JP6888131B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、冷房運転時に2つの単位流路を直列に連結し、暖房運転時に2つの単位流路を並列に連結する空気調和機が知られている。このような空気調和機は、たとえば、特開2015−117936号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2015−117936号公報
上記公報に記載された空気調和機では、高外気暖房時、低外気冷房時および低容量冷暖房時の運転は想定されていない。そのため、高外気暖房時、低外気冷房時および低容量冷暖房時の運転にあわせて熱交換器の容量を制御することはできないという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換器の容量を制御することができる冷凍サイクル装置を提供することである。
本発明の冷凍サイクル装置は、圧縮機と、流路切替装置と、第1熱交換器と、流路変換装置と、第1膨張弁と、第2熱交換器とを備えている。圧縮機は冷媒を圧縮する。流路切替装置は圧縮機に接続されている。第1熱交換器は流路切替装置に接続され、第1熱交換部および第2熱交換部を有する。流路変換装置は第1熱交換部と第2熱交換部とを接続する。第1膨張弁は第1熱交換部および第2熱交換部に接続されている。第2熱交換器は第1膨張弁および流路切替装置に接続されている。流路切替装置は、圧縮機により圧縮された冷媒を第1熱交換器に流すか、第2熱交換器に流すかを切り替えるように構成されている。流路変換装置は、第1熱交換部と第2熱交換部とに順に冷媒を流すか、第1熱交換部と第2熱交換部とに並行して冷媒を流すか、第1熱交換部および第2熱交換部のいずれかに冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。第1熱交換部は、第1熱交換器容量および第1流路を有している。第2熱交換部は、第2熱交換器容量および第2流路を有している。第1熱交換器容量は第2熱交換器容量よりも大きい。第1流路の数は第2流路の数よりも多い。流路変換装置は、冷房時に流路切替装置が圧縮機により圧縮された冷媒を第1熱交換器に流すときに、第1熱交換部と第2熱交換部とに順に冷媒を流すか、第1熱交換部および第2熱交換部のいずれか一方を選択して冷媒を流すかを切り替えるように構成されており、暖房時に流路切替装置が圧縮機により圧縮された冷媒を第2熱交換器に流すときに、第1熱交換部と第2熱交換部とに並行して冷媒を流すか、第1熱交換部および第2熱交換部のいずれか一方を選択して冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。流路変換装置は、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、熱交換器容量の異なる第1熱交換部および第2熱交換部のいずれかを選択することで容量制御可能に構成されている。
本発明の冷凍サイクル装置によれば、流路変換装置は、第1熱交換部と第2熱交換部とに順に冷媒を流すか、第1熱交換部と第2熱交換部とに並行して冷媒を流すか、第1熱交換部および第2熱交換部のいずれかに冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。このため、流路変換装置は、第1熱交換部および第2熱交換部を切り替えることで第1熱交換器の容量を制御することができる。したがって、高外気暖房時、低外気冷房時および低容量冷暖房時の運転にあわせて熱交換器の容量を制御することができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の熱交換器の冷媒の流れ(冷暖)を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の熱交換器の段方向、列方向の配置を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の熱交換器の構成を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクルのP‐h線図を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る空気−冷媒間の温度差比に対する流路数比(Nb/Na)の関係を示す図である。 実施の形態1に係る空気−冷媒間の温度差比に対する熱交容量比(Vb/Va)の関係を示す図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の流路変換装置の変形例を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の第1膨張弁の取付位置を室内機側にした場合を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の第1膨張弁を第2開閉弁にした場合を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る冷暖でパス数を可変した時のCOPのピークの差を示す概略構成図である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置を示す概略構成図である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の流路変換装置の変形例を示す概略構成図である。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置を示す概略構成図である。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の膨張弁の取付位置を室内機側にした場合を示す概略構成図である。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の中圧部に基盤冷却部を設けた場合を示す概略構成図である。 図16の基盤冷却部の断面を示す概略構成図である。 実施の形態4に係る冷凍サイクル装置を示す概略構成図である。 実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の流路変換装置の変形例を示す概略構成図である。 実施の形態5に係る冷凍サイクル装置を示す概略構成図である。 実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の変形例を示す概略構成図である。 実施の形態6に係る冷凍サイクル装置を示す概略構成図である。 室内機に流路変換装置を設けた場合の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、流路切替装置2と、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5bと、第1開閉弁6aと、第1逆止弁7aと、第2膨張弁8b)と、第1膨張弁8aと、第2熱交換器9とを備えている。これらの構成要素が配管を介して接続されることにより冷媒回路が構成されている。
冷凍サイクル装置は図示しない制御装置(コントローラー)を備えている。制御装置(コントローラー)は演算、指示等を行って冷凍装置の各手段、機器等を制御するように構成されている。具体的には、制御装置(コントローラー)は、たとえば、流路切替装置2および流路変換装置10の弁の動作を制御するように構成されている。
図1では、第1熱交換器4は室外機熱交換器であり、第2熱交換器9は室内機熱交換器である。図1では、圧縮機1と、流路切替装置2と、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5bと、第1開閉弁6aと、第1逆止弁7aと、第2膨張弁8b)と、第1膨張弁8aとは室外機に設けられている。第2熱交換器9は室内機に設けられている。
冷凍サイクル装置は、冷媒回路を流れる冷媒を有している。冷媒は、たとえば、R410a、R32、R1234yf等を用いることが可能である。
