JP6859094B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、着用者が排泄したか否かを色により判断するインジケータを備えた使い捨ておむつが知られている。出願人は、先に、吸収性コアの横方向の中央領域に配した高坪量部を着用時に凸状に変形させてフィット性及び漏れ防止性を向上させた使い捨ておむつに、インジケータを該高坪量部の横方向の中央部に配した使い捨ておむつを提案した(特許文献1参照)。
特開2012−2232230号公報
しかし、特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、吸収性コアの高坪量部が肌対向面側に凸状に変形することで該高坪量部が位置する非肌対向面側が凹状に変形すると、インジケータが凹状に変形した部分に入り込んでしまう可能性がある。このように、万一、インジケータが凹状に変形した吸収性コアの部分に入り込んでしまうことまで想定すると、特許文献1には更なる改良の余地があった。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、着用者の肌側に配される表面シート、着用者の非肌側に配される裏面シート、及びこれらシート間に配された縦長の吸収体を備え、着用者の腹側に配される腹側領域及び背側に配される背側領域とそれらの間に位置する股下領域とを有すると共に、該腹側領域から該股下領域を介して該背側領域に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有する使い捨ておむつであって、前記裏面シートと前記吸収体との間に、色の変化により排尿を知らせるインジケータが配されており、前記吸収体は、吸水性ポリマーを含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、該吸収性コアの中央領域に配され坪量の高い高坪量部と、該高坪量部の周縁領域に配され該高坪量部よりも坪量の低い低坪量部と、該高坪量部の横方向の中央部に位置して縦方向に延びる中央非積繊部と、該低坪量部における該高坪量部との境界に位置して縦方向に延びる一対の側方非積繊部とを有しており、前記インジケータは、前記中央非積繊部を対称の軸として一対配され、各該インジケータは縦方向に延在している、使い捨ておむつを提供するものである。
本発明の使い捨ておむつによれば、装着性に優れ、排尿を知らせるインジケータの視認性が高い。
図1は、本発明の好ましい第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸長状態を肌対向面側から視た一部破断平面図である。パンツ型使い捨ておむつについての展開且つ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして、パンツ型使い捨ておむつを展開状態とし、その展開状態のおむつを、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。 図3は、図2に示すIII−III線断面図である。 図4は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつのインジケータが配された吸収体を非肌対向面側から視た一部破断平面図である。 図5は、図4に示す吸収体に配されたインジケータの他の実施形態を示す一部破断平面図である。 図6は、本発明の好ましい第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。 図7は、図6に示すパンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸長状態を肌対向面側から視た一部破断平面図である。 図8は、図7に示すVIII−VIII線断面図である 図9は、図6に示すパンツ型使い捨ておむつのインジケータが配された吸収体を非肌対向面側から視た一部破断平面図である。 図10は、図9に示す吸収体に配されたインジケータの他の実施形態を示す一部破断平面図である。
以下、本発明の使い捨ておむつを、その好ましい第1実施形態に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態の使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう)は、図1〜図3に示すように、着用者の肌側に配される表面シート2、着用者の非肌側に配される裏面シート3、及びこれらシート2,3間に配された縦長の吸収体4を備え、着用者の腹側に配される腹側領域A及び背側に配される背側領域Bとそれらの間に位置する股下領域Cとを有すると共に、該腹側領域Aから該股下領域Cを介して該背側領域Bに延びる縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有している。
おむつ1Aは、図1〜図3に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。尚、各図中に示す「X」方向は、該おむつ1Aの縦方向であり、中心線CLに平行な方向である。各図中に示す「Y」方向は、おむつ1Aの横方向であり、中心線CLに垂直な方向である。以下具体的に、おむつ1Aについて説明する。
おむつ1Aは、いわゆるパンツ型の使い捨ておむつであり、図1〜図3に示すように、表面シート2、裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に配された吸収体4を具備する吸収性本体6と、吸収性本体6の非肌対向面側に位置して吸収性本体6を固定している外装体7とを備えている。
おむつ1Aは、図2に示すように、その縦方向Xに、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bに区分されている。尚、図1に示すように、腹側領域Aはおむつ1Aの着用時に着用者の腹側に配される領域であり、背側領域Bはおむつ1Aの着用時に着用者の背側に配される領域である。股下領域Cは、おむつ1Aの着用時に着用者の股間に配される領域である。
またおむつ1Aには、図1に示すように、外装体7の腹側領域A側の両側縁部と背側領域B側の両側縁部とが合掌状に接合されることによって、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WO、一対のレッグ開口部LO,LOが形成されている。
尚、本明細書において、上面と肌対向面とは同じ面を意味し、下面と非肌対向面とは同じ面を意味する。また、肌対向面は、おむつ1Aを構成する各部材の表裏両面のうち着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌対向面とは、おむつ1Aを構成する各部材の表裏両面のうち着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
吸収性本体6が具備する吸収体4は、おむつ1Aでは、図2及び図3に示すように、吸水性ポリマーを含む吸収性コア40と、吸収性コア40を包むコアラップシート45とを有している。吸収体4の有する吸収性コア40は、該吸収性コア40の中央領域に配され坪量の高い高坪量部41と、該高坪量部41の周縁領域に配され該高坪量部41よりも坪量の低い低坪量部42と、該高坪量部41の横方向Yの中央部に位置して縦方向Xに延びる中央非積繊部43と、該低坪量部42における該高坪量部41との境界に位置して縦方向Xに延びる側方非積繊部44とを有している。おむつ1Aでは、該低坪量部42における該高坪量部41との境界に、一対の側方非積繊部44,44が配されている。各側方非積繊部44は、低坪量部42において、高坪量部41の縦方向Xに沿う側縁に沿って配されている。
