JP6890219B2 - 圧縮データ構造とそれを用いた印刷データ圧縮方法、印刷方法 - Google Patents

圧縮データ構造とそれを用いた印刷データ圧縮方法、印刷方法 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮データ構造とそれを用いた印刷データ圧縮方法、印刷方法に関する。特に、液滴を塗布する場合の圧縮データ構造とそれを用いた印刷データ圧縮方法、印刷方法に関する。
ものである。
液晶ディスプレイのカラーフィルターや、有機ELディスプレイ等のデバイスを製造する方法として、インクジェットを用いる方法がある。つまり、機能性材料を含む液状体をインクジェットの複数のノズルから液滴として吐出し、被塗布物に機能性材料の膜を形成する方法である。
このようなインクジェットの方式では、吐出パターンを印刷データとして扱う。被塗布物のロット切り替えやインクジェットのノズル状態の変化に応じて使用する上記印刷データを切り替える。このことで、柔軟な生産を可能にしている。
液晶や有機ELディスプレイでは、大画面化と高精細化が進んでおり、それらを製造するインクジェット印刷装置も高精細な印刷に対応する必要が出ている。その様な大画面かつ高精細な被塗布物用の吐出パターンでは、印刷に使用する印刷データの容量が巨大になり、印刷データ保持するメモリの容量やデータの転送時間が問題となる。この為、印刷データを圧縮して転送し、印刷時に逐次解凍を行う構成が一般的に用いられている。
上記のデータ圧縮方法としては、ハードウェアによる解凍が容易に実現できることから、単純なロジックで圧縮解凍が可能なPack Bits方式等のランレングス法を用いた圧縮方法が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−274509号公報
しかしながら、ランレングス法を用いた従来の圧縮方法では、データに修正が生じた際に圧縮後のデータを修正する事が出来ないという課題があった。
特にインクジェット印刷装置では、印刷データ全体から見れば数%程度ではあるが、位置ずれや詰まりなどのノズル状態の変化に合わせて印刷データを修正する必要がある。ランレングス法を用いた従来の圧縮方法では、上記の課題がある為、僅か数%程度のデータを修正する為に、印刷データ全体を修正し圧縮、転送を行う必要が生じる。その結果、設備の稼働率に大きな影響を与えることになる。量産を考えるうえで大きな課題となっている。
よって、本発明の課題は、印刷データに修正が生じた際に圧縮後のデータを、簡単に修正できる圧縮データ構造とそれを用いた印刷データ圧縮方法、印刷方法を提供する事を目的とする。
上記課題を解決するため、複数の液滴吐出データの個数と、上記複数の液滴吐出データのそれぞれの位置と、上記それぞれの位置での液滴吐出量と、を含む圧縮データ構造を用いる。
また、複数の液滴吐出データの個数と、上記複数の液滴吐出データのそれぞれの位置と、上記それぞれの位置での付加情報と、を含む圧縮データ構造を用いる。
また、液滴の吐出タイミングと上記液滴を吐出するノズル位置とのマップである印刷データを一定区間毎に区切る区切工程と、上記一定区間の上記印刷データを、上記記載の圧縮データ構造に圧縮する圧縮工程と、を含む印刷データ圧縮方法を用いる。
さらに、印刷対象のパネルのバンクの情報である印刷パターンを読み込む印刷データ読込工程と、詰まったノズルを別のノズルで補う不吐出ノズル補完工程と、上記ノズルから吐出される液滴の着弾位置ずれする場合に上記液滴の吐出タイミングを変更する位置ずれ補正工程と、印刷データ読込工程と不吐出ノズル補完工程と位置ずれ補正工程とから印刷データを作成し上記記載の圧縮データ構造を用いて上記印刷データの圧縮を行う圧縮工程と、上記圧縮されたデータをインクジェットヘッドに転送する転送工程と、上記転送された圧縮データを解凍し上記印刷データに解凍工程と、上記解凍された上記印刷データで上記基板に印刷を行う印刷工程と、を含む印刷方法を用いる。
本発明によれば、単純なロジックでデータの圧縮・解凍が可能で、圧縮した状態でデータの書換えが可能となり、非連続データが存在しても圧縮率を落とすことなく圧縮する事が出来る。
実施の形態1におけるインクジェット印刷装置の液滴吐出プロセスのブロック図 実施の形態1におけるインクジェット印刷装置で用いられる印刷データを示す図 (a)実施の形態1における印刷データを示す図、(b)(a)の印刷データでノズル補完処理をした印刷データを示す図、(c)(a)の印刷データで位置ずれ補正した印刷データを示す図 (a)図3(a)の印刷データをPack Bits圧縮した場合の圧縮データを示す図、(b)図3(b)の印刷データをPack Bits圧縮した場合の圧縮データを示す図、(c)図3(c)の印刷データをPack Bits圧縮した場合の圧縮データを示す図 (a)〜(b)従来の画像圧縮方法を用いた場合のインクジェット印刷装置の液滴吐出プロセスのフロー図 図2の印刷データの吐出画素の割合を表す円グラフ 実施の形態1の圧縮データの第1の構造を示す図 実施の形態1の圧縮のデータの第2の構造を示す図 実施の形態1での圧縮区間長さと吐出画素の割合を示すグラフ (a)図3(a)の印刷データを実施の形態1の画像圧縮方法を用いて圧縮した場合の圧縮データを示す図、(b)図3(b)の印刷データを実施の形態1の画像圧縮方法を用いて圧縮した場合の圧縮データを示す図、(c)図3(c)の印刷データを実施の形態1の画像圧縮方法を用いて圧縮した場合の圧縮データを示す図 (a)図3(a)の印刷データを実施の形態2の画像圧縮方法を用いて圧縮した場合の圧縮データを示す図、(b)図3(b)の印刷データを実施の形態2の画像圧縮方法を用いて圧縮した場合の圧縮データを示す図、(c)図3(c)の印刷データを実施の形態2の画像圧縮方法を用いて圧縮した場合の圧縮データを示す図 (a)〜(b)実施の形態1,2の画像圧縮方法を用いた場合の実施の形態3のインクジェット印刷装置の運用フロー図 実施の形態4の画像圧縮方法での圧縮データ構造を示す図
以下、本発明の一つの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下、実施の形態は、一例示であって、限定されない。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1の画像圧縮方法及び画像圧縮システムの一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(吐出回路の構成)
図1は、実施の形態1におけるインクジェット印刷装置の吐出回路のブロック図である。
まずは、図1のブロック図で、インクジェット印刷装置の構成要素について説明する。
印刷対象の基板101がある。基板101上に形成されたバンク101a(凹部)がある。バンク101aは、基板101上に印刷走査方向xに対して、一定ピッチで配置されている。印刷走査方向xは、基板101とインクジェットヘッド102とが、相対的に移動する方向である。
1つ、もしくは複数個のインクジェットヘッド102が、印刷走査方向xと直交する方向yに、並べて配置してある。インクジェットヘッド102には、複数のノズル102aがある。複数のノズル102aは、印刷走査方向xと直交する方向yに、並べられている。
印刷データ生成部103は、印刷データ生成器103a、印刷データ圧縮器103b、印刷データ送信器103cから構成される。
インクジェットヘッド制御部104は、印刷データ受信器104a、印刷データ保持メモリ104b、位置検出器104c、印刷タイミング発生器104d、駆動信号発生器104e、印刷データ解凍器104f、駆動信号選択器104gから構成される。
(吐出回路の動作)
次に、インクジェット印刷装置の動作について説明する。
まず初めに、印刷データの生成から転送までのデータの流れを説明する。
印刷データ生成部103の印刷データ生成器103aでは、印刷対象の基板101の設計情報とインクジェットヘッド102のノズルの詰まり情報と、及び、ノズルからのインク吐出の位置ずれ情報とに基づいて印刷用の印刷データが生成される。
印刷データ圧縮器103bでは、印刷データ生成器103aで生成された印刷データを圧縮し、圧縮後の印刷データを生成する。
印刷データ送信器103cでは、印刷データ圧縮器103bで生成された圧縮後の印刷データをインクジェットヘッド制御部104内の印刷データ受信器104aに送信する。
印刷データ受信器104aでは、印刷データ送信器103cより受信した圧縮後の印刷データを印刷データ保持メモリ104bに保存する。
次に印刷時のデータの流れを説明する。
印刷時は印刷対象の基板101が、インクジェットヘッド102に対して、相対的に、x方向に、移動する。その際、インクジェットヘッド制御部104の位置検出器104cが基板101の相対位置の変化を検出し、相対位置変化に合わせたタイミングパルスを発生させる。
印刷タイミング発生器104dは、位置検出器104cから出力されるタイミングパルスを印刷解像度Rxに基づいて分周し、インクジェットヘッド102のノズル102aを駆動する電圧波形の発生タイミングを規定する印刷タイミング信号を生成して出力する。
駆動信号発生器104eは、印刷タイミング発生器104dにより生成された印刷タイミング信号に基づきインクジェットヘッド102のノズル102aの駆動波形を出力する。
印刷データ解凍器104fは、印刷タイミング発生器104dにより生成された印刷タイミング信号に基づき印刷データ保持メモリ104bに保存された圧縮状態の印刷データを1行ずつ読み出し解凍して解凍状態の印刷データを生成する。
駆動信号選択部104gは、駆動信号発生器104eより送られたノズル駆動波形を、印刷データ解凍器104fより送られた印刷データを基にノズル毎にオン/オフすることにより、インクジェットヘッド102のインクの吐出の有無を制御する。
(印刷画像とノズル補完・ずれ補正の説明)
次に実施の形態1で用いられる印刷データの形式とノズル状態の変化に応じて行うノズル補完と位置ずれ補正について説明する。
図2に実施の形態1で用いられる印刷データの概念図を示す。
図2の縦方向を列とする。この列は、図1の印刷操作方向xと同一方向である。図2の横方向を行とする。この行は、図1の印刷走査方向と直交する方向yと同一方向である。また、図2の格子は印刷データの画素を表しており、“1”は吐出画素、“0”は非吐出画素を表している。
列方向は、ノズル102aが基板101に対して、相対的に移動する走査方向である。そのため、列方向は、ノズル102aからの液滴の吐出タイミングを表している。行方向はノズル102aの並びの方向である。この結果、図2の印刷データは、吐出するノズル102aと、吐出タイミングとのからなる2次元データ、または、マップである。
ここで、図2の吐出画素“1”は、図1の印刷対象のパネルのバンク101aの位置に合わせて配置され、吐出画素“1”の数はバンク101aに供給するインク量に応じて必要な数だけ配置される。例えば、2倍量を吐出させる場合は2としてもよい。実施の形態1の画像圧縮方法は“1”、“0”の2値情報以外の圧縮にも対応しているが、ここでは説明を簡単にする為に“1”、“0”のみの白黒画像を例に説明を行う。
図3(a)〜図3(c)に実施の形態1で用いられるインクジェット印刷装置で行われるノズル補完と位置ずれ補正の概念図を示す。
図3(a)は、ノズル補完・位置ずれ補正前の印刷データであり、図2の0から15列目、0から7行目までの128個のデータを例として抜き出したものである。
図3(b)は、図3(a)の画像の2列目、8列目、15列目のノズルが詰まった状態を想定してノズル補完工程を行った際の画像である。ここでは、2列目を1列目、8列目を7列目、15列目を14列目のノズルで代替し、図3(a)の吐出タイミングの1行前に吐出することで、図1のパネルである基板101の画素であるバンク101a内に供給するインク量を補っている。
図3(c)は、図3(a)の画像の2列目、8列目、15列目のノズルから吐出された液滴の、パネルである基板101に着弾した際の縦方向の位置がずれた場合を想定して位置ずれ補正工程を行った際の画像である。ここでは、2列目、8列目、15列目とも縦方向に1画素分位置がずれた場合を想定し、吐出タイミングを1行早める事でパネルに着弾した際の位置ずれをキャンセルしている。
(Pack Bits圧縮方法を例に従来の方式の説明)
ここでは、図4(a)〜図4(c)を用いて、ランレングス法を使用した従来の圧縮方法の一つであるPack Bits方式を説明する。ここでは、インクジェット印刷装置で特有の運用であるノズル補完や位置ずれ補正を行った際の圧縮後の画像の変化を説明する。
ここで、Pack Bits圧縮方法について簡単に説明する。Pack Bits圧縮方法はランレングス法に基づいて圧縮を行う方式である。この圧縮では、連続したデータをデータの「個数」と「値」という、データ構造に置き換える事で圧縮を行う。この時、データが連続している場合は、前記の「個数」を「−1×連続したデータの個数+1」で記述する。データが連続していない場合は、前記の「個数」を「連続していないデータの個数−1」で記述する。
また、前記の「個数」を1Byteで記述している為、連続、非連続のどちらでもデータ数が129個を超えた場合は分割して記録する事になる。
図4(a)〜図4(c)は、図3(a)〜(c)をPack Bits圧縮した場合の圧縮データである。図3(a)〜図3(c)と同様に、図4(a)はズル補完・位置ずれ補正前の印刷データ、図4(b)はノズル補完後の印刷データ、図4(c)は位置ずれ補正後の印刷データである。図4(a)〜図4(c)に関しては1次元の配列として記述しており、データ上の添え字は配列の番号を表す。
また、ここでは画像の左上から横方向に順番に圧縮工程を行うものとし、横方向に15列目まで行くと次の行の0列目を読込むものとして行単位で圧縮を分ける様な操作は行わない。
