JP6887132B2 - 映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法 - Google Patents

映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、監視エリアを撮影した映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法に関するものである。
監視エリアをカメラで撮影して、そのカメラの映像に基づいて、種々の監視業務を行う監視システムが広く普及している。このような監視システムで収集した映像は、裁判の証拠として利用することができ、また、報道で利用することができるが、この場合、プライバシーを保護することが求められるため、プライバシーの保護対象となる人物などが映像に映っている場合には、その画像領域を覆い隠すマスク処理を行うとよい。
このようなマスク処理に関する技術として、従来、映像に映る人物をマスク処理すると共に、特定の事象を検知すると、その事象に関連する人物のマスクを解除する技術が知られている(特許文献1参照)。また、監視者ごとに、物体の種類(人物、車両)に関して元の画像を閲覧できる閲覧権限を設定して、監視者に閲覧権限がある物体のマスクを解除する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2011−091705号公報 特開2005−286468号公報
さて、映像には、プライバシーの保護対象となるものとして、人物、車両、動物、看板などの様々な種別の物体が映り、また、特定の種別の物体を検出できない背景領域に、プライバシーの保護対象となる物体が映っている場合もある。このため、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、物体をマスク対象とするマスク条件を適宜に設定できるようにするとよい。
また、特許文献1,2に開示された従来の技術のように、所定のマスク条件に基づいて一様にマスク処理を行う場合でも、部分的にアンマスク(マスクの解除)ができるようにすると、特定の物体に注目して、その物体の状態を詳しく観察したい場合に都合がよい。ところが、どのようなものをアンマスクの対象とするかは映像に応じて異なる。このため、映像の状況に応じて、物体をマスク対象から除外するアンマスク条件を適宜に設定できるようにするとよい。
しかしながら、従来の技術では、マスク条件およびアンマスク条件を映像の状況に応じて適宜に設定することに関しては何ら配慮されていないため、映像の状況に応じた適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができないという問題があった。
そこで、本発明は、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができる映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法を提供することを主な目的とする。
本発明の映像処理装置は、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理装置であって、映像の編集画面を表示部に表示する画面制御部と、前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する物体検出部と、この物体検出部で検出された物体に発生した注目事象を検知する事象検知部と、マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するマスク対象設定部と、このマスク対象設定部で前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成するマスク処理部と、を備え、前記画面制御部は、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させる構成とする。
また、本発明の映像処理システムは、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理システムであって、監視エリアを撮影するカメラと、このカメラで撮影した映像を録画するレコーダと、前記カメラおよび前記レコーダの少なくとも一方から編集対象の映像を取得してマスク処理を行う映像処理装置と、この映像処理装置で生成した処理済みの映像を表示する映像閲覧装置と、を備え、前記映像処理装置は、映像の編集画面を表示部に表示する画面制御部と、前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する物体検出部と、この物体検出部で検出された物体に発生した注目事象を検知する事象検知部と、マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するマスク対象設定部と、このマスク対象設定部で前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成するマスク処理部と、を有し、前記画面制御部は、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させる構成とする。
