JP6857810B2 - 無線モジュールおよび画像表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、アンテナを備える無線モジュールおよび当該無線モジュールを備える画像表示装置に関する。
特許文献1は、電力増幅器を備える回路基板と、板状逆Fアンテナ(PIFA:Planar Inverted F Antenna)と、を備えるアンテナ装置を開示する。特許文献1に開示されたアンテナ装置において、PIFAアンテナは、アンテナボディと、回路基板の接地平面に取り付ける面および電力増幅器の出力端子に接続される面である二つの取付面と、当該二つの取付面とアンテナボディとを接続する取付フット部と、を備える。PIFAアンテナのアンテナボディは、回路基板の接地平面に対向して配置される。特許文献1に開示されたアンテナ装置においては、発熱部品である電力増幅器において発生する熱を、取付フット部を介してアンテナボディに伝導させることにより放熱している。
特表2013−526802号公報
本開示は、アンテナおよび発熱部品を備える無線モジュールであって、放熱特性を向上できる無線モジュール、および、当該無線モジュールを備える画像表示装置を提供する。
本開示における無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
本開示における無線モジュールは、放熱特性を向上するのに有効である。
図1Aは、実施の形態1における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図1Bは、実施の形態1における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図2は、実施の形態1における無線モジュールの基板の外観の一例を模式的に示す底面図である。 図3は、実施の形態1における無線モジュールの地板の外観の一例を模式的に示す斜視図である。 図4Aは、実施の形態1の変形例1における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図4Bは、実施の形態1の変形例2における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図4Cは、実施の形態1の変形例3における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図4Dは、実施の形態1の変形例4における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図4Eは、実施の形態1の変形例5における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図4Fは、実施の形態1の変形例6における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図4Gは、実施の形態1の変形例7における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図5Aは、実施の形態2における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図5Bは、実施の形態2における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図5Cは、実施の形態2における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す底面図である。 図6は、実施の形態2における無線モジュールの基板の外観の一例を模式的に示す底面図である。 図7Aは、実施の形態3における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図7Bは、実施の形態3における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図7Cは、実施の形態3における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す底面図である。 図8は、実施の形態3における無線モジュールの基板の外観の一例を模式的に示す底面図である。 図9Aは、実施の形態4における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図9Bは、実施の形態4における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図10は、実施の形態4における無線モジュールの基板の外観の一例を模式的に示す底面図である。 図11は、実施の形態5における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図12は、実施の形態6における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図13Aは、実施の形態7における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す上面図である。 図13Bは、実施の形態7における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す側面図である。 図13Cは、実施の形態7における無線モジュールの外観の一例を模式的に示す底面図である。 図14は、実施の形態7における無線モジュールの基板の外観の一例を模式的に示す底面図である。 図15は、実施の形態8における無線モジュールを備える画像表示装置の外観の一例を模式的に示す背面図である。 図16は、実施の形態8の画像表示装置における無線モジュールが取り付けられた部分を拡大して示す上面図である。 図17は、実施の形態8の画像表示装置における無線モジュールが取り付けられた部分を拡大して示す側面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、すでによく知られた事項の詳細説明、および実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同じ構成要素については同じ符号を付し、説明を省略または簡略化する場合がある。
(実施の形態1)
以下、図1〜図4Gを用いて、実施の形態1に係る無線モジュールについて説明する。
[1−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール1の構成について図面を用いて説明する。
図1Aは、実施の形態1における無線モジュール1の外観の一例を模式的に示す上面図である。
図1Bは、実施の形態1における無線モジュール1の外観の一例を模式的に示す側面図である。
図2は、実施の形態1における無線モジュール1の基板10の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図3は、実施の形態1における無線モジュール1の板状部材(以下、「地板」と記す)50の外観の一例を模式的に示す斜視図である。
なお、以下の説明に用いる各図には、x軸、y軸、z軸の3軸を示し、無線モジュール1の長手方向の軸をx軸とし、x軸方向と垂直で、かつ、無線モジュール1の基板10の主面に垂直な方向の軸をz軸とし、x軸およびz軸の双方に直交する軸をy軸とする。しかし、これらの軸は便宜的に示したものに過ぎず、何ら本開示を限定するものではない。
本実施の形態に係る無線モジュール1は、電磁波信号の送受信を行う無線端末である。無線モジュール1は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)などの規格に基づく無線端末である。図1Aに示されるように、無線モジュール1は、基板10と、グランドパターン20と、発熱部品30と、パターンアンテナ40と、を備える。本実施の形態では、無線モジュール1は、マッチング回路80をさらに備える。また、図1Bに示されるように、無線モジュール1は、地板50を備える。地板50の説明は後述する。
基板10は、図1Aに示されるように、グランドパターン20およびパターンアンテナ40が形成され、かつ、発熱部品30が実装される回路基板である。本実施の形態では、基板10は矩形板状の誘電体である。基板10は、例えば、ガラスエポキシ基板である。図1Bに示されるように、基板10は、アンテナが形成される第一主面11、および、第一主面11に背向する第二主面12を備える。
グランドパターン20は、図1Aおよび図2に示されるように、基板10に形成される配線パターンである。グランドパターン20は、基板10の第一主面11側および第二主面12側に形成され、各グランドパターン20は十分な数のビア電極(図示せず)等を介して互いに導通される。グランドパターン20は、例えば、銅箔等の金属箔で形成される。第一主面11側に形成されたグランドパターン20は、図1Aに示されるように、レジスト16で覆われる。レジスト16は、基板10に形成された配線パターンを保護する絶縁膜である。本実施の形態では、第二主面12側に形成されたグランドパターン20に関しては、その全面もしくは少なくとも一部が、レジスト16で覆われず、外部に露出している。なお、図2には、第二主面12側に形成されたグランドパターン20の全面が、レジスト16で覆われず外部に露出している構成例を示しているが、その一部がレジスト16で覆われていてもよい。図2に示す第二主面12側に形成されたグランドパターン20には、図3に示す地板50が、図1Bに示すように接続される。そして、無線モジュール1では、グランドパターン20と地板50とで接地平面が形成される。
発熱部品30は、基板10に実装され、グランドパターン20に接続される回路部品である。本実施の形態では、発熱部品30は、電力増幅器等を含む部品であり、例えば、無線LANチップである。発熱部品30に含まれる電力増幅器によって増幅された高周波信号がパターンアンテナ40に供給される。
本実施の形態では、図1Aに示されるように、発熱部品30は、シールドケース32によって覆われる。シールドケース32は、基板10の第一主面11上に実装された発熱部品30を覆う金属製箱状の導電性部材である。シールドケース32は、シールドケース32の外部から内部へ向かう電磁ノイズの進入を抑制し、かつ、シールドケース32の内部で発生する電磁ノイズの外部への漏洩を抑制する。本実施の形態では、シールドケース32は、ハンダ付け等によりグランドパターン20と接続される。これにより、シールドケース32による電磁ノイズ遮断効果が向上する。なお、シールドケース32は、発熱部品30だけでなく、他の回路素子を覆ってもよい。
パターンアンテナ40は、図1Aに示されるように、基板10に形成され、グランドパターン20に接続される接地部42、および、発熱部品30から給電される給電部44、を備えるアンテナエレメントである。パターンアンテナ40は、例えば、銅箔等の金属箔で形成される。本実施の形態では、パターンアンテナ40は、PIFAであり、地板50と組み合わせることでアンテナ動作をする。しかし、パターンアンテナ40のパターン形状はこれに限定されない。パターンアンテナ40は、例えば、マルチバンドに対応するマルチバンド対応アンテナ等でもよい。
