JP6859855B2 - 細胞培養槽 - Google Patents
細胞培養槽 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6859855B2 JP6859855B2 JP2017111733A JP2017111733A JP6859855B2 JP 6859855 B2 JP6859855 B2 JP 6859855B2 JP 2017111733 A JP2017111733 A JP 2017111733A JP 2017111733 A JP2017111733 A JP 2017111733A JP 6859855 B2 JP6859855 B2 JP 6859855B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- cell culture
- cell mass
- cell
- medium receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
v:細胞塊の沈降速度
Dp:細胞塊の粒径
ρp:細胞塊の密度
ρf:培地Mの密度
η:培地Mの粘度
実施形態に係る細胞培養ユニット2は、柱体9と培養槽8との隙間Sを制御するために、柱体9の外周面を培養槽8に向けて突出させた。図4の(a)部に示されるように、変形例1に係る細胞培養ユニット2Aは、培養槽8A(第2の槽本体)と柱体9Aとを有する。細胞培養ユニット2Aでは、培養槽8Aの一部を柱体9A側に突出させる。培養槽8Aは、細胞塊選別部15を形成する絞り部31を有する。絞り部31は、稜部31aを有する。基本的に培養槽8Aは、上方に向かうに従って、徐々に水平断面積が大きくなる。一方、絞り部31の稜部31aより下側では、上方に向かうに従って、内径N1(第1の内径)から内径NS(第2の内径)へ次第に小さくなる。絞り部31の稜部31aより下側では、急激に水平断面積が小さくなる。そして、稜部31aにおいて水平断面積は最小値(内径NS)をとる。絞り部31の稜部31aより上側では、上方に向かうに従って、内径NSから内径N2(第3の内径)へ次第に大きくなる。つまり、絞り部31の稜部31aより上側では、上方に向かうに従って、急激に水平断面積が大きくなる。細胞培養ユニット2Aは、稜部31aと柱体9Aの外周面との隙間によって培地Mの流速を制御可能であるので、沈降させる細胞塊と浮上させる細胞塊とを選別することができる。
変形例2に係る細胞培養ユニット2Bは、培養槽8B(第3の槽本体)と柱体9Bと透過板41(面板)とを有する。つまり、細胞培養ユニット2Bは、透過板41によって細胞塊選別部15を形成する。培養槽8B及び柱体9Bは、逆円錐状の形状であり、一定の割合で水平断面積が大きくなる。透過板41は、培養槽8Bと柱体9Bとの間を遮るように配置された円盤である。つまり、透過板41は、上方に向かう方向に交差するように培養槽8B内に配置される。透過板41は、複数の細孔41a(複数の細胞塊通過孔)を有する。この細孔41aは、細胞塊を含む培地Mを流通させる。従って、細孔41aの内径は、分断が必要な細胞塊の粒径よりも大きい。細胞培養ユニット2Bは、細孔41aによって培地Mの流速を制御可能であるので、沈降させる細胞塊と浮上させる細胞塊とを選別することができる。
変形例3に係る細胞培養ユニット2Cは、培地受入槽51(第1の容器)と、細胞培養槽52(第2の容器)と、細胞塊選別流路53(流路部)とを有する。つまり、細胞培養ユニット2Cは、細胞塊選別流路53によって細胞塊選別部15を形成する。実施形態に係る培養槽8は、培地受入部11と、細胞塊選別部15と、細胞培養部16とがこの順に配置された一体の容器であった。変形例3では、培地受入槽51と細胞培養槽52とは互いに別の容器であり、それらは細胞塊選別流路53によって接続される。つまり、培地受入槽51に供給された培地Mは、細胞塊選別流路53を介して細胞培養槽52に移動する。細胞培養ユニット2Cは、細胞塊選別流路53(具体的には細胞塊選別流路53の内径)によって培地Mの流速を制御可能であるので、沈降させる細胞塊と浮上させる細胞塊とを選別することができる。
2,2A,2B,2C 細胞培養ユニット
3 曝気ユニット
4 廃液ユニット
5 培地流出管
6 培地導入管
7 培地排出管
8,8A,8B 培養槽
9,9A,9B 柱体
10 蓋
11 培地受入部
12 ポンプ
13 柱本体
14 ベンチュリ部
15 細胞塊選別部
16 細胞培養部
21 ガス供給管
22 エアフィルタ
31 絞り部
31a 稜部
41 透過板
41a 細孔
51 培地受入槽
52 細胞培養槽
53 細胞塊選別流路
D1,D2,DS 外径
H1,H2,HS 高さ
M 培地
N1,N2 内径
PS 不連続点
S 隙間
VS 流速
Claims (6)
- 培養対象である細胞を含む培地を受け入れて、前記培地を上方に向かうように流す培地受入部と、
