JP3330893B2 - 金属筐体に囲まれた電子部品の放熱構造 - Google Patents

金属筐体に囲まれた電子部品の放熱構造

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    • H05K7/2039Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属筐体に囲まれ
た電子備品の放熱構造に関するものであり、例えば、ア
ナログ回路部分とデジタル復調回路部分がアイソレーシ
ョン用金属板で分離されて配置され、全体が金属筐体で
囲まれた受信用フロントエンド内での電子部品の放熱構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器内部で使用する電子回路であっ
て、特に高周波回路が含まれる場合においては、電子回
路からの電磁波の輻射、および、回路に対する電磁波の
飛び込みが問題となるために、通常は回路全体を金属筐
体で囲み、1つの電子部品として扱うようにしている。
例えば、現在、地上波デジタル放送は各国において検討
され一部実施されているが、この地上波デジタル放送受
信装置に用いられる受信用フロントエンドにおいても、
金属筐体で囲むように構成される。通常、商品価値その
他の観点から、この受信用フロントエンドについては、
アナログ回路部分とデジタル復調回路部分とを共に1つ
の筐体内に収めることが重要なポイントとなっており、
一般には、金属筐体内においてアナログ回路部分とデジ
タル回路部分とをアイソレーションするための金属板
(シャーシなど)を立設させるようにしている。
【0003】以上の構成の筐体構造では、筐体内部の温
度上昇が問題となる。一般に、半導体が多く含まれる回
路の場合、筐体内は外部と比較して温度が上昇するが、
電子機器内部全体が外気温度に比べて温度上昇している
ために、筐体内部の温度上昇はさらに促進され、場合に
よっては半導体の信頼性を損なう場合がある。特に、ア
ナログ回路部分とデジタル復調回路部分とを1つの筐体
内に含む上記受信用フロントエンドでは、デジタル復調
回路がアナログ復調回路に比較して消費電力が相対的に
かなり大きく、筐体内部の温度分布の温度不平衡と温度
上昇を防止することは無視できない程度の課題となって
いる。
【0004】そこで、従来は、筐体のシャーシアングル
や金属筐体の蓋から舌片を出して、それを特に温度上昇
の著しい半導体モールドに直接当てるなどの処置を施し
ている。特開平3−255697号公報の構造体では、
シールドカバーから舌片を切り起こして、これを基板に
実装されている半導体のモールドに圧接させたり、シー
ルドカバーに放熱板を取り付け、この放熱板を上記半導
体のモールドに圧接させたりしている。また、特開平5
−243434号公報に示される構造体は、筐体に熱伝
導用平板を取り付け、これに熱伝導性ゴムシートと熱伝
導モジュールを用いて該ゴムシートを半導体のモールド
に圧接するようにしている。図12は、上部の蓋1、蓋
2と側部を被うシャーシアングル3とからなる金属筐体
の蓋1に舌片4を切り起こし、この舌片4を基板5上に
実装された半導体等の電子部品6のモールドに圧接させ
ている例を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図12に示
すような構造体では、金属筐体を構成する蓋1、2やシ
ャーシアングル3は全体を被う筐体であるために一定の
強度が必要であり、このため、これを切り起こして形成
した舌片4の強度もかなり大きくなり、これを半導体6
のモールドに圧接させた場合には、その部分での接触圧
が非常に大きくなる場合があり、それによって、電子部
品6の半田付け部の信頼性の低下を引き起こす場合があ
った。特に、アナログ回路部分とデジタル復調回路部分
を含む受信用フロントエンドでは、デジタル復調回路部
分の放熱発生によって半田付け部の熱ストレスが大き
く、この部分に舌片4による強大な接触圧が荷重される
と熱ストレスによって半田付け部の信頼性が大きく低下
するという問題があった。また、舌片4の強度(圧接
力)が大きくなるために、その反発力によってアイソレ
ーション用金属板と蓋との結合部の接触状態が悪くなっ
てしまうことになる。このようなことになると、アナロ