パターンアンテナ40の接地部42は、グランドパターン20に接続される接地点である。第一主面11側のグランドパターン20と第二主面12側のグランドパターン20とは、ビア電極等を介して、接地部42の可及的近傍で導通されている。例えば、接地部42からビア電極までの距離は、無線モジュール1で使用される電磁波の波長の1/20倍程度以下に設定されることが好ましい。パターンアンテナ40は、グランドパターン20と一体的に形成されてもよいし、グランドパターン20にハンダ等によって接続されてもよい。
パターンアンテナ40の給電部44は、発熱部品30から給電される給電点を含む部分である。発熱部品30から出力される高周波信号は、マッチング回路80を介して給電部44に供給される。パターンアンテナ40は、マッチング回路80を構成する配線パターンと一体的に形成されてもよいし、当該配線パターンにハンダ等によって接続されてもよい。
マッチング回路80は、発熱部品30から出力される高周波信号のパターンアンテナ40における反射を抑制するためのインピーダンスマッチング回路である。マッチング回路80には、発熱部品30から出力される高周波信号が入力される。また、マッチング回路80は、パターンアンテナ40の給電部44に当該高周波信号を出力する。本実施の形態では、マッチング回路80は、基板10の第一主面11側において、発熱部品30とパターンアンテナ40との間に配置される。
地板50は、グランドパターン20と導通し、パターンアンテナ40に対向して配置される導電性の板状部材である。第二主面12側に形成されたグランドパターン20において、レジスト16で覆われず地板50に接続される部分は、接地部42の裏側を含むか、または、接地部42の可及的近傍に配置されたビア電極を含む。地板50は、パターンアンテナ40とともにアンテナとして機能するが、さらに、発熱部品30で発生する熱を放散する放熱部材としても機能する。本実施の形態では、地板50は、図3に示されるように、クランク状に折り曲げられた形状を有し、対向部51、間隙形成部52、および導通部53、を備える。地板50は、例えば、アルミニウムや鉄、あるいは、種々金属の合金等の金属材料で形成される。
地板50の対向部51は、パターンアンテナ40に対向して配置される部分である。本実施の形態では、対向部51は、略平板状の形状を有し、パターンアンテナ40および基板10から離間して配置される。つまり、対向部51とパターンアンテナ40との間に間隙が形成される。対向部51とパターンアンテナ40との間の距離は、例えば、無線モジュール1で使用される電磁波の波長の1/30〜1/10倍程度である。
地板50の間隙形成部52は、対向部51と導通部53との間に配置され、対向部51と導通部53とを接続する板状部分である。間隙形成部52は、基板10と交差する面内に配置されることにより、対向部51とパターンアンテナ40との間に間隙を形成する。本実施の形態では、間隙形成部52は、基板10に対して略直交する面内に配置される。
地板50の導通部53は、グランドパターン20と導通する板状部分である。本実施の形態では、導通部53は、図2に示される基板10の第二主面12側のグランドパターン20と、締結部材を用いて接続される。締結部材は、地板50と基板10とを締結する部材である。本実施の形態では、締結部材として、例えば導電性接着剤が用いられる。これにより、導通部53、すなわち地板50、は、グランドパターン20と導通する。また、導通部53には、発熱部品30で発生する熱が導電性接着材を介して伝導する。本実施の形態では、導電性接着材として、熱伝導率が高い部材が好ましい。これにより、無線モジュール1では、導通部53に伝導した熱は、地板50全体に効率的に伝導し、地板50から周囲の空気に放散される。
[1−2.従来技術との比較]
ここで、本実施の形態に係る無線モジュール1について、上述の特許文献1に開示された従来のアンテナ装置と比較しながら説明する。
特許文献1に開示されたアンテナ装置は、回路基板の接地平面に対向して配置されたアンテナボディによって構成され、放熱は、取付フット部を介してアンテナボディによって行われる。ここで、アンテナボディの寸法および形状は、アンテナ装置において使用される電磁波の周波数によって規定される。アンテナ装置において使用される電磁波の周波数が高いほど波長が短くなり、アンテナボディの寸法は小さくなる。このため、特に、相対的に高い周波数帯域を用いるアンテナ装置においては、アンテナボディが相対的に小さくなるため、十分な放熱特性を得られない場合がある。
一方、本実施の形態に係る無線モジュール1では、アンテナボディはパターンアンテナ40に相当し、接地平面に相当する地板50が、発熱部品30の放熱部材として機能する。地板50の寸法および形状は、無線モジュール1において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けず、設計の自由度が大きい。そのため、無線モジュール1では、必要とされる放熱特性に応じて十分に大きな地板50の寸法および形状を設計の際に定めることができる。したがって、無線モジュール1においては、地板50によって、発熱部品30で発生する熱を放散するのに十分な放熱特性を実現することができる。
また、特許文献1に開示されたアンテナ装置においては、発熱部品で発生する熱を、取付フット部を介してアンテナボディで放熱するため、発熱部品をアンテナボディの取付フット部の近傍に配置する必要がある。
一方、本実施の形態に係る無線モジュール1では、熱伝導性が高く、放熱に適するように自由に設計できる地板50によって、発熱部品30から発生する熱を放散する。そのため、発熱部品30を、地板50に熱を伝導できる任意の位置に配置することができる。このように、本実施の形態に係る無線モジュール1では、発熱部品30の配置位置の自由度が高い。特に、発熱部品30が、電力増幅器が一体化された無線LANチップである場合には、発熱部品30を、パターンアンテナ40の近傍に配置することが困難な場合がある。このため、本実施の形態に係る無線モジュール1のように、発熱部品30の配置位置の自由度が高いことは、無線モジュール1の設計上有利である。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール1は無線モジュールの一例である。基板10は基板の一例である。グランドパターン20はグランドパターンの一例である。発熱部品30は発熱部品の一例である。接地部42は接地部の一例である。給電部44は給電部の一例である。パターンアンテナ40はパターンアンテナの一例である。地板50は地板の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、無線モジュール1は、基板10と、基板10に形成されるグランドパターン20と、基板10に実装され、グランドパターン20に接続される発熱部品30と、を備える。また、無線モジュール1は、基板10に形成され、グランドパターン20に接続される接地部42、および、発熱部品30から給電される給電部44を備えるパターンアンテナ40をさらに備える。また、無線モジュール1は、グランドパターン20と導通し、パターンアンテナ40に対向して配置される導電性の地板50をさらに備える。
以上のように構成された無線モジュール1は、発熱部品30にグランドパターン20を介して接続された地板50を備えるため、発熱部品30で発生した熱を地板50によって放散できる。地板50の寸法および形状は、無線モジュール1において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール1で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板50を設計することが可能である。これにより、無線モジュール1において、十分な放熱特性を実現することができる。
無線モジュールは、基板と地板とを締結する締結部材をさらに備えてもよい。
なお、導電性接着剤は締結部材の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、無線モジュール1は、基板10と地板50とを締結する締結部材(導電性接着剤)をさらに備える。
これにより、無線モジュール1では、基板10に対して地板50を安定的に固定することができる。
無線モジュールにおいて、締結部材は、導電性を有し、かつグランドパターンと接してもよい。地板は、締結部材を介してグランドパターンと導通してもよい。
例えば、実施の形態1に示した例では、無線モジュール1において、締結部材(導電性接着剤)は、導電性を有し、かつ、グランドパターン20と接する。また、地板50は、締結部材(導電性接着剤)を介してグランドパターン20と導通する。
これにより、無線モジュール1では、導電性接着剤等からなる導電性の締結部材を介して、地板50をグランドパターン20に導通させることができる。これにより、無線モジュール1では、地板50とパターンアンテナ40とを含むアンテナユニットを形成することができる。
無線モジュールは、地板と発熱部品との間に配置され、発熱部品で発生する熱を地板に伝導する熱伝導部材をさらに備えてもよい。
なお、導電性接着材は熱伝導部材の一例である。
例えば、実施の形態1に示した例では、無線モジュール1は、地板50と発熱部品30との間に配置され、発熱部品30で発生する熱を地板50に伝導する熱伝導部材(導電性接着材)をさらに備える。
これにより、無線モジュール1では、発熱部品30から、地板50に効率よく熱が伝導するため、発熱部品30で発生した熱が地板50において効率よく放熱される。
[1−4.変形例]
続いて、本実施の形態に係る無線モジュール1の変形例について説明する。
本実施の形態に係る無線モジュール1において、地板50の形状は図3に示されるような形状に限定されない。以下では、本実施の形態の変形例として、上記の地板50と異なる形状を有する地板を備える無線モジュールについて図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1に示した無線モジュール1が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略する。
図4Aは、実施の形態1の変形例1における無線モジュール1aの外観の一例を模式的に示す側面図である。
図4Bは、実施の形態1の変形例2における無線モジュール1bの外観の一例を模式的に示す側面図である。
図4Cは、実施の形態1の変形例3における無線モジュール1cの外観の一例を模式的に示す側面図である。
図4Dは、実施の形態1の変形例4における無線モジュール1dの外観の一例を模式的に示す側面図である。
図4Eは、実施の形態1の変形例5における無線モジュール1eの外観の一例を模式的に示す側面図である。
図4Fは、実施の形態1の変形例6における無線モジュール1fの外観の一例を模式的に示す側面図である。
図4Gは、実施の形態1の変形例7における無線モジュール1gの外観の一例を模式的に示す上面図である。
実施の形態1の変形例1に係る無線モジュール1aにおいては、図4Aに示されるように、地板50aが、対向部51の端部(間隙形成部52が設けられた端部に対向する側の端部)に間隙形成部52と対向する略平板状の閉塞部52aを備える。このような閉塞部52aを備える無線モジュール1aにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