圧縮機1は、冷媒を圧縮するように構成されている。圧縮機1は、圧縮容量が一定の一定速圧縮機であってもよく、また圧縮容量が可変のインバーター圧縮機であってもよい。このインバーター圧縮機は、回転数を可変に制御可能に構成されている。具体的には、このインバーター圧縮機は、図示しない制御装置(コントローラー)からの指示に基づいて駆動周波数が変更されることにより、回転数が調整される。これにより、圧縮容量が変化する。この圧縮容量は単位時間あたりの冷媒を送り出す量である。
流路切替装置2は圧縮機1に接続されている。流路切替装置2は、冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り替えるように構成されている。流路切替装置2は四方弁である。なお、四方弁の代わりに三方弁を2つ組み合わせることも可能である。
第1熱交換器4は流路切替装置2に接続されている。第1膨張弁8aは第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとに接続されている。第1膨張弁8aは冷媒を膨張(減圧)させるように構成されている。第1膨張弁8aはたとえば電子膨張弁である。なお、以下で説明する第2膨張弁8b等も電子膨張弁であってもよい。
流路変換装置10は、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを接続している。流路変換装置10は、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを流れる冷媒の流路を切り換えるように構成されている。第2熱交換器9は第1膨張弁8aおよび流路切替装置2に接続されている。第1熱交換器4および第2熱交換器9はそれぞれ冷媒と空気との熱交換を行うためのものである。第1熱交換器4および第2熱交換器9はそれぞれ、たとえばパイプとフィンとで構成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bの伝熱面積A及び流路数Nの関係を示す概略構成図である。
図2に示すように、冷房時には、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとが直列に接続される。流路数は、ガスリッチな入口側では流路数の多いNaとなり、液リッチとなる出口側では流路数の少ないNbとなる。
暖房時には、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとが並列に接続される。流路数は、第1熱交換部4aの流路数Naと第2熱交換部4bの流路数Nbとの和(Na+Nb)となる。
図3は、図1および図2に記載された第1熱交換部4aと第2熱交換部4bの段方向、列方向の配置を示す概略構成図である。第1熱交換部4aと第2熱交換部4bの列数Rが同等の場合、熱交換器の段数Cは、第1熱交換部4aの段数Caおよび第2熱交換部4bの段数Cbとして、Ca>Cbの関係となる。また、第1熱交換部4aと第2熱交換部4bの段数Cが同等の場合、熱交換器の列数Rは、第1熱交換部4aの列数Raおよび第2熱交換部4bの列数Rbとして、Ra>Rbの関係となる。
冷媒の凝縮時には流れが後流になるに従い液相比率が上がり、位置ヘッドの影響を受けるため、重力方向に向かって流れるよう熱交換器を設けることが好ましい。冷媒の蒸発時には流れが後流になるに従いガス相比率が上がり、位置ヘッドの影響を受けなくため、重力方向に逆らって流れるよう熱交換器を設けることが好ましい。
図4に示すように、同等の熱交容量および単位流路を有する熱交換器を並列に組み合わせて、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bとしてもよい。なお、熱交容量および単位流路の異なる熱交換器を組み合わせてもよい。製造の点から、同様の熱交換器を大量に生産し、組み合わせることが好ましい場合がある。
図5は冷凍サイクルのP‐h線図を示す概略構成図である。本実施の形態の冷凍サイクル装置において、液部はガス・二相部より凝縮時の比率が小さい。このため、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bの各々について、伝熱面積AをAaおよびAbとし、熱交容積VをVaおよびVbとし、流路数NをNaおよびNbとして、Aa>Ab、Va>Vb、Na>Nbの関係とする。これにより、圧力損失の大きいガス・二相部の大半または全部を第1熱交換部4aで熱交換させ、第2熱交換部4bを流れる冷媒の大半または全部が液相となるように第1熱交換器4(室外機熱交換器)を分割することが好ましい。
図6は、冷凍サイクルの空気−冷媒間の温度差比に対する第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bの流路数比(Nb/Na)の関係を示す図である。図6より温度差が小さくなるにしたがって流路数を小さくする方が好ましい。
熱交換器にて熱交換するため、乾き度は次第に低下し、圧力損失は低下する。そのため、流路数比は、少なくとも100%より小さくなる。
また、圧力損失は、液比率増加に伴い、密度増加、流速低下により低下する。伝熱性能も低下するため、圧力損失を同等以下にしつつ、流速を増加させ伝熱性能を向上する必要がある。
図7は冷凍サイクルの空気−冷媒間の温度差比に対する第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bの熱交容量比(Vb/Va)の関係を示す図である。
ただし、熱交容量比は、0%<熱交容量比<50%で示される比率の範囲内である。
熱交容量比が0%では第2熱交換部4bがないため、熱交容量比は少なくとも0%よりも大きくなる。熱交容量比が50%以上となると、ガス・二相部となる伝熱性能の高い第1熱交換部4aの熱交容量が第2熱交換部4bの熱交容量よりも小さくなるため、逆に性能が低下してしまう。
上記構成は本発明を実現可能かつ冷暖房運転が可能な最小要素であり、気液分岐器、レシーバー、アキュームレータ、高低圧熱交換器等の機器が接続されて冷凍サイクル装置が形成されてもよい。
第1熱交換器(室外機熱交換器)4及び第2熱交換器(室内機熱交換器)9は、たとえば、プレートフィン熱交換器、フィンアンドチューブ熱交換器、扁平管(多穴管)熱交換器、コルゲート型熱交換器のいずれであってもよい。
冷媒と熱交換させる熱交換媒体は、空気の他に、水、不凍液(例えばプロピレングリコール、エチレングリコール等)であってもよい。
熱交換器の種類およびフィンの形状等は室外機熱交換器および室内機熱交換器で別々であってもよい。例えば、室外機熱交換器は扁平管が適用され、室内機熱交換器はフィンアンドチューブ熱交換器が適用されてもよい。
また、本発明の実施の形態では、室外機が第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bを備える場合についてのみ記載しているが、室内機に関しても同様の回路構成を備え、冷房時に並列、暖房時に直列となるよう形成されていてもよい。なお、室外機と室内外機とで冷暖房時の役割が入替わるため直列・並列も入替わる。
本発明の実施の形態では、室外機熱交換器は第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bの2つに分割されているが、室内外機熱交換器の少なくともいずれかは3つ以上に分割されてもよい。例えば、ガス相・二相・液相の各相別に各室内外機熱交換器の熱交容量、流路数が変えられてもよい。
図8を参照して、本実施の形態における流路変換装置10では、図1の第1分配器5aおよび第2分配器5bが、第3ヘッダ3cおよび第4ヘッダ3dとなっていてもよい。
図9を参照して、本実施の形態における冷凍サイクル装置では、第1膨張弁8aは室内機に設けられていてもよい。
図10を参照して、本実施の形態における流路変換装置10では、第2膨張弁8bが第2開閉弁6bとなっていてもよい。
次に、上記構成の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の動作について説明する。
