JP2017037775A - バッテリ冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷却水の導電率を冷却水の温度上昇にかかわらず確実に低減できる信頼性にすぐれたバッテリ冷却装置を提供する。【解決手段】 冷却水循環回路、バイパス回路、導電率検知手段、温度検知手段、および制御手段を備える。冷却水循環回路は、ポンプから送出される冷却水をバッテリ電源の放熱用部材に導き、その放熱用部材を経た冷却水を熱交換器に通して前記ポンプに戻す。バイパス回路は、前記ポンプから送出される冷却水の一部をイオン除去部材に通して前記バッテリ電源に導く。導電率検知手段は、冷却水の導電率を検知する、温度検知手段は、冷却水の温度を検知する。制御手段は、前記導電率検知手段の検知導電率が設定値以上の場合、および前記温度検知手段の検知温度が所定値以上の場合に、前記バイパス回路への冷却水の流入量を増やす。【選択図】図1
Description
この発明は、電動車両のバッテリ電源を冷却するバッテリ冷却装置に関する。
ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、電気自動車(EV)等の電動車両は、モータ駆動用のバッテリ電源の温度上昇を抑えるため、バッテリ冷却装置を備える。
バッテリ冷却装置は、循環用のポンプおよび配管を含み、冷却水をバッテリ電源と熱交換器との間で循環させる。とくに、低導電性の冷却水を用いることにより、車両の衝突等により配管や熱交換器が破損して冷却水が漏れた場合でも、漏れた冷却水による電気的な短絡が生じないようにしている。
ただし、配管や熱交換器に含まれるイオン物質の親水性成分が冷却水中に溶け出するため、たとえ低導電性の冷却水を用いていても、冷却水の導電率は徐々に上昇する。
対策として、冷却水の導電率を検知し、検知した導電率が設定値以上に上昇した場合に冷却水をイオン除去部材に通し、冷却水中のイオン物質をイオン除去部材で捕捉し除去するようにしている。
配管や熱交換器から冷却水中に溶出するイオン物質の量は、冷却水の温度が上昇した場合に増加していく。この増加に伴い導電率が上昇して上記イオン除去部材が投入されるが、その段階ではすでに多量のイオン物質が溶出しているため、イオン物質の除去が追い付かない事態となる。
この発明の目的は、冷却水の導電率を冷却水の温度上昇にかかわらず確実に低減できる信頼性にすぐれたバッテリ冷却装置を提供することである。
請求項1に係る発明のバッテリ冷却装置は、冷却水循環回路、バイパス回路、導電率検知手段、温度検知手段、および制御手段を備える。冷却水循環回路は、ポンプから送出される冷却水をバッテリ電源に導き、そのバッテリ電源を経た冷却水を熱交換器に通して前記ポンプに戻す。バイパス回路は、前記ポンプから送出される冷却水の一部をイオン除去部材に通して前記バッテリ電源に導く。導電率検知手段は、冷却水の導電率を検知する。温度検知手段は、冷却水の温度を検知する。制御手段は、前記導電率検知手段の検知導電率が設定値以上の場合、および前記温度検知手段の検知温度が所定値以上の場合に、前記バイパス回路への冷却水の流入量を増やす。
請求項2に係る発明のバッテリ冷却装置は、請求項1に係る発明の制御手段について限定している。制御手段は、前記導電率検知手段の検知導電率が前記設定値以上の場合、および前記温度検知手段の検知温度が前記所定値以上の場合に、前記バイパス回路への冷却水の流入量を増やしかつ前記ポンプの能力を増やす。
請求項3に係る発明のバッテリ冷却装置は、請求項1においてさらに流量調整弁を備えるとともに、請求項1に係る発明の制御手段について限定している。流量調整弁は、前記冷却水循環回路における前記バイパス回路の接続位置より下流側に配置されている。制御手段は、前記導電率検知手段の検知導電率が前記設定値未満の場合および前記温度検知手段の検知温度が前記所定値未満の場合に前記流量調整弁を全開し、前記導電率検知手段の検知導電率が前記設定値以上の場合および前記温度検知手段の検知温度が前記所定値以上の場合に前記流量調整弁の開度を所定値だけ縮小する。
この発明のバッテリ冷却装置によれば、冷却水の導電率を冷却水の温度上昇にかかわらず確実に低減できる。
[1]第1実施形態
この発明の第1実施形態を図1を参照しながら説明する。
