JP6889846B2 - 車両用窓板 - Google Patents

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本発明は、車両用窓板に関する。
従来、車両走行時の窓ガラスの振動などによる騒音を低減するために、窓ガラスの昇降機構を有する車両用ドアガラス構造において、制振部材を、前記窓ガラスと前記昇降機構を結合する部材とは独立して設け、前記窓ガラスの下辺部に取り付けた車両用ドアガラ構造が開示されている(特許文献1)。
特開2002−321526
ところで、ガラス板には、車両走行時に風との摩擦や、昇降時の昇降機構(サッシ部分)との摩擦によって、静電気が溜まることがある。ガラス板に静電気が溜まると、砂ほこりなどの微細な汚れがガラス板に付着しやすく、ガラス板が汚れやすい。
したがって、上記のような問題を解決しつつ、騒音を低減することが課題として挙げられるが、特許文献1ではこのような課題は解決できなかった。
なお、このような問題はガラス板に限られず、誘電体である樹脂板などにおいても同様に生ずる。
以上より、本発明は、静電気が溜まりにくく、騒音を低減する車両用窓板の提供を主な目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
車両用の窓板であって、
前記窓板は、前記窓板の表面に、粘弾性部材を介して金属部材を有し、
前記金属部材と、前記窓板とは、電気的に接続され、
前記金属部材は、前記窓板に溜まった静電気に対するアースであり、
前記金属部材の面積は、1000mm以上であることを特徴とする車両用窓板
を提供する。
本発明によれば、静電気が溜まりにくく、騒音を低減する車両用窓板を提供できる。
本発明の一実施形態の車両用窓板の平面図である。 本発明の一実施形態の車両用窓板のA−A断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の第3変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の第4変形例を示す断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係るガラス板について説明する。
また、形態を説明するための図面において、図内左下に矢印で座標を定義しており、必要があればこの座標を用いて説明する。また、本明細書において「X方向」とは、X座標を示す矢印の根元から先端に向かう方向だけでなく、180度反転した先端から根元に向かう方向も指すものとする。「Y方向」「Z方向」も同様に、それぞれY、Z座標を示す矢印の根元から先端に向かう方向だけでなく、180度反対とした先端から根元に向かう方向も指すものとする。本明細書において、Z方向及びY方向は平面方向、X方向は板厚方向ともいう。
また、本明細書において、「平行」、「垂直」などの用語は、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。例えば、厳密な意味での平行、垂直の位置関係を基準として、±5°程度の誤差は許容する。
また、以下本発明の一実施形態として、車両用窓板がガラス板の場合について示すが、これに限定されない。車両用窓板は、例えば樹脂板など、誘電体の透明板であってもよい。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態の車両用窓板の平面図である。図2は、本発明の一実施形態の車両用窓板のA−A断面図である。図3から図6は、本発明の一実施形態の第1変形例から第4変形例を示す断面図である。
図1及び図2より、車両用窓板であるガラス板101は、表面に、粘弾性部材203を介して金属部材204を有している。
ガラス板101は、第1表面201と、第1表面201に対向する第2表面202と、第1表面201と第2表面202とを繋ぐ端面209とを有する。
ガラス板101は、下辺にホルダなどの部材を備え、不図示の昇降装置に接続され、昇降運動をするように配置されていてよい。また、昇降機構を備えず、ボディフランジに嵌め込まれる又はくわえ込まれるように配置されてもよい。
金属部材204は、ガラス板101と、電気的に接続される。図2の実施形態では、粘弾性部材203が導電性を有することで、金属部材204とガラス板101との電気的な接続を実現している。
これにより、金属部材204を、ガラス板101の振動を抑制するための部材として用いると同時に、アースとしても利用できる。よって静電気が溜まりにくく、騒音を低減するガラス板を得ることが可能となる。
また、粘弾性部材203及び金属部材204は、ガラス板101の面内領域のみに存在する。面内領域とは、端面209を含まない領域を指す。端面209が研磨されている場合は、その研磨面を含まない領域を面内領域とする。端面209側には、ガラス板101の昇降に必要な他部材が配置される場合があり、粘弾性部材203及び金属部材204が面内領域のみに存在することで、端面209側を省スペース化できる。
粘弾性部材203の弾性率は、周波数100Hz、温度20℃において、0.01GPa以上1GPa以下であることが好ましい。ガラス板101が振動した際の周波数と、金属部材の振動の周波数とをずらすことができ、騒音を効果的に抑制することができる。
金属部材204の弾性率は、周波数100Hz、温度20℃において、60MPa以上80MPa以下であることが好ましい。ガラス板101の振動を効果的に抑制することができる。
粘弾性部材203の厚みは、好ましくは0.5mm以上3.0mm以下、より好ましくは0.7mm以上2.8mm以下、さらに好ましくは1mm以上2.5mm以下である。0.5mm以上であることでガラス板101の振動を効果的に抑制することができる。また、3.0mm以下であることで、ガラス板101に溜まった静電気を金属部材204に移動させやすくなる。ここで、「厚み」とは図面上X方向の距離のことを指す。
金属部材204の面積は、好ましくは1000mm以上、さらに好ましくは2000mm以上である。ガラス板101に溜まった静電気に対して、アースの役割を充分に果たすことができる。
