JP6880589B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
画像形成装置を含む情報処理装置は、近年、ネットワークに接続して、外部の情報処理装置から種々の情報を取得し、より、高付加価値の処理を行うようになってきている。例えば画像処理装置を例に取ると、外部の情報処理装置の機能を利用しながら、画像処理などの機能を向上させ、ネットワークを経由してクラウド上から読取/印刷などの要求を出してスキャンやプリントを実現する技術が提案されている。
この際に使用されるネットワークは、いわゆるTCP/IPプロトコルといった通信プロトコルおよびHTTPプロトコルといったデータ転送プロトコルを使用する。さらに、ネットワークに接続するためには、DNSサービス、プロキシ・サーバなどを介して、目的とするクラウド・サービスを提供するサーバにアクセスする必要がある。
情報処理装置、例えばプリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能、ネットワーク接続機能、ストレージ機能などを有するMFP(Multi−Function Peripheral)からクラウド環境にアクセスさせるためには、ユーザやベンダのサービスマンが、MFPの導入時に初期設定することが必要になる。しかしながら、MFPでは、汎用的な情報処理装置とはユーザ・インタフェースも異なり、また機種ごとに設定プロセスも異なることが想定される。
このような環境において、ユーザやサービスマンに対してクラウド・アクセスを行うための情報の取得や技術を習得させることは現実的ということはできない。このため、ユーザやサービスマンに対して過度の負担をかけることなく、情報処理装置からクラウド・アクセスを行うことができることが好ましい。
これまでネットワーク設定を効率化する技術も提案されている。例えば、特開2006‐289690号公報(特許文献1)には、画像形成装置のネットワーク設定を簡易に行う目的で、画像形成装置に接続された外部記憶装置にネットワーク設定情報を格納して、設定情報が格納されている場合、その情報に基づいて自動でネットワーク設定する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、画像形成装置が参照する外部記憶装置内にネットワーク設定情報をあらかじめ保存しておかなければならないが、情報処理装置からクラウド・サービスを使用するためには、特許文献1における外部記憶装置自体が、クラウド・サービスとなる。このため、特許文献1の技術では、クラウド・サービスに対応できないという問題があった。
本発明は、クラウド・サービスを利用するためのネットワーク設定を効率化する技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、
ネットワークを介して、クラウド・サービスに接続する情報処理装置であって、前記情報処理装置は、
ユーザからの前記クラウド・サービスへの接続を行うために情報処理装置の動作を制御するための機器制御手段と、
前記情報処理装置が前記クラウド・サービスに接続するためのネットワーク設定情報を管理する、設定情報管理手段と、
前記クラウド・サービスにユーザを誘導するための接続先情報を管理する接続先情報管理手段と、
前記ユーザに対して前記情報処理装置が前記クラウド・サービスに接続するための手順の進行具合を通知する操作制御手段と
を含む、情報処理装置が提供できる。
本発明によれば、クラウド・サービスを利用する情報処理装置に対するネットワーク設定を効率化する技術を提供することができる。
本実施形態の情報処理システム100の概略構成を示す図。 本実施形態の画像処理装置101のハードウェア構成200を示す図。 本実施形態の画像処理装置101の機能ブロック300を示す図。 本実施形態の画像処理装置101が実行するプロセスのシーケンス図。 画像処理装置101がユーザに対して表示する画面表示の実施形態。 本実施形態で設定されるネットワーク設定情報の実施形態であるリスト600。 本実施形態において、画像処理装置101に対してネットワーク接続が物理的に確立されていない場合の画像処理装置101のシーケンス図。 図7のシーケンスに従って画像処理装置101の操作部306が表示する画面表示の実施形態800。 本実施形態の第3の実施形態のシーケンス図。 本実施形態で国を変更する際に、参照される接続先情報1000の実施形態。 図9のシーケンスに従って画像処理装置101の操作部306が表示する画面表示の実施形態1100。 本実施形態の第3の実施形態のシーケンス図。 図12の実施形態において操作部306が表示する画面表示の実施形態。 図6に示したネットワーク設定項目および設定値を詳細に示したリスト1400の実施形態。
