JP6864321B2 - 逐次成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板に工具を押し付けて移動させることにより金属板を次第に変形させて三次元形状に成形する逐次成形方法に関し、とくに、リブ付きのフランジを形成するのに用いられる逐次成形方法に関するものである。
従来の逐次成形方法としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載されているものがある。特許文献1に記載の逐次成形方法は、金属板を成形型に固定し、その周囲をローラで押圧しながら移動させることにより、金属板にフランジを形成するものである。
また、特許文献2に記載の逐次成形方法は、金属板の周囲を固定する支持枠と、板材の下面側に配置した型状押圧部材と、板材の上面側に配置した棒状の工具を使用する。型状押圧部材は、要するに成形型である。この逐次成形方法は、周囲を固定した板材の下面に型状押圧部材を押し付けて、板材を型状押圧部材により初期的に変形させ、その後、板材の上面に工具の先端を押し付けて所定経路を移動させることにより、板材をその厚さ方向に次第に変形させるものである。
特開2000−5834号公報 特開2003−236618号公報
しかしながら、上記したような従来の逐次成形方法は、いずれも成形型を用いることから、成形品の形状ごとに成形型を作製する必要があり、成形型の製作費が製造コストの多くの部分を占めているという問題点があることから、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、リブ付きのフランジを成形するに際し、成形型を廃止して製造コストの低減を実現すると共に、成形型を使用せずに、リブ付きのフランジを成形することができる逐次成形方法を提供することを目的としている。
本発明に係わる逐次成形方法は、周囲を保持した金属板に工具の先端を押し付けて移動させることにより、金属板を厚さ方向に次第に変形させて三次元形状に成形する逐次成形方法であって、角部を介して連続する第1及び第2のフランジ面に、第1フランジ面から第2フランジ面に至る稜線の両側にリブ斜面を有するリブを形成する。そして、逐次成形方法は、前記金属板に、リブの稜線を含む加工用斜面を形成した後、前記工具により、加工用斜面における稜線の両側の加工領域を角部に向けて押し込んで次第に変形させ、前記第1及び第2のフランジ面とリブを形成することを特徴としている。
本発明に係わる逐次成形方法は、金属板の片側に配置した工具により、金属板の加工用斜面に第1及び第2のフランジ面とリブを形成することとなり、成形型を廃止して製造コストの低減を実現すると共に、成形型を使用せずに、リブ付きのフランジを成形することができる。
本発明に係わる逐次成形方法の第1実施形態を説明する図であって、逐次成形方法に適用可能な装置を説明する断面図である。 成形品の一例である自動車のフェンダーパネルを示す正面図である。 金属板の折り曲げ加工を説明する斜視図である。 折り曲げ加工後の金属板を示す斜視図である。 初期段階の金属板を示す斜視図である。 図5に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図6に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図7に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図8に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図9に続いて成形完了の状態を示す斜視図である。 本発明に係わる逐次成形方法の第2実施形態を説明する図であって、成形初期の段階を示す斜視図である。 図11に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図12に続いて成形過程を説明する斜視図である。 本発明に係わる逐次成形方法の第3実施形態を説明する図であって、成形初期の段階を示す斜視図である。 図14に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図15に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図16に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図17に続いて成形過程を説明する斜視図である。 図18に続いて成形完了の状態を示す斜視図である。
〈第1実施形態〉
図1〜図10は、本発明に係わる逐次成形方法の第1実施形態を説明する図である。
逐次成形方法は、周囲を保持した金属板Aに工具3の先端を押し付けて所定の移動経路を移動させることにより、金属板Aを厚さ方向に次第に変形させて三次元形状に成形する方法である。また、この実施形態の逐次成形方法では、角部Cを介して連続する第1及び第2のフランジ面F1,F2に、第1フランジ面F1から第2フランジ面F2に至る稜線Bの両側にリブ斜面Dを有するリブRを形成する。
逐次成形方法では、図1に示すように、水平にした金属板Aの中間部を保持する固定治具1と、金属板Aの端部を保持する可動治具2と、金属板Aの上側に配置した工具3とを用いる。金属板Aは、本体部A1の端部に、リブ付きのフランジが形成される被加工部A2を有している。このため、金属板Aは、とくに、被加工部A2の周囲が固定治具1及び可動治具2により保持される。
図2は、成形品の一例である自動車のフェンダーパネルFPを示す図である。フェンダーパネルFPは、金属板Aに相当する。このフェンダーパネルFPは、図中で右側となるドア側の縁部にフランジFを有しており、このフランジFには、所定間隔でリブRが形成してある。当該逐次成形方法は、一例として、フェンダーパネルFPにリブRを有するフランジFを形成するのに用いられる。
固定治具1は、下側の固定具1Aと上側の可動具1Bとを備え、固定具1Aと可動具1Bとの間で金属板Aを挟持して強固に拘束する。可動治具2は、本体部2Aに一対の挟持部2B,2Bを開閉可能に備え、両挟持部2B,2Bの間で金属板Aを挟持して強固に拘束する。また、可動治具2は、図示しない保持装置により上下動可能に保持してある。
工具3は、球面状の先端を有する丸棒状の工具であって、その先端を金属板Aに向けた状態にして配置される。本発明の逐次成形方法は、金属板Aと工具3とが相対的に移動すれば良いので、固定治具1及び可動治具2と、工具3との少なくとも一方が移動可能であれば実施することができる。具体的には、多軸制御型の作業ロボットやNC工作機械を用いることができる。
この実施形態では、工具3が、直交する水平な2軸方向(X,Y方向)及び垂直方向(Z方向)に移動可能に保持してあり、金属板Aに対して傾斜させるために回動可能にしても良い。この場合、工具3の保持装置としては、多軸制御型の作業ロボットを用いることが望ましく、作業ロボットを採用すれば、装置の占有面積が比較的小さくなると共に、工具2の姿勢制御も容易であるなどの利点がある。
逐次成形方法は、金属板Aに、リブRの稜線Bを含む加工用斜面Sを形成する。この際、金属板Aは、プレスにより折り曲げ加工をすることも可能であるが、工具3を用いた逐次成形によって折り曲げ加工をすることができる。すなわち、図3に示すように、平坦な金属板Aに工具3を押し付けて移動させ、この際、可動治具2を上下動自在に保持することにより、工具3の経路に沿って折り曲げることができる。図示例の金属板Aは、平行な3本の折り曲げ線L1〜L3を所定間隔で設定し、各折り曲げ線L1〜L3の位置で所定方向に折り曲げを行うことで4面を形成している。
折り曲げ後の金属板Aは、図4に示すように、固定治具1で保持される縁部Eと、縁部Eに対して垂直方向に連続する第1フランジ面F1と、縁部Eと平行で且つ第1フランジ面F1に対して垂直方向に延出する第2フランジ面F2とを有している。そして、金属板Aは、第1フランジ面F1と第2フランジ面F2との間に加工用斜面Sを有している。
次に、逐次成形方法は、工具3により、加工用斜面Sにおける稜線Bの両側の加工領域KL.KRを角部Cに向けて押し込んで次第に変形させ、第1及び第2のフランジ面F1,F2とリブRを形成する。
また、逐次成形方法は、加工領域KL,KRを角部Cに向けて押し込んで次第に変形させる際、加工領域KL,KRが長方形を成し、これらの加工領域KL,KRを、長方形から、稜線Bを底辺とし且つ角部Cを頂点とする三角形に移行するように次第に変形させる。
さらに、逐次成形方法は、加工領域KL,KRを三角形に変形させた後、その頂点が角部Cに沿って稜線B側に移行するように次第に変形させる。
以下、逐次成形方法を具体的に説明する。ここで、図5には成形後の形状を仮想線で示し、理解し易くするために、図中で左側の加工領域KLにおいて、稜線Bの上端部をP1とし、稜線Bの下端部をP2とし、第1フランジ面F1と加工用斜面Sとの境界の端部(金属板Aの端部)である上位端部をP3とし、加工用斜面Sと第2フランジ面F2との境界の端部である下位端部をP4とし、角部Cとリブ斜面Dと交点をP5とする。
すなわち、逐次成形方法では、稜線Bの上端部P1から、上位端部P3、下位端部P4、稜線Bの下端部P2を経て、稜線Bの上端部P1に戻る矩形の経路を工具3の周回経路とし、工具3を押し付けて周回経路上を周回移動させる。この際、逐次成形方法では、図5から図6に移行するように、稜線Bを維持しながら、上位端部P3及び下位端部P4が角部Cに向かうように加工領域KLを次第に変形させる。
そして、逐次成形方法は、工具3の周回移動毎に、金属板Aに対する工具3の前進量を増加させ、工具3の周回移動と前進量の増加とを繰り返すことにより、図7に示すように、上位端部P3及び下位端部P4が角部Cに一致するまで加工領域KLを次第に変形させる。これにより、加工領域KLは、図5〜図7に示すように、長方形から、稜線Bを底辺とし且つ角部Cを頂点P6とする三角形に移行するように変形する。
次に、逐次成形方法は、図7から図8に移行するように、三角形の加工領域KLを、その頂点P6が角部Cに沿って稜線B側に移動するように変形させ、頂点P6が角部Cとリブ斜面Dとの交点P5に一致するまで成形を行う。この時点で、第1及び第2のフランジ面F1,F2の片側と、リブRの片側のリブ斜面Dの形成が完了する。
その後、逐次成形方法は、図9に示すように、右側の加工領域KRにも同様の工程で成形を行うことにより、図10に示すように、第1及び第2のフランジ面F1,F2と、稜線Bの両側にリブ斜面D,Dを有するリブRを形成する。
このように、逐次成形方法は、金属板Aに、リブRの稜線Bを含む加工用斜面Sを形成した後、金属板Aの片面側に配置した工具3により、加工用斜面Sにおける稜線両の両側の加工領域KL,KRを角部Cに向けて押し込んで次第に変形させ、第1及び第2のフランジ面F1,F2とリブRを形成する。これにより、上記の逐次成形方法によれば、成形型を廃止して製造コストの低減を実現すると共に、成形型を使用せずにリブR付きのフランジFを成形することができる。
また、上記の逐次成形方法は、加工領域KL,KRが長方形を成し、これらの加工領域KL,KRを、長方形から稜線Bを底辺とし且つ角部Cを頂点とする三角形に移行するように次第に変形させる。これにより、逐次成形方法は、金属板Aの片側面に配置した工具3のみで一連の成形が可能であるうえに、リブRを沈下させることなく目的の形状に成形することができる。
さらに、上記の逐次成形方法は、加工領域KL,KRを三角形に変形させた後、その頂点P6が角部Cに沿って稜線B側に移行するように次第に変形させる。これにより、逐次成形方法は、リブRを沈下させることなく目的の形状に成形し得るうえに、頂点P6の移動位置を選択することで、リブRの幅寸法を自在に変更することができる。換言すれば、様々なリブの幅寸法に対処することが容易である。
図11〜図19は、本発明に係わる逐次成形方法の第2及び第3の実施形態を説明する図である。以下の各実施形態において、第1実施形態と同様の部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
〈第2実施形態〉
図11〜図13は、本発明に係わる逐次成形方法の第2実施形態を説明する図である。
この実施形態の逐次成形方法は、基本的には、第1実施形態と同様に、金属板Aに、リブRの稜線Bを含む加工用斜面Sを形成した後、工具3により、加工用斜面Sにおける稜線Bの両側の加工領域KL.KRを角部Cに向けて押し込んで次第に変形させる。
そして、この実施形態の逐次成形方法は、加工用領域KL,KRが長方形を成しており、これらの加工領域KL,KRを、長方形の面積が漸次減少するように次第に変形させて、最終的に、第1及び第2のフランジ面F1,F2並びに角部Cを形成する。
すなわち、この実施形態の逐次成形方法は、第1実施形態と同様に、稜線Bの上端部P1から、上位端部P3、下位端部P4、及び稜線Bの下端部P2を経て、稜線Bの上端部P1に戻る矩形の周回経路を形成して、工具3を周回移動させる。そして、周回移動を終えた後、工具3の前進量を増加させると共に、周回経路を所定ピッチ分だけ内側に変更する。それ以降は、工具3の周回移動毎に、工具3の前進量の増加と周回経路の変更とを繰り返して成形を行う。
上記の成形により、加工領域KLは、上辺と下辺とが、リブ斜面Dの斜辺に沿って平行移動して長さが漸次減少し、左右の辺が、同じくリブ斜面Dの2つの斜辺に沿って平行移動して長さが漸次減少し、最終的に角部Cで消滅する。これにより、逐次成形方法は、図13に示すように、第1及び第2のフランジ面F1,F2の片側と、片側のリブ斜面Dとを同時に形成する。また、逐次成形方法は、各図で右側の加工領域KRにも同様の成形を行うことにより、第1及び第2のフランジ面F1,F2と、リブRを形成する。
上記の逐次成形方法にあっても、第1実施形態と同様に、金属板Aの片面側に配置した工具3により、第1及び第2のフランジ面F1,F2とリブRを形成することとなり、成形型を廃止して製造コストの低減を実現すると共に、成形型を使用せずにリブR付きのフランジFを成形することができる。また、上記の逐次成形方法によれば、第1及び第2のフランジ面F1,F2とリブRを工具3の周回移動のみで同時に形成し得るので、成形時間の短縮化を図ることができる。
〈第3実施形態〉
図14〜図19は、本発明に係わる逐次成形方法の第3実施形態を説明する図である。
この実施形態では、図14に仮想線で示すように、第1及び第2のフランジ面F1,F2に、2つリブRを形成する。なお、図2に例示しているように、当然、リブRの数は2以上であっても構わない。加工用斜面Sは、リブR,R同士の間となる中央の加工領域KCと、その左右の加工領域KL,KRとを有する。これらの領域KC,KL,KRは、いずれも長方形である。
この実施形態の逐次成形方法は、とくに、中央の加工領域KCの成形に関して、図15に示すように、長方形の面積が漸次減少するように次第に変形させて、最終的に角部Cを形成する。そして、図16に示すように、角部Cを形成した段階において、稜線Bを底辺とし且つ角部Cを頂点P6とする三角形を形成する。
すなわち、この実施形態の逐次成形方法は、とくに中央の加工領域KCに対して、第1及び第2の実施形態で説明した夫々の工程が適用される。つまり、中央の加工領域KCおける中央部分は、第2実施形態と同様に、長方形の面積が漸次減少するように次第に変形させる。他方、中央の加工領域KCにおける左右の部分は、第1実施形態と同様に、稜線Bを底辺とし且つ角部Cを頂点P6とする三角形に移行するように次第に変形させる。但し、この実施形態では、三角形の頂点P6が、角部Cとリブ斜面Dとの交点P5から離れた状態に成形する。
その後、逐次成形方法は、図16から図17に移行するように、三角形の辺に沿った周回経路上に工具3を押し付けて周回移動させ、稜線Bを維持しつつ、三角形の頂点P6が角部Cとリブ斜面Dとの交点P5に達するまで、三角形の加工領域KCを、面積が漸次減少するように次第に変形させる。
それ以降、逐次成形方法は、図18に示すように、左右の加工領域KL,KRを、第1実施形態(図5〜図9)と同様に次第に変形させる。これにより、逐次成形方法は、図19に示すように、第1及び第2のフランジ面F1,F2と、2つのリブR,Rを形成する。
上記の逐次成形方法にあっても、先の実施形態と同様に、金属板Aの片面側に配置した工具3により、第1及び第2のフランジ面F1,F2と2つリブR,Rを形成することとなり、この際、リブRを沈下させることなく目的の形状に成形することができ、また、リブRの幅寸法を適宜選択したりすることができる。これにより、逐次成形方法は、成形型を廃止して製造コストの低減を実現すると共に、成形型を使用せずに複数のリブRを有するフランジFを成形することができる。
本発明に係わる逐次成形方法は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の細部を適宜変更することが可能である。上記各実施形態では、金属板Aの上側に配置した工具3で成形を行う場合を例示したが、金属板Aを立てた状態にし、横方向や下方向から工具3を押し付けて成形することも可能である。
また、本発明に係わる逐次成形方法は、自動車のフェンダーパネル以外の様々な成形品に対しても、リブ付きのフランジを形成することが可能である。さらに、本発明に係わる逐次成形方法は、主に工具3の移動経路に特徴を有するが、工具3の押圧力や移動速度の制御を行うこともあり得る。さらに、工具3は、必ずしも先端が球面状でなくても良く、先端の曲率や直径等が異なるものを使用することも可能である。
3 工具
A 金属板
B 稜線
C 角部
D リブ斜面
F フランジ
F1 第1フランジ面
F2 第2フランジ面
KL,KC,KR 加工領域
R リブ
S 加工用斜面
P1 稜線の上端部
P2 稜線の下端部
P3 上位端部
P4 下位端部
P5 角部とリブ斜面との交点
P6 三角形の頂点

Claims (5)

  1. 周囲を保持した金属板に工具の先端を押し付けて移動させることにより、金属板を厚さ方向に次第に変形させて三次元形状に成形する逐次成形方法であって、
    角部を介して連続する第1及び第2のフランジ面に、第1フランジ面から第2フランジ面に至る稜線の両側にリブ斜面を有するリブを形成するに際し、
    前記金属板に、リブの稜線を含む加工用斜面を形成した後、前記工具により、加工用斜面における稜線の両側の加工領域を角部に向けて押し込んで次第に変形させ、前記第1及び第2のフランジ面とリブを形成することを特徴とする逐次成形方法。
  2. 前記加工用斜面における稜線の両側の加工領域を角部に向けて押し込んで次第に変形させる際、前記加工領域が長方形を成し、この加工領域を、長方形から稜線を底辺とし且つ角部を頂点とする三角形に移行するように次第に変形させることを特徴とする請求項1に記載の逐次成形方法。
  3. 前記加工領域を三角形に変形させた後、その頂点が角部に沿って稜線側に移行するように次第に変形させることを特徴とする請求項2に記載の逐次成形方法。
  4. 前記加工用斜面における稜線の両側の加工領域を角部に向けて押し込んで次第に変形させる際、前記加工用領域が長方形を成し、この加工領域を、長方形の面積が漸次減少するように次第に変形させて、最終的に角部を形成することを特徴とする請求項1に記載の逐次成形方法。
  5. 前記角部を形成した段階において、稜線を底辺とし且つ角部を頂点とする三角形を形成することを特徴とする請求項4に記載の逐次成形方法。
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