吸収体4の有する吸収性コア40は、おむつ1Aでは、図2に示すように、縦方向Xに長い略矩形状に形成されており、腹側領域Aから股下領域Cを縦断して背側領域Bに亘って配されている。また吸収性コア40には、股下領域Cの中央部(吸収性コア40の中央領域)にて縦方向Xに延びる略矩形状の高坪量部41が配されている。吸収性コア40の高坪量部41の周縁領域は、低坪量部42となっている。即ち高坪量部41は、股下領域Cの中央部(吸収性コア40の中央領域)に配され、低坪量部42に囲まれている。好適に、高坪量部41は股下領域Cの中央部に配されており、低坪量部42は腹側領域Aから股下領域Cを介して背側領域Bに亘って配されている。おむつ1Aでは、高坪量部41は低坪量部42よりも坪量が高く、低坪量部42は高坪量部41よりも坪量が低くなっている。また高坪量部41は、図2に示すように、厚み(縦方向X及び横方向Yと直交する方向)が低坪量部42の厚みよりも厚くなっており、低坪量部42よりも肌対向面側に突出して形成されている。尚、おむつ1Aでは、吸収性コア40は、高坪量部を単層で形成しているが、高坪量部を上部吸収層及び下部吸収層の2層で形成し、低坪量部を単層(例えば、下部吸収層)で形成してもよい。
吸収性コアの有する中央非積繊部43は、おむつ1Aでは、図1〜図3に示すように、吸収性コア40の高坪量部41の横方向Yの中央部に位置して縦方向Xに延びて形成されている。また中央非積繊部43は、おむつ1Aでは、該おむつ1Aの中心線CL上に位置して縦方向Xに延びて形成されている。好適に、中央非積繊部43は、腹側領域A側の低坪量部42から高坪量部41を縦断して背側領域B側の低坪量部42に亘って中心線CL上に形成されている。更に、中央非積繊部43は、縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部43aが高坪量部41から腹側領域A側の低坪量部42に位置し、縦方向Xにおける背側領域B側の他端部43bが高坪量部41から背側領域B側の低坪量部42に位置している。おむつ1Aでは、中央非積繊部43は、高坪量部41から腹側領域A側の低坪量部42への縦方向Xの延出長さと、高坪量部41から背側領域B側の低坪量部42への縦方向Xの延出長さとが同じ長さになっている。
尚、おむつ1Aでは、中央非積繊部43は、腹側領域A側の低坪量部42への縦方向Xの延出長さと、背側領域B側の低坪量部42への縦方向Xの延出長さとは異なる長さであってもよい。例えば、腹側領域A側の低坪量部42への縦方向Xの延出長さ及び背側領域B側の低坪量部42への縦方向Xへの延出長さの何れか一方を長く形成してもよい。
中央非積繊部43は、図2及び図3に示すように、低坪量部42よりも低坪量に形成されており、おむつ1Aでは、高坪量部41及び低坪量部42を貫通する貫通口となっている。
吸収性コア40の有する一対の側方非積繊部44,44は、図2及び図3に示すように、おむつ1Aでは、低坪量部42において、高坪量部41の縦方向Xに沿う両側縁に位置する境界に沿って縦方向Xに延びて形成されている。一対の側方非積繊部44,44は、高坪量部41に配された中央非積繊部43を対称の軸として低坪量部42にて縦方向Xに延在している。各側方非積繊部44は、中央非積繊部43と略平行に縦方向Xに延びて形成されており、高坪量部41の縦方向Xの長さよりも縦方向Xの長さが長く、中央非積繊部43の縦方向Xの長さよりも縦方向Xの長さが短く形成されている。好適に、各側方非積繊部44は、縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部44aが中央非積繊部43の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部43aよりも縦方向Xの内方側に位置し、縦方向Xにおける背側領域B側の他端部44bが中央非積繊部43の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部43bよりも縦方向Xの内方側に位置している。
各側方非積繊部44は、図2及び図3に示すように、低坪量部42よりも低坪量に形成されており、おむつ1Aでは、低坪量部42を貫通する貫通口となっている。
尚、おむつ1Aでは、図2及び図3に示すように、吸収性コア40の中央非積繊部43及び各側方非積繊部44は、吸収性コア40を形成する材料(コア形成材料)が全く存在しない貫通口であるが、低坪量部42よりも少ない量のコア形成材料が20g/m2程度に若干存在している場合も、後述の折り曲げ起点となり得ることから非積繊部に含める。但し、中央非積繊部43及び各側方非積繊部44に存するコア形成材料の坪量は、50g/m2以下であることが好ましい。
吸収性コア40の高坪量部41の横方向Yの中央部に中央非積繊部43を形成し、高坪量部41と低坪量部42との縦方向Xに沿う両側縁に位置する境界に一対の側方非積繊部44,44を形成することで、例えば、おむつ1Aの着用時に着用者の両脚で吸収性コア40が横方向Yに押圧されると、中央非積繊部43を折り曲げ起点として高坪量部が凸変形し易いと共に、低坪量部42の縦方向Xに沿う両側縁が一対の側方非積繊部44,44を折り曲げ起点として肌対向面側に立ちあがり易くなる。その為、吸収性コア40の縦方向Xに沿う中央部及び両側縁が着用者の肌側に密着し、吸収性コア40によるフィット性及び漏れ防止性が向上する。即ち、吸収性コア40を所謂W字状に立体変形させることで吸収性コア40によるフィット性及び漏れ防止性を向上させることができる。
吸水性ポリマーを含む吸収性コア40の上下面(肌対向面、非肌対向面)を包むコアラップシート45は、おむつ1Aでは、図3に示すように、吸収性コア40の裏面シート3側に該コアラップシート45の側縁部45a,45b同士が重なる重なり部45cを形成して該吸収性コア40を包んでいる。好適に、コアラップシート45は、おむつ1Aでは、吸収性コア40の肌対向面を被覆した状態で該吸収性コア40の縦方向Xに沿う両側部を包むように、縦方向Xに沿う両側部を非肌対向面側に折り曲げられることで吸収性コア40を包んでいる。このとき吸収性コア40の非肌対向面側に折り曲げられたコアラップシート45の縦方向Xに沿う両側部の両側縁部45a,45b同士が吸収性コア40の非肌対向面側で重ね合され接合される。このように、吸収性コア40の非肌対向面(下面)には、コアラップシート45が二重になっている重なり部45cが形成されている。コアラップシート45の重なり部45cは、後述する一対のインジケータ5,5を横方向Yに並置可能な横幅を有しており、該横幅で吸収体4の縦方向Xの全域に亘って延在している。
更に、コアラップシート45の重なり部45cは、図3に示すように、おむつ1Aでは、重なっているコアラップシート45の側縁部45a,45b同士が第2接着剤である重なり部固定用ホットメルト46により固定されている。好適に、コアラップシート45の重なり部45cは、吸収性コア40の非肌対向面に接触して配される一方の側縁部45bと、該一方の側縁部45bの非肌対向面側に配される他方の側縁部45aとの間に重なり部固定用ホットメルト46が配された多層構造になっている。おむつ1Aでは、重なり部45cの縦方向X及び横方向Yの全域(重なり部45cの全面)に重なり部固定用ホットメルト46が塗布されており、重なり部45cの全面において多層構造になっている。
おむつ1Aでは、図3に示すように、裏面シート3と吸収体4との間に、色の変化により排尿を知らせるインジケータ5が配されている。インジケータ5は、吸収体4のコアラップシート45の重なり部45cと裏面シート3との間に配されている。好適に、インジケータ5はコアラップシート45の重なり部45cの非肌対向面側に配されており、インジケータ固定用ホットメルト(図示せず)で固定されている。コアラップシート45の重なり部45cに固定されたインジケータ5の色の変化は、裏面シート3及び外装体7を介して外部から視認可能になっている。コアラップシート45が二重(2層構造)になった重なり部45cの非肌対向面側にインジケータ5を配することで、吸収性コア40を構成する吸水性ポリマー等の影響によりインジケータ5が変色してしまうことを抑制することができる。特に、コアラップシート45の重なり部45cでは、側縁部45a,45b同士の間に重なり部固定用ホットメルト46が介在することにより多層構造になっているので、より一層インジケータ5の変色を抑制することができる。
またインジケータ5は、図2及び図4に示すように、おむつ1Aでは、中央非積繊部43を対称の軸として一対配されており、各インジケータ5は縦方向Xに延在している。好適に、一対のインジケータ5,5は、中央非積繊部43を対称の軸として、吸収性コア40の重なり部45cの非肌対向面側に縦方向Xに沿って直線状に配されている。各インジケータ5は、横方向Yにおいて、中央非積繊部43と各側方非積繊部44との間に対応する吸収性コア40の重なり部45cの非肌対向面側で、中央非積繊部43と略平行に縦方向Xに沿って直線状に配されている。
また各インジケータ5は、図2及び図4に示すように、おむつ1Aでは、各側方非積繊部44と重ならない位置に配されている。各インジケータ5を各側方非積繊部44と重ならない位置、具体的には、中央非積繊部43と各側方非積繊部44との間の位置に配することで、例えば、おむつ1Aの着用時に股下領域Cの吸収性コア40が変形して各側方非積繊部44に皺等が発生した場合においても、発生した皺等の影響で各インジケータ5が見え難くなることが抑制される。特におむつ1Aでは、一対のインジケータ5,5は中央非積繊部43を対称の軸として配され、各インジケータ5は、中央非積繊部43と各側方非積繊部44との間に配されている。中央非積繊部43と各側方非積繊部44との間は吸収性コア40の高坪量部41であり、高坪量部41では非肌対向面側に皺等が発生し難いため、各インジケータ5を高坪量部41におけるコアラップシート45の重なり部45cの非肌対向面側に配することで、皺等の影響による各インジケータ5の視認性の低下を抑制することができる。また、中央非積繊部43や側方非積繊部44のようにコア形成材料が配されない場所ではなく、高坪量部41のようにコア形成材料の配されている部分に各インジケータ5を配することで、各インジケータ5の見栄えが良くなる。
更に各インジケータ5は、おむつ1Aでは、図2及び図4に示すように、高坪量部41において、該高坪量部41の縦方向Xに沿う側縁部に配されることが好ましい。言い換えると、各インジケータ5は、高坪量部41において中央非積繊部43から横方向Yに離間させて配することが好ましい。中央非積繊部43から横方向Yに離間させて高坪量部41の縦方向Xに沿う側縁部に各インジケータ5を配することで、例えば、高坪量部41が中央非積繊部43を頂部にして肌対向面側に凸変形することで該高坪量部41の非肌対向面側が凹状に変形した場合おいても、各インジケータ5が該凹部に入り込んでしまうことを抑制することができる。
また、各インジケータ5は、図2及び図4に示すように、おむつ1Aでは、股下領域Cの高坪量部41から腹側領域Aの低坪量部42又は背側領域Bの低坪量部42に亘って配されている。好適に、各インジケータ5は、おむつ1Aでは、股下領域Cの高坪量部41から腹側領域Aの低坪量部42に亘って配されると共に、股下領域Cの高坪量部41から背側領域Bの低坪量部42に亘って配されている。即ち、各インジケータ5は、おむつ1Aでは、腹側領域Aの低坪量部42から股下領域Cの高坪量部41を縦断して背側領域Bの低坪量部42に亘って縦方向Xに延在している。低坪量部42では、高坪量部41に比して液体が広がり易いため、低坪量部42に各インジケータ5を配することで、低坪量部42で広がった少量の体液の排出を検出することができるようになる。
また、各インジケータ5は、中央非積繊部43又は側方非積繊部44の縦方向Xの端部43a,43b,44a,44bを越えて該縦方向Xの外方に延在していればよく、おむつ1Aでは、各インジケータ5は、中央非積繊部43の縦方向Xの端部43a,43b及び側方非積繊部44の縦方向Xの端部44a,44bを越えて該縦方向Xの外方に延在している。好適に、各インジケータ5は、図2及び図4に示すように、おむつ1Aでは、腹側領域A側の低坪量部42において、中央非積繊部43の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部43aを縦方向Xの腹側領域A側に越える長さに形成されている。同様に、各インジケータ5は、背側領域B側の低坪量部42において、中央非積繊部43の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部43bを縦方向Xの背側領域B側に越える長さに形成されている。腹側領域A及び背側領域Bの低坪量部42で中央非積繊部43の縦方向Xの両端部を越える長さに各インジケータ5の縦方向Xの両端部を配することで、各インジケータ5の色の変化の確認を行い易くなる。また、各インジケータ5は、図2及び図4に示すように、おむつ1Aでは、腹側領域A側の低坪量部42において、各側方非積繊部44の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部44aを縦方向Xの腹側領域A側に越える長さに形成されている。同様に、各インジケータ5は、背側領域B側の低坪量部42において、各側方非積繊部44の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部44bを縦方向Xの背側領域B側に越える長さに形成されている。腹側領域A及び背側領域Bの低坪量部42で各側方非積繊部44の縦方向Xの両端部を越える長さに各インジケータ5の縦方向Xの両端部を配することで、各インジケータ5の色の変化の確認をより一層行い易くなる。
またおむつ1Aは、図3及び図4に示すように、吸収体4を固定する第1接着剤である吸収体固定用ホットメルト47を有し、吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5の横方向Yの外方側に配され各該インジケータ5に沿って縦方向Xに延在している。おむつ1Aでは、図4に示すように、吸収体固定用ホットメルト47は、吸収性コア40の非肌対向面側で縦方向Xの両端部間に亘って配されており、図3に示すように、吸収体4と裏面シート3とを接合している。おむつ1Aでは、吸収体固定用ホットメルト47は、中心線CLを対称の軸として一対配されており、各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5よりも中心線CLから離れる横方向Yの外方に配されている。各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5と略平行に、吸収体4の縦方向Xの両端部間に亘って配されている。言い換えると、各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5と略平行に、各インジケータ5と間隔を空けて隣接するように吸収体4の縦方向Xに沿って延在している。各吸収体固定用ホットメルト47を各インジケータ5の中心線CLから離れる横方向Yの外方で各該インジケータ5に沿って縦方向Xに延在させることで、吸収体4と裏面シート3とを固定した際に、吸収性コア40に固定した各インジケータ5の位置ズレや皺の発生が抑制され、各インジケータ5の見栄えの低下を抑制可能になる。
おむつ1Aでは、図2及び図3に示すように、吸収体4の縦方向Xに沿った両側縁部と略平行に吸収性コア40の側部部分を立ち上げるための弾性部材122が配されている。おむつ1Aの弾性部材122は、吸収性コア40を被覆するコアラップシート45の内面又は外面に沿って縦方向Xに伸長状態で配されており、腹側領域A及び背側領域Bに縦方向Xの両端部が固定されている。
おむつ1Aでは、図2及び図3に示すように、吸収性本体6の両側に、防漏カフ12,12が形成されている。おむつ1Aの防漏カフ12は、吸収性本体6に接合された防漏カフ形成用シート120、防漏カフ形成用シート120の自由端近傍に伸長状態で固定された防漏カフ形成用の弾性部材121、及び防漏カフ12の固定端と自由端との間に伸長状態で固定された防漏カフ中間弾性部材122を備えている。おむつ1Aでは、防漏カフ形成用シート120として、所定幅の帯状の撥水性シートの1枚を、その縦方向Xに沿って二つ折りして、相対向する層間をホットメルト型接着剤又は部分的な熱シール若しくは超音波シール等で接合した2層構造のシートを用いており、前述した弾性部材121,122は、この2層構造シートの層間に伸長状態で固定されている。
おむつ1Aでは、図3に示すように、表面シート2は、吸収体4の肌対向面側を被覆するとともに、縦方向Xに沿う両側端部21,21が、吸収体4の非肌対向面側において、裏面シート3及び防漏カフ形成用シート120と共に外装体7にホットメルト接着剤等の公知の接合手段により接合固定されている。
おむつ1Aでは、図3に示すように、外装体7は、2枚の外装体形成用シート71,72と、これら2枚のシート71,72間に伸長状態で固定された各部の弾性部材74とからなる。即ち、2枚の外装体形成用シート71,72間には、ウエスト開口部WOの周縁部にウエストギャザーを形成するウエスト部弾性部材73,レッグ開口部LOの周縁部にレッグギャザーを形成するレッグ部弾性部材74,及び胴回り部D(ウエスト開口部WOの周縁端から下方に20mm離間した位置からレッグ開口部LOの上端までの領域)に左右に分割された状態の胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材75が、それぞれ伸長状態で、ホットメルト型接着剤等の任意の接合手段により接合固定されている。
おむつ1Aでは、図2に示すように、外装体形成用シート71,72は、その縦方向Xに関し、これら2枚のシートのうちの一方又は双方が、ウエスト開口部WOの周縁部において折り返され、その折り返された部分が、吸収性本体6の前後端における吸収性本体6の肌対向面側に固定されている。
次に、おむつ1Aの各部の形成材料について説明する。
おむつ1Aでは、インジケータ5としては、ホットメルト組成物を用いることができ、ホットメルト組成物としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができるが、pHの値が4を超えないように維持することが可能な酸性化合物であることが好ましい。酸性化合物であるホットメルト組成物としては、例えば、特開平11−004852号公報に記載の親水性組成物を用いることができる。
おむつ1Aでは、インジケータ5を固定するインジケータ固定用ホットメルト(図示せず)としては、ベースポリマー、常温で固体の粘着付与成分、軟化剤成分及び酸化防止剤を構成成分して具備してなるホットメルト型接着剤等が挙げられる。ベースポリマーとしては、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)等が挙げられる。
おむつ1Aでは、吸収性本体6を構成する表面シート2及び裏面シート3としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート3としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。
おむつ1Aでは、外装体7を構成する外装体形成用シート71,72としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、外装体形成用シート71,72としては、撥水性の不織布を用いることができる。
おむつ1Aでは、吸収性本体6の吸収体4の吸収性コア40を構成する繊維集合体の繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等を用いることできる。繊維集合体は、空気流に載せて供給した繊維材料を、所定形状の凹部内に吸引して堆積させる積繊工程を経て得られるものが好ましい。繊維材料とともに機能性材料を混合積繊したものであっても良い。機能性材料の保持形態は、2枚の繊維集合体間に挟んで保持する形態や、混合積繊して繊維間に保持させた状態等が挙げられる。繊維及び吸水性ポリマー等の機能性材料は、それぞれ、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。吸収性コア40を構成する吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等からなる粒子等が挙げられる。吸収性本体6の吸収体4を構成するコアラップシート45としては、ティッシュペーパー等の薄紙や透水性の不織布等が挙げられる。
おむつ1Aでは、防漏カフ形成用シート120としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構造の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができる。
おむつ1Aでは、各部に配される弾性部材73,74,75,121,122の形態は、糸状のもの(糸ゴム等)、所定幅の帯状のもの(平ゴム等)等が好ましく、特に糸状のものが好ましい。各部に配される弾性部材73,74,75,121,122の素材としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン等を挙げることができる。
以上説明したように、本発明の好ましい第1実施形態の使い捨ておむつ1Aは、図1及び図2に示すように、色の変化により排尿を知らせるインジケータ5が、吸収性コア40の高坪量部41に配される中央非積繊部43を対称の軸として一対配され、各インジケータ5は縦方向Xに延在している。その為、吸収性コア40の高坪量部41が肌対向面側に凸状に変形することで該高坪量部41が位置する非肌対向面側が凹状に変形した場合においても、各インジケータ5が凹状に変形した部分に入り込んでしまうことが低減される。これにより、各インジケータ5の視認性が低下することが抑制され、視認性を維持可能になる。またおむつ1Aには、高坪量部41に中央非積繊部43が形成され、高坪量部41との境界の低坪量部42に側方非積繊部44が形成されているため、高坪量部41が凸状に変形し易く装着性に優れる。このように、おむつ1Aは、装着性に優れ、インジケータ5の視認性が高い。
前述した一又は二以上の効果がより好適に得られるようにする観点から、おむつ1Aは、以下の構成の一又は二以上を有することが更に好ましい。
おむつ1Aでは、図2に示すように、吸収性コア40の縦方向Xの長さ(L)に対する各インジケータ5の縦方向Xの長さ(L1)の割合(L1/L)は、0.3〜0.8であることが好ましく、0.4〜0.6であることが更に好ましい。
具体的に、おむつ1Aでは、図2に示すように、吸収性コア40(吸収体4の長さと略同じ)の縦方向Xの長さ(L)は、300〜450mmであることが好ましい。各インジケータ5の縦方向Xの長さ(L1)は、100〜350mmであることが好ましく、150〜300mmであることが更に好ましい。また、中央非積繊部43の縦方向Xの腹側領域A側の一端部43aから腹側領域A側の外方に延出する各インジケータ5の縦方向Xの延出長さL2としては、1〜70mmであることが好ましく、5〜50mmであることが更に好ましい。中央非積繊部43の縦方向Xの背側領域B側の他端部43bから背側領域B側の外方に延出する各インジケータ5の縦方向Xの延出長さL3としては、1〜70mmであることが好ましく、5〜50mmであることが更に好ましい。
おむつ1Aでは、図4に示すように、吸収性コア40の横方向Yの長さ(以下、幅(W)ともいう)に対する各インジケータ5の横方向の長さ(以下、幅(W1)ともいう)の割合(W1/W)は、0.005〜0.4であることが好ましく、0.01〜0.2であることが更に好ましい。
おむつ1Aでは、図4に示すように、中央非積繊部43の横方向Yの長さ(以下、幅(W2)ともいう)に対するインジケータ5の幅(W1)の割合(W1/W2)は、0.05〜2であることが好ましく、0.1〜1であることが更に好ましい。
具体的に、おむつ1Aでは、図4に示すように、吸収性コア40の幅(W)は、50〜180mmであることが好ましい。各インジケータ5の幅(W1)は、0.5〜10mmであることが好ましく、1〜5mmであることが更に好ましい。中央非積繊部43の幅(W2)は、1〜30mmであることが好ましく、2〜20mmであることが更に好ましい。