グ回路部分とデジタル復調回路部分とのアイソレーショ
ンが劣化し、結果として受信用フロントエンドの性能低
下を引き起こすという問題があった。また、特開平5−
243434号公報に示されるような構造体では、金属
筐体内に設けてある熱伝導用平板自体がばね性を持って
いるものではなく、また熱伝導性ゴムシートや熱伝導モ
ジュール等を含む複雑な構造体にしなければならないた
めに、全体が大型化すると共にコストアップの問題があ
った。
【0006】この発明の目的は、半導体等の電子部品の
放熱を維持しながら、接触圧による半田付け部の信頼性
低下を防ぎ、且つ構造が簡単で全体が大型化しない放熱
構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、金属
筐体の蓋の内側に、舌片を持つ、ばね性のある金属製内
蓋を設け、その舌片を筐体内部の電子部品に当てて放熱
させるとともに、前記金属製内蓋に前記金属筐体に接触
する切り起こし部を設けたことを特徴とする。
【0008】この発明に係る放熱構造は、蓋が二重構造
にあり、内側の蓋に電子部品に当接するための舌片を持
つようにしている。内側の蓋はばね性のある金属製で、
その金属製内蓋にさらに金属筐体に接触する切り起こし
部を設けている。
【0009】このような放熱構造によると、金属製内蓋
は金属筐体とは異なって強度の小さなものでよい。そこ
で、この内蓋として、薄く、ばね性のある金属を選ぶこ
とで大きな接触圧を持つことなく確実に放熱効果を得る
ことができる。また、この金属製内蓋のばね性を利用し
て、その切り起こし部によって金属筐体に接触させるこ
とにより金属製内蓋の電位を金属筐体の電位すなわちグ
ラウンド電位に確実に設定できる。
【0010】請求項2の発明は、金属製内蓋に前記金属
筐体内部に立設されているアイソレーション用金属板に
接触する切り起こし部を設けたことを特徴とする。
【0011】金属筐体内部に、アナログ回路部分とデジ
タル回路部分など、電気的なアイソレーションを必要と
する複数の回路部分が配置されている場合、これらをア
イソレーションするためのアイソレーション用金属板に
接触する切り起こし部を前記金属製内蓋に設けることに
より、このアイソレーション用金属板を金属筐体の設定
電位(グラウンド電位)に確実に設定することができ
る。
【0012】請求項3の発明は、金属筐体内には、地上
波デジタル放送受信フロントエンド部のアナログ回路部
分とデジタル復調回路部分が前記アイソレーション用金
属板で分離された位置にそれぞれ配置されたことを特徴
とする。
【0013】地上波デジタル放送受信フロントエンド部
では、アナログ回路部分とデジタル復調回路部分とを1
つの金属筐体内に配置するのが一般的であるが、このよ
うな場合に、金属製内蓋にアイソレーション用金属板に
接触する切り起こし部を設けることにより、アイソレー
ションを確実なものとできる。
【0014】請求項4の発明は、舌片に対向する筐体の
部分に該舌片を逃がすための穴を形成したことを特徴と
する。舌片が接触する電子部品の厚さによっては、舌片
の跳ね返りが金属筐体の蓋に当たる可能性がある。この
ような状態になると、金属製内蓋がばね性のあるもので
あるとしても電子部品に荷重される接触圧は予想外に大
きくなる場合がある。そこで、この発明では、金属筐体
の蓋に穴を開けて、跳ね返りを逃がすようにしている。
これにより、大きな圧接力が電子部品に加わるのを防ぐ
ことができ、設計が容易になる利点がある。
【0015】請求項5の発明は、舌片の根本部を先端部
よりも細くしたことを特徴とする。舌片の根本部を先端
部に比べて相対的に細くすることにより、先端部におい
ては十分な接触を確保し、根本部においては先端部によ
る過大な圧接力を生じないようにする。
【0016】請求項6の発明は、舌片の根本部に穴を開
けたことを特徴とする。この場合も、請求項5の発明と
同様に、電子部品との接触を確保しながら、圧接力が過
大になるのを防ぐことができる。
【0017】請求項7の発明は、舌片の先端部に切り込
みを入れたことを特徴とする。切り込みを入れることに
よって、電子部品と舌片との接触状態をより確実なもの
とすることができる。すなわち、切り込みを設けない場
合には、電子部品と舌片との接触状態が点接触になるこ
とが考えられるが、このように切り込みを入れることに
