JP6860432B2 - ワークの認識装置及びワークを認識する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの認識装置及びワークを認識する方法に関する。
従来から、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを認識することが行われている。例えば、特許文献1に記載された対象物取り出し装置において、このような処理が行われている。
特許文献1の対象物取り出し装置は、把持順決定装置を備える。把持順決定装置は、位置が認識された複数の対象物を、上方に位置するものから順に選択し、選択された順に複数の対象物について干渉度判定を行う。干渉度判定では、選択された対象物を取り出す場合に、当該選択された対象物が、これに水平方向に隣接する他の対象物に干渉する度合いを第1の度合いとし、当該他の対象物を取り出す場合に、当該他の対象物が、当該選択された対象物に干渉する度合いを第2の度合いとし、第1の度合いが第2の度合い以下であるかの判定を行う。把持順決定装置は、判定が肯定された順に複数の対象物の順位が上位になるように取り出し順序を定める。
特開2013−119121号公報
ところで、特許文献1や同様の処理を行うための従来のワークの認識装置は、一般に、所定の形状を有するワーク(例えば、機械の組み立てに用いる部材など)に対して処理を行うものであり、所定の形状を有しないワーク(例えば、唐揚げなどの食品や岩石など)が含まれるような場合に、上記のような処理を行うことが困難になるという問題があった。また、従来のワークの認識装置は、複数のワークが設置された設置スペースを撮像することでCAD(Computer−Aided Design)データなどの3次元データを取得し、当該3次元データと予め記憶しておいたワークの形状に関するデータなどと比較する処理を行う必要があった。すなわち、従来のワークの認識装置は、大きなデータ量を取り扱って複雑な処理を行う必要があった。これにより、処理速度が遅くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、所定の形状を有しないワークが含まれるような場合であっても、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを迅速に認識することができる、ワークの認識装置及びワークを認識する方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るワークの認識装置は、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを認識するためのワークの認識装置であって、前記設置スペースの所定の範囲内を撮像して画像情報を得るための撮像装置と、前記撮像装置から得られた画像情報を解析して前記ワークを認識するための制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像情報を解析することで、前記設置スペースの所定の範囲内において高さ位置が最も高いポイントを検出する第1のステップと、前記最も高いポイントから所定の距離以内において前記最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の面積を検出する第2のステップと、前記面積が所定の条件を満たす場合に、前記最も高いポイントにワークが存在することを認識する第3のステップと、を実行し、前記所定の条件は、前記面積が予め定められた第2の閾値よりも大きいと判定することを含む。
この構成によれば、従来のワークの認識装置で一般に行われているようにワークの形状を認識する必要がないため、CADデータなどの大きなデータ量を取り扱う必要がない。また、ワークの形状に関するデータなどを予め記憶しておく必要もなく、さらに当該データとの比較を行う必要もない。すなわち、複雑な処理を行う必要もない。その結果、本発明に係るワークの認識装置は、所定の形状を有しないワークが含まれるような場合であっても、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを迅速に認識することができる。
前記所定の条件は、前記面積が前記第2の閾値よりも大きい予め定められた第3の閾値よりも小さいと判定することをさらに含んでもよい。
この構成によれば、誤って認識することなく確実にワークを認識することができる。
前記撮像装置は、前記設置スペースの所定の範囲内を斜め上方から撮像してもよい。
この構成によれば、撮像装置の視野角が広くなるため、広い範囲を撮像することが可能になる。
前記撮像装置は、前記設置スペースの所定の範囲内を2地点から撮像し、前記制御部は、前記2地点から撮像することで得られる視差を解析して、前記設置スペースの所定の範囲内の高さ位置を検出することにより、前記第1のステップ及び前記第2のステップを実行してもよい。
この構成によれば、画像情報の解析を容易に行うことができるため、効率良く高さ位置を検出することが可能になる。
前記設置スペースの所定の範囲内にドットパターンを照射する投光器をさらに備え、前記撮像装置は、前記ドットパターンが照射されている前記設置スペースの所定の範囲内を撮像し、前記制御部は、前記設置スペースの所定の範囲内を撮像することで得られる画像情報を解析することにより、前記第1のステップ及び前記第2のステップを実行してもよい。
この構成によれば、画像情報の解析を容易に行うことができるため、効率良く高さ位置を検出することが可能になる。
前記投光器が照射するドットパターンは青色であってもよい。
青色の光は波長が短く強い光である。したがって、この構成によれば、周囲の光に影響を受け難くいドットパターンを照射することが可能となる。また、ワークとして例えば食品を取り扱う場合、ワークが青色であることが極めて稀であるため、ドットパターンとワークが似た色になる可能性を低くすることができる。これにより、ワークに対して鮮明にドットパターンを照射することができるため、画像情報の解析を一層容易に行うことが可能となる。
前記複数のワークは、前記設置スペースの所定の範囲内にばら積みされていてもよい。
この構成によれば、本発明に係るワークの認識装置を有効に用いることができる。
前記制御部は、前記設置スペースの所定の範囲内からワークを保持して取り出すためのロボットをさらに制御し、前記ロボットは、ロボットアームと、前記ロボットアームの先端部に取り付けられ、前記ワークを保持するためのエンドエフェクタと、を備え、前記制御部は、前記第3のステップにおいて、前記最も高いポイントにワークが存在することを認識した場合に、前記ロボットアームにより前記エンドエフェクタを前記最も高いポイント又は前記最も高いポイントから所定の距離以内において前記最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分まで移動させる第4のステップと、前記エンドエフェクタにより前記最も高いポイントに存在するワークを保持する第5のステップと、前記ロボットアームにより前記エンドエフェクタ及びそれに保持されたワークを前記設置スペースの所定の範囲内から移動させる第6のステップと、をさらに実行してもよい。
この構成によれば、本発明に係るワークの認識装置を用いて、設置スペースの所定の範囲内において最上部に位置する取り出し易いワークから順に保持して取り出すことができる。これにより、エンドエフェクタが衝突することでワークが傷んだり、設置スペースからワークがこぼれ落ちたりしてしまうことを防止することができる。
前記エンドエフェクタは、負圧により吸着することで前記ワークを保持してもよい。
この構成によれば、ワークを傷めることなく保持することができる。なお、この作用は、ワークが傷みやすい例えば唐揚げなどの食品である場合において特に有効である。
前記エンドエフェクタは、前記ロボットの高さ方向に沿って延びる中心軸線上に設けられ、前記撮像装置は、前記ロボットに前記中心軸線から外れて設けられることにより、前記設置スペースの所定の範囲内を斜め上方から撮像してもよい。
この構成によれば、撮像装置は、視野角が広がり、且つエンドエフェクタに妨げられることを抑制することができるため、効率良く広い範囲を撮像することができる。
前記課題を解決するために、本発明に係るワークを認識する方法は、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを認識する方法であって、前記設置スペースの所定の範囲内を撮像して得られる前記画像情報を解析することで、前記設置スペースの所定の範囲内において高さ位置が最も高いポイントを検出する第1のステップと、前記最も高いポイントから所定の距離以内において前記最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の面積を検出する第2のステップと、前記面積が所定の条件を満たす場合に、前記最も高いポイントにワークが存在することを認識する第3のステップと、を備え、前記所定の条件は、前記面積が予め定められた第2の閾値よりも大きいと判定することを含む。
この構成によれば、従来のワークの認識装置で一般に行われているようにワークの形状を認識する必要がないため、CADデータなどの大きなデータ量を取り扱う必要がない。また、ワークの形状に関するデータなどを予め記憶しておく必要もなく、さらに当該データとの比較を行う必要もない。すなわち、複雑なステップを行う必要もない。その結果、本発明に係るワークを認識する方法は、所定の形状を有しないワークが含まれるような場合であっても、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを迅速に認識することができる。
本発明によれば、所定の形状を有しないワークが含まれるような場合であっても、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを迅速に認識することができる、ワークの認識装置及びワークを認識する方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットを食品の製造現場に適用し、食品の盛り付け作業を行う様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの正面図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの各アーム機構の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの各アーム機構の基端ジョイントの