以下、本発明について実施形態を以て説明するが本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本実施形態の情報処理システム100の概略構成を示す。情報処理システム100は、ネットワーク105に複数の情報処理装置が接続されている。情報処理装置としては、いわゆるMFPとして参照される、多機能複写機といった画像処理装置101、パーソナル・コンピュータ、タブレット型PC、ノート型PC、スマートホンといった端末装置103を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
画像処理装置101は、オフィスなどに設置され、端末装置103からの多様な要求に応じてスキャン、ファクシミリ送信、データ・アクセス、画像処理、アクセス制御、印刷処理など、多種類のサービスを提供する。画像処理装置101は、イーサネット(登録商標)、IEEE802.11xなどのプロトコルを使用するLAN110を経由してネットワーク105に接続している。ネットワーク105は、いわゆるインターネットといった広域ネットワークであり、ネットワーク105には、複数のサーバ106が接続されている。サーバ106は、相互に処理を行いながら、画像処理装置101からの要求を処理している。ネットワーク105は、本実施形態ではいわゆるクラウド・サービスを提供するインフラ基盤を提供する。
サーバ102およびサーバ106としては、例えば、ウェブ・サーバ、ストレージ・サーバ、検索エンジン、認証サーバ、その他各種の用途に適合して構成される各種アプライアンス・サーバを例示的に挙げることができるが、これらに限定されるものではない。本実施形態では、端末装置103は、ネットワーク105、またはLAN110およびネットワーク105のいずれかまたは両方を介して画像処理装置101にサービスを要求する。サービスの要求は、多種多様であり、画像処理装置101は、要求されたサービスを提供するために、LAN110、プロキシ・サーバ102およびネットワーク105を介して、処理のためにサーバ106に処理要求を発行する。
処理要求を受けたいずれかのサーバ106は、要求された処理を、自身で、または必要に応じて他のサーバ106と協働して実行し、処理結果をレスポンスとして画像処理装置101に送付する。画像処理装置101は、得られた結果を、画像処理装置101における処理を含めて端末装置103に返すか、または画像処理装置101の保有する出力機能を使用して印刷出力を行う。このような処理によって、端末装置103、サーバ106を含む情報処理システム100が機能する。画像処理装置101は、クラウド・サービスから取得した情報を使用し、その画像処理機能、スキャン機能、データ検索機能、認証機能の機能を、画像処理装置101自体のハードウェアおよびソフトウェア資源の最小限の修正で柔軟に拡張している。
サーバ106は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、その他のハードウェア資源を含む、コンピュータとして実装される。CPUとしては、より具体的には、例えば、PENTIUM(登録商標)〜PENTIUM IV(登録商標)、CORE(登録商標)シリーズ、CORE iシリーズ、XEON(登録商標)、PENTIUM(登録商標)互換CPU、POWER PC(登録商標)、MIPSなどを挙げることができる。
また、使用するオペレーティング・システム(OS)としては、Windows(登録商標)、Windows(登録商標)200X Server、UNIX(登録商標)、AIX(登録商標)、LINUX(登録商標)またはそれ以外の適切なOSを挙げることができる。さらに、サーバ106は、上述したOS上で動作する、C++、Visual C++、VisualBasic、Java(登録商標)、Perl、Ruby、PHPなどオブジェクト指向またはC言語など、レガシープログラミングのプログラミング言語により記述されたアプリケーション・プログラムを格納し、実行する。
また、本実施形態で使用される端末装置103も、ハードウェア資源の処理能力は異なるものの、サーバ106と同様の構成を採用するコンピュータとして実装することができる。
