JP6855434B2 - 電子タバコシステム - Google Patents

Description

この発明は，電子タバコシステムに関する。より詳しく説明すると，この発明は，電子タバコを使用していることを，周囲に知らせないようにするための電子タバコシステムに関する。

特表２０１５−５２３０７７号公報には，電子タバコが記載されている。電子タバコは煙草よりも煙や臭いによる周囲への悪影響が顕著に少ないばかりか，健康被害が少ないものとして普及している。しかし，電子タバコを使用している事実を周囲に知らせたくない方が好ましい場合がある。

特表２０１５−５２３０７７号公報

そこで，この発明は，電子タバコを使用している事実を周囲に知らせなくて済む電子タバコ用システムやそのための装置を提供することを目的とする。

この明細書に記載される発明のある態様は，電子タバコ用システムに関する。
この電子タバコ用システム１は，（１）電子タバコ３の少なくとも一部に取り付ける取付部５と，（２）電子タバコ３の本体部分７を収容する容器９と，を含む。
そして，取付部５は，電子タバコの本体部分が視認できない態様であり，電子タバコの本体部分に取り付けられるカートリッジの全体又は一部が容器９から出ている態様で，容器９に電子タバコの本体部分を取り付けるものである。

上記の電子タバコ用システムのある態様は，容器９は，飲料缶であり，取付部５は，飲料缶の上部解放端１１の内径部分に取り付けられ，電子タバコ３の本体部分７を飲料缶と固定するための内径収容部１３を含む。容器９の別の例は，コップ又はマグカップである。

この明細書に記載される発明のある態様は，取付具１５に関する。この取付具１５は，先の電子タバコ用システムにおける取付部５であってもよい。この取付具１５は，電子タバコ３の本体部分７を飲料缶内に収容しつつ，電子タバコ３に挿入されるカートリッジの全体又は一部を飲料缶から出ている状態とすることで，電子タバコの本体部分が飲料缶に隠れた状態とするための取付具１５である。そして，飲料缶の上部解放端の内径部分に取り付けられ，電子タバコの本体部分を飲料缶と固定するための内径収容部１３を含む。

この発明は，電子タバコを使用している事実を周囲に知らせなくて済む電子タバコ用システムやそのための装置を提供できる。

図１は，電子タバコ用システムを説明するための図面に代わる写真である。 図２は，飲料缶に電子タバコ用システムを用いた例を示す図面に代わる写真である。 図３は，容器としてマグカップを用いた例を示す図面に代わる写真である。 図４は，図３の電子タバコ用システムを横からみた様子を示す図面に代わる写真である。 図５は，図３の電子タバコ用システムを使用した際の様子を示す図面に代わる写真である。 図６は，取付具を説明するための図面に代わる写真である。

以下，図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は，以下に説明する形態に限定されるものではなく，以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。

この明細書に記載される発明のある態様は，電子タバコ用システムに関する。この電子タバコ用システムは，電子タバコを使用している事実を周囲に知らせなくて済む電子タバコ用システムである。

電子タバコ３は，煙草を用いない電子タバコや，煙草を用い，電気を用いて電子的に加熱する加熱式タバコを含む。加熱式タバコの例は，ＩＱＯＳ（登録商標），ｇｌｏ（登録商標），Ｐｌｏｏｍ ＴＥＣＨ（登録商標）である。

図１は，電子タバコ用システムを説明するための図面に代わる写真である。図１に示されるように，この電子タバコ用システム１は，電子タバコ３の少なくとも一部に取り付ける取付部５と，電子タバコ３の本体部分７を収容する容器９と，を含む。そして，取付部５は，電子タバコの本体部分７が視認できない態様であり，電子タバコの本体部分に取り付けられるカートリッジ（ユーザが口腔内に含むなどして電子タバコを吸う部分）の全体又は一部が容器９から出ている態様で，容器９に電子タバコの本体部分７を取り付けるものである。容器は，上部に解放端がある。そして，取付部５の外形は，例えば，容器の解放端の内径と一致するようにされている。このため，取付部５を容器９の上端に収容すると，取付部が容器と固定される。そして，取付部には，内部を貫通する穴２１が設けられる。そして，この穴２１は，電子タバコの本体部分７を収容できるようにされている。取付部５は，この穴２１が下部まで連続した形状を有する収容部２３であって，電子タバコの本体部分７を収容する収容部２３を構成してもよい。収容部２３を有すると，電子タバコを安定して収容できることとなる。また，取付部５があれば，電子タバコを使用する際に，容器９と電子タバコ３が相対的にずれるという事態を防止できる。

上記の電子タバコ用システムのある態様は，容器９は，飲料缶であり，取付部５は，飲料缶の上部解放端１１の内径部分に取り付けられ，電子タバコ３の本体部分７を飲料缶と固定するための内径収容部１３を含む。飲料缶の例は，ジュースやコーヒーといった飲料を収容するために用いられる缶の外観を有するものである。飲料缶には，いわゆるプルタブで内部を開放するものもある。一方，この発明では，上部に解放端と，解放端を開閉できるキャップとを有する飲料缶が好ましい。そのような飲料缶であれば，解放端から電子タバコを挿入しやすいし，解放端に取付部を固定しやすい。飲料缶としてペットボトルといった樹脂製のものを用いても構わないもものの，飲料缶が透明であると，内部の電子タバコが視認されるので，透明でない飲料缶が好ましい。

図２は，飲料缶に電子タバコ用システムを用いた例を示す図面に代わる写真である。図２では，コーヒー飲料の飲料缶内部に電子タバコを収容できる。図２の例では，飲料缶の上部端からカートリッジの一部が出た状態となっている。この飲料缶から飛び出たカートリッジを用いることで（吸うことで），電子タバコを使用できる。

容器９の別の例は，コップ又はマグカップである。図３は，容器としてマグカップを用いた例を示す図面に代わる写真である。この例では，取付部５が，電子タバコを安定して収容できる形状となっている。取付部５の深さは，電子タバコの本体部分を考慮して設計すればよい。取付部５の深さは，電子タバコを取付部５内に挿入した際に，カートリッジ部分の一部（ユーザが吸いやすい部分）が，容器から外部にでる状況となるように設計すればよい。図４は，図３の電子タバコ用システムを横からみた様子を示す図面に代わる写真である。図４のように，外部から見るとこの容器（マグカップ）は，あたかも通常の容器のように見える。図５は，図３の電子タバコ用システムを使用した際の様子を示す図面に代わる写真である。図５のように，このシステムを用いれば，電子タバコを吸っても，外部からはコーヒーなどを飲んでいるかのように見えることとなる。

この明細書に記載される発明のある態様は，取付具１５に関する。この取付具１５は，先の電子タバコ用システムにおける取付部５であってもよい。この取付具１５は，電子タバコ３の本体部分７を飲料缶内に収容しつつ，電子タバコ３に挿入されるカートリッジの全体又は一部を飲料缶から出ている状態とすることで，電子タバコの本体部分が飲料缶に隠れた状態とするための取付具１５である。そして，飲料缶の上部解放端の内径部分に取り付けられ，電子タバコの本体部分を飲料缶と固定するための内径収容部１３を含む。

図６は，取付具を説明するための図面に代わる写真である。この取付具は，内径収容部１３が飲料缶の上部解放端に固定させることで，電子タバコを収容できるようになる。

この発明は，電子タバコ産業において利用されうる。

１ 電子タバコ用システム
３ 電子タバコ
５ 取付部
７ 電子タバコの本体部分
９ 容器
１１ 飲料缶の上部解放端
１３ 内径収容部
２１ 穴

Claims (3)

1. 電子タバコの少なくとも一部に取り付ける取付部と，
   前記電子タバコの本体部分を収容する容器と，を含み，
   前記取付部は，前記電子タバコの本体部分が視認できない態様であり，前記電子タバコの本体部分に取り付けられるカートリッジの全体又は一部が前記容器から出ている態様で，前記容器に前記電子タバコの本体部分を取り付けるものであり，上端部が解放され，下端部が閉塞している，
   電子タバコ用システムであって，
   前記容器は，コップ又はマグカップである，電子タバコ用システム。
2. 電子タバコの少なくとも一部に取り付ける取付部と，
   前記電子タバコの本体部分を収容する容器と，を含み，
   前記取付部は，前記電子タバコの本体部分が視認できない態様であり，前記電子タバコの本体部分に取り付けられるカートリッジの全体又は一部が前記容器から出ている態様で，前記容器に前記電子タバコの本体部分を取り付けるものである電子タバコ用システムであって，
   前記容器は，透明でない飲料缶であり，
   前記取付部は，前記飲料缶の上部解放端の内径部分に取り付けられ，前記電子タバコの本体部分を前記飲料缶と固定するための内径収容部を含む，システム。
3. 請求項２に記載の電子タバコ用システムであって，
   前記飲料缶は，市販されている飲料缶の外観を有する，電子タバコ用システム。

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