JP6881058B2 - 色変換装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

色変換装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、色変換装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、与えられた色信号から該色信号の色を再現する場合のメタリック色の色材量の最大値を決定する最大量決定手段と、前記色信号の彩度が高いほど、メタリック色による見かけ上の色の変化に対して前記最大量決定手段で決定された最大値以下の範囲でメタリック色の色材量を減らす調整を行う調整手段と、前記色信号と前記調整手段で調整されたメタリック色の色材量とからメタリック色以外の色材量を決定する色材量決定手段を有することを特徴とする色処理装置が開示されている。
特許文献2には、拡散方向の測色値だけでなく、正反射方向の測色値の明度情報から算出された光沢程度情報を用いてメタリック色を含む各色のインク量をそれぞれ決定するようにした画像処理装置が開示されている。
特許第5920580号公報 特許第5909887号公報
本発明の目的は、光輝性色材を用いて目標色画像を印刷する場合に、印刷された目標色画像の階調変化を滑らかにすることが可能な色変換装置、画像形成装置およびプログラムを提供することである。
[色変換装置]
請求項1に係る本発明は、階調の異なる複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける受付手段と、
測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルが記憶された記憶手段と、
前記受付手段により受付けられた複数の測色値を、光輝性色材の色材量を示す値および光輝性色材以外の色材の色材量を示す値を含む色値に変換する変換手段と
を備え、
前記変換手段は、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、前記色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求め、当該色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する色変換装置である。
請求項2に係る本発明は、前記複数の測色値が、目標色画像に斜め方向から光を照射した場合に、前記目標色画像の法線方向である正面方向において測定された目標色の測色値、および照射光に対する正反射方向において測定された目標色画像の測色値を含む請求項1記載の色変換装置である。
請求項3に係る本発明は、前記複数の測色値が、前記正面方向よりも照射光の入射方向に近い拡散光方向において測定された目標色画像の測色値をさらに含む請求項2記載の色変換装置である。
請求項4に係る本発明は、前記複数の測色値が、前記正面方向よりも正反射方向に近い方向において測定された目標色画像の測色値をさらに含む請求項2または3記載の色変換装置である。
請求項5に係る本発明は、前記変換手段が、各階調の目標色画像毎に、複数の測色方向における色差の単純平均値である多角度平均色差と、当該色差の加重平均値との差が予め設定された値以内となる重み付け係数の組のうち、前記正面方向以外の測色方向における色差の重み付けが最も小さい組を選択し、いずれかの階調の目標色画像において選択された複数の重み付け係数の組のうち、最も正面方向以外の測色方向における色差の重み付けが大きな重み付け係数の組を、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組として選択する請求項2から4のいずれか記載の色変換装置である。
請求項6に係る本発明は、各測色方向の色差の加重平均値を算出する際の重み付け係数を変化させた複数階調の目標色画像の色票列を用紙上に出力する出力手段をさらに備え、
前記変換手段は、前記出力手段により出力された複数階調の目標色画像の色票列を参照した使用者の入力操作により、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する請求項1から4のいずれか記載の色変換装置である。
請求項7に係る本発明は、前記変換手段が、光輝性色材の色材量を変化させずに光輝性色材以外の色材の色材量を変化させた場合の前記色差の加重平均値の最小値を、光輝性色材の異なる色材量毎に順次算出することにより、前記色差の加重平均値の最小値が最低となるような光輝性色材の色材量を決定し、光輝性色材の色材量を決定した値とした場合の光輝性色材以外の色材の色材量を決定することにより色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する請求項1から6のいずれか記載の色変換装置である。
請求項8に係る本発明は、前記変換手段が、階調が最も濃いまたは薄い目標色画像以外の目標色画像の色材量を、階調特性が隣接する他の階調の目標色画像の色材量との平均を算出することにより順次決定する請求項1から7のいずれか記載の色変換装置である。
請求項9に係る本発明は、前記光輝性色材が、金属光沢色トナーである請求項1から8のいずれか記載の色変換装置である。
[画像形成装置]
請求項10に係る本発明は、階調の異なる複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける受付手段と、測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルが記憶された記憶手段と、前記受付手段により受付けられた複数の測色値を、光輝性色材の色材量を示す値および光輝性色材以外の色材の色材量を示す値を含む色値に変換する変換手段とを備え、前記変換手段は、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、前記色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求め、当該色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する色変換装置と、
前記変換手段により変換された色値に基づいて画像を出力する出力手段とを備えた画像形成装置である。
[プログラム]
請求項11に係る本発明は、測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルを記憶する記憶ステップと、
階調の異なる複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受付けられた複数の測色値を、光輝性色材の色材量を示す値および光輝性色材以外の色材の色材量を示す値を含む色値に変換する際に、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、前記色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求めるステップと、
