JP6858901B1 - 作業ロボット用ハンド - Google Patents

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Abstract

【課題】小型かつ軽量で把持部の移動距離が長い作業ロボット用ハンドを提供する。【解決手段】作業ロボット用ハンドがその手首部に支持されたハンド基部と、その基部に長手方向両端部を支持されてその基部に対し間隔を開けて固定された棒状のフレーム部材(以下F部材)と、F部材に設けられて長手方向に直線状で幅方向に互いに離間する2以上の案内溝と、その各溝内に摺動自在に嵌合する2以上のスライダと、そのスライダにそれぞれ固定されて把持部を互いに対向するように支持する把持部支持部材と、出力軸の軸線がF部材の長手方向および幅方向と直交するようにハンド基部に設けられてその出力軸端部をF部材の中央部に向けられた把持部駆動モータと、ハンド基部とF部材との間に配置されて出力軸端部に中央部を固定された駆動部材と、その中央部から互いに反対方向に等距離離間した2か所の部位を2つの把持部支持部材に各々連結する連結部材とを具える。【選択図】図1

Description

本発明は、作業ロボットの手首部に設けられるハンドに関し、特には小型かつ軽量で把持部材の移動距離(ストローク)が大きい作業ロボット用ハンドに関するものである。
作業ロボット用ハンドとしては、従来から種々のものが知られており、例えば特許文献1に記載のハンドは、ベース板の下側に案内部としての2本のガイドロッドを、ベース板の長手方向に延在しベース板の幅方向に互いに離間するように配置して、それらのガイドロッドの両端部を、ベース板の下面の長手方向両端部に固定したブラケットで固定支持するとともに、ベース板の下側に配置した2個のスライダをそれら2本のガイドロッドで一緒に案内および支持している。また、ベース板の上面に下向きに設けた指部材駆動モータの出力軸をベース板に遊貫させてベース板の下面から突出させ、その出力軸の先端部にレバー状の駆動部材の中央部を固定し、その中央部から駆動部材の長手方向に延在する2本のカム長孔に、上記のスライダの上面にそれぞれ突設した2つのカムフォロワを摺動自在に嵌合させ、それらのスライダの下面に2本の指部材をそれぞれ突設して構成している。
そしてこのハンドは、指部材駆動モータの出力軸で駆動する駆動部材の回動による2本のカム長孔の揺動により、2個のカムフォロワを介して2個のスライダを互いの接近及び離間方向へ直線移動させることで、それらのスライダの下面に突設した2本の指部材を互いの接近および離間方向へ移動させて把持対象物を把持および解放する。
特開昭58−137591号公報
しかしながら、特許文献1記載の作業ロボット用ハンドは、2本の指部材を突設する2つのスライダを、それらに共通の案内部としての2本のガイドロッドで一緒に案内および支持しているため、各スライダを最大でガイドロッドの長さの半分しか移動させることができないという問題があり、この問題の解決のため、各スライダの移動距離を大きくしようとすると、ガイドロッドの長さも長くする必要があり、それゆえハンド全体も大きくて重いものとなってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、小型かつ軽量であって把持部の移動距離(ストローク)が大きい作業ロボット用ハンドを提供することを目的としている。
上記課題を有利に解決する本発明の作業ロボット用ハンドは、
作業ロボットの腕部の手首部に設けられ、その作業ロボットの作動によって移動するハンドにおいて、
前記手首部に支持されたハンド基部と、
前記ハンド基部に長手方向の両端部を支持されて、そのハンド基部に対し間隔を開けて固定された棒状の1本のフレーム部材と、
前記フレーム部材に設けられて、そのフレーム部材の長手方向にそれぞれ直線状に延在するとともにそのフレーム部材の幅方向に互いに離間する少なくとも2本の案内溝と、
前記少なくとも2本の案内溝のそれぞれの溝内に摺動自在に嵌合する少なくとも2つのスライダと、
前記少なくとも2つのスライダにそれぞれ固定されて、2つの把持部を互いに対向するようにそれぞれ支持する2つの把持部支持部材と、
出力軸の軸線が前記フレーム部材の長手方向および幅方向と直交するように前記ハンド基部に設けられて、その出力軸の先端部を前記フレーム部材の長手方向および幅方向の中央部に向けられた把持部駆動モータと、
前記ハンド基部と前記フレーム部材との間に配置されて、前記出力軸の先端部に中央部を固定された駆動部材と、
前記駆動部材の中央部から互いに反対方向に等距離離間した2か所の部位を前記2つの把持部支持部材にそれぞれ連結する連結部材と、
を具えることを特徴としている。
作業ロボットの手首部に設けられた本発明の作業ロボット用ハンドにあっては、その手首部に支持されたハンド基部に長手方向の両端部を支持されて、そのハンド基部に対し間隔を開けて固定された棒状の1本のフレーム部材が、そのフレーム部材の長手方向にそれぞれ直線状に延在するとともにその案内部材の幅方向に互いに離間する少なくとも2本の案内溝を設けられるとともに、少なくとも2つのスライダがそれら少なくとも2本の案内溝のそれぞれの溝内に摺動自在に嵌合し、それら少なくとも2つのスライダにそれぞれ固定された2つの把持部支持部材が、2つの把持部を互いに対向するようにそれぞれ支持している。また、出力軸の先端部を上記フレーム部材の長手方向および幅方向中央部に向けられて上記ハンド基部に設けられた把持部駆動モータの、その出力軸の先端部に中央部を固定された駆動部材が、ハンド基部とフレーム部材との間に配置され、その駆動部材の中央部から互いに反対の半径方向に等距離離間した2か所の部位を、例えばその駆動部材に形成されてその駆動部材の中央部から互いに反対の半径方向に直線状に延在する2本のカム長孔の上記2か所の部位にそれぞれ嵌合するように把持部支持部材に設けられたカムフォロワや、それぞれ上記駆動部材の上記2か所の部位のうちの互いに異なる一方と把持部支持部材の上記2か所の部位のうちの互いに異なる一方とを揺動可能に連結する2本の連結ロッド等からなる連結部材が、上記2つの把持部支持部材にそれぞれ連結している。
従って、本発明の作業ロボット用ハンドによれば、把持部駆動モータの出力軸で駆動する駆動部材の回動により、駆動部材の中央部から互いに反対の半径方向に等距離離間した2か所の部位に連結部材でそれぞれ連結された2つの把持部支持部材を駆動して、それらを固定した少なくとも2つのスライダの、1本のフレーム部材の長手方向にそれぞれ直線状に延在するとともにそのフレーム部材の幅方向に互いに離間する少なくとも2本の案内溝内での摺動による案内下で、互いの接近方向および離間方向に移動させ、それらの把持部支持部材が支持する2つの把持部で、把持対象物を把持および解放することができ、その把持対象物を把持した状態で作業ロボットの作動により移動することで、把持対象物に対する搬送等の作業を行うことができる。
しかも、本発明の作業ロボット用ハンドによれば、棒状の1本のフレーム部材に設けられてそのフレーム部材の幅方向に互いに離間する少なくとも2本の案内溝の溝内にそれぞれに嵌合したスライダで2つの把持部支持部材を互いの接近方向および離間方向に移動可能に支持するので、それぞれ案内部を持つ2本のフレーム部材を設けて2つの把持部支持部材を互いの接近方向および離間方向に移動可能に支持する従来の場合より小型かつ軽量にハンドを構成できる。
また、少なくとも2つのスライダがそれぞれ案内溝の全長に亘って移動してもスライダ同士が互いに干渉しないことから、2つのスライダをそれぞれ案内溝内でその案内溝の長手方向中央を超えて移動させて2つの把持部支持部材を互いの当接位置まで移動させることができるので、2つのスライダをそれらに共通の案内部で支持する従来の場合と同じ長さの案内溝を持つフレーム部材で把持部の移動距離(ストローク)を従来の場合よりも大きくすることができる。
なお、本発明の作業ロボット用ハンドにおいては、前記駆動部材はその回動により前記案内溝の長手方向中央を超えて前記スライダを移動させるものでもよく、このようにすれば、連結部材で把持部支持部材を連結する、駆動部材の中央部から互いに反対の半径方向に等距離離間した2か所の部位を、案内部の長手方向中央を超えてスライダを移動させられない従来の駆動部材のようにその駆動部材の中央から遠くまで離さなくても、連結部材でスライダを従来と同じ移動距離だけ往復移動させることができることから、駆動部材を従来の場合より小さくすることができ、この点からもハンド全体を従来の場合より小型かつ軽量に構成することができる。
また、参考形態としては前記フレーム部材は円形断面を有していても良いが、本発明の作業ロボット用ハンドにおいては、前記フレーム部材は、例えば矩形断面等の多角形断面を有しており、その多角形断面における互いに反対向きの2つの面と、それら2つの面の間で前記ハンド基部と反対側に向く1つの面との3つの面に前記案内溝がそれぞれ、例えばそのフレーム部材と一体の押し出し成形や、それらの面への別体の薄いガイド部材の固定等によって設けられ、前記1つの面の案内溝に前記スライダとしての2つの補助スライダが互いに別個に摺動自在に嵌合しており、前記2つの把持部支持部材がそれぞれ、前記2つの面のうちの1つに嵌合するスライダと前記2つの補助スライダのうちの互いに異なる1つの補助スライダとに固定されて支持されている。このようにすることで、補助スライダを含む2つのスライダで互いに直交する二方向から把持部支持部材を支持できるので、1つのスライダで支持する場合より把持部支持部材の支持剛性を高めてハンドの把持力を高めることができる。
さらに、本発明の作業ロボット用ハンドにおいては、前記2つの把持部は、前記2つの把持部支持部材にそれぞれ固定支持された2本の棒状の指部材でもよいが、好ましくは前記2つの把持部支持部材に共通で前記案内溝に平行に延在する1本の揺動軸線周りに揺動可能にそれぞれ吊り下げ支持されて互いに対向する板状の把持部材を有していてもよく、このようにすれば、把持対象物をその重心位置から長手方向にずれた位置で把持部材により挟んで把持した状態で当該ハンドを上昇移動させると、把持対象物が把持時の姿勢から把持部材とともに上記揺動軸線周りに揺動して傾斜姿勢になることから、さらなる駆動軸を設けなくても把持対象物をその移動先の状況に応じた傾斜姿勢にすることができるので、この点でも作業ロボット用ハンドを小型かつ軽量に構成することができ、しかも、例え把持対象物の移動先の挿入スペースに余裕がない状態でも、把持対象物の姿勢を移動先の状況に確実に適合させることができる。
そして上記の場合に、前記2つの把持部の少なくとも一方は、前記把持部材の揺動限角度を所定角度に規制する揺動ストッパを有していてもよく、このようにすれば、2枚の把持部材で挟んで把持した把持対象物の上記揺動軸線周りの揺動限角度を所定角度に規制できるので、作業ロボットの作動によるハンドの移動中の把持対象物の姿勢を安定させて、把持部材の揺動し過ぎによる落下を防止するとともに、例え把持対象物の移動先の挿入スペースに余裕がない状態でも、把持対象物をその挿入スペースに下降させる際に挿入スペースを確保するように把持対象物からクサビ状に周囲に下降力を加えて、把持対象物を移動先に隙間なく水平に配置することができる。
(a),(b)および(c)は、本発明の一実施形態の作業ロボット用ハンドを示す正面図、側面図および前側の斜め上方から見た斜視図である。 (a)および(b)は、上記実施形態の作業ロボット用ハンドの把持部材と支持ブラケットを示す正面図および側面図である。 (a)および(b)は、上記作業ロボット用ハンドが2つの把持部材を最大離間位置まで互いに後退させた状態を示す平面図および正面図、(c)および(d)は、上記作業ロボット用ハンドが2つの把持部材を中間位置まで互いに接近させた状態を示す平面図および正面図、(e)および(f)は、上記作業ロボット用ハンドが2つの把持部材を最大接近位置まで互いに接近させた状態を示す平面図および正面図である。 上記実施形態の作業ロボット用ハンドが腕部の先端の手首部に設けられた作業ロボットの一例を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、上記作業ロボットの手首部に設けられた上記実施形態の作業ロボット用ハンドが把持対象物を移動させる作業を行う手順を示す説明図である。 (a)〜(c)は、上記作業ロボットの手首部に設けられた上記実施形態の作業ロボット用ハンドが把持対象物を移動させる作業を行う手順を図5に引き続いて示す説明図である。
以下に、本発明の作業ロボット用ハンドの一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1(a),図1(b)および図1(c)は、本発明の一実施形態の作業ロボット用ハンドを示す正面図、側面図および前側の斜め上方から見た斜視図であり、図2(a)および図2(b)は、上記実施形態の作業ロボット用ハンドの把持部材と支持ブラケットを示す正面図および側面図である。また、図3(a)および図3(b)は、上記作業ロボット用ハンドが2つの把持部材を最大離間位置まで互いに後退させた状態を示す平面図および正面図、図3(c)および図3(d)は、上記作業ロボット用ハンドが2つの把持部材を中間位置まで互いに接近させた状態を示す平面図および正面図、図3(e)および図3(f)は、上記作業ロボット用ハンドが2つの把持部材を最大接近位置まで互いに接近させた状態を示す平面図および正面図であり、図4は、上記実施形態の作業ロボット用ハンドが腕部の先端の手首部に設けられた作業ロボットの一例を示す斜視図である。
後述するこの実施形態の作業ロボット用ハンド14が設けられた作業ロボット1は、図示しないコンピュータ等を具える通常のロボット制御装置からの制御信号により、そのロボット制御装置にあらかじめ与えたプログラムに応じて、例えばお菓子の小箱等の把持対象物Gを作業テーブルT上から取り上げてケースC内に収納する作業を行うものであり、図4に示すように、例えば作業テーブルT上に立設された柱状の支持フレーム2と、その支持フレーム2の側部に固定されたブラケット状の肩部3に支持された1本の腕部4とを具えて、多関節型ロボットを構成している。
腕部4は、第1の垂直軸線V1周りに揺動可能に肩部3に基部を支持された上腕5と、上腕5の基部内に収納されてその上腕5を第1の垂直軸線V1周りに水平に揺動させる上腕水平駆動モータ6と、第2の垂直軸線V2周りに揺動可能に上腕5の先端部に支持された肘部7と、上腕5の先端部上に設けられて肘部7を第2の垂直軸線V2周りに水平に回動させる肘部水平駆動モータ8と、第1の水平軸線H1周りに揺動可能に肘部7に基部を支持された前腕9と、肘部7に搭載されて前腕9を第1の水平軸線H1周りに上下に揺動させる前腕上下駆動モータ10と、第2の水平軸線H2周りに揺動可能に前腕9の先端部に支持されるとともにエンドエフェクタ装着部11aを第3の垂直軸線V3周りに回動可能に支持する手首部11と、手首部11内に収容されてその手首部11を第2の水平軸線H2周りに揺動させ、エンドエフェクタ装着部11aの第3の垂直軸線V3を垂直に維持してそのエンドエフェクタ装着部11aのエンドエフェクタ装着面を水平に保つ手首部揺動駆動モータ12と、同じく手首部11内に収容されてエンドエフェクタ装着部11aを第3の垂直軸線V3周りに水平に回動させるエンドエフェクタ水平駆動モータ13と、を具えている。
そして、この実施形態の作業ロボット用ハンド14は、上記作業ロボット1の手首部11部に設けられ、その作業ロボット1の作動によって移動するものであり、図1〜3に示すように、その作業ロボット1の手首部11のエンドエフェクタ装着部11aに固定されてその手首部11に支持されたハウジング状のハンド基部15と、ハンド基部15にL字状の2つのブラケット15aを介して長手方向の両端部を固定支持されて、そのハンド基部15に対し間隔を開けて固定された棒状の1本のフレーム部材16と、そのフレーム部材16に設けられて、そのフレーム部材16の長手方向にそれぞれ直線状に延在するとともにそのフレーム部材16の幅方向に互いに離間する少なくとも2本、図示例では3本の案内溝17,18,19と、それら3本の案内溝17〜19のそれぞれの溝内に摺動自在に嵌合する4つのスライダ20,21,22,23と、それら4つのスライダ20〜23にそれぞれ固定されて、2つの把持部24,25を互いに対向するようにそれぞれ支持する2つの把持部支持部材26,27とを具えている。
ここで、フレーム部材16は、多角形断面として図示例では矩形断面形状を有するとともに、周囲の少なくとも互いに反対向きの2つの面16a,16bと、それら2つの面16a,16bの間でハンド基部15と反対側に向く1つの面16cとの3つの面に、それぞれフレーム部材16の長手方向に直線状に延在するとともにそのフレーム部材16の幅方向に互いに離間する例えば台形断面形状の3本の案内溝17〜19を有するように、例えばアルミニウム材の押出成形によって形成されており、互いに反対向きの2つの面16a,16bの2本の案内溝17,18内には比較的長いスライダ20,21が1つずつ摺動自在に嵌合し、また2つの面16a,16b間の1つの面16cの案内溝19内には、スライダ20,21よりも短い補助スライダとしての2つのスライダ22,23が互いに別個に摺動自在に嵌合し、それらのスライダ20〜23は、例えばテフロン(登録商標)樹脂等の低摩擦材料で形成されている。
そして図示例では端面視で各々L字状をなすとともに正面視で各々逆L字状をなす2つの把持部支持部材26,27のうち一方の把持部支持部材26には、その正面部の内側の横向き面にスライダ20が固定されるとともに、その下部の内側の上向き面にスライダ22が固定され、また他方の把持部支持部材27には、その正面部の内側の横向き面にスライダ21が固定されるとともに、その下部の内側の上向き面にスライダ23が固定されており、これにより、補助スライダとしての2つのスライダ22,23が互いに当接するまで2つの把持部支持部材26,27が接近方向に移動しても、2つのスライダ20,21は互いに当接せずに案内溝17,18内でそれらの長手方向中央を超えて反対側まで移動することができ、図示例では把持部支持部材26,27の下面にそれぞれ支持された2つの把持部24,25の長い移動距離(ストローク)を確保できるとともに、把持部支持部材26,27への配置によっては2つの把持部24,25をそれらの間隔がゼロになるまで接近移動させることができる。
この実施形態の作業ロボット用ハンドはさらに、出力軸28aの第4の垂直軸線V4がフレーム部材16の長手方向および幅方向と直交する配置でハンド基部15に収容されて、その出力軸28aの先端部をフレーム部材16の長手方向および幅方向の中央部に向けられた把持部駆動モータ28と、ハンド基部15とフレーム部材16との間に配置されて、把持部駆動モータ28の出力軸28aの先端部に中央部を固定された駆動部材29と、その駆動部材29の中央部から互いに反対方向に等距離離間した2か所の部位を2つの把持部支持部材26,27にそれぞれ連結する2つの連結部材30と、を具えており、ここで駆動部材29は、その中央部から互いに反対の半径方向に延在する直線状の2本のカム長孔29aを有し、連結部材30は、2つの把持部支持部材26,27からそれぞれローラ状に突出してそれらのカム長孔29a内に摺動自在に嵌合し、駆動部材29の中央部から互いに反対方向に等距離離間した2か所の部位に位置するカムフォロワを構成している。
そして、この実施形態の作業ロボット用ハンドにおける2つの把持部24,25は各々、図2に把持部24について例示するように、把持部支持部材26,27の下部に横腕部をねじ止めされた逆L字状のブラケット31と、板状の把持部材32と、その把持部材32の上部に貫通して把持部材32をブラケット31の縦腕部に、2つの把持部支持部材26,27に共通で案内溝17〜19に平行に延在する1本の第3の水平軸線H3周りに揺動自在に小型軸受けを介してそれぞれ吊り下げ支持する把持部材支持軸33と、を有しており、各把持部材32の上端部には切欠き32aが設けられ、ブラケット31の縦腕部は、各把持部材32が図2中実線で示すように把持部材支持軸33から真下に吊り下がった状態で把持部材32の切欠き32aの一端の折曲げ部に当接するとともに、各把持部材32が図2中仮想線で示すように第3の水平軸線H3周りに所定角度揺動して吊り下がった状態で把持部材32の切欠き32aの他端の折曲げ部に当接して、2枚の把持部材32の互いに同方向への揺動を、1方向については真下に吊り下がった状態以上に行かないように規制し、他方向については真下から互いに同一の所定角度揺動した状態以上に行かないように規制する揺動ストッパとして機能する。また、把持部25も把持部24と同様に構成されている。
図3(a)および図3(b)はこの実施形態の作業ロボット用ハンド1が2枚の把持部材32を最大離間位置まで互いに離間させた状態を示しており、この状態から把持部駆動モータ28が駆動部材29を図では時計方向に回動させると、図3(c)および図3(d)に示すように、2つの連結部材30が2本のカム長孔29a内でそれぞれカム長孔29aに沿って摺動して2つの把持部支持部材26,27を互いに接近移動させ、これにより2枚の把持部材32が中間位置まで互いに接近する。そしてこの状態から把持部駆動モータ28が駆動部材29を図では時計方向にさらに回動させると、図3(e)および図3(f)に示すように、2枚の把持部材32を最大接近位置まで互いに接近させ、この状態から把持部駆動モータ28が駆動部材29を図では反時計方向に回動させると、上記と逆に2枚の把持部材32が上記と逆に互いに離間方向に移動し、このようにして把持部駆動モータ28は、2枚の把持部材32を開閉作動させて、それらの把持部材32で把持対象物Wを挟んで把持し、またその把持状態から解放することができる。
図5(a)〜図5(c)は、上記実施形態の作業ロボット用ハンド14が設けられた作業ロボット1が把持対象物Gを移動させる作業を行う手順を示す説明図であり、図6(a)〜図6(c)は、上記実施形態の作業ロボット用ハンド14が設けられた作業ロボット1が把持対象物Gを移動させる作業を行う手順を図4に引き続いて示す説明図である。以下では、上記実施形態の作業ロボット用ハンド14を単にハンド14とも呼ぶ。
上記実施形態の作業ロボット用ハンド14が設けられた上記作業ロボット1によって把持対象物Gを作業テーブルT上から取り上げて移動先のケースC内に収納する作業を行う際には、先ず、図4に示すように、上腕5の水平揺動および前腕9の上下揺動により手首部11が把持対象物Gの上方に移動し、手首部11によるハンド14の水平回動により、2枚の把持部材32が、把持対象物Gを把持可能なように把持対象物Gの両側の上方に位置する。
次いで、図5(a)に示すように、前腕9の下方揺動により手首部11が把持対象物Gに接近移動して、ハンド14の2枚の把持部材32が把持対象物Gの両側に位置し、続いて、把持部駆動モータ28により駆動されて互いに接近移動した2枚の把持部材32が把持対象物Gをその両側から把持する。このとき、2枚の把持部材32が把持対象物Gをその把持対象物Gの重心位置から長手方向(図5(a)では右方向)にオフセットした位置で把持する。
次いで、図5(b)に示すように、前腕9の上方揺動により手首部11がハンド14の揺動軸線である第3の垂直軸線V3を垂直に維持してそのエンドエフェクタ装着面を水平に保ったまま上昇移動し、ハンド14が把持対象物GをテーブルT上から持ち上げる。このとき、ハンド14で持ち上げられた把持対象物Gは、その把持対象物Gの重心位置からのその長手方向へのオフセットにより第3の水平軸線H3周りに傾動して、上記揺動ストッパとしてのブラケット31の縦腕部で規制される所定角度の傾斜姿勢になる。
次いで、図5(c)に示すように、上腕5の水平揺動および前腕9の上下揺動により手首部11が把持対象物GをケースC内の所定位置の上方に移動させ、手首部11によるハンド14の水平揺動により、把持対象物GをケースC内の挿入スペースに整列する所定の向きに向ける。
次いで、図6(a)に示すように、前腕9の下方揺動により手首部11が把持対象物Gを下降移動させて、その傾斜姿勢の把持対象物Gの低い側の端部(図6(a)では左端部)をケースC内の挿入スペースに配置する。
次いで、図6(b)に示すように、前腕9のさらなる下方揺動により手首部11が把持対象物Gをさらに下降移動させ、このとき、例えばケースC内に把持対象物Gの最後の1個を挿入する状態のように、把持対象物Gの移動先のケースC内の挿入スペースに余裕がない状態でも、把持対象物Gが傾斜していることでその低い側の端部をケースC内の底部に支持されて傾斜姿勢の角度を減らしながら下降して、把持対象物Gから挿入スペースを確保するように周囲にクサビ状に下降の力が加わり、これにより把持対象物GをケースC内の挿入スペースに隙間なく水平に配置することができる。
その後、図6(c)に示すように、ハンド14の把持部駆動モータ28により駆動されて互いに離間移動した2枚の把持部材32が把持対象物Gを解放し、続いて、前腕9の上方揺動により手首部11が上昇移動して、次の把持対象物Gに対する作業のために、図4に示す状態に戻る。
従って、この実施形態の作業ロボット用ハンド14によれば、作業ロボット1の作動によって、把持対象物Gに対する把持、移動および解放を行って、例えば把持対象物Gの搬送作業を実行することができる。
しかも、この実施形態の作業ロボット用ハンド14によれば、棒状の1本のフレーム部材16に設けられてそのフレーム部材16の幅方向に互いに離間する3本の案内溝17〜19の溝内にそれぞれに嵌合したスライダ20〜23で2つの把持部支持部材26,27を互いの接近方向および離間方向に移動可能に支持するので、案内部としての2本のガイドロッドをベース板に設けて2つのスライダを互いの接近方向および離間方向に移動可能に支持する従来の場合より小型かつ軽量にハンドを構成することができる。
さらに、2つのスライダ20,21がそれぞれ案内溝17,18の全長に亘って移動してもスライダ20,21同士が互いに当接して干渉しないことから、2つのスライダ20,21をそれぞれ案内溝17,18内でその案内溝17,18の長手方向中央を超えて移動させて2つの把持部支持部材26,27を互いの当接位置まで移動させることができるので、2つのスライダをそれらに共通の2本のガイドロッドで支持する従来の場合と同じ長さの案内溝を持つフレーム部材で把持部の移動距離(ストローク)を従来の場合よりも大きくすることができる。
以上、図示の実施形態に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜に変更することができ、例えばフレーム部材16は実施形態におけるように矩形断面形状を有していてもよいが、例えば逆台形断面形状を有し、その両側の斜め下向き面とそれらの間の下向き面とに案内溝17〜19を形成されてもよい。また、作業ロボット1は実施形態におけるような多関節型のものでもよいが、例えばスカラ型ロボット等の他の形態のもので、エンドエフェクタ装着面を水平に保ちながら手首部11を上下方向へ移動できるものでもよい。
さらに、駆動部材29は実施形態におけるようにカム長孔29aを形成されてカム機構を構成してもよいが、例えばその駆動部材の中央部から互いに反対方向に等距離離間した2か所の部位に設けたピンと、2つの把持部支持部材の、フレーム部材の幅方向中央部からその幅方向に互いに等距離離間した部位にそれぞれ設けたピンとを2本の連結ロッドで連結されてクランク機構を構成してもよい。そして駆動部材29の形状は、図示例におけるようなレバー状でもよいが、例えば円板状として、カム長孔やピンの位置を複数種類設けることで把持部の移動距離や移動範囲を選択可能にしてもよい。
かくして本発明の作業ロボット用ハンドによれば、棒状の1本のフレーム部材に設けられてそのフレーム部材の幅方向に互いに離間する少なくとも2本の案内溝の溝内にそれぞれに嵌合したスライダで2つの把持部支持部材を互いの接近方向および離間方向に移動可能に支持するので、それぞれ案内部を持つ2本のフレーム部材を設けて2つの把持部支持部材を互いの接近方向および離間方向に移動可能に支持する従来の場合より小型かつ軽量にハンドを構成でき、しかも、少なくとも2つのスライダがそれぞれ案内溝の全長に亘って移動してもスライダ同士が互いに干渉しないことから、2つのスライダをそれぞれ案内溝内でその案内溝の長手方向中央を超えて移動させて2つの把持部支持部材を互いの当接位置まで移動させることができるので、2つのスライダをそれらに共通の案内部で支持する従来の場合と同じ長さの案内溝を持つフレーム部材で把持部の移動距離(ストローク)を従来の場合よりも大きくすることができる。
