JP6875024B2 - 支援システム及び支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、支援システム及び支援プログラムに関する。
従来、医療施設又は介護施設等に様々なシステムが導入されていたが、このようなシステムとして、例えば、ナースコールシステムが知られていた(例えば、特許文献1参照)。このナースコールシステムにおいては、患者が看護師等の支援者を緊急時に呼び出すために用いられていた。
特開2019−4431号公報
ところで、昨今、医療施設又は看護施設等では、医療サービス又は介護サービスを向上させる観点等からサービスに関する情報(例えば、ナースコールシステムで呼び出しに応答した者を特定する情報等)を記録することが要望されている。
しかしながら、例えば、支援者によるサービスに関する情報(例えば、ナースコールシステムで呼び出しに応答した者を特定する情報)については、記録されていない実情があり、改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、支援者によるサービスに関する情報を格納することが可能となる支援システム及び支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の支援システムは、少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される端末装置を備える支援システムであって、前記端末装置は、前記対象者に関する撮像対象を撮像した撮像画像を受け付け、前記支援システムは、前記端末装置が受け付けた前記撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した前記患者の看護又は介護に関する情報を、格納装置に格納する処理手段、を備え、前記端末装置は、第1の日時に前記撮像対象を撮像した第1の撮像画像と、前記第1の日時よりも後の日時である第2の日時に前記撮像対象を撮像した第2の撮像画像を受け付け、前記処理手段は、前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第1の数値情報を特定する第1処理と、前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第2の数値情報を特定する第2処理と、前記第1処理の処理結果及び前記第2処理の処理結果に基づいて、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報との差分値を演算し、演算された当該差分値を示す情報を、前記格納装置に格納する第3処理と、を行い、前記撮像対象は、液体を収容する収容パックを含み、前記処理手段は、前記第1処理において、教師有り機械学習を行うことにより予め生成されている画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第1の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報とを特定し、前記第2処理において、前記画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第2の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第2の数値情報とを特定し、前記第3処理において、前記第1処理で特定した前記収容パックの種類と前記第2処理で特定した前記収容パックの種類が相互に同じ種類である場合に、前記第2処理にて特定した前記第2の数値情報と、前記第1処理にて特定した前記第1の数値情報であって、前記第2処理にて特定した前記収容パックの種類と同じ種類の前記収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報との差分値を演算する。
また、請求項2に記載の支援プログラムは、少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される端末装置であって、対象者に関する撮像対象を撮像した撮像画像を受け付ける前記端末装置を備える支援システムを、前記端末装置が受け付けた前記撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した前記患者の看護又は介護に関する情報を、格納装置に格納する処理手段、として機能させ、前記端末装置は、第1の日時に前記撮像対象を撮像した第1の撮像画像と、前記第1の日時よりも後の日時である第2の日時に前記撮像対象を撮像した第2の撮像画像を受け付け、前記処理手段は、前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第1の数値情報を特定する第1処理と、前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第2の数値情報を特定する第2処理と、前記第1処理の処理結果及び前記第2処理の処理結果に基づいて、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報との差分値を演算し、演算された当該差分値を示す情報を、前記格納装置に格納する第3処理と、を行い、前記撮像対象は、液体を収容する収容パックを含み、前記処理手段は、前記第1処理において、教師有り機械学習を行うことにより予め生成されている画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第1の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報とを特定し、前記第2処理において、前記画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第2の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第2の数値情報とを特定し、前記第3処理において、前記第1処理で特定した前記収容パックの種類と前記第2処理で特定した前記収容パックの種類が相互に同じ種類である場合に、前記第2処理にて特定した前記第2の数値情報と、前記第1処理にて特定した前記第1の数値情報であって、前記第2処理にて特定した前記収容パックの種類と同じ種類の前記収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報との差分値を演算する。
請求項1に記載の支援システム、及び請求項に記載の支援プログラムによれば、端末装置が受け付けた撮像画像に基づいて、患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した患者の看護又は介護に関する情報を格納することにより、例えば、使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
本実施の形態に係る医療システムのブロック図である。 サーバ装置のブロック図である。 端末装置のブロック図である。 ユーザ情報を例示した図である。 患者情報を例示した図である。 グループ情報を例示した図である。 サーバ側スタンプ情報を例示した図である。 サーバ側看護履歴スタンプ情報を例示した図である。 サーバ側看護履歴画像情報を例示した図である。 サーバ側看護履歴コール情報を例示した図である。 子機患者対応情報を例示した図である。 端末側看護履歴スタンプ情報を例示した図である。 端末側看護履歴画像情報を例示した図である。 端末側看護履歴コール情報を例示した図である。 カルテ側看護履歴情報を例示した図である。 情報同期処理のフローチャートである。 情報表示処理のフローチャートである。 選択画面の表示例である。 表示入力画面の表示例である。 表示入力画面の表示例である。 スタンプ情報格納処のフローチャートである。 表示入力画面の表示例である。 表示入力画面の表示例である。 画像情報格納処理のフローチャートである。 表示入力画面の表示例である。 確認画面の表示例である。 コール情報格納処理のフローチャートである。 電子カルテ側情報格納処理のフローチャートである 表示入力画面の表示例である。
以下に、本発明に係る支援システム及び支援プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施の形態の基本的概念〕
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、支援システムに関するものである。
ここで、「支援システム」とは、看護又は介護に関する情報を格納するためのシステムであり、具体的には、病院又は介護施設等に適用されるシステムであり、例えば、看護又は介護に関する情報を格納するための専用システムとして構成されたシステム、又は、汎用のシステム(例えば、コンピュータ等)に看護又は介護に関する情報を格納するための機能を実装することにより構成されたシステム等を含む概念である。
この「支援システム」は、例えば、端末装置を備え、任意でサーバ装置を備える。なお、「サーバ装置」とは、端末装置との間で通信可能となっている装置等を含む概念である
また、「端末装置」とは、少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、及びパーソナルコンピュータ等を含む概念である。
なお、「対象者」とは、支援される対象となる人であり、患者又は(高齢者等の)被介護者等を含む概念である。「支援者」とは、対象者を支援する者であり、例えば、医師、薬剤師、看護師等の医療従事者、あるいは、介護士等の介護を担当する者等を含む概念である
また、「端末装置」とは、例えば、少なくとも対象者側のナースコール装置からの呼び出しを受け付ける装置等を含む概念であり、また、ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、応答特定情報をサーバ装置に送信する装置等を含む概念である。
なお、「応答特定情報」とは、例えば、ナースコール装置からの呼び出しに応答したことを示情報であって、少なくとも呼び出しに応答した端末装置を利用している支援者を特定する情報が含まれている情報等を含む概念である。
また、「端末装置」とは、例えば、内容特定画像及び数値情報を受け付ける装置等を含む概念であり、また、情報を表示する表示手段を備え、ナースコール装置からの呼び出しに対する応答、及び内容特定画像及び数値情報の受付を順次行った場合、ナースコール装置からの呼び出しに対する応答を行ったことを示す画像、及び受け付けた内容特定画像及び数値情報を示す画像を、ナースコール装置からの呼び出しに対して応答した時間、及び内容特定画像及び数値情報を受け付けた時間に対応する順序で、表示手段に表示する装置等を含む概念であり、また、撮像画像を受け付ける装置等を含む概念である。
なお、「内容特定画像」とは、予め生成されている画像であって対象者の看護又は介護に関する内容を特定する画像であり、例えば、対象者に関連する画像であって支援者によって入力される画像等を含む概念である。「内容特定画像」とは、例えば、対象者を看護又は介護を行う場合に記録するべき項目をイメージさせるイラスト画像等を含む概念であり、一例としては、体温測定を示す体温計の画像、血圧測定を示す血圧計の画像、腹痛が生じたことを示す人が腹部をおさえている画像等を含む概念である。なお、「対象者を看護又は介護を行う場合に記録するべき項目」とは、例えば、看護又は介護に関する任意の方針又は基準等に基づいて定められている項目、あるいは、病院又は介護施設単位で定められている項目、あるいは、医師からのオーダーにより定められている項目等を含む概念であり、一例としては、体温測定の結果、血圧測定の結果、大便回数の計数結果、小便回数の計数結果、食事量、腹痛の発生、尿量測定の結果、点滴量測定の結果等を含む概念である。
また、「数値情報」とは、内容特定画像が特定する対象者の看護又は介護に関する内容に関連する数値を特定する情報であって支援者によって内容特定画像と共に入力される数値情報等を含む概念である。「数値情報」とは、例えば、対象者を看護又は介護を行う場合に記録するべき項目に関連する数値を特定する情報等を含む概念であり、一例としては、体温測定の結果が36.6度であった場合の「36.6」を特定する情報、血圧測定の結果が90mmHG及び145mmHGであった場合の「90」及び「145」を示す情報、及び生じた腹痛が3段階の評価で最小だったことを示す「1」を示す情報等を含む概念である。なお、ここでの3段階の評価の基準は任意であるが、例えば、「1」が最も弱い痛み(例えば、痛みはあるものの食事及び会話には支障がない程度の痛み等)であり、「3」が最も強い痛み(例えば、食事及び会話に支障がある程度の痛み等)であり、「2」が「1」及び「3」の間程度の痛み(例えば、会話には支障がないものの食事には支障がある程度の痛み等)である等の基準を採用してもよい。
また、「撮像画像」とは、対象者に関する撮像対象を撮像した画像等を含む概念であり、例えば、端末装置に設けられているカメラ等を用いて撮像された画像等を含む概念である。「撮像対象」とは、対象者に関連する物又は部位等を含む概念であり、例えば、対象者が利用している採尿パック、点滴パック、あるいは、対象者の身体の部位(一例としては、褥瘡が発生した部位等)等を含む概念である。
また、「支援システム」は、第1処理手段を備え、任意で、第2処理手段、第3処理手段、及び支援システム側格納手段を備える。なお、この第1〜第3処理手段については、端末装置に設けてもよいし、あるいは、サーバ装置に設けてもよいが、以下の実施の形態では、サーバ装置に設ける場合について説明する。
また、「第1処理手段」とは、端末装置がナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、少なくとも応答した端末装置を利用している支援者を特定する情報を、格納装置に格納する手段であり、例えば、端末装置がナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、当該ナースコール装置からの呼び出しの内容を特定する情報を、格納装置に格納する手段等を含む概念であり、また、端末装置がナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、端末装置がナースコール装置からの呼び出しに応答した時間を特定する情報を、格納装置に格納する手段等を含む概念である。また、「第1処理手段」とは、例えば、当該第1処理手段がサーバ装置に設けられている場合において、端末装置から送信された応答特定情報をサーバ装置が受信した場合に、受信した応答特定情報に含まれる支援者を特定する情報を、端末装置を利用している支援者を特定する情報として格納装置に格納する手段等を含む概念である。
また、「格納装置」とは、各種情報を格納する装置であり、具体的には、1つのみの装置、あるいは、複数の装置等を含む概念であり、例えば、電子カルテシステムの格納装置(つまり、電子カルテシステムのデータベース)、あるいは、当該格納装置以外の任意の格納装置(一例としては、支援システムのサーバ装置の記録部(データベース)、支援システムの端末装置の記録部(データベース)、支援システム又は電子カルテシステム以外のデータベース)等を含む概念である。
また、「第2処理手段」とは、例えば、支援システム側格納手段に格納されている第1関連情報に基づいて、端末装置が受け付けた内容特定画像に対応する文字情報を特定し、特定した文字情報と、端末装置が受け付けた数値情報が特定する数値に対応する情報を、格納装置に格納する手段等を含む概念であり、また、支援システム側格納手段に格納されている第2関連情報に基づいて、端末装置が受け付けた内容特定画像に対応する数値意味情報を特定し、特定した数値意味情報が特定する意味に対応する形式で数値情報が特定する数値に対応する情報を、格納装置に格納する手段等を含む概念である。
また、「第1関連情報」とは、内容特定画像と文字情報とが相互に関連付けられている情報である。「文字情報」とは、内容特定画像が特定する内容を示す文字又は文字列の情報であり、例えば、テキスト情報等を含む概念である。また、「第2関連情報」とは、内容特定画像と数値意味情報とが相互に関連付けられている情報である。「数値意味情報」とは、内容特定画像と共に入力される数値情報の意味を特定する情報であり、例えば、数値の単位(一例としては、「度」又は「%」等)、及び数値が示す程度(一例としては、前述の痛みの程度等)等を特定する情報等含む概念である。
また、「数値意味情報が特定する意味に対応する形式で、数値情報が特定する数値に対応する情報を格納する」とは、例えば、数値意味情報が数値の単位を示している場合において、数値情報が特定する数値と単位とを相互に対応付けた情報を格納すること、及び数値意味情報が数値の程度を示している場合において、数値情報が特定する当該数値に対応する程度を示す情報を格納すること等を含む概念である。そして、例えば、ここでの、「数値情報が特定する数値と単位とを相互に対応付けた情報」及び「数値情報が特定する当該数値に対応する程度を示す情報」、あるいは、「数値情報」自体が、「数値情報が特定する数値に対応する情報」に対応する。
また、「第3処理手段」とは、端末装置が受け付けた撮像画像に基づいて、患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した患者の看護又は介護に関する情報を、格納装置に格納する手段である。なお、「患者の看護又は介護に関する情報」とは、例えば、対象者を看護又は介護を行う場合に記録するべき項目に関連する情報であって、撮像画像から認識可能な情報であり、一例としては尿量測定の結果、点滴量測定の結果、及びこれらの各量の演算結果(例えば、直近に測定された量に対する差分を演算した演算結果等)等を示す情報等を含む概念である。
また、「支援システム側格納手段」とは、第1関情報を格納する手段であり、また、任意で第2関連情報も格納する手段である。
そして、以下に示す実施の形態では、「支援システム」を病院に適用する場合において、「対象者」が患者であり、また、「支援者」が医師、薬剤師、看護師等の医療従事者である場合について説明する。
[実施の形態の具体的内容]
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る医療システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る医療システムのブロック図であり、また、図2は、サーバ装置のブロック図であり、また、図3は、端末装置のブロック図である。なお、図1において、端末装置3については、実際には多数設けられているが、ここでは、説明の便宜上、3個のみ代表して図示して説明する(なお、子機201、202も同様とする)。なお、この3個の端末装置301〜303については、相互に区別する必要がない場合は、端末装置3と総称して説明する。また、子機201、202についても、相互に区別する必要がない場合は、子機2と総称して説明する。
(構成−医療システム)
図1の医療システム100は、病院に設けられるシステムであり、例えば、サーバ装置1、ナースコール制御装置200、子機2、端末装置3、及び電子カルテシステム4を備えている。なお、サーバ装置1及び端末装置3が、「支援システム」に対応する。また、ナースコール制御装置200及び電子カルテシステム4については、公知の装置又はシステム等の技術を用いて構成することができるので、これらについては概要のみ説明する。
この医療システム100の各装置については、有線又は無線にて通信(通話も含む)可能に接続されており、例えば、子機2とナースコール制御装置200とが相互に有線通信可能となっており、また、ナースコール制御装置200と端末装置3とが相互に無線通信可能となっており、また、端末装置3とサーバ装置1とが相互に無線通信可能となっており、また、サーバ装置1と電子カルテシステム4とが相互に有線通信可能となっている。
(構成−医療システム−サーバ装置)
サーバ装置1は、図2に示すように、例えば、通信部11、入力部12、記録部13、及び制御部14を備えている。
(構成−医療システム−サーバ装置−通信部)
通信部11は、外部装置(例えば、端末装置3及び電子カルテシステム4等)との間で通信するための通信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成−医療システム−サーバ装置−入力部)
入力部12は、ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。この入力部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、キーボード、マウス等の公知の入力装置を用いて構成することができる。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部)
記録部13は、サーバ装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の装置の記録部も同様とする)。
記録部13は、例えば、スタンプ画像データベース(以下、データベースを「DB」と称する)130、ユーザ情報DB131、患者情報DB132、グループ情報DB133、サーバ側スタンプ情報DB134、サーバ側看護履歴スタンプ情報DB135、サーバ側看護履歴画像情報DB136、サーバ側看護履歴コール情報DB137、及びサーバ側撮像画像DB138を備える。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−スタンプ画像DB)
図2のスタンプ画像DB130は、スタンプ画像を格納するスタンプ画像格納手段である。「スタンプ画像」とは、前述の内容特定画像であり、例えば、前述したように、各種のイラスト画像等を含む概念である。そして、このスタンプ画像の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者(システム管理者)が、各種画像をメモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力し、制御部14が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとしてもよい。あるいは、画像作成者のパーソナルコンピュータから、サーバ装置1に対して各種画像が送信されることとし、制御部14が、この送信された画像を通信部11を介して受信して格納することにより、当該スタンプ画像が格納されることとする。
特に、このスタンプ画像については、制御部14による自動制御により又は管理者のマニュアル入力によって、スタンプ画像DB130内で唯一となるファイル名が付された状態でスタンプ画像DB130に格納されることとする。このようなファイル名が付されていることにより、当該ファイル名を参照して、スタンプ画像を一意に特定することが可能となる。ここでは、例えば、体温測定を示す「体温計のスタンプ画像」(ファイル名が「Fs001」)、血圧測定を示す「血圧計のスタンプ画像」(ファイル名が「Fs002」)、大便回数の計測を示す「人が便器に座っているスタンプ画像」(ファイル名が「Fs003」)、小便回数の計測を示す「人が小便器の前に立っているスタンプ画像」(ファイル名が「Fs004」)、患者が食べた朝食の量を示す「朝食のイメージが描かれているスタンプ画像」(ファイル名が「Fs005」)、腹痛が生じたことを示す「人が腹部をおさえている状態を表示するスタンプ画像」(ファイル名が「Fs006」)等がスタンプ画像DB130に格納されている場合を例示して説明する。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−ユーザ情報DB)
図2のユーザ情報DB131は、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段である。図4は、ユーザ情報を例示した図である。なお、図4では、一部の情報の具体的な記載が省略されて「・・・」と図示されている(他の図でも省略箇所には「・・・」を適宜図示する)。「ユーザ情報」とは、端末装置3のユーザを特定する情報であり、例えば、支援者である医療従事者を特定する情報である。この「ユーザ情報」は、図4に示すように、例えば、項目「ユーザID」、項目「職種情報」、及び項目「ユーザ氏名情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「ユーザID」に対応する情報は、ユーザを一意に識別する情報でありユーザ識別情報(以下、識別情報を「ID」と称する)である(図4では、医療システム100において唯一となるアルファベットと数字の組み合わせであり、「IDu001」等)。項目「職種情報」に対応する情報は、ユーザの職業の種類を特定する職種情報である(図4では、医師を特定する「医師」、看護師を特定する「看護師」、及び薬剤師を特定する「薬剤師」等)。項目「ユーザ氏名情報」に対応する情報は、ユーザの氏名を特定するユーザ氏名情報である(図4では、便宜上の記載であり「AAA1」等)。
そして、このようなユーザ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、図1の電子カルテシステム4のユーザ情報DB41のユーザ情報が、任意のタイミング(例えば、情報の更新があったタイミング等)で電子カルテシステム4からサーバ装置1に送信され、図2の制御部14が、この送信されたユーザ情報を通信部11を介して受信して格納することにより、当該ユーザ情報が格納されることとする。なお、このユーザ情報については、例えば、管理者が、図1の電子カルテシステム4のユーザ情報DB41のユーザ情報と同じ情報を、入力部12を介して入力したり、あるいは、メモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力したりし、制御部14が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとしてもよい。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−患者情報DB)
図2の患者情報DB132は、患者情報を格納する患者情報格納手段である。図5は、患者情報を例示した図である。「患者情報」とは、医療システム100が設けられている病院に入院している患者を特定する情報であり、つまり、対象者を特定する情報である。この「患者情報」は、図5に示すように、例えば、項目「患者ID」、項目「患者氏名情報」、項目「病名情報」、項目「部屋名情報」、及び項目「ベッド情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「患者ID」に対応する情報は、患者を一意に識別する患者IDである(図5では、医療システム100において唯一となるアルファベットと数字の組み合わせであり、「IDp001」等)。項目「患者氏名情報」に対応する情報は、患者の氏名を特定する患者氏名情報である(図5では、便宜上の記載であり「DDD1」等)。項目「病名情報」に対応する情報は、患者の病名を特定する病名情報である(図5では、糖尿病であることを特定する「糖尿病」等)。項目「部屋名情報」に対応する情報は、患者が入院している部屋を特定する部屋名情報である(図5では、702号室を特定する「702号室」等)。項目「ベッド情報」に対応する情報は、患者に割り当てられているベッドを特定するベッド情報である(図5では、各部屋単位で一意に識別可能なベッドの名称であり「1番」等)。そして、このような患者情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、前述のユーザ情報と同様にして格納される。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−グループ情報DB)
図2のグループ情報DB133は、グループ情報を格納するグループ情報格納手段である。図6は、グループ情報を例示した図である。「グループ情報」とは、患者単位でユーザである医療従事者を分類したグループを示す情報であり、例えば、各患者を担当する医療従事者のグループを示す情報である。この「グループ情報」は、図6に示すように、例えば、項目「患者ID」、項目「ユーザID」、及び項目「責任者情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。なお、項目「患者ID」、及び項目「ユーザID」に対応する各情報は、図4及び図5の同一名称の項目の情報と同様である。項目「責任者情報」とは、グループ内での責任者である医師を特定する責任者情報である(図6では、医師のユーザIDであり「IDu001」等)。
なお、このような図6のグループ情報については、例えば、「IDp001」に対応するグループに属するユーザが「IDu001」、「IDu201」、及び「IDu203」等のユーザであること、及び当該グループの責任者が「IDu001」のユーザであること等が示されている。そして、このようなグループ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、入力部12を介して入力したり、あるいは、メモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力したりし、制御部14が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとする。あるいは、電子カルテシステム4に対して、グループ情報が格納されていることとし、任意のタイミング(例えば、情報の更新があったタイミング等)で電子カルテシステム4からサーバ装置1に送信され、図2の制御部14が、この送信されたユーザ情報を通信部11を介して受信して格納することにより、当該グループ情報が格納されることとしてもよい。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−サーバ側スタンプ情報DB)
図2のサーバ側スタンプ情報DB134は、サーバ側スタンプ情報を格納するサーバ側スタンプ情報格納手段であり、特に、第1関連情報及び第2関連情報を格納する支援システム側格納手段である。図7は、サーバ側スタンプ情報を例示した図である。「サーバ側スタンプ情報」とは、前述の第1関連情報及び第2関連情報である。この「サーバ側スタンプ情報」は、図7に示すように、例えば、項目「スタンプ画像特定情報」、項目「スタンプ文字情報」、及び項目「数値意味情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「スタンプ画像特定情報」に対応する情報は、スタンプ画像DB130に格納されているスタンプ画像を一意に特定するためのスタンプ画像特定情報である(図7では、各スタンプ画像のファイル名であり、「Fs0001」等)。項目「スタンプ文字情報」に対応する情報は、前述の文字情報であって、スタンプ画像が特定する内容を示す文字又は文字列を示すスタンプ文字情報である(図7では、テキスト情報であり、「体温測定」等)。項目「数値意味情報」に対応する情報は、前述の数値意味情報であって、スタンプ画像と共に入力される数値情報の意味を特定する情報である(図7では、数値の単位である「度」、「mmHG」、「階」、「%」、及び数値が示す程度である「1:弱、2:中、3:強」等)。なお、ここでの「1:弱、2:中、3:強」については、数値「1」が最も弱い程度、数値「3」が最も強い程度、数値「2」が数値「1」の程度と「3」の程度の中間の程度であることを示していることとする。そして、このようなサーバ側スタンプ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、入力部12を介して入力したり、あるいは、メモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力したりし、制御部14が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとする。
なお、この図7のサーバ側スタンプ情報におけるスタンプ画像特定情報及びスタンプ文字情報が「第1関連情報」に相当し、また、スタンプ画像特定情報及び数値意味情報が「第2関連情報」に相当する。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−サーバ側看護履歴スタンプ情報DB)
図2のサーバ側看護履歴スタンプ情報DB135は、サーバ側看護履歴スタンプ情報を格納するサーバ側看護履歴スタンプ情報格納手段である。図8は、サーバ側看護履歴スタンプ情報を例示した図である。「サーバ側看護履歴スタンプ情報」とは、各患者に対してユーザによって入力されたスタンプ画像及び数値情報等の履歴を特定する情報である。この「サーバ側看護履歴画像情報」は、図8に示すように、例えば、項目「データID」、項目「患者ID」、項目「入力スタンプ画像特定情報」、項目「入力数値情報」、項目「スタンプ入力日時情報」、項目「スタンプ記録者情報」、項目「スタンプ既読者情報」、及び項目「スタンプ保存状態情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「患者ID」に対応する情報は、図5の同一名称の項目の情報と同様である。
項目「データID」に対応する情報は、相互に関連付けられている情報のセットを一意に識別するためのデータIDである(図8では、図面の同じ行に図示されている情報のセットを一意に識別するデータIDであり、具体的に図示されている情報の内の最上段の情報である「IDp001」、「Fs001」、「36.6」、「07241900」、「IDu201」、「IDu201,IDu001」、「済(07252000)」」のセットを識別する「IDd101」等)。項目「入力スタンプ画像特定情報」に対応する情報は、ユーザによって入力されたスタンプ画像を特定する入力スタンプ画像特定情報である(図8では、入力されたスタンプ画像のファイル名であり、「Fs0001」等)。項目「入力数値情報」に対応する情報は、ユーザによって入力された数値情報を特定する入力数値情報である(図8では、「36.6」、及び「90,145」等)。
項目「スタンプ入力日時情報」に対応する情報は、スタンプ画像及び数値情報が入力された日時を特定するスタンプ入力日時情報である(図8では、7月24日19時00分を示す「07241900」等)。項目「スタンプ記録者情報」に対応する情報は、スタンプ画像及び数値情報を入力してサーバ装置1に記録したユーザ(つまり、入力スタンプ画像特定情報及び入力数値情報をサーバ装置1に記録したユーザ)を特定するスタンプ記録者情報である(図8は、前述のユーザIDであり、「IDu201」等)。項目「スタンプ既読者情報」に対応する情報は、各ユーザの内の入力スタンプ画像特定情報及び入力数値情報に対応する画像を自己の端末装置3に表示したユーザを示すスタンプ既読者情報である(図8では、前述のユーザIDであり、「IDu201,IDu001」の2名のユーザ、又は、「IDu201」の1名のユーザ等)。項目「スタンプ保存状態情報」に対応する情報は、スタンプ画像情報及び数値情報に対応する情報が格納(つまり、保存)されたか否か等を特定するスタンプ保存状態情報であり、詳細には、入力スタンプ画像特定情報及び入力数値情報に対応する情報が図1のカルテ側看護履歴情報DB43に格納されたか否か等を特定する情報である(図8では、7月25日20時00分に格納されたことを示す「済(07252000)」、及び格納されていないことを示す「未」等)。そして、このようなサーバ側スタンプ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述するスタンプ情報格納処理等を実行することにより格納される。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−サーバ側看護履歴画像情報DB)
図2のサーバ側看護履歴画像情報DB136は、サーバ側看護履歴画像情報を格納するサーバ側看護履歴画像情報格納手段である。図9は、サーバ側看護履歴画像情報を例示した図である。「サーバ側看護履歴画像情報」とは、各患者に関してユーザによって撮像された画像である撮像画像から特定した患者の看護に関する情報等の履歴を特定する情報である。この「サーバ側看護履歴画像情報」は、図9に示すように、例えば、項目「データID」、項目「患者ID」、項目「画像内容情報」、項目「画像入力日時情報」、項目「画像記録者情報」、項目「画像既読者情報」、及び項目「画像保存状態情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「データID」、項目「患者ID」に対応する情報は、図8の同一名称の項目の情報と同様である。
項目「画像内容情報」に対応する情報は、撮像された画像自体又は撮像された画像に基づいて特定される患者の看護に関する情報を特定する画像内容情報である。この画像内容情報は任意であるが、例えば、図9では、尿量測定の結果が10ml(つまり、撮像された採尿パックに貯留されている尿の量が10ml)であることを示す「尿量測定,10」、尿量測定の結果が15mlであり且つ直近の尿量測定の結果と今回の尿量測定の結果との差分が5mlであることを示す「尿量測定,15(5)」、点滴量測定の結果が200ml(つまり、撮像された点滴パックに貯留されている薬液の量が200ml)であることを示す「点滴量測定,200」、点滴量測定の結果が150mlであり且つ直近の点滴量測定の結果と今回の点滴量測定の結果との差分が50mlであることを示す「点滴量測定,150(50)」、及び端末装置3で撮像された画像のファイル名である「Fg301」等である。
項目「画像入力日時情報」に対応する情報は、画像を撮像して入力した日時を特定する画像入力日時情報である(図9では、図8のスタンプ入力日時情報と同様である)。項目「画像記録者情報」に対応する情報は、画像を入力して当該画像に対応する情報をサーバ装置1に記録したユーザ(つまり、画像内容情報をサーバ装置1に記録したユーザ)を特定する画像記録者情報である(図9では、図8のスタンプ記録者情報と同様である)。項目「画像既読者情報」に対応する情報は、各ユーザの内の画像内容情報に対応する画像を自己の端末装置3に表示したユーザを示す画像既読者情報である(図9では、図8のスタンプ既読者情報と同様である)。項目「画像保存状態情報」に対応する情報は、撮像された画像に対応する情報が格納されたか否か等を特定する情報であり、詳細には、画像内容情報に対応する情報が図1のカルテ側看護履歴情報DB43に格納されたか否か等を特定する情報である(図9では、図8のスタンプ保存状態情報と同様である)。そして、このようなサーバ側画像情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する画像情報格納処理等を実行することにより格納される。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−サーバ側看護履歴コール情報DB)
図2のサーバ側看護履歴コール情報DB137は、サーバ側看護履歴コール情報を格納するサーバ側看護履歴コール情報格納手段である。図10は、サーバ側看護履歴コール情報を例示した図である。「サーバ側看護履歴コール情報」とは、図1の子機2側からの呼び出しであるナースコールに関する履歴を特定する情報である。この「サーバ側看護履歴コール情報」は、図10に示すように、例えば、項目「データID」、項目「患者ID」、項目「コール理由情報」、項目「応答日時情報」、項目「応答者情報」、項目「コール既読者情報」、及び項目「コール保存状態情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「データID」、項目「患者ID」に対応する情報は、図8の同一名称の項目の情報と同様である。
項目「コール理由情報」に対応する情報は、前述の呼び出しの内容を特定する情報であり、例えば、患者がナースコールを行った理由を特定するコール理由情報である(図10では、患者がナースコールを行った理由が嘔吐であることを特定する「嘔吐」等)。項目「応答日時情報」に対応する情報は、ナースコールを受け付けて応答した日時を特定する応答日時情報である(図10では、図8のスタンプ入力日時情報と同様である)。項目「応答者情報」に対応する情報は、ナースコールを受け付けて応答したユーザを特定する応答者情報である(図10では、図8のスタンプ記録者情報と同様である)。項目「コール既読者情報」に対応する情報は、ナースコールに対応する画像を自己の端末装置3に表示したユーザを示すコール既読者情報である(図10では、図8のスタンプ既読者情報と同様である)。項目「コール保存状態情報」に対応する情報は、ナースコールに関する情報(例えば、応答者情報を含む情報)が図1のカルテ側看護履歴情報DB43に格納されたか否か等を特定する情報である(図10では、図8のスタンプ保存状態情報と同様である)。そして、このようなサーバ側看護履歴コール情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述するコール情報格納処理等を実行することにより格納される。
(構成−医療システム−サーバ装置−記録部−サーバ側撮像画像DB)
図2のサーバ側撮像画像DB138は、端末装置3で撮像された画像を格納するのサーバ側撮像画像格納手段である。そして、このようなサーバ側撮像画像DB138の画像の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する画像情報格納処理を実行することにより格納される。
(構成−医療システム−サーバ装置−制御部)
図2の制御部14は、サーバ装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部も同様とする)。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介してサーバ装置1にインストールされることで、制御部14の各部を実質的に構成する(他の装置の制御部も同様とする)。
制御部14は、機能概念的に、例えば、第1処理部141、第2処理部142、及び第3処理部143を備える。第1処理部141は、端末装置3が子機2からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、少なくとも応答した端末装置3を利用しているユーザを特定する情報を、電子カルテシステム4のカルテ側看護履歴情報DB43に格納する第1処理手段である。第2処理部142は、サーバ側スタンプ情報DB134に格納されているサーバ側スタンプ情報に基づいて、端末装置3が受け付けたスタンプ画像に対応するスタンプ文字情報を特定し、特定したスタンプ文字情報と、端末装置3が受け付けた数値情報が特定する数値に対応する情報を、電子カルテシステム4のカルテ側看護履歴情報DB43に格納する第2処理手段である。第3処理部143は、端末装置3が受け付けた撮像画像に基づいて、患者の看護に関する情報を特定し、特定した患者の看護に関する情報を、電子カルテシステム4のカルテ側看護履歴情報DB43に格納する第3処理手段である。なお、この制御部14の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−医療システム−ナースコールシステム)
図1の子機2及びナースコール制御装置200は、ナースコールシステムを構成する公知のシステムである。なお、ナースコールシステムには、実際にはナースステーション等に設けられる親機も含まれているが、この親機の図示は省略されている。
(構成−医療システム−ナースコールシステム−子機)
子機2は、ナースコール装置であり、例えば、患者に割り当てられているベッドの周辺に設けられている装置である。この子機2の構成は任意であるが、例えば、患者が当該子機2を用いて端末装置3を呼び出し可能となるように、不図示の呼び出しボタン、通話部(マイク及びスピーカ等)、通信部、記録部、及び制御部等を含んで構成することができる。なお、ここでは、例えば、子機201の記録部に子機201を一意に識別する子機IDとして「IDc001」が格納されており、また、子機202の記録部に子機202を一意に識別する子機IDとして「IDc002」が格納されていることとし、また、子機201が図5の「患者ID」=「IDp001」の「702号室」の「1番」のベッドの周辺に設けられており、また、子機202が図5の「患者ID」=「IDp002」の「821号室」の「5番」のベッドの周辺に設けられていることとして、以下説明する。
(構成−医療システム−ナースコールシステム−ナースコール制御装置)
図1のナースコール制御装置200は、子機2と端末装置3との間で通信又は通話を中継する中継装置である。ナースコール制御装置200は、例えば、通信部21、記録部22、及び制御部23を備える。
(構成−医療システム−ナースコールシステム−ナースコール制御装置−通信部)
通信部21は、外部装置(例えば、子機2及び端末装置3等)との間で通信するための通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のPBX(構内交換機)、通信回路等を備えて構成することができる。
(構成−医療システム−ナースコールシステム−ナースコール制御装置−記録部)
記録部22は、ナースコール制御装置200の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、子機患者対応情報DB221を備える。
(構成−医療システム−ナースコールシステム−ナースコール制御装置−記録部−子機患者対応情報DB)
子機患者対応情報DB221は、子機患者対応情報を格納する子機患者対応情報格納手段である。「子機患者対応情報」とは、ナースコールシステムの子機と当該子機が割り当てられている患者とを相互に対応付ける情報である。図11は、子機患者対応情報を例示した図である。「子機患者対応情報」は、図11に示すように、例えば、項目「子機ID」、項目「患者ID」、項目「患者氏名情報」、項目「病名情報」、項目「部屋名情報」、及び項目「ベッド情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「患者ID」、項目「患者氏名情報」、項目「病名情報」、項目「部屋名情報」、及び項目「ベッド情報」に対応する各情報は、図5の同一名称の情報と同様である。項目「子機ID」に対応する情報は、前述の子機IDである(図11では、「IDc001」等)。
なお、このような図11の子機患者対応情報については、例えば、「IDc001」に対応する子機201が、「702号室」の「1番」のベッドが割り当てられている「IDp001」の患者に対応付けられていること、及び「IDc002」に対応する子機202が、「821号室」の「5番」のベッドが割り当てられている「IDp002」の患者に対応付けられていること等が示されている。そして、このような子機患者対応情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、ナースコール制御装置200の不図示の入力部を介して入力したり、あるいは、メモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力したりし、制御部23が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとする。
(構成−医療システム−ナースコールシステム−ナースコール制御装置−制御部)
図2の制御部23は、ナースコール制御装置200を制御する制御手段である。なお、この制御部23の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−医療システム−端末装置)
端末装置3は、スマートフォンであり、図3に示すように、例えば、通信部31、タッチパッド32、ディスプレイ33、通話部34、撮像部35、記録部36、及び制御部37を備える。
(構成−医療システム−端末装置−通信部)
通信部31は、外部装置(例えば、サーバ装置1及びナースコール制御装置200等)との間で通信するための通信手段である。この通信部31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を用いて構成することができる。
(構成−医療システム−端末装置−タッチパッド)
タッチパッド32は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド32の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成−医療システム−端末装置−ディスプレイ)
ディスプレイ33は、制御部37の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ33の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド32とディスプレイ33とを相互に重畳させてタッチパネルとして一体形成しても構わない。
(構成−医療システム−端末装置−通話部)
通話部34は、ナースコール制御装置200を介して子機2との間で通話を行うための通話手段である。この通話部34の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、マイク又はスピーカ等を備えて構成することができる。なお、ここでのスピーカについては、通話以外の任意の用途(例えば、端末装置3のユーザに対して任意の情報を報知する用途等)にも用いることができることとする。
(構成−医療システム−端末装置−撮像部)
撮像部35は、画像を撮像する撮像手段である。この撮像部の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、レンズ等の光学系及びイメージセンサ等を用いて構成することができる。
(構成−医療システム−端末装置−記録部)
記録部36は、端末装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この記録部36は、ユーザIDが記録されており、また、スタンプ画像DB360、ユーザ情報DB361、患者情報DB362、グループ情報DB363、端末側看護履歴スタンプ情報DB364、端末側看護履歴画像情報DB365、端末側看護履歴コール情報DB366、及び端末側撮像画像DB367を備える。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−ユーザID)
