JP6868368B2 - 浴室用液体洗浄剤 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室用液体洗浄剤に関する。
浴室の洗浄は、通常、浴室用液体洗浄剤を含浸したスポンジで、浴室の壁面、浴槽面、その他の浴室付帯設備等に対し、擦り洗いをすることで行われる。
擦り洗いは、洗浄対象を直接スポンジで擦るため、例えば、浴槽を洗浄する場合には、前屈したり、中腰となったり、しゃがんだりして、浴槽の全面をスポンジで擦らなければならず、手間がかかり、また、身体的な負担も大きい。
従来、このような浴室洗浄の手間や身体的負担を軽減するための洗浄剤が提案されている。例えば、特許文献1には、金属イオン封鎖剤と、界面活性剤と、20℃での水に対する溶解度が10%以下の有機溶剤と、噴射剤とを、それぞれ特定の重量割合で含有する浴槽用エアゾール洗浄剤が提案されている。特許文献1によれば、前記浴槽用エアゾ−ル洗浄剤を、浴槽の残り湯面上に噴射することにより湯面上に拡散させて浴槽の側面に付着させた後、浴槽の栓を抜いて残り湯を排出することによって湯面とともに湯面上に広がった洗浄成分を降下させながら浴槽の側面および底面に付着させ、その後シャワー等で洗い流す浴槽の洗浄方法が開示されている。
特許文献2には、界面活性剤とキレート剤を含有する洗浄液を、シャワー装置等の吐出手段で浴槽等に吹き掛けて、その後、水道水によりすすぐ浴室内の洗浄方法が記載されている。
特許文献1、2に開示された洗浄剤又は洗浄方法によれば、浴槽等の洗浄対象に対し、擦り洗いをせずに洗浄できるため、洗浄の手間や、身体的負担が軽減される。
しかしながら、このような浴槽等に対し擦り洗いをせずに洗浄する方法(擦らず洗い)においては、浴室用液体洗浄剤を浴槽等の洗浄対象物の全面に付着させる必要がある。
このような擦らず洗いにおいて、洗浄剤が無色であると、洗浄剤が塗布された箇所と、塗布されていない箇所とを判別し難い(視認性に劣る)。また、単に洗浄剤を着色して洗浄対象物に付着させると、洗浄対象物に対して染着の問題を生じることがある。
特開2000−109891号公報 特開2005−185352号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、視認性に優れ、かつ、洗浄対象物に対する染着を抑制できる浴室用液体洗浄剤を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、以下の浴室用液体洗浄剤が、上記課題を解決できる
ことを見出した。
すなわち本発明は、以下の構成を有する。
[1](A)成分:界面活性剤と、(B)成分:下記一般式(I)で表される化合物及び下記一般式(II)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物(b1)を含む水溶性溶剤と、(C)成分:水溶性色素と、を含有し、(b1)成分/{(A)成分+((B)成分−(b1)成分)}で表される質量比が0.9以上であることを特徴とする、浴室用液体洗浄剤。
HO(CHCH(OH)CHO)H ・・・(I)
ただし、式(I)中、nは1〜10の数である。
HO(CHCHO)H ・・・(II)
ただし、式(II)中、mは1〜25の数である。
[2]前記(B)成分は、前記(b1)成分以外の化合物(b2)を含み、前記(b2)成分がグリコール系溶剤であることを特徴とする、[1]に記載の浴室用液体洗浄剤。
[3]前記(A)成分が非石鹸系アニオン界面活性剤であることを特徴とする、[1]又は[2]に記載の浴室用液体洗浄剤。
[4]さらに、(D)成分:アミノカルボン酸型キレート剤を含有することを特徴とする、[1]〜[3]のいずれかに記載の浴室用液体洗浄剤。
また、本発明の浴室用液体洗浄剤は、他の実施形態として以下の態様を含む。
[5]前記(C)成分が緑色3号とダイレクトブルー86を含むことを特徴とする、[1]〜[4]のいずれかに記載の浴室用液体洗浄剤。
[6]前記緑色3号と前記ダイレクトブルー86の質量比(緑色3号/ダイレクトブルー86)が30/70〜70/30であることを特徴とする、[5]に記載の浴室用液体洗浄剤。
[7](D)成分/(a1)成分で表される質量比が0.6〜6.0である、[4]〜[6]のいずれかに記載の浴室用液体洗浄剤。
[8]25℃におけるpHが10を超え12未満である[1]〜[7]のいずれかに記載の浴室用液体洗浄剤。
本発明によれば、視認性に優れ、かつ、洗浄対象物に対する染着を抑制できる浴室用液体洗浄剤を提供できる。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、以下の(A)〜(C)成分を含有する組成物である。
<(A)成分>
(A)成分は、界面活性剤である。(A)成分は、浴室用液体洗浄剤に洗浄力を付与するために用いられる。
(A)成分としては、非石鹸系アニオン界面活性剤(a1)を含む界面活性剤が好ましい。
(a1)成分としては、例えば、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、アルキル基を有するアルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩(α−SF)等のスルホン酸型アニオン界面活性剤;直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸塩(AS);アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩(AES)等の硫酸エステル型アニオン界面活性剤;アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキル(又はアルケニル)アミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型アニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤等が挙げられる。
