JP6859896B2 - 電池システム - Google Patents

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Description

本開示は、組電池に関し、より特定的には、組電池を構成する単電池の面圧調整に関する。
特開2009−200051公報(特許文献1)には、複数の単電池が積層され(以下、単電池を積層する方向を「積層方向」ともいう)、積層された単電池間に樹脂板を配置した組電池が開示されている。単電池の各々は、正極と負極とがセパレータを介して積層され、その積層体が捲回されることにより形成された捲回型の電極体を収容する。積層された複数の単電池は拘束バンドで拘束される(以下、拘束バンドで拘束される対象となる複数の単電池を、単に「拘束対象」ともいう)。
特開2009−200051号公報 特開2017−107648号公報
ハイブリット自動車などの車両に搭載される組電池は、多くの場合、その規格寸法が決められている。一方、組電池を構成する個々の単電池は、製造ばらつきによって寸法誤差が存在する。
特許文献1に開示されている組電池においては、組電池の規格寸法に収めるために拘束対象が拘束バンドで拘束される。ここで、上記のとおり単電池には寸法誤差が存在し得るため、拘束前の拘束対象の積層方向の長さは、拘束対象毎に異なり得る。そのため、拘束バンドで拘束した際における拘束後の拘束対象にかかる荷重(以下「拘束荷重」ともいう)が大きくなる組電池が存在し得る。つまり、組電池間に拘束荷重の差が生じ得る。拘束荷重が大きい組電池は、各単電池における積層方向にかかる面圧も大きくなる。各単電池における積層方向にかかる面圧が大きくなる場合、単電池内の電極体内の正極と負極との電極間距離が短くなり、電流が流れやすくなるため、組電池の劣化が早まることが懸念される。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、組電池間の拘束荷重の差によって劣化の早い組電池が発生することを防ぐことである。
本開示に係る組電池は、所定の方向に積層された複数の単電池と、複数の単電池の間にそれぞれ介在する複数の樹脂板とを備える。複数の樹脂板の各々は、冷却媒体が供給される流路部を含む。流路部は、冷却媒体の圧力によって、所定の方向に伸縮可能に構成される。
上記構成によれば、樹脂板に含まれる流路部が、冷却媒体の圧力によって所定の方向(積層方向)に伸縮可能に構成される。そのため、拘束対象が拘束された状態において、冷却媒体の圧力を調整することによって、各単電池における積層方向にかかる面圧が組電池の劣化を過剰に早めることのない適正値となるように、流路部を伸縮させることができる。ゆえに、組電池毎に、各単電池内において電極間距離が短くなることを防ぐことができる。その結果、組電池間の拘束荷重の差が抑制され、劣化の早い組電池が発生することを防ぐことができる。
本開示によれば、組電池間の拘束荷重の差よって劣化の早い組電池が発生することを防ぐことができる。
本実施の形態に係る組電池の構成の一例を示す斜視図である。 本実施の形態に係る組電池を構成する単電池および樹脂板の構成の一例を示す斜視図である。 本実施の形態に係る単電池の構成の一例を概略的に示す部分断面図である。 本実施の形態に係る組電池を含む電池システムの一例を示す図である。 図4に示す断面線V−Vにおける断面図である。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<組電池および各構成>
図1は、本実施の形態に係る組電池1の斜視図である。
組電池1は、たとえば電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)などの駆動電源として使用できる組電池である。組電池1は、複数の単電池2と、複数の樹脂板3と、1対のエンドプレート51,52と、4本の拘束バンド61〜64と、複数のバスバー4とを含む。
単電池2は、電池ケース20と、正極外部端子26Aと、負極外部端子26Bとを含む。電池ケース20は、単電池2のx軸方向と交差する側壁21(図3参照)を有する角型形状(略直方体形状)のケースである。図1に示す例では、複数の単電池2は、x軸方向に積層され、電気的に直列に接続されている。すなわち各単電池2は、1個ずつ向きを反転させられながら配列されている。そして、一の単電池2の正極外部端子26Aと隣接する別の単電池2の負極外部端子26Bとが、バスバー4によって電気的に接続されている。なお、図1において、単電池2の厚み方向(積層方向)をx軸方向とし、単電池2の長さ方向をy軸とし、単電池2の高さ方向をz軸とする。図2〜5についても同様とする。
図2は、本実施の形態に係る組電池1を構成する単電池2および樹脂板3の構成の一例を示す斜視図である。
複数の樹脂板3の各々は、単電池2同士の間に介在し、単電池2同士を絶縁する。複数の樹脂板3の各々は、平板上のベース部30と、複数の流路部31と、複数の流路部32とを有する。複数の流路部31の各々は、z軸方向に延在しており、ベース部30に対してx軸方向に突出するように設けられている。複数の流路部31は、y軸方向に平行に並べて設けられている。
複数の流路部32の各々は、z軸方向に延在しており、ベース部30に対してx軸方向に突出するように設けられている。複数の流路部32は、y軸方向に平行に並べて設けられている。流路部31と流路部32とは、略交互に並べられている。このように設けられた複数の流路部31および複数の流路部32を冷却ポンプ(図4参照)によって循環される冷却水がz軸の負方向に流れる。流路部31および流路部32についての詳細は、後述する。
図1に戻り、エンドプレート51,52は、その間に複数の単電池2および複数の樹脂板3を挟んで固定する。各拘束バンド61〜64は、エンドプレート51とエンドプレート52とを連結する。このように、複数の単電池2は、x軸方向に所定の拘束荷重が加えられた状態でエンドプレート51,52および拘束バンド61〜64により拘束されている。
図3は、本実施の形態に係る単電池2の構成の一例を概略的に示す部分断面図である。かかる断面図は、単電池2の積層方向に平行で、y軸に垂直な断面である。
電池ケース20には、電極体22が収容されている。電極体22は、正極と負極とがセパレータを介して積層され、その積層体が捲回されることにより形成されている。電極体22に含まれる電極体の一部は、側壁21と平行になるように配置され、その捲回軸が電池ケース20のy軸方向に延在するように電池ケース20に収容されている。
<伸縮可能な流路部を備えた組電池>
上記のように構成される組電池1は、ハイブリット自動車などの車両に搭載される。一般に、ハイブリット自動車などの車両に搭載される組電池1は、その規格寸法が決められている。一方、組電池1を構成する個々の単電池2は、製造ばらつきによってその厚み方向に寸法誤差が存在し得る。寸法誤差が存在する単電池2を積層した拘束対象は、拘束対象毎に積層方向の長さが異なり得る。このような拘束対象を、組電池1の規格寸法に収めるために拘束バンドで拘束すると、拘束対象毎(組電池1毎)に拘束対象にかかる拘束荷重が異なり、拘束対象にかかる拘束荷重が大きくなる組電池1が存在し得る。つまり、組電池1間に拘束荷重の差が生じ得る。拘束荷重が大きい組電池1における各単電池2の積層方向にかかる面圧は大きくなる。各単電池2における積層方向にかかる面圧が大きくなる場合、単電池2内の電極体22の正極と負極との電極間距離が短くなり、電流が流れやすくなるため、組電池1の劣化が早まることが懸念される。
具体的には、図3に示すように、電池ケース20の左側の側壁21にはx軸の正方向に面圧F1が加わり、電池ケース20の右側の側壁21にはx軸の負方向に面圧F2が加わる。これらの面圧が大きい場合、電池ケース20の左右の側壁21が互いに近づく方向へ変形することによって、単電池2内の電極体22の正極と負極との電極間距離が短くなり、電流が流れやすくなる。
そこで、本実施の形態においては、樹脂板3に設けた流路部32が、流路部32内の冷却水の圧力によって伸縮可能に構成されている。後述するとおり、本実施の形態においては、流路部32内の冷却水の圧力を調整可能に構成されており(図4参照)、冷却水の圧力を調整することによって、流路部32を伸縮させ、各単電池2におけるx軸方向にかかる面圧を調整できる。これにより、各単電池2内において電極間距離が短くなることを防ぎ、拘束荷重によって組電池1の劣化が早まることを防止することができる。組電池1毎に各単電池2の面圧を調整することによって、組電池1間の拘束荷重の差が抑制され、劣化の早い組電池1が発生することを防ぐことができる。以下、この点について、一例を示し詳細に説明する。
図4は、本実施の形態に係る組電池1を含む電池システム100の一例を示す図である。電池システム100は、組電池1と、樹脂板3と、ECU(Electronic Control Unit)7と、冷却ポンプ8と、圧力センサ91,92と、熱交換器10と、第1制御弁111と、第2制御弁112と、冷媒通路120と、第1流入通路121と、第2流入通路122と、第1流出通路123と、第2流出通路124とを備える。
ECU7は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリ(より具体的にはROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)と、各種信号を入出力するための入出力ポートとを含んで構成される(いずれも図示せず)。ECU7は、圧力センサ91,92から受ける信号ならびにメモリに記憶されたプログラムに基づいて、冷却ポンプ8を制御したり、第1制御弁111および第2制御弁112を制御したりする。
冷却ポンプ8は、冷媒通路120内に冷却水を循環させるためのポンプであり、ECU7により制御される。ECU7は、組電池1の冷却が必要な場合に、冷却ポンプ8を駆動して冷却水を第1流入通路121および第2流入通路122を通じて、流路部31および流路部32にそれぞれ供給する。本実施の形態においては、冷却媒体は冷却水の例を示すが、液冷媒であればよく、冷却水に限定されるものではない。
圧力センサ91は、第1流入通路121の圧力を、流路部31内の圧力として検出する。圧力センサ92は、第2流入通路122の圧力を、流路部32内の圧力として検出する。圧力センサ91および圧力センサ92によって検出されたそれぞれの圧力は、ECU7に送られる。
熱交換器10は、後述する冷媒通路120を流通する冷却水と、外気との間で熱交換を行なう。外気は、車両の走行によって発生する自然の通風によって供給されてもよいし、またはファンからの強制通風によって供給されてもよい。
第1制御弁111は、流路部31に流れる冷却水の流量を制御するための弁である。図示しない温度センサなどによって検出された組電池1の温度情報を用いて、ECU7が、組電池1を所定の温度にするために必要な冷却水の流量を決定する。決定された冷却水の流量が流れるように、ECU7が、第1制御弁111を制御して冷却水の流量を調整する。
第2制御弁112は、流路部32に流れる冷却水の流量を制御するための弁である。第2制御弁112は、後述するように流路部32を伸縮させるために、ECU7によって制御される。
冷媒通路120は、組電池1を冷却するための冷却水が流れる流路である。冷媒通路120を流れる冷却水は、分岐点において、後述する第1流入通路121および第2流入通路122に分岐する。
第1流入通路121は、冷媒通路120を流れる冷却水のうち、流路部31へ供給される冷却水が流れる流路である。第2流入通路122は、冷媒通路120を流れる冷却水のうち、流路部32へ供給される冷却水が流れる流路である。
第1流出通路123は、流路部31へ供給された冷却水が流出する流路である。第2流出通路124は、流路部32へ供給された冷却水が流出する流路である。
ここで、図4における冷却水の流動について説明する。冷却ポンプ8によって、冷媒通路120内を循環されている冷却水は、分岐点において第1流入通路121および第2流入通路122に分岐される。第1流入通路121および第2流入通路122に分岐される冷却水の割合は、第1制御弁111と第2制御弁112との開閉の程度に関係して定められる。
第1流入通路121に流入された冷却水は、樹脂板3の流路部31に供給され、単電池2(組電池1)の熱を吸収して第1流出通路123へ流出される。第1流出通路123へ流出された冷却水は、熱交換器10において冷却されて冷媒通路120へ戻される。
第2流入通路122に流入された冷却水は、樹脂板3の流路部32に供給され、単電池2(組電池1)の熱を吸収して第2流出通路124へ流出される。ここで、第2流出通路124は閉塞されているため、冷却水は第2流出通路124から流出しない。そのため、第2流出通路124が冷却水で満たされた場合には、冷却水は流路部32に留まる。
このように構成された電池システム100において、第2流出通路124が閉塞しているため、第2制御弁112を制御することによって、第2流入通路122への冷却水の流入を増加させ、流路部32内の冷却水の圧力を上げることにより、流路部32を膨張させることができる。それによって、各単電池2の面圧を上げることができる。また、第2制御弁112を制御することによって、第2流入通路122への冷却水の流入を減少させ、流路部32内の冷却水の圧力を下げることにより、膨張した流路部32を収縮させることができる。それによって、各単電池2の面圧を下げることができる。
流路部32の伸縮と単電池2の面圧との関係について具体的に図5を用いて説明する。図5は、図4に示す断面線V−Vにおける断面図である。流路部32を膨張させると、図5で示された単電池2が流路部32から受ける力Fが増加することによって、各単電池2の面圧を上げることができる。また、流路部32を収縮させると、単電池2が、隣接する単電池2から受ける力Fを低下させることによって各単電池2の面圧を下げることができる。なお、流路部32を収縮させることに伴い、流路部31も収縮する。これによって、単電池2が複数の流路部32から受ける力Fに加えて流路部31から受ける力も均一に低下させることができる。ゆえに、各単電池2の面圧を適切に下げることができる。
続いて、本実施の形態に係る組電池1を含む電池システム100における流路部32の圧力調整に関して説明する。
圧力センサ92は、第2流入通路122の圧力を検出する。圧力センサ92によって検出された第2流入通路122の圧力値は、流路部32内の圧力値としてECU7に送られる。
ここで、組電池1の規定寸法および単電池2の積層数の関係から、予め実験などによって複数の流路部32にかかるべき圧力値(以下「目標圧力値」ともいう)が決定されており、データとしてECU7のメモリに記憶されている。目標圧力値は、単電池2にかかる面圧を、組電池の劣化を過剰に早めることのない適正な単電池2の面圧にすることができる流路部32の圧力値として算出され決定されている。適正な単電池2の面圧とは、拘束対象に拘束荷重がかかっている状態において、単電池2内の電極体22の正極と負極との電極間距離に影響がでない範囲内にある面圧である。
なお、目標圧力値は、組電池1の規定寸法と想定され得る単電池2の寸法誤差とから算出してもよいし、組電池1の規定寸法と事前に測定した実際の拘束対象の積層方向の長さとから算出されてもよい。
ECU7は、圧力センサ92によって検出された流路部32内の圧力と目標圧力値とを比較する。ECU7は、この比較結果を用いて流路部32内の圧力が目標圧力値となるように第2制御弁112を制御する。
具体的には、圧力センサ92によって検出された流路部32内の圧力値が目標圧力値未満である場合、ECU7は、第2制御弁112を制御して冷却水の流量を増加させて流路部32内にかかる圧力を加圧して、流路部32を膨張させる。圧力センサ92によって検出された流路部32内の圧力値が目標圧よりも大きい場合、ECU7は、第2制御弁112を制御して冷却水の流量を減少させ、あるいは流量をゼロとし、流路部32内にかかる圧力を減圧して、膨張させていた流路部32を収縮させる。
以上のように、本実施の形態によれば、組電池1を構成する各単電池2のそれぞれの間に樹脂板3を介在させ、冷却水の圧力によって伸縮可能に構成された複数の流路部32を樹脂板3に設ける。そして、拘束対象が拘束された状態において、複数の流路部32を適切に伸縮させることによって、各単電池2の面圧が調整される。ゆえに、各単電池2内において電極間距離が短くなることを防ぎ、組電池1の劣化が早まることを防ぐことができる。組電池1毎に各単電池2の面圧を調整することによって、組電池1間の拘束荷重の差が抑制され、劣化の早い組電池1が発生することを防ぐことができる。
<変形例>
本実施の形態においては、第2制御弁112によって流路部32内にかかる圧力を制御したが、特にこれに限定されるものではない。流路部32内にかかる圧力を制御できればよく、たとえば、冷却ポンプによって冷却水による流路部32内にかかる圧力を制御してもよい。冷却ポンプ8の送圧を加圧して冷却水を流入させることによって、流路部32内にかかる圧力を上げて流路部32を膨張させる。それによって、各単電池2の面圧を上げることができる。また、冷却ポンプ8の送圧を減圧することによって、流路部32内にかかる圧力を下げて流路部32を収縮させる。それによって、各単電池2の面圧を下げることができる。
また、組電池1の面圧を下げるために、冷却ポンプ8を切替弁などで冷却水の流入口と流出口とを逆接続させて、流路部32を負圧にさせてもよい。流路部32を負圧にさせることによって、初期の状態(冷却水を流していない状態)よりも流路部32を収縮させることができる。そのため、各単電池2の面圧を下げることができる。
本実施の形態においては、流路部32へ供給された冷却水が流出する流路である第2流出通路124を閉塞させたが、特にこれに限定されるものではない。流路部32内の圧力を調整することが可能であればよく、流路部32内にオリフィスなどを設けて流路部32を狭めることによって、流路部32の出口方向の冷却水の流出量を制限してもよいし、第2流出通路124に流量を制御するための弁を設けて流路部32からの冷却水の流出量を制御可能としてもよい。
本実施の形態においては、樹脂板3に複数の流路部31および複数の流路部32を設けたが、流路部31を設けなくともよい。すべての流路部を流路部32としてもよい。また、すべての流路部を流路部32とする場合、組電池1の冷却を考慮すると、第2流出通路124を閉塞させず、上述の流路部32内にオリフィスなどを設けて流路部32を狭めることによって、流路部32の出口方向の冷却水の流出量を制限したり、第2流出通路124に流量を制御するための弁を設けて流路部32からの冷却水の流出量を制御可能とすることが望ましい。
本実施の形態においては、樹脂板3複数の流路部32を設けたが、流路部32を複数設けることに限定されるものではない。樹脂板3のベース部30を設けずに、樹脂板3の全体を1つの流路部32としてもよい。
また、流路部31および流路部32は、ベース部30に対して、x軸方向に突出するように設けられたが、流路部31および流路部32を突出させずともx軸方向に伸縮可能に構成されていればよい。
本実施の形態においては、ECU7は、圧力センサ92で検出された流路部32内の圧力を用いて流路部32の伸縮を制御したが、圧力センサ92で検出された流路部32内の圧力を用いることに限定されるものではない。たとえば、ECU7は、圧力センサ91,92でそれぞれ検出された流路部31内,および流路部32内の圧力の平均圧力を用いて、流路部32の伸縮を制御してもよいし、組電池1の中央に積層されている単電池2や左右の端に積層されている単電池2などの代表的な単電池2の面圧を検出して、検出した面圧と予め実験などによって決定される目標とする面圧とを用いて流路部32の伸縮を制御してもよい。
また、ECU7は、事前に測定した実際の拘束対象の積層方向の長さL1と目標圧とから、流路部32にかかるべき圧力値を予測して決定してもよい。
本実施の形態においては、組電池1は、単電池2を単電池2の厚み方向に直列に接続した例を示したが、特にこれに限定されるものではない。たとえば、組電池1において、電気的に直列に接続された複数の単電池2同士が並列に接続されていてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 組電池、2 単電池、20 電池ケース、21 側壁、22 電極体、26A 正極外部端子、26B 負極外部端子、3 樹脂板、30 ベース部、31 流路部、32 流路部、4 バスバー、51,52 エンドプレート、61〜64 拘束バンド、8 冷却ポンプ、91,92 圧力センサ、10 熱交換器、100 電池システム、111 第1制御弁、112 第2制御弁、120 冷媒通路、121 第1流入通路、 122 第2流入通路、123 第1流出通路、124 第2流出通路。

Claims (2)

  1. 電池システムであって、
    組電池と、
    冷却媒体が流通する冷媒通路と、
    制御装置とを備え、
    前記組電池は、
    所定の方向に積層された複数の単電池と、
    前記複数の単電池の間にそれぞれ介在する複数の樹脂板とを含み
    前記複数の樹脂板の各々は、前記冷媒通路と接続され、前記冷媒通路を介して前記冷却媒体が供給される流路部を含み、
    前記流路部は、前記冷却媒体の圧力によって、前記所定の方向に伸縮可能に構成され、
    前記電池システムは、前記流路部の圧力を調整可能に構成された圧力調整部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記流路部の圧力が目標圧力となるように、前記圧力調整部を制御し、
    前記目標圧力は、前記複数の単電池にかかる面圧を適正値にするための値である、電池システム
  2. 前記冷媒通路に設けられ、前記冷却媒体を冷却するための熱交換器をさらに備え、
    前記流路部は、第1流路部および第2流路部を含み、
    前記冷媒通路は、第1流入通路、第1流出通路、第2流入通路および第2流出通路を含み、
    前記第1流入通路の一方端および前記第2流入通路の一方端は、前記冷媒通路の分岐点に接続され、前記第1流入通路の他方端は前記第1流路部の一方端に接続され、前記第2流入通路の他方端は前記第2流路部の一方端に接続され、
    前記第1流出通路の一方端は前記第1流路部の他方端に接続され、前記第1流出通路の他方端は前記熱交換器に接続され、
    前記第2流出通路の一方端は前記第2流路部の他方端に接続され、前記第2流出通路の他方端は閉塞されている、請求項1に記載の電池システム。
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