JP2002231469A - 照明制御システム、その照明制御方法並びにプログラム - Google Patents

照明制御システム、その照明制御方法並びにプログラム

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JP2002231469A
JP2002231469A JP2001028733A JP2001028733A JP2002231469A JP 2002231469 A JP2002231469 A JP 2002231469A JP 2001028733 A JP2001028733 A JP 2001028733A JP 2001028733 A JP2001028733 A JP 2001028733A JP 2002231469 A JP2002231469 A JP 2002231469A
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movable
storage unit
combination
lighting
irradiation
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JP2001028733A
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English (en)
Inventor
Toshiko Inaba
俊子 稲葉
Mitsuharu Nakagawara
光治 中川原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各可動照明器具の照射方向の設定作業を簡素化
する。 【解決手段】照明制御システムを構成する照明制御装置
CNは、マイクロコンピュータからなる演算部1と、入
力部2と、表示部3と、記憶部4と、伝送線Lsに対し
て制御信号を出力する制御信号出力部5とを具備する。
演算部1では、可動照明器具SLjの位置座標データL
1〜Lm並びに照射目標TGiの位置座標データT1〜
Tnを入力部2により入力して器具位置記憶部5a及び
照射目標位置記憶部5bに記憶させ、さらに各シーン毎
に可動照明器具SLjと当該可動照明器具SLjから光
を照射する照射目標TGiの組み合わせを入力部2によ
り入力して組み合わせ記憶部5cに記憶させる。よっ
て、従来例のように各シーン毎に複数の可動照明器具に
ついて1台ずつ照射目標に光を照射させて照射方向の制
御データを記憶するのに比べて各可動照明器具SLjの
照射方向の設定作業が簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レストランやホテ
ルの宴会場などにおいて使用され、複数の可動照明器具
の点滅並びに照射方向を制御して所望の照明環境を得る
ことができる照明制御システム、その照明制御方法並び
にプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明制御システムとし
て、各可動照明器具の光を照射目標に照射したときの照
射方向のデータ(例えば、水平及び垂直方向の照射角
度)をシーンあるいはパターンとして番号付のレジスタ
に記憶し、このレジスタに記憶した照射方向データに基
づいて各可動照明器具の照射方向を制御することにより
各シーン又はパターンを再生して所望の照明環境を得る
ものがあった(例えば、実開平6−15208号公報、
実開平6−15209号公報、特公平7−43961号
公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来例シ
ステムでは、各シーンあるいはパターン毎に記憶される
データが各可動照明器具の照射方向を実際に制御する制
御データであるため、複数の可動照明器具について1台
ずつ照射目標に光を照射させて照射方向の制御データを
記憶する必要があり、各シーン又はパターンの設定作業
が非常に煩雑になるという問題がある。特に、可動照明
器具が具備する光源の球切れ等が発生して別の可動照明
器具で同じ照射目標に光を照射しようとした場合、代わ
りの可動照明器具を選択して照射方向の制御データを取
得する必要がある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、各可動照明器具の照射
方向の設定作業が簡素化できる照明制御システム、その
照明制御方法並びにプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、光の照射方向を可変とした複数
の可動照明器具と、各可動照明器具と伝送線により接続
され、伝送線を介して伝送する制御信号によって各可動
照明器具の点滅並びに照射方向を制御する照明制御装置
とで構成される照明制御システムであって、各可動照明
器具が配置された位置を記憶する器具位置記憶部と、可
動照明器具の光が照射される複数の照射目標の位置を記
憶する照射目標位置記憶部と、複数のシーン毎に可動照
明器具と当該可動照明器具から光が照射される照射目標
の組み合わせを記憶する組み合わせ記憶部と、組み合わ
せ記憶部に記憶した各組み合わせ毎に個々の可動照明器
具の位置を器具位置記憶部から読み出すとともに各可動
照明器具と組み合わされる照射目標の位置を照射目標位
置記憶部から読み出し、読み出した両者の位置に基づい
て各可動照明器具の照射方向を変えるための制御信号を
作成する制御手段とを照明制御装置に備えたことを特徴
とし、各可動照明器具が配置された位置と複数の照射目
標の位置、並びに複数のシーン毎の可動照明器具と照射
目標の組み合わせを設定するだけで済み、各可動照明器
具の照射方向の設定作業が簡素化できる照明制御システ
ムが提供できる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも1つの可動照明器具を照明空間の天井に
配置することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、少なくとも1つの可動照明器具を照明空間の
壁面に配置することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、器具位置記憶部に記憶する可動照明器
具の位置と照射目標位置記憶部に記憶する照射目標の位
置とから各シーン毎に可動照明器具と照射目標との組み
合わせを作成して組み合わせ記憶部に記憶させる組み合
わせ作成手段を備えたことを特徴とし、各可動照明器具
の照射方向の設定作業がさらに簡素化できる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、組み合わせ記憶部に記憶した組み合わ
せを変更する場合に当該組み合わせに含まれる各照射目
標に対して各可動照明器具との組み合わせの可否を判断
し組み合わせ可能な可動照明器具を抽出する抽出手段を
備えたことを特徴とし、抽出手段で抽出した可動照明器
具の中から選択して組み合わせを変更することができる
ため、各可動照明器具の照射方向の設定内容の変更作業
が簡素化できる。
【0010】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、光の照射方向を可変とした複数の可動照明器具
と、各可動照明器具と伝送線により接続され、伝送線を
介して伝送する制御信号によって各可動照明器具の点滅
並びに照射方向を制御する照明制御装置とで構成される
照明制御システムの照明制御方法であって、各可動照明
器具が配置された位置を照明制御装置が具備する器具位
置記憶部に記憶し、可動照明器具の光が照射される複数
の照射目標の位置を照明制御装置が具備する照射目標位
置記憶部に記憶し、複数のシーン毎に可動照明器具と当
該可動照明器具から光が照射される照射目標の組み合わ
せを照明制御装置が具備する組み合わせ記憶部に記憶
し、照明制御装置が具備する制御手段にて、組み合わせ
記憶部に記憶した各組み合わせ毎に個々の可動照明器具
の位置を器具位置記憶部から読み出すとともに各可動照
明器具と組み合わされる照射目標の位置を照射目標位置
記憶部から読み出し、読み出した両者の位置に基づいて
各可動照明器具の照射方向を変えるための制御信号を作
成することを特徴とし、各可動照明器具が配置された位
置と複数の照射目標の位置、並びに複数のシーン毎の可
動照明器具と照射目標の組み合わせを設定するだけで済
み、各可動照明器具の照射方向の設定作業が簡素化でき
る照明制御システムの照明制御方法が提供できる。
【0011】請求項7の発明は、上記目的を達成するた
めに、光の照射方向を可変とした複数の可動照明器具
と、各可動照明器具と伝送線により接続され、伝送線を
介して伝送する制御信号によって各可動照明器具の点滅
並びに照射方向を制御する照明制御装置とで構成される
照明制御システムのプログラムであって、照明制御装置
が備えるコンピュータを、各可動照明器具が配置された
位置を器具位置記憶部に記憶させる手段、可動照明器具
の光が照射される複数の照射目標の位置を照射目標位置
記憶部に記憶させる手段、複数のシーン毎に可動照明器
具と当該可動照明器具から光が照射される照射目標の組
み合わせを組み合わせ記憶部に記憶させる手段、組み合
わせ記憶部に記憶した各組み合わせ毎に個々の可動照明
器具の位置を器具位置記憶部から読み出すとともに各可
動照明器具と組み合わされる照射目標の位置を照射目標
位置記憶部から読み出し、読み出した両者の位置に基づ
いて各可動照明器具の照射方向を変えるための制御信号
を作成する手段として機能させることを特徴とし、各可
動照明器具が配置された位置と複数の照射目標の位置、
並びに複数のシーン毎の可動照明器具と照射目標の組み
合わせを設定するだけで済み、各可動照明器具の照射方
向の設定作業が簡素化できる照明制御システムのプログ
ラムが提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0013】本実施形態の照明制御システムは、図2に
示すように光の照射方向を可変としたスポットライトの
ような複数の可動照明器具SLと、各可動照明器具SL
と伝送線Lsにより接続され、伝送線Lsを介して伝送
する制御信号によって各可動照明器具SLの点滅並びに
照射方向を制御する照明制御装置CNとで構成される。
【0014】可動照明器具SLは、図3に示すように可
動照明器具SLを水平方向に回動するためのモータ11
a並びに垂直方向に回動するためのモータ11bと、照
明制御装置CNから伝送線を介して伝送される制御信号
を受信する制御信号受信部12と、制御信号受信部11
で受信した制御信号に含まれる照射方向のデータ、具体
的には可動照明器具SLの水平面内における基準位置か
らの回動角度(以下、「パン角」という)並びに垂直面
内における基準位置からの回動角度(以下、「チルト
角」という)に基づいてモータ11a,11bを駆動制
御するとともに制御信号に含まれる点滅データに基づい
て可動照明器具SLを点滅制御する制御部13とを具備
する。
【0015】一方、照明制御装置CNは、図1に示すよ
うにマイクロコンピュータからなる演算部1と、キーボ
ードや所謂タッチパネル、あるいはマウスのようなポイ
ンティングデバイス等からなる入力部2と、液晶ディス
プレイ(LCD)等からなる表示部3と、伝送線Lsに
対して制御信号を出力する制御信号出力部4と、半導体
メモリやハードディスク装置等からなる記憶部5とを具
備する。演算部1では本発明に係る照明制御システムの
プログラムを内蔵メモリ等に予め格納しており、このプ
ログラムを演算部1で実行することにより本発明に係る
照明制御システム並びにその制御方法を実現する。また
記憶部5には、後述するように各可動照明器具SLが配
置された位置を記憶する器具位置記憶部5aと、可動照
明器具SLの光が照射される複数の照射目標TGの位置
を記憶する照射目標位置記憶部5bと、複数のシーン毎
に可動照明器具SLと当該可動照明器具SLから光が照
射される照射目標TGの組み合わせを記憶する組み合わ
せ記憶部5cとが設けてある。なお、制御信号出力部5
は従来周知の時分割多重方式により、各可動照明器具S
Lに対して個別に制御信号を送信し得るものである。
【0016】ここで、図4に示すようにホテルの宴会場
に設置された複数のテーブルを照射目標TGi(i=
1,2,…,n)とし、宴会場の壁や天井に配設された
可動照明器具SLj(j=1,2,…,m)によって各
テーブルに光を照射する場合を例にして本実施形態の動
作を説明する。
【0017】まず、宴会場に任意に設定した3次元直交
座標系を用いて複数の照射目標TGiの位置座標Ti
(xi,yi,zi)、並びに複数の可動照明器具SL
jの位置座標Lj(xj,yj,zj)を求め、これら
全ての位置座標T1〜Tn,L1〜Lmを入力部2によ
り入力し、演算部1によって照射目標TGiの位置座標
データT1〜Tnを照射目標記憶部5bに記憶させると
ともに可動照明器具SLjの位置座標データL1〜Lm
を器具位置記憶部5aに記憶させる。ここで、原則とし
て1つの可動照明器具SLjの光を1つの照射目標TG
iに照射するものとし、照射目標TGiのテーブルが可
動照明器具SLjの照射範囲に比較して大きい場合や陰
を出したくない場合には2つ以上の可動照明器具SLj
の光を1つの照射目標TGiに照射するものとする。そ
して、このようなルールに則って各シーン毎に可動照明
器具SLjと当該可動照明器具SLjから光を照射する
照射目標TGiの組み合わせを入力部2により入力する
と、入力した組み合わせデータ(以下、「パッチデー
タ」と呼ぶ)Pk=(TGi,SLj)(k=1,2,
…,l)を、演算部1によりシーンナンバーSNkと関
連付けて組み合わせ記憶部5cに記憶させる。なお、入
力部2により入力した位置座標データT1〜Tn,L1
〜LmやパッチデータPk、シーンナンバーSNkは演
算部1によって表示部3の画面に表示されるようになっ
ており、データの入力作業を行い易くしてある。
【0018】次に、上述のようにして作成した各シーン
を再生して所望の照明環境を得る手順について、図5の
フローチャートを参照して説明する。
【0019】まず、再生しようとするシーンのシーンナ
ンバーSNkを入力部2により入力すると、演算部1が
入力されたシーンナンバーSNkに対応する全てのパッ
チデータPkを組み合わせ記憶部5cから読み出す。そ
して、演算部1では読み出したパッチデータPkに含ま
れる照射目標TGi及び可動照明器具SLjの位置座標
データTi,Ljをそれぞれ照射目標位置記憶部5a並
びに器具位置記憶部5bから読み出し、可動照明器具S
Ljの位置座標Ljから照射目標TGiの位置座標Ti
に向かうベクトル(以下、「照射方向ベクトル」とい
う)を算出するとともに、可動照明器具SLjの光軸が
照射方向ベクトルと一致するような可動照明器具SLj
のパン角及びチルト角を算出する。そして、選択された
シーンに対応する全てのパッチデータPkについて可動
照明器具SLjのパン角及びチルト角の算出が終了すれ
ば、演算部1は各可動照明器具SLjに対してパン角及
びチルト角、並びに点滅を指令する制御信号を作成して
伝送線Lsに出力する。
【0020】一方、伝送線Lsを介して制御信号を受信
した各可動照明器具SLjでは、制御信号に含まれるパ
ン角及びチルト角の指令に基づいてモータ11a,11
bを駆動制御し、パッチデータPkにより組み合わされ
た照射目標TGiに光を照射する。
【0021】而して、本実施形態では可動照明器具SL
jの位置座標データL1〜Lm並びに照射目標TGiの
位置座標データT1〜Tnを入力部2により入力して器
具位置記憶部5a及び照射目標位置記憶部5bに記憶さ
せ、さらに各シーン毎に可動照明器具SLjと当該可動
照明器具SLjから光を照射する照射目標TGiの組み
合わせを入力部2により入力して組み合わせ記憶部5c
に記憶させるだけで設定作業が終了するため、従来例の
ように各シーン毎に複数の可動照明器具について1台ず
つ照射目標に光を照射させて照射方向の制御データを記
憶するのに比べて各可動照明器具SLjの照射方向の設
定作業が簡素化できるものである。また、設定作業が簡
素化できることから不慣れな作業者であっても容易に設
定作業が行え、人件費の大幅な削減が図れるという利点
がある。
【0022】ところで、各シーン毎のパッチデータPk
の作成を自動化すれば設定作業がさらに簡素化できるの
で、本実施形態では、器具位置記憶部5aに記憶する可
動照明器具SLjの位置と照射目標位置記憶部5bに記
憶する照射目標TGiの位置とから各シーン毎に可動照
明器具SLjと照射目標TGiとの組み合わせ(パッチ
データPk)を作成して組み合わせ記憶部5cに記憶さ
せる組み合わせ作成手段を演算部1にて実現する。具体
的には、図6のフローチャートに示すアルゴリズムを実
行するプログラムを予め演算部1の内蔵メモリ等に格納
しておき、必要に応じて上記プログラムを実行すること
により演算部1にて組み合わせ作成手段を実現すればよ
い。以下、図6のフローチャートを参照して組み合わせ
作成手段としての演算部1の動作を説明する。但し、演
算部1によって照射目標TGiの位置座標データT1〜
Tnを照射目標記憶部5bに記憶させるとともに可動照
明器具SLjの位置座標データL1〜Lmを器具位置記
憶部5aに記憶させてあるものとする。
【0023】まず、上記プログラムの実行を開始した演
算部1は、複数の照射目標TGiを特定するための目標
番号iを1に初期化するとともに、距離の変数Dをシス
テム構成上許容される可動照明器具SLjと照射目標T
Giとの最大距離Dxに初期化した後、照射目標記憶部
5bから1番目の照射目標TG1の位置座標T1を読み
出す(S1〜S3)。続いて演算部1は複数の可動照明
器具SLjを特定するための器具番号jを1に初期化し
た後、組み合わせ記憶部5cを参照して1番目の可動照
明器具SL1が未使用、すなわち同一のシーンにおいて
既に他の照射目標TG2〜TGnと組み合わされていな
いことを確認する(S6)。そして、可動照明器具SL
1が未使用であれば、演算部1は可動照明器具SL1の
位置座標L1を器具位置記憶部5aから読み出し(S
7)、可動照明器具SL1と照射目標TG1との距離D
jを算出するとともに(S8)、算出距離Djを距離変
数Dと比較し(S9)、算出距離Djが距離変数D未満
(Dj<D)であれば、距離変数Dに算出距離Djの値
を代入し(S10)、さらに可動照明器具SL1の器具
番号(j=1)を最適器具候補の変数Nに代入した後
(S11)、器具番号jにj+1を代入してS5のステ
ップに戻る(S12)。なお、可動照明器具SL1が使
用済みの場合、すなわち同一のシーンにおいて既に他の
照射目標TG2〜TGnと組み合わされている場合、演
算部1はS6〜S11のステップを飛ばして器具番号j
にj+1を代入するS12のステップを実行した後にS
5のステップに戻る。演算部1では上記S5〜S12の
ステップをj=m+1となるまで繰り返すことにより、
全ての可動照明器具SLjについて算出距離Djに基づ
いて最適器具候補となり得るか否かを判断し、最終的に
最適器具候補の変数Nに代入されている器具番号jの可
動照明器具SLjを照射目標TG1と組み合わせたパッ
チデータP1を組み合わせ記憶部5cに保存し(S1
3)、目標番号iにi+1を代入するS14のステップ
を実行した後にS2のステップに戻る。
【0024】そして、上記S2〜S14のステップをi
=n+1となるまで繰り返すことにより、全ての照射目
標TGiについて可動照明器具SLjと組み合わせたパ
ッチデータPkを組み合わせ記憶部5cに保存して処理
を終了する。
【0025】ところで、可動照明器具SLjのランプの
球切れ等により特定のパッチデータPkを変更する必要
が生じたときのために、本実施形態では変更対象のパッ
チデータPkに含まれる照射目標TGiに対して各可動
照明器具SLjとの組み合わせの可否を判断し、組み合
わせ可能な可動照明器具SLjを抽出する抽出手段を演
算部1により実現する。具体的には、図7のフローチャ
ートに示すアルゴリズムを実行するプログラムを予め演
算部1の内蔵メモリ等に格納しておき、特定のパッチデ
ータを変更する場合に上記プログラムを実行することに
よって演算部1にて抽出手段を実現すればよい。以下、
図7のフローチャートを参照して抽出手段としての演算
部1の動作を説明する。
【0026】変更する照射目標TGiの目標番号iが入
力部2から入力されると(SS1)、演算部1では器具
番号jを1に初期化した後(SS2)、組み合わせ記憶
部5cを参照して器具番号j=1の可動照明器具SL1
が同一シーン内で何れかのパッチデータPkに含まれて
いるか否かを判断し(SS3)、含まれていない場合に
選択可能器具候補Mに器具番号j=1を登録した後(S
S4)、器具番号jにj+1を代入してS3のステップ
に戻る(SS5,SS6)。一方、器具番号j=1の可
動照明器具SL1が同一シーン内で何れかのパッチデー
タPkに含まれている場合には、器具番号jにj+1を
代入してS3のステップに戻る。
【0027】そして、上記SS3〜SS5のステップを
j=m+1となるまで繰り返すことにより、全ての可動
照明器具SLjについて照射目標TGiとの組み合わせ
の可否を判断して組み合わせ可能な可動照明器具SL
j、すなわち同一のシーンにおいて既に何れかのパッチ
データPkに含まれていない(使用されていない)可動
照明器具SLjを抽出することができる。なお、抽出し
た選択可能器具候補Mの中から可動照明器具SLjを選
択して変更対象のパッチデータPkの内容を変更する処
理については、オペレータの指示により演算部1が行っ
ても良いし、あるいは演算部1にて照射目標TGiとの
距離に応じた最適な可動照明器具SLjを選択可能器具
候補Mの中から自動的に選択するようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、光の照射方向を可変
とした複数の可動照明器具と、各可動照明器具と伝送線
により接続され、伝送線を介して伝送する制御信号によ
って各可動照明器具の点滅並びに照射方向を制御する照
明制御装置とで構成される照明制御システムであって、
各可動照明器具が配置された位置を記憶する器具位置記
憶部と、可動照明器具の光が照射される複数の照射目標
の位置を記憶する照射目標位置記憶部と、複数のシーン
毎に可動照明器具と当該可動照明器具から光が照射され
る照射目標の組み合わせを記憶する組み合わせ記憶部
と、組み合わせ記憶部に記憶した各組み合わせ毎に個々
の可動照明器具の位置を器具位置記憶部から読み出すと
ともに各可動照明器具と組み合わされる照射目標の位置
を照射目標位置記憶部から読み出し、読み出した両者の
位置に基づいて各可動照明器具の照射方向を変えるため
の制御信号を作成する制御手段とを照明制御装置に備え
たので、各可動照明器具が配置された位置と複数の照射
目標の位置、並びに複数のシーン毎の可動照明器具と照
射目標の組み合わせを設定するだけで済み、各可動照明
器具の照射方向の設定作業が簡素化できる照明制御シス
テムが提供できるという効果がある。
【0029】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、器具位置記憶部に記憶する可動照明器
具の位置と照射目標位置記憶部に記憶する照射目標の位
置とから各シーン毎に可動照明器具と照射目標との組み
合わせを作成して組み合わせ記憶部に記憶させる組み合
わせ作成手段を備えたので、各可動照明器具の照射方向
の設定作業がさらに簡素化できるという効果がある。
【0030】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、組み合わせ記憶部に記憶した組み合わ