バッテリ電源1は、リチウムイオン電池などの複数の電池セルを直列接続してなる二次電池であり、電動車両にモータ駆動用として搭載される。このバッテリ電源1は、各電池セルの熱を大気や冷却水に放出するための放熱用部材として例えばアルミニウム製の放熱板2を備える。
この発明の第1実施形態を図1を参照しながら説明する。
バッテリ電源1は、リチウムイオン電池などの複数の電池セルを直列接続してなる二次電池であり、電動車両にモータ駆動用として搭載される。このバッテリ電源1は、各電池セルの熱を大気や冷却水に放出するための放熱用部材として例えばアルミニウム製の放熱板2を備える。
この放熱板2に対し、ポンプ10、配管11、流量調整弁12、配管13,14、熱交換器15、配管16などを順次に接続してなる冷却水循環回路が構成される。冷却水循環回路は、ポンプ10から吐出される冷却水を配管11、流量調整弁12、および配管13に通してバッテリ電源1の放熱板2に導き、その放熱板2を経た冷却水を配管14、熱交換器15、および配管16に通してポンプ10の吸込口に戻す。放熱板2に導かれた冷却水は、放熱板2から熱を奪い、バッテリ電源1を冷却する。この冷却により温度上昇した冷却水は、熱交換器15を通る外気や冷媒に熱を放出し温度低下する。温度低下した冷却水は、ポンプ10に吸込まれる。
この冷却水循環回路に対し、配管21、イオン除去部材22、配管23などを含むバイパス回路が接続される。バイパス回路は、ポンプ10から送出される冷却水の一部を配管21に取込んでイオン除去部材22に導き、そのイオン除去部材22を通った冷却水を配管23により放熱板2に導く。イオン除去部材22は、例えば粒状の多数のイオン交換樹脂を容器に充填したもので、配管21から流入する冷却水に含まれるイオン物質を捕捉し除去する。
配管11,13,14,16,21,23の径は、互いに同じである。また、車両の衝突等により配管11,13,14,16,21,23や熱交換器15が破損して冷却水が漏れた場合でも、漏れた冷却水による電気的な短絡が生じないよう、低導電性の冷却水が冷却水循環回路に充填されている。
冷却水循環回路における流量調整弁12の配置位置は、冷却水循環回路におけるバイパス回路の接続位置よりも下流側である。
流量調整弁12は、図2に示すように、本体41の内部空間41xに可動体42を収め、その可動体42を電磁的な駆動により矢印方向に往復動させるもので、本体41の流入孔41a,41aおよび流出孔41b,41bと可動体42の流通孔42a,42aとの相対位置に応じて、全開から全閉まで開度が連続的に変化する。
冷却水循環回路の配管11に温度センサ(温度検知手段)31が取付けられ、冷却水循環回路の配管13に導電率センサ(導電率検知手段)32が取付けられる。温度センサ31は、冷却水の温度Taを検知する。導電率センサ32は、冷却水の導電率Cを検知する。
一方、ポンプ10、流量調整弁12、温度センサ31、および導電率センサ32がコントローラ30に接続される。コントローラ30は、温度センサ31の検知温度Taおよび導電率センサ32の検知導電率Cに応じて流量調整弁12の開度およびポンプ10の能力を制御するもので、主要な機能として次の(1)(2)の制御手段を含む。
(1)検知導電率Cが設定値Cs未満の場合、および検知温度Taが所定値Ta1(例えば40℃)未満の場合に、バイパス回路に少量の冷却水が流入するように流量調整弁12の開度を制御し且つポンプ10を予め定められた定常能力で運転する第1制御手段。
(2)検知導電率Cが設定値Cs以上の場合、および検知温度Taが所定値Ta1以上の場合に、バイパス回路に流入する冷却水の量が増えるように流量調整弁12の開度を制御し且つポンプ10の能力を定常能力より所定値高い能力で運転する第2制御手段。
コントローラ30が実行する制御を図3のフローチャートを参照しながら説明する。
コントローラ30は、導電率センサ32の検知導電率Cと設定値Csとを比較する(ステップS1)。検知導電率Cが設定値Cs未満の場合(ステップS1のNO)、コントローラ30は、温度センサ31の検知温度Taと所定値Ta1(例えば40℃)とを比較する(ステップS2)。検知温度Taが所定値Ta1未満の場合(ステップS2のNO)、コントローラ30は、流量調整弁12を全開するとともに(ステップS3)、ポンプ10を定常能力で運転する(ステップS4)。そして、コントローラ30は、ステップS1の処理に戻る。
