JP6885049B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6885049B2
JP6885049B2 JP2016244676A JP2016244676A JP6885049B2 JP 6885049 B2 JP6885049 B2 JP 6885049B2 JP 2016244676 A JP2016244676 A JP 2016244676A JP 2016244676 A JP2016244676 A JP 2016244676A JP 6885049 B2 JP6885049 B2 JP 6885049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dot position
dot
defective nozzle
defective
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016244676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018094886A (ja
Inventor
正裕 深澤
正裕 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2016244676A priority Critical patent/JP6885049B2/ja
Publication of JP2018094886A publication Critical patent/JP2018094886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6885049B2 publication Critical patent/JP6885049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、多数のノズルを有する印刷ヘッドを印刷媒体と相対的に移動させて印刷する印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体に関する。
インクジェット記録装置は、速乾性の向上および高精細化を目的として、ノズルの小口径化が要求される。ノズルの小口径化により、ノズルがインクの凝固により目詰まりしやすくなる。ノズルが目詰まりしてインクを吐出できなくなると、そのノズルに対応する位置で白筋が生じる。
特許文献1では、ノズルの出力データと、該ノズルに隣接するノズルのうちいずれか一方の出力データとの論理和をとることにより、前記出力メモリーの出力データを変更する出力データ変更手段を有している。これにより、ノズルの目詰まりにより目詰まり部分のドットが付されないとしても、隣接する位置にドットが付される。すなわち、目詰まりした不良ノズル(吐出不良)によって出力データが欠落した場合でも、欠落した部分の出力データが隣接したノズルにより印字されるため、この欠落した部分の出力データを保持することができる。
特開平9−118023号公報
上述した従来の技術によれば、不良ノズルの出力データが「1」で、不良でない隣接ノズルの出力データが「1」の場合、論理和をとった後の隣接ノズルの出力データは「1」以上にはならない。従って、不良ノズルの出力データに対する補完効果がなくなってしまう。具体的には、期待される濃度を表現できない。
また、マルチサイズドットを用いるインクジェット記録装置のノズル抜け対策についても、未だ改善の余地が残されていた。
さらに、不良ノズルが複数ある場合は、一つ目の不良ノズルを基準として、その出力データが「1」であるとして、隣接ノズルの出力データを「1」とする。しかし、隣接ノズルも不良ノズルであるとすれば、論理和をとったとしても、もともと不良ノズルである隣接ノズルはインクを吐出しないので、隣接ノズルの出力データが「1」となっても何も変わらない。従って、不良ノズルの出力データに対する補完効果がなくなってしまう。具体的には、期待される濃度を表現できない。
本発明は、複数の不良ノズルが存在する場合でも、濃度を保持できる印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体を提供する。
本発明は、媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する位置情報取得部と、媒体にインク滴を吐出させるドット位置を少なくとも有する印刷データを生成するデータ生成部と、前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する特定部と、前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をするデータ修正部と、を備える構成としてある。
前記構成において、位置情報取得部は、媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する。データ生成部は、媒体にインク滴を吐出させるドット位置を少なくとも有する印刷データを生成する。特定部は、前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する。すると、データ修正部は、前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をする。
すなわち、第1の不良ノズルで吐出不良となる前記第1のドット位置を特定したら、当該第1のドット位置にインク滴を吐出しないように、当該第1のドット位置を基準とした優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する。さらに、割り付けられる位置が第2の不良ノズルで吐出不良となる前記第2のドット位置を考慮し、これを避けて前記第3のドット位置を特定している。
本発明によれば、複数の不良ノズルが存在する場合に、不良ノズルが吐出すべきインク滴を、確実に吐出できる位置で吐出させることがで可能な印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体を提供できる。
本発明が適用される印刷システムのブロック図である。 シリアルプリンターのブロック図である。 印刷データの流れを示す図である。 ノズル列分解とパス分解を示す図である。 割り付ける位置の特定における優先度を示す図である。 具体例を用いた割付処理の過程を示す図である。 次の抜けピクセルに対する割付処理の過程を示す図である。 コンピューターが実行するプログラムに反映させたときのフローチャートである。 奇数番目の優先度情報と偶数番目の優先情報を示す図である。 他の不良ノズルに該当する場合の優先度情報の修正を示す図である。 コンピューターが実行するプログラムに反映させたときのフローチャートである。 コンピューターが実行するプログラムに反映させたときのフローチャートである。 他の不良ノズルの抜けピクセルを回避する操作を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用される印刷システムのブロック図である。
同図において、プリンター(液滴吐出装置)10の印刷ヘッド11はインクタンクから供給される4色あるいは6色の色インクをノズルから吐出する。印刷ヘッド11a〜11dは、所定位置に固定されており、プラテン12がプラテンモーター13によって回転駆動されることで用紙が印刷ヘッド11a〜11dと交差して搬送される。印刷ヘッド11a〜11dは、長手方向に向かって千鳥状にジグザグに配置されており、用紙の幅方向の全幅にわたってノズルが用紙に対面する。これにより、印刷ヘッド11a〜11dは用紙上を相対的に移動するといえる。
フィードモーター14は所定の用紙スタッカに収容されている用紙を供給する給紙ローラー15を駆動する。このように印刷ヘッド11a〜11dが静止し、用紙の搬送に合わせて相対的に移動するタイプのプリンターをラインプリンターと呼ぶ。
制御回路20は、専用のICを組み合わせて構成され、機能的にはCPU、ROM、RAMを備えている。制御回路20は、印刷ヘッド11a〜11d、プラテンモーター13、フィードモーター14の駆動を制御する。制御回路20には、操作パネル・表示部16が装着されており、操作パネル・表示部16にてユーザによる所定の操作を受け付け、また、所定の表示を行わせる。前記ハードウェアを総称して印刷機構と呼ぶ。
本プリンター10は、ネットワーク30に接続され、当該ネットワーク30を介してPC40などから印刷データを取得すると、同印刷データに対応した印刷を実行する。
ラインプリンターの場合、いずれかのノズルが目詰まりしてインク滴を吐出しなくなったまま、用紙が搬送されて印刷を行うと、目詰まりしたノズルに対面するドット位置には一切インク滴が付着されず、白スジとして表れる。なお、各ノズルが、目詰まりした不良ノズルであるか否かは、確認用チャートを使って判断することができるほか、所定の駆動信号を各ノズルの駆動素子に供給することで判断することができる。
不良ノズルは、1つとは限らず、複数個の不良ノズルが存在することもある。従って、白スジは、不良ノズル列の数だけ生じる。ただし、隣接する場合は見かけ上は1本となる。白スジは、ラインプリンターの場合は用紙の搬送方向と平行に生じる。白スジが並ぶ方向はノズルの並び方向と一致する。
このような白スジは、ラインプリンターだけではなく、シリアルプリンターでも生じる。
図2は、このシリアルプリンターの概略ブロック図である。
用紙の送り方向にノズルが配向された印刷ヘッド17は、キャリッジモーター18にて駆動されるベルト19によって所定の範囲を往復駆動される。このように印刷ヘッド17が用紙の搬送に合わせて往復動するタイプのプリンターは、各種の呼び方があるものの、ここではシリアルプリンターと呼ぶ。
シリアルプリンターの場合、ノズルが目詰まりした場合、印刷ヘッド17が駆動される用紙の幅方向に向かって白スジが生じることがある。
制御回路20は、印刷ヘッド11,17でインク滴を吐出させる駆動信号を出力するものとし、小ドット、中ドット、大ドットという異なるサイズの複数のインク滴を吐出させる。このようなマルチサイズドットの吐出の手法はいくつか実現されているが、本発明では、その実現方法については特に限定されない。一方、小ドット、中ドット、大ドットは、インク量を意味する印刷データに基づいて選択されており、インク量や濃度やドット径という表現にかかわらず、濃度に類する数量的な制御に基づいてインク滴のサイズが吐出される。
シリアルプリンターの場合、実際のノズルピッチとドットピッチとが一致する印刷に加え、用紙送りによって、ノズルピッチよりもドットピッチの方をより細かくすることが可能である。前者の場合、不良ノズルのノズル位置とドット位置とがそのまま対応する。言い換えると、不良ノズルに対応するドット位置に隣接するドット位置にインク滴を吐出するノズルは、現実に不良ノズルに隣接するノズルである。
しかし、ノズルピッチよりもドットピッチの方をより細かくする場合、すなわち複数パスで印刷領域を全て賄う場合、印刷パスを考慮した上で、不良ノズルのドット位置に隣接するドット位置にインク滴を吐出するノズルを判定せざるを得ない。具体的には、印刷データと、パス分解の内容と、不良ノズルの情報とに基づいて、不良ノズルのドット位置を求め、同ドット位置の近隣のドット位置に対応するノズルを特定することになる。
図3は、印刷データの流れを示す図である。
アプリケーションから印刷処理を選択する場合、多くのアプリケーションでは、RGB多値データを出力する。このRGB多値の印刷データは、OSおよびプリンタードライバーに入力される。なお、プリンター10がタブレットやスマートホンなどから印刷の指示を受ける場合もあり、その場合は、OSやプリンタードライバーが存在せず、プリンター10が直にRGB多値データを入力することもあり得る。
いずれにしても、RGB多値データは、まず、解像度変換/色変換処理CCを経て、ドットピッチとインク色のそれぞれに対応したCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)多値データへと変換される。シアンやマゼンタについて濃色と淡色を採用する6色インクであれば、さらにCl,Ml(ライトシアン、ライトマゼンタ)の多値データも加わる。多値データという場合、割り振られるデータのビット数に応じて8ビット256階調とか、10ビット1012階調などを表す。マルチドットサイズの場合、インク滴は2値ではなく、2階調以上の多値にはなるが通常は多値データとは呼ばず、あくまでもハーフトーンの範疇である。
CMYK多値データは、ハーフトーン処理HTを経てCMYK2値データへと変換される。マルチドットサイズなので、現実には2ビット4階調のデータとなる。256階調等の工階調値と対比して十分小さく、また、結果的に各サイズのインク滴のオン・オフを表すので便宜上2値データとも呼ぶ。
このCMYK2値データは、印刷媒体にインク滴が印刷されるときの、ドットの位置であるドット位置、及び、当該ドット位置に吐出するインクの量とを含むものである。すなわち、CMYK2値データは、ドット位置、及び、当該ドット位置に吐出するインクの量、が関連付けられた印刷データに相当する。また、媒体にインク滴を吐出させるドット位置を少なくとも有しているといえる。従って、RGB多値データに基づいて、CMYK2値データを生成する過程がデータ生成部に相当する。この例では、アプリケーションがRGB多値データを生成しているので、前記のような過程を経ているが、アプリケーションがCMYK多値データを生成する場合もあるなど、データ生成部は各種のバリエーションを含む。この場合は、CMYK多値データからCMYK2値データへの変換処理が該当する。また、ネットワークを介して直にCMYK2値データが供給されるのであれば、同CMYK2値データを入力する処理がデータ生成部に相当する。
図4は、図3に示すノズル列分解とパス分解を示す図である。
CMYK2値データが得られたら、白スジが生じる向きに沿ってノズル列に対応したデータに分解する。上述したように、ラインプリンターは用紙の搬送方向に白スジが生じる。プリンタードライバーの生成するデータにも依存するが、CMYK2値データが用紙の幅方向のラスターデータであれば、各ノズルに供給する印刷データは用紙の送り方向であるから直交することになる。このときに、各ノズルごとに供給されるべき印刷データを特定する処理をノズル列分解と呼ぶ。ノズル列分解することで実際に隣接するドット位置と、各ドット位置に対応する印刷データとが対応することになる。むろん、プリンタードライバーが用紙の送り方向に沿って印刷データを生成している場合は、ノズルの位置に基づいて印刷データを切り出せばノズル列分解されたことになる。ノズル番号1,2,3,・・・に対応する印刷データは図に示すア、イ、ウ、・・・の印刷データである。
一方、シリアルプリンターにおいては、CMYK2値データが用紙の幅方向のラスターデータであれば、各ノズルに供給する印刷データの並び方向と一致する。従って、単にノズル番号1,2,3,・・・に基づいて印刷データア、イ、ウ、・・・を切り出せばノズル列分解されたことになる。