せを変更する場合に当該組み合わせに含まれる各照射目
標に対して各可動照明器具との組み合わせの可否を判断
し組み合わせ可能な可動照明器具を抽出する抽出手段を
備えたので、抽出手段で抽出した可動照明器具の中から
選択して組み合わせを変更することができるため、各可
動照明器具の照射方向の設定内容の変更作業が簡素化で
きるという効果がある。
【0031】請求項6の発明は、光の照射方向を可変と
した複数の可動照明器具と、各可動照明器具と伝送線に
より接続され、伝送線を介して伝送する制御信号によっ
て各可動照明器具の点滅並びに照射方向を制御する照明
制御装置とで構成される照明制御システムの照明制御方
法であって、各可動照明器具が配置された位置を照明制
御装置が具備する器具位置記憶部に記憶し、可動照明器
具の光が照射される複数の照射目標の位置を照明制御装
置が具備する照射目標位置記憶部に記憶し、複数のシー
ン毎に可動照明器具と当該可動照明器具から光が照射さ
れる照射目標の組み合わせを照明制御装置が具備する組
み合わせ記憶部に記憶し、照明制御装置が具備する制御
手段にて、組み合わせ記憶部に記憶した各組み合わせ毎
に個々の可動照明器具の位置を器具位置記憶部から読み
出すとともに各可動照明器具と組み合わされる照射目標
の位置を照射目標位置記憶部から読み出し、読み出した
両者の位置に基づいて各可動照明器具の照射方向を変え
るための制御信号を作成するので、各可動照明器具が配
置された位置と複数の照射目標の位置、並びに複数のシ
ーン毎の可動照明器具と照射目標の組み合わせを設定す
るだけで済み、各可動照明器具の照射方向の設定作業が
簡素化できる照明制御システムの照明制御方法が提供で
きるという効果がある。
【0032】請求項7の発明は、光の照射方向を可変と
した複数の可動照明器具と、各可動照明器具と伝送線に
より接続され、伝送線を介して伝送する制御信号によっ
て各可動照明器具の点滅並びに照射方向を制御する照明
制御装置とで構成される照明制御システムのプログラム
であって、照明制御装置が備えるコンピュータを、各可
動照明器具が配置された位置を器具位置記憶部に記憶さ
せる手段、可動照明器具の光が照射される複数の照射目
標の位置を照射目標位置記憶部に記憶させる手段、複数
のシーン毎に可動照明器具と当該可動照明器具から光が
照射される照射目標の組み合わせを組み合わせ記憶部に
記憶させる手段、組み合わせ記憶部に記憶した各組み合
わせ毎に個々の可動照明器具の位置を器具位置記憶部か
ら読み出すとともに各可動照明器具と組み合わされる照
射目標の位置を照射目標位置記憶部から読み出し、読み
出した両者の位置に基づいて各可動照明器具の照射方向
を変えるための制御信号を作成する手段として機能させ
るので、各可動照明器具が配置された位置と複数の照射
目標の位置、並びに複数のシーン毎の可動照明器具と照
射目標の組み合わせを設定するだけで済み、各可動照明
器具の照射方向の設定作業が簡素化できる照明制御シス
テムのプログラムが提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における照明制御装置のブロック図で
ある。
【図2】同上を示すシステム構成図である。
【図3】同上における可動照明器具の概略構成図であ
る。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明用のフローチャートである。
【図6】同上の動作説明用のフローチャートである。
【図7】同上の動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
CN 照明制御装置 SL 可動照明器具 Ls 伝送線 1 演算部 2 入力部 4 制御信号出力部 5 記憶部 5a 器具位置記憶部 5b 照射目標位置記憶部 5c 組み合わせ記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の照射方向を可変とした複数の可動照
    明器具と、各可動照明器具と伝送線により接続され、伝
    送線を介して伝送する制御信号によって各可動照明器具
    の点滅並びに照射方向を制御する照明制御装置とで構成
    される照明制御システムであって、各可動照明器具が配
    置された位置を記憶する器具位置記憶部と、可動照明器
    具の光が照射される複数の照射目標の位置を記憶する照
    射目標位置記憶部と、複数のシーン毎に可動照明器具と
    当該可動照明器具から光が照射される照射目標の組み合
    わせを記憶する組み合わせ記憶部と、組み合わせ記憶部
    に記憶した各組み合わせ毎に個々の可動照明器具の位置
    を器具位置記憶部から読み出すとともに各可動照明器具
    と組み合わされる照射目標の位置を照射目標位置記憶部
    から読み出し、読み出した両者の位置に基づいて各可動
    照明器具の照射方向を変えるための制御信号を作成する
    制御手段とを照明制御装置に備えたことを特徴とする照
    明制御システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの可動照明器具を照明空
    間の天井に配置することを特徴とする請求項1記載の照
    明制御システム。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの可動照明器具を照明空
    間の壁面に配置することを特徴とする請求項1又は2記
    載の照明制御システム。
  4. 【請求項4】 器具位置記憶部に記憶する可動照明器具
    の位置と照射目標位置記憶部に記憶する照射目標の位置
    とから各シーン毎に可動照明器具と照射目標との組み合
    わせを作成して組み合わせ記憶部に記憶させる組み合わ
    せ作成手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2又
    は3記載の照明制御システム。
  5. 【請求項5】 組み合わせ記憶部に記憶した組み合わせ
    を変更する場合に当該組み合わせに含まれる各照射目標
    に対して各可動照明器具との組み合わせの可否を判断し
    組み合わせ可能な可動照明器具を抽出する抽出手段を備
    えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の照
    明制御システム。
  6. 【請求項6】 光の照射方向を可変とした複数の可動照
    明器具と、各可動照明器具と伝送線により接続され、伝
    送線を介して伝送する制御信号によって各可動照明器具
    の点滅並びに照射方向を制御する照明制御装置とで構成
    される照明制御システムの照明制御方法であって、各可
    動照明器具が配置された位置を照明制御装置が具備する
    器具位置記憶部に記憶し、可動照明器具の光が照射され
    る複数の照射目標の位置を照明制御装置が具備する照射
    目標位置記憶部に記憶し、複数のシーン毎に可動照明器
    具と当該可動照明器具から光が照射される照射目標の組
    み合わせを照明制御装置が具備する組み合わせ記憶部に
    記憶し、照明制御装置が具備する制御手段にて、組み合
    わせ記憶部に記憶した各組み合わせ毎に個々の可動照明
    器具の位置を器具位置記憶部から読み出すとともに各可
    動照明器具と組み合わされる照射目標の位置を照射目標
    位置記憶部から読み出し、読み出した両者の位置に基づ
    いて各可動照明器具の照射方向を変えるための制御信号
    を作成することを特徴とする照明制御システムの照明制
    御方法。
  7. 【請求項7】 光の照射方向を可変とした複数の可動照
    明器具と、各可動照明器具と伝送線により接続され、伝
    送線を介して伝送する制御信号によって各可動照明器具
    の点滅並びに照射方向を制御する照明制御装置とで構成
    される照明制御システムのプログラムであって、照明制
    御装置が備えるコンピュータを、各可動照明器具が配置
    された位置を器具位置記憶部に記憶させる手段、可動照
    明器具の光が照射される複数の照射目標の位置を照射目
    標位置記憶部に記憶させる手段、複数のシーン毎に可動
    照明器具と当該可動照明器具から光が照射される照射目
    標の組み合わせを組み合わせ記憶部に記憶させる手段、
    組み合わせ記憶部に記憶した各組み合わせ毎に個々の可
    動照明器具の位置を器具位置記憶部から読み出すととも
    に各可動照明器具と組み合わされる照射目標の位置を照
    射目標位置記憶部から読み出し、読み出した両者の位置
    に基づいて各可動照明器具の照射方向を変えるための制
    御信号を作成する手段として機能させることを特徴とす
    る照明制御システムのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019500719A (ja) * 2015-11-19 2019-01-10 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ ライトシーンを選択するための照明デバイスのユーザにより決定可能なコンフィギュレーション

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