JP6871172B2 - 複合肉製品を含むウェットタイプのペットフード製品 - Google Patents

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Description

ウェットタイプのペットフード製品が提供され、より詳しくは、20〜100質量%の複合肉製品および0〜80質量%のソース(例えば、肉汁ソース、ゼリーまたはムース)を含むウェットタイプのペットフード製品が提供される。その複合肉製品は、植物性材料を含み、粉砕された動物性材料、植物性材料、および熱凝結性(heat-settable)結合剤を含有するエマルションを熱凝結させる(heat-setting)ことによって製造される。そのウェットタイプのペットフード製品は、0.1〜3質量%の酵母エキスをさらに含有する。上述したウェットタイプのペットフード製品を製造する方法、およびコンパニオン・アニマルに給餌するためのそのウェットタイプのペットフード製品の使用も、提供される。
ペットフードは、一般に、その含水率に基づいて分類される:
(1)ドライタイプまたは低含水率製品(通常は、15%未満)。これらの製品は、通常は、高い栄養素含有量と利便性を併せ持つ;
(2)ウェットタイプまたは高含水率製品(約50%超)。これらの製品は、一般に、ペットにとって最も美味しく感じられる;
(3)セミモイストまたはセミドライまたはソフトドライタイプもしくは中間または中程度の含水率の製品(一般に、15%と50%の間)。
2つの主要な種類のウェットタイプのペットフード製品は区別される。第1の種類は、「パテ(pate)」または「ローフ(loaf)」として知られ、通常は、熱で食用成分の混合物を処理して、熱凝固した(heat-coagulated)タンパク質により構造化された均質な半固形塊を生成することによって、調製される。この均質な塊は、通常、一食分または多食分のパッケージに包装され、次いで、そのパッケージは密封され、殺菌される。その均質な塊は、包装の際に、容器の形状をとる。
第2の種類のウェットタイプのペットフード製品は、ソース成分の性質に応じて、「チャンクおよび肉汁ソース」、「チャンクおよびゼリー」または「チャンクおよびムース」として知られている。これらの種類の製品は、ここで、「チャンクおよびソース」製品と称される。そのチャンクは、肉片または再構成肉片を含む。再構成肉片は、通常、熱凝結性成分を含有する肉エマルションを作製し、熱エネルギーを施して、そのエマルションを「凝結」させ、それに所望の形状をとらせることによって、調製される。その製品片は、一食分または多食分のパッケージ内でソース(例えば、肉汁ソース、ゼリーまたはムース)と組み合わされ、次いで、そのパッケージは密封され、殺菌される。チャンクおよびソースの製品は、パテまたはローフとは対照的に、給餌されたときに、パッケージから流れ出て、他のペットフード製品と容易に混合できる。
多くのウェットタイプのペットフード製品は、かなりの量の肉および動物副産物を含有する。動物副産物は、動物の全身または身体の一部、もしくは卵子、胚および精子を含む、ヒトの摂取を目的としない動物起源の産物である。動物副産物としては、数ある中でも、屠体、動物の身体部分、内臓、並びに元々ヒトの摂取用であるが、商業的な理由で回収された動物起源の製品または食品が挙げられる。
動物副産物を含む低品質肉の、見て美しい再構成肉片(チャンク)への再構成は、ほとんどのウェットタイプのペットフード製品の重要な特徴である。広く用いられている技術は、食肉タンパク質の熱凝結(heat-setting)および熱凝結性結合剤の添加に依存する。可溶性食肉タンパク質は、80℃を超えて加熱されたときに、凝固し、強力な基質を形成する。しかしながら、ペットフードの生産のために、適切な肉を現実的な価格で見つけることは難しい。それゆえ、十分なチャンク強度を与えるために、乾燥血漿および他の熱凝結性結合剤などの添加剤が含まれる。
熱凝結による複合肉製品の製造に使用されるいくつかの要素には、以下がある:
・骨粒子および肉繊維のサイズを最小にするための微粉砕、
・全ての水が調理中に結合することを確実にするための最終的な肉エマルション中に氷がないこと、
・食肉タンパク質の前凝固を避けるための粉砕機内の局所的な過熱のないこと、
・水の結合およびエマルションの安定性を最大にするために、乳化過程の前、最中および後の食肉タンパク質の温度制御、
・全ての食肉タンパク質が凝固したことを確実にするために、調理後の85℃の最低温度。
ペットフード製品のコストを低下させるため、および/または栄養価を高めるために、植物性材料が複合肉製品中に含まれることがある。例えば、特許文献1には、肉および肉汁ソースのペットフードを調製するプロセスであって:
a)少なくとも6%の総脂肪含量および少なくとも75%の総肉含量を達成するために、必要に応じて、大豆粉、乾燥血漿、肝臓、および他の成分を含むスラリーを調製する工程、
b)そのスラリーに、微細肉エマルションを生成するのに十分な撹拌および切断を行う工程、
c)エマルションのシートを形成する工程、
d)エマルションのシートを少なくとも170°F(77℃)の内部温度に加熱する工程、
e)そのシートを個々の肉状片に切断する工程、
f)その肉状片および澄んだ自由流動性肉汁ソースを缶に入れる工程、および
g)その缶を閉じ、レトルト処理する工程、
を有してなるプロセスが記載されている。特許文献1の実施例に、52%の肉状片および48%の肉汁ソースを含有する肉および肉汁ソースのペットフードであって、その肉状片が、83〜84質量%の粉砕動物性材料、6〜7質量%の脱脂大豆粉、および4.5〜5質量%の粉末血漿を含有するものである、ペットフードが記載されている。
ウェットタイプのペットフード製品に植物性材料を適用することの欠点は、その製品の美味しさに対する悪影響である。
ペットフードに酵母エキスを用いることが、当該技術分野において公知である。
特許文献2には、全製品に基づいて、1.5〜3.5質量%の乳糖および3.5〜5.0質量%のタンパク質、並びに脂肪を含む、ネコ用の乳製品に基づく液体食品が記載されている。特許文献2の実施例に、酵母エキスを含有する液体食品が記載されている。