また、シリアルプリンターの場合は、ノズルピッチとドットピッチとが一致している場合は、1パスで印刷領域の全ドット位置を印刷できることになるが、ノズルピッチとドットピッチとが一致していない場合、複数パスで印刷領域の全ドット位置を印刷できることになる。複数パスで印刷する場合には、ラスターデータから各パスで印刷するときのノズルに対応した印刷データを抽出し、各パス毎の印刷データを生成する。この処理をパス分解と呼ぶ。
図においては、1パス毎の用紙の送り幅は、5ドット分としてある。この場合、ノズル番号1、2、3、4、5に対して、ラスターデータは1行目が1パス目のノズル番号1、2行目が2パス目のノズル番号4、3行目が1パス目のノズル番号2、4行目が2パス目のノズル番号5、5行目が1パス目のノズル番号3としている。この処理がパス分解に相当する。
複数パスで印刷する場合は、物理的なノズルの隣接状況と、インク滴が吐出されるときのドット位置の隣接状況はこのパス分解を考慮して特定できる。すなわち、不良ノズルに隣接するノズルから吐出されるインク滴は、必ずしも不良ノズルが正常であったときのインク滴が付されるドット位置には隣接していないのが通常であり、不良ノズルに隣接していないノズルから吐出されるインク滴が、不良ノズルが正常であったときのインク滴が付されるドット位置に隣接することになる。
ノズル列分解は、1パスであっても複数パスであっても、現実に順次隣接することになる印刷データを特定していく処理を行なう。例えば、ノズル番号2が吐出するドット位置に隣接するのはノズル番号4とノズル番号5が吐出するドット位置である。
次に、不良ノズルが存在すれば、そのノズルを特定し、以下の割付処理を実行する。不良ノズルは、検査用の信号を各ノズルの駆動素子、例えばピエゾ素子に供給して特定する技術が知られている。また、所定の印刷パターンを印刷させる印刷データを生成して印刷せしめ、印刷結果を見て、特定のノズルが目詰まりしていることを特定し、ノズルの番号を入力してもよい。入力は、操作パネル・表示部16を使用してもよいし、PCなどでデータを入力し、USBメモリーなどを経由して入力してもよい。印刷結果をスキャナーで読み込み、目詰まりしているノズルを特定してデータを生成し、このデータを入力することも可能である。これらの各手法が、媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、(吐出不良の)不良ノズルの位置を取得する位置情報取得部に相当する。
この位置情報取得部が取得する不良ノズルの位置は、1つに限られない。
この割付処理は、割り付ける位置の特定と、割り付けるインク量の算定との二つの要素を含んでいる。
まず、不良ノズルが1つ、あるいは複数の不良ノズルが存在するもののそれらが十分に離れて存在している場合の割付処理を説明する。
図5は、割り付ける位置の特定における優先度を示しており、(a)は奇数番目のピクセル用のものであり、(b)は偶数番目のピクセル用のものである。奇数番目と偶数番目は、印刷開始位置からのドット位置の順番である。
この例では、2×5画素の範囲(領域)に対して、優先度を設定してある。不良ノズルから吐出されるドット列の位置を3行目とすると、この3行目のドットが欠落する。これを抜けピクセルと呼ぶことにする。3行目左列の抜けピクセルによる欠落ドットのインク量を優先度に基づいて、順次、近隣のドット位置に割り付ける。近隣のドット位置に割り付けるというのは、そのドット位置にインク滴を付着せしめる現実のノズルを特定しつつ、そのノズルに対して供給される印刷データのインク量を割り増ししていくということである。異なる優先度が割り振られているのは、次の理由による。各ドット位置にはインク量の上限があるため、近隣のドット位置にインク量を割り増していくとしても、その上限を超えて割りますことはできない。このため、優先度の高いドット位置で割り増しを賄いきれない場合には、順次、優先度の低いドット位置を特定し、そのドット位置で割り増せるだけのインク量を割り増していく。この過程で、割り付ける位置の特定と、割り付けるインク量の算定との二つの要素を実行している。
本実施例では、2×5画素の範囲を設定し、この範囲(領域)で割付処理を行うことにしている。2×5画素の範囲(領域)というのは、一例に過ぎず、インク滴の大きさや濃度や媒体の染みこみ易さなどの影響を考慮して変更することも可能である。汎用的に表現すれば、インク滴がドットとして付されるn×mの画素の範囲で割り付け処理を行うといえる。
ここにおいて、nは5以上の整数で印刷データにおいてノズル列方向と交差する方向の画素数であり、mは自然数で印刷データにおいてノズル列方向の画素数である。
また、本実施例では、mとして2を設定してある。インク滴の大きさや濃度や媒体の染みこみ易さなどの影響を考慮して変更することも可能である。一例として、インク量を割り付けて濃度の変化を感じさせなくできる範囲としてはmは2程度が好ましかった。
図5(a)に示す例では、3行目左列の画素を基準として、
第1の優先度の画素:1画素上の画素、
第2の優先度の画素:1画素下の画素、
第3の優先度の画素:1画素上の右の画素、
第4の優先度の画素:1画素下の右の画素、
第5の優先度の画素:2画素上の画素、
第6の優先度の画素:2画素下の画素、
第7の優先度の画素:2画素上の右の画素、
第8の優先度の画素:2画素下の右の画素
となっている。概ね、3行目左列の画素を基準として、近い順に、上下に交互に割り振りながら優先度が下がっている。
優先度情報は、抜けピクセル(第1の位置)に対して近い順に各画素の優先度が高くなるようにしてある。
このように、不良ノズルが特定されたら、最初に、このノズルに対応する印刷データを2×5画素の中央の行(3行目)に割り付ける。不良ノズルから吐出されるドット位置は3行目左列であり、この画素位置を第1のドット位置とする。言い換えると、不良ノズルが不良でない(正常であった)場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される位置が第1のドット位置である。
不良ノズルごとに優先度情報を適用して割付処理を行うものとすると、ある抜けピクセルを基準としてn×2の画素の範囲で優先度情報を適用したとしても、この範囲に別の不良ノズルが存在すると割付処理をしたことにならなくなる。一つ目の不良ノズルによる第1のドット位置を基準として優先度情報を適用したときに、この範囲に入る他の不良ノズルによる抜けピクセルを第2のドット位置と呼ぶことにする。また、割り付ける先のドット位置を第3のドット位置と呼ぶ。
次に、図5に示す優先度の情報に基づいて、前記第1のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する。この優先度は、各画素単位で設定されている。このようにして、欠落ドットの位置に基づいて優先度に基づいた第3のドット位置を特定しており、当該処理は特定部に相当する。
なお、(a)の優先度と、(b)の優先度は、上下が逆転するように設定してある。これにより、優先度が1のドット位置は、奇数番目では上に位置し、偶数番目では下に位置する。このようにしておかない場合、抜けピクセルに対して常に上の位置に欠落ドットのインク量が割り振られることになるが、奇数番目と偶数番目とで逆転させておけば、上下に順番に割り振られる傾向が生じ、不自然さを解消できる。
図6は、具体例を用いた割付処理の過程を示している。
同図(a)は、元データを示している。ノズル列分解された印刷データであり、媒体上に付されるドットを吐出する各ノズルに供給される印刷データである。ノズルの並びが媒体上のドット位置と一致するのであれば、現実のノズル列に対する印刷データと一致する。