まず、図1を参照して、基本的な冷房運転時の冷凍サイクル装置の動作を説明する。冷房時、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3aを経由して第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1分配器5a、第1開閉弁6a、第2ヘッダ3bを経由して第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bにてさらに凝縮し、第2分配器5bを経由して第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aにて膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。すなわち、冷房時には図1中において実線矢印で示すように冷媒が冷凍サイクル装置を循環する。
続いて、基本的な暖房運転時の冷凍サイクル装置の動作を説明する。暖房時、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2分配器5bに流れる第1流路と、第2膨張弁8bに流れる第2流路とに分岐する。第1流路では、冷媒は第2分配器5bを経由して、第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで蒸発し、第2ヘッダ3b、第1逆止弁7aを経由して第1ヘッダ3aに流入する。第2流路では、冷媒は第1分配器5aを経由して、第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aにて蒸発し、第1ヘッダ3aに流入する。冷媒は第1ヘッダ3aにて合流した後、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。すなわち、暖房時には図1中において破線矢印で示すように冷媒が冷凍サイクル装置を循環する。なお、以下の図においても冷房時の冷媒の流れが実線矢印で示されており、暖房時の冷媒の流れが破線矢印で示されている。
続いて、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時の冷凍サイクル装置の動作を説明する。高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、高圧低減・能力低減のために圧縮機周波数が低下すると、必要な圧縮比が確保できなくなるために、高圧低下により凝縮器出口で過冷却度を確保できず膨張弁入口側に二相冷媒が流入することがある。
また、圧縮機周波数を低減しても必要な能力以上の能力を発揮してしまう場合、頻繁に圧縮機が発停(起動および停止)を繰り返してしまうことがある。
上記のような動作をさせないため、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置は、高外気暖房運転、低外気冷房運転時または低容量冷暖房運転時に、第1開閉弁6aと第2膨張弁8bを開又は閉止する。これにより、冷房時に第1熱交換部4aのみに冷媒を流入させ、暖房時に第2熱交換部4bのみに冷媒を流入させる。このようにして、熱交換器容量(AK値)を下げる回路を形成することができる。
具体的には、低外気冷房運転および低容量冷房運転時、第1開閉弁6aが閉止される。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3aを経由して第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1分配器5a、第2膨張弁8bを経由して、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aにて膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房運転および低容量暖房運転時、第1開閉弁6aが閉止されると共に、第2膨張弁8b(または図10の第2開閉弁6b)が閉止される。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aにて膨張した後、第2分配器5bを経由して、第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bにて蒸発し、第2ヘッダ3b、第1逆止弁7aを経由して第1ヘッダ3aへと流れ、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
次に、上記構成の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の効果について、説明する。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置によれば、流路変換装置10は、第1熱交換部4aと第2熱交換部4bとに順に冷媒を流すか、第1熱交換部4aと第2熱交換部4bとに並行して冷媒を流すか、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれかに冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。このため、流路変換装置10は、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bを切り替えることで第1熱交換器4の容量を制御することができる。したがって、高外気暖房時、低外気冷房時および低容量冷暖房時の運転にあわせて熱交換器の容量を制御することができる。
また、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置によれば、流路切替装置2が圧縮機1により圧縮された冷媒を第2熱交換器9に流すときに、第1熱交換部4aと第2熱交換部4bとに並行して冷媒を流すか、第2熱交換部4bのみに冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。したがって、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、第1開閉弁6aが閉止されると共に第2膨張弁8b(または第2開閉弁6b)が閉止されることで、熱交容量(AK値)を下げ、凝縮圧力を上げることで、圧縮比および過冷却度を確保することができる。
また、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、第1開閉弁6aが閉止されると共に第2膨張弁8b(または図10の第2開閉弁6b)が閉止されることで、圧縮機1の発停を防止することができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時でも運転を継続可能にすることで、冷凍サイクル装置の運転範囲を従来よりも拡大することができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交換器の容量を変更することができる。
また、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置によれば、第1熱交換器容量は第2熱交換器容量よりも大きく、第1流路の数は第2流路の数よりも多い。このため、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bが冷房時に直列となり、暖房時に並列となると共に、第1熱交換部4aが第2熱交換部4bよりも熱交換器容量が大きく、流路数が多くなることで、冷暖でそれぞれ最適な流路数を形成することができる。したがって、図11に示すように、冷暖で流路数(パス数)を可変にすることができる。
また、最適な流路数を形成することで、冷房、暖房のそれぞれで成績係数(COP:Coefficient of Performance)を向上させることができると共に期間効率(APF:Annual Performance Factor)を向上させことができる。
また、冷房時に、第1熱交換部4aの熱交換器容量を第2熱交換部4bの熱交換器容量よりも大きくすることで、第2熱交換部4bに流入する冷媒の流速の遅くなる液相領域比率を大きくすることができる。
また、冷房時に、第1熱交換部4aの流路数を第2熱交換部4bの流路数よりも多くすることで、第2熱交換部4bに流入する冷媒の流速を上げることができる。
また、第1熱交換部4aの流路数および熱交換器容量を第2熱交換部4bの流路数および熱交換器容量よりも多くすることで、ガス・二相領域の圧力損失を低減しつつ、圧力損失の小さい液相領域では伝熱性能を向上することができる。
また、伝熱性能を向上することで、凝縮時の圧力上昇を低減することができる。
また、凝縮時の圧力上昇を低減することで圧縮入力を低減することができる。
また、圧縮入力を低減することで成績係数(COP)を向上させることができる。
また、暖房時に、流路数を第1熱交換部4aの流路数と第2熱交換部4bの流路数との和となるようにすることで、各流路の長さを短くすることができる。
また、暖房時に、流路数を増加させ、流路の長さを短くすることで、蒸発時の圧力降下を低減することができる。
また、蒸発時の圧力降下を低減することで圧縮入力を低減することができる。
また、圧縮入力を低減することで成績係数(COP)を向上させることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置は、基本構成については実施形態1と同様であるが、第1逆止弁7aおよび第2膨張弁8bを双方向に冷媒を流すことができる第2開閉弁6b、第3開閉弁6c(または図13の第1三方弁10a、第2三方弁10b)に変更している点で異なる。これにより、冷房時に第1熱交換部4aまたは第2熱交換部4b、暖房時に第1熱交換部4aまたは第2熱交換部4bのいずれかを選択することで容量制御が可能となる。なお、実施の形態1と同一の構成要素については、同一の符号を付し、説明を繰り返さない。この点は、実施の形態3から実施の形態6についても同様である。
図12を参照して、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、流路切替装置2と、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5bと、第1開閉弁6aと、第2開閉弁6bと、第3開閉弁6c)と、第1膨張弁8aと、第2熱交換器9とを備えている。
図13を参照して、本実施の形態における流路変換装置10では、図12の第1開閉弁6aと、第2開閉弁6bと、第3開閉弁6cとが、第1三方弁10aと、第2三方弁10bとなっていてもよい。
また、実施の形態1と同様に流路変換装置10の第1分配器5aと、第2分配器5bとが、図8の第3ヘッダ3cおよび第4ヘッダ3dと置き換えられていてもよい。
次に、上記構成の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の動作について説明する。
基本的な冷暖房運転については実施の形態1と同様のため説明を繰り返さない。
図12を参照して、低外気冷房運転および低容量冷房運転時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1開閉弁6a、第3開閉弁6cが閉止されると共に、第2開閉弁6bが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3aを経由して第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1分配器5a、第2開閉弁6bを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、低外気冷房運転および低容量冷房運転時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1開閉弁6a、第2開閉弁6bが閉止されると共に第3開閉弁6cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3a、第2ヘッダ3bを経由して第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで凝縮し、第2分配器5bを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房および低容量暖房時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1開閉弁6a、第3開閉弁6cが閉止されると共に、第2開閉弁6bが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2開閉弁6b、第1分配器5aを経由して、第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで蒸発し、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房および低容量暖房時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1開閉弁6a、第2開閉弁6bが閉止されると共に、第3開閉弁6cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2分配器5bを経由して、第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで蒸発し、第2ヘッダ3b、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
図13を参照して、低外気冷房運転、低容量冷房運転時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1三方弁10aが暖房モード(破線)、第2三方弁10bが冷房モード(実線)に切換えられる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3aを経由して第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1分配器5a、第1三方弁10aを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、低外気冷房運転および低容量冷房運転時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1三方弁10aが冷房モード(実線)、第2三方弁10bが暖房モード(破線)に切換えられる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3a、第2三方弁10b、第2ヘッダ3bを経由して第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで凝縮し、第2分配器5bを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房および低容量暖房時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1三方弁10aが暖房モード(破線)、第2三方弁10bが冷房モード(実線)に切換えられる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第1三方弁10a、第1分配器5aを経由して、第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで蒸発し、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房および低容量暖房時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1三方弁10aが冷房モード(実線)、第2三方弁10bが暖房モード(破線)に切換えられる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2分配器5bを経由して、第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで蒸発し、第2ヘッダ3b、第2三方弁10b、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
