JP6886824B2 - 建物振動抑制装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建物振動抑制装置に関する。
建物を地震から守る目的で建物を地盤から振動的に絶縁する免震装置を設置する場合がある。免震装置は、地盤と構造物との間に介装されるボールアイソレータやゴムといった支持装置を備え、構造物を地盤に対して変位可能に支持しており、地震動の構造物への伝達を絶縁するようになっている。
免震装置は、地震に対しては優れた振動絶縁効果を発揮するものの、強風時には風によって押された建物の地盤に対する変位を許してしまうので、強風時には、建物の変位を阻止する必要がある。
他方、免震装置には、前記のような支持装置の他に、地盤と構造物との間に介装されるダンパを設ける場合があり、構造物の振動をダンパが発生する減衰力で減衰させて構造物の振動を抑制するようになっている。
そこで、ダンパに伸縮を不可とするロック機構を設けた建物振動抑制装置が開発されるに至っている。この建物振動抑制装置は、強風時にはダンパを伸縮不可のロック状態として建物の変位を規制し、地震時にはダンパを伸縮可のフリー状態として免震装置の振動絶縁機能を損なわずに、減衰力の発揮で建物の振動を抑制する。
ロック機構は、ダンパの伸縮の可不可を選択するロック弁と、コントローラによって制御されてロック弁の切換えを担う電磁開閉弁とを備えている。そして、コントローラは、風を検知する風検知手段と地震を検知する地震検知手段とを備えており、風検知手段が風を検知した場合には、ダンパをロック状態として建物の変位を規制する。他方、コントローラは、風検知手段の風の検知と地震検知手段の地震の検知が競合する場合には、ダンパをフリー状態として建物の変位を許容して免震装置を有効に機能させる(たとえば、特許文献1参照)。
特開平11−201221号公報
前述の建物振動抑制装置は、フリー状態ではダンパは伸縮に伴って減衰力を発揮するもの建物の変位を規制しない。よって、従来の建物振動抑制装置では、大規模地震が発生した場合、前述のダンパが発生する減衰力で建物の振動を抑制しても、建物が地盤に対して大きな振幅で変位するのを防げず、建物が擁壁へ衝突してしまう可能性がある。
建物の擁壁への衝突を回避するものとしては、特開2014−159850号公報に開示されているように、ダンパに主減衰手段と主減衰手段を迂回する副減衰手段を設けて、ダンパがストロークエンド近傍まで変位すると副減衰手段を閉鎖して減衰力を大きくするダンパがある。
このようなダンパは、大規模地震の発生に伴って建物が地盤に対して大きな振幅で変位すると、減衰力が大きくなって、建物と擁壁との干渉を防止できるのであるが、建物の変位を規制する機能を備えていないので、強風時の建物の変位を阻止できない。
よって、強風時の建物の変位の規制と、大規模地震時の建物と擁壁との干渉の阻止を両立するには、特開平11−201221号公報に開示された建物振動抑制装置と特開2014−159850号公報に開示された建物振動抑制装置とを併用するしかない。建物の変位の規制については、特開平11−201221号公報に開示された建物振動抑制装置で担うため建物への設置数は減らせず、また、大規模地震時の建物と擁壁との干渉の阻止については、特開2014−159850号公報に開示された建物振動抑制装置で担うためこれも設置数は減らせない。
よって、強風時の建物の変位の規制と、大規模地震時の建物と擁壁との干渉の阻止を両立するには、膨大な数の建物振動抑制装置が必要となって、建築コストが嵩んでしまう問題がある。
そこで、本発明は、風時の建物の変位の規制と、大規模地震時の建物と擁壁との干渉の阻止を両立して、建築コストを低減できる建物振動抑制装置の提供を目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明の建物振動抑制装置では、伸縮時に減衰力を発揮するダンパ本体を有するダンパと、ダンパ本体をロック状態とフリー状態とに切換えるロック弁を制御するコントローラとを備え、コントローラがダンパ本体をフリー状態として地震時の建物の振動を抑制するとともに、地震時であっても建物が地盤に対して中立位置からの変位が変位閾値以上となるとダンパ本体をロック状態とする。