尚、各インジケータ5は、おむつ1Aでは、図5(a)に示すように、各インジケータ5の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部5aは、中央非積繊部43の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部43a及び各側方非積繊部44の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部44aを越えて縦方向Xにおける腹側領域A側の外方に延在している。言い換えると、各インジケータ5の一端部5aは、中央非積繊部43の一端部43a及び各側方非積繊部44の一端部44aを越えて、高坪量部41の縦方向Xにおける腹側領域A側の外方に位置する低坪量部42に延在していることが好ましい。例えば、おむつの着用時に着用者の両脚で吸収性コア40の中央領域が所謂W字状に変形した場合においても、各インジケータ5の一端部5aが中央非積繊部43の一端部43a及び側方非積繊部44の一端部44aを越えて縦方向Xにおける腹側領域A側の外方に延在しているので、吸収性コア40の中央領域の変形により各インジケータ5が見え難くなることが抑制される。特に腹側領域A側に延在させることで、着用者の排尿を検出し易くなる。また低坪量部42では液が広がり易いため、各インジケータ5の一端部5aを低坪量部42に配することで、各インジケータ5の色の変化を確認し易い。
また図5(b)に示すように、各インジケータ5の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部5bを、中央非積繊部43の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部43b及び各側方非積繊部44の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部44bを越えて縦方向Xにおける背側領域B側の外方に延在していてもよい。各インジケータ5の他端部5bを中央非積繊部43の他端部43b及び側方非積繊部44の他端部44bを越えて背側領域B側に延在させることで、股下部に皺等が入り、インジケータを視認しにくい場合においても容易にインジケータの位置を確認することができる。
また、図5(c)に示すように、一対のインジケータ5,5に加えて、高坪量部41の中心線CLから離れる横方向Yの外方に位置する低坪量部42に、中央非積繊部43を対称の軸として別の一対のインジケータ51,51を配してもよい。この場合においても、低坪量部42に配される別の各インジケータ51は各側方非積繊部44と重ならない位置に配されることが好ましい。例えば、別の各インジケータ51を吸収性コア40の縦方向Xに沿う側縁と各側方非積繊部44との間に対応するコアラップシート45の非肌対向面側に配することが好ましい。中央非積繊部43を対称の軸として配される一対のインジケータ5,5及び別の一対のインジケータ51,51を配することで、中心線CLから離れた位置にある二対のインジケータ5,5,51,51により視認性が向上すると共に、横漏れを抑制することができる。
次に、本発明の好ましい第2実施形態の使い捨ておむつについて、図6〜図10を参照しながら説明する。
第2実施形態の使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明し、特に説明しない点については、おむつ1Aと同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。おむつ1Bは、裏面シート3と吸収体4との間に配される一対のインジケータの各インジケータの形状がおむつ1Aと相違する。その為ここでは、おむつ1Bの備える各インジケータの形状を中心に説明する。
おむつ1Bでは、一対のインジケータ5B,5Bは、図6及び図7に示すように、横方向Yに延びる複数の短インジケータ5cが縦方向Xに間隔を空けて配されるインジケータ列の形状で一対形成されている。各インジケータ5Bの各短インジケータ5cは、横方向Yに長い矩形状に形成されている。尚、各短インジケータ5cの形状は、横方向Yに長い形状であればよく、例えば、横方向Yに長い楕円形状や多角形形状であってもよい。また、複数の短インジケータ5cの横方向Yの長さは、同じ長さであってもよく、異なる長さであってもよい。例えば、複数の短インジケータ5cは、股下領域Cから腹側領域A又は背側領域Bに向かうに連れて横方向Yの長さが長くなるように形成してもよい。また腹側領域A又は背側領域Bから股下領域Cに向かうに連れて横方向Yの長さが長くなるように形成してもよい。
インジケータ5Bは、おむつ1Bでは、図6及び図7に示すように、中央非積繊部43を対称の軸として一対配されており、各インジケータ5Bは縦方向Xに延在している。好適に、一対のインジケータ5B,5Bは、中央非積繊部43を対称の軸として、吸収性コア40の重なり部45cの非肌対向面側に縦方向Xに沿って延在している。各インジケータ5Bは、中央非積繊部43と各側方非積繊部44との間に対応する吸収性コア40の重なり部45cの非肌対向面側で、中央非積繊部43と略平行に縦方向Xに沿って延在している。
各インジケータ5Bは、おむつ1Bでは、図6及び図7に示すように、股下領域Cの高坪量部41から腹側領域Aの低坪量部42に亘って配されると共に、股下領域Cの高坪量部41から背側領域Bの低坪量部42に亘って配されている。即ち、各インジケータ5Bは、おむつ1Bでは、腹側領域Aの低坪量部42から股下領域Cの高坪量部41を縦断して背側領域Bの低坪量部42に亘って縦方向Xに延在している。低坪量部42では、高坪量部41に比して液体が広がり易いため、低坪量部42に各インジケータ5Bを配することで、低坪量部42で広がった少量の液体の排出を検出することができるようになる。
また、図6及び図7に示すように、おむつ1Bでは、各インジケータ5Bは、腹側領域A側の低坪量部42において、中央非積繊部43の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部43aを縦方向Xの腹側領域A側に越える長さに形成している。同様に、各インジケータ5Bは、背側領域B側の低坪量部42において、中央非積繊部43の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部43bを縦方向Xの背側領域B側に越える長さに形成している。腹側領域A及び背側領域Bの低坪量部42で中央非積繊部43の縦方向Xの両端部43a,43bを越える長さに各インジケータ5Bの縦方向Xの両端部を配することで、各インジケータ5Bの色の変化の確認を行い易くなる。尚、各インジケータ5Bの縦方向Xの両端部とは、最も腹側領域A側の最外方短インジケータ5caの位置と、最も背側領域B側の最外方短インジケータ5cbの位置とを意味する。
またおむつ1Bは、図8に示すように、吸収体4を固定する第1接着剤である吸収体固定用ホットメルト47を有し、各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5Bの横方向Yの外方側に配され各該インジケータ5Bに沿って縦方向Xに延在している。おむつ1Bでは、図9に示すように、吸収体固定用ホットメルト47は、吸収性コア40の非肌対向面側で縦方向Xの両端部に亘って配されており、図8に示すように、吸収体4と裏面シート3とを接合している。おむつ1Bでは、吸収体固定用ホットメルト47は、中心線CLを対称の軸として一対配されており、各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5Bよりも中心線CLから離れる横方向Yの外方に配されている。各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5Bと略平行に、吸収体4の縦方向Xの両端部に亘って配されている。言い換えると、各吸収体固定用ホットメルト47は、各インジケータ5Bと略平行に、各インジケータ5Bと隣接するように吸収体4の縦方向Xに沿って延在している。各吸収体固定用ホットメルト47を各インジケータ5Bの中心線CLから離れる横方向Yの外方で各該インジケータ5Bに沿って縦方向Xに延在させることで、吸収体4と裏面シート3とを固定した際に、吸収性コア40に固定した各インジケータ5Bの位置ズレや皺の発生が抑制され、各インジケータ5Bの見栄えの低下を抑制可能になる。
またおむつ1Bでは、各インジケータ5Bの横方向Yに延びる各短インジケータ5cの中心線CLに向かう横方向Yの内方端は、図7に示すように、中央非積繊部43と重ならない高坪量部41の非肌対向面側に配されている。また短インジケータ5cの中心線CLから離れる横方向Yの外方端は、吸収性コア40の中央領域においては、各側方非積繊部44と重なる位置の非肌対向面側に配されており、吸収性コア40の中央領域以外においては低坪量部42の非肌対向面側に配されている。
以上説明したように、本発明の好ましい第2実施形態の使い捨ておむつ1Bでは、図6及び図7に示すように、一対のインジケータ5B,5Bの各インジケータ5Bが横方向Yに延びる複数の短インジケータ5cを有し、複数の短インジケータ5cが縦方向Xに間隔を空けて配されている。即ち、おむつ1Bの各インジケータ5Bは、横方向Yに延びる複数の短インジケータ5cがインジケータ列の形状で縦方向Xに延在している。その為、例えば、着用者が短いズボンをはいている場合においても、該ズボンのレッグ開口部LO,LOの隙間から各短インジケータ5cの横方向Yの外方端等の色を確認し易い。
尚、おむつ1Bでは、各インジケータ5Bの各短インジケータ5cは、吸収性コア40の中央領域において、横方向Yの外方端が各側方非積繊部44と重なる位置まで配されているが、各側方非積繊部44を横方向Yの中心線CLから離れる方向に超えていてもよい。例えば、各短インジケータ5cは、外方端が吸収性コア40の縦方向Xに沿う側縁部まで配されていてもよい。各側方非積繊部44を横方向Yの中心線CLから離れる方向に超えて配されることで、各短インジケータ5cの視認性が向上する。特に、各短インジケータ5cの外方端を吸収性コア40の縦方向Xに沿う側縁部に亘って配することで、より一層視認性が向上する。
前述した一又は二以上の効果がより好適に得られるようにする観点から、おむつ1Aは、以下の構成の一又は二以上を有することが更に好ましい。
おむつ1Bでは、図9に示すように、吸収性コア40の縦方向Xの長さ(L)に対する各インジケータ5Bの縦方向Xの延在長さ(短インジケータ5cが縦方向Xに間隔を空けて配されて形成された各インジケータ5Bの全長)(L4)の割合(L4/L)は、20%〜90%であることが好ましく、30%〜80%であることが更に好ましい。
具体的に、おむつ1Bでは、図9に示すように、吸収性コア40(吸収体4の長さと略同じ)の縦方向Xの長さ(L)は、300〜450mmであることが好ましい。各インジケータ5Bの縦方向Xの延在長さ(L4)は、100〜400mmであることが好ましく、120〜360mmであることが更に好ましい。
おむつ1Bでは、図9に示すように、吸収性コア40の横方向Yの長さ(以下、幅(W)ともいう)に対する各短インジケータ5cの横方向の長さ(以下、幅(W3)ともいう)の割合(W3/W)は、3%〜40%であることが好ましく、5%〜30%であることが更に好ましい。
具体的に、おむつ1Bでは、図9に示すように、吸収性コア40の幅(W)は、50〜180mmであることが好ましい。各短インジケータ5cの幅(W3)は、3〜50mmであることが好ましく、4〜40mmであることが更に好ましい。
尚、各インジケータ5Bは、中央非積繊部43及び側方非積繊部44の縦方向Xの端部43a,43b,44a,44bを越えて該縦方向Xの外方に延在していてもよい。特に、図10(a)に示すように、各インジケータ5Bの縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部(最も腹側領域A側の最外方短インジケータ5caの位置)は、中央非積繊部43の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部43a及び各側方非積繊部44の縦方向Xにおける腹側領域A側の一端部44aを越えて縦方向Xにおける腹側領域A側の外方に延在していることが好ましい。言い換えると、各インジケータ5Bの一端部(最も腹側領域A側の最外方短インジケータ5caの位置)は、中央非積繊部43の一端部43a及び各側方非積繊部44の一端部44aを越えて、高坪量部41の縦方向Xにおける腹側領域A側の外方に位置する低坪量部42まで延在していることが好ましい。例えば、おむつの着用時に着用者の両脚で吸収性コア40の中央領域が所謂W字状に変形した場合においても、各インジケータ5Bの一端部が中央非積繊部43の一端部43a及び側方非積繊部44の一端部44aを越えて縦方向Xにおける腹側領域A側の外方に延在しているので、吸収性コア40の中央領域の変形により各インジケータ5Bが見え難くなることが抑制される。特に腹側領域A側に延在させることで、着用者の排尿を検出し易くなる。また低坪量部42では液が広がり易いため、各インジケータ5Bの一端部を低坪量部42に配することで、各インジケータ5Bの色の変化を確認し易い。
また図10(b)に示すように、各インジケータ5Bの縦方向Xにおける背側領域B側の他端部(最も背側領域B側の最外方短インジケータ5cbの位置)を、中央非積繊部43の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部43b及び各側方非積繊部44の縦方向Xにおける背側領域B側の他端部44bを越えて縦方向Xにおける背側領域B側の外方に延在していてもよい。各インジケータ5Bの他端部(最も背側領域B側の最外方短インジケータ5cbの位置)を中央非積繊部43の他端部43b及び側方非積繊部44の他端部44bを越えて背側領域B側に延在させることで、背側部からの漏れをいち早く検知することができる。
また、図10(c)に示すように、一対のインジケータ5B,5Bに加えて、高坪量部41の中心線CLから離れる横方向Yの外方に位置する低坪量部42に、中央非積繊部43を対称の軸として別の一対のインジケータ52,52を配してもよい。この場合においても、低坪量部42に配される別の各インジケータ52は各側方非積繊部44と重ならない位置に配されることが好ましい。例えば、別の各インジケータ52を吸収性コア40の縦方向Xに沿う側縁と各側方非積繊部44との間に対応するコアラップシート45の非肌対向面側に配することが好ましい。中央非積繊部43を対称の軸として配される一対のインジケータ5B,5B及び別の一対のインジケータ52,52を配することで、中心線CLから離れた位置にある二対のインジケータ5B,5B,52,52により視認性が向上すると共に、横漏れを抑制することができる。
また、おむつ1Bでは、間隔を空けて配される複数の短インジケータ5cを等間隔に配したが、縦方向Xの外方である腹側領域A側及び背側領域B側に向かうに連れて互いの間隔が大きくなるように配してもよく、縦方向Xの外方である腹側領域A側及び背側領域B側に向かうに連れて互いの間隔が小さくなるように配してもよい。更にまた、背側領域Bに配される短インジケータ5c又は腹側領域Aに配される短インジケータ5cの互いの間隔を非等間隔にしてもよい。
以上、本発明をその好ましい第1〜第2実施形態に基づき説明したが、本発明は第1〜第2実施形態に限定されない。例えば、パンツ型の使い捨ておむつ以外でも展開型の使い捨ておむつにも好適に用いることができる。
また使い捨ておむつは、幼児又は成人用の使い捨ておむつであってもよい。
また、前記の各実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に組み合わせることが可能である。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の付記(使い捨ておむつ)を開示する。
