JP6858869B2 - 温度調整装置、中継装置、負荷装置、および冷凍サイクル装置 - Google Patents

温度調整装置、中継装置、負荷装置、および冷凍サイクル装置 Download PDF

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Description

本発明は、温度調整装置に関し、特に、室内熱交換器において空気と熱交換を行なう液媒体の温度を調整する温度調整装置およびそれを備える中継装置、負荷装置、および冷凍サイクル装置に関する。
従来、ヒートポンプなどの熱源装置により冷温水を生成し、水ポンプで室内機へ送出して室内の冷暖房を行なう空気調和システムが知られている。このような空気調和システムでは、例えば冷房時は16℃の冷水が室内機へ供給され、暖房時は35℃の温水が室内機へ供給されるといったように、空調負荷によらず水温を一定にして送水する方式を用いるのが一般的である。この方式では、空調負荷が小さい場合、室温が設定値になると弁によって室内機への送水が停止され、断続的な運転となる。よって、室温が変動し快適性が損なわれ、運転効率が低下する。
また、ある空気調和システムでは、室内機に供給する水温を熱源装置が負荷に応じて変更する。しかし、このような空気調和システムでは、複数の室内機が複数の部屋を同時に空調することが一般的である。複数の部屋の負荷が異なる場合は、部屋によっては水温と負荷とが一致せず、負荷に対して水温が低い能力不足となったり、負荷に対して水温が高い能力過多となったりするので、やはり快適性が損なわれ、運転効率が低下する。
この課題を解決するために、特許第5855279号公報(特許文献1)に開示された空気調和システムは、各部屋へ流入する冷温水の流量が室内において必要とされる空調負荷を賄うのに必要な流量となるように、流量調整装置により冷温水の流量を制御している。
特許第5855279号公報
一般的に空気調和システムの冷却能力は、温度を低下させる顕熱処理と絶対湿度を低下させる潜熱処理の2つに分類できる。空調対象とする空間の温度を目標値まで冷却したい場合、冷却能力のうち顕熱処理量を一定に保ち、潜熱処理量のみ削減することができれば好ましい。その場合、室内温度の設定温度が同一であっても室内機が発揮する合計の冷却能力が少量で済む。その結果、熱源装置の能力が少量になり空気調和システムの消費電力が少なくて済む。
特許第5855279号公報(特許文献1)に開示された空気調和システムでは、個別室内機において空調負荷に対応する冷却能力を流量調整で調整している。この場合、室内の温度を目標とする温度まで低下させる際に、冷却能力のうち潜熱処理量の割合が増加する。このため、室内機が発揮する冷却能力が過剰となり、熱源装置の消費電力が増加するという問題があった。さらに、不要な潜熱処理により湿度が低下し、室内が乾燥することで使用者に不快感を与えるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、省エネルギーかつ快適性が向上した、温度調整装置、中継装置、負荷装置、および冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本開示は、熱源装置と接続された室内熱交換器において空気と熱交換を行なう熱媒体の温度を調整する温度調整装置に関する。温度調整装置は、熱媒体が流れる第1配管と、熱媒体が流れ、第1分岐配管と第2分岐配管の二手に別れた後再び合流する第2配管と、第1分岐配管を流れる熱媒体と第1配管を流れる熱媒体との間で熱交換を行なうように構成された第2の熱交換器と、第1分岐配管を流れる熱媒体の流量の変更および第2分岐配管を流れる熱媒体の流量の変更を行なうように構成された流量調整装置とを備える。
第1配管および第2配管のいずれか一方は、熱源装置から室内熱交換器に熱媒体を供給する配管であり、第1配管および第2配管のいずれか他方は、室内熱交換器から熱源装置に熱媒体を戻す配管である。
本開示の温度調節装置は、室内熱交換器に供給する液冷媒の温度を細かく調整できるので、冷凍サイクル装置の省エネルギー性を維持しつつ、温度調整性能を向上することができる。
本実施の形態の温度調整装置が適用される空調システムの全体構成を示す図である。 図1の負荷装置の構成および熱媒体の流れを代表的に示した図である。 流量調整装置の第1変形例を示した図である。 流量調整装置の第2変形例を示した図である。 流量調整装置の第3変形例を示した図である。 流量調整装置の第4変形例を示した図である。 制御装置が行なう流量調整装置の制御について示すフローチャートである。 第2の熱交換器への分配率と温度差ΔTとの関係を示すグラフである。 実施の形態2に係る負荷装置および中継装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 第2の熱交換器3の構成例の正面図である。 第2の熱交換器3の構成例の側面図である。 第2の熱交換器3の構成例の斜視図である。 実施の形態3に係る負荷装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態4に係る負荷装置と中継装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態5に係る負荷装置と中継装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態6に係る負荷装置と中継装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態6の変形例に係る負荷装置と中継装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態7に係る負荷装置および流量調整装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態7に係る負荷装置および流量調整装置の第1変形例の構成を示す図である。 実施の形態7に係る負荷装置および流量調整装置の第2変形例の構成を示す図である。 実施の形態7に係る負荷装置および流量調整装置の第3変形例の構成を示す図である。 実施の形態8に係る負荷装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態8に係る回路構成の変形例を示す図である。 実施の形態9に係る負荷装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。 実施の形態9に係る負荷装置の変形例の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付している。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の温度調整装置が適用される空調システムの全体構成を示す図である。図1を参照して、空調システム1000は、熱源装置CSと、ポンプWPと、負荷装置101−1〜101−nと、配管とを含む。
熱源装置CSは、負荷装置101−1〜101−nに供給する熱媒体を冷却又は加熱する装置であり、熱源装置CSから負荷装置101−1〜101−nに熱媒体を供給する幹線配管11を通って熱源装置CSから負荷装置101−1〜101−nに供給され、負荷装置101−1〜101−nから熱源装置CSに熱媒体を回収する幹線配管21を通って負荷装置101−1〜101−nから熱源装置CSに戻される。ポンプWPは、幹線配管11および幹線配管21を通る熱媒体を空調システム1000に循環させる。「熱媒体」としては、特に限定されないが、たとえば液媒体である水やブラインなど相変化しない液体を使用することができる。負荷装置(ファンコイルユニット)101−1〜101−nは、幹線配管11と幹線配管21との間に後述する接続配管を介して並列接続され部屋R1〜Rnにそれぞれ配置される。
図2は、図1の負荷装置101−1〜101−nの構成および熱媒体の流れを代表的に示した図である。図2を参照して、負荷装置101は、水と室内空気との間で熱交換を行なう熱交換器である室内熱交換器2(第1の熱交換器)と、室内熱交換器2を流れる熱媒体の温度を調整する温度調整装置50と、室内熱交換器2と温度調整装置50へ熱媒体を循環させる配管と、制御装置51と、部屋R内の温度を測定する温度センサ52とを含む。
負荷装置101は接続配管12および接続配管22を介して、幹線配管11および幹線配管21と接続されている。接続配管12の一端は幹線配管11と接続配管12との分岐部であるメイン分岐部P11と接続され、接続配管12の他端は負荷装置101に設けられた配管と接続する液入口P12と接続され、接続配管22の一端は幹線配管21と接続配管22との合流部であるメイン合流部P21と接続され、接続配管22の他端は負荷装置101に設けられた配管と接続する液出口P22と接続される。
熱源装置CSと接続された室内熱交換器2において空気と熱交換を行なう熱媒体の温度を温度調整装置50が調整する。温度調整装置50は、熱媒体が流れる配管FP1(第1配管)および配管FP2(第2配管)と、第2の熱交換器3と、流量調整装置1とを備える。配管FP2は、第1分岐配管32,33と第2分岐配管31の二手に別れた後再び合流するように構成される。なお、分岐配管32と分岐配管33は第2の熱交換器を介して連通し、ひとつの流路を形成している。
第2の熱交換器3は、配管FP1を流れる熱媒体と配管FP2を流れる熱媒体との間で熱交換を行なうように構成される。流量調整装置1は、分岐配管32,33を流れる熱媒体の流量の変更と分岐配管31を流れる熱媒体の流量の変更とを行なうように構成される。図2に示す例では、流量調整装置1は、分岐配管32と分岐配管31の分岐部P31に配置され、分岐配管32,33を流れる熱媒体の流量と分岐配管31を流れる熱媒体の流量との比率を変更する流量分配弁1A(第1流量分配弁)を備える。なお、流量分配弁1Aは、第1分岐配管32と第2分岐配管31の分岐部P31ではなく、分岐配管33と分岐配管31の合流部P32に配置されても良い。切替弁のようなものとは異なり、流量調整装置1は、分岐配管32,33を流れる熱媒体の流量と分岐配管31を流れる熱媒体の流量の比率を段階的または連続的に調節するように構成される。
また、図2に示す例では、配管FP2は、熱源装置CSから室内熱交換器2に熱媒体を供給する流路を構成し、配管FP1は、室内熱交換器2から熱源装置に熱媒体を戻す流路を構成する。配管FP2は、配管13,14と、分岐配管31,32,33とを含む。配管FP1は、配管23,24を含む。
分岐配管32は、負荷装置101の液入口P12から熱媒体を導く配管13から分岐し、第2の熱交換器3の第1の流路に熱媒体を供給する。分岐配管33は、第2の熱交換器3の第1の流路から流出する熱媒体を、配管14に送る。分岐配管31は、第2の熱交換器3の熱交換経路をバイパスする流路を構成する。分岐配管32と分岐配管31は、分岐部P31において分岐する。分岐部P31には、流量分配弁1Aが配置される。分岐配管31と分岐配管33は、合流部P32において合流する。
配管14は、合流部P32と室内熱交換器2の液入口とを接続する。配管24は、室内熱交換器2の液出口と第2の熱交換器3の第2の流路の入口とを接続する。第2の流路は、室内熱交換器2の液出口から熱源装置に戻る途中の流路である。配管23は、第2の熱交換器3の第2の流路の出口と、負荷装置101の液出口P22とを接続する。
流量分配弁1Aは、配管13から分岐部P31へ流入する熱媒体が分岐配管31と分岐配管32とに分配される流量比を調整する。図3〜図6は、流量調整装置の変形例を示した図である。流量調整装置として、図2では分岐部P31に分配比を変える流量分配弁1Aを備える構成を示すが、図3〜図6に示すように変形しても良い。なお、図を見やすくするため、図3以降については、制御装置51と温度センサ52は、図示を省略する。
図3に示す例では、流量調整装置1は、分岐配管32に配置される流量調整弁(第1流量調整弁)1Bを備える。なお、流量調整弁1Bは、分岐配管33に設置されても良い。流量調整弁1Bは、分岐配管32,33を流れる熱媒体の流量と分岐配管31を流れる熱媒体の流量との比率を変更する。流量調整弁1Bとして、開度が調整可能な電動弁を用いることができる。配管13の流量が一定である場合、配管FP1の流量調整弁1Bの開度を絞ると、分岐配管32,33を流れる熱媒体の流量が減少し分岐配管31を流れる熱媒体の流量が増加する。なお、流量調整弁1Bは、分岐配管32または33に配置される代わりに分岐配管31に配置されてもよい。
図4に示す例では、流量調整装置1は、分岐配管32に配置され、間欠動作するように構成された遮断弁1C(第1遮断弁)を備える。遮断弁1Cは、断続運転が可能である。なお、遮断弁1Cは、分岐配管33に設置されても良い。遮断弁1Cは、配管FP1に配置される代わりに、分岐配管31に配置されても良い。制御装置51は、遮断弁1Cを間欠的にON/OFFを繰り返すように開閉制御する。制御装置51は遮断弁1CのONデューティー比を変更することにより、分岐配管32,33を流れる熱媒体の流量と分岐配管31を流れる熱媒体の流量との比率を変更する。
図5、図6に示す例では、配管FP(第配管)は、並列に配置された複数の分岐配管34(第3分岐配管)を含み、複数の分岐配管34は、分岐配管32(第1分岐配管)から分岐し分岐配管33(第1分岐配管)に合流する構造を有し、複数の分岐配管34を流れる熱媒体は第2の熱交換器3において配管FP(第配管)を流れる熱媒体と熱交換を行なう。流量調整装置1は、複数の分岐配管34にそれぞれ設けられた複数の遮断弁1Dを備える。
特に、図6に示す例では、第2の熱交換器3は、複数の分岐配管34ごとに熱交換量が異なるように構成される。
また図3〜図6の流量調整装置1は分岐配管32側に設置するよう図示するが、いずれも分岐配管33側に設置してもよい。
再び図1、図2を参照して熱媒体の流れを説明する。図2に示す矢印は熱媒体の流れる方向を示す。
ポンプWPから送出される熱媒体は幹線配管11を流れる。幹線配管11を流れる熱媒体の一部は、メイン分岐部P11で分岐した配管12経由して負荷装置101の液入口P12へ流入する。
メイン分岐部P11から配管12に流入した熱媒体は配管13を流れて分岐部P31に到達する。分岐部P31に到達した熱媒体(冷水)は、分岐配管31と分岐配管32とに分かれて流れる。分岐配管32を流れる熱媒体は、第2の熱交換器3で室内熱交換器2よりも下流側の配管FP1を流れる熱媒体と熱交換することによって温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は分岐配管33を流れ、合流部P32に到達する。分岐配管31を流れる熱媒体は、合流部P32に到達すると分岐配管33を流れる熱媒体と合流する。その結果、配管12から供給された熱媒体は、第2の熱交換器3によって温度上昇した熱媒体と混合することによって温度が上昇する。
合流部P32に到達した熱媒体は、配管14を流れ、室内熱交換器2へ流入する。室内熱交換器2へ流入した熱媒体は空気と熱交換し、空調対象空間である負荷装置101が設置されている部屋R内の空気を冷却する。室内熱交換器2で空気と熱交換した熱媒体は温度が上昇し、配管24を流れて第2の熱交換器3へ流入する。第2の熱交換器3へ流入した熱媒体は上流側の配管FP2を流れる熱媒体と熱交換し、温度が低下する。温度が低下した熱媒体は配管23を流れ、負荷装置101の液出口P22へ到達する。
負荷装置101の液出口P22に到達した熱媒体は、負荷装置101から流出し配管22を流れる。配管22を流れる熱媒体は、メイン合流部P21で幹線配管21を流れる熱媒体と合流する。幹線配管21で合流した熱媒体は、図1の熱源装置CSへ流れて再び冷却される。
図7は、制御装置が行なう流量調整弁の制御について示すフローチャートである。空調装置の運転開始指示などに応じてこのフローチャートの処理は開始される。図2、図7を参照して、まずステップS1において、制御装置51は、第2の熱交換器3の一次側通路への分配率が0%となるように、流量分配弁1Aを制御する。これによって、熱源装置CSからの熱媒体(冷水)は、全て分岐配管31を流れるので、そのまま室内熱交換器2に供給される。このように初期設定では、室内熱交換器2の冷却能力は最大に設定される。
その後、空調負荷に対して室内熱交換器2の冷却能力が大きすぎる場合、制御装置51は、第2の熱交換器3に導入される熱媒体の流量が増加し、分岐配管31を流れる熱媒体の流量が低下するように、流量分配弁1Aを制御する。すると、室内熱交換器2に流入する熱媒体の入口温度は上昇し、室内熱交換器2の冷却能力は減少する。
より具体的には、まずステップS2において、制御装置51は、室内温度Taと設定温度Tsetとの温度差ΔT(=Ta−Tset)を算出する。そしてステップS3において、制御装置51は、温度差ΔTが判定温度T1よりも低いか否かを判断する。ΔT<T1である場合(S3でYES)、ステップS4において、制御装置51は第2の熱交換器3への分配率が増加するように流量分配弁1Aを制御する。これにより、室内熱交換器2に供給される熱媒体の温度は上昇する。
一方、ΔT<T1が成立しない場合(S3でNO)、ステップS5において制御装置51は、温度差ΔTが判定温度T2よりも高いか否かを判断する。ΔT>T2である場合(S5でYES)、ステップS6において、制御装置51は第2の熱交換器3への分配率が減少するように流量分配弁1Aを制御する。これにより、室内熱交換器2に供給される熱媒体の温度は低下する。
なお、ステップS4の処理において増加時の分配率は100%が上限であり、ステップS6の処理において減少時の分配率は0%が下限である。
一方、ΔT>T2が成立しない場合(S5でNO)、ステップS7において制御装置51は分配率が現状維持となるように流量分配弁1Aを制御する。
ステップS4,S6,S7のいずれかの処理によって流量分配弁1Aの分配率が決定されると、再びS2以降の処理が実行される。この間に、運転中止の指令が与えられると処理は終了する。
図8は、第2の熱交換器への分配率と温度差ΔTとの関係を示すグラフである。図7のフローチャートに従う制御が実行されると、熱交換器への分配率と温度差ΔTとの関係は図8に示すようになる。判定温度T1,T2は、空調負荷(部屋の広さや収容人数など)によって適切な値に設定される。ただし、T2≧T1でありΔTが温度T1〜T2の間は適切な分配比であり現状の分配比が維持される。なお、図1の設定温度Tsetは、空気調和システムの使用者が設定した温度である。
以上説明したように、実施の形態1に係る温度調整装置および負荷装置は、空調負荷が低いときに室内熱交換器2の冷却能力を下げることで、室内熱交換器2が連続運転できるようになり、使用者に断続的な送風による不快感を与えなくなる。また、空調負荷が低いときに水温を上げることで余分な潜熱負荷を削減できるので、冷却能力を低減でき熱源装置の消費電力量を削減できる。
なお、フローチャートで説明した流量分配弁1Aの制御に加え、すべての部屋において、室内熱交換器2に流入する熱媒体の温度が幹線配管を流れる熱媒体の温度(送水温度)よりも高くなる場合は、熱源装置CSを制御して、送水温度を上昇させても良い。熱源装置CSから供給される熱媒体の温度を上げることにより、熱源装置CS内の冷凍サイクルの蒸発温度を上げることができるので、圧縮機の消費電力を低減させることができる。
また、ポンプWPの流量を減少させ、熱源装置CSの入口と出口の熱媒体の温度差を大きくした上で、各室内機で温度調整装置を用いて適温としても良い。この場合、ポンプの送出動力が減少することで、ポンプの消費電力を低減させることができる。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係る負荷装置102および中継装置103の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。
実施の形態2に係る空調システム1000は、熱源装置CSと、ポンプWPと、複数の負荷装置102−1〜102−nと、複数の中継装置103−1〜103−nと、配管とを含み、実施の形態1に係る負荷装置101に収容していた温度調整装置50を中継装置103に収容する。
負荷装置102は、中継装置103を介して熱源装置CSに接続され、負荷装置102と中継装置103は配管14および配管24を介して接続されている。中継装置103は、接続配管12および接続配管22を介して幹線配管11および幹線配管21と接続されている。負荷装置102は、室内熱交換器2と、負荷装置102の液入口P14と室内熱交換器2とを接続する配管14Cと、室内熱交換器2と負荷装置102の液出口P24とを接続する配管24Cとを含む。
中継装置103は、温度調整装置50を備える。中継装置103は、熱媒体の幹線配管11,21と室内熱交換器2との間に配置される。なお、本実施の形態において温度調整装置50の構成は図2と同様であるが、図3〜図6に示される温度調整装置の構成、および後に図13に示す温度調整装置の構成のいずれかを備えるものであっても良い。
温度調整装置50は、熱媒体が流れる配管FP1および配管FP2と、第2の熱交換器3と、流量調整装置1とを備える。温度調整装置50は、中継装置103の液入口P23から液出口P22に至る第1経路(FP1)と、中継装置103の液入口P12から液出口P13に至る第2経路(FP2)とをさらに含む。第1経路は、中継装置103の液入口P23と第2の熱交換器3とを接続する配管24Aと、第2の熱交換器3と中継装置103の液出口P22とを接続する配管23とを含む。
第2経路は、中継装置103の液入口P12と分岐部P31とを接続する配管13と、分岐部P31と合流部P32とを接続する分岐配管31と、分岐部P31と第2の熱交換器3とを接続する分岐配管32と、第2の熱交換器3と合流部P32とを接続する分岐配管33と、合流部P32と中継装置103の液出口P13とを接続する配管14Aとを含む。