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの各アーム機構の先端ジョイントの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットのブラケットの構成例を概略的に示す底面図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの各アーム機構の構成例を示す図であり、平行リンクユニットを揺動させた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの各アーム機構の構成例を示す図であり、平行リンクユニットを揺動させた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットのエンドエフェクタを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係るワークの認識装置について図面を参照して説明する。なお、本実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットを食品の製造現場に適用し、食品の盛り付け作業を行う様子を示す図である。本実施形態に係るワークの認識装置は、図1で手前左側に設けられているトレーT(設置スペース)の所定の範囲内を撮像して画像情報を得るための撮像装置90と、撮像装置90から得られた画像情報を解析してトレーT内に設置された唐揚げW(ワーク)を認識するための制御部100と、を備える。図1に示すように、本実施形態に係るワークの認識装置は、食品の製造現場に適用され、弁当箱Lに食品の盛り付け作業を行うロボット10を制御する。なお、図1では、食品の製造現場と、そこに設けられるロボット10のうちその一部であるエンドエフェクタ80の先端部のみとを図示してある。
図1では、手前左側に設けられているトレーT(設置スペース)内に複数の唐揚げW(複数のワーク)がばら積みされており、手前右側に設けられているトレーT(設置スペース)内に複数の焼売W(複数のワーク)が個別に載置されている。また、図1では、奥側において左右方向に延びるようにベルトコンベアBが設けられており、図中右側から左側に向かって、複数の弁当箱Lを繰り返し搬送している。
本実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボット10は、トレーT、トレーT及びベルトコンベアB(すなわち、食品の製造現場)の上方に設けられ、図中手前側に設けられているトレーTから唐揚げWを保持して取り出し、図中奥側に設けられているベルトコンベアB上を搬送されてくる弁当箱Lに盛り付ける。次に、図中奥側からトレーTまで移動して、トレーTから焼売Wを保持して取り出し、前記弁当箱Lに盛り付ける。そして、図中奥側からトレーTまで移動して再び唐揚げWを保持して取り出し、前記ベルトコンベアB上を搬送されてくる次の弁当箱Lに盛り付ける。ロボット10は、上記作業を繰り返すことで、複数の弁当箱Lに食品の盛り付け作業を行う。
図2は、本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットの正面図である。ロボット10は、バケット15を備えるベース2を有している。バケット15は開口を取り囲む上縁部15aを有し、上縁部15aには水平に突出する複数のリブ17が設けられている。リブ17は、架台191に設けられた取付口191aの周縁部191bに支持され、周縁部191bにリブ17を例えば螺止することによりベース2が架台191に固定される。
なお、図2はリブ17の下面が周縁部191bの上面に当接し、リブ17が螺止された周縁部191bに保持される形態を例示している。しかし、これに代えて、リブ17の上面が周縁部191bの下面に当接し、リブ17が螺止された周縁部191bによって保持されてもよい。
ベース2が架台191に固定されると、ロボット10のうち上縁部15aよりも下側の部分が、架台191から吊り下げられるようにして作業スペース内に配置される。バケット15の下部は、複数組のアーム機構3(ロボットアーム)を介して単一のブラケット4と連結されている。平面視において、複数組のアーム機構3の基端部は周方向に等間隔をおいて配置されている。より詳しくは、ロボット10の基準姿勢において、複数組のアーム機構3は所定の中心軸線101(高さ方向に沿って延びる中心軸線)を中心として等間隔で回転対称に設けられている。本実施形態において例示する形態によれば、アーム機構3は3組設けられ、これらは中心軸線101を中心として120度の等間隔で回転対称に設けられている。また、本実施形態において、ロボット10は、中心軸線101が鉛直方向に延在するように設置されている。しかし、これに限られるものではなく、ロボット10は、中心軸線101が鉛直方向に対して傾斜するように設置されてもよい。
図3は、ロボット10の各アーム機構3の構成例を示す図である。
図2及び図3に示すように、各アーム機構3は、アーム18と第1リンク21及び第2リンク22を有する平行リンクユニット19とを備える。アーム18は、その基端部においてバケット15の下部に揺動可能に連結されている。各アーム18の揺動支軸は中心軸線101と直交する互いに同一の平面内に位置している。すなわち、本実施形態において、各アーム18の揺動支軸は、互いに同一の水平面内に位置している。第1リンク21は基端部においてアーム18の先端部に揺動可能に連結され、先端部においてブラケット4に揺動可能に連結されている。第2リンク22は、第1リンク21と平行に延び、所定の中心軸線101の延在方向において同じ位置に配設されている。そして、第2リンク22は、基端部においてアーム18の先端部に揺動可能に連結され、先端部においてブラケット4に揺動可能に連結されている。第1リンク21及び第2リンク22が一対のリンクを構成している。
基端側リンク挟着部20及び平行リンクユニット19の基端部は、平行リンクユニット19をアーム18に対して任意の方向に揺動可能に連結する基端ジョイント8を構成している。また、先端側リンク挟着部29及び平行リンクユニット19の先端部は、平行リンクユニット19をブラケット4に対して任意の方向に揺動可能に連結する先端ジョイント9を構成している。
図4は、基端ジョイント8の構成例を示す図である。
図2、図3及び図4に示すように、アーム18は、先端部に一対のジョイント部23を有する基端側リンク挟着部20を有する。一対のジョイント部23は、軸線102がアーム18の先端部から中心軸線101を中心とする円の接線方向に伸延し、アーム18の先端部から互いに反対方向外側に伸延している。そして、各ジョイント部23の先端部が球面状の自由端を構成している。ジョイント部23の球面状の自由端がボール部24を構成する。
第1リンク21及び第2リンク22の基端部には、第1リンク21及び第2リンク22の延在方向と直交する方向に窪んだ凹状部25が形成されている。凹状部25には腕状のソケット26が着脱可能に装着され、ソケット26の内周面は略半球面を形成している。このソケット26の内周面の形状は、ボール部24の外周面の形状と略同一に形成されている。そして、第1リンク21及び第2リンク22のソケット26によって一対のジョイント部23のボール部24を挟み込むように、ソケット26とボール部24とが嵌め合わせられている。これにより、当該ボール部24の外周面とソケット26の内周面とが球面対偶を成し、第1リンク21及び第2リンク22がそれぞれアーム18に対して少なくとも2自由度を持って揺動可能に連結されている。
そして、第1リンク21の基端部と第2リンク22の基端部との間には付勢ユニット27が架け渡されている。付勢ユニット27は第1リンク21及び第2リンク22を互いに近づけるよう付勢し、これによりリンク21,22が基端側リンク挟着部20を挟む状態を保つように構成され、第1及び第2のリンク21,22のアーム18からの脱落を防止している。
図6は、ブラケット4の構成例を概略的に示す底面図である。
図2、図3及び図6に示すように、ブラケット4は平板状に形成され、中心軸線101と直交する平面上において延在する姿勢、すなわち、水平姿勢で設けられている。ブラケット4は、複数の先端側リンク挟着部29を有する。各先端側リンク挟着部29は、例えばブラケット4の外周縁部に形成されている。そして、複数の先端側リンク挟着部29は、中心軸線101と平行に伸びる軸線を中心として等間隔で回転対称に設けられている。本実施形態において例示する形態によれば、先端側リンク挟着部29は3つ設けられ、これらは中心軸線101と平行に伸びる軸線を中心として120度の等間隔で回転対称に設けられている。
図5は、先端ジョイント9の構成例を示す図である。
図5に示すように、各先端側リンク挟着部29は、一対のジョイント部30を有する。一対のジョイント部30は、軸線104がブラケット4の外周縁部から中心軸線101を中心とする円の接線方向に伸延し、ブラケット4の外周縁部から互いに反対方向外側に伸延している。すなわち、軸線104は、組付状態において、軸線102と平行となるように構成されている。そして、各ジョイント部30の先端部が球面状の自由端を構成している。ジョイント部30の球面状の自由端がボール部31を構成する。
第1リンク21及び第2リンク22の先端部は、その基端部と同様に構成されている。
そして、第1リンク21及び第2リンク22のソケット26によって一対のジョイント部30のボール部31を挟み込むように、ソケット26とボール部31とが嵌め合わせられている。これにより、当該ボール部31とソケット26が球面対偶を成し、第1リンク21及び第2リンク22がそれぞれブラケット4に対して少なくとも2自由度を持って揺動可能に連結されている。
このように、基端ジョイント8及び先端ジョイント9は、ボールジョイントに構成されている。そして、第1リンク21及び第2リンク22は、基端部が基端側リンク挟着部20を回動自在に挟むように配置され、且つ先端部がブラケット4に設けられている対応する先端側リンク挟着部29を回動自在に挟むように配置されている。
そして、第1リンク21の先端部と第2リンク22の先端部との間にも上記同様の付勢ユニット27が架け渡されている。これにより、リンク21,22が先端側リンク挟着部29を挟む状態を保つように構成され、リンク21,22のブラケット4からの脱落を防止している。このように、平行リンクユニット19は、パラレルリンクに構成されている。
上記構成によると、ブラケット4は、第1及び第2リンク21,22から成る複数組のパラレルリンクを介してベース2に連結される。図2に示すように、ベース2の下部には各アーム18の基端部をベース2に対して揺動させるアームアクチュエータ13が設けられている。各アームアクチュエータ13の動作に応じて各アーム18が揺動すると、複数組のアーム機構3によって規定される所定の位置にブラケット4が可動範囲内で移動する。このとき、ブラケット4のベース2に対する姿勢が複数組のパラレルリンクで拘束(規定)され、所定の中心軸線101と直交する平面方向における姿勢を維持する。
そして、複数組のアーム機構3によって規定される所定の位置にブラケット4が可動範囲内で移動すると、中心軸線101に対する平行リンクユニット19の傾斜角度が変化する。また、図7及び図8に示すように、第1リンク21及び第2リンク22を通る平面上において、第1リンク21及び第2リンク22が揺動する。これによって、第1リンク21及び第2リンク22を通る平面の法線方向から見て、第1リンク21及び第2リンク22の延在方向と直交する方向における、第1リンク21と第2リンク22との間隔が変化する。具体的には、第1リンク21及び第2リンク22が一対のジョイント部23及び一対のジョイント部30と直交する姿勢をとる状態において、第1リンク21及び第2リンク22と直交する方向における第1リンク21と第2リンク22との間隔D1は、最大となる。そして、この姿勢から揺動するにしたがって、第1リンク21及び第2リンク22と直交する方向における第1リンク21と第2リンク22との間隔は狭まる。すなわち、図7及び図8に示す間隔D2及びD3は上記間隔D1よりも小さくなる。
図2に示すように、ブラケット4の下面側(ロボットアームの先端部)には、唐揚げW及び焼売Wを保持するためのエンドエフェクタ80が取り付けられる。
本実施形態に係るワークの認識装置は、トレーT及びトレーT(設置スペース)の所定の範囲内を撮像して画像情報を得るための撮像装置90を備える。ここで、設置スペースの所定の範囲内とは、例えば、平面視したトレーT(又はトレーT)を2分割したときのいずれか一方であってもよいし、3分割以上したときのいずれかであってもよいし、又は分割せずに任意に選択された範囲内であってもよい。なお、このように平面視したトレーT(又はトレーT)をいくつかのエリアに分割し、当該エリアごとに上記した処理を繰り返し行ってもよい。また、設置スペースの所定の範囲内は、平面視したトレーT(又はトレーT)の全体であってもよい。
図2に示すように、ロボット10のアーム機構3の上端部と同じか又はほぼ同じ高さ位置において、2つのアーム機構3の間に取り付けられる撮像装置90を備える。撮像装置90は、ロボット10に中心軸線101から外れて設けられることにより、トレーT内及びトレーTの所定の範囲内を斜め上方から撮像する。また、撮像装置90は、その内部の2地点からトレーT内及びトレーT内を撮像する。
本実施軽形態に係る認識装置は、図示しない投光器をさらに備える。当該投光器は、トレーT内及びトレーT内にドットパターンを投光する。当該ドットバターンは青色である。なお、当該投光器は、ロボット10に直接取り付けて設けられてもよいし、ロボット10とは別個に設けられてもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係るワークの認識装置が制御するロボットのエンドエフェクタを示す斜視図である。本実施形態に係るエンドエフェクタ80は、ロボット10の高さ方向に沿って延びる中心軸線101上に設けられ、負圧により吸着することで、1つの唐揚げW又は1つの焼売Wを保持することができる。エンドエフェクタ80は、ブラケット4の下面側(ロボットアームの先端部)に取り付けられる取付け部81と、取付け部81の底面から鉛直方向に延びる3本の軸部材82と、3本の軸部材82の下端部に取り付けられる負圧形成部83と、負圧形成部83の底面に取り付けられる中空の略円筒状に形成された可撓性を有する保持部84と、を含む。保持部84は、前記したように構成されることで、作業対象となるワークが凹凸のある唐揚げWであったとしても、それを覆うように吸着して傷まないように保持することができる。
(制御部100が行う処理の一例)
本発明の一実施形態に係るワークの認識装置の制御部100が実行する処理の一例について、主に図10を参照して説明する。図10は、本発明の一実施形態に係るロボットの制御部100が実行する処理を示すフローチャートである。
まず、制御部100は、ベルトコンベアBにより搬送されて弁当箱Lが所定の位置を通過したことをセンサ等により検知すると、撮像装置90により得られる画像情報を解析することで、複数の唐揚げWがばら積みされたトレーT(設置スペース)の所定の範囲内において高さ位置が最も高いポイントを検出する。このようにして第1のステップS1が実行される。
次に、制御部100は、第1のステップS1において検出した最も高いポイントから所定の距離以内において、当該最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の面積を検出する。このようにして第2のステップS2が実行される。
なお、制御部100は、撮像装置90により2地点から撮像することで得られる視差を解析することで、トレーTの所定の範囲内の高さ位置を検出することにより、第1のステップS1及び第2のステップS2を実行してもよい。さらに、図示しない投光器によりトレーTの所定の範囲内にドットパターンを照射し、ドットパターンが照射されているトレーTを撮像することで得られる画像情報を解析することにより、第1のステップS1及び第2のステップS2を実行してもよい。
