本発明の特定の実施形態に対する次の説明は本発明の範囲を制限するために用いられるべきではない。本発明の他の例、特徴、態様、実施形態及び長所は、図面、本発明を行うために考慮された最善のモードの1つによって次の説明から当業者に明白になるであろう。理解されるように、本発明は本発明から逸脱することなく他の異なる明らかな態様を示すことができる。したがって、図面及び説明は本質的に例示的なものとみなされるべきであって制限的であってはならない。
I.例示的なMRI生検制御モジュールの概要
図1乃至3において、MRI互換生検システム10は、MRI機械(図示せず)を含む遮蔽された空間の外部に配置されたり又は強い磁場及び/又は敏感な無線周波数信号(RF)検出アンテナとの有害な相互作用を緩和させるために少なくとも離隔された制御モジュール12を有する。本願にその全体が参照として引用された米国特許第6,752,768号には組織サンプルの採取を助けるために、予めプログラムされた機能の範囲が制御モジュール12に統合されることができる。制御モジュール12は、位置確認組立体15と共に使用される生検装置14を制御して動力を供給する。生検装置14は、MRI又は他の映像システムのガントリ(gantry)(図示せず)上に位置することができる乳房コイル18に取り付けられた位置確認固定機構16によって位置が設定されて案内される。
本実施例で、制御モジュール12は、生検装置14に機械的、電気的及び空圧式で結合され、強い磁場及び敏感なRF受信構成要素から離隔される必要がある構成要素が分離されることができるようにする。MRI機械のケーブル管理スプール(cable management spool)20は、制御モジュール12側面で突出されたケーブル管理取り付けサドル(cable management attachment saddle)22に置かれる。ケーブル管理スプール20で制御信号及びカッタ回転/前進動作を各々通信するための一対の電気ケーブル24及び機械ケーブル26を巻回する。特に、電気及び機械ケーブル24,26の各々は制御モジュール12内の各々の電気的及び機械的ポート28,30に接続された一端部と生検装置14のホルスタ部(holster portion)32に接続された他端部を有する。使用しない時は、ホルスタ部32を維持できるドッキングカップ34はドッキングステーション装着ブラケット36によって制御モジュール12にフッキングされる(hooked)。制御モジュール12と関連づけて上述したかかる構成要素は単なる選択的なものであることを理解するべきである。
壁に装着されたインタフェースロックボックス(interface lock box)38はテザ40を制御モジュール12の閉鎖ポート(lockout port)42に提供する。テザ40は制御モジュール12のMRI機械又は他の機械に近すぎる不注意な配置を排除するために固有に終端され短い長さを有する。インラインエンクロージャ44はテザ40、電気ケーブル24及び機械ケーブル26を制御モジュール12の各ポート42,28,30に登録できる。
真空補助装置は、液体及び固体残骸を捕集する真空キャニスタ(vacuum canister)50と出口ポート48の間を連結する第1真空ライン46によって提供される。チュービングキット(tubing kit)52は、制御モジュール12と生検装置14の間の空圧伝達を行う。特に、第2真空ライン54は、真空キャニスタ50の入口ポート56に接続される。第2真空ライン54は、生検装置14に取り付けられた2本の真空ライン58,60に分割される。ホルスタ部32に生検装置14が設置された状態で、制御モジュール12は機能検査を行う。生理食塩水は生検装置14に手動で注入されたり又は潤滑剤の役割を行い真空シール(vacuum seal)を達成することを助けるか他の目的で生検装置14に導入されることができる。制御モジュール12は、本例の生検装置14でカッタの全体移動をモニタリングして生検装置14のカッタ機構(図示せず)を作動させる。機械式ケーブル26又は生検装置14内のバインディングは機械式ケーブル26を回すために加えられたモータ力及び/又は回転速度又は位置を比較する際に感知された機械式ケーブル26のもつれた量を参照して選択的にモニタリングされることができ、機械ケーブル26の各終端に位置している。
ホルスタ部32から分離可能な遠隔キーパッド62は、本実施例で、特に生検装置14自体にあるコントロールが位置確認固定機構16に挿入された後なので容易に接近できない及び/又は制御モジュール12の配置が不便な程度遠い場合に(例えば、30フィート離れている)生検装置14の臨床医の制御を向上させるために制御パネル12と電気ケーブル24を介して通信する。しかし、ここに説明された他の構成要素と同様に、遠隔キーパッド62は単に選択的なものに過ぎず、必要に応じて修正、代替、補充又は省略されることができる。本実施例で、ホルスタ部32上の後端サムホイール(aft end thumbwheel)63は組織サンプルを採取する側面を回転させるために挿入後に容易に接近可能である。
無論、上述の制御モジュール12は単なる1つの例にすぎない。任意の他の適切な類型の制御モジュール12及び関連構成要素が用いられることができる。単なる例示として、制御モジュール12は、2008年9月18日に公開された「生検装置のための真空タイミングアルゴリズム」という名称の米国特許公開番号第2008/0228103号の教示に従って代わりに構成されて動作可能で、その開示内容はここに参照として統合される。他の単に例示的な例として、制御モジュール12は、2012年12月11日に発行された「MRI生検装置用制御モジュールインタフェース」という名称の米国特許第8,328,732号の教示に従って構成されて動作可能で、その開示内容はここに参照として統合される。代案としては、制御モジュール12は、任意の他の適切な構成要素、特徴、構成、機能性、操作性などを有し得る。制御モジュール12及び関連構成要素の他の適切な変形は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
II.例示的な位置確認組立体(Localization Assembly)
位置確認フレームワーク68の左側及び右側平行上部ガイド64,66は乳房コイル18の患者支持プラットホーム78に形成された乳房開口76の下部側及び各側面に取り付けられた左側及び右側平行上部トラック70,72内に各々側方向に調節可能に収容される。乳房コイル18のベース80は、乳房開口76の間で患者支持プラットホーム78に取り付けられた中心線柱82によって連結される。また、各々の乳房開口76の周りに離隔された各々の側面上の一対の外部垂直支持柱84,86は、位置確認固定機構16が位置する側面凹部(lateral recess)88を限定する。
患者の乳房は、本実施例で、側面凹部88内の乳房開口76内に揺れながらぶら下がっていることを認識するべきである。便宜上、本明細書では一般的な方法によって位置確認固定機構16を基準とする乳房組織内の直交座標によって疑いのある病変を位置させ、その後、生検装置14を形成するホルスタ部32に結合されたプローブ91の針90のような機構を選択的に位置させる。無論、他の類型の座標系又は標的技術が用いられることができる。生検システム10の手による使用を向上させるために、特に閉口径MRI装置の狭い境界内で反復的な再イメージングのために、生検システム10は、カニューレ(cannula)94に囲まれた密閉装置(obturator)92を案内することもできる。挿入深度は針90又はカニューレ94上に縦方向に位置する深度ストップ装置95によって制御される。代案としては、挿入深度は任意の他の適切な方式で制御されることができる。
この案内は左側及び右側平行上部ガイド64,66の下に取り付けられた側方向に調節可能な外部三面プレートブラケット98内に収容されるグリッドプレート96で示す本実施例の側面フェンスによって具体的に提供される。同様に、中央プレート100で示す、患者の胸の中央平面に対する中央フェンスは、乳房コイル18に設置された時、中心線柱82に隣接する左右平行上部ガイド64,66の下に取り付けられた内部三面プレートブラケット102に収容される。機構(例えば、プローブ91、密閉装置/カニューレ92、94の針90等)の挿入地点をさらに細分化するために、ガイドキューブ104がグリッドプレート96に挿入されることができる。
本実施例で、選択された乳房は中央プレート100によって内側(中央側)に沿ってグリッドプレート96によって乳房の外側(側方向)に圧縮され、後者はX−Y平面に限定される。ここで、X軸は起立している患者と関して垂直(矢状面)であ臨床医が位置確認固定機構16の外部に露出された部分を見るとした場合に左右軸に該当する。Z軸は乳房の中央側に向かって延長されX−Y平面に垂直で、これは典型的に生検装置14の針90又は密閉装置/カニューレ92,94の挿入方向及び深度に該当する。明瞭性のために、Z軸という用語は患者の挿入地点を探すために使用される空間座標と直角をなす場合もありそうでない場合もあるが「浸透軸」と互換して用いることができる。ここに説明された位置確認固定機構16のバージョンは便利又は臨床的に有利な角度で病変に対するX−Y軸への非直交軸を許容する。
上述の位置確認組立体15は単なる1つの例にすぎないことを理解するべきである。乳房コイル18及び/又は位置確認固定機構16を用いる位置確認組立体15を含むがこれに限定されない任意の他の適切な類型の位置確認組立体15が用いられることができる。位置確認組立体15に対する他の適切な構成要素、特徴、構成、機能性、操作可能性などは本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
III.例示的な生検装置
図1に示すように、生検装置14の1つのバージョンはホルスタ部32及びプローブ91を含むことができる。例示的なホルスタ部32は上述のセクションアドレッシング制御モジュール12で既に論じた。次の段落ではプローブ91及び関連構成要素と装置に対して詳細に説明する。
本実施例で、カニューレ94及び密閉装置92を含む標的セット89はプローブ91と関連づけられる。特に、図7、図8及び図9に示すように、密閉装置92はカニューレ94内に滑り入り、その組み合わせはガイドキューブ104を介して乳房組織内の生検位置に案内される。図3に示すように、次いで、プローブ91の針90がカニューレ94に挿入され、次いで、生検装置14が作動されて1つ又はそれ以上の組織サンプルを針90を介して乳房から獲得する。
本実施例のカニューレ94は、円筒状ハブ198に近接した位置に取り付けされカニューレ94は開放遠位端部202に近接した内腔196及び側面開口201を含む。円筒状ハブ198は、側面開口201を回転させるためにサムホイール204を外部に提供する。円筒状ハブ198は、内腔196が空いてる時に流体密封を提供し、挿入された密閉装置92を密封するためにダックビルシール208、ワイパーシール211及びシールリテイナ212を具備する。カニューレ94の外部表面に沿って長さ方向に離隔された測定指示器213は視覚的に、及び或いは物理的に図1の深度ストップ装置95を位置させる手段を提供する。
本例の密閉装置92は、複数の構成要素を対応する機能部と結合させる。シャフト214はイメージャブルサイドノッチ218と近位ポート220の間を連通する流体内腔216を含む。シャフト214は、穿孔チップ222がカニューレ94の遠位端部202の外に延長されるように縦方向に大きさが決定される。密閉装置のサムホイールキャップ224は近位ポート220を囲み、イメージャブルサイドノッチ218がカニューレ94の側面開口201に位置するように保証するためにカニューレサムホイール204と結合する可視角度指示器228を含むロック部材226を具備する。密閉装置密封キャップ230は、流体内腔216を閉鎖するように密閉装置サムホイールキャップ224内に機密に結合され得る。本実施例の密閉装置密封キャップ230は、密閉装置のサムホイールキャップ224上の可視角度指示器228に対応する可視角度指示器233を含むロック又は位置指定機能部232を含み、硬質、軟質又はエラストマー材料で製造できる。図9で、ガイドキューブ104は、グリッドプレート96を介して密閉装置92及びカニューレ94を案内する。
本実施例の密閉装置92は、中空形であるが、密閉装置92は、代案としては、密閉装置92が内部内腔を限定しないように実質的に堅固な内部構造を持つことができることを理解するべきである。また、一部のバージョンでは、密閉装置92にサイドノッチ218がない場合もある。密閉装置92に対する他の適切な構成要素、特徴、構成、機能、操作可能性などは本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。同様に、カニューレ94は、多様な方法で変化できる。例えば、一部の他のバージョンで、カニューレ94は、閉鎖された遠位端部202を有する。他の単純な例示として、カニューレ94は、穿孔チップ222を有する密閉装置92の代わりに閉鎖された穿孔チップ222を有し得る。そのような一部のバージョンで、密閉装置92は、単に鈍い遠位端部を有し得る。又は密閉装置92の遠位端部は任意の他の適切な構造、特徴又は構成を有し得る。カニューレ94に対する他の適切な構成要素、特徴、構成、機能、操作可能性などは本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。また、一部のバージョンでは、密閉装置92又はカニューレ94のうち1つ又は全部は省略できる。例えば、プローブ91の針90は、カニューレ94を介してガイドキューブ104に挿入されずガイドキューブ104に直接挿入されることができる。
プローブ91(又は針90)とともに用いられることができる他の構成要素は深度ストップ装置95である。深度ストップ装置は、カニューレ94及び密閉装置92(又は針90)が所望より挿入されることを防止するように動作可能な任意の適切な構成であり得る。例えば、深度ストップ装置95は、カニューレ94(又は針90)の外部に位置することができ、カニューレ94がガイドキューブに挿入される程度を制限するように構成されることができる。深度ストップ装置95によるかかる制限は、カニューレ94と密閉装置92(又は針90)の組み合わせが患者の乳房に挿入されることができる深度の限界をさらに提供できることを理解するべきである。また、かかる制限は密閉装置92がカニューレ94から回収された後、生検装置14が1つ以上の組織サンプルを獲得する患者の乳房内の深度を確立することができ、針90がカニューレ94に挿入される。生検システム10と共に用いられることができる例示的な深度ストップ装置95が2007年11月1日に公開された「生検装置用グリッド及び回転可能なキューブガイド位置確認固定装置」という名称の米国公開特許番号第2007/0255168号に開示されており、先に言及したように本明細書に参照として含まれる。
本例示で、先に言及したように、生検装置14は、カニューレ94と密閉装置92の組み合わせが所望の位置に挿入された後、カニューレ94内に挿入されることができる針92がカニューレ94から除去された後、患者の乳房内に挿入される。本実施例の針90は針90がカニューレ94の内腔196内に挿入される時、カニューレ94の側面開口201と実質的に整列されるように構成された側面開口を含む。本実施例のプローブ91は、ホルスタ部32の構成要素によって駆動されカニューレ94の側面開口201及び針90の側面開口を介して突出した組織を切断するように作動する回転及び並進カッタ(図示せず)を含む。切断された組織サンプルは任意の適した方式で生検装置14から回収され得る。
生検システム10が使い捨てプローブ組立体91を用いて以上で論じられたが、他の適したプローブ組立体及び生検装置組立体が用いられることができることを認識するべきである。単なる例として、図10に示す生検装置200のような生検装置は、生検システム10で用いられることができる。この例の生検装置200は、ハンドピース210から遠位方向に延長される針290;及びハンドピース210の近位端部に配置された組織サンプルホルダ220を含む。針290は、上述の針90と実質的に同様に作動するように構成される。例えば、針290は、生検部位から組織サンプルを得るためにカッタと協力するように構成される。組織サンプルホルダ220は、針290を介して収容された組織サンプルを保存するように構成される。単なる例で、生検装置200は、2012年6月26日に発行された「再使用可能な部分を有するテザーレス生検装置」という名称の米国特許第8,206,316号(この開示内容は本明細書に参照として含まれる)の教示のうち少なくとも一部に従って構成されることができ;2012年10月2日に発行された発明の名称が「多重ボタン生検装置」である米国特許第8,277,394号;及び/又は2012年3月15日に発行された「移動式トレーを有する生検装置組織サンプルホルダ」という名称の米国特許公開番号第2012/0065542号(この開示内容は本願に参照として引用されること)に記載されている。
さらに他の単に例示的な実施例として、図11に示す生検装置300のような生検装置が生検システム10で用いられることができる。この例の生検装置300は、ハンドピース310から遠位方向に延長される針390及びハンドピース310の近位端部に配置された組織サンプルホルダ320を含む。針390は、上述の針90と実質的に同様に作動するように構成される。例えば、針390は、生検部位から組織サンプルを得るためにカッタと協力するように構成される。組織サンプルホルダ320は、針390を介して収容された組織サンプルを保存するように構成される。ケーブル330は、導管340,342が流体伝達を提供する間、電力、命令などの伝達を提供する。単なる例で、生検装置300は、開示内容が本明細書に参照として含まれる米国特許公開番号第2010/0160824号;2013年6月6日に公開された「スライド−インプローブ(slide−In Probe)を有する生検装置」という名称の米国特許公開番号第2013/0144188号;2013年12月5日に発行された「生検装置の制御」という名称の開示内容が本明細書に参照として含まれる米国特許公開番号第2013/0324882号;2014年2月6日に公開された「生検システム」という名称の米国特許公開番号第2014/0039343号(この開示は本願に参照として引用される);及び/又は2014年8月27日に出願された「生検装置用組織採取組立体」という名称の米国特許出願番号第14/469,761号(この開示は本願に参照として含まれる)に記載されている。
本願に記述されたシステム10の多様な代替的部材と共に用いられることができるさらに他の適した形態の生検装置が当業者に明白であろう。
IV.例示的なガイドキューブ
一部のバージョンで、ガイドキューブは、1つ以上のエッジ及び面によって限定された本体を含むことができる。本体は、ガイドキューブの面の間で延長され生検装置14又は生検装置14の一部のような機構(一例として、生検装置14の針90、カニューレ94及び密閉装置92の組み合わせ等)を案内するために用いられることができる1つ以上のガイド孔又は他の類型の通路を含むことができる。ガイドキューブは、ガイドキューブの1つ以上のガイド孔又は通路を所望の位置に位置させるために1つ、2つ又は3つの軸に対して回転可能であり得る。
図4に示すように、ガイドキューブ104は、各々の対向する一対の面112,114,116の間で互いに直角に通過する中央ガイド孔106、コーナーガイド孔108及び偏心ガイド孔110を含む。ガイドキューブ104を2つの軸で選択的に回転させることによって、一対の面112,114,116のうち1つがズレた位置に近位整列されることができ、その後、任意に1/4回転、1/2回転又は3/4回転された任意の近位面112,114,116を選択する。これによって、中心ガイド孔106を使用する9個のガイド位置118,120a−120d(すなわち、コーナーガイド孔108),122a−122d(すなわち、偏心ガイド孔110)は図5に示すように近位に露出されることができる。
図6に示すように、2軸回転可能なガイドキューブ104は、交差する垂直バー132及び水平バー134によって形成されるグリッドプレート96の複数の正方形凹部130を含む。ガイドキューブ104は、グリッドプレート96の前面に取り付けられた背面基板136によってグリッドプレート96を通過することが防止される。背面基板136は、各々の正方形凹部130内の中心にある各々の正方形開口を含み、ガイドキューブ104の前面を捕集するために十分なリップ140を形成するがガイド孔106,108,110を妨害しない。正方形凹部130の深度はガイドキューブ104より小さいのでグリッドプレート96から圧搾及び抽出するためのガイドキューブ104の近位部142を露出させる。本明細書の教示に基づいて、当業者はグリッドプレート96の背面基板136がいくつかのバージョンで全部省略されることができることを認識するであろう。背面基板136がない一部のバージョンで、以下でより詳細に説明されるように、ガイドキューブの他の形状がガイドキューブをグリッドプレート内に安全かつ除去可能に合わせるために用いられることができる。しかし、または、かかる他の特徴は、背面基板136を部分的に又は全体的に省略する代わりにグリッドプレート96のような背面基板136を有するグリッドプレートと組み合わせて用いられることができる。