流量調整装置1は、配管13から分岐部P31へ流入する熱媒体が分岐配管31と分岐配管32へ分岐する流量を調整する流量分配弁1Aを備える。なお、図9では流量調整装置1が分岐部P31に流量分配弁1Aを備える構成を示すが、図3〜図6に示すように変形しても良い。また図9、図3〜図6の流量調整装置1は分岐配管32側に設置するよう図示するが、いずれも分岐配管33側に設置してもよい。
温度調整装置50は、中継装置103の液入口P12と液出口P22の2箇所において熱源装置側と接続される。中継装置103の液入口P12は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管11からメイン分岐部P11において分岐した配管12と接続される。中継装置103の液出口P22は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管21のメイン合流部P21に合流する配管22と接続される。
負荷装置102は、中継装置103と負荷装置102の液入口P14と液出口P24の2箇所において接続される。負荷装置102の液入口P14は、中継装置103の液出口P13と配管14Bによって接続される。負荷装置102の液出口P24は、中継装置103の液入口P23と配管24Bによって接続される。
図9を参照して熱媒体の流れを説明する。図9に示す矢印は熱媒体の流れ方向を示す。図1のポンプWPから送出される熱媒体は幹線配管11を流れる。幹線配管11を流れる熱媒体の一部は、メイン分岐部P11で分岐した配管12経由して中継装置103の液入口P12から中継装置103へ流入する。
中継装置103の液入口P12から流入した熱媒体は配管13を流れて分岐部P31に到達する。分岐部P31に到達した熱媒体(冷水)は、分岐配管31と分岐配管32とに分かれて流れる。分岐配管32を流れる熱媒体は、第2の熱交換器3で室内熱交換器2よりも下流側の配管FP1を流れる熱媒体と熱交換することによって温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は分岐配管33を流れ、合流部P32に到達する。分岐配管31を流れる熱媒体は、合流部P32に到達すると分岐配管33を流れる熱媒体と混合することによって温度が上昇する。合流部P32に到達した熱媒体は配管14Aを流れ、中継装置103の液出口P13に到達する。中継装置103の液出口P13に到達した熱媒体は、中継装置103から流出し配管14Bを流れる。配管14Bを流れる熱媒体は、負荷装置102の液入口P14から負荷装置102へ流入する。
負荷装置102へ流入した熱媒体は配管14Cを流れて室内熱交換器2へ流入する。室内熱交換器2へ流入した熱媒体は空気と熱交換し、空調対象空間を冷却する。室内熱交換器2で空気と熱交換した熱媒体は温度が上昇し、配管24Cを流れて負荷装置102の液出口P24へ到達する。負荷装置102の液出口P24へ到達した熱媒体は負荷装置102から流出し配管24Bを流れる。配管24Bを流れる熱媒体は中継装置103の液入口P23に到達する。中継装置103の液入口P23に到達した冷媒は配管24Aを流れて第2の熱交換器3へ流入する。第2の熱交換器3へ流入した熱媒体は上流側の配管FP2を流れる熱媒体と熱交換することによって温度が低下する。温度が低下した熱媒体は配管23を流れ、中継装置103の液出口P22へ到達する。
中継装置103の液出口P22に到達した熱媒体は中継装置103から流出し配管22を流れる。配管22を流れる熱媒体はメイン合流部P21で幹線配管21を流れる熱媒体と合流する。幹線配管21で合流した熱媒体は、図1の熱源装置CSへ流れて再び冷却される。
図9に示した実施の形態2の構成は、中継装置103を取り除くと一般的な空調システムと同じである。言い換えると、一般的な空調システムにおいて、配管12と負荷装置102の液入口P14との間、および配管22と負荷装置102の液出口P24の間に中継装置103を接続した形態である。つまり、既に空調システムが導入されている建物の場合でも、配管12および配管22から負荷装置102を取り外して、中継装置103を挿入すれば、既存の空調システムの省エネ性を容易に向上できる。
さらに既存の空調システムへ熱媒体の温度調整機能を容易に導入するために好ましい第2の熱交換器3の構成例を説明する。図10は、第2の熱交換器3の構成例の正面図である。図11は、第2の熱交換器3の構成例の側面図である。図12は、第2の熱交換器3の構成例の斜視図である。
図10〜図12では、第2の熱交換器3の構成部品のひとつは既存の配管41である。図10〜図12に示すような、既存の配管41より直径の大きい内径の円筒型の部品42で既存の配管41を周囲から覆うように設置する。この部品42の側面には配管接続部があり、図9の分岐配管32、33が接続できる。円筒型の部品42を分割し配管41の周囲を覆うように配置しその後一体化させることによって、既存の配管の内側と外側が熱媒体で満たされることで、熱交換できる。このように熱交換器の一方を既存の状態として使用できるので、既存の空調システムへの導入をさらに容易にできる。
実施の形態3.
図13は実施の形態3に係る負荷装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。図13を参照して、負荷装置104は、温度調整装置50Fと、室内熱交換器2とを含む。温度調整装置50Fは、熱媒体が流れる配管FP1Aおよび配管FP2Aと、流量調整装置1と第2の熱交換器3を備える。配管FP2Aは、第1分岐配管32と第2分岐配管31の二手に別れた後再び合流するように構成される。流量調整装置1は、流量分配弁1Aを備える。配管FP2Aは、配管23,24と、分岐配管31,32,33とを含む。配管FP1Aは、配管13,14を含む。なお、図示しないが、図2と同様に制御装置51および温度センサ52も配置される。
配管13は、負荷装置104の液入口P12から第2の熱交換器3に熱媒体を導く。配管14は、第2の熱交換器3と室内熱交換器2とを接続する。配管24は、室内熱交換器2と分岐部P31とを接続する。分岐配管31は、分岐部P31と合流部P32とを接続するメイン回路である。分岐配管32は、分岐部P31と第2の熱交換器3とを接続する。分岐配管33は、第2の熱交換器3と合流部P32とを接続する。配管23は、合流部P32と負荷装置104の液出口P22とを接続する。
流量調整装置1は、配管24から分岐部P31へ流入する熱媒体が分岐配管31と分岐配管32とに分配される流量を調整する流量分配弁1Aを備える。図13では分岐部P31に流量分配弁1Aを備える構成を示すが、図3〜図6例と同様に変形しても良い。また図3〜図6の流量調整装置は分岐配管32に設置するよう図示するが、いずれも分岐配管33に設置してもよい。
負荷装置104は、熱源装置からの幹線配管11,21と負荷装置104の液入口P12と液出口P22の2箇所で接続される。負荷装置104の液入口P12は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管11のメイン分岐部P11から分岐した配管12と接続される。負荷装置104の液出口P22は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管21にメイン合流部P21で合流する配管22と接続される。
図13を参照して熱媒体の流れを説明する。図13に示す矢印は熱媒体の流れ方向を示す。図1のポンプWPから送出される熱媒体は幹線配管11を流れる。幹線配管11を流れる熱媒体の一部は、メイン分岐部P11で分岐した配管12を経由して負荷装置104の液入口P12から負荷装置104へ流入する。
負荷装置104の液入口P12から流入した熱媒体(冷水)は、配管13を流れて第2の熱交換器3に流入し、室内熱交換器2よりも下流側の配管FP2Aを流れる熱媒体と熱交換し、温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は配管14を流れ、室内熱交換器2へ流入する。室内熱交換器2へ流入した熱媒体は空気と熱交換し、空調対象空間を冷却する。室内熱交換器2で空気と熱交換した熱媒体は、温度が上昇し、分岐部P31に到達する。分岐部P31に到達した熱媒体は、分岐して分岐配管31と分岐配管32を流れる。分岐配管32を流れる熱媒体は、第2の熱交換器3で上流側の配管FP1Aを流れる熱媒体と熱交換して温度が低下する。温度が低下した熱媒体は、分岐配管33を流れて合流部P32に到達する。分岐配管31を流れる熱媒体は合流部P32に到達し、分岐配管33を流れる熱媒体と混合して温度が低下する。合流部P32に到達した熱媒体は、配管23を流れて負荷装置104の液出口P22へ到達する。
負荷装置104の液出口P22に到達した熱媒体は、負荷装置104から流出し配管22を流れる。配管22を流れる熱媒体はメイン合流部P21で幹線配管21を流れる熱媒体と合流する。幹線配管21で合流した熱媒体は、図1の熱源装置CSへ流れて再び冷却される。
以上説明したように、実施の形態3のように、室内熱交換器2の下流側に第2の熱交換器3をバイパスさせる流路を設けるようにしても、図2の構成と同様に、室内熱交換器2に供給される熱媒体の温度を調整することができる。
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る負荷装置102と中継装置105の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。
実施の形態4は、実施の形態3に係る負荷装置104が備える各構成要素を、負荷装置102と中継装置105の2つの装置に分けて収容する。負荷装置102の構成は実施の形態2および実施の形態3と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
中継装置105は、温度調整装置50Fを備える。中継装置105は、熱媒体の幹線配管11,21と室内熱交換器2との間に配置される。
温度調整装置50Fは、熱媒体が流れる配管FP1および配管FP2と、第2の熱交換器3と、流量調整装置1とを備える。温度調整装置50Fは、中継装置105の液入口P12から液出口P13に至る第1経路(FP1A)と、中継装置105の液入口P23から液出口P22に至る第2経路(FP2A)とをさらに含む。第1経路(FP1A)は、中継装置105の液入口P12と第2の熱交換器3とを接続する配管13と、第2の熱交換器3と中継装置105の液出口P13とを接続する配管14Aとを含む。第2経路(FP2A)は、中継装置105の液入口P23と分岐部P31とを接続する配管24Aと、分岐部P31と合流部P32とを接続する分岐配管31と、分岐部P31と第2の熱交換器3とを接続する分岐配管32と、第2の熱交換器3と合流部P32とを接続する分岐配管33と、合流部P32と中継装置105の液出口P22とを接続する配管23とを含む。
中継装置105は、配管24Aから分岐部P31へ流入する熱媒体が分岐配管31と分岐配管32へ分岐する流量を調整する流量分配弁1Aを備える。図14では分岐部P31に流量分配弁1Aを備える構成を示すが、図3〜図6に示すように変形しても良い。また図3〜6の流量調整装置は分岐配管32側に設置するよう図示するが、いずれも分岐配管33側に設置してもよい。
中継装置105は、熱源装置側と中継装置105の液入口P12と液出口P22の2箇所において接続される。中継装置105の液入口P12は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管11からメイン分岐部P11において分岐した配管12と接続される。中継装置105の液出口P22は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管21のメイン合流部P21に合流する配管22と接続される。
負荷装置102は、中継装置105と負荷装置102の液入口P14と液出口P24の2箇所において接続される。負荷装置102の液入口P14は、中継装置105の液出口P13と配管14Bによって接続される。負荷装置102の液出口P24は、中継装置105の液入口P23と配管24Bによって接続される。
図14を参照して熱媒体の流れを説明する。図14に示す矢印は熱媒体の流れ方向を示す。図1のポンプWPから送出される熱媒体は、幹線配管11を流れる。幹線配管11を流れる熱媒体の一部は、メイン分岐部P11で分岐して配管12を介して中継装置105の液入口P12から中継装置105へ流入する。
中継装置105の液入口P12から流入した熱媒体(冷水)は、配管13を流れて第2の熱交換器3に流入し、室内熱交換器2よりも下流側の配管FP2Aを流れる熱媒体と熱交換し、温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は配管14Aを流れ、中継装置105の液出口P13に到達する。中継装置105の液出口P13に到達した熱媒体は、中継装置105から流出し配管14Bを流れる。
配管14Bを流れる熱媒体は、負荷装置102の液入口P14から負荷装置102へ流入する。負荷装置102へ流入した熱媒体は配管14Cを流れて室内熱交換器2へ流入する。室内熱交換器2へ流入した熱媒体は空気と熱交換し、空調対象空間を冷却する。室内熱交換器2で空気と熱交換した熱媒体は温度が上昇し、配管24Cを流れて負荷装置102の液出口P24へ到達する。負荷装置102の液出口P24へ到達した熱媒体は、負荷装置102から流出し配管24Bを流れる。配管24Bを流れる熱媒体は中継装置105の液入口P23に到達する。
中継装置105の液入口P23に到達した熱媒体は配管24Aを流れて分岐部P31に到達する。分岐部P31に到達した熱媒体は分岐し、分岐配管31と分岐配管32を流れる。分岐配管32を流れる熱媒体は第2の熱交換器3で室内熱交換器2よりも上流側の配管FP1Aを流れる熱媒体と熱交換し、温度が低下する。温度が低下した熱媒体は分岐配管33を流れ、合流部P32に到達する。分岐配管31を流れる熱媒体は合流部P32に到達し、分岐配管33を流れる熱媒体と混合し、温度が低下する。合流部P32に到達した熱媒体は配管23を流れ、中継装置105の液出口P22へ到達する。
中継装置105の液出口P22に到達した熱媒体は、中継装置105から流出し配管22を流れる。配管22を流れる熱媒体はメイン合流部P21で幹線配管21を流れる熱媒体と合流する。幹線配管21で合流した熱媒体は、図1の熱源装置CSへ流れて再び冷却される。
実施の形態4でも、中継装置105を既設の空調システムに追加することによって、室内熱交換器2に供給する熱媒体の温度を変更することができる。
実施の形態5.