特許文献3には、レバー状ペットフードを調製するプロセスであって、
・乳化脂肪、全血、および還元糖の水性反応混合物を調製する工程、および
・その反応混合物を固化させ、ざらつきのあるレバー状材料を生成するのに効果的な時間に亘り効果的な温度でその混合物を加熱する工程、
を有してなるプロセスが記載されている。その実施例に、獣脂、水、乾血、ブドウ糖および酵母エキスを含む混合物からのレバー状ペットフードの調製が記載されている。
特許文献4には、穀粉(cereal flour)、肉粉、魚粉、小麦胚芽、ビール酵母、ビタミン、ミネラルおよび水を含有する組成物を押し出し;その押出物を乾燥させ;その乾燥した押出物を牛脂および酵母エキスで被覆することによる、ペットフードキブルの調製が記載されている。
特許文献5には、コンパニオン・アニマル用食品の表面に施せる美味しさ向上組成物であって、グリセロールおよび/またはプロピレングリコールにより改質された、少なくとも1種類の旨味剤および/または少なくとも1種類の味物質を含む組成物が記載されている。その旨味剤は、リン酸塩、ピロリン酸塩、タンパク質、タンパク質加水分解物、生物抽出物、乾燥酵母、酵母エキス、ペプトンおよびそれらの組合せからなる群より選択してよい。
特許文献6には、活性成分として、適正温度(70〜100℃)で加熱されることにより風味が与えられる酵母エキスを含有するペットフード組成物が記載されている。
非特許文献1には、成猫用の食品における、リン酸に基づく酸性化剤(A)、特異株(サッカロマイセス・セレビシエ)からの酵母エキス(Y)、およびこれら2つの添加物の組合せを添加する効果を著者が評価した研究の結果が記載されている。この研究の結果は、ネコ用規定食中に0.6%のAまたは1.5%のYの単独使用は推奨されないことを示した。しかしながら、これら2つの添加物の関連は、栄養消化率を増加させるのに有益であった。
テシマ等(非特許文献2)は、トウモロコシグルテンを置き換えるために、押出ドッグフードに2%の酵母エキス(Nupro(登録商標)2000)が添加された実験の結果を記載している。犬は、比較製品よりも、酵母エキス含有製品を好むことが分かった。
特許文献7には、ペットフードであって、
・動物性タンパク質および植物性タンパク質からなる群より選択される少なくとも1種類のタンパク質、
・動物性脂肪および油並びに植物性脂肪および油からなる群より選択される少なくとも1種類の脂肪または油、
・脱脂ゴマ、および
・肉エキス、魚エキス、内臓エキス、酵母エキス、加工乳およびその加水分解物からなる群より選択される少なくとも1種類の美味しさ向上剤、
を含むペットフードが記載されている。
米国特許第4895731号明細書 欧州特許出願公開第0241097号明細書 米国特許第4070490号明細書 特開平3−206853号公報 米国特許出願公開第2011/0159149号明細書 特開2004−121022号公報 国際公開第2014/098193号
Ogoshi et al., Acidifying and yeast extract in diets for adults cats, Animal Science Journal (2014) 85, 555−561 Yeast extract in dog food: digestibility and palatability, 44th Annual meeting of the Brazilian Zootechny Society, Unesp-Jaboticabal 24-27 July 2007
ここに提供されるウェットタイプのペットフード製品は、相当な量の植物性材料および熱凝結性結合剤と共に粉砕動物性材料を含有する複合肉製品を含む。意外なことに、植物性材料の存在にもかかわらず、そのウェットタイプのペットフード製品は、少量の酵母エキスの添加により、優れた美味しさを有する。
第1の態様において、20〜100質量%の複合肉製品および0〜80質量%のソースを含むウェットタイプのペットフード製品であって、その複合肉製品は、
・50〜92質量%の、肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される粉砕動物性材料、
・1〜15質量%の植物性材料、および
・1〜8質量%の熱凝結性結合剤、
を含み、0.1〜3.0質量%の酵母エキスを含有するウェットタイプのペットフード製品が提供される。その酵母エキスは、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属などの異なる種類の酵母から得てよい。酵母エキスをサッカロマイセス酵母から得る、いくつかの実施の形態において、サッカロマイセス・セレビシエから得ることが望ましい。
予期せぬ事に、相当な量の植物性材料を含有する複合肉製品を含むウェットタイプのペットフード製品に少量の酵母エキスを含ませると、そのようなペットフード製品が、より少量の植物性材料の有無にかかわらずに製造されたウェットタイプのペットフード製品の官能性に近くなることが分かった。本発明のウェットタイプのペットフード製品の改善された美味しさは、食べられた製品の全量がモニタされ、適切な比較製品と比べられる試験において適切に実証することができる。
別の態様は、コンパニオン・アニマル、例えば、ネコおよびイヌから選択されるコンパニオン・アニマルに給餌するための上述したウェットタイプのペットフード製品の使用に関する。
さらに別の態様は、先の請求項のいずれか1つに記載の、複合肉製品を含むウェットタイプのペットフード製品を調製する方法であって、
・肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される動物性材料の小片を粉砕して、粉砕動物性材料を調製する工程、
・その粉砕動物性材料を植物性材料、熱凝結性結合剤、および必要に応じて、さらに別のペットフード成分と混合して、スラリーを調製する工程、
・そのスラリーを剪断条件に施して、エマルションを生成する工程、
・そのエマルションの層を形成する工程、
・そのエマルションの層を少なくとも70℃の内部温度に加熱する工程、および
・その加熱された層を複合肉製品の個別片に切断または寸断する工程、
を有してなる方法に関する。
ここに記載されたウェットタイプのペットフード製品は、ここに具体的に開示されていないどの成分(ingredientまたはcomponent)がなくとも、適切に調製されるであろうし、さらに、ここに記載された成分の全て、そのうちのいくつか、またはそれのみから実質的になる、もしくはそれからなることがある。
20〜100質量%の複合肉製品および0〜80質量%のソースを含むウェットタイプのペットフード製品であって、その複合肉製品が、
・50〜92質量%の、肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される粉砕動物性材料、
・1〜15質量%の植物性材料、および
・1〜8質量%の熱凝結性結合剤
を含み、0.1〜3.0質量%の酵母エキスを含有するウェットタイプのペットフード製品が提供される。そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品および酵母エキスを適切に含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、ソースおよび酵母エキスを適切に含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることもある。ここに用いた「ペット」という用語は、飼いネコおよびイヌなどのコンパニオン・アニマルを含む家畜を称する。
ここに用いた「ペットフード」という用語は、ペットが摂取するために設計された食品組成物を称する。ここに提供されるウェットタイプのペットフードは、通常は、ペットに、それが必要とする適量の必須栄養素の全てを与えるための栄養バランスのとれた食品である。
ここに用いた「ソース」という用語は、流体、ペースト、ゲルまたはムースの形態にある水性組成物を称する。
ここに用いた「動物性タンパク質」という用語は、哺乳類、家禽類および魚類などの脊椎動物に由来するタンパク質を称する。動物性タンパク質は、例えば、筋肉、臓器、腱または骨に由来してよい。牛乳または卵に由来するタンパク質は、動物性タンパク質と見なされない。
ここに用いた「植物性タンパク質」という用語は、主にタンパク質および/またはデンプンからなり、食用植物または食用植物部位に由来する材料を称する。適切な植物性タンパク質の例としては、タンパク質濃縮物および粉(flour)が挙げられる。
ここに用いた「粉」または「植物性粉」という用語は、植物性材料を製粉または粉砕することによって調製された粒子材料を称する。
ここに用いた「植物性タンパク質濃縮物」という用語は、植物性物質から抽出されたまたはそれから調製された、元の植物性物質に対してタンパク質が豊富な材料を称する。「植物性タンパク質濃縮物」という用語は、大豆タンパク質分離物などの植物性タンパク質分離物を包含する。
ここに用いた「植物性タンパク質」という用語は、食用植物または食用植物部位に由来するタンパク質を称する。「植物性タンパク質」という用語は、果物、穀物および堅果からのタンパク質を包含する。
ここに用いた「マメ科植物」という用語は、マメ科(FabaceaeまたはLeguminosae)の植物、もしくはそのような植物の果実または種子を称する。よく知られたマメ科植物としては、アルファルファ、クローバー、エンドウ豆、マメ、レンズ豆、ルピナス、メスキート、イナゴマメ、大豆、ピーナッツ、およびタマリンドが挙げられる。
ここに用いた「脂肪」という用語は、トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリドおよびリン脂質などの脂肪酸のエステルを称する。
ここに用いた「酵母エキス」という用語は、酵母から細胞含有物を抽出することにより(細胞壁を除去することにより)製造された酵母製品を称する。
本発明のウェットタイプのペットフード製品およびその中に使用される成分は、ペットによる摂取のために選択されており、ヒトによる摂取を目的としていない。本発明のウェットタイプのペットフード製品は、ネコまたはイヌ用のウェットタイプのペットフード製品であることが好ましい。そのウェットタイプのペットフード製品がネコ用のウェットタイプのペットフード製品であることが最も好ましい。
本発明のウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品のみからなることがある。その場合、酵母エキスは複合肉製品の一成分である。他の実施の形態において、ウェットタイプのペットフード製品は、ソースと組み合わされた複合肉製品を含み、そのような実施の形態において、酵母エキスはその複合肉製品および/またはそのソースの一成分であってよい。通常は、その酵母エキス中に存在する成分の大部分は、その酵母エキスが複合肉製品またはソース中に最初に含まれたか否かに関係なく、結局は複合肉製品およびソース両方に入ることになる。
前記ウェットタイプのペットフード製品中に含まれる複合肉製品が、固体または半固体であることが好ましく、半固体であることが最も好ましい。その複合肉製品の密度は、通常、0.8〜1.2g/mlである。
前記複合肉製品が、55〜90質量%の粉砕動物性材料を含有することが好ましく、58〜88質量%の粉砕動物性材料を含有することがより好ましく、60〜87質量%の粉砕動物性材料を含有することが最も好ましい。
前記粉砕動物性材料が、少なくとも50質量%の、より好ましくは少なくとも70質量%の、最も好ましくは少なくとも85質量%の動物副産物を適切に含有することがある。動物副産物は、動物の全身または身体の一部、もしくは卵子、胚および精子を含む、ヒトの摂取を目的としない動物起源の産物である。動物副産物の例には以下が挙げられる:
・ヒトの摂取に適しているが、商業的理由のためにヒトの摂取を目的としていない屠殺動物の一部、
・ヒトの摂取に適していないと拒絶されるが、伝染性疾患のどのような兆候にも影響されていない屠殺動物の一部、
