JP6871192B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6871192B2
JP6871192B2 JP2018054440A JP2018054440A JP6871192B2 JP 6871192 B2 JP6871192 B2 JP 6871192B2 JP 2018054440 A JP2018054440 A JP 2018054440A JP 2018054440 A JP2018054440 A JP 2018054440A JP 6871192 B2 JP6871192 B2 JP 6871192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
storage unit
pedestal
detection element
internal space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018054440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019028056A (ja
Inventor
佑介 松倉
佑介 松倉
北野谷 昇治
昇治 北野谷
昌哉 渡辺
昌哉 渡辺
大祐 市川
大祐 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to DE102018118515.4A priority Critical patent/DE102018118515A1/de
Priority to US16/050,787 priority patent/US10983085B2/en
Priority to CN201810862431.7A priority patent/CN109387547A/zh
Publication of JP2019028056A publication Critical patent/JP2019028056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6871192B2 publication Critical patent/JP6871192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

本開示は、ガスセンサに関する。
可燃性ガス等を検出するガスセンサとして、水分の影響を受けないガスセンサが公知である(特許文献1参照)。特許文献1のガスセンサでは、検知対象ガスに開放した空間に1つのガス検出素子が配置され、水蒸気を透過しかつ被検出ガスを透過しない膜体を介して検知対象ガスに連通する空間に別のガス検出素子が配置される。
これにより、特許文献1のガスセンサでは、1対のガス検出素子の湿度条件が同じになるため、湿度の影響を受けずにガスを検出することができる。
特開2001−124716号公報
上記ガスセンサにおいて、上記膜体を介して検知対象ガスに連通する空間を形成する台座とキャップとの熱膨張率の差が大きいと、熱衝撃によってこれらの接着面が割れ、空間の密閉性が失われるおそれがある。
また、イオン交換膜に代表される水蒸気を透過しかつ被検出ガスを透過しない膜体は、金属イオンにより水蒸気透過性能が低下する。そのため、キャップの膜体に接する部分に金属を用いると、膜体の機能が失われ、センサ出力が湿度の影響を受けやすくなる。
本開示の一局面は、ガス検出素子が配置される空間の密閉性を高められ、かつ、膜体の水蒸気透過性能の低下を抑制できるガスセンサを提供することを目的とする。
本開示の一態様は、被検出雰囲気中のガスを検出するためのガスセンサである。ガスセンサは、第1ガス検出素子と、第1ガス検出素子が格納された第1内部空間を有する第1格納部と、第1格納部が収容されたケーシングと、を備える。ケーシングは、被検出ガスを内部に導入する開口を有する。第1格納部は、第1ガス導入口を有する。第1ガス導入口は、第1内部空間とケーシングの内部とを連通すると共に、水蒸気を透過しかつ被検出ガスを実質的に透過しない膜体で覆われる。また、第1格納部のうち少なくとも膜体に接する部分は、絶縁性セラミック製又は樹脂製である。
このような構成によれば、第1格納部の膜体に接する部分が絶縁性セラミック製又は樹脂製であるので、参照素子である第1ガス検出素子を格納する第1内部空間における密閉性が向上される。
また、第1ガス導入口が絶縁性セラミック製又は樹脂製の第1格納部に設けられると共に、水蒸気を透過しかつ被検出ガスを実質的に透過しない膜体が、第1ガス導入口を覆うように設けられる。そのため、膜体は、金属に接触せず、金属イオンによって汚染されない。したがって、膜体の水蒸気透過性能の低下が抑制される。
本開示の一態様では、第1格納部は、絶縁性セラミック製であってもよい。このような構成によれば、膜体の水蒸気透過性能の低下を抑制しつつ、第1内部空間における密閉性をより高めることができる。
本開示の一態様では、第1格納部は、第1ガス検出素子が載置される絶縁性セラミック製の台座と、第1内部空間を画定するように台座を覆う絶縁性セラミック製の保護キャップと、を有してもよい。また、台座と保護キャップとは、絶縁性接着剤により接着されてもよい。このような構成によれば、第1格納部及び第1内部空間を容易かつ確実に構成できる。
本開示の一態様では、台座及び保護キャップは、同一の絶縁性セラミックで構成されてもよい。このような構成によれば、台座と保護キャップとの熱膨張率の差が無くなるので、より確実に第1内部空間の密閉性を高めることができる。
本開示の一態様では、絶縁性接着剤は、熱硬化性樹脂を主成分としてもよい。このような構成によれば、台座と保護キャップとの密着性を高めることができる。
本開示の一態様は、第2ガス検出素子と、第2ガス検出素子が格納された第2内部空間を有する第2格納部と、をさらに備えてもよい。また、ケーシングは、第2格納部をさらに収容してもよい。第1ガス検出素子及び第2ガス検出素子は、それぞれ、温度変化により抵抗値が変化する発熱抵抗体を有してもよい。第2格納部は、ケーシングの内部から第2内部空間に被検出ガスを直接導入する第2ガス導入口を有してもよい。このような構成によれば、ガスの検出精度の高いガスセンサを得ることができる。
本開示の一態様では、台座には、第2ガス検出素子がさらに載置されてもよい。また、保護キャップは、第2内部空間を画定するように台座を覆ってもよい。このような構成によれば、第1格納部及び第2格納部の形成を同時かつ容易に行える。また、第1内部空間と第2内部空間とを近接して配置できるので、第1内部空間と第2内部空間との温度差を低減できる。その結果、ガスセンサの出力誤差を抑えることができる。
本開示の一態様では、膜体は、フッ素樹脂系のイオン交換膜であってもよい。このような構成によれば、より確実に水蒸気を透過させつつ、被検出ガスを透過させないことができる。
実施形態のガスセンサを示す模式的な断面図である。 図1のガスセンサの第1格納部及び第2格納部近傍の模式的な部分拡大断面図である。 図1のガスセンサのガス検出素子の模式的な平面図である。 図3のVI−VI線での模式的な断面図である。 図1のガスセンサの模式的な回路図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示すガスセンサ1は、被検出雰囲気中のガスを検出するためのガスセンサである。ガスセンサ1の被検出ガスとしては、水素、アンモニア、一酸化炭素、炭化水素等の可燃性ガスが挙げられる。
ガスセンサ1は、図1に示すように、第1ガス検出素子2及び第2ガス検出素子3と、第1格納部4及び第2格納部5と、ケーシング6と、回路基板10と、演算部12とを備える。
<第1ガス検出素子及び第2ガス検出素子>
第1ガス検出素子2は、熱伝導式の検出素子である。
第1ガス検出素子2は、図3及び図4に示すように、発熱抵抗体20と、絶縁層21と、配線22と、1対の第1電極パッド23A,23Bと、測温抵抗体24と、1対の第2電極パッド25A,25Bと、基板26とを有する。
発熱抵抗体20は、渦巻き形状にパターン化された導体であり、絶縁層21の中央部分に埋設されている。また、発熱抵抗体20は、配線22を介して第1電極パッド23A,23Bに電気的に接続されている。
第1電極パッド23A,23Bは、絶縁層21の表面に形成されている。また、第1電極パッド23A,23Bの一方は、グランドに接続される。
なお、絶縁層21の第1電極パッド23A,23Bと反対側の表面には、シリコン製の基板26が積層されている。基板26は、発熱抵抗体20が配置される領域には存在しない。この領域は、絶縁層21が露出する凹部27となり、ダイアフラム構造を構成している。
測温抵抗体24は、発熱抵抗体20よりも絶縁層21の外縁側に埋設され、第2電極パッド25A,25Bと電気的に接続されている。具体的には、測温抵抗体24は、絶縁層21の1辺の近傍に配置されている。また、第2電極パッド25A,25Bの一方は、グランドに接続される。
発熱抵抗体20は、自身の温度変化により抵抗値が変化する部材であり、温度抵抗係数が大きい導電性材料で構成される。発熱抵抗体20の材料としては、例えば白金(Pt)が使用できる。
また、測温抵抗体24は、抵抗値が温度に比例して変化する導電性材料で構成される。測温抵抗体24の材料としては、例えば発熱抵抗体20と同様の白金(Pt)が使用できる。配線22、第1電極パッド23A,23B、及び第2電極パッド25A,25Bの材料も、発熱抵抗体20と同様とすることができる。
なお、絶縁層21は、単一の材料で形成されてもよいし、異なる材料を用いた複数の層から構成されてもよい。絶縁層21を構成する絶縁性材料としては、例えば、酸化ケイ素(SiO)、窒化珪素(Si)等が挙げられる。
第2ガス検出素子3は、第1ガス検出素子2と同様、温度変化により抵抗値が変化する発熱抵抗体を有する。第2ガス検出素子3の構成は、第1ガス検出素子2と同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、第1ガス検出素子2の発熱抵抗体と第2ガス検出素子3の発熱抵抗体とは、抵抗値が同じであることが好ましい。
