JP6886244B2 - カードリーダー - Google Patents

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Description

本発明は、利用者が携帯するカード媒体に記録された利用者識別情報を読取って電気錠を解錠させる入退出管理システムに設けたカードリーダーに関する。
従来、オフィスビルや工場等の施設にあっては、入退出管理システムが設置されている。入退出管理システムは、例えば建物の階毎に設置したローカル制御盤からの信号線に部屋の入り口扉の外側に設置されたカードリーダーを接続すると共に扉に設けた電気錠を接続している。ローカル制御盤は、伝送路を介して警備室などに設置されたセンター装置や総務部等の管理部門に設置されたクライアント装置に接続されている。
施設や部屋等に出入りする社員等の在籍者は利用者識別情報を登録した例えば非接触ICカードを携帯しており、カードリーダーに非接触ICカードをかざすことで利用者識別情報を読取ってローカル制御盤に送り、ローカル制御盤で事前登録している利用者識別情報との照合一致が得られた場合に電気錠を解錠し、扉を開いて出入りできるようにしている。
図8は従来のカードリーダーを示した説明図であり、図8(A)は正面を示し、図8(B)は埋込設置した側面を示す。
図8に示すように、従来のカードリーダー100は、本体102とカバー104で構成され、カバー104の表側となる操作表示面106の下側にカード読取部108を配置し、上側に、表示部と操作部を設けている。表示部には、読取表示灯110、解錠表示灯112、警戒・発報表示灯114、戸締表示灯116及び電源灯118が設けられ、操作部には警戒設定スイッチ120と警戒解除スイッチ122が設けられている。
カードリーダー100は例えば埋込ボックス124により、電気錠を備えた扉を設けた出入口の外側の壁面に埋込み設置されている。
平日の出勤時間帯は、管理責任者が管理者カードの読取りを伴う警戒解除スイッチ122の操作を行うことにより警戒モードが解除されており、この状態で、出勤者が携帯している非接触ICカードをカード読取部108にかざすと、読取表示灯110が一時的に点灯すると共に読取音が出力され、認証に成功すると扉の電気錠が解錠され、解錠表示灯112が一時的に点灯する。
勤務時間帯等が過ぎた場合には、管理責任者が管理カードの読取りを伴う警戒設定スイッチ120の操作を行うことにより警戒モードが設定され、警戒・発報表示灯114が点灯し、非接触ICカードの読取りによる電気錠の解錠が禁止された状態となる。
警戒モードが設定された夜間や休日には、警備担当者が定期的に建物内を巡回しており、巡回中にカードリーダー100の警戒・発報表示灯114や戸締表示灯116が正常に点灯していることをみながら、異常がないか確認している。
更に、カードリーダー100には、本体102に対しカバー104が悪戯などによりこじ開けられる異常を検出して警報させるためのタンパースイッチを設けている。従来のタンパースイッチは、例えば本体102側に機械式のタンパースイッチ、例えばリミットスイッチ等を配置している。カバー104が閉鎖状態に固定された通常状態では、本体102側の閉鎖固定によりタンパースイッチがオンしており、カバー104がこじ開けられると、本体102に対しカバー104が離れることでタンパースイッチがオフとなり、タンパー異常を検出して例えば警戒・発報表示灯114を点滅させ、また、ローカル制御盤を介してセンター装置にタンパー異常検出信号を送信して警報させている。
特開2002−298183号公報 特開2001−020574号公報
しかしながら、このような従来のカードリーダーに設けたタンパースイッチにあっては、設置壁面の材質、経年変化などによる取付壁面のクラックや歪みなどによりタンパースイッチの位置がずれ、カバーを閉じているにもかかわらず、タンパースイッチが誤作動してタンパー異常を検出する不具合が度々発生するという問題がある。