また、本発明の映像処理方法は、映像処理装置において、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理をプロセッサにより行う映像処理方法であって、前記プロセッサは、映像の編集画面を表示部に表示し、前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出し、検出された物体に発生した注目事象を検知し、マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外し、前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成し、さらに、前記プロセッサは、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させる構成とする。
本発明によれば、ユーザが選択したマスク対象とする物体の種別について、アンマスク条件の指定が可能な場合に、その種別に対応した注目事象を選択可能にする編集画面を表示させ、その編集画面からの操作入力に応じて、物体をマスク対象とするマスク条件、および物体をマスク対象から除外するアンマスク条件が設定される。これにより、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、マスク条件およびアンマスク条件を適宜に設定できるため、適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができる。
第1実施形態に係るモニタリングシステムの全体構成図 映像処理装置3に表示される編集画面を示す説明図 編集画面の要部の遷移状況を示す説明図 編集画面において設定内容に応じた処理済みの映像の状況を示す説明図 編集画面において設定内容に応じた処理済みの映像の状況を示す説明図 編集画面において設定内容に応じた処理済みの映像の状況を示す説明図 編集画面において設定内容に応じた処理済みの映像の状況を示す説明図 第1実施形態に係る映像処理装置3の概略構成を示すブロック図 第2実施形態に係る映像処理装置3に表示される編集画面を示す説明図 第2実施形態に係る映像処理装置3の概略構成を示すブロック図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理装置であって、映像の編集画面を表示部に表示する画面制御部と、前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する物体検出部と、この物体検出部で検出された物体に発生した注目事象を検知する事象検知部と、マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するマスク対象設定部と、このマスク対象設定部で前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成するマスク処理部と、を備え、前記画面制御部は、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させる構成とする。
これによると、ユーザが選択したマスク対象とする物体の種別について、アンマスク条件の指定が可能な場合に、その種別に対応した注目事象を選択可能にする編集画面を表示させ、その編集画面からの操作入力に応じて、物体をマスク対象とするマスク条件、および物体をマスク対象から除外するアンマスク条件が設定される。これにより、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、マスク条件およびアンマスク条件を適宜に設定できるため、適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができる。
また、第2の発明は、前記マスク対象設定部は、マスク条件として背景を選択するユーザの操作入力に応じて、前記物体検出部で物体が検出されない背景領域をマスク対象に設定する構成とする。
これによると、背景領域をマスク処理することができる。これにより、映像内で物体が検出されない領域に、プライバシーの保護対象となるものがある場合でも、プライバシーの保護を図ることができる。
また、第3の発明は、前記マスク処理部は、前記マスク対象設定部において、物体の全ての前記種別および背景を選択するユーザの操作入力に応じて、全ての前記種別の物体および背景領域がマスク対象に設定された場合には、前記注目事象が検知された物体を除く全ての領域に対して識別性低減処理を行う構成とする。
これによると、アンマスク条件に該当する物体のみ識別できるようになる。
また、第4の発明は、前記マスク対象設定部は、前記マスク条件となる物体の前記種別として人物または車両が選択された場合に、前記アンマスク条件となる前記注目事象をユーザが選択可能にする構成とする。
これによると、人物や車両に関するアンマスク条件をユーザが指定することができる。これにより、注目事象(例えば異常な状態)が検知された人物や車両をマスク対象から除外して、その物体を詳細に観察することができる。
また、第5の発明は、前記マスク画像は、物体の一般名称を表す文字が描画されたラベル画像である構成とする。
これによると、物体の種別や属性などを表す一般名称を表示することで、マスク処理した物体を閲覧者が容易に識別することができる。
また、第6の発明は、前記マスク画像は、人物を模したアバタ画像である構成とする。
これによると、アバタ画像で人物が存在することを閲覧者が容易に把握することができる。
また、第7の発明は、前記マスク対象設定部は、物体を個別にマスク対象に指定するユーザの前記編集画面からの操作入力に応じて、指定された物体をマスク対象に設定すると共に、物体を個別にマスク対象から除外するユーザの前記編集画面からの操作入力に応じて、指定された物体をマスク対象から除外する構成とする。
これによると、物体を個別にマスク対象に設定したりマスク対象から除外したりすることができる。
また、第8の発明は、さらに、物体ごとのサムネイル画像を生成するサムネイル生成部を備え、前記画面制御部は、前記編集画面に、マスク対象に指定するかマスク対象から除外するかを選択する選択操作部を、物体ごとに前記サムネイル画像と並べて一覧表示する構成とする。
これによると、サムネイル画像により物体を確認した上で、マスク対象に指定するかマスク対象から除外するかを選択することができる。
また、第9の発明は、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理システムであって、監視エリアを撮影するカメラと、このカメラで撮影した映像を録画するレコーダと、前記カメラおよび前記レコーダの少なくとも一方から編集対象の映像を取得してマスク処理を行う映像処理装置と、この映像処理装置で生成した処理済みの映像を表示する映像閲覧装置と、を備え、前記映像処理装置は、映像の編集画面を表示部に表示する画面制御部と、前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する物体検出部と、この物体検出部で検出された物体に発生した注目事象を検知する事象検知部と、マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するマスク対象設定部と、このマスク対象設定部で前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成するマスク処理部と、を有し、前記画面制御部は、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させる構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができる。
また、第10の発明は、映像処理装置において、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理をプロセッサにより行う映像処理方法であって、前記プロセッサは、映像の編集画面を表示部に表示し、前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出し、検出された物体に発生した注目事象を検知し、マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外し、前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成し、さらに、前記プロセッサは、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させる構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る映像処理システムの全体構成図である。
この映像処理システムは、監視エリアを撮影した映像にプライバシーの保護対象となる物体が映る場合に、その映像に対してマスク処理を行って、処理済みの映像を閲覧者に提供するものであり、カメラ1と、レコーダ2と、映像処理装置3と、映像閲覧装置4と、を備えている。
カメラ1は、監視エリアを撮影する。なお、監視エリアは様々であり、例えば、店舗、病院などの施設内や、屋外の道路などが監視エリアとなる。また、固定カメラの他、警察官や警備員などが装着するウエアラブルカメラであってもよい。
レコーダ2は、カメラ1から出力される映像を録画する。
映像処理装置3は、カメラ1またはレコーダ2から映像を取得して、その映像に対して、プライバシー保護のためのマスク処理を行う。
映像閲覧装置4は、映像処理装置3で生成した処理済みの映像(動画)を取得して、その映像を画面表示する。
なお、映像処理装置3で生成した処理済みの映像は、例えば、裁判の証拠として利用することができ、この場合、裁判所に設置された映像閲覧装置4で、処理済みの映像を裁判の関係者が閲覧する。また、処理済みの映像は、報道で利用することができ、この場合、テレビ局などの放送事業者が処理済みの映像を放送し、映像閲覧装置4で受信した処理済みの映像を視聴者が閲覧する。
また、映像処理装置3で行われる処理は、撮影後に行う事後処理でも、撮影と同時に行うリアルタイム処理でもよい。リアルタイム処理を行う場合には、カメラ1と映像処理装置3とをネットワーク接続すればよい。また、事後処理のみを行う場合には、適宜な記憶媒体を介して、レコーダ2に蓄積した映像を映像処理装置3に転送するようにしてもよい。