図15は、実施の形態5に係る負荷装置102と中継装置106の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。図1に示すように、熱媒体は、熱源装置CSから複数の負荷装置101−1〜101−nに幹線配管11を通じて供給され、熱源装置CSに幹線配管21を通じて戻される。負荷装置101−1〜101−nのいずれか1つは、室内熱交換器2に該当し、他は、熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に該当する。図15に示す例では、中継装置106の配管FP1Bおよび配管FP2Bが、図9に示す実施の形態2の中継装置103の配管FP1および配管FP2にそれぞれ相当する。配管FP1Bは、幹線配管21の一部であり、配管FP2Bは、幹線配管11から分岐し室内熱交換器2に熱媒体を供給する流路を構成する。なお、配管FP2Bを幹線配管11の一部とし、配管FP1Bを室内熱交換器2から幹線配管21に熱媒体を戻す配管22の一部としても良い。負荷装置102の構成は実施の形態2と同一であるので、ここでは説明を繰り返さない。
中継装置106は、温度調整装置50Gを備える。温度調整装置50Gは、熱媒体が流れる配管FP1および配管FP2と、第2の熱交換器3と、流量調整装置1とを備える。
温度調整装置50Gは、中継装置106の液入口P23から液出口P22に至る第1経路(FP1B)と、中継装置106の液入口P12から液出口P13に至る第2経路(FP2B)とをさらに含む。第2経路(FP2B)は、中継装置106の液入口P12と分岐部P31とを接続する配管13と、分岐部P31と合流部P32とを接続する分岐配管31と、分岐部P31と第2の熱交換器3とを接続する分岐配管32と、第2の熱交換器3と合流部P32とを接続する分岐配管33と、合流部P32と中継装置106の液出口P13とを接続する配管14Aとを含む。第1経路(FP1B)は、中継装置106の液入口P23と第2の熱交換器3とを接続する幹線配管21Aと、第2の熱交換器3と中継装置106の液出口P22とを接続する幹線配管21Bとを含む。
流量分配弁1Aは、配管13から分岐部P31へ流入する熱媒体が分岐配管31と分岐配管32へ分岐する流量を調整するように構成される。図15では分岐部P31に流量分配弁1Aを備える構成を示すが、図3〜図6に示すように変形しても良い。また図3〜6の流量調整装置は分岐配管32側に設置するよう図示するが、いずれも分岐配管33側に設置してもよい。
中継装置106は、空気調和システムの熱媒体の幹線配管と、中継装置106の液入口P12、液入口P23、液出口P22の3か所において接続される。中継装置106の液入口P12は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管11からメイン分岐部P11において分岐した配管12と接続される。中継装置106は、幹線配管21に対しては、途中に挿入される。すなわち、中継装置106の液入口P23は、幹線配管21の上流側に接続され、中継装置106の液出口P22は、幹線配管21の下流側に接続される。
負荷装置102の液入口P14は、中継装置106の液出口P13と配管14Bによって接続される。また、負荷装置102の液出口P24は、幹線配管21のメイン合流部P21と配管22によって接続される。
図15を参照して熱媒体の流れを説明する。図15に示す矢印は熱媒体の流れ方向を示す。図1のポンプWPから送出される熱媒体は幹線配管11を流れる。幹線配管11を流れる熱媒体の一部は、メイン分岐部P11で分岐した配管12経由して中継装置106の液入口P12から中継装置106へ流入する。
中継装置106の液入口P12から流入した熱媒体は配管13を流れて分岐部P31に到達する。分岐部P31に到達した熱媒体の一部は分岐配管31を流れ、残部は分岐配管32を流れる。分岐配管32を流れる熱媒体は、第2の熱交換器3で幹線配管21側の熱媒体と熱交換し、温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は分岐配管33を流れ、合流部P32に到達する。分岐配管31を流れる熱媒体は合流部P32に到達し、分岐配管33を流れる熱媒体と混合し、温度が上昇する。合流部P32で合流した熱媒体は配管14Aを流れ、中継装置106の液出口P13に到達する。中継装置106の液出口P13に到達した熱媒体は、中継装置106から流出し、配管14Bを流れる。
配管14Bを流れる熱媒体は、負荷装置102の液入口P14から負荷装置102へ流入する。流入した熱媒体は配管14Cを流れて室内熱交換器2へ流入する。室内熱交換器2へ流入した熱媒体は空気と熱交換し、空調対象空間を冷却する。室内熱交換器2で空気と熱交換した熱媒体は温度が上昇し、配管24Cを流れて負荷装置102の液出口P24へ到達する。負荷装置102の液出口P24へ到達した熱媒体は、負荷装置102から流出し配管22を流れる。
配管22を流れる熱媒体はメイン合流部P21において、幹線配管21を流れる熱媒体と合流する。合流した熱媒体はメイン出口配管を流れて中継装置106の液入口P23に到達する。中継装置106の液入口P23に到達した冷媒は配管21Aを流れて第2の熱交換器3へ流入する。第2の熱交換器3へ流入した熱媒体は分岐配管32,33の熱媒体と熱交換し、温度が低下する。温度が低下した熱媒体は配管21Bを流れ、中継装置106の液出口P22へ到達する。
中継装置106の液出口P22に到達した熱媒体は幹線配管21を流れ、図1の熱源装置CSへ流れて再び冷却される。
実施の形態5で示したように、中継装置を幹線配管に挿入することによっても、既存の空調システムの省エネルギー性を改善することができる。
実施の形態6.
図16は、実施の形態6に係る負荷装置102と中継装置107の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。
実施の形態6では、空調システムが複数の負荷装置102を有する場合に、幹線配管と複数の負荷装置とを中継する中継装置107を用いる。中継装置107は、実施の形態2に係る中継装置103を統合した形態である。
図1に示すように、熱媒体は、熱源装置CSから複数の室内熱交換器2に幹線配管を通じて供給される。図16に示す例では、中継装置107は、熱媒体の幹線配管11,21と複数の室内熱交換器2との間に配置され、複数の室内熱交換器2にそれぞれ対応する複数の温度調整装置50を備える。なお、中継装置107は、温度調整装置50の代わりに、図3〜図6、図13に示される温度調整装置のいずれかを備えるものであっても良い。中継装置103に相当する部分の構成および熱媒体の流れは実施の形態2で説明しているので、ここでは説明を繰り返さない。なお図16では第2の熱交換器3の熱交換に図9の中継装置103の構成を採用しているが、図14の中継装置105の構成を採用しても良い。
実施の形態6では、複数の中継装置が統合されているので、個々の負荷装置102の近くに個別の中継装置の配置場所が取れず、別の場所に配置場所が確保できる場合などに中継装置を配置することが可能となる。
図17は、実施の形態6の変形例に係る負荷装置102と中継装置108の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。
実施の形態6の変形例は、空調システムが複数の負荷装置102を有する場合に、幹線配管と複数の負荷装置とを中継する中継装置108を用いる。中継装置108は、実施の形態6に係る中継装置107の分岐部P31と接続する分岐配管32を流れる熱媒体が、別系統の第2の熱交換器3と接続し、熱交換する。熱交換した熱媒体は、分岐配管33を流れて元の系統の合流部P32において、分岐配管31を流れる熱媒体と合流する。第2の熱交換器3における熱交換を除き、構成と熱媒体の流れは実施の形態6と同様である。なお図17では第2の熱交換器3の熱交換に図9の中継装置103の構成を採用しているが、図14の中継装置105の構成を採用しても良い。
実施の形態7.
図18は、実施の形態7に係る負荷装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。実施の形態7では、実施の形態1〜6で実現した負荷装置に、流入する熱媒体の流量を調整する構成を追加したものである。この構成の追加によって、熱媒体の温度調整と同時に流量調整も可能になり、空調対象空間の温湿度同時調整が実現する。
実施の形態7では、空調システムは、室内熱交換器2へ流れる熱媒体の流量を調整する流量分配弁51Aを備える。図1に示すように、熱媒体は、熱源装置CSから複数の負荷装置101−1〜101−nに幹線配管11,21を通じて供給される。負荷装置101−1〜101−nのいずれか1つは、室内熱交換器2に該当し、他は、熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に該当する。図18では、幹線配管11のメイン分岐部P11に流量分配弁51Aを設置する構成を示すが、図19〜図21に示すように変形しても良い。
図19に示す例では、流量分配弁1Aに加えて、配管FP2と幹線配管11との間の配管12に配置される流量調整弁51B(第2流量調整弁)がさらに設けられる。なお、流量調整弁51Bは、配管FP1と幹線配管21との間の配管22に配置されても良い。
図20に示す例では、流量分配弁1Aに加えて、配管FP2と幹線配管11との間の配管12に配置され、間欠動作するように構成された遮断弁51C(第2遮断弁)がさらに設けられる。なお、遮断弁51Cは、配管FP1と幹線配管21との間の配管22に配置されても良い。
図21に示す例では、流量分配弁1Aに加えて、配管FP2と幹線配管11との間に配置され、互いに並列接続された複数の配管FP4と、複数の配管FP4にそれぞれ設けられた複数の遮断弁51Dとがさらに設けられる。なお、複数の配管FP4および複数の遮断弁51Dは、配管FP1と幹線配管21との間に配置されても良い。
また図19〜図21の流量調整装置は配管12に設置するよう図示するが、いずれも配管13、14、22〜24のいずれに設置してもよい。
なお、図18〜図21では実施の形態1の負荷装置101に流量調整装置を追加した例を示しているが、実施の形態2〜6に対して同様な流量調整装置を配置してもよい。
実施の形態8.
図22は、実施の形態8に係る負荷装置109の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。
図22を参照して、負荷装置109は、ポンプ4、温度調整装置50、室内熱交換器2、第3の熱交換器5を含み、ポンプ4、分岐部P31、合流部P32、室内熱交換器2、第2の熱交換器3、第3の熱交換器5の順に熱媒体を循環させる回路と、幹線配管11から負荷装置109の液入口P12、第3の熱交換器5、負荷装置109の液出口P22を経由して幹線配管21に流す流路とを含む。
ポンプ4を起点とする回路は、ポンプ4と分岐部P31とを接続する配管13と、分岐部P31と合流部P32とを接続する分岐配管31と、分岐部P31と第2の熱交換器3とを接続する分岐配管32と、第2の熱交換器3と合流部P32とを接続する分岐配管33と、合流部P32と室内熱交換器2とを接続する配管14と、室内熱交換器2と第2の熱交換器3とを接続する配管24と、第2の熱交換器3と第3の熱交換器5とを接続する配管23と、第3の熱交換器5とポンプとを接続する配管35とを含む。
負荷装置109の液入口P12を起点とする流路は、負荷装置109の液入口P12と第3の熱交換器5とを接続する配管36と、第3の熱交換器5と負荷装置109の液出口P22とを接続する配管37とを含む。
温度調整装置50は、配管13から分岐部P31へ流入する熱媒体が分岐配管31と分岐配管32へ分岐する流量を調整する流量調整装置を備える。図22では分岐部P31に流量分配弁1Aを備える構成を示すが、図3〜図6に示すように変形しても良い。また図3〜図6の流量調整装置は分岐配管32に設置するよう図示するが、いずれも分岐配管33に設置してもよい。また、図22では第2の熱交換器3の熱交換に実施の形態1の図2と同様な構成を示しているが、実施の形態3の図13と同様な構成としてもよい。
負荷装置109は、負荷装置109の液入口P12と液出口P22の2箇所で空気調和システムの幹線配管11,21と接続される。負荷装置109の液入口P12は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管11におけるメイン分岐部P11から分岐した配管12に接続される。負荷装置109の液出口P22は、空気調和システムの熱媒体が流れる幹線配管21におけるメイン合流部P21から分岐した配管22と接続される。
図22を参照して熱媒体の流れを説明する。図22に示す矢印は熱媒体の流れ方向を示す。
図1のポンプWPから送出される熱媒体は幹線配管11を流れる。幹線配管11を流れる熱媒体の一部は、メイン分岐部P11で分岐した配管12経由して負荷装置109の液入口P12に到達する。負荷装置109の液入口P12に到達した熱媒体は、配管36を流れて第3の熱交換器5に流入する。第3の熱交換器5に流入した熱媒体は、負荷装置の利用側熱媒体と熱交換し、利用側熱媒体を冷却する。第3の熱交換器5で利用側熱媒体と熱交換した熱媒体は配管37を流れ、負荷装置109の液出口P22に到達する。負荷装置109の液出口P22に到達した熱媒体は配管22を流れて負荷装置109から流出する。配管22を流れる熱媒体はメイン合流部P21で幹線配管21を流れる熱媒体と合流する。幹線配管21で合流した熱媒体は、図1の熱源装置CSへ流れて再び冷却される。
図22には、幹線配管11,21を流れる熱媒体が水やブラインである例を示すが、実施の形態8の熱源装置を、ガス冷媒を用いる冷凍サイクルとしてもよい。この場合、冷媒はポンプWPではなく圧縮機で搬送され、幹線配管11,12,36のいずれか、または図示領域外に設置する膨張装置で低圧冷媒となり第3の熱交換器5へ流入して利用側熱媒体と熱交換する。
ポンプ4から送出される熱媒体は、配管13を流れて分岐部P31に到達する。分岐部P31に到達した熱媒体は、分岐配管31と分岐配管32に分かれて流れる。分岐配管32を流れる配管FP2の熱媒体は第2の熱交換器3で室内熱交換器2よりも下流側の配管FP1の熱媒体と熱交換し、温度が上昇する。温度が上昇した熱媒体は、分岐配管33を流れ合流部P32に到達する。分岐配管31を流れる残りの熱媒体は合流部P32に到達し、分岐配管33を流れる熱媒体と混合し、温度が上昇する。合流部P32に到達した熱媒体は配管14を流れ、室内熱交換器2へ流入する。
室内熱交換器2へ流入した熱媒体は、空気と熱交換することによって空調対象空間を冷却する。室内熱交換器2で空気と熱交換した熱媒体は、温度が上昇し配管24を通り第2の熱交換器3へ流入する。第2の熱交換器3へ流入した熱媒体は、上流側の配管FP2の熱媒体と熱交換することによって温度が低下する。温度が低下した熱媒体は配管23を流れ、第3の熱交換器5へ流入する。第3の熱交換器5へ流入した熱媒体は、幹線配管11から分岐した配管36を流れる熱媒体と熱交換して温度が低下する。温度が低下した熱媒体は配管35を経由してポンプ4に至り、再び配管13に送出される。
図22では実施の形態8の構成を単一の負荷装置109に収容する構成を示すが、図23のように負荷装置110と中継装置111に分割した構成としてもよい。このとき、中継装置111は、実施の形態6に示す図16のように複数系統の中継装置の部分をひとつの中継装置に収容してもよい。
実施の形態8は、ポンプ4に回転数可変のものを用いれば、ポンプ4が流量調整機能になるので、実施の形態7と同様に空調対象空間の温湿度同時調整が実現する。
さらに、図22の回路に第3の熱交換器5へ流れる熱媒体の流量を調整する装置を備えると、空調対象空間の温湿度を調整できる幅を拡大することができる。構成は、実施の形態7の図18と同様に、幹線配管11のメイン分岐部P11に流量分配弁51Aを設置する構成、図19のように配管12に流量調整弁51Bを設置する構成、図20のように配管12に断続運転可能な遮断弁51Cを設置する構成、図21のように配管12が複数並列に分岐して各配管に遮断弁51Dを設置する構成としてもよく、これらの流量調整装置は配管12,22,36,37のいずれに設置してもよい。
実施の形態9.
図24は、実施の形態9に係る負荷装置の回路構成および熱媒体の流れを示す図である。図24に示す負荷装置112は、図1に示す実施の形態1の負荷装置101の構成において、第2の熱交換器3に代えてヒータ6を含む。構成変更により、配管24は室内熱交換器2と負荷装置112の液出口P22を接続する。その他の構成、および熱媒体の流れは実施の形態1と同様であるので説明は繰り返さない。また図24のヒータ6が熱量可変である場合は、図25に示す負荷装置113のヒータ7のように構成を簡略化してもよい。この構成では、ヒータによる消費電力が必要となるため省エネ効果が低減するものの、室内空間の湿度低下による不快感抑制効果は十分期待できる。
さらに、室内熱交換器2へ流れる熱媒体の流量を調整する機構を備えることで、空調対象空間の温湿度の同時調整を実現することができる。
流量を調整する構成は実施の形態7の図18と同様に幹線配管11のメイン分岐部P11に流量分配弁51Aを設置する構成、図19のように配管12に流量調整弁51Bを設置する構成、図20のように配管12に断続運転可能な遮断弁51Cを設置する構成、図21のように配管12が複数並列に分岐して各配管に遮断弁51Dを設置する構成としてもよい。またこれらの調整機構は、いずれも配管13,14,22,24のいずれかに設置してもよい。
なお、上記各実施の形態は、冷凍サイクル装置にも適用可能である。冷凍サイクル装置は、中継装置と、熱源装置を備えるもの、または負荷装置と熱源装置を備えるものであり、代表的には空調装置であるが、ショーケース、冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵倉庫、冷凍倉庫なども冷凍サイクル装置の一例として挙げることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 流量調整装置、1A,51A 流量分配弁、1B,51B 流量調整弁、1C,1D,51C,51D 遮断弁、2 室内熱交換器、3 第2の熱交換器、4,WP ポンプ、5 第3の熱交換器、6 ヒータ、11,21,21A,21B 幹線配管、12〜14,14A〜14C,22〜24,24A〜24C,35〜37,41,FP1B,FP1,FP2,FP4 配管、31〜34 分岐配管、42 部品、50,50F 温度調整装置、51 制御装置、52 温度センサ、101,102,104,109,110,112 負荷装置、103,105,106,107,108,111 中継装置、1000 空調システム、CS 熱源装置、FCU1〜FCUn ファンコイルユニット、P11 メイン分岐部、P12,P14,P23 液入口、P13,P22,P24 液出口、P21 メイン合流部、P31 分岐部、P32 合流部、R1〜Rn 部屋。

Claims (15)

  1. 熱源装置と接続された室内熱交換器において空気と熱交換を行なう熱媒体の温度を調整する温度調整装置であって、
    前記熱媒体が流れる第1配管と、
    前記熱媒体が流れ、第1分岐配管と第2分岐配管の二手に別れた後再び合流する第2配管と、
    前記第1分岐配管を流れる前記熱媒体と前記第1配管を流れる前記熱媒体との間で熱交換を行なうように構成された第2の熱交換器と、
    前記第1分岐配管を流れる前記熱媒体の流量の変更および前記第2分岐配管を流れる前記熱媒体の流量の変更を行なうように構成された流量調整装置とを備え、
    前記第1配管および前記第2配管のいずれか一方は、前記熱源装置から前記室内熱交換器に前記熱媒体を供給する配管であり、前記第1配管および前記第2配管のいずれか他方は、前記室内熱交換器から前記熱源装置に前記熱媒体を戻す配管である、温度調整装置。
  2. 前記流量調整装置は、前記第1分岐配管と前記第2分岐配管の分岐部または合流部に配置され、前記第1分岐配管を流れる前記熱媒体の流量と前記第2分岐配管を流れる前記熱媒体の流量との比率を変更する第1流量分配弁を備える、請求項1に記載の温度調整装置。
  3. 前記流量調整装置は、前記第1分岐配管または前記第2分岐配管に配置され、前記第1分岐配管を流れる前記熱媒体の流量と前記第2分岐配管を流れる前記熱媒体の流量との比率を変更する第1流量調整弁を備える、請求項1に記載の温度調整装置。
  4. 前記流量調整装置は、前記第1分岐配管または前記第2分岐配管に配置され、間欠動作するように構成された第1遮断弁を備える、請求項1に記載の温度調整装置。
  5. 前記第2配管は、並列に配置された複数の第3分岐配管を含み、
    前記複数の第3分岐配管は、前記第1分岐配管から分岐し再び前記第1分岐配管に合流する構造を有し、前記複数の第3分岐配管を流れる前記熱媒体は前記第2の熱交換器において前記第1配管を流れる前記熱媒体と熱交換を行ない、
    前記流量調整装置は、前記複数の第3分岐配管にそれぞれ設けられた複数の第1遮断弁を備える、請求項1に記載の温度調整装置。
  6. 前記第2の熱交換器は、前記複数の第3分岐配管ごとに熱交換量が異なるように構成される、請求項5に記載の温度調整装置。
  7. 前記熱媒体は、前記室内熱交換器および前記熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に対して、前記熱源装置から幹線配管を通じて供給され、
    前記流量調整装置は、
    前記第1配管または前記第2配管と前記幹線配管との間に配置される第2流量調整弁をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の温度調整装置。
  8. 前記熱媒体は、前記室内熱交換器および前記熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に対して、前記熱源装置から幹線配管を通じて供給され、
    前記流量調整装置は、
    前記第1配管または前記第2配管と前記幹線配管との間に配置され、間欠動作するように構成された第2遮断弁をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の温度調整装置。
  9. 前記熱媒体は、前記室内熱交換器および前記熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に対して、前記熱源装置から幹線配管を通じて供給され、
    前記流量調整装置は、
    前記第1配管または前記第2配管と前記幹線配管との間に配置され、並列接続された複数の第4配管と、
    前記複数の第4配管にそれぞれ設けられた複数の第2遮断弁とをさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の温度調整装置。
  10. 前記熱媒体は、前記室内熱交換器および前記熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に対して、前記熱源装置から第1幹線配管を通じて供給され、前記熱源装置に第2幹線配管を通じて戻され、
    前記第1配管および前記第2配管の一方は、前記第1幹線配管または前記第2幹線配管の一方の一部であり、
    前記第1配管および前記第2配管の他方は、前記第1幹線配管または前記第2幹線配管の他方から分岐し前記室内熱交換器に前記熱媒体を供給する配管である、請求項1から6のいずれか1項に記載の温度調整装置。
  11. 前記熱媒体は、前記室内熱交換器および前記熱媒体を用いて冷却を行なう負荷装置に対して、前記熱源装置から幹線配管を通じて供給され、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の温度調整装置を備え、前記熱媒体の幹線配管と前記室内熱交換器との間に配置される、中継装置。
  12. 前記熱媒体は、前記熱源装置から複数の前記室内熱交換器に幹線配管を通じて供給され、
    前記熱媒体の幹線配管と複数の前記室内熱交換器との間に配置され、
    複数の前記室内熱交換器にそれぞれ対応する複数の請求項1から7のいずれか1項に記載の温度調整装置を備える、中継装置。
  13. 請求項11または12に記載の中継装置と、
    前記熱源装置とを備える、冷凍サイクル装置。
  14. 請求項1から10のいずれか1項に記載の温度調整装置と、前記室内熱交換器とを備える、負荷装置。
  15. 請求項14に記載の負荷装置と、
    前記熱源装置とを備える、冷凍サイクル装置。
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