JP2014186964A - 照明制御システム及び照明制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラデーション制御の照明範囲及び照度を、照明範囲内にいる者にとって最適な範囲と照度になるように、変更することができる照明制御システムを提供する。
【解決手段】
照明制御システム1は、中央エリアCAと周辺エリアPA1,2と含むグラデーション制御領域における、中央エリアCA及び周辺エリアPA1,2の各領域と各領域を照明する各照明器具12との対応関係の情報を有する。CPU11aは、グラデーション制御領域の明るさを、スイッチ13aに入力された制御入力値に比例して、中央エリアCAを周辺エリアPA1,2よりも明るくしながら、中央エリアCAと周辺エリアPA1,2の明るさを変化させるように、各照明器具12を調光制御することにより、グラデーション制御領域の照明範囲と照度を変更するグラデーション制御を実行する。
【選択図】図16

Description

本発明の実施形態は、照明制御システム及び照明制御方法に関する。
従来より、照明制御システムが、建物などにおける照明を制御するために広く用いられている。
例えば、オフィース等のような照明すべき領域に対して、複数の照明器具を天井に設置し、照明を行う照明システムがある。このような照明システムの場合、オフィース内の全ての照明器具を同時にオン・オフ制御したり、指定されたエリア毎に照明器具をオン・オフ制御したりするように照明制御は行われる。
通常は、このようにオフィース内の全照明器具あるいは指定エリア内の全照明器具をオン又はオフ制御し、あるいは指示された調光度で調光制御することにより、照明制御が行われるが、照明の現場における多様な要請に応えることができるように、一部の照明器具をグラデーション点灯させる方法も提案されている。
例えば、ライン状に並べられた複数のLEDを有する照明灯を継ぎ目のないように並べて、一本のLED照明灯のように構成された照明装置において、グラデーション制御を可能とする照明装置が提案されている。グラデーション点灯範囲内の全てのLEDは、オン状態又はオフ状態の中間の同じ調光度で駆動され、グラデーション点灯範囲外のLEDは、オン又はオフで制御される。
しかし、その提案におけるグラデーション制御は、ライン上に並べられた複数のLEDの中でオン状態又はオフ状態の中間の明るさで発光させるグラデーション点灯範囲を設定することはできるが、グラデーション点灯範囲及びその範囲の照度を、照明範囲内にいる者にとって最適な範囲と照度になるように、変更することはできない。
特開2010−277743号公報
そこで、本実施形態は、グラデーション制御の照明範囲及び照度を、照明範囲内にいる者にとって最適な範囲と照度になるように、変更することができる照明制御システム及び照明制御方法を提供することを目的とする。
実施形態の照明制御システムは、一の領域と前記一の領域の周辺領域と含むグラデーション制御領域における、前記一の領域及び前記周辺領域の各領域と前記各領域を照明する各照明器具との対応関係の情報が設定された対応情報設定部と、前記グラデーション制御領域の明るさを、制御入力部に入力された制御入力値に比例して、前記一の領域を前記周辺領域よりも明るくしながら、前記一の領域と前記周辺領域の明るさを変化させるように、前記各照明器具を調光制御することにより、前記グラデーション制御領域の照明範囲と照度を変更するグラデーション制御を実行する制御部と、を有する。
本実施形態によれば、グラデーション制御の照明範囲及び照度を、照明範囲内にいる者にとって最適な範囲と照度になるように、変更することができる照明制御システム及び照明制御方法を提供することができる。
第1の実施形態に係わる照明制御システムの構成図である。 第1の実施形態に係わるグラデーション制御用のスイッチ13a、13bを示す図である。 第1の実施形態に係わる、スイッチ13aがスライダーである例を示す図である。 第1の実施形態に係わる、スイッチ13aが摘まみである例を示す図である。 第1の実施形態に係わる、グラデーション制御を行う範囲であるグラデーション領域を説明するための図である。 第1の実施形態に係わる、図5の設定方法とは異なる、グラデーション制御領域の設定例を示す図である。 第1の実施形態に係わる、図5及び図6の設定方法とは異なる、グラデーション制御領域の設定例を示す図である。 第1の実施形態に係わる、エリアと照明器具の対応情報が設定されたグラデーション制御対象テーブルTBLの例を示す図である。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIと制御出力値COの関係を示すグラフである。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIが制御入力範囲IR1にあるときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caが、制御出力範囲CR1内で調光制御されている状態を示す図である。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIが制御入力範囲IR1の上限値になったときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caが、制御出力範囲CR1の上限値で調光制御されている状態を示す図である。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIが制御入力範囲IR2にあるときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caが上限値で調光制御され、周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1が、制御出力範囲CR2内で調光制御されている状態を示す図である。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIが制御入力範囲IR2の上限値になったときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caと周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1が、それぞれ上限値で調光制御されている状態を示す図である。