次に、映像処理装置3に表示される編集画面について説明する。図2は、編集画面を示す説明図である。図3は、編集画面の要部の遷移状況を示す説明図である。
映像処理装置3では、カメラ1またはレコーダ2から取得した映像を編集する編集画面が表示され、この編集画像には、図2に示すように、映像表示部11と、マスク条件指定部12と、アンマスク条件指定部13と、マスク種別指定部14と、が設けられている。
映像表示部11では、編集対象となる映像21が表示される。
この映像表示部11には、「反映」のボタン22と、「キャンセル」のボタン23と、「出力」のボタン24と、が設けられている。「反映」のボタン22を操作すると、マスク条件指定部12、アンマスク条件指定部13、およびマスク種別指定部14の指定内容が映像表示部11に反映され、指定内容に応じたマスク処理が行われた映像21が表示される。「キャンセル」のボタン23を操作すると、マスク処理が解除され、元の映像が表示される。「出力」のボタン24を操作すると、マスク処理済みの映像が格納された映像ファイルを生成し、利用先に映像を配布することができる。
また、映像表示部11には、再生操作部25が設けられている。この再生操作部25には、映像の再生、一時停止、巻き戻し、および早送りを指示するボタンや、再生位置を調整するスライドバーが設けられている。
マスク条件指定部12は、物体をマスク対象とするマスク条件をユーザが指定する。本実施形態では、マスク条件として、物体の種別(人物、看板、車両、動物)、および背景を複数選択することができ、マスク条件指定部12には、種別ごとのチェックボックスと、背景のチェックボックスと、が設けられている。
ここで、人物を選択すると、人物がマスク対象となり、映像内の人物の画像領域がマスク画像に変更される。看板を選択すると、看板がマスク対象となり、映像内の看板の画像領域がマスク画像に変更される。車両を選択すると、車両がマスク対象となり、映像内の車両の画像領域がマスク画像に変更される。動物を選択すると、動物がマスク対象となり、映像内の動物の画像領域がマスク画像に変更される。背景を選択すると、背景がマスク対象となり、映像内の背景の画像領域がマスク画像に変更される。
なお、人物、看板、車両、および動物のいずれかがプライバシーの保護対象となる場合には、そのプライバシーの保護対象となる種別を選択すればよく、人物、看板、車両、および動物のいずれにも該当しないものがプライバシーの保護対象となる場合には、背景を選択すればよい。また、看板には、表札や掲示板や案内板なども含まれる。
アンマスク条件指定部13は、物体をマスク対象から除外するアンマスク条件をユーザが指定する。本実施形態では、アンマスク条件として、物体に発生する注目事象を選択することができ、アンマスク条件指定部13には、注目事象ごとのチェックボックスが設けられている。このアンマスク条件指定部13で選択できる注目事象は、マスク条件指定部12で選択した物体の種別に応じて異なる。
本実施形態では、マスク条件として人物または車両を選択した場合に、アンマスク条件を指定することができる。マスク条件として人物を選択すると、アンマスク条件となる注目事象として、人物の異常な状態(転倒、疾走、ふらつき、暴行)を指定することができ、異常な状態が検知された人物がマスク対象から除外される。また、マスク条件として車両を選択すると、アンマスク条件となる注目事象として、車両の異常な状態(速度超過、衝突事故、逆走)を指定することができ、異常な状態が検知された車両がマスク対象から除外される。
具体的には、図3(A)に示すように、マスク条件指定部12で物体の種別が選択されていない状態では、アンマスク条件指定部13は選択不能状態となる。
図3(B)に示すように、マスク条件指定部12で人物が選択されると、アンマスク条件指定部13には、転倒、疾走、ふらつき、暴行の各チェックボックスが表示され、転倒、疾走、ふらつき、暴行の各注目事象を、アンマスク条件として複数選択することができる。
ここで、転倒を選択すると、転倒が検知された人物をマスク対象から除外する。疾走を選択すると、疾走が検知された人物をマスク対象から除外する。ふらつきを選択すると、ふらつきが検知された人物をマスク対象から除外する。暴行を選択すると、暴行が検知された人物をマスク対象から除外する。
図3(C)に示すように、マスク条件指定部12で車両が選択されると、アンマスク条件指定部13には、速度超過、衝突事故、逆走の各チェックボックスが表示され、速度超過、衝突事故、逆走の各注目事象を、アンマスク条件として複数選択することができる。
ここで、速度超過を選択すると、速度超過が検知された車両をマスク対象から除外する。衝突事故を選択すると、衝突事故が検知された車両をマスク対象から除外する。逆走を選択すると、逆走が検知された車両をマスク対象から除外する。
図3(D)に示すように、マスク条件指定部12で人物および車両の両方が選択されると、アンマスク条件指定部13には、人物に関する注目事象(転倒、疾走、ふらつき、暴行)のチェックボックスと、車両に関する注目事象(速度超過、衝突事故、逆走)のチェックボックスと、が表示される。