当該色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、光輝性色材を用いて目標色画像を印刷する場合に、印刷された目標色画像の階調変化を滑らかにすることが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、正反射方向から見た場合の色再現性を高くすることが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、正面方向よりも照射光の入射方向に近い側の拡散光方向から見た場合の色再現性を高くすることが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、正面方向によりも正反射方向に近い方向から見た場合の色再現性を高くすることが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を、使用者の手間を必要とすることなく選択することが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を、使用者の入力操作に従って選択することが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、各測色方向における色差の加重平均値が小さくなる光輝性色差の色材量を決定することが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、印刷された目標色画像の階調変化をより滑らかにすることが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項9に係る本発明によれば、金属光沢色トナーを用いて目標色画像を印刷する場合に、印刷された目標色画像の階調変化を滑らかにすることが可能な色変換装置を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、光輝性色材を用いて目標色画像を印刷する場合に、印刷された目標色画像の階調変化を滑らかにすることが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項11に係る本発明によれば、光輝性色材を用いて目標色画像を印刷する場合に、印刷された目標色画像の階調変化を滑らかにすることが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置10の外観構成を示す図である。 画像形成装置10の本体部内の構造を説明するための図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。 測定対象画像50を3角度の測色方向(15°、45°、110)から測色する場合の様子を示す図である。 変換部35により、3角度の測色方向における測色値を、各色トナーのトナー量を示す値(CMYKSi)を変換する様子を示す図である。 色変換モデル記憶部36に記憶される色変換モデルの作成方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10における色変換装置40の動作を説明するためのフローチャートである。 変換部35が色変換の際に算出する色差の加重平均値の算出方法を説明するための図である。 最適Si値の決定方法を説明するための図である。 CMYKトナーのみによる通常画像の測色方法を説明するための図である。 正面方向(45°)の測色値のみを用いてメタリック色の色見本画像を再現した場合の問題点を説明するための図である。 CMYKトナー画像とメタリック色の色見本画像との反射特性の違いを説明するための図である。 本発明の一実施形態の色変換方法によりトナー量を決定してメタリック色の色見本画像を再現するために印刷した場合の画像例を示す図である。 重み付け係数w1=w2=w3=1の場合に、階調の異なるメタリック色の画像をCMYKSiトナーにより再現した場合の画像例を示す図である。 濃度による多角度平均色差の変化特性を説明するための図である。 複数の重み付け係数の組(パラメータ)により各階調1〜6毎に色差の加重平均値を求める処理について説明するためのフローチャートである。 値の異なる重み付け係数の各パラメータを説明するための図である。 値の異なる重み付け係数の各パラメータを説明するための表である。 重み付け係数の各パラメータの色差の加重平均値ΔE(WAVG)の一例を示す図である。 各重み付け係数のパラメータを用いて加重平均値ΔE(WAVG)を求めてトナー量を決定した場合の色票列の濃度例を示す図である。 図20に示したような重み付け係数のパラメータ毎の色差の加重平均値ΔE(WAVG)を用いて、階調特性が滑らかになるパラメータを選択する方法を説明するためのフローチャートである。 多角度平均色差と、他のパラメータにおける加重平均色差(色差の加重平均値ΔE(WAVG))との差の一例を示す図である。 階調毎に多角度平均色差と加重平均色差との差が1以下かつ、重み付け係数w1、w3が最も小さいパラメータが選択される様子を説明するための図である。 階調1〜6のいずれかの階調において選択された複数のパラメータのうち、重み付け係数w1、w3が最も大きなパラメータを選択する様子を説明するための図である。 選択されたパラメータ1の重み付け係数を用いて決定されたトナー量による各階調の画像例を示す図である。 重み付け係数がパラメータ1、2、3、・・・と変化することにより不感帯の幅が狭くなる様子を説明するための図である。 平滑化フィルタによる処理を実行した場合に得られる階調1〜6の画像例を示す図である。 平滑化フィルタによる階調特性の変化をグラフ化したものを示す図である。 ユーザの入力操作により、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組(パラメータ)を選択する際の画面表示例を示す図である。 ユーザにより重み付け係数のパラメータを選択する際に出力されるサンプルチャート例を示す図である。 ユーザにより選択したパラメータが入力される際の表示画面例を示す図である。 ユーザの入力操作により、最も色が目標色画像の色と近くなる重み付け係数の組(パラメータ)を選択する際の画面表示例を示す図である。 ユーザにより重み付け係数のパラメータを選択する際に出力されるサンプルチャート例を示す図である。 ユーザにより選択したパラメータが入力される際の表示画面例を示す図である。 5角度の測色方向により測色する場合を説明するための図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置10の外観構成を示す図である。