記録部36の「ユーザID」としては、端末装置3を利用しているユーザを特定するユーザIDが記録されている。ユーザIDの具体的な記録手法は任意であるが、例えば、ユーザが端末装置3の電源をオンして、タッチパッド32を介して所定操作を行うことにより、ログイン画面をディスプレイ33に表示し、当該ログイン画面上の入力欄に自己のユーザIDを入力した場合に、制御部37が、当該入力欄に入力されたログインIDを受け付けて、受け付けたログインIDを記録部36に格納することにより、格納されることとする。ここでは、例えば、図1に図示されているように、端末装置301を図4の看護師である「BBB1」が利用しており、「BBB1」が自己のユーザIDを入力することにより、端末装置301の記録部36に「IDu201」が格納されていることとし、また、同様にして、端末装置302、303を医師、看護師である「AAA1」、「BBB2」が利用しており、端末装置302、303の記録部36に「IDu001」、「IDu202」が格納されていることとして説明する。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−スタンプ画像DB)
図3のスタンプ画像DB360は、スタンプ画像を格納するスタンプ画像格納手段であり、例えば、図2の同一名称の構成と同様である。そして、このようなスタンプ画像DB360におけるスタンプ画像の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、任意のタイミング(例えば、一定時間(12時間〜24時間等)毎のタイミング、あるいは、タッチパッド32を介して不図示のダウンロードボタンがタップされたタイミング等)に、制御部37がサーバ装置1にアクセスして、図2のスタンプ画像DB130に格納されているスタンプ画像をダウンロードし、当該ダウンロードされた画像を図3のスタンプ画像DB360に格納することにより、スタンプ画像DB130のスタンプ画像と同様なスタンプ画像が格納されることとする。このように格納することにより、ここでは、例えば、端末装置3及びサーバ装置1各々のスタンプ画像DB360、130に、同一のファイル名のスタンプ画像が格納されることとして説明する。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−ユーザ情報DB)
図3のユーザ情報DB361は、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段であり、例えば、図2の同一名称の構成と同様である。そして、このようなユーザ情報DB361におけるユーザ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、スタンプ画像DB360におけるスタンプ画像と同様にして格納することにより、図2のユーザ情報DB131のユーザ情報と同様なユーザ情報が格納されることとする。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−患者情報DB)
図3の患者情報DB362は、患者情報を格納する患者情報格納手段であり、例えば、図2の同一名称の構成と同様である。そして、このような患者情報DB362における患者情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、スタンプ画像DB360におけるスタンプ画像と同様にして格納することにより、図2の患者情報DB132の患者情報と同様な患者情報が格納されることとする。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−グループ情報DB)
図3のグループ情報DB363は、グループ情報を格納するグループ情報格納手段であり、例えば、図2の同一名称の構成と同様である。そして、このようなグループ情報DB363におけるグループ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、スタンプ画像DB360におけるスタンプ画像と同様にして格納することにより、図2のグループ情報DB133のグループ情報と同様なグループ情報が格納されることとする。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−端末側看護履歴スタンプ情報DB)
図3の端末側看護履歴スタンプ情報DB364は、端末側看護履歴スタンプ情報を格納する端末側看護履歴スタンプ情報格納手段である。図12は、端末側看護履歴スタンプ情報を例示した図である。なお、この図12については、図1の端末装置301の記録部36に記録されている情報が例示されている(なお、後述する図13及び図14についても同様に、端末装置301の記録部36に記録されている情報が例示されている)。「端末側看護履歴スタンプ情報」とは、端末装置3を利用しているユーザが担当する患者に対して、当該患者を担当するグループ内のユーザによって入力されたスタンプ画像及び数値情報等の履歴を特定する情報であり、各項目及び当該各項目に対応する情報については、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報と同様である。そして、このような端末側看護履歴スタンプ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する情報同期処理を実行することにより格納される(後述する端末側看護履歴画像情報、及び端末側看護履歴コール情報についても同様である)。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−端末側看護履歴画像情報DB)
図3の端末側看護履歴画像情報DB365は、端末側看護履歴画像情報を格納する端末側看護履歴画像情報格納手段である。図13は、端末側看護履歴画像情報を例示した図である。「端末側看護履歴画像情報」とは、端末装置3を利用しているユーザが担当する患者に関して、当該患者を担当するグループ内のユーザによって撮像された画像から特定した患者の看護に関する情報等の履歴を特定する情報であり、各項目及び当該各項目に対応する情報については、図9のサーバ側看護履歴画像情報と同様である。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−端末側看護履歴コール情報DB)
図3の端末側看護履歴コール情報DB366は、端末側看護履歴コール情報を格納する端末側看護履歴コール情報格納手段である。図14は、端末側看護履歴コール情報を例示した図である。「端末側看護履歴コール情報」とは、図1の子機2の内の端末装置3を利用しているユーザが担当する患者に対応する子機2側からの呼び出しであるナースコールに関する履歴を特定する情報であり、各項目及び当該各項目に対応する情報については、図10のサーバ側看護履歴コール情報と同様である。
(構成−医療システム−端末装置−記録部−端末側撮像画像DB)
図3の端末側撮像画像DB367は、端末装置3で撮像された画像を格納するの端末側撮像画像格納手段である。そして、このような端末側撮像画像DB367の画像の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する画像情報格納処理を実行することにより格納される。
(構成−医療システム−端末装置−制御部)
図3の制御部37は、端末装置3を制御する制御手段である。なお、この制御部37の各部により行われる処理については、後述する。
(構成−医療システム−電子カルテシステム)
図1の電子カルテシステム4は、患者のカルテの内容を示す情報であるカルテ情報等を格納して管理する公知のシステムである。なお、この電子カルテシステム4には、通信部、入力部、制御部等の公知の構成を含んで構成されているが、ここでは、これらの公知の構成については説明を省略する。電子カルテシステム4は、例えば、ユーザ情報DB41、患者情報DB42、及びカルテ側看護履歴情報DB43を備える。
(構成−医療システム−電子カルテシステム−ユーザ情報DB)
図1のユーザ情報DB41は、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段であり、例えば、図2の同一名称の構成と同様である。そして、このようなユーザ情報DB41におけるユーザ情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者が、電子カルテシステム4の不図示の入力部を介して入力したり、あるいは、メモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力したりし、電子カルテシステム4の不図示の制御部が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとする。
(構成−医療システム−電子カルテシステム−患者情報DB)
図1の患者情報DB42は、患者情報を格納するユーザ情報格納手段であり、例えば、図2の同一名称の構成と同様である。そして、このような患者情報DB42における患者情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、管理者、医師、又は看護師が、電子カルテシステム4の不図示の入力部を介して入力したり、あるいは、メモリステック等の任意の記録媒体を用いて入力したりし、電子カルテシステム4の不図示の制御部が当該入力された情報を取得して、取得した情報を格納することにより、格納されることとする。
(構成−医療システム−電子カルテシステム−カルテ側看護履歴情報DB)
図1のカルテ側看護履歴情報DB43は、カルテ側看護履歴情報を格納するカルテ側看護履歴情報格納手段であり、特に、前述の格納装置である。図15は、カルテ側看護履歴情報を例示した図である。「カルテ側看護履歴情報」とは、看護に関する各種履歴を特定する情報であり、例えば、各患者に対してユーザによって入力されたスタンプ画像及び数値情報等の履歴、各患者に関してユーザによって撮像された画像から特定した患者の看護に関する情報等の履歴、及びナースコールに関する履歴等を特定する情報である。この「カルテ側看護履歴情報」は、図15に示すように、例えば、項目「患者ID」、項目「看護内容情報」、項目「応答者情報」、項目「看護日時情報」、及び項目「記録者情報」と、各項目に対応する情報とが相互に関連付けられている情報である。項目「患者ID」、及び項目「応答者情報」に対応する各情報は、図5、図8及び図10の同一名称の項目の情報と同様である。
項目「看護内容情報」に対応する情報は、看護に関する各種内容を特定する看護内容情報である(図15では、図8の入力スタンプ画像特定情報及び入力数値情報に対応する情報である「体温測定,36.6度」等、図9の画像内容情報である「尿量測定,10」等、ナースコールに対する応答及び図10のコール理由情報を示す「ナースコール,嘔吐」等)。項目「看護日時情報」に対応する情報は、看護内容情報に対応する日時を特定する看護日時情報である(図15では、図8のスタンプ入力日時情報である「07241900」等、図9の画像入力日時情報である「07250900」等、図10の応答日時情報である「07251130」等)。項目「記録者情報」に対応する情報は、各種情報をサーバ装置1に記録したユーザ(つまり、各種情報に対応する看護に関する項目を行ったユーザ)を特定する記録者情報である(図15では、図8のスタンプ記録者情報及び図9の画像記録者情報である「IDu201」等)。なお、この記録者情報に関して、ナースコールについては記録したユーザが存在しないので、情報が何ら記録されていない。そして、このようなカルテ側看護履歴情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、後述する電子カルテ側情報格納処理を実行することにより格納される。
(処理)
次に、このように構成される医療システム100によって実行される情報同期処理、情報表示処理、スタンプ情報格納処理、画像情報格納処理、コール情報格納処理、及び電子カルテ側情報格納処理について説明する。ここでは、例えば、前述したように、図1の端末装置301、302、303を、各ユーザである「BBB1」、「AAA1」、「BBB2」が利用する場合において、当該各ユーザが自己が利用する端末装置3に対してログインすることにより、端末装置301、302、303の記録部36のユーザIDとして「IDu201」、「IDu001」、「IDu202」が格納されていることとして説明する。そして、端末装置3側の処理は相互に同様であるので、基本的には端末装置301(コール情報格納処理では端末装置303)を例示して説明し、必要に応じて他の端末装置3も例示して説明する。
(処理−情報同期処理)
まず、情報同期処理について説明する。図16は、情報同期処理のフローチャートである。「情報同期処理」とは、概略的には、端末装置3及びサーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、サーバ装置1の図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報、図9のサーバ側看護履歴画像情報、図10のサーバ側看護履歴コール情報(以下、これらの図8〜図10の3種類の情報を「サーバ側履歴情報」と適宜総称する)各々の情報の内の、各端末装置3に関連する情報を、当該端末装置3の図12の端末側看護履歴スタンプ情報、図13の端末側看護履歴画像情報、及び図14の端末側看護履歴コール情報(以下、これらの図12〜図14の3種類の情報を「端末側履歴情報」と適宜総称する)として格納する処理である。この情報同期処理については、公知の処理を適用することができるので、情報同期処理の一例の処理を説明するが、「サーバ側履歴情報」に対して「端末側履歴情報」を同期させることができる限りにおいて、他の任意の処理を適用してもよい。この情報同期処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、サーバ装置1及び端末装置3の電源をオンし、ユーザが前述のように各端末装置3にログインした後に所定時間間隔(例えば、0.3秒〜1秒間隔、あるいは、更に短い間隔等)で繰り返し実行されることとし、情報同期処理が起動したところから説明する。
図16のSA1においてサーバ装置1の制御部14は、同期用信号を送信するか否かを判定する。なお、「同期用信号」とは、「サーバ側履歴情報」に対して「端末側履歴情報」を同期させるための信号であり、例えば、「サーバ側履歴情報」と同じ情報を「端末側履歴情報」として格納するための信号である。具体的には任意であるが、例えば、サーバ装置1の制御部14は、自己のサーバ側看護履歴スタンプ情報DB135、サーバ側看護履歴画像情報DB136、及びサーバ側看護履歴コール情報DB137(以下、これらの3種類のDBを「サーバ側履歴DB」と適宜総称する)を監視し、「サーバ側履歴DB」内で新たな情報の格納又は情報の更新が発生したか否かを判定し、判定結果に基づいて判定する。
そして、新たな情報の格納又は情報の更新が発生していないものと判定した場合、同期用信号を送信しないものと判定し(SA1のNO)、新たな情報の格納又は情報の更新が発生したものと判定するまで、繰り返しSA1を実行する。また、新たな情報の格納又は情報の更新が発生したものと判定した場合、同期用信号を送信するものと判定し(SA1のYES)、SA2に移行する。
ここでは、例えば、図8の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセット(つまり、「データID」=「IDd104」、「患者ID」=「IDp001」、「入力スタンプ画像特定情報」=「Fs005」、「入力数値情報」=「50」、「スタンプ入力日時情報」=「07250845」、「スタンプ記録者情報」=「IDu201」、「スタンプ既読者情報」=「IDu201」、及び「スタンプ保存状態情報」=「未」のデータセット)が新たに格納された場合、「サーバ側履歴DB」(具体的にはサーバ側看護履歴スタンプ情報DB135)内で新たな情報の格納又は情報の更新が発生したものと判定し、同期用信号を送信するものと判定する。
図16のSA2においてサーバ装置1の制御部14は、同期用信号を送信する。具体的には任意であるが、例えば、まず、「サーバ側履歴DB」を参照して、SA1にて新たな情報の格納又は情報の更新が発生したものと判定された当該情報のデータセット(つまり、前述の「データID」、「患者ID」、・・・、「スタンプ保存状態情報」のセット等)を取得する。なお、当該データセットの内の1個の情報(例えば、「スタンプ保存状態情報」のみ等)が更新されていた場合であっても、データセット全体を取得することとする。次に、取得したデータセットを含む同期用信号を生成し、生成した同期用信号を通信部11を介して各端末装置3に送信する。ここでは、例えば、図8の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセットを取得し、取得した当該データセットを含む同期用信号を生成して送信する。
一方、図16のSB1において端末装置3の制御部37は、同期用信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SA2で送信された同期用信号を通信部31を介して受信する。ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、図8の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセットを含む同期用信号を受信する。
図16のSB2において端末装置3の制御部37は、同期用信号に含まれている情報を格納するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、同期用信号に含まれている情報が自己に関連する情報であるか否かに基づいて判定する。詳細には、まず、制御部37は、グループ情報DB363の図6のグループ情報を参照し、自己の記録部36に格納されているユーザIDに対応する患者ID(以下、「ユーザが担当する患者の患者ID」とも称する)を特定し、SB1で受信した同期用信号に含まれるデータセットに、前述の特定した「ユーザが担当する患者の患者ID」が含まれているデータセットが存在しない場合、情報を格納しないものと判定し(SB2のNO)、処理を終了する。また、同期用信号に含まれるデータセットに、前述の特定した「ユーザが担当する患者の患者ID」が含まれているデータセットが存在する場合、情報を格納するものと判定し(SB1のYES)、SB3に移行する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、グループ情報DB363の図6のグループ情報を参照し、自己の記録部36に格納されているユーザIDである「IDu201」に関連付けられている「ユーザが担当する患者の患者ID」=「IDp001」及び「IDp003」を特定し、SB1で受信した同期用信号に含まれる図8の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセットに、当該特定した「ユーザが担当する患者の患者ID」=「IDp001」が含まれているので、情報を格納するものと判定する。
図16のSB3において端末装置3の制御部37は、情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SB1で受信した同期用信号に含まれているデータセットの内の、SB2にて特定した「ユーザが担当する患者の患者ID」が含まれているデータセットを特定し、当該特定したデータセットを、自己の端末側看護履歴スタンプ情報DB364、端末側看護履歴画像情報DB365、又は端末側看護履歴コール情報DB366(以下、これらの3種類のDBを「端末側履歴DB」と適宜総称する)における前述特定したデータセットに対応するDBに格納する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、SB1で受信した同期用信号に含まれているデータセットの内の、SB2にて特定した「ユーザが担当する患者の患者ID」=「IDp001」又は「IDp003」が含まれているデータセットである図8の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセットを特定し、当該特定したデータセットを、自己の「端末側履歴DB」(具体的には、端末側看護履歴画像情報DB365)に格納する。このようにして、図12の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセットとして、図8の「データID」=「IDd104」に関連付けられているデータセットと同じ情報が記録されることになる。
そして、上述の各処理を繰り返すことにより、「サーバ側履歴DB」における「サーバ側履歴情報」各々の情報の内の、各端末装置3に関連する情報が「端末側履歴DB」の「端末側履歴情報」として格納されることになり、「サーバ側履歴情報」に対して「端末側履歴情報」が同期されることになる。これにて、情報同期処理を終了する。
(処理−情報表示処理)
次に、情報表示処理について説明する。図17は、情報表示処理のフローチャートであり、図18は、選択画面の表示例であり、図19及び図20は、表示入力画面の表示例である。「情報表示処理」とは、概略的には、端末装置3及びサーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、「端末側履歴情報」に対応する情報を端末装置3のディスプレイ33に表示する処理である。この情報表示処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、サーバ装置1及び端末装置3の電源をオンし、ユーザが前述のように各端末装置3にログインした上で、タッチパッド32を介してユーザが所定操作を行った場合に実行されることとし、情報表示処理が起動したところから説明する。
図17のSC1において端末装置3の制御部37は、選択画面をディスプレイ33に表示する。「選択画面」とは、情報を表示又は入力する対象となる患者をユーザに選択させるための画面であり、例えば、図18に図示するように、選択ボタン画像G1を含む画面である。「選択ボタン画像」G1とは、情報を表示又は入力する対象となる患者をユーザに選択させるためのボタンである。SC1の処理について具体的には、端末装置3の制御部37は、まず、グループ情報DB363の図6のグループ情報を参照し、自己の記録部36に格納されているユーザIDに関連付けられている患者ID(つまり、「ユーザが担当する患者の患者ID」)を特定する。次に、患者情報DB362の図5の患者情報を参照し、前述の特定した患者ID各々に関連付けられている患者氏名情報を特定し、特定した患者氏名情報各々に対応する選択ボタン画像を含む選択画面を生成し、生成した選択画面を表示する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、まず、グループ情報DB363の図6のグループ情報を参照し、自己の記録部36に格納されている「ユーザID」=「IDu201」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」及び「IDp003」を特定する。次に、患者情報DB362の図5の患者情報を参照し、前述の特定した「患者ID」=「IDp001」及び「IDp003」各々に関連付けられている「患者氏名情報」=「DDD1」及び「DDD3」を特定し、特定した患者氏名情報各々に対応する選択ボタン画像G1を含む選択画面を生成し表示する。
図17のSC2において端末装置3の制御部37は、「端末側履歴情報」を取得する。具体的には任意であるが、例えば、ユーザが、SC1で表示された選択画面の1個の選択ボタン画像をタッチパッド32を介してタップした場合に、「端末側履歴DB」における当該タップされた選択ボタン画像に対応する患者の「端末側履歴情報」取得する。詳細には、ユーザが、SC1で表示した選択画面の1個の選択ボタン画像をタップした場合に、制御部37は、患者情報DB362の図5の患者情報を参照し、前述のタップされた選択ボタンに対応する患者氏名情報に関連付けられている患者IDを特定し、「端末側履歴DB」の「端末側履歴情報」を参照して、当該特定した患者IDが含まれているデータセットを取得する。
ここでは、例えば、端末装置301のユーザが、SC1で表示した選択画面の内の「DDD1」の選択ボタン画像G1をタップした場合に、端末装置301の制御部37は、患者情報DB362の図5の患者情報を参照し、前述のタップされた「DDD1」の選択ボタン画像G1に対応する「患者氏名情報」=「DDD1」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」を特定し、「端末側履歴DB」の「端末側履歴情報」を参照して、当該特定した患者IDが含まれているデータセットとして、図12の「データID」=「IDd101」〜「IDd104」に関連付けられているデータセット、図13の「データID」=「IDd201」及び「IDd202」に関連付けられているデータセット、及び図14の「データID」=「IDd301」に関連付けられているデータセットを取得する。
図17のSC3において端末装置3の制御部37は、表示入力画面をディスプレイ33に表示する。
「表示入力画面」とは、各種情報を表示したり入力したりするための画面であり、例えば、図19に示すように、情報表示領域G2、カメラ起動ボタンG31、及びスタンプ等入力ボタンG32を含む画面である。「カメラ起動ボタン」G31とは、図3の撮像部35を起動するためのボタンであり、「スタンプ等入力ボタン」G32とは、スタンプ画像及び数値情報を入力するためのボタンである。「情報表示領域」G2とは、「端末側履歴情報」に対応する情報(画像を含む)が表示される領域であり、例えば、図19及び図20に示すように、表示情報セットG201〜G205等が表示される領域である。そして、この「情報表示領域」G2については、タッチパッド32を介してユーザが図面上下方向にスワイプすることにより、情報を上下にスクロール可能となり、例えば、図19の情報表示領域G2を上方向にスワイプした場合に、表示されている情報が上方向にスクロールされ、図19の情報表示領域G2に表示されている情報の下側に配置されて視認不可能となっている情報が、図20に示すように視認可能となるように構成されていることとする。なお、ここでのスワイプにより情報をスクロールして表示する具体的な処理については、公知の処理を適用することができるので、説明を省略する。「表示情報セット」G201〜G205とは、「端末側履歴情報」の各データセット単位の情報であり、例えば、図19に示すように、日時表示情報G21、既読表示情報G22、保存状態表示情報G23、及びメッセージ表示情報G24を含んでいる。「日時表示情報」G21とは、各種情報が端末装置3に入力された日時又はナースコールに応答した日時を示す情報であり、「既読表示情報」G22とは、「端末側履歴情報」の同じデータセットの情報を表示した端末装置3の数を示す情報であり、また、「保存状態表示情報」G23とは、「端末側履歴情報」の同じデータセットの情報に対応する情報が、電子カルテシステム4のカルテ側看護履歴情報DB43に格納されたか否か及び格納された日時を示す情報である。また、「メッセージ表示情報」G24とは、端末装置3に入力された各種情報(画像を含む)、当該入力された情報に対応する情報、及び応答されたナースコールを示す情報である。なお、これらの各情報については、説明の便宜上、表示情報セットG201についてのみ符号が付されており、他の表示情報セットG202〜G205については、符号が適宜省略されている。
SC3の処理について具体的には任意であるが、例えば、まず、制御部37は、SC2で取得した各データセットについて、図12のスタンプ入力日時情報、図13の画像入力日時情報、及び図14の応答日時情報に着目して、日時の順にソートする。次に、ソートした各データセットの種類に応じて、以下の第1〜第3表示処理を行う。「第1表示処理」とは、図12の端末側看護履歴スタンプ情報のデータセットについて行われる処理であり、「第2表示処理」とは、図13の端末側看護履歴画像情報のデータセットについて行われる処理であり、「第3表示処理」とは、図14の端末側看護履歴コール情報のデータセットについて行われる処理である。以下では、これらの第1〜第3表示処理各々について1個のデータセットについて行われる処理を説明する。
===第1表示処理===
第1表示処理については、端末装置3の制御部37は、まず、SC2で取得したデータセットにおいて、図12の入力スタンプ画像特定情報及び入力数値情報を特定し、図3のスタンプ画像DB360を参照して、当該特定した入力スタンプ画像特定情報が示すファイル名のスタンプ画像を取得し、当該取得したスタンプ画像と前述の特定した入力数値情報とを表示入力画面の「メッセージ表示情報」として表示する。次に、SC2で取得したデータセットにおいて、図12のスタンプ入力日時情報を取得し、取得したスタンプ入力日時情報が特定する日時を表示入力画面の「日時表示情報」として表示する。次に、SC2で取得したデータセットにおいて、スタンプ既読者情報として記録されているユーザIDの個数を特定し、特定した個数の数を表示入力画面の「既読表示情報」の「既読:」という文字の隣に表示される数字として表示する。次に、SC2で取得したデータセットにおいて、スタンプ保存状態情報が「未」である場合、表示入力画面の「保存状態表示情報」の「保存:」という文字の隣に「未」を表示し、また、スタンプ保存状態情報が「済(07252000)」等である場合、表示入力画面の「保存状態表示情報」の「保存:」という文字の隣に「済」及びスタンプ保存状態情報が特定する日時を表示する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、SC2で取得した図12の「データID」=「IDd101」に関連付けられているデータセットについては、図12の「入力スタンプ画像特定情報」=「Fs001」及び「入力数値情報」=「36.6」を特定し、図3のスタンプ画像DB360を参照して、当該特定した入力スタンプ画像特定情報が示す「入力スタンプ画像特定情報」=「Fs001」の図19のスタンプ画像G41を取得し、当該取得したスタンプ画像G41と前述の特定した「入力数値情報」=「36.6」とを表示入力画面のメッセージ表示情報G24として表示する。次に、SC2で取得した図12の「データID」=「IDd101」に関連付けられているデータセットにおいて、「スタンプ入力日時情報」=「07241900」を取得し、取得した「スタンプ入力日時情報」=「07241900」が特定する日時である「7月24日19時00分」を表示入力画面の日時表示情報G21として表示する。次に、SC2で取得した図12の「データID」=「IDd101」に関連付けられているデータセットにおいて、スタンプ既読者情報として記録されているユーザIDの個数として「2」個を特定し、特定した個数の数である「2」を表示入力画面の既読表示情報G22の「既読:」という文字の隣に表示される数字として表示する。次に、SC2で取得した図12の「データID」=「IDd101」に関連付けられているデータセットにおいて、スタンプ保存状態情報が「済(07252000)」であるので、表示入力画面の保存状態表示情報G23の「保存:」という文字の隣に「済」及びスタンプ保存状態情報が特定する日時である「7月25日20時00分」を表示する。
また、例えば、端末装置301の制御部37は、SC2で取得した図12の「データID」=「IDd102」に関連付けられているデータセットについても、同様な処理を行うことにより、表示情報セットG202の情報を表示する。
また、例えば、端末装置301の制御部37は、SC2で取得した図12の「データID」=「IDd103」及び「IDd104」」に関連付けられているデータセットについても、同様な処理を行うことにより、不図示の各表示情報セットの情報を表示する。そして、各表示情報セットについては、前述のソートした日時の順に従って、ディスプレイ33に表示されることになるが、図19に示すように、情報表示領域G2のサイズは限られているので、各表示情報セットについては、情報表示領域G2を上方向にスワイプして、情報を上下方向に適宜スクロールすることにより、表示されることになる。
===第2表示処理===
第2表示処理については、端末装置3の制御部37は、まず、SC2で取得したデータセットにおいて、図13の画像内容情報を特定し、特定した画像内容情報が撮像された画像自体を特定する情報(例えば、図13では図示されていないが、図9の「画像内容情報」=「Fg301」の如きファイル名)であるか否かを、任意の判定手法(例えば、ファイル名として「F」を最初の文字として使う等の所定の規則が定められており、当該規則に基づいて、最初の文字が「F」である場合に撮像された画像自体を特定する情報であるものと判定し、最初の文字が「F」でない場合に撮像された画像自体を特定する情報でないものと判定する手法等)で判定する。次に、特定した画像内容情報が撮像された画像自体を特定する情報であるものと判定した場合、端末側撮像画像DB367を参照し、当該特定した画像内容情報が特定する画像を取得し、取得した画像を表示入力画面の「メッセージ表示情報」として表示する。一方、特定した画像内容情報が撮像された画像自体を特定する情報でないものと判定した場合、特定した画像内容情報に対応する情報を表示入力画面の「メッセージ表示情報」として表示する。次に、SC2で取得したデータセットにおいて、図13の画像入力日時情報、画像既読者情報、及び画像保存状態情報に基づいて、第1表示処理と同様な処理を行って、表示入力画面の「日時表示情報」、「既読表示情報」、及び「保存状態表示情報」を表示する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、SC2で取得した図13の「データID」=「IDd201」に関連付けられているデータセットについては、図13の「画像内容情報」=「尿量測定,10」を特定し、特定した「画像内容情報」=「尿量測定,10」が撮像された画像自体を特定する情報でないものと判定し、特定した「画像内容情報」=「尿量測定,10」に対応する情報を図20の表示入力画面の表示情報セットG203のメッセージ表示情報G24として表示する。次に、SC2で取得した図13の「データID」=「IDd201」に関連付けられているデータセットにおいて、図13の「画像入力日時情報」=「07250900」、「画像既読者情報」=「IDu201」、及び「画像保存状態情報}=「未」に基づいて、第1表示処理と同様な処理を行って、図20の表示情報セットG203の表示入力画面の「日時表示情報」=「7月25日09時00分」、「既読表示情報」=「既読:1」、及び「保存状態表示情報」=「保存:済」を表示する。
また、例えば、端末装置301の制御部37は、SC2で取得した図13の「データID」=「IDd202」に関連付けられているデータセットについても、同様な処理を行うことにより、表示情報セットG204の情報を表示する。
===第3表示処理===
第3表示処理については、端末装置3の制御部37は、SC2で取得したデータセットにおいて、図14のコール理由情報及び応答者情報を特定し、図3のユーザ情報DB361の図4のユーザ情報を参照して、当該特定した応答者情報に関連付けられているユーザ氏名情報を特定し、当該特定したユーザ氏名情報、前述の特定したコール理由情報、及び「ナースコール」という文字を含む情報を、表示入力画面の「メッセージ表示情報」として表示する。次に、SC2で取得したデータセットにおいて、図14の応答日時情報、コール既読者情報、及びコール保存状態情報に基づいて、第1表示処理と同様な処理を行って、表示入力画面の「日時表示情報」、「既読表示情報」、及び「保存状態表示情報」を表示する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、SC2で取得した図14の「データID」=「IDd301」に関連付けられているデータセットについては、図14の「コール理由情報」=「嘔吐」及び「応答者情報」=「IDu202」を特定し、図3のユーザ情報DB361の図4のユーザ情報を参照して、当該特定した「応答者情報」=「IDu202」に関連付けられている「ユーザ氏名情報」=「BBB2」を特定し、当該特定した「ユーザ氏名情報」=「BBB2」、前述の特定した「コール理由情報」=「嘔吐」、及び「ナースコール」という文字を含む情報を、表示入力画面の表示情報セットG205のメッセージ表示情報G24として表示する。次に、SC2で取得した図14の「データID」=「IDd301」に関連付けられているデータセットにおいて、図14の「応答日時情報」=「07251130」、「コール既読者情報」=「IDu201」、及び「コール保存状態情報」=「未」に基づいて、第1表示処理と同様な処理を行って、図20の表示情報セットG205の表示入力画面の「日時表示情報」=「7月25日11時30分」、「既読表示情報」=「既読:1」、及び「保存状態表示情報」=「保存:済」を表示する。
図17のSC4において端末装置3の制御部37は、既読信号を送信する。「既読信号」とは、端末側履歴情報の各データセットに対応する情報をディスプレイ33に表示したことを示す信号である。SC4の処理について具体的には任意であるが、例えば、端末装置3の制御部37は、自己の記録部36に格納されているユーザIDを取得し、また、SC2で取得した「端末側履歴情報」のデータIDを取得した上で、これらの取得したユーザID及びデータIDを含む既読信号を生成し、生成した既読信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、自己の記録部36に格納されている「ユーザID」=「IDu201」を取得し、また、SC2で取得した「端末側履歴情報」の「ユーザID」=「IDu201」、及び「データID」=「IDd101」〜「IDd104」、「IDd201」、「IDd202」、「IDd301」を取得した上で、これらの取得したユーザID及びデータIDを含む既読信号(以下、「例示の既読信号」とも称する)を生成し、生成した既読信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。
一方、図17のSD1においてサーバ装置1の制御部14は、既読信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SC42で送信された既読信号を通信部11を介して受信する。ここでは、例えば、サーバ装置1の制御部14は、「例示の既読信号」を受信する。
図17のSD2においてサーバ装置1の制御部14は、図8〜図10の「サーバ側履歴情報」における各既読者情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、「サーバ側履歴DB」の「サーバ側履歴情報」を参照して、SD1で受信した既読信号に含まれているデータIDと一致するデータIDに関連付けられている図8の「スタンプ既読者情報」、図9の「画像既読者情報」、図10の「コール既読者情報」として、SD1で受信した既読信号に含まれているユーザIDを格納する。
ここでは、例えば、「サーバ側履歴DB」の「サーバ側履歴情報」を参照して、SD1で受信した「例示の既読信号」に含まれている「ユーザID」=「IDu201」、及び「データID」=「IDd101」〜「IDd104」、「IDd201」、「IDd202」、「IDd301」と一致するデータIDに関連付けられている図8の「スタンプ既読者情報」、図9の「画像既読者情報」、図10の「コール既読者情報」として、SD1で受信した既読信号に含まれている「ユーザID」=「IDu201」を格納する。
一方、図17のSC4の後のSC5において端末装置3の制御部37は、処理を終了するか否かを判定する。具体的には任意でであるが、例えば、タッチパッド32又は端末装置3の不図示のハードウエアボタン等を介してユーザによる終了するための所定の操作入力を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、終了するための所定の操作入力を受け付けていない場合、処理を終了しないものと判定し(SC5のNO)、SC2に移行して繰り返し処理を実行する。また、終了するための所定の操作入力を受け付けた場合、処理を終了するものと判定し(SC5のYES)、処理を終了する。なお、前述の「SC5のNO」の後のSC2移行の処理のSC3を再度実行する場合において、前の処理にて既に送信した既読信号に含まれていたデータIDと同じデータIDについては、既読信号による送信を行わずに(つまり、SC4をスキップして)、SC5に移行するように処理してもよい。これにて、情報表示処理を終了する。
なお、ここでの情報表示処理及び前述の図16の情報同期処理各々が個別に繰り返し実行されているので、端末装置301のユーザ(つまり、「IDu201」に対応するユーザ)が、例えば、初めて図20の表示情報セットG205を表示する場合、図15の「コール既読情報」には「IDu201」が記録されていないが、表示情報セットG205に対応する情報を表示した後に、図17のSC4、SD1、SD2が実行されることにより、図10のサーバ側看護履歴コール情報の「コール既読情報」に「IDu201」が記録され、図16の情報同期処理にて、図14の端末側看護履歴コール情報の「コール既読情報」に「IDu201」が記録され、繰り返し実行されるSC2、SC3に当該図14の「コール既読情報」=「IDu201」が反映されることになるので、図20の表示情報セットG205の「既読表示情報」の数値が「1」だけ増加することになる。
(処理−スタンプ情報格納処理)
次に、スタンプ情報格納処理について説明する。図21は、スタンプ情報格納処のフローチャートであり、図22及び図23は、表示入力画面の表示例である。なお、図22及び図23の情報表示領域G2には、実際には、前述の情報表示処理にて各種情報が表示されることになるが、ここでは説明の便宜上、当該情報の表示については省略されている。「スタンプ情報格納処理」とは、概略的には、端末装置3及びサーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、端末装置3に入力されたスタンプ画像及び数値情報に対応する情報を、サーバ側看護履歴スタンプ情報DB135に格納する処理である。このスタンプ情報格納処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、ユーザがタッチパッド32を介して図19のスタンプ等入力ボタンG32をタップし、端末装置3の制御部37が、当該スタンプ等入力ボタンG32のユーザによるタップ入力を受け付けた場合に実行されることとし、スタンプ情報格納処理が起動したところから説明する。
図21のSE1において端末装置3の制御部37は、スタンプ画像を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、端末装置3の制御部37は、まず、スタンプ情報格納処理の起動時に、図19のスタンプ等入力ボタンG32のユーザによるタップ入力を受け付けた場合に、図22に示すように、表示入力画面の図面下方の所定位置に入力候補表示領域G4を表示することとし、図3のスタンプ画像DB360のスタンプ画像を全て取得し、図22に示すように、当該取得したスタンプ画像の少なくとも一部を入力候補表示領域G4に表示する。
なお、「入力候補表示領域」G4とは、端末装置3に入力する候補となる情報(画像を含む)が表示される領域である。なお、図22に示すように、入力候補表示領域G4のサイズは限られているので、前述の取得したスタンプ画像を全て表示できない場合において、タッチパッド32を介してユーザが入力候補表示領域G4を図面左右方向にスワイプした場合に、制御部37が当該スワイプの入力を受け付けて、前述の取得したスタンプ画像を所定個数(例えば、6個等)ずつ、前述のスワイプの入力を受け付ける毎に順次切り替えて表示することとする。
次に、端末装置3の制御部37は、タッチパッド32を監視して、入力候補表示領域G4へのユーザによるタップ入力を受け付け、タップされた位置に対応するスタンプ画像をユーザに選択されたスタンプ画像として受け付ける。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、まず、図3のスタンプ画像DB360のスタンプ画像として図22のスタンプ画像G41(前述した「体温計のスタンプ画像」であって、ファイル名が「Fs001」)、スタンプ画像G42(前述した「血圧計のスタンプ画像」であって、ファイル名が「Fs002」)等を取得し、図22に示すように、入力候補表示領域G4に当該取得したスタンプ画像G41、G42等を表示する。次に、例えば、ユーザがタッチパッド32を介してスタンプ画像G41をタップした場合、端末装置301の制御部37は、タッチパッド32を監視して、入力候補表示領域G4へのユーザによる当該タップ入力を受け付け、タップされた位置に対応するスタンプ画像G41をユーザに選択されたスタンプ画像として受け付ける(取得する)。
図21のSE2において端末装置3の制御部37は、数値情報を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、SE1でスタンプ画像を受け付けた後に、図23に示すように、入力候補表示領域G4に、「0」〜「9」、「・」(小数点)、「決定」を含む数値入力ボタン(数値を入力するためのボタン)を表示し、タッチパッド32を監視して、入力候補表示領域G4へのユーザによるタップ入力を受け付け、タップされた位置に対応する数値入力ボタンに対応する数値情報を受け付ける(取得する)。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、図22に示すように、入力候補表示領域G4に、数値入力ボタンを表示する。次に、例えば、ユーザが数値入力ボタンにおける「3」、「6」、「・」、「6」、「決定」ボタンを順次タップした場合、端末装置301の制御部37は、タッチパッド32を監視して、入力候補表示領域G4へのユーザによるタップ入力(「決定」ボタンがタップされるまでのタップ入力)を受け付け、タップされた位置に対応する数値入力ボタンに対応する「数値情報」=「36.6」を受け付ける(取得する)。
図21のSE3において端末装置3の制御部37は、スタンプ関連信号を送信する。「スタンプ関連信号」とは、端末装置3が受け付けたスタンプ画像及び数値情報に関連する情報を示す信号である。具体的には任意であるが、まず、スタンプ情報格納処理を起動する前提(つまり、図19の表示入力画面を表示する前提)となる処理である、図17のSC2の処理と同様の処理を行って、図18の選択画面でタップされた選択ボタン画像G1に対応する患者氏名情報に関連付けられている患者IDを特定する。次に、SE1で受け付けたスタンプ画像のファイル名を特定し、任意の手法(例えば、端末装置3の不図示のタイマーの如き計時手段にアクセスして特定する手法等)で現在の日時を示す現在日時情報を特定する。次に、前述の特定したファイル名、SA2で受け付けた数値情報、前述の特定した患者ID、自己の記録部36に記録されているユーザID、及び前述の特定した現在日時情報を含むスタンプ関連信号を生成し、生成したスタンプ関連信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、図17のSC2の処理と同様の処理を行って、図18の選択画面でタップされた選択ボタン画像G1に対応する患者氏名情報である「DDD1」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」を特定する。次に、SE1で受け付けたスタンプ画像の「ファイル名」=「Fs001」を特定し、「現在日時情報」=「07241900」を特定する。次に、前述の特定した「ファイル名」=「Fs001」、SA2で受け付けた「数値情報」=「36.6」、前述の特定した「患者ID」=「IDp001」、自己の記録部36に記録されている「ユーザID」=「IDu201」、及び前述の特定した「現在日時情報」=「07241900」を含むスタンプ関連信号(以下、「例示のスタンプ関連信号」とも称する)を生成して送信する。
一方、図21のSF1においてサーバ装置1の第2処理部142は、スタンプ関連信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SE3で送信されたスタンプ関連信号を通信部11を介して受信する。ここでは、例えば、前述の「例示のスタンプ関連信号」を含むスタンプ関連信号を受信する。
図21のSF2においてサーバ装置1の第2処理部142は、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SF1で受信したスタンプ関連信号に含まれている「ファイル名」、「数値情報」、「患者ID」、「ユーザID」、及び「現在日時情報」を取得し、サーバ側看護履歴スタンプ情報DB135において、図8の「入力スタンプ画像特定情報」、「入力数値情報」、「患者ID」、「スタンプ記録者情報」、及び「スタンプ入力日時情報」として、前述の取得した「ファイル名」、「数値情報」、「患者ID」、「ユーザID」、及び「現在日時情報」を格納し、また、図8のスタンプ保存状態として「未」を格納し、また、「データID」として唯一となるデータIDを生成して格納する。なお、ここでは、図8のスタンプ既読者情報については、何らの情報も格納されないことになる。ここでは、例えば、図8の「データID」=「IDd101」に関連付けられているデータセット(スタンプ既読者情報は除く)が格納されることになる。
図21のSF3においてサーバ装置1の第2処理部142は、通知信号を送信する。「通義信号」とは、「サーバ側履歴DB」に新たな情報が格納されたことを端末装置3側に通知するための信号である。具体的には任意であるが、第2処理部142は、例えば、SF1で受信したスタンプ関連信号に含まれているユーザID及び患者IDを取得し、図6のグループ情報を参照して、当該取得した患者IDに関連付けられているユーザIDの内の、前述の取得したユーザID以外のユーザIDを特定し、特定したユーザIDを含む通知信号を端末装置3に送信する。ここでは、例えば、SF1で受信したスタンプ関連信号に含まれている「ユーザID」=「IDu201」及び「患者ID」=「IDp001」を取得し、図6のグループ情報を参照して、当該取得した「患者ID」=「IDp001」に関連付けられている「ユーザID」=「IDu001」、「IDu201」、「IDu203」の内の、前述の取得した「ユーザID」=「IDu201」以外の「ユーザID」=「IDu001」、「IDu203」を特定し、特定した「ユーザID」=「IDu001」、「IDu203」を含む通知信号を端末装置3に送信する。
一方、各端末装置3の制御部37は、当該通知信号を受信し、通知信号に含まれているユーザIDを取得し、自己の記録部36に記録されているユーザIDと当該取得したユーザIDとを比較し、取得したユーザIDに自己の記録部36に記録されているユーザIDが含まれているか否かを判定し、含まれているものと判定した場合にのみ、端末装置3のユーザが担当する患者についての新たな「サーバ側履歴情報」又は「端末側履歴情報」が存在することを示す情報を出力する。ここでは、例えば、端末装置302の記録部36に「ユーザID」=「IDu001」が記録されているので、端末装置302の制御部37は通知メッセージ(「新たな看護情報が記録されました。確認して下さい」等のメッセージ)を、ディスプレイ33又は通話部34のスピーカ等を介して出力することにより、新たな「サーバ側履歴情報」又は「端末側履歴情報」が存在することを示す情報を出力する。また、不図示であるが、「ユーザID」=「IDu203」を格納して端末装置3についても、同様にして、新たな「サーバ側履歴情報」又は「端末側履歴情報」が存在することを示す情報を出力する。なお、この場合、端末装置301、303については、通知信号を受信するものの、何らの情報も出力しないことになる。これにて、スタンプ情報格納処理を終了する。
(処理−画像情報格納処理)
次に、画像情報格納処理について説明する。図24は、画像情報格納処理のフローチャートであり、図25は表示入力画面の表示例であり、図26は、確認画面の表示例である。「画像情報格納処理」とは、概略的には、端末装置3及びサーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、端末装置3で撮像された撮像画像に対応する情報を、サーバ側看護履歴画像情報DB136に格納する処理である。この画像情報格納処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、ユーザがタッチパッド32を介して図19のカメラ起動ボタンG31をタップし、端末装置3の制御部37が、当該カメラ起動ボタンG31のユーザによるタップ入力を受け付けた場合に実行されることとし、画像情報格納処理が起動したところから説明する。
図24のSG1において端末装置3の制御部37は、撮像画像を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、まず、画像情報格納処理の起動時に、図19のカメラ起動ボタンG31のユーザによるタップ入力を受け付けた場合に、図3の撮像部35を起動して、図25に示すように、撮像部35のイメージセンサで捉えた画像を、ディスプレイ33の表示入力画面の情報表示領域G2に表示し、また、撮像ボタンG33を表示することとする。「撮像ボタン」G33とは、画像を撮像するためのボタンである。そして、端末装置3の制御部37は、タッチパッド32を監視して、図25の撮像ボタンG33のユーザによるタップ入力を受け付けた場合に、撮像部35のイメージセンサで捉えている画像を撮像し、撮像した画像を撮像画像として受け付ける。
ここでは、例えば、図25に示すように、端末装置301が患者の採尿パックに向けられて、端末装置301の撮像部35のイメージセンサが採尿パックの画像を捉えている場合において、ユーザが撮像ボタンG33をタップした場合、端末装置301の制御部37は、撮像部35のイメージセンサで捉えている採尿パックの画像である撮像画像G50を撮像し、撮像した撮像画像G50を受け付ける(取得する)。
図24のSG2において端末装置3の制御部37は、撮像画像を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SG1で撮像した撮像画像に、一意となるファイル名を付して、端末側撮像画像DB367に格納する。ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、SG1で撮像した撮像画像G50に、「ファイル名」=「Fg201」を付して、端末側撮像画像DB367に格納する。
図24のSG3において端末装置3の制御部37は、端末側第1撮像画像関連信号を送信する。「端末側第1撮像画像関連信号」とは、端末装置3が撮像した撮像画像をサーバ装置1に送信するための信号である。具体的には任意であるが、まず、図21のSE3の場合と同様にして、画像情報格納処理を起動する前提(つまり、図19の表示入力画面を表示する前提)となる処理である、図17のSC2の処理と同様の処理を行って図18の選択画面でタップされた選択ボタン画像G1に対応する患者氏名情報に関連付けられている患者IDを特定する。次に、図21のSE3の場合と同様にして、現在日時情報を特定する。次に、SG2で格納した一意となるファイル名が付されている撮像画像、前述の特定した患者ID、自己の記録部36に記録されているユーザID、及び前述の特定した現在日時情報を含む端末側第1撮像画像関連信号を生成し、生成した端末側第1撮像画像関連信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、図21のSE3の場合と同様にして、「患者ID」=「IDp001」及び「現在日時情報」=「07251000」を特定する。次に、SG2で格納した撮像画像G50(ファイル名は「Fg201」)、前述の特定した「患者ID」=「IDp001」、自己の記録部36に記録されている「ユーザID」=「IDu201」、及び前述の特定した「現在日時情報」=「07251000」を含む端末側第1撮像画像関連信号(以下、「例示の端末側第1撮像画像関連信号」とも称する)を生成して送信する。
一方、図24のSH1においてサーバ装置1の第3処理部143は、端末側第1撮像画像関連信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SG3で送信された端末側第1撮像画像関連信号を通信部11を介して受信する。ここでは、例えば、前述の「例示の端末側第1撮像画像関連信号」を受信する。
図24のSH2においてサーバ装置1の第3処理部143は、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている撮像画像について画像認識を行うことにより、撮像画像に写っている撮像対象及び当該撮像対象に関する情報を特定する。具体的には任意であるが、例えば、撮像対象として、採尿パック、点滴パック、及びその他(例えば、患者の身体の褥瘡が発生した部位等)が想定されることとし、採尿パック及び点滴パックの画像を教師データとして用いて、教師有り機械学習を事前に行うことにより、画像認識を行うための画像認識用モデル(例えば、画像を入力した場合に、撮像対象が採尿パック、点滴パック、又はその他(採尿パック及び点滴パック以外)の何れであるかを認識し、採尿パック又は点検パックを認識した場合には、当該採尿パックに貯留されている尿の量又は当該点滴パックに貯留されている薬液の量も認識し、これらの認識結果を示す情報(つまり、当該入力された画像に写っている撮像対象が採尿パック、点滴パック、又はその他(採尿パック及び点滴パック以外)の何れであるかを示す情報、採尿パックの尿量又は点滴パックの薬液の量を示す情報)を出力するモデル)を予め生成して、当該画像認識用モデルが記録部13に記録されていることとする。そして、第3処理部143は、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている撮像画像を取得し、取得した撮像画像を画像認識用モデルに入力し、画像認識用モデルから出力される情報を取得し、取得した情報が「撮像対象」=「採尿パック」を示し且つ「尿の量」=「xx(ml)」を示す場合、撮像画像に写っている撮像対象として採尿パックを特定し、また、当該採尿パックに貯留されている尿の量として「xx(ml)」を特定する。また、前述の取得した情報が「撮像対象」=「点滴パック」を示し且つ「薬液の量」=「xx(ml)」を示す場合、撮像画像に写っている撮像対象として点滴パックを特定し、また、当該点滴パックに貯留されている薬液の量として「xx(ml)」を特定する。また、前述の取得した情報が「撮像対象」=「その他」を示す場合、撮像画像に写っている撮像対象として採尿パック及び点滴パック以外(つまり、その他)を特定する。
ここでは、例えば、SH1で受信した「例示の端末側第1撮像画像関連信号」に含まれている撮像画像G50を取得し、取得した撮像画像G50を画像認識用モデルに入力し、この場合、画像認識用モデルから出力される情報として「撮像対象」=「採尿パック」を示し且つ「尿の量」=「15(ml)」を示す情報を取得し、撮像画像に写っている撮像対象として採尿パックを特定し、また、当該採尿パックに貯留されている尿の量として「15(ml」を特定する。
図24のSH3においてサーバ装置1の第3処理部143は、サーバ側看護履歴画像情報DB136において、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている撮像画像と同種の撮像画像に対応する図9の画像内容情報が存在するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている現在日時情報を取得し、図9のサーバ側看護履歴画像情報において、当該取得した現在日時情報が特定する日時と、当該日時から所定時間(例えば、6時間〜7時間等)過去の日時との間の日時に該当する画像入力日時情報を特定し、特定した画像入力日時情報に関連付けられている画像内容情報を取得する。そして、SH2で特定した撮像対象が「採尿パック」である場合において、前述の取得した画像内容情報が「尿量測定」を含まない場合、SH2で特定した撮像対象が「点滴パック」である場合において、前述の取得した画像内容情報が「点滴量測定」を含まない場合、あるいは、図9のサーバ側看護履歴画像情報において、前述の現在日時情報が特定する日時と、当該日時から所定時間(例えば、6時間〜7時間等)過去の日時との間の日時に該当する画像入力日時情報が存在しない場合、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている撮像画像と同種の撮像画像に対応する画像内容情報が存在しないものと判定し(SH3のNO)、SH5に移行する。また、SH2で特定した撮像対象が「採尿パック」である場合において、前述の取得した画像内容情報が「尿量測定」を含む場合、SH2で特定した撮像対象が「点滴パック」である場合において、前述の取得した画像内容情報が「点滴量測定」を含む場合、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている撮像画像と同種の撮像画像に対応する画像内容情報が存在するものと判定し(SH3のYES)、SH4に移行する。
ここでは、例えば、サーバ側看護履歴画像情報DB136において、SH1で受信した「例示の端末側第1撮像画像関連信号」に含まれている撮像画像G50と同種の撮像画像に対応する図9の画像内容情報が存在するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SH1で受信した「例示の端末側第1撮像画像関連信号」に含まれている「現在日時情報」=「07251000」を取得し、図9のサーバ側看護履歴画像情報において、当該取得した「現在日時情報」=「07251000」が特定する日時と、当該日時から所定時間(例えば、6時間〜7時間等)過去の日時との間の日時に該当する「画像入力日時情報」=「07250900」を特定し、特定した「画像入力日時情報」=「07250900」に関連付けられている「画像内容情報」=「尿量測定,10」を取得する。そして、SH2で特定した撮像対象が「採尿パック」であり、且つ、前述の取得した画像内容情報が「尿量測定」を含んでいるので、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている撮像画像と同種の撮像画像に対応する画像内容情報が存在するものと判定する。
図24のSH4においてサーバ装置1の第3処理部143は、差分を演算する。具体的には任意であるが、例えば、SH2で特定した撮像対象が「採尿パック」である場合、SH3で判定のために取得した画像内容情報の内の「尿量測定」を含む画像内容情報において、最も直近の画像入力日時情報(つまり、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている「現在日時情報」に最も近い画像入力日時情報)に関連付けられている画像内容情報を特定し、特定した画像内容情報が示す尿の量と、SH2で特定した尿の量との差分を演算する。また、SH2で特定した撮像対象が「点滴パック」である場合、SH3で判定のために取得した画像内容情報の内の「点滴量測定」を含む画像内容情報において、最も直近の画像入力日時情報に関連付けられている画像内容情報を特定し、特定した画像内容情報が示す薬液の量と、SH2で特定した薬液の量との差分を演算する。
ここでは、例えば、SH2で特定した撮像対象が「採尿パック」であるので、SH3で判定のために取得した画像内容情報の内の「尿量測定」を含む画像内容情報において、最も直近の画像入力日時情報に関連付けられている「画像内容情報」=「尿量測定,10」を特定し、特定した「画像内容情報」=「尿量測定,10」が示す「尿の量」=「10(ml)」と、SH2で特定した「尿の量」=「15(ml)」との差分として「5(ml)」を演算する。
図24のSH5においてサーバ装置1の第3処理部143は、サーバ側撮像画像関連信号を送信する。「サーバ側撮像画像関連信号」とは、端末装置3が撮像した撮像画像に関してサーバ装置1側で特定した情報等を端末装置3に送信するための信号である。具体的には任意であるが、SH1で受信した端末側第1撮像画像関連信号に含まれている各情報及びSH2の特定結果を取得し、また、実行した場合にはSH4の演算結果を取得し、取得した情報、特定結果、及び演算結果を含むサーバ側撮像画像関連信号を生成し、生成したサーバ側撮像画像関連信号を通信部11を介して端末装置3に送信する。
ここでは、例えば、SH1で受信した「例示の端末側第1撮像画像関連信号」に含まれている撮像画像G50、「患者ID」=「IDp001」、「ユーザID」=「IDu201」、「現在日時情報」=「07251000」、SH2の特定結果である「撮像対象」=「採尿パック」及び「尿の量」=「15(ml)」、及びSH4の「演算結果」=「5(ml)」含むサーバ側撮像画像関連信号(以下、「例示のサーバ側撮像画像関連信号」とも称する)を生成して送信する。
一方、図24のSG4において端末装置3の制御部37は、サーバ側撮像画像関連信号を受信する。具体的には任意であるが、通信部31を介して端末装置3に到達するSH5で送信されたサーバ側撮像画像関連信号に含まれるユーザIDを取得し、取得したユーザIDと自己の記録部36に記録されているユーザIDとを比較し、これらのユーザIDが相互に一致する場合に、サーバ側撮像画像関連信号を受信する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、通信部31を介して端末装置3に到達するSH5で送信されたサーバ側撮像画像関連信号に含まれる「ユーザID」=「IDu201」を取得し、取得した「ユーザID」=「IDu201」と自己の記録部36に記録されている「ユーザID」=「IDu201」とが相互に一致するので、前述の「例示のサーバ側撮像画像関連信号」を受信する。
図24のSG5において端末装置3の制御部37は、確認画面をディスプレイ33に表示する。
「確認画面」とは、端末装置3が撮像した撮像画像に関してサーバ装置1側で特定した情報等を表示してユーザに確認させるための画面であり、例えば、図26に示すように、特定結果表示領域G51、及び制御ボタン表示領域G52を含む画面である。「特定結果表示領域」G51とは、端末装置3が撮像した撮像画像に関してサーバ装置1側で特定した情報が表示される領域である。「制御ボタン表示領域」G52とは、端末装置3に対して制御命令を入力するための「はい」ボタン、及び「いいえ(再撮像)」ボタンが表示されている領域である。
SG5の処理について具体的には任意であるが、例えば、制御部37は、SG4で受信したサーバ側撮像画像関連信号に含まれているSH2の特定結果及び(存在する場合には)SH4の演算結果を取得し、取得した特定結果等に対応する情報を、図26の特定結果表示領域G51に表示する。
ここでは、例えば、端末装置301の制御部37は、SG4で受信したサーバ側撮像画像関連信号に含まれているSH2の特定結果である「撮像対象」=「採尿パック」及び「尿の量」=「15(ml)」及びSH4の「演算結果」=「5(ml)」を取得し、「撮像対象」=「採尿パック」に対応する情報として図26の「撮像対象:採尿パック」を表示し、「尿の量」=「15(ml)」に対応する情報として図26の「貯留量(ml):15」を表示し、「演算結果」=「5(ml)」に対応する情報として図26の「差分量(ml):5」を表示する。
なお、ここでは具体的には例示されていないが、SG4で受信したサーバ側撮像画像関連信号に含まれているSH2の特定結果が「撮像対象」=「点滴パック」である場合も、前述の「撮像対象」=「点滴パック」の場合と同様にして表示する。一方、SG4で受信したサーバ側撮像画像関連信号に含まれているSH2の特定結果が「撮像対象」=「その他」である場合(つまり、SH2で撮像対象として「その他」を特定した場合)、図26の特定結果表示領域G51に「撮像対象:その他」とSG4で受信したサーバ側撮像画像関連信号に含まれている撮像画像を表示することとしてもよい。
図24のSG6において端末装置3の制御部37は、情報を格納するか否かを判定する。具体的には任意であるが、タッチパッド32を監視して、図26の制御ボタン表示領域G52の何れのボタンへのユーザによるタップ入力を受け付けたかに基づいて判定する。そして、図26の「いいえ(再撮像)」ボタンへのタップ入力を受け付けた場合、情報を格納しないものと判定し、SG1に移行する。また、図26の「はい」ボタンへのタップ入力を受け付けた場合、情報を格納するものと判定し、SG7に移行する。ここでは、例えば、端末装置301のユーザが図25の「はい」ボタンをタップした場合、「はい」ボタンへのタップ入力を受け付け、情報を格納するものと判定する。
図24のSG7において端末装置3の制御部37は、端末側第2撮像画像関連信号を送信する。「端末側第2撮像画像関連信号」は、サーバ装置1側に格納する情報を特定する信号であり、例えば、サーバ側撮像画像関連信号と同様な情報を含む信号である。具体的には任意であるが、SG4で受信したサーバ側撮像画像関連信号に含まれている各情報を取得し、取得した各情報を含む端末側第2撮像画像関連信号を生成し、生成した端末側第2撮像画像関連信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。ここでは、例えば、撮像画像G50、「患者ID」=「IDp001」、「ユーザID」=「IDu201」、「現在日時情報」=「07251000」、SH2の特定結果である「撮像対象」=「採尿パック」及び「尿の量」=「15(ml)」、及びSH4の「演算結果」=「5(ml)」を含む端末側第2撮像画像関連信号(以下、「例示の端末側第2撮像画像関連信号」とも称する)を生成して送信する。
一方、図24のSH6においてサーバ装置1の第3処理部143は、端末側第2撮像画像関連信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SG7で送信された端末側第2撮像画像関連信号を通信部11を介して受信する。ここでは、例えば、前述の「例示の端末側第2撮像画像関連信号」を受信する。
図24のSH7においてサーバ装置1の第3処理部143は、図9のサーバ側看護履歴画像情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、まず、SH6で受信した端末側第2撮像画像関連信号に含まれている撮像画像を取得し、取得した撮像画像をサーバ側撮像画像DB138に格納する。次に、SH6で受信した端末側第2撮像画像関連信号に含まれているSH2の特定結果及び(存在する場合には)SH4の「演算結果」を取得し、取得したSH2の特定結果の「撮像対象」が「その他」である場合(つまり、SH2で撮像対象として「その他」を特定した場合)、SH6で受信した端末側第2撮像画像関連信号に含まれている撮像画像のファイル名を特定し、サーバ側看護履歴画像情報DB136の図9の画像内容情報として、当該特定したファイル名を格納し、また、取得したSH2の特定結果の「撮像対象」が「採尿パック」である場合、サーバ側看護履歴画像情報DB136の図9の画像内容情報として、「尿量測定」という文字の情報と当該取得したSH2の特定結果の「尿の量」及び(存在する場合には)取得したSH4の「演算結果」を示す情報を格納し、また、取得したSH2の特定結果の「撮像対象」が「点滴パック」である場合、サーバ側看護履歴画像情報DB136の図9の画像内容情報として、「点滴量測定」という文字の情報と当該取得したSH2の特定結果の「薬液の量」及び(存在する場合には)取得したSH4の「演算結果」を示す情報を格納する。次に、SH6で受信した端末側第2撮像画像関連信号に含まれている「患者ID」、「ユーザID」、及び「現在日時情報」を取得し、サーバ側看護履歴画像情報DB136において、図9の「患者ID」、「画像記録者情報」、及び「画像入力日時情報」として、前述の取得した「患者ID」、「ユーザID」、及び「現在日時情報」を格納し、また、図9の画像保存状態として「未」を格納し、また、「データID」として唯一となるデータIDを生成して格納する。なお、ここでは、図9の画像既読者情報については、何らの情報も格納されないことになる。ここでは、例えば、図9の「データID」=「IDd202」に関連付けられているデータセット(画像既読者情報は除く)が格納されることになる。
図24のSH8においてサーバ装置1の第3処理部143は、図21のSF3と同様にして、通知信号を送信し、端末装置3は、図21のSF3で説明した場合と同様な処理を行う。これにて、画像情報格納処理を終了する。
(処理−コール情報格納処理)
次に、コール情報格納処理について説明する。図27は、コール情報格納処理のフローチャートである。「コール情報格納処理」とは、概略的には、端末装置3及びサーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、ナースコールシステムの子機2からの呼び出しに応答したことに関する情報をサーバ側看護履歴コール情報DB137に格納する処理である。
このコール情報格納処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、端末装置3がナースコールシステムから呼出信号を受け付けて、当該呼出信号に応答した場合に実行されることとし、コール情報格納処理が起動したところから説明する。なお、端末装置3がナースコールシステムから呼出信号を受け付けて、当該呼出信号に応答する処理としては公知の処理を適用することができるので、概要のみ説明する。
具体的には、まず、患者が子機2の不図示の呼び出しボタンを押下した場合に、子機2の制御部が、自己の記録部に記録されている子機IDを含む呼出信号(子機2に割り当てられている患者がナースコールを行っていることを示す信号)をナースコール制御装置200に自己の通信部を介して送信する。ここでは、例えば、患者である「DDD1」が子機201の不図示の呼び出しボタンを押下した場合に、子機201の制御部が、自己の記録部に記録されている「子機ID」=「IDc001」を含む呼出信号をナースコール制御装置200に送信する。
次に、ナースコール制御装置200の制御部23が、子機2から送信された呼出信号を受信し、受信した呼出信号に含まれている子機IDを取得し、図11の子機患者対応情報を参照して、前述の取得した子機IDに関連付けられている患者ID、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を特定し、特定したこれらの情報を、前述の受信した呼出信号に含まれる情報として付加し、当該情報が付加された呼出信号(つまり、子機ID、患者ID、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を含む信号)を、通信部21を介して全ての端末装置3に対して送信する。ここでは、例えば、ナースコール制御装置200の制御部23が、子機201から送信された呼出信号を受信し、受信した呼出信号に含まれている「子機ID」=「IDc001」を取得し、図11の子機患者対応情報を参照して、前述の取得した「子機ID」=「IDc001」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」、「患者氏名情報」=「DDD1」、「病名情報」=「糖尿病」、「部屋名情報」=「702号室」、及び「ベッド情報」=「1番」を特定し、特定したこれらの情報を、前述の受信した呼出信号に含まれる情報として付加し、当該情報が付加された呼出信号(つまり、図11の最上段の情報を全て含む信号)(以下、「例示の呼出信号」とも称す)を全ての端末装置3に対して送信する。
次に、端末装置3の第1処理部141は、ナースコール制御装置200から送信された呼出信号を通信部31を介して受信した場合に、受信した呼出信号に含まれている患者の情報(例えば、患者氏名情報、部屋名情報、及びベッド情報等)を、自己のディスプレイ33又は通話部34のスピーカを介して出力することにより、子機2からの呼び出しがあることを、端末装置3のユーザに報知し、タッチパッド32を介してユーザからの所定操作(例えば、ディスプレイ33に表示されている「通話ボタン」をタップする操作等)を受け付けた場合に、子機2からの呼び出しに応答して、子機2と当該応答した端末装置3との間でナースコール制御装置200を介して行われる通話が開始されることになり、この場合に当該応答する端末装置3(つまり、「通話ボタン」をタップ操作を受け付けた端末装置3)でコール情報格納処理が起動されることになる。ここでは、例えば、端末装置301〜303等の第1処理部141は、ナースコール制御装置200から送信された「例示の呼出信号」を受信した場合に、受信した「例示の呼出信号」に含まれている患者の情報(例えば、「患者氏名情報」=「DDD1」、「部屋名情報」=「702号室」、及び「ベッド情報」=「1番」等)を、自己のディスプレイ33又は通話部34のスピーカを介して出力することにより、自己のディスプレイ33又は通話部34のスピーカを介して子機201からの呼び出しがあることを、端末装置301〜303のユーザに報知し、端末装置301〜303の内の端末装置303の制御部37が、タッチパッド32を介してユーザからの所定操作を受け付けた場合に、端末装置303が子機201からの呼び出しに応答して、子機201と当該応答した端末装置303との間でナースコール制御装置200を介して行われる通話が開始されることになり、この場合に当該応答する端末装置303でコール情報格納処理が起動されることになる。
図27のSI1において端末装置3の制御部37は、コール情報格納処理の起動時に開始した通話が終了したか否かを判定する。具体的には任意であり公知の技術を適用することができるが、例えば、記録部36に通話状態情報が格納されていることとし、この通話状態情報に基づいて判定する。「通話状態情報」とは、端末装置3が通話中の状態であるか否かを示すフラグ情報であり、例えば、通信部31を介して行われる通話の状態に応じて制御部37によって適宜記録される情報である。そして、端末装置3が通話中の状態であることを通話状態情報が示している場合、コール情報格納処理の起動時に開始した通話が終了していないものと判定し(SI1のNO)、コール情報格納処理の起動時に開始した通話が終了したものと判定するまで、SI1を繰り返し実行する。また、端末装置3が通話中の状態でないことを通話状態情報が示している場合、コール情報格納処理の起動時に開始した通話が終了したものと判定し(SI1のYES)、SI2に移行する。
ここでは、例えば、端末装置303のユーザが、タッチパッド32を介して「終了ボタン」をタップした場合、端末装置303の記録部36の話状態情報は、通話中の状態でないことを示すことになることとし、端末装置303の制御部37は、コール情報格納処理の起動時に開始した通話が終了したものと判定する。
図27のSI2において端末装置3の制御部37は、コール理由情報を受け付ける。具体的には任意であるが、例えば、SI1で通話が終了したものと判定した後に、ディスプレイ33にコール理由情報入力画面を表示し、タッチパッド32を介して行われる当該コール理由情報入力画面の入力欄へのユーザからの、患者がナースコールを行った理由を示すテキスト情報の入力を受け付けて、当該受け付けたテキスト情報をコール理由情報を受け付ける。なお、「コール理由情報入力画面」とは、患者がナースコールを行った理由を入力するための画面であり、当該理由のテキスト情報を入力するための入力欄を含む画面である。
ここでは、例えば、端末装置303のユーザが、通話終了後にディスプレイ33に表示されるコール理由情報入力画面の入力欄に、タッチパッド32を介して、ナースコールの理由として「嘔吐」と入力した場合、端末装置303の制御部37は、当該入力された「嘔吐」を受け付けて、当該受け付けた「嘔吐」というテキスト情報をコール理由情報を受け付ける。
図27のSI3において端末装置3の制御部37は、ナースコール応答関連信号を送信する。「ナースコール応答関連信号」とは、ナースコールシステムの子機2からの呼び出しに応答したことを示す信号である。具体的には任意であるが、まず、制御部37がコール情報格納処理の起動時に、端末装置3の計時手段の計時結果に基づいて、タッチパッド32を介してユーザからの所定操作(例えば、ディスプレイ33に表示されている「通話ボタン」をタップする操作等)を受け付けた日時を特定して、当該特定した日時を示す通話開始日時情報(ナースコールの通話を開始した時間を示す情報)を記録部36に記録するように構成されていることとする。そして、制御部37は、通話開始日時情報を取得し、また、コール情報格納処理の起動時に受信した呼出信号に含まれている患者IDを取得し、また、SI2で受け付けたコール理由情報を取得し、また、自己の記録部36に記録されているユーザIDを取得した上で、当該取得した患者ID、コール理由情報、通話開始日時情報、及びユーザIDを含むナースコール応答関連信号を生成し、生成したナースコール応答関連信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。なお、ここでの、ナースコール応答関連信号に含まれて情報が「応答特定情報」に相当する。
ここでは、例えば、端末装置303のユーザが、7月25日11時30分にナースコールの通話を開始した場合、通話開始日時情報としては「07251130」が記録されていることになるので、端末装置303の制御部37は、「通話開始日時情報」=「07251130」を取得し、また、コール情報格納処理の起動時に受信した呼出信号に含まれている「患者ID」=「IDp001」を取得し、また、SI2で受け付けた「コール理由情報」=「嘔吐」を取得し、また、自己の記録部36に記録されている「ユーザID」=「IDu202」を取得した上で、当該取得した「患者ID」=「IDp001」、「コール理由情報」=「嘔吐」、「通話開始日時情報」=「07251130」、及び「ユーザID」=「IDu202」を含むナースコール応答関連信号(以下、「例示のナースコール応答関連信号」とも称する)を生成してサーバ装置1に送信する。
一方、図27のSJ1においてサーバ装置1の第1処理部141は、ナースコール応答関連信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SI3で送信されたナースコール応答関連信号を通信部11を介して受信する。ここでは、例えば、前述の「例示のナースコール応答関連信号」を受信する。
図27のSJ2においてサーバ装置1の第1処理部141は、図10のサーバ側看護履歴コール情報を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SJ1で受信したナースコール応答関連信号に含まれている「患者ID」、「コール理由情報」、「通話開始日時情報」、及び「ユーザID」を取得し、サーバ側看護履歴コール情報DB137において、図10の「患者ID」、「コール理由情報」、「応答日時情報」、及び「応答者情報」として、前述の取得した「患者ID」、「コール理由情報」、「通話開始日時情報」、及び「ユーザID」を格納し、また、図10のサーバ側看護履歴コール情報として「未」を格納し、また、「データID」として唯一となるデータIDを生成して格納する。なお、ここでは、図10のコール既読者情報については、何らの情報も格納されないことになる。ここでは、例えば、図10の「データID」=「IDd301」に関連付けられているデータセット(コール既読者情報は除く)が格納されることになる。
図27のSJ3においてサーバ装置1の第1処理部141は、図21のSF3と同様にして、通知信号を送信し、端末装置3は、図21のSF3で説明した場合と同様な処理を行う。これにて、コール情報格納処理を終了する。
(処理−電子カルテ側情報格納処理)
次に、電子カルテ側情報格納処理について説明する。図28は、電子カルテ側情報格納処理のフローチャートであり、図29は、表示入力画面の表示例である。「電子カルテ側情報格納処理」とは、概略的には、端末装置3及びサーバ装置1によって実行される処理であり、具体的には、「サーバ側履歴情報」に対応する情報を電子カルテシステム4のカルテ側看護履歴情報DB43に格納する処理である。この電子カルテ側情報格納処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、前述の情報表示処理を実行することにより、図19等に示すように、情報表示領域G2に各表示情報セットが表示された場合に実行されることとし、電子カルテ側情報格納処理が起動したところから説明する。
図28のSK1において端末装置3の制御部37は、タッチパッド32を介して行われる、ユーザによる表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」の選択が行われたか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、制御部37が、タッチパッド32を監視して、ディスプレイ33に表示されて表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」に対応する位置の所定時間(例えば、1秒〜2秒等)以上のタップ操作を受け付けたか否かに基づいて判定する。そして、表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」に対応する位置の所定時間以上のタップ操作を受け付けていない場合、ユーザによる表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」の選択が行われていないものと判定し(SK1のNO)、ユーザによる表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」の選択が行われたものと判定するまで、繰り返しSK1を実行する。また、表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」に対応する位置の所定時間以上のタップ操作を受け付けた場合、ユーザによる表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」の選択が行われたものと判定し(SK1のYES)、SK2に移行する。
ここでは、例えば、端末装置301のユーザが、タッチパッド32を介して、図19の表示情報セットG201のメッセージ表示情報G24を所定時間以上タップした場合、ユーザによる表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」の選択が行われたものと判定する。また、同様に、図20の表示情報セットG203、G205等のメッセージ表示情報G24を所定時間以上タップした場合も、ユーザによる表示情報セットにおける「メッセージ表示情報」の選択が行われたものと判定する。以下の説明では、このように、表示情報セットG201、G203、G205のメッセージ表示情報G24をタップした場合を適宜例示しつつ説明する。
図28のSK2において端末装置3の制御部37は、制御ボタン表示画面を表示する。「制御ボタン表示画面」とは、表示入力画面にポップアップして表示される画面であり、端末装置3に対して制御命令を入力するための「はい」ボタン、及び「いいえ」ボタンが表示されている画面である。具体的には任意であるが、例えば、SK1で選択された表示情報セットの「メッセージ表示情報」の下方に制御ボタン表示画面をポップアップして表示する。
ここでは、例えば、ユーザがSK1で図19の表示情報セットG201のメッセージ表示情報G24をタップした場合、端末装置301の制御部37は、図29に示すように、表示情報セットG201のメッセージ表示情報G24の下方に制御ボタン表示画面G54をポップアップして表示する。なお、ユーザがSK1で表示情報セットG203、G205のメッセージ表示情報G24をタップした場合も同様にして、制御ボタン表示画面G54をポップアップして表示する。
図28のSK3において端末装置3の制御部37は、SK1で選択された「メッセージ表示情報」に関連付けられている情報を電子カルテシステム4に格納するか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、SK2で表示した制御ボタン表示画面における「はい」ボタン又は「いいえ」ボタンの何れを、タッチパッド32を介してユーザがタップしたかに基づいて判定する。そして、ユーザが「いいえ」ボタンをタップした場合、制御部37は、「いいえ」ボタンがタップされたことを示す情報を受け付け、SK1で選択されたメッセージ表示情報に関連付けられている情報を電子カルテシステム4に格納しないものと判定し(SK3のNO)、処理を終了する。また、ユーザが「はい」ボタンをタップした場合、制御部37は、「はい」ボタンがタップされたことを示す情報を受け付け、SK1で選択されたメッセージ表示情報に関連付けられている情報を電子カルテシステム4に格納するものと判定し(SK3のYES)、SK4に移行する。
ここでは、例えば、端末装置301のユーザが図29の制御ボタン表示画面G54の「はい」ボタンをタップした場合、端末装置301の制御部37は、「はい」ボタンがタップされたことを示す情報を受け付け、SK1で選択されたメッセージ表示情報に関連付けられている情報を電子カルテシステム4に格納するものと判定する。
図28のSK4において端末装置3の制御部37は、端末側格納用信号を送信する。「端末側格納用信号」とは、電子カルテシステム4に格納する情報を指定するための信号である。具体的には任意であるが、まず、「端末側履歴DB」の「端末側履歴情報」において、SK1で選択された「メッセージ表示情報」に対応する情報を特定する。ここでの特定手法は任意であるが、例えば、表示入力画面に表示されている「メッセージ表示情報」と、当該メッセージ表示情報の基となっている「端末側履歴情報」の「データID」(つまり、図12〜図14のデータID)とが相互に関連付けられている(つまり、リンクされている)こととし、また、この関連付け(つまり、リンク)の情報が記録部36に格納されており、当該情報が参照可能となっていることとし、この関連付けの情報に基づいて、SK1で選択されたメッセージ表示情報に関連付けられている「端末側履歴情報」のデータIDを特定する。次に、自己の記録部36に格納されているユーザIDを取得し、当該取得したユーザID及び前述の特定したデータIDを含む端末側格納用信号を生成し、生成した端末側格納用信号を通信部31を介してサーバ装置1に送信する。
ここでは、例えば、端末装置301のユーザが、SK1で図19の表示情報セットG201のメッセージ表示情報G24を選択した場合、端末装置301の制御部37は、SK1で選択されたメッセージ表示情報G24に関連付けられている図12の端末側看護履歴スタンプ情報の「データID」=「IDd101」を特定し、また、自己の記録部36に格納されている「ユーザID」=「IDu201」を取得し、これらの「データID」=「IDd101」及び「ユーザID」=「IDu201」を含む端末側格納用信号(以下、「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」とも称する)を生成して送信する。
また、例えば、端末装置301のユーザが、SK1で図20の表示情報セットG203のメッセージ表示情報G24を選択した場合、端末装置301の制御部37は、SK1で選択されたメッセージ表示情報G24に関連付けられている図13の端末側看護履歴画像情報の「データID」=「IDd201」を特定した上で、「データID」=「IDd201」及び「ユーザID」=「IDu201」を含む端末側格納用信号(以下、「例示の画像関連端末側格納用信号」とも称する)を生成して送信する。
また、例えば、端末装置301のユーザが、SK1で図20の表示情報セットG205のメッセージ表示情報G24を選択した場合、端末装置301の制御部37は、SK1で選択されたメッセージ表示情報G24に関連付けられている図14の端末側看護履歴コール情報の「データID」=「IDd301」を特定した上で、「データID」=「IDd301」及び「ユーザID」=「IDu201」を含む端末側格納用信号(以下、「例示のナースコール関連端末側格納用信号」とも称する)を生成して送信する。
一方、図28のSL1においてサーバ装置1の制御部14は、端末側格納用信号を受信する。具体的には任意であるが、例えば、SK4で送信された端末側格納用信号を通信部11を介して受信する。ここでは、例えば、SK4で「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」が送信された場合、SL1では当該「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」を受信し、また、SK4で「例示の画像関連端末側格納用信号」が送信された場合、SL1では当該「例示の画像関連端末側格納用信号」を受信し、SK4で「例示のナースコール関連端末側格納用信号」が送信された場合、SL1では当該「例示のナースコール関連端末側格納用信号」を受信する。
図28のSL2においてサーバ装置1の制御部14は、電子カルテシステム4に格納する情報を特定する。具体的には任意であるが、例えば、SL1で受信した端末側格納用信号に含まれているデータIDを取得し、「サーバ側履歴DB」を参照して、取得したデータIDに関連付けられているデータセットが格納されている「サーバ側履歴DB」を特定する。
ここでは、例えば、SL1で「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」を受信した場合、「データID」=「IDd101」を取得し、「サーバ側履歴DB」=「サーバ側看護履歴スタンプ情報DB135」を特定する。また、例えば、SL1で「例示の画像関連端末側格納用信号」を受信した場合、「データID」=「IDd201」を取得し、「サーバ側看護履歴画像情報DB136」を特定する。また、例えば、SL1で「例示のナースコール関連端末側格納用信号」を受信した場合、「データID」=「IDd301」を取得し、「サーバ側看護履歴コール情報DB137」を特定する。次に、特定した「サーバ側履歴DB」に基づいて、以下の第1〜第3特定処理を行う。
なお、「第1特定処理」とは、図12の端末側看護履歴スタンプ情報について、電子カルテシステム4に格納する情報を特定する処理であって、前述の特定した「サーバ側履歴DB」がサーバ側看護履歴スタンプ情報DB135である場合に実行される処理である。また、「第2特定処理」とは、図13の端末側看護履歴画像情報について、電子カルテシステム4に格納する情報を特定する処理であって、前述の特定した「サーバ側履歴DB」がサーバ側看護履歴画像情報DB136である場合に実行される処理である。また、「第3特定処理」とは、図14の端末側看護履歴コール情報について、電子カルテシステム4に格納する情報を特定する処理であって、前述の特定した「サーバ側履歴DB」がサーバ側看護履歴コール情報DB137である場合に実行される処理である。
===第1特定処理===
前述の特定した「サーバ側履歴DB」がサーバ側看護履歴スタンプ情報DB135である場合の第1特定処理については、サーバ装置1における制御部14の第2処理部142は、まず、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を参照して、SL1で受信した端末側格納用信号に含まれているデータIDに関連付けられている入力スタンプ画像特定情報を取得し、図7のサーバ側スタンプ情報のスタンプ画像特定情報及びスタンプ文字情報を参照して、前述の取得した入力スタンプ画像特定情報に関連付けられているスタンプ文字情報を特定する(以下、「第1特定処理の第1ステップ」と称する)。
ここでは、例えば、SL1で「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」を受信した場合、第2処理部142は、まず、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を参照して、SL1で受信した「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」に含まれている「データID」=「IDd101」に関連付けられている「入力スタンプ画像特定情報」=「Fs001」を取得し、図7のサーバ側スタンプ情報のスタンプ画像特定情報及びスタンプ文字情報を参照して、前述の取得した「入力スタンプ画像特定情報」=「Fs001」に関連付けられている「スタンプ文字情報」=「体温測定」を特定する。
次に、第2処理部142は、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を参照して、前述のデータIDに関連付けられている入力数値情報を取得し、また、図7のサーバ側スタンプ情報のスタンプ画像特定情報及び数値意味情報を参照して、前述の「第1特定処理の第1ステップ」で取得した入力スタンプ画像特定情報に関連付けられている数値意味情報を特定し、前述の取得した入力数値情報及び特定した数値意味情報に基づいて、格納用数値情報を生成する(以下、「第1特定処理の第2ステップ」と称する)。なお、「格納用数値情報」とは、前述の取得した入力数値情報が特定する数値に対応する情報であって、前述の特定した数値意味情報が特定する意味に対応する形式の情報である。格納用数値情報の生成手法は任意であるが、例えば、特定した数値意味情報が「単位」を示している場合には、入力数値情報に対して数値意味情報を付加した情報を格納用数値情報として生成し、また、特定した数値意味情報が「程度」を示している場合には、入力数値情報に関連付けられた程度を示す情報を格納用数値情報として生成する。
ここでは、例えば、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を参照して、前述の「データID」=「IDd101」に関連付けられている「入力数値情報」=「36.6」を取得し、図7のサーバ側スタンプ情報のスタンプ画像特定情報及び数値意味情報を参照して、前述の「第1特定処理の第1ステップ」で取得した「入力スタンプ画像特定情報」=「Fs001」に関連付けられている「数値意味情報」=「度」を特定し、前述の取得した「入力数値情報」=「36.6」及び特定した「数値意味情報」=「度」に基づいて、格納用数値情報を生成する。ここでは、数値意味情報が「単位」を示しているので、「36.6」に対して「度」を付加したテキスト情報である「36.6度」を格納用数値情報として生成する。なお、ここでは具体的には例示していないが、例えば、「入力数値情報」=「1」であり、「数値意味情報」=「1:弱、2:中、3:強」(図7)である場合、数値意味情報が「程度」を示しているので、例えば、「弱」を格納用数値情報として生成することになる。
次に、第2処理部142は、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を参照して、前述のSL1で受信した端末側格納用信号に含まれているデータIDに関連付けられている患者ID、スタンプ入力日時情報、及びスタンプ記録者情報を取得する((以下、「第1特定処理の第3ステップ」と称する))。
ここでは、例えば、図8のサーバ側看護履歴スタンプ情報を参照して、前述のSL1で受信した「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」に含まれている「データID」=「IDd101」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」、「スタンプ入力日時情報」=「07241900」、及び「スタンプ記録者情報」=「IDu201」を取得する。
そして、前述の「第1特定処理の第1ステップ」で特定したスタンプ文字情報、前述の「第1特定処理の第2ステップ」で生成した格納用数値情報、及び前述の「第1特定処理の第3ステップ」で取得した患者ID、スタンプ入力日時情報、及びスタンプ記録者情報を、電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。
ここでは、例えば、前述の「第1特定処理の第1ステップ」で特定した「スタンプ文字情報」=「体温測定」、前述の「第1特定処理の第2ステップ」で生成した「格納用数値情報」=「36.6度」、及び前述の「第1特定処理の第3ステップ」で取得した「患者ID」=「IDp001」、「スタンプ入力日時情報」=「07241900」、及び「スタンプ記録者情報」=「IDu201」を、電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。
===第2特定処理===
前述の特定した「サーバ側履歴DB」がサーバ側看護履歴画像情報DB136である場合の第2特定処理については、サーバ装置1における制御部14の第3処理部143は、図9のサーバ側看護履歴画像情報を参照して、SL1で受信した端末側格納用信号に含まれているデータIDに関連付けられている患者ID、画像内容情報、画像入力日時情報、及び画像記録者情報を、電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。
ここでは、例えば、SL1で「例示の画像関連端末側格納用信号」を受信した場合、第3処理部143は、図9のサーバ側看護履歴画像情報を参照して、SL1で受信した「例示の画像関連端末側格納用信号」に含まれている「データID」=「IDd201」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」、「画像内容情報」=「尿量測定,10」、「画像入力日時情報」=「07250900」、及び「画像記録者情報」=「IDu201」を、電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。なお、SL1で「例示の画像関連端末側格納用信号」に「画像内容情報」=「Fg301」の如きファイル名が含まれている場合、サーバ側撮像画像DB138を参照して、当該ファイル名に合致する撮像画像を取得し、当該撮像画像も電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。
===第3特定処理===
前述の特定した「サーバ側履歴DB」がサーバ側看護履歴コール情報DB137である場合の第3特定処理については、サーバ装置1における制御部14の第1処理部141は、図10のサーバ側看護履歴コール情報を参照して、SL1で受信した端末側格納用信号に含まれているデータIDに関連付けられている患者ID、コール理由情報、応答日時情報、及び応答者情報を、電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。
ここでは、例えば、SL1で「例示のナースコール関連端末側格納用信号」を受信した場合、第1処理部141は、図10のサーバ側看護履歴コール情報を参照して、SL1で受信した例示のナースコール関連端末側格納用信号に含まれている「データID」=「IDd301」に関連付けられている「患者ID」=「IDp001」、「コール理由情報」=「嘔吐」、「応答日時情報」=「07251130」、及び「応答者情報」=「IDu202」を、電子カルテシステム4に格納する情報として特定する。
図28のSL3においてサーバ装置1の制御部14は、サーバ側格納用信号を送信する。「サーバ側格納用信号」とは、電子カルテシステム4に格納する情報を送信するための信号であり、例えば、SL2で特定した情報を含む信号である。具体的には任意であるが、例えば、SL2で電子カルテシステム4に格納ものと特定した情報を含むサーバ側格納用信号を生成し、生成したサーバ側格納用信号を通信部11を介して電子カルテシステム4に送信する。一方、電子カルテシステム4の制御部は、当該送信されたサーバ側格納用信号を自己の通信部を介して受信し、受信したサーバ側格納用信号に含まれている情報を取得し、取得した情報をカルテ側看護履歴情報DB43に格納する。
ここでは、例えば、SL1で「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」を受信した場合、第2処理部142は、「第1特定処理」で特定した「スタンプ文字情報」=「体温測定」、「格納用数値情報」=「36.6度」、「患者ID」=「IDp001」、「スタンプ入力日時情報」=「07241900」、及び「スタンプ記録者情報」=「IDu201」を含むサーバ側格納用信号(以下、「例示のスタンプ関連サーバ側格納用信号」とも称する)を生成して送信する。一方、電子カルテシステム4の制御部は、当該送信された「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」を自己の通信部を介して受信し、受信した例示のスタンプ関連端末側格納用信号に含まれている「スタンプ文字情報」=「体温測定」、「格納用数値情報」=「36.6度」、「患者ID」=「IDp001」、「スタンプ入力日時情報」=「07241900」、及び「スタンプ記録者情報」=「IDu201」を取得し、図15の最上段に図示されているように、カルテ側看護履歴情報において、前述の取得した「患者ID」=「IDp001」を図15の「患者ID」に格納し、また、取得した「スタンプ文字情報」=「体温測定」及び「格納用数値情報」=「36.6度」を図15の「看護内容情報」に格納し、また、取得した「スタンプ入力日時情報」=「07241900」を図15の「看護日時情報」に格納し、また、取得した「スタンプ記録者情報」=「IDu201」を図15の「記録者情報」に格納する。
また、例えば、SL1で「例示の画像関連端末側格納用信号」を受信した場合、第3処理部143は、「第2特定処理」で特定した「患者ID」=「IDp001」、「画像内容情報」=「尿量測定,10」、「画像入力日時情報」=「07250900」、及び「画像記録者情報」=「IDu201」を含むサーバ側格納用信号(以下、「例示の画像関連サーバ側格納用信号」とも称する)を生成して送信する。一方、電子カルテシステム4の制御部は、当該送信された「例示の画像関連サーバ側格納用信号」を自己の通信部を介して受信し、受信した例示の画像関連サーバ側格納用信号に含まれている「患者ID」=「IDp001」、「画像内容情報」=「尿量測定,10」、「画像入力日時情報」=「07250900」、及び「画像記録者情報」=「IDu201」を取得し、図15の上から5段目に図示されているように、カルテ側看護履歴情報において、前述の取得した「患者ID」=「IDp001」を図15の「患者ID」に格納し、また、取得した「画像内容情報」=「尿量測定,10」を図15の「看護内容情報」に格納し、また、取得した「画像入力日時情報」=「07250900」を図15の「看護日時情報」に格納し、また、取得した「画像記録者情報」=「IDu201」を図15の「記録者情報」に格納する。
なお、前述したように、SL1で「例示の画像関連端末側格納用信号」に「画像内容情報」=「Fg301」の如きファイル名が含まれている場合、第3処理部143は、当該ファイル名に合致する撮像画像も含む「例示の画像関連サーバ側格納用信号」を電子カルテシステム4に送信することになり、この場合、電子カルテシステム4の制御部は、当該送信された「例示の画像関連サーバ側格納用信号」に含まれている撮像画像を、電子カルテシステム4の不図示の撮像画像を格納するための撮像画像DBに格納することとする。
また、例えば、SL1で「例示のナースコール関連端末側格納用信号」を受信した場合、第1処理部141は、「第3特定処理」で特定した「患者ID」=「IDp001」、「コール理由情報」=「嘔吐」、「応答日時情報」=「07251130」、及び「応答者情報」=「IDu202」を含むサーバ側格納用信号(以下、「例示のナースコール関連サーバ側格納用信号」とも称する)を生成して送信する。一方、電子カルテシステム4の制御部は、当該送信された「例示のナースコール関連サーバ側格納用信号」を自己の通信部を介して受信し、受信した「例示のナースコール関連サーバ側格納用信号」に含まれている「患者ID」=「IDp001」、「コール理由情報」=「嘔吐」、「応答日時情報」=「07251130」、及び「応答者情報」=「IDu202」を取得し、図15の上から7段目に図示されているように、カルテ側看護履歴情報において、前述の取得した「患者ID」=「IDp001」を図15の「患者ID」に格納し、また、「ナースコール」というテキスト情報及び取得した「コール理由情報」=「嘔吐」を図15の「看護内容情報」に格納し、また、取得した「応答日時情報」=「07251130」を図15の「看護日時情報」に格納し、また、取得した「応答者情報」=「IDu202」を図15の「応答者情報」に格納する。このように処理することにより、ナースコールに対する応答に関する情報を、電子カルテシステム4側で把握することが可能となる。特に、電子カルテシステム4側のユーザ情報DB41及び患者情報DB42の情報を参照することにより、図15のカルテ側看護履歴情報における患者IDに対応する患者、及び応答者情報が特定するユーザを把握することができるので、ナースコールに応答した医療従事者、当該ナースコールの理由、及びナースコールに応答した時間等を把握することが可能となる。
図28のSL4においてサーバ装置1の制御部14は、「サーバ側履歴DB」の「サーバ側履歴情報」の保存状態情報(具体的には、図8のスタンプ保存状態情報、図9の画像保存状態情報、及び図10のコール保存状態情報)を格納する。具体的には任意であるが、例えば、SL1にて受信した端末側格納用信号に含まれているデータIDを取得し、また、サーバ装置1の不図示のタイマーの如き計時手段にアクセスして、で現在の日時を示す現在日時情報を特定した上で、「サーバ側履歴DB」の「サーバ側履歴情報」を参照して、当該取得したデータIDに関連付けられている保存状態情報として、「済」及び前述の現在日時特定情報を格納する。ここでは、例えば、SL1で「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」を受信した場合において、現在の日時が7月25日20時00分である場合、「例示のスタンプ関連端末側格納用信号」に含まれている「データID」=「IDd101」を取得し、また、「現在日時情報」=「07252000」を特定した上で、図8の「データID」=「IDd101」に関連付けられている「スタンプ保存状態情報」として「済(07252000)」を格納する。これにて、電子カルテ側情報格納処理を終了する。
(各処理について)
そして、前述の各処理において、概略的には、スタンプ情報格納処理、画像情報格納処理、及びコール情報格納処理によって、図8〜図10の「サーバ側履歴情報」(各既読者情報以外の情報)が格納されることになる。また、情報同期処理が、所定時間間隔(例えば、0.3秒〜1秒間隔等)に繰り返し実行されるので、これらの図8〜図10の「サーバ側履歴情報」と同じ情報が、ほぼリアルタイムで、図12〜図14の「端末側履歴情報」として記録されることになる。よって、情報表示処理を実行した場合に、スタンプ情報格納処理及び画像情報格納処理でユーザが入力した情報に対応する情報が、端末装置3のディスプレイ33の図19及び図20の各表示情報セットG201〜G205等の情報として表示されることになる。また、当該情報表示処理にて図8〜図10の「サーバ側履歴情報」の各既読者情報が格納されることになるので、図19及び図20の既読表示情報Gが更新されることになる。また、電子カルテ側情報格納処理にて「サーバ側履歴情報」の各保存状態情報が更新されることになるので、図19及び図20の保存状態表示情報が更新されることになる。また、電子カルテ側情報格納処理を実行することにより、「サーバ側履歴情報」に対応する情報が、電子カルテシステム4のカルテ側看護履歴情報DB43に格納されることになる。
(カルテ側看護履歴情報の利用について)
また、前述の図28の電子カルテ側情報格納処理で格納された図15のカルテ側看護履歴情報については、任意に利用することができるが、例えば、電子カルテシステム4の不図示の制御部が、所定のタイミング(例えば、管理者側からのリクエストを受信したタイミング等)に、カルテ側看護履歴情報を管理者側の端末(例えば、ノートパソコン等)に対して送信して、当該端末のディスプレイに表示するようにしてもよい。なお、ここでの表示形式は任意であるが、例えば、電子カルテシステム4の制御部が、当該電子カルテシステム4のユーザ情報DB41及び患者情報DB42の各情報を参照して、図15の患者IDに対応する患者氏名情報、及び応答者情報又は記録者情報に対応するユーザ氏名情報と関連付けた情報で、看護内容情報、看護日時情報等を表示する形式を採用してもよい。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、端末装置3がナースコール装置である子機2からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、少なくとも応答した端末装置3を利用している支援者である医療従事者(ユーザ)を特定する情報(応答者情報)を格納することにより、例えば、医療従事者によるサービスに関する情報として、当該医療従事者を特定する情報を格納することが可能となる。
また、端末装置3が子機2からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、当該子機2からの呼び出しの内容を特定する情報(コール理由情報)を格納することにより、例えば、医療従事者によるサービスに関する情報として、子機2からの呼び出しの内容を特定する情報を格納することが可能となる。
また、端末装置3が子機2からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、端末装置3が子機2からの呼び出しに応答した時間(応答日時情報)を特定する情報を格納することにより、例えば、医療従事者によるサービスに関する情報として、呼び出しに応答した時間を特定する情報を格納することが可能となる。
また、端末装置3が、子機2からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、子機2からの呼び出しに応答したことを示す応答特定情報をサーバ装置1に送信することにより、例えば、既存のナースコール装置側の構成を変更する事無く、あるいは、比較的少ない変更のみで、医療従事者によるサービスに関する情報を格納することが可能となる。
また、端末装置3が受け付けた内容特定画像であるスタンプ画像に対応する文字情報を特定し、特定した文字情報と、端末装置3が受け付けた数値情報が特定する数値に対応する情報を格納することにより、例えば、使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
また、端末装置3が受け付けたスタンプ画像に対応する数値意味情報を特定し、特定した数値意味情報が特定する意味に対応する形式で数値情報が特定する数値に対応する情報を格納することにより、例えば、更に使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
また、子機2からの呼び出しに対する応答を行ったことを示す画像(例えば、図20の表示情報セットG205のメッセージ表示情報G24)、及び受け付けたスタンプ画像及び数値情報を示す画像(例えば、図19の表示情報セットG201、G202のメッセージ表示情報G24)を表示することにより、例えば、呼び出しに対する応答の履歴、及び看護又は介護の履歴を医療従事者側に確認させることが可能となる。
また、端末装置3が受け付けた撮像画像に基づいて、患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した患者の看護又は介護に関する情報を格納することにより、例えば、使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(応答日時情報について)
また、上記実施の形態の図10の応答日時情報としては、図27のSI3にて特定した通話開始日時情報を格納する場合について例示したが、これに限らない。例えば、図27のSI3にてナースコールの通話を終了した通話終了日時情報を特定するように構成した上で、当該話終了日時情報を応答日時情報として格納するように構成してもよい。
(電子カルテ側情報格納処理について)
また、上記実施の形態の図28の電子カルテ側情報格納処理を任意に変更してもよい。例えば、上記実施の形態では、SL2の「第1特定処理」において、図8の入力数値情報については、格納用数値情報を生成して電子カルテシステム4に格納する場合について説明したが、これに限らず、入力数値情報自体を格納するように構成してもよい。
(コール情報格納処理について)
また、上記実施の形態の図27のコール情報格納処理を任意に変更してもよい。例えば、上記実施の形態では、SI2において、タッチパッド32を介して行われる当該コール理由情報入力画面の入力欄へのユーザからの、患者がナースコールを行った理由を示すテキスト情報の入力を受け付ける場合について説明したが、これに限らない。例えば、ナースコールシステムの子機2に対して、呼び出しボタンとして、ナースコールの理由付きの呼び出しボタン(介助用の呼び出しボタン、トイレ用(トイレに行きたいことを示す)の呼び出しボタン等)を設けて、子機2が患者に押下されたボタンに対応する理由を示す理由情報を子機IDと共に含む呼出信号を送信するように構成し、SI2において端末装置3の制御部37は、端末装置3が受信した呼出信号に含まれている理由情報を、コール理由情報として受け付けるように構成してもよい。
(電子カルテ側情報格納処理について)
また、図28の電子カルテ側情報格納処理については、図29のメッセージ表示情報G24をユーザがタップすることにより、当該タップしたメッセージ表示情報G24に対応する情報をカルテ側看護履歴情報DB43に格納する場合について説明したが、これに限らない。例えば、サーバ装置1の制御部14が、「サーバ側履歴DB」の「サーバ側履歴情報」を定期的に電子カルテシステム4側に送信してカルテ側看護履歴情報DB43に格納するように構成することにより、ユーザによるタップ操作に関わらず、自動的に「サーバ側履歴情報」を格納するように構成してもよい。
(警報部について(その1))
また、上記実施の形態のサーバ装置1の制御部14に、警報部を設けてもよい。「警報部」とは、格納されている「サーバ側履歴情報」に対応する情報を、所定時間以内に表示していない端末装置3に対して「サーバ側履歴情報」に対応する情報を表示することを促すための警報を行う警報手段である。「警報部」の実装手法は任意であるが、例えば、図8〜図10の「サーバ側履歴情報」において、各データIDに関連付けらているデータセットにおいて以下の処理を行う。具体的には、1つのデータIDに関連付けらているデータセットにおいて、患者IDを取得し、図6のグループIDを参照して、当該取得した患者IDに関連付けられているユーザIDを特定し、図8〜図10の「サーバ側履歴情報」の既読者情報を参照して、前述の特定したユーザIDの内の、当該参照した既読者情報に格納されていないユーザIDを特定し、特定したユーザID及び前述の患者IDを含む警報信号を端末装置3に送信する。一方、端末装置3の制御部37は、警報信号を受信した場合に、受信した警報信号のユーザIDを取得し、取得したユーザIDと自己の記録部36に記録されているユーザIDとが相互に一致している場合にのみ、図5の患者情報を参照して、警報信号の患者IDに関連付けられている患者氏名情報を取得し、取得した患者氏名情報と共に所定のメッセージ(例えば、「未確認の看護情報があります。確認して下さい。」等の警報メッセージ)を、ディスプレイ33に表示したり、スピーカから音声出力したりすることにより警報してもよい。
(警報部について(その2))
また、前述の「(警報部について(その1))」を任意に変更してもよい。例えば、サーバ装置1の警報部が、1つのデータIDに関連付けられているデータセットにおいて、患者IDを取得し、図6のグループIDを参照して、当該取得した患者IDに関連付けられている責任者情報を特定し、図8〜図10の「サーバ側履歴情報」の既読者情報を参照して、前述の特定した責任者情報が、当該参照した既読者情報として格納されていない場合、当該責任者情報が特定する特定したユーザID及び前述の患者IDを含む警報信号を端末装置3に送信するように構成してもよい。このように構成することにより、責任者である例えば医師のみに対して、情報を確認することを促すことが可能となる。
(警報部について(その3))
また、前述の「(警報部について(その1))」又は「(警報部について(その2))」を任意に変更してもよい。例えば、サーバ装置1の警報部が、現在日時情報を特定し、図8〜図10の「サーバ側履歴情報」の各入力日時情報を参照して、前述の特定した現在の日時から所定時間(例えば、4時間〜5時間等)以上過去の入力日時情報と関連付けられているデータIDに関連付けられているデータセットを特定し、当該特定したデータセットに関して、前述の「(警報部について(その1))」又は「(警報部について(その2))」を行うように構成してもよい。このように構成した場合、情報が入力されてから所定時間以上、当該入力された情報に対応する情報の確認が行われていない場合に、情報を確認することを促すことが可能となる。
(予測)
また、上記実施の形態の図24のSH4において、差分の演算結果と共に又は差分の演算の代わりに予測を行うように構成してもよい。ここでの予測手法は任意であるが、例えば、SH3で判定のために取得した画像内容情報の内の「点滴量測定」を含む画像内容情報において、最も直近の画像入力日時情報に関連付けられている画像内容情報を特定し、特定した画像内容情報が示す薬液の量(以下、「第1量」)と、SH2で特定した薬液の量(以下、「第2量」)と、前述の最も直近の画像入力日時情報が特定する日時(以下、「第1日時」)と、サーバ装置1の計時手段が計時する現在の日時(以下、「第2日時」)とに基づいて、薬液が無くなるまでの残り時間又は薬液が無くなる日時を予測してもよい。
ここでは、例えば、第1日時における薬液の量が第1量であり、第2日時における薬液の量が第2量であることとして、点滴の薬液は一定速度で減少する等を前提とし、薬液が無くなるまでの残り時間又は薬液が無くなる日時を予測してもよい。そして、この予測した残り時間又は日時については、図9の画像内容情報として格納してもよい。あるいは、第3処理部143は、画像情報格納処理とは別の処理として、この図9に格納された薬液が無くなる日時(つまり、予測された日時)よりも所定時間前(例えば、10分前又は15分前等)に、点滴の対象となっている患者を担当するユーザの端末装置3に対して点滴の終了が近いことを示す警報情報(メッセージ等)を送信するように構成し、当該端末装置3にて当該警報情報(メッセージ等)を表示するように構成してもよい。
(WEBアプリケーションの技術の適用について)
また、上記実施の形態の医療システム100で実施される処理を、いわゆるWEBアプリケーションの技術を用いて実現してもよく、この場合、サーバ装置1が端末装置3からのリクエストに基づいて各画面情報を生成して当該端末装置3に送信し、当該各画面を端末装置3のディスプレイ33に表示したり、あるいは、当該サーバ装置1が端末装置3からのリクエストに基づいて任意の処理又は制御を行うように構成してもよい。
(ナースコールシステムについて(その1))
また、上記実施の形態のナースコールシステムを、以下のように構成してもよい。具体的には、例えば、子機患者対応情報DB221をナースコール側サーバ装置(ナースコール制御装置200とは別の装置であって、少なくとも当該ナースコール制御装置200との間で通信可能な装置)に設けて、ナースコール制御装置200が、当該ナースコール側サーバ装置との間で適宜の通信を行って処理するように構成してもよい。この場合、ナースコール側サーバ装置について、電子カルテシステム4との間で通信可能となるように構成した上で、電子カルテシステム4の制御部が、電子カルテシステム4側で不図示の入力装置を介して行われるユーザからの入力等に基づいて生成された子機患者対応情報を、ナースコール側サーバ装置に送信した場合に、当該ナースコール側サーバ装置が、当該送信された子機患者対応情報を自己の子機患者対応情報DB221に格納するように構成してもよい。このように構成することにより、子機患者対応情報を、電子カルテシステム4側とナースコール側サーバ装置側とで相互に連携させることが可能となる。そして、ナースコール制御装置200については、子機2からの呼出信号を受信した場合に、以下の処理を行うように構成してもよい。
具体的には、ナースコール制御装置200の制御部23が、子機2から送信された呼出信号を受信し、受信した呼出信号に含まれている子機IDを取得し、ナースコール側サーバ装置の子機患者対応情報DB221の子機患者対応情報を参照して、前述の取得した子機IDに関連付けられている患者ID、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を特定し、特定したこれらの情報を、前述の受信した呼出信号に含まれる情報として付加し、当該情報が付加された呼出信号(つまり、子機ID、患者ID、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を含む信号)を、通信部21を介して全ての端末装置3に対して送信するように構成してもよい。なお、当該呼出信号を受信した端末装置3側の動作については、実施の形態の動作と同様としてもよい。
(ナースコールシステムについて(その2))
また、上記実施の形態の図27のコール情報格納処理の起動時において、ナースコール制御装置200が、呼出信号(つまり、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を含む信号)を端末装置3に送信し、端末装置3側では当該呼出信号に含まれている患者の情報をディスプレイ33を介して出力する(つまり、表示する)ことにより、子機2からの呼び出しがあることを、端末装置3のユーザに報知する場合について説明したが、これに限らない。例えば、前述の「(ナースコールシステムについて(その1))
」で説明したように構成し、また、例えば、図11の子機患者対応情報における各子機ID単位で患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を表示する画像(以下、患者表示画像)が、ナースコール側サーバ装置のDBに記録されており、また、子機IDと、当該患者表示画像が格納されているナースコール側サーバ装置のDB上の場所を特定する場所情報(一例としては、当該画像に各々にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator))とが相互に関連付けられている場所特定用情報が、ナースコール側サーバ装置のDBに格納されていることとする。