この問題を解決するため機械式のタンパースイッチに代えて、磁力を受けてオンするリードスイッチを例えばカバー側に配置し、取付ボックスに固定される本体側に磁石部材を配置した構造となる磁気式のタンパースイッチを用いることが考えられる。磁気式のタンパースイッチは、カバーを閉じた状態でリードスイッチを磁石部材の磁力によりオンし、カバーがこじ開けられると、本体からカバーが離れることでリードスイッチがオフとなってタンパー異常を検出できる。また、経年変化によりリードスイッチに対し磁石部材がずれても、リードスイッチが受ける磁力の範囲は余裕があることからリードスイッチが誤作動してタンパー異常となることもない。
しかしながら、磁気式のタンパースイッチは、悪戯などにより一度カバーを開けて中を見ると、リードスイッチの位置が容易に確認できるため、次に同じ形式のカードリーダーをこじ開ける際には、リードスイッチのある位置に外から永久磁石を当ててリードスイッチに磁力を加えた状態とし、この状態でカバーを開けるとリードスイッチがオフとならず、タンパースイッチの機能を失わせることが簡単にできるという問題がある。
また、カードリーダーは利用者の目に触れる廊下壁面に取り付けられているため、基本的には小型であることが求められており、磁気式のタンパースイッチでは、カバー側の回路基板にリードスイッチを配置することから、そのスペースを確保する必要があり、カードリーダーの小型化が制約される問題もある。
本発明は、経年変化による誤動作がなく、こじ開けられた場合にも配置位置が分かりづらく、更に、小型化に好適なタンパースイッチ構造を備えたカードリーダーを提供することを目的とする。
(カードリーダーと磁石部材の隠蔽)
本発明は、所定の媒体に記録された情報を読取って動作するカードリーダーに於いて、
媒体の読取り動作が行われる面を有する本体部と、
本体部と別体かつ当該本体部に着脱自在に構成された構造体と、
本体部と構造体の分離を検出するタンパースイッチと、
を備え、
タンパースイッチは、磁気検出部及び磁石部材を備え、
磁気検出部は、本体部側に配置され、
磁石部材は、構造体側に配置され、構造体の内部に外部から視認不可に隠蔽配置されたことを特徴とする。
(ホールIC
磁気検出部は、回路基板に実装されたホールICを備えた磁気検出回路であり
ホールICは、回路基板に実装された他のICと同じチップ形状を有する。
(カードリーダーとタンパー異常の表示)
また、本発明は、入退出管理システムで利用され、利用者が携帯するカード媒体に記録された情報を読取って動作するカードリーダーに於いて、
利用者によるカード媒体の読取り動作が行われる面を有する本体部と、
本体部と別体かつ当該本体部に着脱自在に構成された構造体と、
本体部と構造体の分離を検出するタンパースイッチと、
を備え、
本体部は、タンパースイッチが本体部と構造体との分離を検出した場合に、タンパー異常を表示する表示部を備え、
表示部は、
入退出管理システムの警戒状態を表示する第1表示灯と、
カード媒体の読取りに対応した所定の状態を表示する第2表示灯と、
カード媒体の読取りに対応したカードリーダーの所定の動作状態を表示する第3表示灯と、
を備え、
第1表示灯、第2表示灯及び第3表示灯の少なくとも何れか、組合せ、又は全てによりタンパー異常を表示する。
(基本的な効果)
本発明は、電気錠により施錠される扉を設けた出入口の外側に設置され、利用者が携帯するカード媒体に記録された情報を読取って電気錠を解錠させるカードリーダーに於いて、取付ボックス側に固定される前方に開口された箱形の内カバーと、内カバーに着脱自在に設けられ、開口枠形状を持つ外カバーの内側に少なくともスイッチシートと回路基板を積層固定して構成された本体アッセンブリィとを備え、内カバーに対し本体アッセンブリィが外される異常を検出するタンパースイッチとして、回路基板に配置され、ホール素子により外部磁界を検出して出力する磁気検出回路と、ホール素子に相対して内カバーに配置された磁石部材とを設けるようにしたため、経年変化による位置ずれなどがあってもホール素子による高感度の磁気検出が行われるので誤動作がなく、こじ開けられた場合にもホール素子を備えた磁気検出回路は回路基板に他の回路部と共に実装されているため、磁気検出回路の位置は分からず、外側から磁気検出回路の位置に永久磁石を当ててこじ開ける際にタンパースイッチを作動しないようにするようなことはできず、更に、ホール素子を備えた磁気検出回路は回路基板に回路部品として実装されることから、カードリーダーの小型化を妨げることがない。
