JP2015056218A - 蓄電装置の温度調節構造 - Google Patents
蓄電装置の温度調節構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015056218A JP2015056218A JP2013187254A JP2013187254A JP2015056218A JP 2015056218 A JP2015056218 A JP 2015056218A JP 2013187254 A JP2013187254 A JP 2013187254A JP 2013187254 A JP2013187254 A JP 2013187254A JP 2015056218 A JP2015056218 A JP 2015056218A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power storage
- heat transfer
- battery
- stacks
- stack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Abstract
【課題】少なくとも2つ以上の蓄電スタックで構成される蓄電装置の温度調節構造において、蓄電スタック間で異なる寸法公差や組み付け公差を吸収しつつ、蓄電装置の小型化及び部品点数の削減を図る。【解決手段】蓄電装置の温度調節構造は、少なくとも2つの蓄電スタックと、蓄電素子間に蓄電素子と共に積層された状態で配置される熱伝達部材と、蓄電スタック間に形成される熱交換媒体が流通する流通経路と、を有する。熱伝達部材は、流通経路に配置される熱伝達フィンを介して第1蓄電スタックに対応する第1熱伝達部及び第2蓄電スタックに対応する第2熱伝達部が、第1蓄電スタック及び第2蓄電スタックを跨いて一体に形成されているとともに、熱伝達フィンは、第1熱伝達部及び第2熱伝達部が相互に積層方向又は/及び積層方向に直交する方向へ移動することを許容する形状に形成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、複数の蓄電素子で構成される蓄電スタックを少なくとも2つ以上配置した蓄電装置の温度調節構造に関する。
特許文献1記載の電池パックは、複数の電池セルを積層した電池スタックが2つ並んで配置されている。このとき、電池スタック間及び電池パックの左右側面に形成される冷却経路に冷却風を流して各電池スタックを冷却している。
特許文献1の冷却構造は、電池セル間に冷却風を流通させており、電池セル間に冷却経路が形成されているので、積層方向における電池スタックの大型化を招いてしまう。そこで、特許文献2では、電池セル間に冷却プレートを配置し、電池スタック周囲の冷却経路に突出する冷却プレート端部に冷却風を当てることで、電池スタックを冷却して積層方向の大型化を抑制する冷却構造を提案している。
しかしながら、積層方向に長尺状の電池スタックを複数並べて配置した電池パックにおいて、各電池スタックに冷却プレートを設けると部品点数が増加してしまう。このため、並んで配置される各電池スタックの冷却プレートを一体化することが考えられるが、例えば、各電池スタックは、それぞれにおいて積層方向の長さにバラツキが生じる。したがって、電池スタック間で異なる寸法公差や組み付け公差によるバラツキに対して冷却プレートが追従できない問題があった。
そこで、本発明は、複数の蓄電素子で構成される蓄電スタックを少なくとも2つ以上並べて配置した蓄電装置において、蓄電スタック間で異なる寸法公差や組み付け公差を吸収しつつ、部品点数の削減及び蓄電装置の小型化を図ることができる温度調節構造を提供することにある。
本発明の蓄電装置の温度調節構造は、所定の方向に積層配置された複数の蓄電素子で構成され、積層方向に直交する方向に並んで配置される少なくとも2つの蓄電スタックと、蓄電素子間に蓄電素子と共に積層された状態で配置される熱伝達部材と、積層方向に直交する方向に並んで配置される蓄電スタック間に形成され、熱交換媒体が流通する流通経路と、を有する。
熱伝達部材は、第1蓄電スタックの第1蓄電素子に接触する第1熱伝達部と、第1蓄電スタック及び第2蓄電スタックが並ぶ方向において第1蓄電素子と隣り合う第2蓄電スタックの第2蓄電素子と接触する第2熱伝達部と、流通経路に配置され、熱交換媒体と熱交換を行う熱伝達フィンと、を備えている。そして、第1熱伝達部及び第2熱伝達部は、熱伝達フィンを介して第1蓄電スタック及び第2蓄電スタックを跨いて一体に形成されているとともに、熱伝達フィンは、第1熱伝達部及び第2熱伝達部が相互に積層方向又は/及び積層方向に直交する方向へ移動することを許容する形状に形成されている。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1から図3は、本発明の実施例を示す図である。図1は、温度調節構造を備えた電池パックの一例を示す概略平面図である。図1等において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸である。X軸、Y軸およびZ軸の関係は、他の図面においても同様である。本実施例では、鉛直方向に相当する軸をZ軸としている。
電池パック1は、車両に搭載することができる。電池パック1は、車両のフロアパネル(ボディ)に固定され、例えば、車室内のフロントシートやリアシート等のシート下のスペース、フロントシートのシート間のスペース、リアシート後方に位置するラゲッジスペースなどに、配置することができる。
電池パック1は、車両の走行に用いられるエネルギを出力する。車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車とは、車両を走行させるための動力源として、電池パック1に加えて、燃料電池や内燃機関といった他の動力源を備えた車両である。電気自動車は、車両の動力源として、電池パック1だけを備えた車両である。
電池パック1は、不図示のモータ・ジェネレータに接続されている。モータ・ジェネレータは、電池パック1からの電力を受けることにより、車両を走行させるための運動エネルギを生成することができる。モータ・ジェネレータは、車輪に接続されており、モータ・ジェネレータによって生成された運動エネルギは、車輪に伝達される。車両を減速させたり、停止させたりするとき、モータ・ジェネレータは、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギに変換する。モータ・ジェネレータによって生成された電気エネルギは、電池パック1に蓄えることができる。
電池パック1およびモータ・ジェネレータの間の電流経路には、DC/DCコンバータやインバータを配置することができる。DC/DCコンバータを用いれば、電池パック10の出力電圧を昇圧して、モータ・ジェネレータに供給したり、モータ・ジェネレータからの電圧を降圧して電池パック1に供給したりすることができる。また、インバータを用いれば、電池パック1から出力された直流電力を交流電力に変換でき、モータ・ジェネレータとして、交流モータを用いることができる。
本実施例の電池パック1(蓄電装置に相当する)は、複数の単電池11がX方向に並んで積層された複数の電池スタック10を含んで構成されている。図1の例では、2つの電池スタック10A,10BがY方向に並んで配置されており、一点鎖線で示すケース内に、電池スタック10A,10Bが収容されている。
図1に示すように、電池スタック10Aは、複数の単電池11を有しており、複数の単電池11は、X方向に並んでいる。単電池11は、本発明の蓄電素子に相当する。複数の単電池11は、バスバーによって電気的に直列に接続されている。なお、電池スタック10Aには、電気的に並列に接続された複数の単電池11が含まれていてもよい。
単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。なお、本実施例では、複数の単電池11が一方向に並んでいるが、これに限るものではない。具体的には、2つ以上の単電池によって1つの電池モジュールを構成し、複数の電池モジュールをX方向に並べることができる。1つの電池モジュールに含まれる複数の単電池は、電気的に直列に接続することができる。
電池スタック10Bも、電池スタック10Aと同様に構成されている。電池スタック10A,10Bが、電気的に直列又は並列に接続されて電池パック1が構成される。
複数の単電池11が並んで配置される積層方向(X方向)の電池スタック10A,10Bの両端には、一対のエンドプレート101が配置されている。一対のエンドプレート101は、電池スタック10A,10Bを構成する複数の単電池11を挟んでおり、各電池スタック10A,10Bそれぞれの複数の単電池11に対して拘束力を与えるために用いられる。拘束力とは、X方向において、単電池11を挟む力である。単電池11に拘束力を与えることにより、単電池11の膨張を抑制することができ、単電池11の入出力特性が劣化するのを抑制することができる。
具体的には、X方向に延びる拘束ロッド102の両端が、固定部103を介して一対のエンドプレート101に接続されている。これにより、一対のエンドプレート101は、複数の単電池11に対して拘束力を与えることができる。拘束ロッド102は、電池スタック10A,10Bの上面及び下面に配置されている。
ここで、本実施例では、Y方向に並んで配置される2つの電池スタック10A,10Bを、1つのエンドプレートでX方向端部方向から同時に拘束している。図1に示すように、エンドプレート101は、Y方向に並んで配置される電池スタック10Aの左側側面から電池スタック10Bの右側側面までを覆い、Y方向に長尺状に形成されている。