実施の形態1の変形例2に係る無線モジュール1bにおいては、図4Bに示されるように、地板50bは間隙形成部52を備えない。地板50bは、導通部53に直接接続され、かつ、側方(y軸方向)から地板50bを見たときに基板10およびパターンアンテナ40に対して傾斜して設けられる対向部51bを備える。このように、パターンアンテナ40に対して傾斜して設けられる対向部51bを備える無線モジュール1bにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
実施の形態1の変形例3に係る無線モジュール1cにおいては、図4Cに示されるように、地板50cは間隙形成部52を備えない。地板50cは、導通部53に直接接続され、かつ、側方(y軸方向)から地板50cを見たときの断面が略半円筒状の形状を有する対向部51cを備える。このように、略半円筒状の形状を有する対向部51cを備える無線モジュール1cにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
実施の形態1の変形例4に係る無線モジュール1dにおいては、図4Dに示されるように、地板50dは間隙形成部52を備えない。地板50dは、導通部53に直接接続され、かつ、側方(y軸方向)から地板50cを見たときの断面がV字状の形状を有する対向部51dを備える。このような形状を有する対向部51dを備える無線モジュール1dにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
実施の形態1の変形例5に係る無線モジュール1eにおいては、図4Eに示されるように、地板50eは、側方(y軸方向)から地板50cを見たときにパターンアンテナ40に対して略平行に設けられた略平板状の対向部51eと、側方(y軸方向)から地板50cを見たときに対向部51eに対して傾斜して設けられた略平板状の間隙形成部52eと、を備える。このように、対向部51eに対して傾斜して設けられた間隙形成部52eを備える無線モジュール1eにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
実施の形態1の変形例6に係る無線モジュール1fにおいては、図4Fに示されるように、地板50fは、図4Fのx軸方向における長さが実施の形態1に係る対向部51より長い対向部51fを備える。本変形例においては、図4Fに示されるように、対向部51fは、基板10からx軸正方向に突出する。このような対向部51fを備える無線モジュール1fにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
実施の形態1の変形例7に係る無線モジュール1gにおいては、図4Gに示されるように、地板50gは、図4Gのy軸方向における長さが実施の形態1に係る対向部51より長い対向部51gを備える。本変形例においては、図4Gに示されるように、対向部51gは、基板10からy軸正方向および負方向のそれぞれに突出する。このような対向部51gを備える無線モジュール1gにおいても、本実施の形態に係る無線モジュール1と同様の効果が奏される。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る無線モジュール101について説明する。本実施の形態に係る無線モジュール101は、実施の形態1で説明した無線モジュール1と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態2に示す無線モジュール101は、地板とグランドパターンとの接続構成において、実施の形態1に係る無線モジュール1と相違する点がある。以下では、本実施の形態に係る無線モジュール101について、実施の形態1で説明した事項については適宜説明を省略し、実施の形態1に係る無線モジュール1との相違点を主に説明する。なお、実施の形態1に示した無線モジュール1が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。
[2−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール101の構成について図面を用いて説明する。
図5Aは、実施の形態2における無線モジュール101の外観の一例を模式的に示す上面図である。
図5Bは、実施の形態2における無線モジュール101の外観の一例を模式的に示す側面図である。
図5Cは、実施の形態2における無線モジュール101の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図6は、実施の形態2における無線モジュール101の基板110の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図5Aに示されるように、無線モジュール101は、基板110と、グランドパターン120と、発熱部品30と、パターンアンテナ40と、マッチング回路180と、を備える。また、図5Bに示されるように、無線モジュール101は、地板150と熱伝導部材60とをさらに備える。
図5Aに示されるように、グランドパターン120は、基板110の第一主面111側に設けられた露出部121を備える。また、図6に示されるように、グランドパターン120は、基板110の第二主面112側に設けられた露出部122をさらに備える。露出部121および露出部122は、グランドパターン120のうち、レジスト16で覆われず外部に露出している部分である。つまり、実施の形態2では、第一主面111側に設けられたグランドパターン120は、露出部121を除いてレジスト16で覆われ、第二主面112側に設けられたグランドパターン120は、露出部122を除いてレジスト16で覆われている。基板110において、露出部121および露出部122は互いに対向する位置に配置される。地板150は、露出部121および露出部122を介して、グランドパターン120と導通する。
なお、本実施の形態では、グランドパターン120が、露出部121および露出部122を備える構成例を示すが、本開示はこの構成例に限定されない。グランドパターン120と地板150とを導通させるためには、グランドパターン120は、露出部121および露出部122の少なくとも一方を備えればよい。しかし、グランドパターン120が、露出部121および露出部122の両方を備え、露出部121と露出部122とが互いに貫通孔113にてスルーホール処理で接続される構成、および、互いにビア電極で導通される構成により、グランドパターン120の電位の均一性を向上させることができる。
基板110には、図6に示されるように、グランドパターン120の露出部122の中央部に貫通孔113が形成されている。図5Aおよび図5Bに示されるように、貫通孔113には、基板110の第一主面111側から締結部材の一例である導電性ビス70が挿入される。導電性ビス70は、ねじ部を備える導電性の締結部材の一例である。貫通孔113に挿入された導電性ビス70により、地板150は基板110に固定される。さらに、導電性ビス70を介してグランドパターン120の露出部121と地板150とが導通する。
図5Bに示されるように、地板150は、実施の形態1に係る地板50と同様に、対向部151、間隙形成部152、および導通部153、を備える。なお、地板150の形状は、実施の形態1の各変形例に係る地板50a〜地板50gと同様の様々な形状とすることが可能である。
本実施の形態では、地板150は、導通部153に単数または複数(例えば、四つ)の突起部154をさらに備える。図5Cに示されるように、突起部154は、グランドパターン120の露出部122に対向する位置に配置されており、露出部122と接する。これにより、地板150は、グランドパターン120と導通する。
地板150には、図5Cに示されるように、貫通孔113に対応する位置にねじ穴156が設けられており、第一主面111側から貫通孔113を貫通した導電性ビス70のねじ部がねじ穴156に捻じ込まれる。これにより、地板150は、基板110に固定され、かつ、導電性ビス70を介してグランドパターン120の露出部121と導通する。
本実施の形態に係る無線モジュール101では、以上のような構成を備えることにより、地板150を基板110に容易に取り付けることができ、かつ、地板150をグランドパターン120に確度を高めて導通させることができる。また本実施の形態に示す構成では、導電性ビス70を用いて地板150を基板110に取り付けているため、地板150と基板110とを容易に着脱することができる。
地板150とグランドパターン120とが接続される位置、すなわち、露出部121および露出部122の配置位置は、パターンアンテナ40と地板150とで構成されるアンテナユニットの放射特性に大きく影響を与える。そこで、本願発明者らは、パターンアンテナ40の接地部42が、アンテナユニットの基準電位であることに着目した。そして、本願発明者らは、無線モジュール101においては、地板150の突起部154と接触する露出部122による、地板150とグランドパターン120との接続点を、接地部42の可及的近傍に配置することで、アンテナユニットとして良好で安定した放射特性が得られることを見出した。
そのため、無線モジュール101では、露出部121および露出部122を、構造的に可能な限り、接地部42にできるだけ近づけて(使用される電磁波の波長よりはるかに短くなるように)配置することが好ましい。例えば、露出部121が接地部42に直接繋がった構成、または、地板150とグランドパターン120との接続点から接地部42までの距離が、無線モジュール101で使用される電磁波の波長の1/20倍程度以下に設定された構成が好ましい。この場合、地板150は、パターンアンテナ40の接地部42の近傍において、グランドパターン120に接続される。
熱伝導部材60は、地板150と発熱部品30との間に配置され、発熱部品30で発生する熱を地板150に伝導する部材である。熱伝導部材60は、基板110の第二主面112と地板150との間の、発熱部品30に対向する位置に配置される。また、熱伝導部材60は、第二主面112および地板150に接する。
このように、実施の形態2における無線モジュール101は、実施の形態1に示した無線モジュール1と異なり、発熱部品30の近傍で地板150が基板110に接続される構造を持たなくてもよい。無線モジュール101では、熱伝導部材60が地板150と発熱部品30との間に配置されることにより、発熱部品30で発生した熱が、熱伝導部材60を介して効率的に地板150に伝導する。
熱伝導部材60は、例えば、熱伝導性のエラストマーを使用材料として含む。本実施の形態では、熱伝導部材60は、シリコーン等を使用材料として含む放熱ゴムで形成されている。これにより、熱伝導部材60は弾力性を有するため、基板110および地板150との密着性を向上させることができる。このため、無線モジュール101では、基板110と地板150との間の熱抵抗を低減することができる。
マッチング回路180は、実施の形態1に係るマッチング回路80と同様の回路である。マッチング回路180に含まれる各素子および配線は、基板110の第一主面111において、グランドパターン120の露出部121と重ならない位置に配置される。
