JP6886865B2 - 照明構造 - Google Patents

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Description

本発明は、照明構造に関する。
下記特許文献1には、車両に搭載される表示装置が開示されている。この表示装置は、インストルメントパネル(パネル)の表面側に配置された有底筒状を成す操作ノブを有しており、操作ノブには、指針表示部が設けられている。また、操作ノブの径方向外側には、外枠が設けられており、外枠と操作ノブとの間には所定の幅を有する隙間が形成されている。さらに、操作ノブの裏面側には、導光部材が設けられている。そして、LED(光源)によって発光された光が、導光部材によって導かれて、外枠と操作ノブとの間の隙間を照射するようになっている。これにより、LEDの発光時には、操作ノブの開口端部における外周部が照明される。したがって、操作ノブの位置をユーザが認識できるようになっている。
特開2008−311056号公報
しかしながら、上記表示装置では、上述のように、外枠と操作ノブとの間には、操作ノブの径方向外側において、隙間が形成されている。これにより、LEDの非発光時には、操作ノブの径方向外側部分が隙間として視認されるため、表示装置の意匠性が低下する虞がある。
本発明は、上記事実を考慮して、意匠性の低下を抑制しつつ、操作ノブの位置を認識することができる照明構造を提供する。
形態1:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、軸方向一端部が閉じられた有底筒状を成す操作ノブと、前記操作ノブの軸方向他方側に配置された光源と、前記操作ノブと前記光源との間に設けられ、前記光源から発光された光を前記操作ノブの径方向外側へ導く第1導光部と、前記操作ノブの軸方向他方側に設けられたパネルと、を備え、前記パネルは、前記操作ノブの軸方向一方側から見た正面視で、前記操作ノブの径方向外側に配置された意匠部と、前記第1導光部に対して前記操作ノブの径方向外側において意匠部に接続され、前記正面視で前記操作ノブの開口端部とラップし且つ一部が前記操作ノブの径方向外側に配置されると共に、前記第1導光部によって導かれた光によって表面が照明される照明部と、を含んで構成されている照明構造である。
形態2:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記照明部における前記意匠部との接続部分の表面には、傾斜面が形成されており、前記傾斜面は、前記操作ノブの径方向内側へ向かうに従い前記操作ノブの軸方向他方側へ傾斜されている照明構造である。
形態3:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記正面視で、前記傾斜面の径方向外側端が、前記操作ノブの側面に対して径方向外側に配置されており、前記傾斜面の径方向内側端が、前記操作ノブの側面に対して径方向内側に配置されている照明構造である。
形態4:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1導光部が前記照明部と一体に形成されると共に、前記パネルが透光性を有する材料で構成され、前記パネルにおける前記照明部及び前記意匠部を構成する部分の表面には、塗装を施した塗装部が形成されており、前記パネルにおける前記第1導光部を構成する部分を、塗装を施していない非塗装部としている照明構造である。
形態5:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1導光部は、前記操作ノブの内側において、前記照明部から前記操作ノブ側へ延出された筒状に形成されており、前記パネルには、前記第1導光部から径方向内側へ延出された仕切部が一体に形成され、前記仕切部が、前記第1導光部と共に、前記操作ノブの内部空間と前記パネルの裏面側の空間とを仕切っている照明構造である。
形態6:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記仕切部が、前記第1導光部の軸方向中間部から径方向内側へ延出されている照明構造である。
形態7:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記操作ノブには、照明用のインジケータが形成されており、前記仕切部が、塗装を施していない前記非塗装部とされると共に、前記光源から発光された光を前記インジケータへ導く第2導光部として構成されている照明構造である。
形態8:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1導光部には、平面視で前記第1導光部の径方向外側へ開放されたストッパ部が形成され、前記操作ノブは、前記ストッパ部の内部に配置されたストッパ片を有しており、前記操作ノブが前記ストッパ部に当接されることで、前記操作ノブの回転方向一方側又は回転方向他方側の回転が制限される照明構造である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、意匠性の低下を抑制しつつ、操作ノブの周囲を良好に照明することができる。
図1は、本実施の形態に係る照明構造が適用された操作装置を示す縦断面図(図3の1−1線位置における縦断面図)である。 図2は、図1に示される操作装置の他の位置における縦断面図(図3の2−2線位置における縦断面図)である。 図3は、図1に示される操作装置の操作ノブを取外した状態を示す、操作装置の軸方向一方側から見た正面図である。 図4は、図1に示されるLEDによって発光された光が第1導光部及び第2導光部によって導光される状態を説明するための説明図である。 図5は、図4に示される光によって照明される操作装置の照明範囲を説明するための正面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る照明構造Sが適用された操作装置10について説明する。この操作装置10は、図示しない車両(自動車)のセンターコンソールやインストルメントパネルなどの内装部材に組付けられて、操作装置10の一部が車両のキャビン側へ操作可能に露出されている。また、本実施の形態では、操作装置10が、一例として、車両の駆動モードを切換えるモード切換装置として構成されている。
図1及び図2に示されるように、操作装置10は、全体として、略段付き円柱形状に形成されている。そして、図面において、適宜示される矢印AL1は、操作装置10の軸方向一方側(先端側であり、車両のキャビン側でもある)を示しており、矢印AL2は、操作装置10の軸方向他方側(基端側)を示している。
操作装置10は、操作装置10の基端側の部分を構成するケース12と、ケース12内に収容された基板20及びロータ30と、操作装置10の先端側の部分を構成する操作ノブ40と、ケース12と操作ノブ40との間に配置されたパネル50と、を含んで構成されている。以下、操作装置10の各構成について説明する。
(ケース12について)
ケース12は、操作装置10の先端側へ開口された略有底円筒状に形成されている。このケース12の側壁部には、図示しない一対の固定片が一体に形成されており、固定片は、操作装置10の軸方向を略板厚方向とした略矩形板状に形成されて、ケース12の径方向外側へ突出されている。そして、固定片がネジ等の締結部材によって、車両の内装部材に固定されている。
ケース12の底壁部12Bには、略中央部において、後述するロータ30を回転自在に支持するための支持部14が一体に形成されている。この支持部14は、操作装置10の先端側へ開口された略有底円筒状に形成されると共に、ケース12の底壁部12Bに対して操作装置10の基端側へ膨出されている。また、支持部14の開口端部は、ケース12の底壁部に対して操作装置10の先端側へ突出されて、ケース12内に配置されている。
さらに、支持部14の開口端部には、操作装置10の先端側へ開口された略リング状の溝部14Aが形成されており、溝部14Aは、支持部14の周方向に沿って延在されると共に、支持部14の周方向全周に亘って形成されている。なお、図示は省略するが、溝部14Aは、一対のボール収容部を有しており、一対のボール収容部は、溝部14Aの周方向に180度離間して配置されている。このボール収容部には、後述する操作ノブ40の回転操作時に節度感(クリック感)を与えるためのクリック機構を構成するボールが収容されている。また、溝部14Aにおけるボール収容部を構成する部位では、ボールの形状に対応して、溝部14Aの外周面が平面視で径方向外側へ凸となる略円弧状に形成されており、溝部14Aの内周面が平面視で径方向外側へ凸となる略円弧状に形成されている。さらに、ボール収容部に収容されたボールと溝部14Aの底面との間には、クリック機構を構成するスプリングが設けられており、ボールが、スプリングによって操作装置10の先端側へ付勢されて、後述するロータ30のリブ34Aに当接する構成になっている。
(基板20について)
基板20は、操作装置10の軸方向を板厚方向とした略円板状に形成されている。また、基板20は、ケース12の開口部を塞ぐようにケース12の内部に収容され、図示しない位置において、ケース12に固定されている。基板20の略中央部には、後述するロータ30のシャフト部32を配置するための円形状の配置孔20Aが、貫通形成されている。
基板20の板厚方向一方側(図1及び図2の矢印AL1方向側)の面には、複数(本実施の形態では、2個)の「光源」としてのLED22(図1参照)が設けられている(実装されている)。これらLED22は、基板20の径方向内側部分に配置されると共に、基板20の周方向において等間隔に(すなわち、180度離間して)配置されている。そして、LED22によって発光された光が、操作装置10の先端側へ照射するように構成されている。
(ロータ30について)
ロータ30は、略段付きシャフト状のシャフト部32を有しており、シャフト部32は、操作装置10の基端側へ開口された略有底円筒状に形成されている。具体的には、シャフト部32は、シャフト部32の基端側(図1及び図2の矢印AL2方向側)の部分を構成するシャフト本体部32Aと、シャフト部32の先端部を構成する固定部32Bと、シャフト本体部32A及び固定部32Bを連結する連結部32Cと、を有している。
シャフト本体部32Aは、ケース12の支持部14と同軸上に配置されており、シャフト本体部32A(シャフト部32)の基端部が、支持部14に回転自在に支持されている。また、シャフト本体部32Aが支持部14に支持された状態では、シャフト本体部32Aが、基板20の配置孔20A内に配置されて、シャフト本体部32Aの先端部が、基板20から操作装置10の先端側へ突出されている。
図3にも示されるように、固定部32Bは、中実状を成すと共に、シャフト部32の軸方向から見て、全体として略トラック形柱状に形成されている。また、固定部32Bの側面には、係合突起32B1が一体に形成されており、係合突起32B1が、当該側面から固定部32Bの幅方向外側へ突出されている。
連結部32Cでは、径寸法が、シャフト本体部32Aの径寸法よりも小さく設定されると共に、固定部32Bにおける断面形状の長手方向に寸法よりも大きく設定されている。これにより、シャフト部32の先端側の外周部が、段差状に形成されている。
図1及び図2に示されるように、ロータ30は、シャフト本体部32Aの径方向外側に配置されたホイール34を有している。このホイール34は、シャフト部32の軸方向を板厚方向とした略円板状に形成されて、シャフト本体部32Aの軸方向中間部から径方向外側へ延出されると共に、支持部14と基板20との間に配置されている。また、ホイール34の支持部14側の面には、略円筒形状のリブ34Aが一体に形成されており、リブ34Aが、前述した支持部14の溝部14A内に配置されている。なお、リブ34Aの先端部(下端部)には、クリック機構を構成する複数の節度山(図示省略)が形成されており、この節度山は、前述したボールに対応する位置に配置されると共に、リブ34Aの周方向に並んで配置されている。そして、後述する操作ノブ40に対する操作時にロータ30が回転すると、リブ34Aがボールに対して相対回転して、ボールが節度山を乗り越えることで、操作ノブ40の回転時に節度感が付与されるようになっている。
図2に示されるように、ホイール34の径方向外側部には、操作装置10の先端側(基板20側)へ開口された収容部34Bが形成されており、収容部34Bは、ホイール34に対して操作装置10の基端側へ膨出されている。そして、収容部34B内に、可動接点24が収容されている。また、可動接点24と収容部34Bの底部との間には、圧縮コイルスプリング26が設けられており、圧縮コイルスプリング26によって可動接点24が基板20側へ付勢されている。
一方、前述した基板20の板厚方向他方側(ホイール34側)の面には、操作装置10の軸方向において可動接点24と対向する位置において、図示しない固定接点が設けられている。これにより、ロータ30がシャフト部32の軸回りに回転して、可動接点24が基板20の固定接点に接離することで、操作装置10によって車両の駆動モードが切換わるようになっている。
(操作ノブ40について)
図1及び図2に示されるように、操作ノブ40は、全体として操作装置10の基端側へ開放された(換言すると、軸方向一方側の端部が閉じられた)略有底円筒状に形成されて、車両のキャビン側に操作可能に露出されている。この操作ノブ40は、ノブ本体42と、オーナメント44と、ノブリング46と、を含んで構成されている。
ノブ本体42は、操作ノブ40の主要部として構成されている。このノブ本体42は、操作装置10の基端側へ開放された略有底円筒状に形成されると共に、ロータ30のシャフト部32と同軸上に配置されている。また、ノブ本体42の外径寸法は、シャフト部32の外径寸法よりも大きく且つケース12の外径寸法よりも小さく設定されており、ノブ本体42の内部にロータ30の固定部32Bが配置されている。
ノブ本体42の軸心部には、略円筒状を成すボス42Aが一体に形成されており、ボス42Aは、ノブ本体42の頂壁42Bから操作装置10の基端側へ突出されている。このボス42Aの内周形状は、ロータ30における固定部32Bの外周形状に対応して形成されており、ロータ30の固定部32Bがボス42A内に嵌入されている。これにより、ノブ本体42(操作ノブ40)が、ロータ30(シャフト部32)の軸回りにロータ30と一体回転可能に構成されている。また、ボス42Aの外周部には、一対の係合孔部42A1(図1参照)が貫通形成されており、係合孔部42A1内に、ロータ30の係合突起32B1が配置されて、係合突起32B1と係合孔部42A1とが操作装置10の軸方向に係合されている。これにより、ノブ本体42のロータ30に対する軸方向一方側への移動が制限されている。
また、ノブ本体42の外周部には、操作装置10の先端側へ開放されたリング状の嵌合溝42Cが形成されており、嵌合溝42Cは、ノブ本体42の周方向全周に亘って形成されている。また、図示は省略するが、嵌合溝42Cの内周面には、後述するノブリング46を固定するための複数(本実施の形態では4箇所)の係合爪部が形成されており、係合爪部が、ノブ本体42の周方向に等間隔(すなわち、90度毎に離間して)に配置されている。さらに、ノブ本体42の頂壁42Bには、照明用孔部42D(図2参照)が貫通形成されている。そして、LED22によって発光された光が、照明用孔部42D内を通過して操作装置10の先端側へ照射される構成になっている。
さらに、ノブ本体42の頂壁42Bの径方向外側部分には、操作装置10の基端側へ突出された一対のストッパ片42E(図1参照)が一体に形成されている。この一対のストッパ片42Eは、ノブ本体42の周方向において等間隔に(すなわち、180度離間)して配置されると共に、操作装置10の軸方向から見て、ノブ本体42の周方向に沿って湾曲されている。
オーナメント44は、操作装置10の軸方向を板厚方向とした略円板状に形成されている。このオーナメント44は、ノブ本体42(の頂壁42B)に対して操作装置10の先端側に隣接して配置されると共に、ノブ本体42と同軸上に配置されている。また、オーナメント44の外周部には、ノブ本体42側の部分において、フランジ部44Aが一体に形成されている。このフランジ部44Aは、オーナメント44の外周部からオーナメント44の径方向外側へ突出されると共に、オーナメント44の周方向全周に亘って形成されている。また、フランジ部44Aの外径寸法は、ノブ本体42の外径寸法と比べて小さく設定されている。具体的には、操作装置10の先端側から見た正面視で、フランジ部44Aがノブ本体42の嵌合溝42Cに対して径方向内側に隣接して配置されている。
また、オーナメント44は、透光性及び拡散性を有する樹脂材(本実施の形態では、一例としてポリカーボネート)によって構成されている。さらに、オーナメント44の表面には、ノブ本体42の照明用孔部42Dと操作装置10の軸方向に対向する位置において、略円形状のインジケータ48(図5)が形成されている。具体的には、オーナメント44の表面に、遮光性を有する塗装が施されており、インジケータ48を構成する部位に対して、例えばレーザ加工を施して当該塗装を剥がすことで、インジケータ48が形成されている。これにより、LED22の発光時に、ノブ本体42の照明用孔部42Dを通過した光が、オーナメント44のインジケータ48を裏面(図1及び図2の矢印AL2方向側の面)側から照射して、インジケータ48が照明される構成になっている。