本実施形態の画像形成装置10は、図1に示されるように、業務用印刷に用いられるいわゆるプロダクションプリンタであり、高画質、高速な印刷処理を実行できるような機能を有している。
この画像形成装置10の本体部内の構造を図2を参照して説明する。画像形成装置10は、図2に示されるように、5つの画像形成ユニット24を備えている。この5つの画像形成ユニット24は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)および特別色のトナーを用いて画像形成するように構成されている。
なお、特別色のトナーには、銀色のシルバートナー(Si)、金色のゴールドトナー(G)、透明トナー、白色トナー等が存在し、この特別色のトナーの中から1つのトナーを選択して使用することが可能になっている。図2では、これらの特別色のトナーの中から、シルバートナー(Si)を選択してセットした場合が示されている。
なお、本実施形態では、シルバートナー、ゴールドトナー等のメタリック(金属光沢色)トナーを用いて画像を形成する場合において、CMYKSi各色のトナー量を決定する場合について説明するものであるが、以下の説明ではシルバートナーを用いて画像を形成する場合を用いて説明する。
画像形成ユニット24は、それぞれ、感光体ドラム、感光体ドラムの表面を一様に帯電する帯電装置、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する現像装置等を有している。画像形成ユニット24の感光体ドラムは、それぞれ、光走査装置26により照射されたレーザ光により静電潜像が形成され、各色のトナーにより現像されて画像が形成される。
そして、画像形成ユニット24において形成された各色の画像は、中間転写ベルト22に転写された後に搬送されてきた印刷用紙上にさらに転写される。そして、印刷用紙上に転写されたトナー像は定着器28により熱と圧力により印刷用紙上に定着される。
次に、本実施形態の画像形成装置10のハードウェア構成を図3に示す。
画像形成装置10は、図3に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置15、プリントエンジン16、後処理装置17を有する。これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
プリントエンジン16は、帯電、露光、現像、転写、定着などの工程を経て印刷用紙等の記録媒体上に画像を印刷する。後処理装置17は、プリントエンジン16により印刷処理が行われた後の用紙に対して、ステイプル処理、パンチ処理、折り処理等の各種後処理を実行する。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図4は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置10は、図4に示されるように、印刷ジョブ受信部31と、制御部32と、UI装置33と、測色値受付部34と、変換部35と、色変換モデル(プリンタモデル)記憶部36と、出力部37とを備えている。なお、測色値受付部34と、変換部35と、色変換モデル記憶部36とにより色変換装置40が構成される。
印刷ジョブ受信部31は、外部の端末装置等からネットワークを介して印刷指示を受信する。
制御部32は、印刷ジョブ受信部31により受信された印刷ジョブに基づいて、出力部37を制御することにより印刷処理を実行する。
UI装置33は、ユーザからの操作を入力したり、各種情報をユーザに表示するための装置である。
ここで、印刷ジョブ受信部31により受信された印刷ジョブの画像中に、特色が指定されている場合、制御部32は、指定されている特色のトナー量を色変換装置40からの指示に基づいて決定する。
色変換装置40は、予め特色のトナー量を決定するために、特色の色見本画像を測色した測色値を測色装置54(不図示)から受け取って、シルバートナー(Siトナー)を含むCMYKSi値に変換して制御部32に出力する。以下の説明では、この色変換装置40を構成する測色値受付部34、変換部35、色変換モデル記憶部36について説明する。
測色値受付部34は、特色の色見本である目標色画像を複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける。具体的には、測色値受付部34は、図5に示すように、目標色画像に斜め方向から光を照射した場合に、目標色画像の法線方向である正面方向(45°)において測定された目標色の測色値、および照射光に対する正反射方向(15°)において測定された目標色画像の測色値、正面方向(45°)よりも照射光の入射方向に近い側の拡散光方向(110°)において測定された目標色画像の測色値を受付ける。
なお、図5は、測定対象画像50を3角度の測色方向(15°、45°、110)から測色する場合の様子を示す図であり、光源52からの照射光を目標対象画像50に対して斜め45°方向から照射して、正反射方向を0°(基準方向)とした場合に、15°、45°、110°方向において測色装置54により測色する様子が示されている。
なお、図5において45°方向は、測定対象画像50の正面方向(法線方向)となっている。また、15°方向は測定対象画像50の正反射光を測色するための正反射方向となっている。なお、正反射光を測色するための正反射方向を0°方向とせずに、15°ずらしているのは、0°方向において測色したのでは正反射光が直接測色装置54に入射されてしまい、測定対象の色味が測色できないからである
そして、図5では、110°方向を測定対象画像50からの拡散光を測定するための拡散光方向として設定している。
なお、メタリック色の色見本のような見る方向で色味が変化するような画像以外の通常の画像を測色する際には、正面方向(45°)からのみ測色を行っている。本実施形態では、この正面方向(45°)に加えて、正反射方向(15°)、拡散光方向(110°)からも測色を行って測色値を得るようにしている点が通常の測色方法とは異なっている。
なお、少なくとも2方向、例えば、正面方向(45°)と、正反射方向(15°)からの測色値を用いてシルバートナーのトナー量を含む色値を算出するようにすることも可能である。
変換部35は、測色値受付部34により受付けられた複数の測色値を、光輝性色材であるシルバートナーのトナー量を示す値Siおよびシルバートナー以外のトナーのトナー量を示す値CMYKを含む色値(CMYKSi)に変換する。
この変換部35により、3角度の測色方向における測色値を、各色トナーのトナー量を示す値(CMYKSi)を変換する様子を図6に示す。