<1>
表面シート、裏面シート、及びこれらシート間に配された縦長の吸収体を備え、着用者の腹側に配される腹側領域及び背側に配される背側領域とそれらの間に位置する股下領域とを有すると共に、該腹側領域から該股下領域を介して該背側領域に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有する使い捨ておむつであって、前記裏面シートと前記吸収体との間に、色の変化により排尿を知らせるインジケータが配されており、前記吸収体は、吸水性ポリマーを含む吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、該吸収性コアの中央領域に配され坪量の高い高坪量部と、該高坪量部の周縁領域に配され該高坪量部よりも坪量の低い低坪量部と、該高坪量部の横方向の中央部に位置して縦方向に延びる中央非積繊部と、該低坪量部における該高坪量部との境界に位置して縦方向に延びる一対の側方非積繊部とを有しており、前記インジケータは、前記中央非積繊部を対称の軸として一対配され、各該インジケータは縦方向に延在している、使い捨ておむつ。
<2>
各前記インジケータは、各前記股下領域の前記高坪量部から前記腹側領域の前記低坪量部又は前記背側領域の前記低坪量部に亘って配されている、前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記インジケータは、前記側方非積繊部と重ならない位置に配されている、前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記インジケータは、前記中央非積繊部及び各前記側方非積繊部の縦方向の端部を越えて該縦方向外方に延在している、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記吸収体を固定する第1接着剤を有し、前記第1接着剤は、各前記インジケータの横方向の外方側に配され各該インジケータに沿って縦方向に延在している、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記吸収体は、前記吸収性コアと、該吸収性コアを包むコアラップシートとを有しており、前記コアラップシートは、前記吸収性コアの前記裏面シート側に該コアラップシートの側縁部同士が重なる重なり部を形成して該吸収性コアを包んでおり、前記インジケータは、前記コアラップシートの前記重なり部と前記裏面シートとの間に配されている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
前記コアラップシートの前記重なり部では、重なっている前記コアラップシートの側縁部同士が第2接着剤により固定されている、前記<6>に記載の使い捨ておむつ。
<8>
各前記インジケータは、前記中央非積繊部と各前記側方非積繊部との間に配されている、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
各前記インジケータは、前記腹側領域の前記低坪量部から前記股下領域の前記高坪量部を縦断して前記背側領域の前記低坪量部に亘って縦方向に延在している、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記吸収体の縦方向に沿った両側縁部と略平行に前記吸収性コアの側部部分を立ち上げるための弾性部材が配されている、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記吸収性コアの縦方向の長さに対する各前記インジケータの縦方向の長さの割合は、0.3〜0.8であることが好ましく、0.4〜0.6であることが更に好ましい、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記吸収性コアの縦方向の長さは、300〜450mmであることが好ましい、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
各前記インジケータの縦方向の長さは、100〜350mmであることが好ましく、150〜300mmであることが更に好ましい、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記中央非積繊部の縦方向の前記腹側領域側の一端部から前記腹側領域側の外方に延出する各前記インジケータの縦方向の延出長さは、1〜70mmであることが好ましく、5〜50mmであることが更に好ましい、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記吸収性コアの横方向の長さに対する各前記インジケータの横方向の長さの割合は、0.005〜0.4であることが好ましく、0.01〜0.2であることが更に好ましい、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記中央非積繊部の横方向の長さに対する前記インジケータの横方向の長さの割合は、0.05〜2であることが好ましく、0.1〜1であることが更に好ましい、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
前記吸収性コアの横方向の長さは、50〜180mmであることが好ましい、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
各前記インジケータの横方向の長さは、0.5〜10mmであることが好ましく、1〜5mmであることが更に好ましい、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<19>
各前記インジケータの縦方向における前記腹側領域側の一端部は、前記中央非積繊部の縦方向における前記腹側領域側の一端部及び各前記側方非積繊部の縦方向における前記腹側領域側の一端部を越えて縦方向における前記腹側領域側の外方に延在している、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<20>
各前記インジケータの縦方向における前記背側領域側の他端部を、前記中央非積繊部の縦方向における前記背側領域側の他端部及び各前記側方非積繊部の縦方向における前記背側領域側の他端部を越えて縦方向における前記背側領域側の外方に延在していてもよい、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<21>
一対の前記インジケータに加えて、前記高坪量部の前記中心線から離れる横方向の外方に位置する前記低坪量部に、前記中央非積繊部を対称の軸として別の一対のインジケータを配してもよい、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<22>
前記別の各インジケータを前記吸収性コアの縦方向に沿う側縁と各側方非積繊部44との間に対応するコアラップシートの非肌対向面側に配する、前記<21>に記載の使い捨ておむつ。
<23>
一対のインジケータは、横方向に延びる複数の短インジケータが縦方向に間隔を空けて配されるインジケータ列の形状で一対形成されている、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の使い捨ておむつ
<24>
横方向に延びる複数の短インジケータは、前記腹側領域又は前記背側領域から前記股下領域に向かうに連れて横方向Yの長さが長くなるように形成されている、前記<23>に記載の使い捨ておむつ。
<25>
前記吸収体を固定する吸収体固定用ホットメルトを有し、各吸収体固定用ホットメルトは、各前記インジケータと略平行に、各前記インジケータと隣接するように吸収体の縦方向Xに沿って延在している、前記<23>〜<24>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<26>
前記吸収性コアの縦方向Xの長さに対する各前記インジケータの縦方向の長さの割合は、20%〜90%であることが好ましく、30%〜80%であることが更に好ましい、前記<23>〜<25>に記載の使い捨ておむつ。
<27>
各前記インジケータの縦方向の長さは、100〜400mmであることが好ましく、120〜360mmであることが更に好ましい、前記<23>〜<26>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<28>
前記吸収性コアの横方向の長さに対する各短インジケータ5cの横方向の長さの割合は、3%〜40%であることが好ましく、5%〜30%であることが更に好ましい、前記<23>〜<26>に記載の使い捨ておむつ。
<29>
各前記短インジケータの横方向の長さは、3〜50mmであることが好ましく、4〜40mmであることが更に好ましい、前記<23>〜<28>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<30>
各前記インジケータは、前記中央非積繊部及び前記側方非積繊部の縦方向の端部を越えて該縦方向の外方に延在している、前記<23>〜<29>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<31>
前記インジケータの一端部は、前記中央非積繊部の一端部及び各前記側方非積繊部の一端部を越えて、前記高坪量部の縦方向における前記腹側領域側の外方に位置する前記低坪量部まで延在している、前記<23>〜<30>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<32>
各前記インジケータの縦方向における前記背側領域側の他端部(最も背側領域B側の最外方短インジケータ5cbの位置)を、前記中央非積繊部の縦方向における前記背側領域側の他端部及び各前記側方非積繊部の縦方向における前記背側領域側の他端部を越えて縦方向における前記背側領域側の外方に延在している、前記<23>〜<31>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<33>
前記吸収性コアは、縦方向に長い略矩形状に形成されており、前記腹側領域から前記股下領域を縦断して前記背側領域に亘って配され、前記吸収性コアには、前記股下領域の中央部にて縦方向に延びる略矩形状の前記高坪量部が配されている、前記<1>〜<32>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<34>
前記高坪量部は、縦方向及び横方向と直交する方向が前記低坪量部の厚みよりも厚くなっており、前記低坪量部よりも肌対向面側に突出して形成されている、前記<1>〜<33>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<35>
前記中央非積繊部は、前記低坪量部よりも低坪量に形成されており、高坪量部及び前記低坪量部を貫通する貫通口となっている、前記<1>〜<34>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<36>
各前記側方非積繊部は、前記中央非積繊部と略平行に縦方向に延びて形成されており、前記高坪量部の縦方向の長さよりも縦方向の長さが長く、前記中央非積繊部の縦方向Xの長さよりも縦方向の長さが短く形成されている、前記<1>〜<35>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<37>
各前記側方非積繊部は、縦方向における前記腹側領域側の一端部が前記中央非積繊部の縦方向における前記腹側領域側の一端部よりも縦方向の内方側に位置し、縦方向における前記背側領域側の他端部が前記中央非積繊部の縦方向における前記背側領域側の他端部よりも縦方向の内方側に位置している、前記<1>〜<36>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<38>
各前記側方非積繊部は、前記低坪量部よりも低坪量に形成されており、前記低坪量部を貫通する貫通口となっている、前記<1>
〜<37>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
1A、1B 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40吸収性コア
41 高坪量部
42 低坪量部
43 中央非積繊部
44 側方非積繊部
45 コアラップシート
45a、45b コアラップシートの側縁部
45c 重なり部
46 重なり部固定用ホットメルト
47 吸収体固定用ホットメルト
5 インジケータ
A 腹側領域
B 背側領域
C 股下領域
X 縦方向
Y 横方向

Claims (7)

  1. 着用者の肌側に配される表面シート、着用者の非肌側に配される裏面シート、及びこれらシート間に配された縦長の吸収体を備え、着用者の腹側に配される腹側領域及び背側に配される背側領域とそれらの間に位置する股下領域とを有すると共に、該腹側領域から該股下領域を介して該背側領域に延びる縦方向とこれに直交する横方向とを有する使い捨ておむつであって、
    前記裏面シートと前記吸収体との間に、色の変化により排尿を知らせるインジケータが配されており、
    前記吸収体は、吸水性ポリマーを含む吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、該吸収性コアの中央領域に配され坪量の高い高坪量部と、該高坪量部の周縁領域に配され該高坪量部よりも坪量の低い低坪量部と、該高坪量部の横方向の中央部に位置して縦方向に延びる中央非積繊部と、該低坪量部における該高坪量部との境界に位置して縦方向に延びる一対の側方非積繊部とを有しており、
    前記インジケータは、前記中央非積繊部を対称の軸として一対配され、各該インジケータは縦方向に延在しており、
    各前記インジケータは、前記高坪量部における前記中央非積繊部と各前記側方非積繊部との間に配されている、使い捨ておむつ。
  2. 各前記インジケータは、記股下領域の前記高坪量部から前記腹側領域の前記低坪量部又は前記背側領域の前記低坪量部に亘って配されている、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 各前記インジケータは、横方向に長い形状の複数の短インジケータが、縦方向に間隔を空けて配されたインジケータ列からなる、請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記インジケータは、前記中央非積繊部又は各前記側方非積繊部の縦方向の端部を越えて該縦方向外方に延在している、請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記吸収体を固定する第1接着剤を有し、
    前記第1接着剤は、各前記インジケータの横方向の外方側に配され各該インジケータに沿って縦方向に延在している、請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記吸収体は、前記吸収性コアと、該吸収性コアを包むコアラップシートとを有しており、
    前記コアラップシートは、前記吸収性コアの前記裏面シート側に該コアラップシートの側縁部同士が重なる重なり部を形成して該吸収性コアを包んでおり、
    前記インジケータは、前記コアラップシートの前記重なり部と前記裏面シートとの間に配されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記コアラップシートの前記重なり部では、重なっている前記コアラップシートの側縁部同士が第2接着剤により固定されている、請求項6に記載の使い捨ておむつ。
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