JP6858634B2 - 保持テーブル - Google Patents

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Description

本発明は、加工対象となる円板ワークを保持することができる保持テーブルに関する。
従来、研削装置や研磨装置、切削装置において、加工対象となる円板ワークを保持するために保持テーブルが利用されている。ここで、研削装置では、保持テーブルに保持された円板ワークに対し、環状に配設された研削砥石を回転しながら当接させることにより円板ワークの研削加工が行われる。研削加工中、研削砥石の研削面に研削屑が詰まる目詰まりが生じると、研削面での研削能力が低下するため、かかる研削面に詰まった研削屑を除去するドレッシングが行われる(例えば、特許文献1参照)。かかるドレッシングは、円板ワークが硬い材質のとき、研削面に露出する砥粒が丸まる目潰れが生じる場合にも行われる。特許文献1において、ドレッシングは、研削中に、回転する研削砥石の研削面にドレッサーボードを押圧して実施される。
特開2011−189456号公報 特開2015−20250号公報
しかしながら、特許文献1にあっては、ドレッサーボードの上面にて、回転する研削砥石の軌道上にあたる部分が溝状に削れてしまう。この状態でドレッシングを続けると、研削砥石の研削面だけでなく、研削砥石の側面もドレッシングによって削れてしまう。このため、ドレッシングが正常に行えなくなり、円板ワークに対する研削の加工精度が低下する、という問題がある。
かかる問題を解消するため、特許文献2では、ドレッサーボードを回転して対応しているが、この場合には、ドレッサーボード周りに回転手段等を設ける必要があり、そのための機構が複雑化してしまう、という問題がある。
また、保持テーブルにおいては、研削及びドレッシングにて上述の問題を解消できる他、研磨加工にて保持した円板ワークに対する研磨パッドの押し付け力を調整可能として正常に研磨を行えるようにする要望がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、構成の簡略化を図ることができ、保持した円板ワークの加工を正常化することができる保持テーブルを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様の保持テーブルは、円板ワークを保持する保持テーブルであって、円板状の基台テーブルと、基台テーブルの中心軸に中心を一致させ基台テーブルの上に基台テーブルより小径で上面に円板ワークを保持する保持面を有するワーク保持テーブルと、ワーク保持テーブルの外側で基台テーブルの環状上面に配設される環状テーブルと、環状テーブルを昇降させる昇降手段と、環状テーブルを昇降方向に案内し、保持面の中心を中心に等角度で配設される複数のガイドと、を備え、昇降手段は、保持面の中心を中心に所定角度で配設される複数のピストンと、ピストンを昇降可能に収容する昇降室を有するケーシングと、を備え、基台テーブルは、環状上面に形成し昇降室にエアの供給または昇降室からエアを排出させる供給排気口と、供給排気口とエア供給源または供給排気口と吸引源とを連通する連通路とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、保持面で保持した円板ワークを研削する場合、環状テーブルの上面であって保持面の周りに環状のドレッシングボードを配設することができる。そして、昇降手段によってドレッシングボードに所定の押し上げる力が設定でき、研削中に研削砥石の研削面にドレッシングボードを接触させてドレッシングすることが可能となる。研削中は円板ワーク及び保持テーブルを回転するので、環状テーブル及びドレッシングボードも共に回転し、ドレッシングボードが溝状に削れることを回避することができる。これにより、ドレッシングを正常に行うことができ、ひいては、円板ワークの研削加工を正常に行うことができる。また、ドレッシングボードのための回転機構を省略でき、保持テーブルを用いた加工装置全体としての構成の簡略化を図ることができる。ここで、保持面で保持した円板ワークを研磨する場合、環状テーブルの上面であって保持面の周りに環状のリテーナリングを配設することができる。従って、昇降手段によってリテーナリングの押し上げる力を変えることで、研磨中に研磨パッドの押し付け力を調整でき、円板ワークの研磨加工の正常化に寄与することができる。