ノブリング46は、略円形リング状に形成されて、オーナメント44の径方向外側(すなわち、ノブ本体42の外周部に対して操作装置10の先端側)に隣接して配置されている。このノブリング46には、略円筒形状を成す固定リブ46Aが一体に形成されており、固定リブ46Aは、ノブリング46から操作装置10の基端側へ突出されて、ノブ本体42の嵌合溝42C内に嵌入されている。また、図示は省略するが、固定リブ46Aの先端部(下端部)には、操作装置10の基端側へ延出された複数(本実施の形態では、4箇所)の係合片が一体に形成されており、係合片は、固定リブ46Aの周方向に等間隔(すなわち、90度毎に離間して)に配置されている。そして、当該係合片には、前述した嵌合溝42Cの係合爪部が係合する係合孔が形成されており、固定リブ46Aが嵌合溝42C内に嵌入された状態では、係合孔と係合爪部とが軸方向に係合されている。これにより、ノブリング46がノブ本体42に固定されている。
また、ノブリング46の内周部には、径方向内側へ突出されたリングフランジ46Bが一体に形成されており、リングフランジ46Bは、ノブリング46の周方向全周に亘って形成されると共に、オーナメント44のフランジ部44Aに対して操作装置10の先端側に隣接して配置されている。そして、ノブリング46のリングフランジ46Bとノブ本体42の頂壁42Bとによって、オーナメント44のフランジ部44Aが挟み込まれて、オーナメント44がノブ本体42に一体回転可能に固定されている。
(パネル50について)
次に、本発明の要部であるパネル50について説明する。図1〜図3に示されるように、パネル50は、操作ノブ40とケース12との間に配置されて、操作装置10の軸方向中間部を構成している。このパネル50は、操作装置10の基端側へ開口された略有底円筒状に形成されており、パネル50の外径寸法がケース12の外径寸法と略一致するように設定されている。具体的には、パネル50は、略円環板状を成す頂壁部50Aと、頂壁部50Aの径方向外側端部から操作装置10の基端側へ延出された略円筒状を成す側壁部50Bと、を含んで構成されている。そして、側壁部50Bの開口端部が、前述したケース12の開口端部に嵌合されて、パネル50がケース12に固定されている。これにより、パネル50及びケース12によって操作装置10の筐体が構成されており、パネル50の内部(裏面側)に、前述したLED22及びロータ30の先端側の部分が収容されている。また、パネル50の径方向外側には、図示しない車両のセンターコンソール等の内装部材が配置されており、パネル50の頂壁部50Aの表面が、車両のキャビン側に露出されている。
また、パネル50の頂壁部50Aは、頂壁部50Aの径方向外側部分を構成する「意匠部」としての意匠パネル部52と、頂壁部50Aの径方向中間部を構成する「照明部」としての照明パネル部54と、照明パネル部54から操作装置10の先端側へ延出された第1導光部56と、頂壁部50Aの径方向内側部分を構成する「仕切部」としての第2導光部58と、頂壁部50Aの径方向内側端部を構成する内筒60と、を含んで構成されている。
意匠パネル部52は、パネル50の側壁部50Bにおける軸方向一方側の端部(開口端部とは反対側の端部)から径方向内側へ延出された略円環板状に形成されており、正面視で、操作ノブ40の径方向外側に配置されている。より詳しくは、意匠パネル部52は、径方向内側へ向かうに従い操作ノブ40側(すなわち、操作装置10の先端側)へ若干傾斜している。
照明パネル部54は、意匠パネル部52の径方向内側端部から径方向内側へ延出された略円環板状に形成されている。この照明パネル部54は、その径方向内側部分が操作装置10の基端側へ一段下がるように段差状に形成されて、操作ノブ40の開口端部に対して操作ノブ40の開口側(操作装置10の基端側)に離間して配置されている。より詳しくは、照明パネル部54における径方向外側部分を構成する部位が傾斜部54Aとされており、傾斜部54Aが、径方向内側へ向かうに従い操作ノブ40から離間する方向(操作装置10の基端側)へ傾斜している。また、照明パネル部54における径方向内側部分を構成する部位が、照明パネルインナ部54Bとされており、照明パネルインナ部54Bが、傾斜部54Aの径方向内側端部から径方向内側へ略直線状に延出されている。そして、照明パネル部54(照明パネルインナ部54B)の径方向内側端部が、操作ノブ40(ノブ本体42)の側壁に対して径方向内側に配置されている。
この傾斜部54Aの表面(操作ノブ40側の面)は、傾斜面54A1とされており、操作装置10の正面視で、傾斜面54A1が操作ノブ40の開口端面とラップして(重なって)配置されている。具体的には、操作装置10の正面視で、傾斜面54A1の径方向外側端54A2が、操作ノブ40の側面40Aに対して径方向外側に配置されており、傾斜面54A1の径方向内側端54A3が、操作ノブ40の側面40Aに対して径方向内側に配置されている。これにより、操作装置10の正面視で、傾斜面54A1の一部(径方向外側部分)が操作ノブ40の径方向外側において、リング状に露出されており、傾斜面54A1の他の部分(径方向内側部分)が操作ノブ40の開口端部とラップして配置されている。また、操作装置10の軸方向に対して直交する仮想面を仮想基準面IS(図2参照)とすると、縦断面視で仮想基準面ISと傾斜面54A1との成す角度θ(図2参照)が、略45度に設定されている。なお、本実施の形態では、傾斜面54A1と意匠パネル部52の表面との境界部は、操作装置10の縦断面視で、略円弧状に滑らかに形成されている。
