JP6861905B1 - エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーター制御プログラム - Google Patents

エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーター制御プログラム Download PDF

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Abstract

行先階抽出部(11)は、エレベーター以外の階間移動手段が設けられている建物に設けられているエレベーター(50)を利用するエレベーター利用者が向かおうとしている行先階を抽出する。停止階決定部(12)は、行先階抽出部(11)により複数の行先階が抽出された場合に、複数の行先階と、エレベーター利用者にエレベーター(50)の代わりに階間移動手段を利用させる階数である階間移動手段利用階数とに基づき、エレベーター(50)を停止させる停止階を複数の行先階よりも少ない階数で決定する。

Description

本開示は、エレベーターの運行に関する。
階数の多い建物では、多くの利用者が多くの階をエレベーターの行先階として登録する場合がある。このような場合は、エレベーターは行先階の各々で停止することになり、エレベーターの運行に長時間を要する。
特許文献1では、エレベーターの輸送効率を改善するために、行先階を減らした混雑対応運転を行うエレベーター運行システムが開示されている。
特開2014−221683号公報
特許文献1の技術では、エレベーターの利用実績が多い階を静的に第1の停止階に指定し、第1の停止階に基づいて他の停止階を決定する。
特許文献1の技術では、実際にエレベーター利用者が向かおうとしている行先階に関わらず、固定的に第1の停止階にエレベーターを停止させる。従って、特許文献1の技術では、実際には第1の停止階の利用人数が少なくても、必ず第1の停止階にエレベーターが停止し、却って輸送効率が悪化するという課題がある。
本開示は、上記のような課題を解決することを主な目的の一つとしている。より具体的には、実際にエレベーター利用者が向かおうとしている行先階を反映させて柔軟に停止階を決定することを主な目的とする。
本開示に係るエレベーター制御装置は、
エレベーター以外の階間移動手段が設けられている建物に設けられているエレベーターを利用するエレベーター利用者が向かおうとしている行先階を抽出する行先階抽出部と、
前記行先階抽出部により複数の行先階が抽出された場合に、前記複数の行先階と、前記エレベーター利用者に前記エレベーターの代わりに前記階間移動手段を利用させる階数である階間移動手段利用階数とに基づき、前記エレベーターを停止させる停止階を前記複数の行先階よりも少ない階数で決定する停止階決定部とを有する。
本開示によれば、実際にエレベーター利用者が向かおうとしている行先階を反映させて柔軟に停止階を決定することができる。
実施の形態1に係るエレベーターシステムの構成例を示す図。 実施の形態1に係るエレベーター制御装置のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係るエレベーター制御装置の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係るエレベーター制御装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態1に係る停止階の候補の例を示す図。 実施の形態1に係る除外行先階の追加が要求された場合の動作例を示す図。 実施の形態2に係るエレベーター制御装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態2に係る除外行先階の追加が要求された場合の動作例を示す図。 実施の形態3に係るエレベーター制御装置の機能構成例を示す図。 実施の形態3に係るエレベーター制御装置の動作例を示すフローチャート。 実施の形態3に係るエレベーター制御装置の動作の概要を示す図。 実施の形態3に係るエレベーター制御装置の動作の概要を示す図。 実施の形態4に係るエレベーター制御装置の機能構成例を示す図。 実施の形態4に係るエレベーター制御装置の動作例を示すフローチャート。
以下、実施の形態を図を用いて説明する。以下の実施の形態の説明及び図面において、同一の符号を付したものは、同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係るエレベーターシステムの構成例を示す。
本実施の形態では、エレベーター以外に階間移動手段として階段が設けられている建物に設けられているエレベーターシステムを説明する。階間移動手段は、利用者に階の間を移動させるために設けられた手段である。階間移動手段としては、階段以外にスロープ、エスカレーターなどが考えられる。本実施の形態では、階間移動手段の例として階段を説明する。
本実施の形態では、建物は10階建てとする。
エレベーター50は建物の1階から10階までを運行する。また、エレベーター50にはエレベーター制御装置10が搭載されている。エレベーター制御装置10はエレベーター50の運行を制御する。
図1では、作図上の理由により1階、7階、8階及び9階のみを示している。
1階には、ドア101、階段102、監視カメラ103及びビーコン104がある。
ドア101は、エレベーター50が1階に到着する前は閉じている。エレベーター50が1階に到着するとドア101が開く。
階段102は、2階に上がるための階段である。
監視カメラ103は、1階に所在するエレベーター利用者(以下、単に利用者ともいう)を撮影する。ビーコン104は、1階に所在するエレベーター利用者が保持する携帯端末装置(例えば、スマートフォン)と通信を行う。
7階、8階、9階にも、各々、ドア701、ドア801及びドア901がある。ドア701、ドア801及びドア901は、ドア101と同様である。
また、7階、8階、9階にも、各々、階段702、階段802及び階段902がある。階段702は6階に下り、8階に上がるための階段である。階段802は7階に下り、9階に上がるための階段である。階段902は、8階に下り、10階に上がるための階段である。
7階、8階、9階にも、各々、監視カメラ703、監視カメラ803及び監視カメラ903がある。監視カメラ703、監視カメラ803及び監視カメラ903は、監視カメラ103と同様である。
7階、8階、9階にも、各々、ビーコン704、ビーコン804及びビーコン904がある。ビーコン704、ビーコン804及びビーコン904は、ビーコン104と同様である。
ここで、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作の概要を説明する。