コントローラ30は、導電率センサ32の検知導電率Cと設定値Csとを比較する(ステップS1)。検知導電率Cが設定値Cs未満の場合(ステップS1のNO)、コントローラ30は、温度センサ31の検知温度Taと所定値Ta1(例えば40℃)とを比較する(ステップS2)。検知温度Taが所定値Ta1未満の場合(ステップS2のNO)、コントローラ30は、流量調整弁12を全開するとともに(ステップS3)、ポンプ10を定常能力で運転する(ステップS4)。そして、コントローラ30は、ステップS1の処理に戻る。
流量調整弁12が全開してポンプ10が定常能力で運転することにより、かつ配管21側に存するイオン除去部材22の流通抵抗により、ポンプ10から送出される冷却水は、例えば10:1の比率で配管11と配管21とに分流する。冷却水循環回路の配管11に流れる冷却水の量を“10”とすると、バイパス回路の配管21に流れる冷却水の量はその1/10の割合となる。
冷却水循環回路の配管11に流れた冷却水は、流量調整弁12および配管13を通って放熱板2に流れる。バイパス回路の配管21に流れた冷却水は、イオン除去部材22を通って放熱板2に流れる。
この場合、1/10の割合という少量の冷却水をイオン除去部材22に流すのは、イオン除去部材22内のイオン交換樹脂の乾燥を防ぐためである。もちろん、イオン除去部材22を通る冷却水にイオン物質が含まれていれば、そのイオン物質がイオン除去部材22のイオン交換樹脂により捕捉されて除去される。
一方、配管11,13,14,16,21,23および熱交換器15に含まれているイオン物質の親水性成分が冷却水中に溶け出し、冷却水の導電率が徐々に上昇するようになる。
コントローラ30は、検知導電率Cが設定値Cs以上に上昇した場合(ステップS1のYES)、流量調整弁12の開度を所定値だけ縮小するとともに(ステップS5)、ポンプ10を定常能力より所定値高い能力で運転する(ステップS6)。そして、コントローラ30は、ステップS1の処理に戻る。
流量調整弁12の開度が所定値だけ縮小されることにより、配管11から流量調整弁12を通って配管13に流れる冷却水の量が減り、その減った分だけ配管21に流れる冷却水の量が増える。例えば、ポンプ10から送出される冷却水が10:3の比率で配管11と配管21とに分流する。バイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量が増えるので、冷却水中のイオン物質の捕捉および除去が促進される。これにより、冷却水の導電率が低下していく。
バイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量が増えると、イオン除去部材22の流通抵抗による圧力損失が大きくなり、冷却水の循環量が減少して放熱板2に対する冷却効率が低下する可能性がある。しかしながら、ポンプ10が定常能力より高い能力で運転するので、イオン除去部材22の流通抵抗による圧力損失に影響を受けることなく、冷却水の循環量が適正な状態に保たれる。放熱板2に対する冷却効率を良好な状態に維持できる。
ところで、気温が上昇する夏季など、冷却水の温度が上昇する。コントローラ30は、検知温度Taが所定値Ta1たとえば40℃以上に上昇した場合(ステップS2のYES)、検知導電率Cの上昇時と同じく、流量調整弁12の開度を所定値だけ縮小するとともに(ステップS5)、ポンプ10を定常能力より所定値高い能力で運転する(ステップS6)。そして、コントローラ30は、ステップS1の処理に戻る。
配管11,13,14,16,21,23や熱交換器15から冷却水中に溶出するイオン物質の量は、冷却水の温度がとくに40℃以上に上昇した場合に増加していく。この増加に伴い冷却水の導電率Cが上昇するが、検知導電率Cが設定値Csに達するより前の段階(検知温度Taが所定値Ta1に達する時点)で、流量調整弁12の開度が所定値だけ縮小される。
このように、冷却水の温度が40℃以上に上昇した場合はイオン物質の溶出量が増加することを見越してバイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量を増やし、これによりイオン除去部材22によるイオン物質の捕捉および除去を促進することにより、溶出するイオン物質を追従遅れなく確実に除去することができる。ひいては、冷却水の導電率Cの上昇を確実に抑えることができる。
しかも、バイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量が増やすことに加えてポンプ10を定常能力より高い能力で運転するので、イオン除去部材22の流通抵抗による圧力損失にかかわらず、冷却水の循環量が適正な状態に保たれる。放熱板2に対する冷却効率を良好な状態に維持できる。
なお、上記実施形態では、検知導電率Cが設定値Cs未満の場合、および温度センサ31の検知温度Taが所定値Ta1未満の場合に、ポンプ10を定常能力で運転する構成としたが、検知温度Taが最適値である例えば25℃となるようにポンプ10の能力を可変制御する構成としてもよい。
この可変制御の採用に際しては、検知導電率Cが設定値Cs以上の場合、および温度センサ31の検知温度Taが所定値Ta1以上の場合に、ポンプ10を通常の可変制御値よりも所定値高い能力で運転する。すなわち、バイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量を増やして冷却水の循環量を適正な状態に保つことを、検知温度Taの最適値維持よりも優先する。
また上記可変制御の採用に際しては、検知導電率Cが設定値Cs以上の場合、および温度センサ31の検知温度Taが所定値Ta1以上の場合に、冷却水循環回路における冷却水の循環量を流量センサで検知し、その検知流量が最適値を保つようにポンプ10の能力を可変制御する構成としてもよい。すなわち、バイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量を増やして冷却水の循環量を最適値に保つことを、検知温度Taを最適値に維持することよりも、優先する。
上記実施形態では、バッテリ電源1がリチウムイオン電池である場合を例に説明したが、バッテリ電源1が燃料電池である場合も同様に実施可能である。
上記実施形態では、イオン除去部材22としてイオン交換樹脂を用いたが、イオン物質を捕捉して除去するものであれば、イオン交換樹脂に限らず他の部材を用いてもよい。
[2]第2実施形態
第2実施形態では、図4に示すように、流量調整弁12に代えて、三方弁17が、配管11と配管21との接続部に配置される。
第2実施形態では、図4に示すように、流量調整弁12に代えて、三方弁17が、配管11と配管21との接続部に配置される。
三方弁17は、図5に示すように、本体51の内部空間51xに回転体52を収め、電磁駆動により回転体52を適宜な位置に回動させることにより、冷却水循環回路の配管13側に流れる冷却水の量、およびバイパス回路の配管21側に流れる冷却水の量を調整する。
本体51は、配管11が接続される流路51a、配管13が接続される流路51b、配管21が接続される流路51cを有する。
回転体52は、流路52a,52bを連通してなる第1流路と、流路52c,52dを連通してなる第2流路とを交差状に配置したもので、図5に示すように流路52a,52bの第1流路が本体51の流路51a,51bに対向し流路52cが本体51の流路51cに対向する第1回動位置、および図6に示すように流路52c,52dの第2流路が本体51の流路51a,51bに対向し流路52bが本体51の流路51cに対向する第2回動位置を選択的に切換えることができる。流路52a,52b,52cの内径は、互いに同じであり、かつ本体51の流路51a,51b,51cの内径と同じである。流路52dの内径は、流路52a,52b,52cの内径より小さく、かつ本体51の流路51a,51b,51cの内径より小さい。
コントローラ30は、主要な機能として次の(11)(12)の制御手段を含む。
(11)検知導電率Cが設定値Cs未満の場合、および検知温度Taが所定値Ta1(例えば40℃)未満の場合に、バイパス回路に少量の冷却水を流入させるべく三方弁17の回転体52を第1回動位置に設定し、かつポンプ10を予め定められた定常能力で運転する第1制御手段。
(11)検知導電率Cが設定値Cs未満の場合、および検知温度Taが所定値Ta1(例えば40℃)未満の場合に、バイパス回路に少量の冷却水を流入させるべく三方弁17の回転体52を第1回動位置に設定し、かつポンプ10を予め定められた定常能力で運転する第1制御手段。
(12)検知導電率Cが設定値Cs以上の場合、および検知温度Taが所定値Ta1以上の場合に、バイパス回路に流入する冷却水の量が増やすべく、三方弁17の回転体52を第2回動位置に切換え、かつポンプ10を定常能力より所定値高い能力で運転する第2制御手段。
三方弁17の回転体52が図5の第1回動位置に設定された場合、互いに同じ内径の流路52a,52b,52cが流路51a,51b,51cを通じて配管11,13,21にそれぞれ連通する。この場合、ポンプ10から送出される冷却水は、例えば10:1の比率で配管11と配管21とに分流する。
三方弁17の回転体52が図6の第2回動位置に設定された場合、互いに同じ内径の流路52c,52bが流路51a,51cを通じて配管11,21にそれぞれ連通し、小さい内径の流路52dが流路51bを通じて配管13に連通する。配管13と連通する流路52dの内径が小さいので、配管11から流量調整弁12を通って配管13に流れる冷却水の量が減り、その減った分だけ配管21に流れる冷却水の量が増える。例えば、ポンプ10から送出される冷却水が10:3の比率で配管11と配管21とに分流する。バイパス回路のイオン除去部材22に流れる冷却水の量が増えるので、冷却水中のイオン物質の捕捉および除去が促進される。
他の構成および作用は第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
他の構成および作用は第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[3]第3実施形態
第3実施形態では、図7に示すように、流量調整弁18がバイパス回路の配管21に配置される。流量調整弁18は、流量調整弁12と同じ構成である。
第3実施形態では、図7に示すように、流量調整弁18がバイパス回路の配管21に配置される。流量調整弁18は、流量調整弁12と同じ構成である。
コントローラ30は、流量調整弁12,18の開度をそれぞれ制御することにより、ポンプ10から送出される冷却水を例えば10:1〜10:5の範囲の詳細な比率をもって配管11と配管21とに分流させることができる。配管11,21への分流量を多段階に細かく設定することができる。
他の構成および作用は第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
他の構成および作用は第1実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
なお、上記各実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…バッテリ電源、2…放熱板、10…ポンプ、11,13,14,16,21,23…配管、12…流量調整弁、15…熱交換器、17…三方弁、18…流量調整弁、30…コントローラ、31…温度センサ、32…導電率センサ、41…本体、41a…流入路、41b…流出路、42…可動体、42a…流通路、51…本体、51a,51b,51c…流路、52…回転体、52a,52b,52c,52d…流路
Claims (3)
- バッテリ電源を備えた車両のバッテリ冷却装置であって、
ポンプから送出される冷却水を前記バッテリ電源の放熱用部材に導き、その放熱用部材を経た冷却水を熱交換器に通して前記ポンプに戻す冷却水循環回路と、
前記ポンプから送出される冷却水の一部をイオン除去部材に通して前記バッテリ電源に導くバイパス回路と、
前記冷却水の導電率を検知する導電率検知手段と、
前記冷却水の温度を検知する温度検知手段と、
前記導電率検知手段の検知導電率が設定値以上の場合、および前記温度検知手段の検知温度が所定値以上の場合に、前記バイパス回路への冷却水の流入量を増やす制御手段と、
を備えることを特徴とするバッテリ冷却装置。 - 前記制御手段は、前記導電率検知手段の検知導電率が前記設定値以上の場合、および前記温度検知手段の検知温度が前記所定値以上の場合に、前記バイパス回路への冷却水の流入量を増やしかつ前記ポンプの能力を増やす
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ冷却装置。 - 前記冷却水循環回路における前記バイパス回路の接続位置より下流側に配置された流量調整弁、
をさらに備え、
前記制御手段は、前記導電率検知手段の検知導電率が前記設定値未満の場合および前記温度検知手段の検知温度が前記所定値未満の場合に前記流量調整弁を全開し、前記導電率検知手段の検知導電率が前記設定値以上の場合および前記温度検知手段の検知温度が前記所定値以上の場合に前記流量調整弁の開度を所定値だけ縮小する、
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ冷却装置。
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