JP6885831B2 - 鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 - Google Patents
鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6885831B2 JP6885831B2 JP2017174565A JP2017174565A JP6885831B2 JP 6885831 B2 JP6885831 B2 JP 6885831B2 JP 2017174565 A JP2017174565 A JP 2017174565A JP 2017174565 A JP2017174565 A JP 2017174565A JP 6885831 B2 JP6885831 B2 JP 6885831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casting
- marking material
- dot
- manufacturing
- characters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 119
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 108
- 238000005266 casting Methods 0.000 title claims description 94
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 66
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title claims description 18
- 238000013523 data management Methods 0.000 title description 11
- 238000007528 sand casting Methods 0.000 title 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 95
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 239000000047 product Substances 0.000 description 82
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 64
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 37
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 15
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 15
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 14
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 12
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 7
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 4
- 239000002054 inoculum Substances 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000012488 sample solution Substances 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000000538 analytical sample Substances 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 2
- 238000004611 spectroscopical analysis Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 238000012384 transportation and delivery Methods 0.000 description 2
- 239000011260 aqueous acid Substances 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000010219 correlation analysis Methods 0.000 description 1
- 238000007418 data mining Methods 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 238000003909 pattern recognition Methods 0.000 description 1
- 238000000513 principal component analysis Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
図1は、実施例1のダクタイル鋳物の鋳造工程を表す概略図である。図1の上段が溶湯製造工程であり、中断が注湯工程であり、下段が砂型製造工程を表す。
溶湯製造工程では、溶解炉30において鉄を主成分とする溶湯を製造し、処理用取鍋31aに小分けする。そして、調整装置32を用い、処理用取鍋31aにMg等の球状化剤及びMnやCu等の接種剤を投入して化学組成を調整し、注湯用の取鍋31に注いだ後、注湯すべき製造ラインの所定位置まで移動する。
ステップS1では、生産管理コンピュータMCにより1日の各種製品の生産計画を立案し、登録する。具体的には、各取鍋31に対応した製品番号及び識別番号と、それに対応した生産量、生産時刻等、詳細な取鍋毎の生産計画情報を立案し、生産指示を行う。
ステップS2では、立案された生産計画に基づき、生産管理コンピュータMCからの指示に従って、第1及び第2マーキング材1,2が成形される。具体的には、ナンバリング設備によって、製品番号と識別番号をアルファベット及び数字からなる第1マーキング材1と、ドット記号からなる第2マーキング材2とを成形し、管理コードとして第1マーキング材1と第2マーキング材2とを組み合わせ、予め主型のキャビティ面に貼り付ける。このとき、製品番号・識別番号情報(1)を生産管理コンピュータMCに出力する。
図15は実施例1の砂処理を表すフローチャートである。
ステップS31では、再生砂に新砂・添加剤・水分を添加して混錬する。
ステップS32では、圧縮強度や、CB値(コンパクタビリティ)分析を行う。
ステップS33では、ステップS32の分析値及び砂型処理条件(処理量、処理開始時刻、添加剤情報、混錬情報等)の製造データ(3)を生産管理コンピュータMCに出力する。
ステップS5では、必要に応じて砂型に中子を挿入し、注湯する製造ラインの所定の位置まで砂型(鋳型)を移動する。この砂型及び中子の製造情報(3)は、主型の管理コードと紐付けされてデーターベース(外部記録)に記録される。
ステップS61では、溶解炉(元湯)にて、鉄を主成分とする溶湯を作製する。
ステップS62では、主成分の分析(Fe,C等)を行う。
ステップS63では、出湯するとともに、元湯の製造実績情報(出湯時刻、出湯温度、主成分情報等)を製造データ(2)として生産管理コンピュータMCに出力する。
ステップS64では、処理を行う取鍋31において、球状化処理剤及び接種剤を添加する。具体的には、生産計画に従い、溶解炉30内の元湯である鉄を主成分とする溶湯を、小分けにして取鍋に移し、Mg等の球状化剤及び、MnやCu等の接種剤を投入して化学組成を調整する。
ステップS65では、砂型104に注湯するための注湯取鍋に移し替え、注湯すべき製造ラインの所定の位置まで移動する。これら取鍋31の接種剤等の情報(4)は取鍋番号とともにデータベースDB(外部記録)に記録される。
ステップS71では、管理コードを主型に貼付する。この処理は、上述のステップS4で実施される処理である。
ステップS72では、砂型を造型する。この処理は、上述のステップS5で実施される処理である。
ステップS73では、注湯取鍋から注湯する。この処理は、上述のステップS6で実施される処理である。
ステップS74では、注湯した砂型造型数S1が生産計画数S2に到達したか否かを判断し、到達していなければステップS72に戻って砂型造型を繰り返す。一方、到達したときはステップS75に進む。
ステップS75では、管理コードを一桁分以上変更したか否かを判断し、一桁分以上変更した場合は全ての管理コードの貼り替えが必要なため、本制御フローを終了する。一方、一桁分以上変更していない場合は、変更の余地があると判断してステップS76に進む。
ステップS76では、管理コードの一部を変更する。一部とは、第2マーキング材2のドットの切断に加え、日付等を表す第1マーキング材1の一部の貼り替えを表す。
ステップS77では、管理コードを検査する。具体的には、管理コードが指示通り適切に切断もしくは貼り替えされたか否かをカメラの画像処理で確認、もしくは作業者の目視により確認する。不適切な場合は、ステップS78に進み、生産計画に応じた管理コードとなるように貼り替える、もしくは適切にドットを切断し、適切な管理コードとする。適切な管理コードとなった場合はステップS72に戻り、砂型の造型を開始する。
ステップS13では、製品番号及び識別番号に対応した製品に対して、顧客での品質情報を、リコール抑制のための製造データ(10)として管理する。
図20は実施例1の品質要因効果解析処理を表すフローチャートである。
ステップS101では、製品番号と識別番号をコード化する。
ステップS102では、識別番号と各種生産工程情報の紐づけを行う。
ステップS103では、識別番号と品質検査結果の紐づけを行う。
ステップS104では、良品及び不良品の現象を分類する。
ステップS105では、品質に影響を及ぼす生産工程情報(制御因子)と検査結果の相関解析を行う。
ステップS106では、品質向上を実現する生産工程情報(制御因子)の見直しと決定を行う。
ステップS201では、生産工程で収集した(1)から(7)の情報と、検査結果情報(8)とに基づいて、強度NG品の紐づけ情報を抽出する。