よって、建物振動抑制装置は、地震が発生した際に、建物が擁壁に干渉するような大振幅で変位する際には、ロック弁を制御してダンパ本体をロック状態としてダンパが発揮する力を強めて建物の変位を抑制するため、建物と擁壁との衝突を抑制でき、強風時にはダンパ本体をロック状態として、建物の変位を規制できる。また、建物振動抑制装置は、ダンパ本体がロック状態である場合に建物の中立位置からの変位の波高値が変位閾値よりも小さな解除閾値未満となるとダンパ本体をフリー状態とするように構成されている。このように建物振動抑制装置が構成されると、建物が地盤に対して大きく変位すると、その後は、建物の変位が擁壁との干渉の危険がない程度に収束するまでは、ダンパ本体がロック状態に維持されてダンパが大きな力で建物の振動を抑制するように維持される。よって、建物振動抑制装置によれば、建物と擁壁との干渉を効果的に防止できるとともに、干渉の危険が無くなるとダンパ本体がフリー状態に復帰するので、免震装置の振動絶縁効果を発揮できる状況に復帰できる。
また、建物振動抑制装置は、コントローラが地盤の加速度が加速度閾値以上の場合にダンパ本体をフリー状態とし、加速度が加速度閾値未満であって、かつ、建物の周辺の風速が風速閾値以上である場合にダンパ本体をロック状態とし、加速度が加速度閾値未満であって、かつ、風速が風速閾値未満である場合にはダンパ本体をフリー状態とするようになっていてもよい。このように構成された建物振動抑制装置では、強風発生時には建物の変位を規制でき、強風発生時であっても地震発生には、ダンパ本体をフリー状態として伸縮できる状態としてダンパが発生する減衰力で建物の振動を抑制できる。よって、建物振動抑制装置によれば、建物の変位を規制すべき状況と変位を許容して免震装置の振動絶縁効果を発揮させるべき状況とに適した作動が可能となる。
よって、本発明の建物振動抑制装置によれば、風時の建物の変位の規制と、大規模地震時の建物と擁壁との干渉の阻止を両立して、建築コストを低減できる。
一実施の形態における建物振動抑制装置を建物に適用した状態を示した図である。 ダンパの構成を示した回路図である。 コントローラの構成を示したブロック図である。 建物の地盤に対する変位に応じたコントローラの判定内容を説明する図である。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。一実施の形態の建物振動抑制装置1は、図1に示すように、ダンパDと、コントローラCとを備えて構成されている。
ダンパDは、図1に示すように、円盤状のゴムを積層して構成されて建物Sを弾性支承する免震装置Mとともに、地盤Gと建物Sとの間に水平横置きに介装されており、伸縮時に建物Sの振動を抑制する減衰力を発揮するようになっている。
なお、免震装置Mは、図示するところでは、積層ゴムで構成されているが、建物Sを地盤Gに対し転がり支承するボールアイソレータを採用してもよいし、他の公知の構成とされてもよい。建物Sと建物Sを取り囲む擁壁Wとの間には、地盤Gに対する建物Sの変位を許容するために所定の免震クリアランスLが設けられている。建物Sが地盤Gに対して中立位置にある場合、図1中であれば、建物Sの左右に免震クリアランスLの隙間があるので、建物Sは、中立位置から左右にそれぞれ免震クリアランスLの隙間距離だけ変位できる。よって、建物Sは、免震クリアランスLの二倍以内の振幅で図1中左右方向への変位が許容されている。
ダンパDは、図2に示すように、テレスコピック型で伸縮時に減衰力を発揮するダンパ本体DBと、液圧回路FCと、作動液体を貯留するリザーバタンクTを備えて構成されている。
ダンパ本体DBは、シリンダ10と、シリンダ10内に摺動自在に挿入されてシリンダ10内を伸側室R1と圧側室R2とに区画するピストン11と、ピストン11に連結されるロッド12とを備えている。ダンパDにおけるシリンダ10内には、この場合、作動液体として作動油が充填されている。リザーバタンクTには、作動液体としての作動油の他、気体が充填される。ここでは、作動液体は、作動油以外の流体とされてもよく、また、錆等の弊害がなければ水や水溶液としても差し支えない。リザーバタンクT内の気体は、空気でもよいが、不活性ガスとされてもよい。
