JP6865641B2 - コンバイン - Google Patents
コンバイン Download PDFInfo
- Publication number
- JP6865641B2 JP6865641B2 JP2017111966A JP2017111966A JP6865641B2 JP 6865641 B2 JP6865641 B2 JP 6865641B2 JP 2017111966 A JP2017111966 A JP 2017111966A JP 2017111966 A JP2017111966 A JP 2017111966A JP 6865641 B2 JP6865641 B2 JP 6865641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circumferential direction
- sprocket
- feeder
- recess
- endless chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
そして、スプロケットは、図8に示すように、スプロケット100の周方向に隣接する歯Hどうしの間に位置して無端チェーン102のピン部102Aが係入可能な凹部103を、備えて構成されている。
また、凹部103は、隣合う歯Hのうち、周方向において一方側に位置する歯Hの周方向での他方側の側部103aと、周方向において他方側に位置する歯Hの周方向での一方側の側部103bとが、無端チェーン102のピン部102Aの外周面に沿って連続した湾曲形状に形成してあった。
上述した従来のコンバインによれば、図8に示すように、スプロケット100の凹部103の内周部は、無端チェーン102のピン部102Aの外周面に沿った湾曲形状であるから、その凹部103に刈取穀稈Kが位置すると、その上にピン部102Aが乗るために、無端チェーン102のその部分が拡径側に押し上げられた状態となる。
従って、隣接個所では、ピン部102Aが凹部103の底から浮き上がった状態となる。このピン部102Aの位置ずれは、隣接する各ピン部102Aにそれぞれ累積された状態で現れる。そして、位置ずれの累積量が凹部103のピッチに達すると、一歯ずれた状態で噛合うようになる(図10参照)。
歯飛びが生じると、一対の無端チェーンにわたって取り付けられている搬送体も搬送方向に対して傾斜した姿勢になり、無端チェーンと搬送体との取付部に偏応力が作用し、変形や破損する虞がある。
また、搬送体が傾斜している状態は、無端チェーンが緩んでいる状態と勘違いし易いから、誤った認識を生み、無端チェーンの張りを強める等の誤対応をとってしまう虞もある。
前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を前記走行機体の後方向きに搬送するフィーダと、が備えられ、
前記フィーダに、フィーダケースと、前記フィーダケースにおける搬送方向での一端部側に、前記走行機体の左右方向に沿った横軸芯周りに回転可能な状態で、前記横軸芯方向に間隔をあけた状態に位置している複数のスプロケットと、前記フィーダケースにおける搬送方向での他端部側に、横軸芯周りに回転可能な状態で支持されている回転体と、前記各スプロケットと前記回転体とに亘って巻き掛けられている複数の無端チェーンと、前記無端チェーンの長手方向に間隔をあけた位置に、前記複数の無端チェーンに亘って取り付けられて、前記無端チェーンの回転に伴って前記刈取穀稈を搬送方向に移動させる搬送体と、が備えられ、
前記スプロケットに、前記スプロケットの周方向に隣接する歯どうしの間に位置して前記無端チェーンのピン部が係入可能な凹部が備えられ、
前記凹部に、隣合う前記歯のうち、前記周方向において一方側に位置する歯の前記周方向での他方側の側部と、前記周方向において他方側に位置する歯の前記周方向での一方側の側部と、前記他方側の側部と前記一方側の側部とに亘って設けられ、前記周方向に沿う平坦形状の底部と、が備えられ、
前記無端チェーンは、複数のリンク部材が複数の前記ピン部により連結されて構成されており、隣合う前記ピン部のそれぞれが、前記スプロケットにおける隣合う前記凹部に入り込んで、一つの前記凹部に一つの前記ピン部のみが係入するように構成され、)
前記底部の前記周方向における長さは、前記歯の根元の前記周方向の長さよりも長く、かつ前記ピン部の直径の2倍以上に設定されているところにある。
また、隣接する他の凹部においても、同様に嵌合するピン部が前記周方向に移動できるから、隣接する各凹部それぞれにおいても、ピン部が歯の側部に乗り上げ難くなり、その結果、前記歯飛びが生じ難くなる。
図1は、本発明に係るコンバインの一実施形態である普通型コンバインを示すもので、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2に、軸流型の脱穀装置3と穀粒貯留用の穀粒タンク4が左右に並列して配備されている。
脱穀装置3の前部に横軸芯周りに上下揺動自在に刈取穀稈搬送用のフィーダ6が連結され、このフィーダ6の前端に、略機体横幅に相当する刈幅を有する刈取部7が連結されている。
搬送デッキ29の前端に沿って左右の側板30に亘ってバリカン型の刈取装置32が配備されている。また、左右の側板30に亘って、刈取穀稈Kを機体横幅方向中間側に向けて寄せ集め搬送する横送りオーガ33が架設され、フィーダ6の前端入口に刈取穀稈Kを供給できるように構成されている。