ステップS202では、強度に問題が生じていない製品(以下、強度OK品と記載する。)及び強度NG品の(1)〜(8)の過去のデータベース情報から、データマイニング等の解析により強度NG品に至るパターンを抽出する。
ステップS203では、データベース解析結果と今回の強度NG品の現象及び生産工程の情報を比較する。例えば、原因の一つは、生産工程情報(4)の取鍋のMg添加量が少なく、その注湯時間が長いといったことを把握する。
ステップS204では、品質改善に必要な生産工程と、その条件抽出を行う。例えば、上記把握された原因に対し、生産工程情報(4)の取鍋の成分Mg添加量を増やし、かつ、その注湯時間を短くする対策を取る。
ステップS205では、安定した強度を実現する生産工程情報(制御因子)の見直しを行い、必要な個所に必要な対策を適用する。
以下、実施例1にあっては、下記の作用効果が得られる。
(1)砂型104により鋳造され、管理コードが表示された鋳造品であって、管理コードは、凸状に形成された複数の文字と、複数の文字に隣接して形成され、先端に向かって断面積が小さくなる凸状の複数のドット群で表示された特殊文字と、の組み合わせ文字列で表示され、鋳造品の外表面に管理コードが鋳出されている。
すなわち、管理コードを細分化して管理するためのマーキング材に関して、製品コードや年月日のように、変更頻度が低いコードは認識し易い複数の文字とし、1日当たり複数回の変更など高い頻度で変更する必要があるコードは凸状のドット群で構成される特殊文字の構成とした文字列からなる管理コードが鋳出された製品とすることにより、製品毎の識別及び管理を容易にできる。また、ダクタイル鋳物製品のように砂型で鋳造される生産品に対しても、頻繁に変化する鋳造条件に応じた細分化した管理コードを付与することができるため、高いトレーサビリティを実現することができる。特に、一つの砂型で多数個取りするような大量生産品についてはさらに識別が複雑化するが、文字列と特殊文字による管理コードの組み合わせの多様化が可能となり、各々の製品に異なる管理コードを付与することができる。
すなわち、文字と特殊文字との任意の組み合わせから文字列を構成することで、多くの文字列パターンを構成できる。よって、複数種の製品を多数個取りで製造する際であっても少ない文字と特殊文字の組み合わせで多種類の文字列ができるため識別が容易になる。
管理コードは、凸状に形成された複数の文字と、複数の文字に隣接して形成され、複数の凸状のドット群で表示された特殊文字と、の組み合わせ文字列で表示され、
製品情報に合わせて管理コードの文字が形成されたマーキング材を鋳造用母型の製品造型面に貼着する工程と、
製造条件の変化に応じて特殊文字の任意のドット部位を除去して管理コードを変更する工程と、
鋳造用母型により管理コードが転写された鋳造用砂型を造形する工程と、
前記鋳造用砂型に注湯し鋳造品の表面に前記管理コードを鋳出す工程と、
を有する。
すなわち、管理コードを細分化して管理するためのマーキング材に関して、製品コードや年月日のように、変更頻度が低い管理コードの一部は認識し易い複数の文字とし、1日当たり複数回の変更など高い頻度で変更する必要があるコードは特殊文字の構成として鋳造した。これにより、ダクタイル鋳物製品のように砂型で鋳造される生産品に対しても、頻繁に変化する鋳造条件に応じた細分化した管理コードを付与することができるため、高いトレーサビリティを実現することができる。
よって、ドット記号のパターンをドットの切除等によって変更することが可能となり、鋳造のタクトタイムに影響を与えることなく管理コードを素早く変更できる。
(9)ドットの直径を1.8mm以上とした。これにより、鋳出し転写性を確保することができ、鋳造後におけるドットの視認性及び識別性を確保できる。
(10)ドットとドットの間隔を、0.45mm以上とした。これにより、鋳出し転写性を確保することができ、鋳造後におけるドットの視認性及び識別性を確保できる。
(11)ドットの先端は、平坦な形状とされている。よって、過度に細くなる部分を回避することで、安定したドット形状を確保できる。
(12)鋳造製品の製造データをデータベースに登録して管理する鋳造製品のデータ管理方法であって、鋳造用の砂型104を造型する主型10の造型面に、複数の凸状のドットで構成され、該ドットのパターンを変更可能な特殊記号であるドット記号と、の組み合わせ文字列で構成される管理コードが形成されたマーキング材を設け、主型により砂型を造型し、該砂型により管理コードが鋳出された鋳造製品を鋳造し、管理コードと鋳造製品の製造データとを関連付けてデータベースDBに登録して管理する。
すなわち、ドット記号のパターンをドットの切除等によって変更することが可能となり、鋳造のタクトタイムに影響を与えることなく管理コードを素早く変更できる。そして、管理コードと製造データとを関連付けて管理することで、製品のトレーサビリティを向上できる。
(13)管理コードは、生産計画に基づく生産指示によって設定される。よって、生産計画に応じた管理コードを付与できる。
(15)中子を取り付けた場合には、中子の製造データを更に紐づける。よって、製品ごとに鋳造工程の情報を管理できる。
(16)実施例1では、取鍋31ごとにドットを変更したが、砂型104ごとにドットを変更してもよい。これにより、製品ごとに鋳造工程の情報を管理できる。