前記培地受入部よりも上方に形成され、前記細胞を培養して前記細胞を含む細胞塊を成長させる細胞培養部と、
前記培地受入部と前記細胞培養部との間に形成され、前記培地受入部から上昇した前記培地を前記細胞培養部へ導き、前記細胞塊の大きさに応じて閾値よりも大きい前記細胞塊を下降させると共に前記閾値よりも小さい前記細胞塊を上昇させる細胞塊選別部と、を備え、
前記培地受入部、前記細胞培養部及び前記細胞塊選別部は、前記培地受入部から前記細胞培養部に向かって断面積が次第に大きくなる円錐台状である第1の槽本体によって形成され、
前記第1の槽本体には、前記第1の槽本体の軸線を含むように前記第1の槽本体の内部に配置された柱体が配置され、
前記細胞塊選別部は、前記柱体の外径が前記培地受入部から前記細胞培養部に向かって、第1の外径から第2の外径へ次第に大きくなる部分と、前記第2の外径から第3の外径へ次第に小さくなる部分と、を含む、細胞培養槽。 - 培養対象である細胞を含む培地を受け入れて、前記培地を上方に向かうように流す培地受入部と、
前記培地受入部よりも上方に形成され、前記細胞を培養して前記細胞を含む細胞塊を成長させる細胞培養部と、
前記培地受入部と前記細胞培養部との間に形成され、前記培地受入部から上昇した前記培地を前記細胞培養部へ導き、前記細胞塊の大きさに応じて閾値よりも大きい前記細胞塊を下降させると共に前記閾値よりも小さい前記細胞塊を上昇させる細胞塊選別部と、を備え、
前記培地受入部、前記細胞培養部及び前記細胞塊選別部は、第2の槽本体によって形成され、
前記細胞塊選別部は、前記第2の槽本体の内径が前記培地受入部から前記細胞培養部に向かって、第1の内径から第2の内径へ次第に小さくなる部分と、前記第2の内径から第3の内径へ次第に大きくなる部分と、を含む、細胞培養槽。 - 培養対象である細胞を含む培地を受け入れて、前記培地を上方に向かうように流す培地受入部と、
前記培地受入部よりも上方に形成され、前記細胞を培養して前記細胞を含む細胞塊を成長させる細胞培養部と、
前記培地受入部と前記細胞培養部との間に形成され、前記培地受入部から上昇した前記培地を前記細胞培養部へ導き、前記細胞塊の大きさに応じて閾値よりも大きい前記細胞塊を下降させると共に前記閾値よりも小さい前記細胞塊を上昇させる細胞塊選別部と、を備え、
前記培地受入部及び前記細胞培養部は、前記培地受入部から前記細胞培養部に向かって断面積が次第に大きくなる円錐台状である第3の槽本体によって形成され、
前記第3の槽本体には、前記培地受入部から前記細胞培養部へ向かう方向に交差する面板が配置され、
前記細胞塊選別部は、前記面板に設けられた複数の細胞塊通過孔によって形成される、細胞培養槽。 - 前記細胞塊選別部において、前記培地の流速の分布は、前記培地受入部から前記細胞培養部に向かう方向に沿って次第に低下すると共に、前記流速が不連続に変化する不連続点を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載の細胞培養槽。
- 前記不連続点における前記培地の流速は、前記閾値により示される大きさである前記細胞塊が有する沈降速度よりも小さい、請求項4に記載の細胞培養槽。
- 前記細胞塊選別部において、前記不連続点が形成される箇所では、前記培地が流通する流路の断面積が不連続に変化する、請求項5に記載の細胞培養槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017111733A JP6859855B2 (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | 細胞培養槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017111733A JP6859855B2 (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | 細胞培養槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018201423A JP2018201423A (ja) | 2018-12-27 |
JP6859855B2 true JP6859855B2 (ja) | 2021-04-14 |
Family
ID=64954434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017111733A Active JP6859855B2 (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | 細胞培養槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6859855B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6422398A (en) * | 1987-07-18 | 1989-01-25 | Kajima Corp | Multi-stage granulation type bioreactor |
JP2004216258A (ja) * | 2003-01-14 | 2004-08-05 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油汚染土壌の処理システム、処理装置及び処理方法 |
JP4561192B2 (ja) * | 2004-06-11 | 2010-10-13 | 株式会社Ihi | 細胞培養装置及び細胞培養方法 |
CN101215519B (zh) * | 2007-01-05 | 2011-07-27 | 中国科学院过程工程研究所 | 固定化细胞(或酶)内循环流化床反应器及其在有机相生物催化中的应用 |
CN102078708B (zh) * | 2010-12-21 | 2012-07-25 | 西安建筑科技大学 | 一种水力旋流造粒水处理固液分离器 |
JP2015053896A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 本田技研工業株式会社 | バイオマス用反応装置 |
JP6247932B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2017-12-13 | 株式会社Ihi | 細胞培養装置 |
JP6492561B2 (ja) * | 2014-11-11 | 2019-04-03 | 株式会社Ihi | 細胞培養装置 |
-
2017
- 2017-06-06 JP JP2017111733A patent/JP6859855B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018201423A (ja) | 2018-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5147556A (en) | Thickener | |
JP6492561B2 (ja) | 細胞培養装置 | |
US10252190B2 (en) | Method for maximizing uniform effluent flow through a waste water treatment system | |
RU2410154C2 (ru) | Способ и аппарат для псевдоожижения псевдоожижаемого слоя | |
CN101355996A (zh) | 用于对废水中携带的淤泥进行增厚的方法和装置 | |
US10238997B2 (en) | Embedded influent diffuser for floating media filter | |
JP6827322B2 (ja) | 生物学的存在の増殖のための容器 | |
JP6859855B2 (ja) | 細胞培養槽 | |
JP5161074B2 (ja) | 溶融ガラス等の液中における気泡形成 | |
CN104923382A (zh) | 一种粗煤泥分选机尾矿定量、连续排料的方法 | |
EP2379694A1 (de) | Bioreaktor | |
JP2017140007A (ja) | 浮遊培養装置および大量培養システム | |
JP7000792B2 (ja) | 細胞培養槽 | |
CN115779510A (zh) | 出水流量自调节澄清器及其应用 | |
CN112672801B (zh) | 沉淀池和在沉淀池的流入区域中引导分流的方法 | |
KR102607518B1 (ko) | 산기장치 | |
JP7106944B2 (ja) | 細胞培養槽 | |
US1451067A (en) | Hydraulic classifier | |
JPWO2017158777A1 (ja) | 細胞培養容器 | |
US20210001289A1 (en) | Slurry storing and mixing device | |
JP7040228B2 (ja) | 細胞培養槽 | |
JP6939643B2 (ja) | 細胞分割装置及び細胞培養装置 | |
KR102508146B1 (ko) | 오수처리용 산기장치 | |
US231330A (en) | Ore-concentrator | |
JPS60191919A (ja) | 振動式粉粒体排出量制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210309 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6859855 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |