JP6875668B2 - 喫煙用蓋部材及び喫煙用蓋付容器 - Google Patents
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Description
本発明は、喫煙用蓋部材及び喫煙用蓋部材が装着される喫煙用蓋付容器に関する。
従来より、ペットボトルに装着することが可能な喫煙用キャップが知られている(例えば、特許文献1)。喫煙用キャップは、煙草が装着される煙導入パイプ部と、ストローが装着される垂直パイプ部と、煙を吸引するための煙吸引パイプ部と、を主に有している。垂直パイプ部にストローを装着し、煙導入パイプ部に煙草を装着した喫煙用キャップを装着する。液体飲料が入っているペットボトルに喫煙用キャップを装着することにより、飲料の風味が煙草の煙に付加された喫煙を楽しむことができる。
また、他の携帯用水パイプは、たばこを差し込むたばこ差込部材と、使用者が煙を吸引する吸口部材と、を備えた水収容用の容体から構成されている(例えば、特許文献2)。容体に水を入れ、たばこ差込部材にたばこを装着させて吸口部材から吸引すると、たばこの煙が水を介して吸口部材から吸引されるため、水がフィルターとなってたばこのタールやニコチンを除去することができる。
しかしながら、喫煙用キャップは紙巻たばこを装着する構造となっているため、葉タバコなど他の喫煙材料を燃焼させて喫煙を行うことができなかった。また、喫煙用キャップは喫煙のみしか使用することができず、内部の飲料を飲むための構造にはなっていなかった。さらに、喫煙用キャップはペットボトルしか装着することができないため、他の容器で使用することができなかった。
携帯用水パイプでも同様に紙巻たばこを装着する構造となっているため、葉タバコなど他の喫煙材料を用いて喫煙を行うことができなかった。また、携帯用水パイプは繰り返し使用することを前提としているため、内部が煙草のタールやニコチンなどで汚れるという問題があった。
そこで本発明は、コップ等の飲料用容器を用いて喫煙を行うことができる喫煙用蓋部材及び喫煙用蓋部材が装着される喫煙用蓋付容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の第1の発明では、飲料を入れるための容器に着脱可能に取り付けられる喫煙用蓋部材であって、前記容器の開口を覆い、第1貫通孔と、第2貫通孔と、が形成された本体部と、前記第1貫通孔と連結する第1中空部を有し、前記本体部から前記第1貫通孔の貫通方向に延びる第1吸引部材と、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔と連結可能な第2中空部を有し、前記第1貫通孔と前記第2中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であるとともに、前記第2貫通孔と前記第2中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であって、前記本体部から前記第1吸引部材と反対方向に延びる第2吸引部材と、前記第1貫通孔に載置可能であって、燃焼させる喫煙材料を支持するサポート部材と、を有することを特徴とする喫煙用蓋部材を提供する。
本発明の第2の発明では、第1の発明の喫煙用蓋部材であって、前記本体部は、前記サポート部材を着脱可能に保持する保持部を有し、前記サポート部材は扇形状をなし、円周方向に一端部と他端部とを有し、前記サポート部材を前記第1貫通孔に載置するときは、前記一端部と前記他端部とを重ね合わせることによって前記サポート部材を円錐台形状にすることを特徴としている。
本発明の第3の発明では、第1の発明又は第2の発明の喫煙用蓋部材であって、前記第2吸引部材は、屈曲された屈曲部を有し、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは互いに同径であって円形をなし、前記本体部は、前記貫通方向から見て円形をなし、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは前記本体部の中心に対して対称の位置に配置されていることを特徴としている。
本発明の第4の発明では、飲料を入れるための容器に着脱可能に取り付けられる喫煙用蓋部材であって、前記容器の開口を覆い、第1貫通孔と、第2貫通孔と、が形成された本体部と、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔と連結可能な第1中空部を有し、前記第1貫通孔と前記第1中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であるとともに、前記第2貫通孔と前記第1中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であって、前記本体部から前記第1貫通孔の貫通方向に延びる第1吸引部材と、前記第1貫通孔と連結する第2中空部を有し、前記本体部から前記第1吸引部材と反対側に延びる第2吸引部材と、前記第2貫通孔に載置され、燃焼させる喫煙材料を支持するサポート部材と、を有することを特徴とする喫煙用蓋部材を提供している。
本発明の第5の発明では、第1の発明から第4の発明の喫煙用蓋部材と、前記喫煙用蓋部材が装着され飲料を入れるための容器と、を有することを特徴とする喫煙用蓋付容器を提供している。
第1の発明によると、第2吸引部材の第2中空部が第1貫通孔と連結しているときは第1吸引部材と第2吸引部材とが接続されるため、第2吸引部材から容器内部の飲料を飲むことができる。第2吸引部材の第2中空部が第2貫通孔と連結しているときは、容器内部に水等の液体を入れて金属製のサポート部材上で喫煙材料を燃焼させることにより、喫煙用蓋部材で喫煙を行うことができる。これにより、喫煙用蓋部材は、飲料容器の蓋と、容器を使用した喫煙用具としての2つの機能を有することができる。
また、喫煙用蓋部材は、市販の紙製コップやプラスチック製コップを用いて喫煙を行うため、容器部分は使い捨てとなり喫煙後の内部清掃などが不要となる。さらに、喫煙用蓋部材は簡易な構造のため容易に内部清掃を行うことができる。
また、容器内部に入れる液体に所定の清涼飲料などを用いることにより、清涼飲料の香りの付いた喫煙を楽しむことができる。
第2の発明によると、サポート部材が扇形状を成していて一端部と他端部とを重ねて円錐台形として第1貫通孔に載置しているため、円錐台の細径部分が第1貫通孔に支持される。これにより、サポート部材自身の弾性力によって第1貫通孔に支持されるため、サポート部材を第1貫通孔で安定的に支持することができる。また、円錐台形状であるため、サポート部材上の燃えた後の喫煙材料が容器内部に落下し難くなる。
さらに、保持部がサポート部材を着脱可能に保持しているため、喫煙用蓋部材とサポート部材とを一体的に所持することができ、サポート部材の紛失を防止することができる。また、燃焼している喫煙材料を支持するサポート部材は金属製であるため、熱によって変形することなく喫煙を行うことができる。
第3の発明によると、第2吸引部材が屈曲しているため、第2吸引部材と喫煙材料が燃焼するサポート部材とを離間させることができる。これにより、喫煙時に顔と燃焼部分との距離を離すことができる。また、第1貫通孔と第2貫通孔とが本体部の中心に対して対称の位置に配置されているため、第2吸引部材とサポート部材とが互いに干渉することなく喫煙を行うことができる。
第4の発明によると、第2吸引部材が本体部と一体的に形成されているため、衝撃などによって第2吸引部材と本体部とが離間することを防止できる。喫煙用蓋付容器は持ち運びながら使用することが多く上方に延びている第2吸引部材は外部部材と衝突することがあるが、第4の発明によると第2吸引部材が喫煙用蓋付容器から落下することがない。
第5の発明によると、第2吸引部材の第2中空部が第1貫通孔と連結しているときは第1吸引部材と第2吸引部材とが接続されるため、第1吸引部材から容器内部の飲料を飲むことができる。第2吸引部材の第2中空部が第2貫通孔と連結しているときは、容器内部に水等の液体を入れて金属製のサポート部材上で喫煙材料を燃焼させることにより、喫煙用蓋付容器で喫煙を行うことができる。このように、喫煙用蓋付容器は、飲料容器と、喫煙用具との2つの機能を有することができる。
本発明の第1の実施の形態による喫煙用蓋付容器1及び喫煙用蓋部材2を図1乃至図4に基づき説明する。図1乃至図4に示すように、上下左右方向を定義する。
喫煙用蓋付容器1は、喫煙用蓋部材2と、液体40を入れる容器3と、から構成される。喫煙用蓋付容器1は、市販の紙製またはプラスチック製のコップである容器3に喫煙用蓋部材2が着脱可能に装着されている。喫煙用蓋付容器1は、図3に示すように容器3に水などの液体40を入れて液体40をフィルターとする喫煙用具として用いることもでき、図4に示すように容器3内部の液体飲料41を飲むための容器として使用することもできる。
喫煙用蓋部材2は、図2及び図3に示すように、本体部21と、第1吸引部材22と、第2吸引部材23と、サポート部材24と、から構成される。本体部21は、装着部25と、第1凸部26と、第2凸部27と、サポート部材24を保持する保持部28と、を有している。本体部21と、第1吸引部材22と、は例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ウレタン系樹脂等により一体的に形成され、第2吸引部材23も同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ウレタン系樹脂等により形成される。
装着部25は、本体部21の周縁から下方に屈曲されており、図3に示すように、容器3の縁31と係合することにより喫煙用蓋部材2が容器3に固定される。装着部25と縁31とは、容器3内部の液体飲料41が漏れないように互いに係合している。第1凸部26は円筒形状をなし、上下方向に貫通する円形の第1貫通孔26aが形成されている。第1凸部26は、本体部21の上面から上方に突出するように形成され、下部が第1吸引部材22と連結している。上下方向は、本発明の貫通方向に相当する。
第2凸部27は第1凸部26と略同形状であって円筒形状をなし、上下方向に貫通する円形の第2貫通孔27aが形成されている。第2凸部27は、平面視において本体部21の中心Cに対して第1凸部26と対称の位置に配置されている。第2凸部27は、本体部21の上面から上方に突出するように形成され、下部は本体部21の下面に接続されている。保持部28は装着部25に設けられた右方向に突出するリング28Aと、リング28Aに着脱可能な金属製のボールチェーン28Bと、を有している。図4に示すように、保持部28のボールチェーン28Bは、サポート部材24を着脱可能に保持している。
第1吸引部材22は内部が中空のストロー形状をなし、上下方向に貫通するように第1中空部22aが形成され、本体部21の下面から下方に向けて延びている。第1中空部22aの上部は第1貫通孔26aと連結し、下部にサポート部材24上に載置された喫煙材料30の煙を吸引する吸引孔22bが規定されている。第1中空部22aの径は、第1貫通孔26aの内径と略同一である。本実施の形態では、第1中空部22aの内径は10mm乃至15mmとしている。喫煙用蓋付容器1は液体飲料41を入れる容器としての機能も有しており、液体飲料41に固形物が混入している場合、例えば、タピオカ等が混入している場合であっても、第1吸引部材22内部で詰まることがない。第1吸引部材22の長さは、容器3の深さに応じて任意に設定することができるが、容器3の底面から数mm程度上に位置することが望ましい。
第2吸引部材23は内部が中空のストロー形状であって、第2中空部23aが形成されている。第2中空部23aは、第1中空部22aと略同一の径を有している。第2吸引部材23は、屈曲された屈曲部23Aと、係止部23Bと、吸引部23Cと、を有している。第2吸引部材23は、本体部21に装着された状態では本体部21から上方に向けて延出し屈曲部23Aで屈曲して斜め上方に延びている。
係止部23Bは第2吸引部材23の下部に位置し、その外径が拡径されている。係止部23Bは、第1凸部26及び第2凸部27に着脱可能に装着される。図4に示すように係止部23Bが第1凸部26に装着されているときは第2中空部23bと第1貫通孔26aとが連結し、図3に示すように係止部23Bが第2凸部27に装着されているときは第2中空部23bと第2貫通孔27aとが連結する。係止部23Bの内径は、第1凸部26及び第2凸部27の外径よりも僅かに大きくなるように設定されているため、第2吸引部材23は第1凸部26及び第2凸部27に安定的に固定される。係止部23Bと、第1凸部26又は第2凸部27と、が係合した状態では、係止部23Bの底面と本体部21の上面とが当接するとともに、第1凸部26又は第2凸部27の上面と係止部23Bの段差面とが当接している。これにより、喫煙の煙を漏らすことなく吸い込むことができる。吸引部23Cは、喫煙用蓋部材2を喫煙用具として用いた場合に使用者が吸引する吸引口となる。
サポート部材24は、アルミニウム、ステンレス等の金属製であって、図4に示すように扇形状をなしている。サポート部材24は、円周方向Dに一端部24Aと、他端部24Bと、を有し、他端部24Bにボールチェーン28Bが挿入される貫通孔24aが形成されている。サポート部材24は自在に湾曲させることが可能な程度の厚みであって、図1及び図2に示すように、一端部24Aと他端部24Bとを重ね合わせて円錐台形状とすることにより、第1凸部26の第1貫通孔26aに挿入することができる。このとき、円錐台形状のサポート部材24が元に戻ろうとする弾性力が第1凸部26の径方向に働き、サポート部材24が第1凸部26に安定的に保持される。
容器3は、市販の紙製またはプラスチック製のコップであって、上端部が折り返されて拡径された縁31が設けられている。縁31は、装着部25と係合可能である。容器3は開口3aが形成されていて、喫煙用蓋部材2が開口3aを覆っている。
次に、図3を参照しながら、喫煙用蓋付容器1を喫煙用具として使用する場合について説明する。
容器3に液体40、例えば、水又は香りの付与されている清涼飲料水等を所定量入れ、喫煙用蓋部材2の装着部25と縁31とを係合させる。第2吸引部材23の係止部23Bと第2凸部27とを係合させ、第2中空部23bと第2貫通孔27aとを連結させる。このとき、第2凸部27と、第2吸引部材23と、はそれぞれ同一の内径を有しているため、第2貫通孔27aと第2中空部23bとは段差なく連結される。第2吸引部材23の吸引部23Cは、第1凸部26から離れるような方向に向けることが好ましい。これにより、喫煙材料30が燃焼するサポート部材24と顔とを離すことができる。続いて、サポート部材24を保持部28から取り外し、一端部24Aと他端部24Bとを重ね合わせて円錐台形状とし、円錐台の細径部分を第1凸部26に挿入する。
サポート部材24に葉たばこである喫煙材料30を乗せて着火し、吸引部23Cから吸引することにより、喫煙材料30の煙が第1貫通孔26a及び第1中空部22aを介して吸引孔22bから液体40内に泡状に発生する。このとき、喫煙材料30のニコチンやタールなどの一部が液体40に溶け出すとともに煙に液体40の香りが付与される。使用者は、この煙を第2貫通孔27a及び第2中空部23aを介して吸引部23Cから吸引する。喫煙材料30に含まれるタールやニコチンが液体40に溶け出すため、液体40がフィルターとしての役割を果たす。連続的に喫煙を行う場合には、サポート部材24を第1凸部26から離間させて燃焼後の喫煙材料30を廃棄し、新しい喫煙材料30をサポート部材24に入れて着火し、吸引部23Cより吸引する。
喫煙が終了し、喫煙用蓋付容器1を飲料容器として使用したい場合には、サポート部材24を第1凸部26から離間させ、燃焼後の喫煙材料30を廃棄する。サポート部材24は、自身の弾性力によって自然に扇形状に復元する。サポート部材24の貫通孔24aにボールチェーン28Bを通しリング28Aに保持させる。
続いて、図4の点線で示すように、第2吸引部材23を第2凸部27から離間させ、第2吸引部材23と第1凸部26とを係合させる。このとき、第1吸引部材22と、第1凸部26と、第2吸引部材23と、はそれぞれ同一の内径を有しているため、第1凸部26と第2吸引部材23とは段差なく係合される。容器3を新たな容器に取り替え、液体飲料41を満たす。使用者は、吸引部23Cから容器3内部の液体飲料41を飲むことができる。
このような構成によると、第2吸引部材23の第2中空部23aが第1貫通孔26aと連結しているときは第1吸引部材22と第2吸引部材23とが接続されるため、第2吸引部材23から容器3内部の液体飲料41を飲むことができる。第2吸引部材23の第2中空部23aが第2貫通孔27aと連結しているときは、容器3内部に水等の液体40を入れて金属製のサポート部材24上で喫煙材料30を燃焼させることにより、喫煙用蓋部材2で喫煙を行うことができる。これにより、喫煙用蓋部材2は、飲料容器の蓋と、容器を使用した喫煙用具としての2つの機能を有することができる。
また、喫煙用蓋部材2は、市販の紙製コップやプラスチック製コップを用いて喫煙を行うため、容器3は使い捨てとなり内部清掃などが不要となる。さらに、喫煙用蓋部材2は簡易な構造のため容易に内部清掃を行うことができる。
また、容器3内部に入れる液体飲料41を所定の清涼飲料などを用いることにより、清涼飲料の香りの付いた喫煙を楽しむことができる。
また、サポート部材24が扇形状を成していて一端部24Aと他端部24Bとを重ねて円錐台形として第1貫通孔26aに載置しているため、円錐台の細径部分が第1貫通孔26aに支持される。これにより、サポート部材24の弾性力によってサポート部材24が第1貫通孔26aに支持されるため、サポート部材24を安定的に支持することができる。また、円錐台形状であるため、サポート部材24上の燃えた後の喫煙材料30が容器3の内部に落下し難くなる。
さらに、本体部21がサポート部材24を着脱可能に保持しているため、喫煙用蓋部材2とサポート部材24とを一体的に所持することができ、サポート部材24の紛失等を防止することができる。さらに、燃焼している喫煙材料30を支持するサポート部材24は金属製であるため、熱によって変形することなく喫煙を行うことができる。
また、第2吸引部材23が屈曲しているため、第2吸引部材23と喫煙材料30が燃焼するサポート部材24とを離間させることができる。これにより、喫煙時に顔と燃焼部分との距離を離すことができる。また、第1貫通孔26aと第2貫通孔27aとが本体部21の中心Cに対して対称の位置に配置されているため、第2吸引部材23とサポート部材24とが互いに干渉することなく喫煙を行うことができる。
また、第2吸引部材23の第2中空部23aが第1貫通孔26aと連結しているときは第1吸引部材22と第2吸引部材23とが接続されるため、第1吸引部材22から容器3内部の液体飲料41を飲むことができる。第2吸引部材23の第2中空部23aが第2貫通孔27aと連結しているときは、容器3内部に水等の液体40を入れて金属製のサポート部材24上で喫煙材料30を燃焼させることにより、喫煙用蓋付容器1で喫煙を行うことができる。このように、喫煙用蓋付容器1は、飲料容器と、喫煙用具との2つの機能を有することができる。
次に、第2の実施の形態について、図5に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態の喫煙用蓋付容器101では、本体部121に対して第1吸引部材122が着脱可能であって、第2吸引部材123が本体部121と一体的に形成されている。
喫煙用蓋付容器101は、喫煙用蓋部材102と、容器3とから構成されている。喫煙用蓋部材102は、本体部121と、第1吸引部材122と、第2吸引部材123と、サポート部材24と、から構成される。本体部121は、装着部25と、第1凸部126と、第2凸部127と、保持部28とを有している。本体部121と、第2吸引部材123と、は例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ウレタン系樹脂等により一体的に形成され、第1吸引部材122も同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ウレタン系樹脂等により形成される。
第1凸部126は円筒形状をなし、上下方向に貫通する円形の第1貫通孔126aが形成されている。第1凸部126は、本体部21の下面から下方に突出するように形成され、上部が第2吸引部材123と連結している。上下方向は、本発明の貫通方向に相当する。
第2凸部127は円筒形状をなし、上下方向に貫通する円形の第2貫通孔127aが形成されている。第2凸部127は、本体部121の上面から上方に突出する上方凸部127Aと、本体部121の下面から下方に突出する下方凸部127Bとから構成されている。第2貫通孔127aは、上方凸部127Aと下方凸部127Bとを上下方向に貫通する孔である。上方凸部127Aは第1の実施の形態と同様にサポート部材24を着脱可能に支持し、下方凸部127Bには第1吸引部材122が装着可能に装着される。
第1吸引部材122は内部が中空のストロー形状をなし、上下方向に貫通するように第1中空部122aが形成され、本体部121の下面から下方に向けて延びている。第1吸引部材122は、第1凸部126に着脱可能な係止部122Aを有している。係止部122Aの構成は、第1の実施の形態の係止部23Bと略同一である。第1中空部122aの上部は第1貫通孔126a又は第2貫通孔127aと連結し、下部にサポート部材24上に載置された喫煙材料30の煙を吸引する吸引孔122bが規定されている。第1中空部122aの径は、第1貫通孔126a及び第2貫通孔127aの径と略同一である。本実施の形態では、第1中空部122aの内径は10mm乃至15mmとしている。喫煙用蓋付容器1は、液体飲料41を入れる容器としての機能も有しているため、液体飲料に固形物が混入している場合、例えば、タピオカ等が混入している場合であっても、第1吸引部材122内部で詰まることがない。第1吸引部材122の長さは、容器3の深さに応じて任意に設定することができるが、容器3の底面から数mm程度上に位置することが望ましい。
第2吸引部材123は内部が中空のストロー形状であって、第2中空部123aが形成されている。第2中空部123aは、第1中空部122aと略同一の径を有している。第2吸引部材123は、屈曲された屈曲部123Aと、吸引部123Cと、を有している。第2吸引部材123は本体部121と一体的に形成され、本体部121から上方に向けて延出し屈曲部23Aで左方向に屈曲して斜め上方に延びている。吸引部123Cは、第2凸部127から離れるような方向に指向しているため、喫煙材料30が燃焼するサポート部材24と顔とを離すことができる。
喫煙用蓋付容器101を喫煙用具として使用する場合は、容器3に液体40、例えば、水又は香りの付与されている清涼飲料水等を所定量入れ、喫煙用蓋部材2の装着部25と縁31とを係合させる。第1吸引部材122の係止部122Aを、第2凸部127の下方凸部127Bに装着する。このとき、第2貫通孔127aと、第1中空部122aと、は略同一の径であるため、第2凸部127と第1吸引部材122とは段差なく係合される。サポート部材24を保持部28から取り外し、一端部24Aと他端部24Bとを重ね合わせて円錐台形状とし、円錐台の細径部分を第2凸部127の上方凸部127Aに挿入する。
サポート部材24に葉たばこである喫煙材料30を乗せて着火し、吸引部123Cから吸引することにより、喫煙材料30の煙が第2貫通孔127a及び第1中空部122aを介して吸引孔122bから液体40内に泡状に発生する。このとき、喫煙材料30のニコチンやタールなどの一部が液体40に溶け出すとともに煙に液体の香りなどが付与される。使用者は、この煙を第1貫通孔126a及び第2中空部123aを介して吸引部123Cから吸引する。喫煙材料30に含まれるタールやニコチンが液体に溶け出すため、液体がフィルターとしての役割を果たす。
喫煙が終了し、喫煙用蓋付容器101を飲料容器として使用したい場合には、サポート部材24を上方凸部127Aから離間させる。サポート部材24は、自身の弾性力によって自然に扇形状に復元する。サポート部材24の貫通孔24aにボールチェーン28Bを通しリング28Aに保持させる。
第1吸引部材122を下方凸部127Bから離間させ、第1吸引部材122と第1凸部126とを係合させる。このとき、第1吸引部材122と、第1凸部126と、第2吸引部材123と、はそれぞれ同一の内径を有しているため、第1凸部126と第2吸引部材123とは段差なく係合される。容器3を新たな容器に取り替え、液体飲料を満たす。使用者は、吸引部123Cから容器3内部の液体飲料を飲むことができる。
このような構成によると、外部に露出している第2吸引部材123が本体部121と一体的に形成されているため、衝撃などによって第2吸引部材123と本体部121とが離間することを防止できる。特に、喫煙用蓋付容器101は持ち運びながら使用することが多く上方に延びている第2吸引部材123は外部部材と衝突することがあるが、本実施の形態によると第2吸引部材123が喫煙用蓋付容器101から落下することがない。
次に、第3の実施の形態について、図6(a)に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
第2吸引部材23は、下部に係止部223Bを有しており、外径は吸引部23Cと同一である。本体部21は、上方に向け突出した第2凸部227を有している。第2凸部227は略円筒形状をなしており、上面に下方に窪んだ溝227aが形成されている。溝227aは、第2凸部227の円周方向全周に亘って形成されていて、その幅は係止部223Bの厚みより僅かに大きく設定されている。係止部223Bが溝227aに挿入され係止部223Bが溝227aに狭持されることにより、第2吸引部材23が第2凸部227に固定される。これにより、溝227aによって第2吸引部材23を狭持するため、より強固に第2吸引部材23を本体部21に装着することができる。
次に、第4の実施の形態について、図6(b)に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
本体部21は、上方に向け突出した第2凸部327を有している。第2凸部327は略円筒形状をなしており、上面に下方に窪んだ段差327aが形成されている。段差327aは、第2貫通孔27aが拡径するように形成されており、段差327aの外径は係止部223Bの外径より僅かに大きく設定されている。係止部223Bが段差327aに挿入され係止部223Bの外周面が段差327aと係合することによって、第2吸引部材23が第2凸部327に固定される。
本発明による喫煙用蓋部材及び喫煙用蓋付容器は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
第1の実施の形態では、本体部21と第1吸引部材22とは一体的に形成されていたが、これに限定されない。第1吸引部材22は、本体部21に着脱可能であってもよい。第2の実施の形態では、本体部121と第2吸引部材123とは一体的に形成されていたが、これに限定されない。第2吸引部材123は、本体部121に着脱可能であってもよい。
上述の実施の形態では、サポート部材24が扇形であって一端部24Aと他端部24Bとを重ね合わせることにより円錐台形状として第1貫通孔26aに挿入したが、これに限定されない。サポート部材24は金属性のプレートを湾曲させて円錐台形状として形成されていてもよい。また、一端部24Aと他端部24Bとを重ね合わせる際に、一端部24Aに引掛け部を設け他端部24Bに貫通孔を形成し、引掛け部を貫通孔に通すことにより円錐台形状を維持可能にしてもよい。
上述の実施の形態では、本体部21と第1吸引部材22とが一体的に形成されていたが、本体部21と第1吸引部材22とを互いに着脱可能に構成してもよい。これにより、喫煙用蓋部材2を持ち運ぶ際、よりコンパクトに持ち運ぶことができる。
第3の実施の形態及び第4の実施の形態における第2吸引部材と第2凸部との接続方法は、第2の実施の形態における第1吸引部材122と第1凸部126との接続に用いることもできる。
1,101 喫煙用蓋付容器
2,102 喫煙用蓋部材
3 容器
21,121 本体部
22,122 第1吸引部材
22a,122a 第1中空部
23,123 第2吸引部材
23a,123a 第2中空部
23A,123A 屈曲部
24 サポート部材
24A 一端部
24B 他端部
28 保持部
26a,126a 第1貫通孔
27a,127a 第2貫通孔
30 喫煙材料
C 中心
D 円周方向
2,102 喫煙用蓋部材
3 容器
21,121 本体部
22,122 第1吸引部材
22a,122a 第1中空部
23,123 第2吸引部材
23a,123a 第2中空部
23A,123A 屈曲部
24 サポート部材
24A 一端部
24B 他端部
28 保持部
26a,126a 第1貫通孔
27a,127a 第2貫通孔
30 喫煙材料
C 中心
D 円周方向
Claims (5)
- 飲料を入れるための容器に着脱可能に取り付けられる喫煙用蓋部材であって、
前記容器の開口を覆い、第1貫通孔と、第2貫通孔と、が形成された本体部と、
前記第1貫通孔と連結する第1中空部を有し、前記本体部から前記第1貫通孔の貫通方向に延びる第1吸引部材と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔と連結可能な第2中空部を有し、前記第1貫通孔と前記第2中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であるとともに、前記第2貫通孔と前記第2中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であって、前記本体部から前記第1吸引部材と反対方向に延びる第2吸引部材と、
前記第1貫通孔に載置され、燃焼させる喫煙材料を支持するサポート部材と、を有することを特徴とする喫煙用蓋部材。 - 前記本体部は、前記サポート部材を着脱可能に保持する保持部を有し、
前記サポート部材は金属製であって扇形状をなし、円周方向に一端部と他端部とを有し、
前記サポート部材を前記第1貫通孔に載置するときは、前記一端部と前記他端部とを重ね合わせることによって前記サポート部材を円錐台形状にすることを特徴とする請求項1に記載の喫煙用蓋部材。 - 前記第2吸引部材は、屈曲された屈曲部を有し、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは互いに同径であって円形をなし、
前記本体部は、前記貫通方向から見て円形をなし、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは前記本体部の中心に対して対称の位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の喫煙用蓋部材。 - 飲料を入れるための容器に着脱可能に取り付けられる喫煙用蓋部材であって、
前記容器の開口を覆い、第1貫通孔と、第2貫通孔と、が形成された本体部と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔と連結可能な第1中空部を有し、前記第1貫通孔と前記第1中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であるとともに、前記第2貫通孔と前記第1中空部とが連結するように前記本体部と着脱可能であって、前記本体部から前記第1貫通孔の貫通方向に延びる第1吸引部材と、
前記第1貫通孔と連結する第2中空部を有し、前記本体部と一体的に形成され、前記本体部から前記第1吸引部材と反対側に延びる第2吸引部材と、
前記第2貫通孔に載置され、燃焼させる喫煙材料を支持するサポート部材と、を有することを特徴とする喫煙用蓋部材。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の喫煙用蓋部材と、
前記喫煙用蓋部材が装着され飲料を入れるための容器と、を有することを特徴とする喫煙用蓋付容器。
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