JP6879155B2 - 通信装置及び端末装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、通信装置が親局として動作する無線ネットワークに外部装置を子局として参加させる技術を開示する。
特許文献1には、MFP(Multi-Function Peripheralの略)と携帯端末とを備える通信システムが開示されている。MFPは、携帯端末からNFC(Near Field Communicationの略)情報を受信する場合に、MFPが親局として動作する無線ネットワークで利用される無線設定を携帯端末に送信する。これにより、携帯端末は、当該無線設定を利用して、MFPとの無線接続を確立して、無線ネットワークに子局として参加することができる。
特開2013−214803号公報
通常、通信装置では、通信装置が親局として動作する無線ネットワークに子局として参加可能な子局の数の上限である上限子局数が決められている。通信装置は、無線ネットワークに現在参加している子局の数が上限子局数に一致する状況において、他の装置を無線ネットワークに子局として参加させることができない。
本明細書では、無線ネットワークに現在参加している子局の数が上限子局数に一致する状況において、当該無線ネットワークに参加する必要性が高い装置が当該無線ネットワークに参加可能な技術を提供する。
本明細書によって開示される通信装置は、第1の無線インタフェースと、前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークに現在参加している子局の数である参加子局数が、前記無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数未満である状況において、第1の外部装置から所定文字列を含む第1の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第1の確立部と、前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、第2の外部装置から前記所定文字列を含まない第2の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置との無線接続を確立して、前記第2の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第2の確立部と、前記上限子局数として第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記通信装置に設定する第1の設定部であって、前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信される場合に、前記上限子局数として前記第1の値が維持される、前記第1の設定部と、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第3の確立部であって、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値が維持される場合に、前記第2の外部装置との無線接続は確立されない、前記第3の確立部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、通信装置は、上限子局数として第1の値が通信装置に設定されており、かつ、参加子局数が第1の値に一致している状況において、第1の外部装置から所定情報を含む第1の信号を受信する場合に、上限子局数として第1の値に代えて第2の値を設定する。そして、通信装置は、第1の外部装置との無線接続を確立して、第1の外部装置を無線ネットワークの子局として参加させる。従って、通信装置は、例えば、第1の外部装置が無線ネットワークに参加する必要性が高い装置である場合に、参加子局数が第1の値に一致している状況であっても、第1の外部装置を無線ネットワークに子局として参加させることができる。
本明細書によって開示される通信装置は、第1の無線インタフェースと、前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークに現在参加している子局の数である参加子局数が、前記無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数未満である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、第1の外部装置から第1の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第1の確立部と、前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から第2の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置との無線接続を確立して、前記第2の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第2の確立部と、前記上限子局数として第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記通信装置に設定する第1の設定部であって、前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信される場合に、前記上限子局数として前記第1の値が維持される、前記第1の設定部と、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第3の確立部であって、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値が維持される場合に、前記第2の外部装置との無線接続は確立されない、前記第3の確立部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、通信装置は、上限子局数として第1の値が設定されており、かつ、参加子局数が第1の値に一致している状況において、第2の無線インタフェースを介して第1の外部装置から第1の信号を受信する場合に、上限子局数として第1の値に代えて第2の値を設定する。そして、通信装置は、第1の外部装置との無線接続を確立して、第1の外部装置を無線ネットワークの子局として参加させる。従って、通信装置は、例えば、第1の外部装置が無線ネットワークに参加する必要性が高い装置である場合に、参加子局数が第1の値に一致している状況であっても、第1の外部装置を無線ネットワークに子局として参加させることができる。
本明細書では、さらに、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記端末装置は、第1の無線インタフェースと、前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと、コンピュータと、を備えてもよい。前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、前記第2の無線インタフェースを介して、前記通信装置から、前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークのSSID(Service Set Identifierの略)である対象SSIDを受信する受信部と、前記対象SSIDが受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記対象SSIDと所定文字列とを含む所定信号を前記通信装置に送信する送信部であって、前記所定文字列は、前記無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数として、第1の値に代えて、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記通信装置に設定するための文字列である、前記送信部と、前記所定信号が前記通信装置に送信された後に、前記無線ネットワークに子局として参加するための指示を前記第1の無線インタフェースに供給する供給部と、として機能させてもよい。
上記の構成によると、端末装置は、第2の無線インタフェースを介して、通信装置から対象SSIDを受信する場合に、第1の無線インタフェースを介して、対象SSIDと所定文字列とを含む所定信号を通信装置に送信する。これにより、無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数として第1の値に代えて第2の値を通信装置に設定することができる。このために、端末装置は、無線ネットワークに現在参加している子局の数が上限子局数(即ち第1の値)に一致する状況であっても、無線ネットワークに参加することができる。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。上記のコンピュータプログラムによって実現される端末装置そのもの、及び、端末装置の制御方法も、新規で有用である。上記の通信装置と他の装置(例えば、第1及び第2の外部装置、端末装置)を備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 プリンタ10と携帯端末200A又は200Bとの間にWi−Fi接続が確立されるケースAのシーケンス図を示す。 プリンタ10と携帯端末200Cとの間にWi−Fi接続が確立されないケースB1のシーケンス図を示す。 プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースB2のシーケンス図を示す。 プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースCのシーケンス図を示す。 プリンタ10の子局MAX情報が変更されるケースDのシーケンス図を示す。 第2実施例において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースEのシーケンス図を示す。 第3実施例において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースFのシーケンス図を示す。 第3実施例において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースGのシーケンス図を示す。 第4実施例において、プリンタ10と携帯端末200A又は200Bとの間にWi−Fi接続が確立されるケースH1のシーケンス図を示す。 第4実施例において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースH2のシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、プリンタ10と、複数個の携帯端末100A、100B、200A〜200Cと、PC300と、を備える。プリンタ10及び各携帯端末100A等は、Wi−Fi方式に従った無線通信であるWi−Fi通信を相互に実行可能であると共に、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信であるNFC通信を相互に実行可能である。プリンタ10とPC300とは、有線通信を相互に実行可能である。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えばPC300等の周辺装置)である。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、Wi−Fiインタフェース(以下ではインタフェースを「I/F」と記載する)20と、有線I/F26と、NFCI/F28と、制御部30と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部14は、操作部としても機能する。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。
Wi−FiI/F20は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers、 Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に基づく無線通信方式である。Wi−FiI/F20は、特に、Wi−Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.5」に記述されている無線通信方式である。
プリンタ10は、WFD方式のGroup Owner状態、Client状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態で動作することができる。以下では、Group Owner、Clientのことを、それぞれ、「G/O」、「CL」と記載する。プリンタ10がG/O状態で動作する場合には、プリンタ10は、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDネットワーク(以下では「WFDNW」と記載する)を形成する。そして、プリンタ10は、外部装置とのWi−Fi接続を確立して、外部装置をWFDNWに子局(例えばCL)として参加させることができる。プリンタ10が親局として動作するWFDNWに参加可能な子局の数の上限である上限子局数は、プリンタ10のスペック(即ち処理能力)によって予め決められており、本実施例では「3」である。ただし、本実施例では、プリンタ10は、状況に応じて上限子局数の値を変える。プリンタ10は、プリンタ10のスペックに応じた「3」を上限子局数として設定することもあるし、「3」より小さい値(例えば「1」又は「2」)を上限子局数として設定することもある。ただし、プリンタ10は、上限子局数がプリンタ10のスペックを越えるのを避けるために、上限子局数として「4」以上の値を採用しない。以下では、プリンタ10のスペックに応じて決定された「3」のことを能力上限数と呼ぶ。
上述したように、プリンタ10は、上限子局数として能力上限数(即ち「3」)よりも小さい値(例えば「2」)を設定することができる。そして、プリンタ10は、上限子局数として能力上限数よりも小さい値を設定しており、かつ、上限子局数に一致する数の子局が存在する状況において、基本的には、外部装置をWFDNWに子局として参加させない。ただし、プリンタ10は、予め決められた条件が満たされる場合には、上限子局数を増加させて、外部装置をWFDNWに子局として参加させる。これにより、WFDNWに参加する必要性が高い外部装置がWFDNWに適切に参加することができる。
また、外部装置がG/O状態で動作してWFDNWを形成している場合には、プリンタ10は、外部装置とのWi−Fi接続を確立して、WFDNWにCLとして参加することができる。デバイス状態は、G/O状態及びCL状態のどちらでもない状態である。
Wi−FiI/F20は、メモリ22を備える。メモリ22は、上限子局数を示す子局MAX情報24を記憶する。子局MAX情報24としては、1以上3(即ち能力上限数)以下のいずれかの値が設定される。
有線I/F26には、有線ケーブルの一端が接続される。有線ケーブルの他端は、PC300に接続されている。
NFCI/F28は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC14443、15693、18092などの国際標準規格に基づく無線通信方式である。
次いで、Wi−FiI/F20とNFCI/F28との間の相違点を説明しておく。Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信の通信速度(例えば最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F28を介したNFC通信の通信速度(例えば最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)は、NFCI/F28を介したNFC通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約100m)は、NFCI/F28を介したNFC通信を実行可能な最大の距離(例えば最大で約10cm)よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。また、メモリ34は、上限子局数を示す子局MAX情報38を記憶する。
(携帯端末100Aの構成)
携帯端末100Aは、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末100Aは、操作部112と、表示部114と、Wi−FiI/F120と、NFCI/F122と、制御部130と、を備える。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示を携帯端末100Aに入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部114は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部114は、操作部としても機能する。Wi−FiI/F120、NFCI/F122は、それぞれ、プリンタ10のWi−FiI/F20、NFCI/F28と同様である。
制御部130は、CPU132と、メモリ134と、を備える。CPU132は、メモリ134に格納されているOS(Operation Systemの略)ソフトウェア136に従って、様々な処理を実行する。OSソフトウェア136は、携帯端末100Aの種々の基本的な動作を制御するためのソフトウェアである。また、メモリ134は、プリンタアプリケーション140を格納する。プリンタアプリケーション140は、プリンタ10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末100Aにインストールされる。プリンタアプリケーション140は、携帯端末100Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続を確立させ、当該Wi−Fi接続を利用して、印刷対象の画像を表わすデータをプリンタ10に送信するためのアプリケーションである。以下では、プリンタアプリケーション140のことを「アプリ140」と呼ぶ。
携帯端末100Bは、携帯端末100Aと同様の構成を備える。また、携帯端末200A〜200Cは、アプリ140を備えていない点を除いて、携帯端末100Aと同様の構成を備える。
(各デバイス10、100A等によって実行される処理;図2〜図6)
図2〜図6を参照して、各デバイス10、100A等によって実行される処理について説明する。各図において、太線の矢印はNFCI/F(例えば28、122)を介したNFC通信を示し、細線の矢印はWi−FiI/F(例えば20、120)を介したWi−Fi通信を示す。以下では、通信を説明する際に、特に説明の必要がなければ、「NFCI/Fを介して(又はWi−FiI/Fを介して)」という記載を省略する。また、以下では、各デバイス10、100A等のCPU32、132によって実行される処理を説明する際に、CPUを主体として説明することもあるし、特に説明の必要がなければ、CPUではなくデバイス(例えばプリンタ10)を主体として説明することもある。
(ケースA;図2)
ケースAでは、まず、プリンタ10と携帯端末200Aとの間にWi−Fi接続が確立され、次いで、プリンタ10と携帯端末200Bとの間にWi−Fi接続が確立される。ケースAの初期状態では、プリンタ10はデバイス状態で動作している。
T10において、ユーザによって移行操作がプリンタ10の操作部12に実行されると、T12において、プリンタ10は、デバイス状態からG/O状態に移行する。この段階では、プリンタ10が親局(即ちG/O)として動作するWFDNWに参加している子局の数である参加子局数はゼロである。T12では、プリンタ10は、さらに、子局MAX情報24、38として「2」を設定する。具体的には、プリンタ10のCPU32は、メモリ34内に子局MAX情報38として「2」を記憶させ、さらに、上限子局数として「2」を示す指示をWi−FiI/F20に供給する。これにより、Wi−FiI/F20は、当該指示に応じて、子局MAX情報24として「2」を記憶する。T12では、プリンタ10は、さらに、WFDNWで利用されるべき無線設定情報(即ち、SSID(Service Set Identifierの略)「YYY1」、パスワード「PPP1」等)を生成する。
T14において、プリンタ10のWi−FiI/F20は、ビーコン信号を定期的に送信することを開始する。ビーコン信号は、プリンタ10が親局で動作する場合に、親局の存在を周囲の機器に報知するための信号である。この段階では、Wi−FiI/F20は、参加子局数がゼロであり、かつ、子局MAX情報24が「2」であるので、参加子局数が上限子局数未満であると判断する。この場合、Wi−FiI/F20は、参加子局数が上限子局数に一致していることを示すMAX通知を含まないビーコン信号を送信する。
T20において、ユーザが携帯端末200Aをプリンタ10に近づけると、T22において、プリンタ10のNFCI/F28と携帯端末200AのNFCI/F(図示省略)との間にNFCリンクが確立される。
プリンタ10は、T24において、確立済みのNFCリンクを利用して、SSID「YYY1」及びパスワード「PPP1」を含むNFC信号を携帯端末200Aに送信する。
携帯端末200Aは、T24において、プリンタ10からNFC信号を受信すると、T30において、ブロードキャストによってProbe要求を送信する。Probe要求は、SSIDが記述されるべき領域(以下では「SSID領域」と呼ぶ)を含む。T30で送信されるProbe要求のSSID領域は、SSID「YYY1」を含まない。
プリンタ10は、T30において、携帯端末200AからProbe要求を受信すると、T32において、SSID「YYY1」を含むProbe応答を携帯端末200Aに送信する。
携帯端末200Aは、T32において、プリンタ10からProbe応答を受信すると、当該Probe応答に含まれるSSID「YYY1」が受信済みのNFC信号に含まれるSSID「YYY1」に一致すると判断し、当該Probe応答の送信元のプリンタ10が接続対象であることを認識する。そして、携帯端末200Aは、T34において、SSID「YYY1」が記述されているSSID領域を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T34において、携帯端末200AからProbe要求を受信すると、T36において、SSID「YYY1」を含むProbe応答を携帯端末200Aに送信する。
T40において、プリンタ10と携帯端末200Aとの間で接続処理が実行される。具体的には、携帯端末200Aは、プリンタ10からSSID「YYY1」及びパスワード「PPP1」を含む無線設定情報を受信する。そして、プリンタ10と携帯端末200Aの間で無線設定情報を利用した認証のための通信(例えば4-way Handshake等)が実行され、この結果、プリンタ10と携帯端末200Aとの間にWi−Fi接続が確立される。これにより、プリンタ10は、携帯端末200AをWFDNWに子局として参加させる。この結果、WFDNWの参加子局数は「1」となる。
その後、T50において、ユーザが携帯端末200Bをプリンタ10に近づける。T52〜T70は、T22〜T40と同様である。これにより、プリンタ10と携帯端末200Bとの間にWi−Fi接続が確立され、プリンタ10は、携帯端末200BをWFDNWに子局として参加させる。この結果、WFDNWの参加子局数が「2」となる。従って、プリンタ10のWi−FiI/F20は、参加子局数が「2」であり、かつ、子局MAX情報24が「2」であるので、参加子局数が上限子局数に一致していると判断する。この場合、Wi−FiI/F20は、T72において、MAX通知を含まないビーコン信号に代えて、MAX通知を含むビーコン信号を送信することを開始する。
(ケースB1;図3)
続いて、図3を参照して、図2のケースAの続きであるケースB1を説明する。ケースB1では、アプリ140を有さない携帯端末200Cがプリンタ10とのWi−Fi接続を確立することを試みる。ただし、WFDNWの参加子局数が上限子局数(即ち「2」)に一致しているので、携帯端末200Cはプリンタ10とのWi−Fi接続を確立することができない。
T120〜T132は、図2のT20〜T32と同様である。携帯端末200Cは、T134において、プリンタ10からMAX通知を含むビーコン信号を受信する。この場合、携帯端末200Cは、プリンタ10とのWi−Fi接続を確立することができないと判断し、SSID「YYY1」を含むProbe要求(図2のT34、T64参照)をプリンタ10に送信しない。このため、プリンタ10と携帯端末200Cとの間で接続処理(図2のT40、T70参照)が実行されず、この結果、プリンタ10は、携帯端末200CをWFDNWに子局として参加させない。
(ケースB2;図4)
続いて、図4を参照して、図2のケースAの続きであるケースB2を説明する。ケースB2では、アプリ140を有する携帯端末100Aがプリンタ10とのWi−Fi接続を確立することを試みる。なお、以下では、説明の便宜上、携帯端末100Aがアプリ140に従って実行する処理の主体、携帯端末100AがOSソフトウェア136に従って実行する処理の主体を、それぞれ、「アプリ140」、「OS136」と記載する。
T210〜T214は、図2のT20〜T24と同様である。携帯端末100Aのアプリ140は、T214において、プリンタ10からSSID「YYY1」及びパスワード「PPP1」を受信すると、第1の指示をOS136に供給する。第1の指示は、T214で受信されたSSID「YYY1」と所定文字列「MAXUP」とが記述されているSSID領域を含むProbe要求の送信をOS136に指示するためのコマンドである。所定文字列「MAXUP」は、プリンタ10に上限子局数を増加させるための文字列である。OS136は、アプリ140から第1の指示を取得すると、第2の指示をWi−FiI/F120に供給する。第2の指示は、文字列「YYY1_MAXUP」が記述されているSSID領域を含むProbe要求の送信をWi−FiI/F120に指示するためのコマンドである。Wi−FiI/F120は、OS136から第2の指示を取得すると、T216において、文字列「YYY1_MAXUP」が記述されているSSID領域を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10のWi−FiI/F20は、T216において、携帯端末100AからProbe要求を受信しても、当該Probe要求内のSSID領域が、WFDNWのSSID「YYY1」とは異なる文字列「YYY1_MAXUP」を含むので、当該Probe要求に対するProbe応答を携帯端末100Aに送信しない。また、プリンタ10のCPU32は、T216において、携帯端末100AからProbe要求を受信すると、当該Probe要求内のSSID領域に所定文字列「MAXUP」が記述されていると判断する。この場合、CPU32は、T220において、メモリ34内の子局MAX情報38として「2」に代えて「3」を設定する。次いで、CPU32は、T222において、子局MAX情報24を増加させるための増加指示をWi−FiI/F20に供給する。
プリンタ10のWi−FiI/F20は、T222において、CPU32から増加指示を取得すると、メモリ22内の子局MAX情報24として「2」に代えて「3」を設定する。これにより、参加子局数(即ち「2」)が上限子局数(即ち「3」)未満である状態になる。このため、Wi−FiI/F20は、T230において、MAX通知を含むビーコン信号に代えて、MAX通知を含まないビーコン信号の送信を開始する。これにより、MAX通知を含むビーコン信号が携帯端末100Aで受信されることに起因して、携帯端末100Aがプリンタ10とのWi−Fi接続を確立するための処理(例えば下記のT240以降の処理)が中断することを抑制することができる。
次いで、携帯端末100Aのアプリ140は、T240において、接続要求指示をOS136に供給する。接続要求指示は、ブロードキャストのProbe要求の送信をOS136に指示するためのコマンドと、SSID「YYY1」を含むProbe要求の送信をOS136に指示するためのコマンドと、接続処理の実行をOS136に指示するためのコマンドと、を含む。この場合、OS136は、これらのコマンドをWi−FiI/F120に供給する。この結果、図2のT32〜T40と同様に、T242〜T250が実行されて、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立される。
プリンタ10は、T242〜T250を実行することによって、携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させる。この結果、WFDNWの参加子局数は「3」となる。従って、Wi−FiI/F20は、参加子局数が上限子局数に一致していると判断し、図示省略しているが、MAX通知を含まないビーコン信号に代えて、MAX通知を含むビーコン信号を送信することを開始する。
携帯端末100Aのアプリ140は、T250において、プリンタ10とのWi−Fi接続が確立される場合に、T260において、プリンタ10とのWi−Fi接続を利用して(即ちWFDNWを利用して)、印刷対象の画像を表わす印刷データをプリンタ10に送信する。
プリンタ10のCPU32は、T260において、携帯端末100Aから印刷データを受信すると、T262において、当該印刷データを印刷実行部16に供給して、当該印刷データによって表わされる画像の印刷を印刷実行部16に実行させる。
プリンタ10と携帯端末100Aとの間で印刷データの通信が完了すると、T270において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間のWi−Fi接続が切断される。例えば、プリンタ10は、携帯端末100Aから切断要求を受信することに応じて、切断応答を携帯端末100Aに送信することによって、Wi−Fi接続を切断する。この結果、WFDNWの参加子局数は「2」となる。
プリンタ10のWi−FiI/F20は、携帯端末100AとのWi−Fi接続が切断されると、T272において、携帯端末100AとのWi−Fi接続が切断されたことを示す切断情報をCPU32に供給する。CPU32は、Wi−FiI/F20から切断情報を取得すると、T280において、メモリ34内の子局MAX情報38として「3」に代えて「2」を設定し、T282において、初期化指示をWi−FiI/F20に供給する。初期化指示は、子局MAX情報24を初期値「2」に戻すことをWi−FiI/F20に指示するためのコマンドである。Wi−FiI/F20は、CPU32から初期化指示を取得すると、T284において、メモリ22内の子局MAX情報24として「3」に代えて「2」を設定する。この結果、WFDNWの参加子局数が上限子局数に一致している状態になる。
(ケースA〜ケースB2の効果)
アプリ140を有する携帯端末100Aは、アプリ140を有さない携帯端末200A等よりも、プリンタ10が親局として動作するWFDNWに子局として参加させる必要性が高い装置である。アプリ140が印刷データをプリンタ10に送信するためのアプリケーションだからである。そこで、本実施例では、プリンタ10は、まず、能力上限数「3」よりも小さい「2」を上限子局数として設定しておき(図2のT12)、WFDNWの参加子局数が上限子局数に一致する状況であっても、アプリ140を有する携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させることができる状態にしておく。
プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、かつ、WFDNWの参加子局数が「2」である状況において、携帯端末200Cから所定文字列「MAXUP」を含まないProbe要求を受信する場合(図3のT130)に、上限子局数として「2」を維持し、携帯端末200CとのWi−Fi接続を確立しない。これにより、アプリ140を有する携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させることができる状態が維持される。
一方、プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、かつ、参加子局数が「2」である状況において、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求を受信する場合(図4のT216)に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T220、T224)。そして、プリンタ10は、携帯端末100AとのWi−Fi接続を確立し、携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させる(T250)。このように、プリンタ10は、参加子局数が上限子局数に一致している状況(即ち図4の初期状態の状況)であっても、アプリ140を有する携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させることができる。従って、プリンタ10は、携帯端末100Aから印刷データを受信して、印刷を適切に実行することができる(T262)。
また、プリンタ10は、携帯端末100AとのWi−Fi接続が切断されると、上限子局数として「3」に代えて「2」を設定する(即ち「2」に戻す;T280〜T284)。これにより、能力上限数「3」よりも小さい「2」が上限子局数として設定されるので、WFDNWの参加子局数が上限子局数に一致する状況(即ち図4のT284の後の状況)であっても、携帯端末100AをWFDNWに子局として再び参加させたり、アプリ140を有する携帯端末100BをWFDNWに子局として参加させたりすることができる。
また、アプリ140を有する携帯端末100Aは、プリンタ10から、NFCI/F122を介して、WFDNWのSSID「YYY」を受信する場合(T214)に、Wi−FiI/F120を介して、SSID「YYY1」と所定文字列「MAXUP」とを含むProbe要求をプリンタ10に送信する(T216)。これにより、上限子局数として「2」に代えて「3」をプリンタ10に設定することができる。このために、携帯端末100Aは、参加子局数が上限子局数に一致する状況(即ち図4の初期状態の状況)であっても、WFDNWに子局として参加することができる。
(ケースC;図5)
続いて、図5を参照して、プリンタ10と各携帯端末200A、200Bとの間にWi−Fi接続が確立される前に、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースCを説明する。ケースCの初期状態では、プリンタ10はG/O状態で動作しており、WFDNWの参加子局数はゼロである(即ち図2のT10及びT12が実行済みである)。
ユーザが携帯端末100Aをプリンタ10に近づけると、T312において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にNFCリンクが確立される。T314〜T324は、図4のT214〜T224と同様である。即ち、プリンタ10は、WFDNWの参加子局数(即ちゼロ)が上限子局数(即ち「2」)未満である状況であっても、文字列「YYY1_MAXUP」を含むProbe要求を受信する場合に、子局MAX情報24、38(即ち上限子局数)として「2」に代えて「3」を設定する(T320、T324)。そして、図示省略しているが、図4のT240〜T246と同様の処理が実行され、その後、T330において、プリンタ10と携帯端末200Aとの間で接続処理が実行される。これにより、プリンタ10と携帯端末100Aとの間のWi−Fi接続が確立され、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「1」となる。
T352及びT360は、図2のT22及びT40と同様である。図示省略しているが、図2のT24〜T36と同様の処理も実行される。これにより、プリンタ10と携帯端末200Aとの間のWi−Fi接続が確立され、携帯端末200AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「2」となる。
T382及びT390は、図2のT52及びT70と同様である。図示省略しているが、図2のT54〜T66と同様の処理も実行される。これにより、プリンタ10と携帯端末200Bとの間のWi−Fi接続が確立され、携帯端末200BがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「3」となり、参加子局数が上限子局数に一致する。
(ケースCの効果)
上述したように、プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、かつ、参加子局数が上限子局数未満である状況において、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求を受信する場合(図5のT316)に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T320〜T324)。このため、プリンタ10は、携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させた後に、携帯端末200A及び携帯端末200BのそれぞれをWFDNWに子局として参加させることができる(T360、T390)。このように、プリンタ10は、アプリ140を有する携帯端末100Aと、アプリ140を有さない各携帯端末200A、200Bと、のいずれが先にWFDNWに参加しても(即ち図2及び図4の状況でも図5の状況でも)、アプリ140を有する携帯端末100Aを含む3台の携帯端末100A、200A、200Bの全てをWFDNWに適切に参加させることができる。
(ケースD;図6)
続いて、図6を参照して、PC300からの変更要求に応じて、プリンタ10の上限子局数が変更されるケースDを説明する。ケースDの初期状態では、プリンタ10はG/O状態で動作しており、WFDNWの参加子局数はゼロである(即ち図2のT10及びT12が実行済みである)。
T410において、例えばプリンタ10の管理者によって変更操作がPC300の操作部に実行されると、T412において、PC300は、変更要求をプリンタ10に送信する。変更操作は、プリンタ10の能力上限数(即ち「3」)を越えない範囲で上限子局数を変更するための操作であり、本ケースでは、上限子局数を「2」から「1」に減少するための操作である。なお、管理者が上限子局数を増加させるための変更操作を実行することも可能である。
プリンタ10のCPU32は、T412において、有線I/F26を介して、PC300から変更要求を受信すると、T420において、子局MAX情報38として「2」に代えて「1」を設定する。次いで、CPU32は、T422において、子局MAX情報24の変更を指示するための減少指示をWi−FiI/F20に供給する。Wi−FiI/F20は、T422において、減少指示を取得すると、T424において、子局MAX情報24として「2」に代えて「1」を設定する。なお、本実施例では、PC300からプリンタ10に変更要求が送信される例を説明したが、変形例では、管理者がプリンタ10の操作部12を操作することによって、プリンタ10が変更要求を受け付けてもよい。
T432、T440は、それぞれ、図5のT352、T360と同様である。これにより、プリンタ10と携帯端末200Aとの間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末200AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「1」となり、参加子局数が上限子局数に一致する。
T452は、図5のT382と同様である。この場合、図3のT130〜T134と同様の処理が実行される。ただし、プリンタ10の参加子局数が上限子局数に一致しているので、プリンタ10からMAX通知を含むビーコン信号(図2のT72参照)が送信されている。このために、携帯端末200Bは、SSID「YYY1」を含むProbe要求をプリンタ10に送信しない。この結果、携帯端末200Bとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立されない。
T462は、図5のT312と同様である。この場合、図示省略しているが、アプリ140を有する携帯端末100Bは、図5のT316と同様に、文字列「YYY1_MAXUP」を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。この場合、プリンタ10のCPU32は、T464において、子局MAX情報38として「1」に代えて「2」を設定し、増加指示をWi−Fi20に供給する。この結果、Wi−FiI/F20は、T466において、子局MAX情報24として「1」に代えて「2」を設定する。これにより、プリンタ10の参加子局数が上限子局数未満になるので、T470において、プリンタ10と携帯端末100Bとの間に接続処理が実行される。この結果、プリンタ10と携帯端末100Bとの間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末100BがWFDNWに子局として参加する。WFDNWの参加子局数は「2」となるので、参加子局数が上限子局数に一致する。
T482〜T486は、アプリ140を有する携帯端末100Aからの要求に応じて上限子局数として「2」に代えて「3」が設定される点を除いて、T462〜T466と同様である。これにより、プリンタ10の参加子局数が上限子局数未満になるので、T490において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間に接続処理が実行される。この結果、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加する。WFDNWの参加子局数は「3」となるので、参加子局数が上限子局数に一致する。
(ケースDの効果)
上述したように、プリンタ10は、管理者からの変更要求に応じて、上限子局数を変更することができる。特に、プリンタ10は、上限子局数を減少させることができるので(T420)、アプリ140を有する複数個の携帯端末100A、100BをWFDNWに適切に参加させることができる。例えば、管理者は、プリンタ10が設置されている環境(例えば、アプリ140を有する携帯端末のユーザ数とアプリ140を有さない携帯端末のユーザ数の比率等)に応じて、プリンタ10の上限子局数を変更することができる。
ここで、図6のT464及びT466において、プリンタ10が、上限子局数を「1」から「2」に変更するのではなく、「1」から「3」に変更する比較例を想定する。比較例によると、携帯端末100BがWFDNWに参加した段階では、参加子局数「2」が上限子局数「3」未満であるので、アプリ140を有さない携帯端末(例えば200A)がWFDNWに参加することができる。この結果、参加子局数が能力上限数「3」である上限子局数に一致することになり、その後、アプリ140を有する携帯端末100AがWFDNWに参加することができない。これに対し、本実施例によると、プリンタ10は、T464及びT466で上限子局数を「1」から「3」に増加させるのではなく、上限子局数を「1」から「2」に1つだけ増加させる。このために、携帯端末100BがWFDNWに参加した段階では、参加子局数「2」が上限子局数に一致するので、アプリ140を有さない携帯端末(例えば200A)がWFDNWに参加することを抑制できる。この結果、アプリ140を有する携帯端末100AをWFDNWに適切に参加させることができる。
(対応関係)
プリンタ10、Wi−FiI/F20、NFCI/F28が、それぞれ、「通信装置」、「(通信装置の)第1の無線インタフェース」、「(通信装置の)第2の無線インタフェース」の一例である。メモリ34、メモリ22が、それぞれ、「メインメモリ」、「インタフェースメモリ」の一例である。WFDNWが、「無線ネットワーク」の一例である。文字列「MAXUP」が、「所定文字列」の一例である。上限子局数として設定される「2」、「3」、「1」が、それぞれ、「第1の値」、「第2の値」、「第3の値」の一例である。携帯端末100A、携帯端末200A〜200C、携帯端末100Bが、「第1の外部装置」、「第2の外部装置」、「第3の外部装置」の一例である。Wi−FiI/F120、NFCI/F122が、それぞれ、「(端末装置の)第1の無線インタフェース」、「(端末装置の)第2の無線インタフェース」の一例である。WFDNWのSSID「YYY1」が、「対象SSID」の一例である。
図4のT216及び図5のT316の所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求が、「第1の信号」の一例である。図2のT30、T60、及び、図3のT130のProbe要求(Broadcast)が、「第2の信号」の一例である。携帯端末100Bから送信される所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求が、「第3の信号」の一例である。図2のT22、T52、図3のT122、及び、図4のT212が、「所定通信」の一例である。図4のT260が、「特定通信」の一例である。
図5のT330が、「第1の確立部」によって実行される処理の一例である。図2のT40及びT70が、「第2の確立部」によって実行される処理の一例である。図4のT220〜T224及び図5のT320〜T324が、「第1の設定部」によって実行される処理の一例である。図4のT250及び図5のT490が、「第3の確立部」によって実行される処理の一例である。図4のT214、T216、T250が、それぞれ、「受信部」、「送信部」、「供給部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、プリンタ10が所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号を携帯端末に送信する点が、第1実施例とは異なる。
例えば、図2のケースAにおいて、プリンタ10は、T24において、SSID「YYY1」とパスワード「PPP1」と所定文字列「MAXUP」とを含むNFC信号を携帯端末200Aに送信する。携帯端末200Aは、アプリ140を有していないので、所定文字列「MAXUP」を解釈することができない。このために、携帯端末200Aは、所定文字列「MAXUP」を無視してT30〜T40の処理を実行し、WFDNWに参加する。
(ケースE;図7)
続いて、図7を参照して、アプリ140を有する携帯端末100Aがプリンタ10とのWi−Fi接続を確立するケースEを説明する。ケースEは、ケースAの続きである。即ち、ケースEの初期状態では、WFDNWの参加子局数が上限子局数(即ち「2」)に一致する。
プリンタ10のCPU32は、T512において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にNFCリンクが確立されると、T514において、SSID「YYY1」とパスワード「PPP1」と所定文字列「MAXUP」とを含むNFC信号を携帯端末100Aに送信する。
携帯端末100Aのアプリ140は、T514において、NFC信号を受信すると、NFC信号が所定文字列「MAXUP」を含んでいることを認識し、この場合、第1実施例と同様に(図4のT216の説明参照)、第1の指示をOS136に供給する。これにより、Wi−FiI/F120は、T516において、文字列「YYY1_MAXUP」が記述されているSSID領域を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。その後のT516〜T530は、図4のT216〜T230と同様である。そして、図示省略しているが、図4のT240〜T246と同様の処理が実行され、その後、T550において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間で接続処理が実行される。これにより、携帯端末100Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「3」となり、参加子局数が上限子局数に一致する。
なお、アプリ140は、仮に、プリンタ10とは異なるプリンタであって、上限子局数を変えることができないプリンタから、SSID及びパスワードを含むと共に所定文字列「MAXUP」を含まないNFC信号を受信する場合には、上記の第1の指示をOS136に供給しない。この場合、携帯端末100Aは、文字列「YYY1_MAXUP」を含むProbe要求(T516参照)をプリンタ10に送信することなく、図4のT240〜T246と同様の処理と、T550の処理と、を実行する。
(本実施例の効果)
本実施例でも、プリンタ10は、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求を受信する場合(T516)に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T520〜T524)。このために、プリンタ10は、参加子局数が上限子局数に一致している状況(即ち図7の初期状態の状況)であっても、アプリ140を有する携帯端末100AをWFDNWに子局として適切に参加させることができる(T550)。
(対応関係)
図7のT512及びT514が、「所定通信」の一例である。図7のT520及びT524が、「第1の設定部」によって実行される処理の一例である。図7のT550が、「第3の確立部」によって実行される処理の一例である。図7のT514、T516、T550が、それぞれ、「受信部」、「送信部」、「供給部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例の変形例)
上記の第2実施例では、T514のNFC信号では、SSIDが記述されるべき領域に「YYY1」が記述されており、SSIDとは異なる情報が記述されるべき領域に所定文字列「MAXUP」が記述されている。第2実施例の変形例では、プリンタ10は、SSIDが記述されるべき領域に文字列「YYY1_MAXUP」が記述されているNFC信号を携帯端末に送信してもよい。この場合、当該NFC信号は、さらに、プリンタ10のWi−FiI/F20のMACアドレスを含む。
例えば、図2のケースAでは、プリンタ10は、T24において、SSIDとして記述されている文字列「YYY1_MAXUP」と、パスワード「PPP1」と、上記のMACアドレスと、を含むNFC信号を携帯端末200Aに送信する。携帯端末200Aは、アプリ140を有していないので、SSIDとして記述されている文字列「YYY1_MAXUP」が所定文字列「MAXUP」を含んでいることを認識することができない。そして、携帯端末200Aは、T30の処理を実行する。
プリンタ10は、T30において、携帯端末200AからProbe要求を受信すると、T32において、所定文字列「MAXUP」を含まないSSID「YYY1」と上記のMACアドレスとを含むProbe応答を携帯端末200Aに送信する。携帯端末200Aは、T32において、プリンタ10からProbe応答を受信すると、当該Probe応答に含まれるMACアドレスが受信済みのNFC信号に含まれるMACアドレスに一致すると判断し、当該Probe応答の送信元のプリンタ10が接続対象であることを認識する。そして、携帯端末200Aは、T34において、受信済みのProbe応答に含まれるSSID「YYY1」を含むProbe要求を携帯端末200Aに送信する。そして、T36及びT40と同様の処理が実行される。この結果、携帯端末200Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末200AがWFDNWに子局として参加する。
一方、アプリ140を有する携帯端末100Aは、図7のケースEのT514において、プリンタ10からNFC信号を受信すると、SSIDとして記述されている文字列「YYY1_MAXUP」が所定文字列「MAXUP」を含んでいると判断し、T516において、文字列「YYY1_MAXUP」が記述されているSSID領域を含むProbe要求をプリンタ10に送信する。その後の処理は第2実施例と同様である。本変形例では、SSIDとして記述されている「YYY1_MAXUP」を含むNFC信号の通信が、「所定通信」の一例である。
(第3実施例)
本実施例では、アプリ140を有する携帯端末100Aが、所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求をプリンタ10に送信する代わりに、所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号をプリンタ10に送信する点が、第1実施例及び第2実施例とは異なる。
(ケースF;図8)
図8を参照して、アプリ140を有する携帯端末100Aがプリンタ10とのWi−Fi接続を確立するケースFを説明する。ケースFは、ケースAの続きである。即ち、ケースFの初期状態では、WFDNWの参加子局数が上限子局数(即ち「2」)に一致する。
T612及びT614は、図4のT212及びT214と同様である。携帯端末100Aのアプリ140は、T614において、プリンタ10からNFC信号を受信すると、T616において、所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号をプリンタ10に送信する。
プリンタ10のCPU32は、T616において、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号を受信すると、図4のT220〜T224と同様に、T620〜T624において、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する。T630〜T650は、図4のT230〜T250と同様である。これにより、携帯端末100Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「3」となり、参加子局数が上限子局数に一致する。
(ケースG;図9)
続いて、図9を参照して、プリンタ10と各携帯端末200A、200Bとの間にWi−Fi接続が確立される前に、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立されるケースGを説明する。ケースGの初期状態では、プリンタ10はG/O状態で動作しており、WFDNWの参加子局数はゼロである。
T712〜T724は、図8のT612〜T624と同様である。即ち、プリンタ10は、参加子局数が上限子局数(即ち「2」)未満である状況であっても、所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号を受信する場合に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する。T730は、T650と同様である。これにより、携帯端末100Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「1」となる。
T752、T760、T782、T790は、それぞれ、図5のT352、T360、T382、T390と同様である。従って、携帯端末200AがWFDNWに子局として参加した結果として、WFDNWの参加子局数は「2」となり、その後、携帯端末200BがWFDNWに子局として参加した結果として、WFDNWの参加子局数は「3」となる。
(本実施例の効果)
本実施例によると、プリンタ10は、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号を受信する場合(図8のT616)に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T620〜T624)。このために、プリンタ10は、参加子局数が上限子局数に一致している状況(即ち図8の初期状態の状況)であっても、アプリ140を有する携帯端末100AをWFDNWに子局として適切に参加させることができる(T650)。
また、プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、かつ、参加子局数が上限子局数未満である状況(即ち図9の初期状態の状況)において、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号を受信する場合(図9のT716)に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T720〜T724)。このために、プリンタ10は、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加させた後に、携帯端末200A及び携帯端末200BのそれぞれをWFDNWに子局として参加させることができる(T760、T790)。このように、プリンタ10は、アプリ140を有する携帯端末100Aと、アプリ140を有さない各携帯端末200A、200Bと、のいずれが先にWFDNWに参加しても、アプリ140を有する携帯端末100Aを含む3台の携帯端末100A、200A、200Bの全てをWFDNWに適切に参加させることができる。
(対応関係)
図8のT616の所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号が、「第1の信号」の一例である。図9のT730が、「第1の確立部」によって実行される処理の一例である。図8のT620及びT624が、「第1の設定部」によって実行される処理の一例である。図8のT650が、「第3の確立部」によって実行される処理の一例である。
(第4実施例)
本実施例では、携帯端末がアプリ140を有しているか否かに関わらず、プリンタ10と携帯端末とのNFCリンクが確立されることに応じて、WFDNWの上限子局数として「2」に代えて「3」が設定される点が、第1実施例〜第3実施例とは異なる。
(ケースH1;図10)
ケースH1では、まず、プリンタ10と携帯端末200Aとの間にWi−Fi接続が確立され、次いで、プリンタ10と携帯端末200Bとの間にWi−Fi接続が確立される。そして、携帯端末100Aがプリンタ10とのWi−Fi接続を確立することを試みる。ケースH1の初期状態では、プリンタ10はG/O状態で動作しており、WFDNWの参加子局数はゼロである(即ち図2のT10及びT12が実行済みである)。
T810において、ユーザによって接続操作が携帯端末200Aの操作部(図示省略)に実行されると、T812において、携帯端末200Aは、Probe要求をブロードキャストによって送信する。
プリンタ10は、T812において、携帯端末200AからProbe要求を受信すると、T814において、SSID「YYY1」を含むProbe応答を携帯端末200Aに送信する。
携帯端末200Aは、T814において、プリンタ10からProbe応答を受信すると、T816において、当該Probe応答に含まれるSSID「YYY1」を含む選択画面SS1を携帯端末200Aの表示部(図示省略)に表示する。携帯端末200Aは、プリンタ10とは異なる親局(例えばアクセスポイント)からもProbe応答を受信するので、選択画面SS1は、プリンタ10のSSID「YYY1」のみならず、当該異なる親局のSSID「YYY2」等も含む。T818において、携帯端末200Aは、選択画面SS1においてSSID「YYY1」の選択を受け付け、さらに、パスワード「PPP1」の入力を受け付ける。T820及びT822は、図2のT34及びT36と同様である。
T830において、プリンタ10と携帯端末200Aとの間で接続処理が実行される。T830の接続処理では、携帯端末200AがSSID「YYY1」及びパスワード「PPP1」をプリンタ10に送信し、プリンタ10においてこれらの情報の認証が成功する。これにより、携帯端末200Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末200AがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「1」となる。
その後、T840において、ユーザによって接続操作が携帯端末200Bの操作部(図示省略)に実行されると、T812〜T822と同様の処理が実行される。そして、T850において、プリンタ10と携帯端末200Bとの間で接続処理が実行される。これにより、携帯端末200Bとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末200BがWFDNWに子局として参加する。この結果、WFDNWの参加子局数は「2」となり、参加子局数が上限子局数に一致する。T852は、図2のT72と同様である。
その後、T860において、ユーザによって接続操作が携帯端末100Aの操作部112に実行されると、T812〜T818と同様の処理が実行される。携帯端末100Aは、ユーザによってSSID「YYY1」及びパスワード「PPP1」が入力される場合に、T870において、プリンタ10からMAX通知を含むビーコン信号を受信しても、T880において、SSID「YYY1」が記述されているSSID領域を含むProbe要求をプリンタ10に送信し、T882において、プリンタ10からProbe応答を受信する。ただし、WFDNWの参加子局数が上限子局数に一致しているので、プリンタ10は、その後の接続処理において、携帯端末100AとのWi−Fi接続を確立しない。このために、携帯端末100AはWFDNWに参加することができない。
(ケースH2;図11)
続いて、図11を参照して、図10のケースH1の続きであるケースH2を説明する。ケースH2では、携帯端末100Aとプリンタ10との間にNFCリンクが確立されることに応じて、携帯端末100Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続が確立される。
ユーザが携帯端末100Aをプリンタ10に近づけて、T912において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にNFCリンクが確立されると、携帯端末100Aは、T913において、確立済みのNFCリンクを利用して、Read信号をプリンタ10に送信し、T914において、プリンタ10からNFC信号を受信する。
T920〜T930は、図4のT220〜T230と同様である。即ち、プリンタ10は、携帯端末100AからRead信号を受信する場合に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T920〜T924)。そして、T950において、プリンタ10と携帯端末100Aとの間で接続処理が実行される。これにより、プリンタ10と携帯端末100Aとの間にWi−Fi接続が確立され、携帯端末100AがWFDNWに子局として参加する。WFDNWの参加子局数は「3」となるので、参加子局数が上限子局数に一致する。
(本実施例の効果)
図11のケースH2のように、ユーザによって携帯端末100Aがプリンタ10に近づけられて、携帯端末100Aとプリンタ10との間にNFCリンクが確立される状況では、ユーザがプリンタ10の近くに存在するので、ユーザがプリンタ10から印刷物をすぐに取得したいと考えている可能性が高い。一方、図10のケースH1のように、ユーザによって携帯端末100Aに接続操作が実行される状況では、NFCリンクが確立される状況と比べると、ユーザがプリンタ10の近くに存在しない可能性が高いので、ユーザがプリンタ10から印刷物をすぐに取得したいと考えている可能性が低い。そこで、本実施例では、プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、かつ、WFDNWの参加子局数が「2」である状況において、NFCI/F28を介して、Read信号を受信することなく、Wi−FiI/F20を介して、携帯端末100AからProbe要求を受信する場合に、上限子局数として「2」を維持し、携帯端末100AとのWi−Fi接続を確立しない(図10のケースH1)。一方、プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、かつ、WFDNWの参加子局数が「2」である状況において、NFCI/F28を介して、Read信号を受信する場合(図11のT913)に、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定する(T920〜T924)。そして、プリンタ10は、携帯端末100AとのWi−Fi接続を確立して、携帯端末100AをWFDNWに子局として参加させる(T950)。このように、本実施例によると、プリンタ10は、WFDNWの参加子局数が上限子局数に一致している状況において、プリンタ10から印刷物をすぐに取得したいと考えている可能性が高いユーザによって所持される携帯端末100A、即ち、WFDNWに参加する必要性が高い携帯端末100AをWFDNWに子局として適切に参加させることができる。
(対応関係)
携帯端末200Cが、「第1の外部装置」及び「第2の外部装置」の一例である。図11のT913のRead信号が、「第1の信号」の一例である。図10のT812が、「第2の信号」の一例である。図11のT920、T924が、「第1の設定部」の一例である。図11のT950が、「第3の確立部」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「通信装置」は、プリンタ10に限られず、スキャナ、MFP、据置型PC、サーバ、携帯端末等であってもよい。
(変形例2)管理者による変更操作によって、上限子局数が変更不可能であってもよい。即ち、プリンタ10は、図6のT412において、変更要求を受信しても、上限子局数として「2」を維持してもよい。即ち、「第2の設定部」を省略可能である。
(変形例3)図6において、プリンタ10は、上限子局数として「2」に代えて「1」が設定された(T420、T424)後に、携帯端末100Bから所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求を受信する場合に、上限子局数として「1」に代えて「3」を設定してもよい。即ち、「第3の設定部」を省略可能である。
(変形例4)プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、参加子局数が上限子局数未満である状況(図5の初期状態)において、携帯端末100Aから所定文字列「MAXUP」を含むProbe要求を受信する場合(図5のT316)に、上限子局数として「2」を維持してもよい。即ち、図5のT320〜T324が省略されてもよい。また、プリンタ10は、上限子局数として「2」が設定されており、参加子局数が上限子局数未満である状況(図9の初期状態)において、携帯端末100Aから、NFCI/F28を介して、所定文字列「MAXUP」を含むNFC信号を受信する場合(図9のT716)に、上限子局数として「2」を維持してもよい。即ち、図9のT720〜T724が省略されてもよい。即ち、「第4の設定部」を省略可能である。
(変形例5)プリンタ10は、上限子局数として「2」に代えて「3」を設定し、Wi−Fi接続を利用した印刷データの通信が完了する場合(図4のT260)に、携帯端末100AとのWi−Fi接続を切断しなくてもよい。即ち、図4のT270〜T284が省略されてもよい。即ち、「切断部」及び「第5の設定部」を省略可能である。
(変形例6)「(通信装置の)第2の無線インタフェース」及び「(端末装置の)第2の無線インタフェース」は、NFC通信を実行するためのI/Fでなくてもよく、例えば、BlueTooth(登録商標)、赤外線、トランスファージェット等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、20:Wi−FiI/F、22:メモリ、24:子局MAX情報、26:有線I/F、28:NFCI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:子局MAX情報、100、200:携帯端末、112:操作部、114:表示部、120:Wi−FiI/F、122:NFCI/F、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、136:OSソフトウェア、140:プリンタアプリケーション、300:PC

Claims (15)

  1. 通信装置であって、
    第1の無線インタフェースと、
    前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークに現在参加している子局の数である参加子局数が、前記無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数未満である状況において、第1の外部装置から所定文字列を含む第1の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第1の確立部と、
    前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、第2の外部装置から前記所定文字列を含まない第2の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置との無線接続を確立して、前記第2の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第2の確立部と、
    前記上限子局数として第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記通信装置に設定する第1の設定部であって、前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信される場合に、前記上限子局数として前記第1の値が維持される、前記第1の設定部と、
    前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第3の確立部であって、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値が維持される場合に、前記第2の外部装置との無線接続は確立されない、前記第3の確立部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記通信装置は、さらに、
    前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと、を備え、
    前記第1の信号は、前記第2の無線インタフェースを介した所定通信が前記第1の外部装置と実行された後に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から受信され、
    前記第2の信号は、前記第2の無線インタフェースを介した所定通信が前記第2の外部装置と実行された後に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から受信される、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の信号は、SSID(Service Set Identifier)が記述されるべきSSID領域を含む第1のProbe要求であり、
    前記SSID領域は、前記無線ネットワークのSSIDである対象SSIDと前記所定文字列とを含み、
    前記第2の信号は、前記対象SSIDと前記所定文字列とのどちらも含まない第2のProbe要求である、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記所定通信は、前記第2の無線インタフェースが前記対象SSIDと前記所定文字列とを送信することを含む、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置は、さらに、
    前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されている状況において、ユーザから前記上限子局数の変更を要求するための変更要求が受け付けられる場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第1の値とは異なる第3の値を前記通信装置に設定する第2の設定部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記第3の値は、前記第1の値よりも小さく、
    前記上限子局数として前記第3の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第3の値に一致している状況において、第3の外部装置から前記所定文字列を含む第3の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第3の値に代えて前記第1の値を前記通信装置に設定する第3の設定部と、
    前記参加子局数が前記第3の値に一致している状況において、前記第3の外部装置から前記第3の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第3の値に代えて前記第1の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第3の外部装置との無線接続を確立して、前記第3の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第4の確立部と、を備え、
    前記第1の確立部は、前記上限子局数として前記第3の値に代えて前記第1の値が設定された後に、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて前記第2の値を前記通信装置に設定し、
    前記第3の確立部は、前記上限子局数として前記第3の値に代えて前記第1の値が設定された後に、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、さらに、
    前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第2の値を前記通信装置に設定する第4の設定部であって、前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信される場合に、前記上限子局数として前記第1の値が維持される、前記第4の設定部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 通信装置であって、
    第1の無線インタフェースと、
    前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと
    前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークに現在参加している子局の数である参加子局数が、前記無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数未満である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、第1の外部装置から第1の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第1の確立部と、
    前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から第2の信号が受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置との無線接続を確立して、前記第2の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第2の確立部と、
    前記上限子局数として第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記通信装置に設定する第1の設定部であって、前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信される場合に、前記上限子局数として前記第1の値が維持される、前記第1の設定部と、
    前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第3の確立部であって、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値が維持される場合に、前記第2の外部装置との無線接続は確立されない、前記第3の確立部と、
    を備える通信装置。
  9. 前記第1の信号は、所定文字列を含み、
    前記第2の信号は、前記所定文字列を含まない、請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記通信装置は、さらに、
    前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されている状況において、ユーザから前記上限子局数の変更を要求するための変更要求が受け付けられる場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第1の値とは異なる第3の値を前記通信装置に設定する第2の設定部を備える、請求項8又は9に記載の通信装置。
  11. 前記第3の値は、前記第1の値よりも小さく、
    前記上限子局数として前記第3の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記第3の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、第3の外部装置から第3の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第3の値に代えて前記第1の値を前記通信装置に設定する第3の設定部と、
    前記参加子局数が前記第3の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第3の外部装置から前記第3の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第3の値に代えて前記第1の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第3の外部装置との無線接続を確立して、前記第3の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる第4の確立部と、を備え、
    前記第1の確立部は、前記上限子局数として前記第3の値に代えて前記第1の値が設定された後に、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて前記第2の値を前記通信装置に設定し、
    前記第3の確立部は、前記上限子局数として前記第3の値に代えて前記第1の値が設定された後に、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信されて、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置との無線接続を確立して、前記第1の外部装置を前記無線ネットワークの子局として参加させる、請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、さらに、
    前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記上限子局数として、前記第1の値に代えて、前記第2の値を前記通信装置に設定する第4の設定部であって、前記上限子局数として前記第1の値が前記通信装置に設定されており、かつ、前記参加子局数が前記上限子局数未満である状況において、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第1の信号が受信されることなく、前記第1の無線インタフェースを介して、前記第2の外部装置から前記第2の信号が受信される場合に、前記上限子局数として前記第1の値が維持される、前記第4の設定部を備える、請求項8から11のいずれか一項に記載の通信装置。
  13. 前記通信装置は、さらに、前記上限子局数を示す値を記憶するメインメモリを備え、
    前記第1の無線インタフェースは、前記上限子局数を示す値を記憶するインタフェースメモリを備え、
    前記第1の設定部は、前記上限子局数として前記第1の値が前記メインメモリ及び前記インタフェースメモリに記憶されており、かつ、前記参加子局数が前記第1の値に一致している状況において、前記第1の外部装置から前記第1の信号が受信される場合に、前記メインメモリに記憶されている前記第1の値を前記第2の値に変更すること、及び、前記インタフェースメモリに記憶されている前記第1の値を前記第2の値に変更するための指示を前記第1の無線インタフェースに供給することを実行することによって、前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値を前記通信装置に設定する、請求項1から12のいずれか一項に記載の通信装置。
  14. 前記通信装置は、さらに、
    前記上限子局数として前記第1の値に代えて前記第2の値が設定されて、前記第1の外部装置が前記無線ネットワークに子局として参加した後に、前記通信装置と前記第1の外部装置との間で前記無線ネットワークを利用した特定通信が完了する場合に、前記第1の外部装置との無線接続を切断する切断部と、
    前記第1の外部装置との無線接続が切断される場合に、前記上限子局数として、前記第2の値に代えて、前記第1の値を前記通信装置に設定する第5の設定部と、
    を備える請求項1から13のいずれか一項に記載の通信装置。
  15. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置は、
    第1の無線インタフェースと、
    前記第1の無線インタフェースとは異なる第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも小さい、前記第2の無線インタフェースと、
    コンピュータと、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    前記第2の無線インタフェースを介して、通信装置から、前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークのSSID(Service Set Identifierの略)である対象SSIDを受信する受信部と、
    前記対象SSIDが受信される場合に、前記第1の無線インタフェースを介して、前記対象SSIDと所定文字列とを含む所定信号を前記通信装置に送信する送信部であって、前記所定文字列は、前記無線ネットワークに参加可能な子局の数の上限である上限子局数として、第1の値に代えて、前記第1の値よりも大きい第2の値を前記通信装置に設定するための文字列である、前記送信部と、
    前記所定信号が前記通信装置に送信された後に、前記無線ネットワークに子局として参加するための指示を前記第1の無線インタフェースに供給する供給部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。
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