[2−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール101は無線モジュールの一例である。基板110は基板の一例である。グランドパターン120はグランドパターンの一例である。発熱部品30は発熱部品の一例である。接地部42は接地部の一例である。給電部44は給電部の一例である。パターンアンテナ40はパターンアンテナの一例である。地板150は地板の一例である。
これにより、無線モジュール101は、発熱部品30で発生した熱を地板150によって放散できる。地板150の寸法および形状は、無線モジュール101において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール101で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板150を設計することが可能である。これにより、無線モジュール101において、十分な放熱特性を実現することができる。
無線モジュールは、基板と地板とを締結する締結部材をさらに備えてもよい。
なお、導電性ビス70は締結部材の一例である。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101は、基板110と地板150とを締結する締結部材(導電性ビス70)をさらに備える。
これにより、無線モジュール101では、基板110に対して地板150を安定的に固定することができる。
無線モジュールにおいて、締結部材は、導電性を有し、かつグランドパターンと接してもよい。地板は、締結部材を介してグランドパターンと導通してもよい。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101において、締結部材(導電性ビス70)は、導電性を有し、かつ、グランドパターン120と接する。また、地板150は、締結部材(導電性ビス70)を介してグランドパターン120と導通する。
これにより、無線モジュール101では、導電性ビス70を介して、地板150をグランドパターン120に導通させることができる。これにより、無線モジュール101では、地板150とパターンアンテナ40とを含むアンテナユニットを形成することができる。
無線モジュールにおいて、地板は、接地部の近傍において、グランドパターンに接続されてもよい。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101において、地板150は、接地部42の近傍において、グランドパターン120に接続される。
これにより、無線モジュール101では、パターンアンテナ40と地板150とで構成されるアンテナユニットにおいて、良好な放射特性を得られる。また、本実施の形態では、地板150とグランドパターン120との接続点が、接地部42の近傍のみであるため、地板150とグランドパターン120とを容易に接続することができる。
無線モジュールにおいて、締結部材は、ねじ部を有してもよい。地板には、ねじ部が捻じ込まれるねじ穴が設けられてもよい。地板は、ねじ部を介してグランドパターンと導通してもよい。
なお、ねじ穴156はねじ穴の一例である。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101において、締結部材(導電性ビス70)は、ねじ部を有し、地板150には、そのねじ部が捻じ込まれるねじ穴156が設けられ、地板150は、そのねじ部を介してグランドパターン120と導通する。
これにより、無線モジュール101では、導電性ビス70のようなねじ部を有する締結部材により、基板110に地板150をより安定的に固定することができ、かつ、地板150を基板110に対して容易に着脱することができる。
無線モジュールにおいて、グランドパターンは、外部に露出された露出部を有してもよい。地板は、露出部を介してグランドパターンと導通してもよい。
なお、露出部121および露出部122は、それぞれが露出部の一例である。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101において、グランドパターン120は、外部に露出された露出部121および露出部122を有し、地板150は、露出部121および露出部122を介してグランドパターン120と導通する。
これにより、無線モジュール101では、露出部121および露出部122を所望の位置に設けることができ、所望の位置に設けられた露出部121および露出部122を介して、地板150をグランドパターン120と導通させることができる。このため、無線モジュール101では、地板150とパターンアンテナ40とを備えたアンテナユニットの特性を最適化する位置において、地板150をグランドパターン120と導通させることができる。
また、無線モジュール101において、地板150は、露出部122に対応する位置に突起部154を有し、地板150は、突起部154が露出部122と接することにより、グランドパターン120と導通する。
無線モジュールにおいて、地板は、露出部に対応する位置に、突起部を有してもよい。地板は、突起部が露出部と接することにより、グランドパターンと導通してもよい。
なお、突起部154は突起部の一例である。
これにより、無線モジュール101では、簡素化された構成で、地板150をグランドパターン120と導通させることができる。
無線モジュールは、地板と発熱部品との間に配置され、発熱部品で発生する熱を地板に伝導する熱伝導部材をさらに備えてもよい。
なお、熱伝導部材60は熱伝導部材の一例である。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101は、地板150と発熱部品30との間に配置され、発熱部品30で発生する熱を地板150に伝導する熱伝導部材60をさらに備える。
これにより、無線モジュール101では、発熱部品30から、地板150に効率よく熱が伝導するため、発熱部品30で発生した熱が地板150において効率よく放熱される。
無線モジュールにおいて、熱伝導部材は、エラストマーを使用材料として含んでもよい。
例えば、実施の形態2に示した例では、無線モジュール101において、熱伝導部材60は、エラストマーを使用材料として含む。
これにより熱伝導部材60が弾力性を有する。このため、無線モジュール101では、基板110および地板150との密着性を向上させることができる。これにより、無線モジュール101では、基板110と地板150との間の熱抵抗を低減することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る無線モジュール201について説明する。本実施の形態に係る無線モジュール201は、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態3に示す無線モジュール201は、地板とグランドパターンとの接続構成、および、地板の形状において、実施の形態2に係る無線モジュール101と相違する点がある。以下では、本実施の形態に係る無線モジュール201について、実施の形態1および2で説明した事項については適宜説明を省略し、実施の形態2に係る無線モジュール101との相違点を主に説明する。なお、実施の形態2に示した無線モジュール101が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。
[3−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール201の構成について図面を用いて説明する。
図7Aは、実施の形態3における無線モジュール201の外観の一例を模式的に示す上面図である。
図7Bは、実施の形態3における無線モジュール201の外観の一例を模式的に示す側面図である。
図7Cは、実施の形態3における無線モジュール201の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図8は、実施の形態3における無線モジュール201の基板210の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図7Aに示されるように、無線モジュール201は、基板210と、グランドパターン220と、発熱部品30と、パターンアンテナ40と、マッチング回路180と、を備える。また、図7Bに示されるように、無線モジュール201は、地板250と熱伝導部材60とをさらに備える。
図7Aに示されるように、グランドパターン220は、基板210の第一主面211側に設けられた露出部221を備える。また、図8に示されるように、グランドパターン220は、基板210の第二主面212側に設けられた露出部222および露出部223をさらに備える。露出部221、露出部222、および露出部223は、グランドパターン220のうち、レジスト16で覆われず外部に露出している部分である。露出部221および露出部222は互いに対向する位置に配置される。地板250は、露出部221、露出部222、および露出部223を介して、グランドパターン220と導通する。
基板210には、図8に示されるように、グランドパターン220の露出部222の中央部に貫通孔213が形成され、露出部223の中央部に貫通孔214が形成されている。図7Aおよび図7Bに示されるように、貫通孔213には、基板210の第一主面211側から導電性ビス70が挿入され、貫通孔214には、基板210の第一主面211側から導電性ビス72が挿入される。貫通孔213に挿入された導電性ビス70、および貫通孔214に挿入された導電性ビス72により、地板250は基板210に固定される。さらに、導電性ビス70を介してグランドパターン220の露出部221と地板250とが導通する。
本実施の形態に示す無線モジュール201では、導電性ビス70および導電性ビス72の2つのビスを用いることにより、基板210と地板250とを、実施の形態2に係る無線モジュール101よりも強固に固定できる。また、地板250は、露出部221、露出部222、および露出部223においてグランドパターン220と導通するため、実施の形態2に係る無線モジュール101と比較して、地板250の電位をより安定化できる。
図7Bおよび図7Cに示されるように、地板250は、実施の形態2に係る地板150と同様に、対向部251、間隙形成部252、導通部253、および、単数または複数(例えば、四つ)の突起部254、を備える。図7Cに示されるように、突起部254は、グランドパターン220の露出部222に対向する位置に配置されており、露出部222と接する。これにより、地板250は、グランドパターン220と導通する。なお、地板250の形状は、実施の形態1の各変形例に係る地板50a〜地板50gと同様の様々な形状とすることが可能である。
本実施の形態では、地板250は、導通部253に、規制部255、および、単数または複数(例えば、四つ)の突起部256をさらに備える。
規制部255は、基板210の変動(基板210の地板250に対する相対位置の変動)を規制する部分である。規制部255は、図7Aおよび図7Bに示されるように、地板250の導通部253から、略z軸正方向に突出する湾曲した板状部分である。本実施の形態では、規制部255は、地板250の他の部分と一体的に形成される。規制部255は、図7A、図7Bに示すように、導通部253から、基板210のy軸方向負側の端部を経由して、基板210の第一主面211に対向する位置にまで延びている。