図2は、本実施形態の画像処理装置101のハードウェア構成200を示す。画像処理装置101は、本実施形態では、コンピュータと同様の構成を備える制御部220を含んで構成される。画像処理装置101は、システムバス206により相互接続されたCPU201、RAM202、ROM203、表示装置204および通信装置205を含んで構成することができる。さらに、システムバス206には、PCI、PCIExpressなどのバスブリッジを介してI/Oバス207が接続されている。また、I/Oバス207には、適切なプロトコルを介して、キーボード、マウスなどの入力装置208、HDDといった記憶装置209およびDVDドライブなどの外付ドライブ210が接続されている。外付ドライブ210は、それぞれ入力装置208、記憶装置209、CPU201との通信を可能としている。
画像処理装置101が使用するCPUとしては、より具体的には、例えば、PENTIUM(登録商標)〜PENTIUM IV(登録商標)、ATOM(登録商標)、PENTIUM(登録商標)互換CPU、POWER PC(登録商標)、MIPSなどを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
使用するオペレーティング・システム(OS)としては、MacOS(商標)、Windows(登録商標)、CHROME(登録商標)、ANDROID(登録商標)、Windows(登録商標)200X Server、UNIX(登録商標)、AIX(登録商標)、LINUX(登録商標)またはそれ以外の適切なOSを挙げることができる。さらに、画像処理装置101は、上述したOS上で動作する、C、C++、Visual C++、VisualBasic、Java(登録商標)、Perl、Rubyなどのプログラミング言語により記述されたアプリケーション・プログラムを格納し、実行することができる。
図3は、本実施形態の画像処理装置101の機能ブロック300を示す。画像処理装置101の図3に示した機能ブロック300は、図2に示した画像処理装置のハードウェア資源を使用して、画像処理装置101がプログラムをRAMに読み込んでプログラムを実行し、画像処理装置101上に実現される。
画像処理装置101は、通信制御部301と、接続先情報管理部303と、機器制御部304とを含んでいる。通信制御部301は、指定されたプロトコルを使用して通信パケットを作成し、IPv4またはIPv6といったプロトコルで、TCP/IPプロトコルを使用してLAN110へと通信パケットを送出する。
接続先情報管理部303は、クラウド・サービスを提供するためのサーバ106のそれぞれの接続先情報、具体的には、IPアドレスを格納しており、本実施形態における接続先情報管理手段として機能する。接続先情報管理部303は、画像処理装置101が各サーバ106に接続することを可能としている。また、機器制御部304は、本実施形態における機器制御手段を構成し、画像処理装置101の全体の制御を行う機能を提供する。さらに画像処理装置101は、ネットワーク設定情報管理部302と、本実施形態における操作制御手段として機能する操作制御部305と、操作部306とを含んでいる。ネットワーク設定情報管理部302は、本実施形態における設定情報管理手段として機能する。
ネットワーク設定情報管理部302は、画像処理装置101が、ネットワーク105に接続しようとする際に必要なネットワーク接続情報を、可能性のあるリストまたはテーブルの集合として保管する。ネットワーク設定情報管理部302は、画像処理装置101がネットワーク設定情報を保有せずネットワーク105に接続しようとする場合に機能する。この際、ネットワーク設定情報管理部302は、ネットワーク設定情報のリストを、可能性の高い順に通信制御部301に提供する。操作部306は、操作制御部305からの指示を受けて、ユーザに対する指示を促すための画面表示を生成し、ユーザに提示する機能を備えている。
通信制御部301は、ネットワーク設定情報管理部302から取得した第1のネットワーク設定情報を取得する。そして、情報当該情報および接続先情報管理部303からのIPアドレスを使用して、通信パケットを作成し、当該通信パケットをLAN110に宛てて送出する。通信パケットは、LA110、プロキシ・サーバ102を介してネットワーク105へと送出され、クラウド・サービスを提供するためのサーバ106に送付される。ここで、画像処理装置101が送出する通信パケットは、通信環境および該当するサーバ106の通信条件を満たすとは限らない。この場合、宛先とされたいずれかのサーバ106は、例えばHTTPプロトコルを使用する場合、特定のエラーコード、例えばHTTP400、HTTP500などを返す。
通信制御部304は、宛先とされたサーバ106からのレスポンスを解析し、レスポンスが無い場合、またはサーバ106からのエラーコードが返された場合、第2のネットワーク設定情報を取得する。通信制御部304は、その後、取得した第2のネットワーク設定情報を使用してサーバ106へのアクセスを試みる。この段階で、サーバ106から肯定的なレスポンスが返された場合、使用したネットワーク設定情報を、不揮発性記憶手段に格納し、以後、画像処理装置101が初期化されるか、またはネットワーク構成が変更されるまで、画像処理装置101が使用する。
以上の処理を行うことで、ユーザが画像処理装置101に対して直接ネットワーク情報を設定することや、都度サービスマンを呼ぶことなく、効率的にネットワーク接続が可能とされる。
図4は、本実施形態の画像処理装置101が実行するプロセスのシーケンス図である。シーケンスは、シーケンスP1で、機器制御部304に対してユーザが画像処理装置101に対してネットワーク105を介したクラウド・サービスへの接続を指示することから開始する。機器制御部304は、シーケンスP2で、ネットワーク設定情報管理部302に対してネットワーク設定を行うように指示すると共に、シーケンスP3で通信制御部301に対してクラウドへの接続を要求する。
通信制御部301は、クラウドへの接続要求を受領すると、シーケンスP4で接続先情報管理部303に対して接続先情報を要求し、接続先アドレスを取得する。通信制御部301は、シーケンスP5でネットワーク設定情報管理部302からのネットワーク設定情報を要求し、取得したネットワーク設定情報を使用してネットワーク設定を行う。
その後、通信制御部301は、シーケンスP6で、イーサネット・通信手段や無線通信手段といった通信I/Fに対して通信パケットを送信して接続処理を依頼する。通信I/Fは、イーサネット通信手段や無線通信手段として構成され、通信パケットを、LAN110を介して送付し、そのリプライを待機する。説明する実施形態では、このときのネットワーク設定情報は不適合で、ネットワークを介して通信I/Fは、無応答またはエラー通知を受領したものとする。通信I/Fは、シーケンスP7で通信制御部301に対して応答パケットを渡し、接続NGを通知する。通信制御部301は、シーケンスP8で、機器制御部304に対して接続NGを通知する。当該通知を受領した通信制御部301は、機器制御部304に対して接続NGだったことを報告し、シーケンスP9で、再度、ネットワーク設定をリトライするように指示する。また、機器制御部は、シーケンスP10で通信制御部301に対してクラウドへの再度の接続要求を発行するように指示する。
通信制御部301は、クラウドへの再接続要求を受領すると、シーケンスP11で接続先情報管理部303に対して接続先情報を要求し、接続先アドレスを取得する。通信制御部301は、シーケンスP12でネットワーク設定情報管理部302にネットワーク設定情報を要求し、取得したネットワーク設定情報を使用してネットワーク設定を行う。
その後、通信制御部301は、シーケンスP13で、通信I/Fに対して通信パケットを送信して接続処理を依頼する。通信I/Fは、通信パケットを、LAN110を介して送付し、そのリプライを待機する。説明する実施形態では、このときのネットワーク設定情報は適合し、目的とするサーバ106に接続できたものとする。
その後、画像処理装置101は、成功したネットワーク設定情報を不揮発性記憶手段に格納し、以後、当該接続先へのアクセスのために使用する。以上の処理を画像処理装置101が実行するため、画像処理装置101のユーザは、複雑な設定を行うこと無く、またサービスマンを呼ぶなどの手間を要すること無く、目的とするクラウド・サービスを受けることが可能となる。
図5は、画像処理装置101がユーザに対して表示する画面表示の実施形態を示す。図5に示す画面表示501は、ユーザに対してクラウドへの接続を可能とする画面表示である。ユーザは、画面表示501の「開始する」フィールドにタッチすることで、クラウド・サービスへの接続を指令する。画面表示502は、画像処理装置101が、各種のネットワーク接続情報をトライアルしている期間中に表示される表示画面である。
画像処理装置101が、クラウド・サービスへの接続に成功すると、画面表示503が表示される。画面表示503は、ログインボタン、クラウド・サービスのための認証コード入力ボタン「PIN」などが表示されている。併せて、他の情報を取得させるための2次元コードや各種設定を行うためのボタン・アイコンなども表示されている。以上の画面表示をユーザに提示することにより、ユーザに対して画像処理装置101の処理ステップを通知し、ユーザに対して安心感を与えることができる。
図6は、本実施形態で設定されるネットワーク設定情報の実施形態であるリスト600である。本実施形態で設定されるネットワーク情報は、OSI基本参照モデルにおける、アプリケーション層、トランスポート層、ネットワーク層、およびリンク/物理層の各階層のプロトコルを含む。例えばアプリケーション層では、DHCPサービスの使用の有無、DNSサービスの使用の有無、プロキシサービスの使用の有無などを設定することができる。
そして、それぞれのパラメータに対して設定値が、「有効」または「無効」を示す値として設定されている。この他、アプリケーション層のパラメータとしては、HTTPプロトコルのために使用するポート番号、FTPプロトコルのために使用するポート番号、SMTPのためのポート番号、POPのためのポート番号など、図6に示す以外の設定情報も含まれる。
また、トランスポート層では、TCPプロトコルの有効無効、ポート番号、UDPプロトコルの有効無効、ポート番号を含む。また、ネットワーク層では、接続に使用するプロトコル・スイートの設定、およびリンク/物理層では、接続プロトコルの設定、トンネリング、すなわちVPNのための設定、物理媒体の設定などを含んでいる。
これらのパラメータは単に説明のための例示であり、本実施形態では他の、接続に要するパラメータを必要に応じて設定することができる。また、リスト600の形式で異なる設定を含む第2のリストが可能性の有る限り用意されてイル。画像処理装置101は、接続に成功するまで、異なるリスト600を使用して接続をトライアルする。
図7は、本実施形態において、画像処理装置101に対してネットワーク接続が物理的に確立されていない場合の画像処理装置101の処理シーケンスを示す。ネットワーク接続が物理的に確立していないとは、技術的にイーサネット(登録商標)ケーブルが接続されていない、無線LANのアクセスポイントのハンドシェイクが確立されていないなどの物理層レベルでの不具合を意味する。
図7に示した実施形態のうち、図4のシーケンスと相違する箇所は、ボックス700内のシーケンスであり、他のシーケンスは同一であるため、ボックス700内のシーケンスを説明し、他のシーケンスは、説明の便宜上省略する。機器制御部304は、ユーザからのクラウドへの接続指示が有ると、シーケンスP21でネットワーク接続チェックを行う。ネットワーク接続チェックは、例えば既知のアドレスに対する、ARPプロトコルまたはPING−ICPMプロトコルによる通信をトライアルすることによって行うことができ、これらのプロトコル手段または同等の機能を有する手段が本実施形態における通知手段を提供する。
説明する実施形態の場合、シーケンス21の結果、通信の物理媒体が確立されていないため、接続失敗通知が機器制御部304に送付される。機器制御部304は、シーケンスP22でユーザに対する接続誘導画面の表示を、操作制御部305に要求する。操作制御部305は、操作部306に対してシーケンスP23で接続確立を促すための画面表示の生成を指令する。
ユーザは当該画面表示を認識すると、イーサネット・ケーブルを接続したり、無線LANアクセスポイントとのハンドシェイクを行ったり、無線LANアクセスポイントの状態を確認するなどして、ネットワークへの物理的接続を行う。完了した後、シーケンスP24で接続完了指示を機器制御部304に送付して、以後、図4と同様の処理を行い、クラウド・サービスへの接続を可能とする。
図8は、図7のシーケンスに従って画像処理装置101の操作部306が表示する画面表示の実施形態800を示す。図8に示した実施形態では、ユーザがクラウドへの接続を画面表示801から指令した場合、画像処理装置101は、接続確認手続を行う。接続確認手続が失敗したら、画像処理装置101は、画面表示802を操作部306から表示させ、ユーザに対してネットワーク接続に不具合が有ることを通知する。ユーザがネットワークに対する物理接続を確立したら、ユーザは、画面表示802の「次へ」ボタンをタッチする。当該タッチは、機器制御部304に対する接続完了指示を生成する。その後、画像処理装置101は、画面表示803、804を表示させ、ユーザによる効率的にクラウド・サービスを提供することを可能としている。
図9は、本実施形態の第3の実施形態のシーケンスを示す。図9に示した実施形態は、接続先の国が異なる場合の設定処理、すなわち設定条件を変更する際の実施形態である。この場合、ユーザは、シーケンスP40で画像処理装置101に対して接続する国を選択する指示を発行する。機器制御部304は、シーケンスP41で接続先情報を更新する指示を接続先情報管理部303に発行する。
その後、ユーザは連続してシーケンスP42でクラウドへの接続開始を指令する。当該指令を受領した機器制御部は、シーケンスP43でネットワーク設定指令をネットワーク設定情報管理部302に発行し、以後、図4で説明した処理を反復し、ユーザを、クラウド・サービスへと知識上の障壁無く誘導することが可能となる。
