JP6868822B2 - 調光操作卓、それを用いた照明システム、及び照明器具の制御方法 - Google Patents

調光操作卓、それを用いた照明システム、及び照明器具の制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、調光操作卓、それを用いた照明システム、及び照明器具の制御方法に関し、例えば、結婚式場、宴会場や多目的ホールなどにおいて使用される照明器具を制御する調光操作卓、それを用いた照明システム、及び照明器具の制御方法に関する。
従来、スポットライト等の可動式の照明器具を、移動する照明対象、例えば人物等に照射し、その移動に追従させて照射位置を移動させる追尾照明が行われていた。追尾照明の方法としては、照明器具を直接又は遠隔操作により手動で操作する方法と、照明器具を制御して自動で追尾させる方法があった。照明器具を自動で追尾させる方法としては、予め設定されたスケジュールに沿って照明器具の照射位置を移動させる方法があった。
例えば、特許文献1には、調光状態をリモートコントロール可能なフォロースポットライトと、スポットライト等を制御する操作卓とを備える制御装置において、カメラがとらえた画像によりスポットライトの照射点を指定し、スポットライトの各制御項目を入力する入力手段、及び各シーンの制御結果をシーンNo.を付して記憶させ、記憶再生時にフォロースポットライトの動きを連続的な動きとする技術が開示されている。
特開平8−138871号
手動による追尾方法の場合、照明器具の照射位置の2次元入力を照明対象の位置座標と対応させなければならず、しかも、照明対象が移動する間、常に当該入力を行い続けなければならない。そのため、操作者の負担が大きく、また、操作ミスが起こる可能性が高くなる。照明器具を自動で追尾させる場合は、予め設定されたスケジュールから時間的又は空間的に逸脱して、照射位置と照明対象とのずれが生じやすく、結局は手動による操作に切り替えざるを得ないことが多い。
そこで、本開示の目的は、照明対象の移動に追尾させて照明器具の照射位置を移動させる際、照明対象と照射位置との位置合わせが容易になり、ユーザの操作負担を軽減できる調光操作卓、それを用いた照明システム及び照明器具の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本開示の調光操作卓は、照明器具を制御するための操作入力を受け付けることができる操作部と、操作部が操作入力を受けて送信する入力信号を受信した場合に、照明器具を制御する信号を照明器具に送信する制御部と、所定の空間内にある複数の地点の位置情報が記憶されている記憶部と、を備え、記憶部には、複数の地点のうち2つの地点間を結び、2つの地点の一方を開始地点、他方を目標地点とする複数の経路が記憶され、操作部は、操作入力として、互いに独立した第1の操作入力および第2の操作入力を受け付けることができ、制御部は、第1の操作入力に応じて操作部により送信される入力信号を受信したときに、記憶部に記憶されている複数の経路に含まれる第1の経路に沿って、開始地点から目標地点に向けて照明器具の照射位置を移動させ、且つ、第1の操作入力の入力量に応じた速度で照射位置を移動させるよう、照明器具を制御し、
制御部は、照射位置を第1の経路に沿って移動させている間に、第2の操作入力に応じて操作部により送信された入力信号が、所定の閾値を超えているときに、照射位置を第1の経路と隣接する第2の経路に移すよう、照明器具を制御する。
本開示に係る調光操作卓によれば、当該調光操作卓を用いて照明器具の照射位置を照明対象の移動に追尾させる際、照明対象と照射位置との位置合わせを容易にするとともに、ユーザの操作負担を軽減することができる。
実施形態の一例に係る照明システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態の一例に係る照明システムで照明状態が制御される照明空間を示す模式図である。 照明対象の移動及び実施形態の一例に係る照明器具の制御方法を説明するための概念図である。 実施形態の一例に係る調光操作卓が照明器具の制御のために実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、具体的な数値、数量、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、照明器具の設定方法を適用する照明システムの仕様に合わせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜組み合わせて用いることは当初から想定されている。以下では、すべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、本開示の実施形態に係る照明システム1の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る照明システム1は、調光操作卓10と、照明器具2とを備える。図1に示す調光操作卓10は、ジョイスティック12(操作部)12と、制御部14と、記憶部16と、表示部18と、タッチパネル20(入力部)20とを有して構成される。