なお、本実施形態では、アンマスク条件を人物および車両に関するものに限定しているため、マスク条件指定部12で、人物または車両を選択せずに、看板、動物、背景を選択した場合には、図3(A)に示した例と同様に、アンマスク条件指定部13は選択不能状態となる。
マスク種別指定部14は、マスク画像の種別をユーザが指定する。本実施形態では、マスク画像として、ぼかし画像、ラベル画像、およびアバタ画像を選択することができる。
ここで、ぼかし画像は、マスク領域(マスク処理の対象となる画像領域)の画像を映像から抽出して、そのマスク領域の画像に対して、例えばガウシアンフィルタを用いたぼかし処理を行うことで生成されるものである。
なお、マスク領域の画像に対してぼかし処理以外の識別性低減処理を行った画像をマスク画像としてもよい。例えば、見かけ上の解像度を低くしたモザイク画像をマスク画像としてもよい。
ラベル画像は、マスク領域の輪郭の内部を所定の色で塗り潰して、その塗り潰し画像上に物体の一般名称を表す文字を描画したものである。本実施形態では、物体の一般名称として、物体の種別を表す「人物」、「看板」、「車両」、および「動物」の文字が描画される。なお、物体の属性(例えば人物であれば性別や年齢など)を取得して、物体の属性を表す文字を描画するようにしてもよい。
アバタ画像は、マスク対象となる人物を模したキャラクターの画像である。なお、映像から人物の属性(性別や年齢など)を取得して、属性に応じたアバタ画像をマスク画像としてもよい。また、看板、車両、および動物の場合にも、種別ごとの物体の特徴を模した画像をマスク画像としてもよい。また、映像から人物の動きを検出して、人物の動きに応じてキャラクターが動く動画でアバタ画像を表示するようにしてもよい。
なお、背景のマスク画像は、ぼかし画像となる。したがって、マスク対象が人物、看板、車両、動物の場合には、ぼかし画像、ラベル画像、アバタ画像のいずれも選択することができるが、マスク対象が背景の場合には、ぼかし画像のみを選択することができる。
また、人物や車両のマスク画像は、マスク領域の輪郭の内部を所定の色で塗り潰したシルエット画像で表示されるようにしてもよい。この場合、シルエット画像を透過性マスクとすることで、背景が透けて見えるので、人物や車両(前景)のプライバシーを保護しつつ、背景との関連を容易に把握することができる。
次に、映像処理装置3に表示される編集画面において設定内容を変更した場合の処理済みの映像の状況について説明する。図4、図5、図6、図7は、編集画面において設定内容に応じた処理済みの映像の状況を示す説明図である。
図4に示す例では、マスク条件指定部12において、人物が選択され、アンマスク条件指定部13において、転倒が選択されている。また、マスク種別指定部14において、ぼかし画像が選択されている。
この場合、転倒の事象が検知された人物にはマスク処理が行われないが、その人物を除く全ての人物には、人物の画像領域をぼかし画像に変更するマスク処理が行われる。すなわち、転倒の事象が検知されない人物の画像領域のみぼかし画像によるマスク状態となり、その他の画像領域はアンマスク状態となる。
図5に示す例では、マスク条件指定部12において、物体の全ての種別(人物、看板、車両、動物)および背景が選択され、アンマスク条件指定部13において、転倒が選択されている。また、マスク種別指定部14において、ぼかし画像が選択されている。
この場合、転倒の事象が検知された人物にはマスク処理が行われないが、転倒の事象が検知された人物の画像領域を除く全ての画像領域をぼかし画像に変更するマスク処理が行われる。すなわち、転倒の事象が検知された人物の画像領域のみアンマスク状態となり、その他の画像領域はぼかし画像によるマスク状態となる。
図6に示す例では、マスク条件指定部12において、人物および看板が選択され、アンマスク条件指定部13において、転倒が選択されている。また、マスク種別指定部14において、ラベル画像が選択されている。
この場合、転倒の事象が検知された人物にはマスク処理が行われないが、転倒の事象が検知されない全ての人物には、人物の画像領域をラベル画像に変更するマスク処理が行われる。また、看板の画像領域をラベル画像に変更するマスク処理が行われる。すなわち、転倒の事象が検知されない人物および看板の画像領域のみ、ラベル画像によるマスク状態となり、その他の画像領域はアンマスク状態となる。
なお、本実施形態では、ラベル画像を、マスク領域の輪郭の内部を所定の色で塗り潰したシルエット画像としたが、マスク領域の画像に識別性低減処理を行ったものとしてもよい。
図7に示す例では、マスク条件指定部12において、人物が選択され、アンマスク条件指定部13において、転倒が選択されている。また、マスク種別指定部14において、アバタ画像が選択されている。
この場合、転倒の事象が検知された人物にはマスク処理が行われないが、その人物を除く全ての人物には、人物の画像領域をアバタ画像に変更するマスク処理が行われる。すなわち、転倒の事象が検知されない人物の画像領域のみアバタ画像によるマスク状態となり、その他の画像領域はアンマスク状態となる。なお、人物のアバタ画像として、予め人物の状態に対応した複数のパターンの人物アイコンを記憶しておき、映像の再生時に人物の動きに合わせて、人物アイコンを切り替えて表示するようにしてもよい。
このように本実施形態では、注目事象が検知された物体を、マスク対象から除外することができる。これにより、注目事象が検知された物体を詳細に観察することができる。また、同一の種別でも注目事象が検知されない物体はマスク処理されるため、プライバシーの保護を図ることができる。
次に、映像処理装置3の概略構成について説明する。図8は、映像処理装置3の概略構成を示すブロック図である。
映像処理装置3は、映像入出力部31と、記憶部32と、表示部33と、操作入力部34と、制御部35と、を備えている。
映像入出力部31では、事後処理の場合には、レコーダ2で録画された映像が入力され、リアルタイム処理の場合には、カメラ1で撮影された映像が入力される。また、映像入出力部31では、制御部35で生成した編集済みの映像が出力され、映像閲覧装置4で編集済みの映像を閲覧することができる。
記憶部32は、制御部35を構成するプロセッサで実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部32は、制御部35で映像から検出した物体に関する情報や、ユーザが入力した設定情報などを記憶する。
表示部33は、編集画面(図2〜図7参照)を表示する。操作入力部34は、マウスなどの入力デバイスで構成され、この操作入力部34によりユーザが画面操作を行うことができる。
制御部35は、物体検出部41と、事象検知部42と、マスク対象設定部43と、マスク領域設定部44と、マスク種別設定部45と、マスク処理部46と、画面制御部47と、を備えている。この制御部35は、プロセッサで構成され、制御部35の各部は、記憶部32に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
物体検出部41は、映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する。本実施形態では、人物、看板、車両および動物の各種別の物体を検出する。また、いずれの種別の物体も検出されない領域を背景領域とする。この物体検出では、公知の技術を用いればよく、例えば、ディープラーニングに基づく物体検出では精度の高い検出が可能である。
事象検知部42は、物体検出部41で検出した物体に発生する注目事象を検知する。本実施形態では、人物に発生する注目事象として、転倒、疾走、ふらつき、および暴行の各事象を検知する。この人物に関する事象検知では、公知の技術を用いればよく、例えば、人物の位置、姿勢、移動速度、動作などを検出することで、転倒、疾走、ふらつき、および暴行を検知することができる。
また、事象検知部42は、車両に発生する事象として、速度超過、衝突事故、および逆走の各事象を検知する。この車両に関する事象検知では、公知の技術を用いればよく、例えば、車両の位置、移動速度、走行方向などを検出することで、速度超過、衝突事故、および逆走を検知することができる。
マスク対象設定部43は、マスク条件として物体の種別を選択するユーザの操作入力に応じて、選択された種別に該当する物体をマスク対象に設定し、アンマスク条件として注目事象を選択するユーザの操作入力に応じて、選択された注目事象が検知された物体をマスク対象から除外する。また、マスク条件として背景を選択するユーザの操作入力に応じて、物体検出部41で物体が検出されない背景領域をマスク対象に設定する。
マスク領域設定部44は、マスク対象設定部43でマスク対象に設定された物体および背景の画像領域に基づいて、マスク領域(マスク処理の対象となる画像領域)を設定する。ここで、物体がマスク対象に設定されている場合には、その物体の画像領域がマスク領域となり、背景がマスク対象に設定されている場合には、背景領域がマスク領域となる。また、マスク条件として物体の全ての種別および背景が選択された場合には、注目事象が検知された物体を除く全ての領域がマスク領域となる。
マスク種別設定部45は、マスク画像の種別(ぼかし画像、ラベル画像、アバタ画像)を指定するユーザの操作入力に応じて、マスク画像の種別を設定する。
マスク処理部46は、マスク領域設定部44で設定されたマスク領域と、マスク種別設定部45で設定されたマスク画像の種別とに基づいて、マスク領域ごとのマスク画像を生成して、映像内のマスク領域をマスク画像に変更するマスク処理を行う。
画面制御部47は、編集画面(図2〜図7参照)を生成して表示部33に表示する。このとき、カメラ1やレコーダ2から取得した映像や、マスク処理部46で生成したマスク処理済みの映像を編集画面に表示する。
なお、映像処理装置3で行われる処理は、事後処理でもリアルタイム処理でもよいが、リアルタイム処理では、事象検知部42でアンマスク条件となる注目事象を検知すると、その注目事象が検知された物体がマスク対象から除外される。例えば、マスク条件として人物を選択すると共にアンマスク条件として転倒を選択した場合、最初は全ての人物がマスク状態であるが、ある人物が転倒すると、それ以降は、その転倒した人物はアンマスク状態となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、ここで特に言及しない点は前記の実施形態と同様である。図9は、第2実施形態に係る映像処理装置3に表示される編集画面を示す説明図である。
第1実施形態では、マスク条件となる物体の種別が選択されると、選択された種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定し、アンマスク条件となる注目事象が選択されると、選択された注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するようにしたが、本実施形態では、特定の物体を個別にマスク対象に指定したりマスク対象から除外したりできるようにする。
図9に示すように、編集画像には、第1実施形態と同様に、映像表示部11と、マスク条件指定部12と、アンマスク条件指定部13と、マスク種別指定部14と、が設けられているが、本実施形態では、さらに、個別マスク指定部51が設けられている。
この個別マスク指定部51では、検出された全ての物体(オブジェクト)に関する、管理用のID、マスクの有無、サムネイル画像、種別、および検知した事象が一覧表示される。
マスクの有無に関する表示欄には、マスクの有無を選択するチェックボックス(選択操作部)が設けられている。このチェックボックスは、マスク条件指定部12およびアンマスク条件指定部13の指定内容が反映されている。すなわち、マスク条件指定部12およびアンマスク条件指定部13の指定内容に応じて、マスク対象に設定された物体ではチェック状態となり、マスク対象から除外された物体では非チェック状態となる。
ユーザは、チェックボックスを操作することで、チェックボックスの状態、すなわち、マスクの有無を変更することができる。すなわち、マスク対象に変更したい場合にはチェック状態とし、マスク対象から除外したい場合には非チェック状態とする。これにより、特定の物体を個別にマスク対象に指定したりマスク対象から除外したりできる。
次に、第2実施形態に係る映像処理装置3の概略構成について説明する。図10は、映像処理装置3の概略構成を示すブロック図である。
映像処理装置3は、第1実施形態と同様に、映像入出力部31と、記憶部32と、表示部33と、操作入力部34と、制御部35と、を備えている。制御部35(プロセッサ)は、第1実施形態と同様に、物体検出部41と、事象検知部42と、マスク対象設定部43と、マスク領域設定部44と、マスク種別設定部45と、マスク処理部46と、画面制御部47と、を備えているが、さらに、管理ID付与部61と、サムネイル生成部62と、を備えている。
管理ID付与部61は、物体検出部41で検出した物体に管理用のIDを付与する。
サムネイル生成部62は、映像から物体の画像領域を切り出して、物体のサムネイル画像(静止画代表画像)を生成する。そして、管理用のIDおよびサムネイル画像は、個別マスク指定部51に、マスクの有無(チェック欄)、種別、検知した事象と共に一覧表示される。
マスク対象設定部43は、第1実施形態と同様に、マスク条件として物体の種別を選択するユーザの操作入力に応じて、選択された種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定し、アンマスク条件として注目事象を選択するユーザの操作入力に応じて、選択された注目事象が検知された物体をマスク対象から除外する。
また、マスク対象設定部43は、物体を個別にマスク対象に指定するユーザの操作入力に応じて、指定された物体をマスク対象に設定すると共に、物体を個別にマスク対象から除外するユーザの操作入力に応じて、指定された物体をマスク対象から除外する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
本発明に係る映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法は、プライバシーの保護対象となる様々な物体が出現する映像の状況に応じて、適切なマスク処理が施された映像を効率よく生成することができる効果を有し、監視エリアを撮影した映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法などとして有用である。
1 カメラ
2 レコーダ
3 映像処理装置
4 映像閲覧装置
11 映像表示部
12 マスク条件指定部
13 アンマスク条件指定部
14 マスク種別指定部
31 映像入出力部
32 記憶部
33 表示部
34 操作入力部
35 制御部
41 物体検出部
42 事象検知部
43 マスク対象設定部
44 マスク領域設定部
45 マスク種別設定部
46 マスク処理部
47 画面制御部
51 個別マスク指定部
61 管理ID付与部
62 サムネイル生成部

Claims (10)

  1. 監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理装置であって、
    映像の編集画面を表示部に表示する画面制御部と、
    前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する物体検出部と、
    この物体検出部で検出された物体に発生した注目事象を検知する事象検知部と、
    マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するマスク対象設定部と、