本発明によれば、環状テーブルにドレッシングボードを配設することで、保持テーブルと共にドレッシングボードを回転することが可能となる。これにより、ドレッシングボードのための回転機構を省略して構成の簡略化を図ることができ、ドレッシングボードが溝状に削れないようにして円板ワークの加工を正常化することができる。
実施の形態に係る保持テーブルの概略平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2の分解図である。 研削及びドレッシング時の説明用断面図である。 研磨及びドレッシング時の説明用断面図である。 変形例のガイドの説明用分解断面図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る保持テーブルについて説明する。図1は、実施の形態に係る保持テーブルの概略平面図である。
図1に示すように、保持テーブル10は、円板状の基台テーブル11と、基台テーブル11より小径で上面を保持面12として形成するワーク保持テーブル13と、ワーク保持テーブル13の外側を囲うように配設される環状テーブル15とを備えている。保持面12には、中心で直交する十字状の吸引路16と、十字状の吸引路16の交点を中心として同心円状となる複数の吸引路17とが形成されている。これら吸引路16、17は、不図示の吸引源に接続され、保持面12に負圧を生じさせて保持面12上で円板ワークWを吸引保持する。
保持テーブル10は、円板ワークWに対して研削、切削、研磨等の加工を行う種々の装置に搭載でき、本実施の形態では、保持した円板ワークWの上面を研削加工する研削装置に搭載される。保持テーブル10は、円板ワークWの研削加工専用の装置に搭載される他、研削加工、研磨加工等の一連の加工を全自動で実施するフルオートタイプの装置(何れも不図示)に搭載されるようにしてもよい。保持テーブル10にて、基台テーブル11、ワーク保持テーブル13及び環状テーブル15は、平面視で円形の外周形状を備え、基台テーブル11の中心軸にワーク保持テーブル13及び環状テーブル15の中心軸位置が一致している。なお、それらの中心軸の位置は、十字状の吸引路16の交点となる。保持テーブル10は、回転手段(不図示)に連結され、回転手段の駆動によって基台テーブル11の中心軸を中心として回転可能に構成されている。
ここで、基台テーブル11におけるワーク保持テーブル13の外側は環状上面19として形成されている。環状上面19の上には環状に形成されたベース板20が配置され、また、環状上面19の上方に環状テーブル15が配設される(図2参照)。環状上面19には、周方向に所定角度を隔てて複数の排出溝19aが形成されている。排出溝19aは、環状上面19の外縁から内方に延出し、保持テーブル10上で円板ワークWを研削加工した際、洗浄や冷却等に用いた加工液を排出溝19aを通じて外部に排出できるようになる。
保持テーブル10は、基台テーブル11と環状テーブル15との間に配設されたガイド21及びシリンダ22(昇降手段)を更に備えている。ガイド21は、保持面12の中心を中心に等角度(本実施の形態では120°)で複数(本実施の形態では3つ)配設されている。シリンダ22は、保持面12の中心周りにて隣り合うガイド21間に配設され、本実施の形態では隣り合うガイド21間に2つずつ、合計6つ設けられている。従って、複数のシリンダ22は、後述するピストンと共に保持面12の中心を中心に所定角度で配設されている。
図2は、図1のA−A線断面図であり、図3は、図2の分解図である。図2及び図3に示すように、保持テーブル10においては、保持面12が環状上面19より高くなるように基台テーブル11及びワーク保持テーブル13が形成されている。ベース板20はボルト等の締結部材(不図示)によって環状上面19に固定される。
環状テーブル15は、ワーク保持テーブル13の外径より若干大きい内径寸法に形成され、基台テーブル11より小さい外径寸法に形成されている。環状テーブル15の上面には、ドレッシングボード24が設けられる。ドレッシングボード24は、内周及び外周位置が環状テーブル15と概略一致する環状に形成されている。ドレッシングボード24は、上面側からねじ部材25を介して環状テーブル15に固定され、且つ、着脱自在に設けられる。なお、図2及び図3では、ねじ部材25を1本のみ図示したが、ねじ部材25は、環状テーブル15の周方向において所定間隔毎に複数設けられ(図1参照)、かかる複数の箇所にてドレッシングボード24が環状テーブル15に固定される。
ここで、ドレッシングボード24は、上面が後述する研削砥石に接触することにより、研削砥石をドレッシングする。ドレッサーボード24は、例えば、白色アルミナ系(WA)砥粒や緑色炭化珪素系(GC)砥粒などの砥粒により形成されている。
ガイド21及びシリンダ22は、環状テーブル15の下面側を上方に凹ませるようにして形成された凹部15a内に配置される。ガイド21は、ガイド軸27、ガイドケース28及びブッシュ29を備えている。ガイド軸27は、円筒状に形成されるとともに軸心位置に雌ねじ27aが形成されている。この雌ねじ27aには、環状テーブル15を上方から貫通するねじ部材31がねじ込まれ、凹部15aの上面にガイド軸27が接した状態でガイド軸27が環状テーブル15に装着される。
ガイドケース28も円筒状に形成され、その内径寸法がガイド軸27の外径寸法より大きく形成されてガイド軸27がガイドケース28内に昇降可能に収容される。ガイドケース28の下面側は、ベース板20の上面に接着等によって固定される。ブッシュ29は、樹脂によって形成されるとともにガイドケース28の内面とガイド軸27の外面との間に介在され、ガイドケース28内でガイド軸27が滑らかに昇降するよう案内する。
従って、ガイド21においては、環状テーブル15が昇降するときに、環状テーブル15に連結されるガイド軸27が共に昇降する。この昇降において、ガイド軸27がガイドケース28及びブッシュ29内の内周面に沿って移動するので、ガイド軸27及び環状テーブル15が水平方向に変位或いは水平方向に沿って回転することが規制される。よって、ガイド21は、環状テーブル15の昇降方向となる上下方向の変位を案内する。
シリンダ22は、ピストン33及びケーシング34を備えている。ピストン33には、上面側であって軸心位置に雌ねじ33aが形成されている。この雌ねじ33aには、環状テーブル15を上方から貫通するねじ部材35がねじ込まれ、環状テーブル15における凹部15aの上面にピストン33が接して一体となるよう装着される。ピストン33は、ケーシング34に形成された昇降室34a内に昇降可能に収容される。ピストン33は、上端側がケーシング34を貫通してケーシング34の上面から突出するようになる。そして、昇降室34a内での昇降によってケーシング34の上面からのピストン33の突出量が変化する。この突出量の変化によって、ピストン33を装着した環状テーブル15が昇降されるようになる。
ケーシング34の下面側は、ベース板20の上面に接着等によって気密性を保つように固定される。従って、昇降室34aにおいてピストン33の下部とベース板20とで囲まれる閉塞した空間が形成される。ベース板20におけるケーシング34の設置領域には、昇降室34aに連通する孔20aが形成されている。また、基台テーブル11において孔20aに連通する位置には、連通路37が形成されている。連通路37の環状上面19側は供給排気口37aとして形成される。連通路37は、バルブ38及び圧力調整手段39を介してエア供給源41に接続され、また、バルブ38を介して吸引源42に接続されている。従って、連通路37によって、供給排気口37aとエア供給源41とが連通し、また、供給排気口37aと吸引源42とが連通している。バルブ38は、三方弁で構成され、連通路37の接続先を、エア供給源41に連通する圧力調整手段39と、吸引源42とに切り換え可能に設けられている。
圧力調整手段39は圧力レギュレータ等によって構成され、エア供給源41による正圧を調整し、連通路37を通じて昇降室34aの下部空間にエアを供給する。シリンダ22においては、昇降室34aの下部空間へのエアの供給によって上部空間のエアを排出させることでピストン33を上昇させる。圧力調整手段39では、昇降室34aに供給されるエアの圧力を所定の圧力に調整し、ドレッシングボード24を後述する研削砥石52に押し当てる押圧力を所定の押圧力に調整することができる。なお、吸引源42の負圧によって昇降室34aの下部空間のエアを排出させることで、ピストン33を降下させることができる。
ここで、保持テーブル10に保持された円板ワークWは、研削手段50(図3では不図示)によって研削される。研削手段50は、鉛直方向の軸心を有する回転軸(不図示)の下端に研削ホイール51が装着されて構成されており、研削ホイール51の下面には複数の研削砥石52が円環状に固着されている。研削砥石52の下面は、円板ワークWと接触する研削面52aとなっている。
続いて、研削手段50による円板ワークWの研削と、ドレッシングボード24による研削砥石52の研削面52aのドレッシングとを同時に行う場合について、図4を参照して説明する。図4は、研削及びドレッシング時の説明用断面図である。
