JP6870364B2 - マニピュレータおよび搬送物の判定方法 - Google Patents

マニピュレータおよび搬送物の判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、マニピュレータおよび搬送物の判定方法に関する。
近年、生産効率の向上のために生産ライン(例えば、加工ライン、組立ライン)の自動化が進んでいる。特許文献1には、ワークの一例であるバルブスプリングを箱から取り出して次工程に搬送するマニピュレータが開示されている。
特開平6−328384号公報
ところで、上述のようなマニピュレータの場合、例えば、マニピュレータが保持した搬送物の適切性(例えば、適切なワークであるか否か)、種類、または保持状態(例えば、上下関係)などの判定を自動的に行う手段を備えていない。このため、作業者は、上述の判定作業を目視により行う必要があった。このような目視による判定作業は生産効率を低下させる可能性がある。
本発明の目的は、搬送物の判定作業を自動化して生産効率の向上を図れる構造を実現することである。
本発明のうちマニピュレータに係る発明は、保持した搬送物を台に置き、搬送物の保持を解除した後、搬送物を再保持しつつ撮影位置まで移動するアーム部と、撮影位置においてアーム部に保持された搬送物を、撮影する撮像部と、撮像部が生成する画像データに基づいて搬送物の判定を行う制御部と、内部に複数個のコイル状のワークが配置された箱を、水平面に対して所定角度傾ける傾斜装置と、を備え、制御部は、傾けられた箱内にある複数個のコイル状のワークのうち、自身に対し箱の傾斜方向における上側に空間が存在するワークを、搬送物として選択し、アーム部は、選択された搬送物を保持し、その搬送物を空間側に移動させてから箱の外部へ移動させ、台に置く
本発明のうち搬送物の判定方法に係る発明は、アーム部を備えたマニピュレータが搬送する搬送物を判定する搬送物の判定方法であって、内部に複数個のコイル状のワークが配置された箱を、水平面に対して所定角度傾け、傾けられた箱内にある複数個のコイル状のワークのうち、自身に対し箱の傾斜方向における上側に空間が存在するワークを、搬送物として選択し、アーム部により、選択された搬送物を保持し、その搬送物を空間側に移動させてから箱の外部へ移動させ、搬送物を台に置いた後、アーム部による搬送物の保持を解除し、アーム部により搬送物を再保持しつつ撮影位置まで移動し、撮像部により、撮影位置においてアーム部に保持された搬送物を撮影し、撮像部が生成する画像データに基づいて搬送物の判定を行う。
本発明のマニピュレータによれば、搬送物の判定作業を自動化して生産効率の向上を図れる。
アーム装置のみを取り出して示す斜視図 ワークの一例を示す図 ワークの変形例1を示す図 ワークの変形例2を示す図 ワークが配置される箱の一例を示す斜視図 箱にワークが入った状態の図3のB−B断面に相当する図 本発明に係る実施形態1のマニピュレータを撮像装置および仮置台を省略した状態で示す図 箱を傾けた状態を示す断面図 保持アーム部が箱の上方に移動した状態を示す図 保持アーム部が対象ワークの内径側に進入した状態を示す図 保持アーム部が対象ワークの内周面を保持した状態を示す図 対象ワークを保持した保持アーム部が傾斜方向の上方に移動した状態を示す図 対象ワークを保持した保持アーム部が対象ワークの軸方向に移動した状態を示す断面図 仮置台に対象ワークを仮置きした状態を示す図 対象ワークと保持アーム部との位置を調整した後の状態を示す図 仮置台に仮置きした対象ワークを再保持した状態を示す図 対象ワークを撮影位置に移動させた状態を示す図 対象ワークの撮影範囲に対する位置が不適切な場合の一例を示す図 実施形態1のマニピュレータが使用される工程およびその前工程に関するフローチャート 実施形態1のマニピュレータの動作に関するフローチャート
以下、本発明に係るマニピュレータの構造について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明に係るマニピュレータの一例であり、本発明は実施形態により限定されるものではない。
[1 実施形態1]
図5A乃至8を参照して、実施形態1に係るマニピュレータAについて説明する。なお、以下の説明において、前後方向はマニピュレータAに関する前後方向(図5Aおよび図1の矢印abの方向)をいう。「前方」は図1および図5Aに矢印aで示す方向をいう。「後方」は図1および図5Aに矢印bで示す方向をいう。
また、上下方向はマニピュレータAに関する上下方向(図1および図5Aの矢印efの方向)をいう。以下の説明において、単に「上方」といった場合には、図1および図5Aに矢印eで示す方向をいう。単に「下方」といった場合には、図1および図5Aに矢印fで示す方向をいう。
なお、前後方向および幅方向は水平方向に平行であってもよいし、平行でなくてもよい。上下方向は垂直方向に平行であってもよいし、平行でなくてもよい。
[1.1 マニピュレータが使用される工程について]
本実施形態のマニピュレータAは、コイル状のワークの自動組立装置にワークを供給する工程で使用される。具体的には、例えば、本実施形態のマニピュレータAは、内燃機関に組み込まれるバルブの自動組立装置にバルブスプリングを供給する工程で使用される。以下、本実施形態のマニピュレータAが使用される工程について簡単に説明する。
[1.2 ワークの搬送状態について]
先ず、本実施形態で搬送対象となるワークW(図2A参照)は、例えば、バルブスプリングなどのコイル状のワークである。ワークWの軸方向における一方の端部(本実施形態の場合、下端部)には、塗料などの目印M1(図2Aの斜格子部分)が付されている。なお、目印M1は塗料以外でもよい。目印M1は、ワークWの軸方向における一方の半部(すなわち、図2Aの上半部または下半部)にのみ付されているのが好ましい。
目印M1の形成方法の一例として、例えば、ワークWの軸方向における一方の端部を塗料に浸漬する方法が挙げられる。ただし、目印M1の形成方法は上記方法に限定されない。なお、図2Aには、ワークWの径方向における外面に形成された目印M1のみが示されている。ワークWの径方向における内面には、目印を設けてもよいし、設けなくてもよい。
図2Bおよび図2Cは、ワークの変形例1および変形例2を示している。図2Bに示す変形例1のワークWaは、バルブスプリングであって軸方向における長さ寸法がワークWよりも大きい。ワークWaの軸方向における一方の端部(本実施形態の場合、下端部)には、目印M1とは異なる色の塗料からなる目印M2(図2Bの斜格子部分)が付されている。
図2Cに示す変形例2のワークWbは、バルブスプリングであって軸方向における長さ寸法がワークWおよびワークWaよりも大きい。ワークWbの軸方向における一方の端部(本実施形態の場合、下端部)には、目印M1、M2とは異なる色の塗料からなる目印M3(図2Cの斜格子部分)が付されている。以上のように、ワークW、Wa、Wbは、目印M1、M2、M3の色により識別される。
図3および図4に示すように、バルブスプリングなどのワークW(図2A参照)は、上方が開口した箱4の内側に配置された状態で組立工場に搬入される。具体的には、複数個のワークWは縦横方向に整列した状態で箱4の内側に配置されている。
以上のようなワークWは、図4に示す状態で、搬送コンベア(図示省略)に乗って所定位置(後述する、旋回装置2の載置台21)まで運ばれてくる。
[1.3 マニピュレータの概容について]
以下、本実施形態のマニピュレータAの概要を説明する。本実施形態のマニピュレータAは、保持した搬送物(具体的には、後述する対象ワークWT)を台(具体的には、後述する仮置台7)に置き、上記搬送物の保持を解除した後、上記搬送物を再保持しつつ撮影位置まで移動するアーム部(具体的には、後述する保持アーム部13)と、上記撮影位置において上記アーム部に保持された上記搬送物を、撮影する撮像部(具体的には、後述する第一撮像装置8)と、上記撮像部が生成する画像データに基づいて上記搬送物の判定を行う制御部(具体的には、後述する制御装置3)と、を備える。
