JP6875714B1 - 吸着剤再生器および吸着剤冷却方法 - Google Patents

吸着剤再生器および吸着剤冷却方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6875714B1
JP6875714B1 JP2020147281A JP2020147281A JP6875714B1 JP 6875714 B1 JP6875714 B1 JP 6875714B1 JP 2020147281 A JP2020147281 A JP 2020147281A JP 2020147281 A JP2020147281 A JP 2020147281A JP 6875714 B1 JP6875714 B1 JP 6875714B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
supply pipe
container
liquid
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020147281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021154271A (ja
Inventor
治一 仲喜
治一 仲喜
真哉 増田
真哉 増田
松尾 俊宏
俊宏 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J-TOP CO.,LTD.
Miura Co Ltd
Original Assignee
J-TOP CO.,LTD.
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J-TOP CO.,LTD., Miura Co Ltd filed Critical J-TOP CO.,LTD.
Application granted granted Critical
Publication of JP6875714B1 publication Critical patent/JP6875714B1/ja
Publication of JP2021154271A publication Critical patent/JP2021154271A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、熱衝撃による吸着剤の劣化をできるだけ抑えることができる吸着剤再生器および吸着剤冷却方法を提供することである。【解決手段】本発明に係る吸着剤再生器100は、容器110と、噴霧ノズル311と、第1液体供給管310とを備える。噴霧ノズルは、容器内に配設される。第1液体供給管は、噴霧ノズルに接続される。また、本発明に係る吸着剤再生器100は第2液体供給管320をさらに備えると好適である。第2液体供給管は、容器に挿通され、側壁に複数の貫通口OP4が形成され、容器内に液体を供給する。【選択図】図4

Description

本発明は、吸着剤再生器および吸着剤冷却方法に関する。
過去に「物質を吸着している吸着材から上記物質を離脱させて、上記吸着材の吸着能力を再生させるための再生装置であって、上記吸着材を格納している第1格納器と、上記第1格納器に熱風を導入するための熱風導入手段と、上記第1格納器に水蒸気を導入するための水蒸気導入手段と、上記第1格納器内の気体が導入される第2格納器と、上記第2格納器内に格納されている触媒と、を備えていることを特徴とする再生装置」が提案されている(例えば、特開2016−22403号公報参照)。
特開2016−22403号公報
ところで、浄化機能が低下した吸着剤を再生させるために過熱水蒸気などによって吸着剤が加熱処理されることがある。加熱処理後の吸着剤をそのまま高温で放置しておくと、吸着剤が熱によって損傷したり劣化したりするおそれが生じる。このため、加熱処理後の吸着剤はできるだけ速やかに冷却されることが好ましいが、吸着剤を急冷すると熱衝撃により吸着剤の劣化が進みやすくなってしまう。
本発明の課題は、熱衝撃による吸着剤の劣化をできるだけ抑えることができる吸着剤再生器および吸着剤冷却方法を提供することである。
本発明の第1局面に係る吸着剤再生器は、容器と、噴霧ノズルと、第1液体供給管と、液体供給部と、制御部とを備える。なお、容器には、高温になった吸着剤(例えば、活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂など)が充填される。噴霧ノズルは、容器内に配設される。第1液体供給管は、噴霧ノズルに接続される。液体供給部は、第1液体供給管と連結し、第1液体供給管に液体を供給する。制御部は、液体供給部を制御する。そして、制御部は、吸着剤の再生処理後、液体供給部に対して噴霧ノズルを通じて容器内にミストを供給させる第1制御を行って吸着剤を冷却する。
このため、この吸着剤再生器は、噴霧ノズルにより第1液体供給管を通る液体からミストを発生させ、このミストを容器内に供給することができる。したがって、この吸着剤再生器では、ミストによって容器内の吸着剤を徐冷することができる。よって、この吸着剤再生器では、熱衝撃による吸着剤の劣化をできるだけ抑えることができる。
本発明の第2局面に係る吸着剤再生器は、第1局面に係る吸着剤再生器であって、ガス供給管と、ガス供給部とをさらに備える。ガス供給管は、容器に挿通され、容器内にガスを供給する。ガス供給部は、ガス供給管と連結し、ガス供給管にガスを供給する。そして、制御部は、第1制御を行った後にガス供給部を制御し、液体供給部に対して噴霧ノズルを通じて容器内にミストを供給させると共にガス供給部に対してガス供給管を通じて容器内にガスを供給させる第2制御を行って吸着剤を冷却する。
このため、この吸着剤再生器では、ガスによって容器内で対流を起こすことができ、噴霧ノズルが発生させるミストや第2液体供給管を通る液体を容器内全体に拡散することができる。したがって、この吸着剤再生器では、吸着剤をできるだけ均一に冷却することができる。なお、ここで、ガスは空気であることが好ましい。また、ガスの温度は室温でよい。通常、室温は加熱処理後の吸着剤温度より低いため、吸着剤を冷却するには室温の空気で十分であるからである。かかる場合、ガスを加熱したり冷却したリする必要がなく、省エネルギーである。
本発明の第3局面に係る吸着剤再生器は、第2局面に係る吸着剤再生器であって、第2液体供給管をさらに備える。第2液体供給管は、容器に挿通され、側壁に複数の貫通口が形成され、容器内に液体を供給する。そして、液体供給部は、第2液体供給管と連結し、第2液体供給管に液体を供給する。制御部は、第2制御を行った後、液体供給部に対して第2液体供給管を通じて容器内に液体を供給させる第3制御を行って吸着剤を冷却する。
このため、この吸着剤再生器では、噴霧ノズルを通じてミストが容器内に供給された後に、第2液体供給管を通る液体(例えば、水など)を効率的に容器内に供給することができる。このため、この吸着剤再生器では、ミストにより吸着剤が熱衝撃を受けない程度の温度まで冷却された後に、液体により吸着剤の冷却速度を高めることができる。したがって、この吸着剤再生器は、ミストのみで吸着剤を冷却する場合に比べて吸着剤の冷却時間を短くすることができる。
本発明の第4局面に係る吸着剤再生器は第3局面に係る吸着剤再生器であって、複数の貫通口は、第2液体供給管において周方向に並ぶように形成されている。
このため、この吸着剤再生器では、第2液体供給管を通る液体を容器内全体に拡散することができる。したがって、この吸着剤再生器では、容器内の吸着剤をできるだけ均一に冷却することができる。
本発明の第5局面に係る吸着剤再生器は、第3局面または第4局面に係る吸着剤再生器であって、保護網をさらに備える。保護網は、第1液体供給管および第2液体供給管を覆う。
このため、この吸着剤再生器では、噴霧ノズルの出口や第2液体供給管の貫通口に吸着剤が詰まることをできるだけ抑制することができる。
本発明の第6局面に係る吸着剤再生器は、第1局面に係る吸着剤再生器であって、第1制御は、吸着剤を徐冷して熱衝撃による吸着剤の劣化を抑えるために実行される。
本発明の第7局面に係る吸着剤冷却方法は、噴霧工程を備える。噴霧工程では、容器と、容器に配設される噴霧ノズルと、噴霧ノズルに接続される第1液体供給管とを有する吸着剤再生器において、吸着剤の再生処理後に、噴霧ノズルを通じて容器内にミストが供給されることにより吸着剤が冷却される。なお、容器には、高温になった吸着剤(例えば、活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂など)が充填される。
このため、この吸着剤冷却方法では、ミストによって容器内の吸着剤を徐冷することができる。したがって、この吸着剤冷却方法では、熱衝撃による吸着剤の劣化をできるだけ抑えることができる。
本発明の第8局面に係る吸着剤冷却方法は、第7局面に係る吸着剤冷却方法であって、吸着剤再生器は、ガス供給管をさらに有する。ガス供給管は、容器に挿通されており、容器内にガスを供給する。また、この吸着剤冷却方法は、ミスト・ガス供給工程をさらに備える。ミスト・ガス供給工程では、噴霧工程の後に、噴霧ノズルを通じて容器内にミストが供給されると共に、ガス供給管を通じて容器内にガスが供給されることにより吸着剤が冷却される
このため、この吸着剤冷却方法では、ミスト・ガス供給工程において、ガスによって容器内で対流を起こすことができ、噴霧ノズルが発生させるミストを容器内全体に拡散することができる。したがって、この吸着剤冷却方法では、吸着剤をできるだけ均一に冷却することができる。なお、ここで、ガスは空気であることが好ましい。また、ガスの温度は室温でよい。通常、室温は加熱処理後の吸着剤の温度より低いため、吸着剤を冷却するには室温の空気で十分であるからである。かかる場合、ガスを加熱したり冷却したリする必要がなく、省エネルギーである。
本発明の第9局面に係る吸着剤冷却方法は、第8局面に係る吸着剤冷却方法であって、吸着剤再生器は、第2液体供給管をさらに有する。第2液体供給管は、容器に挿通されている。また、この第2液体供給管は、側壁に複数の貫通口が形成されており、容器内に液体を供給する。また、この吸着剤冷却方法は、流体供給工程をさらに備える。流体供給工程では、ミスト・ガス供給工程の後に、第2液体供給管を通る液体が容器内に供給されることにより吸着剤が冷却される
上述の通り、この吸着剤冷却方法では、流体供給工程において、第2液体供給管を通る液体(例えば、水など)が容器内に供給される。このため、この吸着剤冷却方法では、ミストにより吸着剤が熱衝撃を受けない程度の温度まで冷却された後に、液体により吸着剤の冷却速度を高めることができる。したがって、この吸着剤冷却方法を利用することによって、ミストのみで冷却する場合に比べて吸着剤の冷却時間を短くすることができる。
本発明の実施の形態に係る吸着剤タンクの正面図である。 図1のA−A断面図である。なお、本図では、図4に示される構成要素が省略されている。 本発明の実施の形態に係る混合ガス供給工程における加熱空気の供給のタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態に係る吸着剤タンクを構成する吸着剤冷却管の側面透過図である。 変形例(D)に係る空気供給管および過熱水蒸気供給管の側面図である。 変形例(G)に係る吸着剤タンクの側面図である。なお、本図では、図4に示される構成要素が省略されている。
本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100は、図1および図2に示されるように、主に、容器本体110、空気供給管120、過熱水蒸気供給管130、回収管140、脚LGおよび吸着剤冷却管300から構成される。以下、これらの構成要素について詳述した後、この吸着剤タンク100を用いた流体浄化処理、吸着剤再生処理および吸着剤冷却処理について詳述する。
(1)容器本体
容器本体110は、活性炭等の吸着剤を充填するための部材であって、図1および図2に示されるように、主に、胴体部111、蓋部112、上側垂直フランジ管113、下側垂直フランジ管114および水平フランジ管115から形成される。なお、図示しないが、容器本体110の内部空間には、容器本体110の内部空間の温度や吸着剤の表面温度を測定するための温度センサーが配設されている。この温度センサーは、1箇所にだけ配設されてもよいし、2箇所以上に配設されてもよい。
胴体部111は、図1および図2に示されるように、ステンレス合金等の金属で形成される有底円筒形の壁部であって、円筒壁部111Aおよび円形壁部111Bから形成される。図1および図2に示されるように、円筒壁部111Aの上壁部の中央部には上側垂直フランジ管113が接合され、円筒壁部111Aの下壁部の中央部には下側垂直フランジ管114が接合されている。また、図1および図2に示されるように、円形壁部111Bの中間部には2本の空気供給管120が貫入され、円形壁部111Bの下部には2本の過熱水蒸気供給管130が貫入されている。
蓋部112は、図1および図2に示されるように、ステンレス合金等の金属で形成される円盤形状の壁部であって、円形壁部111Bの反対側を覆っている。図2に示されるように、蓋部112の上部には2本の回収管140が貫入され、蓋部112の下部には水平フランジ管115が貫入されている。
上側垂直フランジ管113は、上述の通り、円筒壁部111Aの上壁部の中央部に接合されている。そして、上側垂直フランジ管113の内部通路は、容器本体110の内部空間に連通している。なお、上側垂直フランジ管113は、通常封止されているが、吸着剤を供給する際などに開放され、吸着剤の供給口として使用される。
下側垂直フランジ管114は、上述の通り、円筒壁部111Aの下壁部の中央部に接合されている。そして、下側垂直フランジ管114の内部通路は、容器本体110の内部空間に連通している。また、下側垂直フランジ管114は、開閉弁V4が配設された配管P8と連結している。配管P8は、浄化対象水などの被処理流体の供給口として使用される。なお、開閉弁V4は、通常閉状態とされているが、被処理流体を吸着剤に対して散布させる際に開放される。そして、開閉弁V4が開状態である際、配管P8を通過した被処理流体が、下側垂直フランジ管114を通じて容器本体110の内部空間に供給される。
水平フランジ管115は、上述の通り、蓋部112の下部に接合されている。そして、水平フランジ管115の内部通路は、容器本体110の内部空間に連通している。なお、水平フランジ管115は、通常封止されているが、何らかのトラブルがあった際に開放され、吸着剤の取出し口として使用される。
(2)空気供給管
空気供給管120は、空気を容器本体110の内部空間に供給するためのものである。上述の通り、2本の空気供給管120が、円形壁部111Bの中間部に貫入されている。空気供給管120は、図2に示されるように、前後方向に沿いつつ蓋部112の近傍まで延びている。そして、図2に示されるように、空気供給管120の側壁部の上部、下部、左部および右部には、複数の第1供給口OP1がそれぞれ等間隔に形成されている。つまり、空気は、空気供給管120を通過する際、空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に供給されることになる。また、空気供給管120は、配管P1を介して空気加熱用ヒータH1と連結している。そして、この空気加熱用ヒータH1は、開閉弁V1が配設された配管P3を介して、空気圧縮機(または、送風機など)ACと連結している。そして、配管P3は、開閉弁V2が配設された配管P4とも連結している。このような構成により、開閉弁V1が開状態であり開閉弁V2が閉状態である際、空気圧縮機ACからの空気が空気加熱用ヒータH1で加熱され加熱空気(例えば、室温以上から約350℃以下の範囲内)となり、配管P1を介して加熱空気が空気供給管120に供給される。なお、後述する空気供給工程において吸着剤が乾燥状態に近づけられるが、高気温の条件下(例えば、夏場など)などで空気供給工程が行われる場合には、空気圧縮機ACからの空気を空気加熱用ヒータH1で加熱せずに配管P1を介し空気供給管120に供給してもよい。
(3)過熱水蒸気供給管
過熱水蒸気供給管130は、過熱水蒸気を容器本体110の内部空間に供給するためのものである。上述の通り、2本の過熱水蒸気供給管130が、円形壁部111Bの下部に貫入されている。過熱水蒸気供給管130は、図2に示されるように、前後方向に沿いつつ蓋部112の近傍まで延びている。そして、図2に示されるように、過熱水蒸気供給管130の側壁部の上部には、複数の第2供給口OP2が等間隔に形成されている。つまり、過熱水蒸気は、過熱水蒸気供給管130を通過する際、過熱水蒸気供給管130の出口および第2供給口OP2を通じて容器本体110の内部空間に供給されることになる。また、過熱水蒸気供給管130は、配管P2を介して水蒸気加熱用ヒータH2と連結している。そして、この水蒸気加熱用ヒータH2は、配管P4および配管P5を介して、ボイラBと連結している。このような構成により、開閉弁V2が閉状態である際、ボイラBからの水蒸気が水蒸気加熱用ヒータH2で加熱され過熱水蒸気(例えば、約250℃以上約550℃以下の範囲内)となり、配管P2を介して過熱水蒸気が過熱水蒸気供給管130に供給される。
なお、空気加熱用ヒータH1、水蒸気加熱用ヒータH2、空気圧縮機ACおよびボイラBは、制御盤Cに接続されている。制御盤Cは、これらの動作(例えば、電源のオンオフ、出力など)を制御したり、上述した温度センサーの温度を表示したりする。
(4)回収管
回収管140は、空気や過熱水蒸気、浄化された被処理流体などを回収するためのものである。上述の通り、2本の回収管140が、蓋部112の上部に貫入されている。回収管140は、図2に示されるように、前後方向に沿いつつ円形壁部111Bの近傍まで延びている。そして、図2に示されるように、回収管140の側壁部の前部には、全周に亘って複数の回収口OP3が等間隔に形成されている。ここで、空気や過熱水蒸気、浄化された被処理流体は、回収口OP3を通じて回収管140内に流入した後、回収管140を通過する。そして、回収管140を通過した空気や過熱水蒸気は、配管P6を介して回収されるか排出される。回収管140を通過した被処理流体は、配管P7に配設された開閉弁V3が開状態である際に、配管P7を介して回収されるか使用される。
(5)脚
脚LGは、容器本体110を支えるためのものである。図1および図2に示されるように、脚LGは、円筒壁部111Aの下部における右前部、右後部、左前部、左後部からそれぞれ下斜め方向に延びている。
(6)吸着剤冷却管
吸着剤冷却管300は、吸着剤再生処理の混合ガス供給工程が実施された後に吸着剤を冷却するためのものであって、図1に示されるように、円形壁部111Bのうち空気供給管120が貫入されている部分と過熱水蒸気供給管130が貫入されている部分との間の部分に貫入されている。そして、吸着剤冷却管300は、図4に示されるように、ミスト源水供給管310、冷却用液体供給管320および保護網管330から構成される。以下、これらの構成要素について詳述する。
ミスト源水供給管310は、ミスト源水を容器本体110の噴霧ノズル311に導くためのものであり、図4に示されるように、容器本体110の内部空間かつ保護網管330の内部空間に配設されている。図4に示されるように、ミスト源水供給管310の側壁部の上部、下部、左部および右部には、噴霧ノズル311が接続されている。噴霧ノズル311は、ミスト源水供給管310を通る液体(例えば、流体浄化処理を施された被処理流体、井戸水、工業用水、水道水など)からミストを発生させて容器本体110の内部空間に供給する。なお、このミストの大きさは、10ミクロン以上199ミクロン未満の範囲内であることが好ましく、40ミクロン以上60ミクロン以下の範囲内であることがより好ましい。また、図4に示されるように、ミスト源水供給管310は、開閉弁V11が配設された配管P11を介してポンプPO1に連結されている。そして、このポンプPO1は、配管P12を介して液体タンクTに連結されている。このような構成により、開閉弁V11が開状態である際、液体タンクTに貯留された液体がポンプPO1によってミスト源水供給管310に供給される。なお、図示しないが、ポンプPO1は、制御盤Cに接続されている。
冷却用液体供給管320は、液体(例えば、流体浄化処理を施された被処理流体、井戸水、工業用水、水道水など)を容器本体110の内部空間に導くためのものであり、図4に示されるように、容器本体110の内部空間かつ保護網管330の内部空間に配設されている。図4に示されるように、冷却用液体供給管320の側壁部の上部、下部、左部および右部には、複数の第3供給口OP4がそれぞれ等間隔に形成されている。つまり、冷却用液体供給管320を通る液体は、冷却用液体供給管320の出口および第3供給口OP4を通じて容器本体110の内部空間に導かれることになる。また、冷却用液体供給管320は、開閉弁V12が配設された配管P13を介してポンプPO2に連結されている。そして、このポンプPO2は、配管P14を介して液体タンクTに連結されている。このような構成により、開閉弁V12が開状態である際、液体タンクTに貯留された液体がポンプPO2によって冷却用液体供給管320に供給される。なお、図示しないが、ポンプPO2は、制御盤Cに接続されている。
保護網管330は、網状の管であって、図4に示されるように、ミスト源水供給管310と冷却用液体供給管320とを覆っている。なお、保護網管330の網目(図示せず)の大きさは、吸着剤の平均的な大きさより小さくなるように設計されている。
<流体浄化処理>
配管P8を通過した水等の被処理流体が、下側垂直フランジ管114を通じて容器本体110の内部空間に供給されると、その被処理流体は、容器本体110に充填された活性炭等の吸着剤に接触しながら容器本体110の内部空間に供給される。この際、吸着剤は、水等に含まれる有機溶剤や浮遊物等を捕捉し、被処理流体を浄化していく。そして、回収管140にまで被処理流体が到達したとき、被処理流体は十分に浄化された状態となる。そして、浄化された被処理流体は、回収口OP3を通じて回収管140内に流入した後、回収管140を通過する。その後、被処理流体は、開閉弁V3が開状態である際に、配管P7を介して回収されるか使用される。
<吸着剤再生処理>
しばらくの間、上述した流体浄化処理が継続されると吸着剤の浄化機能が低下してくる。そこで、以下に示す吸着剤再生処理が行われる。吸着剤再生処理では、主に、空気供給工程および混合ガス供給工程が行われる。
(1)空気供給工程
まず、空気圧縮機ACからの空気が、配管P3を介して空気加熱用ヒータH1に送られる。この空気供給工程では、開閉弁V1は開状態で、開閉弁V2は閉状態である。次に、送られた空気が、空気加熱用ヒータH1によって加熱されて加熱空気となる。次に、加熱空気が、配管P1を介して空気供給管120に供給され、空気供給管120を通過し、空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に供給される。なお、上述したが、高気温の条件下などでは、空気圧縮機ACからの空気を空気加熱用ヒータH1で加熱せずに配管P1を介し空気供給管120に供給してもよい。この場合も、空気は、空気供給管120を通過し、空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に供給される。上述した流体浄化処理が行われた後の吸着剤は水分を含んでいるため、この空気供給工程は、吸着剤を乾燥状態に近づけることを目的として行われる。なお、空気供給工程は、吸着剤がある程度乾燥するまで行われ、乾燥状態は、温度センサーで計測した吸着剤の表面温度(例えば、約100℃)、水分計、目視確認などによって判断される。
(2)混合ガス供給工程
まず、ボイラBからの水蒸気が、配管P5および配管P4を介して水蒸気加熱用ヒータH2に送られる。この混合ガス供給工程では、開閉弁V2は閉状態である。次に、送られた水蒸気が、水蒸気加熱用ヒータH2によって加熱されて過熱水蒸気(約100℃以上約700℃以下の範囲内であることが好ましく、約250℃以上約550℃以下の範囲内であることがより好ましい)となる。次に、過熱水蒸気が、配管P2を介して過熱水蒸気供給管130に供給され、過熱水蒸気供給管130を通過し、過熱水蒸気供給管130の出口および第2供給口OP2を通じて容器本体110の内部空間に供給される。容器本体110の内部空間に供給された過熱水蒸気は、吸着剤に直接的に作用して吸着剤から有機溶剤等を蒸発させたり浮遊物を分解・気化させたりして吸着剤を再生させる。なお、この混合ガス供給工程では、過熱水蒸気が過熱水蒸気供給管130を通じて容器本体110の内部空間に供給されている間、加熱空気(過熱水蒸気の温度以上の温度であることが好ましい)が、空気供給管120を通過し、空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に間欠的に供給される。より詳細には、図3に示されるように、容器本体110の内部空間に加熱空気をX分間(例えば、約1分間)供給する期間と、容器本体110の内部空間に加熱空気をY分間(例えば、約5分間)供給しない期間とが繰り返される。
そして、最終的に、蒸発した有機溶剤、加熱空気および過熱水蒸気は、回収口OP3を通じて回収管140内に流入した後、回収管140を通過する。その後、蒸発した有機溶剤、加熱空気および過熱水蒸気は、配管P6を介して回収されるか排出される。
<吸着剤冷却処理>
以上の通り、吸着剤タンク100に吸着剤冷却管300が構成されることで、吸着剤再生処理の混合ガス供給工程が実施された後に、吸着剤を冷却するための吸着剤冷却処理を実施することができる。吸着剤冷却処理では、噴霧工程、ミスト・ガス供給工程および流体供給工程が順次実施される。以下、これらの工程について詳述する。
(1)噴霧工程
まず、開閉弁V11を開状態とし、液体タンクTに貯留された液体をポンプPO1によってミスト源水供給管310を介して噴霧ノズル311に供給する。噴霧ノズル311に供給された液体は、噴霧ノズル311によって噴霧されて容器本体110の内部空間にミストを発生させる。そして、このミストが、吸着剤を冷却する。なお、この噴霧工程では、ミストは、容器本体110の内部空間に連続的に供給されてもよいし、容器本体110の内部空間に間欠的に供給されてもよい。
(2)ミスト・ガス供給工程
ミスト・ガス供給工程では、噴霧工程と同様にミストが噴霧ノズル311により容器本体110の内部空間に供給されると共に、空気圧縮機ACからの空気が空気加熱用ヒータH1で加熱されずに配管P1を介し空気供給管120に供給され、この空気(つまり、室温空気)が空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に供給される。このミスト・ガス供給工程は、空気によってミストを容器本体110の内部空間全体に拡散することを目的として実施される。なお、空気圧縮機ACから供給される空気は、吸着剤加熱処理後の吸着剤よりも十分に低い温度であればよい。このため、このような空気として、室温の空気を利用することができる。
(3)流体供給工程
流体供給工程では、開閉弁V11を閉状態(すなわち、ミストが発生しない状態)とし、開閉弁V12を開状態とし、液体タンクTに貯留された液体を、ポンプPO2によって冷却用液体供給管320に導き、冷却用液体供給管320の出口および第3供給口OP4から容器本体110の内部空間に供給する。
なお、この流体供給工程では、上記態様に代えて、空気圧縮機ACからの空気を空気加熱用ヒータH1で加熱せずに配管P1を介して空気供給管120に導き、空気供給管120の出口および第1供給口OP1から容器本体110の内部空間に供給してもよいし、室温空気を空気供給管120の出口および第1供給口OP1から容器本体110の内部空間に供給すると共に、液体タンクTに貯留された液体を冷却用液体供給管320の出口および第3供給口OP4から容器本体110の内部空間に供給してもよい。
<本発明の実施の形態に係る吸着剤タンクの特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、ミスト源水供給管310が容器本体110の内部空間に配設されており、ミスト源水供給管310の側壁部の上部、下部、左部および右部には噴霧ノズル311が接続されている。そして、噴霧ノズル311は、ミスト源水供給管310を通る源水からミストを発生させ、このミストを容器本体110の内部空間に供給する。このため、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、ミストによって吸着剤を徐冷することができる。したがって、この吸着剤タンク100では、熱衝撃による吸着剤の劣化をできるだけ抑えることができる。
(2)
本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、冷却用液体供給管320が容器本体110の内部空間に配設されており、冷却用液体供給管320の側壁部の上部、下部、左部および右部には、複数の第3供給口OP4がそれぞれ等間隔に形成されている。そして、冷却用液体供給管320を通る液体が、冷却用液体供給管320の出口および第3供給口OP4を通じて容器本体110の内部空間に供給される。このため、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、流体供給工程において吸着剤の冷却速度を高めることができる。したがって、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100は、噴霧工程のみで吸着剤を冷却する場合に比べて吸着剤の冷却時間を短くすることができる。
(3)
本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、ミスト・ガス供給工程において、室温空気が、空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に供給される。このため、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、室温空気によって容器本体110の内部空間で対流を起こすことができる。つまり、ミスト・ガス供給工程においてミストを容器本体110の内部空間全体に拡散することができる。また、流体供給工程において、室温空気を空気供給管120の出口および第1供給口OP1から容器本体110の内部空間に供給すると共に、液体タンクTに貯留された液体を冷却用液体供給管320の出口および第3供給口OP4から容器本体110の内部空間に供給する場合、その液体を容器本体110の内部空間全体に拡散することができる。したがって、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、吸着剤をできるだけ均一に冷却することができる。なお、さらに言えば、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、室温空気によっても吸着剤を冷却することができる。
(4)
本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、保護網管330が、ミスト源水供給管310と冷却用液体供給管320とを覆っている。このため、本発明の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、噴霧ノズル311の出口や冷却用液体供給管320の第3供給口OP4に吸着剤が詰まることをできるだけ抑制することができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、2本の空気供給管120が円形壁部111Bの中間部に貫入され、2本の過熱水蒸気供給管130が円形壁部111Bの下部に貫入され、2本の回収管140が蓋部112の上部に貫入されていた。しかし、空気供給管120、過熱水蒸気供給管130および回収管140はそれぞれ、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。また、空気供給管120が円形壁部111Bの中間部以外の円形壁部111Bの部分に貫入されてもよいし、過熱水蒸気供給管130が円形壁部111Bの下部以外の円形壁部111Bの部分に貫入されてもよい。
(B)
先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、混合ガス供給工程において、加熱空気が、空気供給管120を通じて容器本体110の内部空間に間欠的に供給されていた。しかし、加熱空気ではなく、不活性ガス(例えば、希ガス(ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)等)、窒素(N2)ガス、二酸化炭素(CO2)ガスなど)や、回収管140を通過して容器本体110の内部空間から回収された過熱水蒸気を再加熱した過熱水蒸気が、空気供給管120を通じて容器本体110の内部空間に間欠的に供給されてもよい。
(C)
先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、空気供給管120の側壁部の上部、下部、左部および右部に、複数の第1供給口OP1がそれぞれ等間隔に形成されていた。しかし、空気供給管120の側壁部の上部、下部、左部および右部ではなく、例えば、空気供給管120の側壁部の左上部、左下部、右上部および右下部に、複数の第1供給口OP1がそれぞれ等間隔に形成されてもよい。また、空気供給管120の側壁部の上部、下部、左部および右部以外の側壁部の部分にも、複数の第1供給口OP1が追加形成されてもよい。
また、先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、過熱水蒸気供給管130の側壁部の上部に複数の第2供給口OP2が等間隔に形成されていた。しかし、空気供給管120に形成された複数の第1供給口OP1のように、複数の第2供給口OP2は、過熱水蒸気供給管130の側壁部の上部、下部、左部および右部に形成されてもよい。
(D)
先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、空気供給管120の側壁部の上部、下部、左部および右部に複数の第1供給口OP1がそれぞれ等間隔に形成され、過熱水蒸気供給管130の側壁部の上部に複数の第2供給口OP2が等間隔に形成されていた。しかし、図5(a)に示されるように、空気供給管120の側壁部の上部、下部、左部および右部にスリットS1が形成されてもよい。また、図5(b)に示されるように、過熱水蒸気供給管130の側壁部の上部にスリットS2が形成されてもよい。なお、さらに言えば、図5(a)に示されるように、過熱水蒸気供給管130の側壁部の上部、下部、左部および右部にスリットS1が形成されてもよい。
(E)
先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、空気供給工程において、開閉弁V1は開状態で、開閉弁V2は閉状態であった。しかし、空気供給工程において、開閉弁V2が開状態となるようにし、空気圧縮機ACからの空気が、配管P3および配管P4を介して水蒸気加熱用ヒータH2にも送られてもよい。かかる場合、この空気は、水蒸気加熱用ヒータH2によって加熱され加熱空気となり、配管P2を介して過熱水蒸気供給管130に供給され、過熱水蒸気供給管130を通じて容器本体110の内部空間に供給されることになる。また、高気温の条件下などでは、空気圧縮機ACからの空気は、水蒸気加熱用ヒータH2によって加熱されずに、配管P2を介して過熱水蒸気供給管130に供給され、過熱水蒸気供給管130を通じて容器本体110の内部空間に供給されてもよい。
また、先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、混合ガス供給工程において、開閉弁V2は閉状態であった。しかし、混合ガス供給工程における加熱空気の供給が停止される期間(図3参照)において、開閉弁V2が開状態となるようにし、ボイラBからの水蒸気が、配管P4および配管P3を介して空気加熱用ヒータH1にも送られてもよい。かかる場合、この水蒸気は、空気加熱用ヒータH1によって加熱され過熱水蒸気となり、配管P1を介して空気供給管120に供給され、空気供給管120を通じて容器本体110の内部空間に供給されることになる。そして、加熱空気の供給が開始される期間になると、開閉弁V2は閉状態となる。
(F)
先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、空気は、空気供給管120の出口および第1供給口OP1を通じて容器本体110の内部空間に供給されていた。しかし、空気供給管120の出口は閉塞されてもよい。かかる場合、空気は、第1供給口OP1を通じてのみ容器本体110の内部空間に供給される。
また、先の実施の形態に係る吸着剤タンク100では、過熱水蒸気は、過熱水蒸気供給管130の出口および第2供給口OP2を通じて容器本体110の内部空間に供給されていた。しかし、過熱水蒸気供給管130の出口は閉塞されてもよい。かかる場合、過熱水蒸気は、第2供給口OP2を通じてのみ容器本体110の内部空間に供給される。
(G)
図6に示されるように、先の実施の形態に係る吸着剤タンク100を複数つなぎ合わせた吸着剤タンク200が採用されてもよい。吸着剤タンク200では、複数の吸着剤タンク100を囲む外壁150と、吸着剤タンク100を仕切るための仕切り板160とが追加構成されている。また、吸着剤タンク200では、水平フランジ管115が、先の実施の形態に係る下側垂直フランジ管114の役割も兼ねている。
吸着剤タンク200のような形態では、設置場所のスペースや顧客のニーズなどに応じて、複数の吸着剤タンク100を柔軟につなぎ合わせることができる。
なお、上記変形例(A)〜(G)は各例単独で適用されてもよいし、複数の例が組み合わされて適用されてもよい。
100 吸着剤タンク(吸着剤再生器)
110 容器本体(容器)
120 空気供給管(ガス供給管)
310 ミスト源水供給管(第1液体供給管)
311 噴霧ノズル
320 冷却用液体供給管(第2液体供給管)
330 保護網管(保護網)
AC 空気圧縮機(ガス供給部)
制御盤(制御部)
OP4 第3供給口(貫通口)
PO1 ポンプ(液体供給部)
PO2 ポンプ(液体供給部)

Claims (9)

  1. 容器と、
    前記容器内に配設される噴霧ノズルと、
    前記噴霧ノズルに接続される第1液体供給管と
    前記第1液体供給管と連結し、前記第1液体供給管に液体を供給する液体供給部と、
    前記液体供給部を制御する制御部と
    を備え
    前記制御部は、吸着剤の再生処理後、前記液体供給部に対して前記噴霧ノズルを通じて前記容器内にミストを供給させる第1制御を行って前記吸着剤を冷却する、
    吸着剤再生器。
  2. 前記容器に挿通され、前記容器内にガスを供給するガス供給管と、
    前記ガス供給管と連結し、前記ガス供給管に前記ガスを供給するガス供給部と
    をさらに備え
    前記制御部は、前記第1制御を行った後に前記ガス供給部を制御し、前記液体供給部に対して前記噴霧ノズルを通じて前記容器内に前記ミストを供給させると共に前記ガス供給部に対して前記ガス供給管を通じて前記容器内に前記ガスを供給させる第2制御を行って前記吸着剤を冷却する、
    請求項に記載の吸着剤再生器。
  3. 前記容器に挿通され、側壁に複数の貫通口が形成され、前記容器内に前記液体を供給する第2液体供給管をさらに備え
    前記液体供給部は、前記第2液体供給管と連結し、前記第2液体供給管に前記液体を供給し、
    前記制御部は、前記第2制御を行った後、前記液体供給部に対して前記第2液体供給管を通じて前記容器内に前記液体を供給させる第3制御を行って前記吸着剤を冷却する、
    請求項に記載の吸着剤再生器。
  4. 前記複数の貫通口は、前記第2液体供給管において周方向に並ぶように形成されている
    請求項に記載の吸着剤再生器。
  5. 前記第1液体供給管および前記第2液体供給管を覆う保護網をさらに備える、
    請求項3または4に記載の吸着剤再生器。
  6. 前記第1制御は、前記吸着剤を徐冷して熱衝撃による前記吸着剤の劣化を抑えるために実行される、
    請求項1に記載の吸着剤再生器。
  7. 容器と、前記容器に配設される噴霧ノズルと、前記噴霧ノズルに接続される第1液体供給管とを有する吸着剤再生器において、
    吸着剤の再生処理後に、前記噴霧ノズルを通じて前記容器内にミストを供給することにより前記吸着剤を冷却する噴霧工程を備える、
    吸着剤冷却方法。
  8. 前記吸着剤再生器は、前記容器に挿通されて前記容器内にガスを供給するガス供給管をさらに有し、
    前記噴霧工程の後に、前記噴霧ノズルを通じて前記容器内に前記ミストを供給すると共に、前記ガス供給管を通じて前記容器内に前記ガスを供給することにより前記吸着剤を冷却するミスト・ガス供給工程をさらに備える、
    請求項に記載の吸着剤冷却方法。
  9. 前記吸着剤再生器は、前記容器に挿通され、側壁に複数の貫通口が形成され、前記容器内に液体を供給する第2液体供給管をさらに有し、
    前記ミスト・ガス供給工程の後に、前記第2液体供給管を通る前記液体を前記容器内に供給することにより前記吸着剤を冷却する流体供給工程をさらに備える、
    請求項8に記載の吸着剤冷却方法。
JP2020147281A 2020-03-26 2020-09-02 吸着剤再生器および吸着剤冷却方法 Active JP6875714B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020055523 2020-03-26
JP2020055523 2020-03-26
JP2020088988A JP6813863B1 (ja) 2020-03-26 2020-05-21 吸着剤再生器、吸着剤再生方法および吸着剤冷却方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020088988A Division JP6813863B1 (ja) 2020-03-26 2020-05-21 吸着剤再生器、吸着剤再生方法および吸着剤冷却方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6875714B1 true JP6875714B1 (ja) 2021-05-26
JP2021154271A JP2021154271A (ja) 2021-10-07

Family

ID=74096369

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020088988A Active JP6813863B1 (ja) 2020-03-26 2020-05-21 吸着剤再生器、吸着剤再生方法および吸着剤冷却方法
JP2020147281A Active JP6875714B1 (ja) 2020-03-26 2020-09-02 吸着剤再生器および吸着剤冷却方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020088988A Active JP6813863B1 (ja) 2020-03-26 2020-05-21 吸着剤再生器、吸着剤再生方法および吸着剤冷却方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6813863B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7088583B1 (ja) 2021-08-05 2022-06-21 Jトップ株式会社 吸着剤再生方法および吸着剤再生器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564289B2 (ja) * 1971-10-16 1981-01-29
JPS526394A (en) * 1975-07-05 1977-01-18 Meiwa Tekko Kk Regeneration of active carbon adsorber to be used in purification proc ess for the recovery of diluted sulfuric acid
JPS60830A (ja) * 1983-06-16 1985-01-05 Toshiba Corp 混床式イオン交換装置
JPH02265603A (ja) * 1989-04-05 1990-10-30 Osaka Gas Co Ltd 吸着層の逆流洗浄方法
JPH0975722A (ja) * 1995-09-06 1997-03-25 Jiro Sasaoka 流体の吸着処理方法、装置と炭素質吸着体
US6284695B1 (en) * 1999-10-12 2001-09-04 Denim Engineering, Inc. Method for rejuvenating solid paraxylene adsorbent
CN2641024Y (zh) * 2003-09-08 2004-09-15 郑德明 用于污水处理的活性炭粉末涂层深度净化吸附过滤装置
JP4275721B1 (ja) * 2007-12-18 2009-06-10 有限会社Jトップサービス 粒状物の付着物脱離方法及び粒状物付着物脱離装置
JP5260972B2 (ja) * 2008-01-22 2013-08-14 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 排水処理装置
JP2016022403A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 株式会社セピオテック 吸着材の再生方法および再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7088583B1 (ja) 2021-08-05 2022-06-21 Jトップ株式会社 吸着剤再生方法および吸着剤再生器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021154271A (ja) 2021-10-07
JP6813863B1 (ja) 2021-01-13
JP2021154265A (ja) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6875714B1 (ja) 吸着剤再生器および吸着剤冷却方法
US10105643B2 (en) Methods and systems for drying hydrogen gas used in hydrogen-cooled generators
CA2264984A1 (en) Ozone storage/recovery method and system therefor
CN220125845U (zh) 一种内置冷却管的吸附器
CN212327833U (zh) 回收装置以及回收系统
JP2601970B2 (ja) 溶剤回収装置
EP0921097B1 (en) Method for the purification of hydrogen
JP2567541B2 (ja) 溶剤回収装置
KR102591018B1 (ko) 오존 가스의 공급 방법, 및 오존 가스의 공급 시스템
JP2020116545A (ja) 低温精製装置及び低温精製装置の運転方法
JP2016112547A (ja) 吸着塔及び吸着材の再生方法
RU1806305C (ru) Способ хранени и выдачи газообразного водорода и устройство дл его осуществлени
JPS58170518A (ja) 吸着塔の運転方法
JPS6257366B2 (ja)
JPH05277325A (ja) ヘリウムガス精製装置及びその運転方法
JP4107631B2 (ja) 濃縮オゾン製造装置
JPS6329724Y2 (ja)
CN216047768U (zh) 一种活性炭吸附催化燃烧装置
WO2021132347A1 (ja) 有機溶剤回収システム
JPH09323017A (ja) 大型低温ガス精製器
JP3647917B2 (ja) 光ファイバ母材の加熱炉
RU2246145C1 (ru) Способ осушки отработавших тепловыделяющих сборок
JPH06254395A (ja) Co2回収のための圧力スイング吸着における吸着剤の再生法
SU1607902A1 (ru) Способ очистки криоагента и устройство дл его осуществлени
JPH02187145A (ja) アミン系イオン交換樹脂の前処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200902

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200902

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6875714

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250