JP6878297B2 - 近接サービスリレーの選択 - Google Patents

Description

相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、２０１６年３月４日に出願された、「Selection of Proximity Services Relay」と題する、Ｚｉｓｉｍｏｐｏｕｌｏｓらによる米国特許出願第１５／０６１，０９２号、および２０１５年３月２７日に出願された、「Selection of Proximity Services Relay」と題する、Ｚｉｓｉｍｏｐｏｕｌｏｓらによる米国仮特許出願第６２／１３９，３３５号の優先権を主張する。

[0002]本開示は、たとえば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ユーザ機器（ＵＥ）において近接サービス（ＰｒｏＳｅ：proximity service）リレーを選択するための技法に関する。

[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース（たとえば、時間、周波数、および電力）を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）システム、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）システム、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）システム、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）システム、および直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）システムがある。

[0004]例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはＵＥとして知られる、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイント、または他のノードを含み得る。基地局またはＷｉ−Ｆｉアクセスポイントは、（たとえば、基地局またはＷｉ−ＦｉアクセスポイントからＵＥへの送信のために）ダウンリンクチャネル上でＵＥと通信し、（たとえば、ＵＥから基地局またはＷｉ−Ｆｉアクセスポイントへの送信のために）アップリンクチャネル上でＵＥと通信し得る。

[0005]ワイヤレス通信システム内の各基地局は、カバレージエリアに関連付けられ得る。ＵＥが基地局のカバレージエリア内で動作させられるとき、ＵＥは、基地局と通信することによって、基地局がアクセスを与えるネットワークに接続し得る。ＵＥが基地局のカバレージエリア外で動作させられるとき、ＵＥは、いくつかの場合には、ＰｒｏＳｅリレーを介して、基地局と通信し、ネットワークに接続することが可能であり得る。

[0006]本開示は、たとえば、ＵＥにおいて近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレーを選択するための１つまたは複数の技法に関する。ＴＳ ２３．３０３およびＴＲ ２３．７１３などの「第３世代パートナーシッププロジェクト」（３ＧＰＰ（登録商標）：3rd Generation Partnership Project）規格は、ユーザ機器（ＵＥ）がＰｒｏＳｅリレーに接続するためのプロシージャについて説明するが、３ＧＰＰ規格は、複数のＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能であるとき、どのようにより（または最も）適切なＰｒｏＳｅリレーを選択すべきかを示さない。したがって、３ＧＰＰ規格は、より良いＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能であるにもかかわらず、ＵＥがあるＰｒｏＳｅリレーに接続することを許可する。本開示で説明される技法は、ＵＥが複数のＰｒｏＳｅリレー候補の中から適切な（または最も適切な）ＰｒｏＳｅリレーを選択することを可能にする。

[0007]例示的な例の第１のセットでは、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。一構成では、本方法は、リレー選択ルールを用いてＵＥを構成することと、ネットワークへのアクセスを与える複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価することと、評価することに少なくとも部分的に基づいて、複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続することとを含む。

[0008]本方法のいくつかの例では、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価することは、第１のＰｒｏＳｅリレー候補から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、リレー選択ルールに準拠するものとして識別することを含み得る。本方法のいくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージはリレーオファーメッセージを含み得、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価することは、リレーオファーメッセージをリレー選択ルールに関して評価することを含み得る。いくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ：Multimedia Broadcast Multicast Service）リレー情報メッセージをさらに含み得、本方法は、ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定することと、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別するＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第１のＰｒｏＳｅリレー候補をさらに選択することとをさらに含み得る。本方法のいくつかの例では、ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、少なくとも、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル識別情報（ＥＣＩ：E-UTRAN cell identity）、または少なくとも１つの一時モバイルグループ識別情報（ＴＭＧＩ：temporary mobile group identity）、または少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループ識別子（ＩＤ）、あるいはそれらの組合せを含み得る。

[0009]本方法のいくつかの例では、リレー選択ルールは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を含み得る。少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態は、少なくとも、しきい値リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ：reference signal received power）、またはしきい値リレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ：reference signal received quality）、またはしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ、またはネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ：ProSe Relay Indication）、または無線の有効性の状態、あるいはそれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、無線の有効性の状態は、少なくとも、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を含み得る。いくつかの例では、本方法は、プロビジョニングされたＰＲＩとＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤ（bitwise logical AND）を実行することをさらに含み得る。いくつかの例では、本方法は、リレーＵＥ間ＲＳＲＰを測定することと、測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰをしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較することと、プロビジョニングされたＰＲＩとＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行することとをさらに含み得る。本方法のいくつかの例では、リレー選択ルールは、少なくとも１つの上位レイヤの状態をさらに含み得る。少なくとも１つの上位レイヤの状態は、少なくとも、パブリックランドモバイルネットワーク識別子（ＰＬＭＮ ＩＤ）、またはＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、またはリレー接続性情報、またはリレーステータス情報、またはサービス継続性サポートのインジケータ、あるいはそれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、本方法は、リレー選択ルールへの少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の準拠を決定すると、少なくとも１つの上位レイヤの状態をリレー選択ルールに関して評価することをさらに含み得る。いくつかの例では、本方法は、リレー選択ルールへの少なくとも１つの上位レイヤの状態の準拠を決定すると、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態をリレー選択ルールに関して評価することをさらに含み得る。本方法のいくつかの例では、ＵＥは、ＰｒｏＳｅ機能によるリレー選択ルールに従って構成され得る。

[0010]例示的な例の第２のセットでは、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。一構成では、本装置は、リレー選択ルールを用いてＵＥを構成するための手段と、ネットワークへのアクセスを与える複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信するための手段と、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価するための手段と、評価することに少なくとも部分的に基づいて、複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択するための手段と、第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続するための手段とを含み得る。いくつかの例では、本装置は、例示的な例の第１のセットに関して上記で説明されたワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実装するための手段をさらに含み得る。

[0011]例示的な例の第３のセットでは、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。一構成では、本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、リレー選択ルールを受信することと、ネットワークへのアクセスを与える複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価することと、評価することに少なくとも部分的に基づいて、複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続することとを行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、命令はまた、例示的な例の第１のセットに関して上記で説明されたワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実装するようにプロセッサによって実行可能であり得る。

[0012]例示的な例の第４のセットでは、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。一構成では、コードは、リレー選択ルールを受信することと、ネットワークへのアクセスを与える複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価することと、評価することに少なくとも部分的に基づいて、複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続することとを行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、コードはまた、例示的な例の第１のセットに関して上記で説明されたワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実装するようにプロセッサによって実行可能であり得る。

[0013]例示的な例の第５のセットでは、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための方法が説明される。一構成では、本方法は、ネットワークから、ＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）を受信することと、ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信することとを含む。

[0014]いくつかの例では、本方法は、第１の通信リンクを介してネットワークと通信することと、少なくとも、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、またはリレーネットワーク間ＲＳＲＱ、あるいはそれらの組合せを測定することと、少なくとも、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージ中の測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰ、または測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＱ、あるいはそれらの組合せを示すこととをさらに含み得る。本方法のいくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージはリレーオファーメッセージを含み得る。いくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。

[0015]本方法のいくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態と少なくとも１つの上位レイヤの状態とを含み得る。本方法のいくつかの例では、ＰＲＩは、システム情報ブロック（ＳＩＢ：system information block）またはユニキャスト無線リソース制御（ＲＲＣ：radio resource control）メッセージ中で受信され得る。

[0016]例示的な例の第６のセットでは、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。一構成では、本装置は、ネットワークから、ＰＲＩを受信するための手段と、ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストするための手段と、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信するための手段とを含み得る。いくつかの例では、本装置は、例示的な例の第５のセットに関して上記で説明されたワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実装するための手段をさらに含み得る。いくつかの例では、命令はまた、例示的な例の第５のセットに関して上記で説明されたワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実装するようにプロセッサによって実行可能であり得る。

[0017]例示的な例の第７のセットでは、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。一構成では、本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、ネットワークから、ＰＲＩを受信することと、ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信することとを行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。

[0018]例示的な例の第８のセットでは、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する別の非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。一構成では、コードは、ネットワークから、ＰＲＩを受信することと、ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信することとを行うようにプロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、コードはまた、例示的な例の第５のセットに関して上記で説明されたワイヤレス通信のための方法の１つまたは複数の態様を実装するようにプロセッサによって実行可能であり得る。

[0019]上記は、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点についてやや広く概説した。以下で、追加の特徴および利点が説明される。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特徴、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明の目的で与えられるものであり、特許請求の範囲の制限の定義として与えられるものではない。

[0020]本発明の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照して実現され得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素の間で区別する第２のラベルとを続けることによって区別され得る。第１の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第２の参照ラベルにかかわらず、同じ第１の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか１つに適用可能である。

[0021]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムの一例を示す図。 [0022]本開示の様々な態様による、近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補の選択を示すスイムレーン図（swim lane diagram）。 [0023]本開示の様々な態様による、リレーオファーメッセージの例示的な構造を示す図。 [0024]本開示の様々な態様による、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージの例示的な構造を示す図。 [0025]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイスのブロック図。 [0026]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイスのブロック図。 [0027]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイスのブロック図。 [0028]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイスのブロック図。 [0029]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのユーザ機器（ＵＥ）のブロック図。 [0030]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのＰｒｏＳｅリレー候補のブロック図。 [0031]本開示の様々な態様による、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 [0032]本開示の様々な態様による、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 [0033]本開示の様々な態様による、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。 [0034]本開示の様々な態様による、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャート。

[0035]ユーザ機器（ＵＥ）において近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレーを選択するための技法が説明される。ＰｒｏＳｅリレーは、ネットワーク（たとえば、ネットワークへのアクセスを与える基地局）と１つまたは複数のＵＥとの間の通信を中継することが可能なデバイスである。ＰｒｏＳｅリレーは、いくつかの場合には、近接サービスを与えることが可能なＵＥであり得る。ＰｒｏＳｅリレーは、たとえば、ＵＥに公共安全ブロードキャストを中継するために、またはより一般的にはワイヤレス通信システムのための（たとえば、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標））またはＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ−Ａ）ネットワークのための）範囲拡張を与えるために使用され得る。

[0036]以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。

[0037]図１は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム１００の一例を示す。ワイヤレス通信システム１００は、基地局１０５と、ＵＥ１１５と、コアネットワーク１３０とを含み得る。コアネットワーク１３０は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル（ＩＰ）接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局１０５は、バックホールリンク１３２（たとえば、Ｓ１など）を通してコアネットワーク１３０とインターフェースし得、ＵＥ１１５との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ（図示せず）の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局１０５は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク１３４（たとえば、Ｘ１など）を介して、直接的または間接的のいずれかで（たとえば、コアネットワーク１３０を通して）、互いと通信し得る。

[0038]基地局１０５は、少なくとも１つの基地局アンテナを介してＵＥ１１５とワイヤレス通信し得る。基地局１０５のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア１１０に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、基地局１０５は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードＢ、ｅノードＢ（ｅＮＢ）、ホームノードＢ、ホームｅノードＢ、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局１０５のための地理的カバレージエリア１１０は、カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割され得る（図示せず）。ワイヤレス通信システム１００は、異なるタイプの基地局１０５（たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局）を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア１１０があり得る。

[0039]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００はＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークを含み得る。ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークでは、発展型ノードＢ（ｅＮＢ）という用語は、基地局１０５（または１つまたは複数の基地局１０５を含むエンティティ）を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム１００は、異なるタイプのｅＮＢが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａネットワークであり得る。たとえば、各ｅＮＢまたは基地局１０５は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア（たとえば、セクタなど）を表すために使用され得る第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）用語である。

[0040]マクロセルは、比較的大きい地理的エリア（たとえば、半径数キロメートル）をカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているＵＥによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる（たとえば、専用、共有などの）無線周波数スペクトルにおいてマクロセルとして動作し得る低電力基地局であり得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているＵＥによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア（たとえば、自宅）を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するＵＥ（たとえば、限定加入者グループ（ＣＳＧ：closed subscriber group）中のＵＥ、自宅内のユーザのためのＵＥなど）による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのｅＮＢはマクロｅＮＢと呼ばれることがある。スモールセルのためのｅＮＢは、スモールセルｅＮＢ、ピコｅＮＢ、フェムトｅＮＢまたはホームｅＮＢと呼ばれることがある。ｅＮＢは、１つまたは複数の（たとえば、２つ、３つ、４つなどの）セル（たとえば、コンポーネントキャリア）をサポートし得る。

[0041]ワイヤレス通信システム１００は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。

[0042]様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル（ＰＤＣＰ：Packet Data Convergence Protocol）レイヤにおける通信はＩＰベースであり得る。無線リンク制御（ＲＬＣ）レイヤが、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御（ＭＡＣ）レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。ＭＡＣレイヤはまた、リンク効率を改善するためにＭＡＣレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッドＡＲＱ（ＨＡＲＱ）を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御（ＲＲＣ）プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、ＵＥ１１５と基地局１０５またはコアネットワーク１３０との間のＲＲＣ接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理（ＰＨＹ）レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。

[0043]ＵＥ１１５は、ワイヤレス通信システム１００全体にわたって分散され得、各ＵＥ１１５は固定または移動であり得る。ＵＥ１１５は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。ＵＥ１１５は、ワイヤレス通信デバイス、パーソナルコンピュータ（たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど）、ハンドヘルドデバイス、セルラー電話、スマートフォン、コードレスフォン、ワイヤレスモデム、ワイヤレスローカルループ（ＷＬＬ）局、携帯情報端末（ＰＤＡ）、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）、インターネット機器、ゲーミングコンソール、電子リーダーなどであり得る。ＵＥは、マクロｅＮＢ、スモールセルｅＮＢ、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。ＵＥはまた、セルラー無線アクセス技術（ＲＡＴ）（たとえば、ＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ ＲＡＴ）、Ｗｉ−Ｆｉ ＲＡＴ、または他のＲＡＴなど、異なるＲＡＴを使用して通信することが可能であり得る。

[0044]ワイヤレス通信システム１００に示されている通信リンク１２５は、基地局１０５からＵＥ１１５へのダウンリンク（ＤＬ）送信、またはＵＥ１１５から基地局１０５へのアップリンク（ＵＬ）送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。

[0045]いくつかの例では、各通信リンク１２５は少なくとも１つのキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上記で説明された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア（たとえば、異なる周波数の波形信号）からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報（たとえば、基準信号、制御チャネルなど）、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク１２５は、周波数領域複信（ＦＤＤ：frequency domain duplexing）動作を使用して（たとえば、対スペクトルリソースを使用して）、または時間領域複信（ＴＤＤ：time domain duplexing）動作を使用して（たとえば、不対スペクトルリソースを使用して）双方向通信を送信し得る。ＦＤＤ動作のためのフレーム構造（たとえば、フレーム構造タイプ１）とＴＤＤ動作のためのフレーム構造（たとえば、フレーム構造タイプ２）とが定義され得る。

[0046]ワイヤレス通信システム１００のいくつかの例では、基地局１０５またはＵＥ１１５は、基地局１０５とＵＥ１１５との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局１０５またはＵＥ１１５は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力（ＭＩＭＯ）技法を採用し得る。

[0047]ワイヤレス通信システム１００は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション（ＣＡ）またはデュアル接続性動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア（ＣＣ）、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。ＵＥ１１５は、キャリアアグリゲーションのための、複数のダウンリンクＣＣと少なくとも１つのアップリンクＣＣとを有し得る。キャリアアグリゲーションは、ＦＤＤコンポーネントキャリアとＴＤＤコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。

[0048]図１に示されているように、ワイヤレス通信システム１００は、ＰｒｏＳｅリレーまたはＰｒｏＳｅリレー候補１３５をも含み得る。ＰｒｏＳｅリレー候補は、ＵＥ１１５がいずれかの基地局１０５のカバレージエリア外で動作させられるとき、基地局１０５とＵＥ１１５との間の通信を中継し得る。したがって、たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ａは、カバレージ外ＵＥ１１５−ａと基地局１０５−ａとの間の通信を中継し得る。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５は、それら自体がＵＥであり得る。ＵＥ１１５とＰｒｏＳｅリレー候補１３５との間の通信は、ＰＣ５通信プロトコルなど、デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ）通信プロトコルを使用して行われ得る。ＰｒｏＳｅリレー候補１３５と基地局１０５との間のＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信は、Ｕｕインターフェースとしても知られる、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ）エアインターフェースを介して行われ得る。

[0049]図２は、本開示の様々な態様による、ＰｒｏＳｅリレー候補の選択を示すスイムレーン図２００である。例として、図２に示されている通信は、ＰｒｏＳｅ機能２０５と、基地局１０５−ｂと、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂと、ＵＥ１１５−ｂとの間で行われる。基地局１０５−ｂ、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂ、およびＵＥ１１５−ｂは、図１を参照しながら説明された基地局１０５、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５、およびＵＥ１１５の態様のそれぞれの例であり得る。

[0050]２１０において、ＰｒｏＳｅ機能は、リレー選択ルールを用いてＵＥ１１５−ｂを構成する（たとえば、リレー選択ルールを評価するようにＵＥを構成する）ことがある。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅ機能は、サーバ（たとえば、図１を参照しながら説明されたコアネットワーク１３０のサーバ）によって与えられ得る。

[0051]いくつかの実施形態では、リレー選択ルールは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、しきい値リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）（たとえば、しきい値ＵｕＲＳＲＰ）、しきい値リレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）（たとえば、しきい値ＵｕＲＳＲＱ）、しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ（たとえば、しきい値ＰＣ５ＲＳＲＰ）、ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）、無線の有効性の状態、またはそれらの組合せを含み得る。無線の有効性の状態は、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＵＥ１１５−ｂが接続することを許容されるリレーホームＰＬＭＮ（ＨＰＬＭＮ）を示すパブリックランドモバイルネットワーク識別子（ＰＬＭＮ ＩＤ）、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。

[0052]２１５において、基地局１０５−ｂは、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂにＰＲＩを送信し得る。ＰＲＩは、基地局１０５−ｂがアクセスを与えるネットワークと通信するためのＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂをＵＥが選択すべきかどうかを決定するためにＵＥによって使用され得るビットマップ（すなわち、１次元ビットアレイ）を含み得る。ＰＲＩ中の各ビットの意味は事業者固有であり得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、システム情報ブロック（ＳＩＢ）またはユニキャストＲＲＣメッセージ中で受信され得る。

[0053]２２０において、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂは、（たとえば、ＰＣ５−Ｄ発見技法に従って）少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージ２２０をブロードキャストし得る。少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージ２２０は、リレーオファーメッセージ２２５および／またはマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージ２３０を含み得る。リレーオファーメッセージ２２５は、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂのＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージ２３０は、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂによって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。図２には示されていないが、ＵＥ１１５−ｂはまた、他のＰｒｏＳｅリレー候補からＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信し得る。

[0054]ブロック２３５において、ＵＥ１１５−ｂは、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを２１０において受信されたリレー選択ルールに関して評価し得る。いくつかの実施形態では、ＵＥ１１５−ｂは、リレー選択ルールに準拠する１つまたは複数のＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別するために、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを評価し得る（たとえば、ＵＥ１１５−ｂは、リレー選択ルールに準拠する、第１のＰｒｏＳｅリレー候補の第１のＰｒｏＳｅ発見メッセージ（たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂ）を識別し得る）。他の実施形態では、ＵＥ１１５−ｂは、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージのうちの２つ以上（またはすべて）を評価し、ＰｒｏＳｅリレー候補のうちの１つ（たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂ）から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、リレー選択ルールに準拠するものとして識別し得る。ＵＥ１１５−ｂはまた、他の発見メッセージよりも良くリレー選択ルールに準拠するＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別し得る。

[0055]ブロック２４０において、ＵＥ１１５−ｂは、ブロック２３５において実行された評価に少なくとも部分的に基づいて、ネットワークと通信するためのＰｒｏＳｅリレー候補（たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂ）を選択し得る。２４５において、ＵＥは、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂにリレー接続要求を送信し得る。ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂによるリレー接続要求の受付け時に、ＵＥ１１５−ｂは、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂとのリレー通信２５０およびＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｂと基地局１０５−ｂとの間のバックホール通信２５５を介した、ネットワークとの通信に関与し得る。

[0056]図３は、本開示の様々な態様による、リレーオファーメッセージ３００の例示的な構造を示す。リレーオファーメッセージ３００は、図１または図２を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補１３５のうちの１つによって送信されたリレーオファーメッセージの一例であり得る。

[0057]リレーオファーメッセージ３００は、いくつかのＰｒｏＳｅ発見メッセージ識別子（ＩＤ）３０５、いくつかの上位レイヤの状態３１０、またはいくつかのリレー無線レイヤの状態３１５を含み得る。ＰｒｏＳｅ発見メッセージＩＤ３０５は、すべてのＰｒｏＳｅ発見メッセージに共通である識別子のタイプを含み得、たとえば、メッセージタイプ３２０と発見タイプ３２５とを含み得る。３ＧＰＰ仕様ＴＳ２４．３３４に従って、および例として、メッセージタイプ３２０は告知（モデルＡ）または要請／応答（モデルＢ）であり得る。また、３ＧＰＰに従って、およびさらなる例として、発見タイプ３２５は、ＰｒｏＳｅ発見メッセージがＵＥネットワーク間リレー発見メッセージであるのかグループメンバー発見メッセージであるのかを示し得る。

[0058]上位レイヤの状態３１０は、リレーオファーメッセージに固有であり得、たとえば、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ３３０、ＰＬＭＮ ＩＤ３３５、リレー接続性情報３４０、リレーステータス情報３４５、またはサービス継続性サポートのインジケータ３５０を含み得る。ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ３３０は、直接通信のために使用されるリンクレイヤ識別子であり得、ＰｒｏＳｅリレー候補が確立したパケットデータネットワーク（ＰＤＮ）接続に関連付けられ得る。ＰＬＭＮ ＩＤ３３５は、ＵＥとともに確立された通信リンク上で使用される無線周波数が属するＰＬＭＮを識別し得る。無線周波数が複数のＰＬＭＮ間で共有されるか、またはどのＰＬＭＮにも割り振られない場合、ＰＬＭＮ ＩＤ３３５は、ＰｒｏＳｅリレー候補のＨＰＬＭＮによって構成され得る。リレー接続性情報３４０は、ＰｒｏＳｅリレー候補が与える接続性を識別するパラメータ（たとえば、割り当てられたアクセスポイント名（ＡＰＮ）情報）を含み得る。ＡＰＮ情報は長くなることがあるので（たとえば、２０００ビット）、リレー接続性情報３４０は、それのサイズを低減するために、ＡＰＮ情報への符号化されたインデックスを含み得る。リレーステータス情報３４５は、たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補が一時的に接続性がないのか、低いバッテリー電力を有するのかを示すステータスまたはメンテナンスフラグを含み得る。リレーステータス情報３４５は、ＰｒｏＳｅリレー候補を考慮するＵＥが、ＰｒｏＳｅリレー候補を見送るかまたは別のＰｒｏＳｅリレー候補をシーク／再選択することを可能にし得る。サービス継続性サポートのインジケータ３５０は、ＰｒｏＳｅリレー候補がサービス継続性を与えることが可能であるかどうかを示し得る。

[0059]リレー無線レイヤの状態３１５は、たとえば、バックホールタイプ３５５、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ３６０（たとえば、ＵｕＲＳＲＰ）、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ３６５（たとえば、ＵｕＲＳＲＱ）、システム帯域幅インジケータ３７０、またはＰＲＩ３７５を含み得る。バックホールタイプ３５５は、リレーバックホールのために使用される無線アクセス技術（ＲＡＴ）を示し得る。リレーネットワーク間ＲＳＲＰ３６０は、ＰｒｏＳｅリレー候補によって測定されるＵｕＲＳＲＰ（たとえば、３ＧＰＰ仕様ＴＳ３６．３０４およびＴＳ３６．３３１において定義されている、ＲＲＣ＿ＩＤＬＥ中のＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ Ｕｕ Ｑｒｘｌｅｖｍｅａｓ、またはＲＲＣ＿ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ中のＰＣｅｌｌ ＲＳＲＰ）を含み得る。リレーネットワーク間ＲＳＲＱ３６５は、ＰｒｏＳｅリレー候補によって測定されるＵｕＲＳＲＱ（たとえば、３ＧＰＰ仕様ＴＳ３６．３０４およびＴＳ３６．３３１において定義されている、ＲＲＣ＿ＩＤＬＥ中のＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ Ｕｕ Ｑｑｕａｌｍｅａｓ、またはＲＲＣ＿ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ中のＰＣｅｌｌ ＲＳＲＱ）を含み得る。システム帯域幅インジケータ３７０は、ＰｒｏＳｅリレー候補とネットワークとの間の帯域幅を示し得る。ＰＲＩ３７５は、ネットワークによってＰｒｏＳｅリレー候補に与えられ、ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示し得る。ＰＲＩ３７５は、ネットワークと通信するためのＰｒｏＳｅリレー候補をＵＥが選択すべきかどうかを決定するためにＵＥによって使用され得るビットマップ（すなわち、１次元ビットアレイ）を含み得る。ＰＲＩ３７５中の各ビットの意味は事業者固有であり得る。

[0060]図４は、本開示の様々な態様による、ＭＢＭＳリレー情報メッセージ４００の例示的な構造を示す。ＭＢＭＳリレー情報メッセージ４００は、図１または図２を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補１３５のうちの１つによって送信されたＭＢＭＳリレー情報メッセージの一例であり得る。

[0061]ＭＢＭＳリレー情報メッセージ４００は、いくつかのＰｒｏＳｅ発見メッセージ識別子（ＩＤ）４０５またはＭＢＭＳリレー情報４１０を含み得る。ＰｒｏＳｅ発見メッセージＩＤ４０５は、すべてのＰｒｏＳｅ発見メッセージに共通である識別子のタイプを含み得、たとえば、メッセージタイプ４１５と発見タイプ４２０とを含み得る。３ＧＰＰ仕様ＴＳ２４．３３４に従って、および例として、メッセージタイプ４１５は告知（モデルＡ）または要請／応答（モデルＢ）であり得る。また、３ＧＰＰに従って、およびさらなる例として、発見タイプ４２０は、ＰｒｏＳｅ発見メッセージがＵＥネットワーク間リレー発見メッセージであるのかグループメンバー発見メッセージであるのかを示し得る。

[0062]ＭＢＭＳリレー情報４１０は、ＭＢＭＳリレー情報メッセージに固有であり得、たとえば、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル識別情報（ＥＣＩ）４２５、少なくとも１つの一時モバイルグループ識別情報（ＴＭＧＩ）４３０、または少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループＩＤ４３５を含み得る。ＥＣＩ４２５は、ＰｒｏＳｅリレー候補がその上でキャンピングまたは接続されるセルのセルＩＤを識別し得る。ＥＣＩ４２５は、ロケーション情報を報告するために（たとえば、ｅＭＢＭＳセッション開始をトリガするために、グループ通信システムイネーブラ（ＧＣＳＥ：Group Communication System Enablers）またはミッションクリティカルプッシュツートーク（ＭＣＰＴＴ：Mission Critical Push to Talk）サービスに参加するＵＥの計数を可能にするために）ＵＥによって使用され得る。少なくとも１つのＴＭＧＩ４３０は、ＰｒｏＳｅリレー候補が現在サービスしている（１つまたは複数の）ＭＢＭＳの（１つまたは複数の）ＴＭＧＩを示し得る。少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループＩＤ４３５は、（１つまたは複数の）ＴＭＧＩ４３０の各々に対応する（１つまたは複数の）グループＩＤを示し得る。

[0063]図５は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス１１５−ｃのブロック図５００を示す。デバイス１１５−ｃは、図１または図２を参照しながら説明されたＵＥ１１５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス１１５−ｃはまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。デバイス１１５−ｃは、受信機モジュール５１０、ワイヤレス通信管理モジュール５２０、または送信機モジュール５３０を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。

[0064]デバイス１１５−ｃの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された１つまたは複数の特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）を使用して実装され得る。代替的に、それらの機能は、１つまたは複数の他の処理ユニット（またはコア）によって、１つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路（たとえば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、システムオンチップ（ＳｏＣ）、および／または他のタイプのセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。

[0065]いくつかの例では、受信機モジュール５１０は少なくとも１つの無線周波数（ＲＦ）受信機を含み得る。受信機モジュール５１０またはＲＦ受信機は、図１を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム１００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を受信するために使用され得る。いくつかの例では、送信は、Ｄ２Ｄ通信および／またはＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信を含み得る。

[0066]いくつかの例では、送信機モジュール５３０は少なくとも１つのＲＦ送信機を含み得る。送信機モジュール５３０またはＲＦ送信機は、図１を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム１００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を送信するために使用され得る。いくつかの例では、送信は、Ｄ２Ｄ通信および／またはＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信を含み得る。

[0067]ワイヤレス通信管理モジュール５２０は、デバイス１１５−ｃのためのワイヤレス通信の１つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール５２０は、リレー選択ルール管理モジュール５３５、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０、ＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５、またはネットワーク接続管理モジュール５５０を含み得る。

[0068]リレー選択ルール管理モジュール５３５は、リレー選択ルールを受信するために使用され得る。いくつかの例では、リレー選択ルールは、リレー選択ルールに従ってデバイス１１５−ｃを構成する（たとえば、リレー選択ルールを評価するようにＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０を構成する）ＰｒｏＳｅ機能から受信され得る。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅ機能は、サーバ（たとえば、図１を参照しながら説明されたコアネットワーク１３０のサーバ）によって与えられ得る。

[0069]ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０は、複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信するために使用され得る。ＰｒｏＳｅリレー候補の各々は、ネットワークへのアクセスを与え得る。ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０は、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価するためにも使用され得る。いくつかの実施形態では、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０は、リレー選択ルールに準拠する１つまたは複数のＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別するために、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを評価し得る。（たとえば、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０は、リレー選択ルールに準拠する、第１のＰｒｏＳｅリレー候補の第１のＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別し得る）。他の実施形態では、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０は、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージのうちの２つ以上（またはすべて）を評価し、ＰｒｏＳｅリレー候補のうちの１つ（たとえば、第１のＰｒｏＳｅリレー候補）から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、リレー選択ルールに準拠するものとして識別し得る。ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０はまた、他の発見メッセージよりも良くリレー選択ルールに準拠するＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別し得る。

[0070]ＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５は、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０によって行われる評価することに少なくとも部分的に基づいて、複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択するために使用され得る。

[0071]ネットワーク接続管理モジュール５５０は、デバイス１１５−ｃを含むＵＥを第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続するために使用され得る。

[0072]図６は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス１１５−ｄのブロック図６００を示す。デバイス１１５−ｄは、図１、図２、または図５を参照しながら説明されたＵＥまたはデバイス１１５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス１１５−ｄはまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。デバイス１１５−ｄは、受信機モジュール５１０−ａ、ワイヤレス通信管理モジュール５２０−ａ、または送信機モジュール５３０−ａを含み得、これらは、図５を参照しながら説明された受信機モジュール５１０、ワイヤレス通信管理モジュール５２０、および送信機モジュール５３０のそれぞれの例であり得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。

[0073]デバイス１１５−ｄの構成要素は、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された１つまたは複数のＡＳＩＣを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、１つまたは複数の他の処理ユニット（またはコア）によって、１つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路（たとえば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、ＳｏＣ、および／または他のタイプのセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。

[0074]ワイヤレス通信管理モジュール５２０−ａは、デバイス１１５−ｄのためのワイヤレス通信の１つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール５２０−ａは、リレー選択ルール管理モジュール５３５−ａ、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａ、測定管理モジュール６３５、ＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５−ａ、またはネットワーク接続管理モジュール５５０−ａを含み得る。

[0075]リレー選択ルール管理モジュール５３５−ａは、リレー選択ルールを受信するために使用され得る。いくつかの例では、リレー選択ルールは、リレー選択ルールに従ってデバイス１１５−ｄを構成する（たとえば、リレー選択ルールを評価するようにＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａを構成する）ＰｒｏＳｅ機能から受信され得る。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅ機能は、サーバ（たとえば、図１を参照しながら説明されたコアネットワーク１３０のサーバ）によって与えられ得る。

[0076]いくつかの実施形態では、リレー選択ルールは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、しきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、しきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ、ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰＲＩ、無線の有効性の状態、またはそれらの組合せを含み得る。無線の有効性の状態は、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。

[0077]測定管理モジュール６３５は、リレーＵＥ間ＲＳＲＰ（たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補ＵＥ間ＲＳＲＰ）を測定するために使用され得る。

[0078]ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信するために使用され得る。ＰｒｏＳｅリレー候補の各々は、ネットワークへのアクセスを与え得る。いくつかの実施形態では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、リレーオファーメッセージおよび／またはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。リレーオファーメッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、ＰｒｏＳｅリレー候補のＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、ＰｒｏＳｅリレー候補によって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。

[0079]ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、リレーオファーメッセージ評価モジュール６４０またはＭＢＭＳリレー情報メッセージ評価モジュール６６０を含み得る。リレーオファーメッセージ評価モジュール６４０は、リレーオファーメッセージをリレー選択ルールに関して評価するために使用され、ＰＲＩ評価モジュール６４５と、しきい値状態評価モジュール６５０と、上位レイヤの状態評価モジュール６５５とを含み得る。リレーオファーメッセージ評価モジュール６４０は、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を第１にリレー選択ルールに関して評価することと、リレー選択ルールへの少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の準拠を決定すると、少なくとも１つの上位レイヤの状態をリレー選択ルールに関して評価することとを行うように構成され得る。代替的に、リレーオファーメッセージ評価モジュール６４０は、少なくとも１つの上位レイヤの状態を第１にリレー選択ルールに関して評価することと、リレー選択ルールへの少なくとも１つの上位レイヤの状態の準拠を決定すると、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態をリレー選択ルールに関して評価することとを行うように構成され得る。

[0080]ＰＲＩ評価モジュール６４５は、リレー選択ルールのプロビジョニングされたＰＲＩとリレーオファーメッセージ中で（たとえば、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で）受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行するために使用され得る。ビットごとの論理ＡＮＤが真であると評価するとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、ＰＲＩがリレー選択ルールに準拠すると見なし得、ＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージの評価がしきい値状態評価モジュール６５０に移り得る。ビットごとの論理ＡＮＤが偽であると評価するとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、ＰＲＩがリレー選択ルールに準拠しないと見なし得、１つまたは複数の他のＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能である場合、１つまたは複数の追加のＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージが評価され得る。

[0081]しきい値状態評価モジュール６５０は、それぞれ、存在する場合、リレーオファーメッセージ中で受信されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰおよびリレーネットワーク間ＲＳＲＱを、存在する場合、リレー選択ルールによって指定されたしきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＰおよびしきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＱと比較するために使用され得る。値がそれのしきい値を満たすとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、値がリレー選択ルールに準拠すると見なし得る。値がそれのしきい値を満たさないとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、値がリレー選択ルールに準拠しないと見なし得る。しきい値状態評価モジュール６５０はまた、測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰを、存在する場合、リレー選択ルールによって指定されたしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較し得る。測定された値がしきい値を満たすとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、測定された値がリレー選択ルールに準拠すると見なし得る。測定された値がしきい値を満たさないとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、測定された値がリレー選択ルールに準拠しないと見なし得る。またさらに、しきい値状態評価モジュール６５０は、存在する場合、リレー選択ルールの無線の有効性の状態が満たされるかどうかを決定するために使用され得る。無線の有効性の状態が満たされると決定されたとき、ＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージの評価が上位レイヤの状態評価モジュール６５５に移り得る。無線の有効性の状態が満たされないと決定されたとき、および１つまたは複数の他のＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能である場合、１つまたは複数の追加のＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージが評価され得る。

[0082]上位レイヤの状態評価モジュール６５５は、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａが、リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態がリレー選択ルールに準拠するかどうかを決定することを可能にするために、リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態をリレー選択ルールによって指定されたそれぞれの上位レイヤの状態と比較するために使用され得る。リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態がリレー選択ルールに準拠すると決定されたとき、ＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージの評価が、ＭＢＭＳリレー情報メッセージ評価モジュール６６０に移り得る。リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態がリレー選択ルールに準拠しないと決定されたとき、および１つまたは複数の他のＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能である場合、１つまたは複数の追加のＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージが評価され得る。

[0083]ＭＢＭＳリレー情報メッセージ評価モジュール６６０は、もしあれば、ＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別するかどうかを決定するために使用され得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定されたとき、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａは、ＰｒｏＳｅリレー候補の識別情報をＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５−ａに移し得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別しないと決定されたとき、および１つまたは複数の他のＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能である場合、１つまたは複数の追加のＰｒｏＳｅリレー候補に対応するＰｒｏＳｅ発見メッセージが評価され得る。

[0084]ＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５−ａは、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０−ａによって実行された評価および識別に少なくとも部分的に基づいて、ＰｒｏＳｅリレー候補を選択するために使用され得る。

[0085]ネットワーク接続管理モジュール５５０−ａは、デバイス１１５−ｄを含むＵＥをＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続するために使用され得る。

[0086]いくつかの例では、図５および図６を参照しながら説明されたデバイス５１５の態様が組み合わせられ得る。

[0087]図７は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス１３５−ｃのブロック図７００を示す。デバイス１３５−ｃは、図１または図２を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補１３５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス１３５−ｃはまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。デバイス１３５−ｃは、受信機モジュール７１０、ワイヤレス通信管理モジュール７２０、または送信機モジュール７３０を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。

[0088]デバイス１３５−ｃの構成要素は、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された１つまたは複数のＡＳＩＣを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、１つまたは複数の他の処理ユニット（またはコア）によって、１つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路（たとえば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、ＳｏＣ、および／または他のタイプのセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。

[0089]いくつかの例では、受信機モジュール７１０は少なくとも１つのＲＦ受信機を含み得る。受信機モジュール７１０またはＲＦ受信機は、図１を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム１００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を受信するために使用され得る。いくつかの例では、送信は、Ｄ２Ｄ通信および／またはＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信を含み得る。

[0090]いくつかの例では、送信機モジュール７３０は少なくとも１つのＲＦ送信機を含み得る。送信機モジュール７３０またはＲＦ送信機は、図１を参照しながら説明されたワイヤレス通信システム１００の１つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの１つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号（すなわち、送信）を送信するために使用され得る。いくつかの例では、送信は、Ｄ２Ｄ通信および／またはＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ通信を含み得る。

[0091]ワイヤレス通信管理モジュール７２０は、デバイス１３５−ｃのためのワイヤレス通信の１つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール７２０は、ＰＲＩ管理モジュール７３５、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ送信管理モジュール７４０、またはリレー接続管理モジュール７４５を含み得る。

[0092]ＰＲＩ管理モジュール７３５は、ネットワークからＰＲＩを受信するために使用され得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、デバイス１３５−ｃを含むＰｒｏＳｅリレー候補のためのサービングセルとして動作する基地局から受信され得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、ＳＩＢまたはユニキャストＲＲＣメッセージ中で受信され得る。

[0093]ＰｒｏＳｅ発見メッセージ送信管理モジュール７４０は、（たとえば、ＰＣ５−Ｄ発見技法に従って）ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストするために使用され得る。いくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、リレーオファーメッセージおよび／またはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。いくつかの例では、リレーオファーメッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、ＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、ＰｒｏＳｅリレー候補によって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。

[0094]リレー接続管理モジュール７４５は、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信するために使用され得る。

[0095]図８は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのデバイス１３５−ｄのブロック図８００を示す。デバイス１３５−ｄは、図１、図２、または図７を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイス１３５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス１３５−ｄはまた、プロセッサであるか、またはプロセッサを含み得る。デバイス１３５−ｄは、受信機モジュール７１０−ａ、ワイヤレス通信管理モジュール７２０−ａ、または送信機モジュール７３０−ａを含み得、これらは、図７を参照しながら説明された受信機モジュール７１０、ワイヤレス通信管理モジュール７２０、および送信機モジュール７３０のそれぞれの例であり得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。

[0096]デバイス１３５−ｄの構成要素は、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された１つまたは複数のＡＳＩＣを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、１つまたは複数の他の処理ユニット（またはコア）によって、１つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路（たとえば、ストラクチャード／プラットフォームＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、ＳｏＣ、および／または他のタイプのセミカスタムＩＣ）が使用され得る。各モジュールの機能はまた、全体的にまたは部分的に、１つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。

[0097]ワイヤレス通信管理モジュール７２０−ａは、デバイス１３５−ｄのためのワイヤレス通信の１つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信管理モジュール７２０−ａは、ネットワーク通信管理モジュール８３５、ＰＲＩ管理モジュール７３５−ａ、測定管理モジュール８４０、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ送信管理モジュール７４０−ａ、またはリレー接続管理モジュール７４５−ａを含み得る。

[0098]ネットワーク通信管理モジュール８３５は、ネットワークと（たとえば、デバイス１３５−ｄを含むＰｒｏＳｅリレー候補のためのサービングセルとして動作するネットワークの基地局と）通信するために使用され得る。

[0099]ＰＲＩ管理モジュール７３５−ａは、ネットワークからＰＲＩを受信するために使用され得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、デバイス１３５−ｄを含むＰｒｏＳｅリレー候補のためのサービングセルとして動作する基地局から受信され得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、ＳＩＢまたはユニキャストＲＲＣメッセージ中で受信され得る。

[00100]測定管理モジュール８４０は、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、またはそれらの組合せを測定するために使用され得る。

[00101]ＰｒｏＳｅ発見メッセージ送信管理モジュール７４０−ａは、（たとえば、ＰＣ５−Ｄ発見技法に従って）ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストするために使用され得る。いくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、リレーオファーメッセージおよび／またはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。いくつかの例では、リレーオファーメッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰのインジケータ、測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＱのインジケータ、ＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、ＰｒｏＳｅリレー候補によって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。

[00102]リレー接続管理モジュール７４５−ａは、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信するために使用され得る。

[00103]図９は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのＵＥ１１５−ｅのブロック図９００を示す。ＵＥ１１５−ｅは、様々な構成を有し得、ワイヤレス通信デバイス、パーソナルコンピュータ（たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど）、ハンドヘルドデバイス、セルラー電話、スマートフォン、コードレスフォン、ワイヤレスモデム、ワイヤレスローカルループ（ＷＬＬ）局、携帯情報端末（ＰＤＡ）、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）、インターネット機器、ゲーミングコンソール、電子リーダーなどであり得る。ＵＥ１１５−ｅは、いくつかの例では、モバイル動作を可能にするために、小型バッテリーなどの内部電源（図示されず）を有し得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５−ｅは、図１、図２、図５、または図６を参照しながら説明されたＵＥまたはデバイス１１５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。ＵＥ１１５−ｅは、図１〜図６を参照しながら説明されたＵＥまたはデバイスの特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。