エレベーター制御装置10は、エレベーター利用者にエレベーター50の代わりに階段を利用させる階数である階段利用階数を記憶している。階段利用階数は階間移動手段利用階数の例である。階段利用階数は、例えば、「1up/2down」のように表記する。「up」は、エレベーター利用者に階段により上らせることが推奨される階数である。「up」は、推奨上り階数を表す。「down」は、エレベーター利用者に階段により下らせることが推奨される階数である。「down」は、推奨下り階数を表す。「1up/2down」は推奨上り階数が1階であり、推奨下り階数が2階であることを意味する。ここでは、エレベーター制御装置10は階段利用階数として「1up/2down」を記憶しているものとする。
エレベーター制御装置10は、複数の行先階がある場合に、複数の行先階と、階段利用階数とに基づき、エレベーター50を停止させる停止階を複数の行先階よりも少ない階数で決定する。
例えば、1階に3人のエレベーター利用者がおり、3人のエレベーター利用者が向かおうとしている行先階が、7階、8階及び9階であるものとする。
このとき、エレベーター制御装置10は、行先階である7階、8階及び9階と、階段利用階数である「1up/2down」とに基づき、停止階を決定する。具体的には、エレベーター50は、「1up/2down」の階段の上り及び階段の下りで行先階の各々に到達できるように停止階を決定する。
図1の例では、エレベーター制御装置10は8階を停止階として決定する。そして、9階が行先階のエレベーター利用者は、8階から階段902を利用して9階に向かう。また、7階が行先階のエレベーター利用者は、8階から階段702を利用して7階に向かう。
図2は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10のハードウェア構成例を示す。
図3は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の機能構成例を示す。
エレベーター制御装置10は、コンピュータである。エレベーター制御装置10の動作手順は、エレベーター制御方法に相当する。また、エレベーター制御装置10の動作を実現するプログラムは、エレベーター制御プログラムに相当する。
エレベーター制御装置10は、ハードウェアとして、プロセッサ1001、主記憶装置1002、補助記憶装置1003及び通信装置1004を備える。
また、エレベーター制御装置10は、機能構成として、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13、利用者行先階情報記憶部14、階段利用階数情報記憶部15及び運転制御部16を備える。
補助記憶装置1003には、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13及び運転制御部16の機能を実現するプログラムが記憶されている。
これらプログラムは、補助記憶装置1003から主記憶装置1002にロードされる。そして、プロセッサ1001がこれらプログラムを実行して、後述する行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13及び運転制御部16の動作を行う。
図2では、プロセッサ1001が行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13及び運転制御部16の機能を実現するプログラムを実行している状態を模式的に表している。
利用者行先階情報記憶部14及び階段利用階数情報記憶部15は、主記憶装置1002又は補助記憶装置1003により実現される。
図3において、行先階抽出部11は、エレベーター利用者が向かおうとしている行先階を抽出する。
行先階抽出部11は、例えば、監視カメラ103により撮影されたエレベーター利用者の顔画像を監視カメラ103から取得する。また、行先階抽出部11は、利用者行先階情報記憶部14から利用者行先階情報を取得する。利用者行先階情報には、エレベーター利用者を識別するための識別情報(例えば、顔画像、電話番号)とエレベーター利用者の行先階が示される行先階情報が格納されている。
そして、行先階抽出部11は、エレベーター利用者の顔画像と利用者行先階情報とを照合して、エレベーター利用者を識別し、更に、エレベーター利用者の行先階を抽出する。
なお、図3では、行先階抽出部11は1階に配置されている監視カメラ103からエレベーター利用者の顔画像を取得する例を示しているが、行先階抽出部11は他の階の監視カメラからエレベーター利用者の顔画像を取得することもある。また、エレベーター50内に環視カメラが設置されている場合は、行先階抽出部11は、エレベーター50内の監視カメラからエレベーター利用者の顔画像を取得してもよい。
また、行先階抽出部11は、例えば、エレベーター利用者の携帯端末装置(例えば、スマートフォン)の識別子(例えば、電話番号)を携帯端末装置から取得する。そして、行先階抽出部11は、エレベーター利用者の携帯端装置の識別子と利用者行先階情報とを照合して、エレベーター利用者を識別し、更に、エレベーター利用者の行先階を抽出する。また、行先階抽出部11は、例えば、携帯端末装置により取得されたビーコン104の識別子を携帯端末装置より取得する。そして、行先階抽出部11は、ビーコン104の識別子を用いて、エレベーター利用者が現在所在している階(例えば、1階)を識別する。
なお、図3では、行先階抽出部11は1階のビーコン104の識別子を取得する例を示しているが、行先階抽出部11は他の階のビーコンの識別子を取得することもある。
行先階抽出部11は抽出した行先階を停止階決定部12に通知する。
行先階抽出部11により行われる処理は、行先階抽出処理に相当する。
停止階決定部12は、行先階抽出部11により複数の行先階が抽出された場合に、複数の行先階と、階段利用階数とに基づき、エレベーター50を停止させる停止階を複数の行先階よりも少ない階数で決定する。
停止階決定部12は、階段利用階数情報記憶部15から階段利用階数情報を取得し、階段利用階数情報を参照することで階段利用階数を得る。
停止階決定部12は、例えば、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち停止階に対応する行先階ボタンを点灯させて、エレベーター利用者に停止階を通知する。
また、停止階決定部12は、決定した停止階を運転制御部16に通知する。
また、停止階決定部12は、停止階を決定した後に、停止階に含まれなかった行先階である除外行先階を停止階に追加するようエレベーター利用者に要求された場合に、除外行先階を停止階に追加する。エレベーター利用者は、例えば、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち除外行先階に対応する行先階ボタンを押下して除外行先階を停止階に追加するよう要求する。停止階決定部12は除外行先階を停止階に追加した場合は、追加した停止階(除外行先階)も運転制御部16に通知する。