さらに、制御部100は、第2のステップS2で検出した面積が所定の条件を満たす場合に、最も高いポイントに唐揚げW(ワーク)が存在することを認識する。ここで、所定の条件は、前記面積が予め定められた第2の閾値よりも大きいと判定することを含む。このようにして第3のステップS3が実行される。
なお、所定の条件は、前記面積が第2の閾値よりも大きい予め定められた第3の閾値よりも小さいと判定することをさらに含んでもよい。
そして、制御部100は、第3のステップS3において、最も高いポイントに唐揚げWが存在することを認識した場合に、3組のアーム機構3(ロボットアーム)によりエンドエフェクタ80を第1のステップS1で検出した最も高いポイント又は最も高いポイントから所定の距離以内において最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分まで移動させる。このようにして第4のステップS4が実行される。ここで、最も高いポイントから所定の距離以内において最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の中で、例えば、その重心となる部分まで移動させてもよい。これにより、唐揚げW(ワーク)を保持し易くなる。
次に、エンドエフェクタ80により第1のステップS1で検出した最も高いポイントに存在する唐揚げWを保持する。このとき、エンドエフェクタ80は、負圧により吸着することで唐揚げWを保持してもよい。このようにして第5のステップS5が実行される。
最後に、3組のアーム機構3(ロボットアーム)によりエンドエフェクタ80及びそれに保持された唐揚げWをトレーT(設置スペース)の所定の範囲内から移動させる。このようにして第6のステップS6が実行される。なお、3組のアーム機構3は、取り出した唐揚げWをベルトコンベアBにより搬送されてくる弁当箱Lの所定の位置に載置することで、弁当箱Lに盛り付け作業を行う。
制御部100は、上記のようにして、複数の唐揚げWがばら積みだれたトレーTから唐揚げWを保持して取り出し、弁当箱Lに盛り付ける。
なお、ロボット10は、上記のように唐揚げWを盛り付けたあと、トレーT内に載置された複数の焼売Wから焼売Wを保持して取り出し、同じ弁当箱Lに対して盛り付け作業を行う。ここで、焼売Wは、トレーT内にばら積みされた唐揚げWと異なり、トレーT内で互いに重ならないように載置されている。しかしながら、焼売Wごとに僅かに形状が異なることで、トレーT内においても高さ位置にもばら付きがある。したがって、制御部100は、トレーT内にばら積みされた唐揚げWを保持して取り出した場合と同様に、トレーT内の高さ位置についても検出し、上記した第1のステップS乃至第6のステップSを実行する。
また、ロボット10は、上記した第1のステップS1乃至第6のステップS6を繰り返し行うことで、ベルトコンベアB上を順に搬送されてくる複数の弁当箱Lに対して同様の盛り付け作業を行うことができる。そして、トレーTの底板表面の高さ位置と、弁当箱Lへの盛り付けを許容される最も小さい唐揚げWの高さ寸法とを予め記憶しておくことにより、その予め記憶しておいたデータに基づいて、トレーT内にばら積みされた唐揚げWが全て無くなった場合にそれを認識して、唐揚げWの取り出し作業を終了してもよい。なお、焼売Wについても同様であるため、ここではその説明を繰り返さない。
(効果)
本実施形態に係るワークの認識装置は、唐揚げWがばら積みされたトレーTの所定の範囲内を上方から撮像することにより得られる画像情報を解析することで、トレーTの所定の範囲内において高さ位置が最も高いポイントを検出する。そして、当該最も高いポイントから所定の距離以内において所定の条件が満たされていると判定した場合に、当該最も高いポイントに唐揚げWが存在すると認識する。ここで、所定の条件は、最も高いポイントから所定の距離以内において最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の面積が、予め定められた第2の閾値よりも大きいと判定することを含む。これにより、本実施形態では、従来のワークの認識装置が一般に行うように、ワークの形状を認識する必要がないため、CADデータなどの大きなデータ量を取り扱う必要がない。また、ワークの形状に関するデータなどを予め記憶しておく必要もなく、さらにこのようなデータとの比較を行う必要もない。すなわち、複雑な処理を行う必要もない。その結果、本実施形態に係るワークの認識装置は、所定の形状を有しないワークが含まれるような場合であっても、複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを迅速に認識することができる。
また、所定の条件が、第2のステップS2で検出した面積が第2の閾値よりも大きい予め定められた第3の閾値よりも小さいと判定することをさらに含むことにより、誤って認識することなく確実にワークを認識することができる。
そして、本実施形態に係る撮像装置90は、トレーT(設置スペース)の所定の範囲内を斜め上方から撮像することにより、視野角が広くなるため、広い範囲を撮像することが可能になる。
さらに、本実施形態では、トレーT内を2地点から撮像することで得られる視差を解析することで、トレーT内の高さ位置を検出することにより、第1のステップS1及び第2のステップS2が実行される。これにより、本実施形態に係るワークの認識装置は、画像情報の解析を容易に行うことができるため、効率良く高さ位置を検出することが可能になる。
そして、本実施形態では、投光器を用いてドットパターンが照射されているトレーT内を撮像することで得られる画像情報を解析することにより、第1のステップS1及び第2のステップS2が実行される。これにより、本実施形態に係るワークの認識装置は、画像情報の解析を容易に行うことができるため、効率良く高さ位置を検出することが可能になる。
また、本実施形態では、投光器が照射するドットパターンが青色である。ここで、青色の光は、波長が短く強い光である。したがって、上記のように青色とすることで、周囲の光に影響を受け難くいドットパターンを照射することが可能となる。また、本実施形態のようにワークが唐揚げWなどの食品である場合、ワークが青色であることが極めて稀であるため、ドットパターンとワークが似た色になる可能性を低くすることができる。これにより、ワークに対して鮮明にドットパターンを照射することができるため、画像情報の解析を一層容易に行うことが可能となる。
さらに、本実施形態では、複数の唐揚げW(ワーク)がばら積みされているトレーT(設置スペース)において上記した処理が行われる。これにより、本実施形態に係るワークの認識装置を有効に用いることができる。
そして、本実施形態では、ワークの認識装置の制御部100がトレーT(設置スペース)の所定の範囲内から唐揚げW(ワーク)を保持して取り出すためのロボット10をさらに制御する。これにより、本実施形態に係るワークの認識装置を用いて、トレーTの所定の範囲内において最上部に位置する取り出し易い唐揚げWから順に保持して取り出すことができる。その結果、エンドエフェクタ80が衝突することで唐揚げWが傷んだり、トレーTから唐揚げWがこぼれ落ちたりしてしまうことを防止することができる。
本実施形態に係るエンドエフェクタ80は、負圧により吸着することで唐揚げWを保持する。これにより、ワークを傷めることなく保持することができる。この作用は、本実施形態のように、ワークが傷みやすい唐揚げWなどのような場合に特に有効である。
また、本実施形態に係るエンドエフェクタ80は、ロボット10の高さ方向に沿って延びる中心軸線101上に設けられ、撮像装置90は、ロボット10に中心軸線101から外れて設けられることにより、トレーTの所定の範囲内を斜め上方から撮像する。これにより、撮像装置90は、視野角が広がり、且つエンドエフェクタ80に妨げられることを抑制することができるため、効率良く広い範囲を撮像することができる。
(変形例)
上記実施形態では、ワークの認識装置の制御部100がロボット10を制御することで、設置スペースの所定の範囲内からワークを保持して取り出し、上記第4のステップS4〜第5のステップS5を実施する場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、ワークの認識装置の制御部100は、第1のステップS1〜第3のステップS3のみ行ってもよいし、当該ステップを行ったあとで、それを利用して、最も高い位置に存在するワークに対して任意の加工を行うなどロボット10が実施するのとは別の処理を行ってもよい。
上記実施形態では、ワークが所定の形状を有しない食品(唐揚げW及び焼売W)である場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ワークは所定の形状を有しない岩石であってもよい。なお、本発明に係るワークの認識装置及びワークを認識する方法は、所定の形状を有しないワークに対して作業を行うことで特に有効に用いられるが、所定の形状を有するワーク(例えば、機械の組み立てに用いる部材など)に対しても同様に作業を行うことができる。
上記実施形態では、エンドエフェクタ80が負圧により吸着することでワーク(唐揚げW及び焼売W)を保持する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、エンドエフェクタ80は、例えば、針を刺すことでワークを保持してもよいし、両側から拘束するようにして把持(又はチャック)することでワークを保持してもよい。
上記実施形態では、ロボット10が、ロボットアームとして、天吊りされた状態の3組のアーム機構3を備える場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ロボット10は、多関節を有するロボットアームを1つのみ有し、そのロボットアームの先端部にエンドエフェクタ80が取り付けられるものであってもよい。また、ロボット10が設置スペースの脇に設置されていてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
2 ベース
3 アーム機構
4 ブラケット
8 基端ジョイント
9 先端ジョイント
10 ロボット
13 アームアクチュエータ
15 バケット
15a 上縁部
17 リブ
18 アーム
19 平行リンクユニット
20 基端側リンク挟着部
21 第1リンク
21 リンク
22 第2リンク
23 ジョイント部
24 ボール部
25 凹状部
26 ソケット
27 付勢ユニット
29 先端側リンク挟着部
30 ジョイント部
31 ボール部
80 エンドエフェクタ
81 取付け部
82 軸部材
83 負圧形成部
84 保持部
90 撮像装置
100 制御部
101 中心軸線
102 軸線
104 軸線
191 架台
191a 取付口
191b 周縁部
B ベルトコンベア
L 弁当箱
1、トレー
唐揚げ
焼売

Claims (11)

  1. 複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを認識するためのワークの認識装置であって、
    前記設置スペースの所定の範囲内を撮像して画像情報を得るための撮像装置と、
    前記撮像装置から得られた画像情報を解析して前記ワークを認識するための制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像情報を解析することで、前記設置スペースの所定の範囲内において高さ位置が最も高いポイントを検出する第1のステップと、
    前記最も高いポイントから所定の距離以内において前記最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の面積を検出する第2のステップと、
    前記面積が所定の条件を満たす場合に、前記最も高いポイントにワークが存在することを認識する第3のステップと、を実行し、
    前記所定の条件は、前記面積が予め定められた第2の閾値よりも大きいと判定することを含む、ワークの認識装置。
  2. 前記所定の条件は、前記面積が前記第2の閾値よりも大きい予め定められた第3の閾値よりも小さいと判定することをさらに含む、請求項1に記載のワークの認識装置。
  3. 前記撮像装置は、前記設置スペースの所定の範囲内を斜め上方から撮像する、請求項1又は2に記載のワークの認識装置。
  4. 前記撮像装置は、前記設置スペースの所定の範囲内を2地点から撮像し、
    前記制御部は、前記2地点から撮像することで得られる視差を解析して、前記設置スペースの所定の範囲内の高さ位置を検出することにより、前記第1のステップ及び前記第2のステップを実行する、請求項1乃至3のいずれかに記載のワークの認識装置。
  5. 前記設置スペースの所定の範囲内にドットパターンを照射する投光器をさらに備え、
    前記撮像装置は、前記ドットパターンが照射されている前記設置スペースの所定の範囲内を撮像し、
    前記制御部は、前記設置スペースの所定の範囲内を撮像することで得られる画像情報を解析することにより、前記第1のステップ及び前記第2のステップを実行する、請求項1乃至4のいずれかに記載のワークの認識装置。
  6. 前記投光器が照射するドットパターンは青色である、請求項5に記載のワークの認識装置。
  7. 前記複数のワークは、前記設置スペースの所定の範囲内にばら積みされている、請求項1乃至6のいずれかに記載のワークの認識装置。
  8. 前記制御部は、前記設置スペースの所定の範囲内からワークを保持して取り出すためのロボットをさらに制御し、
    前記ロボットは、
    ロボットアームと、
    前記ロボットアームの先端部に取り付けられ、前記ワークを保持するためのエンドエフェクタと、を備え、
    前記制御部は、
    前記第3のステップにおいて、前記最も高いポイントにワークが存在することを認識した場合に、前記ロボットアームにより前記エンドエフェクタを前記最も高いポイント又は前記最も高いポイントから所定の距離以内において前記最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分まで移動させる第4のステップと、
    前記エンドエフェクタにより前記最も高いポイントに存在するワークを保持する第5のステップと、
    前記ロボットアームにより前記エンドエフェクタ及びそれに保持されたワークを前記設置スペースの所定の範囲内から移動させる第6のステップと、
    をさらに実行する、請求項1乃至7のいずれかに記載のワークの認識装置。
  9. 前記エンドエフェクタは、負圧により吸着することで前記ワークを保持する、請求項8に記載のワークの認識装置。
  10. 前記エンドエフェクタは、前記ロボットの高さ方向に沿って延びる中心軸線上に設けられ、前記撮像装置は、前記ロボットに前記中心軸線から外れて設けられることにより、前記設置スペースの所定の範囲内を斜め上方から撮像する、請求項8又は9に記載のワークの認識装置。
  11. 複数のワークが設置された設置スペースにおいてワークを認識する方法であって、
    前記設置スペースの所定の範囲内を撮像して得られる画像情報を解析することで、前記設置スペースの所定の範囲内において高さ位置が最も高いポイントを検出する第1のステップと、
    前記最も高いポイントから所定の距離以内において前記最も高いポイントとの高さ位置の差が予め定められた第1の閾値よりも小さい部分の面積を検出する第2のステップと、
    前記面積が所定の条件を満たす場合に、前記最も高いポイントにワークが存在することを認識する第3のステップと、を備え、
    前記所定の条件は、前記面積が予め定められた第2の閾値よりも大きいと判定することを含む、ワークを認識する方法。
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