なお、上記判定の一例として、例えば、上記搬送物が適切なワークであるか否かの判定が挙げられる。具体的には、上記判定は、搬送物がワークであるか否かの判定であってよい。また、上記判定は、搬送物の種類に関する判定であってもよい。さらに、上記判定は、上記アーム部に対する上記搬送物の保持状態に関する判定であってもよい。保持状態に関する判定として、例えば、搬送物の上下関係が適切であるか否かの判定が挙げられる。
[1.4 マニピュレータの具体的構造について]
次に、図5A乃至図5Kを参照して、本実施形態のマニピュレータAの具体的構造について説明する。マニピュレータAは、アーム装置1と、旋回装置2と、仮置台7と、第一撮像装置8と、制御装置3と、を備えている。
[1.4.1 アーム装置について]
アーム装置1は、三次元的に移動して、箱4の内部空間に配置されたワークWを箱4から取り出すことができる。具体的には、アーム装置1は、多関節アーム部11と、取付チャック部12と、アーム部の一例である保持アーム部13と、を備えている。
以下のアーム装置1の説明において特に断らない限り、軸方向といった場合には、保持アーム部13における軸方向(図1、5Aの矢印gの方向)をいう。また、径方向といった場合には、保持アーム部13の中心軸(図1、5Aの矢印gを通る軸)を中心とした仮想円における径方向をいう。さらに、周方向といった場合には、上記仮想円における周方向をいう。
多関節アーム部11は、複数個(例えば、3個)のアーム要素110と、アーム要素110同士を連結する関節部111と、を備えている。
関節部111は、関節駆動部(図示省略)により駆動されることにより、アーム要素110同士を屈曲(つまり、旋回運動)あるいは相対回転させる。このようにして多関節アーム部11は、保持アーム部13を三次元的に移動させる。上記関節駆動部の動作は制御装置3により制御される。なお、多関節アーム部11の構造は、上述の場合に限定されず、従来から知られている各種構造を採用できる。
上述の多関節アーム部11の基端部は固定部(図示省略)に固定されている。一方、多関節アーム部11の先端部には、後述する取付チャック部12が固定されている。
取付チャック部12は、チャック基部121と、開閉機構122と、を備えている。
チャック基部121の基端部(図1、5Aの上端部)は多関節アーム部11の先端部に固定されている。
開閉機構122は、チャック基部121の先端部(図1、5Aの下端部)に、周方向に120°ずれた状態で放射状に配置された3個のアクチュエータ122aにより構成されている。
アクチュエータ122aには、後述する保持アーム部13の爪部131の基端部が締結用部品(例えば、ボルト、ボルトとナットの組)により固定されている。開閉機構122が駆動すると、アクチュエータ122aが、アクチュエータ122aに固定された部材(本実施形態の場合、後述する爪部131)を放射方向に変位させる。
開閉機構122の動作は制御装置3により制御される。なお、アクチュエータ122aは、例えば、空圧式、油圧式、あるいは電気式の各種アクチュエータを採用できる。
保持アーム部13は周方向に120°ずれた状態で配置された3個の爪部131を備えている。爪部131の基端部(図1、5Aの上端部)はアクチュエータ122aに固定されている。つまり、1個のアクチュエータ122aに対して1個の爪部131が固定されている。
保持アーム部13は、開閉機構122が駆動していない状態で、径方向および周方向において爪部131同士が最も近接した状態(以下、「閉状態」という)となる(図1、5A、5C、5D、5H、5Iに示す状態)。
一方、保持アーム部13は、開閉機構122が駆動している状態で、径方向および周方向において爪部131同士が最も離隔した状態(以下、「開状態」という)となる(図5E乃至5G、および、図5J、5Kに示す状態)となる。なお、保持アーム部13の開状態における爪部131同士の距離は、ワークWの内径に応じて適宜調整される。
アーム装置1は、図示しない位置検出部を備えており、位置検出部により検出された自身の位置データを、後述する制御装置3に出力する。なお、位置データの出力は、例えば、アーム装置1に設けられた制御部(図示省略)が行う。
[1.4.2 旋回装置について]
旋回装置2は、箱4を、図5Aの矢印hiの方向(以下、単に「旋回方向」という)に旋回させることができる。具体的には、旋回装置2は、載置台21と、エアシリンダ22と、を備えている。なお、旋回方向における一方側といった場合には、図5Aの矢印hの方向をいう。
載置台21は、上下方向視で略矩形の板状部材である。
エアシリンダ22は、下端部が固定部(図示省略)に固定されている。エアシリンダ22は、シリンダ部22aと、ピストン部22bと、を備えている。ピストン部22bの上端部は、載置台21の下面にヒンジ23を介して結合されている。
シリンダ部22aの第一シリンダ空間に圧縮空気が供給されると、ピストン部22bが上方に変位して、載置台21が図5Aに二点鎖線で示す状態から実線で示す状態に旋回する。換言すれば、載置台21が水平面(図5Aに一点鎖線αで示す面)に対して、所定角度θだけ傾く。この状態における載置台21の傾斜方向(図5Aに一点鎖線βで示す方向)は、載置台21に載置された箱4の傾斜方向ともいう。
なお、本実施形態の場合、箱4の横方向(図5Aの表裏方向)が、箱4の旋回中心軸5(図5A参照)と平行となる状態で箱4を傾けている。ただし、箱4を傾ける態様は本実施形態の場合に限定されない。例えば、箱4の横方向と箱4の旋回中心軸5とが平行ではない状態で、箱4を傾けてもよい。この場合には、旋回中心軸5に直交し、かつ、水平面に対して所定角度θだけ傾いた方向が傾斜方向である。
すなわち、載置台21は、ピストン部22bの上下方向変位にともない、載置台21の後端部(換言すれば、旋回中心軸5)を支点(旋回中心)として図5Aの矢印hの方向に旋回する。従って、載置台21の上面に載置された箱4の上側開口部は斜め後上方を向く。
旋回装置2は、箱4が載置台21の上面に載置されたことを示すデータ(以下、「箱載置データ」という)を、後述する制御装置3に出力する。なお、箱載置データの出力は、例えば、旋回装置2に設けられた制御部(図示省略)が行う。
仮置台7は、水平な上面を有し、上記アーム装置1の移動範囲内に設けられている。仮置台7は、任意の位置に設けることができる。例えば、後述する第一撮像装置8が載置された撮影用載置台81の一部を仮置台7としてもよい。
第一撮像装置8は、撮像部の一例であって、撮影用載置台81に固定されている。第一撮像装置8は仮置台7の周囲に設けられていると好ましい。第一撮像装置8は、撮影位置において保持アーム部13に保持されたワークW(後述する、対象ワークWT)を、撮影する。このような第一撮像装置8の撮影動作は、後述する制御装置3の撮像制御部34により制御される。第一撮像装置8は、生成した画像データを後述する制御装置3に出力する。
[1.4.3 制御装置について]
制御装置3は、例えば図示しない、入力端子、出力端子、マイコン、プログラムメモリ、およびメインメモリなどにより構成する。マイコンは、プログラムメモリからプログラムを読み出して、メインメモリを用いてプログラムを実行することにより、アーム装置1および旋回装置2の動作を制御する。なお、制御装置3の機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの論理回路、あるいは、プログラムとして実現されてもよい。
制御装置3は、傾斜制御部31と、ワーク選択部33と、アーム制御部32と、撮像制御部34と、を機能ブロックとして含む。各機能ブロック31、33、32、34は、例えば、プログラムを実行するマイコンにより実現される。各機能ブロック31、32、33、34の機能については後述する。
[1.5 マニピュレータの動作について]
以下、本実施形態のマニピュレータAの動作について説明する。
まず、図7のステップS1において、作業者は、ワークWが入った箱4(図4参照)を搬送コンベア(図示省略)に乗せる。この作業は作業者の手作業により行われる。なお、以下では、次工程である組付け工程で組付けられるワークが、図2Aに示すワークWである場合について説明する。
図7のステップS2において、搬送コンベア上の箱4は、マニピュレータAにおける旋回装置2の載置台21の上面まで搬送される。
