JP6890892B2 - 自動変速機のシフトロック機構 - Google Patents

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本発明は、自動変速機のシフトロック機構に関する。
従来、車両に搭載される自動変速機として、有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)や無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)が広く知られている。 自動変速機は、Pレンジ、Rレンジ、NレンジおよびDレンジを含む変速レンジ(シフトレンジ)を有している。これらの変速レンジを切り替えるため、車両の車室内には、シフトレバー(セレクトレバー)が配設されている。シフトレバーの可動域には、変速レンジに対応したシフトポジションとして、Pポジション、Rポジション、NポジションおよびDポジションが設定されている。
シフトレバーには、ディテントロッドが長手方向に移動可能に挿通されている。ディテントロッドには、ディテントロッドの移動方向と直交する方向に延びるグルーブドピンが一体的に設けられている。シフトレバーの先端部には、シフトノブが取り付けられており、シフトノブに設けられたノブボタンの押操作により、ディテントロッドが一定量だけ押し下げられる。
シフトレバーは、シフトパネルから車室内に突出している。シフトパネルの車室側と反対側には、ゲート窓を有するゲートプレートが設けられており、グルーブドピンは、ゲート窓に挿通されている。ゲート窓のシフトノブ側の端縁には、段付のディテント溝が形成されており、グルーブドピンは、シフトレバーの操作(回動)に伴い、ゲート窓内をディテント溝に沿って移動する。ディテント溝は、Pポジションに対応する位置とRポジションに対応する位置との間に、各位置に対してシフトノブ側と反対側に突出する凸部を有している。そのため、シフトレバーをPポジションとRポジションとの間で移動させるときには、グルーブドピンが凸部を乗り越えるよう、運転者がノブスイッチを押操作しなければならない。また、Rポジションに対応する位置とNポジションに対応する位置との間には、Rポジションに対応する位置が一段高くなる段差を有している。そのため、シフトレバーをNポジションからRポジションに移動させるときには、グルーブドピンが段差を乗り越えるよう、運転者がノブスイッチを押操作しなければならない。
また、シフトパネルの車室側と反対側には、図3に示されるように、シフトレバーをPポジションでロックするためのシフトロック機構101が設けられている。シフトロック機構101には、シフトロックカム102と、シフトロックカム102を揺動させるソレノイド103とが含まれる。ソレノイド103が非作動のとき、Pポジションに対応する位置に配置されるグルーブドピン105に対してシフトロックカム102の端面104がシフトノブ側と反対側から対向し、シフトロックカム102によりグルーブドピン105の移動経路が封鎖される。たとえば、車両のイグニッションスイッチ(スタートスイッチ)がオンにされて、ブレーキペダルが踏まれると、ソレノイド103が作動する。ソレノイド103の作動により、シフトロックカム102が回動軸106を中心に回動して、シフトロックカム102の一端部がグルーブドピン105と対向する位置から退避し、グルーブドピン105のPポジションに対応する位置からの移動経路が開放される。その結果、シフトレバーをPポジションから他のシフトポジションに移動させることが可能となる。
シフトロックカム102によりグルーブドピン105のPポジションからの移動経路が封鎖されるシフトロック時に、ノブスイッチが押されて、グルーブドピン105がシフトロックカム102の端面104を押圧してもシフトロックカム102が回動しないように、端面104は、端面104におけるグルーブドピン105の当接部分と回動軸106の中心(シフトロックカム102の回動中心)とを通る直線に対して直交する。そのため、グルーブドピン105から端面104に入力される押圧力をシフトロックカム102の回動軸106で受けなければならず、回動軸106に十分な強度を確保するため、回動軸106の径を大きくせざるを得ない。
特開2007−283819号公報
回動軸106の径が大きいと、回動軸106の中心からシフトロックカム102とソレノイド103との接続点までの距離A0が大きくなり、シフトロックの解除のために必要な端面104の移動距離(ストローク)を得るためには、シフトロックカム102とソレノイド103との接続点から端面104までの距離B0が大きくなる。そのため、シフトロックカム102のサイズが大きくなり、また、シフトロックカム102の揺動のために大きなスペースが必要となる。その結果、シフトロック機構101の質量、コストおよびサイズが増大する。
本発明の目的は、質量、コストおよびサイズの低減を図ることができる、自動変速機のシフトロック機構を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る自動変速機のシフトロック機構は、パーキングポジションと他のシフトポジションとの間で操作される操作レバーと、操作レバーに挿通されて、当該挿通方向に第1位置と第1位置よりも操作レバーの先端から離間する第2位置との間で変位可能に設けられており、挿通方向と交差する方向に延びるグルーブドピンを有するディテントロッドと、グルーブドピンが挿通されて、操作レバーの操作およびディテントロッドの変位によりグルーブドピンが移動するゲート窓が形成されたゲートプレートとを備え、ゲート窓が、操作レバーがパーキングポジションに位置し、かつ、ディテントロッドが第1位置に位置するときにグルーブドピンが配置される溝部を有する構成のシフトレバー装置に適用されて、操作レバーをパーキングポジションでロックするシフトロック機構であって、挿通方向と直交する方向に延びる回動軸を中心に、一端面が溝部に配置されたグルーブドピンに挿通方向から対向する規制位置と、規制位置から退避して、一端面が溝部に配置されたグルーブドピンに挿通方向から対向しない許容位置とに回動可能に設けられたシフトロックカムと、シフトロックカムにプランジャが接続されて、シフトロックカムを規制位置と許容位置とに変位させるソレノイドと、ストッパと、ディテントロッドが第1位置から第2位置に向けて変位され、溝部に配置されているグルーブドピンがシフトロックカムの一端面を挿通方向に押圧したときに、その押圧力の一部をシフトロックカムを規制位置から許容位置と反対側に回動させる回動力に変換する手段とを含み、回動力によりシフトロックカムが回動開始したときに、シフトロックカムの所定部がストッパに当接してそれ以上のシフトロックカムの回動が阻止される。
この構成によれば、操作レバーがパーキングポジションに位置し、かつ、ディテントロッドが第1位置に位置するとき、グルーブドピンがゲート窓の溝部に配置され、シフトロックカムが規制位置に位置するとき、その溝部に配置されたグルーブドピンにシフトロックカムの一端面が挿通方向に対向する。この状態でディテントロッドが第1位置から第2位置に向けて変位されると、グルーブドピンがシフトロックカムの一端面を挿通方向に押圧する。その押圧力の一部は、シフトロックカムを規制位置から許容位置と反対側に回動させる回動力に変換される。そして、その回動力によりシフトロックカムが回動開始すると、シフトロックカムの所定部がストッパに当接してそれ以上のシフトロックカムの回動が阻止される。そのため、グルーブドピンからシフトロックカムの一端面に入力される押圧力のすべてをシフトロックカムの回動軸で受けなくてよい。それゆえ、シフトロックカムの回動軸の径を従来よりも小さくできるので、シフトロックカムのサイズおよびシフトロックカムの回動に必要なスペースを縮小できる。その結果、シフトロック機構の質量、コストおよびサイズの縮小を図ることができる。
なお、回動力を変換する手段は、押圧力の一部がシフトロックカムを規制位置から許容位置と反対側に回動させる回動力に変換される構成であればよく、たとえば、シフトロックカムの一端面が押圧力の一部を回動力に変換するよう挿通方向に対して傾斜した構成であってもよいし、シフトロックカムの回動中心とグルーブドピンの位置とが挿通方向に対してオフセットされた(挿通方向に対向していない)構成であってもよい。
本発明によれば、シフトロック機構の質量、コストおよびサイズの低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るシフトロック機構が適用されたシフトレバー装置の右側面図である。 シフトロック機構の右側面図である。 従来のシフトロック機構の右側面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<シフトレバー装置>
図1は、本発明の一実施形態に係るシフトロック機構51が適用されたシフトレバー装置1の右側面図である。
シフトレバー装置1は、有段式または無段式の自動変速機とセットで車両に搭載され、たとえば、車室内のインストルメントパネルに設けられる。シフトレバー装置1は、シフトパネル11、シフトレバー12およびゲートプレート13を備えている。
シフトパネル11は、車両の左右方向に幅を有する円弧板状をなし、その表面がインストルメントパネルから車室内側に膨出するように配置される。シフトパネル11には、図示されないが、車両の前後方向に延びるシフト溝が上下方向に貫通して形成されている。
シフトレバー12は、シフトパネル11のシフト溝を貫通して、車室内外に跨がって設けられる。シフトレバー12は、シフト溝内で移動可能であり、シフトレバー12の可動範囲には、たとえば、P(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、S(スポーツ)ポジションおよびB(ブレーキ)ポジションがこの順に前側から後側に一列に並べて設けられている。
また、シフトレバー12は、二重軸構造をなし、外側の略円筒状のシャフト21と、シャフト21に挿通される略円柱状のロッド22とを備えている。ロッド22は、シャフト21の軸線方向に第1位置と第2位置との間で往復動可能に設けられており、スプリング(図示せず)の弾性力により上側(第1位置側)に付勢されている。ロッド22の中間部には、グルーブドピン24が一体的に設けられている。グルーブドピン24は、シフトパネル11よりも下側の位置でロッド22から右側に突出している。
シャフト21の上端部には、シフトノブ26が取り付けられている。ロッド22の上端部は、シャフト21から突出して、シフトノブ26内に挿入されている。ロッド22の上端部には、ブロックが取り付けられている。ブロックには、下側ほど右側に位置するように右下がりに傾斜した傾斜面が形成されている。
シフトノブ26の右側面には、図示されていないが、ノブボタンが右側に突出して設けられている。ノブボタンは、コイルばねの弾性力により右側に付勢されている。この付勢力に抗して、ノブボタンがシフトノブ内に押し込まれると、ノブボタンによりブロックの傾斜面が押圧され、その押圧力が傾斜面で下側に向かう力に変換されて、ロッド22が第1位置から第2位置に向けて下方に移動する。
シフトレバー12が操作されると、その操作がシフトケーブルを介して自動変速機のアウタレバーに入力され、その入力によりコントロールシャフトが回動する。そして、コントロールシャフトの回動に伴って、マニュアルバルブのスプールが移動し、シフトレバー12のシフトポジションに対応した出力ポートから油圧が出力されることにより、自動変速機では、シフトポジションに対応したPレンジ、Rレンジ、NレンジまたはDレンジが選択的に構成される。
シフトレバー12がDポジション、SポジションまたはBポジションのいずれに位置する状態であっても、自動変速機では、Dレンジが構成される。ただし、シフトレバー12がSポジションに位置する状態では、シフトレバー12がDポジションに位置する状態と比較して、エンジン回転数が高めに維持されるように変速比が変更される。これにより、運転者は、シフトレバー12をSポジションに配置して、スポーティな走行を楽しむことができる。また、シフトレバー12がSポジションに配置されているときには、減速時に強いエンジンブレーキが得られる。シフトレバー12がBポジションに位置する状態では、Sポジションよりもエンジン回転数がさらに高めに維持されるように変速比が変更され、減速時にさらに強いエンジンブレーキが得られる。
ゲートプレート13は、シフトパネル11の下側において、シフトレバー12の右側に配置され、前後方向および上下方向に延びている。ゲートプレート13には、グルーブドピン24と左右方向に対向する位置に、ゲート窓41が左右方向に貫通して形成されている。ゲート窓41の上端部には、上側に凹む第1溝部42,第2溝部43および第3溝部44が形成されている。第1溝部42は、シフトレバー12のPポジションに対応して、ゲート窓41の前端部に形成されている。第2溝部43は、シフトレバー12のRポジションに対応して、第1溝部42の後側に隔壁45を隔てて形成されている。第3溝部44は、シフトレバー12のN,D,Sポジションに対応して、第2溝部43の後側に形成されている。第2溝部43は、後側に開放されて第3溝部44と連通している。第3溝部44は、第2溝部43よりも深く形成され、第2溝部43と第3溝部44との間には、段差が生じている。
ゲート窓41には、グルーブドピン24が挿通されている。ロッド22がスプリングの弾性力により上側に向けて付勢されているので、ノブボタンが操作されない状態では、グルーブドピン24がゲート窓41の上端に当接している。これにより、シフトレバー12がPポジションに位置するときには、グルーブドピン24がPポジションに対応する第1溝部42に嵌まり込む。第1溝部42と第2溝部43との間には、隔壁45が設けられているので、ノブボタンの操作なしでは、シフトレバー12をPポジションから移動させることができない。ノブボタンの押操作により、ロッド22が第1位置から第2位置に移動すると、グルーブドピン24が第1溝部42から離脱し、シフトレバー12のPポジションからRポジションへの移動が可能になる。また、シフトレバー12をRポジションからPポジションに戻す際にも、ノブボタンの操作を要する。第2溝部43が第3溝部44側に開放されているので、ノブボタンの押操作なしで、シフトレバー12をRポジションからNポジションに移動させることができる。一方、第2溝部43と第3溝部44との間の段差により、グルーブドピン24の第3溝部44から第2溝部43側への移動が規制されるので、シフトレバー12をNポジションからRポジションに移動させる際には、ノブボタンの押操作が必要である。グルーブドピン24がN,D,Sポジションに対応する第3溝部44内に嵌まっている状態では、ノブボタンの押操作なしで、シフトレバー12をN,D,Sポジション間で移動させることができる。シフトレバー12をSポジションからBポジションに移動させる際には、グルーブドピン24を第3溝部44から離脱させるため、ノブボタンの押操作が必要である。
<シフトロック機構>
図2は、シフトロック機構51の右側面図である。
シフトレバー装置1には、シフトロック機構51が設けられている。シフトロック機構51は、シフトロックカム52およびソレノイド53を備えている。
シフトロックカム52は、左右方向に延びる回動軸54を支点として、回動軸54を中心に規制位置と許容位置とに回動可能に設けられている。シフトロックカム52は、回動軸54が設けられている部分から前上方に延びる本体部55と、回動軸54が設けられている部分から後方に延びる当接部56とを一体的に備えている。
本体部55には、回動軸54から本体部55の先端側に離間した位置に、接続軸57が形成されている。ソレノイド53のプランジャ61の先端部には、接続部材62が取り付けられており、この接続部材62に形成された接続孔63に接続軸57が遊びを有して(相対回転可能に)挿通されることにより、プランジャ61が本体部55に接続されている。
当接部56には、ゴムからなる緩衝部材64が巻着されている。
また、ゲートプレート13には、緩衝部材64に下方から対向するストッパ65が形成されている。
ソレノイド53に通電されていない状態では、コイルばね66の弾性力により、プランジャ61がソレノイド53の本体から進出して、シフトロックカム52が規制位置に位置する。このとき、シフトレバー12がPポジションに位置し、グルーブドピン24が第1溝部42に嵌まっていると、本体部55の先端面67がグルーブドピン24に下側から対向し、グルーブドピン24の移動経路が封鎖する。そのため、ノブボタンが押操作されても、グルーブドピン24が第1溝部42から離脱せず、シフトレバー12をPポジションから移動させることができない。
たとえば、車両のイグニッションスイッチ(スタートスイッチ)がオンの状態でブレーキペダルが踏まれると、ソレノイド53に通電される。ソレノイド53の通電により、プランジャ61がソレノイド53の本体側に引き込まれて、シフトロックカム52が規制位置から許容位置に回動して、本体部55の先端面67がグルーブドピン24と対向する位置から退避する。これにより、グルーブドピン24の移動経路が開放され、ノブボタンを押操作して、シフトレバー12をPポジションから移動させることが可能となる。
グルーブドピン24が第1溝部42に嵌まり、シフトロックカム52が規制位置に位置する状態で、ノブボタンの押操作によりロッド22が第1位置から第2位置に向けて下方に移動すると、グルーブドピン24がシフトロックカム52の本体部55の先端面67に当接して、グルーブドピン24が先端面67を下方に押圧する。本体部55の先端面67は、その押圧力の一部がシフトロックカム52を規制位置から許容位置と反対側に回動させる回動力に変換されるよう傾斜している。そのため、その回動力によりシフトロックカム52が回動開始すると、シフトロックカム52の当接部56に巻着された緩衝部材64がストッパ65に当接して、それ以上のシフトロックカム52の回動が阻止される。