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIが制御入力範囲IR3にあるときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caと周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1がそれぞれの上限値で調光制御され、周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2が、制御出力範囲CR3内で調光制御されている状態を示す図である。 第1の実施形態に係わる、制御入力値CIが制御入力範囲IR3の上限値になったとき(すなわち、制御入力値CIが図9における100になったとき)に、中央エリアCAの4つの照明器具12caと周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1と周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2が、それぞれの上限値で調光制御されている状態を示す図である。 第1の実施形態に係わる、グラデーション制御モード処理の流れの例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係わる、グラデーション制御モード処理の流れの例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係わる照明制御システム1Aの構成図である。 第2の実施形態に係わる、カメラ装置15が設置された、グラデーション制御を行う範囲を説明するための図である。 第2の実施形態に係わる、グラデーション制御モード処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本実施形態に係わる照明制御システムの構成図である。照明制御システム1は、センタ装置としての制御装置11と、複数の照明器具12と、壁スイッチ13とを含んで構成されている。制御装置11と、複数の照明器具12と、壁スイッチ13とは、互いに信号伝送ライン14により接続されている。
各照明器具12は、信号伝送ライン14を介して、制御装置11からの調光データを受信する。壁スイッチ13は、信号伝送ライン14を介して、制御装置11へ各種操作信号を送信する。
制御装置11は、中央処理装置(以下、CPUという)11aと、ROM、RAM等を含む記憶装置11bを含む。制御装置11では、CPU11aがROMに記憶された調光制御プログラム及びグラデーション制御プログラムを読み出して、RAM上に展開して、実行することにより、照明制御システム1の各機能を実現する。よって、照明制御システム1は、グラデーション制御を実行するグラデーション制御モードと、グラデーション制御モード以外の他の制御モード(例えば通常制御モード)とを有している。
壁スイッチ13には、エリア毎の照明のオン・オフを切り替える複数のスイッチに加えて、グラデーション制御用のスイッチ13a、13bが設けられている。
各照明器具12は、例えば発光部である発光ダイオード(以下、LEDという)を利用した照明装置であり、通信機能を有し、制御装置11から受信した調光データに基づいて発光部の発光量を制御して、照明光を出射する。
図2は、グラデーション制御用のスイッチ13a、13bを示す図である。壁スイッチ13に設けられたスイッチ13aは、グラデーション制御用の制御入力値CIを入力するためのグラデーション変更スイッチである。スイッチ13aは、制御入力値を上げるためのスイッチ13auと、制御入力値を下げるためのスイッチ13adとを含む。
スイッチ13aは、スイッチ13auが押されると、押されている時間、制御入力値CIを上げる操作信号を出力するように構成されている。また、スイッチ13adが押されると、押されている時間、調整入力値CIを下げる操作信号を出力するように、スイッチ13aは構成されている。よって、オフィース等に居る者は、スイッチ13aを操作することにより、グラデーション制御用の制御入力値CIを連続的に変更することができる。
また、スイッチ13bは、グラデーション照明制御のオン・オフの指示を与えるためのグラデーション制御指示スイッチである。
スイッチ13aと13bの操作信号は、信号伝送ライン14を介して、制御装置11に伝送される。スイッチ13bが操作されてオンされると、グラデーション制御が実行される。
なお、スイッチ13aは、2つの押しボタン型のスイッチではなく、スライダーや、摘まみでもよい。
図3は、スイッチ13aがスライダーである例を示す図である。図3に示すように、壁スイッチ13に、タッチパネル付きの表示器13xが設けられ、表示器13xの画面上に、直線方向に移動可能な可動部としてのスライダー13x1が表示される。
タッチパネル付きの表示器13xの画面上に表示されたスライダー13x1を指Fで触れながら、点線で示すように、上又は下の方向に指Fが移動すると、スライダー13x1が画面上で直線方向に移動し、かつその移動した位置に対応する制御入力値CIを指定することができる。
なお、表示器13xの画面上に、制御入力値CIの値が棒グラフなどで表示されれば、スライダー13x1のような表示をせずに、例えば制御入力値CIの値を示す棒グラフの部分を指Fで上下方向にドラッグなどすることによって、制御入力値CIを指定することができる。そのような場合は、スライダー13x1の表示はなくてもよく、棒グラフの部分が直線方向に移動可能な可動部である。
よって、図3に示す入力装置であるタッチパネル付きの表示器13xは、直線方向に移動可能な可動部であるスライダー13x1を移動させることにより、あるいは棒グラフ表示を変化させることにより、制御入力値CIを変更する制御入力部である。
図4は、スイッチ13aが摘まみである例を示す図である。図4に示すように、壁スイッチ13に、摘まみ13ayが設けられる。操作者は、摘まみ13ayを指でつまんで操作して、点線で示すように、円柱状の摘まみ13ayの軸周りに回動させると、その移動した位置に対応する制御入力値CIを指定することができる。
よって、図4に示す入力装置である摘まみ13ayは、所定の軸周りに回動可能で、回動量に応じて、制御入力値CIを変更する制御入力部である。
スイッチ13aは、図2から図4のいずれの形態であっても、グラデーション制御におけるグラデーション制御の照明範囲及び照度を容易に変更できるので、操作性がよい。
ここでは、スイッチ13aにおいて設定される制御入力値CIは、0〜100の値をとり得る。
グラデーション制御用のスイッチ13aの制御入力値CIは、制御装置11に伝えられ、制御装置11は、各エリアの照明器具12が制御入力値CIに対応した制御出力値COで調光されるように、グラデーション制御領域を照明する複数の照明器具12を調光制御する。
次に、グラデーション制御を行う範囲について説明する。
図5は、グラデーション制御を行う範囲であるグラデーション制御領域を説明するための図である。図5は、天井に設けられた複数の照明器具12が照明する照明範囲を説明するための平面図である。
通常のオフィースの場合、建物内の照明すべき領域の天井には、複数の照明器具12が設置されている。例えば、ウイークデーの日中は、室内が所定の明るさになるように制御装置11によって各照明器具12は調光制御されるか、あるいは壁スイッチ13において指定されたエリアの照明器具がオンされることによって、オフィース内の照明が行われる。
しかし、夜間などでは、特定のエリアしか照明が必要でない場合がある。さらに、仕事をする者にとって、その仕事をするのに必要な照明範囲及び、最適な照度は、感覚的な面もあるため、個人によって異なる場合がある。例えば、夜間に一人で仕事をしているときに、不安感を感じない照明の範囲及び照度は、人によって異なる。
そこで、本実施形態では、そのような場合に、グラデーション制御を行う範囲(以下、グラデーション制御領域ともいう)を予め設定し、居室内の者が、スイッチ13aを操作することにより、グラデーション制御領域内において所望のエリアを所望の照度(すなわち明るさ)になるように調整して設定することができる。特に、本実施形態の照明制御システム1は、あるエリアを中心に、照明範囲を広げたり、照度を変更したりすることができるように構成されている。
グラデーション制御領域は、1つの中央エリアCAと、その中央エリアの周辺に設けられた1以上の周辺エリアPAとを設定することによって、設定される。
図5は、中央エリアCAが、4つの照明器具12によって照明されるエリアとして設定される例を示す。例えば、中央エリアCAが、夜間に照明が必要なエリアの中心のエリアとして設定される。
図5の場合、周辺エリアPAは、2つ設けられている。第1の周辺エリアPA1が、中央エリアCAに隣接し、中央エリアCAを囲み、12個の照明器具12によって照明されるエリアとして設定される。
さらに、第2の周辺エリアPA2が、第1の周辺エリアPA1に隣接し、第1の周辺エリアPA1を囲み、20個の照明器具12によって照明されるエリアとして設定される。すなわち、グラデーション制御領域は、一の領域である中央エリアCAと、中央エリアCAの周辺領域である第1の周辺エリアPA1及び第2の周辺エリアPA2とを含む。
なお、図5の場合は、第1の周辺エリアPA1は、中央エリアCAに隣接する複数の照明器具12で照明され、第2の周辺エリアPA2は、第1の周辺エリアPA1に隣接する複数の照明器具12で照明されるように、グラデーション制御領域が設定されているが、グラデーション制御領域の設定は、このような設定以外の方法で行うようにしてもよい。
図6は、図5の設定方法とは異なる、グラデーション制御領域の設定例を示す図である。図6の場合、斜線で示す中央エリアCAに対して、斜線で示す周辺エリアPA3は、中央エリアCAに隣接するエリアではなく、1つ置いたエリアであり、かつその一部PA3aは、中央エリアCAからさらに離れたエリアとして設定されている。一部PA3aは、壁Wの壁面の反射も利用できるため、中央エリアCAから、より離れた位置に設定されている。
図7は、図5及び図6の設定方法とは異なる、グラデーション制御領域の設定例を示す図である。図7の場合、斜線で示す中央エリアCAに対して、周辺エリアPAは、中央エリアCAに隣接する周囲のエリアではなく、左右方向の隣接するエリアである。なお、図7の場合も、図6のように、周辺エリアPAを、左右方向において1つ置いたエリアとして設定してもよい。
図5に戻り、ここでは、後述するように、中央エリアCAを中心に、中央エリアCAから第2の周辺エリアPA2までの範囲が、照明範囲と照度を変更できる、照明のグラデーション制御領域として設定される。すなわち、ここでは、照明のグラデーション制御領域は、第2の周辺エリアPA2を含めた、第2の周辺エリアPA2の内側の領域である。
そして、3つのエリア(すなわち、中央エリアCAと第1の周辺エリアPA1と第2の周辺エリアPA2)のそれぞれに対応する1以上の照明器具12を、各エリアに対応付けた、エリアと照明器具の対応情報が、記憶装置11bに設定される。図5において、照明器具12caは、中央エリアCAを照明する照明器具であり、照明器具12pa1は、第1の周辺エリアPA1を照明する照明器具であり、照明器具12pa2は、第2の周辺エリアPA2を照明する照明器具である、というように、記憶装置11bに、グラデーション制御領域内の各照明器具12と各エリアとの対応情報が記憶される。
図8は、エリアと照明器具の対応情報が設定されたグラデーション制御対象テーブルTBLの例を示す図である。図8に示すように、記憶装置11bに記憶されるグラデーション制御対象テーブルTBLには、グラデーション制御の制御対象となる各照明器具がグラデーション制御領域のどのエリアを照明するかが記憶されている。図8の場合、例えば、照明器具IDが「010」の照明器具は、周辺エリアPA2を照明する照明器具として設定されていることを示している。
よって、記憶装置11は、一の領域である中央エリアCAと中央エリアCAの周辺領域である2つの周辺エリアPA1,PA2と含むグラデーション制御領域における、中央エリアCA及び2つの周辺エリアPA1,PA2の各領域と、各領域を照明する各照明器具との対応関係の情報が設定された対応情報設定部を構成する。
グラデーション制御では、中央エリアCAを中心にして照明範囲が広がるように、複数の照明器具12のオン・オフ制御がされると共に、中央エリアCAの照度に対し、周辺エリアPA1の照度は中央エリアCAの照度以下であり、周辺エリアPA2の照度は周辺エリアPA1の照度以下であるように、制御装置11により、各照明器具12は、調光制御される。
次に、グラデーション制御における制御入力値CIと制御出力値COの関係について説明する。グラデーション制御では、エリア毎の各照明器具12の調光制御の上下限値が設定される。
図9は、制御入力値CIと制御出力値COの関係を示すグラフである。横軸は、スイッチ13aにおいて設定された制御入力値CI(ここでは、0〜100の範囲の値)であり、縦軸は、各エリアの制御出力値COを示す。
制御入力値CIの制御入力範囲IR1に対応する制御出力範囲CR1内では、中央エリアCAを照明する4つの照明器具12caが、制御出力範囲CR1について設定された下限値から上限値の間で、調光制御される。すなわち、制御出力範囲CR1内では、中央エリアCAを照明する4つの照明器具12caは、制御出力範囲CR1について設定された上下限値の間(例えば0〜100%の間)で調光制御される。
また、制御入力値CIの制御入力範囲IR2に対応する制御出力範囲CR2内では、中央エリアCAを照明する4つの照明器具12caは上限値(例えば100%)の明るさを維持した状態で、周辺エリアPA1を照明する12個の照明器具12pa1が、制御出力範囲CR2について設定された下限値から上限値の間で、調光制御される。すなわち、制御出力範囲CR2内では、周辺エリアPA1を照明する12個の照明器具12pa1は、制御出力範囲CR2について設定された上下限値の間(例えば0〜100%の間)で調光制御される。
さらにまた、制御入力値CIの制御入力範囲IR3に対応する制御出力範囲CR3内では、中央エリアCAを照明する4つの照明器具12caと周辺エリアPA1を照明する12個の照明器具12pa1はそれぞれの上限値(例えば100%)の明るさを維持した状態で、周辺エリアPA2を照明する20個の照明器具12pa2が、制御出力範囲CR3について設定された下限値から上限値の間で、調光制御される。すなわち、制御出力範囲CR3内では、周辺エリアPA2を照明する20個の照明器具12pa2は、制御出力範囲CR3について設定された上下限値の間(例えば0〜100%の間)で調光制御される。
例えば、スイッチ13aが操作されて、制御入力値CIが0から徐々に100に向かって変更されていくと、中央エリアCAが制御出力範囲CR1の下限値(例えば0%)の明るさから徐々に明るくなっていく。次に、中央エリアCAが制御出力範囲CR1の上限値(例えば100%)になると、中央エリアCAの明るさは上限値のままで、周辺エリアPA1が制御出力範囲CR2の下限値(例えば0%)の明るさから徐々に明るくなっていく。
次に、周辺エリアPA1が制御出力範囲CR2の上限値(例えば100%)になると、周辺エリアPA1の明るさは上限値のままで、周辺エリアPA2が制御出力範囲CR3の下限値(例えば0%)の明るさから徐々に明るくなっていく。制御入力値CIが100になると、周辺エリアPA2が制御出力範囲CR3の上限値(例えば100%)の明るさになる。
図9において、スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが制御入力範囲IR1の範囲にあるときは、中央エリアCAは、制御出力範囲CR1の下限値と上限値の間の明るさで照明される。制御入力値CIが制御入力範囲IR1の下限値から上限値に向かって増加すると、中央エリアCAの明るさが単調増加するように、制御装置11は、制御入力値CIに応じて中央エリアCAの4つの照明器具12caを調光制御する。
スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが制御入力範囲IR1からIR2の範囲に移ると、中央エリアCAの明るさが上限値(100%)に維持された状態で、周辺エリアPA1は、制御出力範囲CR2の下限値と上限値の間の明るさで照明される。制御入力値CIが制御入力範囲IR2の下限値から上限値に向かって増加すると、周辺エリアPA1の明るさが単調増加するように、制御装置11は、制御入力値CIに応じて周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1を調光制御する。
スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが制御入力範囲IR2からIR3の範囲にさらに移ると、中央エリアCAと周辺エリアPA1の明るさがそれぞれの上限値(100%)に維持された状態で、周辺エリアPA2は、制御出力範囲CR3の下限値と上限値の間の明るさで照明される。制御入力値CIが制御入力範囲IR3の下限値から上限値に向かって増加すると、周辺エリアPA2の明るさが単調増加するように、制御装置11は、制御入力値CIに応じて周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2を調光制御する。
そして、スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが100になると、中央エリアCA、周辺エリアPA1及び周辺エリアPA2の明るさは、中央エリアCAの4個の照明器具12ca、周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1及び周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2がそれぞれの上限値(100%)に維持された状態に対応した明るさとなる。
スイッチ13aが逆方向に操作されて、制御入力値CIが100から徐々に0に向かって変更されていくと、周辺エリアPA2の明るさが単調減少するように、制御装置11は、制御入力値CIに応じて周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2を調光制御する。
スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが制御入力範囲IR3からIR2の範囲に移ると、周辺エリアPA2の20個の照明器具が制御出力範囲CR3の下限値に維持された状態(例えば、下限値が0%ならば消灯した状態)で、周辺エリアPA1は、制御出力範囲CR2の上限値と下限値の間の明るさで照明される。制御入力値CIが制御入力範囲IR2の上限値から下限値に向かって減少すると、周辺エリアPA1の明るさが単調減少するように、制御装置11は、制御入力値CIに応じて周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1を調光制御する。
スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが制御入力範囲IR2からIR1の範囲に移ると、周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1が制御出力範囲CR2の下限値に維持された状態(例えば、下限値が0%ならば消灯した状態)で、中央エリアCAは、制御出力範囲CR1の上限値と下限値の間の明るさで照明される。制御入力値CIが制御入力範囲IR1の上限値から下限値に向かって減少すると、中央エリアCAの明るさが単調減少するように、制御装置11は、制御入力値CIに応じて中央エリアCAの4個の照明器具12caを調光制御する。
そして、スイッチ13aにより設定された制御入力値CIが0になると、中央エリアCAの明るさは、中央エリアCAの4個の照明器具12caが制御出力範囲CR1の下限値に維持された状態(例えば、下限値が0%ならば消灯した状態)に対応した明るさとなる。
図10は、制御入力値CIが制御入力範囲IR1にあるときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caが、制御出力範囲CR1内で調光制御されている状態を示す図である。4つの照明器具12caが、斜線で示すように、制御出力範囲CR1の上下限値の間で調光制御される。
図11は、制御入力値CIが制御入力範囲IR1の上限値になったときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caが、制御出力範囲CR1の上限値で調光制御されている状態を示す図である。4つの照明器具12caが、黒色で塗り潰されて示すように、上限値で調光制御される。
図12は、制御入力値CIが制御入力範囲IR2にあるときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caが上限値で調光制御され、周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1が、制御出力範囲CR2内で調光制御されている状態を示す図である。4つの照明器具12caが、黒色で塗り潰されて示すように、制御出力範囲CR1の上限値で調光制御され、12個の照明器具12pa1が、斜線で示すように、制御出力範囲CR2の上下限値の間で調光制御されている。
すなわち、図11の状態から図12の状態に変化するとき、制御部であるCPU11aは、一の領域である中央エリアCAの明るさを制御するための制御出力値が、設定された制御出力範囲CR1の上限値になると、周辺領域である周辺エリアPA1の明るさを制御するための制御出力値を制御出力範囲CR2の下限値にした後に、周辺エリアPA1の明るさを変化させるように、各照明器具12を調光制御する。
また、図12の状態から図11の状態を経て図10の状態に逆に変化するとき、制御部であるCPU11aは、周辺領域である周辺エリアPA1の明るさを制御するための制御出力値が、設定された制御出力範囲CR2の下限値になると、一の領域である中央エリアCAの明るさを制御するための制御出力値を制御出力範囲CR1の上限値にした後に、中央エリアCAの明るさを変化させるように、各照明器具12を調光制御する。
図13は、制御入力値CIが制御入力範囲IR2の上限値になったときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caと周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1が、それぞれ上限値で調光制御されている状態を示す図である。4つの照明器具12caと12個の照明器具12pa1が、黒色で塗り潰されて示すように、それぞれの上限値で調光制御されている。
図14は、制御入力値CIが制御入力範囲IR3にあるときに、中央エリアCAの4つの照明器具12caと周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1がそれぞれの上限値で調光制御され、周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2が、制御出力範囲CR3内で調光制御されている状態を示す図である。4つの照明器具12caと12個の照明器具12pa1が、黒色で塗り潰されて示すように、それぞれの上限値で調光制御され、20個の照明器具12pa2が、斜線で示すように、制御出力範囲CR3の上下限値の間で調光制御されている。
図15は、制御入力値CIが制御入力範囲IR3の上限値になったとき(すなわち、制御入力値CIが図9における100になったとき)に、中央エリアCAの4つの照明器具12caと周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1と周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2が、それぞれの上限値で調光制御されている状態を示す図である。4つの照明器具12caと12個の照明器具12pa1と20個の照明器具12pa2が、黒色で塗り潰されて示すように、それぞれの上限値で調光制御されている。
以上のように、グラデーション制御領域の明るさを、制御入力部であるスイッチ13aに入力された制御入力値に比例して、一の領域である中央エリアCAを周辺領域である周辺エリアPA1,PA2よりも明るくしながら、中央エリアCAと周辺領域の明るさを変化させるように、各照明器具を調光制御されるので、グラデーション制御領域における照明範囲と照度とが変更される。
なお、上述した例では、各エリアを照明する複数の照明器具12の明るさについて、各制御出力範囲の上下限値は、0から100%の間で設定されているが、上限値は、100%でなくてもよいし、下限値も、0%でなくてもよい。
例えば、図9において、点線で示すように、中央エリアCAの4個の照明器具12caの制御出力範囲CR1の下限値を、0%でない値にすれば、グラデーション制御のための制御入力値CIが0にされても、最低レベルの明るさを得ることができるというメリットがある。この場合、中央エリアCAを照明する4つの照明器具12caについての制御出力範囲は、図9における範囲CR1aとなる。
すなわち、一の領域である中央エリアCAの明るさを制御するための制御出力値は、下限値を有し、制御部であるCPU11aは、中央エリアCAの明るさを制御するための制御出力値をその下限値以下にしない。
また、図9において、点線で示すように、周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2の制御出力範囲CR3の上限値を、100%でない値に設定変更可能にすれば、所望の節電等の目標が達成できるようにすることができるというメリットがある。この場合、周辺エリアPA2の20個の照明器具12pa2についての制御出力範囲は、図9における範囲CR3aとなる。
すなわち、周辺領域である周辺エリアPA2の明るさを制御するための制御出力値は、上限値を有し、制御部であるCPU11aは、周辺エリアPA2の明るさを制御するための制御出力値をその上限値以上にしない。
(動作)
次に、以上のような構成の照明制御システム1の動作について説明する。
制御装置11は、所定のトリガーが発生すると、例えば壁スイッチ13のスイッチ13bが押下されたことを検知すると、照明制御システム1は、グラデーション制御モードになり、CPU11aは、図16及び図17のグラデーション制御プログラムを実行する。図16及び図17は、グラデーション制御モード処理の流れの例を示すフローチャートである。
制御装置11のCPU11aが、ROMに記憶されたグラデーション制御プログラムを読み出して実行することによって、以下の動作が実現される。
スイッチ13bが押下されると、まず、CPU11aは、予め設定されている制御出力値COの初期値で、グラデーション制御範囲内の各照明器具12を調光制御する(S1)。
例えば、図9に示す制御出力値COの初期値SPで、CPU11aは、各照明器具12を調光制御する。この場合、初期値SPは制御出力範囲CR2内にあるので、図12に示すような調光状態となる。
なお、ここでは、スイッチ13bの押下をトリガーとして、グラデーション制御プログラムの実行が開始されるが、グラデーション制御プログラムは、制御装置11が有する時計機能を利用したタイムスケジュールで設定された時間になったことをトリガーとして、実行されるようにしてもよい。
その場合、グラデーション制御プログラムが実行される前の各照明器具の調光状態から、初期値SPに対応する調光状態に、徐々に変化するように、各照明器具12を調光制御するようにしてもよい。
例えば、タイムスケジュールにより21時に制御モードがグラデーション制御モードになって、グラデーション制御プログラムが自動的に実行を開始したとすると、それまでの通常制御モードによる調光状態が徐々に変化して初期値SPに対応する調光状態になるので、照明が急に変わって室内に居る者を驚かせるようなことがない。
すなわち、CPU11aは、タイムスケジュールに基づいて、他の制御モードである通常制御モードからグラデーション制御モードに移行するとき、移行前の調光状態から、予め設定されたグラデーション制御の初期状態へ徐々に変化するように、各照明器具12を調光制御する。
S1の後、壁スイッチ13のスイッチ13aに対する操作入力があるか否かが判定される(S2)。操作入力がなければ(S2:NO)、処理は何もしない。
操作入力があると(S2:YES)、CPU11aは、操作入力に応じて、制御入力値CIを変更する(S3)。
CPU11aは、変更された制御入力値CIに対応する制御出力値COが、現制御範囲の上限値あるいは下限値に達したか否かを判定する(S4)。
例えば、初期値SPが、制御出力範囲CR2内にあるとき、現制御範囲は、制御出力範囲CR2である。この場合、S4では、制御入力値CIが変更されて、変更された制御入力値CIに対応する制御出力値COが、制御出力範囲CR2の上限値に達したか、あるいは制御出力範囲CR2の下限値に達したかが判定される。
変更された制御出力値COが、現制御範囲の上限値あるいは下限値に達していなければ(S4:NO)、CPU11aは、変更された制御出力値COに応じて、各照明器具12を調光制御する(S5)。
変更された制御出力値COが、現制御範囲の上限値あるいは下限値に達している場合(S4:YES)、CPU11aは、変更された制御出力値COが、現制御範囲の下限値に達したか否かを判定する(S6)。
変更された制御出力値COが、現制御範囲の下限値に達しているとき(S6:YES)、CPU11aは、現制御範囲よりも下側に制御出力範囲があるか否かを判定する(S7)。
下側に制御出力範囲がある場合(S7:YES)、CPU11aは、制御出力値COに応じて調光制御していた現制御範囲の各照明器具12を消灯し(S8)、現制御範囲を、現制御範囲よりも下側の制御出力範囲に変更し、制御出力値COを、変更した制御出力範囲の上限値にして、調光制御する(S9)。S8では、制御出力値COが下限値に達したときに、現制御範囲の各照明器具12を消灯するようにしたので、下限値が0でないときには、制御出力値COの増加時と減少時で、ヒステリシスが形成される。
例えば、現制御範囲が制御出力範囲CR2であるときに、制御出力値COが制御出力範囲CR2の下限値に達したとすると、現制御範囲の下側に制御出力範囲CR1があるので、CPU11aは、周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1を消灯し(S8)、そして、中央エリアCAの4つの照明器具12caを制御出力範囲CR1の上限値で調光制御する(S9)。
S9の後、処理は、S2に戻り、操作入力の有無が判定され(S2)、操作入力があって、制御出力値COがさらに低下すると(S3)、その低下した制御出力値COに応じて、照明器具12を調光制御する(S5)。
以上のように、制御部であるCPU11aは、周辺領域である周辺エリアPA1の明るさを制御するための制御出力値COが、設定された制御出力範囲CR2の下限値になると、一の領域である中央エリアCAの明るさを制御するための制御出力値COを制御出力範囲CR1の上限値にした後に、中央エリアCAの明るさを変化させるように、各照明器具12を調光制御する。
また、下側に制御出力範囲がない場合(S7:NO)、CPU11aは、現制御範囲の下限値で照明器具12を調光制御し(S10)、処理は、S2に戻る。
また、変更された制御出力値COが、現制御範囲の下限値に達していないとき(S6:NO)、CPU11aは、現制御範囲よりも上側に制御出力範囲があるか否かを判定する(S11)。
上側に制御出力範囲がある場合(S7:YES)、CPU11aは、制御出力値COに応じて調光制御していた照明器具12を現制御範囲の上限値で調光制御し(S12)、現制御範囲を、現制御範囲よりも上側の制御出力範囲に変更し、制御出力値COを、変更した制御出力範囲の下限値にして、調光制御する(S13)。
例えば、現制御範囲が制御出力範囲CR1であるときに、上限値に達したとすると、現制御範囲の上側に制御出力範囲CR2があるので、CPU11aは、中央エリアCAの4つの照明器具12caを、制御出力範囲CR1の上限値で調光制御し(S12)、そして、周辺エリアPA1の12個の照明器具12pa1を制御出力範囲CR2の下限値で調光制御する(S13)。
S13の後、処理は、S2に戻り、操作入力の有無が判定され(S2)、操作入力があって、制御出力値COがさらに低下されると(S3)、その低下した制御出力値COに応じて、照明器具12を調光制御する(S5)。
以上のように、制御部であるCPU11aは、一の領域である中央エリアCAの明るさを制御するための制御出力値が、設定された制御出力範囲CR1の上限値になると、周辺領域である周辺エリアPA1の明るさを制御するための制御出力値を制御出力範囲CR2の下限値にした後に、周辺エリアPA1の明るさを変化させるように、各照明器具12を調光制御する。
また、上側に制御出力範囲がない場合(S11:NO)、CPU11aは、現制御範囲の上限値で照明器具12を調光制御し(S14)、処理は、S2に戻る。
以上のように、制御部であるCPU11aは、グラデーション制御領域の明るさを、制御入力部であるスイッチ13aに入力された制御入力値に比例して、一の領域である中央エリアCAを周辺領域である周辺エリアPA1,PA2よりも明るくしながら、中央エリアCAと周辺エリアPA1,PA2の明るさを変化させるように、各照明器具12を調光制御することにより、グラデーション制御領域の照明範囲と照度を変更するグラデーション制御を実行する。
従来、例えば、オフィースにおいて夜間に一人で仕事をする場合に、オフィース内の全照明器具を点灯させたり、あるいは一部の照明器具だけを点灯させたりする場合がある。このような照明器具の点灯方法は、省エネルギーの観点から好ましくない。また、その者の机のエリアだけをスポット的に照明するように、照明器具をオンさせると、周囲の暗い中で、非常に狭い範囲だけが照明されるので、周囲の状況が見難く、その者に不安感を感じさせることもある。
これに対して、上述した実施形態の照明制御システムによれば、中央エリアをもっとも明るくできると共に、グラデーション制御領域の照明範囲を容易に変更できると共に、その範囲の照度も容易に変更することができる。よって、オフィースにおいて夜間に一人で仕事をする場合に、その者が不安を感じないような範囲のみを照明させ、かつ不安を感じないような明るさで照明させることができる。
従って、上述した実施形態によれば、グラデーション制御の照明範囲と照度を、照明範囲内にいる者にとって最適な範囲と照度になるように変更することができる照明制御システム及び照明制御方法を実現することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、中央エリアCAを中心にグラデーション制御する照明範囲は、予め設定され固定的であるが、第2の実施形態では、グラデーション制御の照明範囲及び照度は、検知された人数に応じて設定される。
(構成)
図18は、本実施形態の照明制御システム1Aの構成図である。照明制御システム1Aにおいて、第1の実施形態の照明制御システム1と略同じ構成を有する。よって、同じ構成要素については、同じ符号を用いて、説明は省略し、異なる点を説明する。
照明制御システム1Aは、エリアセンサとしてのカメラ装置15を含む。カメラ装置15は、制御装置11と、信号伝送ライン14により接続されている。カメラ装置15は、グラデーション制御領域を撮像するように、建物内に設置される。
図19は、カメラ装置15が設置された、グラデーション制御を行う範囲を説明するための図である。図19は、天井に設けられた複数の照明器具12が照明する照明範囲と、天井に同様に設置されたカメラ装置15の設置位置を説明するための平面図である。
カメラ装置15は、CMOSセンサあるいはCCDセンサなどのエリアセンサと対物光学系とを有し、グラデーション制御領域を含む領域を撮像するように、設置される。カメラ装置15は、撮像した画像データを解析する画像処理部を有している。画像処理部は、例えば人数判定プログラムによって、得られた画像データから人の有無および画像中の人数を判定することができる。また、カメラ装置15は、撮像領域内の人の有無および人数を制御装置11へ伝送する。
なお、制御装置11は、カメラ装置15から伝送された人の有無または人数に応じて照明制御を行う。なお、人数判定プログラムは制御装置11が有していてもよい。
本実施形態では、図9における制御入力値CIは、人数である。よって、制御入力値CIとしての人数に応じて、制御出力値COが予め設定される。そのため、検出された人数に応じて、中央エリアCAを中心とするグラデーション制御領域の照明範囲と照度の変化を予め決め、その変化に対応した制御出力値COとなるように、人数と制御入力値CIの対応関係が予め設定される。例えば、人数が1の場合は、制御入力値CIを10とし、人数が5の場合は、制御入力値CIを50とし、人数が10以上の場合は、100とする、というように、人数と制御入力値CIの対応関係が予め設定される。人数と制御入力値CIの対応関係の情報は、記憶装置11bに記憶される。
(動作)
次に、以上のような構成の照明制御システム1Aの動作について説明する。
制御装置11は、所定のトリガーが発生すると、例えば壁スイッチ13のスイッチ13bが押下されたことを検知すると、図20及び図17のグラデーション制御を実行する。図20は、グラデーション制御モード処理の流れの例を示すフローチャートである。図20において、図16と同じ処理については同じステップ番号(S)を付している。
スイッチ13bが押下されると、まず、CPU11aは、カメラ装置15から画像データを取得し、グラデーション制御領域内の人数を検出する(S21)。人数の検出は、画像データからグラデーション制御領域の画像データを切り出し、切り出された画像の範囲内に存在する人数をカウントすることによって行う。
次に、CPU11aは、記憶装置11bに記憶された人数と制御入力値CIの対応関係の情報に基づいて、制御入力値CIを決定し、その決定した制御入力値CIに対応する制御出力値COで照明器具12を調光制御する(S22)。
なお、スイッチ13bが押下されると、まず、CPU11aは、予め設定されている制御出力値COの初期値(例えばSP)で、グラデーション制御範囲内の各照明器具12を調光制御するようにしてもよい。
さらになお、第1の実施形態と同様に、本実施形態のグラデーション制御も、CPU11aが有する時計に利用したタイムスケジュールで実行されるようにしてもよい。その場合は、スイッチ13はなくてもよい。
次に、CPU11aは、カメラ装置15から画像データを取得し、グラデーション制御領域内の人数を検出し(S23)、検出された人数が0であるかを判定する(S24)。
そして、CPU11aは、人数が0であれば、グラデーション制御を終了するための所定の終了処理を実行して(S25)、処理は終了する。
なお、人数が0のときに、グラデーション制御を終了させずに、制御出力値COの下限値として設定された値(例えば5%)で、照明器具12を調光制御するようにしてよい。
