JP6875042B2 - 梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は、梱包体に関する。
従来、商品を梱包した複数の商品パッケージを搬送するために、複数の商品パッケージを中箱に梱包し、搬送している。
この方法では、中箱の数が増えると、搬送に係わる作業者の取り扱い作業量が増える。そこで、2つの中箱に連結カバー材を貼着させ、1つの梱包体にして、搬送する技術が知られている。
そして、各中箱には、中箱用のバーコード等の印字が印字され、連結カバー材には、梱包体用のバーコード等の印字が印字されている梱包体が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の梱包体では、中箱用のバーコード等の印字は、連結カバー材に覆われており、連結カバー材を中箱から剥がして、分割後の中箱単位では、中箱単位での印字のみが表に出るようになっている。
梱包体を搬送している最中に、梱包体が高温、多湿の環境に一時的に置かれることがある。例えば、直射日光の当たるコンテナでの鉄道輸送やトラックの荷台での輸送や、赤道を跨いで船便で輸送する場合を挙げることができる。
そして、商品パッケージの商品である固形物の内容物が、例えば、常温で固形、高温で軟化や液化する性状である場合、固形物が高温の環境により、一時的に軟化したり溶けたりして、そして、再び、常温で固化される。
実開平6−69122号公報
このとき、商品である固形物が軟化したり溶けたりすると、重力の影響を受け、固形物を収容している容器の形状に倣った形状で固化することがあり、商品の見栄えが悪くなる(いびつな形状になる)ことがある。特に、商品が、ルウ等の固形調味料、チョコレート等の菓子、チーズ等の乳製品であって、さらに詳しくは、カレー、シチュー、ハヤシルウや、パスタソース等の固形調味料、チョコレート、水飴、クリームを使用した物等の菓子や、溶けるタイプのチーズの場合であって、商品である固形物を収容している容器底面が、搬送、保管状態において底面として扱われない場合、顕著である。
そこで、本発明の課題は、高温の環境に一時的に置かれても、商品パッケージの商品である固形物の見栄えが悪くなりにくい梱包体を提供することにある。
発明者は、鋭意検討をした結果、以下の発明を得た。
本発明に係る梱包体は、所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物を前記内容器と共に包装した商品パッケージであって、前記商品パッケージを陳列する際の陳列向きと、前記内容器が前記所定向きとなるような搬送向きとを有する商品パッケージを梱包する梱包体であって、それぞれが、複数の前記商品パッケージを配列状に収容する多角柱形状の2つの中箱と、前記2つの中箱を連結する連結カバー材と、を備え、各中箱は、上側面部と下側面部と3つの周囲側面部とを有する多角柱形状と、上側面部と下側面部と4つの周囲側面部とを有する多角柱形状と、さらに上側面部と下側面部と5つ以上の周囲側面部とを有する多角柱形状であり、陳列箇所に載置した際に、前記商品パッケージが陳列向きになるように、前記複数の前記商品パッケージを収容し、前記連結カバー材は、梱包体を搬送する際に、前記商品パッケージが前記搬送向きになるように、前記2つの中箱を連結することが好ましい。
本発明に係る梱包体において、各中箱は、前記3つ以上の周囲側面部を分離し、分離された3つ以上の周囲側面部の一方と前記上側面部とで上部部分を形成し、分離された3つ以上の周囲側面部の他方と前記下側面部とで下部部分を形成するカットテープ、ライナーカット、ミシン目等の切断を補助する加工を有することが好ましい。
本発明に係る梱包体において、前記下側面部は、内側フラップと外側フラップとの接着により形成され、前記連結カバー材は、前記2つの中箱の、前記側面部が外側に、かつ、前記側面部が互いに対向するように、前記3つ以上の周囲側面部の少なくともいずれかに接着していることが好ましい。
本発明に係る梱包体において、各中箱は、各周囲側面部に形成された中箱用バーコード領域を有し、前記連結カバー材は、前記2つの中箱の前記中箱用バーコード領域を覆う連結側板部を有し、前記連結側板部は、連結用バーコード領域を有することが好ましい。特に、複数の中箱が2つの中箱であれば、中箱用のバーコード領域を、1つの中箱用のバーコード領域のみでよく、バーコードの確認が容易になるので好ましい。
本発明に係る梱包体において、各中箱の各周囲側面部に形成された中箱用バーコード領域は、連結用バーコード領域と印字向きの延長が交差する事が好ましく、底面に対して90度角度が違うことが好ましい。
本発明に係る梱包体において、前記連結カバー材は、連結された前記2つの中箱の状態において、前記2つの中箱の両方の上側の周囲側面部を覆う天板部と、両方の横側の周囲側面部を覆う2つの連結側板部とを有し、前記天板部は、連結された方向に伸びるミシン目と、前記ミシン目上に形成されたスリット部とを有することが好ましい。
本発明に係る梱包体において、各中箱は、前記3つ以上の周囲側面部のうち、ある周囲側面部から延在し、隣接する別の周囲側面部の外側に貼着された貼着片を有し、前記連結カバー材は、前記2つの中箱の前記貼着片を回避するように、前記2つの中箱の前記別の周囲側面部を覆うことが好ましい。
本発明に係る梱包体において、各中箱は、前記貼着片と前記3つ以上の周囲側面部とに亘って形成されているカットテープを有することが好ましい。
本発明に係る梱包体において、前記2つの中箱の貼着片は、それぞれ、前記梱包体の互いに反対側に向いていることが好ましい。
本発明によれば、各中箱は、下部部分を陳列箇所に載置した際に、商品パッケージが陳列向きになるように、複数の商品パッケージを収容し、また、連結カバー材は、梱包体を搬送する際に、商品パッケージが搬送向きになるように、2つの中箱を連結している。このため、梱包体が高温の環境に一時的に置かれることにより、固形物が軟化したり溶けたりしても、内容器を常温で固化する際の所定向きにされているので、再び固化した固形物の見栄えを、溶ける前と略同じ見栄えにすることができ、高温の環境に一時的に置かれても、商品パッケージの商品の見栄えが悪くなりにくい梱包体を提供することができる。
本発明に係る梱包体の中箱の展開図である。 本発明に係る梱包体の連結カバー材の展開図である。 本発明に係る梱包体で梱包される商品パッケージの一部を断面にした斜視図である。 本発明に係る梱包体の組み立て手順を説明するための斜視図である。 図4に続く梱包体の組み立て手順を説明するための正面図である。 図5に続く梱包体の組み立て手順を説明するための斜視図である。 図6に続く梱包体の組み立て手順を説明するための斜視図である。 組み立てられた梱包体の斜視図である。 図8に示す梱包体から商品パッケージを取り出した状態を示す斜視図である。 図8に示す梱包体から連結カバー材を取り外す手順を説明するための斜視図である。 図10に続く梱包体から連結カバー材を取り外す手順を説明するための斜視図である。 図11に続く梱包体から取り出した中箱を開封し、商品パッケージを陳列した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態例について詳細に説明する。
(中箱)
図1を参照して、中箱100を説明する。
図1は、本発明に係る梱包体10(図8参照)の中箱100の展開図である。
図1に示すように、展開された中箱100は、1枚の板材から切断して得ることができる。板材としては、カットテープ等で切り離す事ができる材質であればよく、例えば、段ボールやボール紙を例示することができる。なお、板材として、段ボールを採用した場合、段ボールの耐圧強度は、向きによって違いが生じ、2つの段ボールを接続するために、カットテープが必要になる。
中箱100は、周囲側面部102、104、106、108と、内側フラップ114a、114b、118a、118bと、外側フラップ112a、112b、116a、116bと、貼着片110と、カットテープ130とを備える。
周囲側面部104、106、108のそれぞれには、中箱用バーコード領域B1を備える。内側フラップ114a、114bには、複数のホットメルト塗布領域122を備え、内側フラップ118a、118bには、複数のホットメルト塗布領域124を備える。
図1の紙面において、貼着片110と周囲側面部102、104、106、108とが左から右に向けて折り目を介してこの順番に並んで形成されている。
外側フラップ112a、112bは、それぞれ、周囲側面部102の上側及び下側から延在している。内側フラップ114a、114bは、それぞれ、周囲側面部104の上側及び下側から折り目を介して延在している。外側フラップ116a、116bは、それぞれ、周囲側面部106の上側及び下側から折り目を介して延在している。内側フラップ118a、118bは、それぞれ、周囲側面部108の上側及び下側から折り目を介して延在している。
カットテープ130は、貼着片110に形成されたつまみ部から周囲側面部102、104、106、108の整列方向(図1の紙面において水平方向右側方向)に亘って形成されている。
内側フラップ114a、118aには、それぞれ、2つのホットメルト塗布領域122が確保されており、内側フラップ114b、118bには、それぞれ、4つのホットメルト塗布領域124が確保されている。
貼着片110は、カットテープ130を挟んで2つのホットメルト塗布領域126が形成されている。
外側フラップ112aには、外側フラップ112aを内側フラップ114a及び内側フラップ118aから剥がしやすいように、外側フラップ112aの角をつまみ部となるように、折り曲げ部120が形成されている。
外側フラップ116aには、外側フラップ116aを内側フラップ114a及び内側フラップ118aから剥がしやすいように、外側フラップ116aの角をつまみ部となるように、折り曲げ部120が形成されている。
折り曲げ部120は、例えば、ミシン目加工されたり、押圧されたりした箇所である。
周囲側面部104、106、108のそれぞれは、中箱用バーコード領域B1を有している。中箱用バーコード領域B1には、中箱用バーコードが印刷されている。中箱用バーコードは、図1の紙面において水平方向に読み取ることができるように印刷されている。
このように、中箱100は、上側面部と下側面部と3つ以上の周囲側面部102、104、106、108とを有する多角柱形状(直方体形状)である。
(連結カバー材)
図2を参照して、連結カバー材400を説明する。
図2は、本発明に係る梱包体10の連結カバー材400の展開図である。
図2に示すように、展開された連結カバー材400は、1枚の板材から切断して得ることができる。板材としては、カットテープ等で切り離す事ができる材質であればよく、例えば、段ボールやボール紙を例示することができる。
連結カバー材400は、2つの中箱100を連結するために用いられる。
連結カバー材400は、天板部402と、天板部402の両方の横側から折り目を介して延在している連結側板部404、406を有する。
連結側板部404、406のそれぞれには、連結用バーコード領域B2を備える。天板部402には、複数のホットメルト塗布領域422を備え、連結側板部404、406には、それぞれ、複数のホットメルト塗布領域424、426を備える。
連結用バーコード領域B2には、連結用バーコードが印刷されている。
天板部402には、天板部402を半天板部402aと半天板部402bとに分離するミシン目410と、ミシン目410の中央に天板部402を2つに引きはがすためのスリット部412が形成されている。
半天板部402aと連結側板部404とは折り目を介して接続しており、半天板部402bと連結側板部406とは折り目を介して接続していることになる。
連結側板部404、406には、それぞれ、後述する貼着片110を回避するための切り欠き部434、436が形成されている。
(商品パッケージ)
図3は、本発明に係る梱包体10で梱包される商品パッケージの一部を断面にした斜視図である。
図3に示すように、商品パッケージ600は、厚紙で形成された多角柱形状(直方体形状)のパッケージ602と、パッケージ602内に収容された内容器とを有する。商品パッケージ600は、所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物rを内容器と共に包装している。
商品パッケージ600の上面(上下方向bの上側)には、商品バーコード領域B3があり、商品バーコードが印刷されている。
商品パッケージ600の正面602aには、商品のデザインが印刷されている。一般に、正面602aの方向が略垂直になるように、商品パッケージ600は陳列される。
内容器は、プラスチックで形成された凹状のトレー606と、トレー606の開口を密閉したシール材604とを有する。商品である固形物rは内容器内に密閉されている。
固形物rは、例えば、常温で固化し、高温の環境下に置かれる軟化したりと溶けたりするものであり、カレールウ等の高温では溶け常温では固形の固形調味料、チョコレート等の菓子、チーズや、石けん等である。
固形物rは、例えば、生産工場において、所定温度で軟化させたり溶かしたりし、所定向き(すなわち、トレー606の凹部の開口の向きaが上方向に向く向き(後述する、搬送向きに相当する。))にされたトレー606に注入され、シール材604で密閉し、その後、常温の環境下に置かれて、固化される。トレー606は、固化されるまで、所定向きを維持する。固形物rは、トレー606の凹部に溜まった状態で固化するので、シール材604には、殆ど付着しない。換言すると、例えば、商品パッケージ600を陳列する際の陳列向きの状態で、高温の環境下に置かれ、固形物rが軟化したり溶けたりした後、常温の環境下に置かれると、固形物rは、シール材604に付着してしまうばかりか、そのままのトレー606の側壁を底部としてトレー606の凹部とシール材に片寄った状態で固化する恐れがある。
図4から図8を参照して、梱包体10の組み立て手順を説明する。
図4は、本発明に係る梱包体10の組み立て手順を説明するための斜視図である。図5は、図4に続く梱包体10の組み立て手順を説明するための正面図である。図6は、図5に続く梱包体10の組み立て手順を説明するための斜視図である。図7は、図6に続く梱包体10の組み立て手順を説明するための斜視図である。図8は、組み立てられた梱包体10の斜視図である。
図4に示すように、先ず、裏返した中箱100の周囲側面部102に配列状に複数(図4の例では2×6)の商品パッケージ600を積み上げる。
このとき、商品パッケージ600の正面602aが上側に向いており(搬送向き)、商品パッケージ600の内容器が所定向き(すなわち、トレー606の凹部の開口の向きa)が上方向に向く向きとなっている。
また、商品パッケージ600の商品バーコード領域B3に印刷された商品バーコードは、いずれも、図3の紙面において手前側に向いている。
図5に示すように、次に、ホットメルト塗布領域126にホットメルトを塗布し、周囲側面部104、106、108を、積み上がった複数の商品パッケージ600を巻くようにし、貼着片110を、隣接する別の周囲側面部である周囲側面部108の外側に貼着する。
図6に示すように、次に、内側フラップ114a、114b、118a、118bに、ホットメルトを塗布する。
次に、外側フラップ112aと外側フラップ116aとを、2つのホットメルト塗布領域122に塗布された2つのホットメルトで、内側フラップ114aに接着させる。
外側フラップ112aと外側フラップ116aとを、2つのホットメルト塗布領域122に塗布された2つのホットメルトで、内側フラップ118aに接着させる。
これにより、外側フラップ112aと外側フラップ116aと内側フラップ114aと内側フラップ118aとで上側面部を形成する。
同様に、外側フラップ112bと外側フラップ116bとを、4つのホットメルト塗布領域124に塗布された4つのホットメルトで、内側フラップ114bに接着させる。
外側フラップ112bと外側フラップ116bとを、4つのホットメルト塗布領域128に塗布された4つのホットメルトで、内側フラップ118bに接着させる。
これにより、外側フラップ112bと外側フラップ116bと内側フラップ114bと内側フラップ118bとで下側面部を形成する。換言すると、下側面部は、内側フラップ114b、118bと外側フラップ112b、116bとの接着により形成される。
また、周囲側面部104、108に印刷された中箱用バーコードは、上下方向に向いている。
こうして、多角柱形状(直方体形状)の中箱100を得る。
図7に示すように、2つの中箱100の側面部が互いに外側に、かつ、側面部が互いに対向するように、2つの中箱100を並べ、2つの中箱100のまとまりを構成する。これにより、2つの中箱100のうち、一方の貼着片110と他方の貼着片110とは互いに2つの中箱100のまとまりの反対側に位置する。
図8に示すように、連結カバー材400を、2つの中箱100を連結する。
先ず、天板部402の複数のホットメルト塗布領域422、連結側板部404、406の複数のホットメルト塗布領域424、426に、ホットメルトを塗布する。
次に、天板部402を2つの中箱100の周囲側面部106に貼着させる。
次に、連結側板部404を、2つの中箱100の一方の周囲側面部104と、他方の周囲側面部108に貼着させる。
次に、連結側板部406を、2つの中箱100の一方の周囲側面部108と、他方の周囲側面部104に貼着させる。
このとき、連結側板部404、406には、それぞれ、貼着片110を回避するための切り欠き部434、436が形成されているので、連結側板部404、406が、それぞれ、2つの中箱100の一方及び他方の貼着片110に貼着されない。このため、連結側板部404、406と一方及び他方の貼着片110とは殆ど段差が生じない。
また、天板部402、連結側板部404、406は、それぞれ、周囲側面部104、106、108に印刷された中箱用バーコードを覆うと共に、連結用バーコードが表示される。このとき、連結用バーコードは、水平方向に読み取り可能となっている。
こうして、梱包体10を得ることができる。
なお、商品パッケージ600の内容器が所定向き、すなわち、トレー606の凹部の開口の向きaが上方向に向く向きとなっている。
また、連結カバー材400は、中箱100の下側面部を覆っていない。
梱包体10は、図8に示す状態で搬送されるので、梱包体10が高温の環境に一時的に置かれること(例えば、船便で輸送する場合において、赤道を跨ぐとき等)により、固形物rが一時的に軟化したり溶けたりすることがあっても、トレー606の凹部の開口の向きaが上方向に向く向きとなっているので、再び固化した固形物rの見栄えを、軟化したり溶けたりする前と略同じ見栄えにすることができる。
図9を参照して、搬送中に、梱包体10から商品パッケージ600を取り出す手順を説明する。
図9は、図8に示す梱包体10から商品パッケージ600を取り出した状態を示す斜視図である。
図9に示すように、外側フラップ112a、116aの折り曲げ部120を折り曲げることにより、外側フラップ112a、116aの角をつまみ部にし、このつまみ部を引っ張ることにより、容易に外側フラップ112a、116aを内側フラップ114a、118aから剥がすことができる。このため、梱包された複数の商品パッケージ600を容易に取り出すことができる。
本発明は、予め、複数の中箱100に連結カバー材400を取り付けて梱包体10にした後に、商品パッケージ600を中箱100に挿入し、外側フラップ112a、116aをシールすることで、中箱100を閉じることができる。このため、自動化ラインがない場所で商品パッケージ600を中箱100に詰める箱詰めを行うことができる。特に、キャンペーン等では、外側フラップ112a、116aを簡易なシール等で仮止めしておき、その後、特別な商品を後から中箱100に詰めて、その後、外側フラップ112a、116aを最終的にシールすることができる。
そして、例えば、複数の商品パッケージ600の商品バーコード領域B3に新しいバーコードのシールを貼着してもよい。また、商品バーコード領域B3には、バーコード以外の商品の説明であったり、内容量等、各販売先における法律や条等で適切な情報を印刷やラベル貼着したりしても良い。
作業を終えた複数の商品パッケージ600を梱包体10に入れ、内側フラップ114a、118aにホットメルトを塗布し、外側フラップ112a、116aを内側フラップ114a、118aに貼着することができる。
これにより、梱包体10を殆ど損傷させないで、作業後の複数の商品パッケージ600を梱包体10に梱包することができる。
図10及び図11を参照して、搬送された梱包体10を開梱する手順を説明する。
図10は、図8に示す梱包体10から連結カバー材400を取り外す手順を説明するための斜視図である。図11は、図10に続く梱包体10から連結カバー材400を取り外す手順を説明するための斜視図である。
図10に示すように、作業者は、手をスリット部412に入れ、半天板部402bを手前に引き寄せる。これにより、天板部402は、2つの中箱100が連結された方向に伸びるミシン目410に沿って容易に切断し、半天板部402aと半天板部402bとに切断され、半天板部402bが周囲側面部106から剥がれる。これにより、周囲側面部106に印刷されていた中箱用バーコードが露出する。
図11に示すように、作業者は、さらに、半天板部402bを手前に引き寄せると、連結側板部406は、2つの中箱100の一方の周囲側面部104と他方の周囲側面部108から剥がれる。これにより、周囲側面部104、108に印刷されていた中箱用バーコードが露出すると共に、連結用バーコードは連結側板部406と共に取り去られる。
同様に、半天板部402aを奥手に押し倒し、これにより、半天板部402a及び連結側板部404を取り去る。
こうして、2つの中箱100は、図7に示すような状態になる。このとき、トレー606の凹部の開口の向きaが上方向に向いている。
図12を参照して、中箱100の開封作業について説明する。
図12は、図11に続く梱包体10から取り出した中箱100を開封し、商品パッケージを陳列した状態を示す斜視図である。
図12に示すように、中箱100を、商品パッケージ600を陳列する際の陳列向きに向け(中箱100を90度回転させる。)、陳列箇所に載置する。
次に、貼着片110に形成されたつまみ部を引くことにより、カットテープ130が周囲側面部102、104、106、108から剥がれ、中箱100を上部部分100aと、下部部分100bとに分断させる。
つまり、カットテープ130を中箱100から引っ張ると、カットテープ130は、3つ以上の周囲側面部102、104、106、108を分離し、分離された3つ以上の周囲側面部102、104、106、108の一方と上側面部とで上部部分100aを形成し、分離された3つ以上の周囲側面部の他方と下側面部とで下部部分100bを形成する。
そして、上部部分100aを取り去ると、図12に示すように、商品パッケージ600が、商品パッケージ600を陳列する際の陳列向きになり、商品パッケージ600の下部が下部部分100bに収納された状態になる。
このように、中箱100の向きを変えて、カットテープ130を引っ張って取り去ることにより、容易に、陳列する際の陳列向きに向いた商品パッケージ600を陳列することができる。
梱包体10によれば、複数の中箱100を連結した状態であっても、連結カバー材400を破いて複数の中箱100を個々に分割することをしないでも、商品パッケージ600を中箱100から取り出すことができる。
また、梱包体10の連結カバー材400や中箱100の板材として、段ボールやボール紙を例示したが、これに限定されず、シート内部が空洞状態(中空構造)のプラスチック板であってもよい。
また、中箱100がラップアラウンドの箱であれば、筒状につなげ合わせた際の最後の中箱100の外部にある合わせ目部分に相当する貼着片110を、連結カバー材400の連結側板部404、406に形成された切り欠き部434、436が回避するので、梱包体10の外側を段差の略ない状態にすることができ、梱包体10の流通時に、貼着片110が引っかかることを防止することができる。
また、商品パッケージ600を店頭で陳列する時は、複数の梱包体10を低く積み上げた状態で陳列される。このとき、積み上げられた複数の梱包体10の下側に位置する梱包体10には、その上側にある梱包体10の商品パッケージ600の荷重が作用するが、その荷重の大きさは、一般に、次に説明する搬送時より小さい。
他方、梱包体10を搬送している時は、複数の梱包体10を高く積み上げた状態で搬送される。このとき、積み上げられた複数の梱包体10の下側に位置する梱包体10には、その上側にある梱包体10の商品パッケージ600の荷重が作用するが、その荷重の大きさは、一般に、先に説明した陳列時より大きい。
つまり、梱包体10に作用する荷重の大きさは、陳列時<搬送時である。
また、商品パッケージ600を陳列箇所に載置した際に、商品パッケージ600が陳列向きになるように、梱包体10は、複数の商品パッケージ600を収容している。他方、連結カバー材400は、梱包体10を搬送する際に、商品パッケージ600が搬送向きになるように、2つの中箱100を連結している。
つまり、搬送時は、商品パッケージ600が搬送向きになり、陳列時は、商品パッケージ600が陳列向きになる。
よって、商品パッケージ600が搬送向きとなる時における、中箱100や連結カバー材400の強度(耐圧性)は、商品パッケージ600が陳列向きとなる時における、中箱100や連結カバー材400の強度(耐圧性)より強い(高い)ことが好ましい。
方向(向き)によって強度が異なり、安価で扱いやすい材料として、段ボールを例示することができる。段ボールは、波の向きによって、強度が異なるという性質を有する。また、段ボールは、梅雨時期等の高湿度の時、強度が、特に、弱くなるという性質を有する。
そこで、商品パッケージ600が搬送向きとなる時と、陳列向きとなる時との、中箱100や連結カバー材400の段ボールの波の向きを適切にすることで、適切な段ボールの材質を選択することができる。
以上、本発明の好ましい実施するための形態について詳述したが、本発明に係る梱包体10は上述した実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変化が可能である。
さらに、本発明の梱包体10を連結させて多くの中箱100を連結した梱包体への対応も可能である。
B1 中箱用バーコード領域
B2 連結用バーコード領域
B3 商品バーコード領域
r 固形物
10 梱包体
60 商品パッケージ
100 中箱
100a 上部部分
100b 下部部分
102、104、106、108 周囲側面部
110 貼着片
112a、112b 外側フラップ
114a、114b 内側フラップ
116a、116b 外側フラップ
118a、118b 内側フラップ
120 折り曲げ部
122、124、126、128 ホットメルト塗布領域
130 カットテープ
131 つまみ部
400 連結カバー材
402 天板部(連結側板部)
402a 半天板部
402b 半天板部
404、406 連結側板部
410 ミシン目
412 スリット部
422、424、426 ホットメルト塗布領域
600 商品パッケージ
604 シール材
606 トレー

Claims (7)

  1. 所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物を前記内容器と共に包装した商品パッケージであって、前記商品パッケージを陳列する際の陳列向きと、前記内容器が前記所定向きとなるような搬送向きとを有する商品パッケージを梱包する梱包体であって、
    それぞれが、複数の前記商品パッケージを配列状に収容する多角柱形状の2つの中箱と、
    前記2つの中箱を連結する連結カバー材とを備え、
    各中箱は、上側面部と下側面部と3つ以上の周囲側面部とを有する直方体形状であるとともに、前記3つ以上の周囲側面部を分離し、分離された3つ以上の周囲側面部の一方と前記上側面部とで上部部分を形成し、分離された3つ以上の周囲側面部の他方と前記下側面部とで下部部分を形成するカットテープ又はライナーカットを有し、陳列箇所に載置した際に、前記商品パッケージが陳列向きになるように、前記複数の前記商品パッケージを収容し、
    前記連結カバー材は、梱包体を搬送する際に、前記商品パッケージが前記搬送向きになるように、前記2つの中箱を連結する、梱包体。
  2. 所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物を前記内容器と共に包装した商品パッケージであって、前記商品パッケージを陳列する際の陳列向きと、前記内容器が前記所定向きとなるような搬送向きとを有する商品パッケージを梱包する梱包体であって、
    それぞれが、複数の前記商品パッケージを配列状に収容する多角柱形状の2つの中箱と、
    前記2つの中箱を連結する連結カバー材とを備え、
    各中箱は、上側面部と下側面部と3つ以上の周囲側面部とを有する直方体形状であり、陳列箇所に載置した際に、前記商品パッケージが陳列向きになるように、前記複数の前記商品パッケージを収容し、
    前記下側面部は、内側フラップと外側フラップとの接着により形成され、
    前記連結カバー材は、梱包体を搬送する際に、前記商品パッケージが前記搬送向きになるように、前記2つの中箱を連結するとともに、前記2つの中箱の、前記上側面部が外側に、かつ、前記下側面部が互いに対向するように、前記3つ以上の周囲側面部の少なくともいずれかに接着している、梱包体。
  3. 所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物を前記内容器と共に包装した商品パッケージであって、前記商品パッケージを陳列する際の陳列向きと、前記内容器が前記所定向きとなるような搬送向きとを有する商品パッケージを梱包する梱包体であって、
    それぞれが、複数の前記商品パッケージを配列状に収容する多角柱形状の2つの中箱と、
    前記2つの中箱を連結する連結カバー材とを備え、
    各中箱は、上側面部と下側面部と3つ以上の周囲側面部と各周囲側面部に形成された中箱用バーコード領域とを有する直方体形状であり、陳列箇所に載置した際に、前記商品パッケージが陳列向きになるように、前記複数の前記商品パッケージを収容し、
    前記連結カバー材は、前記2つの中箱の前記中箱用バーコード領域を覆う連結側板部を有するとともに、梱包体を搬送する際に、前記商品パッケージが前記搬送向きになるように、前記2つの中箱を連結し、
    前記連結側板部は、連結用バーコード領域を有する、梱包体。
  4. 所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物を前記内容器と共に包装した商品パッケージであって、前記商品パッケージを陳列する際の陳列向きと、前記内容器が前記所定向きとなるような搬送向きとを有する商品パッケージを梱包する梱包体であって、
    それぞれが、複数の前記商品パッケージを配列状に収容する多角柱形状の2つの中箱と、
    前記2つの中箱を連結する連結カバー材とを備え、
    各中箱は、上側面部と下側面部と3つ以上の周囲側面部とを有する直方体形状であり、陳列箇所に載置した際に、前記商品パッケージが陳列向きになるように、前記複数の前記商品パッケージを収容し、
    前記連結カバー材は、連結された前記2つの中箱の状態において、前記2つの中箱の両方の上側の周囲側面部を覆う天板部と、両方の横側の周囲側面部を覆う2つの連結側板部とを有するとともに、梱包体を搬送する際に、前記商品パッケージが前記搬送向きになるように、前記2つの中箱を連結し、
    前記天板部は、連結された方向に伸びるミシン目と、前記ミシン目上に形成されたスリット部とを有する、梱包体。
  5. 所定向きにされた内容器内で常温で固化された固形物を前記内容器と共に包装した商品パッケージであって、前記商品パッケージを陳列する際の陳列向きと、前記内容器が前記所定向きとなるような搬送向きとを有する商品パッケージを梱包する梱包体であって、
    それぞれが、複数の前記商品パッケージを配列状に収容する多角柱形状の2つの中箱と、
    前記2つの中箱を連結する連結カバー材とを備え、
    各中箱は、上側面部と下側面部と第1から第4の4つの周囲側面部とを有する直方体形状であり、陳列箇所に載置した際に、前記商品パッケージが陳列向きになるように、前記複数の前記商品パッケージを収容し、
    第1の周囲側面部は、一方側に第2の周囲側面部が隣接するとともに、他方側に貼着片が延在し、
    第3の周囲側面部は、一方側に第4の周囲側面部が隣接し、他方側に第2の周囲側面部が隣接し、
    前記貼着片は、前記中箱が前記商品パッケージを収容した状態において、第4の周囲側面部の外側に貼着され、
    前記連結カバー材は、梱包体を搬送する際に、前記商品パッケージが前記搬送向きになるとともに前記2つの中箱の前記貼着片を回避するように、前記2つの中箱を覆い、前記2つの中箱を連結する、梱包体。
  6. 各中箱は、前記貼着片と前記4つの周囲側面部とに亘って形成されているカットテープ又はライナーカットを有する、請求項に記載の梱包体。
  7. 前記2つの中箱の貼着片は、それぞれ、前記梱包体の互いに反対側に向いている、請求項又はに記載の梱包体。
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