図1〜3に示すように、フィーダ6は、角筒状に形成されたフィーダケース37と、そのフィーダケース37の内部で、搬送方向での後端部側(一端部側に相当)に、走行機体2の左右方向に沿った横軸芯X1周りに回転駆動可能な状態に備えられた駆動軸38と、駆動軸38に横軸芯X1方向に間隔をあけて備えられた一対のスプロケット39と、フィーダケース37における搬送方向での前端部側(他端部側に相当)に、横軸芯X2周りに回転可能な状態で支持されているドラム(回転体の一例)41と、各スプロケット39とドラム41とに亘って巻き掛けられている一対の無端チェーン42と、無端チェーン42の長手方向に間隔をあけた位置に、一対の無端チェーン42に亘って横向きに取り付けられて、無端チェーン42の回転に伴って刈取穀稈Kを引っ掛けて搬送方向に移動させる搬送体43と、無端チェーン42の張力を調整可能な張力調整機構44と、を備えている。
本実施形態においては、刈取穀稈Kの搬送経路は、無端チェーン42の下弦側とフィーダケース37の底部分との間の空間が対象となり、図中のスプロケット39が、横軸芯X1周りに左回転する状態が正転状態となる。
リンク部材Lの基本構造は、図4に示すように、縦列方向に間隔をあけて平行に配置された一対のピン42Aa(又はブッシュ42Ab)と、一対のピン42Aa(又はブッシュ42Ab)の一端部どうし、及び、他端部どうしをそれぞれ連結する一対の外プレート42Ba(又は内プレート42Bb)と、ブッシュ42Abに外嵌するローラ42Acとを備えて構成されている。
外リンクL1と内リンクL2との連結部分は、内リンクL2のブッシュ42Abの内空部に、外リンクL1のピン42Aaが内嵌することで、両リンクL1,L2が、ピン42Aa周りに、揺動可能な状態に連結されている。
具体的には、該当する外リンクL1は、外プレート42Baに、搬送体43を取り付ける為のフランジ部fが備えられ、そのフランジ部fに搬送体43がネジ固定されている。
また、搬送体43は、断面「U」字形の細長部材で構成してあり、断面「U」の湾曲開口が、無端チェーン42の循環軌跡の外方を向く状態に取り付けられている。
スプロケット39は、図5に示すように、スプロケット39の周方向に沿って複数の歯Hが設けてあり、隣合う歯Hどうしの間の凹部Uに、無端チェーン42のピン部42Aが係入できるように形成されている。尚、本実施形態における歯Hの歯先53は、周方向に沿った平坦形状に形成してある。
その結果、図6に示すように、凹部U内に刈取穀稈Kが嵌まり込んだまま、スプロケット39の凹部Uに無端チェーン42のピン部42Aが係入しても、ピン部42Aが移動できるだけの十分な余裕が凹部U内にあるため、ピン部42Aは、前記周方向に沿って移動することで刈取穀稈Kを除くことができ、刈取穀稈Kの上に乗り上げるような状態を回避できる。
よって、隣接する各ピン部42Aも、該当する凹部U内で、同様に位置ずれした状態でそれぞれの係入を維持することができ、前記歯飛びを防止することができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、回転体41そのものをドラムに替えて、スプロケットによって構成してあってもよい。
また、スプロケット39は、駆動軸38に備えるものに限らず、従動軸に配置するものであってもよい。
6 フィーダ
7 刈取部
37 フィーダケース
39 スプロケット
41 ドラム(回転体の一例)
42 無端チェーン
42A ピン部
43 搬送体
50 他方側の側部
51 底部
51a 周方向の長さ
52 一方側の側部
53 歯先
H 歯
h1 周方向の長さ
K 刈取穀稈
R ローラの外径寸法(ピン部の直径に相当)
U 凹部
X1 横軸芯
X2 横軸芯
L リンク部材
Claims (1)
- 走行機体の前部に連結された刈取部と、
前記刈取部によって刈り取られた刈取穀稈を前記走行機体の後方向きに搬送するフィーダと、が備えられ、
前記フィーダに、フィーダケースと、前記フィーダケースにおける搬送方向での一端部側に、前記走行機体の左右方向に沿った横軸芯周りに回転可能な状態で、前記横軸芯方向に間隔をあけた状態に位置している複数のスプロケットと、前記フィーダケースにおける搬送方向での他端部側に、横軸芯周りに回転可能な状態で支持されている回転体と、前記各スプロケットと前記回転体とに亘って巻き掛けられている複数の無端チェーンと、前記無端チェーンの長手方向に間隔をあけた位置に、前記複数の無端チェーンに亘って取り付けられて、前記無端チェーンの回転に伴って前記刈取穀稈を搬送方向に移動させる搬送体と、が備えられ、
前記スプロケットに、前記スプロケットの周方向に隣接する歯どうしの間に位置して前記無端チェーンのピン部が係入可能な凹部が備えられ、
前記凹部に、隣合う前記歯のうち、前記周方向において一方側に位置する歯の前記周方向での他方側の側部と、前記周方向において他方側に位置する歯の前記周方向での一方側の側部と、前記他方側の側部と前記一方側の側部とに亘って設けられ、前記周方向に沿う平坦形状の底部と、が備えられ、
前記無端チェーンは、複数のリンク部材が複数の前記ピン部により連結されて構成されており、隣合う前記ピン部のそれぞれが、前記スプロケットにおける隣合う前記凹部に入り込んで、一つの前記凹部に一つの前記ピン部のみが係入するように構成され、
前記底部の前記周方向における長さは、前記歯の根元の前記周方向の長さよりも長く、かつ前記ピン部の直径の2倍以上に設定されているコンバイン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017111966A JP6865641B2 (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | コンバイン |
CN201820860374.4U CN208836539U (zh) | 2017-06-06 | 2018-06-05 | 联合收割机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017111966A JP6865641B2 (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018201430A JP2018201430A (ja) | 2018-12-27 |
JP6865641B2 true JP6865641B2 (ja) | 2021-04-28 |
Family
ID=64954453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017111966A Active JP6865641B2 (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | コンバイン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6865641B2 (ja) |
CN (1) | CN208836539U (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638296Y2 (ja) * | 1975-06-03 | 1981-09-07 | ||
JPS5635943U (ja) * | 1979-08-29 | 1981-04-07 | ||
JPH0225961Y2 (ja) * | 1985-04-20 | 1990-07-16 | ||
US9253945B2 (en) * | 2012-09-14 | 2016-02-09 | Cnh Industrial America Llc | Self-adjusting object deflector for an agricultural harvester feeder |
JP2015035984A (ja) * | 2013-08-15 | 2015-02-23 | 株式会社クボタ | 普通型コンバイン |
JP6121468B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2017-04-26 | 株式会社クボタ | スプロケット及び汚泥掻き寄せ機 |
-
2017
- 2017-06-06 JP JP2017111966A patent/JP6865641B2/ja active Active
-
2018
- 2018-06-05 CN CN201820860374.4U patent/CN208836539U/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN208836539U (zh) | 2019-05-10 |
JP2018201430A (ja) | 2018-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015035984A (ja) | 普通型コンバイン | |
US10842069B2 (en) | Manure spreader improvements | |
JP6865641B2 (ja) | コンバイン | |
BR102018003747B1 (pt) | Tambor de transportador dianteiro | |
CN102065677A (zh) | 联合收割机的脱粒部 | |
JP7270441B2 (ja) | コンバイン | |
JP3959101B2 (ja) | コンバイン | |
JP6639961B2 (ja) | 普通型コンバイン | |
JP4546893B2 (ja) | コンバイン | |
JP6615006B2 (ja) | コンバイン | |
BR102018003704B1 (pt) | Arranjo acionador dentado para um transportador de correia sem fim para um alimentador de uma combinada agrícola | |
WO2017150630A1 (ja) | 収穫機、及び、コンバイン | |
WO2016035545A1 (ja) | 収穫機 | |
CA3059335C (en) | Manure spreader improvements | |
JP4855732B2 (ja) | コンバインの刈取装置 | |
JP6650711B2 (ja) | 収穫機 | |
JP2014162312A (ja) | クローラ走行装置 | |
JP6309869B2 (ja) | 収穫機 | |
JP6999509B2 (ja) | コンバイン | |
JP5215095B2 (ja) | 野菜収穫機 | |
JP3734555B2 (ja) | コンバインの排出オーガ | |
JP4158495B2 (ja) | コンバインの刈取搬送装置 | |
JP5018184B2 (ja) | コンバイン | |
JP2020000196A (ja) | コンバイン | |
JP4171328B2 (ja) | 汎用コンバイン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200909 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210309 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6865641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |