JP6866285B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、着用物品に対するずれを防止するための粘着部を有する吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、大人用失禁パッド又は尿取りパッドのような吸収性物品は、使用時に、着用者に着用される着用物品の内側に取り付けられる。一般に、着用物品の内側に取り付けられる吸収性物品は、着用物品に対する吸収性物品のずれを防止するための粘着部を有する。この粘着部は、吸収性物品の肌面側(着用者の肌に面する側)とは反対側の面に設けられる。
特許文献1に記載された吸収性物品は、後方に延出可能に折り畳まれた延出可能部を有する。吸収性物品は、肌面側から見て山折りされた第1折り部と、肌面側から見て谷折りされた第2折り部と、を有する。すなわち、吸収性物品の第1折り部よりも後方の部分は、第1折り部において、非肌面側に折り返されている。また、吸収性物品の第2折り部よりも後方の部分は、第2折り部においてさらに非肌面側に折り返されている。延出可能部は、吸収性物品の展開状態、すなわち延出可能部の延出状態において、第1折り部よりも後方の領域に相当する。ここで、延出可能部は、吸収性物品の、第1折り部よりも前方の部分に対して非肌面側に重なるように配置される。
吸収性物品は、延出可能部が延出されていない状態、すなわち前後方向に短い状態と、延出可能部が延出された状態、すなわち前後方向に長い状態の両方で使用可能になっている。
国際公開第2016/032488号
本願の発明者は、特許文献1に記載された吸収性物品を着用物品に取り付けた状態で、着用物品の延出可能部を引き出すことを考えた。しかしながら、特許文献1に記載された吸収性物品では、延出可能部の折り畳まれた部分に仮止めが設けられていないため、折り畳まれた部分が自然に展開されたり、浮き上がったりする可能性がある。したがって、延出可能部の位置がずれたり、延出可能部が裏面シートの粘着部に付着したりしてしまう。よって、吸収性物品を着用物品に取り付けにくい。
したがって、着用物品に取り付け易い延出可能部を有する吸収性物品が望まれる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、着用者の肌側に向けられる表面シートと、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、前記前後方向の中心を含む本体部と、少なくとも前記本体部における前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部と、前記本体部と厚み方向に重なるように折り畳まれ、前記本体部よりも外側に延出可能な延出可能部と、を有する。前記延出可能部は、前記表面シートが向かい合うように前記吸収性物品を折り返す第1折り部と、前記裏面シートが向かい合うように前記吸収性物品を折り返す第2折り部と、の間の領域を少なくとも含む。前記延出可能部と前記本体部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の領域で、仮止め部によって仮止めされている。
図1は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。 図2は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。 図3は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。 図4は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。 図5は、第1実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ移行するようすを示す模式図である。 図6は、第1実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ移行するようすを示す模式図である。 図7は、第1実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ移行するようすを示す模式図である。 図8は、第2実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ移行するようすを示す模式図である。 図9は、第2実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ移行するようすを示す模式図である。 図10は、第2実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ移行するようすを示す模式図である。 図11は、肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。 図12は、非肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。 