図2は、照明システム1で照明状態が制御される照明空間を示す模式図である。図2に示す照明空間では、照明空間の天井部分に複数の照明器具2が配置され、照明空間の床面上に複数のテーブル3が配置されている。照明空間としては、例えば結婚式場、宴会場、多目的ホール、ステージ(舞台)等が挙げられるが、照明器具2の設置が可能な環境であれば限定されない。
照明器具2は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子を有する可動式のスポットライトである。照明器具2は、調光操作卓10の制御部14と有線又は無線で接続される。照明器具2は、制御部14から送信される、オンオフ、照射位置、光束及び調色等の調光状態等を指示する信号(以下「制御信号」ともいう)にしたがって制御される。これにより、照明器具2の設置が可能な環境において、照明演出が可能となる。図1に示す照明システム1では、各照明器具2は入力端子と出力端子とを有し、1つの照明器具2の入力端子と他の照明器具2の出力端子を接続することで、照明器具2が直列に接続されている。なお、照明システム1に使用する照明器具2の数及び種類は、調光操作卓10による調光制御が可能であれば、限定されない。また、照明器具2の調光制御は、使用する照明器具2に応じた周知の方法により適宜行うことができる。例えば、照明器具2としてハロゲンランプ、メタルハライドランプ等を使用してもよく、その場合、調光操作卓10が送信する制御信号を受信し、照明器具2に対して位相制御や給電制御等の制御を行う調光盤を介して、照明器具2が調光制御されてもよい。
図1に戻り、調光操作卓10について説明する。調光操作卓10は、ジョイスティック12と、制御部14と、記憶部16と、表示部18と、タッチパネル20とを備える。調光操作卓10は、結婚式場等の照明空間内の所定位置に配置された照明器具2の調光を制御するものである。
ジョイスティック12は、照明器具2を制御するための操作入力を受け付ける操作部として機能する。ジョイスティック12は、2次元方向に傾斜可能な操作レバーと、操作レバーの傾斜方向及び傾斜角度に対応したベクトル量を検出する検出機構とを有して構成されている。操作レバーは、中心位置より全ての周囲側方向に傾斜されることが可能なように支持されている。検出機構は、操作レバーに対して、第1方向についての傾斜成分と、第1方向に直交する第2方向の傾斜成分とを分離して検出し、電気信号として出力する。すなわち、検出機構は、操作レバーの傾斜に対応したベクトル量をx−y直交座標上に表現した場合の、x成分とy成分とを検出し、電気信号として出力することができる。本実施形態に係る調光操作卓10では、会場内の照明空間、ジョイスティック12の操作入力方向、及び、後述する表示部18に表示するフロア図のそれぞれについて、ユーザから見た左右方向の座標軸が同じ方向に揃えられている。これにより、ジョイスティック12の操作感覚に基づく照明器具2の制御が可能になる。
制御部14は、調光操作卓10全般の信号処理を行い、様々な制御を行う。制御部14は、操作部と接続され、操作入力を受け付けた操作部により送信される入力信号を受信する。また、制御部14は、照明器具2の調光状態を制御する制御信号を生成し、照明器具2に送信する。例えば、プログラムの実行等により、照明器具2の調光状態を制御する場合、制御部14は、照明器具2の位置情報や調光情報に基づいて所定の演算を行い、指示された調光状態となるよう制御するための制御信号を生成し、照明器具2に送信する。照明器具2への制御信号の送信は、例えば、図示しない送信部からDMX512形式を有する調光制御信号等として送信される。
制御部14は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、プログラムに従って動作するプロセッサ(演算処理部)を主なハードウェア構成として備える。制御部14は、記憶部16に記憶されたプログラム、データ、マップ等を読み出して、所定の動作を実行する。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(Large Scale Integration)を含む1つ又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。
記憶部16は、各種情報を記憶しており、記憶部16に記憶された情報は、制御部14により読み取り及び書き込みが可能である。記憶部16は、例えば、メモリ、ハードディスクドライブ等である。記憶部16として、光ディスク、フラッシュメモリなどの一時的記録媒体が使用されてもよい。記憶部16には、制御部14が所定の処理を実行するための種々の制御プログラム、情報データ、マップ等が記憶されている。プログラムは、記憶部16に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記憶部16に供給されてもよい。
本実施形態の調光操作卓10では、記憶部16には、照明空間に設置された照明器具2の配置や数、可動範囲等の情報が予め記録される。また、後述するように、本実施形態では、追尾操作において照明器具2の照射位置を通過させる地点P(後述)や経路L(後述)に関する情報、当該地点Pに対応付けられた照明器具2の調光制御情報等も、記憶部16に記憶される。なお、照射位置とは、例えば、照明器具2の照射方向として制御部14により指示されている座標である。