ノズルはマルチドットサイズに対応しているので、0=ドットなし、1=小ドット、2=中ドット、3=大ドットを表している。以後、各ドット位置について、左上の画素を基準として右方向をx方向とし、下方向をy方向とし、各画素を(x,y)座標で特定することとする。左上の画素位置は(1,1)、右下の画素は(7,5)である。
中段(y=3)の行が不良ノズルに対応する行だとすると、(1,3)−(7,3)が抜けピクセルとなる。最初の抜けピクセルは(1,3)であり、元データは「3」であるにもかかわらず、目詰まりした不良ノズルなのでインク滴を吐出できないから、印刷データは「0」となったに等しい。すなわち、3と0の差のインク量に対応する濃度が不足する。
インク量は、純粋なボリュームを指すだけではなく、大中小といった段階的な指針値であってもよい。以下においては、印刷データにおいて使用されるドット値(0〜3)がインク量を示すものとして同等に扱うものとする。
x座標値が1であるから奇数番目であり、図5(a)の優先度の情報を参照すると、優先度が高い(図の中では1が最も優先度が高く、8が最も優先度が低い)のは(1,2)の画素である。すなわち、抜けピクセル(1,3)の画素を第1のドット位置としたときに、優先度の情報に基づいて(1,2)の画素を第3のドット位置として特定した。
本来、不足するインク量「3」を割り付けたいのだが、(1,2)の画素の元データは「1」であり、最大値は「3」である。
インク量の算定過程は、以下のステップ1〜ステップ6の処理を実行する。
ステップ1:第1のドット位置のインク量取得(現在存在する不足インク量)
ステップ2:第3のドット位置のインク量取得
ステップ3:第1のドット位置のインク量と第3のドット位置のインク量を加算(加算値とする)
ステップ4:加算値と「3」のいずれか小さい値を加算後の第3のドット位置のインク量とする
ステップ5:加算値から加算後の第3のドット位置のインク量を減算し、正なら余り値として繰り越す
ステップ6:第1のドット位置のインク量を「0」にする
以上の処理により、第1のドット位置のインク量を第3のドット位置に割り付ける処理に対応する。むろん、これを印刷データの修正という手法で実現する。この処理を実行するのがデータ修正部に相当する。
以上の処理を元データに対して具体的に実行すると、以下のようになる。なお、隣接ピクセルとは優先度の情報に基づいて次に優先度が高いとされる画素を指している。
A:抜けピクセル(第1のドット位置)のドット値=3
B:隣接ピクセル(第3のドット位置)のドット値(加算前)=1
B’:隣接ピクセル(第3のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,A+B)=3
C:余りドット値=(A+B)−B’=1
このように、第3のドット位置のインク量は「1」から「3」へ割り増しされ、不足量を補い切れていない「1」が余りドット値となる。
なお、第1のドット位置のドット値はステップ6において「0」とされる。不良ノズルの検出自体が誤りであると、元データが残っていると不良ノズルと考えていたノズルからも吐出され、インク量がダブることになるからである。通常、「0」とすればよいが、実質的にインク滴を付さないような値も含まれる。このように、データ修正部は、第1のドット位置のインクの量をインク滴を付さないインク量としている。
図6(b)は、以上の割付処理がされた結果を示している。
余りドット値が正の値となるというのは、第3のドット位置だけでは第1のドット位置のインク量の不足分を賄いきれないということであるから、濃度が不足するということになる。このため、図5の優先度の情報に基づいて、次に優先度の高い第4のドット位置を特定する。すると、(1,4)の画素が第4のドット位置であることが分かる。
なお、第3のドット位置に対して第4のドット位置は、前順位のドット位置に対する後順位のドット位置という関係になる。以降、第4のドット位置に対して第5のドット位置というように、前順位のドット位置に対いsて後順位あるいは次順位のドット位置と呼ぶ。
この処理は、特定部が、優先度情報に基づいて前順位のドット位置(第3のドット位置)とは異なる後順位のドット位置(第4のドット位置)を特定したことに相当する。特定した後、データ修正部は、前順位のドット位置に割り付けて賄いきれないインク量(第1のドット位置の第1のインク量を第3のドット位置に割り付けて賄いきれないインク量)を、後順位のドット位置(第4のドット位置)に割り付ける処理となるように、その対応する印刷データを修正する。
第4のドット位置へのインク量の割り当ても実質的には第1のドット位置から第3のドット位置へのインク量の割り当てと同じである。すなわち、
ステップ7:前回の余り地の取得(現在存在する不足インク量)
ステップ8:前回のドット位置を基準とした次の優先度のドット位置(ex.第4のドット位置)のインク量取得
ステップ9:前回のドット位置を基準とした次の優先度のドット位置(ex.第4のドット位置のインク量と第4のドット位置)のインク量を加算(加算値とする)
ステップ10:加算値と「3」のいずれか小さい値を加算後における次の優先度のドット位置(ex.第4のドット位置)のインク量とする
ステップ11:加算値から、加算後における次の優先度のドット位置(ex.第4のドット位置)のインク量を減算し、正なら余り値として繰り越す
以上の処理を前回の修正後の元データ(図6(b))に対して具体的に実行すると、以下のようになる。
C:前回の余りドット値=1
B:隣接ピクセル(第4のドット位置)のドット値(加算前)=3
B’:隣接ピクセル(第4のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,C+B)=3
C:今回の余りドット値=(C+B)−B’=1
図6(c)は、以上の割付処理がされた結果を示している。
第4のドット位置を特定したものの、印刷データは既にインク量が最大となっており、不足量を受け入れられないため、余りドット値も減らないままとなる。
この処理を繰り返していき、余りドット値がなくなるか、優先度が最低の画素となるまで続ける。
以上の処理を前回の修正後の元データ(図6(c))に対して具体的に実行すると、以下のようになる。
C:前回の余りドット値=1
B:隣接ピクセル(第5のドット位置)のドット値(加算前)=3
B’:隣接ピクセル(第5のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,C+B)=3
C:今回の余りドット値=(C+B)−B’=1
図6(d)は、以上の割付処理がされた結果を示している。
余りドット値があるので、さらに、修正後の元データ(図6(d))に対して具体的に実行すると、以下のようになる。
C:前回の余りドット値=1
B:隣接ピクセル(第6のドット位置)のドット値(加算前)=2
B’:隣接ピクセル(第6のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,C+B)=3
C:今回の余りドット値=(C+B)−B’=0
図6(e)は、以上の割付処理がされた結果を示している。
余りドット値がなくなったので、これ以降の処理は行わない。割付先の画素は8画素有るから、8回まで処理を繰り返すことができる。
8回を超えるということは、最初に設定した5x2画素の範囲を超えて割り付ける処理を行うことになる。しかし、本実施例では、たとえ余りドット値が生じた場合でも、この5x2画素の範囲を超えて割り付ける処理は行わないようにしている。繰り返し回数を制限して処理時間の短縮と、実際の効果の度合いを考慮して、このようにしている。
図7は、次の抜けピクセル(2,3)に対する割付処理の過程を示している。
図7(a)を参照すると、x座標値が2であるから偶数番目であり、図5(b)の優先度の情報を参照すると、最も優先度が高いのは(2,4)の画素である。すなわち、抜けピクセル(2,3)の画素を第1のドット位置としたときに、優先度の情報に基づいて(2,4)の画素を第3のドット位置として特定する。
不足するインク量「2」を割り付けたいのだが、(2,4)の画素の元データが「3」であるので、この画素に割り付け可能なインク量はない。ステップ1〜ステップ6の処理を行うと、以下のようになる。
A:抜けピクセル(第1のドット位置)のドット値=2
B:隣接ピクセル(第3のドット位置)のドット値(加算前)=3
B’:隣接ピクセル(第3のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,A+B)=3
C:余りドット値=(A+B)−B’=2
なお、最初の元データでは、第3のドット位置のインク量が「2」であったが、最初の抜けピクセルのインク量を割付処理した結果、次の抜けピクセルの処理を開始する時点で元データが修正されている。具体的には(2,2)と(2,4)の画素のインク量が「2」から「3」へと割り増しされており、これらの画素で不足インク量を割り付けることはできない。
図7(b)に示すように、優先度が「2」となる(2,2)の画素でも同様である。
そして、優先度が「3」となる(3,4)の画素でドット値が2となると、ステップ7〜ステップ11を実行し、初めて不足インク量を賄うことができるようになる。このとき、
C:前回の余りドット値=2
B:隣接ピクセル(第4のドット位置)のドット値(加算前)=2
B’:隣接ピクセル(第4のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,C+B)=3
C:今回の余りドット値=(C+B)−B’=1
となる。この結果を、図7(c)に示す。
さらに、優先度が「4」となる(3,2)の画素もドット値が2であるため、ステップ7〜ステップ11を実行し、不足インク量を賄うことができる。このとき、
C:前回の余りドット値=1
B:隣接ピクセル(第5のドット位置)のドット値(加算前)=2
B’:隣接ピクセル(第5のドット位置)のドット値(加算後)=(Min(3,C+B)=3
C:今回の余りドット値=(C+B)−B’=0
となる。この結果を、図7(d)に示す。
余りドット値が0となることにより、割付処理を終える。
図8は、以上の割付処理をコンピューターが実行するプログラムに反映させたときのフローチャートを示している。ただし、以下の割付処理には、複数の不良ノズルに対応する処理も含まれている。なお、図3のデータの流れにおいても現れている。
まず、ステップS100では、不良ノズルの情報を取得する。不良ノズルは、1つに限られず、複数の情報があれば所定の記憶エリアに記憶する。処理の便宜上、不良ノズルは、一方の端からノズルの列の順に採番しているものとする。
ステップS105では、複数の不良ノズルを特定するために変数iに「1」を設定し、ステップS110では、第i番目の不良ノズルがあるか判断する。第i番目の不良ノズルがなければ、以下の処理はせず、終了する。不良ノズルが1個だけであれば、以下の処理を1度繰り返し、不良ノズルが2個あれば、以下の処理を2度繰り返すことになる。
第i番目の不良ノズルを基準として第1のドット位置が決まる。また、奇数番目であれば、ステップS115とステップS120を経て奇数番目の優先度情報を取得し、偶数番目であれば、ステップS115とステップS125を経て偶数番目の優先度情報を取得する。奇数番目とするのか偶数番目とするのかは、できるだけ偏らないようにする計算方法を適用可能である。一例として、上述したように、列の番号を採用可能である。ただし、複数の不良ノズルがあるときは、同じものとなるから、これを避けるために、第i番目の情報を参照し、奇数番目の列であっても、不良ノズルのiが偶数であれば、列の番号とは異なるものを参照するようにしても良い。後述する図10は、この方法によって適用している。
ステップS130では、他の不良ノズルがあるかを判断する。この他の不良ノズルに該当するかの判断は、以下の要件に基づいて行う。
・まず、第i番目を基準として、その前後に他の不良ノズルがあるかを判断する。
・また、その不良ノズルが第i番目の不良ノズルによる抜けピクセルを第1のドット位置として適用した優先度情報の範囲に含まれるかを判断する。
図9は、以下の説明に利用する奇数番目の優先度情報と偶数番目の優先情報を示しており、理解の便のためにnx1の画素の範囲としている。
また、図10は、他の不良ノズルに該当する場合の優先度情報の修正を示す図である。
図10(a)は、2つの不良ノズルが隣接している(第5行目と、第6行目)場合を示している。2つの不良ノズルが隣接していれば、
「第1番目の不良ノズル(第5行目))があるときに、その前後である第2番目の不良ノズル(第6行目)があり」、「第2番目の不良ノズル(第6行目)が第1番目の不良ノズル(第5行目)による抜けピクセルを第1のドット位置として適用した優先度情報の範囲(5x1画素の範囲)に含まれる」。
従って、ステップS135にて、抜けピクセルを回避するように優先度情報を修正する。具体的には、第1の不良ノズル(第5行目)に対する優先度情報を取得し、第2の不良ノズル(第6行目)による抜けピクセルの行(第6行目)が該当する画素を特定し(5x1画素の範囲において、上から4行目)、同画素をスキップして抜けピクセルから離れる方向へと画素範囲を拡張する。この例では、優先度情報の第6行目をスキップさせて、第6行目を第7行目に移動させ、第7行目を第8行目へと移動させる。抜けピクセルを除くと優先度情報が適用される画素の範囲は、第3,4行目と、第7,8行目の範囲となる。
すなわち、
・第1の不良ノズルによる抜けピクセルの画素(第1のドット位置)優先度情報の画素の範囲を特定し、
・第2の不良ノズルによる抜けピクセルの画素(第2のドット位置)が優先度情報の画素の範囲に含まれるか特定し、
・同画素(第2のドット位置)をスキップして第1の不良ノズルの抜けピクセル(第1のドット位置)から離れる方向へと優先度情報の画素範囲を拡張する。
このようにして、第2のドット位置に基づいて、当該第2のドット位置と重ならないように優先度情報の領域を拡張して修正している。
この例では、抜けピクセルから離れる方向は下方向であったが、第6行目の不良ノズル(これが第1の不良ノズルとなる)を基準としたときは、他のノズルは第5行目の不良ノズル(これが第2の不良ノズル)となり、この第5行目の画素をスキップして抜けピクセルから離れる方向へと優先度情報の画素範囲を拡張する。すると、優先度情報の5x1画素の範囲における上から2行目が第5行目となるから、第5行目をスキップさせて、優先度情報の第5行目を第4行目に移動させ、第4行目を第3行目へと移動させる。
図10(a)では、1列目の中にさらに2つの優先度情報を表示している。左のものは第5行目の不良ノズルに対して適用される優先度情報であり、右のものは第6行目の不良ノズルに対して適用される優先度情報である。ともに5x1画素の範囲であった優先度情報が、抜けピクセルをスキップするように外側に拡張されている。
次に、図10(b)では、第1の不良ノズルは第5行目であり、第2の不良ノズルは第7行目である。この場合、具体的には、第1の不良ノズル(第5行目)に対する優先度情報を取得し、第2の不良ノズル(第7行目)による抜けピクセルの行(第7行目)が該当する画素を特定し(5x1画素の範囲において、上から5行目)、同画素をスキップして抜けピクセルから離れる方向へと画素範囲を拡張する。この例では、優先度情報の第7行目をスキップさせて、第7行目を第8行目に移動させている。抜けピクセルを除くと優先度情報が適用される画素の範囲は、第3,4行目と、第6,8行目の範囲となる。
また、第7行目の不良ノズルを第1の不良ノズルとする場合は、第2の不良ノズルは第5行目である。この場合、具体的には、第1の不良ノズル(第7行目)に対する優先度情報を取得し、第2の不良ノズル(第5行目)による抜けピクセルの行(第5行目)が該当する画素を特定し(5x1画素の範囲において、上から1行目)、同画素をスキップして抜けピクセルから離れる方向へと画素範囲を拡張する。この例では、優先度情報の第5行目をスキップさせて、第5行目を第4行目に移動させている。抜けピクセルを除くと優先度情報が適用される画素の範囲は、第4,6行目と、第8,9行目の範囲となる。
次に、図10(c)では、第1の不良ノズルは第5行目であり、第2の不良ノズルは第8行目である。この場合、具体的には、第1の不良ノズル(第5行目)に対する優先度情報を取得し、第2の不良ノズル(第8行目)による抜けピクセルの行(第8行目)が該当する画素を判断するが、第8行目は第5行目を基準とする5x1画素の範囲には入らない。従って、優先度情報の画素範囲を拡張することはない。抜けピクセルを除くと優先度情報が適用される画素の範囲は、第3,4行目と、第6,7行目の範囲となる。
また、第8行目の不良ノズルを第1の不良ノズルとする場合は、第2の不良ノズルは第5行目である。この場合、具体的には、第1の不良ノズル(第8行目)に対する優先度情報を取得し、第2の不良ノズル(第5行目)による抜けピクセルの行(第5行目)が該当する画素は判断するが、第5行目は第8行目を基準とする5x1画素の範囲には入らない。従って、優先度情報の画素範囲を拡張することはない。抜けピクセルを除くと優先度情報が適用される画素の範囲は、第6,7行目と、第9,10行目の範囲となる。
この例では、優先度情報の範囲が第7行目と第8行目とで重複する。しかし、いずれの画素もインク滴を吐出することは可能であるから、割付処理をしてインク量を振り替える処理をすれば、その処理が無駄になることはない。
すなわち、
「第1の不良ノズルによる抜けピクセルの画素(第1のドット位置)優先度情報の画素の範囲を特定」した後、
「第2の不良ノズルによる抜けピクセルの画素(第2のドット位置)が優先度情報の画素の範囲」には含まれず、
「同画素(第2のドット位置)をスキップして第1の不良ノズルの抜けピクセル(第1のドット位置)から離れる方向へと優先度情報の画素範囲を拡張する」ことはしない。
図10(d)の例でも、
・「第2の不良ノズルによる抜けピクセルの画素(第2のドット位置)が優先度情報の画素の範囲」には含まれない。
この例では、優先度情報の範囲が第7行目で重複する。しかし、第7行目の画素もインク滴を吐出することは可能であるから、割付処理をしてインク量を振り替える処理をすれば、その処理が無駄になることはない。
図10(e)の例でも、
・「第2の不良ノズルによる抜けピクセルの画素(第2のドット位置)が優先度情報の画素の範囲」には含まれない。
この例では、優先度情報の範囲も重複しない。従って、割付処理をしてインク量を振り替える処理をすれば、その処理が無駄になることはない。
ステップS135にて優先度情報を修正したら、ステップS140では、不足インク量があるか判断する。上述した割付処理においては、抜けピクセルの位置にインク滴を付す印刷データである場合には、インク滴を付せないことによってインク量に不足が生じ、優先度情報に従って次順位の画素位置にインク量を割り付けていく。このため、ステップS140で不足インク量があると判断されたら、ステップS145にて優先度情報に基づいて次順位となる割付のドット位置を特定し、ステップS150にて当該ドット位置にインク量の全部または一部を割り付ける余地があるか判断し、余地があればステップS155にてインク量を割り付ける処理を行う。割り付けられたインク量は不足していたインク量から減算する。以上の処理を、不足インク量がなくなるか、優先度情報に基づく次順位のドット位置が無くなるまで繰り返す。
割付処理を終えたら、ステップS160にて、変数iの値を「1」だけ増やし、ステップS110に戻って、他の不良ノズルの有無の判断を行う。
このようにした場合、ステップS100〜S135,S160が特定部に相当し、ステップS140,S155がデータ修正部に相当する。
なお、前記各処理を実行するハードウェアおよびソフトウェアとによって印刷制御装置を構成しており、また、当該印刷制御装置が実行する処理の工程が印刷制御方法に相当する。制御回路20やPC40にて前記処理手順に沿って実行させるプログラムは、印刷制御プログラムに相当し、これを記録するROMやハードディスクなどの媒体が印刷制御プログラムを記録した媒体に相当する。
(第2実施形態)
先の第1実施形態では、割付処理を実施することで不足するインク量を考慮して抜けピクセルのドットを周囲に割り付けている。一方、割付処理として、インク量を考慮しないことも可能である。この場合、抜けピクセルにインク滴を付すことになっている場合、優先度情報に基づいて次順位の割付ドット位置を特定し、当該ドット位置がインク滴を付さないことになっていれば、代わりにインク滴を付すこととする。
図11は、図8と同様、この割付処理をコンピューターが実行するプログラムに反映させたときのフローチャートを示している。ステップS200〜S235の処理は、ステップS100〜S135の処理と同じである。
ステップS140〜S155にて、多値データに基づいてインク量を反映していたものを、ステップS240〜S255の処理では、抜けピクセルのインク滴を優先度情報に基づいて別のドット位置に移動させる処理となる。
すなわち、ステップS240にて、印刷データによれば抜けピクセルにインク滴を付すことになっていれば、不足ドット候補があるか否かを判断し、不足ドット候補があれば、ステップS245にて優先度情報に基づいて次順位となる割付のドット位置を特定する。ステップS250にて、このドット位置に印刷データによればインク滴を付すことになっていなければ、ドット割付可能であると判断し、ステップS255にてドット割付を行う。ドット割付を行えば、ステップS155にてインク量を減算したのと同様に、不足ドットの情報は減算され、不足ドット候補はなくなる。これを次順位となる割付のドット位置でドット割付可能と判断されるまで繰り返せばよい。
(第3実施形態)
先の第1実施形態と第2実施形態では、優先度情報を予め拡張して割付処理を行っているが、優先度情報を拡張しないで、第2のドット位置を回避して第3のドット位置を特定することも可能である。
図12は、図8と同様、この割付処理をコンピューターが実行するプログラムに反映させたときのフローチャートを示している。ステップS300〜S325の処理は、ステップS100〜S125の処理と同じである。
本実施形態では、ステップS130,S135にて行っていた優先度情報の修正を行わない。
一方、割付処理の中では、ステップS345にて優先度情報に基づいて次順位となる割付のドット位置を特定した後、ステップS346にて、他の不良ノズルがあるか判断し、他の不良ノズルがある場合には、ステップS347にて、他の不良ノズルに対応する抜けピクセルを回避するように次順位の割付ドット位置を特定する。
図13に示すように、5行目が第1の不良ノズルであるとすると、6行目が第2の不良ノズルであることの影響を受けず、優先度情報が適用される画素の範囲は第3行目〜第7行目である。すなわち、第2の不良ノズルである第6行目を回避するように優先度情報は修正されない。
しかし、優先度情報で「2」と記された第2順位のドット位置は第2の不良ノズルの抜けピクセルの位置となっているから、ステップS345にて、優先度情報に基づいて次順位の割付ドット位置として第6行目が特定された場合、ステップS346にて、他の不良ノズルの有無を判定し、あると判断されるとステップS347にて、他の不良ノズルに対応する抜けピクセルを回避するように次順位の割付ドット位置を特定する。従って、第6行目は他のノズルに対応する抜けピクセルであるから、これを回避する次順位の割付ドット位置である第3行目が次順位の割付ドット位置となる。
このように、第1の不良ノズルに対応する第1のドット位置(第5行目)を基準とした優先度情報と第2のドット位置の情報(第6行目)とから、割付処理を適用できない画素(第6行目)を特定し、当該画素をスキップして次順位となる割付先の画素(第3行目)を特定している。
以上の処理を、不足インク量がなくなるか、優先度情報に基づく次順位のドット位置が無くなるまで繰り返す。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…プリンター(液滴吐出装置)、11(11a〜11d)…印刷ヘッド、12…プラテン、13…プラテンモーター、14…フィードモーター、15…給紙ローラー、16…操作パネル・表示部、17…印刷ヘッド、18…キャリッジモーター、19…ベルト、20…制御回路、30…ネットワーク、40…PC。

Claims (8)

  1. 媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する位置情報取得部と、
    媒体にインク滴を吐出させるドット位置を有する印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する特定部と、
    前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をするデータ修正部と、を備え、
    前記優先度情報は、前記第1の不良ノズルに対応する第1の優先度情報と、前記第2の不良ノズルに対応する第2の優先度情報とで、異なるものであることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する位置情報取得部と、
    媒体にインク滴を吐出させるドット位置を有する印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する特定部と、
    前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をするデータ修正部と、を備え、
    前記データ生成部が生成する印刷データは、前記ドット位置、及び、当該ドット位置に吐出するインクの量、が関連付けられた印刷データであり、
    前記割付処理は、前記第1のドット位置のインク量を前記第3のドット位置に割り付ける処理であり、
    前記特定部が、前記優先度情報に基づいて前順位のドット位置とは異なる後順位のドット位置を特定し、 前記データ修正部が、前記前順位のドット位置に割り付けて賄いきれないインク量を、前記後順位のドット位置に割り付ける処理に対応した前記印刷データの修正をすることを特徴とする印刷制御装置。
  3. 前記特定部は、前記第2のドット位置に基づいて、当該第2のドット位置と重ならないように前記優先度情報の領域を拡張して修正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記特定部は、前記第1の不良ノズルに対応する前記第1のドット位置を基準とした前記優先度情報と前記第2のドット位置の情報とから、前記割付処理を適用できない画素を特定し、当該画素をスキップして割付先の画素を特定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  5. 媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する工程と、
    媒体にインク滴を吐出させるドット位置を有する印刷データを生成する工程と、
    前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する工程と、
    前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をする工程とを実施し、
    前記優先度情報は、前記第1の不良ノズルに対応する第1の優先度情報と、前記第2の不良ノズルに対応する第2の優先度情報とで、異なるものであることを特徴とする印刷制御方法。
  6. 媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する位置情報取得工程と、
    媒体にインク滴を吐出させるドット位置を有する印刷データを生成するデータ生成工程と、
    前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する特定工程と、
    前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をするデータ修正工程と、を実施し、
    前記データ生成工程で生成する印刷データは、前記ドット位置、及び、当該ドット位置に吐出するインクの量、が関連付けられた印刷データであり、
    前記割付処理は、前記第1のドット位置のインク量を前記第3のドット位置に割り付ける処理であり、
    前記特定工程で、前記優先度情報に基づいて前順位のドット位置とは異なる後順位のドット位置を特定し、
    前記データ修正工程で、前記前順位のドット位置に割り付けて賄いきれないインク量を、前記後順位のドット位置に割り付ける処理に対応した前記印刷データの修正
    を実施することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する機能と、
    媒体にインク滴を吐出させるドット位置を有する印刷データを生成する機能と、
    前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する機能と、
    前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をする機能と、
    をコンピューターに実現させ、前記優先度情報は、前記第1の不良ノズルに対応する第1の優先度情報と、前記第2の不良ノズルに対応する第2の優先度情報とで、異なるものであることを特徴とする印刷制御プログラムを記録した媒体。
  8. 媒体にインクを吐出する複数のノズルのうち、第1の不良ノズルと第2の不良ノズルの位置を取得する位置情報取得機能と、
    媒体にインク滴を吐出させるドット位置を有する印刷データを生成するデータ生成機能と、
    前記印刷データにおいて、前記第1の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第1のドット位置を特定し、前記第2の不良ノズルが不良でない場合にインク滴を吐出して媒体に印刷される第2のドット位置を特定し、前記第1のドット位置を基準として各画素単位で所定の領域内で優先度の順位が設定された優先度情報に基づいて、前記第1のドット位置と前記第2のドット位置とは異なる第3のドット位置を特定する特定機能と、
    前記第1のドット位置へのインク滴の吐出の情報を前記第3のドット位置に割り付ける割付処理に対応する前記印刷データの修正をするデータ修正機能と、をコンピューターに実現させ
    前記データ生成機能で生成する印刷データは、前記ドット位置、及び、当該ドット位置に吐出するインクの量、が関連付けられた印刷データであり、
    前記割付処理は、前記第1のドット位置のインク量を前記第3のドット位置に割り付ける処理であり、
    前記特定機能で、前記優先度情報に基づいて前順位のドット位置とは異なる後順位のドット位置を特定し、 前記データ修正機能で、前記前順位のドット位置に割り付けて賄いきれないインク量を、前記後順位のドット位置に割り付ける処理に対応した前記印刷データの修正をすることを特徴とする印刷制御プログラムを記録した媒体。
JP2016244676A 2016-12-16 2016-12-16 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体 Active JP6885049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244676A JP6885049B2 (ja) 2016-12-16 2016-12-16 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244676A JP6885049B2 (ja) 2016-12-16 2016-12-16 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018094886A JP2018094886A (ja) 2018-06-21
JP6885049B2 true JP6885049B2 (ja) 2021-06-09

Family

ID=62631629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016244676A Active JP6885049B2 (ja) 2016-12-16 2016-12-16 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6885049B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7357240B2 (ja) * 2020-02-25 2023-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 インクジェット印刷装置の制御方法、及び、インクジェット印刷装置
CN112199055B (zh) * 2020-09-28 2023-05-16 深圳圣德京粤科技有限公司 一种喷头补偿打印方法、装置、打印设备和储存介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4227489B2 (ja) * 2003-09-03 2009-02-18 キヤノン株式会社 記録装置及び記録方法
JP2005178262A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Canon Inc 記録装置、および記録方法
JP6295680B2 (ja) * 2014-01-29 2018-03-20 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、ディザマスク生成方法、及びプログラム
JP6425424B2 (ja) * 2014-06-06 2018-11-21 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP6415282B2 (ja) * 2014-12-05 2018-10-31 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像記録装置
JP2016147420A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置および印刷制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018094886A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6926456B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム
JP6432247B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2012066576A (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JP6885049B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した媒体
US8434843B2 (en) Printing apparatus, printing method, and program
JP7439661B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び記録システム
JP6326922B2 (ja) 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法
JP6611686B2 (ja) 記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP7171345B2 (ja) 画像処理装置、記録システム、記録装置、記録画像の検知方法、およびプログラム
JP4665508B2 (ja) 印刷用画像処理装置
JP2016185608A (ja) 割当マスクおよび割当マスクの生成方法
JP2014139005A (ja) 記録装置及び記録方法
JP6673438B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP5891683B2 (ja) 印刷装置および印刷物生産方法
JP6458421B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
US20180281448A1 (en) Image formation device
JP2011136501A (ja) 印刷システム、プログラム、及び、印刷装置
JP2018187925A (ja) 記録装置および記録方法
JP6225765B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP7041520B2 (ja) インクジェット記録装置、画像処理方法およびプログラム
US11648782B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP2019080278A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および印刷装置
JP7439595B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP5864581B2 (ja) 印刷されるべき画像における高被覆領域内のアーチファクトをカモフラージュする方法
US8705113B2 (en) Apparatus and method for recording a maintenance pattern

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6885049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150