・屠殺場で屠殺され、ヒトの摂取に適していると認定された、動物に由来する皮と皮膚、蹄と角、豚毛と羽毛、
・ヒトの摂取に適していると認定された動物から得られた血液、
・脱脂された骨と脂かすを含む、ヒトの摂取を目的とした製品の製造に由来する動物副産物、
・商業的理由のために、もしくは製造または包装欠陥の問題のために、もはやヒトの摂取を目的としない動物起源のかつての食品、
・伝染性疾患のどのような兆候も示さない動物に由来する生乳、
・魚粉製造の目的のために外海で捕獲された、海洋哺乳類を除く、魚類または他の海洋動物、およびヒトの摂取用の魚加工品を製造するプラントからの魚の新鮮な副産物、
・伝染性疾患のどのような兆候も示さない動物に由来する卵の殻、および
・健康な動物に由来する血液、皮と皮膚、蹄、羽毛、羊毛、角、毛、および毛皮。
前記複合肉製品のタンパク質含有量は、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは8〜25質量%、最も好ましくは10〜20質量%の範囲にある。
前記複合肉製品中のタンパク質が、その複合肉製品中に含まれるタンパク質の総量の質量で50〜90%の動物性タンパク質を含有することが好ましい。動物性タンパク質が、複合肉製品中に存在するタンパク質の総量のより好ましくは60〜88質量%、最も好ましくは65〜87質量%を占める。
前記動物性タンパク質が、筋肉のタンパク質、臓器のタンパク質およびそれらの組合せから選択されることが好ましい。その動物性タンパク質が、哺乳類、家禽類、魚類およびそれらの組合せから選択される脊椎動物に由来することが好ましく、畜牛、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、家禽、魚およびそれらの組合せから選択される脊椎動物に由来することが最も好ましい。
前記ウェットタイプのペットフード製品中の複合肉製品が、好ましくは2〜12質量%の植物性材料、より好ましくは3〜11質量%の植物性材料、最も好ましくは6〜10質量%の植物性材料を含有する。
前記植物性材料中に含まれるタンパク質およびデンプンの合計量は、通常は少なくとも60質量%、より好ましくは少なくとも65質量%、最も好ましくは少なくとも70質量%である。
1つの実施の形態によれば、前記植物性材料は、少なくとも30質量%の植物性タンパク質、より好ましくは少なくとも50質量%の植物性タンパク質、最も好ましくは少なくとも70質量%の植物性タンパク質を含有する植物性タンパク質濃縮物である。
別の実施の形態によれば、前記植物性材料は、少なくとも50質量%のデンプン、より好ましくは55〜90質量%のデンプン、最も好ましくは60〜85質量%のデンプンを含有する粉である。
前記植物性材料が、穀物、マメ科植物またはその両方から得られることが好ましい。穀物から得られる植物性材料の例としては、小麦粉および小麦グルテンが挙げられる。マメ科植物から得られる植物性材料の例としては、大豆粉、エンドウ豆粉、大豆タンパク質濃縮物、およびエンドウ豆タンパク質濃縮物が挙げられる。
前記複合肉製品中のタンパク質が、その複合肉製品中に含まれるタンパク質の総量の質量で少なくとも10%の植物性タンパク質を含有することが好ましい。植物性タンパク質が、複合肉製品中に含まれる全タンパク質の10〜50質量%を占めることがより好ましく、植物性タンパク質が、複合肉製品中に含まれる全タンパク質のさらにより好ましくは21〜40質量%を、最も好ましくは13〜35質量%を占める。
ここに先に述べたように、前記植物性材料は、粉の形態にあるウェットタイプのペットフード製品の複合肉製品中に適切に導入されるであろう。植物性粉は、通常、かなりの量のデンプンを含有する。前記熱凝結性結合剤を凝結させるための複合肉製品の調製に用いられる熱処理のために、その複合肉製品中に含まれるデンプンは、少なくともある程度糊化されている。したがって、好ましい実施の形態において、その複合肉製品は、糊化デンプンを含有する。
前記複合肉製品中の熱凝結性結合剤が、乾燥血漿、卵白、セルロースエーテル、デンプンおよびそれらの組合せから選択されることが好ましい。前記植物性材料中に含まれるデンプンは、熱凝結性結合剤と考えられる。その熱凝結性結合剤が、血漿、セルロースエーテルおよびそれらの組合せから選択されることがより好ましい。その熱凝結性結合剤が乾燥血漿であることが最も好ましい。
前記熱凝結性結合剤は、通常、1.2〜6質量%、最も好ましくは1.4〜5質量%の濃度で複合肉製品中に含まれる。
前記ウェットタイプのペットフード製品中に含まれる複合肉製品の脂肪含有量は、通常、15質量%未満である。その脂肪含有量は、より好ましくは2から12質量%、最も好ましくは4から10質量%の範囲にある。
前記複合肉製品中に含まれる脂肪は、好ましくは少なくとも50質量%、より好ましくは少なくとも70質量%のトリグリセリドを含有する。その脂肪は、動物性脂肪、植物油、魚油およびそれらの組合せを適切に含有してよい。特に好ましい実施の形態によれば、その脂肪は、少なくとも10質量%、より好ましくは少なくとも30質量%、最も好ましくは少なくとも50質量%の動物性脂肪を含有する。その動物性脂肪が、畜牛、ブタ、ヒツジ、ヤギ、家禽、魚およびそれらの組合せから選択される動物に由来することが好ましい。
前記ウェットタイプのペットフード製品中に存在する複合肉製品は、相当な量の動物由来成分を含有する。その複合肉製品中の乾燥物質の少なくとも30質量%が肉由来であることが好ましい。その複合肉製品中の乾燥物質のより好ましくは少なくとも40質量%、最も好ましくは50〜90質量%が動物由来である。
前記複合肉製品の含水率は、通常、少なくとも40質量%、より好ましくは45〜85質量%、最も好ましくは50〜75質量%である。前記製品が複合肉製品およびソースの組合せを含有する場合、その複合肉製品の含水率および組成は、その複合肉製品の小片をソースから分離し、その小片に付着したソースを少量の温水で洗い流した後に、適切に決定することができる。