図4(a)を例に、Pack Bits方式を用いた圧縮を簡単に説明する。図4(a)は、図3(a)を圧縮した結果なので、図3(a)を参照しながら説明を行う。図3(a)の左上の0行0列のデータは“0”であり、0行15列目まで続く為、16個0が続く事になる。その為、圧縮後のデータの個数は「−1×16+1」で求まり、データの値は「0」なので、図4(a)の0個目にデータの個数を表す「−15」が入り、1個目にデータの値を表す「0」が入る。同様に、図3(a)の1行0列目から1行3列目まで“1”が4個連続している為、図4(a)の2個目に「−3」が入り、1個目に「1」が入る。以下同様の工程を繰り返す事で、図3(a)は図4(a)のデータに圧縮される。
次に、図4(b)と図3(b)を用いて、ノズル補完後の画像をPack Bits圧縮した場合の結果について説明する。図3(b)では、ノズル補完を行った為、図3(a)と図3(b)では0行目、1行目、5行目、6行目のデータが変化している。図3(b)の0行目では、1、7、14列目に“1”が入り、連続データが分割される。“0”が1個、“1”が1個、“0”が5個、“1”が1個、“0”が6個、“1”が1個、“0”が1個の合計7個の圧縮データになる。この為、図4(b)の0から13個目の合計14個のデータとなる。図4(a)より、圧縮後のデータ長が12個増える事になる。上記のようにノズル補完によってデータの分布が変化する事で圧縮後のデータ数が変化する為、図4(b)のノズル補完後のデータ数は、ノズル補完無しの場合は26個であるのに対し、ノズル補完後は66個となっている。
次に、図4(c)と図3(c)を用いて、位置ずれ補正後の画像をPack Bits圧縮した場合の結果について説明する。図3(c)では、位置ずれ補正を行った為、図3(c)では0行目、1行目、5行目、6行目のデータが変化している。図3(c)の0行目を例に説明すると、2、8、15列目に“1”が入る事で連続データが分割された為、“0”が2個、“1”が1個、“0”が5個、“1”が1個、“0”が6個、“1”が3個(ただし、次の行の0、1列目も含む)の合計6個の圧縮データになる。
この為、図4(c)の0から11個目の合計12個のデータとなる。結果、図4(a)と比較して、圧縮後のデータ長が6個増える事になる。上記のように位置ずれ補正によってデータの分布が変化する事で圧縮後のデータ数が変化する。この為、図4(c)のノズル補完後のデータ数は、ノズル補完無しの場合は26個であるのに対し、58個となっている。
この様に、ランレングス法(Pack Bits方式)を用いた圧縮方法では、データの連続性を用いて圧縮を行っている為、ノズル補完や位置ずれ補正を行うことでデータの連続性が変化するとデータ長が変化してしまう。その為、ノズル補完や位置ずれ補正を行った場合は再度全データを圧縮しなおす必要がある。
(従来の印刷でのプロセス)
図5(a)〜図5(b)に、従来の圧縮方法であるPack Bits圧縮を用いた際のインクジェット印刷機の運用を示す。図5(a)は、初回印刷時の運用フローであり、図5(b)は不吐出補完、位置ずれ補正変更時の運用である。
まず、図5(a)について説明する。
印刷データ読込工程501では、印刷対象のパネルである基板101の画素であるバンク101aの設計情報を基に作成された印刷パターンを読み込む。印刷パターンは、基板101上のバンク101aとその位置、その大きさなどである。
不吐出ノズル補完工程502では、図3(b)で説明したように、印刷データ読込工程501の印刷データに対して、詰まったノズルを別のノズル、または、近傍のノズルで補う事で印刷対象の基板101の画素であるバンク101aに供給されるインクの量を補う。
位置ずれ補正工程503では、図3(c)で説明したように各ノズルから吐出される液滴が着弾した際の位置が縦方向にずれた場合に、上記印刷データに対して、インクの吐出タイミングを変化させる事で位置ずれをキャンセルする。
圧縮工程504では、ここでは図4で説明したように従来法であるPack Bits圧縮方法を用いて、上記印刷データを圧縮し圧縮データを作成する。
転送工程505では、圧縮データを、図1の印刷データ生成部103からインクジェットヘッド制御部104に転送する。
解凍工程と印刷工程506では、圧縮されたデータを印刷データへ解凍する解凍工程と、図1の印刷対象の基板101の移動に合わせて104b、解凍された印刷データにより印刷を行う工程とである。
次に、図5(b)に不吐出補完、位置ずれ補正変更時の工程フローを示す。図4で説明したように、従来の圧縮方法であるPack Bits圧縮方法では不吐出補完、位置ずれ補正等のデータの連続性が変化する工程を画像に対して起こった場合には、圧縮後のデータ長が変化してしまう為、ズル補完や位置ずれ補正を行った場合は、再度全データを圧縮しなおす必要がある。その為、不吐出補完、位置ずれ補正の変更の際も従来の圧縮方法であるPack Bits圧縮方法を使用する場合は、図5(a)と同じ運用となり、全データを圧縮し転送しなおす必要がある。
(実施の形態1の圧縮方法の概念とデータ構造の説明)
実施の形態の圧縮方法の基本概念を説明する。図6に図2の印刷テータでの吐出画素の割合を表す円グラフを示す。図中の“1”は吐出画素、“0”は非吐出画素を表している。吐出画素“1”の割合の8%に対して、非吐出画素“0”が92%であり、非吐出画素“0”が圧倒的に多い事が分かる。
この理由は以下である。実施の形態1におけるインクジェット印刷機では、図3(c)で説明したように、各ノズルから吐出される液滴の着弾位置のx方向の位置ずれをインクの吐出タイミングで、補正する。この為に、印刷対象のx方向の画素ピッチに対して印刷機のx方向の分解能が、約60分の1という十分に細かい値となるように設定する。結果、設定が細かいため、非吐出画素“0”が多くなる。
実施の形態1の画像圧縮方法では、この実施の形態1に含まれるインクジェット印刷機特有の吐出データと非吐出データとのの存在確立の偏りを利用して圧縮を行う。
ここで吐出データとは、液滴を吐出することを示す液滴吐出データであり、液滴量を含んでもよい。
そこで実施の形態1の画像圧縮方法では、一番存在確立が多い非吐出画素“0”については既知の情報として扱い。つまり、非吐出画素“0”は扱わない、または、無いものとする。吐出画素“1”の情報のみを記録する事でデータ長を圧縮する。印刷データを圧縮区間長と呼ばれる予め決められた長さで分割し、分割したデータ内の吐出画素“1”の数と各吐出データの位置と値を記録する事でデータ長を圧縮する事を考えた。また、前記圧縮区間長は圧縮器及び解凍器が確保できるメモリ量に応じて、圧縮前に予め決めておき、圧縮、解凍器で共通の値を用いる。
ここで、圧縮区間長は、データを一定区間ごとに区切って処理する際の長さである。ただし、圧縮区間長は、制御器の処理可能な情報量に応じて決めるのが好ましい。よって、制御器の処理可能な情報量が、全体の情報量より大きい場合は、全体を一回で処理することもできる。