図7のステップS3において、マニピュレータAが箱4の中からワークWを取り出す。そして、マニピュレータAがワークWを次工程(例えば、組付け工程)に供給する。
以下、図8を参照して、箱4の中からワークWを取り出して次工程に搬送する際のマニピュレータAの動作について説明する。図8は、図7のステップS3におけるマニピュレータAの具体的な動作に関するフローチャートである。
なお、以下で説明するマニピュレータAの動作は制御装置3により制御される。具体的には、旋回装置2の動作は、傾斜制御部31に制御される。アーム装置1の動作は、アーム制御部32に制御される。後述する図8のS307の、対象ワークWTを選択する処理は、ワーク選択部33に制御される。更に、第一撮像装置8の撮影動作は、撮影制御部34に制御される。
図8のS301において、箱4が載置台21の上面に搬送されると、旋回装置2は、箱4が載置台21の上面に載置されたことを示すデータ(以下、「箱載置データ」という)を制御装置3(具体的には、傾斜制御部31)に出力する。なお、制御装置3が箱載置データを取得する方法は、上述の場合に限定されない。制御装置3は箱載置データを何らかの方法で取得すればよい。
つぎに、図8のS302において、制御装置3が箱載置データを受信すると、制御装置3は旋回装置2を作動させる制御を行う。旋回装置2が作動すると、載置台21が図5Aに二点鎖線で示す状態から実線で示す状態に旋回する。箱4は載置台21とともに旋回して図5Aおよび図5Bに示す状態となる。
図5Aおよび図5Bに示す状態において、箱4は、水平面(図5Aの一点鎖線矢印αを含む面)に対して所定角度θ(図5A参照)だけ、図5Aの反時計周りの方向に傾いている。
図5Aおよび図5Bに示す状態において、箱4内のワークWは、箱4の傾斜方向(図5Aに一点鎖線βで示す方向)における下側に移動している。この状態で、箱4内のワークWのうち傾斜方向において最も上側に配置された横ワーク列WSと、箱4の側壁のうち傾斜方向における上側に配置された第一側壁41の内面との間には、空間42が形成される。
空間42の傾斜方向に関する長さ寸法L(図5B参照)は、横ワーク列WSと、対象ワークWTの傾斜方向における下側に配置されている他のワークWとの重なり部分(つまり、絡まっている部分)の傾斜方向に関する長さ寸法L(図5B参照)よりも大きい(L<L)。
なお、箱4内のワークWのうち、箱4の横方向(図5Aの表裏方向)に並べられた複数個のワークWにより構成されるワークWの列が、横ワーク列WSである。一方、箱4内のワークWのうち、箱4の縦方向(本実施形態の場合、傾斜方向に一致)に並べられた複数個のワークWにより構成されるワークWの列が、縦ワーク列WLである。
次に、図8のS303において、旋回装置2は箱旋回動作の完了に関するデータ(以下、「旋回完了データ」という)を制御装置3に出力する。
次に、図8のS304において、制御装置3が旋回完了データを受信すると、制御装置3(具体的には、アーム制御部32)はアーム装置1を作動させる制御を行う。なお、以下で説明するアーム装置1の動作は、制御装置3(つまり、アーム制御部32)が関節部111に設けられた関節駆動部(図示省略)、および、取付チャック部12の開閉機構122を制御することにより行われる。
次に、図8のS305において、アーム装置1が作動すると、多関節アーム部11が保持アーム部13を箱4の上方まで移動させる(図5C参照)。なお、図5Cに示す状態で、保持アーム部13(例えば、保持アーム部13の下端)と箱4(例えば、箱4の上端)との上下方向に関する距離Hは一定であってよい。
次に、図8のS306において、取付チャック部12に固定されたカメラなどの第二撮像装置6により、箱4の内側に配置されたワークWを箱4の上方から撮影する。第二撮像装置6により撮影された画像データは制御装置3に出力される。
次に、図8のS307において、制御装置3が第二撮像装置6から画像データを受信すると、制御装置3(具体的には、ワーク選択部33)は、上記画像データに基づいて、搬送物の一例である対象ワークWTを選択する。対象ワークWTは、箱4内の複数個のワークWのうち傾斜方向における上側に空間42が存在するワークWである。本実施形態の場合、傾斜方向において最も上側に配置された横ワーク列WSを構成するワークWのうちの一つが対象ワークWTとして選択される。
次に、図8のS308において、対象ワークWTが選択されると、保持アーム部13における爪部131が対象ワークWTの内径側に上方から進入する(図5D参照)。この状態において、保持アーム部13は閉状態である。
次に、図8のS309において、保持アーム部13における爪部131同士が、径方向および周方向に離れるように作動して、保持アーム部13が開状態となる(図5E参照)。この結果、保持アーム部13の爪部131が、対象ワークWTに対して対象ワークWTの内径側から当接して、対象ワークWTが保持アーム部13に保持される(図5E参照)。
次に、図8のS310において、保持アーム部13が、傾斜方向における上側(図5Eの矢印βの方向)に移動する。このような保持アーム部13の移動にともない、保持アーム部13に保持された対象ワークWTも傾斜方向における上側に移動する。
換言すれば、保持アーム部13の移動にともない、対象ワークWTが空間42側に移動する(図5F参照)。この結果、対象ワークWTの、対象ワークWTの傾斜方向における下側に配置されている他のワークWとの軸方向の重なり(つまり、絡まり)が解消される。
次に、図8のS311において、保持アーム部13が、保持アーム部13の軸方向における一方側(図5Fに矢印gで示す方向)に移動する。この結果、保持アーム部13が、箱4の内部空間から外部空間に移動して、対象ワークWTが箱4から取出される(図5G参照)。なお、対象ワークWTが箱4から取り出された後の状態で、空間42は、箱4の内部空間のうち対象ワークWTが配置されていた部分だけ拡大する。
次に、図8のS312において、保持アーム部13が仮置台7の上方に移動した後、対象ワークWTを仮置台7に仮置きする。この状態で、保持アーム部13は対象ワークWTの保持を一時的に解除する(図5H参照)。
次に、図8のS313において、保持アーム部13と対象ワークWTとの位置調節を行う。位置調節は、例えば、対象ワークWTと保持アーム部13との、対象ワークWTの軸方向(図5Hの上下方向)における位置を適切にする(図5I参照)。以上のような対象ワークWTの仮置きおよび再保持を行う理由については後述する。
次に、図8のS314において、保持アーム部13により対象ワークWTを再保持する(図5J参照)。図5Jに示す状態では、保持アーム部13と対象ワークWTとの位置関係が、対象ワークWTを仮置台7に仮置きする前の状態(図5Gに示す状態)と異なる。
次に、図8のS315において、保持アーム部13は撮影位置に移動する。そして、第一撮像装置8は、上記撮影位置において保持アーム部13に保持された対象ワークWTを撮影する。その後、第一撮像装置8は、生成した画像データを制御装置3に出力する。このような第一撮像装置8の動作は制御装置3の撮像制御部34により制御される。
なお、第一撮像装置8には所定の撮影範囲が設定されている。本実施形態の場合、上記撮影範囲における縦方向(図5Kの上下方向)の範囲は、図5Kに二点鎖線Lと二点鎖線Lとの間である。一方、上記撮影範囲における横方向(図5Kの表裏方向)における範囲は、対象ワークWTの外径寸法よりも大きく設定されている。
本実施形態の場合、図5Kに示す状態で、保持アーム部13に対する対象ワークWTの位置が適切な場合には、対象ワークWTのうち、対象ワークWTの軸方向における一方側の半部(図5Kの下半部)が、上記撮影範囲に入る。一方、対象ワークWTのうち、対象ワークWTの軸方向における他方側の半部(図5Kの上半部)は、上記撮影範囲に入らない。
以下、図8のS313で対象ワークWTを仮置台7に仮置きする理由、および、図8のS314で保持アーム部13と対象ワークWTとの位置調節を行う理由について説明する。
上述の図8のS315において、保持アーム部13に対する対象ワークWTの位置が不適切だと、保持アーム部13が上記撮影位置まで移動した際、対象ワークWTの上記撮影範囲に対する位置が不適切になる場合がある(図6参照)。すなわち、図6に示す状態では、対象ワークWTのうち、目印M1が付された部分が撮影範囲の下限位置(図6の二点鎖線L)よりも下方に位置している。
図6に示す状態で、第一撮像装置8が対象ワークWTを撮影して生成した画像データには、目印M1に関する情報が含まれない。従って、このような不適切な画像データに基づいて、後述する制御装置3による判定(換言すれば、識別)が行われると、その結果も不適切になる。
そこで、保持アーム部13が上記撮影位置まで移動した際に、対象ワークWTの上記撮影範囲に対する位置が適切になるように、図8のS313およびS314の処理を行っている。
なお、保持アーム部13に対する対象ワークWTの位置が不適切になる理由としては、例えば、図8のS305において、保持アーム部13が箱4の上方に移動した状態(図5C参照)で、箱4内の各ワークWと保持アーム部13との上下方向における距離が異なることが挙げられる。
図5Cに示す状態で、箱4内の各ワークWと保持アーム部13との上下方向における距離が異なる理由としては、例えば、箱4の底部の塑性変形、各ワークW同士の絡まりなどが挙げられる。
次に、図8のS316において、制御装置3は、第一撮像装置8の画像データに基づいて対象ワークWTの判定を行う。具体的には、本実施形態の場合、対象ワークWTが、次工程で組付けるワークとして適切なワークであるか否かを判定する。
以下、上記判定の方法の一例について簡単に説明する。先ず、制御装置3は、制御装置3に記憶されているワークに関する情報から、次工程で組付けるワークに付されている目印の色情報を読み出す。本実施形態の場合、次工程で組付けるワークは、図2Aに示すワークWであるため、上記目印の色情報は、ワークWの目印M1と同じ色となる。
次に、上記画像データ内に上記色情報と同じ色の部分が、所定の閾値よりも多く存在しているか否かを判定する。そして、上記色の部分が所定の閾値以上である場合に、対象ワークWTの種類が正しいと判定する。
一方、画像データ内の上記色の部分が所定の閾値より小さい場合には、対象ワークWTの種類が誤っていると判定する。なお、所定の閾値は、撮影範囲とワークに付された目印の大きさとの関係を考慮して適宜設定する。上述の判定は、上記画像データにおける上記色情報と同じ色の部分の有無に基づいて行ってもよい。以上のように、本実施形態によれば、例えば、図2A乃至図2Cに示すワークW、Wa、Wbを、各ワークW、Wa、Wbに付された目印M1、M2、M3の色に基づいて識別可能である。
本実施形態の場合、対象ワークWTは、対象ワークWTの軸方向における一方の端部(本実施形態の場合、下端部)にのみ目印M1が付されている。このような対象ワークWTに対して、第一撮像装置8は、対象ワークWTの軸方向における一方側の半部のみを撮影する。このため、上記色の部分が所定の閾値以上である場合には、対象ワークWTの種類が正しいと判定するとともに、対象ワークWTの上下方向における向きを判定できる。
そして、図8のS316において、対象ワークWTが適切なものと判定された場合には、S317において、対象ワークWTが次工程(例えば、組付け工程)に供給される。なお、図8のS316において、対象ワークWTが不適切なものと判定された場合には、対象ワークWTは次工程(例えば、組付け工程)に供給されない。この場合には、例えば、対象ワークWTが不適切であることを通報部(図示省略)により作業者に通報するとともに、不適切と判定された対象ワークWTを所定の場所に移動させてもよい。
[1.5 付記]
上述の本実施形態の場合、旋回装置2により箱4を傾けることにより、空間42が形成される。ただし、これに限らず、例えば、搬送時の横方向への振動でワークWが箱4内で偏ることで、空間42が形成されることもある。
また、旋回装置2の載置台21を旋回させるアクチュエータは、上述のエアシリンダ22に限定されない。載置台21を旋回させるアクチュエータは、例えば、油圧式アクチュエータあるいはソレノイド式アクチュエータなどでもよい。また、載置台21を旋回させるアクチュエータは、ロータリアクチュエータなどでもよい。