なお本実施形態では測色装置54から出力される測色値がL*a*b*表色系で表された信号となっている場合を用いて説明するため、以降の説明では、正面方向(45°)の測色値をL*a*b*(45°)、正反射方向(15°)の測色値をL*a*b*(15°)、拡散光方向(110°)の測色値をL*a*b*(110°)として表現する。
図6に示されるように、変換部35は、正面方向の測色値(L*(45°)、a*(45°)、b*(45°))、正反射方向の測色値(L*(15°)、a*(15°)、b*(15°))、拡散光方向の測色値(L*(110°)、a*(110°)、b*(110°))をそれぞれ入力して、色変換モデル記憶部36に記憶されている色変換モデルを用いて、CMYKSi値を出力する。なお、変換部35が、入力された測色値を色変換モデルを用いてCMYKSi値に変換する処理の詳細については後述する。
このように印刷ジョブ受信部31により受信された印刷ジョブに特色の指定がされている場合、制御部32は、色変換装置40における変換部35により変換された色値(CMYKSi)に基づいて画像を出力するよう出力部37を制御する。
なお、色変換モデル記憶部36は、測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルが記憶されている。
この色変換モデル記憶部36内の色変換モデルの作成方法を図7を参照して説明する。
先ず、様々な組み合わせのC、M、Y、K、Si値により色票(パッチ)を出力する。そして、それぞれの色票に対して図5に示したような測色方法により、3角度の測色方向(15°、45°、110°)により測色を行う。その結果、それぞれの色票について、L*a*b*(15°)、L*a*b*(45°)、L*a*b*(110°)という測色値が得られることになる。
そして、これらの値に基づいて、(C、M、Y、K、Si、θ(測色方向))を入力することにより色値(L*、a*、b*)が得られるような色変換モデルを作成する。
具体的には、予め様々なC、M、Y、K、Si、θの値の組み合わせによって再現される色を測色してL*a*b*値を取得することにより、複数の(C、M、Y、K、Si、θ)と(L*,a*,b*)の組が得られる。この組を用いることにより(L*、a*、b*)=f(C、M、Y、K、Si、θ)なる関数関係が得られるので、これを色変換モデルとすればよい。この色変換モデルを用いることにより、各色のトナー量CMYKSiと、測色方向θが与えられると、予測される色値L*a*b*を求めることができる。なお、この色変換モデルに用いる関数としては、重回帰式、ニューラルネットワーク、ダイレクトルックアップテーブルを用いた補間など、色変換モデルとして一般的な関数を用いることができる。
このようにして、(L*、a*、b*)=f(C、M、Y、K、Si、θ)という関数により表現される色変換モデルが作成され、作成された色変換モデルは色変換モデル記憶部36に記憶される。
次に、本実施形態の画像形成装置10における色変換装置40の動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
先ず、測色値受付部34は、目標画像であるメタリック色の色見本の正反射方向(15°)、正面方向(45°)、拡散光方向(110°)の測色値(L*a*b*(15°)、L*a*b*(45°)、L*a*b*(110°))を受付ける(ステップS101)。
そして、変換部35は、先ずK値を0(%)、Si値を100(%)に設定する(ステップS102)。
次に、変換部35は、3角度の各測色方向における目標色画像の測色値と、色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差の平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する(ステップS103)。
具体的には、変換部35は、3角度の各測色方向における目標色画像の測色値と、色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差の加重平均(重み付け平均)値ΔE(WAVG)を算出し、この色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となるCMY値を決定する。
この色差の加重平均値の具体例について図9を用いて説明する。図9に示すように、各測色方向における色差の加重平均値ΔE(WAVG)={w1×((L*a*b*(15°)とf(C、M、Y、0、Si、15)との色差)+w2×((L*a*b*(45°)とf(C、M、Y、0、Si、45)との色差)+w3×((L*a*b*(110°)とf(C、M、Y、0、Si、110)との色差)}/(w1+w2+w3)という式により加重平均値の算出を行う。
ここで、w1、w2、w3は、それぞれ、正反射方向(15°)の重み付け係数、正面方向(45°)の重み付け係数、拡散光射方向(110°)の重み付け係数である。
例えば、各測色方向における色差をそれぞれ同じ重み付けで扱う場合には、重み付け係数としてw1=w2=w3=1とすれば良い。この場合には、色差の加重平均値ΔE(WAVG)は単純平均値となる。
なお、出力画像のメタリック感を調整する場合は、w1、w2、w3を変更すれば良く、たとえばw1をw2、w3よりも大きな重み係数に設定することにより、正反射方向(15°)の色差をより低減するようにCMY値が決定され、メタリック感の高い画像を得ることができる。
なお、色値P=(L1*、a1*、b1*)と、色値Q=(L2*、a2*、b2*)との色差ΔE(PQ)は下記の計算式により算出される。
ΔE(PQ)=((L1*−L2*)2+(a1*−a2*)2+(b1*−b2*)21/2
そして、変換部35は、この色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となるCMY値を算出する。ここで、変換部35が、色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となるCMY値を算出する際の具体的な方法としては、例えばシンプレックス法やニュートン法などの非線形方程式の数値解法を適用して最適化問題を解決する一般的な方法を用いることができる。
そして、色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となるSi値が確定した場合(ステップS104においてyes)、処理をステップS106に進めるが、ここではまだSi値が確定していないため(ステップS104においてno)、変換部35は、Si値を、例えば99%、98%、97%・・・のように100%から順次減少させる(ステップS105)。
