開示の内容
〔優先権〕
本出願は、「Biopsy Device Targeting Features」の名称で2014年1月16日に出願された米国仮特許出願第61/928,089号の優先権を主張し、この仮特許出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。本出願は、「Biopsy Device Targeting Features」の名称で2013年7月19日に出願された米国仮特許出願第61/856,157号の優先権も主張し、この仮特許出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
〔背景〕
生検標本は、さまざまな装置を使用した切開方法および経皮的方法(open and percutaneous methods)を含む種々の医療処置においてさまざまな方法で得られてきた。生検装置は、定位固定誘導、超音波誘導、MRI誘導、PEM誘導、BSGI誘導、またはその他の下で使用され得る。
生検標本は、さまざまな装置を使用した種々の医療処置においてさまざまな方法で得られてきた。生検装置は、定位固定誘導、超音波誘導、MRI誘導、PEM誘導、BSGI誘導、またはその他の下で使用され得る。例えば、一部の生検装置は、ユーザーが片手で十分に操作可能であり、1回の挿入で、患者から1つまたは複数の生検標本を捕捉することができる。さらに、一部の生検装置は、例えば流体(例えば、加圧空気、食塩水、大気、真空など)の連通のため、電力伝達のため、および/またはコマンドなどの通信のために、真空モジュールおよび/または制御モジュールにつながれることができる。他の生検装置は、別の装置とつながれたり、別様に接続されたりせずに、完全に、または少なくとも部分的に動作可能とすることができる。
単に例示的な生検装置および生検システムの構成要素が、以下に開示されている:「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」の名称で1996年6月18日に発行された米国特許第5,526,822号;「Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」の名称で1999年7月27日に発行された米国特許第5,928,164号;「Vacuum Control System and Method for Automated Biopsy Device」の名称で2000年1月25日に発行された米国特許第6,017,316号;「Control Apparatus for an Automated Surgical Biopsy Device」の名称で2000年7月11日に発行された米国特許第6,086,544号;「Fluid Collection Apparatus for a Surgical Device」の名称で2000年12月19日に発行された米国特許第6,162,187号;「Method for Using a Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」の名称で2002年8月13日に発行された米国特許第6,432,065号;「MRI Compatible Surgical Biopsy Device」の名称で2003年9月11日に発行された米国特許第6,626,849号;「Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」の名称で2004年6月22日に発行された米国特許第6,752,768号;「Remote Thumbwheel for a Surgical Biopsy Device」の名称で2008年10月8日に発行された米国特許第7,442,171号;「Manually Rotatable Piercer」の名称で2010年1月19日に発行された米国特許第7,648,466号;「Biopsy Device Tissue Port Adjustment」の名称で2010年11月23日に発行された米国特許第7,837,632号;「Clutch and Valving System for Tetherless Biopsy Device」の名称で2010年12月1日に発行された米国特許第7,854,706号;「Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」の名称で2011年3月29日に発行された米国特許第7,914,464号;「Vacuum Timing Algorithm for Biopsy Device」の名称で2011年5月10日に発行された米国特許第7,938,786号;「Tissue Biopsy Device with Rotatably Linked Thumbwheel and Tissue Sample Holder」の名称で2011年12月21日に発行された米国特許第8,083,687号;「Biopsy Sample Storage」の名称で2012年2月21日に発行された米国特許第8,118,755号。前記に列挙した米国特許それぞれの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
追加の例示的な生検装置および生検システムの構成要素が、以下に開示されている:「Biopsy Apparatus and Method」の名称で2006年4月6日に公開された米国特許出願公開第2006/0074345号;「Biopsy System with Vacuum Control Module」の名称で2008年6月19日に公開された米国特許出願公開第2008/0146962号;「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」の名称で2008年9月4日に公開された米国特許出願公開第2008/0214955号;「Biopsy Sample Storage」の名称で2008年9月11日に公開され、2012年2月21日に米国特許第8,118,755号として発行された米国特許出願公開第2008/0221480号;「Graphical User Interface For Biopsy System Control Module」の名称で2009年5月21日に公開された米国特許出願公開第2009/0131821号;「Icon-Based User Interface on Biopsy System Control Module」の名称で2009年5月21日に公開され、2013年6月4日に米国特許第8,454,531号として発行された米国特許出願公開第2009/0131820号;「Biopsy Device with Rotatable Tissue Sample Holder」の名称で2010年5月6日に公開され、2012年8月14日に米国特許第8,241,226号として発行された米国特許出願公開第2010/0113973号;「Hand Actuated Tetherless Biopsy Device with Pistol Grip」の名称で2010年6月17日に公開された米国特許出願公開第2010/0152610号;「Biopsy Device with Central Thumbwheel」の名称で2010年6月24日に公開された米国特許出願公開第2010/0160819号;「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」の名称で2010年6月24日に公開され、2014年4月22日に米国特許第8,702,623号として発行された米国特許出願公開第2010/0160824号;「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2010年12月16日に公開され、2012年6月26日に米国特許第8,206,316号として発行された米国特許出願公開第2010/0317997号;「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」の名称で2012年5月3日に公開された米国特許出願公開第2012/0109007号;「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」の名称で2011年4月14日に出願され、2012年10月18日に米国特許出願公開第2012/0265095号として公開された米国非仮特許出願第13/086,567号;「Needle Assembly and Blade Assembly for Biopsy Device」の名称で2011年6月1日に出願され、2012年12月6日に米国特許出願公開第2012/0310110号として公開された米国非仮特許出願第13/150,950号;「Access Chamber and Markers for Biopsy Device」の名称で2011年8月8日に出願され、2013年2月14日に米国特許出願公開第2013/0041256号として公開された米国非仮特許出願第13/205,189号;「Biopsy Device Tissue Sample Holder with Bulk Chamber and Pathology Chamber」の名称で2011年8月26日に出願され、2013年2月28日に米国特許出願公開第2013/0053724号として公開された米国非仮特許出願第13/218,656号;「Biopsy Device With Slide-In Probe」の名称で2011年12月5日に出願された米国仮特許出願第61/566,793号;「Control for Biopsy Device」の名称で2012年5月30日に出願され、2013年12月5日に米国特許出願公開第2013/0324882号として公開された米国非仮特許出願第13/483,235号。前記に列挙した米国特許出願公開、米国非仮特許出願、および米国仮特許出願それぞれの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
開示が参照により本明細書に組み込まれる、「MRI Biopsy Device Localization Fixture」の名称で2005年12月22日に公開された米国特許出願公開第2005/0283069号では、乳房を圧縮し、オープン型および閉鎖型の磁気共鳴画像法(MRI)機器の双方において腹臥位生検処置中にコア生検器具をガイドするための乳房用コイルと共に使用される、局在化機構または固定物が記載されている。局在化固定物は、MRI適合性の生検器具、具体的にはカニューレ/スリーブを、疑わしい組織もしくは病変の生検部位に対して支持し方向付けるための、3次元のデカルト座標を用いて位置付け可能なガイド(three-dimensional Cartesian positionable guide)を含む。コア生検器具をガイドするのに使用される、単に例示的な別の局在化機構が、「Biopsy Cannula Adjustable Depth Stop」の名称で2009年3月24日に発行された米国特許第7,507,210号に開示されており、この開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。局在化機構は、MRI適合性の生検器具を支持し、方向付けることができるガイドキューブを取り外し可能に受容するように構成されたグリッドプレートを含む。例えば、閉塞具と標的化カニューレ/スリーブとを組み合わせたものが、ガイドキューブによって生検部位まで乳房を通って導入されることができ、MRI撮像を用いて適切な位置付けが確認される。閉塞具は、その後、取り外されてよく、次に、生検装置の針が、標的化カニューレ/スリーブを通じて挿入されて、標的病変に到達することができる。
Z停止部(Z-stop)が、正確な挿入を高め、生検装置の標的化カニューレ/スリーブおよび閉塞具の過挿入または不注意な後退を防ぐことができる。具体的には、Z停止部は、患者内への生検装置の針の挿入深さを制限するように設定された、患者からのある距離を隔てて、局在化固定物またはキューブに係合することができる。単に例示的なZ停止部の実施例が、「Biopsy Cannula Adjustable Depth Stop」の名称で2009年3月24日に発行された米国特許第7,507,210号に開示されており、この開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
いくつかのシステムおよび方法が、生検標本を得るために作られ使用されてきたが、発明者より前に、請求項に記載する発明を行うか、または使用した者はいないと考える。
本明細書は、本発明を具体的に指し示し明白に主張する請求項で締めくくられるが、本発明は、添付図面と共に理解される特定の実施例に関する以下の説明から、よりよく理解されると考えられる。添付図面では、同様の参照符号が、同じ要素を特定している。図面中、いくつかの構成要素、または構成要素の一部が、破線で描かれたものとして透視図で示されている。
図面は、決して限定的なものであることを意図しておらず、本発明のさまざまな実施形態が、必ずしも図面に描かれていないものを含む、さまざまな他の方法で実行され得ることが、企図されている。本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付図面は、本発明のいくつかの態様を例示しており、説明と共に、本発明の原理を説明するのに役立つが、本発明は、図示する、厳密な構成に制限されないことが理解される。
〔詳細な説明〕
本発明の特定の実施例に関する以下の説明は、本発明の範囲を制限するのに使用されるべきではない。本発明の他の実施例、特徴、態様、実施形態、および利点は、以下の説明から当業者には明らかになるであろう。この説明は、例として、本発明を実施するために企図される最良の様式のうちの1つである。認識されるように、本発明は、本発明から逸脱していない、他の異なる明白な態様が可能である。したがって、図面および説明は、本質的に例示的なものとみなされるべきであり、制限的なものではない。
I. 例示的なMRI生検制御モジュールの概観
図1〜図3では、MRI適合性生検システム(10)が、制御モジュール(12)を有し、制御モジュール(12)は、MRI機器(不図示)を収容する遮蔽室の外側に設置されるか、または、少なくとも間隔をあけて置かれ、その強力な磁場および/もしくは感度の高い無線周波数(RF)信号検出アンテナとの有害な相互作用を軽減することができる。参照により全体として本明細書に組み込まれる、米国特許第6,752,768号に記載されるように、組織標本の採取を助けるために、ある範囲の事前プログラムされた機能性が、制御モジュール(12)に組み込まれ得る。制御モジュール(12)は、局在化組立体(15)と共に使用される生検装置(14)を制御し、これに電力を供給する。生検装置(14)は、MRIもしくは他の撮像機器のガントリー(不図示)上に設置され得る乳房用コイル(18)に取り付けられる局在化固定物(16)により位置付けられ、案内される。
本実施例では、制御モジュール(12)は、機械的に、電気的に、かつ空気圧で生検装置(14)に連結され、MRI機器の強力な磁場および感度の高いRF受信構成要素から離間される必要のある構成要素は、隔離され得る。ケーブル管理スプール(20)が、制御モジュール(12)の側面から突出するケーブル管理取り付けサドル(22)上に設置される。ケーブル管理スプール(20)には、制御信号およびカッターの回転/前進運動をそれぞれ伝えるための、対をなす電気ケーブル(24)および機械ケーブル(26)が巻き付けられる。具体的には、電気ケーブル(24)および機械ケーブル(26)はそれぞれ、制御モジュール(12)の対応する電気ポート(28)および機械ポート(30)に接続された一端部と、生検装置(14)のホルスター部分(32)に接続されたもう一方の端部と、を有する。使用中でない場合にホルスター部分(32)を保持することができるドッキングカップ(34)が、ドッキングステーション据え付けブラケット(36)により、制御モジュール(12)にフックで留められている。制御モジュール(12)に関連するものとして前述したこのような構成要素は、単なるオプションであることを理解されたい。
壁に据え付けられたインターフェースロックボックス(38)が、制御モジュール(12)のロックポート(42)につなぎ縄(40)を提供する。つなぎ縄(40)は、独自に終端しており、長さが短く、制御モジュール(12)が不注意にMRI機器または他の機器に非常に近接して位置付けられることを妨げる。インライン封入体(44)は、つなぎ縄(40)、電気ケーブル(24)、および機械ケーブル(26)を、制御モジュール(12)上の対応するポート(42、28、30)に対して位置合わせすることができる。
液体および固体の残骸をつかむ真空キャニスター(50)の出口ポート(48)と、制御モジュール(12)との間を接続する、第1の真空ライン(46)によって真空補助がもたらされる。チューブキット(52)が、制御モジュール(12)と生検装置(14)との間の空気圧による連通を完成させる。具体的には、第2の真空ライン(54)が、真空キャニスター(50)の入口ポート(56)に接続される。第2の真空ライン(54)は、生検装置(14)に取り付けられる、2つの真空ライン(58、60)に分割される。生検装置(14)がホルスター部分(32)に設置された状態で、制御モジュール(12)は、機能点検を行う。生理食塩水が、例えば潤滑剤として役立つように、また、真空シールを達成するのを助けるように、かつ/もしくは他の目的で、手動で生検装置(14)に注入されるか、または別様に生検装置(14)に導入されることができる。制御モジュール(12)は、生検装置(14)のカッター機構(不図示)を作動させ、本実施例では生検装置(14)のカッターの全移動を監視する。機械ケーブル(26)における、または生検装置(14)内部の結合(Binding)が、機械ケーブル(26)を回転させるために及ぼされるモーターの力および/または機械ケーブル(26)の各端部における回転速度もしくは位置を比較した際に感知される、機械ケーブル(26)におけるねじれの量を参照して、オプションとして監視され得る。
ホルスター部分(32)から切り離し可能である遠隔キーパッド(62)は、別の状況で生検装置(14)自体の上にある制御装置が局在化固定物(16)への挿入後に容易にアクセスすることができず、かつ/または制御モジュール(12)の設置が不便なほど離れている(例えば9.14m(30フィート)離れている)場合特に、本実施例では生検装置(14)の臨床医の制御を高めるために、制御パネル(12)に対し、電気ケーブル(24)を介して通信する。しかしながら、本明細書に記載する他の構成要素と同様に、遠隔キーパッド(62)は、単なるオプションであり、希望どおりに、改変、置換、補足、または省略されてよい。本実施例では、ホルスター部分(32)上の後端部指回し式円形プレート(63)も、組織標本が採取される予定の側を回転させるために、挿入後に容易にアクセス可能である。
当然、前述した制御モジュール(12)は単なる一例である。任意の他の適切なタイプの制御モジュール(12)および関連する構成要素を使用することができる。ほんの一例として、制御モジュール(12)は、代わりに、「Vacuum Timing Algorithm for Biopsy Device」の名称で2008年9月18日に公開された米国特許出願公開第2008/0228103号の教示に従って構成され、動作可能であってよく、この特許出願公開の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。別の単に例示的な実施例として、制御モジュール(12)は、代わりに、「Control Module Interface for MRI Biopsy Device」の名称で2008年12月18日に出願された米国特許出願第12/337,814号の教示に従って構成され、動作可能であってよく、この特許出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。あるいは、制御モジュール(12)は、任意の他の適切な構成要素、特徴部、構成、機能性、操作性などを有し得る。制御モジュール(12)および関連する構成要素の他の適切な変形体は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
II. 例示的な局在化組立体
局在化フレームワーク(68)の左右の平行な上方ガイド(64、66)は、下側(74)と、乳房用コイル(18)の患者支持プラットホーム(78)に形成されている、選択された乳房孔(76)の両側と、に取り付けられた左右の平行な上方トラック(70、72)内にそれぞれ、横方向に調節可能に受容される。乳房用コイル(18)の基部(80)が、乳房孔(76)間で患者支持プラットホーム(78)に取り付けられた中心線支柱(82)によって接続されている。また、それぞれの乳房孔(76)の周辺で離間している、それぞれの側の一対の外側垂直支柱(84、86)が、横方向凹部(88)をそれぞれ画定しており、局在化固定物(16)が横方向凹部(88)内部に位置する。
本実施例では、横方向凹部(88)内において、乳房孔(76)内にそれぞれ患者の乳房が垂れ下がることを、認識されたい。便宜上、本明細書では、慣習(convention)を使用して、局在化固定物(16)を基準として(referenced to)乳房組織内でデカルト座標により疑わしい病変を突き止め、その後、生検装置(14)を形成するためにホルスター部分(32)に係合されるプローブ(91)の針(90)などの器具を選択的に位置付ける。当然、任意の他のタイプの座標系または標的化技術を使用することができる。特にクローズドボアMRI機器の狭い範囲内で繰り返し再撮像するための、生検システム(10)の自動使用(hands-off use)を向上させるため、生検システム(10)は、カニューレ(94)により包囲された閉塞具(92)を案内することもできる。挿入深さは、針(90)もしくはカニューレ(94)のいずれかの上に長さ方向に位置付けられた深さ停止装置(95)により制御される。あるいは、挿入深さは、任意の他の適切な方法で制御され得る。
この誘導は、左右の平行な上方ガイド(64、66)の下に取り付けられた横方向に調節可能な外側3辺プレートブラケット(98)内部に受容される、グリッドプレート(96)として描かれている、本実施例の横方向フェンスにより特にもたらされる。同様に、中央プレート(100)として描かれた、患者の胸部の中央平面(medial plane)に関する中央フェンスが、乳房用コイル(18)に設置されたときに、中心線支柱(82)に近接する左右の平行な上方ガイド(64、66)の下に取り付けられた、内側3辺プレートブラケット(102)内部に受容される。器具(例えば、プローブ(91)の針(90)、閉塞具/カニューレ(92、94)等)の挿入地点をさらに改良するために、ガイドキューブ(104)をグリッドプレート(96)に挿入することができる。
本実施例では、選択された乳房が、中央プレート(100)により乳房の内側(中央)側面に沿って、また、グリッドプレート(96)によって乳房の外側(横方向)側面において、圧縮され、グリッドプレート(96)は、X−Y平面を定めている。X軸は、直立した患者に対して垂直(矢状方向)であり、局在化固定物(16)の外側に露出した部分の方を向く臨床医から見ると、左右軸に対応している。乳房の中央に向かって延びるこのX−Y平面に垂直なのは、Z軸であり、Z軸は、典型的には、生検装置(14)の針(90)または閉塞具/カニューレ(92、94)の挿入の向きおよび深さに対応する。明瞭化のため、Z軸という用語は、「貫通軸(axis of penetration)」と互換的に使用され得る。ただし、貫通軸は、患者の挿入地点を突き止めるのに使用される空間座標に対して直交していても、直交していなくてもよい。本明細書に記載される局在化固定物(16)の改作物により、都合のよい角度もしくは臨床的に有効な角度での、病変に対するX−Y軸に非直交の貫通軸が可能となる。
前述した局在化組立体(15)が単に一例であることを理解されたい。任意の他の適切なタイプの局在化組立体(15)を使用してよく、それには、前述したものとは異なる乳房用コイル(18)および/または局在化固定物(16)を使用する局在化組立体(15)が含まれるが、これらに制限されない。局在化組立体(15)の他の適切な構成要素、特徴部、構成、機能性、操作性等は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
III. 例示的な生検装置
図1に示すように、生検装置(14)の1つの改作物は、ホルスター部分(32)およびプローブ(91)を含み得る。例示的なホルスター部分(32)については、制御モジュール(12)に向けた前記セクションで既に論じている。以下の段落では、プローブ(91)ならびに関連する構成要素および装置について、さらに詳細に論じる。
本実施例では、カニューレ(94)および閉塞具(92)は、プローブ(91)と関連している。具体的には、図7、図8、図9に示すように、閉塞具(92)は、スライドしてカニューレ(94)に入り、これらが組み合わせられたものが、乳房組織内部の生検部位まで、ガイドキューブ(104)を通じて案内される。図3に示すように、閉塞具(92)はその後、カニューレ(94)から引き抜かれ、次に、プローブ(91)の針(90)が、カニューレ(94)に挿入され、それから、生検装置(14)は、針(90)によって乳房から1つまたは複数の組織標本を取得するように操作される。
本実施例のカニューレ(94)は、近位側が円筒形ハブ(198)に取り付けられており、カニューレ(94)は、内腔(196)、および開口した遠位端部(202)の近くにある横孔(201)を含む。円筒形ハブ(198)は、横孔(201)を回転させるための、外側にある指回し式円形板(204)を有している。円筒形ハブ(198)は、内側凹部(206)を有し、内側凹部(206)は、ダックビルシール(208)、ワイパーシール(211)、およびシール保持器(212)を取り囲んで、内腔(196)が空になったときに流体シールをもたらし、挿入された閉塞具(92)に対してシールする。カニューレ(94)の外表面に沿った、長さ方向に離間した測定用の印(213)は、視覚的に、そして恐らくは物理的に、図1の深さ停止装置(95)の位置を突き止める手段を提供する。
本実施例の閉塞具(92)は、いくつかの構成要素を、対応する特徴部と組み合わせている。シャフト(214)は、撮像可能な側面ノッチ(218)と近位ポート(220)との間を連絡する流体内腔(216)を含む。シャフト(214)の長さ方向のサイズは、貫通先端部(222)がカニューレ(94)の遠位端部(202)から延びるようになっている。閉塞具の指回し式円形板キャップ(224)は、近位ポート(220)を取り囲み、ロック特徴部(226)を含み、ロック特徴部(226)は、可視の角度インジケータ(228)を含み、カニューレの指回し式円形板(204)に係合して、撮像可能な側面ノッチ(218)がカニューレ(94)の横孔(201)と位置合わせされることを確実にする。閉塞具のシールキャップ(230)は、近位側で閉塞具の指回し式円形板キャップ(224)内へと係合されて、流体内腔(216)を閉じることができる。本実施例の閉塞具のシールキャップ(230)は、ロックまたは位置決め特徴部(locking or locating feature)(232)を含み、これは、剛性材料、柔軟材料、またはエラストマー材料のいずれかから作製され得る、閉塞具の指回し式円形板キャップ(224)の可視の角度インジケータ(228)と対応する可視の角度インジケータ(233)を含む。図9では、ガイドキューブ(104)は、グリッドプレート(96)を通じて閉塞具(92)およびカニューレ(94)を案内している。
本実施例の閉塞具(92)は中空であるが、閉塞具(92)が、代わりに、実質的に中実の内部を有してよく、こうすると、閉塞具(92)が内部内腔を画定しないことを、理解されたい。さらに、閉塞具(92)は、いくつかの改作物では側面ノッチ(218)がなくてもよい。閉塞具(92)の他の適切な構成要素、特徴部、構成、機能性、操作性等は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。同様に、カニューレ(94)は、いくつかの方法で変更され得る。例えば、いくつかの他のバージョンでは、カニューレ(94)は、閉鎖した遠位端部(202)を有する。単に例示的な別の実施例として、カニューレ(94)は、貫通先端部(222)を有する閉塞具(92)の代わりに、閉鎖した貫通先端部(222)を有することができる。そのようないくつかの改作物では、閉塞具(92)は単に、尖っていない遠位端部を有してもよく、あるいは、閉塞具(92)の遠位端部は、任意の他の適切な構造、特徴部、または構成を有することができる。カニューレ(94)の他の適切な構成要素、特徴部、構成、機能性、操作性等は、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。さらに、いくつかの改作物では、閉塞具(92)またはカニューレ(94)のうちの一方または両方が、完全に省略されてよい。例えば、プローブ(91)の針(90)は、カニューレ(94)を通じてガイドキューブ(104)に挿入されることなく、ガイドキューブ(104)に直接挿入され得る。
プローブ(91)(もしくは針(90))と共に使用され得る別の構成要素は、深さ停止部(95)である。深さ停止部は、カニューレ(94)および閉塞具(92)(もしくは針(90))が所望の深さよりもさらに挿入されるのを防ぐように動作可能な、任意の適切な構成のものであってよい。例えば、深さ停止部(95)は、カニューレ(94)(もしくは針(90))の外側に位置付けられてよく、また、カニューレ(94)がガイドキューブに挿入される程度を制限するように構成され得る。深さ停止部(95)によるこのような制限は、カニューレ(94)と閉塞具(92)(もしくは針(90))とを組み合わせたものが患者の乳房に挿入され得る深さに対して制限をさらにもたらし得ることを、理解されたい。さらに、そのような制限により、閉塞具(92)がカニューレ(94)から引き抜かれて針(90)がカニューレ(94)に挿入された後で生検装置(14)が1つまたは複数の組織標本を入手する、患者の乳房内での深さが確立され得ることを、理解されたい。生検システム(10)と共に使用され得る例示的な深さ停止部(95)は、「Grid and Rotatable Cube Guide Localization Fixture for Biopsy Device」の名称で2007年11月1日に公開され、前述のとおり参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2007/0255168号に記載されている。
本実施例では、前記のとおり、生検装置(14)は、針(90)を含み、針(90)は、カニューレ(94)と閉塞具(92)とを組み合わせたものが患者の乳房内の所望の場所まで挿入された後、および閉塞具(92)がカニューレ(94)から取り外された後で、カニューレ(94)に挿入され得る。本実施例の針(90)は、針(90)がカニューレ(94)の内腔(196)に挿入されるとカニューレ(94)の横孔(201)と実質的に整列するように構成された横孔(不図示)を含む。本実施例のプローブ(91)は、回転および並進運動するカッター(不図示)をさらに含み、このカッターは、ホルスター(32)内の構成要素により駆動され、カニューレ(94)の横孔(201)および針(90)の横孔を通って突出した組織を切断するように動作可能である。切断された組織標本は、任意の適切な方法で、生検装置(14)から回収され得る。
生検システム(10)は使い捨てのプローブ組立体(91)を用いるものとして前述されているが、他の適切なプローブ組立体および生検装置組立体を使用し得ることを、理解されたい。ほんの一例として、図10に示す生検装置(200)などの生検装置は、生検システム(10)内で使用され得る。この実施例の生検装置(200)は、ハンドピース(210)から遠位に延びる針(290)と、ハンドピース(210)の近位端部に配された組織標本ホルダー(220)と、を含む。針(290)は、前述した針(90)と実質的に同様に動作するように構成される。例えば、針(290)は、生検部位から組織標本を入手するためにカッターと協働するように構成されている。組織標本ホルダー(220)は、針(290)を通じて受け取った組織標本を保管するように構成されている。ほんの一例として、生検装置(200)は、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」の名称で2012年6月26日に発行された米国特許第8,206,316号;開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Multi-Button Biopsy Device」の名称で2012年10月2日に発行された米国特許第8,277,394号;および/または、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device Tissue Sample Holder with Removable Tray」の名称で2012年3月15日に公開された米国特許出願公開第2012/0065542号、の教示のうちの少なくともいくつかに従って構成され得る。
さらに別の単に例示的な実施例として、図11に示す生検装置(300)などの生検装置が、生検システム(10)内で使用され得る。この実施例の生検装置(300)は、ハンドピース(310)から遠位に延びる針(390)と、ハンドピース(310)の近位端部に配された組織標本ホルダー(320)と、を含む。針(290)は、前述した針(90)と実質的に同様に動作するように構成される。例えば、針(390)は、生検部位から組織標本を入手するためにカッターと協働するように構成される。組織標本ホルダー(320)は、針(390)を通じて受け取った組織標本を保管するように構成される。ケーブル(330)が、電力、コマンドなどの通信をもたらし、導管(340、342)が流体連通をもたらす。ほんの一例として、生検装置(300)は、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2010/0160824号;開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy Device with Slide-In Probe」の名称で2012年12月4日に出願された米国非仮特許出願第13/693,671号;開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Control for Biopsy Device」の名称で2012年5月30日に出願された米国非仮特許出願第13/483,235号;および/または開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「Biopsy System with Graphical User Interface」の名称で2013年3月1日に出願された米国仮特許出願第61/771,212号、の教示のうちの少なくともいくつかに従って構成され得る。
前述したようなシステム(10)のさまざまな代替的構成要素と共に使用され得る、さらに他の適切な形態の生検装置は、当業者には明らかであろう。
IV. 例示的なガイドキューブ
いくつかの改作物では、ガイドキューブが、1つまたは複数のエッジおよび面により画定される本体を含み得る。本体は、1つまたは複数のガイド穴または他のタイプの通路を含んでよく、これは、ガイドキューブの面と面との間に延びていて、生検装置(14)、または生検装置(14)の一部(例えば、生検装置(14)の針(90)、カニューレ(94)と閉塞具(92)とを組み合わせたものなど)といった器具を案内するのに使用され得る。ガイドキューブは、ガイドキューブの1つまたは複数のガイド穴または通路を所望の位置に位置付けるために、1本、2本、または3本の軸を中心として回転可能であってよい。
図4では、ガイドキューブ(104)は、中央のガイド穴(106)、角のガイド穴(108)、および中心を外れたガイド穴(110)を含み、これらのガイド穴は、それぞれの対向する対の面(112、114、116)間を、互いに直交して通っている。2軸で(in two axis)ガイドキューブ(104)を選択的に回転させることにより、面(112、114、116)の対のうちの1つが、回っていない位置(unturned position)に近位側で整列され得、その後、選択された近位面(112、114、116)がオプションとして4分の1回転、2分の1回転、または4分の3回転させられる。それによって、9つのガイド位置(118)(すなわち、中央のガイド穴(106)を使用)、(120a〜120d)(すなわち、角のガイド穴(108)を使用)、(122a〜122d)(すなわち、中心を外れたガイド穴(110)を使用)のうちの1つが、図5に描くように、近位側に現れ得る。
図6では、2軸で回転可能なガイドキューブ(104)は、垂直バー(132)と水平バー(134)とを交差させることにより形成された、グリッドプレート(96)の複数の正方形凹部(130)のうちの1つの中に、近位側から挿入されるサイズになっている。ガイドキューブ(104)は、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によって、グリッドプレート(96)を通過することができない。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心が置かれたそれぞれの正方形開口部(138)を含み、ガイドキューブ(104)の正面を捕捉するのに十分であるが、ガイド穴(104、106、108)を塞ぐほど大きくないリップ(140)を形成する。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(104)より短く、これにより、ガイドキューブ(104)の近位部分(142)が、つかまれてグリッドプレート(96)から抜き取られるように、露出される。グリッドプレート(96)の裏打ち基板(136)がいくつかの改作物では完全に省略され得ることが、本明細書の教示に基づけば、当業者には認識されるであろう。裏打ち基板(136)がない、そのようないくつかの改作物では、以下でさらに詳細に論じるような、ガイドキューブの他の特徴部が、ガイドキューブをグリッドプレート内部にしっかりと、かつ取り外し可能に嵌めるのに使用され得る。しかしながら、そのような他の特徴部は、裏打ち基板(136)を部分的もしくは全体的に省略する代わりに、グリッドプレート(96)など、裏打ち基板(136)を有するグリッドプレートと組み合わせて使用されることもできる。
V. 例示的な代替的標的化カニューレおよび閉塞具
前述した閉塞具(92)およびカニューレ(94)の変形体として、閉塞具(92)およびカニューレ(94)は、閉塞具(92)の遠位端部およびカニューレ(94)がより有効な外形を有する遠位先端部を提供するように構成され得る。いくつかある利点の中でも特に、このような外形は、組織を貫通するのに必要な力を減少させることによって、患者の乳房への閉塞具(92)およびカニューレ(94)の挿入を、より容易にすることができる。このような外形は、閉塞具(92)および/またはカニューレ(94)を患者の乳房内で回転させるのに必要な力を減少させることによって、患者の乳房内での閉塞具(92)およびカニューレ(94)の回転を、より容易にすることもできる。より有効な外形を有する遠位先端部を提供するために閉塞具(92)およびカニューレ(94)をいかにして再構成し得るかという、さまざまな実施例が、以下でさらに詳細に説明されるが、他の実施例が、本明細書の教示に従って、当業者には明らかとなるであろう。以下に記載する閉塞具およびカニューレの実施形態が、前述した閉塞具(92)およびカニューレ(94)と実質的に同様に機能し得ることを、理解されたい。特に、以下で説明する閉塞具およびカニューレの実施形態は、MRI誘導を使用した患者の乳房内における生検装置の針の標的化を助けるのに使用され得る。以下で説明するカニューレ先端部の実施例が、前述するか、または本明細書に開示される生検装置のうちのいずれかと共に使用され得ることを、理解されたい。
A. 第1の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図12〜図13は、カニューレ(400)の1つの単に例示的な変形体を示す。カニューレ(400)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するように構成される。例えば、カニューレ(400)は、閉塞具(92)を受容するように構成されており、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成される。カニューレ(400)は中空シャフト(406)を含み、この中空シャフト(406)は、近位側で円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(400)の遠位端部(402)内部に画定された開口部(408)の近位に横孔(410)を有する。図13で最もよく分かるように、カニューレ(400)の遠位端部(402)は、カニューレ(400)の外表面(412)から開口部(408)まで延びる傾斜エッジ(404)を含む。傾斜エッジ(404)は、中空シャフト(406)により定められた長さ方向軸に垂直な平面に沿って延びる。閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(400)の開口部(408)から延出するように長さ方向のサイズが決められている。傾斜エッジ(404)は、貫通先端部(222)の一部を収容し、かつ貫通先端部(222)および開口部(408)から外表面(412)まで、角度のある移行部(angular transition)を提供するように、構成される。このような角度のある移行部は、より流線形の外形を作り出し、この外形により、カニューレ(400)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減することができる。このような角度のある移行部はまた、カニューレ(400)および閉塞具(92)を患者の乳房内で回転させるのに必要な力を低減することもできる。
B. 第2の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図14〜図15は、カニューレ(500)の別の単に例示的な変形体を示している。カニューレ(500)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(500)は、閉塞具(92)を受容するように構成されており、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成されている。カニューレ(500)は、中空シャフト(506)を含み、中空シャフト(506)は、近位側で円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(500)の遠位端部(502)内部に画定された開口部(508)の近位に横孔(510)を有している。図14で最もよく分かるように、開口部(508)は、斜めのエッジ(504)を画定している。斜めのエッジ(504)は、中空シャフト(506)が定める長さ方向軸に対して斜めの平面に沿って、カニューレ(500)の上部からカニューレ(500)の下部まで近位に延びる。閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(500)の開口部(508)から延出するように、長さ方向のサイズが決められている。斜めのエッジ(504)は、シャフト(214)の外表面とカニューレ(500)の外表面(512)との間に、より滑らかな移行部をもたらすように、斜めになるか、または面取りされることができる。斜めのエッジ(504)は、カニューレ(500)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減させ得る、より流線形の外形を作り出す。このような流線形の外形は、カニューレ(500)および閉塞具(92)を患者の乳房内で回転させるのに必要な力も低減させることができる。
C. 第3の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図16〜図17は、カニューレ(600)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。カニューレ(600)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(600)は、閉塞具(92)を受容するように構成され、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成されている。カニューレ(600)は、中空シャフト(606)を含み、中空シャフト(606)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(600)の遠位端部(602)内部に画定された開口部(608)を有している。図16で最もよく分かるように、開口部(608)は、側方部分(610)および遠位部分(611)により画定されたシャベル様の外形を呈している。側方部分(610)は、長さ方向に延びる横方向エッジ(603)により画定され、横方向エッジ(603)は、閉塞具(92)がカニューレ(600)に挿入されたときには側面ノッチ(218)の横方向境界と並んで延び、かつ生検針がカニューレ(600)に挿入されたときには生検針の横孔の横方向境界と並んで延びるように、位置付けられている。開口部(608)の遠位部分(611)は、斜めのエッジ(604)により画定され、斜めのエッジ(604)は、中空シャフト(606)が定める長さ方向軸に対して斜めの平面に沿って、開口部(608)の横方向エッジ(603)からカニューレ(600)の下部まで遠位に延びている。閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(600)の開口部(608)から延出するように、長さ方向のサイズが決められている。斜めのエッジ(604)の下部(614)は、貫通先端部(222)と連続した外形を形成するように構成されている。斜めのエッジ(604)は、シャフト(214)の外表面とカニューレ(600)の外表面(612)との間に、より滑らかな移行部を提供するように、斜めにされるか、または面取りされることができる。斜めのエッジ(604)は、カニューレ(600)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減させ得る、より流線形の外形を作り出す。このような流線形の外形は、カニューレ(600)および閉塞具(92)を患者の乳房内部で回転させるのに必要な力を低減させることもできる。
D. 第4の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図18は、カニューレ(700)のさらに別の単に例示的な変形体を示している。カニューレ(700)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(700)は、閉塞具(92)を受容するように構成されており、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成される。カニューレ(700)は、中空シャフト(706)を含み、中空シャフト(706)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(700)の遠位端部(702)内部に画定された開口部(708)の近位に横孔(710)を有している。図18で分かるように、開口部(708)は、斜めのエッジ(704)を画定する。斜めのエッジ(704)は、中空シャフト(706)が定める長さ方向軸に対して斜めの平面に沿って、カニューレ(700)の上部からカニューレ(700)の下部まで、近位に延びている。閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(700)の開口部(708)から延出するように、長さ方向がサイズ決めされている。斜めのエッジ(704)の上部(714)は、貫通先端部(222)と連続した外形を形成するように構成されている。斜めのエッジ(704)は、シャフト(214)の外表面とカニューレ(700)の外表面(712)との間に、より滑らかな移行部をもたらすように、斜めになるか、または面取りされることができる。斜めのエッジ(704)は、カニューレ(700)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減させ得る、より流線形の外形を作り出す。このような流線形の外形は、カニューレ(700)および閉塞具(92)を患者の乳房内で回転させるのに必要な力も低減させることができる。本実施例の上部(714)のみが貫通先端部(222)と連続的な外形を形成するように構成されているが、カニューレ(700)の下部(716)が、上部(714)に加えて、または上部(714)の代わりに、貫通先端部(222)と連続的な外形を形成するように構成されてもよいことを、理解されたい。
E. 第5の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図19〜図22は、カニューレ(800)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。カニューレ(800)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(800)は、閉塞具(92)を受容するように構成され、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成されている。カニューレ(800)は、中空シャフト(806)を含み、中空シャフト(806)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(800)の遠位端部(802)内部に画定された開口部(808)より近位に横孔(810)を有している。開口部(808)は、エッジ(804)によって境界を定められている。図19〜図20で最もよく分かるように、遠位端部(802)が、一対の陥凹長さ方向開口部(814)を提供しており、これらの陥凹長さ方向開口部(814)は、カニューレ(800)のエッジ(804)の上部および下部に画定されていて、カニューレ(800)の内表面(811)からカニューレ(800)の外表面(812)まで延びている。閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(800)の開口部(808)から延出するように、長さ方向のサイズが決められている。
図21〜図22に示すように、一対の開口部(814)のうちの各開口部は、貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジを受容するように構成され、貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジは、カニューレ(800)の外表面(812)と実質的に整列する。エッジ(804)は、シャフト(214)の外表面とカニューレ(800)の外表面(812)との間に、より滑らかな移行部を提供するように、斜めにされるか、または面取りされることができる。貫通先端部(222)がカニューレ(800)の中を通って駆動されている間に変形した場合、貫通先端部(222)がいったん開口部(808)を通って駆動されたらその初期形態に戻るように、貫通先端部(222)が弾性的に付勢され得ることを、理解されたい。貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジがカニューレ(800)の外表面(812)と実質的に整列することで、カニューレ(800)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減させ得る、より流線形の外形が作り出される。このような整列によって、カニューレ(800)および閉塞具(92)を患者の乳房内部で回転させるのに必要な力を低減させることもできる。
本実施例の一対の長さ方向開口部(814)は中空シャフト(806)の長さにわたって延びていないが、いくつかの改作物では一対の長さ方向開口部(814)が中空シャフト(806)の長さにわたって延びてよいことを、理解されたい。このような改作物のうちの少なくともいくつかにおいては、貫通先端部(222)が弾性的に付勢される必要がない。これは、そのような改作物で、貫通先端部(222)が中空シャフト(806)を通って駆動される際に、貫通先端部(222)の上部エッジおよび/または下部エッジが一対の長さ方向開口部(814)を通り抜けるためである。
F. 第6の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図23〜図26は、カニューレ(900)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。カニューレ(900)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(900)は、閉塞具(92)を受容するように構成され、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成されている。カニューレ(900)は、中空シャフト(906)を含み、中空シャフト(906)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(900)の遠位端部(902)内部に画定された開口部(908)の近位に横孔(910)を有している。開口部(908)は、エッジ(904)を画定する。図24で最もよく分かるように、遠位端部(902)が、一対の長さ方向チャネル(914)を提供しており、これらの長さ方向チャネル(914)は、カニューレ(900)の内表面(911)の上部および下部に画定されていて、エッジ(904)まで延びている。しかしながら、長さ方向チャネル(914)は、カニューレ(900)の外表面(912)まで完全には延びていない。閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(900)の開口部(908)から延出するように、長さ方向のサイズが決められている。
図25〜図26に示すように、一対の長さ方向チャネル(914)のうちの各チャネルは、貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジを受容するように構成され、貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジは、カニューレ(900)の外表面(912)に対して実質的に近位に位置付けられる。エッジ(904)は、シャフト(214)の外表面とカニューレ(900)の外表面(912)との間に、より滑らかな移行部を提供するように、かつ/または貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジを、カニューレ(900)の外表面(912)に対してより近位に位置付けるように、斜めにされるか、または面取りされることができる。貫通先端部(222)がカニューレ(900)の中を通って駆動されている間に変形された場合、貫通先端部(222)がいったん開口部(908)を通って駆動されたらその初期形態に戻るように、貫通先端部(222)が弾性的に付勢され得ることを、理解されたい。貫通先端部(222)の上部エッジおよび下部エッジがカニューレ(900)の外表面(912)と実質的に近接することにより、カニューレ(900)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減させ得る、より流線形の外形が作り出される。このような整列により、カニューレ(900)および閉塞具(92)を患者の乳房内部で回転させるのに必要な力を低減させることもできる。
本実施例の一対の長さ方向チャネル(914)は中空シャフト(906)の長さにわたって延びていないが、いくつかの改作物では一対の長さ方向チャネル(914)が中空シャフト(906)の長さにわたって延びてよいことを、理解されたい。少なくともいくつかこのような改作物においては、貫通先端部(222)が弾性的に付勢される必要がない。これは、そのような改作物で、貫通先端部(222)が中空シャフト(906)を通って駆動される際に、貫通先端部(222)の上部エッジおよび/または下部エッジが一対の長さ方向チャネル(914)を通り抜けるためである。
G. 第7の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図27〜図30は、カニューレ(1000)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。カニューレ(1000)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(1000)は、閉塞具(92)を受容するように構成され、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成されている。カニューレ(1000)は、中空シャフト(1006)を含み、中空シャフト(1006)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(1000)の遠位円錐形端部(1002)内部に画定された垂直スロット(1008)の近位に横孔(1010)を有している。図28で最もよく分かるように、垂直スロット(1008)は、第1の円錐形部分(1004A)および第2の円錐形部分(1004B)によって境界を定められる。
図29〜図30に示すように、閉塞具(92)のシャフト(214)は、貫通先端部(222)がカニューレ(1000)の垂直スロット(1008)から延出するように、長さ方向のサイズが決められている。図30で最もよく分かるように、第1の円錐形部分(1004A)および第2の円錐形部分(1004B)の内表面は、貫通先端部(222)が垂直スロット(1008)から延出すると、貫通先端部(222)の外表面の実質的に近位に位置付けられる。カニューレ(1000)のいくつかの改作物では、円錐形部分(1004A、1004B)は、弾性的に内側に付勢されてよく、第1の円錐形部分(1004A)および第2の円錐形部分(1004B)の内表面は、貫通先端部(222)が垂直スロット(1008)から延出すると、貫通先端部(222)の外表面に接触するように構成される。第1の円錐形部分(1004A)および第2の円錐形部分(1004B)は、貫通先端部(222)を収容するように、かつ貫通先端部(222)および垂直スロット(1008)から外表面(1012)への角度のある移行部を提供するように、構成されている。このような角度のある移行部によって、カニューレ(1000)および閉塞具(92)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減させ得る、より流線形の外形が作り出される。このような角度のある移行部によって、カニューレ(1000)および閉塞具(92)を患者の乳房内部で回転させるのに必要な力を低減させることもできる。
H. 第8の例示的な代替的閉塞具およびカニューレ先端部
図31A〜図32Bは、カニューレ(1100)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。カニューレ(1100)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(1100)は、閉塞具(1192)を受容するように構成され、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成されている。カニューレ(1100)は中空シャフト(1106)を含み、中空シャフト(1106)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(1100)の遠位円錐形端部(1102)内部に画定された垂直スロット(1108)の近位に横孔(1110)を有している。図32A〜図32Bで最もよく分かるように、垂直スロット(1108)は、第1の円錐形部分(1104A)および第2の円錐形部分(1104B)によって境界を定められている。
図32A〜図32Bに示されるように、閉塞具(1192)のシャフト(1194)は、貫通先端部(1196)がカニューレ(1100)の垂直スロット(1008)から延出するように、長さ方向のサイズが決められている。第1の円錐形部分(1104A)および第2の円錐形部分(1104B)の内表面は、貫通先端部(1196)が垂直スロット(1108)から延出すると貫通先端部(1196)の外表面に対して実質的に近位に位置付けられるように構成される。カニューレ(1100)のいくつかの改作物では、円錐形部分(1104A、1104B)は、弾性的に内側に付勢されてよく、第1の円錐形部分(1104A)および第2の円錐形部分(1104B)の内表面は、貫通先端部(1196)が垂直スロット(1108)から延出すると貫通先端部(1196)の外表面に接触するように構成される。第1の円錐形部分(1104A)および第2の円錐形部分(1104B)は、貫通先端部(1196)を収容するように、かつ貫通先端部(1196)および垂直スロット(1108)から外表面(1112)への角度のある移行部を提供するように、構成されている。
やはり図31A〜図32Bに示されるように、貫通先端部(1196)は、一対の調節可能なブレード(1198A、1198B)を含む。一対のブレード(1198A、1198B)は、半径方向内側および外側に動いて、閉塞具(1192)が定める長さ方向軸に対して延出したり後退したりすることができる。一対のブレード(1198A、1198B)は、図31Aおよび図32Aに示すような延出位置と、図31Bおよび図32Bに示すような後退位置との間を動くことができる。このような半径方向の動きにより、使用者は貫通先端部(1196)の外形を操作することができる。一対のブレード(1198A、1198B)の半径方向の動きは、本明細書の教示を鑑みれば当業者には明らかであろうが、マンドレル、ピボットリンク、ピニオンおよび弓形ラック、ならびに/または任意の他の適切な特徴部によって作動され得る。
貫通先端部(1196)の外形の操作により、カニューレ(1100)および閉塞具(1192)を患者の乳房に挿入するのに必要な力を低減することができる。貫通先端部(1196)の操作により、カニューレ(1100)および閉塞具(1192)を患者の乳房内で回転させるのに必要な力を低減させることもできる。例えば、挿入中に、使用者は、乳房組織が一対のブレード(1198A、1198B)に沿ってカニューレ(1100)の外表面(1112)までよりよく移行されるように、貫通先端部(1196)を延出位置に残すことが有利であると考えるかもしれない。一方、回転中に、使用者は、回転を防ぐために一対のブレード(1198A、1198B)の表面積が少なくなるよう、貫通先端部(1196)を後退位置まで旋回移行させる(pivot transition)ことが有利であると考えるかもしれない。
I. 一体的ブレードを備えた例示的なカニューレ
図33〜図34は、カニューレ(1200)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。カニューレ(1200)は、中空シャフト(1206)を含み、中空シャフト(1206)は、近位側が円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(1200)の遠位端部(1202)に位置する貫通先端部(1208)の近位に横孔(1210)を有している。貫通先端部(1208)は、前述した閉塞具(92)の貫通先端部(222)と実質的に同じように動作するよう構成されている。カニューレ(1200)は、生検プローブの、先端部が尖っていない閉塞具(1220)または先端部が尖っていない針(1290)をスライド可能に受容するように構成される。先端部が尖っていない閉塞具(1220)は、前述した閉塞具(92)と実質的に同じように動作するよう構成されている。例えば、図34に示すように、先端部が尖っていない閉塞具(1220)は、カニューレ(1220)を患者の乳房に挿入してその内部で標的化している間に、カニューレ(1220)に挿入される。先端部が尖っていない閉塞具(1220)は、その後、組織標本を入手するため、取り外され、プローブ(91)の針(1290)と取り換えられる。
VI. 代替的なカニューレを備えた例示的な深さ停止部材
前述のとおり、深さ停止装置(95)は、患者の乳房内へのカニューレ(94)の挿入深さを制御可能に制限するように、カニューレ(94)と連結され得る。ほんの一例として、深さ停止装置(95)は、開示が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第7,507,210号の教示の少なくとも一部に従って、構成され得る。以下でさらに詳細に説明するように、図35〜図36は、深さ停止装置(95)がとり得る例示的な代替的形態を示している。また、図39〜図40を参照して、以下でさらに詳細に説明するように、この例示的な代替的形態の深さ停止装置(95)は、患者の乳房内への挿入深さを制限することに加え、患者の乳房に対してカニューレが近位に後退するのを選択的に妨げるのにも使用され得る。
図35〜図36は、カニューレ(1300)の単に例示的な1つの変形体を示す。カニューレ(1300)は、前述したカニューレ(94)と実質的に同じように機能するよう構成されている。例えば、カニューレ(1300)は、閉塞具(92)を受容するように構成されており、これらを組み合わせたものは、ガイドキューブを通って患者の乳房内部の生検部位まで案内されるように構成される。カニューレ(1300)は、中空シャフト(1306)を含み、中空シャフト(1306)は、近位側で円筒形ハブ(不図示)に取り付けられており、カニューレ(1300)の遠位端部(1302)内部に画定された開口部(1308)の近位に横孔(1310)を有する。カニューレ(1300)の外表面(1312)は、横孔(1310)の近位に位置する、雄ねじ領域(exterior threaded region)(1314)を提供する。ロックナット(1320)が、雌ねじ領域(interior threaded region)を提供しており、雄ねじ領域(1314)上にねじ嵌めされる(matingly threaded)ように構成されている。ロックナット(1320)が回転すると、ロックナット(1320)はカニューレ(1300)に対して長さ方向に並進運動するように構成されている。ロックナット(1320)は、ロックナット(1320)がガイドキューブのガイド穴を通過できないようにさらに構成されており、これにより、カニューレ(1300)が患者の乳房内にさらに入るのを防ぐ。よって、ロックナット(1320)は、深さ停止装置(95)の変形体として役立つ。カニューレ(1300)をガイドキューブ内へ案内する前に、使用者は、ロックナット(1320)がカニューレ(1300)に沿って並進運動して所望の長さ方向位置にくるまで、ロックナット(1320)を回転させることができる。ロックナット(1320)がこの所望の位置にある状態では、カニューレ(1300)は、この位置を越えて動いて患者の乳房内にさらに入ることができない。
本実施例のカニューレ(1300)は、単一のロックナット(1320)を使用しているが、カニューレ(1300)の他の改作物が、ロックナット(1320)の偶発的な回転を防ぐために複数のロックナット(1320)を使用し得ることを、理解されたい。ロックナット(1320)が任意の適切な厚さまたは形状を有し得ることも、理解されたい。最後に、本明細書で言及したカニューレのいずれも、ねじ領域(1314)を含んでよく、よって、ロックナット(1320)を受容するように構成され得ることを、理解されたい。
VII. 例示的な代替的ガイドキューブ
前述したガイドキューブ(104)の変形体として、ガイドキューブ(104)は、グリッドプレート(96)に対するガイドキューブ(104)の後退(backing-out)を防ぐように、かつ/またはガイドキューブ(104)に対するカニューレ(1300)の後退を防ぐように、構成され得る。ガイドキューブ(104)および/またはカニューレ(1300)の後退を防ぐためにどのようにガイドキューブ(104)を再構成し得るかについての、さまざまな実施例を、以下で詳細に説明するが、他の実施例は、本明細書の教示に従って、当業者には明らかであろう。以下で説明するガイドキューブの実施例は、前述したガイドキューブ(104)と実質的に同じように機能し得ることを、理解されたい。具体的には、以下に示すガイドキューブの実施例は、グリッドプレート(96)に挿入されて、カニューレおよび閉塞具を患者の乳房内に案内するのに使用されることができる。以下で説明するガイドキューブの実施例が、前述するか、または本明細書に開示する生検装置のいずれかと共に使用され得ることを理解されたい。
図37〜図38は、ガイドキューブ(1400)の単に例示的な1つの変形体を示す。ガイドキューブ(1400)は、中央のガイド穴(1402)と、第1の表面(1412)から第2の表面(1414)までガイドキューブ(1400)を通過する4つの角のガイド穴(1404、1406、1408、1410)と、を含む。ガイド穴(1402、1404、1406、1408、1410)は、カニューレ(1300)を受容するように構成されている。図37で最もよく分かるように、ガイドキューブ(1400)は、第1の表面(1412)から延びてガイド穴(1404、1406、1408、1410)に隣接した、複数の弓形突起(1422、1424、1426、1428)をさらに含む。突起(1422、1424、1426、1428)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合するように構成され、カニューレ(1300)は、突起(1422、1424、1426、1428)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて、挿入されることができない。図39に示すように、また前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1400)の突起(1422、1424、1426、1428)の外表面に対して寄りかかることによって、カニューレ(1300)が患者の乳房にさらに入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1400)は、近位側から、グリッドプレート(96)の複数の正方形凹部(130)のうちの1つに挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1400)は、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によって、グリッドプレート(96)を通過することができない。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心が置かれた、それぞれの正方形開口部(138)を含んでおり、ガイドキューブ(1400)の第2の表面(1414)をつかむには十分であるが、ガイド穴(1402、1404、1406、1408、1410)を塞ぐほど大きくはないリップ(140)を形成している。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(1400)より短く、これにより、ガイドキューブ(1400)の近位部分が、つかまれてグリッドプレート(96)から引き出されるように露出される。
ガイドキューブ(1400)の第3の表面(1416)は、弾性アーム(1418)を含む。図40に示すように、アーム(1418)は、外側に付勢されており、ガイドキューブ(1400)が複数の正方形凹部(130)のうちの特定の正方形凹部に挿入されると、アーム(1418)は、アーム(1418)がその特定の正方形凹部の内表面(144)を押してこれに圧力をかけるように、内側に押される。内表面(144)に加えられるこの圧力により、ガイドキューブ(1400)が特定の正方形凹部から後退するのを実質的に防ぐ摩擦力が生じ得る。この圧力によって、ガイドキューブ(1400)は、さまざまな孔のサイズのグリッドプレートにしっかりと嵌まることもできる。アーム(1418)は、支え面(1420)を含み、支え面(1420)は、特定の正方形凹部の内表面(144)を押して、これにより、その特定の正方形凹部の後退をさらに防ぐように構成されている。支え面(1420)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、支え面(1420)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。
アーム(1418)は、アーム(1418)の内表面から内側に延びるタブ(1430)をさらに含む。図40に示すように、アーム(1418)が内側に押されると、タブ(1430)も内側に押されて閉鎖位置にくる。この閉鎖位置では、タブ(1430)は、ロックナット(1320)の上に延びて、ロックナット(1320)もカニューレ(1300)もガイドキューブ(1400)から後退できない。いくつかの改作物では、ガイドキューブ(1400)は、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1400)から後退するのを防ぐさらなるアームを、アーム(1418)に加えて、またはその代わりに、含むことができる。例えば、図37で最もよく分かるように、中央のガイド穴(1402)は、突起(1434)を有する中央の弾性アーム(1432)を含む。突起(1434)は、ガイドキューブ(1400)の中央のガイド穴(1402)からカニューレ(1300)が後退するのを防ぐために、カニューレ(1300)のねじ領域(1314)に係合するように構成されている。
ガイドキューブ(1400)は、グリッドプレート(96)に挿入されてよく、アーム(1418)(タブ(1430)を含む)を、内側位置へと駆動する。カニューレ(1300)がその後ガイドキューブ(1400)に挿入されると、ロックナット(1320)はタブ(1430)に係合し、ロックナット(1320)がタブ(1430)と突起(1422、1424、1426、1428)のうちの特定の突起との間に位置付けられるまで、アーム(1418)の露出部分を外側に駆動する。いったんロックナット(1320)がタブ(1430)を通り越すと、アーム(1418)は、内側に跳ね返り、ロックナット(1320)は、タブ(1430)と突起(1422、1424、1426、1428)のうちの特定の突起との間に捕捉される。タブ(1422)は、カニューレ(1300)をガイドキューブ(1400)に挿入する間にロックナット(1320)がタブ(1430)を通り越すのを容易にするように構成された、面取りした面(chamfer)、曲面、または他のカム特徴部を含み得る。カニューレ(1300)を引き抜くために、オペレーターは、アーム(1418)を外側に押して、タブ(1430)とロックナット(1320)との間に隙間を設けることができる。
本実施例のガイドキューブ(1400)はガイドキューブ(1400)の単一表面上にただ1つのアーム(1418)を含むが、ガイドキューブ(1400)は、ガイドキューブ(1400)の任意の数の表面上に位置する任意の数のアーム(1418)を含み得ることを、理解されたい。例えば、ガイドキューブ(1400)は、ガイドキューブ(1400)の対向する表面または隣接する表面上に2つのアーム(1418)を含むことができる。ガイドキューブ(1400)は、代わりに、ガイドキューブ(1400)の対向する表面、隣接する表面、または各表面上に位置する3つのアーム(1418)または4つのアーム(1418)を含んでもよい。
図41〜図45は、ガイドキューブ(1500)の別の単に例示的な変形体を示している。ガイドキューブ(1500)は、第1の側面(1502)から第2の側面(1504)までガイドキューブ(1500)を通り抜ける、中央のガイド穴(1520)を含む。ガイドキューブ(1500)は、第3の側面(1506)から第4の側面(1508)までガイドキューブ(1500)を通り抜ける、一対のオフセットしたガイド穴(1540、1560)をさらに含む。ガイド穴(1520、1540、1560)は、本明細書に記載するカニューレのうちのいずれかを受容するように構成される。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)をガイド穴(1520、1540、1560)に挿入すると、側面(1502、1504、1506、1508)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、側面(1502、1504、1506、1508)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることができない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1500)の側面(1502、1504、1506、1508)に寄りかかることによって、カニューレ(1300)が患者の乳房内にさらに入ることを防ぐ。
ガイドキューブ(1500)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)内へ挿入されるようなサイズになっている。図41で最もよく分かるように、ガイドキューブ(1500)は、第1の側面(1502)および第3の側面(1506)に隣接してガイドキューブ(1500)の角から延びる突起(1510)を含む。突起(1510)は、第1の側面(1502)から垂直に延びる第1の面(1511A)と、第3の側面(1506)から垂直に延びる第2の面(1511B)と、を画定する。第3の側面(1506)および第4の側面(1508)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1500)が向けられた状態では、第1の面(1511A)は、正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触するように構成され、これにより、ガイドキューブ(1500)が第1の面(1511A)を越えて正方形凹部(130)に入るのを防ぐ。第1の側面(1502)および第2の側面(1504)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1500)が向けられた状態では、第2の面(1511B)は、正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触するように構成され、これにより、ガイドキューブ(1500)が第2の面(1511B)を越えて正方形凹部(130)に入ることを防ぐ。
ガイドキューブ(1500)は、さらに、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によってグリッドプレート(96)を通過することができなくてもよい。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心が置かれた、それぞれの正方形開口部(138)を含み、ガイドキューブ(1500)の第2の側面(1504)または第4の側面(1508)を捕捉するには十分であるが、ガイド穴(1520、1540、1560)を塞ぐほど大きくはない、リップ(140)を形成する。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(1500)より短く、これにより、ガイドキューブ(1500)の近位部分が、つかまれてグリッドプレート(96)から引き出されるように露出される。
図41に示すように、第1の面(1511A)および第2の面(1511B)はそれぞれ、第1の環状凹部(1512A)および第2の環状凹部(1512B)を画定する。環状凹部(1512A、1512B)は、ロックナット(1320)が側面(1502、1504、1506、1508)に係合するとロックナット(1320)を収容するように構成されている。
やはり図41に示すように、凹部(1515)が、ガイドキューブ(1500)の上面(1514)に形成されている。凹部(1515)の一部は、ガイド穴(1540)を画定するガイドキューブ(1500)の一部の外表面により画定されている。図41および図43に示すように、開口部(1544)が、上面(1514)およびガイド穴(1540)の外表面に形成され、ガイド穴(1540)の中に延びている。弾性アーム(1542)が、ガイド穴(1540)に対して開口部(1544)内部で長さ方向に延びている。弾性アーム(1542)の自由端部は、第1のタブ(1543)を含み、これは、第1のタブ(1543)が上面(1514)を越えて延びるように、外側に延びている。弾性アーム(1542)の自由端部は、第2のタブ(1545)をさらに含み、これは、第2のタブ(1545)がガイド穴(1540)の中に延びるように、内側に延びている。
ガイドキューブ(1500)が複数の正方形凹部(130)のうちの特定の正方形凹部(130)に挿入されると、弾性アーム(1542)の第1のタブ(1543)は、その特定の正方形凹部(130)の内表面(144)に係合し、弾性アーム(1542)は、内側に押され、さらに、弾性アーム(1542)の第1のタブ(1543)は、特定の正方形凹部(130)の内表面(144)を押して、これに圧力を加える。さらに、カニューレ(1300)がガイド穴(1540)に挿入されると、カニューレ(1300)の外表面は、弾性アーム(1542)の第2のタブ(1545)に係合し、弾性アーム(1542)を外側に押し、弾性アーム(1542)の第1のタブ(1543)は、グリッドプレート(96)の特定の正方形凹部(130)の内表面(144)をさらに押して、これにさらなる圧力をかける。内表面(144)にかかるこの圧力により、ガイドキューブ(1500)の特定の正方形凹部(130)からの後退を実質的に防ぐ摩擦力が生じ得る。この圧力により、ガイドキューブ(1500)は、さまざまな孔のサイズのグリッドプレートにしっかりと嵌まることもできる。第1のタブ(1543)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、第1のタブ(1543)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。
第1のタブ(1543)が内表面(144)に圧力をかけると、第2のタブ(1545)がカニューレ(1300)の外表面に圧力をかけて、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1500)から後退するのに実質的に抵抗することを、理解されたい。第2のタブ(1545)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、第2のタブ(1545)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。ガイドキューブ(1500)のいくつかの改作物では、第2のタブ(1545)は、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1500)から後退するのをさらに防ぐために、カニューレ(1300)のねじ領域(1314)に係合するように構成され得る。
図42に示すように、一対の凹部(1517、1518)が、ガイドキューブ(1500)の底面(1516)に形成されている。凹部(1517)の一部および凹部(1518)の一部が、ガイド穴(1560)を画定するガイドキューブ(1500)の一部の外表面によって、画定されている。図42および図45に示すように、開口部(1564)が、底面(1516)およびガイド穴(1560)の外表面に形成され、ガイド穴(1560)の中に延びている。弾性アーム(1562)が、ガイド穴(1560)に対して開口部(1564)内部で長さ方向に延びている。弾性アーム(1562)の自由端部は、第1のタブ(1563)を含み、これは、第1のタブ(1563)が底面(1516)を越えて延びるよう、外側に延びている。弾性アーム(1562)の自由端部は、第2のタブ(1565)をさらに含み、これは、第2のタブ(1565)がガイド穴(1560)の中に延びるよう、内側に延びている。
ガイドキューブ(1500)が複数の正方形凹部(130)のうちの特定の正方形凹部(130)に挿入されると、弾性アーム(1562)の第1のタブ(1563)は、特定の正方形凹部(130)の内表面(144)に係合し、弾性アーム(1562)は、内側に押され、さらに弾性アーム(1562)の第1のタブ(1563)は、特定の正方形凹部(130)の内表面(144)を押して、これに圧力をかける。さらに、カニューレ(1300)がガイド穴(1560)に挿入されると、カニューレ(1300)の外表面は、弾性アーム(1562)の第2のタブ(1565)に係合し、弾性アーム(1562)を外側に押し、弾性アーム(1562)の第1のタブ(1563)は、グリッドプレート(96)の特定の正方形凹部(130)の内表面(144)をさらに押して、これにさらなる圧力をかける。内表面(144)にかかるこの圧力により、ガイドキューブ(1500)が特定の正方形凹部(130)から後退するのを実質的に防ぐ摩擦力が生じ得る。この圧力により、ガイドキューブ(1500)はさまざまな孔のサイズのグリッドプレートにしっかり嵌まることもできる。第1のタブ(1563)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、第1のタブ(1563)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。
第1のタブ(1563)が内表面(144)に圧力をかけると、第2のタブ(1565)は、カニューレ(1300)の外表面に圧力をかけて、ガイドキューブ(1500)からカニューレ(1300)が後退されるのに実質的に抵抗することを、理解されたい。第2のタブ(1565)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、第2のタブ(1565)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。ガイドキューブ(1500)のいくつかの改作物では、第2のタブ(1565)は、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1500)から後退するのをさらに防ぐために、カニューレ(1300)のねじ領域(1314)に係合するように構成され得る。
図44に示すように、開口部(1524)は、ガイド穴(1520)の外表面に形成され、ガイド穴(1520)の中に延びる。弾性アーム(1522)が、ガイド穴(1520)に対して開口部(1524)内部で長さ方向に延びている。弾性アーム(1522)の自由端部が、凹部(1515)を通って外側に延びる第1のタブ(1523)を含み、第1のタブ(1523)は、上面(1514)を越えて延びている。弾性アーム(1522)の自由端部は、第2のタブ(1525)をさらに含み、これは、第2のタブ(1525)がガイド穴(1520)の中に延びるよう、内側に延びている。
ガイドキューブ(1500)が複数の正方形凹部(130)のうちの特定の正方形凹部(130)に挿入されると、弾性アーム(1522)の第1のタブ(1523)は、特定の正方形凹部(130)の内表面に係合し、弾性アーム(1522)は、内側に押され、さらに、弾性アーム(1522)の第1のタブ(1523)は、特定の正方形凹部(130)の内表面(144)を押して、これに圧力をかける。さらに、カニューレ(1300)がガイド穴(1520)に挿入されると、カニューレ(1300)の外表面は、弾性アーム(1522)の第2のタブ(1525)に係合し、弾性アーム(1522)を外側に押し、弾性アーム(1522)の第1のタブ(1523)は、グリッドプレート(96)の特定の正方形凹部(130)の内表面(144)をさらに押して、これにさらなる圧力をかける。内表面(144)にかかるこの圧力によりガイドキューブ(1500)が特定の正方形凹部(130)から後退するのを実質的に防ぐ摩擦力が生じ得る。この圧力により、ガイドキューブ(1500)はさまざまな孔のサイズのグリッドプレートにしっかり嵌まることもできる。第1のタブ(1523)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、第1のタブ(1523)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。
第1のタブ(1523)が内表面(144)に圧力をかけると、第2のタブ(1525)は、カニューレ(1300)の外表面に圧力をかけて、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1500)から後退するのに実質的に抵抗する。第2のタブ(1525)は、任意の適切な材料を含み得る。例えば、第2のタブ(1525)は、ゴムなどのエラストマー材料、または高い摩擦係数を有する任意の他の材料を含み得る。ガイドキューブ(1500)のいくつかの改作物では、第2のタブ(1525)は、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1500)から後退するのをさらに防ぐために、カニューレ(1300)のねじ領域(1314)に係合するように構成され得る。
ガイドキューブ(1500)が複数の正方形凹部(130)のうちの特定の正方形凹部(130)に挿入されると、弾性アーム(1522)の第1のタブ(1523)、弾性アーム(1542)の第1のタブ(1543)、および弾性アーム(1562)の第1のタブ(1563)は、ガイドキューブ(1500)の向きおよび/またはカニューレ(1300)が挿入されるガイド穴(1520、1540、1560)にかかわらず、特定の正方形凹部(130)のそれぞれの内表面(144)に一斉に係合して、これらに圧力をかけることを、理解されたい。
図46〜図51は、ガイドキューブ(1600)の別の単に例示的な変形体を示す。ガイドキューブ(1600)は、第1の表面(1602)から第2の表面(1604)までガイドキューブ(1600)を通過する、中央のガイド穴(1620)を含む。ガイドキューブ(1600)は、やはり第1の表面(1602)から第2の表面(1604)までガイドキューブ(1600)を通過する、一対のオフセットしたガイド穴(1622、1624)をさらに含む。本実施例では、ガイド穴(1620)およびガイド穴(1622)は、ガイド穴(1620、1622)が互いに垂直に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1620、1622、1624)は、本明細書に記載されるカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成されている。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(1620、1622、1624)に挿入されると、第1の側面(1602)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、第1の側面(1602)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1600)の第1の側面(1602)に当接することにより、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1600)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1600)は、第2の側面(1604)から遠位に延びる複数の弾性部材(1680、1682、1684、1686)を含む。図49で最もよく分かるように、弾性部材(1680、1682、1684、1686)はそれぞれ、ガイドキューブ(1600)の中心から離れて斜角をなして、第2の側面(1604)から遠位かつ外側に延びる、第1の部分(1680A、1682A、1684A、1686A)を含む。弾性部材(1680、1682、1684、1686)はそれぞれ、ガイドキューブ(1600)の中心に向かって斜角をなして、第1の部分(1680A、1682A、1684A、1686A)それぞれから遠位かつ内側に延びる、第2の部分(1680B、1682B、1684B、1686B)をさらに含む。頂点(1680C、1682C、1684C、1686C)が、各弾性部材(1680、1682、1684、1686)のそれぞれの第1の部分(1680A、1682A、1684A、1686A)と第2の部分(1680B、1682B、1684B、1686B)との間に形成される。以下でさらに詳細に論じるように、弾性部材(1680、1682、1684、1686)は、ガイドキューブ(1600)がさまざまなサイズの正方形凹部に挿入されるように、可撓性である。弾性部材(1680、1682、1684、1686)は、図49に示すような初期位置に向かって付勢される。ガイドキューブ(1600)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されると、弾性部材(1680、1682、1684、1686)は、選択された正方形凹部(130)の内表面と、弾性部材(1680、1682、1684、1686)の頂点(1680C、1682C、1684C、1686C)との間の接触により、ガイドキューブ(1600)の中心に向かって内側に駆動される。したがって、弾性部材(1680、1682、1684、1686)が図49の初期位置に向かって付勢されることにより、選択された凹部(130)のそれぞれの内表面(144)に圧力が加わり、これにより、ガイドキューブ(1600)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)内部に保持されることを、理解されたい。ガイドキューブ(1600)の向きおよび/またはカニューレ(1300)が挿入されるガイド穴(1620、1622、1624)にかかわらず、弾性部材(1680、1682、1684、1686)が、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)のそれぞれの内表面(144)に圧力を加えることも、理解されたい。
前述のとおり、ガイドキューブ(1600)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1600)は、第1の側面(1602)に隣接してガイドキューブ(1600)の両側から延びる、一対の突起(1610、1612)を含む。突起(1610、1612)は、ガイドキューブ(1600)がグリッドプレート(96)の選択された凹部(130)内部にあまりに深く挿入されるのを防ぐように構成される。図50で最もよく分かるように、突起(1610、1612)はそれぞれ、遠位表面(1611、1613)を画定している。遠位表面(1611、1613)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1600)が向けられた状態では、遠位表面(1611、1613)は、ガイドキューブ(1600)が正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触するように構成され、これにより、ガイドキューブ(1600)が遠位表面(1611、1613)を越えて正方形凹部(130)に入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1600)は、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によって、グリッドプレート(96)を通り抜けるのをさらに妨げられてもよい。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心を置く、それぞれの正方形開口部(138)を含み、ガイドキューブ(1600)がグリッドプレート(96)の中にさらに入るのを防ぐように各弾性部材(1680、1682、1684、1686)の遠位先端部と接触するのに十分であるが、ガイド穴(1620、1622、1624)を塞ぐほど大きくはない、リップ(140)を形成する。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(1600)より短く、これにより、ガイドキューブ(1600)の近位部分が、つかまれてグリッドプレート(96)から引き出されるように露出される。
図52は、ガイドキューブ(1600)の例示的な変形体であるガイドキューブ(1600’)を示し、これは、ガイドキューブ(1600)のガイド穴の向きの単に例示的な変形体を有している。以下で特に指示がない場合、ガイドキューブ(1600’)のすべての特徴部は、ガイドキューブ(1600)と実質的に同様である。例えば、ガイドキューブ(1600’)は、弾性部材(1680、1684)と実質的に同様の弾性部材(1681、1685)を有するものとして示されている。さらに、ガイドキューブ(1600)の他の特徴部は、図52には示していないが、ガイドキューブ(1600’)に組み込まれてもよく、また、ガイドキューブ(1600)の対応する特徴部と実質的に同様であってよい。
本実施例のガイドキューブ(1600’)は、第1の表面(1603)から第2の表面(1605)までガイドキューブ(1600’)を通過する、中央のガイド穴(1630)を含む。ガイドキューブ(1600)の第2の表面(1604)と同様に、ガイドキューブ(1600’)の第2の表面(1605)は、第1の表面(1603)の反対側にある。ガイドキューブ(1600’)は、やはり第1の表面(1603)から第2の表面(1605)までガイドキューブ(1600’)を通過する、複数のオフセットしたガイド穴(1632、1634、1636、1638、1640、1642)をさらに含む。ガイド穴(1630、1632、1634、1636、1638、1640、1642)は、図52に示すようにH字型に配列されている。本実施例では、ガイド穴(1630、1632、1638)が互いに対して水平に配列されるように、ガイド穴(1630)およびガイド穴(1632)は、ガイド穴(1630)の第1の側で互いに重なっており、ガイド穴(1630)およびガイド穴(1638)は、ガイド穴(1630)の第2の側で互いに重なっている。ガイド穴(1632、1634、1636)が互いに対して垂直に配列されるように、ガイド穴(1632)およびガイド穴(1634)は、ガイド穴(1632)の第1の側で互いに重なっており、ガイド穴(1632)およびガイド穴(1636)は、ガイド穴(1632)の第2の側で互いに重なっている。ガイド穴(1638)およびガイド穴(1640)は、ガイド穴(1638)の第1の側で互いに重なっており、ガイド穴(1638)およびガイド穴(1642)は、ガイド穴(1638)の第2の側で互いに重なって、ガイド穴(1638、1640、1642)が互いに対して垂直に配列されている。ガイド穴(1632、1634、1636、1638、1640、1642)は、本明細書に記載するカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成される。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(1632、1634、1636、1638、1640、1642)に挿入されると、第1の側面(1603)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、第1の側面(1603)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1600’)の第1の側面(1603)に当接することによって、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
図53は、ガイドキューブ(1600)の別の例示的な変形体である、ガイドキューブ(1600)のガイド穴の向きの別の単に例示的な変形体を有する、ガイドキューブ(1600”)を示す。以下で特に指示がない限り、ガイドキューブ(1600”)のすべての特徴部は、ガイドキューブ(1600)と実質的に同様である。例えば、ガイドキューブ(1600”)は、弾性部材(1680、1684)と実質的に同様である弾性部材(1690、1694)を有するものとして示されている。さらに、ガイドキューブ(1600)の他の特徴部は、図53には示していないが、ガイドキューブ(1600”)に組み込まれてもよく、また、ガイドキューブ(1600)の対応する特徴部と実質的に同様であってもよい。
本実施例のガイドキューブ(1600”)は、第1の表面(1601)から第2の表面(1607)までガイドキューブ(1600”)を通過する、中央のガイド穴(1650)を含む。ガイドキューブ(1600)の第2の表面(1604)と同様に、ガイドキューブ(1600”)の第2の表面(1607)は、第1の表面(1601)の反対側にある。ガイドキューブ(1600”)は、やはり第1の表面(1601)から第2の表面(1607)までガイドキューブ(1600”)を通過する、複数のオフセットしたガイド穴(1652、1654、1656、1658)をさらに含む。ガイド穴(1650、1652、1654、1656、1658)は、図53に示すようにS字状の形状に配列されている。本実施例では、ガイド穴(1650、1652、1656)が互いに対して垂直に配列されるように、ガイド穴(1650)およびガイド穴(1652)は、ガイド穴(1650)の第1の側で互いに重なっており、ガイド穴(1650)およびガイド穴(1656)は、ガイド穴(1650)の第2の側で互いに重なっている。ガイド穴(1652)およびガイド穴(1654)は、ガイド穴(1652、1654)が互いに対して水平に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1656)およびガイド穴(1658)は、ガイド穴(1656、1658)が互いに対して水平に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1650、1652、1654、1656、1658)は、本明細書に記載したカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成される。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(1650、1652、1654、1656、1658)に挿入されると、第1の側面(1601)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、第1の側面(1602)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1600”)の第1の側面(1601)に当接することによって、カニューレ(1300)が患者の乳房にさらに入るのを防ぐ。
図54〜図59は、ガイドキューブ(1700)の単に例示的な別の変形体を示す。ガイドキューブ(1700)は、第1の表面(1702)から第2の表面(1704)までガイドキューブ(1700)を通過する、中央のガイド穴(1720)を含む。ガイドキューブ(1700)は、やはり第1の表面(1702)から第2の表面(1704)までガイドキューブ(1700)を通過する、一対のオフセットしたガイド穴(1740、1760)をさらに含む。図55で最もよく分かるように、ガイドキューブ(1700)は、第2の表面(1704)から遠位に延びる、複数の管状突起(1722、1742、1762)を含む。管状突起(1722、1742、1762)は、外形が円形または半円形であり、それぞれのガイド穴(1720、1740、1760)に対応する、円形または半円形の中空内部を画定し、ガイド穴(1720、1740、1760)は、管状突起(1722、1742、1762)を通って延びる。本実施例では、ガイド穴(1720)およびガイド穴(1740)は、ガイド穴(1720、1740)が互いに対して垂直に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1720、1740、1760)は、本明細書に記載されるカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成される。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(1720、1740、1760)に挿入されると、第1の側面(1702)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、第1の側面(1702)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1700)の第1の側面(1702)に当接することによって、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1700)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1700)は、第2の側面(1704)から遠位に延びる複数の弾性部材(1780、1782、1784、1786)を含む。図57で最もよく分かるように、弾性部材(1780、1782、1784、1786)はそれぞれ、ガイドキューブ(1700)の中心から離れて斜角をなして、第2の側面(1704)から遠位かつ外側に延びる、第1の部分(1780A、1782A、1784A、1786A)を含む。弾性部材(1780、1782、1784、1786)はそれぞれ、テーパー状であり、またガイドキューブ(1700)の中心に向かって斜角をなして、第1の部分(1780A、1782A、1784A、1786A)からそれぞれ遠位かつ内側に延びる、第2の部分(1780B、1782B、1784B、1786B)をさらに含む。頂点(1780C、1782C、1784C、1786C)は、各弾性部材(1780、1782、1784、1786)のそれぞれの第1の部分(1780A、1782A、1784A、1786A)と第2の部分(1780B、1782B、1784B、1786B)との間に形成されている。以下でさらに詳細に論じるように、弾性部材(1780、1782、1784、1786)は、ガイドキューブ(1700)をさまざまなサイズの正方形凹部に挿入するように、可撓性である。弾性部材(1780、1782、1784、1786)は、図57に示すような初期位置に向けて付勢される。ガイドキューブ(1700)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されると、弾性部材(1780、1782、1784、1786)は、選択された正方形凹部(130)の内表面と弾性部材(1780、1782、1784、1786)の頂点(1780C、1782C、1784C、1786C)との間の接触によって、ガイドキューブ(1700)の中心に向けて内側に駆動される。したがって、弾性部材(1780、1782、1784、1786)が図57の初期位置に向けて付勢されることにより、選択された凹部(130)のそれぞれの内表面に圧力がかかり、これにより、ガイドキューブ(1700)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)内部に保持されることを、理解されたい。ガイドキューブ(1700)の向きおよび/またはカニューレ(1300)が挿入されるガイド穴(1720、1740、1760)にかかわらず、弾性部材(1780、1782、1784、1786)が、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)のそれぞれの内表面(144)に圧力をかけることも、理解されたい。
前述のとおり、ガイドキューブ(1700)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1700)は、第1の側面(1702)に隣接してガイドキューブ(1700)の両側から延びる、一対の突起(1710、1712)を含む。突起(1710、1712)は、ガイドキューブ(1700)が、グリッドプレート(96)の選択された凹部(130)内にあまりに深く挿入されるのを防ぐように構成される。図55で最もよく分かるように、突起(1710、1712)はそれぞれ、遠位表面(1711、1713)を画定している。遠位表面(1711、1713)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1700)が向けられた状態で、遠位表面(1711、1713)は、ガイドキューブ(1700)が正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触して、これにより、ガイドキューブ(1700)が遠位表面(1711、1713)を越えて正方形凹部(130)に入るのを防ぐように構成される。
ガイドキューブ(1700)は、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によって、グリッドプレート(96)を通過するのをさらに妨げられることができる。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心を置く、それぞれの正方形開口部(138)を含み、ガイドキューブ(1700)がグリッドプレート(96)の中にさらに入るのを防ぐように各弾性部材(1780、1782、1784、1786)の遠位先端部と接触するのに十分であるが、ガイド穴(1720、1740、1760)を塞ぐほど大きくはない、リップ(140)を形成する。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(1700)より短く、これにより、ガイドキューブ(1700)の近位部分が、つかまれグリッドプレート(96)から引き出されるように露出される。
図60は、ガイドキューブ(1700)の例示的な変形体である、ガイドキューブ(1700)のガイド穴の向きの単に例示的な変形体を有しているガイドキューブ(1700’)を示す。以下で特に指示がない場合、ガイドキューブ(1700’)のすべての特徴部は、ガイドキューブ(1700)と実質的に同様である。例えば、ガイドキューブ(1700’)は、弾性部材(1780、1784)実質的に同様の弾性部材(1790、1794)を有するものとして示されている。同様に、ガイドキューブ(1700’)は、ガイドキューブ(1700)の突起(1710、1712)と実質的に同様の突起(1715、1717)を有するものとして示されている。さらに、ガイドキューブ(1600)の他の特徴部は、図53には示していないが、ガイドキューブ(1600”)に組み込まれてもよく、また、ガイドキューブ(1600)の対応する特徴部と実質的に同様であってよい。
本実施例のガイドキューブ(1700’)は、第1の表面(1703)から第2の表面(不図示)までガイドキューブ(1700’)を通過する中央のガイド穴(1721)を含む。ガイドキューブ(1700’)は、やはり第1の表面(1703)から第2の表面(不図示)までガイドキューブ(1700’)を通過する、複数のオフセットしたガイド穴(1741、1743、1761、1763)をさらに含む。ガイド穴(1721、1741、1743、1761、1763)は、図60に示すようにS字状の形状で配列されている。本実施例では、ガイド穴(1721、1743、1761)が互いに対して垂直に配列されるように、ガイド穴(1721)およびガイド穴(1741)は、ガイド穴(1721)の第1の側で互いに重なっており、ガイド穴(1721)およびガイド穴(1761)は、ガイド穴(1721)の第2の側で互いに重なっている。ガイド穴(1741)およびガイド穴(1743)は、ガイド穴(1741、1743)が互いに対して水平に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1761)およびガイド穴(1763)は、ガイド穴(1761、1763)が互いに対して水平に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1721、1741、1743、1761、1763)は、本明細書に記載のカニューレのうちの任意のものを受容し、かつ挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成されている。単に例示的な1つの実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(1721、1741、1743、1761、1763)に挿入されると、第1の側面(1703)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、第1の側面(1703)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1700’)の第1の側面(1703)に当接することによって、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
図61〜図68は、ガイドキューブ(1800)のさらに別の単に例示的な変形体を示す。ガイドキューブ(1800)は、第1の表面(1802)から第2の表面(1804)までガイドキューブ(1800)を通過する、中央のガイド穴(1820)を含む。ガイドキューブ(1800)は、やはり第1の表面(1802)から第2の表面(1804)までガイドキューブ(1800)を通過する、一対のオフセットしたガイド穴(1840、1860)をさらに含む。本実施例では、ガイド穴(1820)およびガイド穴(1840)は、ガイド穴(1820、1840)が互いに対して垂直に配列されるように、互いに重なっている。ガイド穴(1820、1840、1860)は、本明細書に記載されるカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成されている。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、図67A〜図67Cに示すように、カニューレ(1300)がガイド穴(1820、1840、1860)に挿入されると、第1の側面(1802)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、第1の側面(1802)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1800)の第1の側面(1802)に当接することにより、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1800)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1800)は、第2の側面(1804)から遠位に延びる複数の弾性部材(1880、1882、1884、1886)を含む。図49で最もよく分かるように、弾性部材(1880、1882、1884、1886)はそれぞれ、ガイドキューブ(1800)の中心から離れて斜角をなして、第2の側面(1804)から遠位かつ外側に延びる、第1の部分(1880A、1882A、1884A、1886A)を含む。弾性部材(1880、1882、1884、1886)はそれぞれ、ガイドキューブ(1800)の中心に向かって斜角をなして、第1の部分(1880A、1882A、1884A、1886A)それぞれから遠位かつ内側に延びる、第2の部分(1880B、1882B、1884B、1886B)をさらに含む。頂点(1880C、1882C、1884C、1886C)が、各弾性部材(1880、1882、1884、1886)のそれぞれの第1の部分(1880A、1882A、1884A、1886A)と第2の部分(1880B、1882B、1884B、1886B)との間に形成される。以下でさらに詳細に論じるように、弾性部材(1880、1882、1884、1886)は、ガイドキューブ(1800)がさまざまなサイズの正方形凹部に挿入されるように、可撓性である。弾性部材(1880、1882、1884、1886)は、図64に示すような初期位置に向かって付勢される。ガイドキューブ(1800)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されると、弾性部材(1880、1882、1884、1886)は、選択された正方形凹部(130)の内表面と、弾性部材(1880、1882、1884、1886)の頂点(1880C、1882C、1884C、1886C)との間の接触により、ガイドキューブ(1800)の中心に向かって内側に駆動される。したがって、弾性部材(1880、1882、1884、1886)が図64の初期位置に向かって付勢されることにより、選択された凹部(130)のそれぞれの内表面に圧力が加わり、これにより、ガイドキューブ(1800)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)内部に保持されることを、理解されたい。ガイドキューブ(1800)の向きおよび/またはカニューレ(1300)が挿入されるガイド穴(1820、1840、1860)にかかわらず、弾性部材(1880、1882、1884、1886)が、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)のそれぞれの内表面に圧力を加えることも、理解されたい。
前述のとおり、ガイドキューブ(1800)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。ガイドキューブ(1800)は、第1の側面(1802)に隣接してガイドキューブ(1800)の両側から延びる、一対の突起(1810、1812)を含む。突起(1810、1812)は、ガイドキューブ(1800)がグリッドプレート(96)の選択された凹部(130)内部にあまりに深く挿入されるのを防ぐように構成される。図65で最もよく分かるように、突起(1810、1812)はそれぞれ、遠位表面(1811、1813)を画定する。遠位表面(1811、1813)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1800)が向けられた状態で、遠位表面(1811、1813)は、ガイドキューブ(1800)が正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触するように構成され、これにより、ガイドキューブ(1800)が遠位表面(1811、1813)を越えて正方形凹部(130)に入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1800)は、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によって、グリッドプレート(96)を通り抜けるのをさらに妨げられてもよい。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心を置く、それぞれの正方形開口部(138)を含み、ガイドキューブ(1800)がグリッドプレート(96)の中にさらに入るのを防ぐように各弾性部材(1880、1882、1884、1886)の遠位先端部と接触するのに十分であるが、ガイド穴(1820、1840、1860)を塞ぐほど大きくはない、リップ(140)を形成する。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(1800)より短く、これにより、ガイドキューブ(1800)の近位部分が、つかまれてグリッドプレート(96)から引き出されるように露出される。
ガイドキューブ(1800)は、第1の表面(1802)から延びるピン(1892)によってガイドキューブ(1800)に回転可能に連結されたロック部材(1890)を含み、ロック部材(1890)は、第1の表面(1802)と平行な平面に沿ってピン(1892)を中心として回転するように動作可能である。図64で最もよく分かるように、ロック部材(1890)は、ガイドキューブ(1800)の第1の表面(1802)から距離(D1)でピン(1892)に固定され、距離(D1)は、ガイドキューブ(1800)の第1の表面(1802)と、ロック部材(1890)が回転するときに沿っている平面との間にある。以下でさらに詳細に論じるように、距離(D1)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)の厚さと実質的に同様である。やはり以下でさらに詳細に論じるように、また、図63Aおよび図63Bに示すように、ロック部材(1890)は、非ロック位置(図63A)とロック位置(図63B)との間で回転し、これにより本明細書に記載のカニューレのうち任意のものをガイドキューブ(1800)内部に選択的にロックし、かつ/またはロック解除するように動作可能である。
ロック部材(1890)は、一対の弓形凹部(1894、1896)を含む。図63Bに示すように、ロック位置にあるとき、弓形凹部(1894、1896)は、ガイド穴(1820、1840)それぞれの円形外形に隣接して位置するように構成される。図67A〜図68は、ガイドキューブ(1800)のガイド穴(1820)内部にカニューレ(1300)をロックする工程を示す。図67Aは、ガイドキューブ(1800)から取り外された、第1の長さ方向位置にあるカニューレ(1300)を示している。カニューレ(1300)がこの位置にある状態で、ロック部材(1890)は非ロック位置にあり、カニューレ(1300)は、ガイドキューブ(1800)のガイド穴(1820)内部に受容され得る。カニューレ(1300)は次に、第2の長さ方向位置まで動き、カニューレ(1300)は、ロックナット(1320)の遠位表面が図67Bに示すようにガイドキューブ(1800)の第1の表面(1802)に係合する地点まで、ガイド穴(1820)の中に入る。カニューレ(1300)がこの位置まで動く際、ロック部材(1890)は非ロック位置にとどまり、カニューレ(1300)は、ガイドキューブ(1800)のガイド穴(1820)内部に受容され得る。ロックナット(1320)の遠位表面がガイドキューブ(1800)の第1の表面(1802)に係合する地点までいったんカニューレ(1300)がガイド穴(1820)の中に入ると、ロック部材(1890)は、図67Cおよび図68に示すようにロック位置まで回転する。ロック位置では、ロック部材(1890)は、ロックナット(1320)の近位表面に係合し、カニューレ(1300)は、ガイドキューブ(1800)のガイド穴(1820)内部にロックされる。言い換えれば、ガイドキューブ(1800)は、ロックナット(1320)と協働して、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1800)に対して遠位に動くのを制限し、ロック部材(1890)は、ロックナット(1320)と協働して、カニューレ(1300)がガイドキューブ(1800)に対して近位に動くのを制限する。
図69〜図79は、ガイドキューブ(1900)の単に例示的な別の変形体を示している。ガイドキューブ(1900)は、第1の側面(1902)から第2の側面(1904)までガイドキューブ(1900)を通過する、中央のガイド穴(1920)を含む。ガイドキューブ(1900)は、第3の側面(1906)から第4の側面(1908)までガイドキューブ(1900)を通過する、一対のオフセットしたガイド穴(1940、1960)をさらに含む。ガイド穴(1920、1940、1960)は、本明細書に記載するカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成される。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(1920、1940、1960)に挿入されると、側面(1902、1906)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、側面(1902、1906)がロックナット(1320)に係合した位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、ガイドキューブ(1900)の側面(1902、1906)に当接することによって、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
ガイドキューブ(1900)は、近位側から、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されるようなサイズになっている。図69で最もよく分かるように、ガイドキューブ(1900)は、第1の側面(1902)および第3の側面(1906)に隣接してガイドキューブ(1900)の角から延びる、突起(1910)を含む。突起(1910)は、第1の側面(1902)から垂直に延びる第1の面(1911A)と、第3の側面(1906)から垂直に延びる第2の面(1911B)と、を画定する。第3の側面(1906)および第4の側面(1908)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1900)が向けられた状態で、第1の面(1911A)は、正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触して、これにより、ガイドキューブ(1900)が第1の面(1911A)を越えて正方形凹部(130)に入るのを防ぐように構成される。第1の側面(1902)および第2の側面(1904)がグリッドプレート(96)の正面と平行になるようにガイドキューブ(1900)が向けられた状態で、第2の面(1911B)は、正方形凹部(130)に挿入されるとグリッドプレート(96)の正面に接触して、これにより、ガイドキューブ(1900)が第2の面(1911B)を越えて正方形凹部(130)に入るのを防ぐように構成される。
ガイドキューブ(1900)は、グリッドプレート(96)の正面に取り付けられた裏打ち基板(136)によって、グリッドプレート(96)を通過するのをさらに妨げられることができる。裏打ち基板(136)は、各正方形凹部(130)内部に中心を置く、それぞれの正方形開口部(138)を含み、ガイドキューブ(1900)の第2の側面(1904)または第4の側面(1908)を捕捉するのに十分であるが、ガイド穴(1920、1940、1960)を塞ぐほど大きくはない、リップ(140)を形成する。正方形凹部(130)の深さは、ガイドキューブ(1900)より短く、これにより、ガイドキューブ(1900)の近位部分が、つかまれてグリッドプレート(96)から引き出されるように露出される。
図69に示すように、第1の面(1911A)および第2の面(1911B)はそれぞれ、第1の環状凹部(1912A)および第2の環状凹部(1912B)を画定する。環状凹部(1912A、1912B)は、ロックナット(1320)が側面(1902、1906)に係合すると、ロックナット(1320)を収容するように構成されている。
やはり図69に示すように、凹部(1915)が、ガイドキューブ(1900)の上面(1914)に形成されている。図74で最もよく分かるように、凹部(1915)は、ガイド穴(1940)の側壁を通って延びており、凹部(1915)は、ガイド穴(1940)の内部と流体連通している。第1の貫通孔(1915A)が第3の側面(1906)から凹部(1915)へと入っている。第2の貫通孔(1915B)が、第4の側面(1908)から凹部(1915)へと入っている。図76で最もよく分かるように、ローラー(1990)が、凹部(1915)内部に回転可能に配されており、貫通孔(1915A、1915B)内部に回転可能に配された一対のペグ(1991、1992)により凹部(1915)内に固定されている。図74で最もよく分かるように、ローラー(1990)は、カニューレ(1300)がガイド穴(1940)内部に配されたときにローラー(1990)の一部(1990A)がカニューレ(1300)に係合するように、ローラー(1990)の一部(1990A)が凹部(1915)からガイド穴(1940)の中へ延びるようなサイズになっている。したがって、ローラー(1990)がガイド穴(1940)内部でのカニューレ(1300)の摩擦による保持をもたらし得ることを、理解されたい。ローラー(1990)は、エラストマー材料または別様に変形可能な材料を含み得る。
図76で最もよく分かるように、凹部(1915)はまた、ガイド穴(1920)の側壁を通って延びており、凹部(1915)は、ガイド穴(1920)の内部と流体連通している。ローラー(1990)は、カニューレ(1300)がガイド穴(1920)内部に配されたときにローラー(1990)の一部(1990B)がカニューレ(1300)に係合するように、ローラー(1990)の一部(1990B)が凹部(1915)から延びてガイド穴(1920)に入るようなサイズになっている。したがって、ローラー(1990)が、ガイド穴(1920)内でのカニューレ(1300)の摩擦による保持をもたらし得ることを、理解されたい。
図74および図75に示すように、凹部(1917)が、ガイドキューブ(1900)の底面(1916)に形成されている。凹部(1917)は、ガイド穴(1960)の側壁を通って延びており、凹部(1917)は、ガイド穴(1960)の内部と流体連通している。第1の貫通孔(1917A)が、第3の側面(1906)から凹部(1917)内へ入っている。第2の貫通孔(1917B)が、第4の側面(1908)から凹部(1917)内へ入っている。図76で最もよく分かるように、ローラー(1994)が、凹部(1917)内部に回転可能に配されており、また、貫通孔(1917A、1917B)内部に回転可能に配された一対のペグ(1995、1996)により凹部(1917)内で固定されている。図74で最もよく分かるように、ローラー(1994)は、カニューレ(1300)がガイド穴(1960)内部に配されたときにローラー(1994)の一部(1994A)がカニューレ(1300)に係合するように、ローラー(1994)の一部(1994A)が凹部(1917)から延びてガイド穴(1960)に入るようなサイズになっている。したがって、ローラー(1994)は、ガイド穴(1960)内部でのカニューレ(1300)の摩擦による保持をもたらし得ることを、理解されたい。
図70で最もよく分かるように、ローラー(1990)の一部(1990C)は、上面(1914)から外側へと凹部(1915)から延びており、ローラー(1994)の一部(1994B)は、底面(1916)から外側へと凹部(1917)から延びている。ガイドキューブ(1900)がグリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)に挿入されると、ローラー(1990、1994)の一部(1990C、1994B)が、選択された凹部(130)のそれぞれの内表面(144)に圧力をかけ、これにより、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)内部でガイドキューブ(1900)を保持することを、理解されたい。ガイドキューブ(1900)の向きおよび/またはカニューレ(1300)が挿入されるガイド穴(1920、1940、1960)にかかわらず、ローラー(1990、1994)の一部(1990C、1994B)は、グリッドプレート(96)の選択された正方形凹部(130)のそれぞれの内表面に圧力をかけることも、理解されたい。
ローラー(1990、1994)が、ゴム、ウレタン、シリコーン、またはさらに剛性の材料などの可撓性材料を含み得ることを、理解されたい。ローラー(1990、1994)を形成するのに使用され得る、他の適切な材料、および材料の組み合わせは、本明細書の教示を鑑みれば、当業者には明らかであろう。
VIII. 例示的なZ停止ロック装置
図80では、図1の生検システム(10)のグリッドプレート(96)およびガイドキューブ(104)が、横方向フェンス(194)および、横方向フェンス(194)により支持された台座(120)と置き換えられている。図81で最もよく分かる、横方向フェンス(194)および台座(120)は、開示内容が参照により本明細書に組み込まれる、「MRI Biopsy Device」の名称で2006年11月16日に公開された米国特許出願公開第2006/0258956号の教示に従って構成され、動作可能とすることができる。前述したグリッドプレート(96)のように、横方向フェンス(194)は、局在化フレームワーク(68)の3辺フレーム(98)内へと下方に受容されて、X−Y平面を定める。このX−Y平面に垂直に、乳房の内側に向かって延びるのが、Z軸であり、これは、典型的には、プローブ(91)の挿入の向きおよび深さに対応している。この空間座標の原点(origin)は、横方向フェンス(194)により組織に与えられた窪みを撮像していてよい。あるいは、基準ホルダー(fiducial holder)(129)により保持された使い捨て可能な基準ポインタ(disposable fiducial pointer)(127)が、MRI撮像可能材料(例えば、KYゼリー、生理食塩水、ガドリニウム)で満たされていて、キャップ(123)で密封されている。
図83および図84に示すように、プローブ(91)、カニューレ(94)、および基準ポインタ(127)は、局在化固定物(16)により案内される。特に図81を参照すると、台座(120)は、左右の一次標的化レール(primary targeting rails)(121A、121B)を空間的に位置付けており、これらの一次標的化レールは、基準ポインタ(127)、カニューレ(94)、または生検装置(10)のプローブ(91)を案内する。一次標的化レール(121A、121B)はそれぞれ、取り付け心棒(124)を含み、取り付け心棒(124)は、台座主要本体(128)上で垂直方向に調節可能である(Y軸)高さヨーク(126)の心棒ハブ(125)を、左側または右側で受容し、台座主要本体(128)は、横方向フェンス(194)上で横方向に調節可能である。あるいは、乳房用コイルは、内側にアクセスするために、台座主要本体を中央プレート(100)に据え付けることも可能にすることができる。台座主要本体(128)は、横方向フェンス(194)に形成された、上部トラック(148)および近位側が開いた下方トラック(150)上をそれぞれ横方向にスライドする上下のハンガーアーム(172、173)を備えたブラケット(141)の一部として、横方向外側に広がる(左右の垂直矩形スロット(137、139)を画定する)、遠位側面から突出した、より薄い壁(135)を備えた近位直立矩形支柱(133)を含む。横方向(X軸)調節レバー(151)は、横方向調節レバー(151)が横方向測定ガイド(145)に関連して所望の場所へと左または右に位置を変えられたときに、横方向フェンス(194)に形成された底部トラック(147)との係合から調節レバーの遠位端部(149)を外して持ち上げるように、上げられてよい。
高さヨーク(126)は、左右の垂直矩形スロット(137、139)に垂直に載る、ロック用の左右の手(locking left and right hands)(152)をそれぞれ形成するように、遠位側面の中間部分が遮断された、矩形カフである。ロック用の左右の手(152)は、各垂直矩形スロット(137、139)の近位側面上の隆起表面(158)と、高さロックレバー(156)により選択的に近位に引っ張られてロック係合する、それぞれの隆起した近位表面(不図示)を有する。高さヨーク(126)が垂直方向に位置を変えられる際に、高さロックレバー(156)を持ち上げると、高さヨーク(126)が、台座主要本体(128)へのロック係合から外れる。高さ調節のため、高さヨーク(126)の近位上面は、高さロックレバー(156)の近位表面上に提供される高さ測定目盛(162)を読み取るための照準具(sight)(160)として役立つ。
取り付け心棒(124)により回転が可能になり、Z軸は、上方または下方軌道を含む。例示的な改作物では、高さヨーク(126)の近位側の角は、角度ロックレバー(166)によって選択可能な、角度デテント(angle detents)(164)(例えば、−15°、0°、+15°)を含む。一次標的化レール(121B)は、基準ホルダー(129)のホーム基準(home reference)として役立つ、遠位デテント(167)を含む。
図82では、台座(120)に取り付けられ得る誘導組立体(240)が、受台(242)を含み、受台(242)の上方外側面(242A)は、一次標的化レール(121B)の底部チャネル(243)に係合するように上方に広がっている。下方外側面(242B)は、水平方向に広がって、Z軸の下に位置するホルスターガイドトラック(244)を提供している。一次標的化レール(121B)は、長さ方向ガイドタブ(246)を含む。プローブ(91)の貫通深さを制御するために台座(120)と連結され得るロック装置の実施例を、次に論じる。
A. 第1の例示的なZ停止ロック装置
図85〜図92Bは、プローブ(91)の貫通深さを制御するために、横方向フェンス(194)および台座(120)と共に使用されるように動作可能である、例示的なZ停止ロック装置(2000)を示す。MRI生検装置(14)に追加的な誘導を与えるため、ロック装置(2000)は、台座(120)の一次標的化レール(121B)の長さ方向ガイドタブ(246)と係合可能であり、かつ長さ方向ガイドタブ(246)に沿って案内される、横方向チャネル(2012)を有する二次標的化レール(2010)を含む。長さ方向ガイドタブの上に十分に係合されると、横方向窓(2019)の垂直なつめピン(2018)を中心としてつめバネ(2016)の付勢を受けて旋回するつめ(2014)は、一次標的化レール(121B)の長さ方向ガイドタブ(246)に係合し、これにより、長さ方向ガイドタブ(246)に対してロック装置(2000)の位置を維持する。特に、図92Aおよび図92Bに示すように、つめ(2014)は、図92Aに示す位置から、図92Bに示す位置に向けて付勢される。このような付勢により、つめ(2014)は、長さ方向ガイドタブ(246)に係合し、これにより、長さ方向ガイドタブ(246)に対してロック装置(2000)の長さ方向位置を維持する。例えば、つめ(2014)は、ガイドタブ(246)の複数の歯に沿ってラチェットで動くことができ、あるいは、摩擦により、ガイドタブ(246)を押すことができる。
ロック装置(2000)は、静止部材(2040)を含み、静止部材(2040)は、静止部材(2040)の近位表面(2047)に形成された円形凹部(2042)を有する。以下でさらに詳細に論じるように、円形凹部(2042)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)を受容するようなサイズになっている。円形凹部(2042)の深さは、カニューレ(1300)のロックナット(1320)の厚さと実質的に同様である。ガイド穴(2044)が、円形凹部(2042)の底面(2046)に画定されている。ガイド穴(2044)は、静止部材(2040)の底面(2046)から遠位表面(2048)まで静止部材(2040)を通り抜けている。ガイド穴(2044)は、本明細書に記載のカニューレのうち任意のものを受容するように構成されている。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(2044)に挿入されると、底面(2046)が、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、底面(2046)がロックナット(1320)に係合する位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、静止部材(2040)の底面(2046)に当接することにより、カニューレ(1300)が患者の乳房の中にさらに入るのを防ぐ。
二次標的化レール(2010)は、一体的な円筒形チューブ(2020)を含む。ロック部材(2030)が、二次標的化レール(2010)の円筒形チューブ(2020)内部に回転可能に配されている。ロック部材(2030)は、トリガー(2032)と、ロッド(2034)と、ロックアーム(2036)と、を含む。ロッド(2034)は、円筒形チューブ(2020)内部に回転可能に配され、ロック部材(2030)は、図87Aに示す非ロック位置と、図87Bに示すロック位置との間で回転するように動作可能である。トリガー(2032)は、ロッド(2034)の第1の端部から垂直に延びており、ロックアーム(2036)は、ロッド(2034)の第2の端部から垂直に延びている。よって、使用者はトリガー(2032)を回転させて、ロックアーム(2036)を同時に回転させ得ることを、理解されたい。ロックアーム(2036)は、弓形凹部(2038)を含む。図87Bに示すように、ロック位置にあるとき、弓形凹部(2038)は、ガイド穴(2044)の円形外形に隣接して位置するように構成されている。図88に示すように、ロックアーム(2036)の遠位表面(2039)は、静止部材(2040)の近位表面(2047)より実質的に近位にあり、ロック位置では、ロックアーム(2036)の遠位表面(2039)は、円形凹部(2042)の開口部に隣接する。
図91A〜図91Cは、ロック装置(2000)のガイド穴(2044)内部にカニューレ(1300)をロックする工程を示す。図91Aは、ロック装置(2000)から取り外された、第1の長さ方向位置にあるカニューレ(1300)を示す。カニューレ(1300)がこの位置にある状態で、ロックアーム(2036)は非ロック位置にあり、カニューレ(1300)は、静止部材(2040)の円形凹部(2042)およびガイド穴(2044)内部に受容され得る。カニューレ(1300)は次に、第2の長さ方向位置へと移動し、ロックナット(1320)は、静止部材(2040)の円形凹部(2042)内部に配され、カニューレ(1300)は、ロックナット(1320)の遠位表面が図91Bに示すように円形凹部(2042)の底面(2046)に係合する地点まで、ガイド穴(2044)の中に入る。カニューレ(1300)がこの位置まで動くとき、ロックアーム(2036)は、非ロック位置にとどまり、ロックナット(1320)は、静止部材(2040)の円形凹部(2042)内部に位置付けられてよく、また、カニューレ(1300)は、静止部材(2040)のガイド穴(2044)の中に入ることができる。いったんロックナット(1320)が円形凹部(2042)内部に位置付けられたら、また、ロックナット(1320)の遠位表面が円形凹部(2042)の底面(2046)に係合する地点までいったんカニューレ(1300)がガイド穴(2044)内部に位置付けられたら、ロックアーム(2036)は、図91Cに示すように、ロック部材(2030)のトリガー(2032)の回転によって、ロック位置まで回転する。このロック位置では、ロックアーム(2036)の遠位表面(2039)は、ロックナット(1320)の近位表面に係合し、カニューレ(1300)は、円形凹部(2042)内部に、また、ロック装置(2000)の静止部材(2040)のガイド穴(2044)内部にロックされる。言い換えれば、底面(2046)およびロックナット(1320)は、協働して、カニューレ(1300)が遠位に動くのを制限し、ロックアーム(2036)およびロックナット(1320)は協働して、カニューレ(1300)が近位に動くのを制限する。
B. 第2の例示的なZ停止ロック装置
図93〜図103Cは、プローブ(91)の貫通深さを制御するために横方向フェンス(194)および台座(120)と共に使用されるように動作可能な例示的な代替的Z停止ロック装置(2100)を示す。MRI生検装置(14)に追加的誘導を与えるために、ロック装置(2100)は、台座(120)の一次標的化レール(121B)の長さ方向ガイドタブ(246)と係合可能であり、かつ長さ方向ガイドタブ(246)に沿って案内される、横方向チャネル(2112)を有する二次標的化レール(2110)を含む。長さ方向ガイドタブの上に十分に係合されると、横方向窓(2119)の垂直なつめピン(2118)を中心としてつめバネ(2116)の付勢を受けて旋回するつめ(2114)は、一次標的化レール(121B)の長さ方向ガイドタブ(246)に係合し、これにより、長さ方向ガイドタブ(246)に対してロック装置(2000)の位置を維持する。具体的には、ロック装置(2000)を参照して前述したように、また、図92Aおよび図92Bに示すように、本実施例のつめ(2114)は、図92Aに示す位置から、図92Bに示す位置に向けて付勢される。このような付勢により、つめ(2114)は、長さ方向ガイドタブ(246)に係合し、これにより、長さ方向ガイドタブ(246)に対してロック装置(2100)の長さ方向位置を維持する。例えば、つめ(2114)は、ガイドタブ(246)の複数の歯に沿ってラチェットで動くことができ、あるいは、摩擦により、ガイドタブ(246)を押すことができる。
ロック装置(2100)は、静止部材(2140)を含み、これは、静止部材(2140)の近位表面(2147)に形成された円形凹部(2142)を有する。以下でさらに詳細に論じるように、円形凹部(2142)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)を受容するようなサイズになっている。円形凹部(2142)の深さは、カニューレ(1300)のロックナット(1320)の厚さと実質的に同様である。ガイド穴(2144)が、円形凹部(2142)の底面(2146)内部に画定されている。ガイド穴(2144)は、静止部材(2140)の底面(2146)から遠位表面(2148)まで、静止部材(2140)を通り抜ける。ガイド穴(2144)は、本明細書に記載されるカニューレのうちの任意のものを受容し、挿入されたカニューレに構造的支持を与えるように構成される。単に例示的な一実施例としてのカニューレ(1300)を参照すると、カニューレ(1300)がガイド穴(2144)に挿入されると、底面(2146)は、カニューレ(1300)のロックナット(1320)に係合し、カニューレ(1300)は、底面(2146)がロックナット(1320)に係合する位置を越えて挿入されることはできない。前述のとおり、ロックナット(1320)は、静止部材(2140)の底面(2146)に当接することによって、カニューレ(1300)が患者の乳房にさらに入るのを防ぐ。
ロック装置(2100)は、ピン(2132)によって静止部材(2140)に回転可能に固定されるロックアーム(2130)をさらに含み、ロックアーム(2130)は、円形凹部(2142)に対してピン(2132)を中心として回転することができる。以下でさらに詳細に論じるように、ロックアーム(2130)は、図97Aに示す非ロック位置と、図97Bに示すロック位置との間で回転するように動作可能である。ロックアーム(2130)は、ばね(不図示)によりロック位置に向かって付勢される。ロックアーム(2130)は、弓形凹部(2134)を含む。図97Bに示すように、ロック位置にあるとき、弓形凹部(2134)は、ガイド穴(2144)の円形外形に隣接して位置するように構成される。図98に示すように、ロックアーム(2130)の遠位表面(2136)は、静止部材(2140)の近位表面(2147)より実質的に近位にあり、ロック位置にあるとき、ロックアーム(2130)の遠位表面(2136)は、円形凹部(2142)の開口部に隣接する。
静止部材(2140)は、丸みを帯びた矩形の貫通孔(2150)をさらに含む。安定化部材(2152)は、ピン(2154)によって丸みを帯びた矩形の貫通孔(2150)内部に回転可能に固定され、安定化部材(2152)は、静止部材(2140)に対してピン(2154)を中心として回転可能である。図96で最もよく分かるように、安定化部材(2152)は、傾斜した上面(2156)を有する軸受支柱(2155)を含む。安定化部材(2152)は、ロックアーム(2130)が図97Aに示すような非ロック位置に保持されるようにロックアーム(2130)が安定化部材(2152)の軸受支柱(2155)の上面(2156)にもたれかかる、図97Aに示す第1の位置と、ロックアーム(2130)が図97Bに示すようなロック位置まで動くことができるようにロックアーム(2130)が安定化部材(2152)の軸受支柱(2155)の上面(2156)にもたれかからない、図97Bに示す第2の位置と、の間で回転するように動作可能である。安定化部材(2152)は、ばね(2158)により、図97Aに示す第1の位置に向けて弾性的に付勢される(すなわち、ロックアーム(2130)を非ロック位置に保持するように付勢される)。安定化部材(2152)は、支え面(2159)をさらに含む。図93に示すように、支え面(2159)は、円形凹部(2142)の中に延びる。以下でさらに詳細に論じるように、カニューレ(1300)が安定化部材(2140)の円形凹部(2142)内部に位置付けられると、カニューレ(1300)のロックナット(1320)の遠位表面は、安定化部材(2152)の支え面(2159)に係合して、これにより、安定化部材(2152)を第2の位置に駆動するように構成され、ロックアーム(2130)は、図97Bに示すようなロック位置まで動くことができる。
二次標的化レール(2110)は、一体化した円筒形チューブ(2120)を含む。並進運動可能部材(2160)が、二次標的化レール(2110)の円筒形チューブ(2120)内部にスライド可能に配される。並進運動可能部材(2160)は、ロッド(2162)およびカム部材(2164)を含む。ロッド(2162)は、円筒形チューブ(2120)内部にスライド可能に配され、並進運動可能部材(2160)は、第1の長さ方向位置と第2の長さ方向位置との間で並進運動するように動作可能である。ロッド(2162)の第1の端部(2163)は、円筒形チューブ(2120)の第1の端部から延びる。図95で最もよく分かるように、ロッド(2162)の第2の端部(2165)は、円筒形チューブ(2120)の第2の端部から延び、カム部材(2164)が、ロッド(2162)の第2の端部(2165)から垂直に延びている。カム部材(2164)は、傾斜したカム表面(2166)を含む。ロックアーム(2130)は、並進運動可能部材(2160)が第1の長さ方向位置と第2の長さ方向位置との間で並進運動するとき、およびロックアーム(2130)が非ロック位置とロック位置との間で動くときに、傾斜したカム表面(2166)に係合するように構成される。具体的には、以下でさらに詳細に説明するように、アーム(2130)の非ロック位置からロック位置への移動は、並進運動可能部材(2160)を、第1の長さ方向位置から第2の長さ方向位置に駆動ロック(drive locking)するように構成されており、並進運動可能部材(2160)の第2の長さ方向位置から第1の長さ方向位置への移動は、ロックアーム(2130)をロック位置から非ロック位置に駆動するように構成されている。
図101A〜図102Bは、ロック装置(2100)のガイド穴(2144)内部でカニューレ(1300)をロックする工程を示している。図101Aは、ロック装置(2100)から取り外された、第1の長さ方向位置にあるカニューレ(1300)を示す。カニューレ(1300)がこの位置にあると、ロックアーム(2130)は、安定化部材(2152)の軸受支柱(2155)の上面(2156)とロックアーム(2130)を係合させることによって、非ロック位置に保持され、カニューレ(1300)は、静止部材(2140)の円形凹部(2142)およびガイド穴(2144)の内部に受容され得る。前述したとおり、ロックアーム(2130)が非ロック位置にあると、並進運動可能部材(2160)は、第1の長さ方向位置にある。カニューレ(1300)は次に、第2の長さ方向位置まで動かされ、ロックナット(1320)は、静止部材(2140)の円形凹部(2142)内部に配され、カニューレ(1300)は、図101Bに示し、図102Aにさらに詳細に示すように、ロックナット(1320)の遠位表面が安定化部材(2152)の支え面(2159)に係合する地点まで、ガイド穴(2144)の中に入る。カニューレ(1300)がこの位置まで動かされるとき、ロックアーム(2130)は、非ロック位置にとどまり、ロックナット(1320)は、静止部材(2140)の円形凹部(2142)の内部に位置付けられてよく、また、カニューレ(1300)は、静止部材(2140)のガイド穴(2144)の中に入る。カニューレ(1300)はその後、第3の長さ方向位置まで動き、ロックナット(1320)およびカニューレ(1300)は、円形凹部(2142)およびガイド穴(2144)それぞれの中にさらに入り、ロックナット(1320)は、安定化部材(2152)を第2の位置まで駆動し、これにより、ロックアーム(2130)は、図101Cに示し、図102Bにさらに詳細に示すように、ロック位置まで動くことができる。安定化部材(2152)が第2の位置に向かって旋回するとすぐに、ばね(不図示)がロックアーム(2130)をロック位置に向けて駆動することができ、これにより、必要な隙間ができる。ロックアーム(2130)がロック位置まで動くと、並進運動可能部材(2160)は、ロックアーム(2130)と並進運動可能部材(2160)のカム部材(2164)の傾斜したカム表面(2166)との間の接触によって、第2の長さ方向位置まで近位に駆動される。ロック位置では、ロックアーム(2130)の遠位表面(2136)は、ロックナット(1320)の近位表面に係合し、カニューレ(1300)は、円形凹部(2142)内部、およびロック装置(2100)の静止部材(2140)のガイド穴(2144)内部にロックされる。言い換えれば、底面(2146)およびロックナット(1320)は協働して、カニューレ(1300)が遠位に動くのを制限し、ロックアーム(2130)およびロックナット(1320)は協働して、カニューレ(1300)が近位に動くのを制限する。
図103A〜図103Cは、ロック装置(2100)からカニューレ(1300)をロック解除する工程を示す。図103Aは、第2の長さ方向位置にある並進運動可能部材(2160)と、ロック位置にあるロックアーム(2130)と、第2の位置にある安定化部材(2152)と、第3の長さ方向位置にあるカニューレ(1300)を示す。並進運動可能部材(2160)は、図103Bに示すように、第1の長さ方向位置へと遠位に駆動される。例えば、オペレーターは、並進運動可能部材(2160)の露出した第1の端部(2163)を単に遠位に押せばよい。並進運動可能部材(2160)が第1の長さ方向位置へと駆動されると、並進運動可能部材(2160)のカム部材(2164)の傾斜したカム表面(2166)と、ロックアーム(2130)との間の接触により、ロックアーム(2130)が非ロック位置へと駆動される。ロックアーム(2130)が非ロック位置にある状態で、安定化部材(2152)は、ばね(2158)により第1の位置に向かって駆動され、これにより、ロックアーム(2130)を非ロック位置に保持する。ロックアーム(2130)が非ロック位置にある状態で、カニューレ(1300)は、第1の長さ方向位置へと近位に後退され、これにより、カニューレ(1300)がロック装置(2100)から取り外され得る。
本発明のさまざまな実施形態を示し、説明してきたが、本発明の範囲を逸脱せずに、当業者が適切に改変することにより、本明細書に説明した方法およびシステムのさらなる改作を達成することができる。このような潜在的な改変のうちのいくつかには言及しており、その他については、当業者には明らかであろう。例えば、前述した実施例、実施形態、幾何的特徴(geometrics)、材料、寸法、比率、工程などは、例示的なものであって、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、以下の請求項から考慮すべきであって、本明細書および図面に示し、説明した構造および動作の詳細に制限されないことが、理解される。
〔実施の態様〕
(1) 患者の組織内へ生検器具を案内する装置において、
(a)カニューレであって、前記生検器具の少なくとも一部は、前記カニューレに挿入可能である、カニューレと、
(b)少なくとも1つのガイド穴を含むガイド装置であって、前記少なくとも1つのガイド穴は、前記カニューレを受容するように構成されている、ガイド装置と、
(c)患者の乳房に対して前記ガイド装置を位置付けるように構成されている、支持構造体と、
(d)ロックアームを含むロック組立体であって、前記ロックアームは、前記ガイド装置の前記ガイド穴内部で前記カニューレが並進運動するのを制限するために前記カニューレに係合するように構成されている、ロック組立体と、
を含む、装置。
(2) 実施態様1に記載の装置において、
閉塞具をさらに含み、
前記閉塞具は、組織貫通遠位先端部を含み、
前記閉塞具は、前記カニューレに挿入可能である、装置。
(3) 実施態様2に記載の装置において、
前記カニューレは、遠位開口部を含み、
前記閉塞具の少なくとも一部は、前記閉塞具が前記カニューレに挿入されると、前記遠位開口部を通って延びるように構成されている、装置。
(4) 実施態様3に記載の装置において、
前記カニューレの前記開口部は、前記カニューレの長さ方向軸に対して斜めに向けられている、装置。
(5) 実施態様3に記載の装置において、
前記カニューレは、横孔をさらに含み、
前記開口部は、前記横孔によって少なくとも部分的に画定されている、装置。
(6) 実施態様3に記載の装置において、
前記カニューレは、円錐形遠位端部を含み、
前記円錐形遠位端部の最遠位部分は、前記カニューレに前記開口部を画定し、
前記閉塞具の前記遠位先端部は、前記閉塞具が前記カニューレに挿入されると、前記開口部を通って延びるように構成されている、装置。
(7) 実施態様1に記載の装置において、
前記カニューレは、雄ねじ、およびロックナットを含み、
前記雄ねじは、前記カニューレの長さに沿って延び、
前記ロックナットは、前記雄ねじに係合するように構成されており、
前記ロックナットは、前記ロックナットが前記カニューレを中心として回転すると前記カニューレの長さに沿って並進運動するように構成されている、装置。
(8) 実施態様7に記載の装置において、
前記ロック組立体の前記ロックアームは、前記ガイド装置から近位に延びており、
前記ロックアームは、前記アームの近位延長部に垂直に向けられたタブを含み、
前記ロックアームは、前記ガイド装置の前記少なくとも1つのガイド穴に隣接して位置付けられており、
前記ロックアームは、前記カニューレが前記少なくとも1つのガイド穴に挿入されると、前記タブと前記ガイド装置の側面との間に前記ロックナットを選択的に固定するように構成されている、装置。
(9) 実施態様7に記載の装置において、
前記支持構造体は、標的化組立体を含み、
前記標的化組立体は、患者の乳房に対して前記ガイド装置を選択的に位置付けるように構成されている、装置。
(10) 実施態様9に記載の装置において、
前記ロック組立体の前記ロックアームは、カニューレ受容部材を含み、
前記カニューレ受容部材は、前記カニューレの少なくとも一部の周りに適合するように構成されており、
前記ロックアームは、ロック位置と非ロック位置との間で回転可能であり、
前記ガイド装置は、
(i)静止部材であって、前記ガイド装置の前記少なくとも1つのガイド穴は、前記静止部材を通って延びる、静止部材と、
(ii)前記ロックアームを前記ロック位置と前記非ロック位置との間で移行させるように動作可能である、アクチュエータと、
をさらに含む、装置。
(11) 実施態様10に記載の装置において、
前記ロック組立体は、シャフトをさらに含み、
前記シャフトは、前記ロックアームを前記ロック位置と前記非ロック位置との間で旋回させるように回転可能であり、
前記アクチュエータは、前記シャフトの近位端部に連結されており、前記シャフトを介して前記ロックアームを旋回させるように動作可能である、装置。
(12) 実施態様10に記載の装置において、
前記ガイド装置は、支持部材をさらに含み、
前記支持部材は、支持位置と非支持位置との間で前記静止部材に対して旋回可能であり、
前記支持部材は、前記支持位置にあるときには、前記ロックアームを前記非ロック位置に保持し、
前記支持部材は、前記非支持位置にあるときには、前記ロックアームが前記ロック位置に移動することを可能にし、
前記支持部材は、前記支持位置に向かって弾性的に付勢されており、
前記支持部材は、前記カニューレが前記静止部材を通って延びる前記少なくとも1つのガイド穴に挿入されると、前記カニューレの前記ロックナットが前記支持部材を前記非支持位置に移すように、前記支持部材に対して位置付けられている、装置。
(13) 実施態様12に記載の装置において、
前記ロック組立体は、前記アクチュエータとつながっているカム特徴部をさらに含み、
前記カム特徴部は、前記アクチュエータが作動されると、前記ロックアームを前記非ロック位置まで旋回させるように動作可能である、装置。
(14) 実施態様1に記載の装置において、
前記支持構造体は、複数の孔を有する第1のプレートを含み、
前記ガイド装置は、前記複数の孔のうちのそれぞれの孔内部に嵌まるようなサイズである、装置。
(15) 実施態様14に記載の装置において、
前記ガイド装置は、凹部および変形可能部材をさらに含み、
前記凹部は、前記少なくとも1つのガイド穴、および前記ガイド装置の外部とつながっており、
前記変形可能部材は、前記ガイド装置の前記凹部に挿入可能であり、
前記変形可能部材は、前記少なくとも1つのガイド穴および前記ガイド装置の前記外部内に延びており、
前記変形可能部材は、前記カニューレが前記ガイド穴に受容されると前記カニューレに係合するように動作可能であり、
前記変形可能部材は、前記ガイド装置が前記複数の孔のうちのある孔に挿入されたとき、前記複数の孔のうちのそれぞれの孔の内部に係合するように動作可能である、装置。
(16) 患者の組織の中に生検器具を案内する装置において、
(a)ねじ部分およびロックナットを含むカニューレであって、前記ロックナットは、前記ねじ部分に係合するように構成されており、前記ロックナットが前記カニューレに対して回転するとき、前記ロックナットは前記カニューレに沿って並進運動し、前記生検器具の少なくとも一部は、前記カニューレに挿入可能である、カニューレと、
(b)少なくとも1つのガイド穴を含むガイド装置であって、前記少なくとも1つのガイド穴は、前記カニューレを受容するように構成されている、ガイド装置と、
(c)前記ガイド装置を患者の乳房に対して位置付けるように構成された支持構造体と、
(d)ロック部材を含むロック組立体であって、前記ロック部材は、前記ガイド装置と結合されており、前記ロック組立体は、前記ガイド装置に対して前記カニューレの長さ方向軸に沿って前記カニューレが動くのを選択的にロックするように構成されている、ロック組立体と、
を含む、装置。
(17) 実施態様16に記載の装置において、
前記支持構造体は、標的化装置を含み、
前記ガイド装置は、前記標的化装置に選択的に取り付け可能であり、
前記標的化装置は、デカルト座標系を使用して患者の乳房に対して前記ガイド装置を位置付けるように動作可能である、装置。
(18) 実施態様17に記載の装置において、
前記ロック組立体の前記ロック部材は、前記カニューレの前記長さ方向軸に沿って前記カニューレが動くのを選択的にロックするように前記カニューレに対して回転可能であり、
前記ロック部材は、前記カニューレが近位に並進運動するのを防ぐために前記カニューレの前記ロックナットに係合することによって、前記カニューレが動くのをロックするように構成されている、装置。
(19) 実施態様18に記載の装置において、
前記ロック部材は、ロック位置と非ロック位置との間で回転可能であり、
前記ロック部材は、前記ロック位置に向かって弾性的に付勢されており、
前記ガイド装置は、ロック停止部をさらに含み、
前記ロック停止部は、支持位置と非支持位置との間で移動可能であり、
前記ロック停止部は、前記ロック停止部が前記支持位置にあるときに前記ロック部材を前記非ロック位置に保持するように構成されている、装置。
(20) 患者の組織の中に生検器具を案内する装置において、
(a)カニューレであって、前記生検器具の少なくとも一部は、前記カニューレに挿入可能である、カニューレと、
(b)少なくとも1つのガイド穴を含むガイド装置であって、前記少なくとも1つのガイド穴は、前記カニューレを受容するように構成されている、ガイド装置と、
(c)前記ガイド装置を患者の乳房に対して位置付けるように構成されている支持構造体と、
(d)ロック部材を含むロック組立体であって、前記ロック部材は、少なくとも1つの凹部を含み、前記少なくとも1つの凹部は、前記カニューレの少なくとも一部の周りに嵌まるように構成され、前記ロック部材は、ロック位置と非ロック位置との間で回転可能であり、前記ロック部材の前記凹部は、前記ロック部材が前記ロック位置にあるときに前記少なくとも1つのガイド穴と整列するように構成されている、ロック組立体と、
を含む、装置。
生検装置に対して遠隔的に連結された制御モジュールを含み、リング状停止部により設定されるような所望の挿入深さまで生検装置の閉塞具またはプローブを位置付けるために回転可能なキューブと共に使用される横方向グリッドプレートを備えた局在化固定物を含む、生検システムの斜視図を描いている。
図1の局在化固定物を受容する乳房用コイルの斜視図を描いている。
図2の乳房用コイルに取り付けられた局在化固定物のキューブプレート内部において回転可能なキューブを通じて挿入された生検装置の斜視図を描いている。
図1の生検システムの2軸で回転可能なガイドキューブの斜視図を描いている。
図4の2軸で回転可能なガイドキューブにより達成可能な9つのガイド位置の概略図を描いている。
図1の局在化固定物の裏材を備えた横方向グリッドに入る2軸で回転可能なガイドキューブの斜視図を描いている。
図1の生検システムの閉塞具およびカニューレの斜視図を描いている。
図7の閉塞具およびカニューレの分解組立斜視図を描いている。
図6のガイドキューブおよびグリッドプレートを通じて挿入された、図1の深さ停止装置を備えた図7の閉塞具およびカニューレの斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、例示的な代替的生検装置の斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、別の例示的な代替的生検装置の斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、閉塞具が中に配された例示的な代替的カニューレの部分側面図を描いている。
図12のカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、傾斜した開放端部を備え、かつ閉塞具が中に配された別の例示的な代替的カニューレの部分側面図を描いている。
図14のカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、傾斜した遠位部分を有する横方向開口部を備え、閉塞具が中に配された、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分側面図を描いている。
図16のカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、傾斜した開放端部を備え、かつ閉塞具が中に配された、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分側面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、開放端部および一対の長さ方向開口部を備える、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分斜視図を描いている。
図19のカニューレの正面図を描いている。
閉塞具が挿入された、図19のカニューレの部分側面図を描いている。
図21のカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、開放端部および一対の長さ方向凹部を備える、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分斜視図を描いている。
図23のカニューレの正面図を描いている。
閉塞具が挿入された、図23のカニューレの部分側面図を描いている。
図25のカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分側面図を描いている。
図27のカニューレの部分斜視図を描いている。
閉塞具が挿入された、図27のカニューレの部分側面図を描いている。
図29のカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
延出位置にある一対の調節可能なブレードを有する例示的な代替的閉塞具と共に、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分側面図を描いている。
一対の調節可能なブレードが後退位置にある、図31Aのカニューレおよび閉塞具の部分側面図を描いている。
一対の調節可能なブレードが延出位置にある、図31Aのカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
一対の調節可能なブレードが後退位置にある、図31Aのカニューレおよび閉塞具の部分斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、一体的な組織貫通先端部を備えた、さらに別の例示的な代替的カニューレの部分分解組立斜視図を描いている。
閉塞具が挿入された、図33のカニューレの部分側面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用され得る、一体的な組織貫通先端部を備えた、別の例示的な代替的カニューレの斜視図を描いている。
図35の線36‐36に沿った、図35のカニューレの断面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、例示的な代替的ガイドキューブの斜視図を描いている。
図37のガイドキューブの正面図を描いている。
図37のガイドキューブのガイド穴を通じて挿入された、図35のカニューレの斜視図を描いている。
ガイドキューブが図6のグリッドプレートの中に配された状態で、図37のガイドキューブを通じて挿入された図35のカニューレの斜視図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、別の例示的な代替的ガイドキューブの斜視図を描いている。
図41のガイドキューブの別の斜視図を描いている。
図41の線43‐43に沿った、図41のガイドキューブの断面図を描いている。
図41の線44‐44に沿った、図41のガイドキューブの断面図を描いている。
図42の線45‐45に沿った、図41のガイドキューブの断面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの斜視図を描いている。
図46のガイドキューブの別の斜視図を描いている。
図46のガイドキューブの正面図を描いている。
図46のガイドキューブの側面図を描いている。
図46のガイドキューブの後面図を描いている。
図46のガイドキューブの上面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの正面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの正面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの斜視図を描いている。
図54のガイドキューブの別の斜視図を描いている。
図54のガイドキューブの正面図を描いている。
図54のガイドキューブの側面図を描いている。
図54のガイドキューブの後面図を描いている。
図54のガイドキューブの上面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの正面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの斜視図を描いている。
図61のガイドキューブの別の斜視図を描いている。
ロック特徴部が第1の回転位置にある、図61のガイドキューブの正面図を描いている。
図63Aのロック特徴部が第2の回転位置に移動した、図61のガイドキューブの正面図を描いている。
図61のガイドキューブの側面図を描いている。
図61のガイドキューブの後面図を描いている。
図61のガイドキューブの上面図を描いている。
図63Aのロック特徴部が図63Aの第1の回転位置にあり、カニューレが第1の長さ方向位置にある、図61のガイドキューブの斜視図を描いている。
図63Aのロック特徴部が図63Aの第1の回転位置にとどまっていて、図67Aのカニューレが第2の長さ方向位置まで移動した、図61のガイドキューブの斜視図を描いている。
図63Aのロック特徴部が図63Bの第2の回転位置まで移動しており、図67Aのカニューレが第2の長さ方向位置にとどまっている、図61のガイドキューブの斜視図を描いている。
図63Aのロック特徴部が図63Bの第2の回転位置にある、第2の長さ方向位置にある図67Aのカニューレの断面図を描いている。
図1の生検システムと共に使用するのに適した、さらに別の例示的な代替的ガイドキューブの斜視図を描いている。
図69のガイドキューブの正面図を描いている。
図69のガイドキューブの側面図を描いている。
図69のガイドキューブの後面図を描いている。
図69のガイドキューブの上面図を描いている。
図69の線74‐74に沿った、図69のガイドキューブの断面図を描いている。
図69の線74‐74に沿った、図69のガイドキューブの断面斜視図を描いている。
図69の線76‐76に沿った、図69のガイドキューブの断面図を描いている。
図69の線76‐76に沿った、図69のガイドキューブの断面斜視図を描いている。
図69の線78‐78に沿った、図69のガイドキューブの断面図を描いている。
図69の線78‐78に沿った、図69のガイドキューブの断面斜視図を描いている。
生検装置に遠隔的に連結された制御モジュールを含み、所望の挿入深さまで生検装置の閉塞具またはプローブを位置付けるように動作可能な横方向フェンスおよび台座を備えた局在化固定物を含む、生検システムの斜視図を描いている。
図80の生検システムの局在化固定物の横方向フェンスおよび台座の斜視図を描いている。
図80の生検システムの局在化固定物上に据え付けられ得る誘導部材の斜視図を描いている。
図80の局在化固定物を受容する乳房用コイルの斜視図を描いている。
図83の乳房用コイルに取り付けられた局在化固定物のロック装置を通じて挿入された生検装置の斜視図を描いている。
図80の生検システムと共に使用するのに適した、ロック装置の斜視図を描いている。
図85のロック装置の別の斜視図を描いている。
ロック特徴部が第1の回転位置にある、図85のロック装置の正面図を描いている。
図87Aのロック特徴部が第2の回転位置まで動いた、図85のロック装置の正面図を描いている。
図85のロック装置の側面図を描いている。
図85のロック装置の後面図を描いている。
図85のロック装置の別の側面図を描いている。
図87Aのロック特徴部が図87Aの第1の回転位置にあり、カニューレが第1の長さ方向位置にある、図85のロック装置の斜視図を描いている。
図87Aのロック特徴部が図87Aの第1の回転位置にとどまっており、図91Aのカニューレが第2の長さ方向位置まで動いている、図85のロック装置の斜視図を描いている。
図87Aのロック特徴部が図87Bの第2の回転位置まで動き、図91Aのカニューレが第2の長さ方向位置にとどまっている、図85のロック装置の斜視図を描いている。
第1の回転位置にある図85のロック装置の張力特徴部の断面図を描いている。
第2の回転位置まで動いた図92Aの張力特徴部の断面図を描いている。
図80の生検システムと共に使用するのに適した、別のロック装置の斜視図を描いている。
図93のロック装置の別の斜視図を描いている。
図93のロック装置の並進運動可能部材、安定化部材、およびロック特徴部の詳細な斜視図を描いている。
図95の安定化部材の斜視図を描いている。
図95の安定化部材が第1の回転位置にあり、図95のロック特徴部も第1の回転位置にある、図93のロック装置の正面図を描いている。
図95の安定化部材が第2の回転位置まで移動し、図95のロック特徴部も第2の回転位置まで移動した、図93のロック装置の正面図を描いている。
図93のロック装置の側面図を描いている。
図93のロック装置の後面図を描いている。
図93のロック装置の別の側面図を描いている。
図95の安定化部材が図97Aの第1の回転位置にあり、図95のロック特徴部が図97Aの第1の回転位置にあり、図95の並進運動可能部材が第1の長さ方向位置にあり、カニューレが第1の長さ方向位置にある、図93のロック装置の斜視図を描いている。
図95の安定化部材が図97Aの第1の回転位置にとどまり、図95のロック特徴部が図97Aの第1の回転位置にとどまり、図95の並進運動可能部材が図101Aの第1の長さ方向位置にとどまり、図101Aのカニューレが第2の長さ方向位置まで動いている、図93のロック装置の斜視図を描いている。
図95の安定化部材が図97Bの第2の回転位置まで動き、図95のロック特徴部が図97Bの第2の回転位置まで動き、図95の並進運動可能部材が第2の長さ方向位置まで動き、これらのすべては図101のカニューレが第3の長さ方向位置まで動いたことによるものである、図93のロック装置の斜視図を描いている。
図95の安定化部材が図97Aの第1の回転位置にあり、図95のロック特徴部が図97Aの第1の回転位置にあり、図95の並進運動可能部材が図101Aの第1の長さ方向位置にあり、図101Aのカニューレが図101Bの第2の長さ方向位置にある、図93のロック装置の詳細な斜視図を描いている。
図95の安定化部材が図97Bの第2の回転位置まで動き、図95のロック特徴部が図97Bの第2の回転位置まで動き、図95の並進運動可能部材が図101Cの第2の長さ方向位置まで動き、これらはすべて図101のカニューレが図101Cの第3の長さ方向位置まで動いたことによるものである、図93のロック装置の詳細な斜視図を描いている。
図95の安定化部材が図97Bの第2の回転位置にあり、図95のロック特徴部が図97Bの第2の回転位置にあり、図95の並進運動可能部材が図101Cの第2の長さ方向位置まで動き、図101のカニューレが図101Cの第3の長さ方向位置にある、図93のロック装置の斜視図を描いている。
図95の並進運動可能部材が図101Aの第1の長さ方向位置に戻ることによって図95のロック特徴部が図97Aの第1の回転位置に戻り、図95の安定化部材が図97Bの第2の回転位置にとどまっており、図101のカニューレが図101Cの第3の長さ方向位置にとどまっている、図93のロック装置の斜視図を描いている。
図95のロック特徴部が図97Aの第1の回転位置にとどまっており、図95の並進運動可能部材が図101Aの第1の長さ方向位置に戻ってとどまっており、図101のカニューレが図101Aの第1の長さ方向位置に戻ることによって図95の安定化部材が図97Aの第1の回転位置に戻る、図93のロック装置の斜視図を描いている。