<作用効果>
以上のように、シフトレバー12がパーキングポジションに位置し、かつ、ロッド22が第1位置に位置するとき、グルーブドピン24がゲート窓41の第1溝部42に配置され、シフトロックカム52が規制位置に位置するとき、その第1溝部42に配置されたグルーブドピン24にシフトロックカム52の先端面67が挿通方向に対向する。この状態でロッド22が第1位置から第2位置に向けて変位されると、グルーブドピン24がシフトロックカム52の先端面67を下方に押圧する。シフトロックカム52の先端面67は、その押圧力の一部がシフトロックカム52を規制位置から許容位置と反対側に回動させる回動力に変換されるよう傾斜している。そして、その回動力によりシフトロックカム52が回動開始すると、シフトロックカム52の当接部56に巻着された緩衝部材64がストッパ65に当接して、それ以上のシフトロックカム52の回動が阻止される。
そのため、グルーブドピン24からシフトロックカム52の本体部55の先端面67に入力される押圧力のすべてをシフトロックカム52の回動軸54で受けなくてよい。それゆえ、シフトロックカム52の回動軸54の径を従来よりも小さくできる。回動軸54の径が小さいと、回動軸54の中心からシフトロックカム52とソレノイド53との接続点である接続軸57の中心までの距離A1が小さくなり(A1<A0(図3参照))、接続軸57の中心から本体部55の先端面67までの距離B1が小さくなる(B1<B0(図3参照))。よって、シフトロックカム52のサイズおよびシフトロックカム52の回動に必要なスペースを縮小できる。その結果、シフトロック機構51の質量、コストおよびサイズの縮小を図ることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもでき、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:シフトレバー装置
12:シフトレバー(操作レバー)
13:ゲートプレート
22:ロッド(ディテントロッド)
24:グルーブドピン
41:ゲート窓
42:第1溝部
51:シフトロック機構
52:シフトロックカム
53:ソレノイド
54:回動軸
65:ストッパ
67:先端面(一端面)

Claims (1)

  1. パーキングポジションと他のシフトポジションとの間で操作される操作レバーと、
    前記操作レバーに挿通されて、当該挿通方向に第1位置と前記第1位置よりも前記操作レバーの先端から離間する第2位置との間で変位可能に設けられており、前記挿通方向と交差する方向に延びるグルーブドピンを有するディテントロッドと、
    前記グルーブドピンが挿通されて、前記操作レバーの操作および前記ディテントロッドの変位により前記グルーブドピンが移動するゲート窓が形成されたゲートプレートとを備え、
    前記ゲート窓が、前記操作レバーが前記パーキングポジションに位置し、かつ、前記ディテントロッドが前記第1位置に位置するときに前記グルーブドピンが配置される溝部を有する構成のシフトレバー装置に適用されて、前記操作レバーを前記パーキングポジションでロックするシフトロック機構であって、
    前記挿通方向と直交する方向に延びる回動軸を中心に、一端面が前記溝部に配置された前記グルーブドピンに前記挿通方向から対向する規制位置と、前記規制位置から退避して、前記一端面が前記溝部に配置された前記グルーブドピンに前記挿通方向から対向しない許容位置とに回動可能に設けられたシフトロックカムと、
    前記シフトロックカムにプランジャが接続されて、前記シフトロックカムを前記規制位置と前記許容位置とに変位させるソレノイドと、
    ストッパと、
    前記ディテントロッドが前記第1位置から前記第2位置に向けて変位され、前記溝部に配置されている前記グルーブドピンが前記シフトロックカムの前記一端面を前記挿通方向に押圧したときに、その押圧力の一部を前記シフトロックカムを前記規制位置から前記許容位置と反対側に回動させる回動力に変換する手段とを含み、
    前記回動力により前記シフトロックカムが回動開始したときに、前記シフトロックカムの所定部が前記ストッパに当接してそれ以上の前記シフトロックカムの回動が阻止される、シフトロック機構。
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