表示部18は、液晶ディスプレイやLED表示器等により構成され、調光操作卓10による照明器具2の制御及び設定に必要な各画面を表示する表示装置として機能する。表示部18は、制御部14に接続され、制御部14により画面の表示が制御される。表示部18には、例えば、照明器具2の照射位置を含む調光情報、後述する地点Pや経路Lに関する情報等が表示される。
本実施形態では、表示部18上にタッチパネル20が配置される。タッチパネル20は、表示部18が表示する画像上において、ユーザによりペンや指(指等)で押されるか、或いは接触することで、各種の入力を受け付ける入力部として機能する。これにより、調光操作卓10の動作や設定に必要な情報をタッチパネル20を用いて入力することができ、入力に基づく信号がタッチパネル20から制御部14へと送信される。
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係る調光操作卓10及び照射システムを用いた照明器具2の制御方法について、説明する。図3は、照明対象の移動及び照明器具2の制御方法を説明するための概念図である。以下の説明では、例えば、結婚式場において、新郎新婦の移動に合わせてスポットライトを追尾させる場面での、調光操作卓10及び照射システムの使用が想定される。より具体的な場面としては、新郎新婦の入退場や、新郎新婦が招待客のいる各テーブル3を順次移動するキャンドルサービス等が例示できる。
上記したような追尾照明の場面では、照明対象が会場内を移動する順路Rは予め決まっていることが多いため、自動での追尾を検討する余地があった。しかし、追尾照明を実際に行うと、会場内の状況により、照明対象の移動速度が変わり、或いは、照明対象が招待客に近づく結果として、予定されていた順路Rから外れることなどが起きていた。そのため、予め設定されたスケジュールからの逸脱を許容することが難しい自動追尾方法では、実際の場面で十分対応し切れないことがあった。本開示の照明器具2の制御方法では、上記の通り照明対象が移動する順路Rは予め決まっており、実際の照明対象の移動がその順路Rから時間的及び空間的に大きく外れることは少ないことに着目した。
図3では、照明空間の一部分の水平面(x−y平面)が示されており、図3中、照明対象Oは、照明空間内を順路Rに沿って移動する。順路Rには、間隔を空けて複数の地点P1、P2、P3、・・・(総称して「地点P」ともいう)が設けられている。地点P1、P2、P3等における数字は、照明器具2の照射位置を移動させる順序を示している。また、地点P1及びP2の間には、両地点を結ぶ複数の経路L1、L2及びL3(総称して「経路L」ともいう)が設けられている。地点P2及びP3の間にも両地点を結ぶ複数の経路Lが設けられているが、図3では省略している。
本実施形態に係る調光操作卓10及び照射システムを用いた追尾方法は、照明対象Oが移動する順路Rに沿った複数の地点Pを指定し、複数の地点Pのうち2つの地点P間の予め設定された経路Lに沿って、照明器具2の照射位置を移動させることを特徴とする。
図3に示す例では、地点P1及びP2間に照明対象Oがある場合、調光操作卓10は、照明器具2の照射位置を経路L2に沿って移動させる。この照射位置の移動は、ユーザの操作によりジョイスティック12が受け付けた入力(以下、単に「操作入力」ともいう)に応じて制御部14により制御される。具体的には、操作入力は、調光操作卓10の制御部14により、照明対象Oの現在位置における経路Lの接線方向T(以下「第1方向」ともいう)の成分と法線方向N(以下「第2方向」ともいう)の成分とに分離される。制御部14は、操作入力の第1方向成分及び第2方向成分の入力量に基づいて、ジョイスティック12が第1方向に沿った操作入力を受けたか否か、第2方向に沿った操作入力を受けたか否かについて、判定する。次いで、制御部14は、分離された操作入力の第1方向成分及び第2方向成分のそれぞれに応じて、照明器具2による照射位置の移動を制御する。
操作入力の第1方向成分は、経路Lに沿った照射位置の移動と関連付けられる。制御部14は、ジョイスティック12が第1方向に沿った操作入力を受けたと判定した場合、その第1方向成分の入力量に応じた移動速度で、経路Lに沿って照射位置を移動させるよう、照明器具2を制御する。他方、操作入力の第2方向成分は、照射位置を移動させる経路Lの選択と関連付けられる。制御部14は、ジョイスティック12が第2方向に沿った操作入力を受けたと判定した場合、その第2方向成分の入力量と所定の閾値とを比較する。制御部14は、第2方向成分の入力量が所定の閾値を超えたと判断した場合、照射位置を移動させる経路Lを、操作入力の方向(ジョイスティック12の傾斜方向)に隣接している経路Lに移すよう、照明器具2を制御する。
ジョイスティック12が受けた操作入力に基づく照射位置の制御について、図3において照射位置が照明対象Oにある場合を例に、具体的に説明する。照明対象Oにおける第1方向、即ち、経路L2の接線方向Tはx軸方向であり、同じく第2方向、即ち、経路L2の法線方向Nはy軸方向である。ジョイスティック12がx軸正方向に傾けられた場合、制御部14は、ジョイスティック12の傾斜角度に応じた速度で、経路L2に沿って照射位置を移動させる。ジョイスティック12がy軸正方向に傾けられ、且つ、ジョイスティック12の傾斜角度が所定の閾値を超えるものであったと制御部14が判断した場合、制御部14は、照明対象Oからy軸正方向のベクトルと経路L1とが交差する位置に、照射位置を移動させる。
