JP6883381B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、装飾部を備えた遊技機に関するものである。
この種の遊技機、例えばパチンコ遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を形成する遊技盤を枠体に収容し、この枠体に遊技領域を前方から覆う透明板を保持する前扉を取り付けて構成されている。遊技機の前扉は、内部の構成部品を保護するだけでなく、遊技機の外観意匠を構成する装飾機能をも備えており、前扉には様々な装飾部が設けられる。
例えば、特許文献1には、前扉(透明部材保持枠)の前面に馬の形をした装飾役物を設け、この装飾役物は、少なくとも一部が、透明部材の前方で動作可能となるようにした遊技機が開示されている。
また、特許文献2には、前扉(保護カバー)に設けられた装飾ランプの一部が、遊技機の枠体の端縁から外方へ突出するように可動するようにした遊技機が開示されている。
特開2015−62635号公報 特開2007−20753号公報
しかし、従来の遊技機では、前扉に設けられる装飾部の意匠は、遊技盤に設けられる装飾部とは別々に形成されていたので、前扉の装飾部は遊技盤の周囲を飾る装飾部として機能するのみであり、前扉と遊技盤の盤面とが一体となったデザイン性を提供することができなかった。
そこで、本願発明は、遊技機の外部に位置する前扉と遊技機の内側に収容された遊技盤の盤面とが一体となったデザイン性を有する遊技機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
本発明に係る遊技機(パチンコ機P)は、遊技球が流下する遊技領域120を有する遊技盤110と、前記遊技盤110の正面側に位置する透明板400を有し前記遊技盤100を覆う前扉Dと、前記前扉Dの正面側に設けられた扉装飾部11と、前記透明板400の背面側であって前記遊技盤の正面に設けられた盤面装飾部12と、を備え、前記遊技盤100を前記前扉Dで覆った状態で正面視したとき、前記扉装飾部11の少なくとも一部と、前記透明板400越しに見える前記盤面装飾部12の少なくとも一部とが一体となって、ひとまとまりの意匠を構成するとともに、前記ひとまとまりの意匠を構成する前記扉装飾部について、前記ひとまとまりの意匠を構成している初期状態と、前記初期状態から、遊技中の所定の抽選に当選したことを契機に、側面視において前記前扉から離間する方向に突出する突出状態との間動させるとともに、当該扉装飾部が前記初期状態に移動した場合には、当該扉装飾部を前記初期状態にて移動不能となるよう保持し、当該扉装飾部が前記突出状態に移動する場合には、当該扉装飾部保持を解除することにより、当該扉装飾部を前記突出状態に移動させる出没機構を有していることを特徴とする。
本発明においては、遊技盤100を前記前扉Dで覆った状態、すなわち遊技盤110を前扉Dの内側に設置した状態で前扉Dを正面視すると、扉装飾部11の一部又は全部と、盤面装飾部12の一部又は全部が合わさって、ひとまとまりの図形(円形や星形など)や、所定の意味を成す文字(漢字、ひらがな、かたかな、英数字、それらの組合せ)が構成される。これにより、前扉Dと遊技盤110とが意匠的に一体化され、デザイン性を向上させることができる。
ここで、前記扉装飾部11の少なくとも一部、例えば盤面装飾部12と一体になってひとまとまりの図形又は所定の文字を構成する部分(可動体13)が、前方から押圧操作可能な操作部として機能するようにしてもよい。このように形成することにより、遊技者参加型の演出を行うことができ、遊技性をも高めることができる。
本発明によれば、遊技機の外部に位置する前扉と遊技機の内側に収容された遊技盤の盤面とが一体となったデザイン性を有する遊技機を提供することができる。
パチンコ機の外観正面図である。 遊技盤ユニット及び機枠の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面概略図である。 前扉上部の斜視図である。 図1のV−V線断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書において、パチンコ機Pに設けられた各構成部品についての、前後(正面背面)、左右(側面)、上下(平面底面)の方向は、各構成部品をパチンコ機Pに固定した状態でパチンコ機Pを正面視したときの方向を示すものとする。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、一般的に、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置(特に図示しておらず)が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置に接続されている。