アーム装置1の構造は、本実施形態の場合に限定されない。例えば、保持アーム部13の爪部131の形状または数は、本実施形態の場合と異なっていてもよい。
対象ワークは、本実施形態のコイル状のワーク(例えば、バルブスプリング)に限定されない。対象ワークとしては、例えば、軸状、筒状だけでなく、アーム部で保持可能な各種形状のワークが挙げられる。この場合には、上述の旋回装置2はワークの形状を考慮しつつ適宜設ければよい。
[1.6 実施形態1の作用・効果]
本実施形態によれば、上述のように、保持アーム部13に保持されたワークWの判定作業を自動化できるため、生産効率の向上を図れる。
特に、本実施形態の場合、図8のS312において対象ワークWTを仮置台7に仮置きした後、図8のS313において保持アーム部13と対象ワークWTとの位置調節を行うように構成している。この構成により保持アーム部13に対する対象ワークWTの位置の適正化を図り、上記撮影位置において保持アーム部13に保持された対象ワークWTが、第一撮像装置8の撮影範囲に適切に入るようにしている。この結果、図8のS312およびS313の動作を行わない場合と比べて、搬送物である対象ワークWTの判定を効率よく行うことができる。なお、図8のS312およびS313の動作を行わない場合に生じる問題については、図6を参照して上述した通りである。
本発明のマニピュレータおよび搬送物の判定方法は、各種ワークの生産ラインに適用できる。
A マニピュレータ
1 アーム装置
13 保持アーム部
131 爪部
2 旋回装置
7 仮置台
8 第一撮像装置
3 制御装置
31 傾斜制御部
32 アーム制御部
33 ワーク選択部
34 撮影制御部
4 箱
42 空間
W ワーク
M1 目印
WT 対象ワーク

Claims (3)

  1. 保持した搬送物を台に置き、前記搬送物の保持を解除した後、前記搬送物を再保持しつつ撮影位置まで移動するアーム部と、
    前記撮影位置において前記アーム部に保持された前記搬送物を、撮影する撮像部と、
    前記撮像部が生成する画像データに基づいて前記搬送物の判定を行う制御部と、
    内部に複数個のコイル状のワークが配置された箱を、水平面に対して所定角度傾ける傾斜装置と、を備え、
    前記制御部は、傾けられた前記箱内にある前記複数個のコイル状のワークのうち、自身に対し前記箱の傾斜方向における上側に空間が存在するワークを、前記搬送物として選択し、
    前記アーム部は、選択された前記搬送物を保持し、該搬送物を前記空間側に移動させてから前記箱の外部へ移動させ、前記台に置く、
    マニピュレータ。
  2. 前記搬送物は、前記搬送物の所定方向における半部に目印を有し、
    前記撮像部は前記搬送物の前記半部を撮影し、
    前記制御部が、前記画像データ内の前記目印の情報に基づいて前記搬送物が適切なワークであるか否かを判定する、請求項1に記載のマニピュレータ。
  3. アーム部を備えたマニピュレータが搬送する搬送物を判定する搬送物の判定方法であって、
    内部に複数個のコイル状のワークが配置された箱を、水平面に対して所定角度傾け、
    傾けられた前記箱内にある前記複数個のコイル状のワークのうち、自身に対し前記箱の傾斜方向における上側に空間が存在するワークを、前記搬送物として選択し、
    前記アーム部により、選択された前記搬送物を保持し、該搬送物を前記空間側に移動させてから前記箱の外部へ移動させ、
    前記搬送物を台に置いた後、前記アーム部による前記搬送物の保持を解除し、
    前記アーム部により前記搬送物を再保持しつつ撮影位置まで移動し、
    撮像部により、前記撮影位置において前記アーム部に保持された前記搬送物を撮影し、
    前記撮像部が生成する画像データに基づいて前記搬送物の判定を行う、
    搬送物の判定方法。
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