これらのなかでも、スルホン酸型アニオン界面活性剤、硫酸エステル型アニオン界面活性剤、カルボン酸型アニオン界面活性剤が好ましく、スルホン酸型アニオン界面活性剤がより好ましい。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、アンモニウム塩等が挙げられる。これらのなかでも、アルカリ金属塩が好ましい。
上記のうち、α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましく、炭素数10〜16のものがより好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、直鎖アルキル基の炭素数が8〜16のものが好ましく、炭素数10〜14のものがより好ましい。
アルカンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20、好ましくは14〜17のアルキル基を有する2級アルカンスルホン酸塩が好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20、好ましくは炭素数10〜18のα−スルホ脂肪酸エステル塩が好ましい。
アルキル硫酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましく、炭素数10〜16のものがより好ましい。
アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩としては、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸塩が好ましい。
ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩としては、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均1〜10モルのエチレンオキシドを付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩又はポリオキシエチレンアルケニルエーテルカルボン酸塩が好ましい。
これらのなかでも、皮脂・タンパク汚れに対する洗浄力に優れること等から、α−オレフィンスルホン酸塩が特に好ましい。
(a1)成分は、いずれか1種が単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(a1)成分の含有量は、浴室用液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜5.0質量%が好ましく、1.0〜3.0質量%がより好ましい。(a1)成分の含有量が0.1質量%未満であると、充分な洗浄力が得られなくなるおそれがある。(a1)成分の含有量が5.0質量%を超えると、すすぎ性が低下するおそれがある。
(A)成分は、(a1)成分のみからなるものであってもよいし、(a1)成分とこれ以外の界面活性剤からなるものであってもよい。
(A)成分中の(a1)成分の含有量は、50〜100質量%が好ましく、80〜100質量%がより好ましい。
(A)成分中の(a1)成分の含有量が上記範囲であると、良好な洗浄力が得られやすくなる。
(A)成分には、(a1)成分以外の界面活性剤(以下、任意界面活性剤(a2)ともいう。)が含まれてもよい。
任意界面活性剤(a2)としては、特に限定されないが、例えば、高級脂肪酸塩、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤等が挙げられる。
(A)成分は、より良好な洗浄力を得る観点からは、(a2)成分を含まないものが好ましい。
高級脂肪酸塩としては、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、ステアリン酸塩等の炭素数8〜24の飽和又は不飽和脂肪酸塩、又は、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸塩、パーム油脂肪酸塩、硬化パーム油脂肪酸塩、牛脂脂肪酸塩、硬化牛脂脂肪酸塩等が挙げられる。これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾリウム塩等が挙げられる。これらの塩の対イオンとしては、ハロゲンイオン等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、高級アルコール、アルキルフェノール、高級脂肪酸又は高級アミン等にアルキレンオキシドを付加したポリオキシアルキレン型ノニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール脂肪酸エステル又はそのアルキレンオキシド付加体、脂肪酸ポリグリセリンエステル、糖脂肪酸エステル、アルキル(又はアルケニル)アミンオキシド、アミドアミンオキシド、硬化ヒマシ油のアルキレンオキシド付加体、N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキルグリコシド、アルキルポリグリコシド、グリセリルエーテル等が挙げられる。
(a2)成分は、いずれか1種が単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(A)成分に(a2)成分が含まれる場合、(a2)成分の含有量は、浴室用液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜5.0質量%が好ましく、1.0〜3.0質量%がより好ましい。(a2)成分の含有量が前記好ましい範囲であると、洗浄力とすすぎ性とのバランスが良好に保たれやすくなる。
(A)成分の含有量は、浴室用液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜5.0質量%が好ましく、1.0〜3.0質量%がより好ましい。