図10は、本実施形態で国を変更する際に、参照される接続先情報1000の実施形態を示す。国情報は、日本、アメリカ、イギリス、フランスなどドメイン名の末尾ごとに設定されており、ユーザから接続する国が指定されると、該当する国の分類されたネットワーク・アドレスから、所望するクラウド・サービスを提供するネットワーク・アドレスを以後の処理で選択することを可能としている。
図11は、図9のシーケンスに従って画像処理装置101の操作部306が表示する画面表示の実施形態1100を示す。図8に示した実施形態では、ユーザがクラウドへの接続を画面表示1101から指令した場合、画像処理装置101は、接続先の国情報を変更するための画面表示1102を表示させ、ユーザに接続先の国を選択させる。画面表示1102が、本実施形態における国選択画面に相当する。画像処理装置101は、接続する国が変更されると、適切な記憶手段に格納されている国リストを読み出し、画面表示1103を操作部306から表示させる。その後、画像処理装置101は、画面表示803、804を表示させ、ユーザによる効率的にクラウド・サービスを提供することを可能としている。
図12は、本実施形態の第3の実施形態のシーケンス図を示す。図12の実施形態では、例えば、IPアドレスといったプロトコル・スイートおよびプロキシの設定など、ユーザの所属する組織で、予めすでに設定されている情報がある場合などに好ましく適用できる実施形態である。図12のシーケンスは、P60でユーザがネットワーク設定を機器制御部304に対して発行する。機器制御部304は、P61で指定されたネットワーク設定情報をネットワーク設定情報管理部302に通知する。その後、ユーザは、シーケンスP62でクラウドへの接続開始を、機器制御部304に通知する。機器制御部304は、シーケンスP63で通信制御部301に対してクラウドへの接続要求を発行する。
通信制御部301およびネットワーク設定情報管理部302は、シーケンスP64〜P66で、ユーザをクラウド・サービスへと誘導することを可能としている。なお、P65のネットワーク設定情報取得の際、ネットワーク設定情報管理部302は、指定された設定情報が同一のネットワーク設定情報を通信制御部に渡すため、効率的にクラウド・サービスへの接続を誘導できる。
図13は、図12の実施形態において操作部306が表示する画面表示の実施形態を示す。図13に示した画面表示は、画面表示1302および画面表示1305が追加されており、画面表示1302では、ユーザに対してネットワーク設定を可能とするボタンが表示されている。ユーザは、画面表示1302で「接続する」フィールドにタッチすることで、図4で説明したと同様の処理を画像処理装置101に対して指示できる。
一方、ユーザが画面表示1032で「ネットワーク設定」のボタンをタッチすると、新たな画面表示1305が表示される。画面表示1305では、ユーザサイドですでに確定されているIPバージョン情報や、プロキシ・サーバのIPアドレスおよびポート番号などを設定可能とする。設定が終わった後、ユーザは、「OK」ボタンにタッチすると、画像処理装置101は、画面表示1303を表示し、図4のシーケンスに従ってクラウド・サービスへの接続を確立させている。
図14は、図6に示したネットワーク設定項目および設定値を詳細に示したリスト1400の実施形態である。図14に示すように、各設定値には、有効無効を設定する他、数値情報を設定する必要がある項目が存在する。これらの情報は、ネットワーク専門家と言うわけではないユーザが、設定操作にパーソナル・コンピュータとは異なる特有の操作が必要とされる画像処理装置101において設定することは、相当に心理的障壁が高いものと言うことができる。
本実施形態では、これらの情報を、画像処理装置101が、可能性の高い順に選択し、ユーザをクラウド・サービスへと誘導させることが可能となる。このため、ユーザは、クラウド・サービスを併用して、画像処理装置101の機能をさらに有効に使用することが可能となる。また、ユーザに対する心理的負担およびベンダにおいてはサービスマンの派遣回数も低減でき、ユーザおよびベンダ双方において効率的なクラウド・サービスの利用を図ることが可能となる。
なお、図14において、図13に示した実施形態で指定される値は、IPバージョン、プロキシの使用、プロキシ・アドレス、ポート番号となるが、本実施形態では、それ以外にもユーザ側で固有に設定しなければならない値を予めマニュアルで設定させておき、それ以外の情報を自動取得する形態として実装することもでき、上述した実施形態に限定されるものではない。
これまで本発明を、実施形態をもって説明してきたが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100 :情報処理システム
101 :画像処理装置
102 :サーバ
103 :端末装置
105 :ネットワーク
106 :サーバ
200 :ハードウェア構成
201 :CPU
202 :RAM
203 :ROM
204 :表示装置
205 :通信装置
206 :システムバス
207 :I/Oバス
208 :入力装置
209 :記憶装置
210 :外付ドライブ
220 :制御部
300 :機能ブロック
301 :通信制御部
302 :ネットワーク設定情報管理部
303 :接続先情報管理部
304 :機器制御部
305 :操作制御部
306 :操作部
特開2006‐289690号公報

Claims (9)

  1. ネットワークを介して、クラウド・サービスに接続する情報処理装置であって、前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置が前記クラウド・サービスに接続するためのネットワーク設定情報を、接続が成功する可能性とともに管理する、設定情報管理手段と、
    前記クラウド・サービスに接続するための接続先情報を管理する接続先情報管理手段と、
    ユーザから、前記クラウド・サービスへの接続の指示を受け付けると、前記接続先情報管理手段から前記接続先情報を、前記設定情報管理手段から接続が成功する可能性の高い順に前記ネットワーク設定情報をそれぞれ取得し、取得した前記接続先情報および前記ネットワーク設定情報を用いて前記クラウド・サービスへの接続を行う通信制御手段と
    を含む、情報処理装置。
  2. 前記接続先情報管理手段は、前記ユーザから国を選択する指示を受け付けると、前記接続先情報管理手段で管理される前記接続先情報を、選択された国の国情報に基づいて更新する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザに対して接続確立を促すための画面表示を生成する操作制御手段をさらに備える、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信制御手段は、前記クラウド・サービスへの接続に失敗した場合、接続する可能性が次に高いネットワーク設定情報を用いて接続を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記通信制御手段は、前記クラウド・サービスへの接続が成功するまで接続を繰り返す、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、前記クラウド・サービスを使用して前記情報処理装置の提供する機能を拡張する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記クラウド・サービスへの接続が成功した場合、成功した前記ネットワーク設定情報を記憶する記憶手段をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. クラウド・サービスに接続するためのネットワーク設定情報を、接続が成功する可能性とともに管理すると共に、前記クラウド・サービスに接続するための接続先情報を管理する情報処理装置が、ネットワークを介して、前記クラウド・サービスに接続するための装置実行可能な方法であって、前記方法は、
    ーザから、前記クラウド・サービスへの接続の指示を受け付けると、前記接続先情報と、接続が成功する可能性の高い順に前記ネットワーク設定情報とを取得し、取得した前記接続先情報および前記ネットワーク設定情報を用いて前記クラウド・サービスへの接続を行うステッ
    を含む、方法。
  9. クラウド・サービスに接続するためのネットワーク設定情報を、接続が成功する可能性とともに管理すると共に、前記クラウド・サービスに接続するための接続先情報を管理する情報処理装置が、ネットワークを介して、前記クラウド・サービスに接続するための装置実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、情報処理装置を、
    ーザから、前記クラウド・サービスへの接続の指示を受け付けると、前記接続先情報と、接続が成功する可能性の高い順に前記ネットワーク設定情報とを取得し、取得した前記接続先情報および前記ネットワーク設定情報を用いて前記クラウド・サービスへの接続を行う手段
    として機能させる、プログラム。
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