JP6857527B2 - 角形二次電池の製造方法 - Google Patents
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Description
(実施例1の作製)
角形外装体として、縦:91mm×横:148mm×厚み:26.5mm、第二側面の面積:134.68cm2、第二側面のアスペクト比:0.61、電池ケースの体積:356.9cm3であるものを使用した。なお、電池ケースの体積とは、電池ケースの外面により形成される略立方体の体積である。そして、角形外装体内に偏平状の巻回電極体とその他の機構部品を所定位置に収納し、封口板と角形外装体との嵌合部をレーザ溶接により接合し、角形外装体の開口を封止板により封口した。なお、各構成は以下の通りとした。
[正極合剤層]
正極合剤層は、正極活物質としてのLiNi0.35Co0.35Mn0.30O2と、導電剤としてのカーボンブラックと、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)を、質量比で93.5:5:1.5の割合で含む。
[負極合剤層]
負極合剤層は、負極活物質としての黒鉛と、カルボキシメチルセルロース(CMC)と、結着剤としてのスチレンブタジエンゴム(SBR)を質量比で98:1:1の割合で含む。
[非水電解液]
エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とジエチルカーボネート(DEC)とを体積比(25℃、1気圧)で3:3:4となるように混合した混合溶媒を作製した。この混合溶媒に、LiPF6を1mol/Lとなるように添加した。さらに、非水電解液の総質量に対してその添加量が0.3%となるようにビニレンカーボネート(VC)を添加し非水電解液とした。この非水電解液を封口板に設けた電解液注液孔から電池ケース内に所定量注液した。なお、注液は窒素雰囲気下で行った。
60Aで4分間のCC充電にてガス抜き充電を行った後、真空チャンバー内で差圧−0.08MPaで60秒間の真空保持工程を4回繰り返し実施して、充電によって発生したガスを排出する工程までは、実施例1と同様な作製を行った。その後、不活性ガス雰囲気(窒素雰囲気)下、常温・常圧環境下で電解液注液孔を封止して、比較例1の電池を作製した。
60Aで4分間のCC充電にてガス抜き充電を行った後、真空チャンバー内で差圧−0.08MPaで60秒間の真空保持工程を4回繰り返し実施して、充電によって発生したガスを排出する工程までは、実施例1と同様な作製を行った。その後、1時間以上電解液注液孔を封止せずに静置した後、改めて真空チャンバー内で大気圧に差圧−0.08MPaで60秒間の真空保持工程を4回繰り返し実施し、電池内部のガス置換を十分に行った後、不活性ガス雰囲気(窒素雰囲気)下、常温・常圧環境下で電解液注液孔を封止して、比較例2の電池を作製した。
60Aで4分間のCC充電(電流を定電流に制御した充電)を行って、電池の充電反応によって発生する反応ガスを予め発生させ、真空チャンバー内で差圧−0.08MPaで60秒間の真空保持工程を4回繰り返し実施して、充電によって発生したガスを排出する工程までは、実施例1と同一の電池を作製した。その後、不活性ガス雰囲気(窒素雰囲気)下で、40℃に設定されたヒーター(ホットプレート)の上面に、電池の底面部を載置して、電池が十分に加熱されるように30分以上静置し、その後、電解液注液孔を封止して、実施例2の電池を作製した。
実施例2との比較で、ヒーター(ホットプレート)の温度を60℃に設定した点のみが異なるようにして、電池を作製した。
60Aで4分間のCC充電にてガス抜き充電を行った後、真空チャンバー内で差圧−0.08MPaで60秒間の真空保持工程を4回繰り返し実施して、充電によって発生したガスを排出する工程までは、実施例1と同様な作製を行った。その後、不活性ガス雰囲気(窒素雰囲気)下、常温・常圧環境下で電解液注液孔を封止して、比較例3の電池を作製した。なお、比較例1と比較例3は、同様の工程を経て作製しているが、検討ロットが異なるため、分けて記載している。
[電池の膨らみの評価]
各製法によって封止された電池を、初期充電工程として充電状態値SOC(state of charge)70%に相当する電池電圧3.820Vまで充電した後、環境温度75℃にて14時間(昇温、降温)熟成工程を実施し、SOC10%に相当する電池電圧に調整した。その後、SOC10%以下程度の放電状態において、常温(25±5℃)下で電池を開放状態で24時間以上放置した後に、電池の第二側面の中心部分における電池厚みを接触式のインジケータにて測定した。そして、測定した電池厚みを、電池の膨れ状態の判断尺度とし、同時に投入した比較例1に対して同等の電池膨れ状態を“△”、電池膨れが抑制されている状態であれば“○”、電池膨れがより抑制されている状態であれば“◎”と判断した。
電池膨れを測定した各電池において、次に説明する設計残空間に対して不活性ガスが占める割合(不活性ガス/設計残空間)%を評価した。
電池サイズから計算される電池ケース内部の空間体積および各部材が占める占有体積から次のように計算した。
電池ケース内部の空間体積は、電池サイズから各部品の厚みを考慮して計算した。
(横寸法(148mm−(第1側面の厚み×2))×縦寸法(91mm−底部の厚み−封口板の厚み)×厚み寸法(26.5mm−(第2側面の厚み×2))
電池内部の構成物が占める占有体積は、導通経路や保持等の役割を果たす機構部材の占有体積、正極、負極、セパレータ、電解液に関しては各材料の使用量(質量)および真密度から占有体積を計算し、計算された電池構成物の電池内占有体積を電池内空間体積から減算することで、設計残空間を算出した。
電池内のガス量の測定にガスクロマトグラフィーを用いた。電池を樹脂製の密閉バック(テドラーバッグ)内に入れ、真空ポンプを使用して10分以上真空引きした後、アルゴンガスで置換する作業を2回繰り返した後、再度真空引きし、アルゴンの標準ガスを100ml密閉バック内にパージし電池内ガス測定の下準備を行った。その後、密閉バック内で電池に穴を開けて電池内ガスを開放し、その状態で1時間以上放置した。密閉バック内のガスをシリンジで0.1ml採取し、ガスクロマトグラフィーでH2、O2、N2、CH4、CO、CO2、C2H4、C2H6の各ガス量を測定した後、予め作製していた検量線から0.1ml当たりの各ガスのvol%を割り出し、標準ガスとして使用したアルゴン100mlに対する比率から電池内の各ガス量を測定した。
電池を押圧した状態で電解液注液孔を封止した実施例1では、通常の方法で作製された比較例1よりも膨らみが小さく、充電反応で生じたガスの排気を重点的に行った比較例2よりも膨らみが格段に小さい良好な電池を作製できた。また、この良好な電池における不活性ガス/設計残空間(以下、不活性ガス割合という)%が85%であることが確認された。また、通常の方法で作製された比較例1の不活性ガス割合%が、88%であることが確認され、電池膨らみが大きかった比較例2の不活性ガス割合%は、100%であった。なお、不活性ガスは、電解液注液孔を封止した際に電池ケース内に存在していた窒素ガスである。
に示すように、係る押圧は、第2側面において電池ケース内に存在する電解液(余剰液)の液面よりも上方に位置する箇所を治具で押圧すると好ましい。換言すれば、図6に示すように、押圧箇所と、電解液面との間にクリアランスが生じるように第2側面を押圧すると好ましい。余剰液の液面は、電池毎に一意に決まる。液面よりも上方に位置する箇所を押圧することによって、電池を少ない力で効率的に凹ませることができる。
変質することを抑制できる。
Claims (8)
- 正極板及び負極板を含む電極体と、
非水電解液と、
開口を有し、前記電極体及び前記非水電解液を収納する角形外装体と、
電解液注液孔を有し、前記開口を封口する封口板と、を備え、
前記角形外装体は、底部、一対の第1側面、及び一対の第2側面を有し、
前記第2側面の面積は、前記第1側面の面積よりも大きく、
前記第2側面の面積は、125cm2以上であり、
前記第2側面の横寸法に対する縦寸法である前記第2側面の縦寸法アスペクト比が0.45〜1であり、
前記角形外装体と前記封口板により構成される電池ケースの体積が、250cm3以上である角形二次電池の製造方法であって、
前記角形外装体内に前記電極体を収納し、前記角形外装体の前記開口を前記封口板により封口する封口工程と、
前記封口工程の後、前記封口板の前記電解液注液孔から前記非水電解液を注液する注液工程と、
前記注液工程の後、充電を行う充電工程と、
前記電池ケース内のガスの一部を前記電解液注液孔から前記電池ケース外に排出するガス排出工程と、
前記電解液注液孔を封止する封止工程と、を含み、
前記ガスの一部は、前記電池ケース内のガスの15%以上であり、
前記充電工程が前記封止工程の前に行われて、前記充電工程の際に前記電解液注液孔の封止が行われていない、角形二次電池の製造方法。 - 前記ガス排出工程において、前記第2側面を治具で押圧することにより、前記電池ケース内のガスの一部を前記電解液注液孔から前記電池ケース外に排出する、請求項1に記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記治具は、前記第2側面を押圧すると共に加熱する、請求項2に記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記第2側面において前記電池ケース内に存在する余剰液の液面よりも上方に位置する箇所を前記治具で押圧する、請求項2又は3に記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記ガス排出工程において、前記電極体内に存在する前記非水電解液が、前記電極体外に出ないように、前記第2側面を押圧する、請求項2〜4のいずれか1つに記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記ガス排出工程において、前記角形外装体を加熱することにより、前記ガスの一部を前記電解液注液孔から前記電池ケース外に排出する、請求項1に記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記ガス排出工程において、前記角形外装体の底部を、前記角形外装体の前記第2側面の少なくとも一部が40℃以上となるように加熱する、請求項6に記載の角形二次電池の製造方法。
- 前記第2側面において、前記電池ケース内に存在する余剰液の液面よりも上方を加熱する、請求項3、5、6又は7のいずれか1つに記載の角形二次電池の製造方法。
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