また、液圧回路FCは、本例では、シリンダ10の伸側室R1とリザーバタンクTとを接続する通路13中に設けたシリンダ10の伸縮の可不可を制御するロック弁20と、上記通路13のロック弁20よりもリザーバタンクT側に設けた減衰力発生要素としての減衰弁21と、ロック弁20の背圧室20cをリザーバタンクTへ接続する通路14の途中に設けた電磁開閉弁Vとを備えている。また、液圧回路FCは、圧側室R2をリザーバタンクTに接続する吸込通路16と、圧側室R2と伸側室R1とを接続する整流通路17とを備えている。吸込通路16の途中には、リザーバタンクTから圧側室R2へ向かう流体の流れのみを許容する逆止弁18が設けられ、整流通路17の途中には、圧側室R2から伸側室R1へ向かう流体の流れのみを許容する逆止弁19が設けられている。さらに、液圧回路FCは、通路13に並列してシリンダ10の伸側室R1とリザーバタンクTとを接続するリリーフ通路15が設けられており、このリリーフ通路15にリリーフ弁22が設けられている。
そして、作動油が伸側室R1から液圧回路FCを介してリザーバタンクTへ排出可能な状態でダンパDが伸長すると、ピストン11の変位により伸側室R1から押し出された作動油がリザーバタンクTへ排出される。他方、拡大する圧側室R2内にはリザーバタンクTから吸込通路16を介して作動油が供給される。
また、作動油が伸側室R1から液圧回路FCを介してリザーバタンクTへ排出可能な状態でダンパDが収縮すると、ピストン11の変位により圧側室R2から押し出された作動油が整流通路17を介して伸側室R1へ移動する。この状況では、ロッド12がシリンダ10内に侵入する体積分の作動油がシリンダ10内で過剰となるので、作動油は、シリンダ10から液圧回路FCを介してリザーバタンクTへ排出される。つまり、このダンパDにあっては、伸長しても収縮してもシリンダ10内から作動油が押し出されるユニフロー型に設定されている。
ロック弁20は、具体的には、ポペット型の弁体20aと、通路13中に形成されて弁体20aが離着座する弁座20bと、弁体20aの背面側に形成される背圧室20cと、弁体20aに設けられて弁座20bよりも上流側の圧力を背圧室20cに導く絞り通路20dとを備えている。また、背圧室20cは、上述したように通路14によってリザーバタンクTに連通されており、前述のように通路14の途中に電磁開閉弁Vが設けられている。
他方、電磁開閉弁Vは、本例では、スプリングオフセットの電磁式2位置の開閉弁として構成され、通電時に作動油の背圧室20cからリザーバタンクT側への移動を阻止して逆方向への移動を許容する遮断ポジションと、非通電時に作動油の通過を許容する連通ポジションとを備えている。電磁開閉弁Vは、コントローラCによって制御されており、コントローラCからの電流供給の有無によって遮断ポジションと連通ポジションとに切換わる。
電磁開閉弁Vが通路14を遮断する遮断ポジションを採る場合、作動油はリザーバタンクTへ排出されないので背圧室20cが閉鎖され、弁体20aは、上記弁座20bから離座しえずロック弁20は閉弁状態となる。逆に、電磁開閉弁Vが通路14を開放する連通ポジションを採る場合、作動油は、弁体20aに設けた絞り通路20dを通過して通路14を介してリザーバタンクTに移動できる。前述のように、作動油が絞り通路20dを通過すると、圧力損失により弁体20aの弁座20b側となる前面側の室と弁体20aの背面側の背圧室20cの圧力に差が生じ、弁体20aが後退、すなわち図2中右方に移動せしめられて、ロック弁20は通路13を開放する。前述のように、ロック弁20の開閉は、電磁開閉弁Vにより切換えられるので、ロック弁20の開閉は、コントローラCによって制御される。なお、前述の電磁開閉弁Vの遮断ポジションは完全にリザーバタンクTとロック弁20との間の連通を遮断するようにしてもよいが、本実施の形態では、リザーバタンクTからロック弁20への作動油の移動を許容するからロック弁20における弁体20aの着座方向の移動を速やかに行うことができる。
つぎに、減衰力発生要素たる減衰弁21は、通路13の上流側の油圧をパイロット圧として流路面積を変化させる減衰力可変弁であって、上流側の油圧が高まるにつれ流路面積を増加するように設定されている。なお、減衰力発生要素としては、単なる絞り弁を使用してもよいが、減衰弁21を使用することにより、ダンパDの伸縮速度に応じて減衰特性を変化させることができるので、ダンパDを適用する免震装置Mに最適な減衰特性を得られる利点がある。
このように構成されたダンパDにあっては、電磁開閉弁Vを連通ポジションとして、ロック弁20が開弁可能な状態とする場合、液圧回路FCを介してシリンダ10内から押し出される作動油をリザーバタンクTへ排出できるようになる。よって、ダンパ本体DBは、伸縮が許容されるフリー状態となる。そして、ダンパ本体DBがフリー状態とされて伸長する場合には、作動油の流れに減衰弁21が抵抗を与えるので、ダンパDは、ダンパ本体BDの伸長を抑制する減衰力を発揮する。ダンパ本体DBがフリー状態とされて収縮する場合にも、作動油の流れに減衰弁21が抵抗を与えるので、ダンパDは、ダンパ本体DBの収縮を抑制する減衰力を発揮する。
他方、電磁開閉弁Vを遮断ポジションとすると、ロック弁20が閉弁状態となる。ロック弁20が閉弁状態とされ、伸側室R1内の圧力がリリーフ弁22の開弁圧に達しない場合、ダンパ本体DBが伸縮しようとしても、シリンダ10内から作動油をリザーバタンクTへ排出できないため、ダンパ本体DBは伸縮不能なロック状態となる。対して、ロック弁20が閉じた状態となる場合であって、ダンパ本体DBに軸方向の外力が加わって、伸側室R1内の圧力がリリーフ弁22の開弁圧に達すると、リリーフ弁22がリリーフ通路15を開放して、シリンダ10内の作動油をリザーバタンクTへ排出するようになる。このようにロック弁20が閉弁してロック状態であってもリリーフ弁22が開弁すると、ダンパ本体DBの伸縮が可能となってリリーフ弁22が作動油の流れに抵抗を与えるので、ダンパDは、ダンパ本体DBの伸縮に伴って減衰力を発揮する。なお、リリーフ弁22が作動油の流れに与える抵抗は、同流量であれば、減衰弁21が作動油の流れに与える抵抗よりも大きくなるように設定されている。よって、ダンパ本体DBの伸縮速度が同じであれば、ロック弁20が開弁してダンパ本体DBがフリー状態にて発生する減衰力よりもロック弁20が閉弁してダンパ本体DBがロック状態でリリーフ弁22が開弁した際に発生する減衰力の方が大きい。
以上より、建物振動抑制装置では、コントローラCの電磁開閉弁Vの切換えによって、ダンパ本体DBをフリー状態とロック状態とに選択的に切換えできる。
また、ロック弁20がダンパ本体DBをロック状態としてもリリーフ弁22が開弁すると、ダンパ本体DBは、伸縮可能な状態となってロック弁20の開弁時よりも大きな減衰力を発揮するのである。
なお、液圧回路FCにおける通路13,14、ロック弁20、減衰弁21および電磁開閉弁Vについては、これらを一つのユニットとすると、複数のユニットをダンパ本体DBとリザーバタンクTとの間に並列に設けてもよい。各ユニットの電磁開閉弁Vの制御については一つのコントローラCで制御すればよい。また、前記ユニットを複数設ける場合、ダンパDが伸縮する際に、ロック弁20の開閉を個別に制御して、有効とする減衰弁21の数を変えることで、ダンパDが発生する減衰力を調節してもよいし、減衰弁21の圧力流量特性についてもそれぞれ異なる特性に設定しておいてもよい。また、ダンパDの構成は、特開2014−159850号公報に開示されたダンパの構造を採用してロック弁の切換えに電磁開閉弁を用いるようにしてもよい。
つづいて、コントローラCは、図3に示すように、地震を検知する地震センサ30と、建物Sの周辺の風速を検知する風速センサ31と、建物Sと地盤Gとの変位を検知する変位センサ32と、電磁開閉弁Vを制御する制御部33とを備えて構成されている。
地震センサ30は、本例では、地盤Gに設置されて加速度を検知する加速度センサとされており、検知した地盤Gの加速度を制御部33へ入力するようになっている。風速センサ31は、本例では、建物Sに設置されて風速を検知して、検知した風速を制御部33へ入力するようになっている。風速センサ31は、本例では、建物Sに設置されているが、建物Sから離れた位置に設置されてもよい。また、地震センサ30および風速センサ31は、建物Sから物理的に離間した場所に設置されてもよい。
変位センサ32は、建物Sと地盤Gとの間にダンパ本体DBと平行に設置されており、地盤Gに対する建物Sの変位を検知して、制御部33へ入力する。また、変位センサ32は、ダンパ本体DBのシリンダ10とロッド12との間に介装してもよいし、ダンパ本体DBに内蔵してもよい。ダンパ本体DBは、建物Sと地盤Gとの間に介装されるので、変位センサ32をダンパ本体DBに組み込んでも建物Sの地盤Gに対する変位を検知できる。このようにダンパ本体DBに変位センサ32を搭載させる場合、変位センサ32を建物Sと地盤Gとの間に設置するための固定具を別途設けなくとも変位センサ32の設置が可能となり、変位センサ32の設置作業が非常に簡単となる。
制御部33は、地震センサ30で検知した加速度に基づいて地震の有無を判定する地震判定部331と、風速センサ31で検知した風速に基づいて強風の有無を判定する強風判定部332と、変位センサ32で検知した変位に基づいて建物Sの擁壁Wとの干渉を阻止する必要があるか否かを判定する擁壁干渉判定部333と、地震判定部331と強風判定部332と擁壁干渉判定部333の全判定からダンパ本体DBをロック状態とすべきか否かを決定するロック判断部334と、ロック判断部334の指示通りに電磁開閉弁Vを開閉駆動させる駆動部335とを備えて構成されている。
地震判定部331は、地震センサ30で検知した加速度と予め記憶される加速度閾値とを比較して、加速度が加速度閾値以上であると地震発生中であると判定し、加速度が加速度閾値未満であると地震は発生していないと判定し、判定結果をロック判断部334へ入力する。
強風判定部332は、風速センサ31で検知した風速と予め記憶される風速閾値とを比較して、風速が風速閾値以上であると強風発生中であると判定し、風速が風速閾値未満であると強風は発生していないと判定し、判定結果をロック判断部334へ入力する。
なお、ロック判断部334では、地震の有無、強風の有無を把握できればよいので、建物Sが設置された場所の周辺の地震の有無或いは地震加速度の情報と強風の有無の情報をコントローラCとは別の外部装置から入手するようにしてもよい。このような場合には、地震センサ30、風速センサ31、地震判定部331および強風判定部332の省略が可能である。また、ロック判断部334に強風発生中であるのを認識させる信号を出力するスイッチをコントローラCに設けておき、強風時にオペレータの前記スイッチの操作によってロック判断部334へ強風発生を認識させるようにしてもよい。このような場合には、風速センサ31および強風判定部332の省略が可能である。
擁壁干渉判定部333は、変位センサ32から受け取った建物Sの地盤Gに対する変位から建物Sが擁壁Wと干渉する恐れがあるか否かを判定し、判定結果をロック判断部334へ出力する。擁壁干渉判定部333は、建物Sが地盤Gに対して設定された中立位置からの変位を求めて、この変位が所定の変位閾値以上であると、建物Sと擁壁Wとが接近しすぎており干渉の危険有りと判定する。他方、擁壁干渉判定部333は、建物Sが地盤Gに対して設定された中立位置からの変位が前記変位閾値未満であると、建物Sと擁壁Wとの間に充分にクリアランスがあって両者の干渉の危険無しと判定する。擁壁干渉判定部333は、変位センサ32が検知した変位を建物Sの中立位置からの変位を把握し、変位に極性がある場合には、変位の絶対値と変位閾値との比較結果から干渉の危険の有無を判定する。中立位置は、前述したように、建物Sが平面視で建物Sの外周に設けられた擁壁Wに対して所定の免震クリアランスLを以て臨む位置に設定されている。建物Sが中立位置にある場合、ダンパ本体DBにおけるピストン11は、ダンパ本体DBのストローク中心に位置決めされるようになっている。変位閾値は、建物Sと擁壁Wとの間の免震クリアランスLの5分の4程度に設定され、かつ、建物Sが変位閾値以上に変位してもダンパ本体DBにはストロークの余裕があるよう設定される。
また、擁壁干渉判定部333は、一旦、建物Sと擁壁Wとの干渉の危険有と判定した後は、建物Sの地盤Gに対する中立位置からの変位の波高値が解除閾値未満となるまでは干渉の危険無しとの判定をしないようになっている。解除閾値は、変位閾値よりも小さく、建物Sの振動が充分に収束していると判断できる値に設定される。
