JP6888179B1 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

工作機械を遠隔操作するリモートメンテナンス装置との通信を許可する第1通信部と、工作機械との通信を許可する第2通信部と、リモートメンテナンススイッチを有する操作部と、リモートメンテナンススイッチがON状態かOFF状態かに対応して、リモートメンテナンス装置による工作機械の遠隔操作の通信を許可するか否かを判定し、リモートメンテナンス装置と工作機械との接続と切断とを制御する制御部と、を備えた。これにより、工作機械の稼働状態を示す情報の機密性を維持しながら、工作機械のリモートメンテナンスをすることができる。

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、遠隔監視用アプリケーションを実行する携帯端末における監視項目の選択に応じて、工作機械を制御する数値制御装置の表示画面を携帯端末に表示する技術が開示されている。
特開2018−195153号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、遠隔監視用アプリケーションを有する携帯端末から自由に工作機械の稼働状態を取得でき、工作機械の稼働状態を示す情報の機密性を維持することができなかった。
そこで、本発明は、請求の範囲に記載の情報処理装置などを提供するものである。
本発明によれば、工作機械の情報の機密性を維持しながら、工作機械をリモートメンテナンスすることができる。
第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るゲートウェイを含むリモートメンテナンスシステムの動作概要を示す図である。 第2実施形態に係るゲートウェイを含むリモートメンテナンスシステムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るゲートウェイの構成を示す図である。 第2実施形態に係るゲートウェイの機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るハードウェア設置部の構成を示す図である。 第2実施形態に係る制御部の機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るゲートウェイを含むリモートメンテナンスシステムの動作概要を示す図である。 第4実施形態に係るゲートウェイを含むリモートメンテナンスシステムの動作概要を示す図である。 第4実施形態に係る制御部のリモートメンテナンススイッチに関連する処理手順を示すフローチャートである。 第5実施形態に係るゲートウェイを含むリモートメンテナンスシステムの動作概要を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、以下の実施形態において、「リモートメンテナンス」とは、リモートメンテナンス装置を用いた工作機械の遠隔保守のための処理に限定されず、メンテナンスオペレータの端末からの工作機械の遠隔操作を含む処理である。この「リモートメンテナンス」は、閉域網あるいはVPN(Virtual Private Network)によるプライベートネットワークを介して情報機密を保持して実行される。なお、閉域網は、通信事業者内という範囲のネットワークで、インターネットから分離されたネットワークのことをいう。また、「プライベートネットワーク」とは、外部に対して非公開でユーザ端末間が接続されるネットワークであり、物理的な専用回線によるネットワークと、公開されたインターネットなどでトンネリング技術、暗号化技術、認証技術などを利用して設定される仮想の専用回線によるネットワークとを含む。「エッジネットワーク」とは、一般に通信ネットワークのユーザに近い末端領域を示す。例えば、ユーザが使用する社内機器が接続される社内のLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などのユーザ社内ネットワークを示す。ただし、本実施形態の「エッジネットワーク」は、(a)工作機械、(b)切削加工機、付加加工機、複合加工機など異種機械、(c)他社機、または(d)搬送ロボットなど他の周辺機器などが接続される「工作機械ネットワーク」とは別のネットワークである。
[第1実施形態]
第1実施形態の情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、工作機械へのリモートアクセスを可能にするための装置である。
図1に示すように、情報処理装置100は、通信部101、102と、操作部103と、制御部104とを含む。通信部101は、工作機械110を遠隔操作するリモートメンテナンス装置120との通信を許可する。通信部102は、工作機械110との通信を許可する。操作部103は、リモートメンテナンススイッチ131を有する。制御部104は、リモートメンテナンススイッチ131がON状態かOFF状態かに対応して、リモートメンテナンス装置120による工作機械110の遠隔操作の通信を許可するか否かを判定し、リモートメンテナンス装置120と工作機械110との接続と切断とを制御する。
本実施形態によれば、リモートメンテナンススイッチにより工作機械に離れた場所から操作するための通信機能を、ONとOFFとの間で切り替えられるので、工作機械の情報の機密性を維持しながら、工作機械のリモートメンテナンスをすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置としてのゲートウェイ210を含むリモートメンテナンスシステム200について図2および図3を参照して、説明する。
(動作概要)
図2は、リモートメンテナンスシステム200の動作概要を示す図である。リモートメンテナンスシステム200は、情報処理装置としてのゲートウェイ(Gateway)210と、ユーザ工場の工作機械ネットワーク220と、プライベートネットワークの専用回線230と、情報サービス(Messenger)240と、コールセンタ250と、リモートメンテナンス装置260と、を備える。専用回線230としては、現在は日本国内対象で開始された専用携帯回線が利用できるが、将来的には5G化時に全世界共通端末化されるので全世界で利用可能となるものである。例えば、現在は、通信する端末をインターネットに出ない携帯電話の通信ネットワークに接続し、携帯電話の通信ネットワークを介してゲートウェイ210に専用線で直接接続する。このようにして、インターネットに一切出ることのない閉域網を携帯回線により提供できる。
ユーザは、工作機械ネットワーク220に接続された工作機械221に問題が発生している可能性があると考える場合がある。その場合に、ユーザは、ゲートウェイ210のコール要請ボタン211をONにする。ゲートウェイ210は、ステップS201において、コールバック要求メールをコールセンタ250に送信する。このとき、この図2でリモートメンテナンススイッチがOFFの場合には、リモートメンテナンス装置260からの遠隔操作はできない。
コールセンタ250のオペレータは、ステップS202において、ユーザにコールバックをする。オペレータは、ユーザとの会話から、問題が発生している可能性のある工作機械に対して遠隔操作の必要があるか否かの判断を行う。遠隔操作の必要があると判明すると、オペレータは、ユーザにゲートウェイ210に設置された物理キーのリモートメンテナンススイッチ212をONとするように要請する。ユーザは、工作機械の遠隔操作を許可する場合にはリモートメンテナンススイッチ212をONにするが、工作機械の遠隔操作を許可しない場合はOFFを維持することができる。このように、ユーザの判断とスイッチ操作を行うことにより、工作機械の遠隔操作に対する安全性が保たれる。
ユーザが、ステップS203において、リモートメンテナンススイッチ212をONにすると、ステップS204において、専用回線230を介したリモートメンテナンス通信が可能となる。コールセンタ250のオペレータや技術者から、ステップS205において、ゲートウェイ210を介して、リモートメンテナンス通信で、工作機械221の遠隔操作が実行される。同時に、ステップS206において、ゲートウェイ210を介して、リモートメンテナンス通信で、工作機械ネットワーク内に接続された工作機械の情報を共有することが可能となる。また、(a)ゲートウェイ210に接続されたUSBメモリ225の情報、(b)工作機械ネットワーク内に接続されたUSBメモリ224の情報(例えば、工作機械の操作盤に挿入されたUSBメモリの情報)、(c)IoT connector222を介して接続されたservice CAM223の映像情報なども共有することが可能になる。
このように、USBメモリ224、225は、データ共有(ログ回収、MAPPS・PLCアップデート)に利用される。また、ゲートウェイ210は、ネットワークログを保持する機能を有しており、ネットワークの安定性監視を実現できる。
なお、工作機械221の遠隔操作の前には、まず、通信が可能であるかをチェックし、通信が可能であれば遠隔操作を開始する。これは、通信の問題か工作機械の問題かの問題の所在を分離するためである。すなわち、まずPingを当ててネットワーク状況を確認し、工作機械の画面を共有する。そして、ユーザが問題と思っている工作機械の状態を特定する。電話が繋がっているのでその内容に合わせて遠隔操作をし、原因が分かれば対策も行う。さらに、設定変更、ソフトウェアの更新、ログの取得も行うこともできる。
また、図2においては、ゲートウェイ210からコールメッセージをコールセンタ250に送信するが、各工作機械からコールメッセージをコールセンタ250に送信してもよい。また、ユーザが電話によりコールメッセージをコールセンタ250に伝えてもよい。さらに、コールメッセージに工作機械の駆動状態やアラームコードなどを含めてより多くの情報を送る形態でもよい。多くの情報を送信することで、遠隔からの円滑な操作が可能になる。
(システム構成)
図3は、ゲートウェイ210を含むリモートメンテナンスシステム200の構成を示すブロック図である。
リモートメンテナンスシステム200は、ネットワーク340を介して接続される、ユーザが有する複数の第1工場301と第2工場302と、情報サービス(例えば、Messenger)240と、情報サービス240を介して接続されるコールセンタ250やリモートメンテナンス装置260と、を備える。
第1工場301、第2工場302は、ゲートウェイ210を介してネットワークに接続される工作機械ネットワーク(工作機械LAN)220と、ユーザ社内ネットワーク(エッジネットワーク:社内LANやWAN)320とを有する。工作機械ネットワーク220には複数の工作機械221が接続される。また、ユーザ社内ネットワーク320には複数の社内機器が接続される。
なお、ゲートウェイ210は、閉域網やVPNなどのプライベートネットワークを介して、情報サービス240、コールセンタ250、リモートメンテナンス装置260と通信する。特に、海外との接続ではVPNを用いるのがよい。また、工作機械ネットワーク220に接続する複数の工作機械221は、同じ種類に限定されず、切削加工機、付加加工機、複合機など異なる機械の組み合わせでもよい。また、他社機や搬送ロボットなど他の周辺機器や他の電子機器などであってもよい。
ゲートウェイ210には、図4Bに示すように、外付けファイアウォールFWが設けられてもよい。この外付けファイアウォールFWは、工作機械221毎に、ユーザによる情報サービス240へのアクセスを許可または禁止する機能を有する。外付けファイアウォールFWの機能に関する設定は、ユーザ社内ネットワーク320内の社内機器(例えば、中央管理システム)から変更可能であってもよい。
上記の機能につき、第1のユーザと第2のユーザ、第1の工作機械221と第2の工作機械221、および第1の情報サービス240と第2の情報サービス240が存在するとして、これらに着目して説明する。例えば、外付けファイアウォールFWは、第1のユーザが第1の工作機械221を使用して第1の情報サービス240にアクセスする場合と、第2のユーザが第1の工作機械221を使用して第2の情報サービス240にアクセスする場合と、第2のユーザが第2の工作機械221を使用して第1の情報サービス240にアクセスする場合とに限り、各ユーザによる各情報サービス240へのアクセスを許可する一方、それ以外の場合に、各ユーザによる各情報サービス240へのアクセスを禁止してもよい。
各ユーザ、各工作機械221、および各情報サービス240の数や組合せ、そして当該組合せに対するアクセスの禁止と許可の対応付けは、任意に変更可能である。つまり、外付けファイアウォールFWは、ユーザと、ユーザが使用する工作機械221との組合せに基づいて、当該ユーザによる情報サービス240へのアクセスを許可または禁止する機能を有してもよい。
ここで、各ユーザは、個別にアクセスキー(例えば、USBキー)を有していてもよい。工作機械221に当該アクセスキーが適用されることで、各ユーザと工作機械221との組合せが判定可能となる。その組合せに対して設定されたアクセルレベルに応じて、外付けファイアウォールFWによる各情報サービス240へのアクセスの許可または禁止がなされてもよい。
ゲートウェイ210は、上述した外付けファイアウォールFWの機能を有するものであってもよい。この場合、外付けファイアウォールFWの設置が不要となる。
ここで、情報サービス240が有する主な機能について説明する。情報サービス240は、ユーザの要求に応じて、工作機械に関連する各種情報をユーザに伝える機能を有する。そのような情報には、例えば、工作機械の稼働率の履歴情報、加工済みワークの数の履歴情報、アラームの履歴情報、およびサイクルタイムの履歴情報が含まれる。情報サービス240は、これらの履歴情報を、各種グラフ(例えば、棒グラフや折れ線グラフ)や表により、任意の開始日から任意の終了日までにわたって表示するためのデータを、ユーザ端末に送信する。そのようなデータを受信したユーザ端末は、上記のグラフや表を画面に表示する。ユーザは、後述の操作部421を操作することにより、情報サービス240に対して、工作機械に関連する各種情報の送信を要求することができる。例えば、ユーザは、リモートメンテナンススイッチ212をONにすることで、情報サービス240に対して、工作機械に関連する各種情報の送信を要求することができてもよい。
《ゲートウェイ》
以下、図4A乃至図5を参照して、本実施形態のゲートウェイ210の構成と動作とを説明する。
(構成)
図4Aは、ゲートウェイ210の構成を示す図である。
ゲートウェイ210は、WiFiのAP(Access Point)410と、外部アンテナ(External antenna)420を接続することで、電源を接続可能であり通信環境が許せば、どこにでも配置することができる。ゲートウェイ210には、自社機器LANや他社機器LANを含む工作機械ネットワークと、ユーザ社内ネットワークとが分離可能に接続される。特に、リモートメンテナンスの遠隔操作時には、工作機械ネットワークを含むリモートメンテナンスネットワークは、ユーザ社内ネットワークから遮断されて安全性が保たれる。
(機能構成)
図4Bは、ゲートウェイ210の機能構成を示すブロック図である。
ゲートウェイ210は、制御部401と、ハードウェア設置部402と、第1通信部としての外部通信部403と、第2通信部としてのルータ404と、電源部405と、を備える。
制御部401は、コンピュータとしての機能を有している。ハードウェア設置部402は、操作部421と表示部422とコネクタ部423とを含み、物理キーであるスイッチやランプなどにより構成される。ハードウェア設置部402の操作部421は、制御部401への閉域網やVPNを通じてのアクセスを物理キーのON/OFFで制御する。また、ハードウェア設置部402の表示部422は、制御部401の状態をランプにより表示する。また、ハードウェア設置部402のコネクタ部423を介して、工作機械221が制御部401にデータを提供すると共に、制御部401からデータを取得することができる。