金属部材204の重量は、好ましくは0.1g以上、より好ましくは0.5g以上である。ガラス板101の振動を効果的に抑制することができる。
図3に、本発明の一実施形態の第1変形例を示す。図3において、粘弾性部材303及び金属部材304は、ガラス板101の端部の少なくとも一部を覆う。
ガラス板101の端部とは、第1表面201の端面209近傍と、第2表面202の端面209近傍と、端面209とを指す。
このようにすることで、粘弾性部材303は、ガラス板101と3つの面で接触でき、よりガラス板101の振動を効果的に抑制することができる。
粘弾性部材303及び金属部材304は、ガラス板101のいずれかの辺の少なくとも一部において、ガラス板の端部を覆うように形成されてよい。
また、ガラス板101が粘弾性部材303及び金属部材304に狭持される前の状態において、粘弾性部材303及び金属部材304のガラス板を狭持する部分の幅は、ガラス板101の板厚よりも小さいことが好ましい。こうすることで、ガラス板101を挿入した際に粘弾性部材303が圧縮され、ガラス板101の振動を効果的に抑制することができる。
図4に、本発明の一実施形態の第2変形例を示す。図4において、金属部材404は、粘弾性部材403の端面の少なくとも一部を覆い、ガラス板101と接触する。
このようにすることで、金属部材404とガラス板101とが電気的に接続されるため、ガラス板101に溜まった静電気を除去しやすくなる。また、図4においては、粘弾性部材403は導電性を有していなくともよい。したがって、粘弾性部材403にはガラス板101の振動を抑制することに最も適したものを用いることができ、材料設計が容易となる。
また、金属部材404が粘弾性部材403の端面を覆う形態であれば、シンプルな構造であるため、製造しやすい。
なお、図4では金属部材404はU字状であるが、これに限定されず、例えばL字状などでよい。金属部材404は粘弾性部材403の厚み方向に突出した突出部を備え、その突出部がガラス板101と接触してよい。
金属部材404がガラス板101と接触する面積、粘弾性部材403がガラス板101と接触する面積よりも小さいことが好ましく、より好ましくは1/2以下、さらに好ましくは1/3以下である。粘弾性部材403とガラス板101との安定した接着力を確保できる。
また、金属部材404がガラス板101と接触する領域の周囲は、粘弾性部材403がガラス板101と接触する面積であることが好ましい。金属部材404とガラス板101との擦れ合いによる騒音の発生を抑制できる。ここで、「周囲」とは、金属部材404がガラス板101と接触する領域の周長の少なくとも1/3以上を指す。
図5に、本発明の一実施形態の第3変形例を示す。図5において、金属部材504の少なくとも一部は、導電性接着層505を介して、ガラス板101と接触する。
このようにすることで、金属部材504とガラス板101とが電気的に接続されるため、ガラス板101に溜まった静電気を除去しやすくなる。また、図4においては、粘弾性部材503は導電性を有していなくともよい。したがって、粘弾性部材503にはガラス板101の振動を抑制することに最も適したものを用いることができ、材料設計が容易となる。
また、導電性接着層505の周波数100Hz、温度20℃における弾性率と、粘弾性部材503の周波数100Hz、温度20℃との比は、1.0以上5.0以下であることが好ましい。これにより、導電性接着層505がガラス板101の振動の抑制の効果を妨げにくくなる。
また、導電性接着層505がガラス板101と接着する面積は、粘弾性部材503がガラス板101と接触する面積よりも小さいことが好ましく、より好ましくは1/2以下、さらに好ましくは1/3以下である。これにより、導電性接着層505がガラス板101の振動の抑制の効果を妨げにくくなる。
図6に、本発明の一実施形態の第4変形例を示す。図6において、金属部材604が粘弾性部材603及び導電性接着層605を介してガラス板101に設けられる領域と、金属部材604が導電性接着層605のみを介してガラス板101に設けられる領域とが、存在する。このようにガラス板101の振動の抑制のための領域と、ガラス板101に溜まった静電気を除去するための領域とを分けて設けてもよい。
本発明は、車両用窓板、特に車両の窓開口部に配置されるガラス板として好適に用いられる。
101 ガラス板
201 第1表面
202 第2表面
203、303、403、503、603 粘弾性部材
204、304、404、504、604 金属部材
209 端面
505、605 導電性接着層

Claims (6)

  1. 車両用の窓板であって、
    前記窓板は、前記窓板の表面に、粘弾性部材を介して金属部材を有し、
    前記金属部材と、前記窓板とは、電気的に接続され、
    前記金属部材は、前記窓板に溜まった静電気に対するアースであり、
    前記金属部材の面積は、1000mm以上であり、
    前記粘弾性部材は、導電性を有していない、ことを特徴とする車両用窓板。
  2. 前記粘弾性部材の厚みは、0.5mm以上3.0mm以下である、請求項1に記載の車両用窓板。
  3. 前記粘弾性部材及び前記金属部材は、前記窓板の端部の少なくとも一部を覆う請求項1又は2に記載の車両用窓板。
  4. 前記粘弾性部材及び前記金属部材は、前記窓板の面内領域のみに存在する請求項1又は2に記載の車両用窓板。
  5. 前記粘弾性部材の弾性率は、周波数100Hz、温度20℃において、0.01GPa以上1GPa以下である、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用窓板。
  6. 前記金属部材の弾性率は、周波数100Hz、温度20℃において、60MPa以上80MPa以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用窓板。
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