この圧縮方法では、解凍時は前記圧縮区間長のデータ領域を確保した後に、非吐出データで初期化し、圧縮データ内の各吐出データの相対位置と値を基に、前記非吐出データで初期化したデータ領域内に吐出データを上書きすることで圧縮前のデータを復元する。この解凍工程が、非吐出画素情報で埋められた空間に吐出画素の点を置く工程になる事から実施の形態1の画像圧縮方法をPut Bits圧縮と呼ぶ事にする。
(実施の形態のデータ構造、データ圧縮方法)
図7に実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮のデータ構造、圧縮方法を示す。
はじめに、圧縮区間を上記のように決定する。つまり、次に、以下のデータ構造へ、印刷データを圧縮する。
データ構造は、最初に、予め決められた圧縮区間内の吐出画素“1”の数、つまり、液滴吐出データの個数701がある。次に、1個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置702がある。次に、1個目の吐出画素“1”の値、つまり、液滴吐出量703がある。2個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置704がある。2個目の吐出画素“1”の値、液滴吐出量705がある。n個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置706がある。n個目の吐出画素“1”の値、液滴吐出量707がある。
ここで、各吐出画素を記述する順番は必ずしも昇順や降順でなくても良い。
また、実施の形態1の画像圧縮方法では、圧縮後のデータ容量lcを下記の数1で求める事が出来る。
Figure 0006890219
ここで、圧縮前のデータ容量le、圧縮区間長n、圧縮画像における吐出画素“1”の割合pである。
また、圧縮前のデータ容量leを圧縮後のデータ容量lcで割る事で数2の様に圧縮率rcが求まる。
Figure 0006890219
ここで、データの圧縮率rcである。数2より、実施の形態1の圧縮方法の圧縮率は、圧縮区間長nと圧縮画像における吐出画素“1”の割合pによって求まることが分かる。
また、実施の形態1の圧縮方法がデータ圧縮方法として有効に作用する為には、少なくともr>1である必要があるので、次式が成り立つ。
Figure 0006890219
つまり、実施の形態1の画像圧縮方法がデータ圧縮として有効に作用する為には、圧縮区間長nと圧縮画像における吐出画素“1”の割合pの関係が数3を満たす必要がある。
図9に数3のグラフを示す。図9の縦軸は吐出画素“1”の割合pであり、横軸は圧縮区間長nである。図9より圧縮区間長nが増加すると吐出画素“1”の割合pが0.5に漸近する。このことから、実施の形態1の画像圧縮方法がデータ圧縮として有効に作用する為には、圧縮対象の印刷データにおける非吐出画素“0”の割合が最低でも50%以上必要であることが分かる。
なお、圧縮、解凍時のハードウェアの制約から圧縮区間長nが、図7の1個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置702、704、706のデータに対して小さな値となった場合には、一つのデータ位置を分割して複数データの位置を記録する事で圧縮率を上げることができる。
例えば、圧縮、解凍時のハードウェアの制約から圧縮区間長nが16Byte、データ位置のデータ型が1Byteの場合には、データ位置を表す1Byteは0〜255の256個のデータ位置を表現できる。しかし、この場合、データ位置は0〜15までの16個のデータ位置を表現するだけでよいので、残りの16〜255は無駄になる。
そこで、図8のようにデータ位置の1Byteを上下4bitに区切り、0〜15の16個の位置情報を記録する。この事で、1Byteの中に2個のデータ位置を記録する事ができるので記録密度が上がり圧縮率を向上させることができる。
ここで、予め決められた区間内の吐出画素“1”が、数701である。1個目及び2個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置が相対位置802である。1個目の吐出画素“1”の値が、液滴吐出量803である。2個目の吐出画素“1”の値が、液滴吐出量804である。3個目及び4個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置が相対位置805である。3個目の吐出画素“1”の値が、液滴吐出量806である。4個目の吐出画素“1”の値が液滴吐出量807である。n個目及びn+1個目の吐出画素“1”の各区間内の先頭を基準とした相対位置が相対位置808である。n個目の吐出画素“1”の値が、液滴吐出量809である。n+1個目の吐出画素“1”の値が液滴吐出量810である。
(実施の形態1の圧縮方法で画像全体を一括圧縮した際の説明)
ここでは、図10(a)〜図10(c)を用いて、図7で説明した実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を説明する。
図10(a)〜図10(c)は、図3(a)〜図3(c)を実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いて圧縮した場合のデータである。
図3(a)〜図3(c)と同様に、図10(a)はノズル補完・位置ずれ補正前の印刷データ、図10(b)はノズル補完後の印刷データ、図10(c)は位置ずれ補正後の印刷データとなっている。
図10(a)〜図10(c)に関しては1次元の配列として記述しており、データ上の添え字は配列の番号を表す。
また、ここでは画像の左上から横方向に順番に圧縮工程を行うものとし、データを一括する為、横方向に15列目まで行くと次の行の0列目を読込むものとする。
図10(a)を例に、実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いた圧縮工程を簡単に説明する。図10(a)は、図3(a)を圧縮した結果なので、図3(a)を参照しながら説明を行う。ここでは実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮における圧縮区間長は128とする。図3(a)は、全部で128個のデータがあり、そのうち非吐出画素“0”は、1行目と6行目に存在し、それぞれ0列目から3列目の4個、6列目から9列目の4個、12列目から15列目の4個の合計24個となる。
このため、図10(a)の0番目のデータに圧縮区間内のデータの個数として「24」を記録し、その後に各データの0行0列からの相対位置と値を記録している。ここでは、図3(a)の1行0列目の吐出画素“1”を例に説明する。図3(a)の1行0列目のデータは、0行0列目から右方向に数えて16番目のデータとなる為、図10(a)の1番目のデータにデータ位置「16」を記録し、2番目のデータにデータ値「1」を記録している。
図3(a)については、残り23個のデータに関して同じ工程を行う事で図10(a)の結果となり128個のデータが49個のデータに圧縮された事になる。