<第1格納部及び第2格納部>
第1格納部4は、第1内部空間4Aと、第1ガス導入口4Bと、膜体4Cとを有する。また、第1格納部4は、絶縁性セラミック製の台座7と、絶縁性セラミック製の保護キャップ8とを有する。
膜体4Cは、水蒸気を透過しかつ被検出ガスを実質的に透過しない性質を有する。なお、「実質的に透過しない」とは、体積ベースで、被検出ガス(例えば水素)の透過量が水蒸気の透過量の50分の1以下であることを意味する。
このような膜体4Cとしては、フッ素樹脂系のイオン交換膜が好適に使用できる。具体的には、例えばNafion(登録商標)、Flemion(登録商標)、Aciplex(登録商標)等が挙げられる。また、膜体4Cとして、被検出ガスと水蒸気とを分離できる中空糸膜を用いてもよい。
第1内部空間4Aには、第1ガス検出素子2が格納されている。また、第1ガス導入口4Bは、第1内部空間4Aとケーシング6の内部とを連通する。さらに、膜体4Cは、第1ガス導入口4Bの全体を覆って塞ぐように配置されている。
したがって、第1内部空間4Aには被検出ガスが供給されない。そのため、第1ガス検出素子2は、被検出ガス雰囲気に晒されない参照素子として機能するが、膜体4Cが水蒸気を透過するので、湿度条件は第2ガス検出素子3と同じになる。なお、第1格納部4は、第1ガス導入口4B以外に開口を有さない。
第2格納部5は、第2内部空間5Aと、第2ガス導入口5Bとを有する。また、第2格納部5は、絶縁性セラミック製の台座7と、絶縁性セラミック製の保護キャップ8とを、第1格納部4と共有している。
第2内部空間5Aには、第2ガス検出素子3が格納されている。また、第2ガス導入口5Bは、第2内部空間5Aとケーシング6の内部とを連通する。第2ガス導入口5Bには膜体4Cが配置されておらず、開放されている。そのため、ケーシング6の内部から第2ガス導入口5Bを介して第2内部空間5Aに被検出ガスが供給される。つまり、第2ガス導入口5Bは、第2内部空間5Aに被検出ガスを直接導入する。なお、第2格納部5は、第2ガス導入口5B以外に開口を有さない。
第1内部空間4A及び第2内部空間5Aは、それぞれ、台座7に保護キャップ8を被せることで形成されている。つまり、台座7及び保護キャップ8は、第1格納部4を構成すると共に第2格納部5も構成している。
また、第1内部空間4A及び第2内部空間5Aは、台座7及び保護キャップ8を連結することで構成される壁によって仕切られている。つまり、第1格納部4及び第2格納部5は、1枚の壁を共有するように隣接して設けられている。
(台座)
台座7は、第1ガス検出素子2が載置される凹部と、第2ガス検出素子3が載置される凹部とを有する。また、台座7は、回路基板10の表面に設置されている。
台座7の材質は、絶縁性セラミックである。台座7を構成する好適な絶縁性セラミックとしては、例えばアルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア等が挙げられる。本実施形態では、台座7は保護キャップ8と同一の絶縁性セラミックで構成される。
(保護キャップ)
保護キャップ8は、第1内部空間4A及び第2内部空間5Aを画定する2つの凹部を有する。保護キャップ8の2つの凹部は、台座7の2つの凹部とそれぞれ突き合わせられる。保護キャップ8は、台座7と、台座7の2つの凹部に載置された第1ガス検出素子2及び第2ガス検出素子3とを覆うように台座7に接着されている。
保護キャップ8の2つの凹部には、それぞれ第1ガス導入口4B及び第2ガス導入口5Bが設けられている。また、第1ガス導入口4Bの第1内部空間4A側の開口部分には膜体4Cが固定されている。具体的には、保護キャップ8の第1ガス検出素子2と対向する内面に、膜体4Cが接着されている。
保護キャップ8の材質は、絶縁性セラミックである。保護キャップ8を構成する好適な絶縁性セラミックとしては、例えばアルミナが挙げられる。上述のように、本実施形態では、台座7と保護キャップ8とは同一の絶縁性セラミックで構成される。
(絶縁性接着剤)
台座7と保護キャップ8とは絶縁性接着剤9Aにより接着されている。この絶縁性接着剤9Aとしては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等を主成分とするものが使用できる。これらの中でも台座7と保護キャップ8との密着性を高める観点から、熱硬化性樹脂を主成分とする絶縁性接着剤が好ましい。熱硬化性樹脂の具体例としては、例えばエポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂等を挙げることができる。なお、「主成分」とは、80質量%以上含有される成分を意味する。
また、本実施形態では、膜体4Cも絶縁性接着剤9Bにより保護キャップ8の内面に接着されている。膜体4Cを接着する絶縁性接着剤9Bは、台座7と保護キャップ8とを接着する絶縁性接着剤9Aと同じものを使用することができる。
<ケーシング>
ケーシング6は、第1格納部4及び第2格納部5を収容する。ケーシング6は、被検出ガスを内部に導入する開口6Aと、開口6Aに配置されたフィルタ6Bとを有する。
具体的には、第1格納部4及び第2格納部5(つまり台座7及び保護キャップ8)は、ケーシング6と回路基板10との間に設けられた内部空間6Cに収容されている。内部空間6Cは、ケーシング6の内部に突出した内枠6Dにシール部材11を介して回路基板10を固定することで形成されている。
また、開口6Aは、被検出雰囲気と内部空間6Cとを連通するように形成されている。開口6Aから内部空間6Cに取り入れられた被検出ガスは、第2ガス導入口5Bを通じて第2内部空間5Aのみに供給される。一方、内部空間6C内の水蒸気は、第1内部空間4A及び第2内部空間5Aの双方に拡散可能である。
フィルタ6Bは、被検出ガスを透過しかつ液状の水を透過しない(つまり、被検出ガスに含まれている水滴を除去する)撥水フィルタである。フィルタ6Bにより、開口6Aから内部空間6Cに水滴が侵入することが抑制される。なお、本実施形態では、フィルタ6Bは、開口6Aを塞ぐようにケーシング6の内面に取り付けられている。
<回路基板>
回路基板10は、ケーシング6内に配置される板状の基板であり、図5に示す回路を備えている。この回路は、第1ガス検出素子2及び第2ガス検出素子3の第1電極パッド23A,23B及び第2電極パッド25A,25Bと、それぞれ電気的に接続されている。
<演算部>
演算部12は、被検出雰囲気中のガスの濃度を演算する。具体的には、図5に示すように、演算部12は、直列に接続された第1ガス検出素子2の発熱抵抗体20及び第2ガス検出素子3の発熱抵抗体30に一定の電圧Vccを印加したときの、第1ガス検出素子2の発熱抵抗体20と第2ガス検出素子3の発熱抵抗体30との間の電位から濃度を演算する。
より詳細には、第1ガス検出素子2の発熱抵抗体20と第2ガス検出素子3の発熱抵抗体30との間の電位との間の電位と、固定抵抗R3と固定抵抗R4との間の電位との電位差を作動増幅回路により増幅させた電位差Vdが出力され、Vdから算出された被検出ガスの濃度Dが演算部12により出力される。なお、演算部12及び回路基板10には直流電源40から電流が供給される。
[1−2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1内部空間4Aを構成する台座7と保護キャップ8とが共に絶縁性セラミック製であるので、両者の熱膨張率の差が小さい。そのため、熱衝撃によって台座7と保護キャップ8との密着性が低下することが抑制され、参照素子である第1ガス検出素子2を格納する第1内部空間4Aの密閉性が向上される。
(1b)第1ガス導入口4Bが絶縁性セラミック製の保護キャップ8に設けられると共に、膜体4Cが第1ガス導入口4Bを覆うように保護キャップ8に設けられる。そのため、膜体4Cは、金属に接触せず、金属イオンによって汚染されない。したがって、膜体4Cの水蒸気透過性能の低下が抑制される。
(1c)台座7と保護キャップ8とが同一の絶縁性セラミックで構成されることで、両者の熱膨張率の差を無くすことができる。そのため、より確実に第1内部空間4Aの密閉性を高めることができる。
(1d)台座7及び保護キャップ8は、第1格納部4を構成すると共に第2格納部5も構成しているので、第1格納部4及び第2格納部5の形成が同時かつ容易に行える。また、第1内部空間4Aと第2内部空間5Aを近接して配置できるので、第1内部空間4Aと第2内部空間5Aとの温度差を低減できる。その結果、ガスセンサ1の出力誤差を抑えることができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態のガスセンサ1において、台座7と保護キャップ8とは、必ずしも同一の絶縁性セラミックで構成される必要はない。台座7と保護キャップ8とで異なる絶縁性セラミックを用いても、熱膨張率の差が小さいため、本開示の効果が奏される。
(2b)上記実施形態のガスセンサ1において、第1格納部4を構成する台座及び保護キャップと、第2格納部5を構成する台座及び保護キャップとは、別部材であってもよい。つまり、第1格納部4の台座及び保護キャップと、第2格納部5の台座及び保護キャップとを別々に設けてもよい。また、第1格納部4と第2格納部5とは離間して配置されてもよい。
さらに、第1格納部4及び第2格納部5は、必ずしも絶縁性セラミック製の台座や保護キャップを有さなくてもよい。つまり、第1格納部4及び第2格納部5は、それぞれ、1つの部材で構成されてもよい。また、台座と保護キャップとによって各格納部を構成する場合に、台座と保護キャップとが絶縁性接着剤9Aにより接着されなくてもよい。
(2c)上記実施形態のガスセンサ1において、膜体4Cは、第1ガス導入口4Bを塞ぐように保護キャップ8の外側に配置されてもよい。また、膜体4Cは、絶縁性接着剤以外の手段で保護キャップ8に取り付けられてもよい。
(2d)上記実施形態のガスセンサ1において、第1格納部4は、少なくとも膜体4Cに接する部分が絶縁性セラミック製又は樹脂製であればよい。したがって、保護キャップ8は、金属製のキャップの外表面を絶縁性セラミック又は樹脂でコーティングしたものであってもよい。