上記のように構成された調光操作卓10及び照射システムを用いることで、ユーザは、例えば、照明対象の位置と照明器具2の照射位置とを目視又はモニター画面において確認しながら、追尾操作を行うことができる。照明対象の位置と照明器具2の照射位置とにずれが生じた場合においても、ユーザは、ジョイスティック12の傾きを調整することにより、照射位置を照明対象に感覚的に合わせることができる。ここで、ジョイスティック12を用いた従来の手動による追尾操作では、照射位置を照明対象に合わせるためには、操作入力のx軸方向成分及びy軸方向成分の両者を調整して、照射位置と照明対象とを一致させる必要がある。本実施形態では、第2方向成分の入力量が閾値を超えない限り、照射位置は経路L上のみを移動する。これにより、ジョイスティック12の傾きが経路Lの接線方向Tに対して多少ずれたとしても、照射位置は経路L上を外れることなく移動する。その結果、照射位置と照明対象Oとが一致する。このように、照明対象の追尾操作を実質的に1次元の操作入力で行うことができる。また、照明対象が予定の順路Rから法線方向Nに逸れて移動したとしても、ジョイスティック12を当該法線方向Nに対応する方向に大きく傾けることで、照射位置を照明対象の現在地に合わせることができる。そして引き続き、更新された経路Lに沿って、実質的に1次元の操作入力での追尾操作を行うことができる。したがって、本実施形態の照明器具2の制御方法では、追尾照明の位置合わせが容易になり、追尾操作にかかるユーザの負担が軽減される。
次に、本実施形態の調光操作卓10を用いた照明器具2の制御方法の具体例を、時系列に沿って説明する。以下で説明する照明器具2の制御方法は、例えば、結婚式場において、新郎新婦が招待客のいる各テーブル3を順次移動するキャンドルサービス等のイベントの際に、新郎新婦の移動に合わせてスポットライトを追尾させる場面での使用が想定される。
まずは、照明器具2の調光制御を行うための準備として、ユーザにより各種情報が調光操作卓10に入力される。ユーザによる入力は、調光操作卓10が備えるジョイスティック12、タッチパネル20及び他の入力装置によって適宜行われる。
調光操作卓10が起動され、表示部18に表示された設定モードを選択する画像領域への入力をタッチパネル20が受け付けると、制御部14は設定モード画面を表示部18に表示させる。また、制御の実施を予定している照明空間の水平面に対応した画像を表示部18に表示させ、後述する地点Pの入力に備える。表示部18に表示される画像は、必要に応じてユーザの入力により拡大縮小可能であってもよい。また、表示部18に表示させる画像としては、例えば、会場となる照明空間に対応付けられ、テーブル3や座席等が配置されたフロア図等が挙げられる。
次いで、予め決定された又は予測される照明対象の移動順路にしたがって、上記画像が表示された領域内に、照明器具2の照射位置を通過させる地点Pが入力される。地点Pの入力は、例えば、タッチパネル20で行えばよい。入力された地点Pには、照明器具2の照射位置の制御を開始する開始地点も含まれる。各地点Pの位置情報は、記憶部16に記憶され、また各地点Pは、表示部18に表示されたフロア図上に重ねて表示される。次に、照明対象の移動順路にしたがって、地点Pを通過する順序が入力され、記憶部16に記憶される。照明器具2の照射位置は、この入力された順序にしたがって各地点Pを通過するように、制御部14によって制御される。
制御部14は、2つの地点P間を結ぶ経路Lを複数生成する。経路Lは、地点Pの通過順序に基づき、2つの地点Pの一方を開始端、他方を終了端としている。例えば図3に示すように、複数の経路Lは、複数の経路Lで順路Rを挟むような配置で、順路Rの近傍に生成される。また、制御部14が生成する経路Lの数及び経路Lの振れ幅の最大値は、適宜設定可能とする。経路Lの振れ幅の最大値の設定は、例えば、2つの地点P間を結ぶ線分の中点と、順路Rに最も離れた経路Lが当該線分の二等分線と交差する点との間の距離を設定するものである。これにより、追尾操作を行う場面や状況に従って、本実施形態の制御方法で対応させる範囲を適宜設定することができる。制御部14により生成された経路Lは、記憶部16に記憶される。なお、本実施形態の照明器具2の制御方法及び追尾操作を実施するためには、照明器具2の照射位置を通過させる地点Pを設定すれば十分であり、照明対象が移動する順路Rの情報や設定は必要としない。
本実施形態では、上記の設定モードにおいて、照明器具2の照射位置を通過させる地点Pを指定した後、指定された地点Pに対応付ける照明器具2の調光制御情報を予め設定することができる。地点Pに対応付けられた照明器具2の調光制御情報は、記憶部16に記憶される。地点Pに対応付けられる調光制御情報には、例えば、照明器具2のオンオフ情報(即ち、複数の照明器具2のうち照射させる照明器具2の選択)、各照明器具2の照射に関する光量、焦点、照射範囲、位置座標および照射高さ等が含まれる。これにより、調光制御卓を用いた追尾操作において、照明器具2の照射位置が地点Pに到達した際、到達した地点Pに対応付けられた調光制御情報に基づいて、ユーザによる入力無しで全ての照明器具2の調光状態を所望のものとすることができる。