遊技球貸出装置は、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置に紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pは、図1及び図2に示すように、島に固定される四角形状の枠体であって、中空部を有する機枠F1と、この機枠F1にヒンジ機構(特に図示しておらず)により開閉自在に取り付けられる四角形状の枠体であって、中空部を有する本体枠F2と、この本体枠F2にヒンジ機構(特に図示しておらず)により開閉自在に取り付けられ、正面に開口部(特に図示しておらず)が形成された前扉Dと、を備えている。
本体枠F2の中空部には、図2に示すように、遊技領域120を形成する遊技盤110と、遊技盤110の後方に配置されるセット板100とから構成される遊技盤ユニット1が収容されている。なお、図2においては、遊技盤110の盤面の構成を省略している。セット板100は、パチンコ機Pの作動を制御する制御装置(特に図示しておらず)や、画像を表示するための液晶表示装置210(図3参照)などを取り付けるためのものである。また、機枠F1の左側には、図2に示すように、平面視V字型の本体押圧板40が上下に並んで2個取り付けられている。そして、機枠F1に対して本体枠F2を閉じたときに、本体押圧板40がセット板100の背面部を押圧するようになっている。なお、遊技盤ユニット1の左下部には、放電用のアース板金20が取り付けられている。
また、図1に示すように、前扉Dには、開口部を覆う透明板400と、透明板400の下方に位置し遊技球を受容可能な上皿600及び受皿700と、受皿700の右方に取り付けられ遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル500と、左下部に位置するスピーカSPと、が設けられている。
このパチンコ機Pでは、機枠F1に対して本体枠F2を閉じ、さらに、前扉Dを閉じると、前扉Dが遊技盤110を覆い、遊技盤110の前方に透明板400が位置することとなる。これにより、透明板400を介して、後方に位置する遊技盤110を視認することができるようになっている。
また、図1に示すように、パチンコ機Pの上部には、上部装飾ユニット10が設けられている。本実施の形態における上部装飾ユニット10は、前扉Dの扉枠50(図4参照)の正面側に設けられる扉装飾部11と、遊技盤110に設けられる盤面装飾部12とから構成され、前扉Dを閉じた状態で正面視したとき、扉装飾部11と盤面装飾部12とが一体化した意匠を形成するようになっているが、これについては後述する。
前記上皿600には、図示しない球貸機から貸し出される遊技球や、パチンコ機Pから払い出される賞球が導かれるようになっている。上皿600が遊技球で満杯になった場合には、パチンコ機Pから払い出される賞球は下皿700に導かれる。下皿700には図示しない開閉レバーが設けられており、開閉レバーを操作することにより下皿700の底部に設けられた排出口を開いて、下皿700に溜まった遊技球を下皿700の外に排出できるようになっている。また、上皿600には、図示していないが、遊技者が操作可能であり、演出等に使用することができるプッシュボタン等の操作部が設けられている。
前記操作ハンドル500は、遊技球を打ち出すためのものであり、遊技者が回転操作可能に形成されている。ここで、上皿600は、図示しない遊技球の発射装置に遊技球を供給する供給通路(図示せず)を備えており、上皿600の遊技球が供給通路から発射装置に供給された状態で遊技者が操作ハンドル500を回転させて発射操作を行うと、当該操作ハンドル500の回転角度に応じた強度で、図示しない発射機構によって遊技球が発射される。
遊技盤110は、透明なアクリル板であり、遊技盤110の盤面には、図2及び図3に示すように、金属製の外レールR1及び内レールR2からなるガイドレールRが設けられている。そしてこのガイドレールRによって略円形状に仕切られた領域が、遊技領域120を形成する。また、遊技領域120の左側方の領域において、外レールR1と内レールR2との間には、遊技球の発射通路が形成されており、発射機構から発射された遊技球は、発射強度が十分な場合に発射通路内を外レールR1に沿って上り、遊技領域120の左上部から遊技領域120内に放出される。
遊技領域120は、図3に示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域121と、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域122とから構成されている。これら2つの遊技領域120は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域120の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域121に進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域120の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域121に進入する。
また、この遊技領域120内には、図3に示すように、遊技球の流下方向を不規則にするための風車及び多数の釘と、遊技球が入球可能な一般入賞口140と、始動領域としての第1始動入賞口150及び第2始動入賞口160と、遊技球が通過可能なゲート200と、所定条件を満たすことで作動するアタッカー装置170と、遊技球を遊技領域120外へ導くアウト口190と、が設けられている。
遊技領域120の中央部には、セット板100に固定された液晶表示装置210の表示画面211が位置しており、透明な遊技盤110を透して表示画面211を視認可能となっている。
本実施の形態では、第2始動入賞口160として、第1始動入賞口150の右側に並んで配置される第2始動入賞口160Aと、第2始動入賞口160Aの右方であってゲート200の下方に配置される第2始動入賞口160Bとの2つが設けられている。そして、第1始動入賞口150と第2始動入賞口160Aへは、第1遊技領域121を流下する遊技球を受け入れ可能であるとともに、受け入れた遊技球を左右に振り分ける振分装置250によって、交互に遊技球を入球させることができるように形成されている。振分装置250は、第1遊技領域122を流下する遊技球は受け入れ不能であるため、第1始動入賞口150及び第2始動入賞口160Aへは、第2遊技領域122を流下する遊技球は入球できないようになっている。
また、第2始動入賞口160Bには、図3に示すように、左右に開閉可能な可動片161が一対設けられており、可動片161が閉じているときには第2始動入賞口160Bは遊技球を受け入れることができないようになっている。一方、可動片161が開くと、開いた状態の可動片161が第1遊技領域121又は第2遊技領域122を流下する遊技球を第2始動入賞口160Bへ向けて案内するガイド部材として機能することにより、第2始動入賞口160Bへの遊技球の入球が容易となる。
なお、可動片161の構成は特に限定されるものではなく、たとえば、遊技盤110に直交する軸を中心に左右方向に回動して第2始動入賞口160を開閉する一対の羽根部材や、水平な軸を中心に前後方向に回動して第2始動入賞口160を開閉する蓋部材により構成してもよいし、また、上下方向にスライドして第2始動入賞口160を開閉するシャッター部材により構成してもよい。
第1始動入賞口150又は第2始動入賞口160へ遊技球が入球すると、所定個数の賞球が払い出されるとともに、大入賞口180が開放される特別遊技を実行するか否かの大当たりの抽選が行われる。また、特別遊技には、大入賞口180の開放回数や開放時間、特別遊技終了後に移行する遊技状態の違いなどがそれぞれ異なる複数種類が設けられており、いずれの特別遊技を実行させるかは、各特別遊技に対応付けられた複数種類の特別図柄の中から一の特別図柄を決定する特別図柄の抽選により決定される。
ここで、図3に示すように、遊技盤110の右下部であって、かつ、遊技領域120の外側には、遊技についての種々の状況を表示するための装置として、第1特別図柄表示装置300、第2特別図柄表示装置310、普通図柄表示装置320、第1特図保留表示装置330、第2特図保留表示装置340、及び普通図柄保留表示装置350が設けられている。
そして、第1始動入賞口150へ遊技球が入球すると、第1特別図柄表示装置300において、所定時間にわたり特別図柄の変動表示が行われ、第2始動入賞口160(第2始動入賞口160A及び第2始動入賞口160B)へ遊技球が入球すると、第2特別図柄表示装置310において、所定時間にわたり特別図柄の変動表示が行われる。また、この間、液晶表示装置210では変動演出が行われる。そして、所定時間の経過後、第1特別図柄表示装置300又は第2特別図柄表示装置310の変動表示が停止し、大当たり抽選の結果を示す特別図柄が停止表示される。所定の特別遊技が当選している場合には当該特別遊技に対応付けられた特別図柄が停止表示され、ハズレの場合にはハズレに対応付けられた所定の図柄が停止表示される。液晶表示装置210においても図柄変動を停止させて、抽選結果に応じた図柄を停止表示させる。特別遊技に対応付けられた特別図柄が停止表示された場合には、特別遊技が開始される。
またここで、第1特別図柄表示装置300又は第2特別図柄表示装置310において特別図柄の変動表示が行われている最中、又は特別遊技の実行中に、第1始動入賞口150又は第2始動入賞口160に遊技球が入球した場合には、その旨が記憶(保留)され、第1始動入賞口150への遊技球の入球に基づく記憶数(保留数)は第1特図保留表示装置330に、第2始動入賞口160への遊技球の入球に基づく保留数は第2特図保留表示装置340に、それぞれ表示される。例えば点灯するランプの数により、保留数が報知される。そして、特別図柄の変動表示が終了し又は特別遊技が終了した場合には、保留に基づいて大当たりの抽選及び特別図柄の抽選が行われる。保留は最大4個まですることができ、保留に基づいて大当たりの抽選及び特別図柄の抽選が行われると保留数が減じられ、それに伴い第1特図保留表示装置330、第2特図保留表示装置340の表示も減じられる。
ゲート200は、図3に示すように、振分装置250の右斜め上方に設けられている。このゲート200を遊技球が通過すると、上述の第2始動入賞口160Bに設けられた可動片161を開状態にさせて第2始動入賞口160Bを開放させるか否かの抽選が行われる。この抽選は、第2始動入賞口160Bの開放(当たり)、非開放(ハズレ)にそれぞれ対応付けられた複数種類の普通図柄の中から一の普通図柄を決定する普通図柄の抽選として行われる。そして、当該抽選の結果が当たりであった場合、可動片161が所定時間、開状態となり、第2始動入賞口160Bが開放されるようになっている。
また、ゲート200を遊技球が通過すると、図3に示す普通図柄表示装置320において、所定時間にわたり、普通図柄の変動表示が行われる。そして、変動時間の経過後、普通図柄表示装置320の変動表示が停止し、普通図柄の抽選の結果を示す普通図柄が停止表示される。すなわち、当たりの場合には当該当たりに対応付けられた普通図柄が停止表示され、ハズレの場合にはハズレに対応付けられた所定の図柄が停止表示される。当たりに対応付けられた普通図柄が停止表示されると、第2始動入賞口160Bが開放される。第2始動入賞口160Bが開放されている場合には、より多くの遊技球を第2始動入賞口160へ入球させることができ、大当たりの抽選を受ける機会が増え、第2始動入賞口160Bが開放されていない場合よりも有利な状態とすることができる。
ここで、普通図柄表示装置320において普通図柄の変動表示が行われている最中に、ゲート200を遊技球が通過した場合には、上記と同様に最大4個まで保留され、普通図柄保留表示装置350に保留数が表示される。そして、普通図柄の変動表示が終了した場合には、保留に基づいて普通図柄の抽選が行われ、保留数が減じられるとともに普通図柄保留表示装置350の表示が減じられる。
アタッカー装置170は、図3に示すように、ゲート200の右斜め上方に設けられている。このアタッカー装置170は、遊技球が入球可能な大入賞口180と、この大入賞口180を開閉する開閉扉181と、を備えている。常態においては、開閉扉181が閉じられ大入賞口180は閉鎖されているため、当該大入賞口180への遊技球の入球は不可能となっているものの、上述の特別遊技が実行されると、開閉扉181が開き大入賞口180が開放されるとともに、開閉扉181が遊技球を大入賞口180へ導く案内部材として機能することにより、大入賞口180への遊技球の入球が可能となる。また、当該大入賞口180へ遊技球が入球すると、所定個数の賞球が払い出される。
アウト口190は、図3に示すように、遊技領域120の最下部に設けられており、一般入賞口140、振分装置250(第1始動入賞口150及び第2始動入賞口160)、及び大入賞口180のいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れるものである。そして、アウト口190に受け入れられた遊技球は、遊技盤110の背面側に導かれ回収される。
なお、一般入賞口140、第1始動入賞口150、第2始動入賞口160及び大入賞口180に入球した遊技球も、遊技盤110の背面側に導かれ回収される。
液晶表示装置210の表示画面211には、背景画像が表示されるほか、所定の演出態様の一部として、演出図柄(ダミー図柄)が変動表示されるようになっている。そして、各演出図柄の停止表示態様により、特別図柄の抽選や普通図柄の抽選の結果が遊技者に報知されることとなる。
なお、遊技盤110に設けられる演出を行う装置としては、上記した液晶表示装置210の他に、可動体を備えた演出役物装置や、種々の色や発光パターンで発光することにより演出を行う遊技盤演出ランプ等を備えていてもよい。
(上部装飾ユニット10)
上部装飾ユニット10は、図1に示すように、前扉Dの扉枠50(図4参照)に配置される扉装飾部11と、遊技盤110の遊技領域120の上端部に配置される盤面装飾部12とから構成されている。
扉装飾部11は、図4に示すように、前扉Dの中央上部に設けられた可動体13と、可動体13の左右に配置された横飾り部14とを備えている。可動体13は、前扉Dの扉枠50に前後方向に移動可能に取り付けられた正面視上半円形の部材であり、横飾り部14は扉枠50に固定された正面視円形の部材である。
盤面装飾部12は、図3及び図5に示すように、外レールR1の最上部の下側に位置する正面視下半円形の部材であり、遊技盤110に固定されている。そして、前扉Dを閉じた状態で正面視すると、可動体13の上半円形状の図形と、透明板400越しに見える盤面装飾部12の下半円形状の図形とが合わさって、円形の図形が形成されるものとなる。そして、可動体13及び盤面装飾部12が合わさった円形と、横飾り部14の円形とにより、上部装飾ユニット10全体の正面意匠が構成されるようになっている。
なお、盤面装飾部12としては、可動体13と合わさって一の図形を形成する下半円形状の部材だけでなく、例えば下半円形状の部材に隣接して配置される装飾部材を有していてもよい。
また、盤面装飾部12と外レールR1との間に遊技球が通過可能な隙間を設けてもよい。このように形成すれば、大入賞口180が開放される特別遊技が行われる場合などにおいて、盤面装飾部12の上側を遊技球が通過して、効率的に右側の遊技領域122に遊技球を打ち込むことができる。
ここで、可動体13は、図5に示すように、扉枠50の正面に設けられた開口部51を貫通して設けられ、可動体13の背面部は扉枠50の背面側に設けられた出没機構15と連結されている。そして、出没機構15の作動により、可動体13の正面が横飾り部14の正面よりも奥側となる没入位置(図4(A)、図5(A)参照)と、可動体13の正面が没入位置よりも手前側となる突出位置(図4(B)、図5(B)参照)との間で移動可能に形成されている。
出没機構15は、可動体13の背面に固定されたスライダ15Aと、可動体13を突出位置方向に付勢するバネ15Bと、可動体13を没入位置でロックするロック部(特に図示しておらず)とを備え、ロック部のロックが解除されると、可動体13がバネ15Bの付勢力により突出位置に移動するようになっている。ロック部は、例えば、ソレノイドの作動によりスライダ15Aを係止するピンとすることができ、初期状態においてはソレノイドがOFF状態でピンがスライダ15Aを移動不能に係止しており、所定の契機でソレノイドがONになるとピンとスライダ15Aとの係止が解除される。
また、可動体13が突出位置にあるときに、可動体13を正面側から押圧すると、可動体13はバネ15Bの付勢力に抗して没入位置方向に移動するようになっている。そして、図示していないが、扉枠50の内部あるいは出没機構15には、可動体13が突出位置から没入位置に移動したことを検知するためのセンサが設けられており、このセンサの検知信号が制御装置800に出力されるようになっている。すなわち、可動体13は、プッシュボタンとして機能するように形成されている。
可動体13は、初期状態においては没入位置にあり、遊技中の所定契機、例えば、大当たりの抽選に当選した場合等に該当すると、出没機構15が作動して突出位置に移動する。制御装置800は、例えば液晶表示装置200を用いて遊技者に可動体13の押圧操作を促す演出を行わせ、突出位置に移動した可動体13を遊技者が押圧操作することにより可動体13の移動が検知される。そして、その検知信号を入力した制御装置800は、可動体13の押圧操作に伴う所定の演出、例えば大当たりの当選を示唆する演出を行わせることができるようになっている。なお、可動体13が突出位置から没入位置に移動した場合には、ロック部によって自動的に没入位置でロックされるようになっている。
以上のように、本実施の形態では、前扉Dを閉じた状態で正面視したときに、前扉Dの外側に設けられる扉装飾部11と、遊技盤110(すなわち前扉Dの内側)に設けられる盤面装飾部12とが一体となって、一つの意匠を構成するようになっている。このように形成することにより、前扉Dと遊技盤110の盤面のデザインに一体感をもたせることができ、パチンコ機Pのデザイン性を向上させることができる。
ここで、上部装飾ユニット10は、可動体13が没入位置にあるときに、可動体13の正面が盤面装飾部12の正面と極力近くなるように設計されている。すなわち、没入位置において可動体13の正面が扉枠50の正面からあまり突出しないように形成し、透明板400を扉枠50の正面近くに設けるとともに、盤面装飾部12の正面が極力透明板400に近くなるように形成する。このようにすることにより、初期状態で上部装飾ユニット10を正面視したときの、可動体13と盤面装飾部12の前後方向のずれによる違和感をできるだけ少なくすることができる。可動体13の正面と盤面装飾部12の正面とがほぼ面一となるように形成するのが好ましい。
なお、上記した実施の形態における上部装飾ユニット10は、扉装飾部11の一部(可動体13)の正面形状と盤面装飾部12の正面形状とが合わさって正面視したとき一の図形(円形)が形成されるようになっているが、扉装飾部11全体の正面形状と盤面装飾部12の正面形状とが合わさって一の図形が形成されるようにしてもよい。また、上部装飾ユニット10は、扉装飾部11と盤面装飾部12とが一体化して所定の図形が形成されるものに限られず、例えば扉装飾部11と盤面装飾部12のそれぞれに所定の文字(漢字、ひらがな、かたかな、英数字、それらの組合せ)が表示されており、扉装飾部11の文字と盤面装飾部12の文字が合わさって、所定の単語(例えばパチンコ機Pのタイトルロゴ)が形成されるようにしてもよい。あるいは、扉装飾部11と盤面装飾部12のそれぞれに所定の文字の半分が表示されており、扉装飾部11の半分の文字と盤面装飾部12の半分の文字とが合わさって、一の文字が形成されるようにしてもよい。また、扉装飾部11と盤面装飾部12とが一体化して、所定の図形と文字の組み合わせが形成されるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、盤面装飾部12と合わさって所定の図形(文字、単語)を形成する扉装飾部11の一部を可動体13としていたが、扉装飾部11の全部を可動体としてもよく、逆に、可動体を設けず、扉装飾部11の全部が扉枠50に固定されていてもよい。要は、上部装飾ユニット10を正面視したとき、扉装飾部11と盤面装飾部12とが一体となって、ひとまとまりの図形や所定の文字やそれらの組み合わせが構成されるようになっていればよい。
また、扉装飾部11や盤面装飾部12の内部に発光体を設け、ランプとして機能するようにしてもよい。
また、盤面装飾部12を前後方向に出没可能に形成し、特別遊技が行われる場合などに盤面装飾部12を没入させ、その表面(正面側)を遊技球が通過可能となるようにして、遊技球の移動を妨げないようにしてもよい。
さらに、盤面装飾部12は、立体的な構造物に限られず、遊技盤110に貼付される装飾シートとしてもよい。この場合、盤面装飾部12の正面側を遊技球が通過可能に形成してもよいし、通過不能であってもよい。盤面装飾部12の正面側を遊技球が通過可能に形成する場合、盤面装飾部12に釘を殖設したり、その他遊技球の流下に影響を及ぼす構造物を配置してもよい。この場合にも、上記と同様に、右側の遊技領域122に遊技球を打ち込む場合に盤面装飾部12が遊技球の移動を妨げないようにすることができる。
P パチンコ機(遊技機) D 前扉
10 上部装飾ユニット 11 扉装飾部
12 盤面装飾部 13 可動体
14 横飾り部 15 出没機構
100 セット板 110 遊技盤

Claims (1)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤の正面側に位置する透明板を有し前記遊技盤を覆う前扉と、
    前記前扉の正面側に設けられた扉装飾部と、
    前記透明板の背面側であって前記遊技盤の正面に設けられた盤面装飾部と、を備え、
    前記遊技盤を前記前扉で覆った状態で正面視したとき、前記扉装飾部の少なくとも一部と、前記透明板越しに見える前記盤面装飾部の少なくとも一部とが一体となって、ひとまとまりの意匠を構成するとともに、
    前記ひとまとまりの意匠を構成する前記扉装飾部について、前記ひとまとまりの意匠を構成している初期状態と、前記初期状態から、遊技中の所定の抽選に当選したことを契機に、側面視において前記前扉から離間する方向に突出する突出状態との間動させるとともに、当該扉装飾部が前記初期状態に移動した場合には、当該扉装飾部を前記初期状態にて移動不能となるよう保持し、当該扉装飾部が前記突出状態に移動する場合には、当該扉装飾部保持を解除することにより、当該扉装飾部を前記突出状態に移動させる出没機構を有していることを特徴とする遊技機。
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