(ホールICと磁石部材による効果)
また、ホール素子を備えた磁気検出回路は、回路基板に実装された他のIC回路のチップ形状と同じ所定のチップ形状を持つホールIC回路であり、内カバーの内部に配置した磁石部材は、外部からから視認不可に隠蔽配置されるようにしたため、ホール素子を備えた磁気検出回路としては、例えば2mm×3mm角程度の小型チップとして実現されている市販のホールICを用いることができ、また、ホールICに対応して磁石部材も小型のもので済み、回路基板に実装したホールICは他のICと区別がつかないため、こじ開けにより回路基板を見てもホールICの位置を特定することができず、外側から磁気検出回路の位置に永久磁石を当ててこじ開ける際にタンパースイッチを作動しないようにするようなことは不可能に近く、更に、ホールICとこれに対応した磁石部材の微細化により、更なるカードリーダーの小型化を可能とする。
(タンパー異常の表示による効果)
本発明のカードリーダーは、更に、本体アッセンブリィの両側面に設けられ、カードリーダーに伝送路を介して接続される入退出管理システムの警戒状態を表示する警戒・発報表示灯と、本体アッセンブリィの前面となる表示操作面に設けられ、カード媒体の読取りに対応した所定の状態を表示する読取表示灯と、
本体アッセンブリィの前面となる表示操作面に設けられ、電気錠に対応した所定の状態を表示する解錠表示灯とを備え、回路基板に設けられた制御部は、磁気検出回路の検出出力が断たれるタンパー異常を検出した場合に、警戒・発報表示灯、読取表示灯及び解錠表示灯の少なくとも何れか、組合せ、又は全てによりタンパー異常を表示させるようにしたため、カードリーダーのこじ開けによるタンパー異常を検出した場合に、例えばカードリーダーに設けている警戒・発報表示灯、読取表示灯及び解錠表示灯といった全ての表示灯によりタンパー異常を一斉表示することで、カードリーダーをこじ開けた不審者を威嚇し、それ以上の行動を思いとどまらせることを可能とする。
カードリーダーの実施形態を正面、右側面、背面及び底面から示した説明図 カードリーダーの実施形態を正面及び背面から示した斜視図 カードリーダーの組立分解構造を示した説明図 本体アッセンブリィと内カバーの組立分解構造を示した説明図 カードリーダーの内部構造を示した断面図 カードリーダーの機能構成を示したブロック図 カードリーダーの他の実施形態を示した説明図 従来のカードリーダーを示した説明図
[カードリーダー]
(カードリーダーの構造)
図1はカードリーダーの実施形態を正面、右側面、背面及び底面から示した説明図、図2はカードリーダーの実施形態を正面及び背面から示した斜視図、図3はカードリーダーの組立分解構造を示した説明図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態のカードリーダー10は、内カバー12と外カバー14によりカードリーダー筐体を構成している。
外カバー14には、図3の組立分解構造に示すように、透明パネル32、静電容量スイッチシート34、ライトガイド26a,28a、RF基板36aとCPU基板36bをスペーサ39(図4参照)により2段に配置した回路基板36のうちのRF基板36a側を積層状態で固定することで本体アッセンブリィ11を構成し、本体アッセンブリィ11に対し内カバー12を嵌め込んで嵌合し、図1(D)に示すように、外カバー14の下側のビス15により固定している。
なお、RF基板36aにはアンテナコイル37が配置され、CPU基板36bの裏側にはコネクタ38が配置される。更に、内カバー12は通し穴17を介してねじ19を嵌め入れることで、図示しない取付ボックス側に固定される。
図1に示すように、外カバー14の正面には表示操作パネル16が設けられ、操作部として、上部に警戒設定キースイッチ20と警戒解除キースイッチ22を配置し、その下側にテンキー30を配置している。テンキー30は「1,2,3,4,5,6,7,8,9,*,0.#」で示す12個のキースイッチを4行3列に配列している。なお、図2(A)にあっては、表示操作パネル16のキースイッチの表示は省略している。
これらのキースイッチは、図3に示した静電容量スイッチシート34を用いることで実現されている。静電容量スイッチシート34には、警戒設定キースイッチ20、警戒解除キースイッチ22及び下側のテンキー30に対応して14個の静電容量スイッチ35が点線で示すように配置されている。
また、カードリーダー10の表示部として、外カバー14の側面両側に警戒・発報表示灯24を設けている。警戒・発報表示灯24は、正面、側面方向及び斜め方向から視認可能としている。また、警戒・発報表示灯24は、外カバー14の側面上部に配置しており、これにより警戒・発報表示灯24は可能な限り高い位置に配置されることで、遠方からの視認をより行い易くなるようにしている。
側面配置された警戒・発報表示灯24は、本実施形態にあっては、赤LED、緑LED及び青LEDの3色LEDを発光源として図3の回路基板36に配置しており、その3色の光度の組合せにより、いかなる色でも表示可能としている。
また、カードリーダー10には、警戒・発報表示灯24に加え、正面の表示操作パネル16に、警戒設定キースイッチ20、警戒解除キースイッチ22及びテンキー30を配置した操作部を囲む枠形を上下に分割した表示形態をもつ読取表示灯26と解錠表示灯28を上下に分けて配置している。
読取表示灯26と解錠表示灯28は、図3に示した、上下に分離した矩形枠取り形状をもつライトガイド26a,28aを静電容量スイッチシート34と回路基板36の間に配置することにより実現され、ライトガイド26a,28aそれぞれに対して本実施形態にあっては、青LEDと赤LEDを図3の回路基板36に配置しており、青と赤の2色発光を可能としている。
[タンパースイッチ]
図4は本体アッセンブリィと内カバーの組立分解構造を示した説明図、図5はカードリーダーの内部構造を示した断面図である。
本実施形態のカードリーダー10は、内カバー12に対し本体アッセンブリィ11が不審者などによりこじ開けられて外される異常を検出するタンパースイッチを設けている。このタンパースイッチは、図4及び図5に示すように、CPU基板36bに設けたホールIC40と、ホールIC40に相対して内カバー12に設けた磁石部材42で構成される。
ホールIC40はホール素子とホール素子の出力を増幅する差動アンプなどを用いた磁気検出回路で構成されており、ホール素子に常時一定の電流を流した状態で、電流方向に対し垂直に磁石部材42による磁界をかけると、電流と磁界の両方に直交する方向に起電力が発生し、これを増幅して磁気検出信号を出力する。
また、ホールICは、正負の電源端子と検出端子を備えた例えば3端子のICチップであり、例えば2mm×3mm角程度の規格化されたパッケージに収納されている。CPU基板36bには、ホールIC40以外にも、同じパッケージを使用した他の回路部のIC44が配置されており、CPU基板36bを見ても、どのICがホールICであるかは不明である。これにより万一、不審者によりカードリーダー10がこじ開けられてCPU基板36bのホールIC40を捜しても、ホールIC40を特定することができない。
内カバー12に対する磁石部材42は、図5に示すように、例えば内カバー12の背面に固定されている。このため不審者などがカードリーダー10をこじ開けて、内カバー12の中を見ても、磁石部材42は裏側の隠蔽された位置に配置されているため、磁石部材42を見つけることはできない。
