JP6978747B2 - 携帯用吸いかけタバコ収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、まだ吸える部位が残存している吸いかけタバコを一時的に収納・保管してポケット等に携行することが可能な携帯用吸いかけタバコ収納ケースに関する。
従来、タバコは基本的にはいつでもどこでも個人の自由意思に基づいて吸うことが可能であった。歩きたばこも可能であり、電車や観光バス、居酒屋はもちろんのこと各種レストランや喫茶店では愛煙家のために灰皿が提供されていた。また、多くの女性も含めて愛煙家や喫煙者の数は極めて多かったため、タバコの大量生産及び大量販売がなされており、タバコの価格も手頃なものであった。
しかし近年、嫌煙家の発言力が増大し副流煙の害や吸い方に関するマナーが大きくクローズアップされるようになり、これに比較して喫煙者の肩身が次第に狭くなってきている。健康上の観点からも喫煙は良くないものとの認識が広がり、喫煙の自由よりも嫌煙の権利の方が注目され尊重されている。
さらに、喫煙者や愛煙家の減少に伴い、タバコの価格も右肩上がりで高騰しており、愛煙家の財布には厳しい状況となっている。また、タバコを吸うことが可能な場所や時間も次第に制約が大きくなってきており、どこでも自由にタバコを吸える社会に戻ることはなさそうである。
このような社会情勢を背景として、愛煙家は、一本のタバコをより大切に吸うように工夫する傾向が顕著になってきている。すなわち、愛煙家は、限られた場所で限られた時間内にタバコを吸うようにしているものであるが、タバコを吸い終わるまでには一定の時間を要することから、吸いかけであるにも拘わらず中断ないしは中止しなければならない状況も多々生じえる。
このような場合には、従来であれば吸える部位が多分に残存している吸いかけタバコであっても、躊躇なく灰皿に押し付けて消火して一端廃棄し、次回吸うことが可能なチャンスを得た場合には、新たに新規タバコに点火して喫煙を楽しんでいた。しかし、近年では、上述の社会情勢等により、吸いかけのタバコであっても次回にその続きを吸えるように、一時保管ないしは携行したいと考える愛煙家が増えている。
例えば、下記特許文献1には、吸い口が汚れない等、使い勝手に優れた携帯用タバコ消火収納具が開示されている。これによれば、タバコの燃焼部を差し込んで消火するための凹状に形成された差込部を備えた消火部本体と、該消火部本体と結合することによって差込部と連通してタバコ全体を収納可能な密閉空間を形成する収納キャップと、を備えると共に、太さの異なるタバコに対応することができるように差込部の形状を底部に向かって段階的に縮径するように形成した携帯用タバコ消火収納具が記載されている。
特開2013−192529号公報
一服中の急用等により喫煙を中断された際の吸いかけのタバコは、まだ十分に吸える長さが残存している場合も多々あるので、これを一律に灰皿に廃棄するには省資源の観点から好ましいものとはいえない。一方、従来知られているタバコケース等においては、衛生上の観点から好ましく無かったり、吸い殻の取り扱いに難があったり、タバコの匂いが周囲に拡散したりするものであるので、喫煙者にとってよりユーザフレンドリーなものとすることが期待されていた。
本発明は上述の問題点に鑑み為されたものであり、吸いかけのタバコの煙はもちろん匂いを封印し、より衛生的かつ取り扱い容易に保管及び取り出し可能であって、保管中の剥がれ落ちた吸い殻も管理できる、携帯用吸いかけタバコ収納ケースを提供することを目的とする。
本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、吸いかけのタバコ全体がそのまま収納される中空円筒形状のボディ部と、ボディ部の先端に脱着可能に被せ、先端から排出される灰を保持する先端キャップと、タバコを出し入れするボディ部の後端に脱着可能に装着される後端キャップと、を備え、ボディ部の中空は先端から後端まで連通されることを特徴とする。
吸いかけのタバコの煙はもちろん匂いを封印し、より衛生的かつ取り扱い容易に保管及び取り出し可能であって、保管中の剥がれ落ちた吸い殻も管理できる、携帯用吸いかけタバコ収納ケースを提供できる。
(a)〜(d)は第一の実施形態にかかる携帯用吸いかけタバコ収納ケースの構成概要を説明する図であり、(e)〜(h)は第二の実施形態にかかる携帯用吸いかけタバコ収納ケースの構成概要を説明する図である。
(第一の実施形態)
図1は、(a)〜(d)は第一の実施形態にかかる携帯用吸いかけタバコ収納ケースの構成概要を説明する図である。携帯用吸いかけタバコ収納ケース1000は、タバコのサイズと適合した蛍光ペンの芯を抜いた外殻ケースを用いて構成することも可能である。
図1(a)に示すように、携帯用吸いかけタバコ収納ケース1000は、ボディ部1100と、ボディ部1100の先端に被せられた先端キャップ1200と、後端キャップ1300とを備える。蛍光ペンのケースを利用する場合には、先端キャップ1200はペン先を乾燥から守り保護するいわゆるキャップに対応する。
また、図1(b),(c)に示すように、火のついた吸いかけタバコ1400は、後端キャップ1300側から点火側を先頭にしてそのままでボディ1100内に挿入される。ボディ1100内に挿入されたタバコ1400は、ボディ1100が大きな熱損傷を受けたり熱くなる前に、極めて短時間のうちに酸欠等により消火される。消火までの時間は、本件発明者の確認実験では、ボディ1100がほんのりあたたくなることを実感できる程度である。
吸いかけタバコ1400をボディ1100に挿入したり取り出したりする場合には、後端キャップ1300を取り外す。このため、後端キャップ1300にはゴム製乃至はシリコン製のチューブ等のカバー1310を被せて、これを滑り止め部材としてもよい。特に、蛍光ペン等のケースを利用する場合には、その特性上、内部のインク等の蒸散を防止するため、後端キャップ1300は極めて密閉性が高くかつ取り外しが容易でないように強固に取り付けられている。
一方、本発明にかかる携帯用吸いかけタバコ収納ケース1000においては、タバコ1400の出し入れに際し、後端キャップ1300の開放動作、密閉動作は必須となる。したがって、後端キャップ1300を蓋体方式として新たに設計してもよいが、仮に、蛍光ペンケースの後端キャップを用いる場合には、ボディ1100に挿入される部分の長さを適宜短くカットする等により、脱着が容易になるように工夫してもよい。
また、図1から理解できるように、ボディ部1100の内径は、タバコ1400の外径と略同一であり、タバコの出し入れが可能な程度にボディ部1100の内径がやや大きい程度とする。そして、ボディ部1100の内部は、後端から先端まで、連通した中空空間が設けられている。このため、火が消えたタバコ1400の先端に残存する灰は、タバコから剥がれ落ちた場合に、ボディ部1100の先端から外部へ排出されて、先端キャップ1200の内部空間1210に保持されることが可能である。図1(b)に示すテーパ部1110や図1(c)に示す段差部1120等の内径が細くなる部分は、任意の態様で適宜構成することが可能であり、例えば内部に凸形状のタバコストッパを設けることとしてもよい。タバコストッパは、タバコのそれ以上の侵入を阻止するが灰は先端方向に通過させるものとする。
この場合に、テーパ部1110や段差部等により、ボディ部1100の内径が細くなっている箇所を通過して灰が先端キャップ1200内へ落とし込まれることにより、先端キャップ1200の内部空間1210内の灰が、ボディ部1100へ逆戻りすることを防止できて衛生的に管理・保管可能となる。
また、吸いかけタバコ1400を再度吸う場合には、後端キャップ1300を取り外して後端からタバコを取り出す。後端キャップ1300には、その脱着を容易にするために、図1(d)に示すように滑り止めのゴムチューブ1310を被せることが好ましい。仮に、タバコ1400が出てこない場合でも、先端キャップ1200を外して、ボディ1100の先端から息を軽く吹きこめば、後端から容易に取り出すことが可能である。
(第二の実施形態)
図1(e)〜(h)に示す第二の実施形態は、図1に示す第一の実施形態のタバコが内径の小さいスリムタバコでありスリムタバコに対応した携帯用吸いかけタバコ収納ケースである点で異なるのみであるが、念のため下記に説明する。
図1(e)〜(h)は、第二の実施形態にかかる携帯用吸いかけタバコ収納ケース2000の構成概要を説明する図である。携帯用吸いかけタバコ収納ケース2000は、タバコにサイズ適合した蛍光ペンの芯を抜いた外殻ケースを用いて構成することも可能である。
図1(e)に示すように、携帯用吸いかけタバコ収納ケース2000は、ボディ部2100と、ボディ部2100の先端に被せられた先端キャップ2200と、後端キャップ2300とを備える。蛍光ペンのケースを利用する場合には、先端キャップ2200はペン先を乾燥から守り保護するいわゆるキャップに対応する。
また、図1(f),(g)に示すように、火のついた吸いかけスリムタバコ2400は、後端キャップ2300側から点火側を先頭にしてそのままでボディ2100内に挿入される。ボディ2100内に挿入されたタバコ2400は、ボディ2100が大きな熱損傷を受けたり熱くなる前に、極めて短時間のうちに酸欠等により消火される。消火までの時間は、本件発明者の確認実験では、ボディ2100がほんのりあたたくなることを実感できる程度である。
吸いかけスリムタバコ2400をボディ2100に挿入したり取り出したりする場合には、後端キャップ2300を取り外す。このため、後端キャップ2300にはゴム製乃至シリコン製のチューブ等のカバー2310を被せて、これを滑り止め部材としてもよい。特に、蛍光ペン等のケースを利用する場合には、その特性上、内部のインク等の蒸散を防止するため、後端キャップ2300は極めて密閉性が高くかつ取り外しが容易でないように強固に取り付けられている。
一方、本発明にかかる携帯用吸いかけタバコ収納ケース2000においては、スリムタバコ2400の出し入れに際し、後端キャップ2300の開放動作、密閉動作は必須となる。したがって、後端キャップ2300を蓋体方式として新たに設計してもよいが、仮に、蛍光ペンケースの後端キャップを用いる場合には、ボディ2100に挿入される部分の長さを適宜密閉噛み合わせ部まで短くカットする等により、脱着が容易になるように工夫してもよい。ここで、密閉噛み合わせ部とは、後端キャップのボディ内への挿入部分について、二本の凸状の輪の間を意味する。(通常、蛍光ペン等の後端キャップの挿入部分には、摩擦抵抗をより大きくする等のために間隔を空けて外方に凸状の小さな輪が二つ設けられている場合があり、これにより密閉性をより強固なものとしている)
また、図1(e)〜(h)から理解できるように、ボディ部2100の内径は、スリムタバコ2400の外径と略同一であり、タバコの出し入れが可能な程度にボディ部2100の内径がやや大きい程度とする。そして、ボディ部2100の内部は、後端から先端まで、連通した中空空間が設けられている。このため、火が消えたスリムタバコ2400の先端に残存する灰は、タバコから剥がれ落ちた場合にボディ部2100の先端から外部へ排出されて、先端キャップ2200の内部空間2210に保持されることが可能である。
この場合に、テーパ部2110や段差部2120等により、ボディ部2100の内径が細くなっている箇所を通過して灰が、先端キャップ2200内へ落とし込まれることにより、先端キャップ2200の内部空間2210内の灰が、ボディ部2100へ逆戻りすることを防止できて衛生的に管理・保管可能となる。図1(f)に示すテーパ部2110や図1(g)に示す段差部2120等の内径が細くなる部分は、任意の態様で適宜構成することが可能であり、例えば内部に凸形状のタバコストッパを設けることとしてもよい。タバコストッパは、スリムタバコ2400のそれ以上の先端方向への侵入を阻止するが灰は先端方向に通過させるものとする。
また、吸いかけスリムタバコ2400を再度吸う場合には、後端キャップ2300を取り外して後端からスリムタバコ2400を取り出す。後端キャップ2300には、その脱着を容易にするために、図1(h)に示すように滑り止めのゴムチューブ2310を被せることが好ましい。仮に、スリムタバコ2400が出てこない場合でも、先端キャップ2200を外して、ボディ2100の先端から息を軽く吹きこめば、後端から容易に取り出すことが可能である。
本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、吸いかけのタバコ全体がそのまま収納される中空円筒形状のボディ部と、ボディ部の先端に脱着可能に被せ、先端から排出される灰を保持する先端キャップと、タバコを出し入れするボディ部の後端に脱着可能に装着される後端キャップと、を備え、ボディ部の中空は先端から後端まで連通されることを特徴とする。
この携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、後端キャップを取り外して、吸いかけのタバコを着火したままで着火側からボディ部に挿入することができる。ボディ部に挿入された着火タバコは、酸素不足となるので、ボディ部が熱で損傷を受けたり熱伝導で外部が熱くなることなく数秒以内で消火される。
また、タバコ先端に残存している灰は、ボディ部の先端側から先端キャップ内へ排出される。これにより、携帯用吸いかけタバコ収納ケースを携行している間は、灰を撒き散らすことなく灰を先端キャップ内に一時保管しておくことが可能となり、例えば灰皿の設置された場所等任意の場所において先端キャップを外して灰を廃棄することができる。