さらに、本発明の作業ロボット用ハンドによれば、前記フレーム部材は多角形断面を有しており、その多角形断面における互いに反対向きの2つの面と、それら2つの面の間でハンド基部と反対側に向く1つの面との3つの面に前記案内溝がそれぞれ設けられ、前記1つの面の案内溝にスライダとしての2つの補助スライダが互いに別個に摺動自在に嵌合しており、前記2つの把持部支持部材がそれぞれ、前記2つの面のうちの1つに嵌合するスライダと、前記2つの補助スライダのうちの互いに異なる1つの補助スライダとに固定されて支持されていることから、補助スライダを含む2つのスライダで互いに直交する二方向から把持部支持部材を支持できるので、1つのスライダで支持する場合より把持部支持部材の支持剛性を高めてハンドの把持力を高めることができる。
1 作業ロボット
2 支持フレーム
3 肩部
4 腕部
5 上腕
6 上腕水平駆動モータ
7 肘部
8 肘部水平駆動モータ
9 前腕
10 前腕上下駆動モータ
11 手首部
11a エンドエフェクタ装着部
12 手首部揺動駆動モータ
13 エンドエフェクタ水平駆動モータ
14 作業ロボット用ハンド
15 ハンド基部
15a ブラケット
16 フレーム部材
16a,16b,16c 面
17〜19 案内溝
20〜23 スライダ
24,25 把持部
26,27 把持部支持部材
28 把持部駆動モータ
28a 出力軸
29 駆動部材
29a カム長孔
30 連結部材
31 ブラケット
32 把持部材
32a 切欠き
33 把持部材支持軸
H1 第1の水平軸線
H2 第2の水平軸線
H3 第3の水平軸線
V1 第1の垂直軸線
V2 第2の垂直軸線
V3 第3の垂直軸線
V4 第4の垂直軸線
C ケース
G 把持対象物
T テーブル

Claims (4)

  1. 作業ロボットの手首部に設けられ、その作業ロボットの作動によって移動するハンドにおいて、
    前記手首部に支持されたハンド基部と、
    前記ハンド基部に長手方向の両端部を支持されて、そのハンド基部に対し間隔を開けて固定された棒状の1本のフレーム部材と、
    前記フレーム部材に設けられて、そのフレーム部材の長手方向にそれぞれ直線状に延在するとともにそのフレーム部材の幅方向に互いに離間する少なくとも2本の案内溝と、
    前記少なくとも2本の案内溝のそれぞれの溝内に摺動自在に嵌合する少なくとも2つのスライダと、
    前記少なくとも2つのスライダにそれぞれ固定されて、2つの把持部を互いに対向するようにそれぞれ支持する2つの把持部支持部材と、
    出力軸の軸線が前記フレーム部材の長手方向および幅方向と直交するように前記ハンド基部に設けられて、その出力軸の先端部を前記フレーム部材の長手方向および幅方向の中央部に向けられた把持部駆動モータと、
    前記ハンド基部と前記フレーム部材との間に配置されて、前記出力軸の先端部に中央部を固定された駆動部材と、
    前記駆動部材の中央部から互いに反対方向に等距離離間した2か所の部位を前記2つの把持部支持部材にそれぞれ連結する連結部材と、
    を具え
    前記フレーム部材は多角形断面を有しており、その多角形断面における互いに反対向きの2つの面と、それら2つの面の間で前記ハンド基部と反対側に向く1つの面との3つの面に前記案内溝がそれぞれ設けられ、
    前記1つの面の案内溝に前記スライダとしての2つの補助スライダが互いに別個に摺動自在に嵌合しており、
    前記2つの把持部支持部材がそれぞれ、前記2つの面のうちの1つに嵌合するスライダと、前記2つの補助スライダのうちの互いに異なる1つの補助スライダとに固定されて支持されていることを特徴とする作業ロボット用ハンド。
  2. 前記駆動部材はその回動により前記案内溝の長手方向中央を超えて前記スライダを移動させることを特徴とする、請求項1記載の作業ロボット用ハンド。
  3. 前記2つの把持部は、前記2つの把持部支持部材に共通で前記案内溝に平行に延在する1本の揺動軸線周りに揺動可能にそれぞれ吊り下げ支持されて互いに対向する板状の把持部材を有していることを特徴とする、請求項1または2記載の作業ロボット用ハンド。
  4. 前記2つの把持部の少なくとも一方は、前記把持部材の揺動限角度を所定角度に規制する揺動ストッパを有していることを特徴とする、請求項記載の作業ロボット用ハンド。
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