外部通信部403は、携帯モジュールとして機能を有し、通信環境で必要であれば外部アンテナ420を介して、プライベートネットワークによるコールセンタのオペレータ端末やリモートメンテナンス装置260との通信接続を行う。ルータ404は、工作機械ネットワーク(工作機械LAN)220と、ユーザ社内ネットワーク320に接続するLANやWANと、外部通信部403を介したプライベートネットワークと、の接続を制御する。工作機械ネットワーク220には、WiFiアクセスポイント410を介して、あるいは、有線接続により工作機械221が接続される。本実施形態では、工作機械ネットワーク220とのユーザ社内ネットワーク320と外部のプライベートネットワークとの接続を制御する。かかるルータ404の接続制御により、ユーザ社内ネットワーク320と、工作機械ネットワーク220と外部のプライベートネットワークとを含むメンテナンスネットワーク450とが分離できる。なお、ルータ404の中で、通信を解析してウィルスチェックを行ってもよい。
電源部405は、電源スイッチ451により接続/切断され、一般電源(AC100V〜240V)を入力し、ゲートウェイ210の各構成部に所定電源を供給する。したがって、ゲートウェイ210は、一般電源の供給が可能な場所であればどこにでも配置することが可能である。すなわち、工作機械とは離れたユーザが操作し易い場所に配置することができる。
なお、ゲートウェイ210中の機能構成部の間の接続は「USB」や「LAN」に限定されるものではない。主に、「USB」で示された接続間はシリアル通信による制御情報の伝達を表し、「LAN」で示された接続間はパラレルのデータ通信を表している。
(ハードウェア設置部)
図4Cは、ハードウェア設置部402の構成を示す図である。ハードウェア設置部402は、操作部421と、表示部422と、コネクタ部423とを有する。操作部421には、コール要請ボタン211と、リモートメンテナンススイッチ212と、データ送信スイッチ433と、が含まれる。リモートメンテナンススイッチ212とデータ送信スイッチ433は、物理キーであり、回転体471と把持部472とを有する。作業者としてのユーザは、把持部472を持ち回転体471を回転させることにより、「入」の状態(ON状態)と「切」の状態(OFF状態)とを切り替えることができる。リモートメンテナンススイッチを「入」の状態に切り替えれば、外部から専用回線を介してアクセスが可能である。なお、データ送信スイッチ433は、稼働情報送信スイッチとしても参照される。リモートメンテナンススイッチ212とデータ送信スイッチ433とは、スイッチのON/OFFを報知するランプ461、462を有している。このように、機能ごとにハードウェアスイッチを割り当ててコントロールできる構成となっている。
物理キーの構成の一例を具体的に説明する。物理キーは、把持部472および回転体471と共に回転する接続部と、リモートメンテナンススイッチ212およびデータ送信スイッチ433それぞれのハードウェア設置部402側に固定された、離間した2つの接点部とを有する。2つの接点部の1つは出力信号線に接続されている。リモートメンテナンススイッチ212の把持部472が「切」の位置にあれば、2つの接点部は離間したままで出力信号線にはリモートメンテナンス装置との通信を許可するための信号が出力される。一方、リモートメンテナンススイッチ212の把持部472が「入」の位置にあれば、2つの接点部が接続部により接続して出力信号線にはリモートメンテナンス装置との通信を不許可にするための信号が出力される。データ送信スイッチ433の動作も同様である。なお、物理キーの構成は限定されない、上記のようにメカ機構により構成されたキーであればよい。
コール要請ボタン211がONにされると、お客様情報が記載されたコールバック要請メールがコールセンタ250に送信され、コールセンタ250から電話でのコールバックを受けることができる。コールセンタ250の指示でユーザがリモートメンテナンススイッチ212を「入」に切り替えると、遠隔操作でのメンテナンスが受けられるようになる。つまり、リモートメンテナンススイッチ212をONにすることにより、ゲートウェイ210と、外部のプライベートネットワークを介したコールセンタ250のオペレータ端末やリモートメンテナンス装置260との通信が可能とされる。コールセンタ250はネットワークを介して、または、USBメモリを用いて、問題の調査、対策を実施する。
リモートメンテナンススイッチ212がOFFの場合、外部のプライベートネットワークを介した通信は停止される。このため、リモートメンテナンススイッチ212がOFFの場合、リモートメンテナンス装置は、複数の工作機械のログを取得することができない。データ送信スイッチ433をONとすることにより、ゲートウェイ210から、外部のプライベートネットワークを介した稼働情報蓄積サーバへの工作機械の稼働情報の送信が可能とされる。データ送信スイッチ433がOFFの場合、稼働情報蓄積サーバへの工作機械の稼働情報の送信は停止される。これらのボタンおよびスイッチは物理スイッチであり、誤操作を抑制する効果を奏する。
さらに、リモートメンテナンススイッチ212がONの場合であっても、データ送信スイッチ433がOFFの場合、稼働情報蓄積サーバへの工作機械の稼働情報の送信は停止される。稼働情報蓄積サーバへの工作機械の稼働情報の送信が停止されると、リモートメンテナンス装置260は、工作機械の稼働情報を取得することができなくなる。つまり、リモートメンテナンススイッチ212がON状態である場合かつデータ送信スイッチ433がOFF状態である場合、リモートメンテナンス装置260は、複数の工作機械の稼働情報を取得できない。
表示部422は、外部通信部403と外部のプライベートネットワークを介した通信回線が確立しているか否かを表示するランプ463である。コネクタ部423は、USBメモリ225を接続するためのコネクタであり、接続/非接続を表すランプ464を有している。
なお、ランプ461〜464は、青と赤などの色で状態を表示しても、点灯と消灯で状態を表示してもよい。また、さらに、社内LANとつながっているか否かのインジケータを設けてもよい。
(制御部)
図5は、制御部401の機能構成を示すブロック図である。図5において、制御部401が有するコンピュータの汎用機能は省略されている。
制御部401は、入出力インタフェース501と、外部通信制御部502と、データ送受信部503と、ルータ制御部504と、を備える。入出力インタフェース501は、制御部401とハードウェア設置部402とのインタフェースである。外部通信制御部502は、外部通信部403を制御して外部のプライベートネットワークを介した通信を行う。データ送受信部503は、ルータ404との間でのデータ送受信を行う。ルータ制御部504は、ルータ404の通信ルートの切断を含むルーティング制御を行う。
制御部401は、さらに、USBメモリ制御部505を備える。USBメモリ制御部505において、USBメモリへの書き込みは、コールセンタのオペレータや営業担当者からユーザへデジタルデータを渡す目的で使用する。また、USBメモリ制御部505において、USBメモリからの読み出しは、ユーザが取得したデータをリモートメンテナンス装置へ送信する目的で使用する。
制御部401は、さらに、リモートメンテナンススイッチ判定部508と、リモートメンテナンス接続制御部509と、を備える。リモートメンテナンススイッチ判定部508は、ハードウェア設置部402のリモートメンテナンススイッチ212がONかOFFかを判定する。そして、リモートメンテナンス接続制御部509は、リモートメンテナンススイッチ判定部508の判定結果を受けて、リモートメンテナンススイッチ212がONの場合、外部通信制御部502に対して外部のプライベートネットワークを介した通信を許可する。一方、リモートメンテナンススイッチ212がOFFの場合、外部通信制御部502に対して外部のプライベートネットワークを介した通信の許可を停止する。
制御部401は、さらに、データ送信スイッチ判定部510と、送信制御部511と、を備える。データ送信スイッチ判定部510は、ハードウェア設置部402のデータ送信スイッチ433がONかOFFかを判定する。そして、送信制御部511は、データ送信スイッチ判定部510の判定結果を受けて、データ送信スイッチ433がONの場合、外部通信制御部502に対して外部のプライベートネットワークを介したデータ送信を許可する。USBメモリを介したデータのやり取りはデータ送信スイッチではなく、リモートメンテナンススイッチと連動して許可、禁止される。
制御部401は、さらに、通信状態取得部512と、通信状態表示指示部513と、を備える。通信状態取得部512は、外部通信制御部502を介して、外部通信部403と外部のプライベートネットワークとの通信状態を取得する。そして、通信状態表示指示部513は、通信状態取得部512が取得した通信状態をハードウェア設置部402の表示部422に表示する。すなわち、表示部422のランプ463により通信確立/非確立を表示してユーザに報知する。
制御部401は、さらに、コール要請取得部514と、コール要請送信制御部515と、を備える。コール要請取得部514は、ハードウェア設置部402のコール要請ボタン211がONかOFFかを判定する。そして、コール要請送信制御部515は、コール要請取得部514からコール要請ボタン211がONの判定結果をうけると、コールメッセージをコールセンタ250に送信する。
なお、図5において、USBメモリを介さずに、外部のプライベートネットワークと工作機械ネットワークとのデータ送受信を行う場合には、USBメモリ制御部505とデータ記憶制御部506とデータ読出制御部507とが省かれ、データ送受信部503と送信制御部511とが直接に接続される。
《制御部の処理手順》
以下、図6を参照して、制御部401のハードウェア設置部402に関連する処理手順を説明する。処理は、制御部401のCPUがRAMを用いて実行し、図5に機能構成を実現する。なお、図6では、コール要請ボタンに関連する処理手順は省略されている。また、図6において、処理の順序は逆であってもよい。
コール要請ボタンに関連する手順において、制御部401は、物理キーであるコール要請ボタン211がONであるかOFFであるかを判定し、コール要請ボタン211がONであれば、コールバック要請メッセージをコールセンタ250の端末に送信する。
制御部401は、図6のステップS601において電源ONを待って、電源ONになると、ステップS603において、ゲートウェイ210の初期化を行う。そして、制御部401は、ステップS605において、通信回線の接続が正常か否かをチェックする。チェック結果によりステップS607で分岐し、通信回線の接続が正常であれば、制御部401は、ステップS609において、通信回線インジケータであるランプ463をONにする。一方、通信回線の接続が正常でなければ、制御部401は、ステップS611において、通信回線インジケータであるランプ463をOFFにし、ユーザに、通信環境のチェックをするように促す。
次に、制御部401は、ステップS613において、物理キーであるリモートメンテナンススイッチ212がON(「入」)に設定されているか、OFF(「切」)に設定されているかを判定する。リモートメンテナンススイッチ212がONであれば、制御部401は、ステップS615において、外部通信部403による外部のプライベートネットワークとの通信許可を設定する。一方、リモートメンテナンススイッチ212がOFFであれば、制御部401は、ステップS617において、外部通信部403による外部のプライベートネットワークとの通信許可の停止を設定する。
次に、制御部401は、ステップS619において、USBメモリ225が差し込まれたかを判定する。USBメモリ225が差し込まれた場合、制御部401は、ステップS621において、書き込み処理であるか、読み出し処理であるかを判定する。USBメモリ225への書き込み処理であれば、制御部401は、ステップS623において、オペレータや営業担当者からのデータを、USBメモリ225に書き込む。一方、USBメモリ225からの読み出し処理であれば、制御部401は、ステップS625において、USBメモリ225の記憶内容をリモートメンテナンス装置260に送信する。
制御部401は、ステップS627において、電源OFFか否かを判定し、電源OFFでなければ、ステップS605から以降の処理を繰り返す。
本実施形態によれば、リモートメンテナンススイッチにより工作機械を遠隔操作する機能のONとOFFとを切り替えるので、工作機械の稼働状態を示す情報の機密性を維持しながら、工作機械のリモートメンテナンスをすることができる。
本実施形態によれば、さらに、次のような効果が得られる。
(1)簡単に工場全体をネットワークにつなげることができる。稼働情報の簡単な取得ができる。サービスマンが行かなくてもトラブル解消が可能となりサービス出張を削減できる。
(2)安全性(セキュリティ)を高めることができる。機器間や、工作機械とユーザ社内ネットワークとを分離して、双方からの介入防止ができる。決めた通信以外を互いにブロックすることができる。通信異常をユーザに伝えることができる。
(3)ネットワーク状態を常時モニタリングすることができる。リモートメンテナンススイッチのON時のみにリモートサポートを可能とすることができる。
すなわち、インターネットと工作機械ネットワークを含むリモートメンテナンスネットワークとの隔離を保証することで、ユーザの設備を簡単・確実・セキュアに情報サービスにつなぐことができる。迅速な修理と復旧対応が可能となる。サーバ不要、ネットワーク敷設不要で工場設備の稼働監視を簡単に実現できるため、手間が掛からないしコストが掛からない。また、工場全体に対応でき、他社機、周辺機器、電子機器などの他の機器にも対応できる。また、どこからでも稼働監視を行なうことができる。リモートメンテナンススイッチで外部通信をON/OFFするので、ユーザの安心感を高めることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るゲートウェイ210を含むリモートメンテナンスシステム700について説明する。本実施形態に係るリモートメンテナンスシステム700は、上記第2実施形態と比べると、ゲートウェイに設置されたデータ送信スイッチにより工作機械の稼働情報の外部への送信を制御する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《リモートメンテナンスシステムの動作概要》
図7は、ゲートウェイ210を含むリモートメンテナンスシステム700の動作概要を示す図である。なお、図7において、図2と同様の構成要素には同じ参照番号を付して、重複する説明を省略する。
図7に示すように、ゲートウェイ210に設置された物理キーであるデータ送信スイッチ433がOFFの場合には、ゲートウェイ210から専用回線230を介して工作機械221などの稼働情報は外部に送信されない。ここで、ゲートウェイ210に設置された物理キーであるデータ送信スイッチ433が、ステップS701において、ONに設定されると、ゲートウェイ210は、外部のプライベートネットワークを介したデータ送信接続を確立する。そして、ゲートウェイ210およびプライベートネットワークを介して、工作機械ネットワーク220に接続される工作機械221の稼働情報が、ステップS703において、情報サービス240を介して機密を保って外部に送信される。工作機械221の稼働情報は、情報サービス240を介して稼働情報蓄積サーバ(不図示)に蓄積される。さらに、蓄積された工作機械221の稼働情報あるいは稼働情報の分析結果が、インターネット760を介してユーザ端末770に提供される。
(データ送信スイッチ)
次に、制御部401のデータ送信スイッチ433に関連する処理手順を示す。この処理は、制御部401のCPUがRAMを用いて実行し、図5に機能構成を実現する。
制御部401は、物理キーであるデータ送信スイッチ433がONであるかOFFであるかを判定する。データ送信スイッチ433がONであれば、制御部401は、外部通信部403によるデータ送信を許可するように設定する。一方、データ送信スイッチ433がOFFであれば、制御部401は、外部通信部403によるデータ送信の許可を停止するように設定する。
本実施形態によれば、上記実施形態に加えて、工作機械ネットワークとユーザ社内ネットワークを分離して双方からの介入を防止できる。すなわち、リモートメンテナンス用の通信以外をブロックできるので、セキュリティを高めることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るゲートウェイ210を含むリモートメンテナンスシステム800について説明する。ゲートウェイ210が、上記第2実施形態および第3実施形態と比べると、リモートメンテナンススイッチがONの場合に、ユーザ社内ネットワークを、工作機械ネットワークを含むメンテナンスネットワークから分離する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態または第3実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《リモートメンテナンスシステムの動作概要》
図8は、ゲートウェイ210を含むリモートメンテナンスシステム800の動作概要を示す図である。なお、図8において、図2および図7と同様の構成要素およびステップには同じ参照番号およびステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
図8において、ゲートウェイ210に設置された物理キーであるリモートメンテナンススイッチ212がOFFの場合、ユーザ社内ネットワーク320は、ルータ404を介して工作機械ネットワーク220と通信可能である。しかし、ゲートウェイ210に設置された物理キーであるリモートメンテナンススイッチ212が、ステップS203においてONになると、ゲートウェイ210は、ステップS204において、プライベートネットワークを介したリモートメンテナンス通信を確立する。同時に、ゲートウェイ210は、ステップS805において、ルータ404によってユーザ社内ネットワーク320との通信を切断する。
(リモートメンテナンススイッチに関連する処理手順)
図9は、制御部401のリモートメンテナンススイッチ212に関連する処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、制御部401のCPUがRAMを用いて実行し、図5に示された機能構成を実現する。なお、図9において、図6と同様のステップには同じステップ番号を付して、重複する説明を省略する。
制御部401は、リモートメンテナンススイッチ212がONの場合、ステップS912において、ルータ404に対してユーザ社内ネットワーク320との切断を設定して、メンテナンスネットワーク450をユーザ社内ネットワーク320から分離する。そして、制御部401は、外部通信部403による外部のプライベートネットワークとの通信許可を設定する。
一方、リモートメンテナンススイッチ212がOFFであれば、制御部401は、外部通信部403による外部のプライベートネットワークとの通信許可の停止を設定する。さらに、ステップS918において、ルータ404に対して、ユーザ社内ネットワーク320との通信許可を設定して、メンテナンスネットワーク450のユーザ社内ネットワーク320からの分離を解除する。
本実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて、ユーザが公開したくない場合に工作機械の稼働情報の機密を保持できるので、ユーザの安心感を高めることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係るゲートウェイ1010を含むリモートメンテナンスシステム1000について説明する。リモートメンテナンスシステム1000は、上記第2実施形態乃至第4実施形態と比べると、ゲートウェイ1010が、インターネット回線1003を用いて仮想的に構築されたVPN回線1030により接続している点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態から第4実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図10は、本実施形態に係るゲートウェイ1010を含むリモートメンテナンスシステム1000の動作概要を示す図である。なお、図10において、図2、図7および図8と同様の構成要素およびステップには同じ参照番号およびステップ番号を付して、重複する説明は省略する。
図10において、図8の専用回線230は、インターネット回線1003内に、トンネリング技術、暗号化技術、認証技術などを利用して設定されるVPN回線1030に置き替えられている。VPN回線1030は破線間に示されている。また、専用回線230を介してリモートメンテナンス装置260などの外部装置との接続を制御するゲートウェイ210は、VPN回線1030を介してリモートメンテナンス装置260などの外部装置との接続を制御するゲートウェイ1010に置き替えられている。
ゲートウェイ1010においては、図4Bのゲートウェイ210の構成における、例えば、外部通信部403や制御部401が、外部装置との接続においてVPN回線1030を設定するための通信プロトコルをあらかじめ保持することになる。したがって、VPN回線1030の設定でない場合、ゲートウェイ1010は外部装置との接続を受け付けない。
ユーザが、ステップS203において、リモートメンテナンススイッチ212をONにすると、ステップS1004において、VPN回線1030を介したリモートメンテナンス通信が可能となる。そして、コールセンタ250のオペレータや技術者から、ゲートウェイ210を介して、リモートメンテナンス通信で、工作機械221の遠隔操作が実行される。同時に、ゲートウェイ1010を介して、リモートメンテナンス通信で、工作機械ネットワーク内に接続された工作機械の情報を共有することが可能となる。