(A)成分の含有量が、0.1質量%以上であると、洗浄力が高められやすくなる。(A)成分の含有量が、5.0質量%以下であると、良好なすすぎ性が得られやすくなる。
<(B)成分>
(B)成分:下記一般式(I)で表される化合物及び下記一般式(II)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物(b1)を含む水溶性溶剤である。なお、本発明において、水溶性溶剤とは、25℃のイオン交換水1Lに3g以上溶解する溶剤をいう。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、(b1)成分を含む水溶性溶剤を用いることで、水溶性色素による浴槽等の洗浄対象物に対する染着が抑制される。
HO(CHCH(OH)CHO)H ・・・(I)
ただし、式(I)中、nは1〜10の数である。
上記式(I)中、nは、1〜6の数が好ましく、1〜3の数がより好ましく、1又は2の数がさらに好ましい。
上記式(I)中のnが10超であると、水溶性色素による洗浄対象物に対する染着が抑制できなくなる。
一般式(I)で表される化合物としては、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、オクタグリセリン、デカグリセリン等が挙げられる。これらのなかでも、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリンが好ましく、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリンがより好ましく、グリセリン、ジグリセリンがさらに好ましい。
HO(CHCHO)H ・・・(II)
ただし、式(II)中、mは1〜25の数である。
上記式(II)中のmは、1〜15の数が好ましく、2〜6の数がより好ましい。
上記式(II)中のmが25超であると、水溶性色素による洗浄対象物に対する染着が抑制できなくなる。
一般式(II)で表される化合物としては、例えば、重量平均分子量が100〜1000のポリエチレングリコールが挙げられ、ポリエチレングリコール100(PEG100)、ポリエチレングリコール300(PEG300)、ポリエチレングリコール600(PEG600)、ポリエチレングリコール800(PEG800)、ポリエチレングリコール1000(PEG1000)等が挙げられる。これらのなかでも、PEG100、PEG300、PEG600が好ましく、PEG100、PEG300がより好ましい。なお、ポリエチレングリコール(PEG)の後の数字は、ポリエチレングリコールの重量平均分子量を示し、例えばポリエチレングリコール100(PEG100)は、重量平均分子量100のポリエチレングリコール(PEG)を示し、ポリエチレングリコール300(PEG300)は、重量平均分子量300のポリエチレングリコール(PEG)を示す。
(b1)成分は、いずれか1種が単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(b1)成分の含有量は、浴室用液体洗浄剤の総質量に対して、5〜15質量%が好ましく、5〜10質量%がより好ましい。(b1)成分の含有量が5質量%以上であると、染着の抑制効果が高められやすくなる。(b1)成分の含有量が15質量%以下であると、洗浄力と染着の抑制効果とのバランスが図られやすくなる。
(B)成分は、(b1)成分のみからなるものであってもよいし、(b1)成分とこれ以外の化合物(b2)とからなるものであってもよい。
(B)成分中の(b1)成分の含有量は、50〜100質量%が好ましく、50〜80質量%がより好ましい。
(B)成分中の(b1)成分の含有量が上記下限値以上であると、染着の抑制効果が高められやすくなる。(b1)成分の含有量が上記上限値以下であると、洗浄力と染着の抑制効果とのバランスが図られやすくなる。
(b2)成分としては、特に限定されず、例えば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等のアルコール系溶剤、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール系溶剤等が挙げられる。
(b2)成分としては、グリコール系溶剤(但し、(b1)成分を除く)が好ましい。(B)成分として、(b1)成分とグリコール系溶剤が併用されることで、洗浄力がより高められる。
本発明のグリコール系溶剤としては、下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物が好ましい。
−O−(CO)−(CO)−R ・・・(III)
上記(III)式中、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基若しくはアルケニル基、フェニル基又はベンジル基である。xはオキシエチレン基の平均繰返し数を表す数であり、0〜5が好ましく、1〜3がより好ましく、1又は2がさらに好ましい。yはオキシプロピレン基の平均繰返し数を表す数であり、0〜5が好ましく、0〜2がより好ましい。ただし、xとyが同時に0になることはない。また、R及びRが同時に水素原子で、かつ、yが0になることはない。
グリコール系溶剤としては、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のプロピレングリコール系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル等のエチレングリコール系エーテル類、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロピレングリコール系エーテル類、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、プロピレングリコールメチルエチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル等のジアルキルグリコールエーテル系溶剤、イソプレングリコール等が挙げられる。