照明器具2の調光制御を行うための準備段階において調光操作卓10に入力された上記の一連の情報は、1つの設定データとして記憶部16に記憶される。制御部14は、照明器具2の調光制御による追尾操作を行う際、設定データとして記憶部16に記憶された情報を適宜読み込む。なお、当該設定データは、ユーザによりコンピュータ等の外部機器を用いて作成された後、メモリカード等の一時的記録媒体を介して、記憶部16に記憶されてもよい。
以下、図4を参照しながら、照明対象の移動に対して照明器具2の照射位置を追尾させる方法について、説明する。図4は、照明器具2を制御して照明対象を追尾するための、調光操作卓10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図4のフローチャートの各ステップは調光操作卓10の制御部14によって実行される。
調光操作卓10が起動され、追尾操作開始の入力を受け付けると、調光操作卓10は追尾制御のための照明器具2の調光制御を開始する。追尾操作開始の入力は、例えば、表示部18に表示された追尾操作モードを選択する画像に対応する領域における、タッチパネル20の入力であってもよいし、調光操作卓10に設けたボタンの押下による入力であってもよい。また、本実施形態に係る調光操作卓10において、追尾操作モードは一連の照明シーンに組み込まれていてもよく、照明シーンの再生により入力なしで追尾操作が開始されてもよい。次いで、制御部14により追尾操作画面が表示部18に表示される。照明器具2の調光制御を行うための設定データが予め記憶部16に記憶されている場合、制御部14は当該設定データを読み込む。当該設定データが記憶部16に記憶されていない場合、上述の各種情報の入力が行われ、当該設定データとして作成される。制御部14は、読み込まれた又は作成された設定データに基づき、照射空間の範囲を示す画像、地点P、各照明器具2の位置情報、照射位置の位置情報等の各種情報を表示部18に表示させる。また、制御部14は、読み込んだ設定データに基づき、順路R、経路L、各照明器具2の調光情報等を表示部18に表示させてもよい。
次いで、制御部14は、図4のフローチャートに示す照明器具2の制御を開始する。
ステップS1では、ユーザによる操作入力をジョイスティック12が受けたか否かが判定される。即ち、操作入力を受けてジョイスティック12が送信した入力信号の入力量が所定の閾値を超えたか否かが判定される。ステップS1において肯定(YES)と判定された場合、ステップS2に進み、照明器具2の照射位置の移動が開始される。ステップS1において否定(NO)と判定された場合、ジョイスティック12が操作入力を受け付けるまでステップS1の判定を繰り返し行う。即ち、ユーザは、ジョイスティック12を照射位置の移動方向に傾けることにより、照明器具2の照射位置を移動させ、追尾操作を開始させる。
ステップS2では、制御部14は、照射位置の移動を指示する信号を照明器具2に送信する。照明器具2では、制御部14からの指示信号を受けて照射方向を回動させ、照射位置を移動させる。このとき、開始地点から照射位置がそれに沿って移動する経路Lは、ステップS1においてジョイスティック12が受けた操作入力の方向によって決定される。即ち、制御部14は、ジョイスティック12が受けた操作入力の傾斜方向を算出し、当該傾斜方向に基づいて経路Lを特定し、特定した経路Lに沿って照射位置の移動を開始する。制御部14は、例えば、複数の経路Lのうち、操作入力の傾斜方向に最も近い経路Lに沿って照射位置を移動させるよう、照明器具2を制御してもよい。また、制御部14は、ジョイスティック12が受けた操作入力の第1方向成分の入力量を算出する。即ち、操作入力を受けてジョイスティック12が送信した入力信号と、開始地点の位置座標と、決定された経路Lの接線方向Tとに基づいて、制御部14により操作入力の第1方向成分が算出される。開始地点から移動する照射位置の移動速度が、その算出された入力量に応じた速度となるよう、制御部14は照明器具2を制御する。
ステップS3では、照明器具2の照射位置の現在地が読み出されるとともに、照射位置の現在地における第1方向及び第2方向が算出される。照射位置の現在地は、制御部14により送信されている照明器具2への制御信号において指定されている位置座標である。第1方向及び第2方向は、照射位置の現在地と経路Lの形状とに基づいて算出される。経路Lが曲線である場合、照射位置の移動に伴い、第1方向及び第2方向は変動し続ける。本実施形態では、照射位置の移動速度をジョイスティック12が受けた操作入力の第1方向成分に応じたものとしている。そのため、本実施形態では、照射位置の現在地における第1方向及び第2方向が更新されつつ、照明器具2の制御が実施される。これにより、ユーザによるジョイスティック12の操作感覚と実際の照射位置の移動速度とのずれを低減することができる。
ステップS4では、ジョイスティック12が受け付けた第2方向に沿った操作入力(操作入力の第2方向の成分)が、所定の閾値を超えたか否かが判定される。即ち、操作入力を受けてジョイスティック12が送信した入力信号と、照射位置の現在地の位置座標と、経路Lの傾きとに基づいて、制御部14により操作入力の第2方向成分が算出される。算出された操作入力の第2方向成分の入力量が予め定められた閾値を超えたか否かが判定される。ステップS4において肯定(YES)と判定された場合、ステップS5に進む。ステップS4において否定(NO)と判定された場合、ステップS7に進む。
ステップS5では、第2方向成分の閾値を超える操作入力について、その入力方向に他の経路Lが隣接しているか否かが判定される。制御部14は、算出された操作入力の第2方向成分の向きと、照射位置の現在地の位置座標と、記憶部16に記憶されていた複数の経路Lの情報とに基づいて、上記の判定を行う。ステップS5において肯定(YES)と判定された場合、即ち、当該第2方向成分の入力方向において隣接する他の経路Lが存在する場合、ステップS6に進む。ステップS5において否定(NO)と判定された場合、即ち、当該第2方向成分の入力方向において隣接する他の経路Lが存在しない場合、ステップS7に進む。
上述の通り、ジョイスティック12への操作入力の傾きと、照射位置の移動方向(第1方向)とが多少ずれていたとしても、第2方向成分の入力量が閾値を超えてステップS5において肯定判定がされない限り、照明器具2の照射位置は経路Lを外れずに移動する。そのため、従来の照射位置の手動による制御と比較して、追尾照明の位置合わせが容易になるとともに、追尾操作にかかるユーザの負担が軽減される。
ステップS6では、照明器具2の照射位置が、操作入力の第2方向成分の向きに対応する方向において隣接する経路Lに移される。照明器具2は、制御部14による制御信号を受けて照射方向を回動させ、現在地から第2方向に向かうベクトルと当該隣接する経路Lとが交差する位置に照射位置を移動させる。上述の通り、照明対象が順路Rから法線方向Nに逸れて移動したとしても、ジョイスティック12を当該法線方向Nと対応する方向に大きく傾けることで、照射位置を照明対象に合わせることができるとともに、引き続き、更新された経路Lに沿って追尾操作を行うことができる。
ステップS7では、ステップS3と同様に、照明器具2の照射位置の現在地が読み出されるとともに、照射位置の現在地における第1方向及び第2方向が算出される。
ステップS8では、照射位置が目標地点(地点P2)に到達したか否かが判定される。即ち、ステップS7で読み出された照射位置の現在地の位置座標と、記憶部16に記憶された地点P1の位置座標とが一致するか否かが判定される。ステップS8において肯定(YES)と判定された場合、ステップS9に進む。ステップS8において否定(NO)と判定された場合、ステップS4に戻り、引き続きステップS4〜S8からなる照射位置の制御が実施される。ステップS4〜S8からなる照射位置の制御は、ステップS8において肯定(YES)判定されるまで、或いは、一連の処理の中止又は変更の指示があるまで、所定の期間が経過する毎に繰り返し実行される。
ステップS9では、到達した目標地点(地点P2)に対応付けられた調光制御情報に基づいて、照明器具2の調光状態が制御される。制御部14は、記憶部16に記憶されていた、地点P2に対応付けられた調光制御情報を読み出し、当該調光制御情報に基づいて、照明器具2に制御信号を送信する。このように、ステップS9では、ユーザによる入力無しで照明器具2の調光状態が変更される。ユーザは、例えば、照明対象が移動する順路Rにおいて、照明器具2の調光状態を変更させたい箇所がある場合、当該箇所を目標地点として指定し、実現させる調光状態を調光操作卓10に記憶させる。これにより、ユーザが特別な入力を行わなくても、ジョイスティック12による照射位置の移動操作のみで、所望の調光状態への変更を実現することができる。
ステップS10では、次の目標地点(例えば図3に示す地点P3)が存在するか否かが判定される。制御部14は、記憶部16に記憶された設定データにおいて、照明対象の移動先として地点P2の後に地点P3が登録されているか否かを判定する。ステップS10において肯定(YES)と判定された場合、ステップS11に進む。ステップS10において否定(NO)と判定された場合、処理を終了する。
ステップS11では、次の照明器具2の制御のため、目標地点が更新される。制御部14は、記憶部16に記憶された設定データを読み出し、更新された開始地点(地点P2)及び目標地点(地点P3)を表示部18に表示させる。制御部14は、ステップS11の処理を行った後、再度ステップS1に戻って、上記の一連の処理を実行する。
上記の調光制御卓、照明システム1及び照明器具2の制御方法によれば、照明器具2の照射位置を照明対象の移動に追尾させる際、照明対象と照射位置との位置合わせが容易になり、また、ユーザの操作負担が軽減される。例えば、ジョイスティック12の操作入力の方向が照明対象の移動方向に対して多少ずれたとしても、照射位置は予め決められた経路L上を外れることなく移動するので、実質的に1次元の操作入力での追尾が可能となる。また、照明対象が予定された順路Rから逸れたとしても、速やかに照射位置を照明対象に合わせることができ、更新された経路Lに沿って当該実質1次元の操作入力での追尾操作を再び行うことができる。
尚、本開示は、上記の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項及びその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
上記の実施形態では、ステップS8で照射位置が目標地点に到達したとの肯定(YES)判定がされた後、ステップS9において、目標地点に対応付けられた調光制御情報に基づいて、照明器具2の調光状態を制御させている。しかし、目標地点に対応付けられた調光制御情報に基づく照明器具2の調光制御は、照射位置の目標地点の到達に先行して開始してもよい。例えば、調光状態を大きく変更する場合や、使用する照明器具2を切り替える場合など、調光状態の急激な変更が不自然な印象を与えかねない場合には、照射位置が目標地点に近づいたときに、調光状態の制御を開始して徐々に調光状態を変更してもよい。或いは、上記の場合に、照射位置が目標地点に到達した後、目標地点に対応付けられた調光制御情報に基づく調光状態に徐々に変化するように、照明器具2を制御させてもよい。
上記の実施形態では、ステップS10において、次の目標地点が存在しないと判定された場合に一連の処理を終了させているが、制御部14により次の目標地点の設定画面を表示部18に表示させ、ユーザに次の目標地点を指定させることもできる。ユーザにより目標地点を指定するタッチパネル20等の入力を受けて、制御部14は、目標地点を更新し、その目標地点までの複数の経路Lを生成した後、更新された目標地点及び生成された経路Lを記憶部16に記憶させるとともに、表示部18に表示させる。その後は、上記のステップS11に進み、ステップS11以降の処理が行われる。これにより、照明対象が移動する順路Rが予め決定されていないが、照明対象が会場内の特定の地点間を移動することが把握されている場合の追尾操作にも、本実施形態の調光操作卓10及び照明システム1を利用できる。
また、上記の実施形態において、照射位置が経路Lを移動している途中において、目標地点を更新することもできる。例えば、表示部18に目標地点の更新を受け付ける画像を表示させておく。そして、タッチパネル20が当該画像に対応する箇所の入力を受け付けた場合に、制御部14は、次の目標地点の設定画面を表示部18に表示させ、ユーザに次の目標地点を指定させることもできる。その後は、上記と同様に、ユーザによる目標地点を指定する入力を受けて、目標地点を更新し、複数の経路Lを生成し、続いて、上記のステップS11以降の処理を行えばよい。これにより、照明対象の移動中に突発的な事態が起こったとしても、これに対処して、引き続き本実施形態の調光操作卓10及び照明システム1を用いた追尾操作を行うことができる。
また、上記の実施形態において、任意の時点で手動による追尾操作に切り替えることが可能な態様としてもよい。例えば、表示部18に照射位置の手動制御への切り替えを受け付ける画像を表示させておき、タッチパネル20が当該画像に対応する箇所の入力を受け付けたときに手動制御に切り替え可能であるように、制御部14等が設定されていてもよい。照射位置の制御が手動制御に切り替えられると、例えば、ジョイスティック12が受け付ける操作入力が、照明器具2の照射位置の座標と関連付けられる。これにより、ユーザはジョイスティック12の操作による照射位置の手動制御が可能になる。その結果、照明対象の移動中に突発的な事態が起こり、目標地点の更新では十分に対応できない状況となった場合でも、速やかに追尾操作を行うことができ、追尾照明の中断期間があったときにもそれを最小限に抑えることができる。
上記の実施形態では、ステップS5において、否定(NO)判定された場合、即ち、操作入力の第2方向成分の入力方向に隣接する他の経路Lが存在しない場合、単に第1方向への移動を継続するのみとなっているが、この場合に警告を行ってもよい。当該警告としては、例えば、表示部18への警告アイコンの表示や、ブザー等の警告音の発生が挙げられる。上記の警告を行うことにより、ユーザに上記の手動による追尾操作への切り替えを促すことができる。
上記の実施形態では、調光操作卓10が入力装置としてジョイスティック12とタッチパネル20とを備える場合について説明した。しかし、本開示の調光操作卓10は、ジョイスティック12及びタッチパネル20以外の、調光操作卓10に用いられる周知の入力装置を使用してもよい。
例えば、上記の実施形態では、照明器具2の照射位置を制御するための操作入力を受け付ける操作部としてジョイスティック12を使用する場合について説明した。しかしながら、操作部として使用される入力装置の種類は、照射位置の経路Lに沿った移動を制御するための入力と、隣接する他の経路Lに照射位置が移るための入力とが可能であれば、限定されない。例えば、操作部として、トラックボール、タッチパッド、タブレット端末及びマウス等、2次元方向の入力が可能な周知の入力装置を使用してもよい。ジョイスティック12を含むこれらの2次元入力装置は、単一の操作で第1の操作入力及び第2の操作入力を行うことができ、また感覚的な操作が可能であるため、好適である。また、操作部は、フェーダ、ロータリーエンコーダ、ボタン及びキーボード等の公知の入力装置を組み合わせて、互いに独立な2つの操作入力が可能な構成を有していてもよい。