次に、上記構成の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の効果について説明する。
実施の形態2に係る冷凍サイクル装置によれば、流路変換装置10は、流路切替装置2が冷媒を第1熱交換器4に流すときに第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれか一方を選択して冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。そして、流路変換装置10は、流路切替装置2が冷媒を第2熱交換器9に流すときに、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれか一方を選択して冷媒を流すかを切り替えるように構成されている。このため、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれか一方を選択することで熱交換器の容量制御が可能となる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量の異なる熱交換器を選択して変更することができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量(AK値)を少なくとも分割した熱交換器の数だけ凝縮圧力を複数段階で上げることができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量(AK値)を分割した熱交換器の数だけ凝縮圧力を複数段階で上げることで、過度な圧力上昇を防止することができる。
また、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで、圧縮機1の発停を防止することができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時でも運転を継続可能にすることで、冷凍サイクル装置の運転範囲を従来よりも拡大することができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交換器の容量を分割した熱交換器の数だけ変更することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置は、基本構成については実施形態1と同様であるが、第3膨張弁8cを備えている点で異なる。これにより、冷暖で常に圧力を中間状態にすることが可能な領域を設けることができる。また、図示していない温度検出手段を第1熱交換部4a出口から第1ヘッダ3a出口間および第2熱交換部4bから第2ヘッダ3b出口間、第2熱交換器9から圧縮機1入口間に少なくとも1点ずつ設けることにより冷房時に室内機熱交換器出口以降の過熱度を調整可能かつ暖房時に各室外機熱交換機出口以降の過熱度を調整可能にしている点が異なる。
図14を参照して、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、流路切替装置2と、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5bと、第1開閉弁6aと、第1逆止弁7aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c)と、第1膨張弁8aと、第2熱交換器9とを備えている。第2膨張弁8bは第1熱交換部4aと第1膨張弁8aとの間に接続されている。第3膨張弁8cは第2熱交換部4bと第1膨張弁8aとの間に接続されている。
図15を参照して、本実施の形態における冷凍サイクル装置では、第1膨張弁8aは室内機に設けられていてもよい。
図16を参照して、第1膨張弁8a、第2膨張弁8bと第3膨張弁8cとの間に中間圧力領域が形成されている。この中間圧力領域に基盤冷却部11が設けられてもよい。基盤冷却部11は、中間圧力領域において配管に取り付けられている。基盤冷却部11は、冷凍サイクル装置の制御および起動停止等の信号を出している基盤に接触し、熱交換可能に構成されている。
図17に一例として基盤冷却部11の断面の概略構成図を示す。なお、同様の効果を奏する場合、別の形態がとられてもよい。
次に、上記構成の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の動作について説明する。
基本的な冷暖房運転については実施例1と同様のため説明を繰り返さない。
低外気冷房運転、低容量冷房運転時、第1開閉弁6a、第3膨張弁8cが閉止されると共に、第2膨張弁8bが開かれる。この結果、冷媒が圧縮機1より流路切替装置2へと流入し、第1ヘッダ3aを経由して第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1分配器5a、第2膨張弁8bを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房、低容量暖房時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1開閉弁6a、第3膨張弁8cが閉止されると共に第2膨張弁8bが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2膨張弁8b、第1分配器5aを経由して、第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで蒸発し、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
また、高外気暖房、低容量暖房時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1開閉弁6a、第2膨張弁8bが閉止されると共に第3膨張弁8cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第3膨張弁8c、第2分配器5bを経由して、第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで蒸発し、第2ヘッダ3b、第2逆止弁7b、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
次に、上記構成の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の効果について説明する。
実施の形態3に係る冷凍サイクル装置によれば、流路変換装置10は、第1熱交換部4aと第1膨張弁8aとの間に接続された第2膨張弁8bと、第2熱交換部4bと第1膨張弁8aとの間に接続された第3膨張弁8cとを有している。このため、第1膨張弁8a、第2膨張弁8b、第3膨張弁8cの間に中間圧力領域(中圧部)を形成することができる。
高外気暖房時および低容量暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量の異なる熱交換器を選択して変更することができる。
低外気冷房時および低容量冷房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量を小さくすることができる。
高外気暖房時および低容量暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量(AK値)を少なくとも分割した熱交換器の数だけ凝縮圧力を複数段階で上げることができる。
低外気冷房時および低容量冷房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量(AK値)を小さくして凝縮圧力を上げることができる。