第1導光部56は、操作ノブ40よりも小径の略円筒状に形成されて、操作ノブ40と同軸上に配置されている。具体的には、第1導光部56は、照明パネル部54の径方向内側端部から操作ノブ40側へ延出されており、第1導光部56の先端側の部分が、操作ノブ40の内部空間における径方向外側領域に配置されている。そして、照明パネル部54の傾斜面54A1が、第1導光部56の基端側の部位に対して径方向外側に配置されている。
図2に示されるように、第2導光部58は、操作装置10の軸方向を板厚方向とした略円環板状に形成されて、第1導光部56の軸方向中間部から径方向内側へ延出されている。すなわち、第1導光部56の先端部が、第2導光部58に対して操作装置10の先端側へ突出されている。この第2導光部58は、操作ノブ40の開口部における径方向内側領域を塞ぐように配置されており、第2導光部58の径方向内側端部が、シャフト部32の連結部32Cの径方向外側に近接して配置されている。これにより、操作ノブ40の内部空間と、パネル50の内部空間と、が第1導光部56及び第2導光部58によって仕切られている。
また、図1及び図3に示されるように、第1導光部56における先端側の部分(詳しくは、第2導光部58に対して操作装置10の先端側の部分)には、一対のストッパ部56Aが形成されている。このストッパ部56Aは、平面視で、径方向外側へ開放された凹状に形成されると共に、第1導光部56の周方向に沿って円弧状に延在されて、第1導光部56の周方向において180°離間して配置されている。換言すると、平面視で、第1導光部56の先端側の部分が、一対のストッパ部56Aを形成する部位において、径方向内側へ一段下がった凹状に形成されている。そして、第1導光部56の周方向から見た断面視で、一対のストッパ部56Aが、第2導光部58に接続されて、第2導光部58から操作ノブ40側へ延出されている。また、ストッパ部56Aにおける第1導光部56の径方向外側には、第1導光部56が第2導光部58から操作ノブ40側へ所定量突出されている。
そして、ストッパ部56Aの内部に、ノブ本体42におけるストッパ片42Eが配置されており、操作ノブ40の回転操作範囲(操作角)が、ストッパ部56A及びストッパ片42Eによって決定される設定になっている。具体的には、操作ノブ40が回転方向一方側へ回転操作されて、ストッパ片42Eがストッパ部56Aの一端部に当接することで、操作ノブ40の回転方向一方側への回転が制限され、操作ノブ40が回転方向他方側へ回転操作されて、ストッパ片42Eがストッパ部56Aの他端部に当接することで、操作ノブ40の回転方向他方側への回転が制限される構成になっている。
内筒60は、操作装置10の軸方向に延在された略円筒状に形成されて、第2導光部58と一体に形成されている。具体的には、内筒60の軸方向一方側(図1及び図2の矢印AL1方向側)の部分に、第2導光部58の径方向内側端部が接続されており、内筒60の軸方向一方側端部が、第2導光部58に対して操作装置10の先端側へ若干突出されている。また、内筒60の内径寸法は、シャフト部32における連結部32Cの外径寸法に比べて僅かに大きくされており、シャフト部32の連結部32Cが内筒60内に回転自在に挿入されている。これにより、ロータ30の先端側の部分が、パネル50によっても回転自在に支持されている。また、パネル50のケース12への組付状態では、内筒60が、ロータ30のシャフト本体部32Aの先端面に対して隣接して配置されている。これにより、ロータ30における操作装置10の先端側への移動が、内筒60によって制限されている。
ここで、本実施の形態では、操作装置10は、操作ノブ40を軸回りに回転させることで、車両の駆動モードを3種類の駆動モードに切換える切換装置として構成されている。そして、図3に示されるように、パネル50における意匠パネル部52には、上記3種類の駆動モードを、それぞれ「2(2WD)」、「4(4WD)」、及び「L(LOCK)」の文字として表示する、パネル表示部62が形成されている。具体的には、意匠パネル部52の表面及び照明パネル部54の表面には、遮光性を有する塗装が施されており、意匠パネル部52におけるパネル表示部62を構成する部位に、例えばレーザ加工を施して当該塗装を剥がすことで、意匠パネル部52にパネル表示部62を形成している。また、パネル表示部62では、「2(2WD)」、「4(4WD)」、及び「L(LOCK)」の表示文字が、操作ノブ40の周方向に沿って、所定の間隔を空けて配置されている。これにより、3種類の駆動モードの何れかの位置に操作ノブ40のインジケータ48を合わせるように、操作ノブ40を回転させることで、車両の駆動モードが切換わる構成になっている。そして、意匠パネル部52の表面及び照明パネル部54の表面において、塗装が施された部分を、塗装部64(図4参照)としている。
また、パネル50は、透光性及び拡散性を有する樹脂材(本実施の形態では、一例としてポリカーボネート)によって構成されている。このため、LED22によって発光された光が、意匠パネル部52の裏面及び照明パネル部54の裏面を照射すると、当該光が、塗装部64によって遮光されて、パネル表示部62のみを透過するように構成されている。これにより、LED22の発光時には、パネル表示部62が照明される構成になっている。
一方、パネル50における第1導光部56、第2導光部58、及び内筒60は、塗装が施されていない非塗装部66(図4参照)とされている。このため、LED22によって発光された光が、第1導光部56を照射すると、第1導光部56を透過した光が、第1導光部56によって拡散されて、第1導光部56の径方向外側(すなわち、照明パネル部54の傾斜面54A1側)へ導かれるように構成されている。これにより、照明パネル部54の傾斜面54A1が、第1導光部56を透過した光によって照明される構成になっている。
さらに、LED22によって発光された光が、第2導光部58を照射すると、第2導光部58を透過した光が、第2導光部58によって拡散されて、操作装置10の先端側へ導かれるように構成されている。これにより、当該光が、ノブ本体42の照明用孔部42Dを通過し、オーナメント44のインジケータ48を裏面側から照射して、インジケータ48が照明される構成になっている。
なお、本実施の形態では、上述のように、パネル50における意匠パネル部52の表面及び照明パネル部54の表面に塗装部64を形成しているが、パネル50における側壁部50Bの表面にも、塗装部64を形成してもよい。
(作用及び効果)
次に、本実施の形態の作用及び効果について、図4及び図5を用いて説明する。
上記のように構成された操作装置10では、パネル50の裏面側にLED22が配置されている。これにより、図4に示されるように、LED22によって発光された光BM1がパネル50の頂壁部50Aへ向けて照射される。そして、パネル50の意匠パネル部52及び照明パネル部54を裏面側から照射した光BM1は、塗装部64(図4では、不図示)によって遮光されると共に、パネル表示部62(図4では、不図示)のみを透過する。これにより、パネル表示部62が文字として照明される(図5において、交差するハッチングで示されるパネル表示部62を参照)。
また、LED22によって発光された光BM2は、第1導光部56の基端側の部位を径方向内側から照射して第1導光部56内を透過する。このとき、第1導光部56は拡散性を有する樹脂材によって構成されているため、第1導光部56を透過した透過光BM2Aが、第1導光部56から径方向外側へ拡散された状態で出射される。このため、透過光BM2Aが、操作ノブ40の開口端部と照明パネル部54との間を通過して、照明パネル部54の傾斜面54A1を照射する。これにより、照明パネル部54の傾斜面54A1が照明される。その結果、操作装置10の正面視で、操作ノブ40の周囲がリング状に照明されて、操作ノブ40の輪郭が浮かび上がるように視認される(図5において、交差するハッチングで示される照明領域ARを参照)。
さらに、LED22によって発光された光BM3は、第2導光部58を裏面側から照射して第2導光部58内を透過する。このとき、上記と同様に、第2導光部58は拡散性を有する樹脂材によって構成されているため、第2導光部58を透過した透過光BM3Aが、第2導光部58から操作装置10の先端側へ拡散された状態で出射される。このため、透過光BM3Aが、ノブ本体42の照明用孔部42D内を通過して、操作ノブ40のオーナメント44を照射して、操作ノブ40のインジケータ48が照明される(図5において、交差するハッチングで示されるインジケータ48を参照)。
ここで、本実施の形態の操作装置10では、パネル50が、正面視で操作ノブ40の径方向外側に配置された意匠パネル部52と、意匠パネル部52に接続された照明パネル部54と、を含んで構成されている。そして、照明パネル部54が、操作装置10の正面視で、操作ノブ40の開口端部とラップして配置されている。これにより、パネル50(意匠パネル部52及び照明パネル部54)が、操作ノブ40の径方向外側から操作ノブ40の開口側に亘って連続して配置されている。このため、操作装置10の正面視で、操作ノブ40とパネル50との間に隙間を有しない構成にすることができる。したがって、LED22の非発光時における操作装置10の意匠性の低下を抑制することができる。
また、照明パネル部54の一部(径方向外側部分)が、操作装置10の正面視で、操作ノブ40の周囲に配置されており、照明パネル部54に対して径方向内側に、第1導光部56が設けられている。このため、上述のように、LED22によって発光された光BM2が、第1導光部56によって照明パネル部54の表面に導かれて、操作装置10の正面視で、照明パネル部54の一部が、操作ノブ40の周囲において照明される。これにより、夜間において、LED22を発光させることで、操作ノブ40の位置を認識することができる。以上により、操作装置10の意匠性の低下を抑制しつつ、操作ノブ40の位置を認識することができる。
さらに、照明パネル部54の径方向外側部分の表面には、傾斜面54A1が形成されており、傾斜面54A1は、第1導光部56の径方向外側に配置されると共に、操作ノブ40の径方向内側へ向かうに従い操作ノブ40から離間する方向へ傾斜されている。このため、第1導光部56を透過し且つ傾斜面54A1を照射した透過光BM2Aが、傾斜面54A1によってパネル50の表側(操作装置10の先端側)へ反射される。これにより、操作装置10の正面視における照明パネル部54に対する照明効果を高くすることができる。
しかも、傾斜面54A1の仮想基準面ISに対する角度θが、略45度に設定されている。このため、傾斜面54A1に照射された透過光BM2Aを傾斜面54A1によってパネル50の表側へ効率よく反射させることができる。これにより、操作装置10の正面視における照明パネル部54に対する照明効果を効果的に高くすることができる。
また、操作装置10の正面視で、照明パネル部54の傾斜面54A1における径方向外側端54A2が、操作ノブ40の側面40Aに対して径方向外側に配置されており、傾斜面54A1の径方向内側端54A3が、操作ノブ40の側面40Aに対して径方向内側に配置されている。すなわち、操作装置10の正面視で、操作ノブ40の側面40Aが、傾斜面54A1の径方向中間部にラップしている。このため、例えば、部品の寸法公差などによって、操作ノブ40の径方向における傾斜面54A1と操作ノブ40との相対位置が仮にずれた場合でも、正面視で操作ノブ40の側面40Aが傾斜面54A1にラップする状態を維持することができる。これにより、リング状に照明される傾斜面54A1を、操作ノブ40の周囲に確実に配置させることができる。
さらに、パネル50が、透光性を有する樹脂材によって構成されており、第1導光部56がパネル50に一体に形成されている。また、パネル50における照明パネル部54及び意匠パネル部52の表面には、パネル表示部62を除く部分において、塗装を施した塗装部64が形成されており、パネル50における第1導光部56を構成する部分が、塗装を施していない非塗装部66とされている。このため、パネル50が、意匠面として機能する第1の機能と、照明として機能する第2の機能と、照明用の光を導くレンズとして機能する第3の機能と、の3つの機能を有する。すなわち、上記3つの機能を一部材で実現することができる。したがって、上記3つの機能を、それぞれ別部材で構成する場合と比べて、部品点数の増加を抑制することができると共に、組付工数の低減を図ることができる。
また、パネル50の所定の部位に塗装を施すことで、パネル50に塗装部64及び非塗装部66を形成することができる。これにより、上記3つの機能を有するパネル50を簡易な構成で実現することができる。
さらに、第1導光部56は、照明パネル部54の径方向内側端部から操作ノブ40側へ延出された略円筒状に形成されており、第1導光部56の先端側の部分が操作ノブ40の内部に配置されている。また、パネル50は、第2導光部58を有しており、第2導光部58は、第1導光部56から径方向内側へ延出されて、操作ノブ40の開口部における径方向内側領域を塞ぐように配置されている。これにより、第1導光部56(の先端側の部分)及び第2導光部58によって、操作ノブ40の内部の空間とパネル50の内部空間とが、仕切られている。このため、仮に、水等の液体が、操作ノブ40の開口端部と照明パネル部54との間から操作ノブ40の内部に浸入した場合には、当該液体がパネル50の内部空間へ浸入することを、第1導光部56及び第2導光部58によって抑制できる。その結果、当該液体によってLED22や基板20が被水することを抑制できる。また、異物が、パネル50の内部空間へ浸入することを、第1導光部56及び第2導光部58によって抑制できる。したがって、操作装置10の信頼性を向上することができる。
また、第2導光部58は、第1導光部56の軸方向中間部から第1導光部56の径方向内側へ延出されている。すなわち、第1導光部56の先端側の部分が、第2導光部58から操作ノブ40の開口部とは反対側へ突出されている。これにより、操作ノブ40の内部空間が、所謂迷路構造(ラビリンス構造)を成すように、第1導光部56及び第2導光部58によって仕切られている。その結果、仮に、水等の液体が、操作ノブ40の開口端部と照明パネル部54との間から操作ノブ40の内部に浸入しても、当該液体が第2導光部58に対して操作装置10の先端側の空間に到達することを、第1導光部56の先端側部分によって抑制することができる。したがって、操作装置10の防水性能を高くすることができる。
さらに、第2導光部58は、第1導光部56と同様に、パネル50と一体に形成されると共に、塗装の施されていない非塗装部66とされている。このため、LED22の発光時に、第2導光部58を透過した透過光BM3Aを操作ノブ40の照明用孔部42Dを介してオーナメント44のインジケータ48へ導くことができる。これにより、操作ノブ40の内部空間とパネル50の内部空間とを仕切る第2導光部58を、操作ノブ40の照明用のレンズとして活用することができる。
また、第1導光部56は、照明パネル部54の径方向内側端部から操作ノブ40側へ延出された略円筒状に形成されると共に、第1導光部56の先端側の部分には、ストッパ部56Aが形成されている。また、操作ノブ40のノブ本体42は、ストッパ部56Aの内部に配置されたストッパ片42Eを有している。そして、操作ノブ40が回転方向一方側(他方側)へ回転操作されて、ストッパ片42Eがストッパ部56Aの一端部(他端部)に当接することで、操作ノブ40の回転方向一方側(他方側)への回転が制限される。これにより、照明パネル部54に光を導く第1導光部56を活用して、操作ノブ40の回転操作範囲を設定することができる。
また、パネル50は、ロータ30の先端側の部分を支持する内筒60を有しており、第2導光部58の径方向内側端部が内筒60の軸方向一方側の部分に接続されている。さらに、内筒60の軸方向一方側の端部が、第2導光部58から操作装置10の先端側へ若干突出されている。このため、仮に、操作ノブ40に内部に浸入した水などの液体が、第2導光部58に対して操作装置10の先端側の空間に到達しても、当該液体がパネル50の裏面側の空間へ浸入することを内筒60によって抑制できる。したがって、操作装置10の防水性能を一層高くすることができる。
さらに、パネル50が拡散性を有する樹脂材で構成されており、パネル50に第1導光部56及び第2導光部58が一体に形成されている。このため、第1導光部56を透過した透過光BM2Aが、第1導光部56から拡散された状態で径方向外側へ出射される。したがって、透過光BM2Aによって照明される照明パネル部54(の傾斜面54A1)の輝度に、むらが生じることを抑制できる。また、同様に、第2導光部58を透過した透過光BM3Aが、第2導光部58から拡散された状態で操作装置10の先端側へ出射される。したがって、透過光BM3Aによって照明されるインジケータ48の輝度に、むらが生じることを抑制できる。
なお、部品点数の削減や組付工数の低減を図るという観点からすると、第1導光部56、第2導光部58、及び内筒60を、パネル50に一体に構成することが望ましいが、第1導光部56、第2導光部58、及び内筒60を、パネル50と別体に構成して、これらをパネル50に組付ける構成にしてもよい。
また、本実施の形態では、第1導光部56及び第2導光部58の全体が、塗装の施されていない非塗装部66とされているが、第1導光部56及び第2導光部58の一部に塗装を施してもよい。これにより、第1導光部56(第2導光部58)において、透過光BM2A(透過光BM3A)が透過する透過面積を適宜設定することができる。その結果、照明される照明パネル部54の表面(傾斜面54A1)や操作ノブ40のインジケータ48の輝度を適宜調整することができる。
また、本実施の形態では、パネル50における、意匠パネル部52、照明パネル部54、第1導光部56、及び第2導光部58のそれぞれの板厚(肉厚)寸法を特に規定していないが、これらの板厚(肉厚)寸法は、パネル表示部62、傾斜面54A1、及びインジケータ48のそれぞれの輝度等に応じて適宜変更可能である。すなわち、パネル50における各部位の板厚(肉厚)寸法を変化させることで、光の透過率が変化するため、パネル表示部62、傾斜面54A1、及びインジケータ48のそれぞれの輝度等に応じて、パネル50における各部位の板厚(肉厚)を変化させてもよい。
また、本実施の形態では、操作装置10が、パネル表示部62及びインジケータ48を有する構成になっているが、各種操作装置の仕様に応じて、操作装置10においてパネル表示部62及びインジケータ48を省略してもよい。
10 操作装置
12 ケース
12B 底壁部
14 支持部
14A 溝部
20 基板
20A 配置孔
22 LED(光源)
24 可動接点
26 圧縮コイルスプリング
30 ロータ
32 シャフト部
32A シャフト本体部
32B 固定部
32B1 係合突起
32C 連結部
34 ホイール
34A リブ
34B 収容部
40 操作ノブ
40A 側面
42 ノブ本体
42A ボス
42A1 係合孔部
42B 頂壁
42C 嵌合溝
42D 照明用孔部
42E ストッパ片
44 オーナメント
44A フランジ部
46 ノブリング
46A 固定リブ
46B リングフランジ
48 インジケータ
50 パネル
50A 頂壁部
50B 側壁部
52 意匠パネル部(意匠部)
54 照明パネル部(照明部)
54A 傾斜部
54A1 傾斜面
54A2 径方向外側端
54A3 径方向内側端
54B 照明パネルインナ部
56 第1導光部
56A ストッパ部
58 第2導光部(仕切部)
60 内筒
62 パネル表示部
64 塗装部
66 非塗装部
AR 照明領域
BM1 光
BM2 光
BM2A 透過光
BM3 光
BM3A 透過光
IS 仮想基準面
S 照明構造

Claims (7)

  1. 軸方向一端部が閉じられた有底筒状を成す操作ノブと、
    前記操作ノブの軸方向他方側に配置された光源と、
    前記操作ノブと前記光源との間に設けられ、前記光源から発光された光を前記操作ノブの径方向外側へ導く第1導光部と、
    前記操作ノブの軸方向他方側に設けられたパネルと、
    を備え、
    前記パネルは、
    前記操作ノブの軸方向一方側から見た正面視で、前記操作ノブの径方向外側に配置された意匠部と、
    前記第1導光部に対して前記操作ノブの径方向外側において意匠部に接続され、前記正面視で前記操作ノブの開口端部とラップし且つ一部が前記操作ノブの径方向外側に配置されると共に、前記第1導光部によって導かれた光によって表面が照明される照明部と、
    を含んで構成され
    前記第1導光部が前記照明部と一体に形成されると共に、前記パネルが透光性を有する材料で構成され、
    前記パネルにおける前記照明部及び前記意匠部を構成する部分の表面には、塗装を施した塗装部が形成されており、
    前記パネルにおける前記第1導光部を構成する部分を、塗装を施していない非塗装部としている照明構造。
  2. 前記照明部における前記意匠部との接続部分の表面には、傾斜面が形成されており、
    前記傾斜面は、前記操作ノブの径方向内側へ向かうに従い前記操作ノブの軸方向他方側へ傾斜されている請求項1に記載の照明構造。
  3. 前記正面視で、前記傾斜面の径方向外側端が、前記操作ノブの側面に対して径方向外側に配置されており、前記傾斜面の径方向内側端が、前記操作ノブの側面に対して径方向内側に配置されている請求項2に記載の照明構造。
  4. 前記第1導光部は、前記操作ノブの内側において、前記照明部から前記操作ノブ側へ延出された筒状に形成されており、前記パネルには、前記第1導光部から径方向内側へ延出された仕切部が一体に形成され、
    前記仕切部が、前記第1導光部と共に、前記操作ノブの内部空間と前記パネルの裏面側の空間とを仕切っている請求項1から3の何れか1項に記載の照明構造。
  5. 前記仕切部が、前記第1導光部の軸方向中間部から径方向内側へ延出されている請求項に記載の照明構造。
  6. 前記操作ノブには、照明用のインジケータが形成されており、
    前記仕切部が、塗装を施していない前記非塗装部とされると共に、前記光源から発光された光を前記インジケータへ導く第2導光部として構成されている請求項又は請求項に記載の照明構造。
  7. 前記第1導光部には、平面視で前記第1導光部の径方向外側へ開放されたストッパ部が形成され、前記操作ノブは、前記ストッパ部の内部に配置されたストッパ片を有しており、
    前記操作ノブが前記ストッパ部に当接されることで、前記操作ノブの回転方向一方側又は回転方向他方側の回転が制限される請求項〜請求項の何れか1項に記載の照明構造。
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