規制部255は、以上のような構成を備えることにより、例えば、導電性ビス72を、基板210を介して地板250に捻じ込む際に、基板210が導電性ビス72と共に回転することによる基板210と地板250との相対位置の変動を規制する。これにより地板250を基板210に容易に取り付けることができる。
また、規制部255は、基板210の第一主面211に垂直な方向における、基板210の地板250に対する相対位置の変動も規制する。本実施の形態に示す無線モジュール201では、例えば、発熱部品30で発生する熱により基板210が反って、シールドケース32等が配置された部分が、z軸正方向に移動する場合があり得る。この場合に、規制部255が、シールドケース32のz軸方向正側の面に当接することによって、基板210の反りを抑制する。
突起部256は、図7Cに示されるように、グランドパターン220の露出部223に対向する位置に配置されており、露出部223と接する。これにより、地板250は、露出部221および露出部222だけでなく、露出部223においても、グランドパターン220と導通する。
地板250には、図7Cに示されるように、貫通孔213に対応する位置にねじ穴257が形成され、貫通孔214に対応する位置にねじ穴258が形成されている。そして、貫通孔213を第一主面211側から貫通した導電性ビス70がねじ穴257に捻じ込まれ、貫通孔214を第一主面211側から貫通した導電性ビス72がねじ穴258に捻じ込まれる。これにより、地板250は、基板210に固定され、かつ、導電性ビス70を介してグランドパターン220の露出部221と導通する。
本実施の形態に係る無線モジュール201では、以上のような構成を備えることにより、地板250を基板210に容易に取り付けることができ、かつ、地板250をグランドパターン220に確度を高めて導通させることができる。
[3−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール201は無線モジュールの一例である。基板210は基板の一例である。グランドパターン220はグランドパターンの一例である。発熱部品30は発熱部品の一例である。接地部42は接地部の一例である。給電部44は給電部の一例である。パターンアンテナ40はパターンアンテナの一例である。地板250は地板の一例である。
これにより、無線モジュール201は、発熱部品30で発生した熱を地板250によって放散できる。地板250の寸法および形状は、無線モジュール201において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール201で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板250を設計することが可能である。これにより、無線モジュール201において、十分な放熱特性を実現することができる。
また、無線モジュール201において、地板250は、基板210の地板250に対する相対位置の変動を規制する規制部255を備える。
これにより、無線モジュール201では、地板250を基板210に容易に取り付けることができる。また、無線モジュール201では、基板210の熱等に起因する変形を抑制することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る無線モジュール301について説明する。本実施の形態に係る無線モジュール301は、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態4に示す無線モジュール301は、基板と地板との位置関係、および、地板の形状において、実施の形態2に係る無線モジュール101と相違する点がある。以下では、本実施の形態に係る無線モジュール301について、実施の形態1および2で説明した事項については適宜説明を省略し、実施の形態2に係る無線モジュール101との相違点を主に説明する。なお、実施の形態2に示した無線モジュール101が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。
[4−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール301の構成について図面を用いて説明する。
図9Aは、実施の形態4における無線モジュール301の外観の一例を模式的に示す上面図である。
図9Bは、実施の形態4における無線モジュール301の外観の一例を模式的に示す側面図である。
図10は、実施の形態4における無線モジュール301の基板310の外観の一例を模式的に示す底面図である。
本実施の形態に係る無線モジュール301においては、図9Bに示されるように、基板310のパターンアンテナ40等が設けられた第一主面311に対向する位置に地板350が配置されている。
図9Aに示されるように、本実施の形態に係る無線モジュール301は、実施の形態2に係る無線モジュール101と同様に、基板310と、グランドパターン320と、パターンアンテナ40と、を備える。また、図9Bに示されるように、無線モジュール301は、発熱部品30と、地板350と、熱伝導部材360と、をさらに備える。また、図10に示されるように、無線モジュール301は、マッチング回路180をさらに備える。
基板310は、実施の形態2に係る基板110と実質的に同じ構成を有する。
図10に示されるように、グランドパターン320は、基板310の第一主面311側に露出部321を備える。また、図9Aに示されるように、グランドパターン320は、基板310の第二主面312側に露出部322を備える。露出部321および露出部322は、グランドパターン320のうち、レジスト16で覆われず外部に露出している部分である。また、図10に示されるように、基板310には、露出部321の中央部に貫通孔313が形成されている。本実施の形態では、貫通孔313には、基板310の第二主面312側から導電性ビス70が挿入される。貫通孔313に挿入された導電性ビス70により、地板350は基板310に固定される。
図9Bに示されるように、地板350は、対向部351と円錐台部354とを備える。つまり、本実施の形態では、地板350は、略平板状の形状を有する。より詳しくは、地板350は、略平板状の対向部351と、対向部351から基板310側(つまりz軸正方向)に突出する略円錐台形状の円錐台部354と、を備える。地板350は、円錐台部354において露出部321と接することにより、グランドパターン320と導通する。円錐台部354の中央部の、貫通孔313に対応する位置には、ねじ穴(図示せず)が形成されている。そして、そのねじ穴に、貫通孔313を第二主面312側から貫通した導電性ビス70が捻じ込まれる。これにより、地板350は、基板310に固定され、かつ、導電性ビス70を介してグランドパターン320の露出部322と導通する。
また、地板350には、熱伝導部材60と実質的に同じ性質を有する熱伝導部材360を介して、発熱部品30で発生した熱が伝導する。これにより、無線モジュール301では、発熱部品30で発生した熱を、地板350において放散することができる。
本実施の形態に係る無線モジュール301は、平坦な対向部351および円錐台部354を備えて構成される地板350を備える。このように、本実施の形態では、地板350の構成を簡素化することができる。
なお、本実施の形態では、地板350が円錐台部354を備える構成例を示したが、地板350は、必ずしも円錐台部354を備えなくてもよい。例えば、無線モジュール301は、円錐台部354に代えて、露出部321と地板350との間に配置される導電性のワッシャ等を備えてもよい。
熱伝導部材360は、地板350と発熱部品30との間に配置される。本実施の形態では、熱伝導部材360は、シールドケース32および地板350に接する位置に配置される。このように熱伝導部材360が配置されることにより、無線モジュール301では、発熱部品30で発生した熱が効率的に地板350に伝導する。
なお、本実施の形態に係る無線モジュール301では、シールドケース32と地板350とを一体化してもよい。これにより、シールドケース32と地板350との間の熱抵抗を低減することができるため、無線モジュール301の放熱特性を向上させることができる。
[4−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール301は無線モジュールの一例である。基板310は基板の一例である。グランドパターン320はグランドパターンの一例である。発熱部品30は発熱部品の一例である。接地部42は接地部の一例である。給電部44は給電部の一例である。パターンアンテナ40はパターンアンテナの一例である。地板350は地板の一例である。
これにより、無線モジュール301は、発熱部品30で発生した熱を地板350によって放散できる。地板350の寸法および形状は、無線モジュール301において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール301で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板350を設計することが可能である。これにより、無線モジュール301において、十分な放熱特性を実現することができる。
無線モジュールは、地板と発熱部品との間に配置され、発熱部品で発生する熱を地板に伝導する熱伝導部材をさらに備えてもよい。
なお、熱伝導部材360は熱伝導部材の一例である。
例えば、実施の形態4に示した例では、無線モジュール301は、地板350と発熱部品30との間に配置され、発熱部品30で発生する熱を地板350に伝導する熱伝導部材360をさらに備える。
これにより、無線モジュール301では、発熱部品30から、地板350に効率よく熱が伝導するため、発熱部品30で発生した熱が地板350において効率よく放熱される。
また、無線モジュール301において、地板350は、略平板状の形状を有する。
これにより、無線モジュール301においては、地板350の構成を簡素化することができる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る無線モジュール401について説明する。本実施の形態に係る無線モジュール401は、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態5に示す無線モジュール401は、地板が複数の放熱フィンを備える点が、実施の形態2に係る無線モジュール101と相違する。以下では、本実施の形態に係る無線モジュール401について、実施の形態1および2で説明した事項については適宜説明を省略し、実施の形態2に係る無線モジュール101との相違点を主に説明する。なお、実施の形態2に示した無線モジュール101が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。
[5−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール401の構成について図面を用いて説明する。
図11は、実施の形態5における無線モジュール401の外観の一例を模式的に示す側面図である。
図11に示されるように、無線モジュール401は、地板450の構成において、実施の形態2に係る無線モジュール101と相違し、その他の構成において、無線モジュール101と実質的に一致する。
本実施の形態に係る地板450は、実施の形態2に係る無線モジュール101と同様に、対向部451、間隙形成部452、導通部453、および突起部454を備える。地板450は、z軸方向負側に複数の放熱フィン457をさらに備える。
本実施の形態における無線モジュール401では、地板450が複数の放熱フィン457を備えることにより、地板450における放熱特性を向上させることができる。なお、本実施の形態では、放熱フィン457が、地板450のz軸方向負側の面の全体に設けられている構成例を示すが、放熱フィン457は当該面の一部だけに設けられてもよい。放熱フィン457は、例えば、導通部453だけに設けられてもよい。また、地板450には、一つの放熱フィン457だけが設けられてもよい。
なお、地板450の形状は、実施の形態1の各変形例に係る地板50a〜地板50gと同様の様々な形状とすることが可能である。
[5−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール401は無線モジュールの一例である。基板110は基板の一例である。地板450は地板の一例である。
これにより、無線モジュール401は、発熱部品30で発生した熱を地板450によって放散できる。地板450の寸法および形状は、無線モジュール401において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール401で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板450を設計することが可能である。これにより、無線モジュール401において、十分な放熱特性を実現することができる。
また、無線モジュール401において、地板450は、放熱フィン457を備える。
これにより、無線モジュール401の放熱特性を向上させることができる。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係る無線モジュール501について説明する。本実施の形態に係る無線モジュールは、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態6に示す無線モジュール501は、主に、パターンアンテナがマルチバンド(つまり、複数の周波数帯域)に対応するように構成された点が、実施の形態2に係る無線モジュール101と相違する。以下では、本実施の形態に係る無線モジュール501について、実施の形態1および2で説明した事項については適宜説明を省略し、実施の形態2に係る無線モジュール101との相違点を主に説明する。なお、実施の形態2に示した無線モジュール101が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。
[6−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール501の構成について図面を用いて説明する。
図12は、実施の形態6における無線モジュール501の外観の一例を模式的に示す上面図である。
図12に示されるように、無線モジュール501は、パターンアンテナ540がマルチバンドに対応する構成を有する。パターンアンテナ540は、実施の形態2に係るパターンアンテナ40と同様に、接地部542および給電部544を備える。
また、パターンアンテナ540は、第一周波数帯域に対応する第一アンテナ部546と、第一周波数帯域より低い周波数帯域である第二周波数帯域に対応する第二アンテナ部548と、を備える。これにより、パターンアンテナ540は、二つの周波数帯域に対応することができる。第一周波数帯域は、例えば5GHz帯であり、第二周波数帯域は、例えば2.4GHz帯である。
本実施の形態では、パターンアンテナ540が二つの周波数帯域に対応することによって、パターンアンテナ540の形状が複雑化される。しかしながら、無線モジュール501においては、金属箔を用いたパターニングにより、容易にパターンアンテナ540を形成できる。なお、本実施の形態では、パターンアンテナ540が二つの周波数帯域に対応する構成例を示すが、パターンアンテナ540の構成はこれに限定されない。パターンアンテナ540は三つ以上の周波数帯域に対応する構成を備えてもよい。
また、無線モジュール501では、グランドパターン520およびマッチング回路580の構成が、実施の形態2に係る無線モジュール101の構成と異なる。マッチング回路580は、実施の形態2に係るマッチング回路180と実質的に同じものであるが、パターンアンテナ540に対応するように構成されている。また、無線モジュール501では、グランドパターン520における露出部521の配置位置が、実施の形態2に係るグランドパターン120の露出部121の配置位置と異なる。露出部521は、グランドパターン520のうち、レジスト16で覆われず外部に露出している部分である。本実施の形態では、露出部521は、パターンアンテナ540の接地部542の位置に対応して、グランドパターン520のy軸方向中央部に配置されている。これにより、無線モジュール501では、露出部521をパターンアンテナ540の接地部542の近傍に配置できる。マッチング回路580に含まれる各素子および配線は、基板510の第一主面511において、グランドパターン520の露出部521と重ならない位置に配置される。
[6−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール501は無線モジュールの一例である。基板510は基板の一例である。グランドパターン520はグランドパターンの一例である。発熱部品30は発熱部品の一例である。接地部542は接地部の一例である。給電部544は給電部の一例である。パターンアンテナ540はパターンアンテナの一例である。
これにより、無線モジュール501は、発熱部品30で発生した熱を地板150(図12には示さず)によって放散できる。地板150の寸法および形状は、無線モジュール501において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール501で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板150を設計することが可能である。これにより、無線モジュール501において、十分な放熱特性を実現することができる。
無線モジュールにおいて、パターンアンテナは、マルチバンドに対応する形状を有していてもよい。
なお、パターンアンテナ540は、マルチバンドに対応する形状のパターンアンテナの一例である。
例えば、実施の形態6に示した例では、無線モジュール501において、パターンアンテナ540は、マルチバンドに対応する形状を有する。
これにより、無線モジュール501は、マルチバンドに対応することができる。パターンアンテナ540がマルチバンドに対応することによって、パターンアンテナ540の形状は複雑化する。しかしながら、無線モジュール501においては、金属箔を用いたパターニングにより、容易にパターンアンテナ540を形成できる。
(実施の形態7)
次に、実施の形態7に係る無線モジュール601について説明する。本実施の形態に係る無線モジュールは、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態7に示す無線モジュール601は、主に、複数のアンテナユニットを備える点が、実施の形態2に係る無線モジュール101と相違する。本実施の形態に係る無線モジュール601は、例えば、MIMO(Multi−Input Multi−Output)方式の無線モジュールである。以下では、本実施の形態に係る無線モジュール601について、実施の形態1および2で説明した事項については適宜説明を省略し、実施の形態2に係る無線モジュール101との相違点を主に説明する。なお、実施の形態2に示した無線モジュール101が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。
[7−1.構成]
まず、本実施の形態における無線モジュール601の構成について図面を用いて説明する。
図13Aは、実施の形態7における無線モジュール601の外観の一例を模式的に示す上面図である。
図13Bは、実施の形態7における無線モジュール601の外観の一例を模式的に示す側面図である。
図13Cは、実施の形態7における無線モジュール601の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図14は、実施の形態7における無線モジュール601の基板610の外観の一例を模式的に示す底面図である。
図13Aに示されるように、無線モジュール601は、基板610と、グランドパターン620と、発熱部品30と、シールドケース32と、パターンアンテナ40aおよびパターンアンテナ40bと、マッチング回路680aおよびマッチング回路680bと、を備える。マッチング回路680a、マッチング回路680bは、実施の形態2に係るマッチング回路180と実質的に同じものである。また、図13Bに示されるように、無線モジュール601は、地板650と熱伝導部材60とをさらに備える。
本実施の形態に示す無線モジュール601では、図13A、13Bに示されるように、パターンアンテナ40aおよびパターンアンテナ40bの各々と地板650とでアンテナユニットが構成される。図13Aに示されるように、パターンアンテナ40aの給電部44aは、発熱部品30からマッチング回路680aを介して給電され、パターンアンテナ40bの給電部44bは、発熱部品30から、マッチング回路680bを介して給電される。また、パターンアンテナ40aは、接地部42aを介してグランドパターン620に接続され、パターンアンテナ40bは、接地部42bを介してグランドパターン620に接続される。
図13Aに示されるように、グランドパターン620は、基板610の第一主面611側に設けられた露出部621aおよび露出部621bを備える。また、図13Cに示されるように、グランドパターン620は、基板610の第二主面612側に設けられた露出部622aおよび露出部622bをさらに備える。露出部621a、露出部621b、露出部622a、および露出部622bは、グランドパターン620のうち、レジスト16で覆われず外部に露出している部分である。
無線モジュール601において、露出部621aは、露出部622aに対向する位置に配置され、露出部621bは、露出部622bに対向する位置に配置される。無線モジュール601では、露出部621a、露出部621b、露出部622a、および露出部622bを介して、地板650がグランドパターン620と導通する。露出部621aおよび露出部622aは接地部42aに対して、露出部621bおよび露出部622bは接地部42bに対して、それぞれ構造的に可能な限りできるだけ近づけて配置する。
基板610には、図14に示されるように、グランドパターン620の露出部622aの中央部に貫通孔613aが形成され、露出部622bの中央部に貫通孔613bが形成されている。図13Aおよび図13Bに示されるように、基板610に形成された貫通孔613aには、基板610の第一主面611側から導電性ビス70aが挿入され、貫通孔613bには、基板610の第一主面611側から導電性ビス70bが挿入される。
無線モジュール601では、貫通孔613aに挿入された導電性ビス70aおよび貫通孔613bに挿入された導電性ビス70bにより、地板650が基板610に固定される。さらに、無線モジュール601では、導電性ビス70aを介してグランドパターン620の露出部621aおよび露出部622aと地板650とが導通し、導電性ビス70bを介してグランドパターン620の露出部621bおよび露出部622bと地板650とが導通する。
本実施の形態では、導電性ビス70aおよび導電性ビス70bの2つのビスを用いることにより、基板610と地板650とを、実施の形態2に係る無線モジュール101よりも強固に固定できる。また、地板650は、露出部621a、露出部621b、露出部622a、および露出部622bにおいてグランドパターン620と導通するため、実施の形態2に係る無線モジュール101と比較して、地板650の電位をより安定化できる。
複数のアンテナユニットを備える無線モジュール601では、パターンアンテナ40aの接地部42aの近傍、およびパターンアンテナ40bの接地部42bの近傍のそれぞれで、地板650をグランドパターン620と接続する。これにより、無線モジュール601では、それぞれのアンテナユニットにおいて良好な放射特性が得られる。
図13Bおよび図13Cに示されるように、本実施の形態に示す無線モジュール601は、地板650に、二つの対向部および二つの間隙形成部を備える。具体的には、地板650は、パターンアンテナ40aに対応する位置に対向部651aおよび間隙形成部652aを備え、パターンアンテナ40bに対応する位置に対向部651bおよび間隙形成部652bを備える。また、地板650は、単数または複数(例えば、四つ)の突起部654aと、単数または複数(例えば、四つ)の突起部654bと、を備える。また、地板650は、間隙形成部652aと間隙形成部652bとの間に導通部653を備える。
図13Cに示されるように、突起部654aは、グランドパターン620の露出部622aに対向する位置に配置されており、露出部622aと接する。突起部654bは、グランドパターン620の露出部622bに対向する位置に配置されており、露出部622bと接する。これにより、地板650は、グランドパターン620と、露出部622aおよび露出部622bにおいて導通する。
地板650には、図13Cに示されるように、貫通孔613aに対応する位置にねじ穴656aが形成され、貫通孔613bに対応する位置にねじ穴656bが形成されている。そして、貫通孔613aを第一主面611側から貫通した導電性ビス70aがねじ穴656aに捻じ込まれ、貫通孔613bを第一主面611側から貫通した導電性ビス70bがねじ穴656bに捻じ込まれる。これにより、地板650は、基板610に固定され、かつ、導電性ビス70aを介してグランドパターン620の露出部621aと導通し、導電性ビス70bを介してグランドパターン620の露出部621bと導通する。
本実施の形態に係る無線モジュール601では、以上のような構成を備えることにより、地板650を基板610に容易に取り付けることができ、かつ、地板650をグランドパターン620に確度を高めて導通させることができる。
なお、地板650の形状は、実施の形態1の各変形例に係る地板50a〜地板50gと同様の様々な形状とすることが可能である。
本実施の形態における無線モジュール601では、アンテナユニットを構成する同様の要素(例えば、パターンアンテナ40aとパターンアンテナ40b)は、図13Aに一例を示すように、基板610の中心に配置される発熱部品30やシールドケース32に対して、対称となる位置に配置されることが好ましい。このように、無線モジュール601では、複数のアンテナユニットを同じ基板上に対称に配置することで、それぞれのアンテナの空間相関が低くなり、良好なMIMO効果が得られる。
また、無線モジュール601では、基板610に、異なる形状のパターンアンテナを配置する構成であっても、上述と同様の効果を得ることができる。
[7−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、無線モジュールは、基板と、基板に形成されるグランドパターンと、基板に実装され、グランドパターンに接続される発熱部品と、基板に形成され、グランドパターンに接続される接地部、および、発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、グランドパターンと導通し、パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える。
なお、無線モジュール601は無線モジュールの一例である。基板610は基板の一例である。グランドパターン620はグランドパターンの一例である。発熱部品30は発熱部品の一例である。接地部42aおよび接地部42bは、それぞれが接地部の一例である。給電部44aおよび給電部44bは、それぞれが給電部の一例である。パターンアンテナ40aおよびパターンアンテナ40bは、それぞれがパターンアンテナの一例である。
これにより、無線モジュール601は、発熱部品30で発生した熱を地板650によって放散できる。地板650の寸法および形状は、無線モジュール601において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール601で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板650を設計することが可能である。これにより、無線モジュール601において、十分な放熱特性を実現することができる。
また、無線モジュール601は、複数のパターンアンテナ(パターンアンテナ40aおよびパターンアンテナ40b)を備え、複数のパターンアンテナ(パターンアンテナ40aおよびパターンアンテナ40b)と地板650とは、複数のアンテナユニットを構成する。無線モジュール601では、それぞれのパターンアンテナの接地部の近傍で、地板650をグランドパターン620と接続する。これにより、無線モジュール601では、それぞれのアンテナユニットにおいて、良好な放射特性が得られる。加えて、アンテナユニットを対称に配置することで、無線モジュール601では、良好なMIMO効果が得られる。
これにより、MIMO方式の無線モジュール601を実現できる。さらに、無線モジュール601の各アンテナユニットにおいて、実施の形態2の無線モジュール201と同様の効果を奏することができる。
(実施の形態8)
次に、実施の形態8に係る無線モジュール701および無線モジュール701を備える画像表示装置790について説明する。本実施の形態に係る無線モジュール701は、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成である。ただし、実施の形態8に示す無線モジュール701は、実施の形態2に係る無線モジュール101と、地板の形状が相違し、その他の構成は実質的に一致する。以下、本実施の形態に係る無線モジュール701と無線モジュール701を備える画像表示装置790について、図面を用いて説明する。なお、実施の形態2に示した無線モジュール101が備える構成要素と実質的に同じ構成要素については、その構成要素と同じ符号を付与して、その説明を省略または簡略化する。また、実施の形態1および2で説明した事項については適宜説明を省略する。
[8−1.構成]
図15は、実施の形態8における無線モジュール701を備える画像表示装置790の外観の一例を模式的に示す背面図である。
図16は、実施の形態8の画像表示装置790における無線モジュール701が取り付けられた部分を拡大して示す上面図である。
図17は、実施の形態8の画像表示装置790における無線モジュール701が取り付けられた部分を拡大して示す側面図である。
なお、図16および図17では、無線モジュール701が取り付けられたシャーシ792の断面形状を説明するために、シャーシ792の断面図が示されている。
なお、図15〜図17では、鉛直方向であって、無線モジュール701の長手方向でもある方向をx軸方向とし、鉛直方向上向きをx軸方向の正の向きとしている。また、x軸方向に垂直であって、画像表示装置790の前面(つまり、表示画面が配置された面)および背面(つまり、表示画面の裏側面)に垂直な方向をz軸方向とし、x軸方向およびz軸方向に垂直な方向をy軸方向としている。
図15〜図17に示される画像表示装置790は、例えば、テレビジョン受像機である。画像表示装置790は、無線モジュール701と、無線モジュール701が取り付けられるシャーシ792と、を備える。
図15に示されるように、無線モジュール701は、画像表示装置790の背面側に配置された金属製のシャーシ792のy軸方向端部付近に配置される。これにより、無線モジュール701を画像表示装置790の前面側から見えない位置に配置できる。さらに、本実施の形態では、無線モジュール701がシャーシ792の端部付近に配置されることにより、無線モジュール701から放射される電磁波のうち、シャーシ792の端部において画像表示装置790の背面側から前面側に向けて回折する成分を増大させることができる。なお、無線モジュール701は、例えば、画像表示装置790のシャーシ792のx軸方向端部付近に配置されてもよい。
図15および図16に示されるように、無線モジュール701の地板750は、実施の形態2に示した地板150に、さらに、無線モジュール701をシャーシ792に取り付けるための取付部759を備える。取付部759には、二つの貫通孔(図示せず)が形成され、当該二つの貫通孔にそれぞれビス76が挿入される。二つのビス76が、取付部759を介して、シャーシ792に形成された二つのねじ穴(図示せず)にそれぞれ捻じ込まれることによって、地板750がシャーシ792に固定される。これにより、無線モジュール701がシャーシ792に取り付けられる。
画像表示装置790では、図16、図17に示すように、無線モジュール701のパターンアンテナ40が、シャーシ792に対して傾斜するように配置されている。すなわち、無線モジュール701において、地板750は、取付部759がシャーシ792に取り付けられたときに、パターンアンテナ40(すなわち、基板110)が、シャーシ792における取付部759が取り付けられた面に対して傾斜するように形成されている。言い換えると、地板750では、取付部759が、導通部153(図5B参照)に対して傾斜している。
これにより、画像表示装置790では、無線モジュール701から放射された電磁波のうち、画像表示装置790の背面側から、前面側に向けて伝播する成分を増大させることができる。
なお、画像表示装置790では、シャーシ792における無線モジュール701が取り付けられる部分の形状は、必ずしも平坦ではなく、画像表示装置790の構造に応じて様々な形状となる場合がある。具体的には、図16に例示されるように、シャーシ792が、無線モジュール701付近において様々な形状の凹凸部793を備える場合がある。しかしながら、本実施の形態では、無線モジュール701の地板750は、パターンアンテナ40が設けられた基板110とシャーシ792との間に配置される。そのため、シャーシ792に最も近接する金属は、地板750となる。このことから、シャーシ792が凹凸部793を備えるような場合においても、無線モジュール701では、凹凸部793の形状による電磁波の放射特性への影響が抑制され、アンテナユニットにおいて常に安定した放射特性を得ることができる。
なお、図15に示される画像表示装置790では、背面においてシャーシ792が露出しているが、画像表示装置790はシャーシ792および無線モジュール701を覆う背面カバーを備えてもよい。その場合、当該背面カバーは、電磁波を透過する構成を有する。例えば、当該背面カバーは絶縁材料で形成される。
なお、本実施の形態では、無線モジュール701が固定される対象である画像表示装置790の一例としてテレビジョン受像機を示したが、画像表示装置790はテレビジョン受像機に限定されない。例えば、画像表示装置790は、パソコン用ディスプレイ装置等でもよい。
なお、本実施の形態では、無線モジュール701は、地板750が取付部759を備える点を除き、実施の形態2で説明した無線モジュール101と実質的に同じ構成であるものとした。しかし、実施の形態8に示す無線モジュール701は、実施の形態1、3〜7の各実施の形態に示したいずれかの無線モジュールに取付部759を備える構成であってもよい。
[8−2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、画像表示装置は、無線モジュールと、当該無線モジュールが取り付けられるシャーシと、を備え、当該無線モジュールの地板は、基板とシャーシとの間に配置される。
なお、画像表示装置790は画像表示装置の一例である。無線モジュール701は無線モジュールの一例である。シャーシ792はシャーシの一例である。地板750は地板の一例である。基板110は基板の一例である。
例えば、実施の形態8に示した例では、画像表示装置790は、無線モジュール701と、無線モジュール701が取り付けられるシャーシ792と、を備え、地板750は、基板110とシャーシ792との間に配置される。
以上のように構成された画像表示装置790は、無線モジュール701において、発熱部品30で発生した熱を地板750によって放散できる。地板750の寸法および形状は、無線モジュール701において使用される電磁波の周波数・波長による制限を受けない。そのため、無線モジュール701で必要とされる放熱特性に応じた寸法および形状で地板750を設計することが可能である。これにより、無線モジュール701において、十分な放熱特性を実現することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜8および実施の形態1の各変形例を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1〜8または実施の形態1の各変形例で説明した構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記の各実施の形態および各変形例では、無線モジュールにおいて、パターンアンテナが基板の第一主面側に形成される構成例を説明した。しかし、本開示は、この構成例に限定されない。例えば、無線モジュールにおいて、パターンアンテナは、基板の第二主面側に形成されてもよい。
上記の各実施の形態および各変形例では、無線モジュールにおいて、パターンアンテナがレジストで覆われず露出した構成例を説明した。しかし、本開示は、この構成例に限定されない。例えば、無線モジュールにおいて、パターンアンテナはレジストによって覆われていてもよい。この構成では、パターンアンテナをレジストで保護することができる。
実施の形態2〜8では、無線モジュールにおいて、導電性ビスを用いて地板を基板に固定することにより、基板の第一主面側のグランドパターンと地板との導通をより安定化させる構成例を説明した。しかし、本開示は、この構成例に限定されない。例えば、無線モジュールにおいて、導電性でないビスが用いられてもよい。本開示に示す無線モジュールでは、導電性でないビスが用いられたとしても、基板の第一主面側のグランドパターンと地板とを、貫通孔やビア電極等と第二主面側のグランドパターンとを介して導通させることができる。
上記の各実施の形態および各変形例では、無線モジュールにおいて、発熱部品と地板との間に熱伝導部材を備える構成例を説明した。しかし、本開示は、この構成例に限定されない。無線モジュールにおいて、熱伝導部材は必須ではない。例えば、地板と、基板またはシールドケースと、が直接接していてもよい。
上記の各実施の形態および各変形例では、無線モジュールにおいて、地板とパターンアンテナとの間に形成された間隙に、基板以外の部材は挿入されていない構成例を説明した。つまり、上記の各実施の形態および各変形例では、地板とパターンアンテナとの間に空隙が形成される構成例が示されている。しかしながら、本開示に係る無線モジュールは、この構成例に限定されない。例えば、無線モジュールにおいて、当該空隙に誘電体が挿入されてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、各実施の形態および各変形例を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。また、上記実施の形態1〜8及び実施の形態1の各変形例で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
本開示は、無線通信機器、および無線通信機能を有する電気機器、に適用可能である。具体的には、無線LAN端末、無線LANルータ、テレビジョン受像機、パソコン用ディスプレイ装置等に、本開示は適用可能である。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,101,201,301,401,501,601,701 無線モジュール
10,110,210,310,510,610 基板
11,111,211,311,511,611 第一主面
12,112,212,312,612 第二主面
16 レジスト
20,120,220,320,520,620 グランドパターン
30 発熱部品
32 シールドケース
40,40a,40b,540 パターンアンテナ
42,42a,42b,542 接地部
44,44a,44b,544 給電部
50,50a,50b,50c,50d,50e,50f,50g,150,250,350,450,650,750 地板
51,51b,51c,51d,51e,51f,51g,151,251,351,451,651a,651b 対向部
52,52e,152,252,452,652a,652b 間隙形成部
52a 閉塞部
53,153,253,453,653 導通部
60,360 熱伝導部材
70,70a,70b,72 導電性ビス
76 ビス
80,180,580,680a,680b マッチング回路
113,213,214,313,613a,613b 貫通孔
121,122,221,222,223,321,322,521,621a,621b,622a,622b 露出部
154,254,256,454,654a,654b 突起部
156,257,258,656a,656b ねじ穴
255 規制部
354 円錐台部
457 放熱フィン
546 第一アンテナ部
548 第二アンテナ部
759 取付部
790 画像表示装置
792 シャーシ
793 凹凸部

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板に形成されるグランドパターンと、
    前記基板の第一主面上に実装され、前記グランドパターンに接続される発熱部品と、
    前記基板に形成され、前記グランドパターンに接続される接地部、および、前記発熱部品から給電される給電部を備えるパターンアンテナと、
    前記グランドパターンと導通し、前記基板の第一主面の反対側の第二主面上に前記パターンアンテナに対向して配置される導電性の地板と、を備える、
    無線モジュール。
  2. 前記地板は、前記接地部の近傍において、前記グランドパターンに接続される、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  3. 前記基板と前記地板とを締結する締結部材をさらに備える、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  4. 前記基板と前記地板とを締結する締結部材をさらに備え、
    前記締結部材は、導電性を有し、かつ、前記グランドパターンと接し、
    前記地板は、前記締結部材を介して前記グランドパターンと導通する、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  5. 前記基板と前記地板とを締結する締結部材をさらに備え、
    前記締結部材は、導電性を有し、かつ、前記グランドパターンと接し、
    前記地板は、前記締結部材を介して前記グランドパターンと導通し、
    前記締結部材は、ねじ部を有し、
    前記地板には、前記ねじ部が捻じ込まれるねじ穴が設けられ、
    前記地板は、前記ねじ部を介して前記グランドパターンと導通する、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  6. 前記グランドパターンは、外部に露出された露出部を有し、
    前記地板は、前記露出部を介して前記グランドパターンと導通する、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  7. 前記グランドパターンは、外部に露出された露出部を有し、
    前記地板は、前記露出部に対応する位置に、突起部を有し、
    前記地板は、前記突起部が前記露出部と接することにより、前記グランドパターンと導通する、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  8. 前記地板と前記発熱部品との間に配置され、前記発熱部品で発生する熱を前記地板に伝導する熱伝導部材をさらに備える、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  9. 前記地板と前記発熱部品との間に配置され、前記発熱部品で発生する熱を前記地板に伝導する熱伝導部材をさらに備え、
    前記熱伝導部材は、エラストマーを使用材料として含む、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  10. 前記パターンアンテナはマルチバンドに対応する形状を有する、
    請求項1に記載の無線モジュール。
  11. 請求項1に記載の無線モジュールと、
    前記無線モジュールが取り付けられるシャーシとを備え、
    前記地板は、前記基板と前記シャーシとの間に配置される、
    画像表示装置。
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