また、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで、圧縮機1の発停を防止することができる。
また、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時でも運転を継続可能にすることで、冷凍サイクル装置の運転範囲を従来よりも拡大することができる。
また、中圧部を形成することで、冷暖切り替え可能な冷凍サイクル装置において、常に中間温度とすることができる。
実施の形態3に係る冷凍サイクル装置によれば、第1膨張弁8a、第2膨張弁8bおよび第3膨張弁8cの間に設けられた基盤冷却部11を備えている。これにより、第1膨張弁8aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c間に基盤冷却部11を設けることで基盤の熱を冷媒へ放熱させることができる。
また、基盤冷却部11にて基盤の熱を冷媒へ放熱させることで基盤の温度を下げることができる。
また、図示していない温度検出手段を第1熱交換部4a出口から第1ヘッダ3a出口間および第2熱交換部4bから第2ヘッダ3b出口間、第2熱交換器9から圧縮機1入口間に少なくとも1点ずつ設けることにより冷房時に室内機熱交出口以降の過熱度を調整可能にし、かつ暖房時に各室外機熱交出口以降の過熱度を調整可能にすることができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置は、基本構成については実施形態3と同様であるが、第1逆止弁7aを双方向に冷媒を流すことができる第3開閉弁6cに変更している点で異なっている。これにより、冷房時に第1熱交換部4aまたは第2熱交換部4b、暖房時に第1熱交換部4aまたは第2熱交換部4bのいずれかを選択することで熱交換器の容量制御が可能となる。
図18を参照して、本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、流路切替装置2と、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5bと、第3開閉弁6cと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c、第4膨張弁8d)と、第1膨張弁8aと、第2熱交換器9とを備えている。
図19を参照して、図18の第4膨張弁8dは第1開閉弁6aとなっていてもよい。
なお、第1膨張弁8aは室内外のどちらに設けられていてもよい。
また、暖房時に発生する着霜を検知するために、図示していない温度検知手段を室外機熱交換器が設けられ、除霜運転に運転を切換える除霜モードが設けられていてもよい。なお、温度検知手段の取付位置は可能なかぎり下部が好ましく、根氷を検出するため、最下部に取り付ける方がさらに好ましい。
次に、上記構成の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の動作について説明する。
基本的な冷暖房運転については実施の形態1と同様のため説明を繰り返さない。
低外気冷房運転、低容量冷房運転時に第1熱交換部4aが用いられる場合は実施の形態3と同様のため説明を繰り返さない。
図19を参照して、低外気冷房運転、低容量冷房運転時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1開閉弁6a、第2膨張弁8bが閉止されると共に第3膨張弁8c、第3開閉弁6cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2に流入し、第1ヘッダ3a、第3開閉弁6c、第2ヘッダ3bを経由して第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで凝縮し、第2分配器5b、第3膨張弁8cを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で蒸発し、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
高外気暖房時および低容量暖房運転時については実施の形態3と同様のため説明を繰り返さない。
図18を参照して、着霜防止回路について説明する。暖房時、第2開閉弁6b、第2膨張弁8bが閉止されると共に第1膨張弁8a、第3膨張弁8c、第4膨張弁8dの開度が調整される。この結果、冷媒は圧縮機1より流路切替装置2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aで膨張した後、第3膨張弁8cで0℃以上の中間圧を形成し、第2分配器5bを経由して、第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで蒸発し、第2ヘッダ3bを経由して、第4膨張弁8dで再膨張し、第1分配器5aを経由して、第1熱交換部4aで蒸発し、第1ヘッダ3a、流路切替装置2を経由して圧縮機1へ戻る。
次に、上記構成の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の効果について説明する。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置10の弁の開閉を切換えることで熱交容量の異なる熱交換器を選択して変更することができるとともに、第1膨張弁8aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c間に中圧部を形成することができる。
また、暖房時の着霜を検知した際に下部に設けた熱交換器を中圧にすることで根氷を防止することができる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置は、基本構成については実施の形態1と同様であるが、流路切替装置2が第1四方弁2aおよび第2四方弁2bを設けて回路を形成している点で異なる。
図20を参照して、本発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、第1四方弁2aと、第2四方弁2bとを有する流路切替装置2と、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1開閉弁6aと、第2開閉弁6bと、第3開閉弁6cと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c)と、第1膨張弁8aと、第2熱交換器とを備えている。第1四方弁2aは、第1熱交換部4aに接続されている。第2四方弁2bは、第2熱交換部4bに接続されている。第1四方弁2aは第2四方弁2bに接続されている。第2膨張弁は第2熱交換部4bと第3開閉弁6cとの間に接続されている。
図21を参照して、本実施の形態における冷凍サイクル装置では、第2膨張弁8bは第2熱交換部4bと第2開閉弁6bとの間に接続されていてもよい。
なお、第1膨張弁8aは室外機側の第2膨張弁8bと、第3膨張弁8cとの分岐点間に設けられていてもよい。
また、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bの前後には、図示していない第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5b(または図8の第3ヘッダ3c、第4ヘッダ3d)とが備えられていてもよい。
また、第1膨張弁8aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8cとの間に、図16の基盤冷却部11が設けられていてもよい。
次に、上記構成の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の動作について説明する。