また、タバコ全体がボディ部の内部に保管されて、換言すれば筒状のケースにタバコ全体が被覆された状態で密閉されるものとなるので、衛生的にかつ匂いや煙を何ら放散することなく吸いかけのタバコを持ち運びすることが可能となる。また、外見上はペン形状にしか見えないことから、業務上の取引相手との打ち合わせや会議の場、その他公共の場所に持ち込んでも、嫌煙家等に嫌悪感を一切抱かせることもなく、タバコの存在を気づかれることもなく、タバコを携行することができる。
また、吸いかけのタバコを吸える場所で再度吸う場合には、携帯用吸いかけタバコ収納ケースの後端キャップを取り外し、後端からタバコを取り出せばよい。この場合にも、タバコはフィルター部分から出てくるので、手を灰で汚すこともなく衛生的である。
また、仮にタバコがボディ部の先端方向奥にしっかりと挿入されてしまって取り出しにくい場合には、ボディ部の先端キャップを外して当該先端部分から笛を吹くように息を軽く吹き込むことにより、空気圧で後端方向へタバコが押しやられて容易に後端から取り出せるものとなる。さらにこの場合でも、タバコフィルター部分から出てくるので、手を灰で汚すこともなくより衛生的に取り扱うことが可能である。ボディ部の内面(特にタバコフィルターが接する箇所)は、いわゆる抗菌処理が施された樹脂等により構成することがさらに好ましい。また、後端キャップの内部空洞には、活性炭やゼオライト等の脱臭材を交換可能に実装してもよい。
これにより、まだ吸うことが可能な部位が相当残存したタバコなどを有効に再使用することが可能となり、最後まで複数回に分けてしっかりと吸えるものとなるので、省資源と省コストとに寄与できる。さらに、携帯用吸いかけタバコ収納ケースに挿入された着火タバコは瞬時に発煙が停止されるので、副流煙等を嫌う人々が近接してきた場合等にも有効である。通常の灰皿では、タバコを廃棄しても場合によってしばらく着火状態が残存したり煙が発生したりするが、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいてはこのような懸念を払拭できる。対話や酒席での喫煙の中断や中止をしたい場合にも本発明のタバコ収納ケースを利用してタバコの消火が可能であり、副流煙の発生を防ぐことができる。
また、挿入されたタバコから出る灰は、先端キャップ内へと排出されることが可能であり、このようにして先端キャップ内に保持された灰は、任意の場所で任意の時間に灰皿等に廃棄することができる。このため、灰がボディ内部に滞留したり蓄積されたりすることがなく、メンテナンスも容易であって、携帯用吸いかけタバコ収納ケース及び内部のタバコを衛生的に清潔に保つことが可能である。そして、廃棄される予定の先端キャップ内の灰やタバコ本体及びタバコの周囲の空気は、先端キャップと後端キャップとにより中空円筒形状のボディ部内部等に密閉されるものとなるので、タバコの匂い等が外部に漏れることもなく、安心・安全かつ経済的に吸いかけタバコを携行可能となる。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、好ましくは後端キャップが、その脱着時の滑り止め機能を有する滑り止め部を備えることを特徴とする。滑り止め部は、例えばゴム製乃至はシリコン製のチューブで後端キャップを被覆するものでもよいし、後端キャップの一部を滑り止め部材で構成してもよい。後端キャップは、タバコの出し入れに際して脱着するものであるから、脱着が容易に形成されるが意図せず外れることのないように構成することが好ましい。また、後端キャップは蓋体としてもよい。
例えば、蛍光ペンのケース等においては、内部に保持されたインクが蒸散しないように後端キャップは極めて強固に密閉する構成を採用しており、その脱着は想定されていない。このため、蛍光ペンのケースを利用する場合には、後端キャップの脱着を容易にするように、挿入部の長さを、密閉噛み合わせ部まで短くしたり挿入時の摩擦抵抗を低減したり挿入深さを浅くしたりして適宜工夫してアレンジすることが好ましい。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくは滑り止め部が、ゴム製乃至はシリコン製のチューブであることを特徴とする。ゴム製乃至はシリコン製のチューブを後端キャップに覆いかぶせるものであれば、後発的に容易に採用することも可能であり、不要であると思えばチューブを取り外すことも可能となるので好ましい。また、ゴムはシリコンゴムであってもよいし、他の任意の素材・形状の滑り止めとしてもよい。滑り止め素材としては、現在では種々のものが製品化されており、エラストマーや人体そっくりの触感を有するゲルタイプのものもあるので、公知の材料を任意に採用できる。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくはボディ部が樹脂で形成されることを特徴とする。ボディ部に限定されることなく、先端キャップや後端キャップも樹脂で形成されてもよい。樹脂は金属等に比べると比較的熱を伝えにくいので、高温の着火タバコ先端が挿入されても、手で保持できないくらいにボディが熱くなることはなく、迅速に消火される。また、後端キャップ1300,2300は、本体ケースに収納されたタバコが予期せずに飛び出すことを防ぐことが可能な形状や材質のものであれば任意の形状・材質としてもよい。
また、樹脂は、比較的軽いので持ち運びにも便利であり、ポケットに保持させても負担や重量感を感じなくて済む。さらには、現実の蛍光ペン等の外部ケース素材がプラスチックであることが多いため、これら蛍光ペン等と見かけ上判別できないものとすることが好ましい。外見からはタバコケースであると第三者に見破られることなく、いわばシークレットタバコケースともいうべきものとなるので好ましい。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくはボディ部の先端寄りの内壁には、タバコの過剰挿入を制限するタバコストッパを備えることを特徴とする。ボディ部の長さはタバコの長さよりも長いので、タバコを不必要に奥に挿入し過ぎて取り出しにくくなったりすることを防止できる。特に、かなり吸い込んで残存部が少なくなった吸いかけタバコはその長さも短いためタバコストッパは有効である。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくはタバコストッパが、内壁から突出した凸部または内径の小さい小径部であることを特徴とする。
タバコストッパは、ボディ部の内径に段差やテーパをつけて小径化したり、内壁に任意形状・大きさの凸部を設けて、それ以上のタバコの挿入を阻止したりするものとできる。この場合でも、ボディ部の中空は先端まで連通しているものとするので、吸いかけタバコの先端部に残存する多少の灰が剥がれ落ちた場合には、当該灰は、タバコストッパを超えて先端キャップ内へと排出されることができる。また、先端キャップを取り外している場合であれば、ボディ部の先端から灰を外部へ排出して内部清掃することができる。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくはボディ部の先端と、これに対向する先端キャップの内壁と、の間には灰の排出をスムースにして灰の保持を可能とする空間が設けられることを特徴とする。吸いかけタバコの先端に残存する灰がケース内に収納されたタバコから剥がれ落ちた場合でも、キャップ内に一時的に保持・保管することが可能となるので、周囲に灰を放散することもなく喫煙マナーを守ることが可能となる。ボディ部の先端の内径をタバコ収納部よりも細く形成しておくことにより、一度先端キャップ内へ排出された灰がボディ部内部へと逆戻りする懸念を低減できるのでさらに好ましい。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくは少なくともボディ部及び先端キャップが、ペンの芯を抜いた後のペンケースが利用されることを特徴とする。これは、用途発明に関する限定である。例えば蛍光ペンのボディ部等は、文字通り蛍光ペンのために形成されているものである。
しかし、本件発明者は、蛍光ペンを典型例とするペンから芯を抜いたケース部分を、携帯用吸いかけタバコ収納ケースとして利用できることを見出した。太さがちょうどタバコに適合する蛍光ペン等を購入して芯を取り外せば、連通した中空部分を有するケースとして用いることができる。
これにより、極めて安価にかつ丈夫なタバコケースを実現できる。ペンの筐体ケースはその本来の使用態様に鑑みれば、通常は耐熱性等についてはあまり配慮されていないものと推測されるが、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースの用途として利用する限り何ら問題はない。点火しているタバコを収納しても、極めて短時間のうちに消化されるものとなり、熱害はなんら確認されるものではない。
また、芯が抜かれた蛍光ペン等の空ケースにおいては、本来ペン先が存在してい先端キャップ内の空間がちょうど灰の一時保管場所として機能するものとなるのでこの点においても好ましい。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくはペンが蛍光ペンであることを特徴とする。上述のように、種々のペンの芯を抜いた空ケースを利用できるものではあるが、発明者の検討によれば、現状では蛍光ペンの芯を抜いた空ケースが最も利用し易いものであった。
また、本発明の携帯用吸いかけタバコ収納ケースは、さらに好ましくはボディ部の内径が、タバコの外径と略一致することを特徴とする。これにより、ケース内に収納されたタバコの周囲に余剰な空気が存在し難くなるので、より速やかな消化が可能となる。しかし、タバコの出し入れに支障が出ない程度に、すなわちタバコがケースのボディ部内部をスムースに摺動移動可能となる程度に、若干程度ケース内径がタバコ外径より大きいものとすることが好ましい。略一致とはこのような状態を含むものとする。
上述の実施形態で説明した携帯用吸いかけタバコ収納ケース等は、実施形態での説明に限定されるものではなく、本発明の範囲内かつ自明な範囲内で自由にその構成や材料等を適宜変更し、公知の構成等を任意に組み合わせ適用することが可能である。
本発明は、吸いかけのタバコを保管・管理して次回の喫煙チャンスに継続して当該吸いかけのタバコを衛生的に喫煙することが可能なタバコケースに好適である。
1000・・携帯用吸いかけタバコ収納ケース、1100・・ボディ部、1200・・先端キャップ、1300・・後端キャップ、1400・・吸いかけタバコ。

Claims (11)

  1. 吸いかけのタバコ全体がそのまま収納される中空円筒形状のボディ部と、
    前記ボディ部の先端に脱着可能に被せ、前記先端から排出される灰を保持する先端キャップと、
    前記タバコを出し入れする前記ボディ部の後端に脱着可能に装着される後端キャップと、を備え、
    前記ボディ部の中空は前記先端から前記後端まで連通され、
    少なくとも前記ボディ部及び前記先端キャップは、ペンの芯を抜いた後のペンケースが利用される
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  2. 請求項1に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記後端キャップは、その脱着時の滑り止め機能を有する滑り止め部を備える
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  3. 請求項2に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記滑り止め部は、ゴム製のチューブである
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記ボディ部は樹脂で形成される
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記ボディ部の先端寄りの内壁には、前記タバコの過剰挿入を制限するタバコストッパを備える
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  6. 請求項5に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記タバコストッパは、前記内壁から突出した凸部または内径の小さい小径部である
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記先端キャップを装着した状態で、前記ボディ部の先端とこれに対向する前記先端キャップの内壁との間に前記灰の保持を可能とする空間が形成されるような前記先端キャップの形状とされる
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  8. 請求項7に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記キャップを装着した状態での前記キャップ内に位置する前記ボディ部の先端の外径は、前記空間をより大きく得られるように、前記ボディ部の外径から段差を有して細く形成される
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記ペンは蛍光ペンである
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおい
    て、
    前記ボディ部の内径は、前記タバコの外径と略一致する
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の携帯用吸いかけタバコ収納ケースにおいて、
    前記ボディ部の先端の内径は、前記タバコが収納される部位の内径よりも小さい
    ことを特徴とする携帯用吸いかけタバコ収納ケース。
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