    このマスク対象設定部で前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成するマスク処理部と、を備え、
    前記画面制御部は、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記マスク対象設定部は、
    マスク条件として背景を選択するユーザの操作入力に応じて、前記物体検出部で物体が検出されない背景領域をマスク対象に設定することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記マスク処理部は、
    前記マスク対象設定部において、物体の全ての前記種別および背景を選択するユーザの操作入力に応じて、全ての前記種別の物体および背景領域がマスク対象に設定された場合には、前記注目事象が検知された物体を除く全ての領域に対して識別性低減処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
  4. 前記マスク対象設定部は、
    前記マスク条件となる物体の前記種別として人物または車両が選択された場合に、前記アンマスク条件となる前記注目事象をユーザが選択可能にすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の映像処理装置。
  5. 前記マスク画像は、物体の一般名称を表す文字が描画されたラベル画像であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の映像処理装置。
  6. 前記マスク画像は、人物を模したアバタ画像であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の映像処理装置。
  7. 前記マスク対象設定部は、
    物体を個別にマスク対象に指定するユーザの前記編集画面からの操作入力に応じて、指定された物体をマスク対象に設定すると共に、物体を個別にマスク対象から除外するユーザの前記編集画面からの操作入力に応じて、指定された物体をマスク対象から除外することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の映像処理装置。
  8. さらに、物体ごとのサムネイル画像を生成するサムネイル生成部を備え、
    前記画面制御部は、
    前記編集画面に、マスク対象に指定するかマスク対象から除外するかを選択する選択操作部を、物体ごとに前記サムネイル画像と並べて一覧表示することを特徴とする請求項7に記載の映像処理装置。
  9. 監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理を行う映像処理システムであって、
    監視エリアを撮影するカメラと、
    このカメラで撮影した映像を録画するレコーダと、
    前記カメラおよび前記レコーダの少なくとも一方から編集対象の映像を取得してマスク処理を行う映像処理装置と、
    この映像処理装置で生成した処理済みの映像を表示する映像閲覧装置と、
    を備え、
    前記映像処理装置は、
    映像の編集画面を表示部に表示する画面制御部と、
    前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出する物体検出部と、
    この物体検出部で検出された物体に発生した注目事象を検知する事象検知部と、
    マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外するマスク対象設定部と、
    このマスク対象設定部で前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成するマスク処理部と、を有し、
    前記画面制御部は、ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させることを特徴とする映像処理システム。
  10. 映像処理装置において、監視エリアを撮影した編集対象の映像から物体を識別して、ユーザの操作入力に応じたマスク処理をプロセッサにより行う映像処理方法であって、
    前記プロセッサは、
    映像の編集画面を表示部に表示し、
    前記映像に含まれる物体を、種別を識別可能に検出し、
    検出された物体に発生した注目事象を検知し、
    マスク条件として物体の前記種別を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記種別に該当する物体を一括してマスク対象に設定すると共に、アンマスク条件として前記注目事象を選択するユーザの前記編集画面での操作入力に応じて、選択された前記注目事象が検知された物体をマスク対象から除外し、
    前記マスク対象に設定された物体の画像領域をマスク画像に変更した映像を生成し、
    さらに、前記プロセッサは、
    ユーザが選択した前記種別について前記アンマスク条件の指定が可能な場合に、前記種別に対応した前記注目事象を選択可能にする前記編集画面を表示させることを特徴とする映像処理方法。
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