図13は、肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。 図14は、非肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、着用者の肌側に向けられる表面シートと、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、前記前後方向の中心を含む本体部と、少なくとも前記本体部における前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部と、前記本体部と厚み方向に重なるように折り畳まれ、前記本体部よりも外側に延出可能な延出可能部と、を有する。前記延出可能部は、前記表面シートが向かい合うように前記吸収性物品を折り返す第1折り部と、前記裏面シートが向かい合うように前記吸収性物品を折り返す第2折り部と、の間の領域を少なくとも含む。前記延出可能部と前記本体部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の領域で、仮止め部によって仮止めされている。
本態様によれば、仮止め部により、延出可能部の非延出状態において、延出可能部が本体部から浮き上がることを抑制することができる。したがって、使用者が使用前に吸収性物品を扱っている際に、延出可能部が本体部から浮き上がったり、本体部からずれたりすることによって、延出可能部が本体部の粘着部に付着してしまうことを抑制することもできる。したがって、着用物品に取り付け易い延出可能部を有する吸収性物品を提供することができる。
好ましい一態様によれば、吸収性物品は、前記表面シートと前記裏面シートとの間に吸収コアを有し、前記仮止め部は、前記吸収コアを避けた位置に設けられている。
吸収コアを避けた位置で仮止めするため、仮止め部を剥がす際に吸収コア上の表面シートにダメージが及ぶことを抑制することができ、吸収コアからの液体の漏れを抑制できる。
また、仮止め部が溶着により形成される場合、仮止めを行う両シートは互いに厚み方向に押しつけられながら溶着される。したがって、仮止め部を比較的厚みの大きい吸収コアを避けた位置に配置することによって、吸収性物品の製造時に仮止めし易い。
好ましい一態様によれば、前記延出可能部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1部分と、非延出状態で前記第1部分に厚み方向に重なる第2部分と、を含み、前記仮止め部は、前記本体部と前記第1部分と前記第2部分とが重なった領域に設けられている。
これにより、延出可能部をしっかりと仮止めすることができる。
好ましい一態様によれば、前記延出可能部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1部分と、非延出状態で前記第1部分に厚み方向に重なる第2部分と、を含み、前記仮止め部は、前記本体部と前記第1部分とが重なり、かつ前記第1部分と前記第2部分とが重なっていない領域に設けられている。
これにより、比較的弱い力で仮止め部が外れるため、使用者は、延出可能部を引き出し易い。
好ましい一態様によれば、前記第1折り部と前記第2折り部との間の前記仮止め部は、前記延出可能部の非延出状態で前記第1折り部と前記第2折り部のうち前記延出可能部の延出方向の上流側の折り部に近い方に位置する。
これにより、使用者が、延出可能部を引き出す際に、まず仮止め部が外れてから、延出可能部が引き出される。これにより、仮止め部に引き出す際の力がしっかりとかかるので、使用者は、仮止め部を容易に外すことができる。
好ましい一態様によれば、前記第1折り部と前記第2折り部との間の前記仮止め部は、前記延出可能部の非延出状態で前記第1折り部と前記第2折り部のうち前記延出可能部の延出方向の下流側の折り部に近い方に位置する。
これにより、使用者が、延出可能部を引き出した際に、最大限引き出す直前に仮止め部が外れる。したがって、使用者は、仮止め部が外れる感触によって延出可能部を最大限引き出したかどうかを認識することができる。
好ましい一態様によれば、前記延出可能部は、前記本体部よりも前方又は後方に延出可能に構成されている。
使用者は、腹側又は後側から着用物品の中に手を入れやすい。したがって、延出可能部が前方又は後方に延出可能であれば、使用者は、吸収性物品が貼り付けられた状態の着用物品の装着中に、延出可能部を延出し易い。
好ましい一態様によれば、前記第2折り部は、前記延出可能部の延出状態において前記第1折り部よりも前記吸収性物品の中心から遠い方に位置する。
本態様によれば、裏面シートが向かい合うように吸収性物品を折り返す第2折り部が、表面シートが向かい合うように吸収性物品を折り返す第1折り部よりも吸収性物品の中心から遠い方に位置することになる。これにより、延出可能部は、非延出状態において、本体部の肌面側に折り畳まれることになる。したがって、吸収性物品の本体粘着部を下着のような着用物品に貼り付けた状態で使用者が延出可能部を引っ張ったときに、延出可能部が着用物品と擦れ難い。よって、使用者は、容易に延出可能部を延出することができる。
好ましい一態様によれば、前記表面シートは不織布から構成されており、前記仮止め部は、少なくとも前記延出可能部における前記表面シートと、前記本体部における前記表面シートとを接合する接合部である。
本態様によれば、不織布どうしの溶着部を引きはがした際、不織布の表面の繊維が少し剥がれるものの、不織布を構成する繊維は残るため、不織布に穴が空き難い。したがって、仮止め部を剥がした際に、表面シートを構成する不織布に繊維を含まない穴が空いてしまうことを抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記粘着部は、前記幅方向から見て少なくとも前記本体部の前記仮止め部の位置に重なっている。
これにより、仮止め部の付近において本体部は、本体粘着部によって着用物品にしっかりと固定された状態となる。この状態で使用者が延出可能部を引っ張ることによって、仮止め部に力がかかり易く、本体部と延出可能部との仮止め部を剥がし易い。
好ましい一態様によれば、前記第1折り部は、前記延出可能部の延出状態において前記第2折り部よりも前記吸収性物品の中心から遠い方に位置する。
本態様によれば、表面シートが向かい合うように吸収性物品を折り返す第1折り部が、裏面シートが向かい合うように吸収性物品を折り返す第2折り部よりも吸収性物品の中心から遠い方に位置することになる。これにより、延出可能部は、非延出状態において、本体部の非肌面側に折り畳まれることになる。
(2)第1実施形態
以下、図面を参照して、第1実施形態に係る吸収性物品ついて説明する。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、大人用失禁パッド又は尿取りパッドのような吸収性物品であってよい。以下の実施形態では、吸収性物品の一例として使い捨ての生理用ナプキンについて説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。図2は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。図3は、肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。図4は、非肌面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。
吸収性物品10は、前後方向Lと幅方向Wと厚み方向Tとを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。厚み方向Tは、着用者の肌面側から非肌面側へ延びる方向であり、前後方向L及び幅方向Wに直交する方向である。肌面側は、使用時に、着用者の肌に面する側に相当する。非肌面側は、使用時に、肌面側とは反対側、すなわち着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。
吸収性物品10は、着用者の肌側に向けられる表面シート12と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シート20と、を有していてよい。表面シート12は、液透過性シートを含んでいてよい。表面シート12は、例えば液透過性の不織布によって構成されていてよい。裏面シート20は、液不透過性シートを含んでいてよい。裏面シート20は、例えば、液不透過性の合成樹脂フィルムによって構成されていてよい。
吸収性物品10は、表面シート12と裏面シート20との間に吸収体30を含んでいてよい。吸収体30は、液体を吸収する吸収材料を含む吸収コアと、吸収コアを包むコアラップと、を有していてよい。吸収材料は、例えば、パルプや高吸収性ポリマー、又はこれらの混合からなる吸収材料であってよい。コアラップは、例えばティッシュや不織布によって構成されていてよい。
吸収性物品10は、本体部11と、本体部11よりも外側に延出可能な延出可能部70と、を有していてよい。本体部11は、前述した表面シート12、裏面シート20及び吸収体30を含んでいてよい。ここで、本体部11は、吸収性物品10の前後方向Lの中心を含む領域によって規定される。
また、本体部11は、吸収体30の幅方向における外側にサイド吸収体32を有していてもよい。吸収体30及びサイド吸収体32は、前後方向Lに延びていてよい。ここで、サイド吸収体32は、吸収体30から離れて設けられていてもよい。
少なくとも本体部11における裏面シート20の非肌面側に、本体粘着部50が設けられている。本体粘着部50は、吸収性物品10の使用時に、例えば下着のような着用物品に貼り付けられる。
延出可能部70は、少なくとも表面シート12及び裏面シート20を含んでいてよい。延出可能部70は、好ましくは吸収体30を含む。具体的には、吸収体30は、延出可能部70における少なくとも第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域に設けられていてよい。より好ましくは、吸収体30は、延出可能部70における第2折り部FL2と、延出方向における先端との間の領域に設けられていてよい。これにより、延出可能部70が引き出された状態では、吸収性物品10の内で吸収体30が設けられた領域が広がる。
延出可能部70は、本体部11よりも前方又は後方に延出可能に構成されていることが好ましい。本実施形態では、延出可能部70は、本体部11の肌面側に折り畳まれている。
具体的一例として、第1実施形態では、吸収性物品10は、幅方向Wに沿って延びる第1折り部FL1と、幅方向Wに沿って延びる第2折り部FL2と、を有する。第1折り部FL1は、表面シート12が向かい合うように吸収性物品10を折り返すよう構成されている。すなわち、第1折り部FL1は、肌面側から見て谷折りに折られる折り部に相当する。
第2折り部FL2は、裏面シート20が向かい合うように吸収性物品10を折り返すよう構成されている。すなわち、第2折り部FL2は、肌面側から見て山折りに折られる折り部に相当する。
第1折り部FL1と第2折り部FL2の少なくとも一方、好ましくは両方に沿って、吸収体30の吸収コアを構成する吸収材料が存在しない領域、又は吸収材料の目付が低い領域が延びていることが好ましい。これにより、第1折り部FL1と第2折り部FL2の少なくとも一方、好ましくは両方が、折り畳まれ易くなっている。したがって、延出可能部70が、非延出状態で本体部11から浮き上がることを抑制することができる。
第1折り部FL1及び/又は第2折り部FL2に沿って、吸収体30の吸収コアを構成する吸収材料の目付が低い領域が延びている場合、第1折り部FL1及び/又は第2折り部FL2においても経血を吸収できる。すなわち、第1折り部FL1及び/又は第2折り部FL2での折り易さと、経血を吸収する領域の確保とを両立できる。
一方で、第1折り部FL1及び/又は第2折り部FL2に沿って、吸収体30の吸収コアを構成する吸収材料が実質的に存在しない場合、第1折り部FL1及び/又は第2折り部FL2に折り癖が付きにくく、吸収性物品の延出可能部70が、着用者の肌に沿って湾曲し、肌にフィットし易くなる。すなわち、第1折り部FL1及び/又は第2折り部FL2での折り易さと、吸収性物品の肌へのフィット性を両立できる。
第2折り部FL2は、延出可能部70の延出状態(図3及び図4参照)において第1折り部FL1よりも吸収性物品10の前後方向Lにおける中心から遠い方に位置することが好ましい。本実施形態では、第2折り部FL2は、延出可能部70の延出状態(図3及び図4参照)において第1折り部FL1よりも後側に位置する。本態様によれば、延出可能部70の後方端部が吸収性物品10の後方に向くため、使用者は、吸収性物品10が下着のような着用物品に取り付けられ、かつ当該着用物品を装着した状態で延出可能部70を掴みやすい。
延出可能部70は、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の第1部分72と、非延出状態において第1部分72よりも肌面側に位置する第2部分74と、を有する。延出可能部70の第2部分74は、延出可能部70の展開状態において、第2折り部FL2よりも吸収性物品10の前後方向Lの中心から遠い領域によって規定される。
ここで、着用物品の装着前に前後方向Lに長い従来の吸収性物品を着用物品に貼り付けた場合、使用者による着用物品の装着の過程で、吸収性物品の一部、特に後側の端部が、着用物品の幅方向における中心から位置ずれすることがあった。本実施形態では、延出可能部70を延出させない状態で、吸収性物品10を着用物品に貼りつけることができる。ここで、吸収性物品10は、本体粘着部50によって着用物品に貼りつけられる。そして、使用者は、延出可能部70の非延出状態で、着用物品を装着する。ここで、延出可能部70の非延出状態では、吸収性物品10のサイズが小さいため、使用者による着用物品の装着の過程において、吸収性物品10の一部の位置ずれが抑制される。それから、使用者は、着用物品を装着した状態で、着用物品の中に手を入れ、延出可能部70を掴んで、延出可能部70を延出させることができる。
延出可能部70は前方又は後方に延出可能に構成されており、延出方向における延出可能部70の端部は、吸収性物品10の前方又は後方に向けられていることが好ましい。さらに、延出可能部70は後方に延出可能に構成されていることがより好ましい。これにより、使用者は、吸収性物品10が下着のような着用物品に取り付けられた状態で延出可能部70を掴みやすい。特に、使用者が着用物品を装着した状態では、使用者は、着用物品を視認し難い。この場合であっても、延出可能部70の端部が、吸収性物品10の前方又は後方に向けられていることによって、使用者は、延出可能部70を掴み易くなっている。
前後方向Lにおける延出可能部70の第2部分74の長さは、前後方向Lにおける延出可能部70の第1部分72の長さよりも長いことがより好ましい。これにより、延出可能部70の第2部分74が、第1部分72よりも前方又は後方に突出する。したがって、使用者は、吸収性物品が下着のような着用物品に取り付けられ、かつ着用物品を装着した状態で、延出可能部70の第2部分74をより掴みやすくなる。
延出可能部70の第1部分72と厚み方向に重複する本体部11の幅方向Wにおける幅は、第1部分72の幅方向Wにおける幅よりも長いことが好ましい。これにより、延出可能部70の非延出状態において、本体部11の幅方向Wの外側部が、延出可能部70の第1部分72から外側にはみ出した状態になる(図1参照)。ここで、着用物品を装着した状態では、使用者は、吸収性物品10の延出可能部70を視認し難い。そのため、吸収性物品10の外形を手で触って延出可能部70を探す場合、使用者は、延出可能部70と、延出可能部70からはみ出した本体部11との触感の違いにより、延出可能部70を見つけることができる。
また、延出可能部70の第1部分72の幅方向Wにおける幅は、延出可能部70の第2部分74の幅方向Wにおける幅よりも長いことが好ましい。これにより、延出可能部70の非延出状態において、延出可能部70の第1部分72が、第2部分74よりも幅方向Wの外側に突出する(図1参照)。したがって、延出可能部70の第1部分72における裏面シート20が、肌面側に露出する。これにより、使用者は、吸収性物品10が着用物品に取り付けられた状態で、触感で第1部分72における裏面シート20を認識することができる。よって、使用者は、視認しにくい状態においても触感によって延出可能部70を認識し易い。特に、表面シート12が不織布から構成されており、かつ裏面シート20が合成樹脂フィルムから構成されている場合、使用者は、触感の違いを容易に認識することができる。
延出可能部70の第2部分74のうち、少なくとも延出可能部70の非延出状態において第1部分72よりも前方又は後方に突出する部分は、本体部11とは異なる触感を有することが好ましい。図2に示す例では、延出可能部70の非延出状態において、第1折り部FL1よりも後方に突出した領域の非肌面側は、例えば不織布によって構成されていてよい。一方、本体部11の裏面シート20は合成樹脂フィルムによって構成されていてよい。
吸収性物品10が着用物品に取り付けられた状態で、使用者が着用物品に両脚を入れている場合、使用者は、吸収性物品10を視認し難い。この状態であっても、少なくとも延出可能部70の非延出状態において第1折り部FL1よりも前方又は後方に突出する部分が、本体部11(本体部の裏面シート20)とは異なる触感を有するため、使用者は、触感によって容易に延出可能部70を認識することができる。
本体粘着部50の少なくとも一部は、延出可能部70の非延出状態において、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域と厚み方向に重なる領域に設けられていることが好ましい。図2に示す態様では、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域と厚み方向に重なる領域に設けられた本体粘着部50は、幅方向Wにおける中心を挟んで両側に設けられている。これにより、本体部11の、延出可能部70と厚み方向に重なる領域が、しっかりと着用物品に貼り付けられる。したがって、使用者が延出可能部70を引っ張ったときに、本体部11がしっかりと着用物品に固定されたまま、延出可能部70を延出させることができる。
本体粘着部50は、延出可能部70の第1部分72には設けられていないことが好ましい。これにより、本体粘着部50によって延出可能部70が折りたたまれた状態で接合されることによって延出可能部70が引き出し難くなることを抑制できる。
また、延出可能部70の第2部分74の非肌面側には、必要に応じて第2粘着部56が設けられていてよい。第2粘着部56は、延出可能部70の非延出状態において、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域と厚み方向に重なる領域に設けられていてよい。これにより、延出可能部70の延出状態において、延出可能部70をしっかりと着用物品に貼り付けることができる。この場合、延出可能部70を容易に延出できるよう、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域の非肌面側は、離型処理されていてもよい。なお、第2粘着部56は、後述する第2実施形態及び第3実施形態に係る吸収性物品にも適用できる。
図5、図6及び図7は、第1実施形態に係る吸収性物品において、延出可能部70を非延出状態から延出状態へ延出するようすを示している。延出可能部70は、吸収性物品が下着のような着用物品に取り付けられ、かつ着用者が着用物品を装着した状態で延出させられる。
延出可能部70が本体部11の肌面側に折り畳まれている場合、吸収性物品10の本体粘着部50を下着のような着用物品に貼り付けた状態で使用者が延出可能部70を引っ張ったときに、延出可能部70が着用物品Uと擦れ難い(図5〜7も参照)。特にショーツのような着用物品Uは、着用者の肌にフィットするように収縮性を有することが多い。このような着用物品Uは、吸収性物品の非肌面側を押圧することになる。しかしながら、本実施形態では、延出可能部70が本体部11の肌面側に折り畳まれているため、延出可能部70が着用物品Uと擦れ難い。したがって、使用者は、容易に延出可能部70を延出させることができる。