1 照明システム、2 照明器具、10 調光操作卓、12 ジョイスティック、14 制御部、16 記憶部、18 表示部、20 タッチパネル、L 経路、P 地点。

Claims (8)

  1. 照明器具を制御するための操作入力を受け付けることができる操作部と、
    前記操作部が前記操作入力を受けて送信する入力信号を受信した場合に、前記照明器具を制御する信号を前記照明器具に送信する制御部と、
    所定の空間内にある複数の地点の位置情報が記憶されている記憶部と、を備え、
    前記記憶部には、前記複数の地点のうち2つの地点間を結び、前記2つの地点の一方を開始地点、他方を目標地点とする複数の経路が記憶され、
    前記操作部は、前記操作入力として、互いに独立した第1の操作入力および第2の操作入力を受け付けることができ、
    前記制御部は、前記第1の操作入力に応じて前記操作部により送信される入力信号を受信したときに、前記記憶部に記憶されている前記複数の経路に含まれる第1の経路に沿って、前記開始地点から前記目標地点に向けて前記照明器具の照射位置を移動させ、且つ、前記第1の操作入力の入力量に応じた速度で前記照射位置を移動させるよう、前記照明器具を制御し、
    前記制御部は、前記照射位置を前記第1の経路に沿って移動させている間に、前記第2の操作入力に応じて前記操作部により送信された入力信号が、所定の閾値を超えているときに、前記照射位置を前記第1の経路と隣接する第2の経路に移すよう、前記照明器具を制御することを特徴とする、
    調光操作卓。
  2. 前記操作部が、二次元方向の入力を受け付けるジョイスティックであり、
    前記第1の操作入力が、前記ジョイスティックの第1方向への入力であり、
    前記第2の操作入力が、前記ジョイスティックの前記第1方向と直交する第2方向への入力である、
    請求項1に記載の調光操作卓。
  3. 前記記憶部には、前記地点に対応付けられている前記照明器具の調光情報が記憶され、
    前記制御部は、前記照射位置が前記地点に到達したときに、前記記憶部に記憶された、当該地点に対応付けられた前記調光情報に基づいて前記照明器具の調光状態を制御する、
    請求項1又は2に記載の調光操作卓。
  4. 前記目標地点を更新する入力を受け付けることができる入力部をさらに備え、
    前記入力部が前記目標地点を更新する入力を受け付けた場合、前記制御部は、前記更新された目標地点の位置情報に基づいて、前記照射位置の存在する現在地点と前記更新された目標地点との間を結ぶ複数の経路を生成し、前記生成された複数の経路に含まれる1つの経路に沿って前記照明器具の照射位置を移動させるよう、前記照明器具を制御する、
    請求項1〜3のいずれか一項記載の調光操作卓。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の調光操作卓と、
    照射位置が可動であり、前記調光操作卓が備える前記制御部からの調光制御の指示を受けて照射位置を移動させる照明器具と、を備える、
    照明システム。
  6. 照明器具を制御するための操作入力を受け付けることができる操作部と、
    前記操作部が前記操作入力を受けて送信する入力信号を受信した場合に、前記照明器具を制御する信号を前記照明器具に送信する制御部と、
    所定の空間内にある複数の地点の位置情報が記憶されている記憶部と、
    を備える調光制御卓を用いる、照明器具の制御方法であって、
    前記記憶部には、前記複数の地点のうち2つの地点間を結び、前記2つの地点の一方を開始地点、他方を目標地点とする複数の経路が記憶され、
    前記操作部は、前記操作入力として、互いに独立した第1の操作入力および第2の操作入力を受け付けることができ、
    前記操作部が前記第1の操作入力を受け付けた場合に、前記制御部が、前記記憶部に記憶されている前記複数の経路に含まれる第1の経路に沿って、前記開始地点から前記目標地点に向けて前記照明器具の照射位置を移動させるステップであり、前記第1の操作入力の入力量に応じた速度で前記照射位置を移動させるステップと、
    前記照明器具の前記照射位置を移動させる前記ステップの間に、前記操作部が所定の閾値を超える入力量を有する前記第2の操作入力を受け付けた場合に、前記制御部が、前記照明器具の前記照射位置を前記第1の経路と隣接する第2の経路に移すステップと、を含むことを特徴とする、
    照明器具の制御方法。
  7. 前記照射位置が目標地点に到達したときに、前記制御部が、前記記憶部に記憶され、前記目標地点に対応付けられた前記照明器具の調光情報を読み出し、前記読み出された調光情報に基づいて前記照明器具の調光状態を制御するステップをさらに含む、請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記操作部が、二次元方向の入力を受け付けるジョイスティックであり、
    前記第1の操作入力が、前記ジョイスティックの第1方向への入力であり、
    前記第2の操作入力が、前記ジョイスティックの前記第1方向と直交する第2方向への入力である、
    請求項6又は7に記載の制御方法。
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