なお、停止階決定部12により行われる処理は、停止階決定処理に相当する。
追加要求取得部13は、停止階決定部12が停止階を決定した後に、エレベーター利用者からの追加要求を取得する。前述したように、エレベーター利用者は、例えば、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち除外行先階に対応する行先階ボタンを押下して除外行先階を停止階に追加するよう要求する。追加要求取得部13は、除外行先階に対応する行先階ボタン51の押下を検知し、当該除外行先階を停止階決定部12に通知する。
利用者行先階情報記憶部14は、前述した利用者行先階情報を記憶する。
階段利用階数情報記憶部15は、前述した階段利用階数情報を記憶する。
運転制御部16は、停止階決定部12により通知された停止階にエレベーター50が停止するようにエレベーター50の運転を制御する。
***動作の説明***
図4は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作例を示す。
以下、図4を参照して、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作例を説明する。
先ず、ステップS401において、行先階抽出部11が、いずれかの階にエレベーター利用者がいるか否かを判定する。
具体的には、行先階抽出部11は、いずれかの階の監視カメラからエレベーター利用者の顔画像を取得した場合に、エレベーター利用者がいると判定する。また、行先階抽出部11は、いずれかの階の携帯端末装置から携帯端末装置の識別子を取得した場合にエレベーター利用者がいると判定してもよい。また、行先階抽出部11は、いずれかの階のビーコンの識別子を携帯端末装置から取得した場合にエレベーター利用者がいると判定してもよい。また、行先階抽出部11は、携帯端末装置の識別子及びビーコンの識別子を携帯端末装置から取得した場合にエレベーター利用者がいると判定してもよい。なお、ステップS401でのエレベーター利用者の検出は、これら以外の方法によって実現されてもよい。
行先階抽出部11がエレベーター利用者がいると判定した場合は、処理がステップS402に進む。
ステップS402では、行先階抽出部11は、エレベーター利用者を識別し、行先階を抽出する。
具体的には、行先階抽出部11は、利用者行先階情報記憶部14から利用者行先階情報を取得する。
そして、監視カメラからエレベーター利用者の顔画像を取得している場合は、行先階抽出部11は、エレベーター利用者の顔画像と利用者行先階情報とを照合して、エレベーター利用者を識別する。
また、携帯端末装置の識別子を取得している場合は、行先階抽出部11は、携帯端装置の識別子と利用者行先階情報とを照合して、エレベーター利用者を識別する。
そして、行先階抽出部11は、識別したエレベーター利用者と利用者行先階情報において対応付けられている行先階を抽出する。
行先階抽出部11は、抽出した行先階を停止階決定部12に通知する。また、また、行先階抽出部11は、エレベーター利用者が所在する階(以下、乗車階という)を停止階決定部12に通知する。
次に、ステップS403において、停止階決定部12が行先階抽出部11から複数の行先階が通知されたか否かを判定する。
行先階抽出部11から複数の行先階が通知されている場合は、処理がステップS404に進む。
一方、行先階抽出部11から1つの行先階が通知されている場合は、停止階決定部12は運転制御部16に行先階と乗車階を通知し、処理がステップS413に進む。
ステップS404では、停止階決定部12が停止階の候補を生成する。
具体的には、停止階決定部12は階段利用階数情報記憶部15から階段利用階数情報を取得する。そして、停止階決定部12は、複数の行先階と、階段利用階数とに基づき、停止階の候補を生成する。各候補の停止階の数はステップS402で抽出された行先階よりも少ない数である。
次に、ステップS405において、停止階決定部12は、停止階の候補が複数あるか否かを判定する。
停止階の候補が1つの場合は、処理がステップS406に進む。
一方、停止階の候補が複数ある場合は、処理がステップS407に進む。
ステップS406では、停止階決定部12は、停止階の候補に含まれる階を、停止階として決定する。
そして、停止階決定部12は、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち停止階に対応する行先階ボタン51を点灯させて、エレベーター利用者に停止階を通知する。
また、停止階決定部12は、決定した停止階と乗車階を運転制御部16に通知する。
ステップS407では、停止階決定部12は、複数の停止階の候補において、停止階の数が最少の候補が複数あるか否かを判定する。
停止階の数が最少の候補が1つである場合は処理がS408に進む。
一方、停止階の数が最少の候補が複数ある場合は処理がステップS409に進む。
ステップS408では、停止階決定部12は、停止階の数が最少の候補に含まれる階を、停止階として決定する。
そして、停止階決定部12は、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち停止階に対応する行先階ボタン51を点灯させて、エレベーター利用者に停止階を通知する。
また、停止階決定部12は、決定した停止階と乗車階を運転制御部16に通知する。
ステップS409では、停止階決定部12は、停止階の数が最少の候補において、停止階の中の最上階までの所要時間が最短の候補が複数あるか否かを判定する。
最上階までの所要時間が最短の候補が1つの場合は、処理がステップS410に進む。
一方、最上階までの所要時間が最短の候補が複数ある場合は、処理がステップS411に進む。
ステップS410では、停止階決定部12は、最上階までの所要時間が最短の候補に含まれる階を、停止階として決定する。
そして、停止階決定部12は、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち停止階に対応する行先階ボタン51を点灯させて、エレベーター利用者に停止階を通知する。
また、停止階決定部12は、決定した停止階と乗車階を運転制御部16に通知する。
ステップS411では、停止階決定部12は、最上階までの所要時間が最短の複数の候補の中からランダムに1つの候補を選択し、選択した候補に含まれる階を、停止階として決定する。
そして、停止階決定部12は、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち停止階に対応する行先階ボタン51を点灯させて、エレベーター利用者に停止階を通知する。
また、停止階決定部12は、決定した停止階と乗車階を運転制御部16に通知する。
なお、ここでは、停止階決定部12が最上階までの所要時間が最短の候補を選択する例を説明したが、停止階決定部12は、エレベーター50が出発してから、エレベーター50が全ての停止階に停止した後にエレベーターが移動すべき階である移動先階に到達するまでの時間が最小の候補を選択するようにしてもよい。移動先階は、例えば、基準階又は混雑が発生している階である。基準階は、エレベーターの呼びがなくなった際に、次の呼びに備えてエレベーター50が移動しておく階である。
ステップS406、ステップS408、ステップS410及びステップS411のいずれかにより停止階が決定された後に、停止階決定部12は、ステップS412において、停止階以外の行先階(除外行先階)での停止がエレベーター利用者により要求されたか否かを判定する。
エレベーター利用者は、例えば、エレベーター50内の行先階ボタン51のうち除外行先階に対応する行先階ボタン51を押下して除外行先階を停止階に追加するよう要求する。
追加要求取得部13が除外行先階に対応する行先階ボタン51の押下を検知し、当該除外行先階を停止階決定部12に通知する。
停止階決定部12は、除外行先階が追加要求取得部13から通知された場合に、除外行先階での停止が要求されたと判定する。
除外行先階での停止が要求されている場合は、処理がステップS413に進む。
一方、除外行先階での停止が要求されていない場合は、処理がステップS414に進む。
ステップS413では、停止階決定部12が、停止が要求された除外行先階を停止階に追加する。
また、停止階決定部12は、追加した停止階を運転制御部16に通知する。
ステップS414では、運転制御部16が、エレベーター50を乗車階に向かわせるための制御を行う。また、運転制御部16は、エレベーター50を停止階に向かわせるための制御を行う。
なお、図4では、行先階が複数ある場合(ステップS403でYES)にステップS404〜S411により停止階を決定することとした。これに代えて、行先階が1つの場合でも、ステップS404〜S411を実行することとしてもよい。この場合には、行先階よりも下の階にエレベーター50を停止させることにより、例えば、エレベーター50が基準階又は混雑が発生している階に戻るための時間を短縮させることができる。例えば、1階が基準階であり、行先階が7階である場合を想定する。停止階を5階にした場合は、停止階を7階にするよりも所要時間を短くすることができる。
次に、具体例を用いて、本実施の形態に係る停止階決定部12の動作例を説明する。
図5は、停止階決定部12が生成する停止階の候補の例を示す。
図5では、3階〜9階の全ての階が行先階として抽出されたものとする。
また、図5では、階段利用階数として、「1up/2down」が用いられているものとする。
候補1では、5階、8階が停止階である。3階には5階から2downで到達することができる。4階には5階から1downで到達することができる。6階には5階から1upで到達することができる。7階には8階から1downで到達することができる。9階には8階から1upで到達することができる。
候補2では、5階、9階が停止階である。3階には5階から2downで到達することができる。4階には5階から1downで到達することができる。6階には5階から1upで到達することができる。7階には9階から2downで到達することができる。8階には9階から1downで到達することができる。
候補3では、4階、8階が停止階である。3階には4階から1downで到達することができる。5階には4階から1upで到達することができる。6階には8階から2downで到達することができる。7階には8階から1downで到達することができる。9階には8階から1upで到達することができる。
なお、候補1〜候補3は、それぞれ、停止階の数が最少の候補である。つまり、図5では、停止階の数が3以上の候補を停止階決定部12が排除した後の状態を示している。
候補1〜候補3の停止階はいずれも2つであるため、停止階決定部12は、各候補の最上階までの所要時間を確認する。候補1と候補3は最上階が8階であるため、候補1と候補2の所要時間が最短である。従って、停止階決定部12は、図4のステップS411において、候補1及び候補3のいずれかを選択する。
ここでは、停止階決定部12は候補1を選択したものとする。
図6は、除外行先階での停止が要求された場合の停止階決定部12の動作例を示す。
図6では、候補1が選択された後に、除外行先階である4階での停止が要求されたものとする。
この場合は、停止階決定部12は、候補1の停止階である5階及び8階に加えて4階を停止階として指定する。
4階が停止階に追加されたため、3階は4階から1downで到達することができる。
***実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、実際にエレベーター利用者が向かおうとしている行先階を反映させて柔軟に停止階を決定することができる。従って、本実施の形態では、動的にエレベーターの停止階を決定することができ、輸送効率を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、停止階の数の抑制によりエレベーターの運行時間を短縮することができ、混雑の緩和を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、エレベーターの運行時間の短縮により電力消費量を抑制することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***動作の説明***
図7は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作例を示す。
図4と比較して、図7では、ステップS413が省略され、また、ステップS412の判定で「YES」の場合は、処理がステップS404に進む点が異なる。
図7において、ステップS401〜S411は図4に示したものと同じであるため、説明を省略する。
ステップS412において除外行先階での停止が要求されている場合は、処理がステップS404に戻り、停止階決定部12は、除外行先階が含まれるようにして新たな停止階の候補を生成する。
具体例を用いて、本実施の形態に係る停止階決定部12の動作例を説明する。
図8は、実施の形態1で説明した候補1が停止階として選択された後に、除外行先階である4階での停止が要求された場合の停止階決定部12の動作例を示す。
この場合は、ステップS412の判定で「YES」となり、停止階決定部12は、ステップS404において、停止要求があった4階が停止階に含まれる候補を生成する。図8の例では、停止階決定部12は、実施の形態1で説明した候補3を新たな候補として生成する。候補3では、停止要求があった4階と、8階が停止階となっており、4階及び8階以外の階には「1up/2down」の範囲で到達可能である。
