JP2023016784A - レガシ新無線デバイスとのレデューストケイパビリティデバイスの共存のためのネットワーク構成オプション - Google Patents

レガシ新無線デバイスとのレデューストケイパビリティデバイスの共存のためのネットワーク構成オプション Download PDF

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Abstract

【課題】レガシデバイスとのレデューストケイパビリティ(Redcap)デバイスの共存を可能にする、改善されたネットワーク構成オプションを提供する。【解決手段】Redcapデバイスは、RedcapデバイスによってSSB内において受信されたマスタ情報ブロック(MIB)のcellBarredインジケーションを無視し、システム情報ブロック1(SIB1)を読み取って、受信したSSBによって定義されるセルに接続するかどうかを判定する。Redcapデバイスは、SIB1が、RedcapデバイスをターゲットとするcellBarredインジケーションを含む場合、セルがバーリングされていると見なし、代わりに、SIB1によって示されている代替のSSBを探索して、代替のSSBによって定義されるセルに接続するかどうかを判定する。【選択図】図8

Description

本願は、無線通信中、例えば、5G-NR(NR)通信等の無線セルラ通信中に、レガシデバイスとのレデューストケイパビリティデバイス(reduced capability device、RedCap device)の共存のためのネットワーク構成オプションを提供することを含む、無線通信に関する。
無線通信システムの使用が急速に増大している。近年、スマートフォンやタブレットコンピュータ等の無線デバイスは益々高性能化されてきている。現在、多くのモバイルデバイス(すなわち、ユーザ機器デバイス、又はUE)は、電話をサポートするだけでなく、インターネット、電子メール、テキストメッセージング、及び全地球測位システム(GPS)を用いたナビゲーションへのアクセスを提供し、これらの機能を利用する高性能化されたアプリケーションを動作させることが可能である。加えて、数多くの異なる無線通信技術及び規格が存在する。無線通信規格のいくつかの例としては、GSM、UMTS(WCDMA、TDS-CDMA)、LTE、LTE Advanced(LTE-A)、HSPA、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)、IEEE802.11(WLAN又はWi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、BLUETOOTHTM等が挙げられる。現在の国際移動体通信-Advanced(IMT-Advanced)規格を超える現在の電気通信規格は、第5世代モバイルネットワーク若しくは第5世代無線システム、3GGP-NRと呼ばれる(他にも、5G新無線を表す5G-NR又はNRー5Gとして知られ、また単にNRとも言われる)。NRは、より密度の高いモバイルブロードバンドユーザのためのより高い容量を提案し、また、LTE規格より、超高信頼性で大量のデバイス間マシン通信、並びに低レイテンシ及び低バッテリ消費をサポートする。
NRセルラ無線通信を含む無線通信システムの一態様は、異なるそれぞれの能力を有するデバイスの通信をスケジューリングすることを含む。いくつかのデバイスは、他のデバイスに対して、又はレガシデバイスに対して、デバイスの能力が低減されているため、「レデューストケイパビリティデバイス」又は略してRedcapデバイスとして分類される。例えば、NRネットワーク(又はセル)等のネットワーク内のRedcapデバイスと他のより高い能力のデバイス(例えば、レガシデバイス)の両方の無線通信の管理は、依然として困難である。よって、この分野における改善が望まれる。
本明細書では、特に、例えば、NRネットワークにおける、レガシデバイスとのレデューストケイパビリティ(Redcap)デバイスの共存のためのネットワーク構成オプションの方法及び手順の実施形態が提示される。本明細書では、無線通信システム内で互いに通信する、無線通信デバイス又はユーザ機器デバイス(UE)、及び/又は基地局、アクセスポイント(AP)を含む無線通信システムの実施形態が更に提示される。
非Redcapデバイス又はレガシデバイスとのRedcapデバイスの共存を改善するために、モバイルデバイスによる初期セルアクセス手順が修正されてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、UE等のデバイスは、セル定義している第1の同期信号ブロック(SSB)によって定義されるセルがバーリングされているかどうかを示す第1の情報ブロックIB(例えば、マスタ情報ブロック、master information block、MIB)を含み得る、セル定義している第1のSSBを検索し受信することができる。UEは、第1のIBによって何が示されているのかに関係なく、セルがUEに対して有効であり、バーリングされていないと見なし、第1のSSBに含まれている第2のIB(例えば、システム情報ブロック、system information block、SIB1)の読み取りに進んで、当該セルに接続するかどうかを判定することができる。UEは、第2のIBがRedcapデバイスのための初期帯域幅部分(BWP)の情報を含んでいることに応じて、セルがデバイスに対して有効であると見なすことができる。代わりに、UEは、第2のIBがRedcapデバイスのための初期BWPの情報を含んでいないこと応じて、セルがUEに対してバーリングされていると見なすことができる。第1のIBは依然として、例えば、セルがレガシデバイス等のUEとは異なる1つ以上の追加のデバイスに対してバーリングされているかどうかを示し得る。追加で、UEは、第2のIBがセルがバーリングされていると示していることに応じて、セルがUEに対してバーリングされていると見なすことができる。
いくつかの実施形態では、UEは、第2のIBがセルがバーリングされていると示していることに応じて、第2のIBによって示されているセル定義している第2のSSBを探索し、そのロケーションを特定することができる。UEは、第2のSSBを受信し、第2のSSBに含まれている情報に基づいて、第2のSSBによって定義される第2のセルに接続するかどうかを判定することができる。代わりに、UEは、第2のIBに含まれている情報から、グローバル同期チャネル番号(Synchronization Channel Number、GSCN)上にない、第3のセルを定義する第3のSSBのロケーションを特定することができる。UEは、第3のSSBを受信し、第3のSSBに含まれている情報に基づいて、第3のセルに接続するかどうかを判定することができる。
いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、第1のデバイスグループのためのセル定義している第1のSSBをブロードキャストすることができ、また、第1のデバイスグループとは異なり、且つ第1のデバイスグループとオーバーラップしない第2のデバイスグループのためのセル定義している第2のSSBを、ロードキャストすることもでき、第1のSSB及び第2のSSBは、同じ周波数ロケーションにおいて時間多重化方式でブロードキャストされる。第1のSSB及び第2のSSBは、第1のデバイスグループ及び第2のデバイスグループに用いる、異なるそれぞれの初期ダウンリンクBWPを定義することができる。異なるそれぞれの初期ダウンリンクBWPはオーバーラップし得る。第1のデバイスグループはRedcapデバイスであり得、一方で、第2のデバイスグループはレガシデバイスであり得る。
いくつかの実施形態では、UEは、第1の周波数ロケーションにおいてセル定義している第1のSSBを受信し、第1のSSBが第1のSSBによって定義されるセルがデバイスに対してバーリングされていると示していることに応じて、異なる時間に第1の周波数ロケーションにおいてセル定義している第2のSSBを検索することができる。
いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、ネットワークノードによってブロードキャストされたある数のSSBバーストに対応するSSBバースト位置のセットを示す第1の情報ブロックを含む第1のSSBを伝送することができる。第1の情報ブロックは、ある数のSSBバーストのうちのどれが、第1のデバイスグループ(例えば、Redcapデバイス)用に意図されるものであるか、複数のSSBバーストのうちのどれが、第1のデバイスグループとは異なり、且つ第1のデバイスグループとオーバーラップしない第2のデバイスグループ(例えば、レガシデバイス)用に意図されるものであるかを追加で示し得る。ある数のSSBバーストのうちの1つ以上の単一のSSBバーストは各々、第1のSSBによって定義されるセル内の第1の周波数で使用される第1のある数のSSBを含み得る。第1のある数のSSBは、互いにオーバーラップしない第1のSSBグループと第2のSSBグループを含み得る。第1のSSBグループは、第1のデバイスグループ用に意図されるそれぞれの第1のマスタ情報ブロック(MIB)を含み得、第2のSSBグループは、第2のデバイスグループ用に意図されるそれぞれの第2のMIBを含み得る。それぞれの第1のMIB及びそれぞれの第2のMIBは、セルが、第1のデバイスグループに属するデバイス又は第2のデバイスグループに属するデバイスに対してバーリングされているかどうかを示す。第1のMIB及び第2のMIBはそれぞれ、第1のデバイスグループ及び第2のデバイスグループのための、異なるそれぞれの制御リソースセットを示し得る。いくつかの実施形態では、第1のある数のSSBは、セルがバーリングされているかどうかを示すそれぞれのMIBを含み得、第2のデバイスグループではなく第1のデバイスグループに属するデバイスのためのセルを定義する情報ブロックの周波数ロケーションを示す、それぞれの第2の情報ブロックも含み得る。
本明細書に記載の技法は、基地局、アクセスポイント、セルラ電話、ポータブルメディアプレーヤ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、ヘッドマウントディスプレイ、VRディスプレイ、ウェアラブルガラス、XRデバイス、及び様々な他のコンピューティングデバイスを含むがこれらに限られない、多数の異なるタイプのデバイスに実装されるか、及び/又はそれらのデバイスと共に使用され得ることに留意されたい。
この発明の概要は、本文書に記載の主題のいくつかの簡易的な概要を提供することが意図されている。よって、上記の特徴は単なる一例に過ぎず、本明細書に記載の主題の範囲又は精神を狭めるものとして解釈されるべきでないことを理解されたい。本明細書に記載の主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図面、及び特許請求の範囲から明らかになる。
いくつかの実施形態に係る、例示的な(かつ簡略化された)無線通信システムを示す。 いくつかの実施形態に係る、例示的な無線ユーザ機器(UE)デバイスと通信する例示的な基地局を示す。 いくつかの実施形態に係る、UEの例示的なブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、基地局の例示的なブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、セルラ通信回路を説明する例示的な簡略図を示す。 例えば、無線通信デバイス又はユーザ機器デバイス(UE)等のデバイスによるセルへの(例えば、基地局を介した)初期アクセスのためのチャネル帯域幅(channel bandwidth、CHBW)及び帯域幅部分(bandwidth part、BWP)の構成を説明する簡略図を示す。 グローバル同期チャネル番号(GSCN)を使用した同期システムブロック(SSB)送信、並びにCHBW及びBWPの構成を説明する簡略図を示す。 レデューストケイパビリティ(Redcap)デバイスとレガシデバイスを同時に動作させるためにSSBを伝送し、並びにCHBW及びBWPを構成するときの潜在的な課題を説明する簡略図を示す。 いくつかの実施形態に係る、Redcapデバイスとレガシデバイスの共存を、セルバーリングインジケーションに基づいて確実にする解決策を説明する表を示す。 いくつかの実施形態に係る、初期ダウンリンク帯域幅部分が20MHzより大きい場合のデバイスによるセルへの初期アクセスのためのSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネルCHBW及びBWPの構成を説明する簡略図を示す。 いくつかの実施形態に係る、初期ダウンリンク帯域幅部分が20MHzである場合のデバイスによるセルへの初期アクセスのためのSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネルCHBW及びBWPの構成を説明する簡略図を示す。 いくつかの実施形態に係る、PDCCH-ConfigSIB1に基づくリダイレクトを有するデバイスによるセルへの初期アクセスのためのSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネルCHBW及びBWPの構成を説明する簡略図を示す。 いくつかの実施形態に係る、SIB1に基づくリダイレクトを有するデバイスによるセルへの初期アクセスのためのSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネルCHBW及びBWPの構成を説明する簡略図を示す。 いくつかの実施形態に係る、Redcap SSB及び非Redcap SSB送信の時間領域多重化を示す簡略図を示す。
本明細書に記載の特徴は、様々な変更形態及び代替的形態が可能ではあるが、その特定の実施形態を例として図面に示し、本明細書において詳細に説明する。しかしながら、特徴の図面及び詳細な説明は、開示されている特定の形態に限定することは意図されておらず、むしろ、添付の特許請求の範囲によって定義されている本主題の精神及び範囲内のすべての修正、等価物、及び代替案を包含することが意図されていることを理解されたい。
頭字語
様々な略称が本願全般にわたって使用される。本願全般にわたって出現し得る最も顕著に使用される頭字語の定義を以下に示す。
● AF:アプリケーション機能
● AMF:アクセス及びモビリティ管理機能
● AMR:適応型マルチレート
● AP:アクセスポイント
● APN:アクセスポイント名
● APR:アプリケーションプロセッサ
● AS:アクセス層
● BS:基地局
● BSR:バッファステータスレポート
● BSSID:基本サービスセット識別子
● CBRS:市民ブロードバンド無線サービス
● CBSD:市民ブロードバンド無線サービスデバイス
● CCA:クリアチャネルアセスメント
● CCE:制御チャネル要素
● CMR:変更モードリクエスト
● CN:コアネットワーク
● CORESET:制御リソースセット
● CS:巡回シフト
● DL:(BSからUEへの)ダウンリンク
● DMRS:復調基準信号
● DN:データネットワーク
● DRB:データ無線ベアラ
● DSDS:デュアルSIMデュアルスタンバイ
● DYN:動的
● EDCF:拡張型分散協調機能
● eSNPN:タンドアロン等価の非パブリックネットワーク
● FDD:周波数分割複信
● FT:フレームタイプ
● GAA:一般認可アクセス
● GPRS:汎用パケット無線サービス
● GSCN:グローバル同期チャネル番号
● GSM:移動体通信グローバルシステム
● GTP:GPRSトンネリングプロトコル
● HPLMN:ホーム公衆陸上移動体ネットワーク
● IMS:インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム
● IoT:モノのインターネット
● IP:インターネットプロトコル
● KPI:主要性能評価指標
● LAN:ローカルエリアネットワーク
● LBT:リッスンビフォアトーク
● LCP:論理チャネル優先度付与
● LQM:リンク品質メトリック
● LTE:ロングタームエボリューション
● MCC:モバイル国コード
● MIB:マスタ情報ブロック
● MNO:移動体通信事業者
● MO:監視オケージョン
● NAS:非アクセス層
● NEF:ネットワーク開示機能
● NF:ネットワーク機能
● NG-RAN:次世代無線アクセスネットワーク
● NID:ネットワーク識別子
● NMF:ネットワーク識別子管理機能
● NPN:非公共(セルラ)ネットワーク
● NRF:ネットワークリポジトリ機能
● NSI:ネットワークスライスインスタンス
● NSSAI:ネットワークスライス選択支援情報
● OFDM:直交周波数分割多重化
● OOC:カバレッジ範囲外
● PBCH:物理ブロードキャストチャネル
● PCF:ポイント協調機能
● PDB:パケット遅延バジェット
● PDCP:パケットデータコンバージェンスプロトコル
● PDN:パケットデータネットワーク
● PDU:プロトコルデータユニット
● PGW:PDNゲートウェイ
● PLMN:公衆陸上移動体ネットワーク
● PRACH:物理ランダムアクセスチャネル
● PRB:物理リソースブロック
● PRI:物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースインジケータ
● PSCCH:物理サイドリンク制御チャネル
● PSFCH:物理サイドリンクフィードバックチャネル
● PSSCH:物理サイドリンク共有チャネル
● PSD:パワースペクトル密度
● PSS:プライマリ同期信号
● PT:ペイロードタイプ
● PTRS:位相追跡基準信号
● PUCCH:物理アップリンク制御チャネル
● QBSS:QoS拡張型基本サービスセット
● QFI:QoSフロー識別子
● QI:品質インジケータ
● QoE:体験品質
● QoS:サービス品質
● RA:登録受諾
● RAN:無線アクセスネットワーク
● RAR:ランダムアクセス応答
● RAT:無線アクセス技術
● RF:無線周波数
● ROHC:ロバストヘッダ圧縮
● RR:登録リクエスト
● RRC:無線リソース制御
● RSRP:基準信号受信電力
● RTP:リアルタイムトランスポートプロトコル
● RX:受信/受信する
● SAS:スペクトル割り当てサーバ
● SD:スライス記述子
● SDAP:サービスデータ適応プロトコル
● SDU:サービスデータユニット
● SI:システム情報
● SIB:システム情報ブロック
● SID:システム識別番号
● SIM:加入者識別モジュール
● SGW:サービングゲートウェイ
● SMF:セッション管理機能
● SNPN:スタンドアロン型非パブリックネットワーク
● SPS:準永続的スケジューリング
● SSB:同期信号ブロック
● SSS:セカンダリ同期信号
● SUPI:サブスクリプション永久識別子
● TBS:トランスポートブロックサイズ
● TCP:トランスミッション制御プロトコル
● TDD:時分割複信
● TDRA:時間ドメインリソース割り当て
● TPC:送信電力制御
● TSC:タイムセンシティブ通信
● TSCAI:タイムセンシティブ通信支援情報
● TX:送信/送信する
● UAC:統合型アクセス制御
● UDM:統合型データ管理
● UDR:ユーザデータリポジトリ
● UE:ユーザ機器
● UI:ユーザ入力
● UL:(UEからBSへの)アップリンク
● UMTS:ユニバーサル移動体通信システム
● UPF:ユーザプレーン機能
● URLLC:超高信頼性低レイテンシ通信
● URM:汎用リソース管理
● URSP:UEルート選択ポリシ
● USIM:ユーザ加入者識別モジュール
● Wi-Fi:米国電気電子学会(IEEE)802.11規格に基づく、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)RAT
● WLAN:無線LAN
● XR:拡張現実
用語
以下は本明細書で出現し得る用語集である。
メモリ媒体-様々なタイプのメモリデバイス又は記憶デバイス。用語「メモリ媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイス等のインストール媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAM、コンピュータ内部メモリ等のコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、フラッシュ、例えば、ハードドライブ等の磁気媒体等、又は光学ストレージ等の不揮発性メモリ、レジスタ、又は他の類似のタイプのメモリ要素等を含むことが意図されている。メモリ媒体は、他のタイプのメモリ、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。加えて、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムにおいて位置してもよく、又はインターネット等のネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムにおいて位置してもよい。後者の場合には、第2のコンピュータシステムは、第1のコンピュータシステムに、実行するためのプログラム命令を提供することができる。用語「メモリ媒体」は、異なる場所において、例えば、ネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステムにおいて存在することができる2つ以上のメモリ媒体を含んでもよい。メモリ媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行され得る(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)プログラム命令を記憶してもよい。
キャリア媒体-上記のようなメモリ媒体、並びにバス、ネットワーク等の物理的伝送媒体、及び/又は電気信号、電磁信号、若しくはデジタル信号等の信号を伝達する他の物理的伝送媒体。
プログラム可能ハードウェア要素-プログラム可能相互接続子を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを備える、様々なハードウェアデバイスを含む。例として、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラム可能オブジェクトアレイ(Field Programmable Object Array、FPOA)、及び複合PLD(Complex PLD、CPLD)が挙げられる。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(演算論理装置又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能論理」と称され得る。
コンピュータシステム(又はコンピュータ)-パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク機器、インターネットアプライアンス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、若しくは他のデバイス又はデバイスの組み合わせを含む、様々なタイプのコンピューティングシステム又は処理システム。一般に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有するあらゆるデバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広く定義されてもよい。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)-無線通信を行うあらゆるタイプのコンピュータシステムデバイス。無線通信デバイスとも呼ばれ、その多くはモバイル及び/又は携帯可能である。UEデバイスの例は、携帯電話又はスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、iPad(商標)、Samsung Galaxy(商標)等のタブレットコンピュータ、ゲーミングデバイス(例えば、SONY PlayStation(商標)、Microsoft Xbox(商標)等)、ポータブルゲーミングデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPod(商標))、ラップトップ、ウェアラブルデバイス(例えば、Apple Watch(商標)、Google Glass(商標))、PDA、ウェアラブルガラス、ヘッドマウントディスプレイ、XRデバイス、ポータブルインターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイス、無人航空機(例えば、ドローン)、無人航空機コントローラ等を含む。様々な他のタイプのデバイスが、それらがWi-Fi又はセルラとWi-Fiの両方の通信機能、及び/又は、例えば、BLUETOOTH(商標)等の短距離無線アクセス技術(SRAT)を用いた他の無線通信機能、を含むならば、このカテゴリに入る。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、無線通信が可能であり、且つポータブル/モバイルでもあり得る、あらゆる電子、コンピューティング、及び/又は電気通信デバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広範に定義されてもよい。
無線デバイス(又は無線通信デバイス)-WLAN通信、SRAT通信、Wi-Fi通信等を使用して無線通信を実行する様々なタイプのコンピュータシステムデバイス。本明細書に使用するように、用語「無線デバイス」は、上に定義するようなUEデバイス、又は据置型無線クライアント若しくは無線基地局等の据置型デバイスを指し得る。例えば、無線デバイスは、アクセスポイント(AP)若しくはクライアント局(UE)等の、802.11システムのあらゆるタイプの無線局、又は、例えば、基地局又はセルラ電話等の、セルラ無線アクセス技術(例えば、5G NR、LTE、CDMA、GSM)に従って通信する、セルラ通信システムのあらゆるタイプの無線局とすることができる。
通信デバイス-通信を実行する様々なタイプのコンピュータシステム又はデバイス。通信は、有線又は無線であり得る。通信デバイスは、ポータブル(若しくはモバイル)であってもよく、又は特定の場所に定置若しくは固定されてもよい。無線デバイスは、通信デバイスの一例である。UEは、通信デバイスの別の例である。
基地局(BS)-用語「基地局」は、その通常の意味のすべてを有し、少なくとも、固定位置に設置され、無線電話システム又は無線システムの一部として通信するために使用される無線通信局を含む。
プロセッサ-デバイス内で、例えば、ユーザ機器デバイス内で、又はセルラネットワークデバイス内で機能を実行することが可能な、様々な要素若しくは要素の組み合わせを指す。プロセッサは、例えば、プロセッサ及び関連するメモリ、個別のプロセッサコアの一部又は回路、プロセッサコア全体、プロセッサアレイ、ASIC(特定用途向け集積回路)等の回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のプログラム可能なハードウェア要素、並びに上記のものの様々な組み合わせを含んでもよい。
チャネル-送信側(送信機)から受信機に情報を伝達するために使用される媒体。「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って異なり得るため、本明細書に使用するように、用語「チャネル」は、この用語が関連して使用されるデバイスのタイプの規格に一致するように使用されると見なされることに留意されたい。いくつかの規格では、チャネル幅は、(例えば、デバイス能力、帯域条件等に依存して)可変であり得る。例えば、LTEは、1.4MHz~20MHzのスケーラブルなチャネル帯域幅をサポートしてもよい。対照的に、Bluetoothのチャネル幅が1MHzであり得るのに対して、WLANのチャネル幅は22MHzであり得る。他のプロトコル及び規格は、異なるチャネルの定義を含み得る。更に、いくつかの規格は、複数のタイプのチャネル、例えば、アップリンク若しくはダウンリンクのための異なるチャネル、及び/又は、データ、制御情報等の異なる使用のための異なるチャネルを定義及び使用することができる。
帯域-用語「帯域」は、帯域の通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、チャネルがある目的で使用されるか、又は同じ目的のために取って置かれたスペクトルの部分(例えば、無線周波数スペクトル)を含む。更に、「周波数帯域」は、より低い周波数及び上限周波数によって区切られた周波数領域の任意の区間を示すために使用される。この用語は、無線バンド又はいくつかの他のスペクトルの区間を指し得る。無線通信信号は、信号を搬送する手段(又は場所)である周波数の範囲を占めることができる。そのような周波数範囲は、信号の帯域幅とも呼ばれる。したがって、帯域幅は、周波数の連続帯域における上限周波数と下限周波数との差分を指す。周波数帯域は、1つの通信チャネルを表し得るか、又は複数の通信チャネルに細分され得る。異なる使用への無線周波数範囲の割り当ては、無線スペクトル割り当ての主要な機能である。例えば、5G NRでは、動作周波数帯域は、2つのグループに分類される。より具体的には、3GPP Release 15では、周波数帯域は異なる周波数範囲 (FR) に指定され、FR1及びFR2として定義され、FR1は410MHz~7125MHzの範囲を包含し、FR2は24250MHz~52600MHzの範囲を包含する。
Wi-Fi-用語「Wi-Fi」は、その通常の意味の全範囲を有するものであり、少なくとも、無線LAN(WLAN)アクセスポイントによってサービスが提供され、これらのアクセスポイントを通じてインターネットへの接続性を提供する、無線通信ネットワーク又はRATを含む。最新のWi-Fiネットワーク(又は、WLANネットワーク)は、IEEE802.11規格に基づくものであり、「Wi-Fi」という名称で市販されている。Wi-Fi(WLAN)ネットワークは、セルラネットワークとは異なるものである。
自動的に-ユーザ入力が、アクション又は動作を直接指定若しくは実行することなく、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又はデバイス(例えば、回路メカニズム、プログラム可能なハードウェア要素、ASIC等)によって、それらのアクション又は動作が実行されることを指す。したがって、用語「自動的に」は、ユーザが入力を提供して操作を直接実行するような、ユーザによって手動で実行され又は指定される操作とは対照的である。自動手順は、ユーザによって提供された入力によって開始され得るが、「自動的に」実行される後続のアクションは、ユーザによって指定されない。すなわち、実行される各アクションをユーザが指定する「手動」で実行されない。例えば、ユーザが、各フィールドを選択し、情報を指定する入力を提供することによって(例えば、情報をタイピングすること、チェックボックスを選択すること、ラジオボタン(radio selections、ラジオボタン)を選択すること等によって)電子フォームを記入することは、コンピュータシステムがユーザアクションに応じてフォームを更新しなければならないが、フォームを手動で記入することと見なされる。フォームは、コンピュータシステムによって自動的に記入され得、ここで、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムで実行されるソフトウェア)は、フォームのフィールドを分析し、フィールドへの回答を指定するユーザ入力なしにフォームに記入する。上記のように、ユーザは、フォームの自動記入を呼び出すことができるが、フォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザは、フィールドへ回答を手動で指定するのではなく、むしろ、回答は自動的に完了されている)。本明細書は、ユーザが取ったアクションに応じて自動的に実行される動作の様々な例を提供する。
おおよそ-ほとんど正確又は精密である値を指す。例えば、おおよそは、精密な(又は所望の)値の1~10パーセント以内の値を指し得る。しかしながら、実際の閾値(又は許容差)は、用途に依存し得ることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、「おおよそ」は、ある指定された又は所望の値の0.1%以内を意味し得、他の各種実施形態では、閾値は、所望に応じて、又は特定の用途による必要に応じて、例えば、2%、3%、5%等であり得る。
同時-タスク、プロセス、又はプログラムが少なくとも部分的にオーバーラップして実行される、並列の実行(execution or performance)を指す。例えば、同時実行は、タスクがそれぞれの計算要素で並列に(少なくとも部分的に)実行される「強い」若しくは厳密な並列を使用して実装され得、又は、タスクがインターリーブ式で、例えば、実行スレッドの時分割多重化によって実行される「弱い並列」を使用して実装され得る。
ステーション(STA)-ここでの用語「ステーション」は、例えば、802.11プロトコルを用いて、無線で通信する能力を有するあらゆるデバイスを指す。ステーションは、ラップトップ、デスクトップPC、PDA、アクセスポイント若しくはWi-Fi電話、又はUEと類似の任意のタイプのデバイスであってもよい。STAは、固定型、モバイル型、ポータブル型、又はウェアラブル型であり得る。無線ネットワークの用語では、一般的に、ステーション(STA)は、無線通信機能を有するあらゆるデバイスを広く含み、したがって、ステーション(STA)、無線クライアント(UE)、ノード(BS)という用語は、多くの場合、互いに交換可能に用いられる。
ように構成されている-様々な構成要素が、タスクを実行する「ように構成されている」と説明され得る。このようなコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(複数可)を実行する「構造を有していること」を一般に意味する広範な記述である。したがって、構成要素は、構成要素がタスクを現在実行していないときでも、このタスクを実行するように構成されていてもよい(例えば、導電体のセットは、2つのモジュールが接続されていないときでも、モジュールを別のモジュールに電気的に接続するように構成されていてもよい)。いくつかのコンテキストにおいて、「ように構成されている」は、動作中にタスク(複数可)を実行する「回路を有していること」を一般に意味する構造の広範な記述であってもよい。したがって、構成要素は、構成要素が現在オンでないときでも、タスクを実行するように構成されていてもよい。一般に、「ように構成されている」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路を含み得る。
トランスミッションスケジューリング-無線伝送等の伝送のスケジューリングを指す。セルラ無線通信のいくつかの実装態様では、信号及びデータ伝送は、伝送が行われる特定の持続期間の指定された時間単位に従って編成され得る。本明細書に使用するように、「スロット」という用語は、その通常の意味の完全な範囲を有し、少なくとも無線通信の最小(又は最小限)のスケジューリング時間単位を指す。例えば、3GPP LTEでは、伝送は無線フレームに分割され、各無線フレームの(時間)持続期間が等しい(例えば、10ms)。3GPP LTEの無線フレームは、各サブフレームが等しい時間持続期間であり、サブフレームが最小(最小)スケジューリングユニット、又は伝送のための指定された時間単位である、特定の数(例えば、10個)のサブフレームに更に分割され得る。したがって、3GPP LTEの実施例では、「サブフレーム」は、上に定義した「スロット」の例と見なすことができる。同様に、5G NR(又は略して、NR)伝送のための最小(又は最小限)のスケジューリング時間単位は、「スロット」と呼ばれる。異なる通信プロトコルでは、最小(又は最小限)のスケジューリング時間ユニットの名前も異なり得る。
リソース-用語「リソース」は、その通常の意味の完全な範囲を有し、無線通信中に使用される周波数リソース及び時間リソースを指し得る。本明細書に使用するように、リソース要素(RE)は、リソースの特定の量又は数を指す。例えば、時間リソースのコンテキストでは、リソース要素は、特定の長さの時間間隔であり得る。周波数リソースのコンテキストでは、リソース要素は、特定の周波数帯域幅、又は特定の周波数を中心とし得る特定の量の周波数帯域幅であり得る。1つの具体的な例として、リソース要素は、(周波数リソース、例えば、特定の周波数を中心とし得る特定の周波数帯域幅についての)1サブキャリア当たりの(時間リソース、例えば、特定の長さの時間間隔についての)リソースユニットを指し得る。リソース要素グループ(REG)は、その通常の意味の完全な範囲を有し、少なくとも指定された数の連続するリソース要素を指す。いくつかの実装では、リソース要素グループは、基準信号のために予約されたリソース要素を含まなくてもよい。制御チャネル要素(CCE)は、指定された数の連続するREGのグループを指す。リソースブロック(RB)は、指定されたシンボル数当たりの指定されたサブキャリア数で構成されている特定の数のリソース要素を指す。各RBは、指定された数のサブキャリアを含み得る。リソースブロックグループ(RBG)は、複数のRBを含むユニットを指す。1つのRBG内のRBの数は、システムの帯域幅に応じて異なり得る。
帯域幅部分(BWP)-帯域幅部分(BWP)は、所与のキャリア上の所与の数の共通リソースブロックの連接するサブセットから選択された物理リソースブロックの連接するセットである。ダウンリンクの場合、UEは、最大で特定の数のキャリアBWP(例えば、いくつかの仕様により、4つのBWP)を有し、(いくつかの仕様により)所与の時間で各キャリアにつき1つのBWPがアクティブであるように構成されていてもよい。アップリンクの場合、UEは同様に、最大で数個(例えば、4つ)のキャリアBWPを有し、(いくつかの仕様により)所与の時間で各キャリアにつき1つのBWPがアクティブであるように構成されていてもよい。UEが補助アップリンクを用いて構成されている場合、UEは、補助アップリンク内の指定された数(例えば、4つ)のキャリアBWPまで、(いくつかの仕様により)所与の時間で1つのキャリアBWPがアクティブであるように追加で構成され得る。
マルチセル配置-マルチ無線デュアル接続(MR-DC)の場合、マスタノードは、コアネットワークへの制御プレーン接続を提供するノード(無線アクセスノード)として定義される。マスタノードは、例えば、マスタeNB(3GPP LTE)又はマスタgNB(3GPP NR)であり得る。MR-DCの場合、セカンダリノードは、コアネットワークへの制御プレーン接続がなく、UEに追加のリソースを提供する無線アクセスノードとして定義される。マスタセルグループ(MCG)は、プライマリセル(PCell)及び選択的に1つ以上のセカンダリセル(SCell)を含む、マスタノードと関連付けられたサービングセルのグループとして定義される。セカンダリセルグループ(SCG)は、特定のセル、すなわちSCG(PSCell)のプライマリセルを含み、そして任意選択で1つ以上のSCellを含む、セカンダリノードと関連付けられたサービングセルのグループとして定義される。UEは通常、無線リンク監視をPCellに適用することができる。UEがSCGを用いて構成されている場合、UEはまた、無線リンク監視をPSCellに適用することができる。無線リンク監視は、一般に、アクティブBWPに適用され、UEは、非アクティブBWPを監視する必要がない。PCellは、初期アクセスを開始するために使用され、UEは、キャリアアグリゲーション(CA)を介してPCell及びSCellと通信することができる。現在の修正された機能は、UEが複数のセルとの間で送受信できることを意味する。UEは最初にPCellに接続し、UEが接続済み状態になるとUEのために1つ以上のSCellが構成され得る。
コアネットワーク(CN)-コアネットワーク(又はバックボーン)は、UEの接続技術(例えば、無線アクセス技術、RAT)とは無関係な、3GPPシステムの一部として定義される。UEは、RANが特定のものであり得る無線アクセスネットワーク、すなわちRANを介してコアネットワークに接続することができる。多くの場合、CNは、ネットワークを相互接続し、異なるローカルエリアネットワーク(LAN)又はサブネットワーク間の情報の交換のためのパスを提供するコンピュータネットワークの一部であり得る。CNはまた、同じ建物内の、キャンパス環境内の異なる建物内の、又は広いエリアにわたる、多様なネットワークを結びつけることができる。通常、CNの容量は、それに接続されているネットワークの容量より大きい。
超高信頼性低レイテンシ通信(URLLC)-途切れることのないロバストなデータ交換を必要とするミッションクリティカルな(又は必須の)適用例のためのネットワークの使用を指す。
タイムセンシティブ通信(TSC)-URLLCと比較して、TSCは、レイテンシ及び信頼性に関してより厳しい要件を有し、時には、決定的でアイソクロナスな適用例のためのパケットの絶対時間同期及びオンタイム配送を必要とする場合がある。TSCの成功は、TSCトラフィックフローの効果的なスケジューリングに依存する。
拡張現実(Extended Reality、XR)-XRは、仮想現実(VR)、強化現実(AR)、複合現実(MR)を包括する総称であり、人々がメディアと相互作用する方法を確立するための最も重要なメディアアプリケーションのうちの1つを表す。
サービスデータユニット(SDU)-SDUは、オープンシステム相互接続レイヤ又はサブレイヤから下位レイヤに渡されたデータの単位である。SDUは、まだ下位レイヤによってプロトコルデータユニット(PDU)にカプセル化されていないものである。
サービスデータ適応プロトコル(SDAP)-SDAPは、オンエアー(例えば、NRエアー)インターフェースにわたるQoSフローの処理を実行する。特に、SDAPは、特定のQoSフローを、適切なレベルのQoSで確立された対応するデータ無線ベアラ(DRB)にマッピングする。NRサイドリンク通信では、SDAPサブレイヤは、PC5(すなわち、サイドリンク、SL)のサービス品質(QoS)フローをSLデータ無線ベアラ(SL-DRB)にマッピングする。
NRチャネル階層-NR無線アクセスネットワークを介して送信されるデータをグループ化するために、データは特定の方法で編成される。多くの異なる機能が無線通信リンクを介して送信されるデータと関連付けられているため、それらは明確にマークされ、定義された位置及びフォーマットを有する必要がある。よって、いくつかの異なる形態のデータチャネルが定義され、使用される。物理レベルに達するまで、より上位レベルのチャネルは、他のチャネルにマッピングされるか、又は他のチャネル内に含まれる。物理チャネルは、より上位レベルのチャネルからのすべてのデータを含む。これは、より上位レベルのプロトコルスタックから物理レイヤに向かうデータの論理的で管理可能なフローを提供する。モバイル通信システム、例えば、NR通信システムには、3つの主なタイプのデータチャネルが使用される。
論理チャネル(LCH)-論理チャネルは、制御チャネル及びトラフィックチャネルのうちの1つに属し得る。制御チャネルは、制御プレーンからのデータの転送に使用され、一方で、トラフィックチャネルはユーザプレーンデータの転送に使用される。
トランスポートチャネル(TCH)-トランスポートチャネルは、物理レイヤ及びそのチャネルによって無線インターフェース上で搬送される論理データの多重化を表す。
物理チャネル(PCH)-物理チャネルは、無線アクセスネットワーク/NR無線周波数信号を介したデータの実際の伝送に最も近いものであり、無線インターフェースを介してデータを運ぶために使用される。多くの場合、より上位レベルのチャネルは、特定のサービスを提供するために物理チャネルにマッピングされる。物理チャネルは、ペイロードデータ、又は変調、基準信号多重化、送信電力、RFリソース等のような特定のデータ伝送特性の詳細を運ぶ。
ネットワーク開示機能(NEF)-NEFは、機能及びイベントを安全に開示する手段を提供する3GPPコアネットワークアーキテクチャ内の機能である。NEFは、受信した情報を構造化されたデータとして記憶し、それを他のネットワーク機能に開示する。
ポイント協調機能(PCF)-PCFは、通信ネットワーク内の通信を協調させるために使用されるメディアアクセス制御(MAC)技法である。
ユーザプレーン機能(UPF)-UPFは、5G/NRコアネットワークのネットワーク機能(NF)の1つであり、NRアーキテクチャにおける、パケットルーティング及び転送、パケット検査、QoS処理、並びにデータネットワーク(DN)相互接続のための外部PDUセッションを実行する。
メディアアクセス制御(MAC)の制御要素(MAC CE)-少なくともLTE及びNR通信において、特定の制御情報を運ぶ指定されたMAC構造を有するいくつかの通信パスが、MAC層に存在する。制御情報を運ぶ指定されたMAC構造が、「MAC CE」と呼ばれる。MAC CEは、上位レイヤが関与しない高速シグナリング通信交換のためにUE(MAC)と基地局(MAC)との間で動作する。MAC CEは、MAC PDUの一部として送信される。NRアップリンク通信の場合、MAC CEは、典型的には、MAC PDUの末尾に配置される。NRダウンリンク通信の場合、MAC CEは、典型的には、MAC PDUの先頭に配置される。
セル(又はネットワーク)にキャンピングする-少なくともLTE及びNR通信において、デバイス又はUEが選択されたモバイルネットワークの適切なセルを検索し、利用可能なサービスを提供するセルを選択し、その制御チャネルを監視することは、UEが「セルにキャンピングオンする」と呼ばれる。UEは、必要に応じて、選択されたセルの登録エリア内におけるその存在を、ロケーション登録手順によって登録する。UEがより好適なセルを見つけると、そのより適切なセルに再選択し、それにキャンピングオンすることができる。新規セルが異なる登録エリアにある場合、ロケーション登録も実行される。UEは、アイドルモードでセルにキャンピングオンすることができ、これは、UEが他のUEとのアクティブ通信を行わないが、特定の制御チャネルを監視したり、ページングメッセージを定期的にチェックしたり、又はそのセル上の他の通信を定期的にチェックしたりし得ることを意味する。したがって、セルに留まる(キャンピングオンする)。セルにキャンピングオンしているUEは、モバイルネットワークからシステム情報を受信することができる。セルにキャンピングオンしているUEは、それがキャンピングオンしているセルの制御チャネル上のネットワークに最初にアクセスすることによって、(セルに登録されているとき)コールを開始することができる。モバイルネットワークが登録されているUE向けのコールを受信する場合、ネットワークは、UEがキャンピングオンしているセルの登録エリアへのアクセスを有し、その登録エリア内のすべてのセルの制御チャネル上でUE向けの「ページング」メッセージを送信することができる。UEは、ページングメッセージがUEがキャンピングオンしているセルの制御チャネルに同調されているため、それを受信することができ、そしてUEは制御チャネル上で応答することができる。セルにキャンピングオンしていることはまた、UEがセルブロードキャストメッセージを受信できることを意味する。
セル(又はネットワーク)をバーリングする-少なくともLTE及びNR通信において、UEによるあるセルへのキャンピングオン/留まることが許可されていないとき、そのセル(ネットワーク)はバーリングされていると言う。3GPP TS25.304によれば、「バーリングされているセルl」は、「UEのキャンピングオンを許可しないセルである。UEは、緊急コールの場合であっても、バーリングされているセルへのキャンピングオンは許可されない。UEが現在キャンピングオンしているセルがバーリングされているセルになった場合、セル再選択がトリガされる。
本明細書の記載では、便宜上、タスクを実行するとして様々な構成要素を説明することができる。そのような説明は、語句「ように構成されている」を含むように解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成されている構成要素の説明は、米国特許法112条第6パラグラフのその構成要素についての解釈が適用されないことが明確に意図されている。
図1及び図2-例示的な通信システム
図1は、いくつかの実施形態に係る、例示的な(かつ簡略化された)無線通信システムを示す。図1のシステムは、あり得るシステムの単なる一例に過ぎず、実施形態は、要望に応じて、様々なシステムにおいて実施され得ることに留意されたい。
図に示すように、例示的な無線通信システムは、基地局(単数又は複数)102又は基地局102とも総称される基地局102A~102Nを含む。図1に示すように、基地局102Aは、1つ以上のユーザデバイス106A~106Nと伝送媒体を通して通信する。本明細書では、ユーザデバイスの各々は、「ユーザ機器」(UE)又はUEデバイスと称され得る。したがって、ユーザデバイス106A~106Nは、UE又はUEデバイスと呼ばれ、また、UE(単数又は複数)106又はUE106とも総称される。
基地局102Aは、無線基地局装置(base transceiver station、BTS)又はセルサイトであってもよく、UE106A~106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でもとりわけ、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)等の電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット、ニュートラルホスト又は様々な市民ブロードバンド無線サービス(Citizens Broadband Radio Service、CBRS)配備と通信するように装備されていてもよい。したがって、基地局102Aは、ユーザデバイス106間の通信、及び/又は、ユーザデバイス106とネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。特に、セルラ基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービス等の様々な電気通信能力をUE106に提供することができる。基地局106の通信エリア(又はカバレッジエリア)は、「セル」と呼ばれることもある。「セル」はまた、所与の周波数における所与のカバレッジエリアの論理IDを指し得ることに留意されたい。一般に、独立したセルラ無線カバレッジエリアであればどれも「セル」と称され得るそのような場合、基地局は3つのセルの特定の合流点に位置してもよい。基地局は、この均一なトポロジにおいて、セルとして参照される120度のビーム幅の3つのエリアにサービスを提供することができる。また、キャリアアグリゲーションの場合、スモールセル、リレー等の各々は、セルを代表することができる。したがって、特にキャリアアグリゲーションにおいて、少なくとも部分的にオーバーラップするカバレッジエリアを、異なるそれぞれの周波数でサービスを提供し得るプライマリセル及びセカンダリセルがあり得る。例えば、基地局は、任意の数のセルにサービスを提供することができ、基地局によってサービスを提供されるセルは、併置されていてもいなくてもよい(例えば、リモートラジオヘッド)。また、本明細書に使用するように、UEの視点から、基地局は、UEのアップリンク通信及びダウンリンク通信に関する限り、ネットワークを代表すると見なせることがある。したがって、ネットワーク内の1つ以上の基地局と通信するUEはまた、ネットワークと通信するUEとして解釈されてもよく、更に、ネットワーク上又はネットワークを介して通信するUEの少なくとも一部とも考えられ得る。
基地局(単数又は複数)102とユーザデバイス106は、例えば、GSM、UMTS(WCDMA)、LTE、LTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)、LAA/LTE-U、5G-NR(略称NR)、3GPP2 CDMA2000(例えば、1xRTT、1xEV-DO、HRPD、eHRPD)、Wi-Fi、WiMAX等の、無線通信技術又は電気通信規格とも称される様々な無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)を使用して、伝達媒体を通して通信するように構成されていてもよい。基地局102Aは、LTEのコンテキストにおいて実装されている場合、代わりに、「eNodeB」又は「eNB」と称され得ることに留意されたい。同様に、基地局102Aは、5G NRのコンテキストにおいて実装されている場合、代わりに、「gNodeB」又は「gNB」と称され得ることに留意されたい。所与の適用例又は特定の検討事項に応じて、便宜上、様々な異なるRATのいくつかを、全体的な定義特性に従って機能的にグループ化してもよい。例えば、すべてのセルラRATを、第1の(形式/タイプの)RATを代表すると集合的に見なしてもよく、一方で、Wi-Fi通信を、第2のRATを代表すると見なしてもよい。他の場合には、個々のセルラRATを個別に異なるRATとして見なしてもよい。例えば、セルラ通信とWi-Fi通信を区別するときは、「第1のRAT」は検討中のすべてのセルラRATを集合的に指し得、一方で、「第2のRAT」はWi-Fiを指し得る。同様に、該当するときには、異なる形態のWi-Fi通信(例えば、2.4GHz超と5GHz超)を、異なるRATに対応すると見なしてもよい。更に、所与のRAT(例えば、LTE又はNR)に従って実行されるセルラ通信は、それらの通信が行われる周波数スペクトルに基づいて、互いに区別されてもよい。例えば、LTE又はNR通信は、プライマリ認可スペクトル、並びに非認可スペクトル等のセカンダリスペクトル上で実行されてもよい。全体的に、様々な用語及び表現の使用法は、検討中の様々な適用例/実施形態に関して、かつその文脈内で、常に明確に表される。
図に示すように、基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でもとりわけ、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)等の電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信するように装備されていてもよい。したがって、基地局102Aは、ユーザデバイス106間の通信、及び/又は、ユーザデバイス106とネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。特に、セルラ基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービス等の様々な電気通信能力をUE106に提供することができる。UE106は、複数の無線通信規格を用いて通信することが可能であり得る。例えば、UE106は、(LTE又はNR等)の3GPPのセルラ通信規格、又は(CDMA2000ファミリのセルラ通信規格の中のセルラ通信規格等)の3GPP2セルラ通信規格のいずれか又はすべてを用いて通信するように構成されていてもよい。よって、同一又は異なるセルラ通信規格に従って動作する基地局102A及び(基地局102B...102N等の)他の同様の基地局は、1つ以上のセルラ通信規格を介して、広範囲の地理的エリアにわたって、UE106及び同様のデバイスに、連続した又はほぼ連続したオーバーラップするサービスを提供できる、セルの1つ以上のネットワークとして提供されてもよい。
したがって、図1に例示するように、基地局102Aが、UE106A~106Nに対して、「サービングセル」として機能している間に、各UE106は、信号を、(基地局102B~102N及び/又は任意の他の基地局によって提供され得る)1つ以上の他のセル(「隣接セル」と称され得る)から受信する(あるいはそれらの通信範囲内にある)こともできる。このようなセルはまた、ユーザデバイス106間の通信、及び/又はユーザデバイス106とネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度を提供するセルを含んでもよい。例えば、図1に例示する基地局102A~102Bは、マクロセルであってもよく、一方で、基地局102Nは、マイクロセルであってもよい。他の構成も可能である。
いくつかの実施形態では、基地局102Aは、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってよい。いくつかの実施形態では、gNBは、従来の進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NR Core、NRC)ネットワークに接続され得る。加えて、gNBセルは、1つ以上の送受信ポイント(transmission and reception point、TRP)を含んでもよい。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
UE106はまた、又は代わりに、WLAN、BLUETOOTH(登録商標)、BLUETOOTH(登録商標)Low-Energy、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えば、GPS又はGLONASS)、1つ及び/又は複数の移動体テレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H又はDVB-H)等を使用して通信するように構成されていてもよい。無線通信規格の他の組み合わせ(3つ以上の無線通信規格を含む)も可能である。更に、UE106はまた、1つ以上の基地局を通じて、又は他のデバイス、ステーション、若しくは明示的に示されていないがネットワーク100の一部として見なされるアプライアンスを通じて、ネットワーク100と通信することができる。したがって、ネットワークと通信するUE106は、ネットワークの一部として見なされる1つ以上のネットワークノードと通信するUE106として解釈されてもよい。それらのネットワークノードは、UE106と相互作用してUE106との通信を行うことができ、場合によっては、UE106の通信パラメータの少なくとも一部及び/又はUE106の通信リソースの使用に影響を及ぼし得る。
更に、図1にも例示するように、UEのうちの少なくともいくつかは、例えば、UE106D及びUE106Eは、例えば、3GPP LTE及び/又は5G-NR通信等のセルラ通信を介して、互いに通信している車両、及び基地局102と通信している車両を表してもよい。追加で、UE106Fは、UE106D及び106Eによって表される車両と同様の方法で通信及び/又は相互作用している歩行者を表すことができる。図1に例示されるネットワーク内で通信する車両の様々な実施形態は、例えば、とりわけ、3GPP規格の特定のバージョンに指定される通信等のビークルツーエブリシング(V2X)通信のコンテキストにおいて開示されている。
図2は、いくつかの実施形態に係る、基地局122及びアクセスポイント112と通信する例示的なユーザ機器106(例えば、UE106A~106Nのうちの1つ)を示す。UE106は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上あらゆるタイプの無線デバイス等の、セルラ通信能力と非セルラ通信能力(例えば、BLUETOOTH(登録商標)、Wi-Fi等)との両方を備えているデバイスであってもよい。UE106は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されているプロセッサを含んでもよい。UE106は、そのような記憶された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法実施形態を実行することができる。代わりに、又は加えて、UE106は、本明細書に記載の方法実施形態、又は本明細書に記載の方法実施形態の一部分を実行するように構成されている、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラム可能なハードウェア要素を含んでもよい。UE106は、複数の無線通信プロトコルのいずれかを用いて通信するように構成されていてもよい。例えば、UE106は、CDMA2000、LTE、LTE-A、NR、
WLAN、又はGNSSのうちの2つ以上を用いて通信するように構成されていてもよい。無線通信規格の他の組み合わせも可能である。
UE106は、1つ以上のRAT規格に従った無線通信プロトコルの1つ以上を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含んでもよい。いくつかの実施形態では、UE106は、複数の無線通信規格間で、受信チェーン及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共有してもよい。共用される無線機は、無線通信を実行するための、単一のアンテナを含んでもよく、(例えば、MIMO用の)複数のアンテナを含んでもよい。代わりに、UE106は、その通信に使用するように構成されている無線通信プロトコルの各々のための、(例えば、別個のアンテナ及び他の無線メカニズム成要素を含む)別個の送信チェーン及び/又は受信チェーンを含んでもよい。代わりに、UE106は、複数の無線通信プロトコル間で共用される1つ以上の無線回路、及び単一の無線通信プロトコルによって専用に使われる1つ以上の無線機を含んでもよい。例えば、UE106は、LTE、CDMA2000 1xRTT又はNRのいずれかを用いて通信するための無線回路と、Wi-Fi及びBLUETOOTH(商標)の各々を用いて通信するための個別の無線機とを含んでもよい。他の構成も可能である。
図3-例示的なUEのブロック図
図3は、いくつかの実施形態に係る、例示的なUE106のブロック図を示す。図に示すように、UE106は、様々な目的のための要素/構成要素を含み得る、システムオンチップ(SOC)300を含んでもよい。例えば、図に示すように、SOC300は、UE106のためにプログラム命令を実行し得るプロセッサ(単数又は複数)302、及び、グラフィック処理を実行し表示信号をディスプレイ360へ供給し得る表示回路304を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)302はまた、プロセッサ(単数又は複数)302からアドレスを受信し、それらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)内のロケーション、及び/又はディスプレイ回路304、無線回路330、コネクタI/F320、及び/又はディスプレイ360等の他の回路又はデバイス内のロケーションに変換するように構成されていてもよいメモリ管理ユニット(MMU)340に結合されてもよい。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302の一部分として含まれていてもよい。
図に示すように、SOC300は、UE106の様々な他の回路に結合されてもよい。例えば、UE106は、(例えば、NANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリ、(例えば、コンピュータシステムと接続するための)コネクタインターフェース320、ディスプレイ360、及び(例えば、LTE、LTE-A、NR、CDMA2000、BLUETOOTH(商標)、Wi-Fi、GPS等のための)無線通信回路を含んでもよい。UEデバイス106は、基地局及び/又は他のデバイスと無線通信を実行するための、少なくとも1つのアンテナ(例えば、335a)、及び場合によって、(例えば、アンテナ335a及び335bによって例示される)複数のアンテナを含んでもよい。アンテナ335a及び335bは一例として示されており、UEデバイス106はより少ない、又はより多くのアンテナを含んでもよい。全体的に、1つ以上のアンテナはアンテナ(単数又は複数)335と総称される。例えば、UEデバイス106は、無線回路330を使用して無線通信を実行するために、アンテナ(単数又は複数)335を用いてもよい。上記のように、いくつかの実施形態では、UEは複数の無線通信規格を使用して無線で通信するように構成されていてもよい。
UEデバイス106のプロセッサ(単数又は複数)302は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することにより、本明細書に記載の方法の一部分又は全部を実装するように構成されていてもよい。他の実施形態では、プロセッサ(単数又は複数)302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラム可能なハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成されていてもよい。更に、プロセッサ(単数又は複数)302は、図3に示すように、UE106が本明細書に開示する様々な実施形態に従って通信を実施するように、他の構成要素に結合されるか、又はそれらの他の構成要素と相互動作してもよい。具体的には、プロセッサ(単数又は複数)302は、図3に示すように、他の構成要素に結合されるか、及び/又は他の構成要素と相互動作して、UE106がRATの最適化を求める形で通信することを容易にし得る。プロセッサ(単数又は複数)302はまた、UE106上で動作する様々な他のアプリケーション及び/又はエンドユーザアプリケーションを実装してもよい。
いくつかの実施形態では、無線回路330は、様々な対応するRAT及び/又はRAT規格のそれぞれの通信の制御に専用の別個のコントローラを含んでもよい。例えば、図3に示すように、無線回路330は、Wi-Fiコントローラ356、セルラコントローラ(例えば、LTEコントローラ及び/又はNRコントローラ)352、並びにBLUETOOTH(商標)コントローラ354を含んでもよく、少なくともいくつかの実施形態によれば、これらのコントローラの1つ以上又は全部は、互いに通信し、かつSOC300と(より具体的にはプロセッサ(単数又は複数)302と)通信する、それぞれの集積回路(略称IC又はチップ)として実装されてもよい。例えば、Wi-Fiコントローラ356は、セル-ISMリンク若しくはWCIインターフェースを介してセルラコントローラ352と通信してもよく、及び/又はBLUETOOTH(登録商標)コントローラ354は、セル-ISMリンク等を介してセルラコントローラ352と通信してもよい。無線回路330内には3つの個別のコントローラが例示されているが、他の実施形態は、UEデバイス106において実装され得る様々な異なるRAT及び/又はRAT規格のための、より少ない又はより多くの同様のコントローラを有し得る。例えば、セルラコントローラ352のいくつかの実施形態を説明する少なくとも1つの例示的なブロック図を図5に示し、以下に更に説明する。
図4-例示的な基地局のブロック図
図4は、いくつかの実施形態に係る、例示的な基地局102のブロック図を示す。図4の基地局は、あり得る基地局の単なる一例に過ぎないことに留意されたい。図に示すように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)404を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)404はまた、プロセッサ(単数又は複数)404からアドレスを受信し、それらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(ROM)450)内のロケーション、又は他の回路若しくはデバイス内のロケーションに変換するように構成されていてもよいメモリ管理ユニット(MMU)440に結合されてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話網に結合し、UEデバイス106等の複数のデバイスに、上記図1及び図2に説明するような電話網へのアクセスを提供するように構成されていてもよい。ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)はまた、又は代わりに、例えば、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク等のセルラネットワークに結合するように構成されていてもよい。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスを、UEデバイス106等の複数のデバイスに提供することができる。一部の場合には、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話ネットワークに結合することができ、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラサービスプロバイダによってサービスを提供される他のUEデバイス間で)電話ネットワークを提供することができる。
基地局102は、モバイルデバイス及び/又は他のデバイスと無線通信を実行するための、少なくとも1つのアンテナ434aを、及び場合によって、(例えば、アンテナ434a及び434bによって例示される)複数のアンテナを含んでもよい。アンテナ434a及び434bは一例として示されており、基地局102はより少ない、又はより多くのアンテナを含んでもよい。全体的に、アンテナ434a及び/又はアンテナ434bを含み得る1つ以上のアンテナは、アンテナ434又はアンテナ(単数又は複数)434と総称される。アンテナ(単数又は複数)434は、無線送受信機として動作するように構成されていてもよく、無線回路430を介して、UEデバイス106と通信するように更に構成されていてもよい。アンテナ(単数又は複数)434は、通信チェーン432を介して、無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又はその両方であってもよい。無線回路430は、LTE、LTE-A、5G-NR(NR)、WCDMA、CDMA2000等を含むがこれに限定されない、様々な無線電気通信規格を介して通信するように設計されてもよい。基地局102のプロセッサ(単数又は複数)404は、本明細書に記載の方法の一部又は全部を、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することにより、基地局102が、本明細書に開示するように、UEデバイスと通信するように構成されていてもよい。代わりに、プロセッサ(単数又は複数)404は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラム可能なハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として、又はこれらの組み合わせとして構成されていてもよい。所定のRAT、例えば、Wi-Fiの場合、基地局102はアクセスポイント(AP)として設計されてもよく、この場合、ネットワークポート470は、広域ネットワーク(単数又は複数)及び/又はローカルエリアネットワーク(単数又は複数)へのアクセスを提供するように実装されてもよく、例えば、少なくとも1つのイーサネットポートを含んでいてもよく、無線機430が、Wi-Fi規格に従って通信するように設計されてもよい。基地局102は、本明細書に開示するような、モバイルデバイスと通信するための様々な方法に従って動作することができる。
図5-例示的なセルラ通信回路
図5は、いくつかの実施形態に係る、セルラコントローラ352を説明する例示的な簡略ブロック図を示す。図5のセルラ通信回路のブロック図は、あり得るセルラ通信回路の単なる1実施例に過ぎないことに留意されたい。別個のアンテナを用いてアップリンクアクティビティを実行するために異なるRATのための十分な数のアンテナを含むか、若しくはそれに結合された回路、又は、例えば、複数のRAT間で共用され得る、より少ない数のアンテナを含むか、若しくはそれに結合された回路等の他の回路もあり得る。いくつかの実施形態によれば、セルラ通信回路352は、上記の通信デバイス106等の通信デバイスに含まれてもよい。上記のように、通信デバイス106は、他のデバイスの中でもとりわけ、ユーザ機器(UE)デバイス、モバイルデバイス若しくは移動局、無線デバイス若しくは無線基地局、デスクトップコンピュータ若しくはコンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス(例えば、ラップトップ、ノートブック、若しくはポータブルコンピューティングデバイス)、タブレット、及び/又はデバイスの組み合わせであってもよい。
セルラ通信回路352は、図に示すように、アンテナ335a~b及び336等の1つ以上のアンテナに(例えば、通信可能に、直接又は間接的に)結合してもよい。いくつかの実施形態では、セルラ通信回路352は、複数のRAT用の(専用のプロセッサ及び/又は無線機を含むか、及び/又は専用のプロセッサ及び/又は無線機に、例えば、通信可能に直接若しくは間接的に結合されている)専用受信チェーン(例えば、LTE用の第1の受信チェーン、及び5G NR用の第2の受信チェーン)を含んでもよい。例えば、図5に示すように、セルラ通信回路352は、第1のモデム510及び第2のモデム520を含んでもよい。第1のモデム510は、第1のRAT、例えば、LTE又はLTE-A等に従って通信するように構成されていてもよく、第2のモデム520は、第2のRAT、例えば、5G NR等に従って通信するように構成されていてもよい。
図に示すように、第1のモデム510は、1つ以上のプロセッサ512及びプロセッサ512と通信するメモリ516を含んでもよい。モデム510は、無線周波数(Radio Frequency、RF)フロントエンド530と通信してもよい。RFフロントエンド530は、無線信号を送受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド530は、受信回路(receive circuitry、RX)532及び送信回路(transmit circuitry、TX)534を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路532は、アンテナ335aを介して無線信号を受信するための回路を含み得るダウンリンク(downlink、DL)フロントエンド550と通信してもよい。
同様に、第2のモデム520は、1つ以上のプロセッサ522及びプロセッサ522と通信するメモリ526を含んでもよい。モデム520は、RFフロントエンド540と通信してもよい。RFフロントエンド540は、無線信号を送受信するための回路を含んでもよい。例えば、RFフロントエンド540は、受信回路542及び送信回路544を含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信回路542は、アンテナ335bを介して無線信号を受信するための回路を含み得るDLフロントエンド560と通信してもよい。
いくつかの実施形態では、スイッチ570は、送信回路534をアップリンク(Uplink、UL)フロントエンド572に結合することができる。加えて、スイッチ570は、送信回路544をULフロントエンド572に結合することができる。ULフロントエンド572は、アンテナ336を介して無線信号を送信するための回路を含んでもよい。よって、セルラ通信回路352が(例えば、第1のモデム510を介してサポートされる)第1のRATに従って送信する命令を受信すると、スイッチ570は、第1のモデム510が第1のRATに従って(例えば、送信回路534及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)信号を送信することを可能にする第1の状態に切り替えられ得る。同様に、セルラ通信回路352が(例えば、第2のモデム520を介してサポートされる)第2のRATに従って送信する命令を受信すると、スイッチ570は、第2のモデム520が第2のRATに従って(例えば、送信回路544及びULフロントエンド572を含む送信チェーンを介して)信号を送信することを可能にする第2の状態に切り替えられ得る。
本明細書に記載するように、第1のモデム510及び/又は第2のモデム520は、本明細書に記載の様々な特徴及び技法を実装するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。プロセッサ512、522は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の特徴の一部分又はすべてを実装するように構成されていてもよい。代わりに(又は、加えて)、プロセッサ512、522は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のプログラム可能なハードウェア要素として、又はASIC(特定用途向け集積回路)として構成されていてもよい。代わりに(又は、加えて)、プロセッサ512、522は、他の構成要素530、532、534、540、542、544、550、570、572、335、及び336のうちの1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴の一部分又はすべてを実装するように構成されていてもよい。
加えて、本明細書に記載するように、プロセッサ512、522は、1つ以上の構成要素を含んでもよい。よって、プロセッサ512、522は、プロセッサ512、522の機能を実行するように構成されている1つ以上の集積回路(IC)を含んでもよい。加えて、各集積回路は、プロセッサ512、522の機能を実行するように構成されている回路(例えば、第1の回路、第2の回路等)を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、セルラ通信回路352は、1つの送信/受信チェーンのみを含んでもよい。例えば、セルラ通信回路352は、モデム520、RFフロントエンド540、DLフロントエンド560、及び/又はアンテナ335bを含まなくてもよい。別の例として、セルラ通信回路352は、モデム510、RFフロントエンド530、DLフロントエンド550、及び/又はアンテナ335aを含まなくてもよい。いくつかの実施形態では、セルラ通信回路352はまた、スイッチ570を含まなくてもよく、RFフロントエンド530又はRFフロントエンド540は、例えば、ULフロントエンド572と、例えば、直接、通信してもよい。
レデューストケイパビリティ(Redcap)デバイス
レデューストケイパビリティNRデバイス、例えば、特定の特徴及びパラメータの低仕様性能を特徴とするデバイスのサポートは、産業用無線センサ、ビデオ監視、及びウェアラブルデバイスのコンテキストにおいて少なくとも部分的に重視されるようになっている。1つの目的は、3GPP規格(Rel-15/16)に、「正常」なNRデバイス(レガシデバイスとも呼ばれる)に強制的に適用される100MHz又はそれ以上のUE帯域幅を、レデューストケイパビリティデバイス(「Redcap」デバイスとも呼ばれる)用の20MHzに低減させることになっている。よって、初期アクセス中及び初期アクセスの後の最大帯域幅(BW)が20MHzに低減されたUEについて、20MHzの最大帯域幅を識別するサポートは確立されている。最大40MHz又は更に100MHzまでのより広い帯域幅の選択的サポートの可能性、又はこれに関連する条件も検討中である。
3GPP仕様のリリース17は、Redcapデバイスによって行われる無線通信の様々な態様を定義する。一態様は、所望される場合、通信事業者が、Redcapデバイス(Redcap UE)の特定の(例えば、選択された)セルへのアクセスを制限することを可能にするアクセス制御メカニズムを指定することを含む。これは、少なくとも、Redcap UEがセル/周波数にキャンピングオンできるか否かのシステム情報インジケーションを提供することを含み、このインジケーションはUEの受信(Rx)ブランチの数に固有のものであると想定される。上記のように、Redcapデバイスは、低減された最大UE帯域幅を特徴とし、FR1 Redcap UEは、初期アクセス中及び初期アクセスの後の最大帯域幅が20MHzに定義され、FR2 Redcap UEは、初期アクセス中及び初期アクセスの後の最大帯域幅が100MHzに定義される。Redcapデバイスはまた、最小限に低減された受信ブランチの数を特徴とする。レガシNR UEが最低2つ(2)のRxアンテナポートを備える必要がある周波数帯域について、3GPP仕様によれば、サポートするRedcap UEのRxブランチの最小数は1つ(1)である。3GPP仕様はまた、これらの帯域内のRedcap UEの2つ(2)のRxブランチをサポートする。レガシNR UE(2-Rx車両UE以外)が最低4つ(4)のRxアンテナポートを備える必要がある周波数帯域について、Redcap UEの3GPP仕様によってサポートされるRxブランチの最小数は、1つ(1)である。3GPP仕様はまた、これらの帯域内のRedcap UEの2つ(2)のRxブランチをサポートする。よって、基地局(例えば、gNB)にUEのRxブランチの数を認識させるメカニズムが期待される。
初期アクセスのためのセル動作
図6
図6は、デバイス、例えば、無線通信デバイス又はユーザ機器デバイス(UE)によるセルへの(例えば、基地局を介した)初期アクセスのためのチャネル帯域幅(CHBW)及び帯域幅部分(BWP)の構成を例示する簡略図を示す。図6に示すように、基地局(例えば、gNB)の視点から、CHBWは、基地局によってシステム情報ブロック(SIB)内においてブロードキャストされ、サブキャリア間隔(SCS)ごとに定義される。UEは、初期BWPを使用しながら、セルへの初期アクセスの一部としてこのCHBWを適用する。UEの視点から、セル定義しているSSB602は、セルの識別情報を示す(又は提供する)主要基準信号を含む。より具体的には、それは、SSBバーストの一部(物理ブロードキャストチャネル、PBCH、MIBの一部)であるMIBによって示されているSIB1 IDである。基地局(例えば、gNB)は、セル内でより多くのSSB(例えば、図6に例示するSSB2及びSSB3)を送信することができるが、これらのSSBは、セル定義しているSSBと見なされない。
セル探索中、UEはSSBを探索又は監視する。UEのセル探索手順を容易にするために、SSBは、UEに初期探索のための周波数の範囲を提供する「グローバル同期ラスタチャネル」上に配置される(又はそれに従って送信される)。これは、グローバル同期チャネル番号(GSCN)とも呼ばれる。GSCNは、セル定義しているSSBとして意図されるSSBがGSCN上にのみ配置されるように、利用可能なスペクトル又は利用可能な全体周波数帯域幅の一体的な分割と見なすことができる。
図7
図7は、GSCNを使用したSSB送信、並びにCHBW及びBWPの構成を例示する簡略図を示す。SSBはまた、GSCN(例えば、図7のSSB4)の外側で送信され得るが、これらのSSBは、セル探索中にUEによって検出されることを意図するものではない。図7に示すように、SSB2、SSB1、及びSSB3はすべて、GSCN上に位置する。ネットワーク(又は、例えば、基地局/gNBを介したセル)は、スペクトル内のSSBを配置し得るロケーションに関するネットワークに対する制限を受けずに、そのようなSSBを構成することができる。いくつかのSSBは、SIB1のロケーションを指示しないMIBを有し得る。これが発生すると、基地局(gNB)は、関連付けられたMIB内に有効なSIB1が見出され得るSSBのロケーションを(任意選択的に)提供することができる。そのような情報は、MIB内のPDCCH-Config-SIB1情報要素(IE)に存在する。なお、基地局は、そのような照会先を提供しないように選択することできる。一般に、SIB1は、UEによるセルへのアクセスが許可されるかどうかを評価することに関連する情報を保有し、他のシステム情報のスケジューリングも定義する。SIB1はまた、すべてのUEについて共通の無線リソース構成情報、及び統合アクセス制御に必要な(セル)バーリング情報を提供する。
SSBは、基準信号、並びにMIBが入っているPBCHを含む。MIBは、とりわけ、以下の対象の情報要素(IE)を提供する。
● PDCCH-ConfigSIB1-SSBがセル定義しているSSBであるとき、SIB1を含む物理チャネル(例えば、PDCCH及びPDSCH)を運ぶ時間/周波数リソースを示す。そうでない場合、例えば、SSBがセル定義しているSSBでないとき、MIB内のこのIEは(任意選択的に)、有効なSIB1を運ぶことができるセル定義しているSSBのロケーションを示す。
● cellBarred-UEによるこのセルへのキャンピングオンが許可される(すなわち、MIBを含むSSBを送信しているセル上)かどうかをUEに通知する。
● intraFreqReselection-同じ周波数帯域に他の(SSBも送信する)セルが存在するかどうかをUEに通知する。
PDCCH-ConfigSIB1の解釈は、3GPP TS38.213仕様の表13-1~13-15に指定するようである。Redcap UEは、Redcap UEのための初期BWP構成が、Redcap UEによってサポートされるBW以下、例えば、20MHz以下であることを期待する。Redcap UEはまた、サービングセルの基準信号としてUEによって解釈された基準信号を含むセル定義しているSSBを見つけることを期待する。最後に、セル定義しているSSBはまた、Redcap UEのためのSIB1情報を運ぶと期待される。
Redcapデバイスとレガシデバイスの共存の課題
特定のシナリオでは、Redcap UEは、他のUEと共有される初期DL帯域幅部分(BWP)を介してダウンリンク(DL)通信を実行する必要があり得、この初期DL BWPは他のUEに対して、Redcap UEによってサポートされるBWよりも高い帯域幅を有する。しかしながら、既存の基地局(例えば、セルのgNB等の基地局)がRedcapデバイスをサポートすることを意図しているが、基地局が、RedcapデバイスによってサポートされるBWよりも大きい(例えば、20MHzを超える)チャネル帯域幅(CHBW)を有するセル上で動作していて、初期DL BWPもRedcapによってサポートされるBWよりも大きい(例えば、20MHzを超える)とき、基地局は、現在の3GPP規格に現在概説する既存の構成を使用することができない。更に、基地局がRedcapデバイスだけのために別の初期DL BWPを作成する場合、レガシデバイスも、既存の構成に依存することによって、セルへのキャンピングオンを開始し得る。
図8
前述の問題は、初期DL BWPが、Redcapデバイスによってサポートされる指定されたBWPサイズよりも大きい、例えば20MHzよりも大きい場合の、現在の3GPP規格に関連するSSB送信並びにCHBW及びBWP構成の簡略図を示す図8に示されている。図8に示すように、初期DL BWPがRedcap UEによってサポートされる帯域幅を超える帯域幅を有するとき(例えば、帯域幅がFR1 Redcapデバイス向けの20MHzより大きい)、Redcapデバイスは、Redcapデバイスのための初期DL BWPとしてその初期DL BWPを使用することができない。一方、Redcapデバイスのために基地局によって直ちに作成されたSSB802はまた、レガシデバイスによって別のセル定義しているSSBとして解釈され得、そのレガシデバイスはまた、対応するセルにキャンピングオンすることを意図していなかったにもかかわらず、そのセルへのキャンピングオンを開始し得る(例えば、レガシUEに、そのセルがバーリングされていると示されていた場合)。
Redcapデバイスとレガシデバイスの成功的な共存
上に概説した課題の少なくともいくつかに対処するために、Redcapデバイスと非Redcapデバイス(例えば、レガシデバイス)の、両方のデバイスグループのいずれも意図していない情報にアクセスしない、及び/又はそれを検出しないようにして共存を可能にするプロセスが実行され得る。
図9
図9は、Redcapデバイスとレガシデバイスの共存を、cellBarredインジケーションに基づいて確実にする手続きを説明する表を示す。
第1のオプションによれば、Redcap UEは、所与のSSBにおいて、TRUEに設定された(例えば、「バーリングされている」に設定された)cellBarred IEを検出すると、TRUEであるcellBarredインジケーションを無視することができる。Redcap UEは、そのセルがバーリングされていると見なさずに、このIEを無視することができる。これは、すべてのRedcap UEに適用可能であり得る。言い換えれば、SSBがRedcap UE固有のものでない限り、Redcap UEは、cellBarred IEがTRUE(例えば、「バーリングされている」に設定された)に設定されているとき、そのIEによって提供されるインジケーションを全く無視することができる。図9に示すように、MIB内のcellBarredがTRUEに設定されているときでも、Redcap UEは、そのセルが有効である(バーリングされていない)と見なし、SIB1の読み取りに進むことができる。非Redcap(例えば、レガシ)UEは、(TRUEであるインジケーションに基づいてそれをバーリングされていると見なして)このセルをスキップし、SIB1を読み取らなくてよい。MIB内のcellBarredがFALSE(バーリングされていない)に設定されているとき、Redcap UEとレガシUE(又は非Redcap UE)の両方がSIB1の読み取りに進むことができる。
第2のオプションによれば、何らかの方法で第1のオプションに基づいて構築され、ネットワーク(又はセル)がRedcap UEをバーリングすることを実際に意図するとき、SIB1内でRedcap UE固有のバーリングを提供し得る。言い換えれば、新規なIE、具体的には、cellBarred IEを導入し、SIB1に含めて、SIB1内でRedcap UEにセルバーリング情報を提供することができる。図9に示すように、SIB1内のcellBarredがTRUE(バーリングされている)に設定されているとき、Redcap UEはこのIEを読み取り、このセルがバーリングされていると見なすことができる。SIB1内のcellBarredがFALSE(バーリングされていない)に設定されているとき、Redcap UEは、このセルがバーリングされていないと見なすことができる。
第3のオプションによれば、新しいセルバーリング情報要素(新しいcellBarred IE)は、Redcap UE専用にSIB1に含まれてもよく、非Redcap UE又はレガシUEによって無視されてもよい。図9に示すように、レガシUEは、SIB1を読み取るとき、SIB1内のcellBarred IEがTRUEに設定されているか、それともFALSEに設定されているかに関係なく、それを完全に無視することができる。具体的には、MIBのcellBarredがTRUEに設定される場合、レガシ/非Redcap UEは、SIB1を読み取ることさえしない。MIBのcellBarredがFALSEに設定される場合、レガシ/非Redcap UEは、SIB1を読み取りに進むが、SIB1のcellBarred IEは単に無視する。
図10
図10は、いくつかの実施形態による、図9に関して提示したオプションによる、デバイス、例えば、無線通信デバイス又はUEによる、(例えば、基地局を介した)セルへの初期アクセスのための第1の提案されたSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネル帯域幅(CHBW)及び帯域幅部分(BWP)の構成を例示する簡略図を示す。図10に示すように、この例では、初期DL BWPは20MHzより大きいBWを有する。Redcap UEは、SSBのSIB1がRedcap構成情報を含んでいる場合、及び/又はSIB1内の新規cellBarred IEをFALSEに明示的に設定している場合にのみ、セルにキャンピングオンすることができる。SIB1内にcellBarred IEが欠落している場合、Redcap UEは、このセルがRedcapデバイスをサポートしないセルであると見なすことができ、したがって、セルがRedcapデバイスに対してバーリングされていると想定され得る。
図11
図11は、いくつかの実施形態による、前に示したオプションによる、デバイス、例えば、無線通信デバイス又はUEによる、(例えば、基地局を介した)セルへの初期アクセスのための第2の提案されたSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネル帯域幅(CHBW)及び帯域幅部分(BWP)の構成を例示する簡略図を示す。図11に示すように、この実施例では、初期DL BWPは、20MHzのBW、又はより一般的に、DL BWPはRedcapデバイスによってサポートされるBWを有する。そのような場合、Redcap UEのための明示的な初期BWP構成の存在は、Redcap UEが明示的なcellBarred IEを使用して、セルがRedcap UEに対してバーリングされているかどうかを判定する代わりに、セルによるRedcapデバイスのサポートのインジケータとして使用され得る。言い換えれば、UEは、SIB1内でRedcap UEのための初期BWP情報を検出すると、セルがRedcapデバイス/UEを許可しているインジケーションとして解釈してもよい。一方、SIB1内にRedcap UEのための初期BWPが存在しないことは、UEによって、セルがRedcapデバイス/UEに対してバーリングされていると解釈され得る。
図12
図12は、いくつかの実施形態による、前に示したオプションによる、デバイス、例えば、無線通信デバイス又はUEによる、(例えば、基地局を介した)セルへの初期アクセスのための第3の提案されたSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネル帯域幅(CHBW)及び帯域幅部分(BWP)の構成を例示する簡略図を示す。図12は、周波数スペクトル/帯域内に位置するRedcapサポートセル(単数又は複数)のロケーションを識別/特定するように、Redcap UEを支援する方法を示す。図12に示すように、セルがMIB内ではバーリングされていて、そしてSIB1がRedcap UEをバーリングしていると明示的に声明したときでも、Redcap UEは、依然としてこのバーリングされているセルのPDCCH-ConfigSIB1を読み取り、Redcap UEのための支援情報を含んでいる次のSSBのロケーションを判定することができる。よって、更に図12に示すように、SSB1に対応する初期DL BWPは、SSB1内のSIB1がRedcapデバイスのための初期BWP構成を含んでいないときに、Redcap UEによって使用されない。しかしながら、Redcap UEは、セルがバーリングされていても、依然としてPDCCH-ConfigSIB1を読み取ることができる。このPDCCH-ConfigSIB1は、Redcap UEのための支援情報を含み得る、SSB1202のロケーションをRedcap UEに示すことができる。
図13
図13は、いくつかの実施形態による、前に示したオプションによる、デバイス、例えば、無線通信デバイス又はUEによる、(例えば、基地局を介した)セルへの初期アクセスのための第4の提案されたSSB送信(単数又は複数)、並びにチャネル帯域幅(CHBW)及び帯域幅部分(BWP)の構成を例示する簡略図を示す。Redcap固有のSSBが非GSCNラスタに配置されている場合、Redcap UEは、セル探索中にこれらのSSBを見つけることができないことがある。周波数スペクトル/帯域内に位置するRedcapサポートセル(単数又は複数)のロケーションを識別/特定するように、Redcap UEを支援するために、ネットワークは、SIB1において、レガシデバイスのための初期BWPを含めず、Redcapデバイス/UEをサポートするセルの情報を明示的に提供することができる。この情報は、Redcapデバイスを支援する情報を含むSSBの次の非GSCNロケーションのロケーションを含み得る。したがって、ネットワークは、Redcap固有のSSBを非GSCNロケーションに配置することができる。更に、図13に示すように、ネットワークがRedcapデバイス/UEのための別個の初期DL BWPを定義しているとき、SSB1に対応する初期DL BWPは、初期BWPとしてRedcap UEによって使用されない。しかしながら、Redcap固有のSSB、例えば、図13に示すSSB1302が、(周波数領域内で)非GSNCロケーションにあるとき、ネットワークは、SSB1302のロケーションをRedcap UEに示すために、SSB1のSIB1内に情報を含め得る。次いで、Redcap UEは、SSB1のSIB1内に含まれている情報に基づいて、Redcapデバイスのセル定義しているSSBとしてのSSB1302にリダイレクトされる。
図14
いくつかの実施形態では、図14に図に例示するように、Redcapと非Redcapデバイス/UEのためのSSBは、時間領域多重化され得る。図14に図に例示するように、ネットワークは、同じ周波数ロケーションにおいてではあるが、時間多重化によって、Redcap固有のセル定義しているSSBとレガシセル定義しているSSBをブロードキャストすることができる。Redcap UEは、cellBarredがTRUEに設定されていることを検出すると、ネットワークがRedcapデバイス/UEに用いる別のSSBをブロードキャストしているかどうかをチェックするために、同じ周波数ロケーションにおいてではあるが、異なる時間にSSBを検索することができる。これらのSSBは、それぞれレガシUEとRedcap UEに用いる、異なる(オーバーラップする可能性がある)初期DL BWPを指示し得る。
SSB-PositionsInBurstの使用
いくつかの実施形態では、ネットワーク、セル、又は基地局は、ネットワークがブロードキャストしているSSBバースト位置のセットに関する情報を提供するために、SIB1内の専用IE、SSB-PositionsInBurstを使用することができる。各バーストは、最大で指定された数までの、例えば、64までの異なるビームでブロードキャストされると想定され得る。ネットワークは、これらのSSBバースト位置の一部を、Redcapデバイス/UEのために予約し、他のSSBバースト位置を、非Redcapデバイス/UEのために予約し得る。Redcap UEには、(周波数領域内で)、Redcap UEのみに用いる追加のSSB位置/ロケーションが提供される。Redcap UEがSIB1を読み取って、この追加の構成情報がSIB1に存在するとき、Redcap UEは、Redcap動作用に意図されるSSBバーストを判定するか、そのロケーションを判定できるようになる。