前記複合肉製品は、粉砕動物性材料および植物性材料を適切に含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。もしくは、複合肉製品は、粉砕動物性材料、植物性材料、および熱凝結性結合剤を含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。もしくは、複合肉製品は、粉砕動物性材料、植物性材料、熱凝結性結合剤および酵母エキスを含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。
前記ウェットタイプのペットフード製品中に必要に応じて存在するソースは、通常、少なくとも80質量%の水を含有する。そのソースの含水率は、より好ましくは90〜98質量%の範囲、最も好ましくは93〜97質量%の範囲にある。
前記ウェットタイプのペットフード製品のソースが、流体(肉汁ソース)、ゲルまたはムースであることが好ましい。ゲル化ソースを調製するために適切に利用されることがあるゲル化生体高分子としては、カラギーナン、キサンタン、グアーガム、カッシアガム、デンプン、ゼラチンおよびそれらの組合せが挙げられる。
前記ウェットタイプのペットフード製品中に用いられる酵母エキスは、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属などの異なる種類の酵母から得てよい。その酵母エキスをサッカロマイセス属の酵母から得ることが好ましい。その酵母エキスが、サッカロマイセス・セレビシエから得た酵母エキスを含む、それから実質的になる、またはそれからなることがさらにより好ましい。その酵母エキスが、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属からなる群より選択される二種類の酵母からのエキスを含む、それらからなる、またはそれらから実質的になることがある。もしくは、その酵母エキスが、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属からなる群より選択される三種類の酵母からのエキスを含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。もしくは、その酵母エキスが、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属からなる群より選択される四種類の酵母からのエキスを含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。もしくは、その酵母エキスが、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属の五種類全てからのエキスを含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることがある。
別の好ましい実施の形態によれば、前記酵母エキスは、醸造過程で生成された酵母から得られる。
前記ウェットタイプのペットフード製品が、少なくとも0.2質量%の酵母エキス、もしくは少なくとも0.4質量%、または少なくとも0.6質量%、または少なくとも0.8質量%、または少なくとも1.0質量%、または少なくとも1.2質量%の酵母エキスを含有することが好ましい。そのウェットタイプのペットフード製品は、約3.0質量%までの酵母エキス、もしくは約2.8質量%まで、または約2.6質量%まで、または約2.4質量%までの酵母エキスを含有することがある。いくつかの実施の形態において、そのウェットタイプのペットフード製品は、0.2質量%から3.0質量%、または0.4〜2.8質量%、または0.6から2.6質量%、または0.8から2.4質量%、または1.0質量%〜2.4質量%の酵母エキスを含むことがある。
前記ウェットタイプのペットフード製品が、少なくとも1:20、または1:15、または1:10、または1:5、または1:1の範囲の質量比で酵母エキスと植物性材料を含有することが好ましい。いくつかの実施の形態において、酵母エキス対植物性材料の質量比は、1:20から1:12、または1:20から1:13、または1:20から1:14、または1:20から1:15である。他の実施の形態において、酵母エキス対植物性材料の質量比は、1:7から1:1、または1:6から1:1、または1:5から1:1の範囲にあることがある。
前記複合肉製品、前記ソースまたはその両方のいずれか中に、前記ウェットタイプのペットフード製品に適切に利用してよい他の成分としては、脂肪、酸化防止剤、炭水化物、調味料、着色料、香味料、ミネラル、保存料、ビタミン、乳化剤、デンプン質材料およびそれらの組合せが挙げられる。
前記ペットフード製品は、通常、0.1〜1.0質量%のタウリン、より好ましくは0.15〜0.5質量%のタウリンを含有する。タウリンは、動物の組織中に広く分布している有機酸である。タウリンには多くの基本的な生物学的役割がある。タウリンは、ネコおよびイヌの必須飼料要件である。何故ならば、ネコとイヌはその化合物を合成できないからである。タウリンの補給は、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)および米国飼料検査官協会(AAFCO)の両方の要件である。
違う言い方をすれば、本発明のペットフード製品が、1000キロカロリー当たり400〜2000mgのタウリンを含有することが好ましく、1000キロカロリー当たり425〜1200mgのタウリンを含有することがより好ましい。
前記ウェットタイプのペットフード製品が、ビタミンB1(チアミン)、ビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB6(ピリドキシン)およびそれらの組合せの群から選択される添加栄養素を含有することが好ましいことがある。通常、ビタミンB1は、1000キロカロリー当たり0.1〜3.0mgの濃度でその製品中に含まれる。ビタミンB2は、通常、1000キロカロリー当たり0.2〜4.0mg、より好ましくは0.8〜2.0mgの濃度で存在する。ビタミンB6の含有量は、通常、1000キロカロリー当たり0.1〜2.0mgの範囲、より好ましくは0.5〜0.9mgの範囲にある。
いくつかの実施の形態において、前記ウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、酵母エキス、並びにビタミンB1、ビタミンB2およびビタミンB6を含む、それらから実質的になる、またはそれらからなる。他の実施の形態において、そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、ソース、酵母エキス、並びにビタミンB1、ビタミンB2およびビタミンB6を適切に含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることもある。いくつかの実施の形態において、そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、酵母エキス、並びにビタミンB1、ビタミンB2およびビタミンB6の内の2つを含む、それらから実質的になる、またはそれらからなる。他の実施の形態において、そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、ソース、酵母エキス、並びにビタミンB1、ビタミンB2およびビタミンB6の内の2つを適切に含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることもある。いくつかの実施の形態において、そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、酵母エキス、並びにビタミンB1、ビタミンB2およびビタミンB6の内の1つを含む、それらから実質的になる、またはそれらからなる。他の実施の形態において、そのウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品、ソース、酵母エキス、並びにビタミンB1、ビタミンB2およびビタミンB6の内の1つを適切に含む、それらから実質的になる、またはそれらからなることもある。
1つの好ましい実施の形態において、前記ウェットタイプのペットフード製品は、90〜100質量%の複合肉製品、より好ましくは少なくとも95質量%の複合肉製品、および最も好ましくは少なくとも98質量%の複合肉製品を含有する。
別の好ましい実施の形態において、前記ウェットタイプのペットフード製品は、複合肉製品のチャンクおよびソースを含有する製品である。そのウェットタイプのペットフード製品が30〜90質量%の複合肉製品および10〜70質量%のソースを含有することが好ましい。
ここに先に定義されたウェットタイプのペットフード製品を調製する方法であって、
・肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される動物性材料の小片を粉砕して、粉砕動物性材料を調製する工程、
・その粉砕動物性材料を植物性材料、熱凝結性結合剤、および必要に応じて、さらに別のペットフード成分と混合して、スラリーを調製する工程、
・そのスラリーを剪断条件に施して、エマルションを生成する工程、
・そのエマルションの層を形成する工程、
・そのエマルションの層を少なくとも70℃の内部温度に加熱する工程、および
・その加熱された層を複合肉製品の個別片に切断または寸断する工程、
を有してなる方法も提供される。
前記粉砕動物性材料は、通常、前記スラリーの50〜95質量%を占める。その粉砕動物性材料は、そのスラリーのより好ましくは60〜90質量%、最も好ましくは65〜88質量%を占める。
前記植物性材料の供給源は、前記スラリーの好ましくは1〜15質量%、より好ましくは3〜12質量%、最も好ましくは5〜10質量%を占める。
ここに先に説明したように、タンパク質濃縮物および粉は、本発明の方法に利用できる植物性材料の例である。好ましい実施の形態によれば、前記スラリーの調製は、その植物性材料が十分に水和していることを確実にするために、水の添加を含む。そのスラリーの調製において、植物性材料中に含まれるタンパク質の質量で、通常、少なくとも80%、より好ましくは少なくとも150%、最も好ましくは少なくとも250%の水が添加される。
前記1種類以上の随意的なペットフード成分が、酸化防止剤、炭水化物、着色料、脂肪、特徴となる芳香の香味料、ミネラル、保存料、ビタミン、乳化剤およびそれらの組合せの1つ以上を含むことが好ましい。特に好ましい実施の形態によれば、随意的な1種類以上のさらなる成分が、タウリン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6およびそれらの組合せから選択される1種類以上の成分を含むことが好ましい。タウリンが、スラリーの調製において、粉砕動物性材料および植物性材料と混合されることが最も好ましい。
前記粉砕動物性材料、前記植物性材料および前記熱凝結性結合剤を含有するスラリーの含水率は、通常、少なくとも40質量%である。そのスラリーの含水率は、より好ましくは45〜80質量%の範囲、最も好ましくは50〜75質量%の範囲にある。
本発明の方法において、前記スラリーは、それを剪断条件に施すことによって、エマルションに転化される。このスラリーの乳化がボウル型細断機内で行われることが好ましい。
本発明の方法において形成されるエマルションの層は、例えば、シートまたはリボンの形態を取ることがある。
本発明の方法の有利な実施の形態において、エマルションの層は、その層を運搬する連続ベルトの下側に蒸気を施すことにより下から、および/または蒸気をそのエマルションの層に直接接触させることにより上から、加熱される。
前記熱凝結性結合剤を活性化させるために、エマルションの層が少なくとも30秒間に亘り少なくとも70℃の内部温度に加熱されることが好ましい。エマルションの層が1〜60分間に亘り75〜105℃の内部温度に加熱されることがさらにより好ましい。エマルションの層の加熱は、蒸気トンネル内で適切に行うことができる。