よって、擁壁干渉判定部333は、建物Sの中立位置からの変位が図4に示すように時間で推移する場合、変位が変位閾値以上となる時間t1にて、擁壁Wとの干渉の危険有と判定し、その後、変位の波高値が解除閾値未満となる時間t2までは干渉の危険有との判定を維持し、時間t2で干渉の危険無しとの判定をする。また、その後、再度、変位が変位閾値以上となる時間t3にて、擁壁Wとの干渉の危険有と判定し、変位の波高値が解除閾値未満となる時間t4までは干渉の危険有との判定を維持し、時間t4で干渉の危険無しとの判定をする。
なお、擁壁干渉判定部333は、前述のように、建物Sと擁壁Wとの干渉の危険有との判定後の危険無しとの判定をする条件として、危険判定後から一定時間経過したら危険無しとの判定をするようにしてもよい。通常、建物Sが地盤Gに対して中立位置から大きく変位すると揺り戻しもあって、反対側へも大きく変位するので、数周期分の変位に対しては危険有と判定する方が好ましい。このような考えから、過去の地震動の結果から建物Sの地盤Gに対する大きな変位が収束するまでの要した時間が経験的に分かっているので、一定時間の間、危険有との判定を維持し、その後、危険無しとの判定をするようにしてもよい。
ロック判断部334は、地震判定部331と強風判定部332と擁壁干渉判定部333の全判定から以下のようにしてダンパ本体DBをロック状態とすべきか否かを決定する。
ロック判断部334は、擁壁干渉判定部333の判定結果については、建物Sと擁壁Wとの干渉の危険が有りとの判定であれば、ダンパ本体DBをロック状態とすべきと判断する。ロック判断部334は、地震判定部331の判定結果につては、地震発生中であるとの判定であれば、ダンパ本体DBをフリー状態とすべきと判断する。また、ロック判断部334は、強風判定部332の判定結果が強風発生中であるとの判定であれば、ダンパ本体DBをロック状態とすべきと判断する。
また、ロック判断部334は、擁壁干渉判定部333の判定結果、或いは、強風判定部332の判定結果がダンパ本体DBをロック状態とすべき判定である場合以外では、ダンパ本体DBをフリー状態とすべきと判断する。
ロック判断部334は、予めロック状態する判断について優先順位を設定してあり、この優先順位に従ってンパ本体DBをロック状態とすべきか否かを最終決定する。優先順位は、擁壁干渉判定部333の判定結果に基づく前記判断を第一順位とし、地震判定部331の判定結果に基づく前記判断を第二順位とし、強風判定部332の判定結果に基づく前記判断を第三順位としてある。よって、ロック判断部334は、ダンパ本体DBをフリー状態とするか或いはロック状態とするかの判断について、相反する判断がある場合、優先される判断結果を採用してダンパ本体DBをフリー状態とするかロック状態とするかを決定する。
よって、ロック判断部334は、地震が未発生で、強風も発生しておらず、建物Sと擁壁Wとの干渉の危険がない場合、ダンパ本体DBをフリー状態とする決定をする。
これに対して、ロック判断部334は、地震が未発生で建物Sと擁壁Wとの干渉の危険がないが強風が発生中である場合、ダンパ本体DBをロック状態とする決定をする。第一優先される擁壁干渉判定部333の判定結果および第二優先される地震判定部331の判定結果ではダンパ本体DBをフリー状態とするかロック状態とするかの判断が無いため、強風判定部332の判定結果に基づく判断が採用され、ダンパ本体DBをロック状態とする決定がなされる。
また、ロック判断部334は、地震が発生中で建物Sと擁壁Wとの干渉の危険がなく、強風が未発生である場合、ダンパ本体DBをフリー状態とする決定をする。第一優先される擁壁干渉判定部333の判定結果および第三優先される強風判定部332の判定結果ではダンパ本体DBをフリー状態とするかロック状態とするかの判断が無いため、地震判定部331の判定結果に基づく判断が採用され、ダンパ本体DBをフリー状態とする決定がなされる。
さらに、ロック判断部334は、地震が発生中で建物Sと擁壁Wとの干渉の危険がないが、強風が発生中である場合、ダンパ本体DBをフリー状態とする決定をする。第一優先される擁壁干渉判定部333の判定結果では、ダンパ本体DBをフリー状態とするかロック状態とするかの判断がなされない。しかしながら、第二優先される地震判定部331の判定結果では、ダンパ本体DBをフリー状態とする判断がなされ、第三優先される強風判定部332の判定結果ではダンパ本体DBをロック状態とする判断がなされる。第二優先の判断と第三優先の判断が相反しているが、優先順位の高い地震判定部331の判定結果に基づく判断が採用されるので、この場合は、ダンパ本体DBをフリー状態とする決定がなされる。
また、ロック判断部334は、地震が発生中で建物Sと擁壁Wとの干渉の危険が有り、強風が未発生である場合、ダンパ本体DBをロック状態とする決定をする。この場合、第一優先される擁壁干渉判定部333の判定結果では、ダンパ本体DBをロック状態とする判断がなされる。他方、第二優先される地震判定部331の判定結果では、ダンパ本体DBをフリー状態とする判断がなされ、第三優先される強風判定部332の判定結果ではダンパ本体DBをロック状態とするか否かの判断はなされない。第一優先の判断と第二優先の判断が相反しているが、優先順位の高い擁壁干渉判定部333の判定結果に基づく判断が採用されるので、この場合は、ダンパ本体DBをロック状態とする決定がなされる。
そして、ロック判断部334は、地震が発生中で建物Sと擁壁Wとの干渉の危険が有り、強風が発生中である場合、ダンパ本体DBをロック状態とする決定をする。この場合、第一優先される擁壁干渉判定部333の判定結果では、ダンパ本体DBをロック状態とする判断がなされる。他方、第二優先される地震判定部331の判定結果では、ダンパ本体DBをフリー状態とする判断がなされ、第三優先される強風判定部332の判定結果ではダンパ本体DBをロック状態とする判断がなされる。第一優先および第二優先の判断が相反し、第一優先および第三優先の判断は同じ結果となっている。しかし、最優先されるのは、優先順位の高い擁壁干渉判定部333の判定結果に基づく判断が採用されるので、この場合は、ダンパ本体DBをロック状態とする決定がなされる。
ロック判断部334は、前述のようにダンパ本体DBをロック状態とするかフリー状態とするかを決定し、ロック状態する場合には、駆動部335へ電磁開閉弁Vを遮断ポジションとする指令を出力し、フリー状態とする場合には、駆動部335へ電磁開閉弁Vを連通ポジションとする指令を出力する。
駆動部335は、ロック判断部334から受け取った指令通りに、電磁開閉弁Vを駆動して、ロック判断部334の決定通りにダンパ本体DBをロック状態或いはフリー状態とする。
このように構成された建物振動抑制装置1では、コントローラCがダンパ本体DBをフリー状態として地震時の建物Sの振動を抑制するとともに、地震時であっても建物Sが地盤Gに対して中立位置からの変位が変位閾値以上となるとダンパ本体DBをロック状態とする。ダンパ本体DBがロック状態となると、ダンパ本体DBは、リリーフ弁22が開弁するまでは伸縮不能な状態となって建物Sの変位を抑制するか、或いは、リリーフ弁22が開弁して伸縮可能となってフリー状態より大きな減衰力を発揮して建物Sの変位を抑制する。よって、建物振動抑制装置1は、地震が発生した際に、建物Sが擁壁Wに干渉するような大振幅で変位する際には、ロック弁20を制御してダンパ本体DBをロック状態としてダンパDが発揮する力を強めて建物Sの変位を抑制するため、建物Sと擁壁Wとの衝突を抑制できる。さらに、建物振動抑制装置1は、強風時にはダンパ本体DBをロック状態として、建物Sの変位を規制できる。
以上より、建物振動抑制装置1によれば、強風時の建物の変位の規制と、大規模地震時の建物と擁壁との干渉の阻止を両立できるので、膨大な数の建物振動抑制装置1の必要がなくなるから、建築コストも低減される。さらに、建物振動抑制装置1は、建物Sが擁壁Wに干渉するような大振幅で変位する際にダンパDが発揮する力を強めて建物Sの変位を抑制するが、これよりも小さい振幅では免震装置Mの振動絶縁性能を減殺しないため、建物Sが擁壁Wに干渉する恐れのない程度の地震動に対しては免震効果を損なわない。
また、本例の建物振動抑制装置1では、コントローラCが地盤Gの加速度が加速度閾値以上の場合にダンパ本体DBをフリー状態とし、加速度が加速度閾値未満であって、かつ、建物Sの周辺の風速が風速閾値以上である場合にダンパ本体DBをロック状態とし、加速度が加速度閾値未満であって、かつ、風速が風速閾値未満である場合にはダンパ本体DBをフリー状態とするようになっている。このように構成された建物振動抑制装置1では、強風発生時には建物Sの変位を規制でき、強風発生時であっても地震発生中には、ダンパ本体DBをフリー状態として伸縮できる状態としてダンパDが発生する減衰力で建物Sの振動を抑制できる。よって、本例の建物振動抑制装置1によれば、建物Sの変位を規制すべき状況と変位を許容して免震装置Mの振動絶縁効果を発揮させるべき状況とに適した作動が可能となる。
なお、擁壁干渉判定部333は、一旦、建物Sと擁壁Wとの干渉の危険有と判定した後、建物Sの地盤Gに対する中立位置からの変位の波高値が解除閾値未満となるまでは干渉の危険有りとの判定を維持し、前記変位の波高値が解除閾値未満となると干渉の危険無しと判定する。そして、ロック判断部334は、擁壁干渉判定部333の判定結果に基づいてダンパ本体DBをロック状態とするかを判断し、干渉の危険有りとの判定にはロック状態とする判断する。よって、本例の建物振動抑制装置1では、コントローラCは、地震発生中は、ダンパ本体DBがロック状態である場合に建物Sの中立位置からの変位の波高値が変位閾値よりも小さな解除閾値未満となるとダンパ本体DBをフリー状態とするようになっている。このように建物振動抑制装置1が構成されると、建物Sが大きな変位で振動すると、その後は、建物Sの変位が擁壁Wとの干渉の危険がない程度に収束するまでは、ダンパ本体DBがロック状態に維持されてダンパDが大きな力で建物Sの振動を抑制するように維持される。よって、本例の建物振動抑制装置1は、建物Sと擁壁Wとの干渉を効果的に防止できるとともに、干渉の危険が無くなるとダンパ本体DBがフリー状態に復帰するので、免震装置Mの振動絶縁効果を発揮できる状況に復帰できる。
なお、本発明の建物振動抑制装置1は、履歴系ダンパと併用し、履歴系ダンパで風揺れを抑制して、大振幅地震動時の建物Sと擁壁Wとの干渉の防止に利用することも可能である。また、本発明の建物振動抑制装置1は、新築の建物に組み込んで使用する他、既存の建物の既存ダンパの代わりに或いは追加して組み込んでの使用も可能であり、既存の免震装置の性能向上も図れる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形及び変更が可能である。
1・・・建物振動抑制装置、20・・・ロック弁、22・・・リリーフ弁、C・・・コントローラ、D・・・ダンパ、DB・・・ダンパ本体

Claims (2)

  1. 伸縮時に減衰力を発揮するダンパ本体と、前記ダンパ本体の伸縮を可とするフリー状態と前記ダンパ本体の伸縮を不可とするロック状態とに選択的に切換えるロック弁と、前記ロック状態であっても開弁時にダンパ本体の伸縮を可能とするリリーフ弁とを有して、建物と地盤との間に介装されるダンパと、
    前記ロック弁を制御するコントローラとを備え、
    前記コントローラは、
    前記ダンパ本体を前記フリー状態として地震時の建物の振動を抑制するとともに、地震時であっても前記建物が地盤に対して中立位置からの変位が変位閾値以上となると前記ダンパ本体をロック状態とし、
    前記ダンパ本体が前記ロック状態である場合、前記建物の前記中立位置からの前記変位の波高値が前記変位閾値より小さな解除閾値未満となると前記ダンパ本体をフリー状態とする
    ことを特徴とする建物振動抑制装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記地盤の加速度が加速度閾値以上の場合、前記ダンパ本体をフリー状態とし、
    前記加速度が前記加速度閾値未満であって、かつ、前記建物周辺の風速が風速閾値以上である場合、前記ダンパ本体をロック状態とし、
    前記加速度が前記加速度閾値未満であって、かつ、前記風速が前記風速閾値未満である場合、前記ダンパ本体をフリー状態とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の建物振動抑制装置。
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