予め、環状テーブル15上にドレッシングボード24を装着しておき、ワーク保持テーブル13の保持面12に円板ワークWを吸引保持する。この状態で、平面視で円板ワークWの外周を囲繞してドレッシングボード24が配設された状態となる。次いで、不図示のセンサ等を用いてドレッシングボード24及び円板ワークWの各上面の高さ位置を測定し、かかる測定データに基づいてバルブ38及び圧力調整手段39を制御する。具体的には、バルブ38の作動によって圧力調整手段39と連通路37とを連通し、圧力調整手段39を介してシリンダ22の昇降室34aに供給するエアの圧力を調整する。この調整によって、ピストン33を上昇して円板ワークWの研削中にドレッシングボード24の上面を研削砥石52の研削面52aに押し付ける押し付け圧力が設定される。
その後、研削砥石52の外周が円板ワークWの回転中心と一致するように、研削手段50と保持テーブル10とを相対移動し、円板ワークWの上方に研削ホイール51を配置する。そして、保持テーブル10を回転しつつ、研削ホイール51を回転しながら研削手段50を徐々に降下する。これにより、研削砥石52の研削面52aとドレッシングボード24との接触状態を維持しながら、研削砥石52の研削面52aと円板ワークWの上面とが接触する。このとき、圧力調整手段39によるシリンダ22に供給するエアの調整によって、ドレッシングボード24を研削砥石52に押し当てる押圧力を調整することができ、研削砥石52を均等な押圧力でドレッシングすることができる。このようにして、研削砥石52のドレッシングと並行して、研削砥石52によって円板ワークWの上面を研削することができる。
このように研削及びドレッシングを同時に行うとき、保持テーブル10の回転によって保持された円板ワークWと共に環状テーブル15及びドレッシングボード24も鉛直方向の軸回りに回転する。これにより、ドレッシングボード24にて研削砥石52が接する部分がドレッシングボード24の回転方向に常時変わるようになる。従って、従来のように研削砥石に対するドレッシングボードの接触位置が一定にならなくなり、ドレッシングボード24が溝状に削れることを回避することができる。この結果、ドレッシングで研削砥石52の側面が削れることを防いで正常なドレッシングを実現でき、ひいては、円板ワークWの研削加工の正常化を図ることができる。
また、従来のようにドレッシングボードだけを回転する回転機構を搭載しなくても、研削及びドレッシングの同時進行時にドレッシングボード24を回転させることが可能となる。これにより、従来のドレッシングボードだけを回転する回転機構を省略でき、かかる回転機構をした分、保持テーブル10が採用される装置全体の構成の簡略化を図ることができる。なお、図2に示すように、バルブ38の作動によって吸引源42と連通路37とを連通してピストン33を降下でき、研削砥石52の研削面52aとドレッシングボード24とを非接触にすることができる。
ところで、本実施の形態の保持テーブル10にあっては、研削装置の他に研磨装置にも利用することができる。図5は、研磨及びドレッシング時の説明用断面図である。研磨装置(不図示)を構成する研磨手段60は、鉛直方向の軸心を有する回転軸(不図示)の下端にマウント61を設け、このマウント61に研磨パッド62を貼着して構成されている。研磨パッド62の下面は、円板ワークWと接触する研磨面62aとなっている。
研磨パッド62で円板ワークWの上面を研磨する場合、環状テーブル15上にはリテーナリング64を装着する。本実施の形態のリテーナリング64の平面形状は、ドレッシングボード24と概略同一に形成される。かかる研磨手段60でワーク保持テーブル13の保持面12に保持された円板ワークWを研磨する場合、回転する研磨パッド62を円板ワークWの上面に押し付ける。
ここで、研磨加工では、円板ワークWにおける被研磨面(上面)の外周部分が、他の部分と比べて研磨されやすいという問題がある。そこで、本実施の形態では、円板ワークWの外周部分だけが過度に研磨されないようにしている。具体的には、シリンダ22によってリテーナリング64が研磨パッド62の研磨面を押し上げる力を調整し、円板ワークWに押し付けている研磨パッド62をリテーナリング64で円板ワークW側から押して研磨パッド62が円板ワークWを押し付ける力を小さくしている。このとき、圧力調整手段39でのエア供給源41からシリンダ22に供給するエアの調整によって、研磨パッド62にリテーナリング64を押し当てる力を調整する。
このように研磨を行うときは、リテーナリング64の押し上げる力を変えて研磨中に研磨パッド62の押し付け力を調整でき、円板ワークWの外周部分だけが過度に研磨されないようにして円板ワークWの研磨精度を向上することができる。リテーナリング64が研磨パッド62を押す力は、圧力調整手段39によるシリンダ22に供給するエアの調整によって、リテーナリング64を研磨パッド62に押し当てる押圧力を調整することができ、また、環状テーブル15に装着する部材をリテーナリング64やドレッシングボード24に交換することで、研磨装置及び研削装置に搭載して利用可能となり、円板ワークWを保持するテーブルとして保持テーブル10に良好な汎用性を付与することができる。
なお、保持テーブル10は、円板ワークWを格子状等に切削する切削装置に搭載してもよい。切削装置は、回転可能なスピンドルに装着された切削ブレードを備え、切削ブレードを所定の切り込み深さに位置付けてから、回転する切削ブレードと、円板ワークW及び保持テーブル10とを相対移動させて切削する構成を例示できる。かかる切削装置に搭載する場合、環状テーブル15上に切削ブレード用のドレッシングボードを設けるとよい。これにより、円板ワークWの分割予定ラインに沿って切削した延長線上にて回転する切削ブレードをドレッシングボードでドレッシングでき、切削溝を1本形成する度にドレッシングして切削性能を良好に維持することができる。
また、ガイド21は、環状テーブル15を昇降方向に案内するものであれば変更してもよく、例えば、図6に示す構成を例示することができる。図6は、変形例のガイドの説明用分解断面図である。図6のガイド21では、ガイド軸27の雌ねじ27aにベース板20を下方から貫通するねじ部材31がねじ込まれ、ガイド軸27がベース板20に装着される。一方、環状テーブル15の凹部15aは円筒内周面により形成され、その内径寸法がガイド軸27の外径寸法より大きく形成され、それらの間にブッシュ29が介在される。これにより、ガイド軸27に対し、凹部15aを形成する環状テーブル15が滑らかに昇降するよう案内される。図6の構成によれば、上記実施の形態におけるガイドケース28を省略することができる。
また、円板ワークWは、加工の種類に応じて、例えば、半導体デバイスウェーハ、光デバイスウェーハ、パッケージ基板、半導体基板、無機材料基板、酸化物ウェーハ、生セラミックス基板、圧電基板等の各種ワークが用いられてもよい。半導体デバイスウェーハとしては、デバイス形成後のシリコンウェーハや化合物半導体ウェーハが用いられてもよい。光デバイスウェーハとしては、デバイス形成後のサファイアウェーハやシリコンカーバイドウェーハが用いられてもよい。また、パッケージ基板としてはCSP(Chip Size Package)基板、半導体基板としてはシリコンやガリウム砒素等、無機材料基板としてはサファイア、セラミックス、ガラス等が用いられてもよい。さらに、酸化物ウェーハとしては、デバイス形成後又はデバイス形成前のリチウムタンタレート、リチウムナイオベートが用いられてもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、構成の簡略化を図ることができ、保持した円板ワークの加工を正常化することができるという効果を有し、保持された円板ワークに研削や研磨加工を行う加工装置に有用である。
10 保持テーブル
11 基台テーブル
12 保持面
13 ワーク保持テーブル
15 環状テーブル
19 環状上面
21 ガイド
22 シリンダ(昇降手段)
33 ピストン
34 ケーシング
34a 昇降室
37 連通路
37a 供給排気口
41 エア供給源
42 吸引源
W 板状ワーク

Claims (1)

  1. 円板ワークを保持する保持テーブルであって、
    円板状の基台テーブルと、該基台テーブルの中心軸に中心を一致させ該基台テーブルの上に該基台テーブルより小径で上面に円板ワークを保持する保持面を有するワーク保持テーブルと、該ワーク保持テーブルの外側で該基台テーブルの環状上面に配設される環状テーブルと、該環状テーブルを昇降させる昇降手段と、該環状テーブルを昇降方向に案内し、該保持面の中心を中心に等角度で配設される複数のガイドと、を備え、
    該昇降手段は、
    該保持面の中心を中心に所定角度で配設される複数のピストンと、
    該ピストンを昇降可能に収容する昇降室を有するケーシングと、を備え、
    該基台テーブルは、
    該環状上面に形成し該昇降室にエアの供給または該昇降室からエアを排出させる供給排気口と、該供給排気口とエア供給源または該供給排気口と吸引源とを連通する連通路とを備える保持テーブル。
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