冷房時、第1四方弁2aおよび第2四方弁2bが冷房モード(実線)に切り替えられる。また、第1開閉弁6a、第2開閉弁6bが開かれ、第3開閉弁6cが閉止され、第3膨張弁8cが閉止され、第2膨張弁8bが開かれる。これにより、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとが直列に接続される。この結果、冷媒は圧縮機1より第四方弁2に流入し、第1熱交換部4aと流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1開閉弁6a、第2開閉弁6bを経由して第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bでさらに凝縮し、第2膨張弁8bを経由して、第1膨張弁8aにて膨張した後、第2熱交換器9で蒸発し、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。
暖房時、第1四方弁2aおよび第2四方弁2bが暖房モード(破線)に切り替えられる。また、第1開閉弁6a、第2開閉弁6b、第3開閉弁6cが開かれ、第3膨張弁8cが開かれ、第2膨張弁8bが閉止される。これにより、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bとが並列に接続される。この結果、冷媒は圧縮機1より第四方弁2を経由して、第2熱交換器9に流入する。冷媒は第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8a、第3膨張弁8cを経由した後、第1開閉弁6aと、第2開閉弁6bに分岐する。第1開閉弁6aに流れた冷媒は第1熱交換部4aにて蒸発し、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。第2開閉弁6bに流れた冷媒は第2熱交換部4bにて蒸発し、第3開閉弁6c、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。
低外気冷房運転、低容量冷房運転時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1四方弁2aおよび第2四方弁2bが冷房モード(実線)に切り替えられる。また、第1開閉弁6aが開かれ、第2開閉弁6b、第3開閉弁6cが閉止され、第2膨張弁8bが閉止され、第3膨張弁8cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より第四方弁2を経由して第1熱交換部4aに流入する。冷媒は第1熱交換部4aで凝縮し、第1開閉弁6a、第3膨張弁8cを経由した後、第1膨張弁8aに流入する。冷媒は第1膨張弁8aにて膨張した後、第2熱交換器9で蒸発し、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。
低外気冷房運転、低容量冷房運転時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第四方弁2が冷房モード(実線)、第四方弁2が暖房モード(破線)に切り替えられる。また、第1開閉弁6aが閉止され、第2開閉弁6b、第3開閉弁6cが開かれ、第2膨張弁8bが閉止され、第3膨張弁8cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より第四方弁2、第3開閉弁6cを経由して第2熱交換部4bに流入する。冷媒は第2熱交換部4bで凝縮し、第2開閉弁6b、第3膨張弁8cを経由した後、第1膨張弁8aにて膨張した後、第2熱交換器9で蒸発し、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。この時、第1熱交換部4aは第四方弁2が暖房モード(破線)となることで低圧状態となる。
高外気暖房、低容量暖房時に第1熱交換部4aが用いられる場合、第1四方弁2a、第2四方弁2bが暖房モード(破線)に切り替えられる。また、第1開閉弁6aが開かれ、第2開閉弁6b、第3開閉弁6c、第2膨張弁8bが閉止され、第3膨張弁8cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より第四方弁2を経由して、第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aにて膨張した後、第3膨張弁8c、第1開閉弁6aを経由して、第1熱交換部4aにて蒸発し、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。
高外気暖房、低容量暖房時に第2熱交換部4bが用いられる場合、第1四方弁2a、第2四方弁2bが暖房モード(破線)に切り替えられる。また、第1開閉弁6aが閉止され、第2開閉弁6b、第3開閉弁6cが開かれ、第2膨張弁8bが閉止され、第3膨張弁8cが開かれる。この結果、冷媒は圧縮機1より第四方弁2を経由して、第2熱交換器9で凝縮し、第1膨張弁8aにて膨張した後、第3膨張弁8c、第2開閉弁6bを経由して、第2熱交換部4bにて蒸発し、第四方弁2を経由して圧縮機1へ戻る。この時、第1熱交換部4aは第四方弁2が暖房モード(破線)となることで低圧状態となる。
次に、上記構成の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置の効果について説明する。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置の弁の開閉を切換えることで熱交容量の異なる熱交換器を選択して変更することができるとともに、第1膨張弁8aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c間に中圧部を形成することができる。
図21に示す回路構成とすることで、暖房時に各室外機熱交換器の手前にそれぞれ膨張弁を設けることができる。
各室外機熱交換器の手前にそれぞれ膨張弁を設けることで各室外機熱交換器に流入する冷媒量を調整することができる。
実施の形態5に係る冷凍サイクル装置によれば、第1四方弁2aおよび第2四方弁2bを切り替えることにより、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれか一方が用いられるときに、未使用の第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれか他方が低圧状態となる。つまり、第1四方弁2aおよび第2四方弁2bを切り替えることにより、第1熱交換部4aおよび第2熱交換部4bのいずれかを用いる容量制御時に未使用熱交換部を低圧状態にすることができる。たとえば、第2熱交換部4bのみを用いる容量制御時に、未使用熱交換部(第1熱交換部4a)を低圧状態にすることができる。
冷媒の流れのない熱交換器を低圧状態にすることで、物理的に回路を遮断(例えば第2開閉弁6bと、第3開閉弁6cと、第2膨張弁8bを閉止等)することなく自然放熱による冷媒凝縮を防止することができる。
自然放熱による冷媒凝縮を防止することで使用していない熱交換器に冷媒が滞留することを防止することができる。
冷媒滞留を防止することで容量制御時に冷媒不足になることを防止することができる。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置は、基本構成については実施の形態1と同様であるが、少なくとも室外機および室内機のいずれかが1台よりも多くなるよう組み合わせて回路が形成されている点が異なる。本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置では、第1熱交換器4および第2熱交換器9の少なくともいずれかは、2つ以上に分割されていればよい。
図22を参照して、本発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置は、第1室外機と、第2室外機と、第1室内機と、第2室内機とを備えている。
第1室外機は、第1圧縮機1aと、第1四方弁2aと、第1熱交換部4aと、第2熱交換部4bを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第1ヘッダ3aと、第2ヘッダ3bと、第1分配器5aと、第2分配器5bと、第1開閉弁6aと、第1逆止弁7aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c)を有している。