(17)砂型104ごとにドットを変更する際、中子を取り付けた場合には、中子の製造データを更に紐づけることが望ましい。これにより、製品ごとに鋳造工程の情報を管理できる。
(18)ドットを変更するときは、予め設定されたドットを切断することで管理コードを変更する。これにより、鋳造のタクトタイムに影響を与えることなく、管理コードを素早く変更できる。
(19)ドットを切断するときは、ロボットRBにより自動的に切断する。よって、生産管理コンピュータMCからの指令信号に基づいて正確に管理コードを変更できる。
(20)ロボットRBには、切断器具としてハサミを有する。よって生産管理コンピュータMCからの指令信号に基づいて、一部のドットを正確に切断できる。尚、切断器具としては、ハサミに限らずナイフ等を備えてもよい。
図22は実施例2のマーキング材を表す斜視図である。実施例1では、第1マーキング材1及び第2マーキング材2をそれぞれ文字や記号毎に張り付ける構成とした。これに対し、実施例2では、文字の一部とドットとを組み合わせた第3マーキング材200を形成した点が異なる。第3マーキング材200は、第1マーキング材1の文字以外の領域が拡大され、この拡大された領域に第2マーキング材2を貼り付けた構成とされている。これにより、例えば、全てのドットを切断後、文字の一部も含めて管理コードを変更したい場合、一つの第3マーキング材200のみ張り替えることで、二つの情報を変更することができる。
図23は実施例3のマーキング材を表す斜視図である。実施例1では、文字から構成された第1マーキング材1と、ドットから構成された第2マーキング材2とからマーキング材を構成した。これに対し、実施例3では、文字から構成された第1マーキング材1を排除し、全ての情報を複数の第2マーキング材2の組み合わせで管理コードを構成したものである。すなわち、ドット数を増大させることで、切断のみで変更可能な情報を増大させることができ、マーキング材の貼り替え作業を抑制できる。
図24は実施例4のマーキング材を表す斜視図である。実施例3では、4つのドットを備えた第2マーキング材2を組み合わせた。これに対し、実施例4では、6つのドットを備えた第4マーキング材300と、4つのドットを備えた第2マーキング材2との組み合わせで管理コードを構成したものである。これにより、より複雑な管理コードを構成することが可能となり、マーキング材の貼り替え作業を抑制できる。
図25は実施例5の第2マーキング材における円錐台状のドット記号の部分断面図(図5のB−B'間)である。実施例1では、ドットの内部に空洞を形成した。これに対し、実施例5では、空洞の中空天井壁2b1からベース部2a側に延びる柱部2b3を形成した点が異なる。これにより、ドットの剛性を高めることができ、繰り返し砂型に転写する際に、ドットの潰れを抑制できる。尚、ドットの切断後は、柱部2b3の一部は接着剤により固着されているため、中央部に柱部2b3の断面が露出し、より視認性を確保できる。
図26は実施例6の第2マーキング材の一部を切断した状態を表す図である。実施例1では、ドット内を空洞とした。これに対し、実施例6では、空洞内に第2マーキング材2の色彩とは異なる色彩を有するマーカー2xが充填されているものである。これにより、ドットを切断した状態を目視する際の視認性を向上することができる。
図27は実施例7の第2マーキング材の一部を切断した状態を表す図である。実施例5では、ドット内の空洞に柱部2b3を備えた。これに対し、実施例7では、ドット内の空洞に実施例6と同様のマーカー2xが充填されているものである。これにより、ドットを切断した状態を目視する際の視認性を更に向上できる。
図28は実施例8の第2マーキング材を表す上面斜視図及び側面斜視図である。実施例1では、ドットの内部に空洞を形成し、切断時における視認性を確保した。これに対し、実施例8では、ドットにベース部2aとは異なる色彩を有するドット上部2bxと、ベース部2aと同じ色彩を有するドット下部2byとを有する。よって、ドットの切断時には、ドット上部2bxを切り取ることで、ドット下部2byが切断部の上端に露出することとなり、切除されていない他のドットに比べて見た目が変化する機能を有するため、切除後のドットの有無を容易に確認することができ、砂型転写前のドットのパターン変更に際して安定した管理コードの品質を確保できる。
図29は実施例9の第2マーキング材を表す平面図である。実施例1では、ドットの途中を切断することで高さを変更した。これに対し、実施例9では、ベース部2aとドット2bとの間に切り込み2dを有する。そして、ドット2bの数を変更する際には、ドット2bをベース部2aから引きちぎる。これにより、切断箇所のばらつき等に起因した誤った判定を回避することができ、砂型転写前のドットのパターン変更に際して安定した管理コードの品質を確保できる。また、砂型転写時にもドットの切断後の残り部分等が転写されることがなく、鋳造後の視認性を確保できる。
図30は実施例10の第2マーキング材を表す上面斜視図及び側面斜視図である。実施例1では、ドット2bのテーパ面2sと先端2cとの間を鋭角に接続した形状とした。これに対し、実施例10では、テーパ面2sと先端2cとの間に、所定の曲率半径を有する接続面2fを有する。言い換えると、ドット2bの凸状の先端が側面から見て弧状に形成されている。よって、砂型のエッジ部分における型崩れ等を防止でき、管理コードの視認性の向上及び管理コードとしての品質を向上できる。