また、延出可能部70の展開状態において、肌面側から見て山折りの第2折り部FL2が、肌面側から見て谷折りの第1折り部FL1よりも前後方向Lの中心から遠くに位置することが好ましい。この場合、延出可能部70を延出させる際に、肌面側から見て山折りの第2折り部FL2が着用者の肌の方に突出するように変形する(図5〜図7参照)。ここで、使用者が、着用物品の中に手を入れ、延出可能部70を掴んだ場合、着用者の手の位置付近において、延出可能部70付近の位置と着用者の臀部との間には、手の挿入に起因する隙間が生じる。そして、延出可能部70を延出させる際、第2折り部FL2の位置は、使用者の手が背側に持ち上がるとともに、背側に移動する。すなわち、着用物品Uから着用者の肌に向かって突出する第2折り部FL2の位置は、使用者の手の位置付近に存在し続ける。そのため、第2折り部FL2の位置は、手の挿入に起因する隙間の位置に存在し易いため、着用物品Uと肌とに挟まれ難い。したがって、使用者は、特に延出可能部70を延出させ易い。
また、図1〜図4に示すように、吸収性物品10は、本体部11と延出可能部70とを仮止めする仮止め部60を有することが好ましい。仮止め部60は、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域に設けられていることがより好ましい。すなわち、延出可能部70と本体部11は、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域で、仮止め部60によって仮止めされていることがより好ましい。
仮止め部60は、使用者が延出可能部70を引っ張ることにより外すことができる、すなわち展開可能な程度の接合力で止められた部分によって規定される。仮止め部60は、例えばホットメルト接着剤のような接着剤、熱溶着による接合部、又は超音波溶着による接合部等によって形成することができる。
仮止め部60により、延出可能部70の非延出状態において、延出可能部70が本体部11から肌側に浮き上がることを抑制することができる。したがって、吸収性物品10の本体粘着部50を下着のような着用物品に貼り付けた状態で着用物品を引き上げる際に、使用者は、延出可能部70の形状を保ったまま、着用物品を装着できる。これにより、着用時に延出可能部70が肌と擦れるといった違和感を抑制できる。
さらに、使用者が使用前に吸収性物品10を扱っている際に、延出可能部70が本体部11から浮き上がったり、本体部11からずれたりすることによって、延出可能部70が本体部11の本体粘着部50に付着してしまうことを抑制することもできる。
本実施形態では、仮止め部60は、本体部11と、延出可能部70の第1部分72と、延出可能部70の第2部分74とが重なった領域に設けられている。これにより、延出可能部70が本体部11から浮き上がらないよう、延出可能部70をしっかりと仮止めすることができる。
第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の仮止め部60は、非延出状態で第1折り部FL1と第2折り部FL2のうち延出可能部70の延出方向の上流側の折り部に近い方に位置することが好ましい。具体的には、本実施形態では、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の仮止め部60は、第1折り部FL1よりも第2折り部FL2に近い方に位置することが好ましい(図1〜図4参照)。これにより、使用者が、延出可能部70を引き出す際に、まず仮止め部60が外れてから、延出可能部70が引き出される。したがって、仮止め部60に引き出す際の力がしっかりとかかるので、使用者は、仮止め部60を容易に外すことができる。
仮止め部60は、吸収体30の吸収コアを避けた位置62に設けられていることが好ましい。吸収体30の吸収コアを避けた位置で仮止めされる場合、仮止め部60を剥がす際に吸収コア上の表面シート12にダメージが及ぶことを抑制することができる。これにより、液体を吸収した吸収体30からの液体の漏れを抑制できる。
また、仮止め部60が熱溶着又は超音波溶着により形成される場合、仮止め部60を比較的厚みの大きい吸収コアを避けた位置に配置することによって、吸収性物品の製造時に仮止めし易い。
本体粘着部50は、幅方向Wから見て少なくとも本体部11の仮止め部60の位置に重なっていることが好ましい。より好ましくは、本体粘着部50と、本体粘着部50よりも幅方向Wの外側に位置する粘着部54とが、幅方向において、仮止め部60を挟むように設けられていてよい。これにより、仮止め部60の付近において本体部11は、本体粘着部50によって着用物品にしっかりと固定された状態となる。この状態で使用者が延出可能部70を引っ張ることによって、仮止め部60に力がかかり易く、本体部11と延出可能部70との仮止め部を剥がし易い。
本体粘着部50は、幅方向Wにおいて仮止め部60よりも内側に設けられていてよい。
表面シート12が不織布から構成されている場合、仮止め部60は、少なくとも延出可能部70における表面シート12と、本体部11における表面シート12とを接合する接合部によって構成されていることが好ましい。不織布どうしの接合部を引きはがした際、不織布の表面の繊維が少し剥がれるものの、不織布の破れは生じ難い。したがって、仮止め部60を剥がした際に、表面シート12が破損してしまうことを抑制できる。
(3)第2実施形態
次に、第2実施形態に係る吸収性物品について説明する。図8、図9及び図10は、第2実施形態に係る吸収性物品において非延出状態から延出状態へ延出可能部を延出するようすを示している。ここで、第2実施形態に係る吸収性物品は、上記第1実施形態に係る吸収性物品10とほぼ同様である。ただし、第2実施形態に係る吸収性物品では、延出可能部70の展開状態において、肌面側から見て山折りの第2折り部FL2が、肌面側から見て谷折りの第1折り部FL1よりも前後方向Lの中心近くに位置する。すなわち、延出可能部70が本体部11の非肌面側に折り畳まれている(図8参照)。
第2実施形態に係る吸収性物品では、延出可能部70を延出させる際に、延出可能部70の第1折り部FL1が着用物品Uと擦れることになる。また、第2実施形態では、延出可能部70を延出させる際に、肌面側から見て山折りの第2折り部FL2が着用者の肌の方に突出するように変形する(図8〜図10参照)。ここで、延出可能部70を延出させる際、第2折り部FL2の位置は、使用者の手が背側に持ち上がったとしても、背側に移動しない。すなわち、着用物品Uから着用者の肌に向かって突出する第2折り部FL2の位置は、相対的に使用者の手の位置から離れることになる。この場合であっても、使用者は、着用物品を装着した状態で延出可能部70を延出させることができる。
(4)第3実施形態
次に、第3実施形態に係る吸収性物品について、説明する。図11は、肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。図12は、非肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の非延出状態における平面図である。図13は、肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。図14は、非肌面側から見た第3実施形態に係る吸収性物品の延出状態における平面図である。図11〜図14において、第1実施形態と同様の構成要件については、同じ符号が付されている。なお、以下では、第1実施形態と同様の構成要件については、その説明を省略することがある。
第3実施形態では、吸収性物品は、吸収体30よりも幅方向外側に延出したウイング16と、ウイング16よりも後方で吸収体30よりも幅方向外側に延出したヒップフラップ18と、を有する。ウイング16は、使用時に着用物品の非肌面側に折り返される。
第3実施形態において、延出可能部70は、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の第1部分72と、非延出状態で第1部分72よりも肌面側に位置する第2部分74と、を含む。仮止め部60は、本体部11と延出可能部70の第1部分72とが重なり、かつ第1部分72と第2部分74とが重なっていない領域に設けられている。これにより、第1実施形態と比較すると、比較的弱い力で仮止め部60が外れるため、使用者は、延出可能部70を弱い力で引き出し易くなる。
また、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の仮止め部60が、本体部11と延出可能部70の第1部分72とが重なり、かつ第1部分72と第2部分74とが重なっていない領域に設けられている場合、延出可能部70の第2部分74は、延出可能部70の第1部分72から自然に浮き上がってしまうことがある。そのため、延出可能部70の第2部分74の非肌面側に第2粘着部56が設けられることがより好ましい。より詳細には、第2粘着部56は、延出可能部70の非延出状態において、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の領域と厚み方向に重なる領域に設けられる。これにより、本体部11と延出可能部70の第1部分72とが仮止め部60によって止着され、延出可能部70の第1部分72と第2部分74とが第2粘着部56によって止着される。
本実施形態では、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の仮止め部60は、非延出状態で第1折り部FL1と第2折り部FL2のうち延出可能部70の延出方向の下流側の折り部に近い方に位置することが好ましい。具体的には、本実施形態では、第1折り部FL1と第2折り部FL2との間の仮止め部60は、第2折り部FL2よりも第1折り部FL1に近い方に位置する。これにより、使用者が、延出可能部70が最大限引き出される直前に仮止め部60が外れることになる。したがって、使用者は、仮止め部60が外れる感触によって延出可能部70を最大限引き出したかどうかを認識することができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