次に、図10(b)と図3(b)を用いて、実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮した画像をノズル補完する場合の結果について説明する。図3(b)では、ノズル補完を行った為、図3(a)と(b)では0行目、1行目、5行目、6行目のデータが変化している。データが変化した影響について、図3(a)の0、1行目では、吐出画素“1”が1行2列目から0行1列目に、1行8列目から0行7列目に、1行15列目から0行14列目に移動している。
また、5、6行目では、吐出画素“1”が6行2列目から5行1列目に、6行8列目から5行7列目に、6行15列目から5行14列目に移動している。上記のようにノズル補完では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素“0”に変化すると、近傍の非吐出画素“0”が吐出画素に変化する事になる。
この操作を実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、圧縮データに対して直接行う事が出来る。図10(b)は、図10(a)の圧縮データに対して図3(b)で行ったノズル補完を行った結果である。図10(b)の各データの添え字の上の三角印はデータ変更箇所を表している。
前述したようにノズル補完では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素“0”に変化すると、近傍の非吐出画素“0”が吐出画素“1”に変化する為、同一の圧縮区間内であれば吐出画素“1”を補完する工程は、圧縮データ中の吐出画素“1”の位置を書き換える事で対応できる。
ここでは、図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(b)で0行1列目に移動した例を説明する。図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”は図10(a)では5番目のデータに位置情報「18」が6番目のデータに値「1」が記録されている。
その為、図10(a)では5番目のデータの位置情報「18」を、図3(b)の0行1列目の位置情報である「1」に書き換える事で図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(b)の0行1列目に移動した事になる。図10(b)では、同様の工程を13、23、29、37、47番目のデータに対して行う事でノズル補完工程を行っている。上記のように実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、ノズル補完を行っても圧縮後のデータ数が変化する事は無い。
次に図10(c)と図3(c)を用いて、実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮した画像を位置ずれ補正する場合の結果について説明する。図3(c)では、位置ずれ補正を行った為、図3(a)と(c)では0行目、1行目、5行目、6行目のデータが変化している。
データが変化した影響について、図3(a)の0、1行目では、吐出画素“1”が1行2列目から0行2列目に、1行8列目から0行8列目に、1行15列目から0行15列目に移動している。また、5、6行目では、吐出画素“1”が6行2列目から5行2列目に、6行8列目から5行8列目に、6行15列目から5行15列目に移動している。上記のように位置ずれ補正では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素“0”に変化すると、同一列の非吐出画素“0”が吐出画素“1”に変化する事になる。
この操作を実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、圧縮データに対して直接行う事が出来る。図10(c)は、図10(a)の圧縮データに対して図3(c)で行った位置ずれ補正を行った結果である。図10(c)の各データの添え字の上の三角印はデータ変更箇所を表している。前述したように位置ずれ補正では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素“0”に変化すると、同一列の非吐出画素“0”が吐出画素“1”に変化する為、同一の圧縮区間内であれば吐出画素“1”を位置ずれ補正する工程は、圧縮データ中の吐出画素“1”の位置を書き換える事で対応できる。
ここでは、図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(b)で0行2列目に移動した例を説明する。図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”は図10(a)では5番目のデータに位置情報「18」が6番目のデータに値「1」が記録されている。その為、図10(a)では5番目のデータの位置情報「18」を、図3(b)の0行2列目の位置情報である「2」に書き換える事で図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(b)の0行2列目に移動した事になる。図10(b)では、同様の工程を13、23、29、37、47番目のデータに対して行う事で位置ずれ補正工程を行っている。
上記のように実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、位置ずれ補正を行っても圧縮後のデータ数が変化する事は無い。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の圧縮方法を用いて、吐出画像を行毎に圧縮した場合である。説明しない事項は実施の形態1と同様である。
次に、図11(a)〜図11(c)を用いて説明する。
図11(a)〜図11(c)は、図3(a)〜図3(c)を実施の形態2の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いて圧縮した場合のデータであり、図3(a)〜図3(c)と同様に、図11(a)はノズル補完・位置ずれ補正前の印刷データ、図11(b)はノズル補完後の印刷データ、図11(c)は位置ずれ補正後の印刷データとなっている。図11(a)〜図11(c)に関しては、1次元の配列として記述しており、データ上の添え字は配列の番号を表す。
また、ここでは画像の左上から横方向に順番に圧縮工程を行うものとする。
図11(a)を例に、実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いた圧縮工程を簡単に説明する。図11(a)は図3(a)を圧縮した結果なので、図3(a)を参照しながら説明を行う。ここでは実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮における圧縮区間長は図3(a)の1行のデータ長である16とする。また、吐出画素“1”のデータが圧縮区間を越えて移動する場合には、移動先の圧縮区間に吐出画素“1”に書換え可能なデータが存在する必要がある為、データ圧縮時に圧縮区間内の非吐出データが0個であっても、一定数のダミー吐出データを配置する事で吐出データの書換えを可能にしている。
ダミー吐出データは、位置情報に関しては他の吐出データと重複しなければ自由だが、値は必ず非吐出データ“0”となる。ここでは、例として吐出区間毎に3個のダミー吐出データを埋め込んだ場合について説明する。ダミー吐出データの個数は、使用するインクジェットヘッドの吐出位置の変化や詰まりの発生頻度に応じてデータ圧縮時に予め決めておく。今回、ダミー吐出データは3個として説明する。
図3(a)を、前述したように3個のダミー吐出データを埋め込んだ状態で行毎に圧縮すると、図11(a)の様になる。ここでは、図3(a)の0行目を例にダミー吐出データの埋め込みについて説明する。図3(a)の0行目は全データが非吐出データであるので通常であれば、圧縮後のデータは非圧縮データの個数である「0」のみとなるが、ここではダミー吐出データを3個埋め込むことにしているので、吐出データ数は「3」となり、図11(a)の0番目のデータに「3」を記録する。また、各ダミー吐出データはデータの値が0であればよいので図11(a)の1〜6番目のデータは全て0を記録する。
次に、図3(a)の1行目は、0列目から3列目の4個、6列目から9列目の4個、12列目から15列目の4個の合計12個のデータが存在するので、図11(a)の7番目のデータに「12」を記録し、図11(a)の8から31番目に各吐出データの相対位置と値を記録する。
ここでは、図3(a)の1行0列目の吐出画素“1”を例に説明する。図3(a)の1行0列目のデータは、1行0列目から右方向に数えて0番目のデータとなる為、図11(a)の8番目のデータにデータ位置「0」を記録し、2番目のデータにデータ値「1」を記録している。この様な工程を図3(a)の残りの2行目から7行目に対して行う事で図11(a)の結果となり128個のデータが91個のデータに圧縮された事になる。
次に図11(b)と図3(b)を用いて、実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いて行毎に圧縮した画像をノズル補完する場合の結果について説明する。図3(b)では、ノズル補完を行った為、図3(a)と(b)では0行目、1行目、5行目、6行目のデータが変化している。データが変化した影響について、図3(a)の0、1行目では、吐出画素“1”が1行2列目から0行1列目に、1行8列目から0行7列目に、1行15列目から0行14列目に移動している。
また、5、6行目では、吐出画素“1”が6行2列目から5行1列目に、6行8列目から5行7列目に、6行15列目から5行14列目に移動している。上記のようにノズル補完では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素“0”に変化すると、近傍の非吐出画素“0”が吐出画素“1”に変化する事になる。この操作を実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、圧縮データに対して直接行う事が出来る。
図11(b)は、図11(a)の圧縮データに対して図3(b)で行ったノズル補完を行った結果である。図11(b)の各データの添え字の上の三角印はデータ変更箇所を表している。前述したようにノズル補完では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素“0”に変化すると、近傍の非吐出画素“0”が吐出画素“1”に変化する為、吐出画素“1”を補完する工程は、対象とする吐出画素“1”の値を非吐出画素“0”に書き換え、ノズル補完先の圧縮区間のダミー吐出画素の位置をノズル補完先の画素の位置に、値を吐出画素“1”書き換える事で対応できる。
ここでは、図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(b)で0行1列目に移動した例を説明する。図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”は図11(a)では12番目のデータに位置情報「2」が13番目のデータに値「1」が記録されている。
その為、図11(a)では13番目のデータの値「1」を「0」に書き換える事で1行2列目の吐出画素“1”を非吐出画素“0”に変更する。
次に、図3(b)の0行1列目のデータを0行目の圧縮区間のダミー吐出データに対して書き込む為、図11(b)の1番目のデータに図3(b)の0行1列目の位置情報である「1」を、図11(b)の2番目のデータに図3(b)の0行1列目の値である「1」を書き込むことで非吐出画素“0”を吐出画素“1”に変更する。
以上の手順で図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(b)の0行1列目に移動した事になる。図11(b)では、同様に吐出画素“1”の値を非吐出画素“0”に書き換える工程を21、31、66、74、84に対して行い、ダミー吐出画素の位置と値を吐出画素“1”に書き換える工程を2、3、4、5、6、54、55、56、57、58、59に対して行う事でノズル補完工程を行っている。
上記のように実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、ノズル補完を行っても圧縮後のデータ数が変化する事は無い。
次に、図11(c)と図3(c)を用いて、実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮した画像を位置ずれ補正した場合の結果について説明する。図3(c)では、位置ずれ補正を行った為、図3(a)と(c)では0行目、1行目、5行目、6行目のデータが変化している。
データが変化した影響について、図3(a)の0、1行目では、吐出画素“1”が1行2列目から0行2列目に、1行8列目から0行8列目に、1行15列目から0行15列目に移動している。また、5、6行目では、吐出画素“1”が6行2列目から5行2列目に、6行8列目から5行8列目に、6行15列目から5行15列目に移動している。上記のように位置ずれ補正では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素に変化すると、同一列の非吐出画素が吐出画素“1”に変化する事になる。
この操作を実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、圧縮データに対して直接行う事が出来る。図11(c)は、図11(a)の圧縮データに対して図3(c)で行った位置ずれ補正を行った結果である。図10(c)の各データの添え字の上の三角印はデータ変更箇所を表している。
前述したようにノズル補完では1つの画素が吐出画素“1”から非吐出画素に変化すると、同一列の非吐出画素が吐出画素“1”に変化する為、吐出画素“1”を位置ずれ補正する工程は、対象とする吐出画素“1”の値を非吐出画素に書き換え、位置ずれ補正先の圧縮区間のダミー吐出画素の位置を位置ずれ補正先の画素の位置に、値を吐出画素“1”書き換える事で対応できる。
ここでは、図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(c)で0行2列目に移動した例を説明する。図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”は図11(a)では12番目のデータに位置情報「2」が13番目のデータに値「1」が記録されている。
その為、図11(a)では13番目のデータの値「1」を「0」に書き換える事で1行2列目の吐出画素“1”を非吐出画素に変更する。次に図3(b)の0行2列目のデータを0行目の圧縮区間のダミー吐出データに対して書き込む為、図11(c)の1番目のデータに図3(b)の0行2列目の位置情報である「2」を、図11(c)の2番目のデータに図3(b)の0行2列目の値である「1」を書き込むことで非吐出画素を吐出画素“1”に変更する。
以上の手順で図3(a)の1行2列目の吐出画素“1”が図3(c)の0行2列目に移動した事になる。図11(c)では、同様に吐出画素“1”の値を非吐出画素に書き換える工程を21、31、66、74、84に対して行い、ダミー吐出画素の位置と値を吐出画素“1”に書き換える工程を2、3、4、5、6、54、55、56、57、58、59に対して行う事で位置ずれ補正工程を行っている。上記のように実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、位置ずれ補正を行っても圧縮後のデータ数が変化する事は無い。
実施の形態1では、全てのデータを1つの塊として圧縮している。その為、データ量が巨大になると「データ位置のデータ型」の表現可能な範囲によって圧縮しにくいケースが発生する。
実施の形態2では、1つの塊で圧縮していず、データを複数の区間に区切って圧縮し、1回の圧縮分の区間を「データ位置のデータ型」の表現可能な範囲とした。この事で、データ量が巨大となった場合にも、より対応できる。
ただし、圧縮区間の間でデータの移動が発生した時にも対応できるように、予め0データを埋め込むことで書換えに対応した。
(実施の形態3)
実施の形態1、2の圧縮方法で圧縮した場合の印刷時の方法を実施の形態3として説明する。記載しない事項は、実施の形態1,2と同様である。
この様に、実施の形態1、2の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、ノズル補完や位置ずれ補正を行ってもデータ長が変化しない。その為、ノズル補完や位置ずれ補正を行った場合にも再度全データを圧縮しなおす事無く変更箇所の修正のみで対応できる。
図12(a)、図12(b)に、実施の形態1、2の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いた際のインクジェット印刷機の運用を示す。図12(a)は初回印刷時の運用フローであり、図12(b)は不吐出補完、位置ずれ補正変更時の運用である。
まず、図12(a)について説明する。図12(a)では、圧縮工程507と解凍工程と印刷工程508で用いられる圧縮方法が実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いている事以外は、図5と同様の工程となっている。つまり、初回印刷時は実施の形態1の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮でも全データを圧縮し転送する必要がある。
具体的に、図5(a)を用いて説明する。
印刷データ読込工程501では、印刷対象のパネルである基板101の画素であるバンク101aの設計情報を基に作成された印刷パターンを読み込む。
不吐出ノズル補完工程502では、詰まったノズルを近傍のノズルで補う。このことで印刷対象の基板101の画素であるバンク101aに供給されるインクの量を補う。
位置ずれ補正工程503では、各ノズルから吐出される液滴が着弾した際の位置が縦方向にずれた場合に、インクの吐出タイミングを変化させる事で位置ずれをキャンセルする。
圧縮工程504では、実施の形態1または2の圧縮方法を用いて圧縮を行う。
転送工程505では、圧縮データを、図1の印刷データ生成部103からインクジェットヘッド制御部104に転送する。
解凍工程と印刷工程506では、図1の印刷対象の基板101の移動に合わせて104bに保存された圧縮データを逐次解凍しながら印刷を行う。
この初回時フローでも従来よりもデータ量が少なく、短時間で処理できる。
次に、初回印刷時以降を説明する。図12(b)について説明する。実施の形態1、2の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮では、ノズル補完や位置ずれ補正を行った場合にも再度全データを圧縮しなおす事無く変更箇所のみを修正できる。この為、初回印刷時以降で、不吐出補完、または、位置ずれ補正変更時には、図5(b)のように圧縮工程504、転送工程505を行う必要がなく換わりに圧縮データ書換え工程509を行えばよい。
この圧縮データ書換え工程は、図1の103aで生成した印刷データの変更箇所のみを103bをバイパスして、印刷データ送信器103cと印刷データ受信器104aを経由して104bの印刷データ保持メモリ上の圧縮された印刷データを部分的に書き換える。
その為、図12(b)の様に実施の形態1、2の画像圧縮方法であるPut Bits圧縮を用いた場合には不吐出補完、位置ずれ補正変更時には全データを圧縮し転送しなおす必要が無いた従来の圧縮方法の一つであるPack Bits方式などを用いた場合より短い時間でノズル補完や位置ずれ補正を行う事が出来る。
つまり、新たに詰まったノズルが発生した場合、または、新たに、液滴の着弾位置ずれが発生した場合に、不吐出ノズル補完工程502、または、位置ずれ補正工程503を行わず、前記転送された圧縮データを書き換える圧縮データ書換え工程509で対応できる。
以上のことから、本実施の形態の画像圧縮方法によれば、従来の方法より、短い時間で、ノズル補完や位置ずれ補正を行える。
(実施の形態4)
実施の形態4は、吐出画像の各画素が吐出や非吐出を示す情報の他に、付加情報を含む場合の画像圧縮方法を説明する。付加情報とは吐出体積情報と、吐出タイミング補正情報などが考えられるが、これに限られない。説明しない事項は実施の形態1と同様である。付加情報をデータとして含めると、よりよい印刷が可能である。記載しない事項は実施の形態1〜3と同様である。
次に、付加情報について説明する。吐出や非吐出の情報は付加情報の吐出体積情報と同じ情報に含めることもできる。吐出体積情報は各ノズルから吐出させる液滴の量を各吐出タイミング毎に変化させる情報である。