図31は実施例11のマーキング材を表す斜視図である。実施例2では、第1マーキング材1に対して第2マーキング材2を張り付けて第3マーキング材200を形成した。これに対し、実施例11では、第1マーキング材1の文字以外の領域を拡大し、この拡大した領域内に複数のドット2bを形成した点が異なる。よって、実施例2のように第1マーキング材1に対して第2マーキング材2を貼り付ける手間を省くことができる。図31(a)は、ドット形状としてテーパ面2sと先端2cとが鋭角に接続された例を示し、図31(b)は、ドット形状としてテーパ面2cと先端2cとが弧状の接続面2cを介して接続された例を示す。
図32は実施例12のマーキング材を表す概略図である。実施例1では、第1マーキング材1の文字を個別に形成し、文字を組み合わせて貼り付け、加えて第2マーキング材2を貼り付けて管理コードを形成した。これに対し、実施例12では、管理コードの意味や更新頻度に応じて組み合わせたものである。例えば顧客製品群コードは1文字から構成し、メーカコードと造型金型内の配置位置コードとを2文字から構成し、製造年月日を表す複数の文字と日々の細分化情報を表すドットとから構成する。これにより、年月日などの更新頻度の高い部分を一つのマーキング材として構成でき、貼り替え作業の容易化を図ることができる。
図33は実施例13のマーキング材を表す概略図である。実施例1では、第1マーキング材1と第2マーキング材2とを別々に形成した。これに対し、実施例13では、第2マーキング材2のベース部2a内に文字を形成した点が異なる。これにより、一文字分のスペースで、より複数の情報を提示することができ、貼り付け面積を効率化することで、貼り付け面が制限される母型であっても、貼着位置の選択自由度を更に増大できる。
2 第2マーキング材
2a ベース部
2b ドット
2c 先端
10 主型
10a マーキング材エリア
10d 下主型
10u 上主型
11 湯口
30 溶解炉
31 取鍋
32 調整装置
102 下側砂型
103 上側砂型
104 砂型
105 切断用ハンド
600 ブレーキキャリパ
601 マーキング材エリア
AMC 品質要因効果解析コンピュータ
DB データベース
MC 生産管理コンピュータ
RB ロボット
RC ロボットコンピュータ
Claims (6)
- 砂型により鋳造され、管理コードが表示された鋳造品の製造方法であって、
前記管理コードは、
凸状に形成された複数の文字と、
前記複数の文字に隣接して形成され、複数の凸状のドット群で表示された特殊文字と、
の組み合わせ文字列で表示され、
製品情報に合わせて前記管理コードの文字が形成されたマーキング材を鋳造用母型の製品造型面に貼着する工程と、
製造条件の変化に応じて前記特殊文字の任意のドット部位を除去して管理コードを変更する工程と、
前記鋳造用母型により管理コードが転写された鋳造用砂型を造形する工程と、
前記鋳造用砂型に注湯し鋳造品の表面に前記管理コードを鋳出す工程と、
を有することを特徴とする鋳造品の製造方法。 - 請求項1記載の鋳造品の製造方法であって、
前記マーキング材はベース部に文字部が形成され、
前記複数の文字が個別に形成されており、前記特殊文字のベース部は、前記複数の文字の少なくとも一つのベース部と一体に形成されていることを特徴とする鋳造品の製造方法。 - 請求項2記載の鋳造品の製造方法であって、
前記特殊文字のドット群は、前記複数の文字と同等範囲に形成されていることを特徴とする鋳造品の製造方法。 - 請求項2記載の鋳造品の製造方法であって、
前記特殊文字のドット群は、前記ベース部側より先端側の断面積が小さく形成されていることを特徴とする鋳造品の製造方法。 - 請求項2記載の鋳造品の製造方法であって、
前記特殊文字のドット群は、ベース部から切り離された後のドット部位の見かけが切断されていないドット部位の見かけと異なることを特徴とする鋳造品の製造方法。 - 請求項5記載の鋳造品の製造方法であって、
前記特殊文字のドット群は、前記ドットの内部であって、前記ドットの切除箇所を含み底面が解放された空洞を有することを特徴とする鋳造品の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017174565A JP6885831B2 (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017174565A JP6885831B2 (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019048328A JP2019048328A (ja) | 2019-03-28 |
JP6885831B2 true JP6885831B2 (ja) | 2021-06-16 |
Family
ID=65905182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017174565A Active JP6885831B2 (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | 鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6885831B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112808933A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-18 | 洛阳鹏起实业有限公司 | 一种带有标识的钛合金铸件成型方法 |
CN112854901B (zh) * | 2021-01-30 | 2023-07-21 | 中山科依诺五金科技有限公司 | 铸造浇注门把手的模具及制造门把手工艺及浇注门把手 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647242A (en) * | 1979-09-27 | 1981-04-28 | Asahi Malleable Iron Co Ltd | Display method of code or the like to metal mold for casting |
-
2017
- 2017-09-12 JP JP2017174565A patent/JP6885831B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019048328A (ja) | 2019-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6885831B2 (ja) | 鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 | |
EP0055174A2 (en) | A plastic molding and a method of its manufacture | |
CN110181035B (zh) | 消失模铸造平衡悬架支架智能化生产管理方法 | |
KR102141499B1 (ko) | 3d 프린팅 레진 석고 틀을 이용한 귀금속 제품의 주물 및 제조공정 | |
CN107249783A (zh) | 用于标注铸件的方法 | |
JP6990131B2 (ja) | 鋳造品の生産管理方法,多品種鋳造品の生産管理方法 | |
JP6839795B2 (ja) | 鋳造製品,鋳造製品の製造データ管理方法,鋳型造形用主型のマーキング材及び砂型鋳造の鋳出し方法 | |
US20230001471A1 (en) | Rapid manufacturing process for high definition ceramic core used for investment casting applications | |
CN102920116A (zh) | 一种金属花丝配件和首饰的制造工艺 | |
CN105764633A (zh) | 铸造设备 | |
DE102008049644A1 (de) | Formzusammenbauvorrichtung und Verfahren zum Zusammenbauen einer Dauerformanordnung mit verlorenen Formteilen | |
JP2012183547A (ja) | 管鋳造用中子 | |
JP2018176201A (ja) | 鋳造用模型及び鋳造用模型を用いた鋳物の製造方法 | |
JP2001105420A (ja) | コンクリート製品の製造方法 | |
EP3825034B1 (en) | Recycled slide plate of molten metal discharging apparatus and methods of recycling associated | |
CN108290207B (zh) | 型芯的造型方法 | |
US1499422A (en) | Cast-metal cutting die and process of producing the same | |
JP2006297414A (ja) | 崩壊性砂中子の保持方法及び崩壊性砂中子保持装置 | |
US20080105398A1 (en) | Article For Multiple Core Stacking And Method Thereof | |
CN218903529U (zh) | 一种用于铸件追溯的标识模具 | |
CN106182613A (zh) | 一种背板的加工模具 | |
KR200403899Y1 (ko) | 금속명판 | |
CN210308355U (zh) | 一种耐火砖成型模具 | |
CN113987774A (zh) | 用于湿型砂铸造的工艺管理系统 | |
CN115958161A (zh) | 一种扭曲型叶片模具生产工艺 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210413 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210513 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6885831 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |