JP6863730B2 - トンネル切羽の施工管理装置及び施工管理方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係るトンネル切羽の施工管理装置及び施工管理方法は、トンネル掘削に必要な情報をトンネル切羽の鏡面と関連付けて表示することによりトンネル切羽の施工管理を行うための技術である。
本発明の実施形態に係るトンネル切羽の施工管理装置は、図1に示すように、トンネル掘削に必要な情報を記憶する情報記憶手段10と、情報記憶手段10に記憶した情報を利用者が装着した透過型ウェアラブル端末30に表示するための制御を行う表示制御手段20とを備えている。
情報記憶手段10は、例えば、HDD等の大容量記憶装置からなり、素掘り状態の切羽状況、地質状況、湧水状況、注意喚起、発破パターン、補助工法の打設位置及び方向範囲等が記憶されている。記憶された情報のデータフォーマットはどのようなものであってもよいが、透過型ウェアラブル端末30に表示する際に、映像化する必要がある。
透過型ウェアラブル端末30は、例えば、ゴーグル及びゴーグルのレンズ面に映像を表示させるための表示装置からなり、種々の形態がある。例えば、ゴーグル本体の側面あるいは両側面にプロジェクタを配設し、このプロジェクタからレンズ面に映像を投写し、レンズ内に埋め込まれたホログラムによって光を反射させることにより、利用者が目視している物体に重ね合わせて情報を表示するものがある。この透過型ウェアラブル端末30は、情報の表示形式を限定するものではなく、トンネル掘削に必要な情報をトンネル切羽の鏡面と関連付けて表示することができれば、どのような態様であってもよい。
表示制御手段20は、透過型ウェアラブル端末30における情報表示を制御するための電子機器及びソフトウェアからなる。なお、ソフトウェアは、これと同等の機能を有する論理回路であってもよい。また、情報を三次元的に表現するには、拡張現実(AR)技術、複合現実(MR)技術、仮想現実(VR)技術を利用する。拡張現実(AR)技術、複合現実(MR)技術、仮想現実(VR)技術を利用すると、利用者は、ゴーグルのレンズ面を通して実際の切羽面を目視しながら、レンズ面に表示されたトンネル掘削に必要な情報を重ね合わせて認識することができる。
本実施形態のトンネル切羽の施工管理方法では、上述した施工管理装置を用いて、トンネル掘削に必要な情報を予め記憶し、当該情報が鏡面と関連付くようにして、利用者が装着した透過型ウェアラブル端末30を用いて表示させ、トンネル掘削に必要な情報を提示することにより、トンネル切羽の施工管理を行う。すなわち、HDD等からなる情報記憶手段10により、トンネル掘削に必要な情報を記憶しておき、表示制御手段20の制御により、利用者が装着した透過型ウェアラブル端末30に情報を表示する。これにより、トンネル掘削に必要な情報を利用者に提示することができる。
トンネル切羽の鏡面と関連付けた情報(画像)は、トンネル掘削に必要な情報であり、例えば、図4に示すように、素掘り状態の切羽状況、地質状況、湧水状況、注意喚起、発破パターン、補助工法の打設位置及び方向範囲、過去の施工において収集した情報等である。透過型ウェアラブル端末30に表示する情報は、これらの情報のうちから選択した一つであってもよいし、複数の情報を組み合わせて表示してもよい。表示する情報は、利用者の指示入力等に応じて、適宜切り替えることができる。これにより、利用者は、必要な情報のみを取得することができるので、余分な情報に惑わされることなく適切な作業を行うことができる。
上述した実施形態では、トンネル切羽付近において、作業者が装着した透過型ウェアラブル端末30に種々の情報を表示しているが、トンネル切羽の鏡面をウェブカメラ等により撮影し、管理事務所等に設置した表示装置の表示画面に撮影した画像を表示するとともに、管理者が透過型ウェアラブル端末30を装着して、実際のトンネル切羽の鏡面と関連付けた情報を目視することにより、現場作業の監督管理を行うことができる。
本発明のトンネル切羽の施工管理装置を用いた施工管理方法によれば、吹付コンクリートの施工前の切羽写真やスケッチ、地質状況、湧水状況、注意喚起等の映像を、利用者が装着した透過型ウェアラブル端末30に表示することにより、種々の情報と鏡吹付コンクリート面とを重ね合わせて目視することができる。これにより、利用者への注意喚起を行うことができるため、切羽災害の防止をより一層確実に行うことが可能となる。また、地質に応じた発破削孔の位置計画や、鏡面への水抜き位置の計画を現地で行うことができる。
11 表示情報データベース
20 表示制御手段
30 透過型ウェアラブル端末
40 データ通信回線
Claims (4)
- トンネル掘削に必要な情報をトンネル切羽の鏡面と関連付けて表示することによりトンネル切羽の施工管理を行うための装置であって、
トンネル掘削に必要な情報を記憶する情報記憶手段と、
前記情報記憶手段に記憶した情報が鏡面と関連付くようにして、利用者が装着した透過型ウェアラブル端末を用いて表示させるための表示制御手段と、
作業現場以外の場所に設置され、実際の施工状況をリアルタイムで表示する表示装置と、
を備え、
前記透過型ウェアラブル端末は、前記作業現場に居る利用者と、前記表示装置が設置された作業現場以外の場所に居る管理者とが装着し、
前記管理者は、前記表示装置の表示画面に表示される実際の施工状況と、前記透過型ウェアラブル端末に表示されるトンネル掘削に必要な情報を目視して、実際の作業現場で作業している作業員と情報を共有する、
ことを特徴とするトンネル切羽の施工管理装置。 - 前記透過型ウェアラブル端末に表示する情報は、素掘り状態の切羽状況、地質状況、湧水状況、注意喚起、発破パターン、補助工法の打設位置及び方向範囲、過去の施工において収集した情報の中で同様の事象が発生した場合における対処方法のうちの少なくとも一つに関する情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル切羽の施工管理装置。 - 前記透過型ウェアラブル端末に表示する情報は、三次元的に表現する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のトンネル切羽の施工管理装置。 - トンネル掘削に必要な情報をトンネル切羽の鏡面と関連付けて表示することによりトンネル切羽の施工管理を行うための方法であって、
トンネル掘削に必要な情報を予め記憶するとともに、
作業現場以外の場所に、実際の施工状況をリアルタイムで表示する表示装置を設置し、
前記作業現場に居る利用者と、前記表示装置が設置された作業現場以外の場所に居る管理者とに透過型ウェアラブル端末を装着させ、
前記管理者は、前記表示装置の表示画面に表示される実際の施工状況と、前記透過型ウェアラブル端末に表示されるトンネル掘削に必要な情報を目視して、実際の作業現場で作業している作業員と情報を共有する、
ことを特徴とするトンネル切羽の施工管理方法。
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