一部の他の変形例で、ガイドキューブ104は代替的なガイドキューブ又は2014年7月18日に出願された「生検装置標的化特徴」という名称の米国特許出願第14/335,051号(この開示は本願に参照として含まれる)の一部の教示に従って構成されて動作可能な他のガイド構造に代替される。
V.例示的な代替的カニューレ及び密閉装置
前記論じられた密閉装置92及びカニューレ94の変形例として、密閉装置92及びカニューレ94は互いに異なる輪郭(profile)を有する遠位チップを提供するように密閉装置92及びカニューレが整列されることができる。一部の例で、そのような輪郭は組織を貫通させるために必要な力を減少させることによって患者の胸に密閉装置92及びカニューレ94を容易に挿入できる。また、かかる輪郭は患者の乳房内の密閉装置92及び/又はカニューレ94を回転させるために必要な力を減少させることによって患者の乳房内の密閉装置92及びカニューレ94の回転を容易にすることができる。より効果的な輪郭を有する末端チップを提供するために、密閉装置92及びカニューレ94がどのように再構成され得るかに関する多様な例が以下でより詳細に説明されるであろう。他の例は本明細書の教示に従って当業者に明白であろう。以下で説明される密閉装置及びカニューレの例は、上述の密閉装置92及びカニューレ94と実質的に同様に機能できることを理解するべきである。特に、以下で説明された密閉装置及びカニューレの例は、MRI誘導を使用して患者の乳房内で生検装置の針の標的合わせを助けるために用いられることができる。以下で論じられたカニューレチップの例は、以上で論じられたり本明細書で開示された任意の生検装置とともに用いられることができることを認識するべきである。
また、以下の教示が2014年7月18日に出願された「生検装置標的化特徴」という名称の米国特許出願第14/335,051号(この開示は本願に参照として含まれる)の教示と容易に組み合わせることができることを認識するべきである。言い換えれば、米国特許出願第14/335,051号の多様なカニューレ及び密閉装置は、本明細書の教示の観点から当業者に自明なように本明細書の教示のうち少なくとも一部に従って多様な方式で変形されることができる。同様に、本願で説明されたカニューレ及び密閉装置の多様な例は、本願の教示を考慮すれば当業者に明白なように多様な方法で米国特許出願第14/335,051号での教示のうち少なくとも一部に従って修正されることができる。
A.可撓性カニューレを有する例示的な標的セット
図12乃至図13は、上述の生検システムと共に用いられることができる例示的かつ代替的標的セット500を示す。標的セット500は、ここで別に言及した場合を除いて以上で説明した標的セット89と同じである。例えば、標的セット500は、密閉装置520を収容するように構成されたカニューレ502を含み、前記組み合わせはガイドキューブ(例えば、ガイドキューブ104等)を介して生検患者の乳房内の生検部位にガイドされるように構成される。カニューレ502は、円筒状ハブ504の近位に取り付けられカニューレ502の遠位端部上に位置する開口508を有する中空シャフト506を含む。シャフト506は、カニューレ502の近位端部から遠位端部にカニューレ502を介して延長される内腔510を限定する。シャフト506は、密閉装置520が内腔510を介して挿入されることができるように密閉装置520に対応して形成される。カニューレ502の開口508は、比較的平らなエッジ512を含む。エッジ512は、比較的平たく図示されているが、エッジ512は、傾斜したり、面取りされたり又は先細りになる場合があることを理解するべきである。無論、エッジ512は、本明細書の教示の観点から当業者に明白な任意の他の幾何学的形態をとることができる。
本実施例のカニューレ502は、実質的に不透明である。無論、そのような特徴は単なる選択的なものであって、他の例で、カニューレ502は完全又は部分的に透明であったり、半透明であり、そして/又は任意の他の適切な光学透過性を有し得る。操作者が密閉装置520上に配置された表示を視覚化することが好ましい場合もあるため、そのような透明な特徴が一部の実施形態に含まれることができることを理解するべきである。カニューレ502は、一般に比較的薄く可撓性のある物質からなり、密閉装置520又は他の装置がカニューレ502から除去されるとシャフト506が崩壊され得る。これはシャフト506がセルフシール効果を提供できるようにする。他の変形例で、密閉装置520又は他の装置をカニューレ502から除去した場合、シャフト506がその形状を維持するようにカニューレ502は剛性であり得る。
円筒状ハブ504は、密閉装置520のグリップ528を収容するように構成される。図12で確認できるように、円筒状ハブ504は、近位開口516及びインデックスベゼル530を含む。近位開口516は、密閉装置520の対応する突出部(図示せず)を収容するように構成される。図示していないが、一部の例で、円筒状ハブ504は、グリップ528の対応する1つ以上の維持(retention)機能部と結合するように構成されることができる1つ以上の維持機能部をさらに含む。適切な維持機能部は弾性タブ、スナップフィット(snap fits)、圧縮フィット(compressoin fits)、戻り止め(detent)などを含むことができる。他の例で、円筒状ハブ504は、円筒状ハブ504をグリップ528に選択的に取り付けるように構成された任意の他の機能部を含むことができる。一部のバージョンで、円筒状ハブ504は、ワイパーシール(wiper seal)、ダックビルシール(duckbill seal)、及び/又はカニューレ502が患者の乳房に配置される間、密閉装置520がカニューレ502から除去される時、近位開口516を介して血液及び/又は他の体液の近位逆流を実質的に防止する1つ以上の他の種類の封止機能部(sealing features)を含む。単なる例として、ハブ504は、開示内容が本明細書に参照として含まれ、2010年4月6日に発行された「スリーブ及び多機能密閉装置を含むMRI生検装置」という名称の米国特許第7,693,567号の教示の少なくとも一部に従って構成され動作可能な1つ以上の封止機能部を含むことができる。ハブ504に統合されることができる他の適切な機能部は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
密閉装置520は、グリップ528から遠位方向に延長されるシャフト522を含む。密閉装置520の遠位端部上に位置するピアシングチップ524及び側面開口526がカニューレ502の開口508の外に延長されるように、シャフト522は長さ方向に大きさが調節される。特に、シャフト522は、カニューレ502のエッジ512が密閉装置520の側面開口526に対し近位に終端されるように大きさが決定される。カニューレのシャフト506が比較的薄いため、密閉装置520のシャフト522とカニューレ502のエッジ512の間の界面は流線型の輪郭を生成してカニューレ502と密閉装置520が乳房に挿入される際に侵入する力を減少させることができる。カニューレ502のシャフト506が比較的厚い例で、類似の流線型輪郭はカニューレ502の遠位端部上のテーパー(taper)、面取り(chamfer)又は他の機能部によって促進されることができることを理解するべきである。代案としては、密閉装置520のシャフト522は密閉装置520のシャフト522とカニューレ502のシャフト506の間の流線型遷移を容易にするための所定の幾何学的機能部を含むことができる。
グリップ528は、グリップ528から選択的に除去され得るゴムグリッププラグ532を含む。インデックスベゼル530は円筒状ハブ504と関連づけられるが、他の例では、インデックスベゼル530が代案的にはグリップ528と関連づけられることを理解するべきである。グリップ528は、マーカー伝達装置、MR画像形成可能物質及び/又は生検手順と関連づけられた他の機構/材料の挿入通路として用いられることができる、近位開口536で終わるシャフト522から近位に延長される。近位開口536が使用されない時、ゴムグリッププラグ532は、グリップ528の少なくとも一部に挿入されて近位開口536を閉鎖できる。
図13で最もよく確認できるように、標的セット500は、上述した深度ストップ装置95と同様でよい深度ストップ装置540を含むことができる。例えば、深度ストップ装置540は、患者の乳房への過度な挿入を防止するために、カニューレ502又は密閉装置520上に挿入されることができる。本実施例で、深度ストップ装置540は、カニューレ502のシャフト506と同様に大きさが調整され得る開口542を含む。特に、深度ストップ装置540は、開口542がカニューレ502の外部表面514に比べて若干小さくなることができるようにエラストマー物質で構成されることができる。したがって、深度ストップ装置540は、深度ストップ装置540の開口542の大きさとカニューレ502の外部表面514の大きさの間の干渉によって発生した摩擦力によって残存できるカニューレ502上の特定の地点に位置し得る。一部のバージョンで、開口542は、深度ストップ装置540がカニューレ502に対して回転する際、カニューレ502の外部表面を把持する斜めに配向されたエラストマーウェビング(webbing)を含む。一部の他の変形例で、開口542は、深度ストップ装置540がカニューレ502に対して回転する際、カニューレ502の材料内に食い込むことができる斜めに配向された剛性ピンを含み、深度ストップ装置540の軸方向位置を実質的にカニューレ502上に固定する。上述に追加的に又はその代案として、深度ストップ装置540は、開示内容が本明細書に参照として含まれ2009年3月24日に発行された「生検カニューレ調整可能な深度ストップ(Biopsy Cannula Adjustable Depth Stop)」という名称の米国特許第7,507,210号及び/又は開示内容が本明細書に参照として含まれ2014年7月18日に出願された「生検装置標的機能部(Biopsy Device Targeting Features)」という名称の米国特許出願第14/335,051号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動できる。深度ストップ装置540がとれる他の適切な形態は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
本例の深度ストップ装置540は、ユーザに位置決定深度ストップ装置540を補助するために用いられることができる、複数の窪み部544をさらに含む。カニューレ502は実質的に不透明なため、カニューレ502のシャフト506は、深度ストップ装置540を所望の深度に対応するカニューレ502上の位置に位置させるために用いられることができる深度表示(図示せず)を含むことができる。無論、他の例で、表示は他の所に位置したり簡単に共に省略できる。
B.ピアシングロッド(Piercing Rod)及びイメージングロッド(Imaging Rod)を有する例示的な標的セット
図14乃至図17は、上述の生検システム10と共に用いられることができる他の例示的かつ代替的標的セット2400を図示した図である。標的セット2400は、ここで別に言及された場合を除いて、以上で説明した標的セット89と同じである。例えば、標的セット2400は、密閉装置2420,2450を収容するように構成されたカニューレ2402を含む;そして、前記組み合わせはガイドキューブを介して患者の乳房内の生検位置に案内されるように構成される。標的セット89とは違い、標的セット2400は2つの密閉装置2420,2450を含み、これは以下に詳細に説明されるように、生検手順の互いに異なるステップの中で使用されることができる。カニューレ2402は、円筒状ハブ2404に近位に取り付けられカニューレ2402の遠位端部上に位置する開口2408を有する中空シャフト2406を含む。シャフト2406は、カニューレ2402の近位端部から遠位端部までカニューレ2402を介して延長される内腔2410を限定する。シャフト2406は、密閉装置2420,2450が内腔2410を介して挿入されることができるように密閉装置2420,2450に対応する形状に形成される。本実施例で、カニューレ2402の開口2408は比較的平らなエッジ2412を含む。エッジ2412は相対的に平たく図示されているが、他の例で、エッジ2412が傾斜したり、面取りされたり又は先細りになる場合があることを理解するべきである。無論、エッジ2412は、本明細書の教示の観点から当業者に明白な任意の他の幾何学的形態をとることができる。
本実施例のカニューレ2402は、実質的に不透明である。無論、そのような特徴は単なる選択的なものであって、他の例で、カニューレ2402は完全又は部分的に透明であったり、任意の他の適切な光学透過性を有し得る。カニューレ2402は、一般に比較的薄い可撓性材料からなり、密閉装置2420,2450又は他の装置がカニューレ2402から除去されるとシャフト2406が崩壊され得る。無論、他のバージョンで、カニューレ2402は剛性、半剛性、軟性である場合があり、又は他の特性を有し得る。
円筒状ハブ2404は、密閉装置2420のグリップ2428又は密閉装置2450のグリップ2458を収容するように構成される。依然として、図14に示すように、円筒状ハブ2404は近位開口2416及びインデックスベゼル2430を含む。近位開口2416は、密閉装置2420,2450の対応する突出部2432,2462を収容するように構成される。図示していないが、円筒状ハブ2404は、密閉装置2420,2450の突出部2432,2462を円筒状ハブ2404に固定させるように構成された1つ以上の維持機能部を含むこともできる。しかし、他の例で、円筒状ハブ2404は、円筒状ハブ2404をグリップ2428,2458に選択的に取り付けるように構成された任意の他の機能部又は機能部を含むことができる。
上述したように、標的セット2400は、生検手順の互いに異なるステップの間に使用するための2つの密閉装置2420,2450を含む。特に、標的セット2400は、一般に中空型密閉装置2420及び大体固い密閉装置2450を含む。中空型密閉装置2420は、グリップ2428から遠位方向に延長されるシャフト2422を含む。シャフト2422は、密閉装置2420の遠位端部に位置する鈍いチップ2424及び側面開口2426がカニューレ2402の開口部2408の外に延長されるように長さ方向に大きさが決定される。シャフト2422は、カニューレ2402のエッジ2412が密閉装置2420の側面開口2426に対して近位に終端されるように大きさが決定される。カニューレ2402のシャフト2406は比較的薄いため、密閉装置2420のシャフト2422とカニューレ2402のエッジ2412の間の界面は流線型輪郭を形成できる。本実施例で、シャフト2422は、プラスチックのようなMRI撮像可能材料で構成される。無論、他の適切な物質は本願の教示を考慮して当業者に明白であろう。
グリップ2428は、グリップ2428から選択的に除去され得るゴムグリッププラグ2432を含む。いくつかの例で、インデックスベゼル2430は、円筒状ハブ2404の代わりにグリップ2428と関連づけられることを理解するべきである。グリップ2428は、マーカー伝達装置及び/又は生検手順と関連づけられた他の機構の挿入通路として用いられることができる近位開口2436で終わるシャフト2422から近位に延長される。ゴムグリッププラグ2432は、近位開口2436が使用されない時、グリップ2428の少なくとも一部に挿入されて近位開口2436を閉鎖できる。
また、図14は、ゴムグリッププラグ2432の代わりに用いられることができるイメージングロッド2470を図示する。特に、イメージングロッド2470は、イメージングシャフト2472及びゴムグリッププラグ2474を含む。イメージシャフト2472は、密閉装置2420に挿入できる大きさであって、MRI撮像可能物質2476(仮想で表示)を含む。撮像可能物質2476は、メージングシャフト2472の遠位端部に位置すると図示されているが、一部の例で、撮像可能物質2476は、イメージングシャフト2472の全体長さにわたって延長されることができたり、又はイメージングシャフト2472内で配向され得ることを理解するべきである。以下でより詳細に説明されるように、イメージングロッド2470は、MRIを使用して映像化される時、標的セット2400のコントラストを向上させるために近位開口2436を介して密閉装置2420に挿入可能である。ゴムグリッププラグ2474は、以上で説明したゴムグリッププラグ2432と同じである。特に、イメージングシャフト2472を支持しながら密閉装置2420の近位開口2436を閉鎖するようにグリップ2428の少なくとも一部にゴムグリッププラグ2432が挿入されることができる。
固体密閉装置2450は、グリップ2458から遠位方向に延長される固形スパイク部2452を含む。スパイク部2452は、長いシャフト2454及び組織ピアシング末端チップ2456を含む。本実施例で、組織ピアシングチップ2456は、複数の面を有する。追加的に又は代案としては、組織ピアシングチップ2456は、1つ以上のブレードを含むことができる。シャフト2454は、固体密閉装置2450がカニューレ2402内に挿入される時、組織ピアシングチップ2456がカニューレ2402の開口部2408を介して突出するように構成された長さを有する。スパイク部2452は、ここで固体と説明されるが、スパイク部2452は、必ずしも完全に固体である必要はないことを理解するべきである。例えば、スパイク部2452は、本願の教示の観点から当業者に明白な内腔、気孔、開口及び/又は任意の他の同様の機能部を含むことができる。
グリップ2458は、長いハンドル2460及び末端取り付け突出部2462を含む。ハンドル2460は、ユーザがハンドル2460を把持して密閉装置2450が手動で位置して患者に挿入されることができるように構成される。取り付け突出部2462は、カニューレ2402の円筒状ハブ2404の開口2416と結合するように構成される。上述の密閉装置2420と同様に、密閉装置2450は、密閉装置2450をカニューレ2402に固定させるための維持部材又は機能部を含むことができる。
図15乃至図17で最もよく確認できるように、標的セット2400は、深度ストップ装置2440を含む。深度ストップ装置2440は、患者の乳房への過度な挿入を防止するために、カニューレ2402又は密閉装置2420,2450上に配置されることができる。本実施例で、深度ストップ装置2440は、カニューレ2402のシャフト2406と同様に大きさが決定されることができる開口2442を含む。特に、深度ストップ装置2440は、開口2442がカニューレ2402のシャフト2406に比べて若干小さくなることができるようにエラストマー材質からなることができる。したがって、深度ストップ装置2440は、深度ストップ装置2440の開口2442の大きさとカニューレ2402のシャフト2406の大きさの間の干渉によって発生した摩擦力によって残存できるカニューレ2402の特定の位置に位置し得る。一部のバージョンで、開口2442は、深度ストップ装置2440がカニューレ2402に対して回転する時、カニューレ2402の外部表面を把持する斜めに配向されたエラストマーウェビング(webbing)を含む。一部の他の変形例で、開口2442は、深度ストップ装置2440がカニューレ2402に対して回転する時、カニューレ2402の物質内に食い込んで深度ストップ装置の軸方向位置を実質的にカニューレ2402上に確保する斜めに配向された剛性ピンを含む。上述に追加的に又はその代案として、深度ストップ装置2440は、開示内容が本明細書に参照として含まれ2009年3月24日に発行された「生検カニューレ調整可能な深度ストップ(Biopsy Cannula Adjustable Depth Stop)」という名称の米国特許第7,507,210号;及び/又は開示内容が本明細書に参照として含まれ2014年7月18日に出願された「生検装置標的機能部(Biopsy Device Targeting Features)」という名称の米国特許出願第14/335,051号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動できる。深度ストップ装置2440がとれる他の適切な形態は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
例示的な動作モードで、固体密閉装置2450がまず組織を貫通するように用いられることができる。特に、図15で確認できるように、まず、固体密閉装置2450がカニューレ2402内に挿入される。固体密閉装置2450の組織ピアシングチップ2456はカニューレ2402とともに固体密閉装置2450が患者の乳房を貫通するように用いられることができるようにカニューレ2402の開口部2408を介して突出する。
その後、固体密閉装置2450は、カニューレ2402から除去されカニューレ2402が患者内に挿入されたままでいることができる。カニューレ2402は、一般に可撓性材料からなるため、カニューレ2402は、固体密閉装置2450が存在しなければ自ずと崩壊し得る。かかるカニューレ2402の崩壊は患者に対してカニューレ2402を少なくとも部分的に密封できる。無論、カニューレ2402が剛性、半剛性又は軟性である例で、カニューレ2402は密封効果が発生しないように開放されたままで維持されることができる。固体密閉装置2450が除去されると、ユーザは、図16に示すように、中空密閉装置2420をカニューレ2402内に挿入できる。中空密閉装置2420の鈍い端部2424はカニューレ2402を損傷させることなくその崩壊された状態からカニューレ2402を膨脹させることができる。
図17に示すように、一旦、中空密閉装置2420がカニューレ2402に挿入されると、イメージングロッド2470が中空密閉装置2420に挿入されることができ乳房が撮影されることができる。代案としては、イメージングロッド2470は、中空密閉装置2420とともに患者の胸に挿入されることができる。イメージングロッド2470が挿入中に中空密閉装置2420の側面開口2426を密封できるため、中空密閉装置2420をイメージングロッド2470とともに患者の乳房に挿入することが好ましい場合がある。撮像が完了するとイメージングロッド2470は除去されることができる。イメージングロッド2470が除去されると、中空密閉装置2420は、生検マーカーの配置、MRI視覚化の補助、生検部位の洗浄及び/又は本明細書の教示を考慮した場合、当業者に明白な任意の他のタスクを行うことのような多様な作業を行うために、生検システム10と共に用いられることができる。代案としては、一旦、固体密閉装置2450がカニューレ2402から除去されると、生検装置14の針90はカニューレ2402内に挿入されることができる。したがって、中空密閉装置2420は単なる選択的なものであって、必ずしも使用されたり提供される必要がないことを理解するべきである。
C.分離可能なハンドルを有する例示的な標的セット
また、図18乃至図23は、上述の生検システム10と共に用いられることができるさらに他の例示的かつ代替的標的セット2500を図示した図である。標的セット2500は、ここで別に言及した場合を除いては標的セット89,2400と同じである。例えば、標的セット2500は、密閉装置2520を収容するように構成されたカニューレ2502を含み、その組み合わせはガイドキューブ(例えば、ガイドキューブ104等)を介して生検患者の乳房内に位置する生検部位に案内するように構成される。また、イメージングロッド2570は、生検部位のMRI映像化を向上させるために密閉装置2520とともに用いられることができる。カニューレ2502は、円筒状ハブ2504に近位に取り付けられカニューレ2502の遠位端部上に位置する開口2508を有する中空シャフト2506を含む。シャフト2506は、カニューレ2502の近位端部から遠位端部までカニューレ2502を介して延長される内腔2510を限定する。シャフト2506は、密閉装置2520が内腔2510を介して挿入されることができるように密閉装置2520に対応して形成される。カニューレ2402の開口2408とは違い、カニューレ2502の開口2508は、カニューレ2502の外部表面から延長する傾斜したエッジ2512を含む。エッジ2512は、内方へ延長される傾斜を有すると図示されているが、エッジ2512が上述のエッジ2412と同様に傾斜する又は平たい場合があることを理解するべきである。無論、エッジ2512は、本明細書の教示の観点から当業者に明白な任意の他の幾何学的形態をとることができる。
本実施例のカニューレ2502は、上述のカニューレ2402とは違い、実質的に透明である。無論、そのような特徴は単なる選択的なものであって、他の例で、カニューレ2502は不透明、部分的に透明、又は半透明の場合があり、そして/又は任意の他の適切な光学的透過率を有し得る。カニューレ2502は、一般にカニューレ2502の形態がそれを介して挿入された密閉装置2520なしでも維持されることができるように剛性物質で構成される。無論、他のバージョンで、カニューレ2502は可撓性、半剛性又は軟性であり得る。
円筒状ハブ2504は、密閉装置2520のグリップ2528を収容するように構成される。図19に示すように、円筒状ハブ2504は、近位開口2516及び一対の維持機能部2518を含む。近位開口2516は、密閉装置2520の対応する突出部(図示せず)を収容するように構成される。同様に、維持機能部2518は、密閉装置2520の対応する維持機能部(図示せず)を収容するように構成される。一部のバージョンで、円筒状ハブ2504は、ワイパーシール(wiper seal)、ダックビルシール(duckbill seal)、及び/又はカニューレ2502が患者の乳房に配置される間、密閉装置2520がカニューレ2502から除去される時、近位開口2516を介して血液及び/又は他の体液の近位逆流を実質的に防止する1つ以上の他の種類の封止機能部を含む。単なる例として、ハブ2504は、開示内容が本明細書に参照として含まれ、2010年4月6日発行された「スリーブ及び多機能密閉装置を含むMRI生検装置」という名称の米国特許第7,693,567号の教示の少なくとも一部に従って構成されて動作可能な1つ以上の封止機能部を含むことができる。ハブ2504に統合されることができる他の適切な機能部は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
密閉装置2520は、グリップ2528から遠位方向に延長されるシャフト2522を含む。密閉装置2520の遠位端部上に位置するピアシングチップ2524及び側面開口2526がカニューレ2502の開口2508の外に延長されるように、シャフト2522は長さ方向に大きさが調節される。特に、シャフト2522は、カニューレ2502のエッジ2512が密閉装置2520の側面開口2526に対して近位に終端されるように大きさが決定される。傾斜したエッジ2512は標的セット2500が組織内に挿入される時、密閉装置2520の外部表面からカニューレ2502の外部表面に比較的スムーズに遷移できる。かかる構成はカニューレ2502及び密閉装置2520を患者の乳房に挿入するために必要な力を減少させることができるより流線型の輪郭を生成する。また、かかる角度遷移(angular transition)は、患者の乳房でカニューレ2502及び密閉装置2520を回転させるために必要な力を減少させることができる。
グリップ2528は、インデックスベゼル2530、ゴムグリッププラグ2532及び維持機能部(図示せず)を含む。維持機能部は、グリップ2528とハブ2504の間に解除可能なカップリングを提供するように維持機能部2518内にスナップするように構成される遠位に延長されるタブを含む。インデックスベゼル2530は、患者の乳房に対する生検装置の時計位置をユーザに示すことができる表示部2534を含む。インデックスベゼル2530は、表示部2534から近位に延長し、マーカー伝達装置、MR画像形成可能物質及び/又は生検手順と関連づけられた他の機構/材料の挿入のための通路として用いられることができる近位開口2536で終わる。近位開口2536が使用されない時、ゴムグリッププラグ2532は、インデックスベゼル2530の少なくとも一部に挿入して近位開口2536を閉じることができる。
グリップ2528は、また、選択的にハンドル2558を収容することができる。ゴムグリッププラグ2532と同様に、ハンドル2558は、近位開口2536が使用されない時、近位開口2536を閉鎖できる。また、ハンドル2558は、一般にグリップ2528が操作者の手全体を使用して把持されることを許容する機能を提供できる。ハンドル2558は、ハンドル部2560及び取り付け部2562を含む。ハンドル部2560は、ユーザの手を補完する形状である。取り付け部2562は、2つの遠位に延長される取り付けタブ2564を含む。取り付けタブ2564は、グリップ2528の近位端部上の対応する取り付け孔2537と結合するように構成される。したがって、取り付け部2562は、ハンドル2558をグリップ2528の近位端部に選択的に固定するように作動可能である。
グリップ2528は、ゴムグリッププラグ2532の代わりにイメージングロッド2570を収容することもできる。イメージングロッド2570は、近位開口2536が使用されない時、同様に近位開口2536を閉鎖できる。また、イメージングロッド2570はMRIを使用して標的セット2500が視覚化する時、標的セット2500のコントラストを向上させる機能を付加的に提供できる。図18で確認できるように、イメージングロッド2570は、イメージングシャフト2572とゴムグリッププラグ2574を含む。イメージングシャフト2572は、密閉装置2520に挿入できる大きさであって、MRI撮像可能物質2576(図示せず)を含む。撮像可能物質2576がイメージングシャフト2572の遠位端部に位置すると図示されているが、一部の例で、撮像可能物質2576は、イメージングシャフト2572の全体長さにわたって延長されることができたり、又はイメージングシャフト2572内で配向され得る。以下で詳細に説明されるように、イメージングロッド2570は、MRIを使用して映像化する時、標的セット2500のコントラストを向上させるために近位開口2536を介して密閉装置2520に挿入可能である。ゴムグリッププラグ2574は、以上で説明したゴムグリッププラグ2532と同じである。特に、イメージングシャフト2572を支持しながら密閉装置2520の近位開口2536を閉鎖するようにグリップ2528の少なくとも一部にゴムグリッププラグ2532が挿入されることができる。
図19及び図20で最もよく確認できるように、標的セット2500は、上述した深度ストップ装置2440にと同様でよい深度ストップ装置2540を含むことができる。例えば、深度ストップ装置2540は、患者の乳房への過度な挿入を防止するために、カニューレ2502又は密閉装置2520上に配置されることができる。本実施例で、深度ストップ装置2540は、カニューレ2502のシャフト2506と同様に大きさが決定されることができる開口部2542を含む。深度ストップ装置2540は、深度ストップ装置2440に対して近接して延長される2つの弾性偏向アーム2544を追加的に含む。アーム2544は、深度ストップ装置2540の取り付け部材2546と一体に構成されている。取り付け部材2546は、深度ストップ装置2540の本体部2548と一体型である。深度ストップ装置2540は、アーム2544がピボットアーム2544に対して本体部2546に対して曲がることができるように半軟質材料で構成されることができる。
図20で最もよく確認できるように、各々のアーム2544の把持部2545は、深度ストップ装置2540のいずれか一側面上の開口2542内に延長される。把持部2545は、カニューレ2502のシャフト2506に食い込んだり摩擦で支持されるように構成される。特に、アーム2544が弛緩した状態にある時、アーム2544は、把持部2545がカニューレ2502のシャフト2506内に食い込む、又は少なくとも支持することができるようにカニューレ2502に向かって弾性的に偏向して、カニューレ2502上に深度ストップ装置2540の軸方向位置を確保する。深度ストップ装置2540は、半可撓性物質で構成されるため、ユーザは把持部2545がカニューレ2502から結合が解除されるようにアーム2544を把持してアームをカニューレ2502から遠く回転させることができる。したがって、深度ストップ装置2540は、アーム2544を圧搾及び解除することによってカニューレ2502上に軸方向に位置設定及び再位置設定されるように作動可能である。以下でさらに詳しく説明されるように、アーム2544は、深度ストップ装置2540に対して近位に延長するため、深度ストップ装置2540がガイドキューブに隣接するように位置する間にも容易に調節できることを理解するべきである。かかる特徴は単なる例であって、カニューレ2502が患者の乳房内に位置する間、ユーザがカニューレ2502上の深度設定を調整する理由がある場合に好ましい場合がある。上述に追加的に又はその代案として、深度ストップ装置2540は、開示内容が本明細書に参照として含まれ2009年3月24日に発行された「生検カニューレ調整可能な深度ストップ(Biopsy Cannula Adjustable Depth Stop)」という名称の米国特許第7,507,210号;及び/又は開示内容が本明細書に参照として含まれ2014年7月18日に出願された「生検装置標的機能部(Biopsy Device Targeting Features)」という名称の米国特許出願第14/335,051号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動できる。深度ストップ装置2540がとれる他の適切な形態は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
例示的な動作モードで、密閉装置2520がまず組織を貫通するように用いられることができる。特に、図21で確認できるように、密閉装置2520がまずカニューレ2502内に挿入される。密閉装置2520の組織ピアシングチップ2524は、カニューレ2502とともに密閉装置2520が患者の乳房を貫通するために用いられることができるようにカニューレ2502の開口部2508を介して突出する。選択的には、ハンドル2558は、ユーザを助けて密閉装置2520を位置させるように密閉装置2520の近位端部に取り付けられることができる。
ハンドル2558が使用される場合、密閉装置2520及びカニューレ2502が乳房内に位置すると、ハンドル2558が密閉装置2520から除去されることができる。同じくゴムグリッププラグ2532が使用される場合、ゴムグリッププラグ2532が密閉装置2520から分離されることができる。したがって、密閉装置2520及びカニューレ2502は、図22に示す構成で密閉装置2520及びカニューレ2502を持ったまま患者に挿入された状態で残ることができる。ハンドル2558又はゴムグリッププラグ2532が除去されると、ユーザはイメージングロッド2570を密閉装置2520に挿入することができ乳房が撮像されることができる。代案としては、イメージングロッド2570は、密閉装置2520及びカニューレ2502とともに患者の乳房に挿入されることができる。イメージングロッド2570は挿入中に密閉装置2520の側面開口2526を密封できるため、イメージロード2570とともに患者の乳房に密閉装置2520及びカニューレ2502を挿入することが好ましい場合がある。イメージングが完了すると、イメージングロッド2570が除去されることができる。イメージングロッド2570が除去されると、生検マーカーを配置したり、MRI視覚化を補助したり、生検部位を洗浄したり、そして/又は本明細書の教示を考慮して当業者に明白な任意の他の作業のような多様なタスクを行うために密閉装置2520が生検システム10と共に用いられることができる。代案としては、一旦、固体密閉装置2520がカニューレ2502から除去されると、生検装置14の針90がカニューレ2502内に挿入されることができる。したがって、密閉装置2520は単なる選択的なものであって、必ずしも使用されたり提供される必要がないことを理解するべきである。
D.拡大されたカニューレを有する例示的な標的セット
また、図24乃至図26は、上述の生検システムと共に用いられることができるさらに他の例示的かつ代替的標的セット700を図示した図である。上述の標的セット89,500,2400,2500とは違い、標的セット700は、ガイドキューブ(例えば、ガイドキューブ104等)を介して患者の乳房内の生検部位に案内するように構成され、密閉装置として機能するカニューレ702を含む。また、カニューレ702は、密閉装置を必要とせず生検装置14の鈍角−チップの針90を直接収容することができる。カニューレ702は、円筒状ハブ704に近位に取り付けられた中空シャフト706を含む。シャフト706は、組織ピアシングチップ724及びカニューレ702の遠位端部上に位置する側面開口726を含む。シャフト706は、カニューレ702の近位端部から遠位端部までカニューレ702を介して延長される内腔710を限定する。シャフト706は、針90が内腔710を介して挿入されることができるようにプローブ91の針90に対応して形成される。カニューレ502,2402,2502の内腔510,2410,2510とは対照的に、内腔710は、針90を収容するために比較的大きく大きさが決定されることを理解するべきである。したがって、カニューレ702のシャフト706は、また、カニューレ502,2402,2502のシャフト506,2406,2506に対応して拡大されることができる。無論、内腔710及びシャフト706は、本明細書の教示の観点から当業者に明白なように任意の他の幾何学的形態をとることができる。
本実施例で、カニューレ702は実質的に不透明である。無論、かかる特徴は単なる選択的なものであって、他の例で、カニューレ702は、完全に又は部分的に透明であったり任意の他の適切な光学透過性を有し得る。針90がカニューレ702内に挿入されるか否かに関わらずシャフト706が一貫した形状を維持できるようにカニューレ702は一般に比較的硬質のMRI撮像可能物質で構成される。無論、他の実施例で、カニューレ702は、本明細書の教示の観点から当業者に明白なように多様な程度の剛性又は柔軟性を有し得る。
図22に最もよく示したように、円筒状ハブ704は、近位開口716及びインデックスベゼル730を含む。近位開口716は、近位開口716に除去可能に固定できるゴムグリッププラグ732を収容するように構成される。本実施例で、ゴムグリッププラグ732はいずれの装置もカニューレ702内に挿入されない時、近位開口716を密封するように作用する。図示していないが、プローブ91は近位開口716によって収容されることができる突出部又は他の機能部を含むことができる。円筒状ハブ704、ゴムグリッププラグ732及び/又はプローブ91は、上述の円筒状ハブ504に対して上述の1つ以上の維持機能部と同様の1つ以上の維持機能部を含むこともできる。他の例で、円筒状ハブ704は、円筒状ハブ704をゴムグリッププラグ及び/又はプローブ91に選択的に取り付けるように構成された任意の他の機能部を含むことができる。
図26で最もよく確認できるように、標的セット700は、上述した深度ストップ装置95と同様でよい深度ストップ装置740を含む。例えば、深度ストップ装置740は、患者の乳房への過度な挿入を防止するように、カニューレ702に挿入されることができる。本例で、深度ストップ装置740は、カニューレ702のシャフト706と同様の大きさを有する開口742を含む。特に、深度ストップ装置740は、開口742がカニューレ702の外部表面714に比べて若干小さくなることができるようにエラストマー物質で構成されることができる。したがって、深度ストップ装置740は、深度ストップ装置740の開口742の大きさとカニューレ702の外部表面714の大きさの間の干渉によって発生した摩擦力によって残存できるカニューレ702上の特定の位置に位置し得る。一部のバージョンで、開口742は、深度ストップ装置740がカニューレ702に対して回転される時、カニューレ702の外部表面を把持する斜めに配向されたエラストマーウェビング(webbing)を含む。一部の他の変形例で、開口742は、深度ストップ装置740がカニューレ702に対して回転される時、カニューレ702の材料内に食い込むことができる斜めに配向された剛性ピンを含み、深度ストップ装置740の軸方向位置を実質的にカニューレ702上に固定する。上述に追加的に又はその代案として、深度ストップ装置740は、開示内容が本明細書に参照として含まれ2009年3月24日に発行された「生検カニューレ調整可能な深度ストップ(Biopsy Cannula Adjustable Depth Stop)」という名称の米国特許第7,507,210号及び/又は開示内容が本明細書に参照として含まれ2014年7月18日に出願された「生検装置標的機能部(Biopsy Device Targeting Features)」という名称の米国特許出願第14/335,051号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動できる。深度ストップ装置740がとれる他の適切な形態は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
カニューレ702は、実質的に不透明なため、カニューレ702のシャフト706は、所望の深度に対応するカニューレ702上の位置に深度ストップ装置740を位置させるために用いられることができる深度表示(図示せず)を含むことができる。無論、他の例で、表示は他の所に位置したり簡単に共に省略できる。
例示的な作動モードで、固形カニューレ702は、患者の組織を貫通し、ここに記述された多様な生検装置を導入するように作動可能である。例えば、カニューレ702は、まず組織を貫通させるために生検システム10と共に用いられることができる。かかる作動モードで、ゴムグリッププラグ732は、円筒状ハブ704の近位開口716に位置し得る。カニューレ702のMRI撮像材料は生検部位に対してカニューレ702を位置させるためにカニューレ702がMRIとともに用いられることができる。一旦、カニューレ702が位置すると、ゴムグリッププラグ732は円筒状ハブ704の近位開口716から除去されることができる。プローブ91の針90又は本願に記述された任意の他の適した生検装置はカニューレ702に挿入されて残りの生検手順を行うことができる。
VI.例示的かつ代替的標的セットガイド
上述の位置確認固定機構16の変形例として、位置確認固定機構16は、グリッドプレート96に対するガイドキューブ104の後退を防止するように配置されることができる。ガイドキューブ104の後退を防止するためにガイドキューブ104がどのように再構成されることができるかについての多様な例が以下でより詳細に説明されるはずである。追加的に、ガイドキューブ104が後退することを防止するためのガイドキューブ104と関連づけられた他の装置の例が以下でより詳細に説明されるはずである。他の実施例は本願の教示に従って当業者に明白であろう。以下で説明されるガイドキューブの例は、上述のガイドキューブ104と実質的に同様に機能できることを理解するべきである。特に、以下で説明されたガイドキューブの例は、グリッドプレート96に挿入されてカニューレ及び密閉装置を患者の乳房へ誘導し、挿入されたカニューレ及び密閉装置を支持し、生検装置を支援するために用いられることができる。以下で論じられるガイド装置の例は、本明細書で論じられた任意の生検装置とともに用いられることができることを理解するべきである。
A.例示的な線形標的セットガイド組立体
図27乃至図32は、グリッドプレート96及びここに記述された多様な標的セット89,500,2400,2500,700のうち任意のものと組み合わせて用いられることができる例示的かつ代替的標的セットガイド組立体800を図示した図である。ガイド組立体800は、標的セット2400とともに用いられると図示されているが、ガイド組立体800が本明細書に記述された任意の他の標的セット89,500,2500,700、ここに引用された参照のうちいずれかに記述された標的セット及び/又は任意の他の適した種類の標的セットとともに用いられることができることを理解するべきである。また、ガイド組立体800は、ガイドキューブ104の代替物として作用できることを理解するべきである。したがって、ガイド組立体800は、標的セット2400がグリッドプレート96を介して挿入される時、標的セット2400を案内するように動作可能である。その後、一旦、標的セット2400がガイド組立体800と完全に結合されると、標的セット2400及び関連づけられた生検装置を支援するように動作可能である。
本例示例のガイド組立体800は、ガイドキューブ802、キューブロック820及びグリッドプレートアダプタ830を含む。一般に、そして、以下でより詳細に説明されるように、標的セット2400は、ガイドキューブ802に挿入可能でキューブロック820によってガイドキューブ802に固定される。ガイドキューブ802は、グリッドプレート96に対する標的セット2400とともにガイドキューブ802を固定させるプレートアダプタ830に挿入可能である。
図28及び図29で確認できるように、ガイドキューブ802は、ガイドキューブ104と同様の立方体形状を有する。ガイドキューブ802は、標的セット2400のカニューレ2402を収容するように構成された中央ガイド孔804を含む。ガイド孔804は、ガイドキューブ802の近位面からガイドキューブ802の遠位面まで遠位方向に延長される。また、ガイド孔804は、一般にガイドキューブ802の近位面及び遠位面に対して垂直に延長される。図示していないが、ガイド孔804は、ガイドキューブ802の遠位面及び近位面上の多数の他の位置に位置する場合があることを理解するべきである。単なる例として、一部の例で、ガイド孔804は、ガイドキューブ802の中心縦方向軸線から1つ以上の軸に沿ってオフセットされるが、依然としてガイドキューブ802の中心縦軸と整列される。他の例で、ガイド孔804は、ガイドキューブ802の近位面及び遠位面の隅に交互に位置する。さらに他の例で、互いに異なるガイド孔804を有する複数のガイドキューブ802が多数の標的軌跡を達成するために、本例のガイドキューブ802と交換可能に用いられることができることを理解するべきである。ガイド孔804は、以下でより詳細に説明されるように、キューブロック820がガイドキューブ802に選択的に固定されるようにする突出フランジ806を含む。
ガイドキューブ802は、ガイドキューブ802の上部面810及び下部面(図示せず)上に2つの一体型タブ808をさらに含む。一体型タブ808は、ガイドキューブ802でギャップ812によって分離されている。ギャップ812は、一体型タブ808が各々上部面810又は下部面に対して内方へ偏向されることができるようにする。維持突出部814は、各一体型タブ808の近位端部に位置する。後述のように、維持突出部814は、ガイドキューブ802がグリッドプレートアダプタ830に挿入される時、ガイドキューブ802を定位置に維持させるためにグリッドプレートアダプタ830と結合するように動作可能である。
キューブロック820は、キューブロック820をスライド移動可能に結合させる標的セット2400のカニューレ2402を許容するように構成された円筒状スリーブ822を含む。キューブロック820は、円筒状スリーブ822から近位及び遠位方向に延長される2対の弾性アーム824,826をさらに含む。特に、弾性アーム824,826の各々の対は内向延長突出部828,829で終結する前に近位及び遠位方向に各々延長される。各々の突出部828,829は、深度ストップ装置2440又は突出フランジ806の特定の表面と結合するように構成される。例えば、弾性アーム824の近位方向に延長する一対は、深度ストップ装置2440が円筒状スリーブ822と突出部828の間に限定されるように深度ストップ装置2440を収容するように構成される。同様に、遠位方向に延長する一対の弾性アーム826は、突出フランジ806が円筒状スリーブ822と突出部829の間に限定されるように突出フランジ806を収容するように構成される。深度ストップ装置2440がカニューレ2402に対して固定された位置を維持するように構成されるため、キューブロック820は、カニューレ2402をガイドキューブ802に対して固定された位置に維持するように作動可能である。
また、図30乃至図32は、グリッドプレートアダプタ830の詳細図を示したものである。グリッドプレートアダプタ830は、グリッドプレート96の正方形凹部130に対応する3個の線形に整列された機能部832,836,840を含む。本明細書に記述された機能部832,836,840は特定の順序で図示されて記述されたが、かかる機能部は任意の適した方式で再配列されることができることを理解するべきである。また、一部の機能部832,836,840は、本願での教示を考慮して当業者に明白であるように、要求されるように複製されたり簡単に省略できる。
3つの線形に整列された機能部832,836,840は、ガイドキューブ開口832、整列機能部836及びロック機能部840を含む。ガイドキューブ開口832は、ガイドキューブ802が挿入されることができる空間を提供する。また、ガイドキューブ開口832は、ガイドキューブ802の一体型タブ808のための表面を提供してガイドキューブ802がガイドキューブ開口832から後退することを防止するレッジ(ledge)部材834によって限定される。
整列機能部836は、グリッドプレート96の正方形凹部130に嵌められるように形状化された長方形突出部838を含む。グリッドプレートアダプタ830がグリッドプレート96に挿入される時、長方形突出部838は、グリッドプレートアダプタ830とグリッドプレート96の正方形凹部130の適切な整列を保証する。
ロック機能部840は、回転可能なアクチュエータ842、4つの遠位方向に延長されたロック部材844及び回転可能なバレルカム(barrel cam)845を含む。アクチュエータ842は、グリッドプレートアダプタ830をグリッドプレート96に固定させるために回転可能である。バレルカム845は、アクチュエータ842の回転がバレルカム845の回転を招くようにアクチュエータ842に固定される。バレルカム845は、以下でより詳細に説明されるように、ロック部材844を外側に加圧するように構成される。したがって、ロック部材844は、バレルカム845によって作用することに応じて曲がるように構成される。
図32で最もよく確認できるように、バレルカム845は、一般に丸く4つのカム部材846及び4つの隣接するフラット848を含む。カム部材846は、バレルカム845から外側に突出する。カム部材846がロック部材844に対して垂直に配向されるようにバレルカム845が回転する時、カム部材846とロック部材844の間に干渉が生じるようにロック部材844は各カム部材846に隣接して対応的に位置する。フラット848は、バレルカム845が特定の範囲の運動によってのみ回転できるようにロック部材844と接触するように構成される。
例示的な作動モードで、カム部材846がロック部材844に対して結合が解除されるようにバレルカム845が配向され始める。その後、アクチュエータ842は、バレルカム845のカム部材846をロック部材844と結合して回転させるために回転されることができる。カム部材846がロック部材844と完全に結合されると、フラット848は、ユーザがカム部材846を分離させるためにはアクチュエータ842の回転を逆転しなければならないようにバレルカム845の追加的な回転を防止する。グリッドプレートアダプタ830は、カム部材846によって所定の正方形凹部130の壁に外側に押されるロック部材844によってグリッドプレート96にロックされる。グリッドプレートアダプタ830が定位置に固定されると、ガイドキューブ802がガイドキューブ開口832に挿入されて標的セット2400をガイドできる。そして、グリッドプレートアダプタ830がグリッドプレート96に選択的に固定されることができる他の適切な方法は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
B.例示的なコーナー標的(Targeting)セットガイド組立体
図33乃至図37は、グリッドプレート96及びここに記述された多様な標的セット89,500,2000,2500,700のうち任意のものと組み合わせて用いられることができる他の例示的な他の標的セットガイド組立体900を図示する。ガイド組立体900は、標的セット2400とともに用いられると図示されているが、ガイド組立体900は、本明細書で説明された任意の他の標的セット89,500,2400,2500,700と用いられることができ、ここに引用された参照のうち任意のものに記載された標的セットのうち任意のもの、及び/又は任意の他の適切な種類の標的セットとも用いられることができることを理解するべきである。ガイド組立体900は、ガイドキューブ104の代替物として作用できることを理解するべきである。ガイド組立体900は、ガイドキューブ104の代替物として作用できることを理解するべきである。したがって、ガイド組立体900は、標的セット2400がグリッドプレート96を介して挿入される時、標的セット2400を案内するように作動可能で、その後、一旦、標的セット2400がガイド組立体900と完全にかみ合った場合、標的セット2400及び関連生検装置を支持する。
本発明の例示的なガイド組立体900は、ガイドキューブ902、キューブロック(cube lock)920及びグリッドプレートアダプタ930を含む。一般に、そして、以下でより詳細に説明されるように、標的セット2400は、ガイドキューブ902に挿入可能でキューブロック920によってガイドキューブ902に固定される。ガイドキューブ902は、グリッドプレート96に対して標的セット2400とともにガイドキューブ902を固定するグリッドプレートアダプタ930に挿入可能である。
図34及び図35で確認できるように、ガイドキューブ902は、ガイドキューブ104,802と同様の立方体形状を有する。ガイドキューブ902は、標的セット2400のカニューレ(cannula)2402を収容するように構成された中央ガイド孔904を含む。ガイド孔904は、ガイドキューブ902の近位面(proximal face)からガイドキューブ902の遠位面(distal face)まで遠位方向に延長される。本実施例のガイド孔904は、ガイドキューブ902の近位及び遠位面上に中央に配置されると図示されているが、複数の他の位置が用いられることができることを理解するべきである。例えば、一部の例で、ガイド孔904は、ガイドキューブ902の近位及び遠位面の1つ以上の中心軸から側方向に(laterally)オフセットされている。他の例で、ガイド孔904は、ガイドキューブ902の近位及び遠位面の隅に配置される。さらに他の例で、任意の他の適切な位置設定が本明細書の教示の観点から当業者に明白なように使用される。
ガイドキューブ902は、また、ガイドキューブ902の上部面910及び下部面(図示せず)上に2つの一体型(integral)タブ908を含む。一体型タブ908は、ガイドキューブ902のギャップ912によって分離されている。ギャップ912は、一体型タブ908が各々上部面910又は下部面に対して内方へ偏向されることができるようにする。維持突出部914は、各一体型タブ908の近位端部(proximal end)に位置する。後述のように、維持(retaining)突出部914は、ガイドキューブ902がグリッドプレートアダプタ930に挿入される時、ガイドキューブ902を固定するためにグリッドプレートアダプタ930と結合するように作動可能である。
キューブロック920は、キューブロック920とスライド運動可能に結合する標的セット2400のカニューレ2402を許容するように構成された回転アーム(arm)922を含む。回転アーム922は、カニューレ2402の半径によって略定義された凹部(recess)924を含む。回転アーム922は、ガイドブロックの隅に回転可能に固定される回転軸925上のガイドキューブ902から近位に突出される。軸925は、アーム922とガイドキューブ902の間の標的セット2400の深度ストップ装置(depth stop device)2440を捕らえる(capture)ことができるように構成された距離まで近位にアーム922を突出させる。したがって、標的セット2400のカニューレ2402は、深度ストップ装置2440がガイドキューブ902に直接隣接するように位置するまでガイド孔904に挿入されることができる。アーム922は、深度ストップ装置2440を固定させるためにカニューレ2402を接触するように回転されることができる。
ガイドキューブ902のガイド孔904が交互に位置する例で、回転アーム922の凹部924は、上述の機能性を維持しながらそのような位置設定を収容するように同じように再構成されることを理解するべきである。例えば、ガイド孔904が側方向にオフセットされる例で、凹部924の位置設定は、相応する方向にオフセットされ、回転アーム922が実質的にガイド孔904上の凹部924を位置させることができるようにする。同様に、ガイド孔904がガイドキューブ902の隅に位置された例で、凹部924は相応する側方向にオフセットされ回転アーム922がガイド孔904と共に凹部924を回転可能に整列させる。1つのガイドキューブ902のみが図示されたが、いくつかの実施例では、上述の代替的特性を有する複数のガイドキューブ902が多くの代替的標的位置を選択的に達成するために相互交換的に用いられることを理解するべきである。
図36及び37は、グリッドプレートアダプタ930の詳細図を示す。グリッドプレートアダプタ930は、グリッドプレート96の正方形凹部130に対応するL字型に配列された3つの機能部(features)932,940を含む。本明細書に記述された機能部932,940は特定の順序で図示されて記述されたが、かかる機能部は任意の適した方式で再配列されることができることを理解するべきである。また、一部の機能部932,940は、本願での教示を考慮して当業者に明白なように所望通りに複製されたり省略できる。グリッドプレートアダプタ930の3つの機能部932,940は、ガイドキューブ開口(aperture)932及び2つのロック機能部(locking features)940を含む。ガイドキューブ開口932は、ガイドキューブ902が挿入されることができる空間を提供する。また、ガイドキューブ開口932は、ガイドキューブ902の一体型タブ908のための表面を提供してガイドキューブ902がガイドキューブ開口932から後退することを防止するように結合するレッジ部材934によって形成される。
ロック機能部940は、各々一体型カム機能部(図示せず)を有する回転可能なアクチュエータ942を含む。アクチュエータ942は、グリッドプレートアダプタ930をグリッドプレート96に固定させるために回転可能である。特に、アクチュエータ942は、グリッドプレートアダプタ930の実質的な固体部(solid portion)944を介して延長される。実質的な固体部944は、対角線に延長されたギャップ946及びアクチュエータ942用孔(図示せず)を含む。アクチュエータのカム機能部は実質的な固体部944の孔と結合し、アクチュエータ942が回転される時、対角線に延長されたギャップ946が広がりグリッドプレートアダプタ930を外側に変形させる。グリッドプレートアダプタ930の変形はグリッドプレートアダプタ930がグリッドプレートアダプタ930を定位置に固定させるようにグリッドプレート96に与えられた正方形凹部130の内部壁と結合させる。グリッドプレートアダプタ930が定位置に固定されると、ガイドキューブ930をガイドキューブ開口932に挿入して標的組立体2400をガイドできる。グリッドプレートアダプタ930がグリッドプレート96に選択的に固定できる他の適切な方法は、本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
C.リビングヒンジ(Living Hinge)付きガイドキューブの例
また、図38乃至図41は、ここに記述されたグリッドプレート96及び任意の多様な標的セット89,500,2400,2500,700と組み合わせて用いられることができる例示的な他の標的セットガイド組立体2800を図示する。ガイド組立体2800は、標的セット2400とともに用いられると図示されているが、ガイド組立体2800は、本明細書に記述された任意の他の標的セット89,500,2,500,700と用いられることができ、ここに引用された参照のうち任意のものに記述された標的セット、及び/又は任意の他の適した種類の標的セットと用いられることができる。ガイド組立体2800は、ガイドキューブ104の代替物として作用できることを理解するべきである。したがって、ガイド組立体2800は、標的セット2400がグリッドプレート96を介して挿入される時、標的セット2400を案内するように動作可能である。その後、一旦、標的セット2400がガイド組立体2800と完全にかみ合った場合、標的セット2400及び関連生検装置を支持する。
本実施例のガイド組立体2800は、グリッドプレート96の隣接する正方形凹部130でグリッドプレート96内に挿入された2つのガイドキューブ2802を含む。一般に、そして、以下でより詳細に説明されるように、標的セット2400は、標的セット2400を案内して支持するために選択されたガイドキューブ2802に挿入可能である。各々のガイドキューブ2802は、グリッドプレート96に対する標的セット2400とともにガイドキューブ2802を固定する正方形凹部130を介してグリッドプレート96に挿入可能である。
図39に示すように、本例の各ガイドキューブ2802は、中心ガイド孔2806、コーナーガイド孔2808及び偏心(off−center)ガイド孔2810を含む。中央ガイド孔2806は、第1面2812から対向する第3面2816までガイドキューブ2802を介して直角に延長される(図40)。同様に、コーナーガイド孔2808及び偏心ガイド孔2810は第2面2814から対向する第4面2818までガイドキューブ2802を介して直角に延長される(図40)。理解されるように、ガイドキューブ2802は、中心ガイド孔2806又はコーナーガイド孔2808及び偏心ガイド孔2810が使用可能であるか否かを選択するために、選択された面2812,2818がグリッドプレート96に対して近位に位置して配向されるように構成される。次いで、ガイドキューブ2802は、選択された面2812,2818を中心に選択的に1/4回転、1/2回転又は3/4回転で選択的に回転されることができる。したがって、ガイドキューブ2802は、ガイドキューブ2802が標的セット2400に対する複数の互いに異なる位置を許容するようにグリッドプレート96内でいくつの互いに異なる方式で配向され得るという点で上述のガイドキューブ104と同じである。
ガイドキューブ2802は、また、ガイドキューブ2802から突出する2対の互いに異なるタブ部材(tab members)2820,2822を含む。タブ部材2820,2822は、一般にグリッドプレート96に対してガイドキューブ2802を位置させグリッドプレート96内にガイドキューブ2802を維持させる機能を行う。理解できるように、タブ部材2820,2822は、第1タブ対2820及び第2タブ対2822を含む。第1タブ対2820は、第1面2812から第3面2816に向かって延長されるように第1面2812に隣接するように位置する。第1タブ対2820は、ガイドキューブ2802がグリッドプレート96内に挿入されることを防止するように構成される。第1タブ対2820が第2面2814から第4面2818に向かって延長されるように第2タブ対2822が第2面2814に隣接して位置する。ガイドキューブ2802が第1面2812が近位に位置してグリッドプレート96内に挿入される時、ガイドキューブ2802がグリッドプレート96から不注意に除去されることを防止するように第2タブ対2822が形成される。
図40は、可視的な第3面2816及び第4面2818を有するガイドキューブ2802の他の図面を示す。図示のように、第2面2814、第3面2816及び第4面2818は、実質的に第4面2818の長さだけ延長されるガイドキューブ2802の開口部2832を定義する。第4面2818の残りの部分(及び相応する第2面2814)はリビングヒンジ部2830を形成する。リビングヒンジ部2830は、ガイドキューブ2802の立方体形状を維持するように弾性的に偏向されるように十分に厚い。それにもかかわらず、リビングヒンジ部2830は、立方体の上部2834がガイドキューブ2802に対して曲がる程に十分に薄い。言い換えれば、リビングヒンジ部2830は、ガイドキューブ2802をグリッドプレート96に挿入できるように変形されるように構成され、リビングヒンジ部2830の弾性バイアス(resilient bias)はグリッドプレート96のガイドキューブ2802の位置を維持するためにグリッドプレート96の正方形凹部130の壁に外部圧力を維持できる。
図38を参照すると、例示的な動作モードで、ガイドキューブ2802は、グリッドプレート96の選択された正方形凹部130内に挿入されることができる。選択的には、追加的な単一又は複数のガイドキューブ2802がグリッドプレート96内に挿入され得る。本実施例で、ガイドキューブ2802と実質的に同じガイドキューブ2802は、隣接する正方形凹部130のグリッドプレート96内に挿入される。他の例で、互いに異なるガイドキューブ(例えば、ガイドキューブ104)又は多重ガイドキューブの組み合わせが用いられることができる。しかし、他の例で、追加的なガイドキューブ2802は図示されたもの以外の他の正方形凹部130に位置し得る。
本実施例のガイドキューブ2802は、第1面2812又は第4面2818がグリッドプレート96に対して近接して対向する正方形凹部130内で配向され得る。第1面2812が近位に位置する時、第1タブ対2820は、ガイドキューブ2802がグリッドプレート96内に挿入されることを防止できる。同様に、第2タブ対2822は、ガイドキューブ2802がグリッドプレート96から不注意に除去されることを防止できる。第4面2818が近位に位置する時、第1タブ対2820は、また、ガイドキューブ2802がグリッドプレート96内に挿入されることを防止できる。リビングヒンジ部2830と共に第2タブ対2822は、正方形凹部130の壁と結合することによってグリッドプレート96内でガイドキューブ2802を維持できる。
グリッドプレート96にガイドキューブ2802が挿入されると、標的セット2400が所望のコーナーガイド孔2808又は偏心ガイド孔2810(第4面2818が近位に位置する時)、又は中央ガイド孔2806(第1面2812が近位に位置する時)に挿入されることができる。図25で最もよく確認できるように、標的セット2400は。深度ストップ装置2440に到達するまでガイドキューブ2802に挿入されて追加的な挿入を防止する。その後、標的セット2400は、深度ストップ装置2440によって決定された深度で維持されたり、所望のままユーザによって後退できる。
D.5つのガイド孔を有するガイドキューブの例
図42乃至図46は、ここに記述されたグリッドプレート96及び任意の多様な標的セット89,500,2400,2500,700と組み合わせて用いられることができる例示的な他の標的セットガイド組立体2900を図示する。ガイド組立体2900は、標的セット2400とともに用いられると図示されているが、ガイド組立体2900は、本明細書に記述された任意の他の標的セット2500と用いられることができ、ここに引用された参照のうち任意のものに記述された標的セット、及び/又は任意の他の適した種類の標的セットと用いられることができる。ガイド組立体2900は、ガイドキューブ104の代替物として作用できることを理解するべきである。したがって、ガイド組立体2900は、標的セット2400がグリッドプレート96を介して挿入される時、標的セット2400を案内するように動作可能である。その後、一旦、標的セット2400がガイド組立体2900と完全にかみ合った場合、標的セット2400及び関連生検装置を支持する。
本例のガイド組立体2900は、ガイドキューブ2902を含む。一般に、そして、以下でより詳細に説明されるように、標的セット2400は、標的セット2400を案内して支持するガイドキューブ2902に挿入可能である。2つのガイドキューブ2902が図示されているが、任意の他の適切な個数のガイドキューブ2902が用いられることができることを理解するべきである。以下でより詳細に記述されるように、ガイド組立体2900が2つの実質的に同じガイドキューブ2902を使用すると図26に図示されているが、ガイドキューブ2902はここに記述された他のガイドキューブ104,2802と結合されることができる。
図43で確認できるように、ガイドキューブ2902は、4つのコーナーガイド孔2904と1つの中央ガイド孔2906を含む。ガイド孔2904,2906は近位面2910から遠位面(図示せず)に向かって近位に及び垂直に延長される。上述のガイドキューブ2802とは違い、ガイドキューブ2902は、近位面2910がグリッドプレート96に対して常に近接するように単一方向にグリッドプレート96に挿入可能なように構成される。近位面2910は、ガイドキューブ2902がグリッドプレート96に過度に挿入されることを防止するために一対の丸形タブ2920を含む。
ガイド孔2904,2906は、標的セット2400を収容するように大きさが決定される。そのために、各コーナーガイド孔2904は、この重複が発生する開口部2908を限定するように中央ガイド孔2906と重なる。一部の例で、標的セット2400は、円形(circular)断面でなく卵形(ovular)を有し得る。したがって、かかる例で、標的セット2400は、不注意に各ガイド孔2904,2906の与えられた開口部2908を通過できる。したがって、一部の例で、標的セット2400に円形輪郭を效果的に提供し、選択されたガイド孔2904,2906内の標的セット2400を維持する維持(retainer)ガイド2930を含むことが有益でありえる。
図44は、ガイド組立体2900とともに用いられることができる例示的な維持ガイド2930を図示する。維持ガイド2930は、フランジ(flange)部2932及び一対の遠位方向に延長するガイド2936(図44でページの外側へ示す末端方向)を含む。フランジ部2932は、標的セット2400及び隣接するガイドキューブ2902を収容するように構成される。標的セット2400を収容するためにフランジ部2932は卵形(ovular)開口部2934を含む。ガイド2936は、開口部2934から末端に延長され相対的に平らな内部2938及び比較的円形の外側部2940を含む。ガイド2936の内部2938は、標的セット2400の卵形断面の延長された部分に接するように輪郭が形成される。対照的には、外側部2940は、標的セット2400の卵形断面の丸い部分の半径又は直径と同じ半径又は直径で丸くなる。したがって、図45で最もよく確認できるように、標的セット2400を維持ガイド2930に挿入した後、維持ガイド2930を標的セット2400とともにガイドキューブ2902に挿入できる。
図46は、ガイドキューブ2902内に挿入された標的セット2400及び維持ガイド2930を有するガイドキューブ2902の断面を図示する。理解できるように、ガイド2936の外側部2940と共に標的セット2400が、標的セット2400及び維持ガイド2930の組み合わせの周りに比較的円形断面を維持する。したがって、標的セット2400は与えられたガイド孔2904,2906の開口部2908を通過することなく所定のガイド孔2904,2906内の所望の角度位置に回転されることができる。
図42に示すように、例示的な動作モードで、上述のガイドキューブ2802と同様に、1つ以上のガイドキューブ2902がグリッドプレート96の正方形凹部130に挿入され得る。一部の例で、ガイドキューブ2902は、摩擦フィット(friction fit)によってグリッドプレート96内に維持されるように正方形凹部130に比べて大型である。ユーザは標的セット2400を維持ガイド2930に挿入できる。維持ガイド2930が標的セット2400に挿入されると、標的セット2400が選択されたガイド孔2904,2906に挿入されることができる。深度ストップ装置2440がこれ以上の挿入を防止するまで標的セット2400がガイドキューブ2902に挿入されることができる。したがって、維持ガイド2930は、(図45に図示した通り)深度ストップ装置2440とガイドキューブ2902の間に配置され得る。次いで、標的セット2400は、ガイドブロック2902に対して所望の角度位置に回転されて生検手順を行うことができる。
図47は、維持ガイド2930に対する代案として、ガイド組立体2900とともに用いられることができる例示的な他の維持ガイド4930を示す。維持ガイド4930は、本例の維持ガイド4930が維持ガイド4930と深度ストップ装置5040を一体に結合したことを除いて、維持ガイド2930と実質的に同じである。特に、深度ストップ装置5040は上述した深度ストップ装置2440と実質的に同じである。しかし、2つのガイド4936は深度ストップ装置5040から遠位方向に延長される。ガイド4936は、上述したガイド2936と実質的に同じであるため、ガイド4936の特定細部事項はここで説明されない。例示的な用途で、維持ガイド4930は、維持ガイド2930に対して以上で記述したように、ガイド組立体2900と共に使用される。かかる例の他にも、維持ガイド4930及び深度ストップ装置5040が単一ステップで標的セット2400上に挿入されることができるように、深度ストップ装置5040が維持ガイド4930に統合される。
E.4つのガイド孔を有するガイドキューブの例
図48乃至図50は、ここに記述されたグリッドプレート96及び任意の多様な標的セット89,500,2400,2500,700と組み合わせて用いられることができる例示的な他の標的セットガイド組立体3000を図示する。ガイド組立体3000は、標的セット2400とともに用いられると図示されているが、ガイド組立体3000は、本明細書に記述された任意の他の標的セット89,500,2500,700と用いられることができ、ここに引用された参照のうち任意のものに記述された標的セット、及び/又は任意の他の適した種類の標的セットと用いられることができる。ガイド組立体3000は、ガイドキューブ104の代替物として作用できることを理解するべきである。したがって、ガイド組立体3000は、標的セット2400がグリッドプレート96を介して挿入される時、標的セット2400を案内するように動作可能である。その後、一旦、標的セット2400がガイド組立体3000と完全にかみ合った場合、標的セット2400及び関連生検装置を支持する。
本例のガイド組立体3000は、ガイドキューブ3002を含む。一般に及び以下でより詳細に説明されるように、標的セット2400は、標的セット2400を案内して支持するガイドキューブ3002に挿入可能である。以下でより詳細に記述されるように、ガイド組立体3000が図48に図示されているが、ガイドキューブ3002は、ここに記述された他のガイドキューブ104,802,902,2802,2902と結合され得る。また、任意の形態の付加的なガイドキューブが要求されないように単一ガイドキューブ3002が単独で用いられることができることを理解するべきである。
図49で確認できるように、ガイドキューブ3002は、4つのコーナーガイド孔3004を含む。ガイド孔3004は近位面3010から遠位面(図示せず)を向かって近位に及び垂直に延長される。上述のガイドキューブ2802とは違い、ガイドキューブ3002は、近位面3010が常にグリッドプレート96に対して近接するように単一方向にグリッドプレート96に挿入可能なように構成される。近位面3010は、ガイドキューブ2902がグリッドプレート96に過度に挿入されることを防止するために複数の丸形タブ3020を含む。追加的には、ガイドキューブ3002は、ガイドキューブ3002の遠位端部上に2つの弾性的に偏向された(biased)タブ部材3030を含む。タブ部材3030は、グリッドプレート96の遠位側面と結合してグリッドプレートからガイドキューブ3002の不注意な除去を防止するように構成される。代替的には、タブ部材3030は、グリッドプレート96の隣接する開口の壁を支持して摩擦によってガイドキューブ3002とグリッドプレート96の間にグリップ(grip)を提供できる。
例示的な作動モードで、1つ以上のガイドキューブ3002は上述のガイドキューブ2802と同様にグリッドプレート96の正方形凹部130に挿入されることができる。ガイドキューブ2802と関連づけて上述した例と同様に、ここに記述された他のガイドキューブ104,802,902,2802,2902は、ガイド組立体3000のガイドキューブ3002とともに用いられることもできる。ガイドキューブ3002がグリッドプレート96に挿入されると、丸形タブ3020は、ガイドキューブ3002がグリッドプレート96に過度に挿入されることを防止できる。同様に、タブ部材3030はグリッドプレート96の遠位側面を結合したりグリッドプレート96の内部側壁を支持することによってガイドキューブ3002の不注意な除去を防止できる。さらに他の例として、ガイドキューブ3002が摩擦フィットによってグリッドプレート96内で適所に維持されるように正方形凹部130に比べてガイドキューブ3002が追加的に大型に形成され得る。
ユーザは、選択されたガイド孔3004に標的セット2400を挿入できる。標的セット2400は、深度ストップ装置2440が追加的な挿入を防止するまで(図50に示すように)ガイドキューブ3002に挿入されることができる。次いで、標的セット2400は、ガイドキューブ3002に対して所望の角度位置に回転されて生検手順を行うことができる。
VII.例示的かつ代替的な生検システム
上述したように、多様な種類の生検装置14,200,300は、生検システム10の標的セット89及びガイドキューブ104と組み合わせて用いられることができる。また、他の種類の生検装置のうち同じ生検装置14,200,300が図12乃至図21に示す多様な標的セット2400,2500;及び図22乃至図33に示すガイド組立体2800,2900,3000と共に用いられることができることを理解するべきである。標的セット89,2400,2500及びガイド組立体2800,2900,3000と共に用いられることができる生検装置の多様な他の例が、以下でより詳細に説明される。他の例は本明細書の教示の観点から当業者に明白であろう。後述する生検装置は、ここに引用された参照文献に記載された多様な標的セット及びガイド組立体を含むが、これに限定されず多様な他の種類の標的セット及びガイド組立体とともに用いられることができることを理解するべきである。
A.統合ケーブル(Consolidated Cable)を有する生検システムの例
図51は、図12の標的カニューレ2402を有する例示的な生検装置1000の組み合わせを示す。この例の生検装置1000は、生検装置14と実質的に同じである。特に、生検装置1000は、プローブ部1010及びホルスタ(holster)部1050を含む。プローブ部1010は、プローブ部1010の残りに対して回転可能な遠位方向に突出された針(needle)組立体1100を含む。特に、針組立体1100は、針組立体1100によって形成された縦軸を中心に回転可能である。図52に示すように、針組立体1100は、鈍い(blunt)遠位チップ1104、及びチップ1104に近接するように形成された側面、組織収容開口1106を有する長いカニューレ1102を含む。針組立体1100は、プローブ部1010の残りの部分に関連して、カニューレ1102の近位端部に位置し、操作者が針組立体1100の縦軸を中心に針組立体1100を把持して回転させることができるように構成されたハブ1110を含む。ハブ1110は、インデックスベゼル(index bezel)2430と実質的に同様に構成され、ハブ1110が標的カニューレ2402のハブ2404を補完する。特に、ハブ1110は、ハブ2404の対応する維持機能部(retention features)2418内にスナップ(snap)するよう構成された遠位に突出する突出部1112を含む。したがって、針組立体1100のカニューレ1102がカニューレ2402に挿入されることができる;突出部1112は、針組立体1100をカニューレ2402で固定するために維持機能部2418と協同できる。
本例のプローブ部1010は、また、プローブ部1010と制御モジュール3300の間に流体疎通を提供するように構成されたチューブセット1012を含む。かかる流体伝達(fluid communication)は本願に言及された任意の文献の教示に従って提供され得る。単なる例として、制御モジュール1200は、チューブ1012を介してプローブ部1010に真空、塩分及び/又は大気を提供できる。追加的に又は代案としては、制御モジュール1200は、チューブ1012を介してプローブ部1010から体液、塩分及び/又は大気を収容することができる。
本例のホルスタ部1050は、後端(aft)サムホイール(aft thumbwheel)1056だけでなく、関連づけられた電気ケーブル1054を有する脱着式遠隔キーパッド1052を含む。キーパッド1052、ケーブル1054及びサムホイール1056は、以上で説明したキーパッド62、ケーブル24及びサムホイール63と同じである。ケーブル組立体1060は、また、ホルスタ部1050から延長してホルスタ部1050を制御モジュール1200と結合させる。ケーブル組立体1060は、外部シース(sheath)1062内に含まれる1つ以上の回転駆動ケーブル(図示せず)を含む。かかる回転駆動ケーブルは、ここに引用された多様な参照文献の内容によって生検装置1000のカッタ(cutter)(図示せず)を作動させるための回転力を提供する。シース1062内には1つ以上の電気ケーブル(図示せず)がさらに含まれる。かかる電気ケーブルは、電気ケーブル1054と通信してキーパッド1052と制御モジュール3300の間の電気通信を可能にする。図示していないが、一部の例で、ケーブル組立体1060は、複数の別個のケーブルを含むことができることを理解するべきである。例えば、一部の例で、シース1062には回転式ドライブケーブルのみが含まれ、電気ケーブルは他のケーブル又はケーブルに別途にバンドルとして提供される。
図53は、制御モジュール3300をより詳細に図示する。制御モジュール3300は、制御モジュール12と実質的に同じで生検装置1000と共に使用するように構成される。この例示の制御モジュール3300は、垂直に立てられたスタンド3310、ケーブルインタフェース3320、チューブセットインタフェース3330、ディスプレイスクリーン3340及びフットスイッチ(foot switch)組立体3350を含む。ケーブルインタフェース3320は、ケーブル組立体1060と結合するように構成される。ケーブルインタフェース3320が構成されることができる多様な適切な方法が本明細書の教示の観点から当業者に明白であろう。単なる例として、ケーブルインタフェース3320は、2013年12月31日に発行された「生検装置用制御モジュールインタフェース」という名称の米国特許第8,617,084号の少なくとも一部の教示に従って構成されて動作可能で、その開示内容は本願に参照として含まれる。
チューブセットインタフェース3330は、チューブ1012と結合するように構成され、チューブ1012を介してプローブ部1010に真空、塩分及び/又は大気の伝達を提供するように作動可能である。さらには、チューブセットインタフェース3330は、制御モジュール3300に装着された真空キャニスタ(canister)3332と連動する。単なる例示として、チューブセットインタフェース3330は、米国特許第6,162,187号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動することができる。2000年12月19日に公開された「手術装置用流体採取装置」という名称のこの米国特許の開示は本願に参照として含まれる。一部の他のバージョンで、チューブセットインタフェース3330は、2013年8月22日に発行された「生検装置バルブ組立体」という名称の米国公開特許2013/0218047に開示された内容のうち少なくとも一部に従って構成されて作動可能で、この開示は本願に参照として含まれる。チューブセットインタフェース3330が作動可能に構成されることができる他の適切な方法は本願の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
ディスプレイスクリーン3340は、操作者のためのグラフィックユーザインタフェースを提供するように構成される。単なる例示として、ディスプレイスクリーンは、ここに引用された多様な参照文献内の内容に従って生検装置1000の作動に関する情報を表示できる。一部のバージョンで、ディスプレイスクリーン3340は、操作者からユーザ入力を直接受信するように動作可能なタッチスクリーンを含む。単なる例で、ディスプレイスクリーン3340は、2014年2月6日に発行された「生検システム」という名称の米国公開特許2014/0039343に開示された内容のうち少なくとも一部に従ってディスプレイ及び操作性を提供できる。ディスプレイスクリーン3340が用いられることができる追加の方法が以下でより詳細に説明されるはずである。
図54に最もよく示すフットスイッチ組立体3350は、操作者がハンズフリー方式で生検装置1000の動作を制御できるようにする複数のフット作動スイッチ3352を含む。フットスイッチ組立体3350は、また、複数の発光器(light emitters)3354を含む。発光器3354は、生検装置1000に関する基本情報をユーザに示すように構成されることができる。例えば、一部の例で、発光器3354は、エラー条件(赤色)、警告条件(黄色)及び準備状態(緑色)を示すためにカラーコーディングされることができる。代案としては、発光器3354の任意の他の適した構成は生検装置1000に関する情報をユーザに伝達するために用いられることができる。単なる例として、フットスイッチ組立体3350は、2014年2月6日に発行された「生検システム」という名称の米国公開特許2014/0039343に開示された内容に従って構成されて作動可能で、この開示は本願に参照として含まれる。フットスイッチ組立体3350が構成されて作動できる他の適切な方法は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。また、制御モジュール3300の全ての他の特徴は、2014年2月6日に発行された「生検システム」という名称の米国公開特許2014/0039343に開示された内容に従って構成されて作動可能で、この特許及び/又は本願に引用された任意の他の参照文献の開示は本願に参照として含まれる。
フットスイッチ組立体3350は、生検装置コネクタ3356をさらに含む。生検装置1000が制御モジュール3300に接続できる代替ポートとして生検装置コネクタ3356が用いられることができる。フットスイッチ組立体3350がMR映像診断スーツ(suite)内に位置する場合があり、一方で、ある場合には制御モジュール3300がMR映像診断スーツの外部に位置する場合もあるため、かかる代替接続ポートが好ましい場合がある。したがって、生検装置コネクタ3356は、ユーザが制御モジュール3300に接続するためにより短いケーブルセットを使用できるようにする。本例で、生検装置1000のケーブル組立体1060は、生検装置コネクタ3356に接続される。かかる接続を収容するために、一部の例で、フットスイッチ組立体3350は回転駆動ケーブルに動力を供給するモータを含むことができることを理解するべきである。かかるモータは上述のケーブルインタフェース3320と同じモジュールの一部であり得る。単なる例で、かかるモジュールは2013年12月31日に発行された「MRI生検装置用制御モジュールインタフェース」という名称の米国特許第8,617,084号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて動作可能で、これは本明細書で参照として統合される。ケーブル組立体1060がフットスイッチ組立体3350内に位置するモータ又はその他の機械的ドライバによって駆動されるバージョンで、該当する回転ドライブケーブルの長さは、該当する回転ドライブケーブルが制御モジュール3300内にあるモータ又はその他の機械式ドライバによって駆動されるバージョンのケーブル組立体1060の長さより、実質的により短い場合がある(例:約3フィートから6フィート)。かかるより短い回転駆動ケーブルは相対的に管理がより容易な場合があり、及び/又はさらに長い回転駆動ケーブルに比べて他の長所を提供できる。
B.中央サムホイール(Central Thumbwheel)と手動で回転可能な組織サンプルホルダを有する生検システムの例
図55乃至図56は、図12の標的カニューレ2402を有するさらに他の例示的な生検装置1500の組み合わせを図示する。この例の生検装置1500は、プローブ部1510及びホルスタ部1550を含む。プローブ部1510は、遠位方向に突出した針組立体1520を含む。この例の針組立体1520は、上述した針組立体1100と実質的に同じであるので詳細な説明はここで繰り返さない。プローブ部1010とは違い、この例のプローブ部1510は、プローブ部1510のハウジング1512に対して露出された中央サムホイール1530を含む。サムホイール1530は、操作者がサムホイール1530を操作してハウジング1512に対して針組立体1520の縦軸を中心に針組立体1520を回転させることができるように構成される。単なる例示として、サムホイール1530は、2011年12月27日に発行された「回転可能にリンクされたサムホイール及び組織サンプルホルダを有する組織生検装置」という名称の米国特許第5,802,941号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて動作可能で、これは本明細書で参照として含まれる。サムホイール1530が構成されて動作可能な他の適切な方法は本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
本実施例のプローブ部1510及びホルスタ部1550は、分離が不可能で単一体を形成するように一体に結合される。したがって、本実施例の生検装置1500は、完全に使い捨てであり、一回使用した後廃棄される。他の例で、プローブ部1510及びホルスタ部1550は、互いに分離可能である。かかる実施例で、プローブ部1510のみが使い捨てで、ホルスタ部1550は再使用が可能である。したがって、プローブ部1510が使い捨ての例で、プローブ部1510は、単一の生検手順の後廃棄される。追加的な生検手順のために、実質的に同じ構造の新しいプローブ部1510又は他の構造がホルスタ部1550上に挿入されることができる。
この例の生検装置1500は、プローブ部1510の近位端部に位置する組織サンプルホルダ組立体1560をさらに含む。組織サンプルホルダ組立体1560は、トレー1564及びプラグ1566を支持する外部カバー1562、複数の組織収容トレー1564、プラグ1566及び内側部材(図示せず)を含む。外部カバー1562は、この例では透明であるが選択的事項に過ぎない。内側部材は、カバー1562内で回転可能で、カバー1562は、ハウジング1512に対して固定されたまま内側部材がハウジング1512に対して回転されることができる。したがって、内側部材は、針組立体1520の長さ方向軸に対してトレー1564及びプラグ1566を選択的にインデクシングするように回転されることができる。トレー1564が 針組立体1520の長さ方向軸と整列される時、そのトレーはここに引用された多様な参照文献の教示に従って針組立体1520に対して移動するカッタ(図示せず)によって切断された組織サンプルを収容するように構成される。プラグ1566が針組立体の長さ方向軸と整列される時、プラグ1566は多様な参照文献の教示に従って、 針組立体1520を介して生検マーカーを展開(deploy)するために生検位置マーカー(biopsy site marker)適用器(applier)の挿入を可能にするために除去されることができる。
単なる例として、組織サンプルホルダ組立体1560の少なくとも一部は、2008年9月4日に発行された「生検装置による生検サンプルの提示」という名称の米国公開特許第2008/0214955号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて動作可能で、これは本明細書で参照として含まれる。また、2014年4月22日に発行された「個別組織チャンバを有する生検装置」という名称の米国特許第8,702,623号の開示が本明細書で参照として含まれる。また、2013年2月14日に発行された「生検装置のためのアクセスチャンバ及びマーカー」という名称の米国公開特許第2013/0041256号の開示が本明細書で参照として含まれる。また、2014年2月6日に発行された「生検システム」という名称の米国公開特許第2014/0039343号の開示が本明細書で参照として含まれる。また、2014年8月27日に発行された「生検装置用組織採取組立体」という名称の米国特許第14/469,761号の開示が本明細書で参照として含まれる。その他にも本明細書で引用された他の文献を参照できる。
本例の組織サンプルホルダ組立体1560は、把持リング(gripping ring)1570をさらに含む。把持リング1570は、内部部材の近位端部に固定されハウジング1512及び外部カバー1562に対して回転可能である。把持リング1570は、操作者が(図55に示すように)把持リング1570を把持して、組織サンプルホルダ組立体1560の内部部材を針組立体1520の長さ方向軸に対してトレー1564及びプラグ1566を選択的にインデクシングするように回転させる。把持リング1570は、把持リング1570を把持して操作するために操作者を促進することができるエラストマー(elastomeric)物質、リッジ(ridges)、ナーリング(knurling)、バンプ(bumps)、ディンプル(dimples)及び/又は任意の他の適した機能部(features)又は機能部の組み合わせを含むことができる。
本実施例のプローブ部1510は、プローブ部1510と制御モジュール3300の間に流体伝達(fluid communication)を提供するように構成されたチューブセット1514をさらに含む。かかる流体伝達は、本願に言及された任意の文献の教示に従って提供され得る。単なる例で、(図53に示すように)制御モジュール3300は、チューブ1514を介してプローブ部1510に真空、塩分(saline)及び/又は大気を提供できる。追加的に又はその代案として、制御モジュール3300はチューブ1514を介してプローブ部1510から体液、塩分及び/又は大気を収容できる。
本例のホルスタ部1550は、ホルスタ部を制御モジュール3300と結合させるケーブル組立体1580を含む。本例で、ケーブル組立体1580は、ホルスタ部1550内に含まれた組立体を駆動させる原動力を提供する1つ以上の機械的駆動メカニズムを含む。かかる1つ以上の機械的駆動メカニズムは、原動力がケーブル組立体1580のケーブルコイリング又はベンドによって影響されず、制御モジュール3300に含まれたモータからホルスタ部1550に原動力を伝達するように作動可能である。かかる1つ以上の機械的駆動メカニズムは、針組立体に対して移動するカッタの作動を駆動して組織サンプルを切断するように追加的に作動することができる。単なる例として、かかる機械的駆動メカニズムは、本明細書に言及された任意の参照文献の教示に従って構成されて作動可能であり得る。一部のバージョンで、ケーブル組立体1580は、センサ及び/又はモータのようなホルスタ部1550内の1つ以上の構成要素と電気通信を提供するために1つ以上の電気ワイヤを含む。
図56に示すように、ケーブル組立体1580は、ホルスタ部1550から選択的に除去可能なように構成される。本実施例のホルスタ部1550は、使い捨てで構成されるため、ケーブル組立体1580は、作動者がホルスタ部1550を捨てることができるように選択的に除去されるように構成される。ホルスタ部1550が再使用可能な例で、ケーブル組立体1580は、選択的にホルスタ部1550から除去可能でないことを理解するべきである。無論、後続の特徴は単なる選択的なもので、一部の実施形態では、再使用可能なホルスタ部1550を使用し、ケーブル組立体1580はホルスタ部1550から選択的に分離可能である。
図示していないが、一部の実施形態で、ケーブル組立体1580は、上述の機械的駆動メカニズムの代わりに1つ以上の電気ケーブルを含む。かかる1つ以上の電気ケーブルは、ホルスタ部1550内に含まれた1つ以上のモータに電力を供給する。かかる1つ以上のモータは、針組立体1520に対して移動するカッタの作動を駆動して組織サンプルを切断するように構成されることができる。単なる1つの例として、かかる1つ以上のモータは、本明細書で言及された任意の参照文献の教示に従って構成及び動作され得る。同様に、カッタを駆動するメカニズムは、本願に言及された任意の文献の教示に従って構成されて作動可能であり得る。他のバージョンのケーブル組立体1580は、1つ以上の回転式ドライブケーブルで構成される。ケーブル組立体1580が構成されることができる他の適切な方法は本明細書の教示の観点から当業者に明白であろう。
生検装置1000と関連して上述したものと同様に、一部の実施形態で、(図53に示したような)制御モジュール3300は生検装置1500と共に使用するように構成される。上述のように、制御モジュール3300は、ケーブルインタフェース3320及びチューブセットインタフェース3330を含む。ケーブルインタフェース3320は、ケーブル組立体1580と接続されるように構成される。同様に、チューブセットインタフェース3330は、チューブセット1514と結合するように構成され、チューブ1514を介してプローブ部1510に真空、塩分及び/又は大気の伝達を提供するように作動可能である。生検装置1500は、本明細書で制御モジュール3300と共に用いられることができると説明されたが、他の例では、生検装置1500が代案的に本明細書に記載された任意の他の制御モジュールと共に用いられることができることを理解するべきである。
C.遠隔制御インタフェースと手動で回転可能な組織サンプルホルダを有する生検システムの例
図57乃至図58は、図12の標的カニューレ2402を有するさらに他の例示的な生検装置1700の組み合わせを示す。この例の生検装置1700は、プローブ部1710及びホルスタ部1750を含む。プローブ部1710は、遠位方向に(distally)突出した針組立体1720を含む。この例の針組立体1720は、上述した針組立体1100と実質的に同じであるので、詳細な説明はここで繰り返さない。プローブ部1710の形状及びプローブ部1710がホルスタ部1750に挿入される方法を除いて、この例のプローブ部1710はプローブ部1010と実質的に同じであるので、詳細な説明はここで繰り返さない。さらに、この例のプローブ部1710は、組織サンプルホルダ組立体1760を含み、組織サンプルホルダ組立体1760は、組織サンプルホルダ組立体1560と実質的に同様に構成されるので詳細な説明はここで繰り返さない。
ホルスタ部1750は、ホルスタ部1050と実質的に同じである。しかし、ホルスタ部1050と違い、この例のホルスタ部1750は、生検装置1700の動作を制御するように動作可能な複数のボタンを含むユーザインタフェース機能部1752を含む。単なる例として、ユーザインタフェース機能部1752は、2008年9月4日に公開された「生検装置による生検サンプルの提示」という名称の米国公開特許第2008/0214955号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて動作可能で、これは本明細書で参照として含まれる。また、2012年10月2日に発行された「多重ボタン生検装置」という名称の米国特許第8,277,394号;2014年2月6日に公開された「生検システム」という名称の米国公開特許第2014/0039343号の開示が本明細書で参照として含まれる。ユーザインタフェース機能部1752が構成されて動作可能であり得る多様な他の適切な方法が本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
本例のホルスタ1750は、チューブセット1714及びケーブル組立体1780をさらに含む。チューブセット1714は、真空、塩分及び/又は大気をプローブ部1710に伝達する1つ以上のチューブを含む。ケーブル組立体1780は、機械式ケーブルサブ組立体1782及び電気ケーブルサブ組立体1786を含む。機械式ケーブルサブ組立体1782は、上述したようにここに引用された1つ以上の参照文献に記載されたようにシース(sheath)1784内に含まれた1つ以上の回転駆動ケーブルを含む。したがって、1つ以上の回転駆動ケーブルは、組織サンプルを切断するために針組立体1720に対してカッタを駆動させるために十分な機械的動力を提供すると理解されるべきである。電気ケーブルサブ組立体1786は、上述したようにここに引用された1つ以上の参照文献に記載されたようにシース1788内に含まれた1つ以上の電気ワイヤを含む。したがって、1つ以上の電気ワイヤは、ホルスタ1700、特にユーザインタフェース機能部1752と制御モジュール3300の間の電気通信を提供することを理解するべきである。ケーブル組立体1780が構成されて動作可能な多様な適切な方法が本明細書の教示の観点から当業者に明白であろう。
図59は、組織サンプルホルダ1760の代わりに生検装置1700に容易に統合されることができる例示的な他の組織サンプルホルダ1800を図示する。本実施例の組織サンプルホルダ1800は、外部カバー1810、組織収容トレー1820、プラグ1840及びトレー1820及びプラグ1840を支持する内部部材(図示せず)を含む。外部カバー1810は、この例では透明であるが、これは選択事項に過ぎない。内部部材は、カバー1810内で回転可能で、カバー1810はハウジング1712に対して固定されたまま内部部材がハウジング1712に対して回転されることができる。したがって、内部部材は針組立体1720の長さ方向軸に対してインデックストレー1820及びプラグ1840を選択的にインデクシングするように回転されることができる。トレー1820が針組立体1720の縦軸と整列される時、トレー1820は、本願に引用された多様な参照文献の教示に従って針組立体1720に対して移動するカッタ(図示せず)によって切断された組織サンプルを収容するように構成される。プラグ1840が針組立体の長さ方向軸と整列される時、プラグ1840は、本願に引用された多様な参照文献の教示に従って針組立体1720を介して生検マーカーを展開するために生検位置マーカー適用器を挿入できるように除去されることができる。
本例の組織サンプルホルダ組立体1800は、把持リング1860をさらに含む。この例での把持リング1860は、上述の把持リング1570と同じであるため、詳細な説明は省略する。無論、把持リング1860は他の適切な構成を有し得る。
上述の他にも、そして、単なる例として、組織サンプルホルダ組立体1800の少なくとも一部は2014年8月27日に出願された「生検装置用組織採取組立体」という名称の米国出願特許第14/469,761号の教示、及び/又は本願で引用された他の参照文献のうち少なくとも一部に従って構成されて動作可能で、これは本明細書で参照として含まれる。組織サンプルホルダ組立体1800は、本明細書で生検装置1700と関連して説明されるが、組織サンプルホルダ組立体1800は、生検装置1500及び多様な他の種類の生検装置とともに用いられることもでき、生検装置はここに引用された多様な文献に記載された多様な生検装置を含むが、これに限定されない。
生検装置1000と関連して上述と同様に、一部の実施形態で、(図53に示す)制御モジュール3300は、生検装置1700と共に使用するように構成される。上述したように、制御モジュール3300は、ケーブルインタフェース3320及びチューブセットインタフェース3330を含む。ケーブルインタフェース3320は、ケーブル組立体1780と結合するように構成される。同様に、チューブセットインタフェース3330は、チューブセット1714と結合するように構成され、チューブ1714を介してプローブ部1710に真空、塩分及び/又は大気の伝達を提供するように作動可能である。生検装置1500は、本明細書で制御モジュール3300と共に用いられることができると説明されたが、他の例では、生検装置1700が代案的に本明細書に記載された任意の他の制御モジュールと共に用いられることができることを認識するべきである
D.側面回転ノブを有する例示的な生検システム
図60は、図18の標的カニューレ2502を有するさらに他の例示的な生検装置3100の組み合わせを図示する。この例の生検装置3100は、生検装置14と実質的に同じである。特に、生検装置3100は、プローブ部3110及びホルスタ部3150を含む。プローブ部3110は、針組立体3200によって限定された縦軸を中心にプローブ部3110の残りの部分に対して回転可能な遠位方向に突出した針組立体3200を含む。図60に示すように、針組立体3200は、鈍い遠位チップ3204を有する長いカニューレ3202及びチップ3204に隣接するように形成された側面組織収容開口3206を含む。針組立体3200は、カニューレ3202の近位端部に位置して操作者が針組立体3200の縦軸を中心に針組立体3200を把持して回転させることができるように構成されたハブ3210の残りの部分に対して相対的に近い。ハブ3210は、インデックスベゼル2530と実質的に同様に構成され、ハブ3210が標的カニューレ2502のハブ2504を補完する。特に、ハブ3210は、ハブ2504の対応する維持機能部2518内にスナップするように構成された遠位に突出した突出部(図示せず)を含む。したがって、針組立体3200のカニューレ3202は、カニューレ2502に挿入されることができる。突出部は、針組立体3200をカニューレ2502で固定するために維持機能部2518と協同できる。
本実施例のプローブ部3110は、(図53に示すように)プローブ部3110と制御モジュール3300の間の流体伝達を提供するように構成されたチューブ3112のセットをさらに含む。かかる流体伝達は、本願に言及された任意の文献の教示に従って提供され得る。単なる例として、制御モジュール3300はチューブ3112を介してプローブ部3110に真空、塩分及び/又は大気を提供できる。付加的に又はその代案として、制御モジュール3300は、チューブ3112を介してプローブ部3110から体液、塩分及び/又は大気を収容することができる。
本例のホルスタ部3150は、ホルスタ部3150の側面上に配向された一対の回転ノブ3152を含む。回転ノブ3152は、任意の1つの回転ノブ3152の回転が針組立体3200の回転を招くように針組立体3200に作動可能に結合される。図示していないが、ホルスタ部3150は、回転ノブ3152を針組立体3200に結合するように動作可能な任意の適切な駆動機構を含むことができることを理解するべきである。回転ノブ3152を針組立体3200に結合させるかかる駆動メカニズムは本明細書に引用された多様な参照文献の内容に従って構成されて作動可能でありえる。
ケーブル組立体3156は、また、ホルスタ部3150から延長してホルスタ部3150を制御モジュール3300と結合させる。ケーブル組立体3156は、ケーブル組立体3156の外装内に含まれる1つ以上の回転駆動ケーブル(図示せず)を含む。かかる回転駆動ケーブルは、ここに引用された多様な参照文献の内容に従って生検装置3100のカッタ(図示せず)を作動させるための回転力を提供する。また、1つ以上の電気ケーブル(図示せず)が、ケーブル組立体3156内に含まれる。かかる電気ケーブルは、制御モジュール3300の電気ケーブルと通信することによって、生検装置3100と制御モジュール3300の間の電気通信を可能にする。
本実施例の生検装置3100は、プローブ部3110の近位端に位置する組織サンプルホルダ組立体3160をさらに含む。組織サンプルホルダ組立体3160は、外部カバー3162、複数の組織収容トレー3164、プラグ3166及びトレー3164及びプラグ3166を支持する内部部材(図示せず)を含む。外部カバー3162は、この例では透明であるが選択的なものに過ぎない。内部部材はカバー3162内で回転可能で、内部部材はプローブ部3110に対して回転されることができ、カバー3162は、プローブ部3110に対して停止状態に維持されることができる。したがって、内部部材は針組立体3200の長さ方向軸に対してトレー3164及びプラグ3166を選択的にインデクシングするように回転されることができる。トレー3164が針組立体3200の長さ方向軸と整列される時、そのトレーは本明細書で引用された多様な参照文献の内容に従って、針組立体3200に対して移動するカッタ(図示せず)によって切断された組織サンプルを収容するように構成される。プラグ3166が針組立体の長さ方向軸と整列される時、プラグ3166は多様な参照文献の内容に従って針組立体3200を介して生検マーカーを配置するために、生検サイトマーカー適用器の挿入を可能にするために除去され得る。
単なる例として、組織サンプルホルダ組立体3160の少なくとも一部は、2008年9月4日に公開された「生検装置による生検サンプルの提示」という名称の米国特許公開番号第2008/0214955号(この開示内容は本明細書に参照として含まれる);2014年4月22日に発行された「離散組織チャンバを有する生検装置」という名称の米国特許第8,702,623号(この開示内容は本明細書に参照として含まれる);2013年2月14日に公開された「生検装置のためのアクセスチャンバ及びマーカー」という名称の米国特許公開番号第2013/0041256号(この開示内容は本明細書に参照として含まれる);2014年2月6日に公開された「生検システム」という名称の米国特許公開番号第2014/0039343号(この開示は本願に参照として引用される);2014年8月27日に出願された「生検装置用組織採取組立体」という名称の米国特許出願第14/469,761号(この開示内容は本明細書に参照として含まれる);及び/又はここに引用された他の参照文献の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動できる。
本例の組織サンプルホルダ組立体3160は、把持リング3170をさらに含む。把持リング3170は、内部部材の近位端に固定されプローブ部3110及び外部カバー3162に対して回転可能である。把持リング3170は、把持リング3170を把持して組織サンプルホルダ組立体3160の内部部材を回転させて針組立体3200の長さ方向軸に対してトレー3164及びプラグ3166を選択的にインデクシングするように構成される。把持リング3170は、把持リング3170を把持して操作するために操作者を促進することができるエラストマー物質、リッジ、ナーリング、バンプ、ディンプル及び/又は任意の他の適切な機能部又は機能部の組み合わせを含むことができる。また、一部の実施形態で、把持リング3170は、ユーザに可聴及び/又は触覚フィードバックを提供するように構成された戻り止め又は他のフィーチャを含むことができる。かかる特徴は、トレー3164及びプラグ3166が針組立体3200で適切にインデクシングされる時点の表示をユーザに提供できる。
生検装置1000と関連して上述と同様に、一部の実施形態で(図53に示すように)制御モジュール3300は、生検装置3100と共に使用するように構成される。上述したように、制御モジュール3300は、ケーブルインタフェース3320及びチューブセットインタフェース3330を含む。ケーブルインタフェース3320は、ケーブル組立体3156と結合するように構成される。同様に、チューブセットインタフェース3330は、チューブセット3112と結合するように構成され、チューブ3112を介してプローブ部3110に真空、塩分及び/又は大気の伝達を提供するように作動可能である。生検装置3100は、本明細書で制御モジュール3300と共に用いられることができると説明されたが、他の例では、生検装置3100が代案的には本明細書に記載された任意の他の制御モジュールと共に用いられることができることを理解するべきである。
E.近位回転ノブ及び発光指示器を有する例示的な生検システム
図61は、図18の標的カニューレ2502を有するさらに他の例示的な生検装置3500の組み合わせを図示する。この例の生検装置3500は、生検装置14,3100と実質的に同じである。特に、生検装置3500は、プローブ部3510及びホルスタ部3550を含む。本実施例のプローブ部3510は、上述したプローブ部3110と同じであるため、プローブ部3510の細部事項はここで繰り返さない。
ホルスタ部3550は、本実施例のホルスタ部3550が組織サンプルホルダ組立体3560から近位方向に延長される回転ノブ3552を除いては前記ホルスタ部3150と同じである。特に、回転ノブ3552が内部部材(図示せず)から近位に延長することを除いて、組織サンプルホルダ組立体3560は、上述の組織サンプルホルダ組立体3160と実質的に同じである。組織ホルダ組立体3560から近位方向に延長された回転ノブ3552を使用して、ユーザはユーザの手の位置を実質的に変化させることなく(把持リング3170に対して上述した内容と同様に把持リング3570を介して)針組立体3600を回転させることができたり組織サンプルホルダ組立体3560をインデクシングできる。回転ノブ3552は、回転ノブ3552が針組立体3600の縦軸に対して針組立体3600を選択的に回転させるように生検装置3500の針組立体3600に作動可能に連結しているという点で上述した回転ノブ3152と同じである。回転ノブ3552が組織ホルダ組立体3560に一体化される間、回転ノブ3552が組織サンプルホルダ組立体3560に対して独立的に回転できることは理解するべきである。以上で説明された回転ノブ3152と同様に、回転ノブ3552は、ここに引用された多様な参照文献の内容に従って構成されて作動することができる適切な駆動機構に結合されることができる。
ホルスタ部3550は、複数の発光指示器3554をも含む。発光指示器3554は、上述のフットスイッチ組立体3350の発光指示器3354と機能面で同じである。したがって、発光指示器3554は、生検装置3700に関する基本情報をユーザに表示するように構成されることができる。例えば、一部の例で、発光指示器3554は、エラー状態(赤色)、警告状態(黄色)及び準備状態(緑色)を示すためにカラーコーディングされることができる。生検装置3500が上述の制御モジュール3300及びフットスイッチ組立体3350と共に使用される場合、発光指示器3554と発光指示器3354は同じ情報をユーザに表示するように調整できる。
生検装置3500は、図53と図54と関連して上述した制御モジュール3300と同様の制御モジュールと結合され得る。前記制御モジュールは、上述のケーブル組立体3156及びチューブ3112と同様にケーブル組立体3556及びチューブ3512を介して生検装置3500に連結され得る。この例の制御モジュールが上述の制御モジュール3300と同様に制御モジュールの重複した細部事項はここで繰り返さないが、生検装置3500がここで説明された他の制御モジュールと共に使用するために容易に構成されることができることは理解するべきである。
F.クイックコネクタケーブル組立体及び延長されたインデクシングベゼルを有する例示的な生検システム
図62及び図63は、図18の標的カニューレ2502を有するさらに他の例示的な生検装置4100の組み合わせを図示する。この例の生検装置4100は、上述の生検装置14,3100,3500と実質的に同じである。特に、生検装置4100は、プローブ部4110及びホルスタ部4150を含む。この例のプローブ部4110は、上述のプローブ部3110と実質的に同じであるので、プローブ部4110の細部事項はここで繰り返さない。
ホルスタ部4150は、本実施例のホルスタ部4150が回転ノブ3152と同じ回転ノブを省略することを除いては前記ホルスタ部3150と同じである。代わりに、生検装置4100の針組立体4200は針組立体4200のインデックスベゼル4210を介して単純に回転されることができる。インデックスベゼル4210は、ユーザがインデックスベゼル4210に対するグリップ力を上げ生検装置4100に近接した位置からインデックスベゼル4210を容易に掴めるように延長されることを除いては前記インデックスベゼル3110と同じである。特に、インデックスベゼル4210は、相当の長さのホルスタ部4150に対して針組立体4200から近位に延長される。本実施例のインデックスベゼル4210がホルスタ部4150の構成要素として特徴づけられるが、そのような制限を意図しないことを理解するべきである。例えば、他の例で、インデックスベゼル4210は、選択的にプローブ部4110の一部である。
図63で最もよく確認できるように、ホルスタ部4150は、また、クイックコネクタケーブル組立体4156を含む。ケーブル組立体4156は、組織サンプルを切断するためにカッタ(図示せず)を駆動するように作動可能な回転可能ケーブルを含む点で前記ケーブル組立体3156と同じである。ケーブル組立体4156は、また、ホルスタ部4150に挿入されることができるクイックコネクタコネクタ4157を含む。コネクタ4157はユーザが図53と関連して上述した制御モジュール3300と実質的に同じ制御モジュールに生検装置4150を速かに接続及び分離することを許容することができる。コネクタ4157がホルスタ部4150に接続されホルスタ部4150から分離される時、コネクタ4157はケーブル組立体4156の回転駆動ケーブルを生検装置4100のカッタ駆動組立体と速かに結合及び分離するように動作可能である。
生検装置4100は、図53及び図54と関連して上述した制御モジュール3300と同じ制御モジュールと結合され得る。制御モジュール3300は、上述のケーブル組立体3156及びチューブ3112と同様にケーブル組立体4156及びチューブ4112を介して生検装置4100に接続され得る。この例の制御モジュールが上述の制御モジュール3300と同じであるため、制御モジュールの重複した細部事項はここで繰り返さないが、生検装置3500は、ここで説明された他の制御モジュールと共に使用するために容易に構成されることができる。
G.ケーブル管理システムを有する例示的な制御モジュール
図64乃至図69は、上述の生検装置4100とともに用いられることができる例示的かつ代替的制御モジュール4300を図示したものである。ここでは制御モジュール4300が生検装置4100とともに用いられることができると説明されたが、他の例では、制御モジュール4300が本明細書に記述された任意の他の生検装置とともに容易に用いられることができることを理解するべきである。制御モジュール4300は、上述の制御モジュール3300と実質的に同じである。しかし、制御モジュール3300とは違い、この例の制御モジュール4300は、複数の発光指示器4312を含む。発光指示器4312は、ここに記述された他の発光指示器3354,3752と同様でよい。例えば、発光指示器4312は、生検装置4500に関する状態情報を操作者に伝達するためにカラーコーディングされることができる。
この例の制御モジュール4300は、ケーブル組立体4156を管理するために用いられることもできる、ケーブル管理システム4370を含む。図64で確認できるように、ケーブル組立体4156は、制御モジュール4300内に収納される。図65乃至図67は、ケーブル管理システム4370を示すために制御モジュール4300の内部構成要素を図示した図である。ケーブル管理システム4370は、制御モジュール4300のベース4374に固定された2つのプレート4372を含む。プレート4372は、ケーブル組立体4156が垂直平面に沿ってプレート4372の間で自由に動けるように構成された距離だけ互いに離隔している。しかし、プレート4372は、プレート4372の間でケーブル組立体4156の位置を側面方向に維持するように構成された距離だけ離隔している。したがって、プレート4732は、ケーブル組立体4156を比較的一定の垂直平面内で維持させる。一部の例で、プレート4372のような機能部がない場合、ケーブル組立体4156は、内部駆動ケーブルが回転するために作動する時、 ホイッピング(whipping)効果で捩れて動く傾向がありえる。したがって、プレート4372は、かかる捩れるホイッピング動きを防止するためにケーブル組立体4156を含むことができる。
図66に示すように、ケーブル管理システム4370は、また、ウェイト4376を含むことができる。ウェイト4376は、ケーブル組立体4156がケーブル管理システム4370で引っ張られながらウェイト4376がケーブル組立体4156の長さに沿って滑り落ちるようにケーブル組立体4156に対してスライド可能なように構成される。したがって、ウェイト4376は、ケーブル組立体4156で張力を維持することができ、したがって、生検手順の終わりで制御モジュール4300内にケーブル組立体4156の後退(retraction)を容易にする。
ケーブル管理システム4370の例示的な使用は図66及び図67を比較することで分かる。使用時、ケーブル組立体4156の制御モジュール取り付け部4158は制御モジュール4300内の一定の位置に固定されるが、一方で、ケーブル組立体4156のコネクタ4157は、ケーブル管理システム4370から引っ張られるように自由に維持される。ケーブル組立体4156をケーブル管理システム4370に入れると、ウェイト4736はケーブル組立体4156をベース4373に向かって下方に引っ張るように動作可能である。ケーブル組立体4156がケーブル管理システム4370から(図67に表示された位置側に)引っ張られると、ウェイト4376はケーブル組立体4156の張力を維持しながらケーブル組立体4156に沿って近位に滑り落ちる。ケーブル組立体4156の回転式駆動ケーブルが回転するように作動すると、プレート4372は、プレート4372の間にケーブル組立体4156を維持することによってホイッピング(whipping)を全部含むことができる。
H.減少されたフットプリントを有する例示的な制御モジュール
図68は、ここに記述された任意の制御モジュール12,1200,1400,1600,1900の代わりに用いられることができる例示的かつ代替的制御モジュール2100を図示した図である。したがって、制御モジュール2100は、本願に記述された多様な生検装置のうち任意の生検装置とともに用いられることができる。この例の制御モジュール2100は、フロアーカート2110、ケーブルインタフェース2120、チューブセットインタフェース2130、ディスプレイスクリーン2140及びフットスイッチ組立体2150を含む。ケーブルインタフェース2120は、ここに説明された多様なケーブル組立体のうち任意のものと結合するように構成される。ケーブルインタフェース2120が構成されることができる多様な適切な方法は、本明細書の教示の観点から当業者に明白であろう。
チューブセットインタフェース2130は、ここに記述された多様なチューブ組立体のうち任意のものと結合するように構成される。そして、それと結合されたチューブを介して真空、塩分及び/又は大気の伝達を提供するように作動可能である。チューブセットインタフェース2130は、制御モジュール2100に装着された真空キャニスタ2132とさらに連通する。単なる例として、チューブセットインタフェース2130は、その開示が本願に参照として含まれ、2000年12月19日に公開され、発明の名称が「手術装置用流体採取装置」である米国特許第6,162,187号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動できる。一部の他のバージョンで、チューブセットインタフェース2130は、その開示が本願に参照として含まれ、2013年8月22日に公開され、発明の名称が「生検装置バルブ組立体」である米国特許公開番号2013/0218047号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動可能である。チューブセットインタフェース2130が作動可能に構成されることができる他の適切な方法は本願の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。
ディスプレイスクリーン2140は、操作者にグラフィックユーザインタフェースを提供するように構成される。単なる例として、ディスプレイスクリーンは、ここに引用された多様な参照文献のうちいずれか1つの教示に従って関連づけられた生検装置の動作に関する情報を表示できる。一部のバージョンで、ディスプレイスクリーン2140は、操作者からユーザ入力を直接受信するように動作可能なタッチスクリーンを含む。単なる例として、ディスプレイスクリーン2140は、その開示が本願に参照として含まれ、2014年2月6日に公開され、発明の名称が「生検システム」である米国特許公開番号2014/0039343号の教示のうち少なくとも一部に従ってディスプレイ及び操作性を提供できる。
フットスイッチ組立体2150は、操作者がハンズフリー方式で関連づけられた生検装置の作動を制御できるようにする複数のフットスイッチを含む。特に、フットスイッチ組立体2150は、操作者がスイッチを踏んで作動させることができる複数のスイッチを含む。単なる例として、フットスイッチ組立体2150は、その開示が本願に参照として含まれ、2014年2月6日に公開され、発明の名称が「生検システム」である米国特許公開番号2014/0039343号の教示のうち少なくとも一部に従って構成されて作動可能である。フットスイッチ組立体2150が構成されて作動できる他の適切な方法は、本明細書の教示を考慮すれば当業者に明白であろう。また、制御モジュール2100の全ての他の特徴はその開示が本願に参照として含まれ、2014年2月6日に公開され、発明の名称が「生検システム」である米国特許公開番号2014/0039343号、及び/又はここに引用された他の参照文献の教示に従って構成されて作動可能ということを理解するべきである。
I.運営者シートを有する例示的な制御モジュール
図69は、ここに説明された通り任意の生検装置と関連して用いられることができるさらに他の例示的かつ代替的制御モジュール4700を図示する。
制御モジュール4700は、上述の制御モジュール3300と実質的に同じであるので制御モジュール4700の重複した細部事項を繰り返さない。また、制御モジュール4700は、図69に図示されずここに説明されたように任意の制御モジュールと関連して上述した任意の装置又は特徴を含むことができる。
この実施例の制御モジュール4700は、制御モジュール3300と違い、スツール部材(stool member)4770を支持するより小さな輪郭(profile)を含む。スツール部材4770は、ユーザが生検手順を行う間に制御モジュール4700に座ることができるように構成される。また、制御モジュール4700は、ケーブル組立体4156のためのポートの近くに2つの発光指示器4712を含む。
発光指示器4712は、ここに説明されたように他の発光指示器3354,3752,4312と同様でよい。例えば、発光指示器4712は、生検装置4500に関する状態情報をユーザに伝達するためにカラーコーディングされることができる。
VIII.例示的な組み合わせ
次の実施例は本願の教示が結合又は適用されることができる多様な非徹底した方法に関する。次の例は本出願又は本出願の後続出願にいつでも提示されることができる請求項の適用範囲を制限するためのものでないことを理解するべきである。兔責条項はない。次の実施例は単に例示的な目的のためにのみ提供される。本明細書の多様な教示が複数の他の方式で配列されて適用され得る。また、いくつかの変形例は以下の実施例で言及される特定の構成要素を省略できる。したがって、発明者又は発明者が関心を持つ継承者によって今後明示的に明示されない限り、以下で言及される構成要素又は形態のうちいずれも下位範ちゅうと見なされてはならない。任意の請求項がアプリケーション又はかかるアプリケーションに関連づけられた後続資料に提示される場合、以下で言及される以上の追加的な特徴を含むことができ、かかる追加的な特徴は特許性と関連して追加されたものと見なされない。
生検システムは、(a)生検装置;(b)位置確認組立体、前記位置確認組立体は前記生検装置を患者に対して向かうように構成される;及び(c)制御モジュールを含み、前記制御モジュールは前記生検装置と通信し、前記生検装置の複数の機能的特徴を作動するように構成され、ケーブル及びケーブル管理組立体を含み、前記ケーブル管理組立体は、(i)一対のケーブル管理プレート、前記一対のケーブル管理プレートは互いに実質的に平行するように配置され、プレートがその間に空間を形成し、(ii)ウェイトを含み、前記ウェイトは、前記一対のケーブル管理プレートによって形成された空間内で移動するように構成され、前記制御モジュールのケーブルに取り付けられ、前記ケーブルに沿って軸方向にスライドされるように構成される。
実施例1の生検システムであって、前記制御モジュールは、複数の指示器をさらに含み、前記各指示器は、生検装置の複数の機能的特徴の特定の機能的特徴に対応するように構成される。
実施例2の生検システムであって、複数の指示器は、複数のカラーコーディングされた発光器(light emitters)を含む。
実施例3の生検システムであって、前記複数のカラーコーディングされた発光器は複数のLEDを含む。
実施例1乃至4のいずれか1つ又は1つ以上の実施例の生検システムであって、前記ケーブル管理組立体のウェイト(weight)はホイールを含み、前記ウェイトは前記ケーブルに沿って前記ウェイトの軸方向スライドを許容するように構成される。
実施例1乃至5のいずれか1つ又は1つ以上の生検システムはケーブルが回転ケーブルである。
実施例6の生検システムであって、前記一対のケーブル管理プレートはケーブルの横方向運動を含みつつ軸方向移動を許容するように互いに離隔している。
実施例1乃至6のいずれか1つ又は1つ以上の生検システムであって、前記ウェイト(weight)は質量体(mass)を含み、前記質量体は一対のケーブル管理プレートに対して相対的にケーブルを下向きに引っ張るように構成される。
実施例8の生検システムであって、前記質量体はオペレータが一対のケーブル管理プレートに対して相対的にケーブルを上向きに引っ張ることができるようにするように構成される。
実施例1乃至9のいずれか1つ又は1つ以上の実施例の生検システムであって、前記生検装置は、(i)本体;(ii)前記本体から末端方向に延長され、側面開口を含む針(needle);及び(iii)カッタを含み、前記カッタは針の側面開口を介して延長される組織サンプルを切断するために針に対して移動可能で、前記制御モジュールのケーブルは生検装置の本体に選択的に結合するように構成され、前記制御モジュールはカッタの動きを制御するために生検装置にエネルギーを伝達するように構成される。
実施例10の生検システムであって、前記ケーブルは、カッタの動きを制御するために生検装置に機械的エネルギーを伝達するように構成される。
実施例11の生検システムであって、前記生検装置は、前記本体内に配置されたカッタ駆動機械装置をさらに含む。
実施例12の生検システムであって、前記カッタ駆動機械装置は、前記ケーブルからの回転機械的エネルギーを前記カッタの並進及び回転に変換するように動作する。
実施例1の生検システムであって、前記ケーブル管理組立体がケーブルを制御モジュール内に収縮させるように構成される。
実施例1の生検システムであって、前記ケーブル管理組立体は、ユーザが制御モジュールからケーブルの長さを選択的に除去するように動作し、前記長さは操作者による生検手順の遂行のために構成される。
生検と共に使用するための制御モジュールであって、前記制御モジュールは、(a)外部ハウジング;(b)オペレータインタフェース、前記オペレータインタフェースはオペレータ入力を受信して生検装置の少なくとも1つの機能的特徴を制御するように構成される;及び(c)ケーブル管理組立体を含み、前記ケーブル管理組立体は、(i)ケーブル、(ii)一対のプレートを含み、前記一対のプレートはケーブルウェイ(cableway)を形成するように互いに対して位置し、前記ケーブルウェイはケーブルの少なくとも一部を移動可能に収容するように構成され、ケーブルの横方向移動を制限するように構成され、(iii)ケーブルプラー(cable pulller)を含み、前記ケーブルプラーは前記ケーブル管理組立体内で前記ケーブルを戻して解除可能に構成される。
実施例16の制御モジュールであって、前記ケーブル管理組立体は、制御モジュールの外部ハウジング内に配置され、前記制御モジュールの外部ハウジング内にケーブルを戻して解除可能に構成される。
実施例17の制御モジュールであって、前記外部ハウジングは、ケーブル開口を含み、前記ケーブルの少なくとも一部は前記ケーブル開口を介して延長され、前記ケーブル管理組立体は、オペレータが外部ハウジングの開口を介してケーブルの長さを選択的に引っ張ることができるように構成される。
実施例16の制御モジュールであって、前記ケーブルは回転ケーブルを含み、前記一対のプレートは前記回転ケーブルを介した回転運動の伝達によって開始される前記回転ケーブルの側方向運動を実質的に停止させるように構成される。
生検システムは、(a)生検装置を含み、前記生検装置は、(i)本体、(ii)前記本体から末端方向に延長された針、前記針は側面開口を含む;(iii)カッタを含み、前記カッタは組織サンプルを切断するために針の側面開口に対して移動可能で、(b)前記生検装置と関連づけられたケーブル管理組立体を含み、前記ケーブル管理組立体は、(i)ケーブル、(ii)ケーブル制限器、前記ケーブル制限器は前記ケーブルの少なくとも一部が内部に配置される、前記ケーブル制限器は少なくとも1つの軸に沿ってケーブルの動きを制限するように構成され、(iii)ケーブル移動器を含み、前記ケーブル移動器は少なくとも1つの軸に沿ってケーブルを選択的に移動させるように構成される。
グリッドプレートの孔に挿入するためのガイド装置であって、前記ガイド装置は、生検装置の針を誘導するために生検装置とともに用いられることができ、前記ガイド装置は、(a)本体、前記本体は近位面(proximal face)及び遠位面(distal face)を含み、ここで、ガイド開口は、前記本体を貫通して近位面から遠位面まで延長され、ガイド軸を形成し、(b)ロック部材(lock member)を含み、前記ロック部材は、本体に取り付け可能でガイド軸に沿って生検装置の移動を防止するストップ部材(stop member)と結合するように構成される。
実施例21のガイド装置で前記ガイド装置の前記本体は、ガイド装置がグリッドプレートの開口の中に挿入される時、ガイド装置の近位移動を防止するためにグリッドプレートの少なくとも一部と結合するように構成された少なくとも1つの弾性機能部を含む。
実施例21乃至22のいずれか1つ又は1つ以上のガイド装置であって、前記本体は、前記本体の近位面から中央に近い側に延長される突出部をさらに含み、前記ロック部材は、前記突出部に選択的に取り付けられるように構成される。
実施例12のガイド装置であって、前記突出部(protrusion)は、チャネル(channel)をさらに含み、前記ロック部材(lock member)は、第1の一対の弾性タブ(resilient tabs)を含み、前記弾性タブは、前記突出部のチャネルと結合するように構成される。
実施例21乃至24のいずれか1つ又は1つ以上のガイド装置であって、前記ロック部材は、第2の一対の弾性タブを含み、前記第2の一対の弾性タブは、ストップ部材(stop member)と選択的に結合するように構成される。
実施例21のガイド装置であって、前記ロック部材は、ロックアーム(lock arm)を含み、前記ロックアームは、前記ストップ部材に選択的に結合するように前記本体に対して相対的に回転可能である。
実施例26のガイド装置(guide device)であって、前記ロック部材は、第1位置と第2位置の間で回転可能で、前記ロックアーム(lock arm)は、前記ロックアームが第1位置にある時、ガイド装置にストップ部材を固定するように構成し、前記ロック部材は、前記ロックアームが第2位置にある時、ガイド装置に対して相対的に前記ストップ部材の移動を許容するように構成する。
実施例27のガイド装置であって、前記ロック部材は、凹部(recess)を含み、前記凹部は、前記ロックアームが第1位置にある時、本体のガイド開口(guide opening)と整列されるように構成される。
グリッドプレートの開口内に挿入するためのガイド装置であって、生検装置の針を誘導するために生検装置とともに用いられることができる前記ガイド装置は、(a)本体、前記本体は第1の一対の対向面、第2の一対の対向面、第3の一対の対向面を形成し、前記ガイド装置は、第1ガイド開口(guide opening)、第2ガイド開口及び一体型リビングヒンジ(intergral living hinge)を含み、前記第1ガイド開口は第1の一対の対向面の間で前記本体を介して延長され、前記第2ガイド開口は第2の一対の対向面の間で延長し、前記リビングヒンジは第1の一対の対向面又は第2の一対の対向面の少なくとも1つの面から前記本体内に延長される凹部(recess)によって形成され、(b)結合突起(engagement protrusion)、前記結合突起は前記ガイド装置が前記グリッドプレート(grid plate)に挿入される時、前記本体のリビングヒンジと結合され前記グリッドプレートの内部に弾性支持される;及び(c)アレスター突出部(arrestor protrusion)を含み、前記アレスター突出部は前記本体から外側に突出され、前記アレスター突出部は、前記ガイド装置が前記グリッドプレート内に挿入される時、前記ガイド装置の遠位運動を停止させるように構成される。
実施例29のガイド装置であって、前記リビングヒンジは、前記本体の少なくとも一部によって追加的に形成され、前記リビングヒンジを形成する前記本体の少なくとも一部は厚さを形成し、前記厚さはガイド装置がグリッドプレート内に挿入される時、グリッドプレートの内部に対して弾力的に支持される結合突起(engagement protrusion)を許容するように構成する。
グリッドプレートの開口内に挿入するためのガイド装置であって、前記ガイド装置は、生検装置の針を誘導するために生検装置とともに用いられることができ、前記ガイド装置は、(a)本体、前記本体は近位面と遠位面を形成し、近位面から遠位面まで本体を介して近位に延長される4つのガイド開口を含み、前記4つの開口の各々の開口は交差して第5開口を形成し、(b)挿入部材(insert member)を含み、前記挿入部材は第1アームと第2アームを含み、前記第1アーム及び前記第2アームは共に外部及び内部を限定し、前記外部は4つのガイド開口のうち少なくとも1つによって定義された直径に対応する直径を定義するように構成され、前記内部は前記生検装置の針を収容するように構成された空間を形成し、前記挿入部材は前記4つのガイド開口又は前記第5ガイド開口のうちいずれか1つの内部から同軸へ収容されるように構成され、前記挿入部材は前記挿入部材が前記本体に対して回転される時、前記4つのガイド開口又は前記第5ガイド開口のいずれか1つ内に同軸に収容されるように維持される。
実施例31のガイド装置であって、前記挿入部材の第1アームと第2アームはストップ部材から遠く延長され、前記ストップ部材は、導入器カニューレ(introducer cannula)と関連づけられ、前記ストップ部材は、前記導入器カニューレの少なくとも一部を選択的に把持するように構成される。
実施例31のガイド装置であって、前記本体は、前記近位面から外側に延長する複数のアレスター突出部をさらに含み、前記アレスター突出部は、前記グリッドプレートと結合して前記グリッドプレート内への前記ガイド装置の過度な挿入を防止するように構成される。
グリッドプレートの複数の開口に対して標的カニューレ(targeting cannula)に向かうように標的カニューレと共に使用される位置確認システム(localization system)であって、前記位置確認システムは、(a)アダプタ装置、前記アダプタ装置は第1開口結合部(the first aperture engagement)とキューブウィンドウ(cube window)を含み、前記第1開口結合部は少なくとも1つの弾性部材(resilient member)及びアクチュエータ(actuator)を含み、前記弾性部材は前記グリッドプレートの前記複数の開口(plurality apertures)のうち1つの開口の内部とかみ合うアクチュエータに応答し、(b)ガイドキューブ(guide cube)を含み、前記ガイドキューブは前記標的カニューレを収容するように構成され、前記ガイドキューブは前記アダプタ装置のキューブウィンドウ内に挿入可能で、前記ガイドキューブは少なくとも1つの方向に前記キューブウィンドウに対して並行してロックするように追加的に構成される。
実施例34の位置確認システムであって、前記アダプタ装置及び前記キューブウィンドウは、共通縦軸に沿って位置を合わせる。
実施例34の位置確認システムであって、前記アダプタ装置は、アダプタ装置軸に沿って位置し、前記キューブウィンドウがキューブウィンドウ軸に沿って位置し、前記アダプタ装置軸はキューブウィンドウ軸に垂直する。
実施例34の位置確認システムであって、前記第1開口結合部(the firstaperture engagement portion)のアクチュエータ(actuator)は、少なくとも1つのカム部材(cam member)を含み、前記アクチュエータは、前記アクチュエータと前記弾性部材(resilient member)間の結合を開始するように回転される。
実施例34の位置確認システムであって、第2開口結合部(the second aperture engagement portion)をさらに含み、前記第2開口結合部は、末端突出部(distal protrusion)を含み、前記末端突出部は、前記グリッドプレートの複数の孔のうち少なくとも1つの孔の形状に相応する。
実施例38の位置確認システムであって、前記第2開口結合部は、第1開口結合部とキューブウィンドウの間に配置される。
標的カニューレ(targeting cannula)と共に使用するための深度ストップ装置であって、前記深度ストップ装置は、(a)本体、前記本体は開口を形成し、前記開口は標的カニューレの少なくとも一部を収容するように構成し、及び(b)一対のアームを含み、前記アームは本体に固定され、一対のアームの各々のアームは連結部材を含み、各アームの連結部材は本体によって形成された開口内に延長し、前記一対のアームは前記標的カニューレが本体によって形成された開口に挿入される時、前記標的カニューレを弾性的に支持するように構成し、前記一対のアームの各々の連結部材は、前記標的カニューレが本体によって形成された開口に挿入される時、前記本体に対する前記標的カニューレの並進運動に選択的に抵抗する。
実施例40の深度ストップ装置であって、前記一対のアームの各々のアームは解除部分をさらに含み、前記各々の解除部分は操作者によって操作されて前記本体によって形成された前記開口から前記各々の連結部材を移動させるように前記本体に対して前記各々のアームをピボットするように構成される。
実施例41の深度ストップ装置であって、複数の弾性部材をさらに含み、前記複数の弾性部材は、前記一対のアームと前記本体の間で前記一対のアームを前記本体にピボット式で連結するように延長される。
実施例42の深度ストップ装置であって、前記本体、前記一対のアーム及び前記弾性部材は単一の一体構成要素に形成される。
生検システムは、(a)生検装置を含み、前記生検装置は、(i)本体、(ii)前記本体から末端方向に延長された針を含み、前記針は側面開口を含み、及び(iii)カッタを含み、前記カッタは組織サンプルを切断するために前記針の側面開口に対して移動可能である;(b)制御モジュール、前記制御モジュールは前記生検装置の少なくとも1つの機能的特徴を制御するように動作可能である;(c)オペレータ入力組立体、前記オペレータ入力組立体は、制御モジュールと通信し、少なくとも1つの入力装置及びケーブルポートを含む;及び(d)ケーブルを含み、前記ケーブルはオペレータ入力組立体のケーブルポート及び生検装置の本体に選択的に取り付けられ生検装置が制御モジュールと通信できるように許容する。
実施例44の生検システムであって、前記オペレータ入力組立体(operator input assembly)は、フットペダル(foot pedal)を含む。
実施例44の生検システムであって、前記ケーブルは、回転ケーブルを含み、前記オペレータ入力組立体は、前記回転ケーブルに回転入力を供給するモータを含む。
実施例44乃至46のいずれか1つ又は1つ以上の生検システムは、制御ケーブルをさらに含み、前記制御ケーブルは制御モジュール及びオペレータ入力組立体に結合され、前記制御ケーブルは第1長さを形成し、前記ケーブルは第2長さを含み、前記第1長さは前記第2長さより長い。
実施例44乃至47のいずれか1つ又は1つ以上の生検システムであって、前記オペレータ入力組立体と生検装置はMRIセット内部に位置し、前記制御モジュールはMRIセットの外部に位置する。
実施例44乃至48のいずれか1つ又は1つ以上の生検システムであって、前記オペレータ入力組立体は、制御モジュールから遠隔に前記制御モジュールを用いて生検装置の少なくとも1つの機能的特徴を制御するように構成される。
IX.その他
本発明の多様な実施例が図示されて説明されたので、本願に記述された方法及びシステムの追加的な適応は本発明の範囲から逸脱することなく当業者による適切な変形によって達成できる。かかる潜在的変形のいくつかが述べられており、他のものは当業者に明白であろう。例えば、上述した例、実施例、幾何学的構造、材料、寸法、比率、ステップなどは例示的なものであって必須なものではない。したがって、本発明の範囲は以下の請求項の観点から考慮されるべきであって、明細書及び図面に図示されて記述された構造及び動作の細部事項に制限されないことが理解される。