そして、停止階決定部12は、候補3を用いてステップS405以降の処理を行う。
***実施の形態の効果の説明***
実施の形態1では、図6に示すように、後から除外行先階での停止の要求があった場合は、最終的な停止階の数が増えてしまう。
これに対して、本実施の形態では、後から除外行先階への要求があった場合でも、除外行先階が含まれるようにして新たな停止階を決定する。このため、本実施の形態によれば、最終的な停止階の数を抑えることができる。この結果、本実施の形態によれば、輸送効率を向上させることができ、また、混雑の緩和及び電力消費量の抑制を図ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
図9は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の機能構成例を示す。
図9では、図3と比較して、エレベーター制御装置10内に追加階登録部17が追加されている。
また、監視カメラ52が追加されている。監視カメラ52は、エレベーター50内に設置された監視カメラである。監視カメラ52は、例えばエレベーター50内のエレベーター利用者の顔画像を追加要求取得部13に出力する。
本実施の形態では、追加要求取得部13は、除外行先階への停止を要求したエレベーター利用者(以下、追加要求利用者という)の顔画像を監視カメラ52から取得する。
追加要求取得部13は、追加要求利用者から除外行先階で停止するよう要求があった場合に、追加要求利用者の顔画像を追加階登録部17に出力する。そして、停止階決定部12が除外行先階を停止階に追加した場合に、追加階登録部17が、除外行先階を追加階として登録する。更に、追加階登録部17は、追加要求利用者を追加階と関連付けて登録する。より具体的には、追加階登録部17は、利用者行先階情報記憶部14から利用者行先階情報を取得し、追加要求利用者の顔画像と利用者行先階情報とを照合し、追加要求利用者を識別する。そして、識別した追加要求利用者と追加階とを関連付けて登録する。
追加階登録部17は、追加要求利用者から要求がある度に上述の処理を行う。このため、追加階登録部17において追加要求利用者ごとに追加階の停止階への追加実績が蓄積される。
なお、追加階登録部17も行先階抽出部11等と同様に、プログラムで実現される。追加階登録部17の機能を実現するプログラムは、行先階抽出部11等と同様に、プロセッサ1001により実行される。
本実施の形態では、停止階決定部12は、停止階の候補を生成する際に、追加階登録部17で登録されている追加階の停止階への追加実績を参照する。そして、追加階の停止階への追加実績が既定の条件を満たす場合に、追加階が含まれる候補を生成する。つまり、停止階決定部12は、追加階を停止階に含める。より具体的には、行先階抽出部11により複数の行先階が抽出され、複数の行先階に追加階が含まれ、追加要求利用者の行先階が追加階であり、追加要求利用者による追加階の停止階への追加回数が閾値を超える場合に、停止階決定部12は追加階が含まれる候補を生成する。
図10は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作例を示す。
ステップS401〜S403は図4に示すものと同じであるため、説明を省略する。
ステップS403において行先階が複数ある場合は、処理がステップS421に進む。
ステップS421では、停止階決定部12は、追加階登録部17での登録情報を参照して、ステップS402で得られた複数の行先階の複数の利用者の中に追加回数が多い追加要求利用者が含まれているか否かを判定する。
複数の利用者の中に追加回数が多い追加要求利用者が含まれていない場合は、処理がステップS404に進む。
一方、複数の利用者の中に追加回数が多い追加要求利用者が含まれている場合は、処理がステップS422に進む。
ステップS404は、図4に示すものと同じであるため、説明を省略する。
ステップS422では、停止階決定部12は、追加回数が多い追加要求利用者の行先階が含まれるように停止階の候補を生成する。
ステップS405〜S413及びステップS414は、図4に示したものと同じであるため、説明を省略する。なお、図10では、作図上の理由によりステップS407〜ステップS411は図示していないが、図10の「S407−S411」は、図4のステップS407〜ステップS411が行われることを意味する。
ステップS412において除外行先階での停止がエレベーター利用者により要求されたと停止階決定部12が判定した場合は、実施の形態1と同様に、停止階決定部12が、停止が要求された除外行先階を停止階に追加する。
更に、ステップS423において、追加階登録部17が、追加階と追加要求利用者とを登録する。
具体的には、除外行先階での停止が要求された際、例えば、エレベーター利用者が除外行先階に対応する行先階ボタン51を押下した際に、追加要求取得部13が監視カメラ52から当該エレベーター利用者の顔画像を取得する。そして、追加要求取得部13は、除外行先階と顔画像を追加階登録部17に出力する。
追加階登録部17は、利用者行先階情報記憶部14から利用者行先階情報を取得し、追加要求取得部13から取得した顔画像と利用者行先階情報とを照合し、追加要求利用者を識別する。そして、識別した追加要求利用者と追加階とを関連付けて登録する。
次に、具体例を用いて、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作を説明する。
図11は、エレベーター利用者により除外停止階での停止が要求された場合の動作例を示す。
図11では、図6と同様に除外行先階である4階での停止が要求されたものとする。ここで、4階での停止を要求したエレベーター利用者(追加要求利用者)は利用者ID:BBBの利用者であるとする。
停止階決定部12は、図10のステップS413で、4階を停止階に追加する。
追加階登録部17は、ステップS423で、追加階である4階と、利用者ID:BBBの利用者とを登録する。図11では、既に利用者ID:BBBの利用者により4階についての停止階への追加要求が5回行われている状況で、新たに利用者ID:BBBの利用者により4階についての停止階への追加要求が行われたことが示されている。この結果、追加回数が合計で6回になっている。なお、追加階登録部17は、追加回数を管理していなくてもよい。追加階登録部17が追加回数を管理していない場合は、ステップS421において、停止階決定部12が、利用者IDと追加階の組合せごとに追加階の追加回数を計数する。なお、ここでは、追加階登録部17が利用者IDと追加階の組合せごとに追加回数を管理しているものとする。
図12は、抽出された行先階の利用者に追加要求利用者が含まれている場合の動作例を示す。
図12では、3階〜9階の全ての階が行先階として抽出されたものとする。
また、3階〜9階に向かおうとする利用者のIDは、図12に示す通りである。4階に向かおうとする利用者は、利用者ID:BBBの利用者である。
停止階決定部12は、図10のステップS421で、利用者IDと行先階の組合せごとに、追加回数を調べる。
なお、ここでは追加回数の閾値は「5」であるとする。つまり、いずれかの利用者の追加回数が「5」以上であれば、停止階決定部12は、ステップS421においてYESと判定する。
図12の例では、利用者ID:BBBと4階の組合せの追加回数は「6」なので、閾値を超えており、停止階決定部12は、ステップS421において「YES」と判定する。
この結果、停止階決定部12は、ステップS422において、4階が含まれるように停止階の候補を生成する。具体的には、図12に示すように、4階が停止階に含まれる候補3を生成する。
なお、以上では、停止階決定部12は、追加回数が閾値を超える場合にステップS421において「YES」と判定する例を説明した。これに代えて、停止階決定部12は、追加頻度が閾値を超える場合にステップS421において「YES」と判定するようにしてもよい。追加頻度は、(追加回数÷規定期間)により得ることができる。また、この場合には、追加階登録部17は、追加階と追加要求利用者とともに、追加要求があった日時も登録する。
また、以上では、追加階登録部17が、監視カメラ52で撮影された追加要求利用者の顔画像を用いて追加要求利用者を識別することとした。これに代えて、エレベーター50内にビーコン受信器を設置し、当該ビーコン受信器が追加要求利用者の携帯端末装置(例えば、スマートフォン)の識別子(例えば、電話番号)を取得するようにしてもよい。そして、追加階登録部17が追加要求利用者の携帯端末装置の識別子を用いて、追加要求利用者を識別するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、図10のステップS412で「YES」の場合に、ステップS413において停止階決定部12が除外行先階を停止階に追加することになっている。これに代えて、図7のように、ステップS412で「YES」の場合に、ステップS404において停止階決定部12が除外行先階を停止階に含むように新たな候補を生成するようにしてもよい。
また、一旦ある追加要求利用者の追加回数又は追加頻度が閾値を超えると当該追加要求利用者の行先階が常に停止階に含まれることになり、不公平が生じる。このため、追加階登録部17は、定期的に登録している追加回数及び追加頻度をキャンセルして、行先階が停止階に含まれることになる追加要求利用者を見直す機会を設けてもよい。
***実施の形態の効果の説明***
利用者の中には、例えば健康上の理由により階段を利用できない利用者も想定される。本実施の形態によれば、このような階段を利用できない利用者も含め、利用者ごとに柔軟なエレベーターの運行を実現することができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、主に実施の形態1との差異を説明する。
なお、以下で説明していない事項は、実施の形態1と同様である。
***構成の説明***
図13は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の機能構成例を示す。
図13では、図3と比較して、エレベーター制御装置10内に動作モード決定部18が追加されている。
本実施の形態に係るエレベーター制御装置10は動作モードとして、通常モードと停止階制限モードのいずれかをとるものとする。停止階制限モードとは、実施の形態1〜3で説明したように停止階を行先階よりも少ない階数にするモードである。一方、通常モードとは、エレベーター利用者が向かおうとしている行先階をそのまま停止階として扱うモードである。
動作モード決定部18は、既定の条件が成立する場合に、エレベーター制御装置10の動作モードを停止階制限モードにする。
例えば、動作モード決定部18は、1階でエレベーター50を待っているエレベーター利用者の人数(以下、待ち人数という)が閾値以上である場合に、エレベーター制御装置10の動作モードを停止階制限モードに設定する。この場合は、動作モード決定部18は、監視カメラ103又はビーコン104から取得した情報に基づき、待ち人数を計数する。そして、動作モード決定部18は、待ち人数が閾値以上であるか否かを判定する。なお、本実施の形態では、動作モード決定部18が1階における待ち人数を基準にして動作モードを決定する例を説明するが、動作モード決定部18は、1階以外の階での待ち人数を基準にして動作モードを決定してもよい。
また、例えば、動作モード決定部18は、エレベーター50の電力消費量及びエレベーター50が設置されている建物における電力消費量の少なくともいずれかが閾値以上である場合に、エレベーター制御装置10の動作モードを停止階制限モードにする。この場合は、動作モード決定部18は、図示していない電力メータからエレベーター50及び建物の電力消費量を取得する。そして、動作モード決定部18は、取得した電力消費量が閾値以上であるか否かを判定する。
また、動作モード決定部18は、停止階決定部12に現在の動作モードを通知する。
停止階決定部12は、現在の動作モードが停止階制限モードであれば、実施の形態1〜3のいずれかの方法により、停止階を制限する。
なお、動作モード決定部18も行先階抽出部11等と同様に、プログラムで実現される。動作モード決定部18の機能を実現するプログラムは、行先階抽出部11等と同様に、プロセッサ1001により実行される。
***動作の説明***
図14は、本実施の形態に係るエレベーター制御装置10の動作例を示す。
ステップS601において、動作モード決定部18は、待ち人数が閾値以上であるか否かを判定する。
より具体的には、動作モード決定部18は、監視カメラ103から1階でエレベーター50を待つエレベーター利用者の画像を取得し、画像を解析して、1階における待ち人数を計数する。また、動作モード決定部18は、ビーコン104から、1階でエレベーター50を待つエレベーター利用者の携帯端末装置の識別子を取得し、識別子の計数結果から1階における待ち人数を推定してもよい。そして、動作モード決定部18は、待ち人数が閾値以上であるか否かを判定する。
例えば、エレベーター50の乗車定員数を閾値とすることが考えられる。また、建物にn(n≧2)台のエレベーター50が配置されている場合は、(乗車定員数×n)を閾値とすることが考えられる。
待ち人数が閾値以上である場合は、処理がステップS602に進む。
一方、待ち人数が閾値以上ではない場合は、処理がステップS604に進む。
ステップS602では、動作モード決定部18は、現在の動作モードが通常モードであるか否かを判定する。
現在の動作モードが通常モードである場合は、処理がステップS603に進む。
一方、現在の動作モードが停止階制限モードである場合は、処理が終了する。
ステップS603では、動作モード決定部18は動作モードを停止階制限モードに変更する。具体的には、動作モード決定部18は、現在の動作モードが停止階制限モードであることを停止階決定部12に通知する。この結果、停止階決定部12は、実施の形態1〜3のいずれかの方法で、停止階を制限する。
ステップS604では、動作モード決定部18は、エレベーター50の電力消費量及び建物の電力消費量が閾値以上であるか否かを判定する。
例えば、時刻ごとにエレベーター50の電力消費量の閾値が設定されており、動作モード決定部18が現在時刻の閾値とエレベーター50の現在の電力消費量とを比較する。
同様に、時刻ごとに建物の電力消費量の閾値が設定されており、動作モード決定部18が現在時刻の閾値と建物の現在の電力消費量とを比較する。
電力消費量が閾値以上である場合は、処理がステップS602に進む。
一方、電力消費量が閾値以上ではない場合は、処理がステップS605に進む。
ステップS605では、動作モード決定部18は、現在の動作モードが停止階制限モードであるか否かを判定する。
現在の動作モードが停止階制限モードである場合は、処理がステップS606に進む。
一方、現在の動作モードが通常モードである場合は、処理が終了する。
ステップS606では、動作モード決定部18は動作モードを通常モードに変更する。具体的には、動作モード決定部18は、現在の動作モードが通常モードであることを停止階決定部12に通知する。この結果、停止階決定部12は、行先階をそのまま停止階として扱う。
***実施の形態の効果の説明***
以上、本実施の形態によれば、利便性の向上と輸送効率の向上を図ることができる。つまり、本実施の形態によれば、待ち人数が少ない場合は、各利用者の行先階までエレベーターを運行することで利用者の利便性の向上を図ることができる。一方、待ち人数が多い場合は、停止階を制限することで輸送効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、利便性の向上と電力消費量の抑制を図ることができる。つまり、本実施の形態によれば、電力消費量が少ない場合は、各利用者の行先階までエレベーターを運行することで利用者の利便性の向上を図ることができる。一方、電力消費量が多い場合は、停止階を制限することで電力消費量の抑制を図ることができる。
以上、実施の形態1〜4を説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
また、これらの実施の形態に記載された構成及び手順を必要に応じて変更してもよい。
***ハードウェア構成の補足説明***
最後に、エレベーター制御装置10のハードウェア構成の補足説明を行う。
図2に示すプロセッサ1001は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ1001は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図2に示す主記憶装置1002は、RAM(Random Access Memory)である。
図2に示す補助記憶装置1003は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
図2に示す通信装置1004は、データの通信処理を実行する電子回路である。
通信装置1004は、例えば、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
また、補助記憶装置1003には、OS(Operating System)も記憶されている。
そして、OSの少なくとも一部がプロセッサ1001により実行される。
プロセッサ1001はOSの少なくとも一部を実行しながら、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13、利用者行先階情報記憶部14、運転制御部16、追加階登録部17及び動作モード決定部18の機能を実現するプログラムを実行する。
プロセッサ1001がOSを実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13、利用者行先階情報記憶部14、運転制御部16、追加階登録部17及び動作モード決定部18の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置1002、補助記憶装置1003、プロセッサ1001内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13、利用者行先階情報記憶部14、運転制御部16、追加階登録部17及び動作モード決定部18の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。そして、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13、利用者行先階情報記憶部14、運転制御部16、追加階登録部17及び動作モード決定部18の機能を実現するプログラムが格納された可搬記録媒体を流通させてもよい。
また、行先階抽出部11、停止階決定部12、追加要求取得部13、利用者行先階情報記憶部14、運転制御部16、追加階登録部17及び動作モード決定部18の「部」を、「回路」又は「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。
また、エレベーター制御装置10は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
10 エレベーター制御装置、11 行先階抽出部、12 停止階決定部、13 追加要求取得部、14 利用者行先階情報記憶部、15 階段利用階数情報記憶部、16 運転制御部、17 追加階登録部、18 動作モード決定部、50 エレベーター、51 行先階ボタン、52 監視カメラ、101 ドア、102 階段、103 監視カメラ、104 ビーコン、701 ドア、702 階段、703 監視カメラ、704 ビーコン、801 ドア、802 階段、803 監視カメラ、804 ビーコン、901 ドア、902 階段、903 監視カメラ、904 ビーコン、1001 プロセッサ、1002 主記憶装置、1003 補助記憶装置、1004 通信装置。

Claims (14)

  1. エレベーター以外の階間移動手段が設けられている建物に設けられているエレベーターを利用しようとするエレベーター利用者が前記建物のいずれかの階に所在する場合に、前記エレベーター利用者が前記エレベーターで向かおうとしている行先階を抽出する行先階抽出部と、
    前記エレベーター利用者に前記エレベーターの代わりに前記階間移動手段を利用させる階数である階間移動手段利用階数を記憶する記憶部と、
    前記行先階抽出部により複数の行先階が抽出されたか否かを判定し、前記行先階抽出部により前記複数の行先階が抽出された場合に、前記記憶部から前記階間移動手段利用階数を取得し、前記行先階抽出部により抽出された前記複数の行先階と、前記記憶部から取得した前記階間移動手段利用階数とに基づき、前記エレベーターを停止させる停止階を前記複数の行先階よりも少ない階数で決定する停止階決定部とを有するエレベーター制御装置。
  2. 前記階間移動手段利用階数として、前記エレベーター利用者に前記階間移動手段により上らせることが推奨される階数である推奨上り階数と前記エレベーター利用者に前記階間移動手段により下らせることが推奨される階数である推奨下り階数とが指定されており、
    前記停止階決定部は、
    前記複数の行先階と、前記推奨上り階数と前記推奨下り階数とに基づき、前記停止階を決定する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記停止階決定部は、
    前記推奨上り階数内の階数の前記階間移動手段による上り及び前記推奨下り階数内の階数の前記階間移動手段による下りの少なくともいずれかで前記複数の行先階の各々に到達できるように前記停止階を決定する請求項2に記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記停止階決定部は、
    前記停止階を決定した後に、前記停止階に含まれなかった行先階である除外行先階を前記停止階に追加するよう要求された場合に、前記除外行先階を前記停止階に追加する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  5. 前記停止階決定部は、
    前記停止階を決定した後に、前記停止階に含まれなかった行先階である除外行先階を前記停止階に追加するよう要求された場合に、前記除外行先階が含まれるようにして新たな停止階を決定する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  6. 前記エレベーター制御装置は、更に、
    前記停止階決定部が前記停止階を決定した後に前記停止階に含まれなかった行先階である除外行先階を前記停止階に追加するよう要求があり、前記停止階決定部が前記除外行先階を前記停止階に追加した場合に、前記除外行先階を追加階として登録する追加階登録部を有し、
    前記停止階決定部は、
    前記行先階抽出部により複数の行先階が抽出され、前記複数の行先階に前記追加階が含まれている場合に、前記追加階の前記停止階への追加実績に基づき、前記追加階を前記停止階に含ませるか否かを決定する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  7. 前記停止階決定部は、
    前記追加階の前記停止階への追加実績が既定の条件を満たす場合に、前記追加階を前記停止階に含める請求項6に記載のエレベーター制御装置。
  8. 前記追加階登録部は、
    前記追加階と、前記追加階を前記停止階に追加するよう要求したエレベーター利用者である追加要求利用者とを関連付けて登録し、
    前記停止階決定部は、
    前記行先階抽出部により複数の行先階が抽出され、前記複数の行先階に前記追加階が含まれ、前記追加要求利用者の行先階が前記追加階であり、前記追加要求利用者による前記追加階の前記停止階への追加回数及び追加頻度の少なくともいずれかが閾値を超える場合に、前記追加階を前記停止階に含める請求項6に記載のエレベーター制御装置。
  9. 前記停止階決定部は、
    前記停止階の候補が複数存在する場合に、前記停止階の数が最少の候補を選択する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  10. 前記停止階決定部は、
    前記停止階の候補が複数存在する場合に、前記エレベーターが出発してから、前記エレベーターが全ての停止階に停止した後に前記エレベーターが移動すべき階である移動先階に到達するまでの時間が最小の候補を選択する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  11. 前記停止階決定部は、
    前記エレベーター利用者の人数が既定の条件を満たす場合に、前記停止階を前記複数の行先階よりも少ない階数で決定する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  12. 前記停止階決定部は、
    前記エレベーターの電力消費量及び前記建物における電力消費量の少なくともいずれかが既定の条件を満たす場合に、前記停止階を前記複数の行先階よりも少ない階数で決定する請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  13. コンピュータが、エレベーター以外の階間移動手段が設けられている建物に設けられているエレベーターを利用しようとするエレベーター利用者が前記建物のいずれかの階に所在する場合に、前記エレベーター利用者が前記エレベーターで向かおうとしている行先階を抽出し、
    前記コンピュータが、複数の行先階が抽出されたか否かを判定し、前記複数の行先階が抽出された場合に、前記コンピュータが、前記エレベーター利用者に前記エレベーターの代わりに前記階間移動手段を利用させる階数である階間移動手段利用階数を記憶している記憶領域から前記階間移動手段利用階数を取得し、前記複数の行先階と、前記記憶領域から取得した前記階間移動手段利用階数とに基づき、前記エレベーターを停止させる停止階を前記複数の行先階よりも少ない階数で決定するエレベーター制御方法。
  14. エレベーター以外の階間移動手段が設けられている建物に設けられているエレベーターを利用しようとするエレベーター利用者が前記建物のいずれかの階に所在する場合に、前記エレベーター利用者が前記エレベーターで向かおうとしている行先階を抽出する行先階抽出処理と、
    前記行先階抽出処理により複数の行先階が抽出されたか否かを判定し、前記行先階抽出処理により前記複数の行先階が抽出された場合に、前記エレベーター利用者に前記エレベーターの代わりに前記階間移動手段を利用させる階数である階間移動手段利用階数を記憶している記憶領域から前記階間移動手段利用階数を取得し、前記行先階抽出処理により抽出された前記複数の行先階と、前記記憶領域から取得した前記階間移動手段利用階数とに基づき、前記エレベーターを停止させる停止階を前記複数の行先階よりも少ない階数で決定する停止階決定処理とをコンピュータに実行させるエレベーター制御プログラム。
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