溝6が設けられている。これにより、トレッド部2は、4つの陸部に区分されている。他の態様において、トレッド部2は、例えば、外側ショルダー主溝4及び内側ショルダー主溝5と、タイヤ赤道Cを挟む2本のクラウン主溝6とによって、5つの陸部に区分されても良い。
外側ショルダー主溝4又は内側ショルダー主溝5の溝中心線からタイヤ赤道Cまでのタイヤ軸方向の距離L1は、例えば、トレッド幅TWの0.15~0.25倍であるのが望ましい。トレッド幅TWは、前記正規状態での外側トレッド端Toから内側トレッド端Tiまでのタイヤ軸方向の距離である。
各主溝3は、例えば、直線状に延びている。各主溝3は、例えば、ジグザグ状に延びるものでも良い。主溝3の溝幅W1は、例えば、トレッド幅TWの4.0%~7.0%であるのが望ましい。主溝3の溝深さは、例えば、5.0~12.0mmであるのが望ましい。これにより、ドライ路面での操縦安定性と雪上性能とがバランス良く高められる。
本実施形態のトレッド部2は、外側ミドル陸部7と、内側ミドル陸部8と、外側ショルダー陸部9と、内側ショルダー陸部10とに区分されている。外側ミドル陸部7は、タイヤ赤道Cと外側トレッド端Toとの間に配されており、具体的には、クラウン主溝6と外側ショルダー主溝4との間に区分されている。内側ミドル陸部8は、タイヤ赤道Cと内側トレッド端Tiとの間に配されており、具体的には、クラウン主溝6と内側ショルダー主溝5との間に区分されている。外側ショルダー陸部9は、外側ショルダー主溝4と外側トレッド端Toとの間に区分されている。内側ショルダー陸部10は、内側ショルダー主溝5と内側トレッド端Tiとの間に区分されている。
図2には、外側ミドル陸部7及び内側ミドル陸部8の拡大図が示されている。図2に示されるように、外側ミドル陸部7は、内側トレッド端Ti側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ7aと、外側トレッド端To側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジ7bと、第1縦エッジ7aと前記第2縦エッジ7bとの間の踏面とを有する。同様に、内側ミドル陸部8は、内側トレッド端Ti側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ8aと、外側トレッド端To側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジ8bと、第1縦エッジ8aと第2縦エッジ8bとの間の踏面とを有する。
外側ミドル陸部7には、外側ミドル横溝15と、第1外側ミドルサイプ16と、第2外側ミドルサイプ17とが設けられている。外側ミドル横溝15は、第1縦エッジ7aから延びかつ外側ミドル陸部7内で途切れている。第1外側ミドルサイプ16は、外側ミドル横溝15の途切れ端から第2縦エッジ7bまで延びている。第2外側ミドルサイプ17は、第1縦エッジ7aから延びかつ外側ミドル横溝15の途切れ端よりも第2縦エッジ7b側で途切れている。なお、本明細書において「サイプ」とは、幅が1.5mm未満の切れ込みであり、望ましい実施形態では、サイプの幅は、例えば、0.5~1.0mmである。
外側ミドル横溝15は、雪上走行時、雪柱せん断力を提供することができる。また、外側ミドル横溝15は、第1縦エッジ7aから延びかつ外側ミドル陸部7内で途切れているため、外側ミドル陸部7の第2縦エッジ7b側の剛性低下を防ぎ、操縦安定性の悪化を抑制する。
第1外側ミドルサイプ16は、幅の小さな切れ込みであり、陸部の過度な剛性低下を抑制しつつ、外側ミドル横溝15を開き易くして外側ミドル横溝内に入る雪の量を増やすことができる。第2外側ミドルサイプ17は、外側ミドル陸部7の第2縦エッジ7b側の剛性を維持しつつ、第1縦エッジ7a側における外側ミドル横溝15と第2外側ミドルサイプ17との間の陸部片を適度に動き易くし、ひいては外側ミドル横溝15内に入った雪を強く押し固めることができる。このように、本発明では、第1外側ミドルサイプ16及び第2外側ミドルサイプ17の配置によって外側ミドル横溝15の雪柱せん断力が大きくなり、優れた雪上性能が得られる。
外側ミドル陸部7には、第2縦エッジ7bから第1縦エッジ7a側に延びかつ外側ミドル陸部7のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられていない。一般に、この種の溝は、陸部の第2縦エッジ7b付近の剛性を大きく低下させるが、この種の溝を設けないことで、外側ミドル陸部7の剛性が維持され、優れた操縦安定性が発揮される。
望ましい態様では、外側ミドル陸部7には、第2縦エッジ7bから延びかつ外側ミドル陸部7の幅Woの0.25倍を超える横溝が設けられていない。さらに望ましい態様として、本実施形態では、外側ミドル陸部7には、第2縦エッジ7bから延びる横溝が設けられておらず、第2縦エッジ7bにはサイプのみが接続されている。また、第2縦エッジ7bには、陸部の踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部も設けられていない。このような外側ミドル陸部7は、第2縦エッジ7b付近でより高い剛性を有し、さらに優れた操縦安定性を期待することができる。
外側ミドル陸部7のタイヤ軸方向の幅Woと、外側ミドル横溝15のタイヤ軸方向の長さLoとの比Lo/Woは、例えば、0.40~0.60であるのが望ましい。本実施形態の外側ミドル横溝15は、例えば、外側ミドル陸部7のタイヤ軸方向の中心位置に達している。このような外側ミドル横溝15は、ドライ路面での操縦安定性と雪上性能とをバランス良く高めることができる。
外側ミドル横溝15は、例えば、タイヤ軸方向に対して傾斜しているのが望ましい。外側ミドル横溝15のタイヤ軸方向に対する角度は、30°未満が望ましく、例えば、15~25°である。このような外側ミドル横溝15は、雪上での大きなトラクションを期待できる。
外側ミドル横溝15は、例えば、一定の溝幅で延びているのが望ましい。なお、一定の溝幅で延びるとは、横溝の最大の溝幅と最小の溝幅との差が、最大の溝幅の5%未満である態様を含むものとする。外側ミドル横溝15の溝幅W2は、例えば、主溝3の溝幅W1の0.25~0.40倍であるのが望ましい。
第1外側ミドルサイプ16は、例えば、タイヤ軸方向に対して外側ミドル横溝15と同じ向きに傾斜しているのが望ましい。また、第1外側ミドルサイプ16のタイヤ軸方向に対する角度は、30°未満であるのが望ましい。
図3(A)には、外側ミドル横溝15及び第1外側ミドルサイプ16のA-A線断面図が示されている。図3(A)に示されるように、第1外側ミドルサイプ16の深さd2は、外側ミドル横溝15の深さd1の0.50~0.70倍であるのが望ましい。このような第1外側ミドルサイプ16は、外側ミドル陸部7の剛性の低下を防ぎつつ、雪上性能を高めることができる。
図2に示されるように、第2外側ミドルサイプ17は、例えば、外側ミドル陸部7のタイヤ軸方向の中心位置よりも第2縦エッジ7b側で途切れている。第2外側ミドルサイプ17のタイヤ軸方向の長さL2は、例えば、外側ミドル陸部7のタイヤ軸方向の幅Woの0.65~0.85倍である。また、第2外側ミドルサイプ17の長さL2は、外側ミドル横溝15のタイヤ軸方向の長さLoの1.40~1.60倍であるのが望ましい。これにより、外側ミドル横溝15と第2外側ミドルサイプ17との間の陸部片がより動き易くなり、雪上走行時、外側ミドル横溝15内の雪が強く押し固められ、さらに大きな雪柱せん断力が得られる。
第2外側ミドルサイプ17は、例えば、タイヤ軸方向に対して外側ミドル横溝15と同じ向きに傾斜している。第2外側ミドルサイプ17のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、10~30°である。
図3(B)には、第2外側ミドルサイプ17のB-B線断面図が示されている。図3(B)に示されるように、第2外側ミドルサイプ17は、例えば、第1縦エッジ7a側の端部において溝底が隆起した浅底部17aと、第2縦エッジ7b側の途切れ端に向かって深さが漸減した漸減部17bとを有している。浅底部17aの深さd4は、第2外側ミドルサイプ17の最大の深さd3の0.70~0.90倍である。浅底部17a及び漸減部17bを有する第2外側ミドルサイプ17は、過度に開くのが抑制されるため、ドライ路面での操縦安定性が低下するのを防ぐことができる。
図3(C)には、第2外側ミドルサイプ17の他の実施形態の断面図が示されている。図3(C)に示されるように、この実施形態の第2外側ミドルサイプ17は、第1縦エッジ7a側の端から途切れ端に向かって、深さが漸減している。第2外側ミドルサイプ17の最大の深さd3と最小の深さd5との比d5/d3は、例えば、0.20~0.40である。このような第2外側ミドルサイプ17が配された外側ミドル陸部7は、タイヤ周方向の剛性が第2縦エッジ7b側に向かって漸増するため、旋回時の操舵の手応えをリニアにすることができる。
図2に示されるように、外側ミドル陸部7には、第1縦エッジ7a側において、陸部の踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部18が設けられている。本実施形態の面取り部18は、例えば、外側ミドル横溝15と接続している。このような面取り部18は、外側ミドル陸部7の偏摩耗を抑制する。また、面取り部18は、雪上走行時に外側ミドル横溝15内の雪とクラウン主溝6内の雪とを一体にするのに役立ち、ひいては外側ミドル横溝15内に雪が詰まるのを抑制できる。
内側ミドル陸部8には、第1縦エッジ8aから延びかつ内側ミドル陸部8内で途切れる内側ミドル横溝20が設けられている。内側ミドル横溝20は、雪上走行時、雪柱せん断力を提供することができる。また、内側ミドル横溝20は、内側ミドル陸部8の第2縦エッジ8b側の剛性低下を防ぎ、操縦安定性の悪化を抑制する。
内側ミドル陸部8のタイヤ軸方向の幅Wiと、内側ミドル横溝20のタイヤ軸方向の長さLiとの比Li/Wiは、外側ミドル陸部7のタイヤ軸方向の幅Woと、外側ミドル横溝15のタイヤ軸方向の長さLoとの比Lo/Woよりも大きいのが望ましい。これにより、相対的に大きな接地圧が作用する内側ミドル陸部8において、横溝の長さが確保され、優れた雪上性能が発揮される。
また、このような横溝の配置は、相対的に外側ミドル陸部7の剛性を高めることができる。これにより、セルフアライニングトルク(以下、「SAT」という場合がある。)が大きいタイヤが得られる。例えば、FFの乗用車の全輪に、SATが大きいタイヤが装着された場合、前輪のコーナリングパワー(以下、「CP」という場合がある。)がSATによって相対的に減じられ、前輪のCPと後輪のCPとが近付く。従って、本発明のタイヤを全輪に装着した乗用車は、前輪に舵角が与えられたとき、前輪のコーナリングフォースと後輪のコーナリングフォースとが実質的に釣り合った定常状態に移行し易く、優れた操縦安定性を発揮できる。
前記比Li/Wiは、例えば、0.70~0.90であるのがより望ましい。また、内側ミドル横溝20の長さLiは、外側ミドル横溝15の長さLoよりも大きいのが望ましい。これにより、雪上性能がさらに高められる。
内側ミドル陸部8には、第2縦エッジ8bから第1縦エッジ8a側に延びかつ内側ミドル陸部8のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられていない。望ましい態様では、内側ミドル陸部8には、第2縦エッジ8bから延びかつ内側ミドル陸部8の幅Woの0.25倍を超える横溝が設けられていない。さらに望ましい態様として、本実施形態では、内側ミドル陸部8には、第2縦エッジ8bから延びる横溝が設けられておらず、第2縦エッジ8bにはサイプのみが接続されている。また、第2縦エッジ8bには、陸部の踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部も設けられていない。このような内側ミドル陸部8は、ドライ路面での操縦安定性をさらに高めることができる。
内側ミドル横溝20は、例えば、外側ミドル横溝15と同じ向きに傾斜しているのが望ましい。内側ミドル横溝20のタイヤ軸方向に対する角度は、30°未満が望ましく、例えば、15~25°である。このような内側ミドル横溝20は、雪上でのトラクションと旋回性能とをバランス良く高めることができる。
内側ミドル横溝20は、一定の溝幅で延びているのが望ましい。内側ミドル横溝20の溝幅W3は、例えば、主溝3の溝幅W1の0.25~0.40倍であるのが望ましい。
内側ミドル陸部8には、第1内側ミドルサイプ21と、第2内側ミドルサイプ22とが設けられている。
第1内側ミドルサイプ21は、例えば、内側ミドル横溝20の途切れ端から第2縦エッジ8bまで延びている。第1内側ミドルサイプ21は、例えば、タイヤ軸方向に対して内側ミドル横溝20と同じ向きに傾斜しているのが望ましい。第1内側ミドルサイプ21のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、30°未満であるのが望ましい。
第1内側ミドルサイプ21を外側トレッド端To側に延長した領域は、外側ミドル横溝15を内側トレッド端Ti側に延長した領域とクラウン主溝6内で交わるのが望ましい。このような横溝及びサイプの配置は、各横溝を適度に開き易くし、雪上性能を高めるのに役立つ。
第2内側ミドルサイプ22は、例えば、第1縦エッジ8aから第2縦エッジ8bまで延びている。このような第2内側ミドルサイプ22は、雪上でのトラクションを高めることができる。
第2内側ミドルサイプ22は、例えば、タイヤ軸方向に対して内側ミドル横溝20と同じ向きに傾斜しているのが望ましい。第2内側ミドルサイプ22のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、10~30°である。
図4には、第2内側ミドルサイプ22のC-C線断面図が示されている。図4に示されるように、第2内側ミドルサイプ22は、タイヤ軸方向の両端に浅底部22aを有しているのが望ましい。浅底部22aの深さd7は、例えば、第2内側ミドルサイプ22の最大の深さd6の0.70~0.90倍である。このような第2内側ミドルサイプ22は、操縦安定性の低下を抑制しつつ、雪上性能を高めることができる。
図2に示されるように、内側ミドル陸部8には、第1縦エッジ8a側において、陸部の踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部23が設けられている。本実施形態の面取り部23は、例えば、内側ミドル横溝20と接続している。このような面取り部23は、内側ミドル陸部8の偏摩耗を抑制できる。また、内側ミドル陸部8に設けられた面取り部23のタイヤ周方向の長さは、外側ミドル陸部7に設けられた面取り部18のタイヤ周方向の長さよりも大きい。これにより、接地圧の差に起因した内側ミドル陸部8と外側ミドル陸部7との摩耗の進行の差が小さくなる。
図5には、外側ショルダー陸部9の拡大図が示されている。図5に示されるように、外側ショルダー陸部9には、外側ショルダー横溝25と、第1外側ショルダーサイプ26と、第2外側ショルダーサイプ27とが設けられている。
外側ショルダー横溝25は、例えば、外側ショルダー主溝4から外側トレッド端Toまで延びている。外側ショルダー横溝25は、例えば、タイヤ軸方向に対して外側ミドル横溝15と同じ向きに傾斜している。外側ショルダー横溝25のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、10~30°であるのが望ましい。