吐出タイミング補正情報は液滴をノズルから吐出させるタイミングを微小量変化させる情報である。微少量とは、液滴吐出1周期以下である。好ましくは半周期以下でよい。なお、1周期は、バンク間に連続して液滴を塗布する周期である。より好ましくは、4分の1周期以下がよい。8分の1周期以下がさらによい。隣接するバンクに間違って塗布しないようにそうしている。
そこで実施の形態4の画像圧縮方法では、一番存在確率が多い非吐出画素“0”については既知の情報として扱い、付加データ“0以外”のみを記録する事でデータ長を圧縮する事を考えた。
印刷データを圧縮区間長と呼ばれる予め決められた長さで分割し、分割したデータ内の吐出データ“0以外”の数と位置と値を記録する事でデータ長を圧縮する事を考えた。また、前記圧縮区間長は圧縮器及び解凍器が確保できるメモリ量に応じて、圧縮前に予め決めておき、圧縮、解凍器で共通の値を用いる。
ここで、圧縮区間長は、データを一定区間ごとに区切って処理する際の長さである。ただし、圧縮区間長は、制御器の処理可能な情報量に応じて決めるのが好ましい。よって、制御器の処理可能な情報量が、全体の情報量より大きい場合は、全体を一回で処理することもできる。
この圧縮方法では、解凍時は前記圧縮区間長のデータ領域を確保したあとに、非吐出データ“0”で初期化し、圧縮データ内の各付加データと値を基に、前記非吐出データで初期化したデータ領域内に付加データを上書きすることで圧縮前のデータを復元する。
<実施の形態4のデータ構造>
図13に実施の形態3の画像圧縮方法のデータ構造を示す。はじめに、予め決められた圧縮区間A内の吐出画素の数、液滴吐出データの個数1301がある。次に予め決められた区間B内の吐出画素の数、液滴吐出データの個数1302がある。
圧縮区間A内1個目の吐出画素の各区間内の先頭を基準とした相対位置1303がある。圧縮区間A内1個目の吐出画素の値、付加情報1304がある。
圧縮区間A内2個目の吐出画素の各区間内の先頭を基準とした相対位置1305がある。圧縮区間A内2個目の吐出画素の値、付加情報1306がある。圧縮区間A内n個目の吐出画素の各区間内の先頭を基準とした相対位置1307がある。圧縮区間A内n個目の吐出画素の値、付加情報1308がある。この場合、液滴吐出データの個数1301は、n個である。
区間B内1個目の吐出画素の各区間内の先頭を基準とした相対位置1309がある。区間B内1個目の吐出画素の値、付加情報1310がある。区間B内m個目の吐出画素の各区間内の先頭を基準とした相対位置1311がある。区間B内m個目の吐出画素の値、付加情報1312がある。この場合、液滴吐出データの個数1302は、m個である。
ここで、各吐出画素を記述する順番は必ずしも昇順や降順でなくても良い。また、ここでは2区間のデータをまとめて記述したが、1区間や3区間以上でも良い。
<効果>
上記実施の形態では、連続したデータが少なくない場合でも、高い圧縮率で圧縮できる。このため、データの転送時間が短くなり、装置の稼働率に影響が少ない。
更に、データとして、位置情報だけでなく、吐出タイミング補正情報や吐出体積情報などの付加情報も含め、高い圧縮率で圧縮できる。
<全体として>
実施の形態は、インクジェット装置で説明したが、ノズルから液滴を塗布する装置に広く応用できる。
実施の形態1〜4は、組み合わせることができる。
本発明の画像圧縮方法、及び画像圧縮システムを用いれば、単純なロジックで圧縮した状態でデータの書換えが可能となる為、例えば、インクジェット印刷装置のノズル状況の変化に応じた印刷データの変更を高速に行うことができる。
また、そのため、例えば有機ELディスプレイパネルの製造における有機発光材料を塗布形成するための液滴吐出式印刷装置での利用に有用である。
101 基板
101a バンク
102 インクジェットヘッド
102a ノズル
103 印刷データ生成部
103a 印刷データ生成器
103b 印刷データ圧縮器
103c 印刷データ送信器
104 インクジェットヘッド制御部
104a 印刷データ受信器
104b 印刷データ保持メモリ
104c 位置検出器
104d 印刷タイミング発生器
104e 駆動信号発生器
104f 印刷データ解凍器
501 印刷データ読込工程
502 不吐出ノズル補完工程
503 補正工程
504 圧縮工程
505 転送工程
506 印刷工程
507 圧縮工程
508 印刷工程
509 圧縮データ書換え工程
701 液滴吐出データの個数
702 相対位置
703 液滴吐出量
704 相対位置
705 液滴吐出量
706 相対位置
707 液滴吐出量
802 相対位置
803 液滴吐出量
804 液滴吐出量
805 相対位置
806 液滴吐出量
807 液滴吐出量
808 相対位置
809 液滴吐出量
810 液滴吐出量
1301 液滴吐出データの個数
1302 液滴吐出データの個数
1303 相対位置
1304 付加情報
1305 相対位置
1306 付加情報
1307 相対位置
1308 付加情報
1309 相対位置
1310 付加情報
1311 相対位置
1312 付加情報

Claims (3)

  1. 液滴の吐出タイミングと前記液滴を吐出するノズル位置とのマップである印刷データを一定区間毎に区切る区切工程と、
    前記一定区間の前記印刷データを、圧縮データ構造に圧縮する圧縮工程と、を含む印刷データ圧縮方法であり、
    前記圧縮データ構造が、
    複数の液滴吐出データの個数と、
    前記複数の液滴吐出データのそれぞれの前記区間内の相対位置と、
    前記それぞれの位置での液滴吐出量と、を含む圧縮データ構造である印刷データ圧縮方法。
  2. 印刷対象のパネルのバンクの情報である印刷パターンを読み込む印刷データ読込工程と、
    詰まったノズルを別のノズルで補う不吐出ノズル補完工程と、
    前記ノズルから吐出される液滴の着弾位置ずれする場合に、前記液滴の吐出タイミングを変更する位置ずれ補正工程と、
    印刷データ読込工程と不吐出ノズル補完工程と位置ずれ補正工程とから印刷データを作成し、圧縮データ構造を用いて、前記印刷データの圧縮を行う圧縮工程と、
    前記圧縮されたデータを、インクジェットヘッドに転送する転送工程と、
    前記転送された圧縮データを解凍し前記印刷データに解凍工程と、
    前記解凍された前記印刷データで前記パネルに印刷を行う印刷工程と、を含む印刷方法であり、
    前記圧縮データ構造が、
    複数の液滴吐出データの個数と、
    前記複数の液滴吐出データのそれぞれの前記区間内の相対位置と、
    前記それぞれの位置での液滴吐出量と、を含む圧縮データ構造である印刷方法。
  3. さらに、新たに詰まったノズルが発生した場合、または、新たに、液滴の着弾位置ずれが発生した場合に、前記不吐出ノズル補完工程、または、前記位置ずれ補正工程を行わず、前記転送された前記圧縮データを書き換える圧縮データ書換え工程を行う請求項2記載の印刷方法。
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