本発明の方法において、酵母エキスが複合肉製品中に導入されることがある、および/または酵母エキスがウェットタイプのペットフード製品の他の成分、例えば、ソース中に導入されることがある。本発明の方法に用いられる酵母エキスは、通常、乾燥物質の質量で、少なくとも10%、より好ましくは少なくとも12%のヌクレオチドを含有する。
本発明の方法の1つの実施の形態によれば、酵母エキスは、その酵母エキスを含有する複合肉製品の個別片を製造するように層に形成される前に、前記エマルションに含まれる。前記粉砕動物性材料、前記植物性材料、前記熱凝結性結合剤、および前記酵母エキスが、少なくとも0.1質量%の酵母エキス、より好ましくは少なくとも0.2質量%の酵母エキスを含有するスラリーの調製において混合されることが好ましい。そのように製造されたスラリーは、さらにより好ましくは0.4〜3質量%の酵母エキス、またより好ましくは0.8〜2.8質量%の酵母エキス、最も好ましくは1.2〜2.4質量%の酵母エキスを含有する。
この実施の形態により得られる複合肉製品の小片は、缶、パウチまたはトレイなどの容器内に一片としてその後包装されるローフ(またはパテ)製品の形態で適切に成形されることがある。複合肉製品のこれらの成形片の小片体積は、通常、20〜2,000cm3、より好ましくは40〜1,500cm3、最も好ましくは50〜1,000cm3である。包装後、上述した製品が、例えば、レトルト殺菌により、包装内で殺菌されることが好ましい。
あるいは、複合肉製品の小片をソースと組み合わせて、チャンクおよび肉汁ソースまたはチャンクおよびゼリーまたはチャンクおよびムースタイプの製品を調製してもよい。したがって、好ましい実施の形態において、本発明の方法は、
・複合肉製品の小片をソースと組み合わせる工程、
・その組合せをパッケージに入れる工程、および
・そのパッケージを閉じ、レトルト処理する工程、
をさらに含む。
後者の方法の特に好ましい実施の形態によれば、前記ソースは、酵母エキスを他のソース成分と組み合わせて、ウェットタイプのペットフード製品を製造することにより得られ、そのソースは、少なくとも0.1質量%の酵母エキス、より好ましくは少なくとも0.2質量%の酵母エキス、さらにより好ましくは0.4〜4.5質量%の酵母エキス、さらに好ましくは0.8〜4.0質量%の酵母エキス、最も好ましくは1.2〜3.5質量%の酵母エキスを含有する。また、この製品が、例えば、レトルト殺菌によって、パッケージ内で殺菌されることが好ましい。
通常、約20から120分間に亘り115℃から130℃のレトルト処理温度が、商業的に無菌の製品を製造する上で申し分ない。
この方法に用いられるソースが、ここに先に定義されたようなウェットタイプのペットフード製品のソース成分であることが好ましい。
ここに先に記載されたようなウェットタイプのペットフード製品の、コンパニオン・アニマル、特に、ネコおよびイヌから選択されたコンパニオン・アニマルに給餌するためなどの使用も考えられる。そのウェットタイプのペットフード製品が、ネコの給餌に使用されることが、さらにより好ましい。
ここで、以下の非限定的実施例において、いくつかの実施の形態を詳しく説明する。
実施例1
表1に示されたレシピに基づいて、ウェットタイプのキャットフード製品用の再構成肉片を調製した。
Figure 0006871172
再構成肉片の栄養組成が表2に示されている。
Figure 0006871172
最終製品の質量での添加ビタミン混合物の組成が表3に示されている。
Figure 0006871172
前記再構成肉片を以下のように調製した。冷凍肉および肉副産物のブロックを、挽く前に、一晩ならした。その挽肉を、表1に概説した比率で乾燥成分および液体成分と混合した。次に、その混合物をボウル型細断機内で乳化させた。得られた微細なエマルションを成形プレスに移して、エマルションシートを製造し、これを、2分の滞留時間で蒸気トンネルに通した。生のエマルションの温度を、蒸気トンネルの排出時に約82℃に上昇させた。そのようにして得られた調理済みの堅いシートをスライスに切断した。これらのスライスの寸法は、約10mm×7mm×6mmであった。
次に、再構成肉片を、表4に記載された組成を有する2種類の異なる肉汁ソースと組み合わせた。
Figure 0006871172
複合肉製品のチャンクおよび肉汁ソースを48:52の質量比で組み合わせた。このチャンクおよび肉汁ソース製品を、パウチ内に包装し、45から60の範囲のFo値までレトルト殺菌した。
実施例2
実施例1の2種類のウェットタイプのキャットフード製品(製品1および対照)に、給餌試験を行った。「トゥー・ボウル試験(two-bowl test)」または「対照試験(versus test)」と呼ばれるこれらの給餌試験において、2つの製品をネコの群に同時に提示した(個々のネコのカラーチップにより個々の給餌ステーションにアクセス可能であった)。2つのボウルの各々に、同量の製品を提供した。給餌試験において、ネコを、2つの製品に2回露出した。どのような偏りも避けるために、二回目の露出において、2つのボウルの位置を交換した。一回の食餌露出の後に、食べられた量を測定した。観測した差の統計的有意性を決定するために、データに統計的分析(分散分析)を行った。給餌試験の結果が表5に纏められている。
Figure 0006871172
実施例3
この時は、表6に示されたレシピに基づいて再構成肉片を調製したことを除いて、実施例1を繰り返した。
Figure 0006871172
実施例1と同じ肉汁ソース、すなわち、酵母エキスを含有する肉汁ソース(製品2)および酵母エキスを含まない肉汁ソース(対照)を使用して、チャンクおよび肉汁ソース製品を調製した。
実施例2に記載された「トゥー・ボウル試験」を使用して、これらの2つの製品(製品2および対照)に給餌試験を行った。その給餌試験の結果が表7に纏められている。
Figure 0006871172
実施例4
この時は、表8に示されたレシピに基づいて複合肉製品を調製したことを除いて、実施例1を繰り返した。
Figure 0006871172