そして、変換部35は、再度ステップS103の処理を実行し、色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となるSi値が確定するまで処理を繰り返す。そして、色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となるSi値が確定した場合(ステップS104においてyes)、そのSi値を最適Si値とする(ステップS106)。
この最適Si値の決定方法を図10を参照して説明する。
上述したようにSi値を100%から順次減少させながら3角度の測色方向における色差の加重平均値ΔE(WAVG)を算出することにより、この色差の加重平均値ΔE(WAVG)が図10に示すように変化したものとする。この図10に示すような場合、最も色差の加重平均値ΔE(WAVG)が最小となる78%が最適Si値となる。
そして、変換部35は、この最適Si値が求められた際のCMY値を最適CMY値として決定する(ステップS106)。つまり、変換部35は、Siトナーのトナー量を変化させずにSiトナー以外のCMYトナーのトナー量を変化させた場合の色差の加重平均値の最小値を、Siトナーの異なるトナー量毎に順次算出することにより、色差の加重平均値の最小値が最低となるような最適Si値を決定し、最適Si値を決定した場合のCMYトナーのトナー量を決定することにより色差の加重平均値が最小となるようなトナー量の組み合わせを決定する。
最後に、変換部35は、最適CMY値、最適Si値、K=0(%)を、測定したメタリック色の色見本画像に対するトナー量CMYKSiとして制御部32に出力する(ステップS107)。
このように、変換部35は、先ずSiトナーのトナー量を変化させずにSiトナー以外の他色のトナー(CMY)のトナー量を変化させた場合の色差の加重平均値ΔE(WAVG)を、Siトナーの異なるトナー量毎に順次算出することにより、色差の加重平均値ΔE(WAVG)の最小値が最低となるようなSiトナーのトナー量を決定し、Siトナーのトナー量を決定した際のSiトナー以外のトナーのトナー量を決定することにより色差の平均値が最小となるようなトナー量の組み合わせを決定する。
次に、本実施形態の色変換装置40では3角度の測色方向(15°、45°、110°)により測色された測色値を用いて、メタリック色の色見本画像を再現する際のCMYKSiトナーのそれぞれのトナー量を決定している理由を以下において説明する。
先ず、CMYKトナーのみによる通常画像の測色方法を図11を参照して説明する。メタリック色トナーを含まないCMYKトナーのみによる通常画像の反射特性は図11に示すようになっており、正反射方向の光量は他方向よりも大きくなっているが、正反射方向以外の他の方向の拡散光の光量はほぼ同じとなっているのが分かる。そのため、通常の測色方法では、光源52からの照射光を斜め方向で測定対象画像50に照射して、正面方向(45°)における色値を測色装置54により測色している。
このような通常の測色方法によりメタリック色の色見本を測色して、その測色値に基づいてCMYKSiトナーのトナー量を決定することにより色見本画像を再現した場合の問題点を図12を参照して説明する。
このように正面方向(45°)の測色値のみを用いてメタリック色の色見本を再現した場合、正面方向(45°)から見た場合の色味は近づけることが可能である。しかし、例えば15°の正反射方向から見た場合の色味が大きく変わってしまう場合がある。図12に示した例では、15°の正反射方向から見た場合に、実際のメタリック色の色見本と比較して、CMYKSiトナーにより印刷した再現画像では濃度が濃くなっており、濃度が異なる状態となっているのが分かる。
通常の環境下においては、様々な方向からの光が観察対象に照射されて反射された状態となっているため、人はこの様々な反射光を見て物体の色を判断している。そのため、見た方向からの色が大きく変化するメタリック色の画像等において、ある方向から見た場合の色のみを再現したとしても他方向から見た場合の色味が実際の画像とは大きく異なると、実際の照明下で見た場合の色味も変ってしまうことになる。
次に、CMYKトナー画像とメタリック色の色見本画像との反射特性の違いを図13を参照して説明する。
メタリック色の色見本画像とCMYKトナー画像とでは、反射特性の違いにより、メタリック色の色見本画像では、CMYKトナー画像に対して、正反射方向(15°)の明度が高く、拡散光方向(110°)の明度が低くなっている。
そのため、本実施形態の色変換装置40では、正面方向(45°)における測色値だけでなく、正反射方向(15°)および拡散光方向(110°)における測色値を用いて、それぞれの測色方向における色差の平均値が小さくなるようなCMYKSiトナー量の値を決定することにより、いずれの方向から見た場合でも色見本画像に近くなるような画像を再現するようにしている。
このような色変換方法によりトナー量を決定する本実施形態の画像形成装置10により、メタリック色の色見本画像を再現して印刷した場合の画像例を図14に示す。
図14に示すように、本実施形態の色変換方法によりトナー量が決定されたCMYKSiトナーにより画像を印刷した場合、正面方向(45°)から見た場合だけでなく、正反射方向(15°)から見た場合の色味もメタリック色の色見本画像に近づいているのが分かる。また、図14には示されていないが、拡散光方向(110°)から見た場合の色味は、色見本画像と比較して明度が若干高くなるが、拡散光方向(110°)における色差を反映してトナー量を決定しているので、拡散光方向(110°)における色差をあまり大きくすることなく正反射方向(15°)の濃度を色見本画像に近づけることができる。
このようにメタリック色の色見本画像を複数の測色方向により測色してCMYKSiトナーのトナー量を決定することにより、CMYKSiトナーを用いて画像を印刷した際の色再現性を向上させることができる。特に濃度の濃いメタリック色については色再現性を向上させることができる。
しかし、図15に示すような階調の異なるメタリック色の画像をCMYKSiトナーにより再現した場合、もともとの色見本における階調特性が再現されずに、印刷されるメタリック色の画像の階調特性において段差が生じたり、階調の逆転が生じる等の弊害が発生する場合がある。
このように、CMYKSiトナーによりメタリック色の画像を印刷した場合に滑らかな階調特性を再現することができない理由を下記に説明する。
図13に示したようにメタリック色の画像では、正反射方向(15°)における明度が大きな値となることにより、複数方向における色差の平均値が小さくなるようトナー量を決定した場合、全体的に明度が大きくなり色が薄くなる傾向となる。そして、図16に示すように中間濃度の目標色では、トナー量(カバレッジ)を変化させても多角度平均色差があまり変化しない不感帯が広くなる。なお、高濃度または低濃度の目標色の場合には、このような不感帯はあまり発生せず、多角度平均色差が最小となるトナー量を決定することによりトナー量が一意に決定される。しかし、中間濃度の目標色では、上述したような不感帯が広くなることにより多角度平均色差が最小となるトナー量を決定したとしても、トナー量が一意に決定されずにばらついてしまう。
このような理由により、階調の異なるメタリック色の複数の画像を複数の測色方向から測色して、その測色値に基づいてトナー量を決定した場合、図15に示したように中間調の画像の濃度が低くなり、全体として途中で急に階調が変化するような段差が生じてしまうことになる。特に、色差の平均値を求める際の重み付け係数を各測色方向で同じとするw1=w2=w3=1とした場合に、このような問題が顕著に表れる。
そのため、本実施形態の色変換装置40では、各測色方向における色差の平均値(加重平均値)を算出する際の重み付け係数(w1、w2、w3)を一定の値とするのではなく変化させて、CMYKSiトナーを用いて印刷される画像の階調特性が滑らかになるようなトナー量を決定する。このようなトナー量の決定方法の具体的を下記に説明する。
先ず、測色値受付部34は、階調の異なるメタリック色の複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける。
そして、変換部35は、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、色変換モデル記憶部36に記憶されている色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求め、この色差の加重平均値が最小となるようなトナー量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する。
具体的には、変換部35は、各階調の目標色画像毎に、複数の測色方向における色差の単純平均値である多角度平均色差と、当該色差の加重平均値との差が予め設定された値以内となる重み付け係数の組のうち、正面方向(45°)以外の測色方向(15°、110°)における色差の重み付けが最も小さい組を選択し、いずれかの階調の目標色画像において選択された複数の重み付け係数の組のうち、最も正面方向以外の測色方向における色差の重み付けが大きな重み付け係数の組を、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組として選択する。
次に、図面を参照して上記で説明したトナー量の決定方法の詳細を説明する。
先ず、図17のフローチャートを参照して、複数の重み付け係数の組(パラメータ)により各階調1〜6毎に色差の加重平均値を求める処理について説明する。
先ず、変換部35は、各測色方向における重み付け係数w1、w2、w3を1とする(ステップS201)。
そして、変換部35は、図15に示したような目標とする色票列の各階調1〜6の画像の色に対してCMYKSi各色のトナー量を決定する(ステップS202)。なお、このCMYKSi各色のトナー量を決定する処理については、図8のフローチャートを用いて説明した色変換方法が用いられる。そして、トナー量を決定した際の各階調の色差の加重平均値ΔE(WAVG)の値を記憶しておく。
そして、このステップS202による処理を予め設定された複数の重み付け係数の組(パラメータ)毎に繰り返す(ステップS203、S204)。
なお、ここでは、図18、図19に示すように、w1=w2=w3=1の場合、重み付け係数w1、w2、w3をそれぞれ変化させたパラメータ1〜5の場合の合計6回処理を繰り返す。なお、w1=w2=w3=1の場合には、各測色方向における色差の単純平均値となるため、以下では多角度平均として表現する。
なお、図18、図19を参照すると分かるように、それぞれのパラメータでは、45°方向における色差の重み付け係数w2を全て1に設定し、15°方向における色差の重み付け係数w1および110°方向における色差の重み付け係数w3を徐々に1から小さな値に変化させるような設定となっている。
そのため、パラメータ5では、w1=w3=0となっており、45°方向における色差がそのまま加重平均値となっている。
このようにして得られた各パラメータの色差の加重平均値ΔE(WAVG)の一例を図20に示す。また、各重み付け係数のパラメータを用いて加重平均値ΔE(WAVG)を求めてトナー量を決定した場合の色票列の濃度例を図21に示す。
図21を参照すると、多角度平均、パラメータ1、パラメータ2、・・・というように重み付け係数w1、w3の値が小さくなるほど、各階調の画像の濃度が濃くなっているのが分かる。これは、重み付け係数w1、w3の値が小さくなることにより正反射方向(15°)における明度の高い測色値がトナー量の決定に反映されなくなり、正面方向(45°)における明度の低い測色値がトナー量の決定により反映されることによる。
次に、図20に示したような重み付け係数のパラメータ毎の色差の加重平均値ΔE(WAVG)を用いて、階調特性が滑らかになるパラメータを選択する方法を図22のフローチャートを参照して説明する。
先ず、変換部35は、図20に示したパラメータ毎の色差の加重平均値ΔE(WAVG)に対して、階調1〜6のそれぞれの色差の加重平均値に対して、多角度平均色差(w1=w2=w3=1の場合の色差の平均値)との差をそれぞれ求める(ステップS301)。
このようにして得られた多角度平均色差と、他のパラメータにおける加重平均色差(色差の加重平均値ΔE(WAVG))との差の一例を図23に示す。
次に、変換部35は、階調1〜6の階調毎に多角度平均色差との差が予め設定された値、例えば1以下となるパラメータのうち、重み付け係数w1、w3が最も小さいパラメータを選択する(ステップS302)。
つまり、変換部35は、いずれの階調においても多角度平均における色差の平均値との差が1以下(つまり多角度平均からの変化が所定範囲内)のパラメータのうち、最も重み付け係数w1、w3が、重み付け係数w2と比較して小さい(つまり中間調の濃度が濃くなる)パラメータを選択する。
例えば、階調1では、パラメータ1、2における多角度平均色差との差がそれぞれ0.001、0.010となり1以下となっている。そして、パラメータ1では、w1、w3はそれぞれ0.85であり、パラメータ2では、w1、w3はそれぞれ0.65でるため、より重み付け係数w1、w3が小さいパラメータ2が選択される。
このようにして階調毎に多角度平均色差と加重平均色差との差が1以下かつ、重み付け係数w1、w3が最も小さいとなるパラメータが選択された結果を図24に示す。図24では、選択されたパラメータが階調毎に斜線により示されている。
最後に、変換部35は、階調1〜6のいずれかの階調において選択された複数のパラメータのうち、重み付け係数w1、w3が最も大きなパラメータを選択する(ステップS303)。
図24に示した例においては、階調1、2ではパラメータ2が選択され、階調3ではパラメータ1が選択され、階調4、5、6では、パラメータ5が選択されている。