本実施形態の外側ショルダー横溝25は、外側ショルダー主溝4から延びる第1溝部25aと、第1溝部25aに連なり、第1溝部25aよりも大きい溝幅で外側トレッド端Toまで延びる第2溝部25bとを含んでいる。より望ましい態様では、第1溝部25aの一方のエッジと第2溝部25bの一方のエッジとが滑らかに連続している。
第1溝部25aの溝幅W4は、例えば、外側ミドル横溝15の溝幅W2(図2に示す)よりも小さいのが望ましい。第2溝部25bの溝幅W5は、例えば、外側ミドル横溝15の溝幅W2よりも大きいのが望ましい。第2溝部25bの溝幅W5は、例えば、第1溝部25aの溝幅W4の1.70~2.00倍であるのが望ましい。このような外側ショルダー横溝25は、ドライ路面での操縦安定性と雪上性能とをバランス良く高めることができる。
第1溝部25aのタイヤ軸方向の長さL3は、例えば、外側ショルダー陸部9のタイヤ軸方向の幅W6の0.35~0.55倍である。また、第1溝部25aのタイヤ軸方向の長さL3は、外側ミドル横溝15のタイヤ軸方向の長さLo(図2に示す)よりも大きいのが望ましい。
第2溝部25bは、例えば、第1溝部25aよりも大きい深さを有しているのが望ましい。第2溝部25bの深さは、例えば、第1溝部25aの深さの1.5~2.0倍であるのが望ましい。このような外側ショルダー横溝25は、第1溝部25aによって陸部の剛性低下を防ぎつつ、第2溝部25bによって優れた雪上性能を発揮する。
第1外側ショルダーサイプ26は、例えば、両端が外側ショルダー陸部9内で途切れるクローズドサイプである。本実施形態では、タイヤ周方向で隣り合う2本の外側ショルダー横溝25の間に、2本の第1外側ショルダーサイプ26が設けられている。
第1外側ショルダーサイプ26のタイヤ軸方向の長さは、例えば、外側ショルダー横溝25の第1溝部25aのタイヤ軸方向の長さよりも大きいのが望ましい。
第2外側ショルダーサイプ27は、外側トレッド端Toから、タイヤ赤道C側に延び、外側ショルダー陸部9内で途切れている。本実施形態では、タイヤ周方向で隣り合う2本の外側ショルダー横溝25の間に、2本の第2外側ショルダーサイプ27が設けられている。望ましい態様では、第2外側ショルダーサイプ27と第1外側ショルダーサイプ26とは、タイヤ軸方向でオーバーラップしていない。このような第2外側ショルダーサイプ27は、陸部の剛性を維持しつつ、雪上でのワンダリング性能を高めるのに役立つ。
外側ショルダー陸部9には、外側ショルダー主溝4側において、陸部の踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部28が設けられている。本実施形態の面取り部28は、例えば、外側ショルダー横溝25と接続している。このような面取り部28は、外側ショルダー横溝25とともに大きな雪柱を形成し、雪上性能を高めることができる。
図1に示されるように、外側ショルダー陸部9に設けられた面取り部28をタイヤ軸方向に沿って延長した領域は、第2外側ミドルサイプ17と交わるのが望ましい。このような面取り部28の配置は、外側ショルダー陸部9の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
図6には、内側ショルダー陸部10の拡大図が示されている。図6に示されるように、内側ショルダー陸部10には、内側ショルダー横溝30と、第1内側ショルダーサイプ31と、第2内側ショルダーサイプ32とが設けられている。
内側ショルダー横溝30は、例えば、内側ショルダー主溝5から内側トレッド端Tiまで延びている。内側ショルダー横溝30は、例えば、タイヤ軸方向に対して内側ミドル横溝20と同じ向きに傾斜している。内側ショルダー横溝30のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、10~30°であるのが望ましい。
内側ショルダー横溝30の溝幅W7は、少なくとも、外側ショルダー横溝25の第1溝部25aの溝幅W4(図5に示す)よりも大きいのが望ましい。より望ましい態様では、内側ショルダー横溝30の溝幅W7は、外側ミドル横溝15の溝幅W2(図2に示す)及び内側ミドル横溝20の溝幅W3(図2に示す)のいずれよりも大きい。このような内側ショルダー横溝30は、優れた雪上性能を発揮するのに役立つ。
内側ショルダー横溝30は、例えば、内側ショルダー主溝5側の端部において、溝底が隆起した浅底部を有するのが望ましい。この浅底部のタイヤ軸方向の長さは、外側ショルダー横溝25の第1溝部25a(図5に示す)のタイヤ軸方向の長さよりも小さいのが望ましい。また、浅底部の深さは、例えば、内側ショルダー横溝30の最大の深さの0.55~0.70倍である。
第1内側ショルダーサイプ31は、例えば、内側ショルダー主溝5から内側トレッド端Ti側に延び、内側ショルダー陸部10内で途切れている。本実施形態では、タイヤ周方向で隣り合う2本の内側ショルダー横溝30の間に、2本の第1内側ショルダーサイプ31が設けられている。第1内側ショルダーサイプ31のタイヤ軸方向の長さL4は、例えば、内側ショルダー陸部10のタイヤ軸方向の幅W8の0.75~0.90倍である。
第2内側ショルダーサイプ32は、内側トレッド端Tiから、タイヤ赤道C側に延び、内側ショルダー陸部10内で途切れている。本実施形態では、タイヤ周方向で隣り合う2本の内側ショルダー横溝30の間に、2本の第2内側ショルダーサイプ32が設けられている。望ましい態様では、第2内側ショルダーサイプ32と第1内側ショルダーサイプ31とは、タイヤ軸方向でオーバーラップしていない。このような第2内側ショルダーサイプ32は、内側ショルダー陸部10の剛性を維持しつつ、雪上でのワンダリング性能を高めることができる。
内側ショルダー陸部10には、内側ショルダー主溝5側において、陸部の踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部33が設けられている。本実施形態の面取り部33は、例えば、内側ショルダー横溝30及び第1内側ショルダーサイプ31と接続している。このような面取り部33は、内側ショルダー陸部10の偏摩耗を抑制することができる。
以上、本発明のタイヤの好ましい実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本パターンを有するサイズ185/65R15のタイヤが試作された。比較例として、図7に示されるように、外側ミドル陸部aにおいて、第2外側ミドルサイプcのタイヤ軸方向の長さが、外側ミドル横溝bのタイヤ軸方向の長さよりも小さいタイヤが試作された。比較例のタイヤは、外側ミドル陸部の構成を除き、図1で示されるものと実質的に同じトレッドパターンを有している。各テストタイヤのドライ路面での操縦安定性及び雪上性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:15×6.0J
タイヤ内圧:前輪220kPa、後輪210kPa
テスト車両:排気量1300cc、前輪駆動車
タイヤ装着位置:全輪
<ドライ路面での操縦安定性>
上記テスト車両でドライ路面を走行したときの操縦安定性が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、ドライ路面での操縦安定性が優れていることを示す。
<雪上性能>
各テストタイヤが装着された上記テスト車両で雪路を走行したときの性能が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、雪上性能が優れていることを示す。
テスト結果が表1に示される。
Figure 0007115043000001
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べ、雪上性能が大きく向上していることが確認できた。また、実施例のタイヤは、ドライ路面での操縦安定性が維持されていることも確認できた。
2 トレッド部
7 外側ミドル陸部
7a 第1縦エッジ
7b 第2縦エッジ
15 外側ミドル横溝
16 第1外側ミドルサイプ
17 第2外側ミドルサイプ
To 外側トレッド端
Ti 内側トレッド端

Claims (6)

  1. 車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、前記外側トレッド端とタイヤ赤道との間に配された外側ミドル陸部とを有し、
    前記外側ミドル陸部は、前記内側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、前記第1縦エッジと前記第2縦エッジとの間の踏面とを有し、
    前記外側ミドル陸部には、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル陸部内で途切れる外側ミドル横溝と、
    前記外側ミドル横溝の途切れ端から前記第2縦エッジまで延びる第1外側ミドルサイプと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル横溝の前記途切れ端よりも前記第2縦エッジ側で途切れる第2外側ミドルサイプとが設けられ、
    前記外側ミドル陸部には、前記第2縦エッジから前記第1縦エッジ側に延びかつ前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられておらず、
    前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向の幅Woと、前記外側ミドル横溝のタイヤ軸方向の長さLoとの比Lo/Woは、0.40~0.60であり、
    前記外側ミドル横溝、前記第1外側ミドルサイプ及び前記第2外側ミドルサイプは、タイヤ軸方向に対して互いに同じ向きに傾斜している、
    タイヤ。
  2. 車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、前記外側トレッド端とタイヤ赤道との間に配された外側ミドル陸部と、前記外側ミドル陸部の前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に連続して延びる外側ショルダー主溝と、前記外側ショルダー主溝と前記外側トレッド端との間で区分された外側ショルダー陸部とを有し、
    前記外側ミドル陸部は、前記内側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、前記第1縦エッジと前記第2縦エッジとの間の踏面とを有し、
    前記外側ミドル陸部には、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル陸部内で途切れる外側ミドル横溝と、
    前記外側ミドル横溝の途切れ端から前記第2縦エッジまで延びる第1外側ミドルサイプと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル横溝の前記途切れ端よりも前記第2縦エッジ側で途切れる第2外側ミドルサイプとが設けられ、
    前記外側ミドル陸部には、前記第2縦エッジから前記第1縦エッジ側に延びかつ前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられておらず、
    前記外側ショルダー陸部には、前記外側ショルダー主溝から前記外側トレッド端まで延びる外側ショルダー横溝が設けられており、
    前記外側ショルダー横溝は、前記外側ショルダー主溝から延びる第1溝部と、前記第1溝部に連なり、前記第1溝部よりも大きい溝幅で前記外側トレッド端まで延びる第2溝部とを含む、
    タイヤ。
  3. 前記第1溝部のタイヤ軸方向の長さは、前記外側ミドル横溝のタイヤ軸方向の長さよりも大きい、請求項2記載のタイヤ。
  4. 車両への装着の向きが指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端と、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端と、前記外側トレッド端とタイヤ赤道との間に配された外側ミドル陸部と、前記外側ミドル陸部の前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に連続して延びる外側ショルダー主溝と、前記外側ショルダー主溝と前記外側トレッド端との間で区分された外側ショルダー陸部とを有し、
    前記外側ミドル陸部は、前記内側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジと、前記外側トレッド端側でタイヤ周方向に延びる第2縦エッジと、前記第1縦エッジと前記第2縦エッジとの間の踏面とを有し、
    前記外側ミドル陸部には、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル陸部内で途切れる外側ミドル横溝と、
    前記外側ミドル横溝の途切れ端から前記第2縦エッジまで延びる第1外側ミドルサイプと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記外側ミドル横溝の前記途切れ端よりも前記第2縦エッジ側で途切れる第2外側ミドルサイプとが設けられ、
    前記外側ミドル陸部には、前記第2縦エッジから前記第1縦エッジ側に延びかつ前記外側ミドル陸部のタイヤ軸方向の中心位置に達する横溝が設けられておらず、
    前記外側ショルダー陸部には、その踏面と側面との間のコーナ部が凹んだ面取り部が設けられている、
    タイヤ。
  5. 前記外側ショルダー陸部には、前記外側ショルダー主溝から前記外側トレッド端まで延びる外側ショルダー横溝が設けられ、
    前記面取り部は、前記外側ショルダー横溝に接続されている、請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記面取り部をタイヤ軸方向に沿って延長した領域は、前記第2外側ミドルサイプと交わる、請求項4又は5記載のタイヤ。
JP2018105187A 2018-05-29 2018-05-31 タイヤ Active JP7115043B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018105187A JP7115043B2 (ja) 2018-05-31 2018-05-31 タイヤ
EP19174269.1A EP3575110B1 (en) 2018-05-29 2019-05-14 Tyre
CN201910397683.1A CN110539594B (zh) 2018-05-29 2019-05-14 轮胎
US16/415,735 US11285762B2 (en) 2018-05-29 2019-05-17 Tyre

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018105187A JP7115043B2 (ja) 2018-05-31 2018-05-31 タイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019209732A JP2019209732A (ja) 2019-12-12
JP7115043B2 true JP7115043B2 (ja) 2022-08-09

Family

ID=68846321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018105187A Active JP7115043B2 (ja) 2018-05-29 2018-05-31 タイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7115043B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149124A (ja) 2007-12-18 2009-07-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2015168356A (ja) 2014-03-07 2015-09-28 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2016199226A (ja) 2015-04-14 2016-12-01 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2017132317A (ja) 2016-01-26 2017-08-03 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP2017226366A (ja) 2016-06-24 2017-12-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5361814A (en) * 1989-11-15 1994-11-08 The Goodyear Tire & Rubber Company Asymmetric tire
DE10352149A1 (de) * 2003-11-04 2005-06-02 Continental Aktiengesellschaft Fahrzeugluftreifen

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009149124A (ja) 2007-12-18 2009-07-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
JP2015168356A (ja) 2014-03-07 2015-09-28 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2016199226A (ja) 2015-04-14 2016-12-01 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP2017132317A (ja) 2016-01-26 2017-08-03 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP2017226366A (ja) 2016-06-24 2017-12-28 住友ゴム工業株式会社 タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019209732A (ja) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6711169B2 (ja) タイヤ
EP2752309B1 (en) Pneumatic tire
EP3421263B1 (en) Tire
CN107554197B (zh) 充气轮胎
JP6900758B2 (ja) タイヤ
JP6891624B2 (ja) タイヤ
JP6724451B2 (ja) 空気入りタイヤ
US10272725B2 (en) Pneumatic tire
JP7035769B2 (ja) タイヤ
EP3388255A1 (en) Pneumatic tire
CN110539594B (zh) 轮胎
CN108569086B (zh) 轮胎
JP7095371B2 (ja) タイヤ
CN111137072A (zh) 轮胎
EP3970996B1 (en) Tire
EP3960504B1 (en) Tire
JP7115043B2 (ja) タイヤ
JP7102945B2 (ja) タイヤ
JP7183681B2 (ja) タイヤ
JP7287519B2 (ja) タイヤ
JP7131284B2 (ja) タイヤ
JP7139860B2 (ja) タイヤ
JP7476694B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP3747672A1 (en) Tire tread
JP2022177711A (ja) タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7115043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150