例えば、第1〜第3実施形態において、仮止め部60は、幅方向Wにおける中心を挟んで両側に設けられている。この代わりに、仮止め部60は、幅方向Wにおける中央部に設けられていてもよい。この場合、仮止め部60は、厚み方向に吸収コアに重なる領域に設けられていてもよい。この場合、例えば、仮止め部60は、本体部11と第1部分72とのみを接合するように形成されていてもよく、本体部11と第1部分72と第2部分74とを接合するように配置されてもよい。
上記実施形態によれば、着用物品に取り付けられた状態で延出可能部を引き出し易い吸収性物品を提供することができる。
10 吸収性物品
11 本体部
12 表面シート
20 裏面シート
30 吸収体
60 仮止め部
70 延出可能部
FL1 第1折り部
FL2 第2折り部
L 前後方向
W 幅方向

Claims (10)

  1. 前後方向と、
    前記前後方向に直交する幅方向と、
    着用者の肌側に向けられる表面シートと、
    前記着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シートと、
    前記前後方向の中心を含む本体部と、
    少なくとも前記本体部における前記裏面シートの非肌面側に設けられた粘着部と、
    前記本体部と厚み方向に重なるように折り畳まれ、前記本体部よりも外側に延出可能な延出可能部と、を有する吸収性物品であって、
    前記延出可能部は、前記表面シートが向かい合うように前記吸収性物品を折り返す第1折り部と、前記裏面シートが向かい合うように前記吸収性物品を折り返す第2折り部と、の間の領域を少なくとも含み、
    前記延出可能部と前記本体部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の領域で、仮止め部によって仮止めされており、
    前記仮止め部は、少なくとも前記延出可能部における前記表面シートと、前記本体部における前記表面シートとを接合する接合部であり、
    前記延出可能部は、前記本体部よりも前方又は後方に延出可能に構成されている、吸収性物品。
  2. 前記表面シートと前記裏面シートとの間に吸収コアを有し、
    前記仮止め部は、前記吸収コアを避けた位置に設けられている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記延出可能部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1部分と、非延出状態で前記第1部分に前記厚み方向に重なる第2部分と、を含み、
    前記仮止め部は、前記本体部と前記第1部分と前記第2部分とが重なった領域に設けられている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記延出可能部は、前記第1折り部と前記第2折り部との間の第1部分と、非延出状態で前記第1部分に前記厚み方向に重なる第2部分と、を含み、
    前記仮止め部は、前記本体部と前記第1部分とが重なり、かつ前記第1部分と前記第2部分とが重なっていない領域に設けられている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1折り部と前記第2折り部との間の前記仮止め部は、前記延出可能部の非延出状態で前記第1折り部と前記第2折り部のうち前記延出可能部の延出方向の上流側の折り部に近い方に位置する、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記第1折り部と前記第2折り部との間の前記仮止め部は、前記延出可能部の非延出状態で前記第1折り部と前記第2折り部のうち前記延出可能部の延出方向の下流側の折り部に近い方に位置する、請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記第2折り部は、前記延出可能部の延出状態において前記第1折り部よりも前記吸収性物品の中心から遠い方に位置する、請求項1からのいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記表面シートは不織布から構成されている、請求項1からのいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記粘着部は、前記幅方向から見て少なくとも前記本体部の前記仮止め部の位置に重なっている、請求項1からのいずれか1項に記載の吸収性物品。
  10. 前記第1折り部は、前記延出可能部の延出状態において前記第2折り部よりも前記吸収性物品の中心から遠い方に位置する、請求項1からのいずれか1項に記載の吸収性物品。
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