なお、図1の例において、一対のエンドプレート101は、各電池スタック10A,10Bそれぞれに対応する拘束ロッド102が配置されているが、同時複数の電池スタックを拘束できるように、拘束ロッド102を配置する位置及び数は、適宜設定することができる。
また、2つの電池スタック10A,10Bは、X方向(積層方向)に直交するY方向において所定の間隔離間して配置されており、熱交換媒体が流通する流通経路S3が形成されている。本実施例の電池パック1は、電池スタック10Aの左側側面とケースとで形成される流通経路S1、電池スタック10Bの右側側面とケースとで形成される流通経路S2、及び電池スタック10A,10B間の流通経路S3を有している。
熱交換媒体は、単電池11の温度調節用の空気であり、単電池11の外面及び後述する熱伝達部材200に接触する。空気は、単電池11や熱伝達部材200に接触して熱交換を行う。例えば、単電池11が充放電等によって発熱しているときには、冷却用の空気を単電池11に接触させることにより、単電池11の温度上昇を抑制することができる。また、単電池11が過度に冷却されているときには、加温用の空気を単電池11に接触させることにより、単電池11の温度低下を抑制することができる。
温度調節用の空気として車室内の空気を用いることができる。車室内の空気は、車両に搭載された空調装置等によって単電池11の温度調節に適した温度となっている。したがって、車室内の空気を単電池11に供給すれば、単電池11の温度調節を行うことができる。単電池11の温度を調節することにより、単電池10の入出力特性が劣化してしまうのを抑制することができる。
電池パック1には、不図示のブロアを接続することができ、ブロアで電池パック1内に温度調節用の空気を供給することができる。ブロアから電池パック1内に供給された空気は、例えば、電池スタック10A,10BのZ方向下面から上面に向かって流通通路S1からS3を介して流れ、上面に流れ出た空気が電池パック1に形成された排気口から電池パック1外に排気される。なお、温度調節用の空気の流れは、電池スタック10A,10BのZ方向上面から下面に向かって流れるように構成することもできる。
本実施例は、隣り合って配置される2つの単電池11の間が、後述する熱伝達部材200によって塞がれおり、温度調節用の空気が流通するスペースが設けられていない。本実施例の電池スタック10A,10Bを構成する各単電池11は、配置方向において熱伝達部材200を介して密接して配置されている。なお、単電池11同士を電気的に絶縁するために、隣り合って配置される2つの単電池11の間に絶縁部材を設けることもできる。また、熱伝達部材を樹脂等の絶縁材で形成することで、積層方向に隣り合う単電池11間を絶縁することができる。
X方向に並んで配置される単電池11間には、熱伝達部材200が設けられている。熱伝達部材200は、単電池11間に単電池11と共にX方向に積層された状態で配置される。図2は、熱伝達部材200の概略斜視図である。
図2に示すように、熱伝達部材200は、全体が平面形状のプレート部材であり、例えば、冷却プレートである。熱伝達部材200は、単電池11のX方向端面、すなわち、積層方向において隣り合う他の単電池11と向かい合う面11aと接触している。熱伝達部材200は、電池スタック10Aの単電池11の面11aと接触する第1熱伝達部201と、電池スタック10Bの単電池11の面11aと接触する第2熱伝達部202と、Y方向において流通経路S3に配置され、温度調節用の空気と熱交換を行う熱伝達フィン203と、を備えている。
図2に示すように、本実施例の単電池11は、Y方向に長尺の矩形状に形成されており、Z方向に所定の高さを有している。隣り合う他の単電池11と向かい合う面11aは、Y方向に延び、Z方向に平行な単電池11の腹面である。
第1熱伝達部201は、電池スタック10AのY方向において、単電池11の腹面11aと接触する領域201aから流通経路S1に突出して配置される延設部201bが設けられている。延設部201bは、フィン形状に形成されている。同様に、第2熱伝達部202は、電池スタック10BのY方向において、単電池11の腹面11aと接触する領域202aから流通経路S3に突出して配置される延設部202bが設けられている。延設部202bも、フィン形状に形成されている。流通経路S3の熱伝達フィン203及び流通経路S1,S2の熱伝達フィンは、Z方向上下に延びている。
各電池スタック10A,10Bは、Y方向において単電池11の腹面11aの両側に熱伝達フィンが設けられ、流通経路S1からS3をZ方向上下に流通する温度調節用の空気が両側の熱伝達フィンとの間で熱交換を行い、単電池11の温度調節が行われる。