実施例1と同じ肉汁ソース、すなわち、酵母エキスを含有する肉汁ソース(製品3)および酵母エキスを含まない肉汁ソース(対照)を使用して、チャンクおよび肉汁ソース製品を調製した。
実施例2に記載された「トゥー・ボウル試験」を使用して、これらの2つの製品(製品3および対照)に給餌試験行った。その給餌試験の結果が表9に纏められている。
Figure 0006871172

Claims (17)

  1. 20〜100質量%の複合肉製品および0〜80質量%のソースを含むウェットタイプのペットフード製品であって、該複合肉製品が、
    ・50〜92質量%の、肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される粉砕動物性材料、
    ・1〜15質量%の、粉、タンパク質濃縮物およびそれらの組合せから選択される植物性材料、および
    ・1〜8質量%の熱凝結性結合剤
    を含み、0.1〜3.0質量%の酵母エキスを含有し、
    前記ペットフード製品が、1:20から1:15の範囲の質量比で、酵母エキスおよび前記植物性材料を含有し、
    前記酵母エキスが、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属からなる群より選択される2種類以上の酵母からのエキスであるウェットタイプのペットフード製品。
  2. 20〜100質量%の複合肉製品および0〜80質量%のソースを含むウェットタイプのペットフード製品であって、該複合肉製品が、
    ・50〜92質量%の、肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される粉砕動物性材料、
    ・1〜15質量%の、粉、タンパク質濃縮物およびそれらの組合せから選択される植物性材料、および
    ・1〜8質量%の熱凝結性結合剤
    を含み、0.1〜3.0質量%の酵母エキスを含有し、
    前記ペットフード製品が、1:5から1:1の範囲の質量比で、酵母エキスおよび前記植物性材料を含有し、
    前記酵母エキスが、サッカロマイセス属、ピチア属、クルイベロマイセス属、ハンゼヌラ属、カンジダ属からなる群より選択される2種類以上の酵母からのエキスであるウェットタイプのペットフード製品。
  3. 前記熱凝結性結合剤が、乾燥血漿、卵白、セルロースエーテル、デンプンおよびそれらの組合せから選択される、請求項1または2記載のウェットタイプのペットフード製品。
  4. 前記植物性材料が、穀物、マメ科植物または穀物とマメ科植物の両方から得られる、請求項1または2記載のウェットタイプのペットフード製品。
  5. 前記植物性材料が、少なくとも30質量%のタンパク質を含有する植物性タンパク質濃縮物である、請求項1から4いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品。
  6. 前記植物性材料が、少なくとも50質量%のデンプンを含有する粉である、請求項1から5いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品。
  7. 前記粉砕動物性材料が、少なくとも50質量%の動物副産物を含有する、請求項1から6いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品。
  8. 前記製品が、30〜90質量%の前記複合肉製品および10〜70質量%の前記ソースを含む、請求項1から7いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品。
  9. 前記ウェットタイプのペットフード製品が0.1〜1.0質量%のタウリンを含有する、請求項1から8いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品。
  10. 請求項1から9いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品を調製する方法であって、
    ・肉、動物副産物およびそれらの組合せから選択される動物性材料の小片を粉砕して、粉砕動物性材料を調製する工程、
    ・前記粉砕動物性材料を植物性材料、熱凝結性結合剤、および必要に応じて、さらに別のペットフード成分と混合して、スラリーを調製する工程、
    ・前記スラリーを剪断条件に施して、エマルションを生成する工程、
    ・前記エマルションの層を形成する工程、
    ・前記エマルションの層を少なくとも70℃の内部温度に加熱する工程、および
    ・その加熱された層を複合肉製品の個別の小片に切断または寸断する工程、
    を有してなる方法。
  11. 前記エマルションが層に形成される前に、該エマルションに酵母エキスを含ませる、請求項10記載の方法。
  12. ・前記複合肉製品の小片をソースと組み合わせる工程、
    ・その組合せをパッケージに入れる工程、および
    ・前記パッケージを閉じ、レトルト処理する工程、
    をさらに含む、請求項10または11記載の方法。
  13. 前記ソースが、酵母エキスを他のソース成分と組み合わせることにより得られる、請求項12記載の方法。
  14. 前記エマルションの層が、該層を運搬する連続ベルトの下側に蒸気を施すことにより下から、および/または蒸気を該エマルションの層に直接接触させることにより上から、加熱される、請求項10から13いずれか1項記載の方法。
  15. コンパニオン・アニマルに給餌するための、請求項1から9いずれか1項記載のウェットタイプのペットフード製品の使用であって、前記コンパニオン・アニマルがイヌまたはネコである使用。
  16. 前記酵母エキスが、サッカロマイセス属および少なくとも1種類の他の酵母からのものである、請求項1または2記載のウェットタイプのペットフード製品。
  17. 前記酵母エキスがサッカロマイセス・セレビシエのエキスである、請求項1または2記載のウェットタイプのペットフード製品。
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