よって、接触ポイントや接触面積を大きくすることがで
きる。
【0018】請求項8の発明は、舌片の先端部を根本部
よりも細くしたことを特徴とする。電子部品に接触する
部分の面積を小さくすることによって、電子部品からの
輻射熱が舌片によって反射されるのを防ぎ、放熱特性が
悪くなるのを防ぐことができる。
【0019】請求項9の発明は、舌片を複数個設け、各
舌片を複数方向から伸ばしたことを特徴とする。これに
より、各舌片に伝わった熱が内蓋の複数方向に分散する
ことになるから、良好な放熱特性となる。
【0020】請求項10の発明は、舌片の各々を平行配
置するとともに、その先端部が交互に隣合うように配置
したことを特徴とする。このようにすると、電子備品の
面積が小さい場合でも、良好な放熱特性を得ることがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図10は、この発明の実施
形態である地上波デジタル放送受信フロントエンドの放
熱構造を示している。図1は、第1の実施例を示してい
る。
【0022】このフロントエンドの構造体は、蓋1、2
とシャーシアングル3とから構成される金属筐体内部
に、アナログ回路部分とデジタル復調回路部分とを配置
している。また、後述のように、これらの回路部分はシ
ャーシアングルの仕切部(アイソレーション用金属板)
によって電気的にアイソレーションされている。7はア
ンテナ端子である。
【0023】この実施例では、図1に示すように、金属
筐体の蓋を構成する蓋1の内部に内蓋8を設けている。
この内蓋8は、りん青銅などのばね性に優れた熱伝導性
の良い金属製材料で構成されている。半導体チップ等の
電子部品6に対向する内蓋8の部分には、該内蓋8を折
り曲げて得られる舌片4が形成されている。この舌片4
の形状は、断面が略V字状にあり、折り曲げた位置で電
子部品6に線接触することによってその位置から電子部
品6の熱吸収を行う。上記内蓋8は、金属筐体を構成す
る蓋1、2と異なり、ばね性に優れた材料であるため
に、電子部品6に舌片4が接触する時の接触圧は過大な
ものとならない。且つ、ばね性に優れているために確実
な接触を得ることができる。また、金属筐体の蓋1、2
とシャーシアングル3とは組み付けによって一体化して
いるが、舌片4の接触圧が過大とならないから、その反
発力によって、蓋1、2とシャーシアングル3との取り
付け部の接触状態に悪影響を及ぼすことがない。
【0024】図2は、アイソレーション用金属板(シャ
ーシアングル仕切り部)9の配置位置を示している。こ
のシャーシアングル仕切り部9の左側にアナログ回路部
が配置され、右側にデジタル復調回路部が配置されてい
る。
【0025】図3(A)、(B)は、それぞれ図2のA
およびBの一部断面図を示している。図3(A)に示す
ように、シャーシアングル仕切り部9の上端部に対向す
る内蓋8の一部には、この内蓋8を切り起こすことによ
って、蓋1との面接触部8aおよびシャーシアングル仕
切り部9との面接触部8bが形成されている。面接触部
8aが内蓋8の切り起こし部の弾性力によって蓋1に面
接触し、面接触部8bが、同様の弾性力によってシャー
シアングル仕切り部9に面接触する。これにより、シャ
ーシアングル仕切り部9の電位を確実に蓋1の電位にす
ることができる。通常は、蓋1がグラウンド電位に設定
されているために、シャーシアングル仕切り部9の電位
はグラウンド電位となる。
【0026】図3(B)は、蓋1とシャーシアングル3
との組み付け部(接触部)の一部断面図を示す。蓋1と
シャーシアングル3との接触部では、内蓋8の一部が図
3(B)に示すような構成になっている。すなわち、内
蓋8の一部を切り起こして、蓋1との面接触部8cおよ
びシャーシアングル3との面接触部8dが形成されてい
る。このように構成することにより、内蓋8と蓋1およ
び内蓋8とシャーシアングル3との接触が確実なものと
なり、内蓋8の電位を確実に蓋1の電位に設定すること
ができる。蓋1の電位がグラウンド電位である場合、内
蓋8の電位がグラウンド電位となり、図3(A)に示す
ようなシャーシアングル仕切り部との電気的な接触の確
実化を図ることができる。
【0027】なお、地上波デジタル放送受信フロントエ
ンド部の回路構成を図4に示す。アナログ回路20は、
チューナと呼ばれる部分に相当し、受信周波数の選択、
周波数変換、増幅を行って、IF信号を出力する。デジ
タル復調回路21では、IF信号にベースバンド復調や
ダウンコンバータといった処理を復調回路21aで行っ
た後、A/D変換部21bでA/D変換し、VSB復調
回路21cでデジタル復調処理を行う。復調回路21c
はVSB復調処理を行っていることで、MPEGのトラ
ンスポートストリームを出力するようになっている。
【0028】図5は、第2の実施例を示す。この例で
は、舌片4に対向する蓋1の部分に該舌片4を逃がすた
めの穴1aを形成している。この穴1aによって、舌片
4の跳ね上がりを外部に逃がす。もし、フロントエンド
全体が薄い場合は、第1の実施例では舌片4の跳ね返り
が蓋1に当たって、その結果舌片4と電子部品6との接
触圧が過大になったり、または蓋1とシャーシアングル
3との接触部の接触状態が悪くなる可能性があるが、穴
1aを開けることによってこのような問題を取り除くこ
とができる。
【0029】図6は、第3の実施例を示す。この実施例
では、舌片4の根本部を先端部よりも細くしている。こ
れによって、電子部品6と舌片4との接触状態を十分確
保しながら、接触圧を減少させることができる。
【0030】図7は、第4の実施例を示す。この実施例
では、舌片4の根本部に1つ以上の穴4aを設けてい
る。このように構成することで、図6に示す実施例と同
様に、舌片4と電子部品6との接触状態を十分に確保し
ながら、接触圧を減少させることができる。
【0031】図8は第5の実施例を示している。この実
施例では、舌片4の先端部に1つ以上の切り込み4bを
形成している。この切り込み4bがない場合、舌片4が
電子部品6と点接触になる場合が考えられるが、本実施
例のように1つ以上の切り込み4bを形成することによ
って、少なくとも複数の箇所て接触状態を確保できるよ
うになる。
【0032】図9は、第6の実施例を示している。この
実施例では、舌片4の先端部を根本部より細くしてい
る。電子部品6からの発熱は、基板5や内蓋8を通じて
放熱される以外に、電子部品6からの直接の輻射によっ
て放熱されるものがある。この場合に、電子部品6の上
部が金属で被われていると輻射熱が跳ね返って、放熱に
悪影響を及ぼす。そこで、この実施例のように舌片4の
先端部を細くすることによって、舌片4による輻射熱の
跳ね返りを抑えることができる。
【0033】図10は、第7の実施例を示す。この実施
例では、金属製内蓋4を切り起こして、2つの舌片4
0、41を対向する方向から延設したものであり、これ
により、電子部品6での発熱を、両側に逃がすことがで
き、放熱が効率的なものとなる。
【0034】図11は、第8の実施を示している。この
実施例では、舌片40と41を各々平行配置すると共
に、その先端部が延伸方向に直角の方向に交互に重なる
ように配置している。放熱効果については、図10に示
す実施例と同様に効率的なものとなるが、さらにこの実
施例では、電子部品6の面積が小さい場合に有効であ
る。図10に示す実施例では、電子部品6の面積がある
程度大きくなければならないが、この図11に示す実施
例では、電子部品6の面積が小さくても、舌片40、4
1を先端部が延伸方向に直角な方向に交互に隣合うよう
に配置しているために効率的な放熱を行わせることがで
きる。なお、図10、図11に示す例では、舌片を2つ
だけとしたが、もちろんこれ以上であってもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、内蓋は筐体と
異なって強度の小さなものでよいために、この内蓋とし
て、ばね性のある薄い金属を選ぶことで大きな接触圧を
持つことなく確実に放熱効果を得ることができる。ま
た、その内蓋のばね性を利用して切り起こし部により金
属筐体に接触させることで、金属製内蓋の電位を金属筐
体の電位に確実に設定できる。これにより、金属筐体内
部にアイソレーション用の金属板などが設けられる場
合、この金属板との接触の確実化を実現できる。
【0036】請求項2の発明によれば、アイソレーショ
ン用金属板に接触する切り起こし部を上記金属製内蓋に
設けることにより、この金属板の電位を金属製内蓋の電
位に確実に設定でき、アイソレーションの確実化を実現
できる。
【0037】請求項3の発明によれば、アナログ回路部
分とデジタル復調回路とのアイソレーションを確実化で
きる。
【0038】請求項4の発明によれば、電子部品と金属
製内蓋の接触状態を確保しながら、その接触圧が過大に
なるのを防止できる。
【0039】請求項5の発明によれば、上記と同様に、
電子部品と金属製内蓋の接触状態を確保しながら、過大
な接触圧となるのを防ぐことができる。
【0040】請求項6の発明によれば、上記と同様に、
金属製内蓋と電子部品との接触状態を確保しながら、過
大な接触圧となるのを防ぐことができる。
【0041】請求項7の発明によれば、電子部品と舌片
との接触状態が一点のみとなって、放熱性が悪くなるの
を防ぐことができる。
【0042】請求項8の発明によれば、電子部品からの
輻射熱が反射されて放熱効果が悪くなるのを防ぐことが
できる。
【0043】請求項9の発明によれば、電子部品での発
熱を複数のルートで放熱することができるために、効率
的な放熱を行わせることができる。
【0044】請求項10の発明によれば、上記請求項9
と同様の効果を得ることができると共に、電子部品が小
さい場合にも効率的な放熱を得られるという利点があ
る。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す図
【図2】この発明の第1の実施例のシャーシアングル仕
切り部の位置を示す図
【図3】(A)(B)上記第1の実施例の一部断面図
【図4】フロントエンド部の回路構成を示す図
【図5】この発明の第2の実施例を示す図
【図6】この発明の第3の実施例を示す図
【図7】この発明の第4の実施例を示す図
【図8】この発明の第5の実施例を示す図
【図9】この発明の第6の実施例を示す図
【図10】この発明の第7の実施例を示す図
【図11】この発明の第8の実施例を示す図
【図12】従来の放熱構造を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/36 H05K 7/20

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属筐体の蓋の内側に、舌片を持つ、ば
    ね性のある金属製内蓋を設け、その舌片を筐体内部の電
    子部品に当てて放熱させるとともに、前記金属製内蓋に
    前記金属筐体に接触する切り起こし部を設けた、金属筐
    体に囲まれた電子部品の放熱構造。
  2. 【請求項2】 前記金属製内蓋に前記金属筐体内部に立
    設されているアイソレーション用金属板に接触する切り
    起こし部を設けた、請求項1記載の金属筐体に囲まれた
    電子部品の放熱構造。
  3. 【請求項3】 金属筐体内には、地上波デジタル放送受
    信フロントエンド部のアナログ回路部分とデジタル復調
    回路部分が前記アイソレーション用金属板で分離された
    位置にそれぞれ配置された、請求項2記載の金属筐体に
    囲まれた電子部品の放熱構造。
  4. 【請求項4】 前記舌片に対向する筐体の部分に該舌片
    を逃がすための穴を形成した請求項1〜3のいずれかに
    記載の金属筐体に囲まれた電子部品の放熱構造。
  5. 【請求項5】 前記舌片の根本部を先端部よりも細くし
    た、請求項1〜4のいずれかに記載の金属筐体に囲まれ
    た電子部品の放熱構造。
  6. 【請求項6】 前記舌片の根本部に穴を開けた、請求項
    1〜4のいずれかに記載の金属筐体に囲まれた電子部品
    の放熱構造。
  7. 【請求項7】 前記舌片の先端部に切れ込みを入れた、
    請求項1〜4のいずれかに記載の金属筐体に囲まれた電
    子部品の放熱構造。
  8. 【請求項8】 前記舌片の先端部を根本部よりも細くし
    た、請求項1〜4のいずれかに記載の金属筐体に囲まれ
    た電子部品の放熱構造。
  9. 【請求項9】 前記舌片を複数個設け、各舌片を複数方
    向から延ばした、請求項1〜8のいずれかに記載の金属
    筐体に囲まれた電子部品の放熱構造。
  10. 【請求項10】 前記舌片の各々を平行配置するととも
    に、その先端部が交互に隣合うように配置した、請求項
    9に記載の金属筐体に囲まれた電子部品の放熱構造。
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