グリコール系溶剤としては、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテルが好ましく、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが特に好ましい。
(b2)成分は、いずれか1種が単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分中の(b2)成分の含有量は、0〜50質量%が好ましく、0質量%超〜50質量%がより好ましく、20〜50質量%がさらに好ましい。(B)成分中の(b2)成分の含有量が上記好ましい範囲であると、洗浄力と、染着の抑制効果とのバランスが図られやすくなる。
(b1)成分/(b2)成分で表される質量比[(b2)成分の含有量に対する、(b1)成分の含有量の質量割合、以下「b1/b2比」ともいう]は、0.1〜80が好ましく、1〜50がより好ましい。b1/b2比が上記下限値以上であると、染着の抑制効果がより高められやすくなる。b1/b2比が上記上限値以下であると、洗浄力がより高められやすくなる。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、(b1)成分/{(A)成分+((B)成分−(b1)成分)}で表される質量比[(A)成分と、(B)成分中の(b1)成分以外の成分との合計含有量に対する、(b1)成分の含有量の質量割合、以下「b1/{A+(B−b1)}比ともいう]が0.9以上である。換言すると、本発明の浴室用液体洗浄剤は、(b1)成分/((A)成分+(b2)成分))で表される質量比[(A)成分と(b2)成分の合計含有量に対する、(b1)成分の含有量の質量割合、以下「b1/(A+b2)比」ともいう]が0.9以上である。
上記b1/{A+(B−b1)}比が0.9未満であると、染着の抑制効果が得られなくなる。b1/{A+(B−b1)}比は、染着の抑制効果がより高められやすくなる点から、1以上が好ましい。一方、b1/{A+(B−b1)}比の上限値は、特に限定されないが、洗浄力が高められやすくなる点から、10以下が好ましく、5以下がより好ましい。b1/{A+(B−b1)}比は、0.9〜10が好ましく、1〜5がより好ましい。b1/{A+(B−b1)}比が前記の好ましい範囲であると、染着の抑制効果と洗浄力とがバランス良く得られやすくなる。
(B)成分の含有量は、浴室用液体洗浄剤の総質量に対して、1〜30質量%が好ましく、3〜25質量%がより好ましく、5〜20質量%がさらに好ましい。
(B)成分の含有量が、前記の好ましい範囲であると、染着の抑制効果と洗浄力とがバランス良く得られやすくなる。
<(C)成分>
(C)成分は、水溶性色素である。本発明の浴室用洗浄剤は、(C)成分を含有することで、視認性が高められる。すなわち、浴室用液体洗浄剤が塗布された箇所と、塗布されていない箇所とを容易に判別できるようになる。これにより、例えば浴槽を擦らず洗いする際には、浴槽の表面に浴室用液体洗浄剤が塗布されていない箇所を容易に把握でき、かかる箇所に浴室用液体洗浄剤を塗布することで洗浄ムラのない洗浄が行える。また、浴槽の表面に対する浴室用液体洗浄剤の塗布量の調整が容易となり、例えば必要以上の量の浴室用液体洗浄剤を塗布したり、又は塗布ムラが生じるのを容易に抑制できる。
また、浴室用液体洗浄剤に(C)成分が配合されることで、消費者の趣向に応じた嗜好
性の高い洗浄剤が得られる。
(C)成分としては、特に限定されないが、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色225号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色213号、赤色226号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色504号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色406号、黄色407号、橙色206号、橙色207号、橙色402号、青色1号、青色2号、青203号、青205号、青403号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、ダイレクトブルー86等が挙げられる。
(C)成分は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(C)成分は、緑色3号とダイレクトブルー86を含むことが好ましく、緑色3号とダイレクトブルー86の2種からなることが特に好ましい。緑色3号とダイレクトブルー86を併用することで、夫々を単独で使用する場合に比べ、視認性が維持され、かつ浴槽等の洗浄対象、浴室用液体洗浄剤が収容された容器に対する染着がより抑制されやすくなる。
(C)成分の含有量は、特に限定されないが、例えば、0.1〜500ppmが好ましく、0.1〜100ppmがより好ましく、1〜50ppmがさらに好ましく、5〜30ppmが特に好ましい。
(C)成分の含有量が上記下限値以上であれば、視認性が高められやすくなる。(C)成分の含有量が上記上限値以下であれば、浴槽等の洗浄対象、浴室用液体洗浄剤が収容された容器に対する染着が抑制されやすくなる。
(C)成分として緑色3号とダイレクトブルー86を併用する場合、緑色3号とダイレクトブルー86の質量比は、30/70〜70/30が好ましい。
緑色3号とダイレクトブルー86の質量比が前記範囲内であれば、浴槽等の洗浄対象、浴室用液体洗浄剤が収容された容器に対する染着が抑制される効果が得られやすい。
(b1)成分/(C)成分で表される質量比[(C)成分の含有量に対する、(b1)成分の含有量の質量割合、以下「b1/C比」ともいう]は、1000〜10000が好ましく、2000〜6000がより好ましい。
b1/C比が前記の好ましい範囲であると、視認性と、染着の抑制効果がバランス良く得られやすくなる。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、さらにアミノカルボン酸型キレート剤(以下、(D)成分ともいう。)を含有することが好ましい。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、(D)成分を含有することで洗浄力が高められやすくなる。特に、25℃におけるpHが10を超え12未満であるアルカリ条件下で(D)成分が用いられることで、(A)成分の含有量が抑制された範囲(例えば0.1〜5.0質量%)であっても、浴槽等に付着した脂肪酸金属塩、皮脂・タンパク汚れに対する洗浄力を高められる。
(D)成分としては、メチルグリシンジ酢酸(MGDA)、アスパラギン酸ジ酢酸(ASDA)、イソセリンジ酢酸(ISDA)、β−アラニンジ酢酸(ADAA)、セリンジ酢酸(SDA)、グルタミン酸ジ酢酸(GLDA)、イミノジコハク酸(IDS)、ヒドロキシイミノジコハク酸(HIDS)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ラウロイルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、1,3−プロパンジアミン四酢酸(PDTA)、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸(DPTA−OH)、ヒドロキシエチレンイミノジ酢酸(HIDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、グリコールエーテルジアミン四酢酸(GEDTA)、ジカルボキメチルグルタミン酸(CMGA)、(S,S)−エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)又はこれらの塩等が挙げられる。
(D)成分としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、ヒドロキシエチレンイミノジ酢酸(HIDA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が好ましく、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)が特に好ましい。
(D)成分は、いずれか1種が単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(D)成分の含有量は、浴室用液体洗浄剤の総質量に対して、0.2〜5.0質量%が好ましく、1.5〜4.0質量%がより好ましい。(D)成分の含有量が、上記下限値以上であれば、洗浄力がより高められやすくなる。(D)成分の含有量が、上記上限値以下であれば、すすぎ性がより高められやすくなる。
(D)成分/(a1)成分で表される質量比[(a1)成分の含有量に対する、(D)成分の含有量の質量割合、以下「D/a1比」ともいう]は、0.6〜6.0が好ましく、0.6〜5.0がより好ましく、0.6〜3.0がさらに好ましい。
本発明においては、D/a1比を上記範囲とすることで、(a1)成分の含有量が抑制された範囲(例えば0.1〜5.0質量%)とされても、浴槽等に付着した脂肪酸金属塩、皮脂・タンパク汚れに対する優れた洗浄力が得られやすくなり、かつ、良好なすすぎ性が得られやすくなる。特に、浴槽を擦らずに洗浄する場合には、浴槽の全面に浴室用液体洗浄剤を塗布することになるため、洗浄剤の使用量が増加する。D/a1比を上記範囲とすることで、洗浄剤の使用量が増加した場合でも、良好なすすぎ性が得られやすくなる。
D/a1比が0.6未満であると、充分なすすぎ性が得られにくくなる。また、D/a1比が6.0を超えると、充分な洗浄力が得られにくくなる。
(A)〜(D)成分の好ましい組合せとしては、(a1)成分がα−オレフィンスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、直鎖又は分岐鎖のアルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩から選ばれる少なくとも1種であり、(b1)成分がグリセリン、ジグリセリン、PEG100、PEG300から選ばれる少なくとも1種であり、(b2)成分がジエチレングリコールモノブチルエーテル、ベンジルグリコール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテルから選ばれる少なくとも1種であり、(C)成分が青色1号であり、(D)成分がエチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、N−ラウロイルエチレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチレンイミノジ酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸から選ばれる少なくとも1種である組合せ等が挙げられる。
<溶媒>
本発明の浴室用液体洗浄剤は、浴室用液体洗浄剤の調製しやすさや、すすぎの際に水に容易に溶解する等から、通常、溶媒として水を含有する。浴室用液体洗浄剤中の水の配合量は、特に限定されないが、浴室用液体洗浄剤中50〜99.5質量%が好ましく、70〜99質量%がより好ましく、75〜98質量%がさらに好ましい。
<任意成分>
本発明の浴室用液体洗浄剤は、必要に応じて、上記成分以外に、通常、洗浄剤に使用され得る成分を含有することができる。このような任意成分としては、例えば、殺菌剤、防腐剤、抗カビ剤、色素、酸化防止剤、増粘剤、紫外線吸収剤、可溶化剤(ただし(B)成分は含まれない)、香料、pH調整剤等が挙げられる。
pH調整剤としては、特に限定されないが、塩酸、硫酸等の無機酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸から選ばれる酸剤、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、アンモニア及びその誘導体、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等から選ばれるアルカリ剤を用いることが好ましく、塩酸、硫酸、クエン酸から選ばれる酸剤、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムから選ばれるアルカリ剤を用いることがより好ましい。
pH調整剤は、いずれか1種が単独で用いられても、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、25℃におけるpHが、10を超え12未満であることが好ましく、10.1〜11.4であることがより好ましく、10.4〜11.4であることがさらに好ましい。
本発明の浴室用液体洗浄剤のpHが上記範囲であると、浴槽等に付着した脂肪酸金属塩、皮脂・タンパク汚れに対して良好な洗浄力が得られやすくなる。特に(a1)成分及び(D)成分を、上記特定の比で用いた場合に、(a1)成分の含有量が抑制された範囲(例えば0.1〜5.0質量%)であっても、浴槽等に付着した脂肪酸金属塩、皮脂・タンパク汚れに対して良好な洗浄力が得られやすくなる。
なお、本発明の浴室用液体洗浄剤のpHは、JIS Z8802:2011によって25℃において測定した値である。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、25℃における粘度が、1〜100mPa・sであることが好ましく、1〜50mPa・sであることがより好ましい。
25℃における粘度が上記下限値以上であれば、浴槽等の洗浄対象に対する浴室用液体洗浄剤の付着性がより向上する。25℃における粘度が上記上限値以下であれば、浴室用液体洗浄剤をスプレー容器等の吐出容器から吐出しやすく、取り扱い性が良好になる。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、従来公知の製造方法により製造される。例えば、溶媒である水に、上記(A)〜(C)成分を添加し、必要に応じて任意成分を加え、これを混合する方法等が挙げられる。
本発明の浴室用液体洗浄剤の使用方法としては、例えば、浴室用液体洗浄剤をスポンジ等の洗浄用具に含浸し、浴室の壁面、浴槽面、その他の浴室付帯設備等の洗浄対象をスポンジ等で擦り洗いをする使用方法や、浴室用液体洗浄剤を吐出容器に収容し、この吐出容器から、適量の浴室用液体洗浄剤を前記洗浄対象に塗布し、一定時間経過後に、シャワー等ですすぐ、「擦らず洗い」をする使用方法等が挙げられる。
本発明の浴室用液体洗浄剤は、浴槽に付着した脂肪酸金属塩、皮脂・タンパク汚れに対し高い洗浄力を有し、かつ、浴槽全面に浴室用液体洗浄剤を塗布して該洗浄剤の使用量が増加した場合でも優れたすすぎ性を有するため、「擦らず洗い」をする使用方法に好適に用いられる。
本発明の浴室用液体洗浄剤を収容する吐出容器としては、スプレー容器やスクイズ容器等が挙げられるが、洗浄対象に対する塗布性に優れることから、スプレー容器が好ましい。
スプレー容器としては、エアゾールスプレー容器、トリガースプレー容器(直圧型あるいは蓄圧型)、ディスペンサースプレー容器等が挙げられる。これらの容器は、手動式のものでもよいし、電動式のものでもよい。
エアゾールスプレー容器としては、例えば、特開平9−3441公報、特開平9−58765号公報等に記載されているものが挙げられる。エアゾールスプレー容器に充填する場合、噴射剤としてLPG(液化プロパンガス)、DME(ジメチルエーテル)、炭酸ガス、窒素ガス、亜酸化窒素ガス等を使用できる。これら噴射剤は単独で使用しても良く、2種以上を混合して使用してもよい。
トリガースプレー容器の例としては、例えば、特開平9−268473号公報、特開平10−76196号公報等に記載のものが挙げられる。
ディスペンサースプレー容器の例としては、例えば、特開平9−256272号公報等に記載のものが挙げられる。
蓄圧式のトリガースプレー容器としては、例えば、特開2013−154276号公報等に記載のものが挙げられる。
これらのなかでも、噴霧性状やスプレーパターンが良好であり、良好な塗布性が得られることから、蓄圧式のトリガースプレー容器が好ましい。
以上、説明したとおり、本発明の浴室用液体洗浄剤は、(A)成分、特定の化合物(b1)を含む水溶性溶剤((B)成分)及び(C)成分を含有し、(b1)成分/{(A)成分+((B)成分−(b1)成分)}で表される質量比が0.9以上であるため、視認性に優れ、かつ、洗浄対象物に対する染着が抑制される。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。本実施例において「%」は特に断りがない限り「質量%」を示す。
本実施例において使用した原料は下記の通りである。
<(a1)成分、非石鹸系アニオン界面活性剤>
a1−1:AOS、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム(炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム)、ライオン株式会社製、商品名「リポランLJ441」。
a1−2:LAS、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム[アルキル基の炭素数10−16]、ライオン株式会社製、商品名「ライポンPS−230」。
a1−3:AES、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩[アルキル基の炭素数12−14、エチレンオキシドの平均付加モル数2]。新日本理化株式会社製、商品名シノリンSPE−1250。
a1−4:MES、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩(脂肪酸残基の炭素数が16−18のα−スルホ脂肪酸メチルエステル塩)、ライオン株式会社製、商品名「MIZULAN FL−80」。
a1−5:SDS、ラウリル硫酸塩、ライオン株式会社製、商品名「サンノールLM−1130」。
<(a2)成分、任意界面活性剤>
a2−1:炭素数10−18の脂肪酸カリウム、ライオン株式会社製、商品名「ヤシ脂肪酸カリウム30%水溶液」。
a2−2:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)、C1327O(CHCHO)H(分岐型C13アルコールの平均エチレンオキシド7モル付加物)、BASF社製、商品名「Lutensol TO−7」。
<(b1)成分、一般式(I)で表される化合物及び下記一般式(II)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物>
b1−1:グリセリン、坂本薬品工業株式会社製、商品名「化粧品用グリセリン」。
b1−2:ジグリセリン、坂本薬品工業株式会社製、商品名「ジグリセリンS」。
b1−3:ポリエチレングリコール100、ライオン株式会社製、商品名「PEG#100」。
b1−4:ポリエチレングリコール300、ライオン株式会社製、商品名「PEG#300」。
b1−5:ポリエチレングリコール600、ライオン株式会社製、商品名「PEG#600」。
<(b2)成分>
b2−1:ジエチレングリコールモノブチルエーテル、日本乳化剤株式会社製、商品名「ブチルジグリコール」。
b2−2:ベンジルグリコール、日本乳化剤株式会社製、商品名「ベンジルグリコール」。
b2−3:エチレングリコールモノフェニルエーテル、日本乳化剤株式会社製、商品名「フェニルグリコール」。
b2−4:プロピレングリコールモノプロピルエーテル、日本乳化剤株式会社製、商品名「プロピルプロピレングリコール」。
b2−5:エチレングリコールモノヘキシルエーテル、日本乳化剤株式会社製、商品名「ヘキシルグリコール」。
b2−6:プロピレングリコール、ダウ・ケミカル株式会社製、商品名「プロピレングリコール」。
<(C)成分>
C−1:青色1号、アクゾノーベル社製。
C−2:緑色3号、癸巳化成社製。
C−3:ダイレクトブルー86、住友化学工業社製、商品名「Sumilight Supra Turquise Blue G conc」。
<(D)成分>
D−1:エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(EDTA2Na)、アクゾノーベル社製、商品名「ディゾルビンNA2」。
D−2:ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、キレスト株式会社、商品名「キレストHA」。
D−3:ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、キレスト株式会社製、商品名「キレストGA」。
D−4:ヒドロキシエチレンイミノジ酢酸(HIDA)、キレスト株式会社製、商品名「キレストEA」。
D−5:ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、キレスト株式会社、商品名「キレストPA」。
<その他の成分>
pH調整剤:1N水酸化ナトリウム、1N塩酸、(関東化学株式会社製)。
ソルビトール:花王株式会社製、商品名「ソルビトール」。
(実施例1〜43、45〜49、比較例1〜8、参考例1
表1〜7に示す組成に従い、水に、(A)成分、(b1)成分、(b2)成分、(C)成分及び(D)成分を添加し混合した後、pH調整剤でpHを表中の値に調整して、実施例1〜43、46〜49、比較例1〜4の浴室用液体洗浄剤を得た。
(b1)成分、(b2)成分、(C)成分又は(D)成分を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして参考例1、実施例45、比較例5〜8の浴室用液体洗浄剤を得た。
得られた各例の浴室用液体洗浄剤の組成(配合成分、含有量(質量%))を表1〜7に示す。尚、特に断りがない限り質量%は純分を示す。
表中、空欄の配合成分がある場合、その配合成分は配合されていない。
表中、pH調整剤の含有量「適量」は、各例の浴室用液体洗浄剤のpHを表中の値にするのに要した量である。
表中、水の含有量「バランス」は、浴室用液体洗浄剤に含まれる全配合成分の合計の配合量(質量%)が100質量%となるように加えられる残部を意味する。
(浴室用液体洗浄剤の評価方法)
各例の浴室用液体洗浄剤について、視認性、染着の抑制効果、洗浄力を以下のように評価した。評価結果を、表1〜7に示す。
<視認性の評価>
各例の浴室用液体洗浄剤を、浴槽の内側壁面に塗布した際の壁面の状態を目視で確認し、以下の評価基準に従って視認性を評価した。○を合格とした。
○:浴室用液体洗浄剤が塗布された領域と、塗布されていない領域との判別が容易である(一見して判別できる)。
×:浴室用液体洗浄剤が塗布された領域と、塗布されていない領域との判別が容易でない(一見して判別できない)。
<染着の抑制効果の評価>
各例の浴室用液体洗浄剤をテストピース(ポリバス)に滴下し1時間放置した。その後、水道水(15℃)ですすぎ流した。テストピースを充分に乾燥した後、テストピースに対する染着の有無を目視により観察した(1時間放置後の染着)。
また、各例の浴室用液体洗浄剤をテストピースに滴下した後の放置時間を24時間に変えたこと以外は上記と同様にして、24時間放置後のテストピースに対する染着の有無を目視により確認した(24時間放置後の染着)。
さらに、各例の浴室用液体洗浄剤をテストピースに滴下した後の放置時間を3日間に変えたこと以外は上記と同様にして、3日間放置後のテストピースに対する染着の有無を目視により確認した(3日間放置後の染着)。
下記評価基準に従って、染着の抑制効果を評価した。◎◎、◎及び○を合格とした。
[染着の抑制効果の評価基準]
◎◎:1時間放置後、24時間放置後、3日間放置後のいずれにおいても染着が観察されない。
◎:1時間放置後、24時間放置後のいずれにおいても染着が観察されないが、3日間放置後において染着が観察される。
○:1時間放置後では染着が観察されないが、24時間放置後、3日間放置後において染着が観察される。
×:1時間後放置後、24時間放置後、3日間放置後のいずれにおいても染着が観察される。
<洗浄力の評価>
一般家庭の浴槽内側壁面に、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)製テストピース(2cm×10cm)を固定した後、成人男性3名が順番に入浴し、テストピースに汚れを付着させた(この間、風呂水の入れ替え及び浴槽の洗浄は行われなかった)。
この汚れが付着したテストピースを充分乾燥させた後、該テストピースに対して、その全面が濡れるように各例の浴室用液体洗浄剤を滴下し、30秒間放置した後、水道水(15℃)ですすぎ流した。テストピースを充分乾燥させ、5枚のテストピース表面の汚れの除去状態を目視、指触により、下記洗浄力の評価基準に従って評価した。下記評価基準において、◎及び○を合格とした。
[洗浄力の評価基準]
◎:汚れ落ちが非常に良好[5枚のテストピースのうち、5枚とも目視による汚れが観察されず、5枚ともテストピース全面につるつるとした指触が得られる]。
○:汚れ落ちが良好[5枚のテストピースのうち、1枚以上は目視による汚れが観察されず、かつ、テストピース全面につるつるとした指触が得られ、5枚のテストピースのうち、少なくとも1枚はテストピースにざらざらとした指触を感じる]。
△:ほとんど汚れが落ちない[5枚のテストピースのうち、5枚とも目視による汚れが観察され、5枚ともざらざらとした指触を感じるが、前記目視による汚れ及びざらざらとした指触は、洗浄前より軽減されている]。
×:全く汚れが落ちない[5枚のテストピースのうち、5枚とも目視による汚れが観察され、5枚ともざらざらとした指触を感じ、前記目視による汚れ及びざらざらとした指触は、洗浄前と変わらない]。
かかる評価結果を、表1〜7の洗浄力(30秒)の欄に示す。
さらに、上記洗浄力の評価において、テストピースに浴室用液体洗浄剤を滴下した後の放置時間を60秒間、90秒間、120秒間に変えて、上記と同様に洗浄力の評価を行った。
かかる評価結果を、表1〜7の洗浄力(60秒)、洗浄力(90秒)、洗浄力(120秒)の欄にそれぞれ示す。
Figure 0006868368
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表1〜7に示す結果から、本発明を適用した実施例1〜43、45〜49の浴室用液体洗浄剤は、視認性に優れ、かつ、染着の抑制効果に優れることが確認できた。
一方、b1/{A+(B−b1)}比が本発明の範囲を満たさない浴室用液体洗浄剤(比較例1〜4)、(b1)成分を含まない浴室用液体洗浄剤(比較例5〜7)は、充分な染着の抑制効果が得られなかった。
(C)成分を含まない浴室用液体洗浄剤(比較例8)は、充分な視認性が得られなかった。
以上の結果から、本発明を適用した浴室用液体洗浄剤は、視認性に優れ、かつ、染着の抑制効果に優れることが確認できた。

Claims (5)

  1. (A)成分:界面活性剤と、
    (B)成分:下記一般式(I)で表される化合物及び下記一般式(II)で表される化合物から選ばれる1種以上の化合物(b1)、及び下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる1種以上のグリコール系溶剤である化合物(b2)を含む水溶性溶剤と、
    (C)成分:水溶性色素と、を含有し、
    (b1)成分/(b2)成分で表される質量比が0.1〜80であり、
    (b1)成分/{(A)成分+((B)成分−(b1)成分)}で表される質量比が0.9以上であることを特徴とする、浴室用液体洗浄剤。
    HO(CHCH(OH)CHO)H ・・・(I)
    ただし、式(I)中、nは1〜10の数である。
    HO(CHCHO)H ・・・(II)
    ただし、式(II)中、mは1〜25の数である。
    −O−(C O) −(C O) −R ・・・(III)
    ただし、式(III)中、R 及びR は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基若しくはアルケニル基、フェニル基又はベンジル基である。xはオキシエチレン基の平均繰返し数を表す数であり、0〜5である。yはオキシプロピレン基の平均繰返し数を表す数であり、0〜5である。xとyが同時に0になることはなく、またR 及びR が同時に水素原子で、かつ、yが0になることもない。
  2. 前記(A)成分が非石鹸系アニオン界面活性剤であることを特徴とする、請求項1に記載の浴室用液体洗浄剤。
  3. さらに、アミノカルボン酸型キレート剤を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の浴室用液体洗浄剤。
  4. 前記(C)成分が緑色3号とダイレクトブルー86を含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の浴室用液体洗浄剤。
  5. 前記緑色3号と前記ダイレクトブルー86の質量比(緑色3号/ダイレクトブルー86)が30/70〜70/30であることを特徴とする、請求項に記載の浴室用液体洗浄剤。
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