そのため、変換部35は、図25に示すように、パラメータ1、2、5のうち、重み付け係数w1、w3が最も大きなパラメータ1を選択する。
このようにして選択されたパラメータ1の重み付け係数を用いて決定されたトナー量による各階調の画像例を図26に示す。
図26を参照すると、各測色方向における色差を同じ重み付け係数(w1=w2=w3=1)としてトナー量を決定した場合と比較して、パラメータ1の重み付け係数(w1=w3=0.85、w2=1)を用いてトナー量を決定した場合、階調2、4の画像の濃度が濃くなっており、目標とする色票列における画像の濃度と近くなっているのが分かる。
なお、各測色方向における重み付け係数w1、w2、w3が等しい多角度平均から、パラメータ1、2、3、・・・というようにw1、w3の値を減少させることにより単に中間調の画像の濃度が濃くなるだけではなく、図27に示すように不感帯の幅も狭くなっていると考えられる。そのため、多角度平均に基づいてトナー量を決定した場合と比較して、重み付け係数w1、w3の値がw2により小さいいずれかのパラメータを選択してトナー量を決定した場合、階調特性が滑らかになるものと考えられる。
なお、変換部35は、平滑化フィルタを用いた平滑化処理を行うことにより、階調1〜6の画像における階調特性をより滑らかにするようにしても良い。具体的には、変換部35は、階調が最も濃いまたは薄い目標色画像以外の目標色画像のトナー量を、階調特性が隣接する他の階調の目標色画像のトナー量との平均を算出することにより順次決定するようにしても良い。
このような平滑化フィルタによる処理を実行した場合に得られる階調1〜6の画像例を図28に示す。図28に示されるように、重み付け係数をパラメータ1とした場合に得られる画像に対して、平滑化フィルタによる処理が行われた各画像の階調特性がより滑らかになっているのが分かる。
このような平滑化フィルタによる階調特性の変化をグラフ化したものを図29に示す。図29を参照すると、平滑化フィルタによる処理が行われることにより階調1〜6間の階調変化がより滑らかになっているのが分かる。
なお、この平滑化フィルタによる処理の具体的な計算としては、例えば階調2のトナー量を階調1、2、3のトナー量の平均値とする、階調3のトナー量を階調2、3、4のトナー量の平均値とする、・・・というようないわゆる移動平均演算を行う方法を用いることができる。そして、最も濃度が濃い階調6および最も濃度が薄い階調1については最初のトナー量が変化せずに維持される。
なお、上記では重み付け係数の複数のパラメータの中から階調特性が滑らかになっているパラメータを変換部35により自動的に選択する場合について説明した。このようなパラメータの選択方法の替りに、各パラメータの画像を出力部37により出力して、ユーザにより階調特性が最も滑らかなパラメータを選択してもらうようにしても良い。
この場合、出力部37は、各測色方向の色差の加重平均値を算出する際の重み付け係数を変化させた複数階調の目標色画像の色票列を用紙上に出力する。
そして、変換部35は、出力部37により出力された複数階調の目標色画像の色票列を参照したユーザの入力操作により、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組(パラメータ)を選択すれば良い。
このような処理が行われる際の画面表示例を図30に示す。図30では、パラメータを調整したい色票例の番号をユーザに入力してもらう際の画面例が示されている。そして、このようにパラメータを調整したい色票例の番号が入力されて「サンプルチャート出力」というボタンが操作された場合に出力されるサンプルチャートの一例を図31に示す。図31では、重み付け係数のパラメータ1〜5毎に、各階調の画像が用紙上に出力されている。
ユーザは、この図31に示されたようなサンプルチャートを参照して、最も階調特性が色見本の色票例に近いと感じるパラメータ番号を選択して、例えば図32に示すような画面から入力する。
図32では、ユーザがパラメータ2を選択して入力した場合の表示画面例が示されている。なお、この際に、上記で説明した平滑化フィルタによる処理を行うか否かを選択するようにしても良い。
さらに、ここでは濃度が異なる複数の画像に対する重み付け係数のパラメータを選択する場合について説明したが、1つの色見本画像の色を再現する場合に、重み付け係数のパラメータの選択をユーザ操作により決定するようにしても良い。
このような処理が行われる際の画面表示例を図33に示す。図33では、パラメータを調整したい特色の特色番号をユーザに入力してもらう際の画面例が示されている。そして、このようにパラメータを調整したい特色の特色番号が入力されて「サンプルチャート出力」というボタンが操作された場合に出力されるサンプルチャートの一例を図34に示す。図34では、重み付け係数のパラメータ1〜5毎に、決定したトナー量に基づいて形成された画像が用紙上に出力されている。
ユーザは、この図34に示されたようなサンプルチャートを参照して、最も色が色見本の色に近いと感じるパラメータ番号を選択して、例えば図35に示すような画面から入力する。
図35では、ユーザがパラメータ4を選択して入力した場合の表示画面例が示されている。
なお、上記の実施形態では正反射方向(15°)、正面方向(45°)、拡散光方向(110°)の3角度の測色方向の測色値を用いて、シルバートナーを含む各色のトナー量を算出する場合を用いて説明したが、3角度以上の4角度、5角度等の多角度の測色方向の測色値を用いてトナー量を算出するようにしても良い。例えば、正反射方向(15°)、正反射方向(25°)、正面方向(45°)、拡散光方向(75°)、拡散光方向(110°)の5角度の測色方向により測定対象画像50の測色を行う場合を図36に示す。
この図36に示したような測色方法により得られた5角度の測色方向の測色値を用いても、上記で説明したのと同様な方法によりシルバートナーを含む各色のトナー量を算出することが可能である。
つまり、変換部35は、正反射方向(15°)、正面方向(45°)、拡散反射方向(110°)の測色値に加えて、正面方向(45°)よりも正反射方向(15°)に近い方向(25°)において測定された目標色画像の測色値や、正面方向(45°)と光源52による照射方向との間における拡散光方向(75°)において測定された目標色画像の測色値を用いて各色のトナー量を算出するようにしても良い。また、図36に示したような測色方向以外の測色方向において測色された測色値を用いることも可能である。
そして、トナー量の算出に用いる測色値の数が多い方が実際の光の下で見た場合の色味を色見本画像に近づけることができる。
[変形例]
上記実施形態では、シルバートナー、ゴールドトナー等のメタリック(金属光沢色)トナーを用いて印刷を行う画像形成装置に対して適用した場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、トナー以外の色材であってもパール色材等の見る方向により色味が異なるような光輝性色材を用いて印刷を行う場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
10 画像形成装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインタフェース(UI)装置
16 プリントエンジン
17 後処理装置
18 制御バス
22 中間転写ベルト
24 画像形成ユニット
26 光走査装置
28 定着器
31 印刷ジョブ受信部
32 制御部
33 UI装置
34 測色値受付部
35 変換部
36 色変換モデル記憶部
37 出力部
40 色変換装置
50 測定対象画像
52 光源
54 測色装置

Claims (11)

  1. 階調の異なる複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける受付手段と、
    測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルが記憶された記憶手段と、
    前記受付手段により受付けられた複数の測色値を、光輝性色材の色材量を示す値および光輝性色材以外の色材の色材量を示す値を含む色値に変換する変換手段と
    を備え、
    前記変換手段は、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、前記色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求め、当該色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する
    色変換装置。
  2. 前記複数の測色値が、目標色画像に斜め方向から光を照射した場合に、前記目標色画像の法線方向である正面方向において測定された目標色の測色値、および照射光に対する正反射方向において測定された目標色画像の測色値を含む請求項1記載の色変換装置。
  3. 前記複数の測色値が、前記正面方向よりも照射光の入射方向に近い拡散光方向において測定された目標色画像の測色値をさらに含む請求項2記載の色変換装置。
  4. 前記複数の測色値が、前記正面方向よりも正反射方向に近い方向において測定された目標色画像の測色値をさらに含む請求項2または3記載の色変換装置。
  5. 前記変換手段は、各階調の目標色画像毎に、複数の測色方向における色差の単純平均値である多角度平均色差と、当該色差の加重平均値との差が予め設定された値以内となる重み付け係数の組のうち、前記正面方向以外の測色方向における色差の重み付けが最も小さい組を選択し、いずれかの階調の目標色画像において選択された複数の重み付け係数の組のうち、最も正面方向以外の測色方向における色差の重み付けが大きな重み付け係数の組を、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組として選択する請求項2から4のいずれか記載の色変換装置。
  6. 各測色方向の色差の加重平均値を算出する際の重み付け係数を変化させた複数階調の目標色画像の色票列を用紙上に出力する出力手段をさらに備え、
    前記変換手段は、前記出力手段により出力された複数階調の目標色画像の色票列を参照した使用者の入力操作により、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する請求項1から4のいずれか記載の色変換装置。
  7. 前記変換手段は、光輝性色材の色材量を変化させずに光輝性色材以外の色材の色材量を変化させた場合の前記色差の加重平均値の最小値を、光輝性色材の異なる色材量毎に順次算出することにより、前記色差の加重平均値の最小値が最低となるような光輝性色材の色材量を決定し、光輝性色材の色材量を決定した値とした場合の光輝性色材以外の色材の色材量を決定することにより色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する請求項1から6のいずれか記載の色変換装置。
  8. 前記変換手段は、階調が最も濃いまたは薄い目標色画像以外の目標色画像の色材量を、階調特性が隣接する他の階調の目標色画像の色材量との平均を算出することにより順次決定する請求項1から7のいずれか記載の色変換装置。
  9. 前記光輝性色材が、金属光沢色トナーである請求項1から8のいずれか記載の色変換装置。
  10. 階調の異なる複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける受付手段と、測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルが記憶された記憶手段と、前記受付手段により受付けられた複数の測色値を、光輝性色材の色材量を示す値および光輝性色材以外の色材の色材量を示す値を含む色値に変換する変換手段とを備え、前記変換手段は、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、前記色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求め、当該色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択する色変換装置と、
    前記変換手段により変換された色値に基づいて画像を出力する出力手段と、
    を備えた画像形成装置。
  11. 測色方向および各色の色材の色材量の組み合わせと、実際に測定された色値とが対応付けられた色変換モデルを記憶する記憶ステップと、
    階調の異なる複数の目標色画像を、それぞれ複数方向から測定することにより得られた複数の測色値を受付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて受付けられた複数の測色値を、光輝性色材の色材量を示す値および光輝性色材以外の色材の色材量を示す値を含む色値に変換する際に、各階調の目標色画像毎に、各測色方向における目標色画像の測色値と、前記色変換モデルから得られる各測色方向の色値との色差に対して予め設定された重み付け係数を用いることにより加重平均値を求めるステップと、
    当該色差の加重平均値が最小となるような色材量の組み合わせを決定する際に、各測色方向の色差の加重平均値を算出するための重み付け係数を変化させ、最も階調特性が各階調の目標色画像の階調特性と近くなる重み付け係数の組を選択するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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