例えば、第1の多数(X個)のSSBが、セル内の同じ周波数で1つのSSBバーストで使用されている場合、次のオプションを実施することができる。
● オプション1:(X個のSSBのうちの)第2の多数(Y個)のSSBが、レガシUEのためのMIB Aを含み得、(数X個のSSBのうちの)第3の多数(Z個)のSSBが、Redcap UEのためのMIB Bを含み得る。MIB A及びMIB Bは各々、どのタイプのUEがバーリングされているのかを明確に示し得る(例えば、Redcapデバイス/UEとレガシデバイス/UEとを区別するために、新規ビットがMIBに追加され得る)。MIB A及びMIB Bは各々、異なるUEをSIB1の異なるCORESETにダイレクトするために、異なるそれぞれのPDCCH-ConfigSIB1の値を含むことができる。
● オプション2:(数X個のSSBのうちの)第2の多数(Y個)のSSBが、レガシUEのためのMIB Aを含み得、(数X個のSSBのうちの)第3の多数(Z個)のSSBが、Redcap UEのためのMIB Bを含み得る。MIB A及びMIB Bは各々、各自のそれぞれのバーリング設定(例えば、異なるcellBarred設定)を含み得るが、Redcap UEは、バーリング設定の値に関係なく、SIB1の読み取りにそのまま進むことができる。MIB A及びMIB Bは各々、異なるUEをSIBの異なるCORESETにダイレクトするために、異なるそれぞれのPDCCH-ConfigSIB1の値を含むことができる。ネットワーク、セル、又は基地局は、現在のSIB1がRedcap UEのためのものなのか、それともレガシUEのためのものなのかをSIB1で示し得、そして、更に、どのSSBがRedcap UEのためのもので、どのSSBがレガシUEのためのものであるかを、(SSB-PositionsInBurst IEにおいて)示し得る。
●オプション3:SSBは、すべてのタイプのUEについて同じMIBを含み、レガシUE及びRedcap UEがMIBでバーリングされていない場合、ネットワーク、セル、又は基地局は、SIB1においてRedcap UEのためのSIB1のロケーションを示すことができる。
上記のオプションは、例えば、3GPP TS 38.331 v.16.5.0のページ298、セクション6.2.2、及びページ628~29、セクション6.3.2に提供される関連コード部分を修正及び/又は変更することによって実装され得る。
個人特定可能な情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシ及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されたい。特に、個人特定可能な情報データは、意図されない又は許可されていないアクセス又は使用のリスクを最小限に抑えるように管理及び取り扱いされるべきであり、許可された使用の性質はユーザに明確に示されるべきである。
本発明の実施形態は、様々な形態のいずれかで実現されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、本発明はコンピュータに実行される方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現されてもよい。他の実施形態では、本発明は、ASIC等の、1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを使用して実現することができる。他の実施形態では、本発明は、FPGA等の、1つ以上のプログラム可能なハードウェア要素を使用して実現することができる。
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体(例えば、非一時的メモリ要素)は、プログラム命令及び/又はデータを記憶し、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行されるときに、そのコンピュータシステムに方法を、例えば、本明細書に記載の方法実施形態、又は本明細書に記載の方法実施形態の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のサブセット、又はそのようなサブセットの組み合わせ、を実行させるように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、UE)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体(又はメモリ要素)を含むように構成されていてもよく、メモリ媒体はプログラム命令を記憶し、プロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み出して実行するように構成されており、プログラム命令は本明細書に記載する様々な方法実施形態(若しくは本明細書に記載の方法実施形態の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のサブセット、又はそのようなサブセットの組み合わせ)を実装するために実行可能である。デバイスは、様々な形態において実現されてもよい。
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、すべてのそのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈されることが意図されている。

Claims (20)

  1. 装置であって、
    プロセッサであって、
    デバイスに、セル定義している第1の同期信号ブロック(SSB)であって、前記第1のSSBが、前記SSBによって定義されたセルが前記デバイスにバーリングされているかどうかを示す第1の情報ブロック(IB)を含む、第1の同期信号ブロックを受信させ、
    前記第1のIBによって示されるものに関係なく、前記セルが有効であり、前記デバイスに対してバーリングされていないと見なし、
    前記セルに接続するかどうかを判定するために、前記第1のSSBに含まれる第2のIBを読み取る、
    ように構成されたプロセッサを備える、装置。
  2. 前記デバイスがレデューストケイパビリティデバイスである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBがレデューストケイパビリティデバイスのための初期帯域幅部分の情報を含んでいることに応じて、前記セルが前記デバイスに対して有効であると見なし、
    前記第2のIBがレデューストケイパビリティデバイスのための初期帯域幅部分の情報を含んでいないことに応じて、前記セルが前記デバイスに対してバーリングされていると見なす、ように更に構成されている、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1のIBが、前記セルが前記デバイスとは異なる1つ以上の追加のデバイスに対してバーリングされているかどうかを示す、請求項1に記載の装置。
  5. 前記1つ以上の追加のデバイスが、レデューストケイパビリティデバイスではない、請求項4に記載の装置。
  6. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBが前記セルがバーリングされていると示していることに応じて、前記セルが前記デバイスに対してバーリングされていると見なす、ように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
  7. 前記プロセッサが、
    前記デバイスに、前記第2のIBが前記セルがバーリングされていると示していることに応じて、前記第2のIBによって示されているセル定義している第2のSSBのロケーションを特定させ、
    前記デバイスに前記第2のSSBを受信させ、
    前記第2のSSBに含まれている情報に基づいて、前記第2のSSBによって定義される第2のセルに接続するかどうかを判定する、ように更に構成されている、請求項6に記載の装置。
  8. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBに含まれる情報から、第2のセルを定義する第2のSSBのロケーションであって、前記第2のSSBの前記ロケーションが、グローバル同期チャネル番号上にない、第2のSSBのロケーションを特定し、
    前記デバイスに前記第2のSSBを受信させ、
    前記第2のSSBに含まれている情報に基づいて、前記第2のセルに接続するかどうかを判定する、ように更に構成されている、請求項1に記載の装置。
  9. デバイスであって、
    前記デバイスの無線通信を可能にするように構成された無線回路と、
    プロセッサであって、
    セル定義している第1の同期信号ブロック(SSB)であって、前記第1のSSBが、前記SSBによって定義されたセルが前記デバイスにバーリングされているかどうかを示す第1の情報ブロック(IB)を含む、第1の同期信号ブロック(SSB)を受信し、
    前記第1のIBによって示されるものに関係なく、前記セルが有効であり、前記デバイスに対してバーリングされていないと見なし、
    前記セルに接続するかどうかを判定するために、前記第1のSSBに含まれる第2のIBを読み取る、
    ように前記無線回路と相互動作するように構成されている、プロセッサと、
    を備える、デバイス。
  10. 前記デバイスがレデューストケイパビリティデバイスである、請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBがレデューストケイパビリティデバイスのための初期帯域幅部分の情報を含んでいることに応じて、前記セルが前記デバイスに対して有効であると見なし、
    前記第2のIBがレデューストケイパビリティデバイスのための初期帯域幅部分の情報を含んでいないことに応じて、前記セルが前記デバイスに対してバーリングされていると見なす、ように前記無線回路と更に相互動作するように構成されている、請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記第1のIBが、前記セルが前記デバイスとは異なる1つ以上の追加のデバイスに対してバーリングされているかどうかを示す、請求項9に記載のデバイス。
  13. 前記1つ以上の追加のデバイスが、レデューストケイパビリティデバイスではない、請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBが前記セルがバーリングされていると示していることに応じて、前記セルが前記デバイスに対してバーリングされていると見なす、ように前記無線回路と更に相互動作するように構成されている、請求項9に記載のデバイス。
  15. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBが前記セルがバーリングされていると示していることに応じて、前記第2のIBによって示されているセル定義している第2のSSBのロケーションを特定し、
    前記第2のSSBを受信し、
    前記第2のSSBに含まれている情報に基づいて、前記第2のSSBによって定義される第2のセルに接続するかどうかを判定する、ように前記無線回路と更に相互動作するように構成されている、請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記プロセッサが、
    前記第2のIBに含まれる情報から、第2のセルを定義する第2のSSBのロケーションであって、前記第2のSSBの前記ロケーションが、グローバル同期チャネル番号上にない、第2のSSBのロケーションを特定し、
    前記第2のSSBを受信し、
    前記第2のSSBに含まれている情報に基づいて、前記第2のセルに接続するかどうかを判定する、ように前記無線回路と更に相互動作するように構成されている、請求項9に記載のデバイス。
  17. 命令を記憶する非一時的メモリ要素であって、前記命令は、プロセッサによって、
    デバイスに、セル定義している第1の同期信号ブロック(SSB)であって、前記第1のSSBが、前記SSBによって定義されたセルが前記デバイスにバーリングされているかどうかを示す第1の情報ブロック(IB)を含む、第1の同期信号ブロック(SSB)を受信させ、
    前記第1のIBによって示されるものに関係なく、前記セルが有効であり、前記デバイスに対してバーリングされていないと見なし、
    前記セルに接続するかどうかを判定するために、前記第1のSSBに含まれる第2のIBを読み取る、
    ように実行可能である、非一時的メモリ要素。
  18. 前記デバイスがレデューストケイパビリティデバイスであり、
    前記命令が、前記プロセッサによって、
    前記第2のIBがレデューストケイパビリティデバイスのための初期帯域幅部分の情報を含んでいることに応じて、前記セルが前記デバイスに対して有効であると見なし、
    前記第2のIBがレデューストケイパビリティデバイスのための初期帯域幅部分の情報を含んでいないことに応じて、前記セルが前記デバイスに対してバーリングされていると見なす、ように更に実行可能である、請求項17に記載の非一時的メモリ要素。
  19. 前記第1のIBが、前記セルが前記デバイスとは異なる1つ以上の追加のデバイスに対してバーリングされているかどうかを示し、前記1つ以上の追加のデバイスがレデューストケイパビリティデバイスではない、請求項17に記載の非一時的メモリ要素。
  20. 前記命令が、前記プロセッサによって、
    前記第2のIBが前記セルがバーリングされていると示していることに応じて、前記セルが前記デバイスに対してバーリングされていると見なす、ように更に実行可能である、請求項17に記載の非一時的メモリ要素。
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