第2室外機は、第2圧縮機1bと、第2四方弁2bと、第3熱交換部4cと、第4熱交換部4dを有する第1熱交換器4と、流路変換装置10(第3ヘッダ3cと、第4ヘッダ3dと、第3分配器5cと、第4分配器5dと、第2開閉弁6bと、第2逆止弁7bと、第5膨張弁8eと、第6膨張弁8f)とを有している。
第1室内機は、第1膨張弁8aと、第2熱交換器9aとを有している。第2室内機は、第4膨張弁8dと、第2熱交換器9bとを有している。
なお、第1室外機1台に対し、第1室内機から第N室内機、または、第1室外機から第N室外機に対し、第1室内機とする等、少なくとも室外機と室内機のいずれかが1台よりも多くなるよう組み合わせていればよい。
また、流路変換装置は、図22に示す構成のみでなく、用途に合せて別の実施の形態にて記載した流路変換装置が用いられてもよい。なお、同様の効果を奏する組合せであれば、流路変換装置に用いる要素を組み合わせて流路変換装置が形成されてもよい。
また、中圧部には図示していない基盤冷却部11(図16参照)を設けてもよい。
また、図23は、室内機熱交に関しても同様の流路変換装置を備えた構成を示す概略構成図である。冷房時に並列、暖房時に直列となると共に第1室内機熱交換器9a’が第2室内機熱交換器9’’よりも熱交換機容量が大きく、流路が多くなるよう形成されている。
なお、室内機に関しても、図23に示す構成のみでなく、用途に合せて別の実施の形態にて記載した流路変換装置が用いられてもよい。なお、同様の効果を奏する組合せであれば、流路変換装置に用いる要素を組み合わせて流路変換装置が形成されてもよい。また、実施の形態1〜5に関しても図23に示す構成を用いて室内機が形成されてもよい。
次に、上記構成の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置の動作について説明する。
基本的な動作については実施の形態3と同様のため説明を繰り返さない。
なお、室内機の必要能力により、第1室外機または、第2室外機のみ運転させる動作をしてもよい。
また、熱交容量を変更する場合、例えば、第1熱交換部4aと、第3熱交換部4cを組合せたり、第2熱交換部4bと、第4熱交換部4dを組合せて容量を変更させたりしてもよい。
次に、上記構成の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置の効果について説明する。
実施の形態6に係る冷凍サイクル装置によれば、第1熱交換器4および第2熱交換器9の少なくともいずれかは、2つ以上に分割されている。このため、複数の第1熱交換器4または第2熱交換器9により熱交換することができる。したがって、熱交換性能を向上することができる。
高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に流路変換装置の弁の開閉を切換えることで熱交容量の異なる熱交換器を選択して変更することができるとともに、第1膨張弁8aと、第2膨張弁8bと、第3膨張弁8c、第4膨張弁8dと、第5膨張弁8eと、第6膨張弁8f間に中圧部を形成することができる。
少なくとも室外機と室内機のいずれかが1台よりも多くなるよう組み合わせても中圧となる領域を設けることで、第1室外機、第2室外機等の各室内機に流れる冷媒量をコントロール可能になり冷媒を均等に分配することができる。
上記の各実施の形態は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、2 流路切替装置、2a 第1四方弁、2b 第2四方弁、3a 第1ヘッダ、3b 第2ヘッダ、4 第1熱交換器、4a 第1熱交換部、4b 第2熱交換部、5a 第1分配器、5b 第2分配器、6a 第1開閉弁、6b 第2開閉弁、7a 第1逆止弁、8a 第1膨張弁、8b 第2膨張弁、9 第2熱交換器、10 流路変換装置、11 基盤冷却部。

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機に接続された流路切替装置と、
    前記流路切替装置に接続され、第1熱交換部および第2熱交換部を有する第1熱交換器と、
    前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とを接続する流路変換装置と、
    前記第1熱交換部および前記第2熱交換部に接続された第1膨張弁と、
    前記第1膨張弁および前記流路切替装置に接続された第2熱交換器とを備え、
    前記流路切替装置は、前記圧縮機により圧縮された前記冷媒を前記第1熱交換器に流すか、前記第2熱交換器に流すかを切り替えるように構成されており、
    前記流路変換装置は、前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とに順に前記冷媒を流すか、前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とに並行して前記冷媒を流すか、前記第1熱交換部および前記第2熱交換部のいずれかに前記冷媒を流すかを切り替えるように構成されており、
    前記第1熱交換部は、第1熱交換器容量および第1流路を有し、
    前記第2熱交換部は、第2熱交換器容量および第2流路を有し、
    前記第1熱交換器容量は前記第2熱交換器容量よりも大きく、
    前記第1流路の数は前記第2流路の数よりも多く、
    前記流路変換装置は、
    冷房時に前記流路切替装置が前記圧縮機により圧縮された前記冷媒を前記第1熱交換器に流すときに、前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とに順に前記冷媒を流すか、前記第1熱交換部および前記第2熱交換部のいずれか一方を選択して前記冷媒を流すかを切り替えるように構成されており、
    暖房時に前記流路切替装置が前記圧縮機により圧縮された前記冷媒を前記第2熱交換器に流すときに、前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とに並行して前記冷媒を流すか、前記第1熱交換部および前記第2熱交換部のいずれか一方を選択して前記冷媒を流すかを切り替えるように構成されており、
    前記流路変換装置は、高外気暖房、低外気冷房時および低容量冷暖房運転時に、熱交換器容量の異なる前記第1熱交換部および前記第2熱交換部のいずれかを選択することで容量制御可能に構成されている、冷凍サイクル装置。
  2. 前記流路変換装置は、
    前記第1熱交換部と前記第1膨張弁との間に接続された第2膨張弁と、
    前記第2熱交換部と前記第1膨張弁との間に接続された第3膨張弁とを有している、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記第1膨張弁、前記第2膨張弁および前記第3膨張弁の間に設けられた基盤冷却部をさらに備えている、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記流路切替装置は、第1四方弁と、第2四方弁とを有し、
    前記第1四方弁は、前記第1熱交換部に接続されており、
    前記第2四方弁は、前記第2熱交換部および前記第1四方弁に接続されており、
    前記第1四方弁および前記第2四方弁を切り替えることにより、前記第1熱交換部および前記第2熱交換部のいずれか一方が用いられるときに、未使用の前記第1熱交換部および前記第2熱交換部のいずれか他方が低圧状態となる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記第1熱交換器および前記第2熱交換器の少なくともいずれかは、2つ以上の熱交換器にされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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