[00104]ＵＥ１１５−ｅは、ＵＥプロセッサモジュール９１０、ＵＥメモリモジュール９２０、（（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０によって表される）少なくとも１つのＵＥトランシーバモジュール、（（１つまたは複数の）ＵＥアンテナ９４０によって表される）少なくとも１つのＵＥアンテナ、またはＵＥワイヤレス通信管理モジュール５２０−ｂを含み得る。これらの構成要素の各々は、１つまたは複数のバス９３５上で、直接または間接的に互いと通信していることがある。

[00105]ＵＥメモリモジュール９２０は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）または読取り専用メモリ（ＲＯＭ）を含み得る。ＵＥメモリモジュール９２０は、実行されたとき、ＵＥプロセッサモジュール９１０に、たとえば、複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価することと、ＰｒｏＳｅリレー候補のうちの１つを選択することと、選択されたＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続することとを含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明される様々な機能を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード９２５を記憶し得る。代替的に、コード９２５は、ＵＥプロセッサモジュール９１０によって直接的に実行可能ではないが、（たとえば、コンパイルされ、実行されたとき）本明細書で説明される機能のうちのいくつかをＵＥ１１５−ｅに実行させるように構成され得る。

[00106]ＵＥプロセッサモジュール９１０は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣなどを含み得る。ＵＥプロセッサモジュール９１０は、（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０を通して受信された情報、または（１つまたは複数の）ＵＥアンテナ９４０を通した送信のために（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０に送られるべき情報を処理し得る。ＵＥプロセッサモジュール９１０は、単独でまたはＵＥワイヤレス通信管理モジュール５２０−ｂとともに、ＰｒｏＳｅリレー候補とともに確立された１つまたは複数の通信リンクおよび／または基地局との１つまたは複数の通信リンクを介して通信すること（またはそれを介した通信を管理すること）の様々な態様を扱い得る。

[00107]（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために（１つまたは複数の）ＵＥアンテナ９４０に与え、（１つまたは複数の）ＵＥアンテナ９４０から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０は、いくつかの例では、１つまたは複数のＵＥ送信機モジュールおよび１つまたは複数の別個のＵＥ受信機モジュールとして実装され得る。（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０は、１つまたは複数のワイヤレスチャネルを介した通信をサポートし得る。（１つまたは複数の）ＵＥトランシーバモジュール９３０は、（１つまたは複数の）ＵＥアンテナ９４０を介して、図１、図２、図７、または図８を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補１３５、基地局１０５、またはデバイス１３５のうちの１つまたは複数など、１つまたは複数のＰｒｏＳｅリレー候補、基地局、または他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。ＵＥ１１５−ｅは単一のＵＥアンテナを含み得るが、ＵＥ１１５−ｅが複数のＵＥアンテナ９４０を含み得る例があり得る。

[00108]ＵＥワイヤレス通信管理モジュール５２０−ｂは、ＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続することに関係する図１〜図６を参照しながら説明されたＵＥまたはデバイスの特徴または機能の一部または全部を実行または制御するように構成され得る。ＵＥワイヤレス通信管理モジュール５２０−ｂ、またはそれの部分はプロセッサを含み得、あるいはＵＥワイヤレス通信管理モジュール５２０−ｂの機能の一部または全部は、ＵＥプロセッサモジュール９１０によって実行されるか、またはＵＥプロセッサモジュール９１０とともに実行され得る。いくつかの例では、ＵＥワイヤレス通信管理モジュール５２０−ｂは、図５または図６を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０の一例であり得る。

[00109]図１０は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅのブロック図１０００を示す。ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅは、様々な構成を有し得、いくつかの例では、図１、図２、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたＵＥ１１５のうちの１つなど、ＵＥであり得る。ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅは、いくつかの例では、モバイル動作を可能にするために、小型バッテリーなどの内部電源（図示されず）を有し得る。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅは、図１、図２、図７、または図８を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイス１３５のうちの１つまたは複数の態様の一例であり得る。ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅは、図１〜図４、図７、および図８を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスの特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成され得る。

[00110]ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅは、リレープロセッサモジュール１０１０、リレーメモリモジュール１０２０、（（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０によって表される）少なくとも１つのリレートランシーバモジュール、（（１つまたは複数の）リレーアンテナ１０４０によって表される）少なくとも１つのリレーアンテナ、またはリレーワイヤレス通信管理モジュール７２０−ｂを含み得る。これらの構成要素の各々は、１つまたは複数のバス１０３５上で、直接または間接的に互いと通信していることがある。

[00111]リレーメモリモジュール１０２０はＲＡＭまたはＲＯＭを含み得る。リレーメモリモジュール１０２０は、実行されたとき、リレープロセッサモジュール１０１０に、たとえば、ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、各ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいて１つまたは複数のＵＥのためのリレーサービスを与えることとを含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明される様々な機能を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード１０２５を記憶し得る。代替的に、コード１０２５は、リレープロセッサモジュール１０１０によって直接的に実行可能ではないが、（たとえば、コンパイルされ、実行されたとき）ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅに本明細書で説明される機能のうちのいくつかを実行させるように構成され得る。

[00112]リレープロセッサモジュール１０１０は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、ＣＰＵ、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣなどを含み得る。リレープロセッサモジュール１０１０は、（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０を通して受信された情報、または（１つまたは複数の）リレーアンテナ１０４０を通した送信のために（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０に送られるべき情報を処理し得る。リレープロセッサモジュール１０１０は、単独でまたはリレーワイヤレス通信管理モジュール７２０−ｂとともに、１つまたは複数のＵＥとともに確立された１つまたは複数の通信リンクおよび基地局とともに確立された１つまたは複数の通信リンクを介して通信すること（またはそれを介した通信を管理すること）の様々な態様を扱い得る。

[00113]（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために（１つまたは複数の）リレーアンテナ１０４０に与え、（１つまたは複数の）リレーアンテナ１０４０から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０は、いくつかの例では、１つまたは複数のリレー送信機モジュールおよび１つまたは複数の別個のリレー受信機モジュールとして実装され得る。（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０は、１つまたは複数のワイヤレスチャネルを介した通信をサポートし得る。（１つまたは複数の）リレートランシーバモジュール１０３０は、（１つまたは複数の）リレーアンテナ１０４０を介して、図１、図２、図５、または図６を参照しながら説明されたＵＥ１１５、基地局１０５、またはデバイス１１５のうちの１つまたは複数など、１つまたは複数のＵＥ、基地局、または他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅは単一のリレーアンテナを含み得るが、ＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅが複数のリレーアンテナ１０４０を含み得る例があり得る。

[00114]リレーワイヤレス通信管理モジュール７２０−ｂは、ＵＥをＰｒｏＳｅリレー候補１３５−ｅを介してネットワークに接続することに関係する図１〜図４、図７、および図８を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスの特徴または機能の一部または全部を実行または制御するように構成され得る。リレーワイヤレス通信管理モジュール７２０−ｂ、またはそれの部分はプロセッサを含み得、あるいはリレーワイヤレス通信管理モジュール７２０−ｂの機能の一部または全部は、リレープロセッサモジュール１０１０によって実行されるか、またはリレープロセッサモジュール１０１０とともに実行され得る。いくつかの例では、リレーワイヤレス通信管理モジュール７２０−ｂは、図７または図８を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０の一例であり得る。

[00115]図１１は、本開示の様々な態様による、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための例示的な方法１１００を示すフローチャートである。明快のために、方法１１００は、図１、図２、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたＵＥまたはデバイス１１５のうちの１つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、ＵＥまたはデバイスは、以下で説明される機能を実行するようにＵＥまたはデバイスの機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥまたはデバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの１つまたは複数を実行し得る。

[00116]ブロック１１０５において、リレー選択ルールを用いてＵＥを構成する。いくつかの例では、リレー選択ルールは、リレー選択ルールに従ってＵＥを構成する（たとえば、リレー選択ルールを評価するようにＵＥを構成する）ＰｒｏＳｅ機能から受信され得る。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅ機能は、サーバ（たとえば、図１を参照しながら説明されたコアネットワーク１３０のサーバ）によって与えられ得る。ブロック１１０５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたリレー選択ルール管理モジュール５３５を使用して実行され得る。

[00117]ブロック１１１０において、第１のＵＥは、複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信する。ＰｒｏＳｅリレー候補の各々は、ネットワークへのアクセスを与え得る。ブロック１１１０における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０を使用して実行され得る。

[00118]ブロック１１１５において、ＵＥは、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージをリレー選択ルールに関して評価する。いくつかの実施形態では、ＵＥは、リレー選択ルールに準拠する１つまたは複数のＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別するために、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを評価し得る（たとえば、ＵＥは、リレー選択ルールに準拠する、第１のＰｒｏＳｅリレー候補の第１のＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別し得る）。他の実施形態では、ＵＥは、受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージのうちの２つ以上（またはすべて）を評価し、ＰｒｏＳｅリレー候補のうちの１つ（たとえば、第１のＰｒｏＳｅリレー候補）から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、リレー選択ルールに準拠するものとして識別し得る。ＵＥはまた、他の発見メッセージよりも良くリレー選択ルールに準拠するＰｒｏＳｅ発見メッセージを識別し得る。ブロック１１１５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０を使用して実行され得る。

[00119]ブロック１１２０において、ＵＥは、評価することに少なくとも部分的に基づいて、複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択する。ブロック１１２０における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５を使用して実行され得る。

[00120]ブロック１１２５において、ＵＥは、第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続する。ブロック１１２５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたネットワーク接続管理モジュール５５０を使用して実行され得る。

[00121]したがって、方法１１００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１１００は一実装形態にすぎないこと、および方法１１００の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[00122]図１２は、本開示の様々な態様による、ＵＥにおけるワイヤレス通信のための例示的な方法１２００を示すフローチャートである。明快のために、方法１２００は、図１、図２、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたＵＥまたはデバイス１１５のうちの１つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、ＵＥまたはデバイスは、以下で説明される機能を実行するようにＵＥまたはデバイスの機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥまたはデバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの１つまたは複数を実行し得る。

[00123]ブロック１２０５において、リレー選択ルールを用いてＵＥを構成する。いくつかの例では、リレー選択ルールは、リレー選択ルールに従ってＵＥを構成する（たとえば、リレー選択ルールを評価するようにＵＥを構成する）ＰｒｏＳｅ機能から受信され得る。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅ機能は、サーバ（たとえば、図１を参照しながら説明されたコアネットワーク１３０のサーバ）によって与えられ得る。ブロック１２０５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたリレー選択ルール管理モジュール５３５を使用して実行され得る。

[00124]いくつかの実施形態では、リレー選択ルールは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、しきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、しきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ、ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰＲＩ、無線の有効性の状態、またはそれらの組合せを含み得る。無線の有効性の状態は、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。

[00125]ブロック１２１０において、第１のＵＥは、ＰｒｏＳｅリレー候補から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信する。ＰｒｏＳｅリレー候補は、ネットワークへのアクセスを与え得る。ブロック１２１０における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０を使用して実行され得る。

[00126]いくつかの実施形態では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、リレーオファーメッセージおよび／またはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。リレーオファーメッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、ＰｒｏＳｅリレー候補のＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、ＰｒｏＳｅリレー候補によって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。

[00127]ブロック１２１５において、ＵＥは、リレーＵＥ間ＲＳＲＰ（たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補ＵＥ間ＲＳＲＰ）を測定する。ブロック１２１５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図６を参照しながら説明された測定管理モジュール６３５を使用して実行され得る。

[00128]ブロック１２２０、１２２５、１２３０、１２３５、１２４０、１２４５、および／または１２５０において、ＵＥは、リレーオファーメッセージをリレー選択ルールに関して評価する。例として、方法１２００は、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を第１にリレー選択ルールに関して評価することと、リレー選択ルールへの少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の準拠を決定すると、少なくとも１つの上位レイヤの状態をリレー選択ルールに関して評価することとを行うように構成される。代替実施形態では、方法１２００は、少なくとも１つの上位レイヤの状態を第１にリレー選択ルールに関して評価することと、リレー選択ルールへの少なくとも１つの上位レイヤの状態の準拠を決定すると、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態をリレー選択ルールに関して評価することとを行うように構成され得る。

[00129]ブロック１２２０において、ＵＥは、リレー選択ルールのプロビジョニングされたＰＲＩとリレーオファーメッセージ中で（たとえば、ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で）受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行する。ブロック１２２５において、ビットごとの論理ＡＮＤが真であると評価されたかどうかを決定する。ビットごとの論理ＡＮＤが真であると評価されたと決定されたとき、ＵＥは、ＰＲＩがリレー選択ルールに準拠すると見なし得、方法１２００はブロック１２３０において継続し得る。ビットごとの論理ＡＮＤが偽であると評価されたと決定されたとき、ＵＥは、ＰＲＩがリレー選択ルールに準拠しないと見なし得、方法１２００はブロック１２７０において継続し得る。ブロック１２２０および１２２５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０、あるいは図６を参照しながら説明されたリレーオファーメッセージ評価モジュール６４０またはＰＲＩ評価モジュール６４５を使用して実行され得る。

[00130]ブロック１２３０において、ＵＥは、それぞれ、存在する場合、リレーオファーメッセージ中で受信されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰおよびリレーネットワーク間ＲＳＲＱを、存在する場合、リレー選択ルールによって指定されたしきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＰおよびしきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＱと比較する。値がそれのしきい値を満たすとき、ＵＥは、値がリレー選択ルールに準拠すると見なし得る。値がそれのしきい値を満たさないとき、ＵＥは、値がリレー選択ルールに準拠しないと見なし得る。ブロック１２３５において、ＵＥは、測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰを、存在する場合、リレー選択ルールによって指定されたしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較する。測定された値がしきい値を満たすとき、ＵＥは、測定された値がリレー選択ルールに準拠すると見なし得る。測定された値がしきい値を満たさないとき、ＵＥは、測定された値がリレー選択ルールに準拠しないと見なし得る。

[00131]ブロック１２４０において、ＵＥは、存在する場合、リレー選択ルールの無線の有効性の状態が満たされるかどうかを決定する。無線の有効性の状態が満たされると決定されたとき、方法１２００はブロック１２４５において継続し得る。無線の有効性の状態が満たされないと決定されたとき、方法１２００はブロック１２７０において継続し得る。ブロック１２３０、１２３５、および１２４０における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０、あるいは図６を参照しながら説明されたリレーオファーメッセージ評価モジュール６４０またはしきい値状態評価モジュール６５０を使用して実行され得る。

[00132]ブロック１２４５において、ＵＥは、リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態をリレー選択ルールによって指定されたそれぞれの上位レイヤの状態と比較し、ブロック１２５０において、ＵＥは、リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態がリレー選択ルールに準拠するかどうかを決定する。リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態がリレー選択ルールに準拠すると決定されたとき、方法１２００はブロック１２５５において継続し得る。リレーオファーメッセージ中で示された上位レイヤの状態がリレー選択ルールに準拠しないと決定されたとき、方法１２００はブロック１２７０において継続し得る。ブロック１２４５および１２５０における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０、あるいは図６を参照しながら説明されたリレーオファーメッセージ評価モジュール６４０または上位レイヤの状態評価モジュール６５５を使用して実行され得る。

[00133]ブロック１２５５において、ＵＥは、もしあれば、ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別するかどうかを決定する。ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定されたとき、方法１２００はブロック１２６０において継続し得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別しないと決定されたとき、方法１２００はブロック１２７０において継続し得る。ブロック１２５５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ処理モジュール５４０、あるいは図６を参照しながら説明されたＭＢＭＳリレー情報メッセージ評価モジュール６６０を使用して実行され得る。

[00134]ブロック１２６０において、ＵＥは、ブロック１２２０、１２２５、１２３０、１２３５、１２４０、１２４５、および／または１２５０において実行される評価に少なくとも部分的に基づいて、および（たとえば、ブロック１２５５において）ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別するＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、ＰｒｏＳｅリレー候補を選択する。ブロック１２６０における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補選択モジュール５４５を使用して実行され得る。

[00135]ブロック１２６５において、ＵＥは、ＰｒｏＳｅリレー候補を介してネットワークに接続する。ブロック１２６５における（１つまたは複数の）動作は、図５、図６、または図９を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール５２０、あるいは図５または図６を参照しながら説明されたネットワーク接続管理モジュール５５０を使用して実行され得る。

[00136]ブロック１２７０において、ＵＥは、ＰｒｏＳｅリレー候補が好適なＰｒｏＳｅリレー候補でないと決定する。１つまたは複数の他のＰｒｏＳｅリレー候補が利用可能である場合、１つまたは複数の追加のＰｒｏＳｅリレー候補が、ブロック１２２０、１２２５、１２３０、１２３５、１２４０、１２４５、１２５０、および／または１２５５における動作に従って評価され得る。

[00137]したがって、方法１２００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１２００は一実装形態にすぎないこと、および方法１２００の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[00138]いくつかの例では、図１１および図１２を参照しながら説明された方法１１００および１２００の態様が組み合わせられ得る。

[00139]図１３は、本開示の様々な態様による、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための例示的な方法１３００を示すフローチャートである。明快のために、方法１３００は、図１、図２、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイス１３５のうちの１つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスは、以下で説明される機能を実行するようにＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスの機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、ＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの１つまたは複数を実行し得る。

[00140]ブロック１３０５において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、ネットワークからＰＲＩを受信する。いくつかの例では、ＰＲＩは、ＰｒｏＳｅリレー候補のためのサービングセルとして動作する基地局から受信され得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、ＳＩＢまたはユニキャストＲＲＣメッセージ中で受信され得る。ブロック１３０５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図７または図８を参照しながら説明されたＰＲＩ管理モジュール７３５を使用して実行され得る。

[00141]１３１０において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、（たとえば、ＰＣ５−Ｄ発見技法（PC5-D discovery techniques）に従って）ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストする。いくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、リレーオファーメッセージおよび／またはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。いくつかの例では、リレーオファーメッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、ＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、ＰｒｏＳｅリレー候補によって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。ブロック１３１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図７または図８を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ送信管理モジュール７４０を使用して実行され得る。

[00142]ブロック１３１５において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信する。ブロック１３１５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図７または図８を参照しながら説明されたリレー接続管理モジュール７４５を使用して実行され得る。

[00143]したがって、方法１３００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１３００は一実装形態にすぎないこと、および方法１３００の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[00144]図１４は、本開示の様々な態様による、ＰｒｏＳｅリレー候補におけるワイヤレス通信のための例示的な方法１４００を示すフローチャートである。明快のために、方法１４００は、図１、図２、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイス１３５のうちの１つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、ＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスは、以下で説明される機能を実行するようにＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスの機能要素を制御するためのコードの１つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、ＰｒｏＳｅリレー候補またはデバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの１つまたは複数を実行し得る。

[00145]ブロック１４０５において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、ネットワークと（たとえば、ＰｒｏＳｅリレー候補のためのサービングセルとして動作するネットワークの基地局と）通信する。ブロック１４０５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図８を参照しながら説明されたネットワーク通信管理モジュール８３５を使用して実行され得る。

[00146]ブロック１４１０において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、ネットワークからＰＲＩを受信する。いくつかの例では、ＰＲＩは、ＰｒｏＳｅリレー候補のためのサービングセルとして動作する基地局から受信され得る。いくつかの例では、ＰＲＩは、ＳＩＢまたはユニキャストＲＲＣメッセージ中で受信され得る。ブロック１４１０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図７または図８を参照しながら説明されたＰＲＩ管理モジュール７３５を使用して実行され得る。

[00147]ブロック１４１５において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、リレーネットワーク間ＲＳＲＰ、リレーネットワーク間ＲＳＲＱ、またはそれらの組合せを測定する。ブロック１４１５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図８を参照しながら説明された測定管理モジュール８４０を使用して実行され得る。

[00148]１４２０において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、（たとえば、ＰＣ５−Ｄ発見技法に従って）ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストする。いくつかの例では、少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージは、リレーオファーメッセージおよび／またはＭＢＭＳリレー情報メッセージを含み得る。いくつかの例では、リレーオファーメッセージは、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態および／または少なくとも１つの上位レイヤの状態を含み得る。（１つまたは複数の）リレー無線状態は、たとえば、測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰのインジケータ、測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＱのインジケータ、ＰＲＩ、またはそれらの組合せを含み得る。（１つまたは複数の）上位レイヤの状態は、たとえば、ＰＬＭＮ ＩＤ、ＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、リレー接続性情報、リレーステータス情報、サービス継続性サポートのインジケータ、またはそれらの組合せを含み得る。ＭＢＭＳリレー情報メッセージは、ＰｒｏＳｅリレー候補によって提供されるＭＢＭＳを識別し得る。ブロック１４２０における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図７または図８を参照しながら説明されたＰｒｏＳｅ発見メッセージ送信管理モジュール７４０を使用して実行され得る。

[00149]ブロック１４２５において、ＰｒｏＳｅリレー候補は、ＵＥのリレー選択ルールへの少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいてＵＥからリレー接続要求を受信する。ブロック１４２５における（１つまたは複数の）動作は、図７、図８、または図１０を参照しながら説明されたワイヤレス通信管理モジュール７２０、あるいは図７または図８を参照しながら説明されたリレー接続管理モジュール７４５を使用して実行され得る。

[00150]したがって、方法１４００はワイヤレス通信を提供し得る。方法１４００は一実装形態にすぎないこと、および方法１４００の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。

[00151]本明細書で説明された技法は、ＣＤＭＡ、ＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ、ＳＣ−ＦＤＭＡ、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語はしばしば互換的に使用される。ＣＤＭＡシステムは、ＣＤＭＡ２０００、ユニバーサル地上波無線アクセス（ＵＴＲＡ）などの無線技術を実装し得る。ＣＤＭＡ２０００は、ＩＳ−２０００、ＩＳ−９５、およびＩＳ−８５６規格をカバーする。ＩＳ−２０００リリース０およびＡは、一般に、ＣＤＭＡ２０００ １Ｘ、１Ｘなどと呼ばれる。ＩＳ−８５６（ＴＩＡ−８５６）は、一般に、ＣＤＭＡ２０００ １ｘＥＶ−ＤＯ、高速パケットデータ（ＨＲＰＤ：High Rate Packet Data）などと呼ばれる。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（ＷＣＤＭＡ（登録商標））およびＣＤＭＡの他の変形態を含む。ＴＤＭＡシステムは、モバイル通信用グローバルシステム（ＧＳＭ（登録商標）：Global System for Mobile Communications）などの無線技術を実装し得る。ＯＦＤＭＡシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、発展型ＵＴＲＡ（Ｅ−ＵＴＲＡ）、ＩＥＥＥ８０２．１１（Ｗｉ−Ｆｉ）、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ−ＯＦＤＭ（登録商標）などの無線技術を実装し得る。ＵＴＲＡおよびＥ−ＵＴＲＡは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（ＵＭＴＳ：Universal Mobile Telecommunication System）の一部である。３ＧＰＰロングタームエボリューション（ＬＴＥ）およびＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ−Ａ）は、Ｅ−ＵＴＲＡを使用するＵＭＴＳの新しいリリースである。ＵＴＲＡ、Ｅ−ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥ、ＬＴＥ−ＡおよびＧＳＭは、３ＧＰＰと称する団体からの文書に記載されている。ＣＤＭＡ２０００およびＵＭＢは、「第３世代パートナーシッププロジェクト２」（３ＧＰＰ２）と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、共有無線周波数スペクトル帯域上でのセルラー（たとえば、ＬＴＥ）通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。ただし、上記の説明は、例としてＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてＬＴＥ用語が使用されるが、本技法はＬＴＥ／ＬＴＥ−Ａ適用例以外に適用可能である。

[00152]添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のすべてを表すとは限らない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。

[00153]情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。

[00154]本明細書の本開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。

[00155]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、２つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか１つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの２つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が、構成要素Ａ、Ｂ、またはＣを含んでいると記述されている場合、その組成は、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢの組合せ、ＡとＣの組合せ、ＢとＣの組合せ、またはＡとＢとＣの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙（たとえば、「のうちの少なくとも１つ」あるいは「のうちの１つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙）中で使用される「または」は、たとえば、「Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つ」の列挙が、ＡまたはＢまたはＣまたはＡＢまたはＡＣまたはＢＣまたはＡＢＣ（すなわち、ＡおよびＢおよびＣ）を意味するような選言的列挙を示す。

[00156]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、フラッシュメモリ、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（disc）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）、およびＢｌｕ−ｒａｙ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ここで、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

[00157]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられたものである。本開示の様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］
ユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための方法であって、
リレー選択ルールを用いて前記ＵＥを構成することと、
ネットワークへのアクセスを与える複数の近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価することと、
前記評価することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介して前記ネットワークに接続することと、
を備える、方法。
［Ｃ２］
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価することが、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、前記リレー選択ルールに準拠するものとして識別すること、
を備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ３］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備え、ここにおいて、前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価することが、
前記リレーオファーメッセージを前記リレー選択ルールに関して評価すること、
を備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ４］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備え、前記方法は、
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、前記ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定することと、
前記ＵＥによって望まれる前記少なくとも１つのＭＢＭＳを識別する前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補をさらに選択することと、
をさらに備える、Ｃ３に記載の方法。
［Ｃ５］
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、少なくとも、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル識別情報（ＥＣＩ）、または少なくとも１つの一時モバイルグループ識別情報（ＴＭＧＩ）、または少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループ識別子（ＩＤ）、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ４に記載の方法。
［Ｃ６］
前記リレー選択ルールが、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ７］
前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態が、少なくとも、しきい値リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）、またはしきい値リレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）、またはしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ、または前記ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）、または無線の有効性の状態、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ６に記載の方法。
［Ｃ８］
前記無線の有効性の状態は、少なくとも、前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を備える、Ｃ７に記載の方法。
［Ｃ９］
前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行すること、
をさらに備える、Ｃ７に記載の方法。
［Ｃ１０］
リレーＵＥ間ＲＳＲＰを測定することと、
前記測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰを前記しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較することと、
をさらに備える、Ｃ７に記載の方法。
［Ｃ１１］
前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行すること、
をさらに備える、Ｃ７に記載の方法。
［Ｃ１２］
前記リレー選択ルールが、少なくとも１つの上位レイヤの状態をさらに備える、Ｃ６に記載の方法。
［Ｃ１３］
前記少なくとも１つの上位レイヤの状態が、少なくとも、パブリックランドモバイルネットワーク識別子（ＰＬＭＮ ＩＤ）、またはＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、またはリレー接続性情報、またはリレーステータス情報、またはサービス継続性サポートのインジケータ、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ１２に記載の方法。
［Ｃ１４］
前記リレー選択ルールへの前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の準拠を決定すると、前記少なくとも１つの上位レイヤの状態を前記リレー選択ルールに関して評価すること、
をさらに備える、Ｃ１２に記載の方法。
［Ｃ１５］
前記リレー選択ルールへの前記少なくとも１つの上位レイヤの状態の準拠を決定すると、前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を前記リレー選択ルールに関して評価すること、
をさらに備える、Ｃ１２に記載の方法。
［Ｃ１６］
前記ＵＥが、ＰｒｏＳｅ機能による前記リレー選択ルールに従って構成された、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１７］
ユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための装置であって、
リレー選択ルールを用いて前記ＵＥを構成するための手段と、
ネットワークへのアクセスを与える複数の近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信するための手段と、
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するための手段と、
前記評価することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択するための手段と、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介して前記ネットワークに接続するための手段と、
を備える、装置。
［Ｃ１８］
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するための前記手段が、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、前記リレー選択ルールに準拠するものとして識別するための手段、
を備える、Ｃ１７に記載の装置。
［Ｃ１９］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備え、ここにおいて、前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するための前記手段が、
前記リレーオファーメッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するための手段を備える、Ｃ１７に記載の装置。
［Ｃ２０］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備え、前記装置は、
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、前記ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定するための手段と、
前記ＵＥによって望まれる前記少なくとも１つのＭＢＭＳを識別する前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補をさらに選択するための手段と、
をさらに備える、Ｃ１９に記載の装置。
［Ｃ２１］
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、少なくとも、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル識別情報（ＥＣＩ）、または少なくとも１つの一時モバイルグループ識別情報（ＴＭＧＩ）、または少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループ識別子（ＩＤ）、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ２０に記載の装置。
［Ｃ２２］
前記リレー選択ルールが、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を備える、Ｃ１７に記載の装置。
［Ｃ２３］
前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態が、少なくとも、しきい値リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）、またはしきい値リレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）、またはしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ、または前記ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）、または無線の有効性の状態、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ２２に記載の装置。
［Ｃ２４］
前記無線の有効性の状態は、少なくとも、前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を備える、Ｃ２３に記載の装置。
［Ｃ２５］
前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行するための手段、
をさらに備える、Ｃ２３に記載の装置。
［Ｃ２６］
リレーＵＥ間ＲＳＲＰを測定するための手段と、
前記測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰを前記しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較するための手段と、
をさらに備える、Ｃ２３に記載の装置。
［Ｃ２７］
前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行するための手段、
をさらに備える、Ｃ２３に記載の装置。
［Ｃ２８］
前記リレー選択ルールが、少なくとも１つの上位レイヤの状態をさらに備える、Ｃ２２に記載の装置。
［Ｃ２９］
前記少なくとも１つの上位レイヤの状態が、少なくとも、パブリックランドモバイルネットワーク識別子（ＰＬＭＮ ＩＤ）、またはＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、またはリレー接続性情報、またはリレーステータス情報、またはサービス継続性サポートのインジケータ、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ２８に記載の装置。
［Ｃ３０］
前記リレー選択ルールへの前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の準拠を決定すると、前記少なくとも１つの上位レイヤの状態を前記リレー選択ルールに関して評価するための手段、
をさらに備える、Ｃ２８に記載の装置。
［Ｃ３１］
前記リレー選択ルールへの前記少なくとも１つの上位レイヤの状態の準拠を決定すると、前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を前記リレー選択ルールに関して評価するための手段、
をさらに備える、Ｃ２８に記載の装置。
［Ｃ３２］
前記ＵＥが、ＰｒｏＳｅ機能による前記リレー選択ルールに従って構成された、Ｃ１７に記載の装置。
［Ｃ３３］
ユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令が、
リレー選択ルールを用いて前記ＵＥを構成することと、
ネットワークへのアクセスを与える複数の近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価することと、
前記評価することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介して前記ネットワークに接続することと、
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
［Ｃ３４］
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令が、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、前記リレー選択ルールに準拠するものとして識別する、
ように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、Ｃ３３に記載の装置。
［Ｃ３５］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備え、ここにおいて、前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するように前記プロセッサによって実行可能な前記命令が、
前記リレーオファーメッセージを前記リレー選択ルールに関して評価する、
ように前記プロセッサによって実行可能な命令を備える、Ｃ３３に記載の装置。
［Ｃ３６］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備え、ここにおいて、前記命令は、
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、前記ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定することと、
前記ＵＥによって望まれる前記少なくとも１つのＭＢＭＳを識別する前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補をさらに選択することと、
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、Ｃ３５に記載の装置。
［Ｃ３７］
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、少なくとも、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル識別情報（ＥＣＩ）、または少なくとも１つの一時モバイルグループ識別情報（ＴＭＧＩ）、または少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループ識別子（ＩＤ）、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ３６に記載の装置。
［Ｃ３８］
前記リレー選択ルールが、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態を備える、Ｃ３３に記載の装置。
［Ｃ３９］
前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態が、少なくとも、しきい値リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）、またはしきい値リレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）、またはしきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰ、または前記ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）、または無線の有効性の状態、あるいはそれらの組合せを備える、Ｃ３８に記載の装置。
［Ｃ４０］
前記無線の有効性の状態は、少なくとも、前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を備える、Ｃ３９に記載の装置。
［Ｃ４１］
前記命令が、
前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行する、
ように前記プロセッサによって実行可能である、Ｃ３９に記載の装置。
［Ｃ４２］
前記命令が、
リレーＵＥ間ＲＳＲＰを測定することと、
前記測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰを前記しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較することと、
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、Ｃ３９に記載の装置。
［Ｃ４３］
前記命令が、
前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行する、
ように前記プロセッサによって実行可能である、Ｃ３９に記載の装置。
［Ｃ４４］
前記リレー選択ルールが、少なくとも１つの上位レイヤの状態をさらに備える、Ｃ３８に記載の装置。
［Ｃ４５］
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
リレー選択ルールを用いてユーザ機器（ＵＥ）を構成することと、
ネットワークへのアクセスを与える複数の近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価することと、
前記評価することに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補から第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介して前記ネットワークに接続することと、
を行うようにプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ可読媒体。
［Ｃ４６］
前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するように前記プロセッサによって実行可能な前記コードが、
前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補から受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信された少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも大きい程度、前記リレー選択ルールに準拠するものとして識別する、
ように前記プロセッサによって実行可能なコードを備える、Ｃ４５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
［Ｃ４７］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備え、ここにおいて、前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー選択ルールに関して評価するように前記プロセッサによって実行可能な前記コードが、
前記リレーオファーメッセージを前記リレー選択ルールに関して評価する、
ように前記プロセッサによって実行可能なコードを備える、Ｃ４５に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
［Ｃ４８］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備え、ここにおいて、前記コードは、
前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、前記ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定することと、
前記ＵＥによって望まれる前記少なくとも１つのＭＢＭＳを識別する前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補をさらに選択することと、
を行うように前記命令プロセッサによって実行可能である、Ｃ４７に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
［Ｃ４９］
近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ネットワークから、ＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）を受信することと、
前記ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、
ユーザ機器（ＵＥ）のリレー選択ルールへの前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいて前記ＵＥからリレー接続要求を受信することと、
を備える、方法。
［Ｃ５０］
第１の通信リンクを介して前記ネットワークと通信することと、
少なくとも、リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）、またはリレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）、あるいはそれらの組合せを測定することと、 少なくとも、前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージ中の前記測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰ、または前記測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＱ、あるいはそれらの組合せを示すことと、
をさらに備える、Ｃ４９に記載の方法。
［Ｃ５１］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備える、Ｃ４９に記載の方法。
［Ｃ５２］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備える、Ｃ５１に記載の方法。
［Ｃ５３］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態と少なくとも１つの上位レイヤの状態とを備える、Ｃ４９に記載の方法。
［Ｃ５４］
前記ＰＲＩが、システム情報ブロック（ＳＩＢ）またはユニキャスト無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージ中で受信される、Ｃ４９に記載の方法。
［Ｃ５５］
近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補におけるワイヤレス通信のための装置であって、
ネットワークから、ＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）を受信するための手段と、
前記ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストするための手段と、
ユーザ機器（ＵＥ）のリレー選択ルールへの前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいて前記ＵＥからリレー接続要求を受信するための手段と、
を備える、装置。
［Ｃ５６］
第１の通信リンクを介して前記ネットワークと通信するための手段と、
少なくとも、リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）、またはリレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）、あるいはそれらの組合せを測定するための手段と、
少なくとも、前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージ中の前記測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰ、または前記測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＱ、あるいはそれらの組合せを示すための手段と、
をさらに備える、Ｃ５５に記載の装置。
［Ｃ５７］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備える、Ｃ５５に記載の装置。
［Ｃ５８］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備える、Ｃ５７に記載の装置。
［Ｃ５９］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態と少なくとも１つの上位レイヤの状態とを備える、Ｃ５５に記載の装置。
［Ｃ６０］
前記ＰＲＩが、システム情報ブロック（ＳＩＢ）またはユニキャスト無線リソース制御（ＲＲＣ）メッセージ中で受信される、Ｃ５５に記載の装置。
［Ｃ６１］
近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、前記命令が、
ネットワークから、ＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）を受信することと、
前記ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、
ユーザ機器（ＵＥ）のリレー選択ルールへの前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいて前記ＵＥからリレー接続要求を受信することと、
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
［Ｃ６２］
前記命令が、
第１の通信リンクを介して前記ネットワークと通信することと、
少なくとも、リレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）、またはリレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）、あるいはそれらの組合せを測定することと、
少なくとも、前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージ中の前記測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＰ、または前記測定されたリレーネットワーク間ＲＳＲＱ、あるいはそれらの組合せを示すことと、
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、Ｃ６１に記載の装置。
［Ｃ６３］
前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態と少なくとも１つの上位レイヤの状態とを備える、Ｃ６１に記載の装置。
［Ｃ６４］
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
ネットワークから、ＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）を受信することと、
前記ＰＲＩを含む少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージをブロードキャストすることと、
ユーザ機器（ＵＥ）のリレー選択ルールへの前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージの準拠に少なくとも部分的に基づいて前記ＵＥからリレー接続要求を受信することと、
を行うようにプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ可読媒体。

Claims (13)

1. 複数の近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補から選択された第１のＰｒｏＳｅリレー候補を用いた、ユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための方法であって、
   （ｉ）しきい値ＰｒｏＳｅリレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）またはしきい値ＰｒｏＳｅリレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）および（ｉｉ）しきい値ＰｒｏＳｅリレーＵＥ間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）の組合せを備えるリレー無線レイヤの状態を用いて前記ＵＥを構成することと、
   ネットワークへのアクセスを与える前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信することと、
   前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー無線レイヤの状態に関して評価することと、ここにおいて、前記評価することは、前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補の前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージが、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信される少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも前記リレー無線レイヤの状態のしきい値状態のより多くに準拠するとき、前記複数の前記ＰｒｏＳｅリレー候補の中で最も適切であるとして前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を識別することを備える、
   前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補から前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択することと、
   前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介して前記ネットワークに接続することと、
   を備える、方法。
2. 前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージがリレーオファーメッセージを備え、ここにおいて、前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー無線レイヤの状態に関して評価することが、
   前記リレーオファーメッセージを前記リレー無線レイヤの状態に関して評価すること、 を備える、請求項１に記載の方法。
3. 前記少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージが、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス（ＭＢＭＳ）リレー情報メッセージをさらに備え、前記方法は、 前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、前記ＵＥによって望まれる少なくとも１つのＭＢＭＳを識別すると決定することと、
   前記ＵＥによって望まれる前記少なくとも１つのＭＢＭＳを識別する前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補をさらに選択することと、
   をさらに備える、請求項２に記載の方法。
4. 前記ＭＢＭＳリレー情報メッセージが、少なくとも、Ｅ−ＵＴＲＡＮセル識別情報（ＥＣＩ）、または少なくとも１つの一時モバイルグループ識別情報（ＴＭＧＩ）、または少なくとも１つのＰｒｏＳｅグループ識別子（ＩＤ）、あるいはそれらの組合せを備える、請求項３に記載の方法。
5. 前記リレー無線レイヤの状態が、前記ネットワークにアクセスするためのリレー選択ポリシーを示すプロビジョニングされたＰｒｏＳｅリレー指示（ＰＲＩ）、または無線の有効性の状態、あるいはそれらの組合せのうちの少なくとも１つをさらに備える、請求項１に記載の方法。
6. 前記無線の有効性の状態は、少なくとも、前記リレー無線レイヤの状態の各しきい値状態が満たされる必要があることを示す第１の無線の有効性の状態、または前記リレー無線レイヤの状態の少なくとも１つのしきい値状態が満たされる必要があることを示す第２の無線の有効性の状態を備える、請求項５に記載の方法。
7. 前記プロビジョニングされたＰＲＩと前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージ中で受信されたＰＲＩとの間のビットごとの論理ＡＮＤを実行すること、
   をさらに備える、請求項５に記載の方法。
8. リレーＵＥ間ＲＳＲＰを測定することと、
   前記測定されたリレーＵＥ間ＲＳＲＰを前記しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰと比較することと、
   をさらに備える、請求項５に記載の方法。
9. 前記リレー無線レイヤの状態が、少なくとも１つの上位レイヤの状態をさらに備える、請求項１に記載の方法。
10. 前記少なくとも１つの上位レイヤの状態が、少なくとも、パブリックランドモバイルネットワーク識別子（ＰＬＭＮ ＩＤ）、またはＰｒｏＳｅリレーＵＥ ＩＤ、またはリレー接続性情報、またはリレーステータス情報、またはサービス継続性サポートのインジケータ、あるいはそれらの組合せを備える、請求項９に記載の方法。
11. （ｉ）前記しきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＰまたはしきい値リレーネットワーク間ＲＳＲＱおよび（ｉｉ）しきい値リレーＵＥ間ＲＳＲＰへの前記少なくとも１つのリレー無線レイヤの状態の準拠を決定すると、前記少なくとも１つの上位レイヤの状態を前記リレー無線レイヤの状態に関して評価すること、
    をさらに備える、請求項９に記載の方法。
12. 複数の近接サービス（ＰｒｏＳｅ）リレー候補から選択された第１のＰｒｏＳｅリレー候補を用いた、ユーザ機器（ＵＥ）におけるワイヤレス通信のための装置であって、
    （ｉ）しきい値ＰｒｏＳｅリレーネットワーク間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）またはしきい値ＰｒｏＳｅリレーネットワーク間基準信号受信品質（ＲＳＲＱ）および（ｉｉ）しきい値ＰｒｏＳｅリレーＵＥ間基準信号受信電力（ＲＳＲＰ）の組合せを備えるリレー無線レイヤの状態を用いて前記ＵＥを構成するための手段と、
    ネットワークへのアクセスを与える前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補の各々から少なくとも１つのＰｒｏＳｅ発見メッセージを受信するための手段と、
    前記受信されたＰｒｏＳｅ発見メッセージを前記リレー無線レイヤの状態に関して評価するための手段と、ここにおいて、評価するめの前記手段は、第１のＰｒｏＳｅリレー候補の前記ＰｒｏＳｅ発見メッセージが、前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補のうちの少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅリレー候補から受信される少なくとも１つの他のＰｒｏＳｅ発見メッセージよりも前記リレー無線レイヤの状態のしきい値状態のより多くに準拠するとき、前記複数の前記ＰｒｏＳｅリレー候補の中で最も適切であるとして前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を識別するための手段を備える、
    前記複数のＰｒｏＳｅリレー候補から前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を選択するための手段と、
    前記第１のＰｒｏＳｅリレー候補を介して前記ネットワークに接続するための手段と、 を備える、装置。
13. ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コードが、請求項１−１１のうちのいずれか一項に記載の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。

Images