そして、ナースコール制御装置200の制御部23が、子機2から送信された呼出信号を受信し、受信した呼出信号に含まれている子機IDを取得し、ナースコール側サーバ装置の子機患者対応情報DB221の子機患者対応情報を参照して、前述の取得した子機IDに関連付けられている患者ID、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を特定し、また、ナースコール側サーバ装置のDBの場所特定用情報を参照して、前述の取得した子機IDに関連付けられている場所情報(つまり、URL)を特定し、前述の特定した各情報を呼出信号に付加し、当該情報が付加された呼出信号(つまり、子機ID、患者ID、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、ベッド情報、及びURLを示す情報を含む信号)を、通信部21を介して全ての端末装置3に対して送信するように構成してもよい。
次に、端末装置3の第1処理部141は、ナースコール制御装置200から送信された呼出信号を通信部31を介して受信した場合に、受信した呼出信号に含まれている情報が示すURLを、自己のディスプレイ33に表示した上で、実施の形態の場合と同様にして、コール情報格納処理が起動されることとしてもよい。なお、この場合、端末装置3の第1処理部141は、ディスプレイ33に表示されているURLに対する、タッチパッド32を介するユーザからのタップ操作を受け付けた場合、当該タップされたURLに基づいてナースコール側サーバ装置にアクセスし、ナースコール側サーバ装置のDBにおける前述のタップされたURLが示す場所に格納されている患者表示画像を取得し、取得した患者表表示画像(つまり、患者氏名情報、病名情報、部屋名情報、及びベッド情報を表示する画像)を端末装置3のディスプレイ33に表示するように構成してもよい。
(カルテ側看護履歴情報を利用するための処理について(その1))
また、上記実施の形態の図28の電子カルテ側情報格納処理で格納された図15のカルテ側看護履歴情報を利用するために任意の処理を行うように構成してもよい。具体的には、例えば、図1の端末装置3及び電子カルテシステム4とを相互に通信可能となるように構成した上で、医療従事者であるユーザからのタッチパッド32を介して行われる所定操作(具体的には、カルテ側看護履歴情報を閲覧するための操作)が端末装置3に入力された場合に、端末装置3の制御部37が、通信部31を介して電子カルテシステム4に対して、カルテ側看護履歴情報を閲覧することを要求するリクエスト信号を送信する。
一方、電子カルテシステム4の制御部は、端末装置3からのリクエスト信号を受信した場合に、カルテ側看護履歴情報DB43を参照して、図15のカルテ側看護履歴情報を取得し、ユーザ情報DB41及び患者情報DB42に格納されているユーザ情報及び患者情報を参照して、前述の取得した図15のカルテ側看護履歴情報において、「患者ID」を患者情報DB42の患者情報(図5)にて当該「患者ID」に関連付けられている「患者氏名情報」に変換し、また、「応答者情報」及び「記録者情報」として記録されているユーザIDをユーザ情報DB41のユーザ情報(図4)にて当該ユーザIDに関連付けられている「ユーザ氏名情報」に変換した上で、図15のカルテ側看護履歴情報(詳細には、「患者ID」については「患者氏名情報」に変換されており、「応答者情報」及び「記録者情報」については「ユーザ氏名情報」に変換されている情報)を表示する画面(以下、「カルテ側看護履歴情報表示画面」とも称する)を生成し、生成した「カルテ側看護履歴情報表示画面」を示す情報を含むレスポンス信号(前述のリクエスト信号に対して応答する信号)を、自己の通信部を介して前述のリクエスト信号を送信した端末装置3に対して送信する。
一方、前述のリクエスト信号を送信した端末装置3の制御部37は、通信部31を介して電子カルテシステム4からのレスポンス信号を受信し、受信したレスポンス信号に含まれている「カルテ側看護履歴情報表示画面」を示す情報を取得し、取得した情報に基づいて、ディスプレイ33に「カルテ側看護履歴情報表示画面」を表示する。このように構成することにより、端末装置3側で、図15のカルテ側看護履歴情報に対応する情報を閲覧することができ、例えば、図15の7段目の情報に対応する情報を閲覧することにより、「IDp001」が示す患者である「DDD1」からのナースコールに対して、7月25日11時30分に、「IDu202」が示すユーザ(看護師)である「BBB2」が応答し、このナースコールの内容が「嘔吐」に関するものであったこと等を閲覧することが可能となる。
(カルテ側看護履歴情報を利用するための処理について(その2))
また、上述の「(カルテ側看護履歴情報を利用するための処理について(その1))」で説明した内容を任意に変更してもよい。具体的には、端末装置3以外の任意の端末(例えば、パーソナルコンピュータ)等と電子カルテシステム4とを通信可能に接続した上で、当該任意の端末側で図15のカルテ側看護履歴情報を閲覧できるように構成してもよい。また、図15のカルテ側側看護履歴情報の一部の情報をのみを閲覧できるように構成してもよい。具体的には任意であるが、例えば、端末装置3側で指定された患者ID又は患者氏名情報の患者に関連する情報のみを閲覧できるように構成したり、あるいは、端末装置3側で指定された看護日時情報の情報のみを閲覧できるように構成したりしてもよい。また、端末装置3と電子カルテシステム4との間の通信が、サーバ装置1を介して行われる構成してもよい。
(各画面の表示について)
また、上記実施の形態の端末装置3の各画面の表示(例えば、図19及び図20の表示等)は、表示の一例を例示したものであり、この一例に限定されるものではない。例えば、図19及び図20の表示情報セットG201〜G205に含まれている少なくとも1個以上の情報を他の表示形式で表示するように構成してもよい。なお、他の表示形式は任意であるが、例えば、文字及び数字等のテキスト情報のみで一覧表示する形式で表示してもよいし、あるいは、この表示形式以外の公知の表示形式であってもよい。また、例えば、表示情報セットG201〜G205の内のナースコールに関連する情報のみを、文字及び数字等のテキスト情報で一覧表示してもよいし、あるいは、いわゆる携帯電話の通話履歴と同様な形式で表示してもよい。また、例えば、表示情報セットG201〜G205の内の全ての情報を、文字及び数字等のテキスト情報で一覧表示してもよいし、あるいは、いわゆる携帯電話の通話履歴と同様な形式で表示してもよい。特に、テキスト情報で表示する場合、図19のスタンプ画像G41については、図28のSL2で説明した「第1特定処理」と同様な処理を行うことにより、テキスト情報に変換した上で、表示するように構成してもよい。また、端末装置3として、スマートフォン以外の装置(例えば、携帯電話、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータ等)を利用した場合についても、上述の場合と、同様に構成してもよい。
(格納装置について)
また、上記実施の形態では、格納装置がカルテ側看護履歴情報DB43の1個のみである場合について説明したが、これに限らない。例えば、複数個の格納装置の内のユーザに選択された1個の格納装置に対して、カルテ側看護履歴情報に対応する情報を格納するように構成してもよい。具体的な実装手法は任意であるが、例えば、格納装置を複数個設けた上で、図28のSK1にて図29のメッセージ表示情報G24をユーザがタップした場合に、端末装置3の制御部37が、SK2にて前述の複数個の格納装置の内の1個を選択させるための選択画面をディスプレイ33に表示し、当該選択画面でユーザが1個の格納装置を選択する操作を行った場合、SK3をスキップして、SK4にて端末側格納用信号に当該選択された格納装置を示す格納装置特定情報も含めてサーバ装置1に送信する。一方、サーバ装置1の制御部14は、実施の形態で説明した場合と同様にしてSL1、SL2の処理を行った後のSL3において、前述の端末側格納用信号に含まれている格納装置特定情報が示す1個の格納装置に対して、サーバ側格納用信号を送信することにより、ユーザによって選択された1個の格納装置に対してカルテ側看護履歴情報に対応する情報を格納するようように構成してもよい。なお、ここでの複数の格納装置としては、電子カルテシステム4内の複数のDBであることとしてもよいし、あるいは、電子カルテシステム4内のDBと電子カルテシステム4外のDBであることとしてもよいし、又は、電子カルテシステム4外の複数のDBであることとしてもよい。
(特徴について)
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組合わせてもよい。
(付記)
付記1の支援システムは、少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される端末装置を備える支援システムであって、前記端末装置は、少なくとも前記対象者側のナースコール装置からの呼び出しを受け付け、前記支援システムは、前記端末装置が前記ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、少なくとも応答した前記端末装置を利用している前記支援者を特定する情報を、格納装置に格納する第1処理手段、を備える。
付記2の支援システムは、付記1に記載の支援システムにおいて、前記第1処理手段は、前記端末装置が前記ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、当該ナースコール装置からの呼び出しの内容を特定する情報を、前記格納装置に格納する。
付記3の支援システムは、付記1又は2に記載の支援システムにおいて、前記第1処理手段は、前記端末装置が前記ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、前記端末装置が前記ナースコール装置からの呼び出しに応答した時間を特定する情報を、前記格納装置に格納する。
付記4の支援システムは、付記1から3の何れか一項に記載の支援システムにおいて、前記支援システムは、前記端末装置との間で通信可能となっているサーバ装置を備えており、前記サーバ装置は、前記第1処理手段を備えており、前記端末装置は、前記ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、前記ナースコール装置からの呼び出しに応答したことを示す応答特定情報であって、少なくとも前記支援者を特定する情報を含む前記応答特定情報を前記サーバ装置に送信し、前記第1処理手段は、前記端末装置から送信された前記応答特定情報を前記サーバ装置が受信した場合に、受信した前記応答特定情報に含まれる前記支援者を特定する情報を、前記端末装置を利用している前記支援者を特定する情報として前記格納装置に格納する。
付記5の支援システムは、付記1から4の何れか一項に記載の支援システムにおいて、前記支援システムは、予め生成されている内容特定画像であって前記対象者の看護又は介護に関する内容を特定する前記内容特定画像と、前記内容特定画像が特定する内容を示す文字情報とが相互に関連付けられている情報である第1関連情報を格納している支援システム側格納手段、を備え、前記端末装置は、前記対象者に関する前記内容特定画像であって前記支援者によって入力される前記内容特定画像と、前記内容特定画像が特定する前記対象者の看護又は介護に関する内容に関連する数値を特定する数値情報であって前記支援者によって前記内容特定画像と共に入力される前記数値情報とを受け付け、前記支援システムは、前記支援システム側格納手段に格納されている前記第1関連情報に基づいて、前記端末装置が受け付けた前記内容特定画像に対応する前記文字情報を特定し、特定した前記文字情報と、前記端末装置が受け付けた前記数値情報が特定する数値に対応する情報とを、前記格納装置に格納する第2処理手段、を備える。
付記6の支援システムは、付記5に記載の支援システムにおいて、前記支援システム側格納手段は、前記内容特定画像と、前記内容特定画像と共に入力される前記数値情報の意味を特定する数値意味情報とが相互に関連付けられている第2関連情報を格納しており、前記第2処理手段は、前記支援システム側格納手段に格納されている前記第2関連情報に基づいて、前記端末装置が受け付けた前記内容特定画像に対応する前記数値意味情報を特定し、特定した前記数値意味情報が特定する意味に対応する形式で前記数値情報が特定する数値に対応する情報を、前記格納装置に格納する。
付記7の支援システムは、付記5又は6に記載の支援システムにおいて、前記端末装置は、情報を表示する表示手段、を備え、前記端末装置は、前記ナースコール装置からの呼び出しに対する応答、及び前記内容特定画像及び前記数値情報の受付を順次行った場合、前記ナースコール装置からの呼び出しに対する応答を行ったことを示す画像、及び受け付けた前記内容特定画像及び前記数値情報を示す画像を、前記ナースコール装置からの呼び出しに対して応答した時間、及び前記内容特定画像及び前記数値情報を受け付けた時間に対応する順序で、前記表示手段に表示する。
付記8の支援システムは、付記1から7の何れか一項に記載の支援システムにおいて、前記端末装置は、前記対象者に関する撮像対象を撮像した撮像画像を受け付け、前記支援システムは、前記端末装置が受け付けた前記撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した前記患者の看護又は介護に関する情報を、前記格納装置に格納する第3処理手段、を備える。
付記9の支援システムは、付記1から8の何れか一項に記載の支援システムにおいて、前記支援者は、医療従事者であり、前記格納装置は、少なくとも電子カルテシステムの格納装置を含む。
付記10に記載の支援プログラムは、少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される端末装置であって、少なくとも前記対象者側のナースコール装置からの呼び出しを受け付ける前記端末装置を備える支援システムを、前記端末装置が前記ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、少なくとも応答した前記端末装置を利用している前記支援者を特定する情報を、格納装置に格納する第1処理手段、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の支援システム、及び付記10に記載の支援プログラムによれば、端末装置がナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、少なくとも応答した端末装置を利用している支援者を特定する情報を格納することにより、例えば、支援者によるサービスに関する情報として、当該支援者を特定する情報を格納することが可能となる。
付記2に記載の支援システムによれば、端末装置がナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、当該ナースコール装置からの呼び出しの内容を特定する情報を格納することにより、例えば、支援者によるサービスに関する情報として、ナースコール装置からの呼び出しの内容を特定する情報を格納することが可能となる。
付記3に記載の支援システムによれば、端末装置がナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、端末装置がナースコール装置からの呼び出しに応答した時間を特定する情報を格納することにより、例えば、支援者によるサービスに関する情報として、呼び出しに応答した時間を特定する情報を格納することが可能となる。
付記4に記載の支援システムによれば、端末装置が、ナースコール装置からの呼び出しを受け付けて応答した場合に、ナースコール装置からの呼び出しに応答したことを示す応答特定情報をサーバ装置に送信することにより、例えば、既存のナースコール装置側の構成を変更する事無く、あるいは、比較的少ない変更のみで、支援者によるサービスに関する情報を格納することが可能となる。
付記5に記載の支援システムによれば、端末装置が受け付けた内容特定画像に対応する文字情報を特定し、特定した文字情報と、端末装置が受け付けた数値情報が特定する数値に対応する情報を格納することにより、例えば、使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
付記6に記載の支援システムによれば、端末装置が受け付けた内容特定画像に対応する数値意味情報を特定し、特定した数値意味情報が特定する意味に対応する形式で数値情報が特定する数値に対応する情報を格納することにより、例えば、更に使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
付記7に記載の支援システムによれば、ナースコール装置からの呼び出しに対する応答を行ったことを示す画像、及び受け付けた内容特定画像及び数値情報を示す画像を表示することにより、例えば、呼び出しに対する応答の履歴、及び看護又は介護の履歴を支援者側に確認させることが可能となる。
付記8に記載の支援システムによれば、端末装置が受け付けた撮像画像に基づいて、患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した患者の看護又は介護に関する情報を格納することにより、例えば、使い勝手の良い形式で情報を格納することが可能となる。
付記9に記載の支援システムによれば、支援者は医療従事者であり、格納装置は少なくとも電子カルテシステムの格納装置であることにより、例えば、医療従事者によるサービスに関する情報を電子カルテシステム側に格納することが可能となる。
1 サーバ装置
2 子機
3 端末装置
4 電子カルテシステム
11 通信部
12 入力部
13 記録部
14 制御部
21 通信部
22 記録部
23 制御部
31 通信部
32 タッチパッド
33 ディスプレイ
34 通話部
35 撮像部
36 記録部
37 制御部
41 ユーザ情報DB
42 患者情報DB
43 カルテ側看護履歴情報DB
100 医療システム
130 スタンプ画像DB
131 ユーザ情報DB
132 患者情報DB
133 グループ情報DB
134 サーバ側スタンプ情報DB
135 サーバ側看護履歴スタンプ情報DB
136 サーバ側看護履歴画像情報DB
137 サーバ側看護履歴コール情報DB
138 サーバ側撮像画像DB
141 第1処理部
142 第2処理部
143 第3処理部
221 子機患者対応情報DB
200 ナースコール制御装置
201 子機
202 子機
301 端末装置
360 スタンプ画像DB
361 ユーザ情報DB
362 患者情報DB
363 グループ情報DB
364 端末側看護履歴スタンプ情報DB
365 端末側看護履歴画像情報DB
366 端末側看護履歴コール情報DB
367 端末側撮像画像DB
302 端末装置
303 端末装置
G1 選択ボタン画像
G2 情報表示領域
G21 日時表示情報
G22 既読表示情報
G23 保存状態表示情報
G24 メッセージ表示情報
G31 カメラ起動ボタン
G32 スタンプ等入力ボタン
G33 撮像ボタン
G41 スタンプ画像
G42 スタンプ画像
G50 撮像画像
G51 特定結果表示領域
G52 制御ボタン表示領域
G54 制御ボタン表示画面
G201 表示情報セット
G202 表示情報セット
G203 表示情報セット
G204 表示情報セット
G205 表示情報セット

Claims (2)

  1. 少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される端末装置を備える支援システムであって、
    前記端末装置は、前記対象者に関する撮像対象を撮像した撮像画像を受け付け、
    前記支援システムは、
    前記端末装置が受け付けた前記撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した前記患者の看護又は介護に関する情報を、格納装置に格納する処理手段、を備え、
    前記端末装置は、第1の日時に前記撮像対象を撮像した第1の撮像画像と、前記第1の日時よりも後の日時である第2の日時に前記撮像対象を撮像した第2の撮像画像を受け付け、
    前記処理手段は、
    前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第1の数値情報を特定する第1処理と、
    前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第2の数値情報を特定する第2処理と、
    前記第1処理の処理結果及び前記第2処理の処理結果に基づいて、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報との差分値を演算し、演算された当該差分値を示す情報を、前記格納装置に格納する第3処理と、を行い、
    前記撮像対象は、液体を収容する収容パックを含み、
    前記処理手段は、
    前記第1処理において、
    教師有り機械学習を行うことにより予め生成されている画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第1の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報とを特定し、
    前記第2処理において、
    前記画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第2の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第2の数値情報とを特定し、
    前記第3処理において、
    前記第1処理で特定した前記収容パックの種類と前記第2処理で特定した前記収容パックの種類が相互に同じ種類である場合に、
    前記第2処理にて特定した前記第2の数値情報と、
    前記第1処理にて特定した前記第1の数値情報であって、前記第2処理にて特定した前記収容パックの種類と同じ種類の前記収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報との差分値を演算する、
    支援システム。
  2. 少なくとも患者又は被介護者を含む対象者を支援する支援者に利用される端末装置であって、対象者に関する撮像対象を撮像した撮像画像を受け付ける前記端末装置を備える支援システムを、
    前記端末装置が受け付けた前記撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する情報を特定し、特定した前記患者の看護又は介護に関する情報を、格納装置に格納する処理手段、として機能させ、
    前記端末装置は、第1の日時に前記撮像対象を撮像した第1の撮像画像と、前記第1の日時よりも後の日時である第2の日時に前記撮像対象を撮像した第2の撮像画像を受け付け、
    前記処理手段は、
    前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第1の数値情報を特定する第1処理と、
    前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像に基づいて、前記患者の看護又は介護に関する第2の数値情報を特定する第2処理と、
    前記第1処理の処理結果及び前記第2処理の処理結果に基づいて、前記第1の数値情報と前記第2の数値情報との差分値を演算し、演算された当該差分値を示す情報を、前記格納装置に格納する第3処理と、を行い、
    前記撮像対象は、液体を収容する収容パックを含み、
    前記処理手段は、
    前記第1処理において、
    教師有り機械学習を行うことにより予め生成されている画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第1の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第1の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報とを特定し、
    前記第2処理において、
    前記画像認識用モデルを用いて、前記端末装置が受け付けた前記第2の撮像画像の画像認識を行うことにより、前記第2の撮像画像に写っている前記収容パックの種類と当該収容パックに収容されている液体の量を示す前記第2の数値情報とを特定し、
    前記第3処理において、
    前記第1処理で特定した前記収容パックの種類と前記第2処理で特定した前記収容パックの種類が相互に同じ種類である場合に、
    前記第2処理にて特定した前記第2の数値情報と、
    前記第1処理にて特定した前記第1の数値情報であって、前記第2処理にて特定した前記収容パックの種類と同じ種類の前記収容パックに収容されている液体の量を示す前記第1の数値情報との差分値を演算する、
    支援プログラム。
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