(2e)上記実施形態のガスセンサ1において、ケーシング6は必ずしもフィルタ6Bを備えなくてもよい。また、図1及び図2に示すケーシング6の形状は一例であり、適宜変更が可能である。
(2f)上記実施形態のガスセンサ1において、第1ガス検出素子2及び第2ガス検出素子3は、測温抵抗体24を備えなくてもよい。また、第1格納部4及び第2格納部5に測温抵抗体24以外の測温手段が設けられてもよい。
(2g)上記実施形態のガスセンサ1において、第1ガス検出素子2及び第2ガス検出素子3は、熱伝導式に限定されない。したがって、第1ガス検出素子2及び第2ガス検出素子3は、貴金属等の燃焼触媒により被検出ガスを燃焼させる接触燃焼式の検出素子であってもよい。
(2h)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…ガスセンサ、2…第1ガス検出素子、3…第2ガス検出素子、
4…第1格納部、4A…第1内部空間、4B…第1ガス導入口、
4C…膜体、5…第2格納部、5A…第2内部空間、5B…第2ガス導入口、
6…ケーシング、6A…開口、6B…フィルタ、6C…内部空間、6D…内枠、
7…台座、8…保護キャップ、9A…絶縁性接着剤、9B…絶縁性接着剤、
10…回路基板、11…シール部材、12…演算部、20…発熱抵抗体、
21…絶縁層、22…配線、23A,23B…第1電極パッド、24…測温抵抗体、
25A,25B…第2電極パッド、26…基板、27…凹部、30…発熱抵抗体、
40…直流電源。

Claims (8)

  1. 被検出雰囲気中のガスを検出するためのガスセンサであって、
    第1ガス検出素子と、
    前記第1ガス検出素子が格納された第1内部空間を有する第1格納部と、
    第2ガス検出素子と、
    前記第2ガス検出素子が格納された第2内部空間を有する第2格納部と、
    前記第1格納部及び前記第2格納部が収容されたケーシングと、
    を備え、
    前記ケーシングは、被検出ガスを内部に導入する開口を有し、
    前記第1格納部は、前記第1内部空間と前記ケーシングの内部とを連通すると共に、水蒸気を透過しかつ被検出ガスを実質的に透過しない膜体で覆われた第1ガス導入口を有し、
    前記第1格納部のうち少なくとも前記膜体に接する部分は、絶縁性セラミック製又は樹脂製であり、
    前記第1格納部及び前記第2格納部は、1枚の壁を共有するように隣接して設けられる、ガスセンサ。
  2. 前記第1格納部は、絶縁性セラミック製である、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記第1格納部は、
    前記第1ガス検出素子が載置される絶縁性セラミック製の台座と、
    前記第1内部空間を画定するように前記台座を覆う絶縁性セラミック製の保護キャップと、
    を有し、
    前記台座と前記保護キャップとは、絶縁性接着剤により接着される、請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 前記台座及び前記保護キャップは、同一の絶縁性セラミックで構成される、請求項3に記載のガスセンサ。
  5. 前記絶縁性接着剤は、熱硬化性樹脂を主成分とする、請求項3又は請求項4に記載のガスセンサ。
  6. 記第1ガス検出素子及び前記第2ガス検出素子は、それぞれ、温度変化により抵抗値が変化する発熱抵抗体を有し、
    前記第2格納部は、前記ケーシングの内部から前記第2内部空間に被検出ガスを直接導入する第2ガス導入口を有する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  7. 前記台座には、前記第2ガス検出素子がさらに載置され、
    前記保護キャップは、前記第2内部空間を画定するように前記台座を覆う、請求項6に記載のガスセンサ。
  8. 前記膜体は、フッ素樹脂系のイオン交換膜である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のガスセンサ。
JP2018054440A 2017-08-02 2018-03-22 ガスセンサ Active JP6871192B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102018118515.4A DE102018118515A1 (de) 2017-08-02 2018-07-31 Gassensor
US16/050,787 US10983085B2 (en) 2017-08-02 2018-07-31 Gas sensor
CN201810862431.7A CN109387547A (zh) 2017-08-02 2018-08-01 气体传感器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017149988 2017-08-02
JP2017149988 2017-08-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019028056A JP2019028056A (ja) 2019-02-21
JP6871192B2 true JP6871192B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=65478303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018054440A Active JP6871192B2 (ja) 2017-08-02 2018-03-22 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6871192B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3929575B1 (en) * 2020-06-22 2023-09-27 Sensirion AG Sensor device for determining heat transfer parameters of a fluid

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5582954A (en) * 1978-12-19 1980-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd Inflammable gas detector
JPH11248671A (ja) * 1998-02-26 1999-09-17 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP3385248B2 (ja) * 1999-10-29 2003-03-10 光明理化学工業株式会社 ガスセンサ
JP4578990B2 (ja) * 2004-03-30 2010-11-10 シチズンホールディングス株式会社 ガスセンサ用外装構成体
US7021821B2 (en) * 2004-05-28 2006-04-04 Honeywell International Inc. Differential thermal sensors
JP2009092587A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Honda Motor Co Ltd ヒータ内蔵型ガスセンサの制御装置
JP4892521B2 (ja) * 2008-06-30 2012-03-07 株式会社日立製作所 可燃性ガスセンサ
JP2010237007A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd ガスセンサ
JP6533380B2 (ja) * 2013-11-11 2019-06-19 日本特殊陶業株式会社 センサ
JP6347618B2 (ja) * 2014-02-07 2018-06-27 日本特殊陶業株式会社 ガス検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019028056A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109387548B (zh) 气体传感器
JP6347618B2 (ja) ガス検出器
JP6573783B2 (ja) センサ素子及びガスセンサ
JP4341506B2 (ja) 湿度センサおよび湿度検出機能を有する複合センサ
CN109507261B (zh) 气体传感器
JP7084886B2 (ja) ガスセンサ
JPS62214347A (ja) 電気化学的装置
JP5736344B2 (ja) ガスセンサ
JP5373474B2 (ja) 可燃性ガス検出装置
JP6815352B2 (ja) ガスセンサ
JP6871192B2 (ja) ガスセンサ
JP6882220B2 (ja) ガスセンサ
JP6203650B2 (ja) ガスセンサ素子及びガスセンサ
US10983085B2 (en) Gas sensor
JP7055680B2 (ja) ガスセンサ
JP6718332B2 (ja) ガスセンサ素子およびガスセンサ素子の製造方法
JP2004170135A (ja) 空燃比検出装置
JP6875230B2 (ja) ガスセンサ
JP6347617B2 (ja) ガス検出器、及び、ガス検出システム
JP2015152523A (ja) ガス検出器
JP2008267855A (ja) 液面検出センサおよびこれを用いた液体用タンク
US20180275116A1 (en) Gas sensor
JP4984723B2 (ja) 湿度検出装置
JPH0416932Y2 (ja)
JPS613051A (ja) 酸素センサ−の検出基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6871192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250