また、ゲートウェイ1010に設置された物理キーであるデータ送信スイッチ433が、ステップS701において、ONに設定されると、ゲートウェイ1010は、VPN回線1030を介したデータ送信接続を確立する。そして、ゲートウェイ1010およびVPN回線1030を介して、工作機械ネットワーク220に接続される工作機械221の稼働情報が、情報サービス240を介して機密を保って外部に送信される。
本実施形態によれば、メンテナンスネットワークとユーザ社内ネットワーク(エッジネットワーク)との分離がさらに容易となる。すなわち、一般携帯回線を利用したVPNでは、テザリング接続により海外でも携帯回線接続可能であり、一般携帯回線を利用するが、VPNによりエッジネットワークはインターネットから隔離される。また、ユーザのインターネットを利用したVPNでは、携帯回線利用不可地域でも対応可能であり、インターネット回線を利用するが、VPNによりエッジネットワークはインターネットから隔離される。
[他の実施形態]
以上第1〜第5実施形態で説明したとおり、通信環境に応じた構成でセキュアなサービスを構築することができ、いずれの接続方法でも、インターネットとエッジネットワークとの隔離を保証できる。
なお、上記実施形態においては、コール要請ボタン、リモートメンテナンススイッチ、データ送信スイッチを物理キーにより構成したが、タッチパネルからのソフトウェアキーにより構成してもよい。しかしながら、外部からの侵入を防ぐためには、物理キーである方が望ましい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の技術的範囲で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に供給され、内蔵されたプロセッサによって実行される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、プログラムを実行するプロセッサも本発明の技術的範囲に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明を現時点での好ましい実施態様に関して説明したが、そのような開示を限定的に解釈してはならない。種々の変形および改変は、上記開示を読むことによって本発明に属する技術分野における当業者には間違いなく明らかになるであろう。したがって、添付の請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、すべての変形および改変を包含する、と解釈されるべきものである。

Claims (5)

  1. 複数の工作機械に対する遠隔操作が可能なリモートメンテナンス装置との通信を許可する第1通信部と、
    前記複数の工作機械との通信を許可する第2通信部と、
    リモートメンテナンススイッチを有する操作部と、
    前記リモートメンテナンススイッチがON状態かOFF状態かに対応して、前記リモートメンテナンス装置による前記複数の工作機械の遠隔操作のための通信を許可するか否かを判定し、前記リモートメンテナンス装置と前記複数の工作機械との接続と切断とを制御する制御部と、を備え、
    前記リモートメンテナンススイッチが前記OFF状態である場合、前記リモートメンテナンス装置は、前記複数の工作機械のログを取得することができない、情報処理装置。
  2. 複数の工作機械に対する遠隔操作が可能なリモートメンテナンス装置との通信を許可する第1通信部と、
    前記複数の工作機械との通信を許可する第2通信部と、
    リモートメンテナンススイッチとデータ送信スイッチとを有する操作部と、
    前記リモートメンテナンススイッチがON状態かOFF状態かに対応して、前記リモートメンテナンス装置による前記複数の工作機械の遠隔操作のための通信を許可するか否かを判定し、前記リモートメンテナンス装置と前記複数の工作機械との接続と切断とを制御する制御部と、を備え、
    前記リモートメンテナンススイッチが前記ON状態である場合かつ前記データ送信スイッチがOFF状態である場合、前記リモートメンテナンス装置は、前記複数の工作機械の稼働情報を取得できない、情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置が、複数の工作機械に対して通信するためのLANが接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記工作機械から送信される稼働情報に基づいて情報を提供する情報サービスと前記第1通信部との間の通信は、プライベートネットワークを介した通信であり、
    前記プライベートネットワークを介して前記工作機械の稼働情報を稼働情報蓄積サーバに送信する送信部を備え、
    前記操作部は、前記稼働情報の送信のON状態とOFF状態とを切り替えるデータ送信スイッチを備え、
    前記制御部は、前記データ送信スイッチがON状態である場合に、前記稼働情報蓄積サーバへの前記稼働情報の送信を許可する、請求項1または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記リモートメンテナンススイッチは、回転体と把持部とを有し、作業者が前記把持部を持ち前記回転体を回転させることにより、前記ON状態と前記OFF状態とを切り替える、請求項1または2に記載の情報処理装置。
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