人数が0でなければ(S24:NO)、CPU11aは、人数の変化があるか否かを判定する(S26)。人数の変化がなければ(S26:NO)、処理は、S23に戻り、人数の変化があれば(S26:YES)、処理は、S27に移行する。
S27では、変化した人数に応じて制御入力値CIを変更する(S27)。例えば、一人増加したときは、所定量d(例えば10)だけ、現制御入力値CIを増加して、制御入力値CIを変更する処理が実行される。また、二人減少したときは、現制御入力値CIを2倍の所定量2d(例えば20)だけ減少して、制御入力値CIを変更する処理が実行される。
S27の処理の後は、S4の処理を実行し、S4の処理以降は、図17及び図18の処理と同様である。
すなわち、本実施形態の照明制御システム1Aでは、制御入力値CIをグラデーション制御領域内の人数に応じて変更する。よって、グラデーション制御領域の照明範囲と、照度は、人数に応じて自動的に変更される。
なお、以上の例では、グラデーション制御領域の中心エリアCAは、予め設定され固定されているが、カメラ装置15により得られた画像データに基づいて、中心エリアを自動的に設定するようにしてもよい。
例えば、CPU11aは、スイッチ13bを押してから所定時間(例えば5秒)経過した時に、検出された人の位置(複数人であれば、床を平面視したときの平面における各人の位置の重心位置)を中心エリアCAとし、その中心エリアCAに対して周辺エリアPA1,PA2を設定する。
そして、CPU11aは、図8に示すような、中心エリアCAと周辺エリアPA1,PA2の各エリアを照明する各照明器具のIDと、各エリアとの対応情報を、生成して、記憶装置11bに記憶する。
このようにすれば、人の位置に応じて、グラデーション制御の中心エリアを自動的に設定することができる。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、グラデーション制御の照明範囲及び照度は、検知された人数に応じて自動的に設定されるという効果を得ることができる。
以上のように、上述した各実施形態によれば、グラデーション制御の照明範囲と照度を、照明範囲内にいる者にとって最適な範囲と照度になるように、変更することができる照明制御システム及び照明制御方法を実現することができる。
なお、上述した各実施形態では、周辺エリア数は2であるが、1でもよく、さらに3以上でもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A 照明制御システム、11 制御装置、11a CPU、11b 記憶装置、12 照明器具、13 壁スイッチ、13a、13b、13au、13ad スイッチ、13x 表示器、13x1 スライダー、13ay 摘まみ、14 信号伝送ライン、15 カメラ装置。

Claims (10)

  1. 一の領域と前記一の領域の周辺領域と含むグラデーション制御領域における、前記一の領域及び前記周辺領域の各領域と前記各領域を照明する各照明器具との対応関係の情報が設定された対応情報設定部と、
    前記グラデーション制御領域の明るさを、制御入力部に入力された制御入力値に比例して、前記一の領域を前記周辺領域よりも明るくしながら、前記一の領域と前記周辺領域の明るさを変化させるように、前記各照明器具を調光制御することにより、前記グラデーション制御領域の照明範囲と照度を変更するグラデーション制御を実行する制御部と、
    を有する照明制御システム。
  2. 前記制御部は、前記一の領域の明るさを制御するための制御出力値が、設定された第1の上限値になると、前記周辺領域の明るさを制御するための制御出力値を第1の下限値にした後に、前記周辺領域の明るさを変化させるように、前記各照明器具を調光制御する請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 前記制御部は、前記周辺領域の明るさを制御するための制御出力値が、設定された第2の下限値になると、前記一の領域の明るさを制御するための制御出力値を第2の上限値にした後に、前記一の領域の明るさを変化させるように、前記各照明器具を調光制御する請求項1又は2に記載の照明制御システム。
  4. 前記一の領域の明るさを制御するための制御出力値は、第3の下限値を有し、
    前記制御部は、前記一の領域の明るさを制御するための制御出力値を前記第3の下限値以下にしない請求項1から3のいずれか1つに記載の照明制御システム。
  5. 前記周辺領域の明るさを制御するための制御出力値は、第3の上限値を有し、
    前記制御部は、前記周辺領域の明るさを制御するための制御出力値を前記第3の上限値以上にしない請求項1から4のいずれか1つに記載の照明制御システム。
  6. 前記制御入力部は、直線方向に移動可能なレバー部を移動させることにより、あるいは棒グラフ表示を変化させることにより、前記制御入力値を変更する入力装置である請求項1から5のいずれか1つに記載の照明制御システム。
  7. 前記制御入力部は、所定の軸周りに回動可能で、回動量に応じて、前記制御入力値を変更する入力装置である請求項1から5のいずれか1つに記載の照明制御システム。
  8. 前記制御入力値は、前記グラデーション制御領域内に存在する人数である請求項1から5のいずれか1つに記載の照明制御システム。
  9. 前記照明制御システムは、前記グラデーション制御を実行するグラデーション制御モードと、前記グラデーション制御モード以外の他の制御モードとを有し、
    タイムスケジュールに基づいて前記他の制御モードから前記グラデーション制御モードに移行するとき、前記制御部は、移行前の調光状態から、予め設定された前記グラデーション制御の初期状態へ徐々に変化するように、前記各照明器具を調光制御する請求項1から8のいずれか1つに記載の照明制御システム。
  10. 一の領域と前記一の領域の周辺領域と含むグラデーション制御領域における、前記一の領域及び前記周辺領域の各領域と前記各領域を照明する各照明器具との対応関係の情報を設定し、
    前記グラデーション制御領域の明るさを、制御入力部に入力された制御入力値に比例して、前記一の領域を前記周辺領域よりも明るくしながら、前記一の領域と前記周辺領域の明るさを変化させるように、前記各照明器具を調光制御することにより、前記グラデーション制御領域の照明範囲と照度を変更するグラデーション制御を実行する、
    照明制御方法。
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