熱伝達部材200は、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202が熱伝達フィン203を介して電池スタック10A,10Bを跨いてY方向において一体に形成されているとともに、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202の間に位置する熱伝達フィン203は、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202が相互に単電池11の積層方向又は/及び単電池11の積層方向(X方向)に直交するY方向へ移動することを許容する形状に形成されている。熱伝達フィン203は、例えば、一枚のプレートの一部をY方向において山折りと谷折りを連続して形成して蛇腹状とすることができる。このように構成することで、温度調節用の空気との接触面積を確保しつつ、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202が相互にX方向及びY方向へ移動することができる。
本実施例では、図1に示すように、複数の単電池11がX方向において同時に拘束された同じ電池スタック10A,10BがY方向に並んで配置され、各電池スタックを構成する単電池11の位置及び単電池11間の位置は、Y方向において略平行となっている。したがって、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202は、電池スタック10Aが及び電池スタック10Bが並ぶ方向において互いに隣り合う各単電池11と接触しており、Y方向において略同一平面内に位置している。
しかしながら、電池スタック10A,10Bは、積層配置される各単電池11の製造誤差や充放電による膨張等によって、積層方向の長さにバラツキが生じる。また、電池スタック10A,10BをY方向に並べて一対のエンドプレート101で同時に拘束する際、組み付け誤差が生じ、電池スタック10A,10B間のY方向の離間距離にバラツキが生じる。
このようなX方向及びY方向のバラツキによって、Y方向に略平行となっている各電池スタックを構成するそれぞれの単電池11の位置及び単電池11間の位置、すなわち、電池スタック10A,10B間に跨って配置される熱伝達部材200の配設位置が、X方向又はY方向にズレてしまう。
これに対し、本実施例の熱伝達フィン203は、蛇腹形状に形成されているので、電池スタック10A,10B間で異なる寸法公差や電池スタック10A,10Bの組み付け公差を吸収しつつ、部品点数の削減及び電池パック1の小型化を実現することができる。
図3は、熱伝達部材200の熱伝達フィン203の変形と電池スタック10A,10B間の公差吸収を説明するための図である。図3(a)に示すように、電池スタック10A,10Bの積層方向(X方向)において長さのバラツキが生じると、蛇腹状の熱伝達フィン203は、山折り及び谷折り間の間隔が広がる又は縮まるように変形し、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202が、電池スタック10Aが及び電池スタック10Bが並ぶ方向においてX方向にズレることを許容する。
同様に、図3(b)に示すように、電池スタック10A,10Bが並ぶ方向(Y方向)において組み付け誤差が生じると、蛇腹状の熱伝達フィン203は、山折り及び谷折り間の間隔がY方向に広がる(縮まる)ように変形し、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202間の距離が長くなる(狭くなる)ことを許容する。
このように本実施例の温度調節構造は、熱伝達部材200が、電池スタック10A,10Bを構成する単電池11間に単電池11と共に積層された状態で配置されるとともに、積層方向に直交する方向に並んで配置される電池スタック10A,10B間を跨いで一体的に構成されている。そして、電池スタック10A,10B間に設けられる流通経路S3に配置される熱伝達フィン203は、第1熱伝達部201及び第2熱伝達部202が相互に単電池11の積層方向又は/及び積層方向に直交する方向への移動を許容するように、蛇腹形状に形成されている。
このため、電池スタック10A,10B間で異なる寸法公差や電池スタック10A,10Bの組み付け公差を吸収しつつ、熱伝達部材200を各電池スタックに個別に設けるよりも部品点数を削減でき、かつ冷却性能を維持しつつ電池パック1の小型化することができる。
また、他の観点では、電池スタック10A,10BをY方向に並べて1つのエンドプレート101で同時に拘束する場合、部品点数をさらに削減することができる。つまり、熱伝達部材200によって電池スタック10A,10B間で異なる寸法公差や電池スタック10A,10Bの組み付け公差を吸収するので、電池スタック10A,10BをY方向に並べて1つのエンドプレート101で同時に拘束することが実現でき、冷却性能を維持しつつ、部品点数の削減及び電池パック1の小型化を図ることができるようになる。
なお、熱伝達フィン203は、衝撃吸収部として機能することができ、例えば、電池パックに加わる外力を緩和し、電池スタック10A,10Bが互いに衝突することを抑制することができる。また、熱伝達フィン203のフィンの数を調節することで、冷却性能を容易に調節することができる。
また、上記説明では、Y方向に並んで配置される2つの電池スタック10A,10Bを、1つのエンドプレートでX方向端部方向から同時に拘束する態様を一例に説明したが、例えば、電池スタック10A,10Bそれぞれを、独立した個別の一対のエンドプレートで拘束して構成し、電池スタック10A,10BをY方向に並べて配置して電池パック1を構成する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
また、3つ以上の電池スタックをY方向に並べて電池パック1を構成することもできる。この場合、熱伝達部材200は、単電池11の腹面11aに接触する熱伝達部間毎に熱伝達フィン203が複数設けられるように構成することができ、冷却性能を維持しつつ部品点数をより削減することができる。また、3つ以上の電池スタックそれぞれを、1つのエンドプレートでX方向端部方向から同時に拘束してもよい。
また、第1熱伝達部201の領域201a、第2熱伝達部202の領域202aは、単電池11の腹面11aのZ方向高さと同じ高さ又は、Z方向上面又は下面に突出する大きさに形成することができる。Z方向上面又は下面に突出する領域201a、領域202aの端部が温度調節用の空気と接触し、冷却性能をより向上させることができる。
1:電池パック
10A,10B:電池スタック
11:単電池
101:エンドプレート
102:拘束ロッド
103:固定部
200:熱伝達部材
201,202:熱伝達部
203:熱伝達フィン
10A,10B:電池スタック
11:単電池
101:エンドプレート
102:拘束ロッド
103:固定部
200:熱伝達部材
201,202:熱伝達部
203:熱伝達フィン
Claims (1)
- 所定の方向に積層配置された複数の蓄電素子で構成され、積層方向に直交する方向に並んで配置される少なくとも2つの蓄電スタックと、
前記蓄電素子間に前記蓄電素子と共に積層された状態で配置される熱伝達部材と、
積層方向に直交する方向に並んで配置される蓄電スタック間に形成され、熱交換媒体が流通する流通経路と、を有し
前記熱伝達部材は、
第1蓄電スタックの第1蓄電素子に接触する第1熱伝達部と、
前記第1蓄電スタック及び第2蓄電スタックが並ぶ方向において第1蓄電素子と隣り合う第2蓄電スタックの第2蓄電素子と接触する第2熱伝達部と、
前記流通経路に配置され、前記熱交換媒体と熱交換を行う熱伝達フィンと、を備えており、
前記第1熱伝達部及び第2熱伝達部は、前記熱伝達フィンを介して前記第1蓄電スタック及び第2蓄電スタックを跨いて一体に形成されているとともに、前記熱伝達フィンは、前記第1熱伝達部及び第2熱伝達部が相互に前記積層方向又は/及び前記積層方向に直交する方向へ移動することを許容する形状に形成されていることを特徴とする蓄電装置の温度調節構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187254A JP2015056218A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 蓄電装置の温度調節構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187254A JP2015056218A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 蓄電装置の温度調節構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015056218A true JP2015056218A (ja) | 2015-03-23 |
Family
ID=52820505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013187254A Pending JP2015056218A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 蓄電装置の温度調節構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015056218A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106849213A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-06-13 | 安徽扬能电子科技有限公司 | 一种基于电池最佳温度保护系统及方法 |
JP2017197047A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のバッテリ搭載構造 |
KR20200085616A (ko) * | 2019-01-07 | 2020-07-15 | 주식회사 엘지화학 | 전지 모듈, 및 이를 포함하는 전지팩 |
US10982913B2 (en) | 2015-05-22 | 2021-04-20 | The Johns Hopkins University | Three dimensional woven lattices as multi-functional heat exchanger |
-
2013
- 2013-09-10 JP JP2013187254A patent/JP2015056218A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10982913B2 (en) | 2015-05-22 | 2021-04-20 | The Johns Hopkins University | Three dimensional woven lattices as multi-functional heat exchanger |
JP2017197047A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のバッテリ搭載構造 |
CN106849213A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-06-13 | 安徽扬能电子科技有限公司 | 一种基于电池最佳温度保护系统及方法 |
KR20200085616A (ko) * | 2019-01-07 | 2020-07-15 | 주식회사 엘지화학 | 전지 모듈, 및 이를 포함하는 전지팩 |
KR102409856B1 (ko) | 2019-01-07 | 2022-06-15 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전지 모듈, 및 이를 포함하는 전지팩 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5212482B2 (ja) | 電源装置の搭載構造 | |
EP2790263B1 (en) | Novel air cooled structured battery pack | |
US9887440B2 (en) | Electricity storage block and electricity storage module | |
EP2564447B1 (en) | Battery module having novel structure | |
JP5733089B2 (ja) | 蓄電装置の搭載構造 | |
JP5370582B2 (ja) | 車両 | |
US20120009446A1 (en) | Temperature adjustment structure of electricity storage apparatus | |
JP5939007B2 (ja) | 蓄電装置 | |
JP5252082B2 (ja) | 蓄電装置 | |
JP6090331B2 (ja) | 蓄電素子の温度調節構造 | |
JP5846045B2 (ja) | 車両 | |
US10431803B2 (en) | Traction battery assembly having multipiece busbar module | |
JP6075250B2 (ja) | 蓄電装置の温度調節構造及び温度調節方法 | |
JP6019009B2 (ja) | 電気車両 | |
JP2015056218A (ja) | 蓄電装置の温度調節構造 | |
JP2010173536A (ja) | 蓄電装置 | |
JP2010061982A (ja) | 蓄電装置 | |
JP5288042B2 (ja) | 蓄電装置 | |
KR101381098B1 (ko) | 저속 충격 하중에 대한 손상성 및 수리성을 향상한 전기자동차용 배터리 | |
JP4952777B2 (ja) | 蓄電装置 | |
JPWO2013030882A1 (ja) | 車両 | |
WO2020179355A1 (ja) | 組電池 | |
US20230072733A1 (en) | Battery module and battery pack including battery modules | |
JP2020177747A (ja) | 電池モジュール | |
JP2018046191A (ja) | 電力変換装置 |