このようにホールIC40及び磁石部材42で構成されたタンパースイッチは、不審者がカードリーダー10をこじ開けると、本体アッセンブリィ11が内カバー12から外され、これによりホールIC40が磁石部材42の磁界を受けなくなり、磁気検出信号が断たれることで、CPUのプログラム制御で実現される制御部は、タンパー異常を検出し、例えば図1の表示操作パネル16に設けられた警戒・発報表示灯24、読取表示灯26及び解錠表示灯28を例えば赤点滅して、タンパー異常を警報する。
また、不審者がカードリーダー10をこじ開けた場合、ホールIC40及び磁石部材42の位置がわかってしまうと、その後、同じ形式のカードリーダーをこじ開ける場合に、ホールIC40の配置位置に対応した表側の位置に永久磁石を当ててホールIC40の検出出力が断たれないようにし、タンパースイッチの機能を失わせるような行為を行うことが予想される。
これに対し本実施形態にあっては、CPU基板36bにホールIC40と同じパッケージとなる他のIC44が複数配置されているためホールIC40を特定することができず、また磁石部材42も内カバー12の裏側に隠されているため発見できず、ホールIC40の配置位置に対応した表側に永久磁石を当ててタンパースイッチの機能を失わせるような行為を未然に防止可能とする。
なお、磁石部材42の隠蔽構造は、内カバー12の裏側に配置する以外に、内カバー12の内部に隠蔽した状態で配置してもよい。
[カードリーダーの機能構成概略]
図6はカードリーダーの機能構成を示したブロック図である。図6に示すように、カードリーダー10は、制御部46、伝送部48、操作部50、表示部52、リーダーライタ部54、音響出力部56、ホールIC40と磁石部材42を備えたタンパースイッチ60で構成される。
制御部46はCPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成しており、プログラムの実行により所定の制御を行う。伝送部48は所定の通信プロトコルに従ってローカル制御盤との間で各種コマンドを含む信号の送受信を行う。
操作部50には、警戒設定キースイッチ20、警戒解除キースイッチ22及びテンキー30が設けられており、図3に示した静電容量スイッチシート34の静電容量スイッチ35で実現される。表示部52には、一対の警戒・発報表示灯24、読取表示灯26及び解錠表示灯28が設けられる。
リーダーライタ部54は図3のRF基板36aに設けたアンテナコイル37とその送受信回路を備えており、アンテナコイル37には例えば13.56MHzの発信信号を増幅して加えることで交流磁界を発生しており、非接触ICカード58が近接すると電磁誘導により電力を供給して動作させることで、非接触ICカード58から固有の利用者情報を読取る。
音響出力部56はスピーカと駆動回路を備え、カード読取音やタンパー異常の警報音等を出力する。
タンパースイッチ60はホールIC40と磁石部材42で構成され、通常時は、ホールIC40から磁気検出信号が出力されており、カードリーダー10がこじ開けられるとホールIC40から出力されている磁気検出信号が停止する。
[カードリーダーの表示制御]
カードリーダー10の制御部46は、非接触ICカード58の読取りによる電気錠の解錠制御及び入退出管理システムに関する各種の制御に加え、表示部52に設けている警戒・発報表示灯24、読取表示灯26及び解錠表示灯28の表示制御を行う。
(警戒・発報表示灯の制御)
制御部46は、入退出管理システムが警戒解除モードにある場合、カードリーダー10の警戒・発報表示灯24を消灯させているが、警戒モードが設定されると警戒・発報表示灯24を緑点灯させ、警戒モードにあることを識別表示させる。
また警戒モードの設定中に警備担当者が巡回する場合には、例えばセンター装置で巡回モードを設定すると、カードリーダー10の制御部46は警戒・発報表示灯24を黄点灯させ、巡回中であることを識別表示させる。
また、警備担当者の巡回中に、火災が発生した場合には、火災報知システムからの火災移報信号がセンター装置などで受信され、カードリーダー10にローカル制御盤を介して火災移報コマンド信号が送られ、これによりカードリーダー10の制御部46は、警戒・発報表示灯24を赤橙早点滅(赤と橙を交互に早点滅)させることで火災発生を識別表示させる。
(読取表示灯の制御)
また、制御部46は、青LEDと赤LEDにより青及び赤の2色発光が可能な正面上部に配置した読取表示灯26を、カードリーダー10における所定の内部状態又はローカル制御盤から受信したコマンド信号による所定の外部状態を検出した場合に、検出した状態に対応した所定の発光色と発光パターンの組合せにより駆動して識別表示させる制御を行う。
制御部46は、平常時、カードリーダー10に正面配置した読取表示灯26を青色に点灯させ、カード読取りの待機を表示しており、非接触ICカード58をカードリーダー10にかざして正常にカード読取りが行われると、読取表示灯26を所定時間消灯して再び青点灯させ、カード読取りが正常に行われたことを表示する。この場合、制御部46は読取表示灯26の消灯に連動して所定の読取音を出力させる。
一方、制御部46は、カード読取りがエラーとなった場合には、読取表示灯26を赤点滅させて再び青点灯に戻し、カード読取エラーとなったことを表示し、利用者は再度、カード読取操作を行うことになる。
(解錠表示灯の制御)
制御部46は、青LEDと赤LEDにより青及び赤の2色発光が可能な正面下部に配置した解錠表示灯28を、カードリーダー10における所定の内部状態又はローカル制御盤から受信したコマンド信号による所定の外部状態を検出した場合に、検出した状態に対応した所定の発光色と発光パターンの組合せにより駆動して識別表示させる制御を行う。
制御部46は、施錠中となる平常時に、解錠表示灯28を青色に点灯させている。この状態で、非接触ICカード58をカードリーダー10にかざして正常にカード読取りが行われると、ローカル制御盤による電気錠の解錠制御が行われ、カードリーダー10の制御部46は、ローカル制御盤からトグル解錠のコマンド信号を受信し、予め設定している解錠時間のあいだ解錠表示灯28を青点滅させ、電気錠解錠していることを表示させる。
また、センター装置操作や火災移報信号の受信により一斉解錠を行った場合には、制御部46は、解錠コマンド信号の受信を検出し、解錠表示灯28を消灯させて電気錠が解錠していることを表示する。
(タンパー異常表示)
制御部46は、ホールIC40から出力されている磁気検出信号が断たれた場合に、タンパー異常を検出し、警戒・発報表示灯24、読取表示灯26及び解錠表示灯28を赤点滅させ、同時に音響出力部56からタンパー異常の警報音を出力させ、カードリーダー10の破損を伴う異常事態にあることを強く印象づけるように警報表示させる。
[カードリーダーの他の実施形態]
図7はカードリーダーの他の実施形態を示した説明図であり、本実施形態は、カードリーダーのこじ開けに対しホールICの渡り線を外してタンパースイッチの作動状態を生成する構造としたことを特徴とする。
図7(A)は平常時のタンパースイッチの部分を取り出して示しており、本実施形態にあっては、CPU基板36bに配置したホールIC40と内カバー12の裏側に配置した磁石部材42で構成されるタンパースイッチに加え、ホールIC40の出力端子を半田付けした回路パターンを分離し、パターン分離部分に渡り線62を接続している。渡り線62は、分離した回路パターンの一方とコネクタ64で着脱自在に接続し、分離した回路パターンの他方とは半田固定部66により固定している。
また、内カバー12の底部には係合部として機能するリングをもつ止め金具68がねじ込み固定され、渡り線62を止め金具68のリングを通してコネクタ64を接続している。更に、渡り線62はコイル状に巻き回されており、組み立て分解作業の際に、本体アッセンブリィ11を内カバー12から十分に引き出すことのできる長さとしている。なお、渡り線62は絶縁被覆つきのものを使用し、CPU基板36bの実装部品等との電気的な接触を起こさないようにしている。
図7(B)は、不審者がカードリーダー10をこじ開け、本体アッセンブリィ11を取付ボックスに固定している内カバー12から引き外した状態を示している。本体アッセンブリィ11を引き外すと、止め金具68のリングに通している渡り線62が引っ張られ、コイル巻きしている部分が伸びきると、図示のように、コネクタ64がCPU基板36bのコネクタピン70から抜け、渡り線62を介してホールIC40が出力していた磁気検出信号の出力が断たれる。
このため不審者が外カバー14の前面に、例えばマグネットシートを配置することでホールIC40の磁気検出信号の出力を維持したままカードリーダー10をこじ開けたとしても、ホールIC40の磁気検出機能は保持できても、渡り線62が外れることで磁気検出信号の出力が断たれ、これによりカードリーダー10の制御部はタンパー異常を検出し、確実にタンパー異常を警報出力することができる。
なお、分離した回路パターンの渡り線62による接続は、ホールIC40の出力ライン以外に、例えば電源端子を接続している正または負の電源ラインの回路パターンを分離して渡り線62により着脱自在に接続しても良い。
[本発明の変形例]
(ホールIC)
上記の実施形態は、タンパースイッチにホールICを使用しているが、これに限られない。例えば、ホール素子とその磁気検出回路を回路基板に実装するようにしても良い。
(スイッチシート)
上記の実施形態は、静電容量スイッチを配列した静電容量スイッチシートを使用しているが、これに限られない。例えば、感圧スイッチや押釦スイッチ等を配列した適宜にスイッチ構造をもつスイッチシートを使用しても良い。
(その他)
また、渡り線のコネクタは絶縁部材に覆われ金属部の露出がないようにしても良い。
また、渡り線と基板の固定部は半田固定部の代わりに、引張強度の高いコネクタを使用し、渡り線が引き抜かれたときに基板にテンションがかからないようにしても良い。また、カードリーダーをこじ開ける程度の力が加わったときに切断される強度の渡り線を用いても良い。
また、RF基板とCPU基板間に、例えば鉄板等の強磁性体を配置し、正面からの磁力を遮断することでタンパースイッチの機能を失わせないようにしても良い。
また,本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:カードリーダー
11:本体アッセンブリィ
12:内カバー
14:外カバー
16:表示操作パネル
20:警戒設定キースイッチ
22:警戒解除キースイッチ
24:警戒・発報表示灯
26:読取表示灯
26a,28a:ライトガイド
28:解錠表示灯
30:テンキー
32:透明パネル
34:静電容量スイッチシート
35:静電容量スイッチ
36:回路基板
36a:RF基板
36b:CPU基板
37:アンテナコイル
40:ホールIC
42:磁石部材
46:制御部
48:伝送部
50:操作部
52:表示部
54:リーダーライタ部
56:音響出力部
58:非接触ICカード
60:タンパースイッチ
62:渡り線
64:コネクタ
66:半田固定部
68:止め金具
70:コネクタピン

Claims (1)

  1. 所定の媒体に記録された情報を読取って動作するカードリーダーに於いて、
    前記媒体の読取り動作が行われる面を有する本体部と、
    前記本体部と別体かつ当該本体部に着脱自在に構成された構造体と、
    前記本体部と前記構造体の分離を検出するタンパースイッチと、
    を備え、
    前記タンパースイッチは、磁気検出部及び磁石部材を備え、
    前記磁気検出部は、前記本体部側に配置され、回路基板に実装されたホールICを備えた磁気検出回路であり、
    前記ホールICは、前記回路基板に実装された他のICと同じチップ形状を有し、
    前記磁石部材は、前記構造体側に配置され、前記構造体の内部に外部から視認不可に隠蔽配置されたことを特徴とするカードリーダー。

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